有馬記念が終わって一息ついた中央競馬だが、恒例の東西金杯予想に余念のない馬券師K。正月早々ある人物に頼まれミッションを敢行することになったが、そのミッションとは?
ラリえもん「おー、来てくれたか!」
馬券師K「バカ野郎、俺にイー酸・半斗ばりのミッションさせやがって。おせち届けるために何で俺がこんなことしなくっちゃいけないんだよ。」
ラリえもん「お前ならやってくれると思ったんだよ。変人だからな(笑)」
馬券師K「しょうがねぇなー、まったく。で、どうなんだ塀の中は?」
ラリえもん「(おせちを食べながら)基本的にヒマだよね。読書とメルマガ作りが唯一の楽しみと言ったところかな。」
馬券師K「食事の方はどうなんだ?」
ラリえもん「(おせちを食べながら)思ったほど悪くないんだけど、あまりバリエーションがないからな。もう飽きてきたよ。でもダイエットにはもってこいだな(笑)」
馬券師K「お前って確か痴漢で捕まったんだっけ(笑)」
ラリえもん「(おせちを食べながら)勝手にハレンチ扱いすんな。証券取引法違反とかその他諸々だよ。まぁ全部冤罪だけどな。」
馬券師K「その調子じゃ全然反省してなさそうだな(笑)」
ラリえもん「(おせちを食べながら)反省なんてことより、出所後どう反撃してやるのか毎日考えているくらいだよ。だって俺悪いこと一切してねぇもん。」
馬券師K「悪いことやる時はコソコソやるもんだぞ、コリンパスみたいに(笑) 目立ちすぎなんだよお前は。」
ラリえもん「自分で言うのもなんだけど、俺は時代の寵児だったからなぁ。狙われたんだろうね。それはそうと、有馬記念は当たったのか?」
馬券師K「オルフェーヴルの1着固定の3連単で勝負したんだけど、2着のエイシンフラッシュを押さえてなかったからね。3着だったトゥザグローリーは押さえていただけに、ちょっと悔しい負け方だったよ。でもある程度馬券師としての腕は見せられたんじゃないかな。」
ラリえもん「秋のGⅠ成績はどうだったんだ?」
馬券師K「結局2勝10敗で終わったね。少し狙いすぎた部分もあるから、そう悲観はしていないよ。まぁ今年の俺はちょっと違うぞってところを見せたいね。」
ラリえもん「自信でもあんのかよ?」
馬券師K「俺って今年の運勢が抜群にいいんだよ。まず総合運なんだけど、これが「絶大なるパワーを発揮」と来てるからねぇ(笑)」
ラリえもん「それって下半身のパワーなんじゃねえか(笑) お前って溜まってそうだし(笑)」
馬券師K「ムショ暮らしのお前に言われたくないな(笑) 俺はこのパワーを馬券的中と解釈しているよ。その証拠に金運「財産が築ける」に、ギャンブル運「諦めなければ勝利する」と来ているからねぇ」
ラリえもん「それって出来すぎてるな(笑) そんで俺の運勢はどうなんだ?」
馬券師K「総合運は「行動あるのみ」ってなってんぞ。健康運は「睡眠不足に注意」だって(笑)」
ラリえもん「睡眠時間はありすぎるくらいなんだけど(苦笑) まぁいい、もう馬券の予想に入ろうぜ!」
馬券師K「そうだな(笑)」
ラリえもん「年頭は必ず東西で金杯だよな。どっちの方が当たりやすい?」
馬券師K「出走馬を見ると、京都の方が当てやすいように感じるな。10番サダムパテックの軸は堅いと思うからね。」
ラリえもん「クラシックは皐月賞2着が最高だったよな。路線をマイルに変更してきたけど、やっぱり血統的にこれくらいが合ってるのか?」
馬券師K「フジキセキだから少なくとも長距離よりは合ってるんじゃないかな。今回あっさり勝つようなら、マイル路線に転向するだろうから、試金石な一戦と考えていいかもしれない。」
ラリえもん「1着候補として信用していいのか?」
馬券師K「そこなんだよ。ハンデ57キロだし、前走内容あたりを見ると、瞬発力のある馬にやられるか、前に行ってる馬を捉えられずに終わるケースも考えられるワケ。だから馬連で買うのが正解だと思ってる。3着圏内ならおそらく確実だと思うけどね。」
ラリえもん「それなら3連単や3連複でもいいじゃん。」
馬券師K「でもそうすると相手を2頭当てないといけないから、1頭抜けるということも考えられるよね。だったら馬連で行った方がいいんじゃないかな。」
ラリえもん「サダムパテックの相手はどの馬なんだ?」
馬券師K「これがなかなか絞りきれず困ったんだが、とりあえず実力で負かせそうな馬、前残りが考えられる馬、展開が嵌って追い込みが決まる馬の3種類から選択したんだ。」
ラリえもん「この7番ダノンシャークはどうなんだ? ディープ産駒だし、奥が深そうな感じがするぞ。」
馬券師K「そうなんだ。前走も内容的には完勝だったし、元々クラシック路線で期待されていた馬だから、ここでもそれほど差がないだろうし、ハンデも54キロ。これならサダムパテック相手でも互角の勝負が出来ると思うよ。」
