海外

凱旋門賞展望

日本ではスプリンターズSから秋競馬本番を迎えるが、欧州では一足お先に総決算の凱旋門賞が今週の日曜に開催。日本からヴィクトワールピサナカヤマフェスタが参戦の予定です。

前哨戦はそれぞれ別のレースで4着、2着と、それなりの結果を残していると言っていいかもしれないが、いかんせんあのディープインパクトも勝てなかったレースなので今回も苦戦必至のように見えるが、とりあえず予想を立ててみた。

まず前走でヴィクトワールピサに8馬身差を付けたベーカバド(父ケープクロス)にプラントゥール(父デインヒルダンサー)だが、いろいろと参考レースを見ると、ほぼ互角のように見える。配当的にプラントゥールの方がおいしいので、軸にするならこちらかなという感じですね。

それから同じ3歳勢では、ワークフォース(父キングズベスト)にケープブランコ(父ガリレオ)もチャンスありかもしれない。ワークフォースは英国ダービーの勝ちっぷりが目を引いたし、ワークフォースも前走で古馬相手に5馬身差付ける快勝振り。潜在能力は引けを取らないと思うが、ロンシャンの馬場は初めてだし、それなりに人気にはなるだろうから、消すならここかなぁと言ったところでしょうか。

古馬勢ではフェームアンドグローリー(父モンジュー)が一歩抜けている感じか。昨年の同レースで6着だったが、今季は重賞4連勝中で安定感のあるレースを続けていることから考えて、押さえには持ってこないといけない馬だと思います。

穴っぽいところでは、前走で初の敗戦を喫したサラフィナ(父リフーズトゥベンド)がおもしろい。牝馬だが、データを見ると牝馬も結構活躍している。フランス調教馬でロンシャン競馬場も経験積みなのも不気味。

という訳でこんな感じの予想に仕上がっております。

凱旋門賞予想 馬単 1着軸プラントゥール 相手ベーカバド、フェームアンドグローリー、サラフィナ、ヴィクトワールピサ、ナカヤマフェスタ

とりあえず「日本馬ガンバレ」ということで押さえに入れておきたいと思う次第です(厳しいと思うが...)

最後に先週の予想結果ですが、神戸新聞杯は的中してます。1点勝負でも固い決着なら獲れますね。このペースで今週もバッチリ当てたいと思っております。

その今週の競馬はスプリンターズSもそうですが、札幌2歳Sも面白い。アヴェンチュラ対アドマイヤセプターの戦いが早くも北の大地で激突ですからねー。これらに連勝中のマイネルギブソンと素質馬オールアズワンが一角崩しを狙う構図となっております。来年のクラシックを占う意味でも見逃せないレースです。

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ドバイワールドカップ結果

日本馬の成績
ゴドルフィンマイル グロリアスノア出走 4着
ドバイゴールデンシャヒーン ローレルゲレイロ出走 4着
ドバイシーマクラシック ブエナビスタ出走 2着
ドバイワールドカップ レッドディザイア出走 11着

まずグロリアスノアがしぶとく追い込んで4着を確保する、まあまあの内容で日本馬の戦陣を切った。続くローレルゲレイロは逃げるが直線コースに入って早々と交わされる厳しい展開。しかし何とか最後まで踏ん張って4着確保と、これも納得の内容だったと思われる。

そしてブエナビスタの出番になったが、直線追い込んで後一歩というところまで迫るも2着まで。これは力が入ったし勝ちたかったが、その分はレッドディザイアがやってくれるさ...と思った日本のファンが多かっただろう。

最後に登場したレッドディザイアは前走と違って比較的前で競馬をして直線に入ったが、追い込めず失速。結局11着に惨敗し、ファンはガックリと言った感じになってしまいました。勝ったのは前走でディザイアの2着だったグロリアデカンペオン。2、3着も同じレースで5着、4着だった馬でして、馬券的には人気馬総崩れの大荒れになった感じですね。混戦模様のレースだったので、コース適性が出たのかもしれません。

という訳で今年のドバイはブエナビスタの2着が最高という結果に。レッドディザイアは期待が大きかっただけに残念でしたが、そんなに競馬を甘くない。また出直して来て欲しいと思います。

