シンキ「こんにちは。アウェイ戦連勝のロケッツ。今日の相手は現在イースタンカンファレンス3位に付けているセルティックスです。彼らはここまでホーム14連勝中のようですね。」
キャット「前回のホームでの敗戦は、マクヘイル解雇への引き金になったゲームだったね。あの頃はチーム状態がかなり悪かったし、もうマクヘイルもいないから、さすがに今日は情けないゲームはしないと思うぞ。」
シンキ「ラプターズ戦の勝利で自信が生まれてましたかね。それではゲームの方をお願いします。」
キャット「ゲームの前に一つ訂正したいんだけど、ロケッツを解雇されたソートンは、3日前にウィザーズと契約していたね。彼は得点の欲しい場面で重宝されるんじゃないかな。頑張って欲しいよ。」
キャット「さて今日のゲームのスターターは、ロケッツがハーデン、ビバリー、アリーザ、ディーモー、ハワード。セルティックスはトーマス、ブラッドリー、クラウダー、アミール・ジョンソン、サリンジャー。オレイニックはケガのため欠場となった。」
キャット「序盤はセルティックスが速攻やトーマスの加点でリードしたが、エアボールを連発するなどしてリズムには乗れてなかったので、ロケッツがすぐに追い付く展開になったんだ(10-10) 中盤に入って両チームともスリーを外しまくる展開になっていたが、速攻をそれなりに決めたセルティックスが一歩抜け出す形になったよ(14-18) 終盤に入ると、フリースローでの加点が多くなって、結局ロケッツは4点のビハインドで終了となった(19-23)」
シンキ「また第1Qはリードされて終了しましたが、どんな感じですかね?」
キャット「ターンオーバーから速攻を出されて加点されるケースが3つあるが、ディフェンスはそれなりに機能しているし、全体的に悪くないと思うぞ。ビーズリーが中盤から出場しているが、なかなかチームプレイに徹しているというか、攻守ともロールプレイヤーの動きが出来ている点は好感が持てた。今の外からのシュートが目立つディーモーを使うくらいなら、ビーズリーをスタートで使ってもいいかもしれない。ディーモーとハワードの相性はイマイチだからね。」
シンキ「ビーズリーはワンステップアップ出来るとうれしいですね。それでは前半の続きをお願いします。」
キャット「まずセルティックスがゼラーのミドルで加点して6点のリードを奪う(19-25) ロケッツは相変わらずスリーが入らない状態が続くが、ペイント内で効率良く加点していき、追い上げを開始したよ。ディフェンスも機能していて、セルティックスはシュートミスを連発。その間にロケッツは速攻を連続で決めて、中盤にようやく逆転に成功したんだ(31-29) その後スリーも12本目にやっと決まってロケッツは完全にリズムに乗り、ビバリーからカペラへのパスが通るイージーダンクも決まって、セルティックスは堪らずタイムアウトを要求(36-32) タイムアウト後にターンオーバーから速攻を食らうが、流れはロケッツにあり、再びカペラのダンク、アリーザのスリーで6点のリードを奪ったよ(41-35) ロケッツはここでさらに突き放すチャンスだったんだが、終盤にサリンジャーにペイント内から加点されるなどして、結局3点のリードで終わった(46-43) しかし全体的に好内容な前半だったと思う。」
シンキ「逆転しましたか。ディフェンスが機能しているようですね。」
キャット「今日は締まったプレイをしているよ。スリーがもっと入っていれば、二桁のリードを奪っていても驚けない展開になってる。後半はスリーの精度を上げて、ターンオーバーを減らし、タフショットを強要させるディフェンスを継続出来れば、勝機は十分にあると思う。頑張って欲しいね。」
シンキ「分かりました。では後半戦をお願いします。」
