今季第82戦(最終戦) 対キングス
シンキ「こんにちは。10月末から始まった今シーズンですが、早いもので今日がレギュラーシーズン最終戦となります。先日のウルブズ戦に快勝したロケッツは、自力でのプレイオフ進出が可能になりましたが、本日のキングス戦はどうでしょうか。ホームコートでのゲームになります。」
キャット「もう最終戦は早いよね。ほぼ1日おきにゲームやってる計算になるんだけど、これだけやってると観てる方も疲れてくる時がある(苦笑) でも3日くらい間隔が空くと、また無性にゲームが観たくなるんだよね。まあそんな感じで半年が過ぎて行ったよ。今日のゲームは勝つ条件が揃っているから、おそらくプレイオフへの切符を掴むんじゃないかな。来季以降への資産になるロッタリー指名権を失うのは複雑だけどね。」
シンキ「今季のロケッツはここまで40勝41敗です。今日のゲームに勝って勝率5割へ復帰となるのか注目ですね。それではゲームの方をお願いします。」
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、アリーザ、ディーモー、ハワード。ハレルが久々にベンチへ入っているね。キングスはマクレモア、カリー弟、ジェームス・アンダーソン、クーフォス、コーリースタイン。アンダーソンは元ロケッツ。カズンズ、ロンド、コリソン、ゲイは休養とのことだ。元ロケッツのカスピは故障で欠場が続いたね。今季もキングスは迷走しちゃったな。」
キャット「ウルブズ戦同様、序盤からロケッツのペース。ペイント内から面白いように加点を繰り返し、開始3分弱で8点リードした(10-2) キングスはカリー弟がスリーを決めて反撃するが(10-5)、ロケッツのオフェンスも止まらず、ビバリーの活躍、ハーデンの4ポイントプレイもあって、点差は13点に拡がったよ(21-8) 中盤に入ると、ロケッツはシュートが入らなくなり、ターンオーバーを繰り返すなど、リズムに乗れなかったが、キングスもしっかりとフリースローを決められず、点差をそれほど縮められない(21-13) 終盤に入ってジョシュの素晴らしいロングパスからの速攻が決まると、ロケッツは息を吹き返したように猛チャージを開始。ハーデンのスリーに、カペラとのホットライン、テリーのスリーなど、結局リードを16点に拡げて第1Qは終了したよ(34-18)」
シンキ「ウルブズ戦みたいに快勝できそうですね。最終戦を気持ち良く終えたいですよ。」
キャット「キングスはミスが目立ち、トランジションも遅いから、速攻を出されているね。カールヘッドコーチも打つ手なしかな。まあもうキングスは若手を使ってるし、来季を見据えたゲームだから仕方ないか。」
シンキ「カリー弟はどうなんですか? 兄カリーみたいに覚醒する可能性はありますかね?」
キャット「彼は十分NBAでプレイ出来る選手だよ。今のところシュートが決まってないが、兄ほどではないとはいえシュートリリースは速いし、ドライブからパスをさばけるし、経験を積めば、安定したベンチ選手にはなれそうだ。今のキングスの状態を考えると、ロンドよりカリーを存分に使った方がいいと思ってたんだが、彼はそのチャンスを活かしつつあると思う。プレッシャーに弱いところがあるから、そこらへんが課題だろうが、彼はまだ伸びしろがあるからね。頑張って欲しい。」
シンキ「分かりました。では前半の続きをお願いします。」
キャット「第2Q序盤もロケッツが優位に立つ。ビーズリーのジャンパー、ビバリーの連続スチールからの速攻も出て、ロケッツはリードを22点に拡げる(40-18) キングスもオフェンシブリバウンドから加点に成功して食い下がるが、ロケッツはテリーのスリー、カペラのオフェンシブリバウンドからの加点、ビーズリーの加点で、さらにリードを拡げたよ(49-24) 中盤に入っても流れは変わらず、ロケッツが思うように得点を重ねて、遂にリードは30点になった(58-28) 終盤に入ると、ロケッツは一息入ってしまったのか、マクレモアのスリーに対応出来ず、ターンオーバーを繰り返し、オフェンシブリバウンドを連続で取られるなど、今季のロケッツらしいプレイを連発する10-0のランを食らっていたね(苦笑) それでも前半は20点のリードで終了したよ(64-44)」
シンキ「終盤は点差を詰められたようですが、20点リードで前半を折り返し、この調子だと最終戦を勝利で飾れそうですか?」
キャット「さすがにホームで20点のアドバンテージは大きいな。余程のことがなければ、このゲームは勝つと思う。」
シンキ「でも低迷サンズに逆転負け食らったロケッツなので、まだ安心は出来ませんよね(苦笑)」
キャット「そうだな(笑) 終盤に一気のランを食らったように、どうも今季のロケッツはリズムが悪くなると、崩れるのも早いからな。もっとしっかりして欲しいんだけどね。もし大量リードを守れずに逆転負けとなったら、ロケッツ史に汚点を残す最終戦になってしまうぞ。」
シンキ「ですよね。それでは後半戦も宜しくお願いします。」
キャット「第3Q序盤はロケッツはハーデンの連続加点、キングスはマクレモアのジャンパーが決まった程度で、両チームともシュートミスやターンオーバーなどで、ゲーム的には膠着していた(69-47) 中盤前になって、ロケッツはハーデンのドライブと、アリーザの加点でリードを拡げるが(73-47)、キングスもカリーのスリー、マクレモアのイージーバスケットで食い下がる(73-52) 中盤になってオフェンスのリズムが出てきたロケッツは、ハーデンが連続10得点の大車輪を見せて、何気に粘るキングスを突き放したよ(88-57) 終盤もビバリーがナイスパスを連発するなど、結局28点リードで第3Qが終了(92-64) さすがに今日の勝利は堅そうに思うよ。」
