シンキ「こんにちは。先日のネッツ戦に楽勝し、5連勝を達成したロケッツですが、今日の相手は今季2度目の対戦になるペイサーズです。ホーム4連戦の最終戦ですね。」
キャット「最近は楽勝続きだが、今日はここ6勝1敗と好調のペイサーズが相手だからね。第4Qは流す展開にならないと思ってる。まあ逆の見方をすれば、勝負所でハーデンとポールが同時にプレイしているところを観られる訳だから、今後のためにはいい参考になるんじゃないかな。」
シンキ「とは言っても、また第3Qまでに勝負が付いてるかもしれませんよ。では早速ゲームの方をお願いします。」
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ポール、アリーザ、アンダーソン、カペラ。ネネは欠場の情報もあったが、復帰するみたいだ。ペイサーズはオラディポ、コリソン、ヤング、ボグダノビッチ、ターナー。先週右ヒザを故障したオラディポだが、今日のゲームも出るようだ。ロビンソン3世は長期離脱中。」
キャット「第1Q序盤は若干ペイサーズが優勢でスタート。ロケッツはカペラがターナーのディフェンスに苦戦し、ターンオーバーから速攻も食らうなどリズムに乗れてなかった(4-8) しかしハーデンがドライブからタフショットを決めると、ポールのパスからアンダーソンのスリーが決まる(9-11) 次のポゼッションでも相手のミスから速攻を決めると、再びポールからのパスをアンダーソンがスリーに成功。ロケッツは8-0のランで逆転し、マクミランヘッドコーチは溜らずタイムアウトを要求したね(14-13) 中盤に入って、ロケッツはペイサーズのディフェンスに苦しみながらも、カペラがペイント内で奮闘していて、それなりに加点をしていたが、ペイサーズはタフ男のオラディポの調子が上がってきて点差は開かず、ゲームは終盤戦に(22-22) 終盤もロケッツはペイサーズのディフェンスに思うような加点が出来ない。ロケッツはこのQだけでターナーの4本を含む、合計7本のブロックを食らってしまい、調子が上がらないまま、第1Qは終了ということになった(22-27)」
シンキ「ペイサーズはさすがに最近好調なだけありますね。ロケッツはここからの逆転に期待しましょう。では続きもどうぞ。」
キャット「第2Q序盤のハーデンのいない時間帯は、ポールがまずアリーザへ的確なパスを出してスタートした(25-27) その後もポールはドライブで加点するなどロケッツをリードしていたよ。ペイサーズはオラディポ、ターナーがベンチで、決め手に苦しんでいるように見える。その隙にロケッツはアンダーソンがオフェンシブリバウンドを踏ん張ってフリースローで加点すると、スリー不調の続くゴードンがドライブで加点し逆転に成功(32-31) 中盤前にもアンダーソンはオフェンシブリバウンドをうまくはたいてロケッツボールにするなど頑張っていたよ。ペイサーズもサボニスのフックなど何とか対抗していて、ロケッツのリードは拡がらず、ゲームは中盤へ(38-37) ハーデンがコートへ戻ると、カペラとのコンビプレイで連続加点に成功し、まずロケッツが一歩抜け出したんだが(46-39)、そのカペラがもったいないゴールテンディングでペイサーズが加点すると、オラディポとターナーが存在感を見せる加点が続き、ロケッツはリズムに乗り切れないままゲームは終盤に入った(48-47) 終盤はポールのスリーが決まると、ハーデンも得意のファールをもらうプレイが決まって、結局ロケッツが5点のリードで前半は終了となったよ(54-49)」
シンキ「逆転はしましたが、一気に点差を付けるまでには至らなかったようですね。後半戦への見通しはどうですか?」
キャット「今日はシュートが入っていないんだけど、リバウンドを取ってるし、ディフェンスもそれなりに頑張ってるから、リードを保っている感じだな。後半はターンオーバーから速攻を決められないようにしたいね。それからやはり一気のランを出したいところだ。内容的にはロケッツが優勢だから、このままのペースなら大丈夫だと思ってる。久しぶりに締まったゲームになってるよ(笑)」
シンキ「6連勝へ向けてとりあえず視界良好のようですね。では後半もお願いします。」
