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ペリカンズ

第72戦(対ピストンズ)、第73戦(対ペリカンズ)、第74戦(対ホークス)の総括

シンキ「こんにちは。難敵ブレイザーズを下し、アウェイ3連戦を突破した6連勝中のロケッツ。シーズン終盤にはありがたいホーム5連戦となりました。」
 
キャット「今日その3戦目となったホークス戦が終了したから、それまでの3戦を総括してみよう。」
 
キャット「まずピストンズ戦から。ポール欠場もあって、第1Qを6点のビハインドで終えたロケッツ。しかし第2Qに入ると、ジョーのミドルやゴードンのコーナースリーが決まって、すぐにゲームはタイに(28-28) ドラモンドがフリースローを外しまくっていたが、終盤に連続加点を食らうなど、一時7点のビハインドを背負ってしまう(41-48) しかしその後盛り返したロケッツは、2点差で前半終了へ(48-50) 後半に入るとグリフィンがハーデンの足を狙うかのような悪質プレイでテクニカルファールをもらっていたが、オフェンスではカウントプレイをもらうなど、ピストンズをリードしていたね(60-60) 第3Qは71-68でロケッツが逆転して終了し、第4Qに入ってもアリーザのスリーやゴードンのフリースローが決まって、ハーデンのいない時間帯でリードを拡げたんだ(76-68) しかしドラモンドにオフェンシブリバウンドを支配され、グリーンのスリーが決まらないロケッツは、ゴードンやアリーザの加点でリードをキープしていたが(86-77)、グリフィンが見えないところで汚いプレイをするなど、勝利への執着心を見せていて、速攻からスリーを食らうなど、4点差に迫られてしまい、ダントーニはタイムアウトを要求(86-82) タイムアウト後、ロケッツはカペラがまたミスをすると、頼みのハーデンが絶不調で、加点が出来ない時間帯が続いてしまい、フリースローで逆転を許してしまったんだ(86-88) ハーデンのドライブがことごとく決まらず、さすがのロケッツファンも敗北のシーンが頭によぎっただろうが、そうはさせまいと、ここまで全試合出場しているタッカーが、残り30秒でオフェンシブリバウンドから加点に成功し、ゲームは延長戦に突入したんだ(88-88)」
 
キャット「延長戦はカペラを外し、負傷したバームーテの替わりにジョーをスタートさせるスモールラインナップで挑んだロケッツ。この日絶不調のハーデンは次第に調子を上げてきて、ドライブからカウントプレイをもらうと、グリフィンに対しナイスディフェンス。ピストンズはその後もターンオーバーで加点が出来ず、このチャンスにやはりこの男ハーデンが、新人ケナード相手にアイソレーションプレイから得意のファールをもらうスリーで、フリースロー3本に成功(96-90) 締めはこの日の殊勲者タッカーが、オフェンシブリバウンドからのフォローを決めて勝負あり(98-90) 最終スコアは100-96。ロケッツはこの勝利で7連勝を達成したよ。今季成績は58勝14敗。」
 
ハーデン 21p、8R、5A FG4/20 3pFG0/8 FT13/18
ゴードン 22p、5A FG8/19
カペラ 10p、14R(5OR)
タッカー 10p、8R(4OR)
アリーザ 9p、5R 3pFG3/8
ジョー 11p FG4/11
アンダーソン 7p、7R
グリーン 3p 3pFG1/8
 
シンキ「危なかったですが、ポール不在、ハーデン不調でも勝利する勝負強さを見せたと思いますよ。それにしてもグリフィンはロケッツに恨みでもあるんですかね?」
 
キャット「全くだね。ゲーム的にはすごく面白かったよ。こういうハラハラドキドキもたまにはいいもんだ(笑) グリフィンについては、ポールがロケッツに来たのが面白くないんじゃないの。以前のゲームでダントーニともめてたし、ハーデンへのファールは故意じゃないかとすら思ったね。」
 
キャット「次のペリカンズ戦もポールは欠場。不調だったピストンズ戦と打って変わって序盤からハーデンが絶好調で、ドライブやミドル、カペラとのラインを決めるなど、ロケッツが開始4分ほどで二桁のリードを取る(14-4) ペリカンズはロンドとミロティッチが欠場し、デービスもカペラにブロックされるなど、ロケッツはさらにリードを拡げに掛かったよ(21-6) この第1Qのロケッツはスリーの精度が良くなかったが、それでもハーデンのドライブやゴードンのレイアップが決まるなど、13点リードを取って終了したね(29-16) 第2Qに入って、ハーデンのいない時間帯にスリーの精度が上がってきた。まずゴードンがスリーを決めると、直後にスチールからアンダーソンのスリーに繋がる(35-18) 次のポゼッションではタッカーが珍しくローポストからオフェンスし、点差もあってか余裕が感じられたんだ。その後もロケッツはジョーがローポストから加点すると、タッカーが得意のコーナースリーを決め、ロケッツのリードは20点を超えた(42-20) ペリカンズはタイムアウトを取って出直しを図るが、ロケッツは中盤も着々と加点に成功してリードは拡がる(51-26) デービスはまたカペラにブロックされるが、2回目にパワーダンクでお返しして吠えていたよ。終盤に入っても、ロケッツはハーデンが連続でスリーを決めるなど、リードを27点まで拡げて、ほぼ前半で決着が付いた感じだった(64-37)」
 
キャット「第3Qはペリカンズが若干盛り返してきて(66-48)、ムーアがゴードンを押してテクニカルファールをもらうなどがありながらも、ペースが落ちずに加点を続け、ロケッツのリードは14点まで縮まる(72-58) しかし余裕を持って対処するロケッツは、ハーデンの加点が続くと、今度はジョーがコーナースリーを決め、さらにここまでさっぱりだったグリーンもコーナースリーで加点するなど、結局第3Qは22点リードして終了へ(83-61) 第4Qに入っても、カペラのフィニッシュに続き、アンダーソンが豪快なワンハンドダンクを決めて、ロケッツベンチやファンも大喜びするなど、20点前後のリードを保ってゲーム終了。最終スコアは114-91。この勝利でロケッツはフランチャイズ記録となる59勝目を達成したんだ。今季成績は59勝14敗。」
 
ハーデン 27p、6R、8A、9TO FG11/24
ゴードン 19p、4A FG7/13
カペラ 18p、16R、6B FG9/12
アリーザ 8p、5R
タッカー 3p、4R FG1/5
アンダーソン 16p 3pFG4/8
グリーン 14p 3pFG3/8
ジョー 9p、5R FG4/6
 
シンキ「フランチャイズ記録を達成しましたね! ペリカンズ相手で苦戦も考えられましたが、終わってみれば前半で決着が付いた感じでしたか。」
 
キャット「ペリカンズはロンドとミロティッチを欠いていたからね。さすがにポール抜きでも問題なかったな。まあ順当勝利だと思うよ。フランチャイズ記録はホント嬉しいよ。58勝した当時は優勝しているからね。当然今季も期待してる。」
 
シンキ「ですね。ロケッツはカペラがデービス相手に奮闘してます。アンダーソンも久しぶりのダンクで沸かせましたか(笑)」
 
キャット「カペラの活躍にダントーニもアメージングとコメントしてたね。ロケッツ今季の飛躍はカペラの成長抜きにして語れない。今のカペラは攻守で欠かせない選手になってるよ。アンダーソンは控えに降格しても文句を言わずに黙々と自分の出来ることに集中している。たまに見せるダンクは必見モノだね(笑)」
 
キャット「そして今日行われたホークス戦。引き続きポールとバームーテは欠場となった。ホークスもシュルーダーが欠場。今日のゲームも出だしからロケッツがリードを取る。ホークスも元ロケッツのテイラーが成長している自分を見てくれとばかりに、最初の7得点をすべて挙げていたよ(19-9) NBA東地区最弱のホークスが相手ということもあるのか、今日のハーデンは味方を活かすアシストに徹しているように見えたね。アリーザへのパスが決まって、早くもアシスト6つを記録してた(24-15) 中盤から欠場のアンダーソンの替わりにネネがコートへ。そのネネは早速フィニッシュに成功。終盤はハーデンが速攻からドライブを決めて加点すると、アリーザも速攻からスリーを決めたね(33-18) この加点でアリーザは早くも14得点目。第2Q序盤は両チームともフィールドゴールが1本しか決まらない重いスタートだったが、先に立ち直ったのはロケッツの方で、ジョーからのパスをタッカーがスリーで加点すると、ゴードンのブロックから速攻でグリーンがレイアップを決める。さらにホークスのターンオーバーからグリーンがスリーで加点し、溜らずホークスはタイムアウトを要求へ(44-23) その後ホークスは必死に抵抗を試みて反撃するが、ロケッツも黒子に徹しているハーデンがアシストパスでチームを牽引。この第2Qも5アシストを記録したハーデンの活躍などで、前半はロケッツが24点のリードを取り、ペリカンズ戦同様に決着が付いた感じになったんだ(69-45)」
 
キャット「余裕のあるロケッツは、第3Q序盤にカペラからハーデン、そしてカペラへ渡る変則プレイで加点に成功。元ロケッツであるハワードを手放して再建モードに入っているホークスは、得点差を気にすることなく、若手が伸び伸びとプレイをしてように見えた(78-62) 若干リードが詰まったこともあったのか、ここまで一桁得点だったハーデンがいつものアタックモードに入る。コーナースリーを皮切りに、次から次へと加点を続け、グリーンの派手なアーリウープまで飛び出したロケッツが、リードを20点に戻して第3Qが終了したんだ(94-74) 第4Qは残り3分半からジョウチーと2ウェイ契約のハンターをコートに出す余裕も見せたね。この勝利で9連勝を達成したロケッツは、レギュラーシーズンの目標であった60勝へ到達したよ! 最終スコアは118-99。今季成績は60勝14敗となった。」
 
ハーデン 18p、10R、15A FG6/15 3pFG1/7
ゴードン 22p、4A FG8/13
カペラ 14p、8R、2B FG7/9
アリーザ 14p 3pFG4/11
タッカー 12p 3pFG4/9
グリーン 25p、7R FG10/15 3pFG5/10
ジョー 9p、4R、4A FG3/9
ネネ 15分 2p、3R
 
シンキ「レギュラーシーズンの目標であった60勝に到達しましたね。見事です!」
 
キャット「いやー、まさか74ゲーム目で達成するとは思わなかったよ。74ゲームまでに60勝を達成したチームは18回あるんだけど、そのうち11回は優勝しているようなんだ。もちろんプレイオフでは最大の敵であるウォリアーズがいるし、ウエストの強豪を倒していかないといけないから、まだ全く気を抜けないんだけど、少なくともこれまでのチーム同様に、優勝へのチャンスは確実にあるだろう。これだけ勝っていると、期待しない方がおかしいよ(笑)」
 
シンキ「ですよね。ちなみに今季はどれだけ勝てそうですか?」
 
キャット「もうこのまま勝ち続けて欲しいと思っているが、ウォリアーズがけが人続出で失速しているから(54勝19敗)、早い段階で勝率トップを確保できそうな感じなんだよ。なのでラスト数試合は主力を下げる可能性はあるから何とも言えないなー。」
 
シンキ「分かりました。ところでバイアウト後に契約したブレンダン・ライトが解雇されたようですね。」
 
キャット「どうもヒザの状態が悪く、プレイオフに入っても戻れないとのことで、結局解雇という寂しい形となってしまった。元々ケガが多い選手ではあったんだけど、プレイオフではパートタイマーとして頑張ってくれると思ってたが、まあ仕方ないよね。空いた1つの席にはルブライアン・ナッシュと10日間契約と結んだよ。ちなみにナッシュはBリーグの前身の一つだったbjリーグの福島でプレイしてたよ。出番があるといいんだけど、今のロケッツの状態を考えるとどうだろうか。」
 
シンキ「レギュラーシーズンも残り8ゲームですね。今日はどうもお疲れ様でした。また宜しくお願い致します。」

第69戦(対ペリカンズ)、第70戦(対ウルブズ)の総括

シンキ「こんにちは。クリッパーズ戦に勝利後、アウェイ3連戦が待ってしたが、昨日と今日の連戦となりました。アンダーソンが復帰するようですし、ここもクリアしたいですよ。」
 
キャット「だね。ここまで54勝14敗と、フランチャイズ記録の58勝はほぼ確実に達成できそうだが、プレイオフで優位に立つためには、リーグ全体トップの成績が欲しいところ。なので負けられないゲームが続くよね。頑張ってもらいたいよ。」
 
