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アルゼンチン共和国杯予想

文化の日に大井で行われた地方競馬の祭典JBCの詳細だが、まず今年新設のレディスクラシックは岩田騎乗のミラクルレジェンドが直線でラヴェリータを交わして勝利。次のスプリントは川田のスーニが直線強襲して2年ぶりに制覇した。人気のサマーウインドは直線失速して着外に終わる。
それから大注目のクラシックは、武豊のスマートファルコンと藤田のトランセンドのダート王決定戦で大いに盛り上がるレースとなった訳だが、逃げたファルコンがトランセンドの追撃を直線粘り通して勝利している。3着にはシビルウォーが入り、3連単は250円と低配当になった。
どのレースも見応えあったが、やはりクラシックの醍醐味は別格だろう。予想通りにファルコンが逃げて、トランセンドが追い掛ける展開。他は何とかシビルウォーが付いてきている状態だった。それくらいこの2頭の力が抜けていたのだが、直線に入るとマッチレースが展開され、直線で一度突き放したファルコン。しかし武豊はトランセンドが粘り腰で猛追してきているのを確認すると、必死でムチを振るっていた。これぞ競馬の醍醐味と言った感じで、ファンも大満足だったのではないかと思う。

さて先週の結果からおさらいすると、天皇賞(秋)は伏兵馬のトーセンジョーダンが直線抜け出して勝利した。2連覇を目指した古馬現役最強馬のブエナビスタは直線伸びきれず4着に終わった。2着には上がり馬の4歳馬ダークシャドウ、3着には昨年同様直線だけの競馬でペルーサが入った。
私の予想の方はハズレだったが、人気のなかったトゥザグローリーを推したことに後悔は全くない。直線見せ場タップリだったので、私も一瞬「やったか」と思ったくらいだ。ハズレはしたが、同じく推したダークシャドウが2着に入るなど、予想としてはまあまあだった感じがする。唯一の後悔はトーセンジョーダンを馬券に入れなかったことだろう。競馬をよく知ってくる人なら、彼が元々セレクトセールで1億7000万円で購入された馬で、ここでも勝てるだけの馬ということを見抜いていたと思う。それにしても前半1000mのラップが56秒台の超ハイペースで、勝ちタイムが1分56秒1とは恐れ入った。
それからブエナは終わったかとの報道もあったが、私はまだ巻き返しはあると思っている。直線狭い所に入ったのが痛かっただけで、距離も次の2400mの方が乗りやすいのではないか。

さて前置きが長くなって恐縮だが、今週はGⅠがお休みで、次の大レースであるジャパンカップに向けた前哨戦のアルゼンチン共和国杯が東京競馬場で開催される。京都でもジャパンカップダートの前哨戦みやこSがあるが、歴史のあるアルゼンチン共和国杯の方を予想したいと思う。
ハンデ戦の重賞らしく、抜けている馬は見当たらない。本来ならば菊花賞馬で、古馬になってもジャパンカップでウォッカと接戦を演じたことのあるオウケンブルースリが主役とならなければならないはずだろうが、最近は復活の手応えを掴み始めたとはいえ、安定感を感じるレース振りとは言い難く、58.5kgのトップハンデも不安材料だ。
一応12番オウケンブルースリを主軸と取ると、それに続くのが天皇賞(春)が見せ場タップリの3着だった4番ナムラクレセント(58.0kg)、昨年の菊花賞3着馬で成長を続ける18番ビートブラック(57.0kg)、素質は引けを取らない6番カリバーン(56.0kg)と言ったところか。
それ以外にも重賞2勝の8番キングトップガン(56.0kg)、良血馬で実績もある3番フォゲッタブル(57.0kg)、長距離実績がある13番コスモへレノス(57.0kg)、ハンデ差を活かして食い込み可能な11番トレイルブレイザー(55.0kg)あたりが上位を伺う勢力だろう。
そこで私の予想だが、4歳馬ビートブラックを指名したい。まだ重賞未勝利だが、前走でオウケンを含むGⅠ馬2頭に競り勝った能力は高く評価出来る。東京コースの相性も良く、ハンデも57.0kgと手頃なのもいい。おそらく1人気になるのではないか。
相手は絞って4頭。ハンデは58.0kgを超えると馬の成績もガクッと落ちるので、オウケンとナムラを消すことにする。オウケンの復活は遠く、ナムラは休み明けなので、消すのに躊躇はなかった。狙いは活きのいい4歳勢が中心で、昨年3着のコスモへレノス、距離延長がカギになるが東京コース走るカリバーン、ハンデ差が活きてくるトレイルブレイザーに、果敢に挑戦してきた牝馬の10番ポルカマズルカ(53.0kg)を最後に押さえる。

アルゼンチン共和国杯予想 馬連6-18、10-18、11-18、13-18 計4点
ビートブラックは信頼出来るから単勝でもいいと思うが、馬連でより高配当を狙いたい。

今週末はアメリカ競馬の祭典ブリーダーズCが開催。日本馬の出走はないが、格の高いレースが多いのでとても楽しみだ。

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