さて日本の競馬に話題を替えますが、昨日の予想もハズレました。毎日杯は比較的人気がなかった軸馬が2着と、いいとこ見ているとは思うのですが、馬券は当たってナンボですから、素直に負けを認めたいです。

ところで武豊の落馬負傷は残念ですね。なんだかんだ言っても彼がいないとクラシックは盛り上がりが下がってしまう。特に今年は有力馬に騎乗する機会が多いと思われ、落ち目の彼がどこまで巻き返せるのか注目していたのに、そのチャンスはしばらく待たなくてはいけなくなってしまいました。ザタイキのご冥福も祈りたい。

最後に今日はGⅠ高松宮記念がありますが、もう一つの重賞であるマーチSの予想をしたいと思います。

マーチS予想 3連単 1着軸 16番モンテクリスエス 相手1、5、7、14 計12点

ハンデ戦の荒れまくっている重賞なので、それなりに配当が付く馬券を買ってみようと思った次第です。頭は来てもいいんだろうが、相手が人気薄ばかりなので、当たる確率は1%以下だと思う。まあ夢馬券と言ったところでしょうか。

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ドバイワールドカップデー

日本時間27日(土)夜から深夜に開催されるドバイワールドカップ。今年で15年目を迎える同レースだが、今年からメイダン競馬場へ開催変更。メインのドバイワールドカップは従来のダートコースではなく、タペタと呼ばれるオールウェザートラックでの施行となる。

当日のメインはドバイワールドカップだが、それ以外にも好レースが目白押し。国際G1競争が4つも行われ、日本からはレッドディザイアがドバイワールドカップに、2冠馬ブエナビスタがドバイシーマクラシックに、GⅠ2勝のローレルゲレイロがドバイゴールデンシャヒーンに出走する。またG2のゴドルフィンマイルには今年の根岸Sを制したグロリアスノアが出走する。

ドバイワールドカップ展望
前哨戦のマクトゥームチャレンジラウンドⅢを豪快に差し切り勝利したレッドディザイアがこちらへ矛先を向けてきた。契約の問題からクリストフ・スミヨンへの乗り替わりとなるが、前走のパフォーマンスで注目度が上がり、かつてないほどの手応えを感じている日本のファンも少なくないのではないか。

この同レースには日本馬が毎年のようにチャレンジするけれど、ほとんどが惨敗に終わるケースがほとんど。当時ダートで無敵だったヴァーミリアンでさえ、勝ち馬が見えなくなるくらい離されて負けている。一度トゥザビクトリーが2着に入ったことがあるが、それでも人気薄の気楽さもあり、すんなり逃げられたことが大きかった。

しかし今回は現地でも注目を浴びているレッドディザイアだ。現時点での人気は9倍の5番人気になっている(ブックメイカー・ウィリアムヒル社のオッズ。以下同様)。

相手はまずアメリカから3頭参戦するうちの1頭であるジオポンティ。2走前のブリーダーズCでは15戦15勝の最強牝馬ゼニヤッタの2着していて、オールウェザートラックでの適性も示していることもあり、有力な一頭に挙げられると思われる(6倍)。それ以外の2頭はリチャーズキッド(13倍)にファーゼストランド(26倍)。アメリカ馬は底力のある馬が多いので人気がそれほどなくても注意が必要。特にリチャーズキッドは今年その潜在能力を見込んでドバイグループに購買されただけに不気味な存在である。

それ以外にも有力馬は多く、ブリーダーズC3着のトゥワイスオーバー(6倍)、オールウェザートラック4戦4勝と好相性のヒターノエルナンド(7倍)のイギリス勢に加え、フランスからは香港Cの勝ち馬ヴィジョンデタ(6.5倍)が初のオールウェザートラックに挑む。

もちろん前走のマクトゥームチャレンジラウンドⅢの2~4着馬であるグロリアデカンペオン(17倍)、ミスターブロック(26倍)、アリーバー(17倍)もチャンスはあるだろう。

今年はドバイミレニアムやカーリンのような単勝1倍台の絶対的本命馬が不在なので、どの馬にも勝つチャンスがあると思う。なのでレッドディザイアの勝利も十二分にあり得ると私は思っているし、是非勝利してもらいたいと心から思っている次第だ。