シンキ「では2戦続けてお願いします。」
 
キャット「まず昨日行われたペリカンズ戦から。ペリカンズは今季欠場が決定しているカズンズに、PGロンドが欠場。序盤からロケッツは好調で、アリーザ、ハーデン、タッカーがそれぞれスリーを決めると、カペラがダンクを連発し、まずロケッツがリードを取った(13-7) ペリカンズもデービスの加点が続いてゲームをタイにするが(15-15)、アリーザが再びスリーを決めて、すぐに逆転すると、終盤はハーデンがドライブから連続加点。第1Qはロケッツが3点リードして終了したね(32-29) 第2Qは出だしに7-0のランを食らって逆転されるが(34-36)、ポールのジャンパーの調子がすこぶる良くて、ローポストから決めまくっていて、ペリカンズもブルズから移籍したミロティッチや、ホリデーの加点などで、ゲームは両チームとも譲らない展開となったんだ(48-48) しかし終盤に入ってハーデンとカペラのラインでカウントプレイが決まると、ペリカンズのターンオーバーからポールがスリーを決めるなど、前半はロケッツが6点リードして終了となった(60-54)」
 
キャット「第3Qは最近リムプロテクトに磨きが掛かって、ブロックを連発しているカペラが、まずムーアのレイアップをブロックに成功し、これがアリーザのスリーに繋がる(63-54) ペリカンズは2分経過してホリデーがレイアップを決めるが、デービスにダブルチームで対抗されたロケッツディフェンスに完全に沈黙。ここでロケッツは一気に畳みかけるチャンスだったのだが、こちらも詰めが甘くてなかなか点差を開くことができなかったんだ(68-56) 6分経過しタイムアウトを取ったペリカンズだったが、ロケッツはようやく第1Qのようにスリーが入りだす。13-0のランに成功したロケッツが20点のリードを奪ったね(76-56) しかしここからペリカンズも反撃開始。デービスが奮闘し多少挽回したが、ロケッツが二桁のリードをキープして第3Qは終了(84-72) 第4Qに入って、ロケッツはスリーの精度が悪くなり、ミラーに4ポイントプレイを含む、2本のスリーを決められ、5点差に詰められる(84-79) しかし大量リードから点差を詰められ目が覚めたのか、タッカーのコーナースリーが決まると、今度はハーデンが存在感を見せて、再びロケッツのリードは二桁へ(95-85) ペリカンズも必死に抵抗するが、タッカーのナイスディフェンスや、カペラがうまくフィニッシュするなど、ロケッツは常にリードをキープ(99-89) 終盤に入ってもロケッツファンが感心するくらいペリカンズは奮闘していたが、最後はルーズボールを奪われ万事休す。ロケッツが6点差で逃げ切ったゲームとなった。最終スコアは107-101。」
 
ハーデン 32p、11R、8A FG11/28
ポール 21p、8R、5A FG8/19
カペラ 13p、11R、3B
アリーザ 17p 3pFG4/6
タッカー 9p、3S 3pFG3/8
ゴードン、ジョー、バームーテ それぞれ5p
アンダーソン 11分で得点ゼロ
 
キャット「今日行われたウルブズ戦。前回のロケッツ戦で負傷したバトラーは欠場中。まずロケッツ得意のハーデンとカペラのラインで先制したロケッツ。序盤こそ両チーム互角の展開だったが、まず先に抜け出したのはロケッツ。タッカーが得意のコーナースリーを連続で決めると、再びハーデンからカペラのラインが決まって、ロケッツがゲームの主導権を握った(15-9) アリーザの加点で10-0のランに成功したロケッツは、中盤に入ってコートに出てきた復帰2戦目のアンダーソンが、俺を忘れるなとばかりにスリーを決めて存在感をアピール(20-11) ウルブズも2本のスリーで対抗してきたが(20-17)、休養のジョーの替わりにコートへ入ったグリーンが、まず速攻からダンクをかましてロケッツファンを喜ばせると、今度は的確にスリーを決め、再びロケッツオフェンスが点火。ハーデンのドライブに続き、アンダーソンがまたスリーを決めて、このQ2回目の10-0のランを披露。第1Qは15点のリードを取って終了となった(38-23) 2Qに入っても、グリーンのハングタイム、アンダーソンがまたまたスリーを決めて、ロケッツの楽勝ムードが漂ってきた(54-36) ウルブズもタウンズのカウントプレイで応戦するが、ロケッツのハーデンとカペラのラインを全く止められず、点差は詰まらない(67-46) 結局前半はロケッツが21点のリードを奪って終了したね(77-56)」
 
キャット「第3Qもロケッツは淡々とプレイしていて、ポールのスリーが決まって、この日最大となる25点のリードを奪ったね。ウルブズも中盤過ぎに10-2のランを決めて、点差を13点に戻すが、ハーデンがカウントプレイを決めると、バームーテがハーデンのいない時間帯に存在感を見せて、結局16点差に戻して第4Qへ(107-91) 第4Qは序盤にジェーンが、ルーズボールの時にサイドライン上でポールを押し倒す悪質なファールをすると、それに怒ったグリーンがジェーンを突き飛ばし、両チーム入り乱れる展開になって、グリーンが退場、ジェーンがテクニカルファールの判定に。ゲームの方はウルブズが9-0のランを決めて、ロケッツのリードは一桁になってしまい、ここでハーデンがコートへ入ってきた(109-100) そのハーデンは速攻の時、ティーグに右手首を叩かれ痛そうにしてるが大丈夫そうだ。ポールのジャンパーに、カペラのリムプロテクトからハーデンのドライブに繋がり、ウルブズは溜らずタイムアウトを要求へ(113-102) 中盤に入って、ウルブズに拾われた元MVPのローズが、キャブスファンもうらやむくらいの存在感のあるプレイでホームのファンを沸かせて、さらにハーデンが連続ターンオーバーをやらかし加点を許してしまって、ロケッツは5点差に迫られたんだ(115-110) だが、ロケッツはこの展開を楽しむように、カペラのオフェンシブリバウンドからアリーザのコーナースリーに繋がると、ハーデンがさすがの加点を決めて、あっさり突き放したね(120-112) それでもウルブズはティーグがフリースローを確実に決めるなど、踏ん張っていたが、残り1分弱にタウンズがイージーレイアップを外すミスの後、ギブソンがオフェンシブリバウンドを取るも、カペラのブロックに阻まれる。ゴールテンディングではないかとリプレイ検証が入ったが、ブロックは成立していて、ロケッツボールに。次のポゼッションでハーデンがスリーを決めて勝負あり。最終スコアは129-120。ロケッツはペリカンズ戦に続き、大量リードを巻き返されるも、しっかり逃げ切りに成功。アウェイ連戦をクリアし、今季成績は56勝14敗となった。」
 
ハーデン 34p、12A FT14/14
ポール 18p、8R、9A FT9/10
カペラ 16p、12R、3B
タッカー 12p 3pFG3/5
アリーザ 11p、3S 3pFG3/8
アンダーソン 14p 3pFG4/5
グリーン 12p 3pFG2/2
ゴードン 5p
バームーテ 7p
 
シンキ「2戦ともに大量リードも、第4Qに巻き返される展開でしたが、ゲーム巧者のロケッツはハーデンの活躍などで順当に勝利しましたね。」
 
キャット「今季はあまり接戦を経験してないからね。この2戦はいい練習になったと思う。まあアウェイ戦だし、そう簡単には勝てないでしょ。ペリカンズ、ウルブズともによく奮闘していたと思うよ。頑張ってる。」
 
シンキ「今季は相手チームをほめたたえるくらいの余裕がありますか。ところで復帰のアンダーソンは今日のゲームは良かったみたいですね。」
 
キャット「ペリカンズ戦はほとんど見せ場がなかったけど、さすがに今日のゲームはゾーンに入っているかのようにスリーを決めまくっていたよ。この調子を持続してプレイオフでも存在感を出して欲しいと思ってる。彼がいれば、スモールラインナップになっても柔軟性がチームに与えられるからね。」
 
シンキ「グリーンは退場しちゃいましたが、これについては?」
 
キャット「ちょっと応戦しちゃったからね。退場は仕方ない。まあ彼らしいと言えば彼らしいと思う。プレイ面ではジョーのシュート確率が上がってこないから、流れを変えたい時など、もっと積極的に使ってもよさそうに思うんだけど、ジョーのパスセンスは見逃せないからなー。まあ状況次第で使っていきたいところだよ。」
 
シンキ「次の対戦はアウェイでのブレイザーズ戦ですね。これは注目ですよ。」
 
キャット「彼らは現在13連勝中でノリノリ状態だし、ここでロケッツに勝てば、さらに勢いを増して、プレイオフにも影響してきそうだから、当然だけど勝ってブレイザーズファンを黙らせたいよ。まず前半からリードして、ゲームの主導権を取りたいね。」
 
シンキ「今日はどうもお疲れ様でした。」

'17~'18 第25戦 対ペリカンズ(ホーム)

シンキ「こんにちは。アウェイ3連戦を切り抜けて9連勝を達成したロケッツですが、今日からホーム7連戦が始まります。どこまで連勝を続けるのか楽しみですよ。」
 
キャット「最近はホント負ける気がしないから、連勝が止まるとちょっと落ち込むかもしれないよ(笑) まあハーデンとポールがフィットした今のロケッツを止めることの出来るチームは限られるからね。このまま連勝街道に突き進むんじゃないかな。期待は大きいね。」
 
シンキ「頼もしいコメントが出ましたが、早速今日のペリカンズ戦をお願いします。」
 
キャット「ロケッツのスターターはいつもの5人。ペリカンズはデービスが先日のシクサーズ戦中に、以前の故障個所を悪化させたとのことで、今日は様子見となるようだ。なのでスターターはカズンズ、ホリデー、ロンド、ムーア、ミラーとなっている。」
 
キャット「第1Qはまずペリカンズがホリデーのジャンパーで先制する。その後シュートエリアの広いカズンズがスリーを決めるが、ロケッツもハーデンが好調で、連続スリーを決めるなど序盤は接戦だった(10-11) その後もロケッツはハーデンとカペラのコンビプレイに、アンダーソンがスリーを決めてリードするが(15-13)、ペリカンズはスリーが絶好調で、再びホリデーが決めると、今度はムーアも決めて逆転に成功(15-19) 中盤前あたりでもムーアはスリーを決めて、またカズンズにもスリーを決められてしまったよ(21-28) ロケッツもハーデンのパスが冴えて、ネネがダンクを繰り返すなど、きっちりと離されずについて行く(25-30) だがペリカンズはスリーを全く落とさず、ロケッツがバームーテのエアボールを含む3本連続スリーが落ちている間に、リードを11点まで拡げたんだ(27-38) 終盤に入ってカズンズがベンチへ下がると、ペリカンズはターンオーバーを繰り返してリズムを崩す。その隙にゴードンが復活の兆しが伺えるスリーを連続で決めるなど好調で、結局ロケッツが盛り返し、6点のビハインドで第1Qは終了となった(35-41)」
 
シンキ「ペリカンズのスリーが好調のようですね。でもまだ第1Qです。これからですね。では続きをどうぞ。」
 
キャット「第2Q序盤はいきなりアリーザのショーが始まる! まず45度の角度からスリーを決めると、今度はコーナーからロンドのファールをうまく誘う4ポイントプレイを披露。さらに再び45度からスリーを決めて、ロケッツは一気に逆転に成功した(45-41) 次のポゼッションでもアンダーソンがオフェンシブリバウンドから加点して、ロケッツのランは続いたが(47-41)、ペリカンズも控えのクラークがスリーを決めると、ミラーもスリーを決めて、ロケッツは突き放すことは出来ないままゲームは進行する(50-47) 中盤前にカズンズをコートへ戻したペリカンズはリズムが出てきて、ロケッツはターンオーバーから速攻を食らうなど逆転されてしまったよ(50-54) ロケッツはポールのシュートが不調なのか入らなかったが、ハーデンからカペラのラインは絶好調で、そのカペラはカズンズ越えの豪快なダンクも披露。このプレイにフラストレーションを溜めたカズンズは、アリーザを押してテクニカルファールをもらってたね(54-58) ゲームは中盤を過ぎると、再びペリカンズはスリーを連発で決めてくる。ロケッツファンも感心するくらいスリーを決めていたが、ロケッツもハーデンとカペラのラインが機能しまくり、ゴードンも復活をアピールしていて点差はほぼ変わらず終盤へ(67-72) 終盤に入ってペリカンズはカズンズがベンチでペースダウンしていて、その隙にロケッツはハーデンとカペラ、ゴードンの加点が続く11-2のランに成功して逆転。前半はロケッツが2点リードして終了となった(78-76)」
 
シンキ「ペリカンズのスリーが第2Qも好調でしたか。いつもならここで突き放しているんですけどね。まあこういう日もありますか。」
 
キャット「ペリカンズのスリーは前半14/19だよ。第1Qはロケッツのディフェンスが少し甘くなってた部分を感じたんだが、第2Qはペリカンズの選手全員がゾーンに入っているかのうように見えたね。まあゲーム的には面白くなってきたと思う。これくらいじゃないと張り合いがないよね(笑)」
 