ラリえもん「その他に力勝負で勝てそうな馬はいるのか?」
馬券師K「そうだな。力勝負となると、ダノンシャークくらいしかいないと思うね。4番マイネルラクリマも力あるんだか、力勝負となるとサダムパテックには勝てないと思ってる。ただこの馬はしぶといからね。混戦になると頭一つ抜け出す可能性も考えられるよね。マイルも合ってそうだから怖い一頭だよ。ハンデ55キロも悪くないしね。」
ラリえもん「展開的に狙える馬ってのはどれなんだ?」
馬券師K「まず前々でレースを進められる15番シルポート。昨年の勝ち馬だから、ハンデ58キロも仕方ないところだけど、それを克服できるだけの力はある馬だよ。それから同様に8番ブリッツェンも侮れない。ここ2走結果を出せていないけど、マイルの重賞に勝った実績を持っているからね。これも侮れないと思う。」
ラリえもん「それじゃ相手はこの4頭で決まりか?」
馬券師K「ホントはそうしたいんだけど、まだ伏兵が多くて心許ないから、残り3頭押さえようと思うんだ。」
ラリえもん「まぁハズレるよりはマシだからなぁ。仕方ないよな。」
馬券師K「残りの3頭は、2番ヤマカツハクリュウ、9番ショウリュウムーン、11番タマモナイスプレイ。ヤマカツハクリュウは展開が嵌ると突き抜けるだけの脚を持っているからね。それはショウリュウムーンも同様だ。タマモナイスプレイはおそらく人気が全然ないと思うけど、前でレース出来るし、一回叩かれているから、激走があっても驚けないと思って押さえることにした次第だよ。サダムパテックと同じフジキセキ産駒というのもポイントだったな。」
ラリえもん「普通に予想すればサダムパテックは来るよね。これなら当たる可能性は高いと思うぞ。」
馬券師K「そうだよな。ただ相手が難しいから7頭も押さえちゃったのは馬券師として心外な部分もあるんだけど、今年は違うぞ!って所を見せたいからね。勘弁してくれよ(笑)」
京都金杯予想
馬連 軸10 相手2、4、7、8、9、11、15 計7点
ラリえもん「5番アスカクリチャンや、1番オセアニアボスあたりも怖そうに見えるけど、それでいいのか?」
馬券師K「アスカクリチャンはハンデ55キロはいいけど、いきなり重賞で連対するのは難しいと思うんだよね。オセアニアボスはいい切れ味持っているけど、武豊じゃ持って来られない感じがするよ。まぁここらへんが来たら諦めるしかないな。」
ラリえもん「さすがに9頭も押さえたら馬券師とは言えないからな。じゃぁそれで決まりだな。」
馬券師K「そうだな。」
ラリえもん「中山金杯の予想はしたのか?」
馬券師K「こっちは難しそうだよ。5番アドマイヤコスモスと12番フェデラリストが人気になるだろうが、信用度的には京都金杯のサダムパテックほどないと思う。しかも伏兵馬も揃いに揃っているからね。荒れても全くおかしくないレースになるかもしれない。」
ラリえもん「そのレースを当ててこそ馬券師じゃないのか?」
馬券師K「そうなんだよね。そこで一番当たる確率が高そうな馬を考えて見たんだけど、それは13番エクスペディションの複勝だと思うんだ。」
ラリえもん「その根拠は何だ?」
馬券師K「前走人気を裏切ったけど、最後の直線はそれなりに伸びていたし、坂のある京都で連対しているように、中山に替わっても大丈夫そうな感じがするんだよね。配当も200円くらいは付きそうだから、狙うならココかなぁと思った次第だよ。」
ラリえもん「3連複でもいいんじゃない?」
馬券師K「いつもそれで失敗しているからね。確実に獲れそうと思われる馬券なら、たとえ200円でも狙うべきなんじゃないかって思うんだ。3連複にして負けるよりマシだからな。」
ラリえもん「お前は堅いなぁ。俺なら3連単でドカーンと行くんだけどね。」
馬券師K「まぁ俺は馬券師だから。ドカーンと行くより地道に着実に当てていけば、年間収支も必ずプラスで終わるからね。」
中山金杯予想
複勝13 1点
馬券師K「ところでいつ出所するんだっけ?」
ラリえもん「2年後くらいかな。また変装して潜り込んでくれよ。待ってるぜ。」
馬券師K「また俺にミッションさせる気かよ。まぁ悪くないけど(笑)」
ラリえもん「今度はワインを持ってきてくれよな。」
馬券師K「お前自分の立場を考えろよな。まぁ安物のワインなら持ってきてやるか。」
ラリえもん「それからウォシュレット付きのトイレも頼むわ。俺痔を持ってるからホント困るんだよね。」
馬券師K「そんなの持って来られるかよ(笑)」
金杯以降は日曜と月曜の変則開催になりますが、シンザン記念を予想するつもりです。余裕があればフェアリーSも予想したいですね。
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