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ドバイワールドカップデー

日本時間27日(土)夜から深夜に開催されるドバイワールドカップ。今年で15年目を迎える同レースだが、今年からメイダン競馬場へ開催変更。メインのドバイワールドカップは従来のダートコースではなく、タペタと呼ばれるオールウェザートラックでの施行となる。

当日のメインはドバイワールドカップだが、それ以外にも好レースが目白押し。国際G1競争が4つも行われ、日本からはレッドディザイアがドバイワールドカップに、2冠馬ブエナビスタがドバイシーマクラシックに、GⅠ2勝のローレルゲレイロがドバイゴールデンシャヒーンに出走する。またG2のゴドルフィンマイルには今年の根岸Sを制したグロリアスノアが出走する。

ドバイワールドカップ展望
前哨戦のマクトゥームチャレンジラウンドⅢを豪快に差し切り勝利したレッドディザイアがこちらへ矛先を向けてきた。契約の問題からクリストフ・スミヨンへの乗り替わりとなるが、前走のパフォーマンスで注目度が上がり、かつてないほどの手応えを感じている日本のファンも少なくないのではないか。

この同レースには日本馬が毎年のようにチャレンジするけれど、ほとんどが惨敗に終わるケースがほとんど。当時ダートで無敵だったヴァーミリアンでさえ、勝ち馬が見えなくなるくらい離されて負けている。一度トゥザビクトリーが2着に入ったことがあるが、それでも人気薄の気楽さもあり、すんなり逃げられたことが大きかった。

しかし今回は現地でも注目を浴びているレッドディザイアだ。現時点での人気は9倍の5番人気になっている(ブックメイカー・ウィリアムヒル社のオッズ。以下同様)。

相手はまずアメリカから3頭参戦するうちの1頭であるジオポンティ。2走前のブリーダーズCでは15戦15勝の最強牝馬ゼニヤッタの2着していて、オールウェザートラックでの適性も示していることもあり、有力な一頭に挙げられると思われる(6倍)。それ以外の2頭はリチャーズキッド(13倍)にファーゼストランド(26倍)。アメリカ馬は底力のある馬が多いので人気がそれほどなくても注意が必要。特にリチャーズキッドは今年その潜在能力を見込んでドバイグループに購買されただけに不気味な存在である。

それ以外にも有力馬は多く、ブリーダーズC3着のトゥワイスオーバー(6倍)、オールウェザートラック4戦4勝と好相性のヒターノエルナンド(7倍)のイギリス勢に加え、フランスからは香港Cの勝ち馬ヴィジョンデタ(6.5倍)が初のオールウェザートラックに挑む。

もちろん前走のマクトゥームチャレンジラウンドⅢの2~4着馬であるグロリアデカンペオン(17倍)、ミスターブロック(26倍)、アリーバー(17倍)もチャンスはあるだろう。

今年はドバイミレニアムやカーリンのような単勝1倍台の絶対的本命馬が不在なので、どの馬にも勝つチャンスがあると思う。なのでレッドディザイアの勝利も十二分にあり得ると私は思っているし、是非勝利してもらいたいと心から思っている次第だ。

最後にその他のレースに出走予定の日本馬のオッズは以下の通りになっている。

ドバイシーマクラシック出走 ブエナビスタ 4番人気 10倍(1人気は6.5倍)
ドバイゴールデンシャヒーン出走 ローレルゲレイロ 10番人気 21倍
ゴドルフィンマイル出走 グロリアスノア 11番人気 26倍

メンバー構成を見る限り、どの馬も勝ち負け出来るレースになっていいのではないか...と思っているので、是非とも頑張って勝って欲しいと思います。4連勝へGO!

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