シンキ「最近の勝ちゲームはほとんどワンサイドですからねー。でも第3Qで点差を拡げてもらいましょう。では後半をお願いします。」
 
キャット「第3Qはすぐハーデンのスリーが外れると、ペリカンズに速攻を出されて加点されゲームはタイになった(78-78) ペリカンズは引き続きムーアが好調をキープし、ペイント内からも加点に成功すると、こちらも好調キープをアピールするかのように、ホリデーが連続加点し、ペリカンズは7点リードを取ったんだ(82-89) ロケッツはハーデンとカペラのライン以外は加点出来ず、第2Qにショーを開いたアリーザも、連続でスリーを落とす始末。中盤に入り再びホリデーがスリーを決めて、遂にペリカンズのリードは再び二桁に到達した(84-94) ロケッツはハーデンのドライブが決まって一息着くが、もったいないプレイで加点を許すなど、中盤を過ぎても流れに乗れず苦しい展開になっている。第2Qのように加点が出来ないロケッツだったが、カズンズをベンチへ下げたペリカンズも、元ロケッツのアシックのとろいプレイなどでリズムを崩し、若干ペースダウンしたように見えるが、それでもロンドはワイドオープンのスリーはしっかり決めるなど、ペリカンズのリードは13点に拡がってゲームは終盤へ(88-101) しかしこの危機を救ったのがここまで不調だったポール。まず華麗なドライブから加点すると、次のポゼッションでスリーを決める。ラストプレイでも難しいスリーをブザービーターで決め、ロケッツはビハインドを7点に戻し、第3Qは終了したんだ(96-103)」
 
シンキ「第3Qは突き放すどころか、リードを拡げられる展開になってしまいましたが、先日のブレイザーズ戦も14点のビハインドから逆転勝利を飾っていますからね。大丈夫ですよ。では勝負の第4Qをお願いします。」
 
キャット「第4Qロケッツのスターターはポール、ゴードン、アリーザ、バームーテ、タッカーのスモールラインナップ。カズンズのマークにはタッカーが担当。始めはそのカズンズにボールが渡るが、ロケッツはすぐさまダブルチームで警戒し、パスアウト後のムーアのスリーは落ちた。ロケッツはそのムーアを狙うかのように、ポールがドライブからイージーレイアップを決め、まずロケッツが点差を詰める(98-103) 次のポゼッションでもタッカーは体を張ってカズンズを止めていたよ。ここで追いつきたいロケッツだったが、ポールのスリーは連続で落ちる隙に、ムーアのこの日30得点目となるフローター気味のジャンパーに、カズンズのドライブからのナイスパスを、走りこんできたムーアが決めて、再びペリカンズは9点のリードへ(98-107) ロケッツもタッカーがワイドオープンからのスリーを慎重に決めるが、ペリカンズもリズムが出てきて、再びカズンズが、今度はローポストからナイスパスを披露してムーアがフィニッシュ。しかしロケッツのオフェンスも悪くなく、ゴードンがナイスドライブで加点すると、カズンズへのパスを読んだポールがスチールして速攻へ。ポールは自ら切れ込んで加点に成功! キングスはこの流れを嫌いタイムアウトを要求へ(105-109) 残り9分弱。」
 
シンキ「手に汗握る展開かと思いますが、10連勝が掛かっているロケッツですので負ける訳には行きませんよ。ではお願いします。」
 
キャット「タイムアウト後もスモールラインナップで勝負のロケッツ。タッカーが得意のフィジカルでカズンズに圧力を掛けるが、小技もうまいカズンズは加点に成功。ロケッツはワイドオープンになったバームーテがスリーを放つがリングにはじかれる。今日の彼は不調のようだね。次のポゼッションで時間が止まると、ロケッツはそのバームーテに替えてカペラを投入。やはりカズンズ対策には彼が一番と見たのだろう。そのカズンズはハイポスト付近からボールをもらうプレイでスタートしたが、うまくディフェンスしたロケッツが加点を防ぎ、アリーザのワイドオープンショットへ繋がるが、これも落としてしまい、ロケッツはなかなか点差を縮められないままゲームは4分経過(105-111) カズンズは次のオフェンスでもプリメイターからドライブを狙うが、カペラのブロックの餌食に会う! このプレイで流れを掴んだのか、ロケッツはポールがスリーを決めると、カペラへのツーメンゲームも決まってビハインドは2点に(110-112) ハーデンもコートへ戻り、ゲームは中盤へ入ったよ。残り6分弱。」
 
シンキ「決め手の差はロケッツが上ですからね。大丈夫だと思います。ではお願いします。」
 
キャット「タイムアウト後のペリカンズのオフェンス。カズンズにフィニッシュされそうになるが、カペラが今日5本目のブロックがさく裂! ハーデンのスリーは外れるが、ロンドの縦パスは通らずロケッツがボールを保持すると、速攻からハーデンとカペラのラインが決まり、ようやくロケッツは追いつくことが出来たんだ(112-112) しかしカズンズとムーアのラインでペリカンズも諦めない(112-114) だがロケッツは復調のゴードンがポールのパスをコーナーからきれいにスリーを決めた! これで再び逆転(115-114) しかしペリカンズも焦らずロンドのパスから絶好調のホリデーがジャンパーでお返し(115-116) 勝敗の見えない状況のまま、ゲームは中盤を過ぎて行った。残り5分切ったね。」
 
シンキ「ここで負けたら、また連勝を積み上げて行かなきゃいけないので、負けて欲しくないロケッツファンはたくさんいますよ。勝ちましょう、お願いします。」
 
キャット「ロケッツのオフェンスはポールのスリーが外れるが、ペリカンズはカズンズへのパスが読まれていて、ハーデンがしっかりスチールに成功すると、速攻からカペラへ浮いたパスを出すと、キャッチしたカペラが豪快なダンクを叩き込んだ(117-116) このディフェンスを頑張りたいロケッツ。カズンズにハーデンがマークするミスマッチも、ロケッツはパスをカズンズへ通させず、コーナーへいるロンドに渡る。ワイドオープンになったロンドはこの日3本目のスリーを決めて、再びペリカンズがリードを取ったよ(117-119) このロンドへのチェックを迷ったハーデンだったが、スリーのシュートファールをもらう。最初の1本は外すが、残り2本はしっかり決めて、ゲームはタイになった(119-119) 次のポゼッションでハーデンがカズンズへファールをしたところでゲームは止まった。残り3分弱。」
 
シンキ「ペリカンズも踏ん張ってますが、ロケッツにはハーデンとポールがいますからね。行けます。ではお願いします。」
 
キャット「カズンズのフリースローは2本とも落ちた! このチャンスをハーデンが逃すはずがなく、まず得意のアイソレーションプレイからのドライブで加点し逆転に成功(121-119) ペリカンズはカズンズに頼るが、ハーデンのディフェンスとポールのヘルプでシュートを決められず、今度はディフェンスでハーデンに挑むが、やはりこの男ハーデンはこの場面でスリーを披露!(124-119) 残り1分半切ってペリカンズも何とか加点するが(124-121)、今度はポールのゲームコントロールからハーデンが再びスリーを決めた! 次のポゼッションでもハーデンはスチールに成功し、ここでほぼゲームの決着が付いたんだ(127-121) ロケッツが10連勝を達成! 最終スコアーは130-123。チーム成績などは以下の通り。」
 
ロケッツ(21-4) 35 43 18 34 130
ペリカンズ(14-14)41 35 27 20 123
 
ロケッツ FG48/88(54.5%) 3pFG17/45(37.8%) FT17/25 36R 30A 9TO
ペリカンズ FG49/85(57.6%) 3pFG18/33(54.5%) FT7/13 41R 32A 18TO
 
ハーデン 35分 26点、1R、17A、6S、3TO FG8/16 3pFG4/10 FT6/9
ポール 33分 20点、9R、6A、3S、1B、2TO FG8/16 3pFG3/9 FT1/2
アリーザ 38分 13点、2R、2A、1S、1B FG3/9 3pFG3/9 FT4/4
アンダーソン 18分 5点、3R FG2/6 3pFG1/4
カペラ 24分 28点、8R、5B FG13/14 FT2/4
ゴードン 36分 27点、2R、1A FG9/12 3pFG5/6 FT4/4
タッカー 23分 3点、6R、2A FG1/4 3pFG1/3
バームーテ 21分 0点、3R、1A、1S FG1/4 3pFG1/3 FT0/2
ネネ 13分 8点、2R、1A、1S FG4/6
タリック、ブラウン、ジャクソン、ジョウ・チーは出番なし。
 
カズンズ 33分 24点、14R、8A、1S、4TO FG8/17 3pFG2/3 FT6/11
ホリデー 41分 37点、4R、5A、4S、1B FG16/21 3pFG4/7 FT1/2
ムーア 42分 36点、3R、3A、3TO FG15/20 3pFG6/8
ロンド 42分 13点、12R、12A、8TO FG5/12 3pFG3/5
ミラー 39分 10点、3R、4A、1S FG4/10 3pFG2/7
クラーク 21分 3点、3R FG1/4 3pFG1/3
アシック 12分 0点、1R FG0/0
ジョーンズ 9分 0点、1R FG0/1
 
シンキ「ブレイザーズ戦同様に苦戦しましたが、第4Qに逆転に成功し勝利と、接戦になっても勝てることを証明してますね。これで10連勝達成です!」
 
キャット「いやー、今日のゲームは興奮したなー。ロケッツはハーデンにポールが決め手のあるところを見せていて、カペラもモンスターのような活躍だったよ。ゴードンも復活したみたいだし、まだまだこの連勝を継続してもらいたいね。」
 
シンキ「気になるのはアンダーソンの出場時間が減っていることですが、なぜですかね?」
 
キャット「ロケッツはここ2戦、第4Qにスモールラインナップにシフトしていて、ディフェンス面を考慮した結果なんじゃないかな。最近はポールとの相性の良さからか、彼はかなり警戒されているよ。」
 
シンキ「それにしても今日のペリカンズはスリーを中心に、シュートを決めまくったようで、これだと今のロケッツでも苦戦はやむを得ないですかね?」
 
キャット「デービス抜きでこれだからな。チームケミストリーが良くなれば、西地区でもそれなりの順位に来るチームだと思う。今日のプレイを観ると、5割付近にいるチームじゃないね。あと3回対戦があるから締めてかからないといけないな。」
 
シンキ「では最後に何かありますか?」
 
キャット「ロケッツ傘下のGリーグ、ヴァイパーズが13連勝まで伸ばしている。ロケッツも彼らに負けないように連勝を伸ばして欲しい。」
 
シンキ「今日はどうもお疲れ様でした。次回のゲームはあさってのホーネッツ戦となってますので宜しくお願いします。」

レギュラーシーズン第59戦 対ペリカンズ(アウェイ)

シンキ「こんにちは。今日から後半戦が始まりますが、その前にトレード期限が終了しました。先日ルー・ウィリアムスを獲得したロケッツは、その後に動きを見せましたかね?」
 
キャット「2つのマイナートレードを見せたよ。まず一つ目はPGのエニスをレイカーズのウェルタスと交換したね。ロケッツはエニスの他に、10年前に2巡目で指名したオールトラリア出身のGニューリーの交渉権も放出してる。2つ目はSGのKJマクダニエルをネッツに放出した。見返りは金銭とのことだ。」
 
シンキ「エニス、KJともロケッツのローテから外れていた選手達ですから、プレイオフに向けた補強というより、将来へ向けた取引をした感じですかね?」
 
キャット「まずエニスの取引だけど、これは来季へ向けた取引と考えていいと思う。ウェルタスの契約は来季まであるとはいえ保証なしの契約。対するエニスの来季は完全保証契約だ。ちなみにウェルタスはリリースする形を取るようで、戦力としては見ていないと言うことだ。NBAは厳しいよね。2つ目のKJの取引については、プレイオフへ向けた動きと捉えていいと思う。彼に払うサラリー分を、別の選手のために使えるからね。シーズン終盤を迎えつつある現在、プレイオフ進出が厳しくなり、来季へ向けていち早くスタートさせたいチームは、峠を越えたベテランを解雇して若手を使うケースが出てくるから、その解雇されたベテランを雇うだけに見合うサラリーをロケッツは提示することが出来る。そのためにKJは見返りなしでトレードされたと思うよ。ロスター枠も空くしね。」
 
シンキ「具体的な選手っているんですかね?」
 
キャット「マブスからシクサーズへトレードされたボガットが最有力だろうな。短い時間にリムプロテクターとして働ける彼は、今のロケッツにうってつけだと思う。」
 
シンキ「KJはロケッツで干されていましたし、ネッツみたいな最弱チームから出直すには打ってつけじゃないですかね?」
 
キャット「そうだな。エニスもそうだけど、弱いチームで出番をもらってアピール出来なきゃ、もうNBAに自分の居場所はないと思ってるだろうから、瀬戸際に立たされている彼らを、ロケッツファンとしては応援してあげたいよね。」
 
