シンキ「こんにちは。現在35勝36敗のロケッツですが、今日の相手は34勝36敗のジャズになります。このゲーム負けると西地区9位に転落しますので、プレイオフ出場を考えると負けられないゲームになりますよね。」
キャット「そうだな。このゲームに勝つと対戦成績は3勝1敗となって、同率だとロケッツが上になるんだよ。そういう意味もあるから、プレイオフへ向けては大事な1戦になるよね。個人的にはあまり緊張感なくて恐縮だけど(苦笑)」
シンキ「笑 昨日のゲームを考えると、プレイオフはサンダーと当たりたいと考えるロケッツファンは多そうですよね。このゲームは勝ってもらって6位まで浮上してもらいたいですよ。それではゲームの方をお願いします。」
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、アリーザ、ディーモー、ハワード。ジャズはフッド、マック、ヘイワード、フェイバース、ゴベール。」
キャット「序盤は両チームとも動きが重く、膠着した展開だったよ。ロケッツは3分半ほど経過して、ようやくフィールドゴールを決めていて、約5分経過して得点は6-9でジャズが3点リードだった。中盤近くなって、ようやくエンジンが掛かってきたロケッツは、まずハワードがペイントで加点に成功すると、今度はハーデンのスリーで逆転し(11-9)、ジャンパーに速攻も決める9-0のランを披露したよ(15-9) だがジャズも控えのブッカーが効率良く加点するなど追いすがる(15-14) 終盤に入って速攻からブリューワーが決めると、今度はビーズリーの加点に続き、ハーデンからカペラのホットラインも決まって、ロケッツは5点リードになった(21-16) その後ジャズも粘って加点するなど踏ん張り、結局ロケッツ4点のリードで第1Qが終了となった(25-21)」
シンキ「リズム良く進めているみたいですね。今日は大丈夫そうですか?」
キャット「今のところ、いい感じでゲームを進めているよ。ディフェンスのプレッシャーが効いていて、ジャズのターンオーバーを誘っているね(7つ) このペースだ。」
シンキ「はい。では前半の続きをお願いします。」
キャット「出だしにジャズは、オーストラリア出身のイングルズが、得意のコーナーからスリーを決めて1点差に追い上げるが(25-24)、ロケッツはブリューワーのスリー、カペラのオフェンシブリバウンドからの加点ですぐさま6点のリードに拡げると、今度はビーズリーのドライブが決まってリードは8点に(32-24) ジャズはロケッツのタイトなディフェンスに前にシュートミスを繰り返していて、攻守とも完全にリズムはロケッツだったよ(38-26) 中盤に入って、スターターがコートに戻ってもその傾向は変わらず、ビバリーのスリーは不調だが、それを補うようにディーモーが連続スリーを決めてフォロー(44-27) アリーザのスリーも決まって、ロケッツは18点までリードを拡げたんだ(47-29) こんな展開だからか、ハワードもノリノリでプレイしていたよ(苦笑) 終盤はジャズも意地を見せ挽回したが、前半はロケッツが15点リードして終了(49-34) これだけディフェンスがいいのは久しぶりのような気がするよ。」
シンキ「前半を34得点に抑えましたか! これは今季ベストなんじゃないですかね?」
キャット「そう。前半は今季ベストの失点になったな。今日は控えもいいし、早い段階でゲームの勝敗を決することもあり得ると思う。たまにはそういうゲームもいいんじゃないかな。」
シンキ「待望のジョシュも観られそうですかね?」
キャット「この間の敗戦処理では出てこなかったけど、今回はそうじゃないからね。ボクも期待してる(笑)」
シンキ「分かりました。それでは楽しみな後半戦も宜しくお願いします。」
キャット「後半序盤から、ハーデンがパスかシュートか分からないプレイをしたり、ディーモーが入りそうもないフックを放つなど、ロケッツは雑なプレイが目立っていて、攻守でリズムを崩してしまったんだよ。ジャズはゴベールを外してブッカーを投入。そのブッカーがロールプレイヤーの仕事を発揮し、空いたスペースからフェイバースやマックの加点が続くなど、ロケッツは11-0のランを食らってしまい、中盤前に早くも5点差に追い上げられた(50-45) ディフェンスが穴だらけだったロケッツは、ディフェンスで貢献度の高いカペラを投入すると、ジャズのシュートは落ち始めて、ロケッツは息を吹き返してきたんだ(56-45) しかしジャズもネトーのスリーや、フェイバースの加点で踏ん張りを見せ、再び追いすがってきたよ(58-52) ロケッツはカペラを下げずにハワードをコートに入れて、オフェンシブリバウンドの強いジャズに対抗してきた。終盤、ヘイワードのカウントプレイで3点差に迫られたが(58-55)、ブリューワーがスチールからの速攻でサーカスショットをカウントプレイで決めるなど、ロケッツは6点のリードで第4Qを迎える形となったよ(66-60)」
シンキ「あらまー。15点のリードが6点になっちゃいましたか。その理由はなんでしょうかね?」
キャット「ハーデンがブレーキなんだよ。速攻で外しまくってるし、フリースローも落としていたね。カペラとブリューワーのディフェンス力がなければ、もっと点差を詰められていてもおかしくない展開だったよ。」
シンキ「これじゃジョシュどころの話ではなくなってきましたね。何とか逃げ切ってもらいたいですよ。それでは最終Qをお願いします。」