キャット「後半に入ってもロケッツのディフェンスは機能して、セルティックスに連続タフショットを強要に成功。オフェンスも連続で加点して、危機感を持ったセルティックスは開始約1分でタイムアウトを要求してきた(50-43) タイムアウト後も速攻からハーデンが決めるなど、リードを10点に拡げるが(53-43)、課題のターンオーバーから速攻を2本やられ、トーマスにスリーも食らって点差は縮まった(56-50) ホームの声援もあってか、中盤に入ってリズムは若干セルティックスが握っているように感じ、点差はさらに縮まるが(58-56)、ロケッツはアリーザのドライブに、ブリューワーがコーナーから慎重にスリーを決めるなど突き放す(65-58) 中盤過ぎに、またターンオーバーから速攻を食らうが、ハーデンがカペラのハイピックを使って縦横無尽にドライブをしてきて、加点を繰り返す大車輪が始まる.。しかしセルティックスもセカンドチャンスでの加点や、フリースローで加点して応戦(75-69) 終盤に入ってハーデンがかわいそうなファールでベンチへ下がってから、ロケッツのオフェンスは決め手を失い、ビーズリーが奮闘するも決めきれず、またしてもターンオーバーから速攻を食らってしまい、結局4点のリードで終了となった(77-73)」
シンキ「好ゲームになっているようですが、第4Qの見通しについてはいかがですか?」
キャット「ターンオーバーから速攻を食らうケースが目立つから、ここをしっかり修正と、ハーデンのいない時間帯をどう凌ぐかだね。ディフェンスは後半に入ってもそれなりに機能しているから、オフェンス次第で十分に勝てると思う。とにかくターンオーバーから流れを渡さないようにしたいね。」
シンキ「はい。では3連勝への第4Qをお願いします。」
キャット「ロケッツはハーデンのいない時間帯をビバリー、テリー、KJ、ビーズリー、ハワードでスタート。序盤ビーズリーがドライブから加点に成功するが、セルティックスも新人のロゼアがスリーでお返しする(79-76) だがKJがドライブから加点に成功すると、ビーズリーがマークマンのジュレブコを翻弄するようなミドルショットを連発! ハーデンを真似するようなクッキングのジェスチャーをして乗っていた(87-79) 堪らずセルティックスはタイムアウトを要求。残り約9分。」
シンキ「ビーズリーは本領発揮してきましたかね?」
キャット「さすがに点取りやとしての彼の才能を疑う余地はなさそうだな。リズムに乗ると面白いように決めてくるよ。タイムアウト後にセルティックスはビーズリーのマークマンを替えてきて、決めきれなくなったんだけど、それでもしつこくリバウンドを取って押し込むプレイもあったよ。しかしセルティックスもこのまま引き下がることはなく、テリーのスリーミスから速攻に繋げ、トーマスのスリーも決まって、ロケッツは5点リードした状態でタイムアウトを要求する(89-84)」
キャット「中盤に入り、スマートのイージーレイアップで3点差に迫られるが、ロケッツはハワードのローポストムーヴ、速攻からビバリーのスリーが決まって、再び7点にリードを拡げたんだ(94-87) コートに戻ったハーデンは、厳しいマークに苦しんでいたが、それでも終盤に差し掛かると、タフショットを決めてロケッツのリードを保っていたよ(96-91) 残り2分半、再びタイムアウトでゲームは止まった。」
シンキ「ロケッツは頑張っていますね。このリードを保って終わりたいですよ。お願いします。」
キャット「フリースローをもらったハーデンは、1本しか決められなかったが、スマートのオフェンシブファールでロケッツボールに。ここでビッカースタッフはハック作戦回避のため、先手を打ってハワードからビーズリーへ交代。ハーデンのスリーは外れるが、ビバリーがスマートに競り勝つオフェンシブリバウンドをもぎ取った! セカンドチャンスはビーズリーへのファールをオフィシャルが取らず、ゲームは進行するが、ブラッドリーのスリーが決まらず、ロケッツの勝利は目前に(97-91) 残り約1分半。」
シンキ「次のオフェンスが決まれば、もう大丈夫そうですね。お願いします。」
キャット「ロケッツは時間を使ってハーデンがシュートを放つが決まらず、アウトオブバウンズになろうとしたところ、ブリューワーが猛然とボールを追いかけ、ボールをトーマスの足に当ててビデオ判定に。映像ではロケッツボールも、地元びいきのオフィシャルはジャンプボールを選択。だがジャンプボールをしっかり取ったロケッツが、次のオフェンスをハーデンが今度はしっかり決め、残り48秒で8点にリードは拡がり(99-91)、ロケッツファンは勝利を確信したんだよ。」