シンキ「全くですよ。2人の健闘を祈りたいです。さて今日のペリカンズ戦についてですが、カズンズが加わり、手ごわくなりそうな雰囲気を感じますが、ロケッツもプレイオフへ向けて負けられませんよね。それではゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、アリーザ、アンダーソン、ネネ。今日は相手のメンツを考えてネネをスタートで起用となり、トレードで加わったルーもプレイするそうだ。対するペリカンズはホリデー、ムーア、ヒル、デービス、カズンズ。さっそくツインタワーのお出ましって感じだね。」
 
キャット「第1Q序盤はペリカンズがペースを握ってリードを取る(8-12) しかしロケッツは中盤過ぎにハーデンのスチールから速攻が決まると、トレードでやってきたルーがロケッツファンの期待通りにコーナーからスリーを連発で決める! 昨季まで所属したペリカンズのファンからボールを所持するたびにブーイングを浴びていたゴードンも、ルーに負けじとスリーを決めるなど、第1Qはロケッツが2点のリードで終了(30-28) 第2Qは序盤両チームともターンオーバーなどで膠着したが、ネネがジャンパーを決めると、今度はデッカーがスリーを決めた後、速攻でハーデン張りのユーロステップからレイアップを決めて溜らずペリカンズはタイムアウトを要求(37-30) 中盤前にもゴードンが2本、ルーが1本のスリーを決めてロケッツはジワジワ点差を拡げてきたね(46-35) ペリカンズも満員になったファンのために応戦し、デービスのフックにホリデーのジャンパーで2点差にするが(46-44)、ロケッツは3ファールでベンチへ下がったカペラの替わりに入ったハレルがフィニッシュを連発し、アンダーソンもスリーを決める効率的なオフェンスで一気に11-1のランを決め、リードを再び2桁にすると(57-45)、終盤にも9-2のランを決めて、ロケッツのリードは最大17点に拡がったんだ。結局前半は予想外の点差で終了したよ(66-50)」
 
シンキ「いやー。いきなりルーが見せ場タップリですか! ブリューワーだったらこんな点差で終われなかったですかね?」
 
キャット「そう思う。コーナーからスリーをビシバシ決めていたからね。ルー加入でハーデンを長く休ませられるし、これは素晴らしい補強になったんじゃないかな。」
 
シンキ「ディフェンス面ではどんな感じですか?」
 
キャット「第2Qはビバリー、ルー、ゴードンがコートにいる時間帯が長く、注目してみていたんだけど、ディフェンスのローテがうまくいってたから、特別気にならなかったね。ビバリーがタフにディフェンス出来るし、アリーザもディフェンスに専念できる時間帯が多くなったように感じるよ。これはやはりルー効果だろうね。」
 
シンキ「頼もしいですね。では後半戦もお願いします。」
 
キャット「第3Qの立ち上がりも第2Q同様に両チームとも膠着したんだが、ロケッツはアリーザがスリーを決めると、ネネもカウントプレイで加点し、ロケッツのリードは22点に拡がった(72-50) こういう展開になると癇癪もちのカズンズが荒れるんじゃないかと思って観ていたが、リバウンド争いでネネともつれるシーンがあっても、テクニカルファールを取られる失態はさすがにしなかった(笑) 中盤前に10-2のランを決めたロケッツのリードは26点に拡がるが、攻撃の手を緩めないロケッツはさらに3連続加点に成功させて、リードは30点を超えたよ(90-58) その後ペリカンズはデービスとカズンズが奮闘するも、ロケッツの多彩なオフェンスの前になすすべなく、結局129-99でロケッツの完勝に終わったね。後半早々幸先のいいスタートを切れたよ。個人成績は以下の通りとなった。」
 
ロケッツ(41-18) FG49.5% 3pFG39.2%
ハーデン 30分 13点、4R、14A、3S、4TO FG3/9 3pFG1/6 FT6/6
ビバリー 30分 2点、12R、5A、4S、5TO FG1/3 3pFG0/2
アンダーソン 24分 17点、4R FG5/9 3pFG3/6 FT4/4
アリーザ 27分 9点、7R、2A、1S、1B FG3/10 3pFG3/8
ネネ 19分 9点、3R、2S FG4/8 FT1/3
ルー 25分 27点、2R、2A FG9/16 3pFG7/11 FT2/2
ゴードン 30分 19点、2S FG5/16 3pFG4/14 FT5/5
カペラ 19分 15点、8R、3B FG7/8 FT1/2
ハレル 14分 10点、3R、2A FG5/6 FT0/2
デッカー 20分 8点、4R FG3/5 3pFG2/3
ブラウン 3分 0点 FG0/1
オヌアク、ウィルチェーは出番なし
 
ペリカンズ(23-35) FG41.9% 3pFG19.4%
デービス 33分 29点、9R、2S、2B、3TO FG8/21 FT13/16
カズンズ 35分 27点、14R、5A、5S、4B FG11/19 3pFG1/5 FT4/5
ホリデー 35分 6点、4R、4A、2B、7TO FG3/12 3pFG0/6
ムーア 23分 6点、3R、3A FG2/6
ヒル 27分 3点、3R、5A、3TO FG1/4 3pFG1/4
カニングハム 25分 5点、4R FG2/3
カシピ(元ロケッツ) 24分 12点、2R FG5/9 3pFG2/4
フレイザー 23分 2点、4R、5A FG1/6 3pFG0/4
モティユナス(ディーモー) 10分 6点、2R FG2/3 3pFG1/2
トンプソン 5分 3点 FG1/3
ディアロ、アジャンサ、アシック(元ロケッツ)は出場なし
 
シンキ「カズンズの加わったペリカンズでしたから、もっと苦戦するのかと思いましたが、予想を反してロケッツの完勝に終わりましたか。内容的にも完勝でしたかね?」
 
キャット「ペリカンズはまだチームとして機能してないよ。デービスとカズンズの個人技頼みになってる感じで、現状で怖さはあまりないな。ロケッツはルーがベンチから見事な活躍をしてロケッツのリーディングスコアラーだったし、ゴードンも負けられるかとばかりに頑張っていたからね。ハーデンはアシストに専念していた感じで、余裕の試合運びだったと思う。内容的にも完勝だったよ。」
 
シンキ「ルーの加入はロケッツに何をもたらしますかね?」
 
キャット「ベンチ陣がより一層厚みを増したのは間違いないが、それ以上に大きいのはハーデン頼みからの脱却が可能になったことだろう。ビバリー、ゴードン、ルーのトリオがコートに入れば、ハーデンを長く休ませられるよ。それにしてもルーのシュート力は素晴らしいね。ドライブからパスもさばけるし、かつてない補強に成功したと思う。これなら何とかウォリアーズに対抗出来る可能性を感じるぞ。」
 
シンキ「最近ペースが落ちて「あたらしくいこう」とか言ってましたが(笑)、この補強で希望が見えてきましたかね!」
 
キャット「見えてきたね。残り23ゲームを18勝くらいして欲しいものだよ。期待したい。」
 
シンキ「分かりました。次のゲームはホームに戻ってのウルブズ戦になりますね。前回の対戦では負けているので、ここはリベンジしないといけませんね。」
 
キャット「ウルブズは成績の割に侮れないチームだが、ホームのファンの前で、再びルーが魅せてくれると思う。大丈夫だ。」
 
シンキ「ありがとうございます。今日からシーズン後半戦を迎えましたが、引き続き宜しくお願いします。今日はどうもお疲れ様でした。」

プレシーズンゲーム第4戦 対ペリカンズ(北京)

シンキ「こんにちは。グローバルゲーム第2戦は舞台を北京へ移しての開催となりました。キャットさんは北京にも行かれたことあるんですよね。」
 
キャット「親善試合応援のために出かけたんだが、7泊8日の日程ということで、いろいろ観光する時間があったから、天安門広場や万里の長城などに行けたんだ。とにかく中国は広かった印象あるよ。」
 
シンキ「街中には220㎝の方はいませんでしたか(笑)」
 
キャット「さすがにいなかった(笑) ラストは日中友好記念パーティーが開かれて盛り上がったのが懐かしいね。」
 
シンキ「ロケッツそしてペリカンズの選手、関係者の方も忙しい毎日でしょうが、今回のグローバルゲームはいつまでも心に残るといいと思いますよ。それではゲームの方をお願いします。」
 
キャット「ロケッツのスターターはハーデン、KJ、アリーザ、アンダーソン、ネネ。今日はゴードン、カペラの替わりにKJとネネがスターターに。ペリカンズは先日同様に、ムーア、フレイザー、ヒル、デービス、アシック。」
 
キャット「第1Qからロケッツがペースを握る。まずKJがネネ、ハーデンのナイスパスをフィニッシュすると、またネネがナイスパスをハーデンに。ペリカンズはアシックのオフェンシブリバウンドで踏ん張りを見せるも、中盤前にデービスが右足首をねんざして一旦ベンチへ下がってしまった。タイムアウト後に、ロケッツは一時逆転されながらも、再びコートに戻ってきたデービスが精彩を欠いている隙に、終盤まで怒涛の攻撃を展開。ペリカンズはミス連発で全く打つ手なしの状態となってしまい、結局17-0のランを決めたロケッツが17点のリードを取って第1Qが終了した(31-14) 第2Qに入っても同様の展開が続き、中盤あたりから再び12-0のランを見せたロケッツが28点差の大量リードを奪う展開に(51-23) ペリカンズも終盤に何とか得点を取れたが、前半はロケッツが25点のリードで折り返すことができたよ(59-34)」
 
シンキ「先日のゲームと違って、かなりいい展開になりましたね。これはなぜでしょうか?」
 
キャット「ロケッツのローテーションディフェンスが効果的だったと思うが、それ以上にペリカンズがひどすぎたよ。一旦コートに戻ってきたデービスも再びベンチへ下がってしまうし、もうこのゲーム勝敗は見えたと思う。」
 
シンキ「勝敗は決したとのことですが、とりあえず後半戦もお願いします。」
 
キャット「後半は大量リードもあったのか、ロケッツの選手達は伸び伸びプレイしていた印象で、特にハレルはハッスルしまくっていたよ(笑) スリーまで決める万能振りを見せて満面の笑みを見せていたね。第3Q中盤になると、もうロケッツはサマーリーグのメンバーでプレイしていた。第4Qに入いるとオヌアクも登場し、彼はアンダースローから見事2本とも決めて見せたよ。結局116-104でロケッツが勝利し、プレシーズンゲーム負けなしの4連勝を達成したね。個人成績は以下の通りだ。」
 
ロケッツ(4-0) FG41/95(43.2%) 3pFG10/36(27.8%) FT24/28(85.7%)
ハーデン 24分 14点、6R、8A、5TO FG5/11 3pFG0/6 FT4/4
KJマクダニエル 21分 4点、4R、2A FG2/8
アリーザ 22分 9点、4R、2S FG3/7 3pFG1/4 FT2/2
アンダーソン 22分 11点、7R、1B、4PF FG3/7 3pFG1/3 FT4/5
ネネ 7分 2点、2R、2A FG1/3
ハレル 24分 11点、6R、2B、4PF FG3/9 3pFG1/2 FT4/6
デッカー 18分 14点、5R、2S FG7/9
ゴードン 9分 5点、3A、2S FG1/6 3pFG0/3 FT3/3
ブリューワー 12分 0点 FG0/1
プリジオーニ 3分 4点、3pFG1/1
ウィルチェー 25分 15点、5R、3TO FG6/13 3pFG3/7
ペイトン2世 18分 1点、2R、2A FG0/3
ブラウン 17分 18点 FG6/13 3pFG3/6
エニス 11分 6点 FG3/4
オヌアク 7分 2点、4R FT2/2
ビバリーは故障で遠征に帯同せず。カペラ、へアストン、テイラーは欠場。
 
ペリカンズ(1-3) FG36/82(43.9%) 3pFG7/24(29.2%) FT25/32(78.1%)
フレイザー 18分 4点、3R、4A FG1/3 3pFG1/2
ムーア 10分 2点 FG1/4
ヒル 27分 12点、7R、2A、2S FG2/8 3pFG1/5 FT7/9
デービス 7分 2点 FG1/5
アシック 14分 2点、6R(3OR) FG1/2
スティーブンソン 23分 9点、5A FG3/6
ディアロ(ルーキー) 20分 12点、7R FG5/11
ヒールド(ルーキー) 18分 0点、3R、2A FG0/4
カニングハム 18分 12点、5R FG4/7
ギャロウェイ 23分 16点、2R、2A FG6/13
ジー 21分 2点 FG1/2
アジャンサ 14分 7点、3R FG2/4
クイン・クック(ルーキー) 21分 20点、8A、1TO FG7/9 3pFG3/5
ドーソン 4分 4点 FG2/4
エバンス、ホリデー、ポンデクスターは遠征に帯同せず。Tジョーンズ(ヒザ)、サクレ(足)は故障欠場。
 