キャット「第3Q序盤はいきなりオラディポのスリーとターナーのフックでゲームはタイになってしまうが(54-54)、カペラもお返しのフックを決めて応戦すると、好調持続のアンダーソンがスリーを決めて、ロケッツは再びリードを握る(59-56) ペイサーズはディフェンスのミスマッチからオフェンスを展開し、ハーデンが狙われるが、ヤングに一発決められてから踏ん張っていて、ターナーのジャンパーを止めていたよ。その間にロケッツはアリーザが2本のスリーを決めると、ハーデンからきれいなアーリウープパスがカペラへ通り加点。ようやくロケッツはゲームの主導権を握ったんだ(67-58)」
シンキ「やっとロケッツは本領を発揮してきましたかね。続きもお願いします。」
キャット「タイムアウトで修正したいペイサーズだったが、いきなりターンオーバーをしてしまうなどリズムに乗れず、ターナーのカウントプレイが決まった程度で得点が止まり、ロケッツはさらに突き放すチャンスだったが、エースハーデンのスリーが決まらないなど、こちらもリズムに乗り切れないままゲームは中盤に入った(69-61) 不調が続くゴードンも、フリースローを連続で落とすなど、どうもスランプに入っているように見えるね。だがこの膠着した状況を打破したのは、やはりこの男ハーデン。まずドライブから加点すると、ようやく7本目にしてスリーを決め、さらにドライブからフリースローをもらって加点し、遂にロケッツはリードを二桁へ乗せたんだ(77-66) もうこうなると今のロケッツは止められない。終盤に入っても、タッカーが連続でスリーを決めると、ハーデンも連続でスリーを決める、やりたい放題の時間帯が続いたよ! 結局第3Qに突き放したロケッツが18点のリードを取って終了となった(89-71)」
シンキ「いやー、今日も第3Qで事実上ゲームの行方を決定づけちゃいましたか。今季のロケッツの強さには敬服しますよ。第4Qもしっかり締めてください。お願いします。」
キャット「第4Qは序盤こそターンオーバーが目立ち、ヤングに加点をされるなど、ロケッツはリズムに乗れなかったが(89-78)、タイムアウトで修正すると、ポールの活躍などで再びロケッツはペースが上がってくる(97-84) アリーザが珍しいバンクショットでのスリーを決めると、ここからロケッツは怒涛の連続加点が始まったんだ。ペイサーズは完全に防戦一方となって、2回のタイムアウトも意味がなかったね(118-92) 結局終盤はローテ外の選手が登場する流しの時間に。最終スコアーは118-97。チーム成績などは以下の通り。」
ロケッツ(17-4) 22 32 35 29 118
ペイサーズ(12-10) 27 22 22 26 97
ロケッツ FG42/86(48.8%) 3pFG18/40(45.0%) FT16/21 49R 26A 16TO
ペイサーズ FG42/88(47.7%) 3pFG7/28(25.0%) FT6/6 36R 18A 14TO
ハーデン 35分 29点、8R、10A、1S、1TO FG8/22 3pFG4/12 FT9/9
ポール 30分 13点、6R、7A、2TO FG5/8 3pFG2/3 FT1/2
アリーザ 26分 14点、2R、1A、3S、4TO FG5/7 3pFG4/5
アンダーソン 31分 19点、9R、2A、3TO FG6/11 3pFG5/9 FT2/2
カペラ 28分 22点、13R(4OR)、1A、2S FG10/15 FT2/2
ゴードン 26分 10点、1R、3A、1S、3TO FG4/10 3pFG1/4 FT1/4
バームーテ 26分 4点、4R、1A FG2/6 3pFG0/2
タッカー 21分 6点 FG2/3 3pFG2/3
ネネ 10分 1点、4R、1A、1S FG0/2 FT1/2
タリック、ブラウン、ウェバーも出場。
オラディポ 34分 19点、3R、5A、5S、2B FG8/20 3pFG1/8 FT2/2
ターナー 31分 15点、10R、1A、4B、4TO FG6/14 3pFG0/3 FT3/3
ヤング 31分 23点、4R、2A FG11/15 3pFG1/2
ボグダノビッチ 31分 15点、1R、1S FG6/12 3pFG3/8