最後にその他のレースに出走予定の日本馬のオッズは以下の通りになっている。

ドバイシーマクラシック出走 ブエナビスタ 4番人気 10倍(1人気は6.5倍)
ドバイゴールデンシャヒーン出走 ローレルゲレイロ 10番人気 21倍
ゴドルフィンマイル出走 グロリアスノア 11番人気 26倍

メンバー構成を見る限り、どの馬も勝ち負け出来るレースになっていいのではないか...と思っているので、是非とも頑張って勝って欲しいと思います。4連勝へGO!

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マクトゥームチャレンジラウンドⅢ結果

ドバイのメイダン競馬場で、日本馬2頭が参戦し行われた前哨戦のマクトゥームチャレンジラウンドⅢは、日本でおなじみペリエが乗った日本馬レッドディザイアが最高方待機策から直線豪快に差し切り勝利。2着には逃げたマクトゥームチャレンジラウンドⅠの勝ち馬グロリアデカンペオンが残った。もう一頭の日本馬ウォッカは好位追走も直線失速し8着に終わる。

タペタと呼ばれるメイダンのオールウェザートラックが合っているのか、レッドディザイアの直線一気には驚いたし、度肝を抜かれた感じ。他の陣営も同じような感じだろう。日本ではブエナビスタの2番手という評価で、今回もウォッカの方が注目されていただけに、陣営もしてやったりと言った感じか?

こんなパフォーマンスが出来るなら、もう世界最高峰のレースの一つであるドバイワールドカップに行くしかないでしょう。陣営はドバイシーマクラシックというレースを使うつもりでいたらしいが、勝利後のコメントでは「これから考える」と言っていた感じからして、相当このパフォーマンスに魅せられたのは間違いないと思う。

今度はアメリカの強豪が参戦してくることが予想され、もう一段レベルが高くなると思うが、今日のようなレースが出来るなら絶対勝負になるだろう。とにかく久しぶりに気持ちのいいレースを見させてもらった感じですね。素晴らしかった!

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マクトゥームチャレンジラウンドⅢ展望

今日はドバイ遠征をしているウォッカとレッドディザイアの2頭が、日本時間木曜の深夜に出走するドバイワールドカップ前哨戦となるマクトゥームチャレンジラウンドⅢの展望をしてみようと思う。

今年からメイダン競馬場で行われるドバイワールドカップ。馬場も以前のダートコースから世界的に流行の兆しがあるオールウェザートラックに変更されている。

そのメイダン競馬場であるが、今年の1月にオープンした新しい競馬場で、世界一大きなオーロラビジョンを備えたすばらしい競馬場のようで、写真で観る限り東京競馬場の巨大スクリーンよりも優れている感じです。

さて日本馬2頭がどこまでやるのか未知数なのは仕方ないとしても、一応国際レイティングはウォッカが120、レッドディザイアが115と、高い数値をもらっているので、ある程度期待はしていいと思います。特にウォッカはこのドバイ遠征で引退するので、最後の花道を飾って欲しいと思っているファンは多いことでしょう。

相手になりそうな馬を挙げると、まず昨年の凱旋門賞で3着したイギリスのキャバルリーマン。初のオールウェザートラックがカギになるが、レイティングは125と出走馬中トップ。

次は昨年のドバイワールドカップでウェルアームドから14馬身離されながら2着を確保したグロリアデカンペオン。前走のマクトゥームチャレンジラウンドⅠに勝利し、オールウェザートラックの適性を見せている。レイティングはこの時の120が最高値。

さらにハンデ差6キロあったとはいえ前々走で香港のGⅠを勝っているプレスヴィスに圧勝し、前走のマクトゥームチャレンジラウンドⅡにも勝利してオールウェザートラックへの適性を十分に示したアリーバーが相手か? ちなみにレイティングは前走の117が最高値。

それ以外にもオールウェザートラックで勝利している馬が何頭かいて、日本馬にとっては気の抜けないレースになると思うが、ここで見せ場以上のレースをすれば、次の本番も楽しみになる。当然だが是非とも頑張って欲しいところだ。

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