キャット「デービスの故障は復帰まで10~15日要するようで、またムーアもケガをしていたとのことだ。ペリカンズにとって大黒柱のデービスと、堅実なディフェンダー ムーアの離脱は痛いな。」
 
シンキ「どうもありがとうございます。今日のゲームの感想はいかがですか?」
 
キャット「早々とデービスがベンチへ下がったペリカンズは、まさしく別チームになってしまったんで、ロケッツは勝利したとはいえ、収穫らしい収穫があったのかどうかは分からない(苦笑)」
 
シンキ「ハーデンはどんな感じでしたか?」
 
キャット「やはり頼りになるよ。彼がいるときのロケッツオフェンスは、彼がいないときよりも間違いなくスムーズだよ。今日も8Aしているように、今季はアシストを量産しそうな感もあるよね。レギュラーシーズン開幕が楽しみだよ。」
 
シンキ「課題のディフェンスはどんな感じでしたかね?」
 
キャット「今日はマークマンをしっかりチェックしてたよ。まあ点差が付いてからは少しおろそかにはなってたけどね(笑)」
 
シンキ「新加入のアンダーソン、ゴードン、ネネはどうでしたか?」
 
キャット「アンダーソンはシュートが入るし、リバウンドもそれなりだし、ディフェンスもがんばろうとの意欲を感じるね。彼に4年8000万ドルの価値があるのかはともかく、ロケッツにとって欠かすことのできない選手になると思う。ハーデンのいない時間帯にボールを任せられる選手だしね。ゴードンもケガなくプレイ出来れば、コンスタントに数字を残せるのは間違いない。プレイを見ていても、やはり他の選手とは存在感が違うよね。またネネに関しては、多彩というかバスケットボールIQの高い選手だなと思う。ハイポストからパスをさばけるから、彼の存在はロケッツのダントーニシステムに大いに影響を与えると思うよ。楽しみだ。」
 
シンキ「せっかくですので今日はベンチメンバーの話題も出しましょう。目立っていた選手は誰ですか? デッカーがいい数字を残しておりますが。」
 
キャット「デッカーはいいポジションにいるから得点につながっていると言った感じなんだが、それが出来ない選手が多いのも事実だからね。彼の才能を考えれば、もっと目立ってもいい選手。さらに出場時間を増やしたければ、攻守両面でアピールできる武器が欲しいね。それからハレルもレベルの落ちたゲームでは、彼の運動能力が活きる展開になるな。タイプ的にセンタープレイヤーだと思うが、彼が輝くにはサイズ不足を克服しなければいけない。ウォリアーズのグリーンみたいなパスセンスとスリーを決める能力が、彼にあればなーと思うが現状ではレギュラーシーズンで使えるレベルにないと思う。ハッスルだけではコンスタントに出場時間を得るのは難しいだろう。まだ2年目とはいえ、今季は正念場のシーズンになると思う。髪型だけでなく、プレイ面でもサプライズを見せて欲しいね。」
 
シンキ「分かりました。さらにサマーリーグメンバーについてコメントお願いします。今はフル契約の選手が14人ですので、残り1人ロスター入りできますが、今の段階で誰が残るのか予想もお願いします。」
 
キャット「規定の15人目に選手を入れるならば、へアストン、ペイトン2世、ブラウン、テイラー、ウィルチェーのうち1人が残り1枠に収まるんだが、ウィルチェーが一番の候補だろうと思っている。理由としてはインスタントシューターとして優れていると思うからだ。以前ロケッツにいたノバックを彷彿させるシュート力を彼は持っているよ。サイズもあるからそれなりにリバウンドも取れるし、何よりロケッツのロスターを考えると、サイズのある選手を残しておいた方がいいと思うよ。」
 
シンキ「ブラウンが結果を出しておりますが、彼は厳しいですか?」
 
キャット「彼は経験があるからね。これくらいやって当然だよ。同じようなプレイをレギュラーメンバー相手では難しいんじゃないかな。まあロケッツに限らず、自分をアピールし続ければ、どこにチャンスがあるか分からないからね。2年前ロスター入りできなかったコビントンが、今じゃシクサーズで堂々のスターターだし、とにかく厳しかろうが諦めないでチャレンジして欲しいよ。」
 
シンキ「分かりました。それから忘れちゃいけないのがオヌアクですよ。今日はアンダースロ―からフリーフローを決めましたかー。これに触発されてカペラも、そして松坂もアンダースローにしますかね?」
 
キャット「カペラは練習では入っているんだ。ゲームで決めるだけだと思う。まだ諦めちゃいけない。逆に松坂はいいかもしれないぞ。アンダースローは肩肘に負担が掛かりにくいみたいだし、もう上がり目のない松坂だから、それくらいしないと復活なんて難しいでしょう。」
 
シンキ「まともなコメントありがとうございます(笑) それでは最後にペリカンズについてお願いしますね。」
 
キャット「デービス故障発生、ムーアも故障、ホリデー離脱、エバンス、ポンデクスターも癒えずで、これだけ離脱者が出るとちょっとシーズン予測も立てづらいよね。でも逆に考えれば若手を使ういいチャンスだと思う。その期待に応えて今日は、19歳の新人ディアロが見せ場あったし、2年目のギャロウェイも持ち味を発揮してた。期待の新人ヒールドはまだNBAのスピードに戸惑っている感じだが、才能があるところを見せているし、デューク大出身のクックも負けじとアピールしていたよ。デービスという軸がいるだけに、若手が成長を続ければ面白いチームになるというのがボクの評価。同じディビジョンだから特に負けたくないが、白熱したゲームを観たいファンとしては、デービス早く戻ってこいって感じだよね。」
 
シンキ「ありがとうございます。今日はどうもお疲れ様でした。次のゲームは日本時間16日のグリズリーズ戦になりますね。プレシーズンゲーム5連勝を目指して欲しいと思います。それでは次回も宜しくお願いします。」

プレシーズンゲーム第3戦 対ペリカンズ(上海)

シンキ「こんにちは。プレシーズンゲーム連勝中のロケッツ。今日から中国でのいわゆるグローバルゲームに出場しますが、キャットさんは上海に行ったことあるんですよね。」
 
キャット「もうだいぶ前の話だけど兄が県代表に選ばれて、中国との親善試合があったからついて行ったんだよ。まあ県代表と言っても1校の単独チームだから、選手達は旅行気分だったけどね(苦笑)」
 
シンキ「笑 試合はどうだったんですか?」
 
キャット「案の定全敗だよ(苦笑) アウェイの洗礼すらなかったくらい(笑) 前半で点差が付いたゲームがあって監督も頭がおかしくなったのか、ボクに出場を要請してきてさ(苦笑) 当時中2とはいえ180㎝を超えていたから、将来を見据えて経験を積ませたかったんじゃないかな(笑) 熱心にスカウトしていたからね。」
 
シンキ「高校生相手のゲームはどうでしたか(笑)」
 
キャット「いやー出場はしなかったよ。さすがに体格が違うからケガの心配もあったし、相手選手に220㎝の選手がいたから怖くてねー」
 
シンキ「マジっすか!」
 
キャット「さすがにまじかに見ると相当な威圧感だったよ。握手してもらった時、こんな手で殴られたら失神モノだなーって思ったね。」
 
シンキ「でも貴重な経験をされましたね。」
 
キャット「その後、選抜チームの中の1人が、日本代表候補にまでなったんだけど、この経験が活きたんじゃないかと思ってる。若い時は何事も経験だ。」
 
シンキ「ですね。それではゲームの方をお願いします。」
 
キャット「前置きが長くなって恐縮だった。ロケッツのスターターはニックス戦同様に、ハーデン、ゴードン、アリーザ、アンダーソン、カペラ。ビバリーは膝の状態を考えて遠征には帯同していない。ペリカンズはディフェンダーのイートワン・ムーア、元Dリーグスターのティム・フレイザー、移籍組のソロモン・ヒル、エースのアンソニー・デービス、元ロケッツのオマール・アシック。」
 
キャット「序盤からハーデンからカペラへのホットラインが冴えたロケッツだったが、デービスがコンスタントにスコア―したペリカンズがリードを取る(7-11) しかしロケッツは得意のスリーが炸裂し始め、ベンチからネネが効率良くスコア―するなど、第1Qは逆転に成功(24-16) その後ペリカンズも4本のスリーを決めて応戦し、結局7点リードの37-30で第1Qが終了した。第2Qも序盤はプリジオーニがゲームをうまくコントロールして、アンダーソンが気持ちよくシュートを決めるなど、ロケッツが一時二桁のリードを奪う(46-35) しかし中盤から4連続ターンオーバーを犯すなど、ロケッツの悪い癖が出てしまい、11-0のランを食らってゲームは振り出しに戻った(49-49) それでも後半に持ち直したロケッツが前半を3点リードして終了したよ(68-65)」
 
シンキ「今日はニックス戦のようには行きませんか?」
 
キャット「ディフェンスがダメだね。ノーマークであっさりスリーを決められているし、トランジションからの失点も多い。ペリカンズの素早いガード陣にハーデン、ゴードンともに手を焼いている印象だよ。平均以上のチームに対しては、やはりディフェンス力がないと勝ちきれないから、ここらへんの課題は克服して欲しいと思っているんだけどね。」
 
シンキ「では後半戦もお願いします。」
 
キャット「第3Q序盤はペリカンズのアシックが、存在感のあるプレイを見せていたが、ロケッツもアンダーソン、ゴードンの2人が、古巣へ恩返しとばかりにスリーを決めて、ロケッツがリードをキープ。(79-76) しかしデービスが多彩なオフェンスを見せて、若干ペリカンズがリードを奪ったよ。そのデービスはファールがかさんでベンチへ引っ込むが、ロケッツももたついて結局2点リードされて第3Qは終了(93-95) 第4Qはプレシーズンゲームということもあり、両チームともベンチメンバー主体の構成だったが、接戦になったこともあり、上海のファンのためにハーデンとゴードンが再びコートへ。その2人が終盤に存在感を発揮したロケッツが逆転に成功し、プレシーズンゲーム3連勝を飾ったんだ。最終スコア―は123-117。」
 
シンキ「やりましたね! 内容はともかく勝利はうれしいんじゃないですか。」
 
キャット「デービスが第4Qも出ていたら負けてたんじゃないかな。もうちょっとディフェンス頑張らないと、平均以上の相手に勝ち切るのはきつい感じに見えるね。今日のところはスリーが決まってたけど、さすがに相手チームも考えてくるよ。個人成績は以下の通りだ。」
 
ロケッツ(3-0) FG42/89(47.2%) 3pFG16/37(43.2%) FT23/33(69.7%)
ハーデン 37分 26点、7R、15A、2S、8TO FG6/18 3pFG3/9 FT11/12
ゴードン 31分 24点、3TO FG8/16 3pFG5/10 FT3/5
アリーザ 34分 6点、3R、3A、5PF FG2/5 3pFG2/4
アンダーソン 39分 21点、5R、2B FG7/14 3pFG4/7 FT3/5
カペラ 21分 12点、7R、1B FG6/9 FT0/2
KJマクダニエル 20分 11点、8R、2B FG3/6 3pFG1/2 FT4/5
ブリューワー 20分 4点、4R、2A、1B FG2/6
ネネ 16分 11点、5R、2A、6PF FG5/7
プリジオーニ 12分 5点、2A FG2/7 3pFG1/3
ハレル 11分 3点、4R、2B FG1/1
デッカー、オヌアク、エニス、オヌアク、ペイトン2世、ウィルチェー、ブラウン、テイラー、へアストンは欠場。ビバリーは遠征に帯同せず。
 
ペリカンズ(1-2) FG40/85(47.1%) 3pFG7/21(33.3%) FT30/38(78.9%)
フレイザー 24分 7点、8R、9A、2S、2TO FG3/5
ムーア 29分 25点、3A、3S FG10/15 3pFG4/4
ヒル 24分 11点、5R、2A、5PF FG2/5 3pFG0/2
デービス 23分 23点、5R、2A、2S、2TO、5PF FG7/15 3pFG0/2 FT9/11
アシック 28分 14点、14R、5B FG4/9 FT6/8
スティーブンソン 33分 8点、3R、5A、3TO FG3/9 3pFG2/4
ヒールド 31分 14点、3A FG5/12 3pFG1/4
カニングハム 22分 9点、3R FG4/8
ギャロウェイ 18分 2点、3R、3TO FG1/5
ジー 7分 4点
ホリデーはがんを患った妻の看病に集中するため欠場、エバンス、ポンテクスターは故障で欠場、元ロケッツのTジョーンズは出場せず、サクレ他も同様。
 