シンキ「おお。アウェイ3連勝達成ですか。これはサプライズですよ(笑)」
キャット「笑 ゲームはまだ終わってないぞ。サリンジャーが粘って加点してセルティックスは6点差とすると(99-93)、今度は積極的なダブルチームにハーデンがミスをしてセルティックスボールになり、すぐに加点してあっという間に4点差に迫られたんだよ。残り30秒」
シンキ 「えー。何か心配になりますね。大丈夫ですか?」
キャット「やばいと思ったんだけど、ゴールを押し込んだスマートがゴールテンディングをしていて加点は無効になったんだ(笑) これは助かったよ。」
シンキ「スマートは名前を変えた方がいいみたいですね(笑) 紛らわしいですよ。」
キャット「だよな。その後もまたロケッツはターンオーバーをする体たらくがあったが、今度はターナーがハーデンにファール後、テクニカルファールを取られる失態をするなど、ロケッツは命拾いが続き、結局4点差で逃げ切れたよ。最終スコアーは102-98。なにわともあれ、アウェイ3連勝は素直に嬉しいな。」
シンキ「ブラボー! まさかのアウェイ3連勝に、ロケッツファンも驚きを隠せませんか?」
キャット「正直ボクは驚いている(苦笑) シクサーズはともかく、ホームで滅法強いラプターズに続きセルティックスまで、スタートが良くないながらも競り勝つとは思わなかったね。」
シンキ「ロケッツは元々力はあるので、これくらいやってもいいと思いますが、今季は不安定なゲームが多いですからね。これで33勝32敗と、勝ち星先行しましたよ。この調子が継続出来れば、プレイオフも期待が持てそうな感じがしますが、どうでしょうかね。」
キャット「うーん、どうだろう。プレイオフで勝ちたいなら、もう少し順位を上げないといけないだろうね。6位に上げれば相手はサンダーかクリッパーズになるから、少しは戦いやすくなるってもんだよ(笑)」
シンキ「ところでビーズリーに関してはどんな感じですか? 今日はかなり良かったみたいですよね。」
キャット「彼はロケッツの弱点であるミドルレンジからのジャンパーを決められる選手で、自らオフェンスを組み立てて得点も取れる。今日はスクリーンにしっかり入ったり、リバウンドも頑張っていたりと、ロールプレイヤーの仕事も無難にこなしていたよ。これだけ出来るなら、確実にローテーションに入れると思うし、その得点能力を考えると、ハーデンに続く、第2のスコアラーになっても不思議ではないと思う。ロケッツでワンステップアップを果たせれば、NBAレベルでも結果を残せるし、チームに欠かせない選手になれるかもしれない。引き続きビーズリーには注目したいよ。」
シンキ「これからマークが厳しくなってくると思いますが、ロールプレイヤーの仕事もこなせるようになれば、ロケッツとしても使いやすくなりますよ。さて明日でイースト遠征が終了しますが、これまた調子の上がっているホーネッツが相手になります。アウェイ連戦で厳しいですが、今後のためにも勝ちたいですよね。」
キャット「そうだな。もうこの際、連勝街道に入ってもらって、いい感じでプレイオフに入れるなら、それにこしたことはない。今季は期待を裏切られ続けているから半信半疑な部分あるんだが、この3連勝でボクもちょっとだけ盛り上がってきつつあるよ(笑)」
シンキ「はい。最後に何かありますか?」
キャット「アメリカのカレッジバスケも、カンファレンスのトーナメント戦に入り、NCAAトーナメントへの出場が微妙なチームは最後の踏ん張りどころなんだけど、そんな中、コネティカット大がシンシナティ大に3回目の延長で、残り0.8秒から放り投げるようなスリーを決めて追い付き、次の延長で決着を付けたんだ。ゲームは最後まで諦めちゃいけないってホント思ったよ。これだからバスケは面白い! 一応ココにリンク貼っておくよ。」
シンキ「これはすごいですね。ありがとうございます。それでは明日も宜しくお願いします。アウェイ4連勝へ向けてGOロケッツですね!」
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