コリソン 32分 5点、6R、5A、1S FG2/8 3pFG1/3
スティーブンソン 25分 11点、4R、4A FG5/8 3pFG1/2
サボニス 20分 4点、7R、1B FG2/4
ジョセフ 25分 0点、1A、2S FG0/3
リーフ(新人ドラ18位) 3分 0点、1R
Jヤング 4分 5点 FG2/4
ウィルキンズ 2分 0点
オフにダイエットに成功したアル・ジェファーソンだが、今日も出番を与えられず出場なし。
シンキ「接戦が予想されたゲームでしたが、終わってみればいつも通りに二桁以上点差を付けての勝利と、今季の強さを再確認したゲームだったと思います。勝因は何でしょうか?」
キャット「前半3本しか決まらなかったスリーが後半だけで15本、特に第3Q中盤過ぎからは14本中11本のスリーを決めて一気のランを出せたことが勝因だろう。もちろんその前の中々リズムに乗り切れない時間帯に、ディフェンスやリバウンドで凌いでいたのも大きいけどね。」
シンキ「その中心にいたのは当然ハーデンだと思いますが、今日はトリプルダブル級の活躍ですね。彼には今季こそMVPを取ってもらいたいですよ。」
キャット「もう今の彼はNBAのどの選手にも引けを取らないと思う。もちろんレブロンやデュラントにもね。歴代ロケッツの名選手と比較しても、今のハーデンは引けを取ってないんじゃないかな。もちろんドリームにもね。」
シンキ「ハーデンにはオラジュワンさんのようにロケッツを優勝へ導いて欲しいと思いますよ! ところで今日のポールはどうでしたか?」
キャット「無難にプレイしていたと思う。今日もハーデンのいない時間帯にはイニシアティブを取っていたね。まあ点差が付いた第4Qはそうでもなかったけど、これは仕方ない。」
シンキ「大黒柱の2人以外でも、今日はカペラ、アリーザ、アンダーソン、ゴードンの4人が二桁得点と、非常にバランスが取れています。」
キャット「カペラとアンダーソンで41得点はいいね。特にアンダーソンはスリーだけでなく、積極的にオフェンシブリバウンドを奪うなど、チームの勝利に貢献したんじゃないかな。今となってはカーメロを取らなくてよかったと、ほとんどのロケッツファンは思っているかもしれないね。ボクもその一人だ。」
シンキ「そんな中、ゴードンの不調は続いているようですが、これについては?」
キャット「フリースローもポロポロ落としていたからね。やはり故障の影響があるのかもしれないが、それでも彼はハーデンのいない時間帯のキープレイヤーとして、チームに貢献をしていたよ。シーズンは長いし、これから彼は復活するはずだ。」
シンキ「分かりました。ところでペイサーズについてはいかがですか?」
キャット「最近の相手より手ごわかったよ。ターナーとオラディポのディフェンス力は、チームのレベルをワンランク引き上げていると思う。だがさすがに今のロケッツは止められなかったね。今日のところは仕方ないんじゃないかな。」
シンキ「さてホーム4連戦が終わり、次からアウェイ3連戦が始まります。まず中3日空いたレイカーズ戦を皮切りに、また中3日空いてジャズ戦、最後は中1日でブレイザーズ戦となってます。2度目の6連勝を達成したロケッツですが、この連勝はどこまで伸びますかね?」
キャット「レイカーズ、ジャズも侮れないが、やはりブレイザーズ戦がカギになるだろう。ここも突破すれば、今度はホーム7連戦になってるからね。今のロケッツなら長い連勝街道も期待できるかもしれない。」
シンキ「昨季は10連勝と9連勝がありましたが、今季はその連勝を超えて欲しいと思いますよ。最後に何かありますか?」
キャット「ロケッツ傘下のGリーグヴァイパーズが9連勝を達成したんだ。相変わらずハウスが存在感を見せつけてる。彼は10日間契約が解禁になったら、おそらくロケッツに来ると思うよ。今から楽しみだね。」
シンキ「若手の成長はチームの底上げにつながりますからね。彼に限らずNBAに這い上がれるように、ヴァイパーズの選手達には頑張って欲しいですよ。それでは今日はお疲れ様でした。次回も宜しくお願いします。」
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