シンキ「ハーデンは26点、15Aはすごいんですが、相変わらずターンオーバーが多いのが気になりますし、シュート成功率は良くありませんね。」
 
キャット「なんかくだらないミスが多かったよ。ディフェンスも所々抜かれていたし、ここらへんはホント改善していかないと、今以上にロケッツが飛躍するのは難しいんじゃないかな。ロケッツはハーデン次第のチームだからね。」
 
シンキ「移籍組のゴードンとアンダーソンは20点越えです。2人ともさすがにシュート力はありそうですよね。」
 
キャット「この2人のシュート力で今日のゲームは勝ったようなものだよ。ゴードンはさすがに元ペリカンズのエースだけあって、スリーだけでなく、多彩なオフェンスパターンを持っているね。アンダーソンもペリカンズ時代は同ポジションにデービスがいた関係で、控えからの出場が多かったが、ロケッツに来てからのびのびとプレイしているからか、彼の良さがプレイに出てるように見える。彼がいればディーモーとの契約を急ぐことはないと考えても不思議ないくらいだね。」
 
シンキ「カペラ、ネネのフロント選手も活躍してますね。カペラは相変わらずフリースローを落としてますが(苦笑)」
 
キャット「2人ともハーデンとの相性がいいよ。カペラは得意のアーリウープからスコア―出来るし、ネネはテクニックを使ってフィニッシュする感じだ。これならハワードがいなくてもほとんど問題ないんじゃないかな。今後のことを言えば、カペラはハイポストからもっと積極的にリムへアタックしてもいいし、入るならジャンパーも打って欲しいと思っているんだよ。まだ若いんだし、実践でチャレンジしてもらいたいね。」
 
シンキ「それ以外の選手はどうでしたか? KJが今日も見せ場があったみたいですね。」
 
キャット「ニックス戦ほどではないが、昨季とは比べ物にならないくらいの存在感を発揮しているね。彼はもうロケッツにとって欠かせない選手になったと思う。それからプリジオーニもいいね。彼がいるとゲームが締まる感じに見える。それからブリューワーもそれなりに頑張っていたと思う。ミスもあったけどね。貴重な控えだよ。」
 
シンキ「最後にペリカンズについてお願いします。」
 
キャット「アンソニー・デービス。彼がチームにいるだけで、ペリカンズは別チームになる。それくらいインパクトのある選手だし、ロケッツにとってはやっかいな相手だ。昨季ケガに泣いた分、今季はやる気まんまんだろうから、ペリカンズはロケッツはもちろん、強豪にとっても怖い存在だと思う。レギュラーシーズンでウォリアーズあたりが負けても驚けないよ。」
 
シンキ「どうもありがとうございます。次のグローバルゲーム第2戦は日本時間で水曜の夜になりますね。引き続き宜しくお願いします。今日はどうもお疲れ様でした。」

今季第61戦 対ペリカンズ

シンキ「こんにちは。今日はホームでのペリカンズ戦になります。ペリカンズもロケッツ同様に失意のシーズンが続きますが、今日のゲームはどうなりますかね?」

キャット「ペリカンズは若いデイビスを中心に、今季の飛躍を期待されたチームなんだが、故障者が出るなどして流れに乗れないまま、ここまで来てしまった感じだな。ケガが多いとはいえ、若きエースのデイビスがまだ伸びそうだし、ロケッツとって侮れないチームだと思うよ。」

シンキ「分かりました。それではゲームの方をお願いします。」

キャット「ロケッツのスターターはハーデン、ビバリー、アリーザ、ディーモー、ハワード。ディーモーは今季2度目のスターター起用になった。カペラは今日から復帰予定。ペリカンズはゴードン、コール、カニングハム、デイビス、パーキンス。エバンスとポンデクスターはヒザの故障で今季復帰予定なしで、元ロケッツのアシックも足首のケガで今日は欠場となった。」

キャット「ロケッツは序盤から相変わらずターンオーバーを繰り返し、速攻を決められるなどしていたが、ペリカンズもデイビスがアリーザの密着マークでボールが回らず、両チームとも均衡したゲームに(8-8) ロケッツはディーモーのローポストからのフック、負けじとハワードも加点して逆転に成功する(14-13) しかしハーデンがスリーを外しまくり、またターンオーバーも出てしまって、ペリカンズにあっさり逆転を許してしまったよ(16-21) 中盤過ぎにハーデンがレイアップとフリースローで加点するが、終盤に入ってもガード陣のスリーがことごとく外れて、第1Qはロケッツ3点ビハインドで終了となった(25-28)」

シンキ「相変わらずのスロースタートですね。今日はスリーが決まりませんか?」

キャット「ここまで9本放って決まってない。この差が得点差で現れている感じだな。」

シンキ「ですか。では前半の続きもお願いします。」

キャット「第2Qに入っても依然としてスリーが決まらないロケッツを尻目に、ペリカンズはツーメンゲームからアンダーソンのダンクが決まるなどして6点のリードを奪う(28-34) ロケッツは中盤前になっても、今度はターンオーバーを連発してしまい、速攻を食らうなどして流れに乗れず、相変わらずスリーも決められない状態が続いたよ(32-41) しかしタイムアウト後、残り6分切ってようやくハーデンがスリーを決めると、カペラがブロックを決めるなど、ディフェンスから活路を見いだして追い上げを開始。速攻からハーデンが華麗なユーロステップを披露して3点差に迫った(39-42) その後も24秒バイオレーションを誘うディフェンスや、カペラのナイスブロックでペイント内を死守し、終盤に入いると速攻からハワードが豪快なアーリウープを決め、遂にロケッツが逆転に成功したんだ(49-47) しかしペリカンズもコールが絶好調で追いすがり、結局1点リードして後半戦を迎えることとなった(53-52)」

シンキ「勢いづいて来ましたかね。このペースで後半戦もお願いしたいところです。後半戦の見通しについてはいかがですか?」

キャット「デイビスをうまく封じ込めているし、スリーが決まっていれば、もっと点差が付いていておかしくなかったと思う。後半はターンオーバーを減らし(現在12)、攻守ともリズムを崩さずプレイ出来れば、このゲーム大丈夫だと思う。」

シンキ「それでは連敗脱出へ向けた後半戦をお願いします。」

キャット「後半出だしでロケッツは気の抜けたディフェンスをしていて、ゴードンなどに4本スリーを決められてしまって、開始約2分で7点のビハインドになったんだ(57-64) 堪らずビッカースタッフはタイムアウトを要求したよ。」

シンキ「今季のロケッツは一気にやられるプレイが多いですよね。」

キャット「全くだ。ゲームに集中してないみたいだよ。渇を入れるようにビバリーとハワードをベンチへ下げ、テリーとカペラを投入したよ。しかしタイムアウト後もハーデンのスリーがエアボール、アリーザのスリーも決まらずで、ロケッツは9点のビハインドになってしまう(57-66) しかしようやくエンジンが掛かってきたロケッツは、ハーデンが自ら外したシュートを拾っての加点や、カペラへのお膳立てでペースを掴んでくる(61-66) 中盤に入り、カペラがまたフリースローを外す体たらくがあるが(ここ1ヶ月で22本中3本しか決まってない)、ペリカンズのターンオーバーを誘うディフェンスが功を奏し、ロケッツが押せ押せの展開になって、ビバリーのイージーレイアップが決まる10-0のランに成功したロケッツが、再び逆転したんだよ(67-66) しかし終盤に入ると、ターンオーバー連発の悪い癖が出てしまい、その間にペリカンズも踏ん張って、結局ゲームはタイで終了。残り12分勝負となったね(76-76)」

シンキ「好勝負になってますが、内容的にはどうなんですかね?」

キャット「まあ可もなく不可もなくって感じだろう(苦笑) 両チームともターンオーバーが多く、もうちょっと締まったゲームをして欲しいと思うね。」

シンキ「分かりました。それでは最終Qも宜しくどうぞ。」

キャット「まずペリカンズがホリデーのスリーでリードを奪ったんだが、その後両チームともターンオーバーかシュートミスのどちらかで、コートを往復している時間が長く続いたんだ(苦笑) ロケッツはこのQで、すでにスリーを5本ミスし、ペリカンズも3つのターンオーバーに加え、デイビスの体たらくが目に付いたよね。」

シンキ「コートを往復しているだけってミニバスみたいですね(苦笑)」

キャット「ミニバスの方がマシなんじゃないの。少なくともお金払って見に来ているファンはかわいそうだよね。プロなんだから、もっとシャッキっとしてもらいたいよ。」

シンキ「では続きをいいですかね。」

キャット「オーケー。タイムアウト明けも、両チームともターンオーバーで始まったが、ロケッツはハーデンが気合いが入っていて、積極的にドライブを仕掛けていたよ。ペリカンズも好調コールがスリーを決めて、中盤に入ってようやく得点が動いてきたんだ(82-82) 中盤以降にペリカンズはデイビスのカウントプレイにホリデーのジャンパー、アンダーソンのスリーが決まる8-0のランに成功して6点リードする(84-90) だがロケッツもペリカンズのミスに乗じて速攻などで加点していき、残り約3分に3点差に追い上げたんだよ(87-90)」

シンキ「手に汗握る好ゲームになってますか?」

キャット「いや(笑) ゲーム的には面白いが、緊張感はないよ(苦笑)」

シンキ「笑 では残り3分をお願いします。」

キャット「ここまでほとんど見せ場がないペリカンズのデイビスだが、さすがにワイドオープンのスリーは決めてきて、ロケッツは6点のビハインドにされてしまうが、ハワードの踏ん張りでフリースローを1本決め、5点差とし、速攻も決めたロケッツが終盤に入ってペースを握りつつあったよ(90-93) その後ハーデンがフリースローを冷静に決めると、ドライブからの加点にも成功して、残り1分半、ロケッツは1点のリードを奪ったんだ(94-93)」

シンキ「やはり終盤はハーデンタイムですかね?」

キャット「そうだな。こういう接戦になると、ほとんどハーデン次第なとこあるからね。しかしアンダーソンのフリースローで再び1点のビハインドにされてしまうんだが、ここまで不調だったビバリーがスリーを決める勝負強さを見せて、またまたロケッツは逆転に成功したよ(97-95) 終盤に決め手を欠いたペリカンズに、抵抗する力は残されておらず、結局5点差でロケッツが勝利。最終スコアーは100-95。連敗脱出となったな。」

シンキ「勝利しましたね。ホームなのでこの勝利は良かったと思います。これで連敗脱出して、勝率5割復帰まであと1ゲームですね。」

キャット「61ゲーム終わって30勝31敗か。負けすぎと言えば負けすぎだろうが、現状のチーム力を考えると仕方ないかな。」

シンキ「今日のゲームは、内容的にはどうでしたか?」

キャット「まあ今季不振同士の対戦と言った感じの内容だよね(苦笑) 両チームともくだらないターンオーバーが多すぎだったし、ロケッツはスリーの確率が8.8%だよ(3/34) これが強豪との対戦だったらまず勝ててない数字だと思う。ペリカンズもデイビスが故障の影響があったのかダメダメだったからなー。ロケッツにとっては幸運な勝利と言っていいと思うよ。」

シンキ「ロケッツで目に付いた選手は誰でしょうか? 今日はTジョーンズが出場しなかったようですね。」

キャット「ハーデンはスリーを決められず、相変わらずターンオーバーも多かったんだけど、要所で締めて39得点の活躍と、さすがにこのレベルでは安定感あるよね。味方をお膳立てする力もあり、オールスター常連としての能力を発揮したんじゃないかな。それからもう一人挙げるとすればカペラだな。彼のディフェンス面での存在感は、他の選手より一歩抜きんでている感じあるよ。ゴール下を守れるし、素早い動きでプリメイター付近もガード出来るしね。オフェンス面を鍛えたいから、やはりここはハワードよりカペラを使いたいよなー。それからTジョーンズだけど、彼は今季終了後、クオリファイオファーを受けず、無制限のFAになると予想している。残念ながら尻すぼみの彼に、もうロケッツでの居場所はないのかもしれないね。」

シンキ「分かりました。次のゲームはアウェイでのブルズ戦になりますね。3日後になります。」

キャット「最近のブルズはディフェンスが酷いみたいだから、ちょっと楽しみにしているんだよ(笑)」

シンキ「それでは今日はお疲れ様でした。次のゲームも宜しくお願いします。」

ボックススコアー

今季第47戦 対ペリカンズ

シンキ「こんにちは。連勝中のロケッツですが、今日もゲームで、相手はペリカンズです。ホームではなくアウェイ戦でしたね。」

キャット「前回悔しい負け方しているからね。今日はしっかりとリベンジして欲しいと思っているんだ。」

シンキ「それでは早速ゲームの方をお願いします。」

キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、ブリューワー、アリーザ、カペラ。ハワードは引き続き欠場。ペリカンズはコール、エバンス、ジー、デイビス、アシック。ジーとアシックは元ロケッツ。」