シンキ「ハーデンの大車輪はさすがですよね。」
キャット「彼は第3Qだけで19得点だったね。さすがにオールスター常連だけあって、ワンランク上の選手なのは間違いない。少なくともハーデンがいれば、ロケッツはプレイオフを争えるチームだと思うよ。」
シンキ「問題はプレイオフで勝てるかどうかですよね。」
キャット「そうなんだよ。現状のロケッツはハーデン頼みのチームだから、もっとサポーティングキャストを揃えないと難しいね。そこは若手の伸びしろに期待したいんだけど、GMモーレーが外様好きだからなー。もっと生え抜きを育てなきゃいけないよ。」
シンキ「分かりました。それでは勝利の第4Qをお願いします。」
キャット「大量リードを取ったロケッツは、このQにセカンドユニットを起用。まずKJがスリーを決めて、再びロケッツのリードは30点を超えた(95-64) キングスはコーリースタイン、今日がNBAデビューの新人ドゥキャンの加点で若干リードを縮めるが(95-69)、カペラの攻守に渡る活躍などもあって、ロケッツが再びリードを30点近くまで持って行ったよ(100-71) 中盤前にお役ご免中だったハーデンが登場。彼は速攻からカウントプレイを決めて38得点目を挙げ、今季の平均得点を29点に乗せて再びベンチへ下がったよ。ビッカースタッフはハーデンに記録を作らせたかったようだね。平均29得点、7A、6R以上挙げた選手はジョーダン、レブロン、オスカー・ロバートソン以来4人目とのことだ。ゲームの方は中盤に入り、ハレルやガデロックが登場してきて、その2人のアーリウーププレイが決まり、ロケッツはリードをさらに拡げたよ(107-71) キングスは休養メンバーが多く、ほぼ7人で戦っていたこともあって、このQになると疲れが出たのか、シュートが全く決まらなくなってしまい、ロケッツのターンオーバーから速攻で加点する程度だった。終盤はカペラがハレル張りのハッスルを見せるなど、最後まで目の離せないゲームだったね。ラストはKJの素晴らしいフォローアップダンクで締めて、結局ロケッツが35点の大差で今季最終戦を勝利で飾ったんだ。最終スコアーは116-81。」
シンキ「順当勝利ですね! これでジャズ戦の結果にかかわらず、ロケッツのプレイオフ進出が決定しました。」
キャット「ロッタリー指名権を失うことを思うと、少し複雑な気持ちではあるんだが、プレイオフ進出は素直に喜びたいと思う。今季はいろいろあったが、それでも勝率は5割で終わったし、ふがいないシーズンだったとはいえ、それなりに楽しめたよ。」
シンキ「まだプレイオフが残ってますよ。相手は昨季にカンファレンスファイナルで敗れたウォリアーズが相手になります。厳しいシリーズになりそうですが、どのような展開になりますかね?」
キャット「1回勝てれば御の字だ(苦笑) 昨季から12戦11敗で、ほとんどワンサイドで負けてるからなー。これで勝てって言われても無理でしょ。」
シンキ「そこを何とかロケッツの底力で突破してもらいたいですが、いかがですかねー。」
キャット「まあウォリアーズもレイカーズやウルブズに負けてるくらいだから、1回くらいは勝てそうに思うんだけど、いかんせん相性が悪すぎだからなー。正直期待は全くなく、少しでも見せ場を作ってくれればいいと思っている。まともにやっても勝ち目はないから、カペラやKJ、ハレルやガデロックなど、ウォリアーズの警戒が比較的薄い選手を使うなりして、少しでも彼らに焦りを与えたいね。仮に全敗で終わっても、来季に繋がるようなプレイを見せて欲しいと思う。でないとせっかくロッタリー指名権をフイにして、プレイオフに出場した意味がないからね。」
シンキ「はい。それでは最後に何かありますか?」
キャット「今季はプレシーズンの時からおかしいと思ったんだけど、レギュラーシーズンに入っても相変わらずリズムに乗れず、マクヘイルを解雇したり、ジョシュを呼び戻したりと、いろいろ策を講じても、結局勝ったり負けたりで今季が終了してしまったな。ここ2シーズンで平均55勝していたチームが41勝止まり。主力はベテランが多くなってきて、やはり外様構成だとピークが過ぎるのも早いと言ったところなんだろう。正直言って来季以降を見据えると、単発的にプレイオフに出場するより、資産になるロッタリー指名権の方が重要だと思っているのだが、なかなか思い通りにいかず、ホント歯がゆいシーズンになってしまったと思う。それでもロケッツ選手達が躍動しているのに応援しない訳には行かないから、プレイオフでも全力で戦って欲しいと思っているよ。とりあえずレギュラーシーズン終わって、関係者全員にお疲れ様って言いたいね。」
シンキ「ありがとうございました。プレイオフは3日後に始まると思いますが、また宜しくお願いします。」
キャット「日程が出たらまた発表するよ。」
シンキ「どうもです。では今日はお疲れ様でした。今季は82ゲーム完走おめでとうございました。」
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