キャット「序盤は両チームターンオーバーが目立っていたが、それでもハーデンがフリースローなどで加点していき、ロケッツは9点リードしたんだ(71-62) しかしジャズもフッドのスリーに続き、ブッカーがハワードのシュートをブロックして、攻守でリズムを掴みつつあり、タイムアウト後にヘイワードのスリーが決まって、3点差に迫られてしまったよ(71-68) ロケッツはスリーが入らず、ディフェンスではフェイバース、ブッカーにオフェンシブリバウンドを取られる苦しい展開に。中盤にマックのスリーが決まって、遂にゲームはタイになってしまう(73-73) ロケッツは堪らずタイムアウトを要求したよ。」
シンキ「第3Qの悪い流れが続いちゃってますよね。ここは流れを変えられそうなビーズリーに期待したくなってしまいますよ。では続きをお願いします。」
キャット「そのビーズリーを投入してきたよ。しかしボールはハーデンが所持し、スリーを決めて3点のリードを奪うと、今度はスチールから速攻を決めて、ロケッツは5点リードを奪う(78-73) だがジャズもブッカーのダンクに、ヘイワードが勝負強さを見せてファールをもらい、4本すべてに成功し、ロケッツは逆転されてしまったよ(78-79) しかし諦めないロケッツは、ビバリーのスリーが決まって2点リード(81-79) ジャズも負けじとフェイバースがジャンパーを決めて、残り2分半、再びタイゲームとなった(81-81)」
シンキ「前半のリードはなくなってしまいましたが、好ゲームになりましたね。勝って勝率を5割へ戻したいですよ。お願いします。」
キャット「タイムアウト後、相変わらずヘイワードのドライブをファールで止めるパターンとなって、1本落としてくれたが、1点リードされたよ(81-82) 残り時間も少なくなり、もうハーデンはやる気まんまんと行った感じで、空いているビーズリーにパスを出さず、強引にペイント内に切り込んでフリースローをもらっていたよ(83-82) 続くディフェンスもフェイバースのファンブルに助けられ、ターンオーバーとなってロケッツボールに。そのチャンスをビバリーがシュートクロックぎりぎりでフローターを決めた! 残り1分8秒でロケッツ3点リード(85-82)」
シンキ「いよいよ勝ちが見えて来ましたかね? お願いします。」
キャット「ジャズはタイムアウト後、好調マックがまたスリーを決めてゲームをタイに戻すと(85-85)、ロケッツは痛恨のターンオーバーをしてしまい、そのチャンスをまたしてもヘイワードがドライブからファールをもらい、今度はしっかり2本決めて、ロケッツは2点リードされてしまったよ(85-87) 残り24.2秒。」
シンキ「ターンオーバーは痛いですね。でもまだ時間がありますので大丈夫です。お願いします。」
キャット「ロケッツタイムアウト後のオフェンスは、うまく繋いでハワードのダンクが成功し、ロケッツは同点に追い付いた(87-87) ジャズはタイムアウトを取らずにプレイは続行。ボールを持つフッドにハーデンが密着マークするが、ヘイワードのスクリーンを使ってフッドがドライブを仕掛け、ハワードがフォローに行ったところへ、フェイバースへナイスパスを出し、イージーダンクをやられてしまったんだ・・・ 残り1.6秒でロケッツはタイムアウトを要求したよ(87-89)」
シンキ「ヘルプは出来なかったんですかね?」
キャット「スモールラインナップを敷いていたからな。タイムアウトがあれば交代したと思うが、それをさせなかったジャズのスナイダーヘッドコーチの作戦勝ちと言ったところだね。見事だったよ。」
キャット「ロケッツはラストショットをハーデンに託すも外れ、結局逆転負けでゲームは終了。最終スコアーは87-89。これで3連敗となり、西地区9位に転落してしまったな。」
シンキ「前半の出来を維持出来ませんでしたね。残念ですよ。これでは6位を目指すどころか、プレイオフ出場も危ういんじゃないですかー。」
キャット「そうなるね(苦笑) まあ今季はドラフト指名権のこともあるから、個人的にはそれほど緊張感ないんだよ。だから今日のゲームも、ジャズはよく頑張ったなーって方の印象が強いよね。勝負どころでロケッツはハーデン頼みだけど、ジャズはヘイワード中心も、フッドやマックも活躍してたし、総合力ではジャズの方が若干上なのかもしれない。そう思わせるゲームだったな。まあ負けたけど、好ゲームだったから、内容的には面白かったよ。今季のロケッツに多くは期待しちゃいけないよ。」
シンキ「次からもラプターズ、ペイサーズ、キャブスと、手強い東のチームとの対戦が続きますからね。今日は勝って欲しかったですが仕方ありませんか。そのラプターズ戦はあさってになりますね。ホームです。」
キャット「プレイオフ出場を考えると、今日の敗戦はとても痛い。だがロケッツの未来は来季以降にあると思っているから、プレイオフとかあまり考えず、前向きに若手を使うなりして欲しいね。今日みたいにカペラを使って欲しいよ。」
シンキ「分かりました。最後に何かありますかね?」
キャット「ジャズはとび抜けた選手はいないんだけど、平均以上の選手が揃っているよね。特にフェイバースとブッカーはどちらかと言うとディフェンシブなPFだから、ロケッツに欲しいくらいだよ。フッドは今日は苦戦していたが、2年目にしては結構頑張っていると思う。やはり若手の生え抜きは伸びるから、ジャズファンも期待しているんじゃないかな。」
シンキ「分かりました。それでは次のラプターズ戦も宜しくお願いします。」
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