キャット「序盤からロケッツのペース。昨日同様、アリーザのスリーが調子良く、ビバリーも負けじとスリーを決めるなど、まず7点リードした(9-2) ディフェンスでは、スモールラインナップが機能していて、アリーザのマークにデイビスが苦戦中。ダブルチームからデイビスのミスを誘い、ブリューワーが得意の速攻を決めたり、アリーザが引き続きスリーを決めるなど、ロケッツは残り6分切って9点リードだったんだ(19-10) しかしスモールに対抗するならスモールとばかりに、ペリカンズはアシックを下げてサイズを落としてきた。これに戸惑ったロケッツはディフェンスが機能しなくなってきて、中盤以降はペリカンズに加点されるケースが目立ったんだが、ロケッツのオフェンスは好調をキープしていて、点差はそれほど変わらなかった(26-17) だが終盤に入ってハーデンをベンチへ下げると、ロケッツのオフェンスはスローダウンしてしまって、結局3点差まで詰められて終了したんだ(32-29)」

シンキ「ゲームは48分間での勝負です。ペリカンズはそう簡単には勝たせてもらえなさそうですよね。」

キャット「だな。中盤以降のディフェンスをしっかり修正して欲しいよ。元ロケッツのジャニーマンであるダグラスに、簡単に打たせすぎていたからね。」

シンキ「では前半の続きをお願いします。」

キャット「まず序盤、セカンドユニット同士の対戦で軍配が上がったのはペリカンズの方。ホリデーのジャンパー、速攻からの加点、アンダーソンのスリーなどで、最初の2分でロケッツは逆転されてしまった(35-38) タイムアウト後にも速攻で加点され、5点ビハインドになってしまうが、カペラのカウントプレイ、ソートンのスリーが決まって追い上げ開始(41-42) ペリカンズもアンダーソンのステップバックジャンパー、デイビスのアーリウープが決まるなど、オフェンスの状態はいい感じ。しかしロケッツも地元大学出身のソートンが、カペラへのナイスパスに続き、スリーも決める好調振りを発揮して、ゲームは接戦になったよ(48-48) 中盤過ぎもゲームは3点差以内を維持していて、とても見応えのあるゲームになったんだが、残り1分にデイビスがリバウンド時に、味方選手の肘が頭に当たってしまい、検査のためにロッカールームへ下がっていった。結局前半はロケッツ2点のビハインドで終了となったよ(58-60)」

シンキ「好ゲームとなっているようですが、後半戦への見通しについてはいかがですか?」

キャット「ジョシュがちょっと機能していないように見えるからね。ここの使い所がカギを握るんじゃないかな。今日に関してはアリーザ、カペラのディフェンス力を全面に出した方がいいような気もするね。まあアンソニー・デイビスの故障次第と言ったところか。情報では今日の出場は難しいみたいだね。」

シンキ「はい。それでは後半戦をお願いします。」

キャット「ペリカンズは故障したデイビスとアシックに替わり、アンダーソンとカニングハムがスタート。まず後半開始早々、アリーザが2本連続スリーを決めて、ロケッツがあっさり逆転に成功すると、その後もハーデンの活躍で10-0のランを披露し、堪らずペリカンズはタイムアウトを要求(68-60) しかし流れは完全にロケッツで、ビバリーのスリーにハーデンのフリースロー3本など、なんと後半開始から18-0のランを決めて、一気に16点のリードを奪ったんだ(76-60) ペリカンズは流れを呼び戻すために、プレイ時間を制限しているホリデーを早くも投入してきた。これが功を奏して、ペリカンズは息を吹き返すようにアンダーソン、ダグラスなどの加点が続き、ロケッツのリードは縮まってきた(80-69) 残り6分切ってもその傾向は変わらず、ロケッツはホリデー、コール、ダグラスのガード3人にローソン、ソートンが振り回されてしまい、リードは一桁になって、さらに終了間際のコールのハーフコートショットも決まって、結局1点差まで押し戻されてしまって終了となった(93-92)」

シンキ「序盤は圧倒していたようですが、次第にペリカンズのペースになっちゃいましたか。ホームの声援の後押しもありますもんね。」

キャット「突き放すチャンスだったんだけどね。18-0のランから12-4のランを食らって、終盤に13-3のランも食らったからな。デイビスがいない状況だから、ドライブしやすくなっているだけど、ペリカンズガード陣の踏ん張りでタフショットになってしまっているね。ここらへんの修正と、後はディフェンスだよね。18-0のラン以降に7本決められているスリーをどうにかしないといけない。タフショットを打たされてからの戻りが遅く、ほぼフリーで打たれていることが多いよ、攻守のバランスをしっかりとキープ出来れば、見たところこのゲーム大丈夫だと思うんだけどね。」

シンキ「分かりました。それでは最終の第4Qをお願いします。」

キャット「第4Qのスタートはハーデン、ローソン、ソートン、ブリューワー、ジョシュ。引き続きスモールラインナップとなった。しかしロケッツ復帰3戦目のジョシュがブレーキ。効率の悪いショットを放っていて、ロケッツは序盤から全くオフェンスが機能していなかった。だがペリカンズもデイビスがいないということで、オフェンスが悪く、ロケッツは助かっていた感じに見えた(93-94) 第4Q開始5分経過して、ようやく加点に成功したロケッツだったが、ペリカンズもホリデーが調子良く、ロケッツディフェンスを翻弄してきて、ゲームの流れはペリカンズにあるように見えたが、ここはさすがハーデンとばかりに個人技でカウントプレイを奪って残り5分半、ロケッツが3点リードしたんだ(101-98)」

シンキ「オフェンスがイマイチで苦戦しているようですが、このゲーム大丈夫ですかね?」

キャット「何ともいえんな(苦笑) 負けても全く不思議のないゲームだと思うぞ。」

キャット「タイムアウト後、あっさりホリデーにペイント内を切り裂かれた後、カニングハムにスリーを決められゲームはタイに(101-101) ロケッツはジョシュが思うようなプレイが出来ず、その隙にペリカンズはまたしてもホリデーにドライブされ、リードを奪われてしまう(102-104) しかしこの勝負どころで頼りになるハーデンが、連続加点で逆転に成功すると、ホリデーに相変わらずやられながらも、ビバリーがスリーを押し込んで残り約1分、ロケッツが1点リードしたよ(110-109)」

シンキ「手に汗握る展開ですね。勝ちましょう!」

キャット「タイムアウト後、アンダーソンのショットは外れてロケッツボール。このチャンスをやはりこの男ハーデンがキッチリとジャンパーを決めて、最終的にロケッツが逃げ切ったよ。最終スコアーは112-111。内容はともかく、勝って良かったと思う。」

シンキ「よし! これで3連勝となりましたね。このペースでドシドシ勝って行きたいですよ。」

キャット「今日の勝利は嬉しいが、後半デイビスを欠いたペリカンズに、アウェイとはいえ苦戦しているようでは、この先が思いやられる気がしたよ。ジョシュとローソンは明らかにブレーキだったんだから、第4Qは別の選手でスタートさせた方がよかったんだが、連戦だからテリーを温存していたようだし、ジョシュの多彩さをカペラよりも上と取ったようだね。だが、この判断が苦戦を招いたという事実をしっかりと次のゲームに活かしてもらいたいと思う。今日は勝ったけど、内容的には負けてたよ。ハーデンの大車輪で勝ったようなもんだ。」

シンキ「アリーザもまたスリーが好調でしたので、彼も今日の勝利の立役者じゃないですかー。」

キャット「そうだね。彼が5本以上スリーを決めたゲームのロケッツの勝率は、9割を超えているそうだ。最近の彼は神がかったようにスリーを決めているね。この状態をキープしてくれると、ロケッツのオフェンスは楽になるよ。」

シンキ「分かりました。次のゲームはアウェイでスパーズ戦になります。かなり厳しい戦いになると思われますが、どうでしょうかね?」

キャット「気持ちで負けないようにプレイして欲しい。そうすれば少ないとはいえチャンスはあるんじゃないかな。頑張って欲しい。」

シンキ「今日はどうもお疲れ様でした。あさっても宜しくお願いします。」

ボックススコアー

今季第32戦 対ペリカンズ

シンキ「こんにちは。今日もお疲れ様です。昨日のスパーズ戦は今季ベストと言っていい内容での勝利で、いよいよ復活してきた感がありますが、本日のペリカンズ戦はどうでしょうか。アウェイ戦になりますね。」

キャット「昨日はナイスゲームだったね。気持ちのいい勝利で、ロケッツファンも気分良かったんじゃないかな。今日は不調の続くペリカンズが相手だが、アウェイ戦になるし気は抜けないと思う。昨日の勝利に浮かれず、気を引き締めて望んで欲しいね。」

シンキ「それでは早速ゲームの方をお願いします。」

キャット「ロケッツのスターターはハーデン、ビバリー、アリーザ、カペラ、ハワード。ペリカンズはエバンス、ゴードン、ジー、デービス、アシック。ジーとアシックは元ロケッツ。」

キャット「序盤から点の取り合いになった。ロケッツはビバリーのスリーから始まり、アリーザの加点とハーデンのスリーが決まるなどオフェンス好調。対するペリカンズもゴードンが調子良くポンポン加点に成功していて、ビッカースタッフはタイムアウト後、アリーザをゴードンのマークに付かせたんだ(8-8) 中盤に入っても点の取り合いは続いたが、終盤に差し掛かるくらいに、ペリカンズが3連続ミス。その隙にロケッツは8-2のランに成功してゲームの主導権を奪ったよ(30-24) 終盤は2ファールのハーデンをベンチへ下げたが、セカンドユニットが頑張って、第1Qは8点のリードで終了したよ(41-33)」

シンキ「ちょっと点数を取られていますが、立ち上がりとしてはいいんじゃないでしょうか。」

キャット「ペリカンズのディフェンスがちょっと甘いこともあるけど、シュートがとても良く決まっているね。でもそれ以上にターンオーバーがゼロというのが素晴らしい。ペリカンズはすでに8つのミスを犯しているから、ここのところで点差が付いてると思う。」

シンキ「引き続きこのペースで行きたいですね。」

キャット「第2Q序盤に少し点差を詰められるが、ロケッツのオフェンスは好調持続していて、ローソンの活躍などでリードは二桁に(52-42) 中盤に入ってディーモーが相変わらずリバウンドを取れず、ペリカンズに加点を許してしまうが、ロケッツはハワードの通算15000得点となるカウントプレイが決まり点差は変わらず(57-47) しかし終盤に入って、ハーデンが3つ目のファールをしてベンチへ下がると、ロケッツはTジョーンズへボールを集めたが、思うように加点出来ず、リズムに乗ったペリカンズが、ホームの声援に応えるように14-1のランを披露。結局前半は1点リードされて終わってしまった(62-63)」

シンキ「あらま。逆転されてしまいましたか。やはりハーデンがベンチだときついのでしょうかね。」

キャット「点差があったんでハーデンを下げたんだろう。その判断は間違ってなかったと思う。ただビバリーがゲームコントロール出来ず、慌ててローソンを出したんだけど、勢いの乗ったペリカンズを抑えられなかったね。まあビッカースタッフは状況に応じて、使う選手を替えるのがうまくなってきているから、この失敗も今後に活きてくるんじゃないかな。」

シンキ「シーズン長いですからね。それからハワードが15000得点を突破ということで、おめでたいですよ。」

キャット「今度は2万点を目標に頑張って欲しいね。単純に1季で1000得点すれば、5年で達成出来る数字だよ。ケガなくシーズンを過ごせば達成出来るでしょ。」

シンキ「ですね。それでは後半戦もお願いします。」

キャット「後半開始早々ビバリーのスリーであっさり逆転に成功したロケッツは、引き続きスリー好調で、開始2分で9-0のランを披露。堪らずペリカンズはタイムアウトを要求した(71-63) 逆転されたペリカンズだったが、大黒柱のデービスが次第に調子を上げてきて反撃開始。ロケッツは思うように加点出来ずリズムを失ってしまい、その隙にペリカンズは11-0のランを出して、ロケッツは4点のビハインドになってしまう(76-80) しかし終盤に入って、ここまで出番がなかったソートンがハーデンと交代してコートに入ると、ロケッツは攻守ともにリズムを取りだし、オフェンスでは内外角で効率良く加点し、ディフェンスでは相手にミスを誘発させていたよ。今度はロケッツが10-0のランを出して7点リードで第3Qが終了となった(91-84)」

シンキ「逆転しましたね。それにしても両チームとも一気のランが続きますよね。どうしてでしょうか。」

キャット「バスケットはリズムなんだよね。流れに乗ると一気に加点してくるから、まだこのゲームの行方は分からんぞ。デービスのいない時間帯に、ペイント内から効率良く加点して、出来れば15点くらいの点差を付けたいよ。」

シンキ「連勝へ残り12分ですね。それでは最終Qをお願いします。」

キャット「出だしはローソン、ソートン、ハーデン、Tジョーンズ、カペラ。ロケッツは爆発力のあるソートンが連続加点するが、ペリカンズも好調ゴードンがスリーを決めるなど追いすがってきた(96-92) それでもロケッツはローソンからのパスをTジョーンズがダンクで加点し、ハーデンのスリーも決まって残り8分切り、ロケッツが9点リードしたよ(103-94) ペリカンズはタイムアウト後、デービスとホリデーをコートへ戻し、デービスはペイント内と外からのシュートチェックを、ホリデーにはハーデンをストップさせることを任された。ロケッツはその術中に嵌ってしまい、アリーザのスリーはことごとく機動力のあるデービスにチェックされ決まらず、ハーデンもホリデーのディフェンスに手を焼いていて、ロケッツのオフェンスは停滞。こうなるとハーデン頼みの展開になってしまう。ディフェンスで勢いに乗ったペリカンズは次第にペースを掴み始め、コールのスリーに、エバンスの加点などで7-0のランを出し、ロケッツは追い付かれてしまったんだ(103-103) 残り4分弱。」

シンキ「やばいですね。何か対策はないんでしょうか。」

キャット「やばいよ。ハーデンがホリデーの密着マークに苦しんでいる。ほぼアイソレーション気味のオフェンスで、この勝負ハーデン次第な状況に追い込まれつつあるよ。アウェイ戦だし、リードされるとさらに苦しくなるね。」

シンキ「ここで負けると、昨日スパーズに勝ったのが台無しになってしまいますから、何とかお願いします。」

キャット「その後ハーデンは何とかファールをもらってフリースローを冷静に決め、ロケッツが2点リードしたんだ(105-103) しかしホームの大声援を受けて押せ押せのペリカンズは、ゴードンのイージーバスケットで簡単に同点に追い付いた(105-105) 終盤に入ってもハーデン頼みの続くロケッツは、ホリデーの厳しいディフェンスに抑え込まれ加点出来ず、逆にフリースローを決められて3点リードされてしまう。しかしやはりこの男ハーデンがスリーをねじ込んで、ゲームは再びタイになったんだ(108-108)」

シンキ「もう何でもいいですから勝利でお願いします。」

キャット「しかしリズムは断然ペリカンズで、すぐさまデービスの豪快なアーリウープが飛び出すと、ロケッツはオフェンスで膠着してタフショットを打たされてしまった。それでもゲームは最後までもつれ分からない展開になったんだけど、最終的にはロケッツの敗戦に終わった。最終スコアーは108-110。勝てるゲームを落としたって感じで、ボクも吠えてしまったくらいだ(苦笑)」

シンキ「負けてしまいましたか。敗因はやはり第4Q中盤からの失速でしょうか。」

キャット「そこしかないでしょ。ハーデン対策にホリデーを投入して、デービスが内外角のシュートチェックで圧力を掛ける。これにロケッツは対処出来なかったね。タフショットを打たされ続けていたよ。ホリデーはカリーをストップ出来るだけの選手ということを忘れてもらちゃ困る。なぜディフェンスが穴のゴードンのところから攻めないのか理解出来なかった。これはビッカースタッフのミスだと思う。勝ちゲームを落としてしまってフラストレーションが溜まるよ。」

シンキ「9点リードして受け身になってしまいましたかね。」

キャット「それもあると思う。でも第3Qを見てれば分かるが、一気のランですぐ追い付かれる点差なんだよ。だからもっと15点くらい点差を付ける気持ちで攻める必要があった。非常に残念なゲームだったよ。」

シンキ「これでまた勝率5割に戻ってしまいました。次は3日後にホームでホークス戦となります。」

キャット「プレイオフで勝ちたいなら、レギュラーシーズン中からしっかりとしたプランを持って、それなりの成績を残さないといけない。だからこんな成績じゃとても満足できないよ。チーム自体はマクヘイル時代よりよくなっているのは分かるんだから、もう一つ上のレベルでプレイが出来るようになって欲しい。今日のゲームを次のゲームの教訓にしてもらいたいね。」

シンキ「分かりました。最後に何かありますかね。」

キャット「ウインターカップもそれなりに観ているんだけど、やはりバスケットはどのレベルも、どれだけイージーバスケットが出来るのかでほぼ勝敗が決まるんだよ。何だかマーク・ジャクソンがカリーの3ポイントばかり狙うプレイは、子供達に悪影響だって話したらしいけど、それは当たっていると思う。バスケの基本はいかにイージーショットを放つかなんだからね。」

シンキ「カリーからしたら、スリーの方がイージーだって反論しそうですよね(笑)」

キャット「だろうな。彼のシュート力は群を抜いているからね。特別なんだよな。」

シンキ「それでは次のホークス戦も宜しくお願いします。今日は残念でしたが、この敗戦はきっと次以降のゲームに活きますよ。どうもお疲れ様でした。」

ボックススコアー

今季第19戦 対ペリカンズ

シンキ「こんにちは。今日もありがとうございます。先日のピストンズ戦は覇気がなく敗れた感じで、3連勝はなりませんでしたが、今日から12月のゲームが始まりますし、ホームでのペリカンズ戦から出直して欲しいですね。」

キャット「だね。現状だとなかなか立ち直るきっかけが見えて来ないんだけど、昨季終盤から戦列を離れていたディーモーことモティユナスが練習に復帰したからね。これがいい方向へ向いてくれればいいなと思ってるんだよ。」

シンキ「ディーモーのポストプレイはチームに好影響を与えそうですよね。これでローソンも生き返ってくれればロケッツ浮上の目も出てくるんじゃないですかね?」

キャット「ローソンはトレードの噂があるよ(苦笑) まあ彼はここまで期待を裏切っているから、当然出てきても不思議のない噂だよね。トレードするにしても、もらっているサラリーが高いから、交渉は難航するんじゃないかな。個人的にはトレードもやむを得ないと思っているよ。」

シンキ「それではゲームの方を宜しくお願いします。」

キャット「ロケッツのスターターはハーデン、ビバリー、アリーザ、カペラ、ハワード。ペリカンズはゴードン、エバンス、ジー、デイビス、アシックの布陣。アシック、ジーは元ロケッツ。」

キャット「ロケッツは序盤からお得意?の入らないシュートを連発していて、ゲームの主導権はペリカンズが握ったよ(2-9) ディフェンスでもペイント内から簡単に決められるケースが目立ち、機能していないように見えた。中盤に入ってもその傾向は変わらず、淡々とゲームは進行していったよ(11-20) 結局第1Qはシュート成功率3割、アシストたった2つの体たらくで終了だった(17-29)」

シンキ「情けないですねー ホームのファンの前でこれじゃお話になりません。」

キャット「全くだ。何とかきっかけを掴みたいんだけど、攻守ともに安定感を欠きまくっているよね。まあとりあえず続きを見てみようか(苦笑)」

シンキ「お願いします。」

キャット「第2Qに入ってもロケッツはリズムを掴めず、スリーもここまで8本すべて失敗の有様。その隙にペリカンズはアンダーソンが加点に成功して、ビハインドは14点に拡がってしまった(19-33) しかしようやくスリーが連続で決まると、ローソンにハーデンがドライブで加点に成功、カペラのフィニッシュも決まってロケッツが反撃開始(31-38) ロケッツはここまでシュートは入っていなかったが、ミスが少なくて、ここに来てエンジンが掛かってきたように見える。その予感通りにまたビバリーのスリーが決まり、今日好調のTジョーンズが速攻でスコアー。カペラは3ファールでベンチへ下がるが、アリーザのカウントプレイが決まって遂にロケッツは逆転に成功したよ(40-39) 第2Qに、この18-3ランがあって持ち直したロケッツが、ビハインドを2点にして前半が終了したんだ(48-50)」

シンキ「ようやく出来が戻ってきましたかー。この調子なら再逆転出来そうですよね。」

キャット「と思う。あとはしっかりリバウンドを取っていけば行けると思うよ。大丈夫だ。」

シンキ「はい。それでは後半戦もお願いします。」

キャット「第3Q序盤は両チームとも流れに乗れない時間帯が続いたんだ。ロケッツはカペラとビバリーが4ファールでベンチへ下がってしまったが、今日好調のTジョーンズとローソンがしっかり支えていたよ。ゲームが動いたのは中盤以降。ハワードも4ファールでベンチへ下がって、ロケッツはスモールラインナップを余儀なくされるが、高さがなければ機動力とばかりに、オフェンスでは早いパス回しからのスリー、ディフェンスではデイビスに対してダブルチームで対抗。ハーデンが連続でレイアップを決めて、残り3分弱、ロケッツはこの日最大となる5点のリードを奪う(75-70) タイムアウト後もロケッツが優勢だったが、終盤はペリカンズのガード陣が踏ん張るなど、結局2点差に詰められて終了したよ(84-82)」

シンキ「突き放せませんでしたかー。やはり最終Q勝負ですね。勝算はありますか?」

キャット「あるでしょ。今日のゲームは良くもないけど、めちゃめちゃ悪くもない。パス回りが良くなってきたし、要所を押さえれば勝てると思う。もうこれ以上ホームで負けられないよね。頑張って欲しい。」

シンキ「それでは最終Qをお願いします。」

キャット「第4Qのロケッツはハーデン、ビバリー、ソートン、ブリューワー、ハワードでスタート。第3Q同様に両チームともリズムが取れず、ゲームは均衡状態だったが、元ロケッツのダグラスがスリーを決め、3分経過してペリカンズが1点リードした(86-87) しかしロケッツはタイムアウト後にハーデンの加点ですぐ逆転に成功すると、リバウンド争いで苦戦しながらも、ハーデンがカウントプレイを決めて4点のリードを奪ったんだ(91-87) ペリカンズは大黒柱のデイビスをコートに戻すが、ミスが出てロケッツボールに。このチャンスをアリーザがきっちりとスリーを決めて7点のリード。その直後にもロケッツはスチールを決めて速攻が決まり残り5分弱、この日最大となる9点のリードを取ったよ(96-87) ペリカンズはタイムアウト後にデイビスに託すが、それほど決まらずロケッツが逃げ切った。最終スコアーは108-101」

シンキ「やりましたね。ディビジョンのライバルであるペリカンズに勝利しました。これでここ最近4ゲームで3勝と、通算8勝11敗ですが勝ち星が増えてきましたよ。」

キャット「調子は上がってきたようには見えるね。特にローソンは吹っ切れたのか、今日のゲームはここ最近ではベストの出来ともいえる内容だったよ。」

シンキ「ローソンがチームになじめば、ある程度ロケッツは勝てますかね?」

キャット「どうだろう。今日の相手ペリカンズは、今季なかなか調子の上がらないチームの一つではあるからね。もうちょっと見てみないと分からないな。個人的にはトレードされても驚けないし、そうなる可能性の方が高いんじゃないかなと思っている。取引の内容次第だろうね。」

シンキ「分かりました。相手のペリカンズについてはいかがですか。今季はここまで4勝15敗と全く冴えませんが、どうしてでしょうか?」

キャット「日程を見ると、かなりきつい相手との対戦が多いし、ケガ人も出てるんだけど、次世代のスター・デイビスがいるペリカンズだから負けすぎと言えば負けすぎだよね。見たところまだデイビスが本物じゃないんだよ。スリーを狙うようになってシュート成功率が落ちてるし、ターンオーバーも多くなってる。彼がオフェンス面でもっと支配的にならないとペリカンズは安定して勝てないだろうな。」

シンキ「ロケッツは昨季前のトレードで、今年ペリカンズのドラフト指名権を持っていて、その指名権を使ってデッカーを獲得しましたが、もしそれが来年のドラフト指名権だったら、ロッタリーの指名権の可能性が高いんじゃないですかね。」

キャット「激戦の西地区を考えると、今から巻き返すのは大変だから、ペリカンズがプレイオフを逃す可能性はあり得ると思うよ。ここらへんも運と言えば運だよね。仕方ない(苦笑)」

シンキ「笑 最後に何かありますかね。」

キャット「今日はコービーが久しぶりの30得点越えを達成したみたいだよ。それからウォリアーズがまた勝って開幕20連勝を達成したね。今日はカリー父の式典があったから、カリーも気持ちよくシュートを決めまくっていたよ。」

シンキ「最近は2世選手も目立つようになりましたよね。」

キャット「そうだね。カリーも父同様に晩成型だから似てるのかな。父は86年にドラフトされたんだけど、2年で戦力外の烙印を押されたんだ。しかしシャーロットの雰囲気が良かったのか、シックスマン賞を獲得するくらい成長したんだよね。同じようにホーネッツでは、元ロケッツのラムが控えで頑張っていて、結構注目はしているんだ。リンもいるしね(笑)」

シンキ「元ロケッツ選手の活躍も気になるところですが、ローソンもそうなってしまうのか気が気でないですよね。それでは次のゲームはあさってのマブス戦になります。アウェイですが前回敗戦のリベンジをお願いしたいです。それでは今日はお疲れ様でした。」

ボックススコアー