前回のアウェイのセルティックス戦で得点リーダーのマーティンを欠きながら連敗脱出となる見事な勝利を演じたロケッツ。今日の相手サンダーは今季好調とはいえ、ホームで11連勝している相手なので、ここも勝って少しでも勝ち星を増やしたいところだ。
残念ながら今日のゲームもマーティン(右手首の痛み)、ミラー(左膝の痛み)、ヘイズ(右足首の捻挫)の3人は欠場となった。
第1Q
今日もマーティンの替わりにブルックスがスターターで登場。
序盤はサンダーペース。グリーンの2本のスリーなどでリードを保つ。しかしロケッツは残り5分を切ったあたりから巻き返しに成功。結局このQは同点で終了した。31-31。
スコラがローポストからのムーヴにミドルシュートが冴えていて、このQだけで15得点を記録。ロワリーも積極果敢にドライブを仕掛けるなどして8得点と、2人でロケッツを引っ張った感じだった。
第2Q
このQは序盤のオフェンスで、バディンガーがスクリーンを振り切ろうとした時にジェフ・グリーンからフックをお見舞いされ、少し経つと痛みが出てきたのかテレンス・ウィリアムスと交代となった。そのウィリアムスは可もなく不可もなくと言った感じだったが、運動能力のあるところを見せていたのは印象に残った。
ゲームの方はややロケッツ優勢かなと感じたが、ウエストブルックが調子を上げてくるとリードが無くなっていき、結局2点リードで前半終了。このQ23-21で54-52。
ここまでロケッツはFG21/47の44.7%、サンダーはFG18/43の41.9%で、全般的にほぼ互角と言った印象を受けた。
第3Q
後半開始からあっさりと逆転されてしまうが、ロケッツはスコラのジャンパーやロワリー、ブルックスのドライブで対抗する。しかしデュラントのスリーや、ウエストブルックからのパスでスコアーされるシーンが目立ち、サンダーに10-2のランを許してしまうなど、残り5分切って10点のリードを奪われてしまった。だが今日絶好調のスコラが得意のレイアップを連続で決めてチームに活気を与える。終盤はパターソンの連続ミドルなどでロケッツが追いすがり、結局3点差にまで詰めて第3Qを終えた。このQ25-30で79-82。
第1Qに続き、このQも15得点挙げたスコラはここまで31得点の大車輪。ロワリーの活躍も見逃せない。
第4Q
バディンガーが戻ってきたロケッツだったが、その彼がスリーを含む3連続FGを決めて反撃ののろしを上げると、オフェンス力がほとんどないジェフリーズまで速攻から一度レイアップを落としながらしぶとくフィニッシュして、ロケッツが同点に追いついた。
しかしサンダーはMVP候補のデュラントが貫禄を見せるかのようなダンクを披露するなど、じわじわとロケッツを突き放すことに成功。7点差に戻されたところで、スコラとロワリーがコートに戻るが、なぜかジェフリーズを交代させずにブルックスをベンチへ戻した。これが裏目に出てしまい、この後3分間ロケッツはFGを決められず、結局ブルックスを戻す羽目に。13点差までリードを拡げられしまったが、その直後から14-3のランで2点差まで迫った。だが残り時間20秒になっていたのでファールゲームに突入。サンダーは2ポイントを決めさせてフリースローをしっかり決めればよいという作戦のようだったが、ロケッツはまんまとその術中に嵌った。結局最後はタイムアウトも使い果たし、まともに追いつけるというシーンは見られず。采配的に消化不良のゲームだった感じに。最終スコアー112-118。
いろいろな見方があると思うが、個人的には残り時間を考えるとスリーで行って欲しかった。4点のビハインドではどこかで1回スリーを決めないと、追いつくのは難しいと思うからだ。
これでまた借金は5に。仕方ないが次のゲームでまた出直すしかない。
ロケッツ(17-22)
バティエ 4点、6A
スコラ 31点、11R
ヒル 0点
ブルックス 17点、5A
ロワリー 18点、4A
リー 19点、4R
バディンガー 10点
パターソン 8点、2B
ジェフリーズ 3点、7R
ウィリアムス 2点
最近のNBAニュースは以下の通りとなってます。
・先月の26日以来8ゲーム欠場しているグリズリーズのルーキー、ザビアー・ヘンリー。その彼の右膝の痛みは予想以上だった模様で、復帰時期は決められないとのこと。
・日曜のスパーズ戦で左足首の痛みを悪化させたウルブズのマイケル・ビーズリーは、月曜の練習に参加しなかった。「まだ少し痛みがある」と彼は地元紙に語っていて、火曜のスパーズ戦の出場は難しそうだ。
火曜のゲームに出場したが、ケガの状態を悪化させてしまい第4Qにベンチへ下がった。どうやら数ゲームは欠場することになりそうと地元紙が報道している。
・現在9勝29敗とリーグで2番目に悪い成績であるウルブズだが、ランビスヘッドコーチの解任は全く視野に入れていないとのこと。彼はむしろ若手をうまく育てていることを評価されている。
・右手首の捻挫でセルティックス戦を欠場したロケッツのケビン・マーティン。状態はよくなっているとのことだが、とりあえずday to dayで様子を見るとのこと。
・ホーネッツ戦で右膝を捻挫したレイカーズのマット・バーンズだが、MRI検査の結果、手術が必要と判明した。手術後の火曜にチームが正式に8週間の離脱を発表している。
・ヒザの故障で3ゲーム休んでいるニックスのダニロ・ガリナーリ。地元紙によると週末のゲームに復帰するかもしれないとのこと。
・火曜に行われる予定だったホークス対バックス戦は、アトランタの天候不順のために延期になった。このゲームは3月15日に行われる予定。
・ネッツのトロイ・マーフィーは健康ながら月曜のチーム練習に参加せず、ロード遠征にも付いていかないのは、カーメロ・アンソニーとのトレードのためだろうと地元紙の記者がツイッターで報告している。
・7月の手術以来、実践から遠ざかっているセルティックスのケンドリック・パーキンスだが、今週フルコンタクトの練習を再開する予定で、ウエストコースト遠征が始まる今月末あたりから復帰するのではと地元紙は報告している。またKGことケビン・ガーネットはロケッツ戦で復帰するつもりだったが、予定を変更して水曜のゲームになっている。
水曜のゲームでの復帰を期待されたKGだが、その予定も変更になった模様。リバースヘッドコーチはまだプレイすべきではないと地元紙に語った。
・2年間NBAから遠ざかっていた元オールスターのアントワン・ウォーカーが、復帰へ向けてDリーグのアイダホでプレイすることを決めている。
・ESPNのマーク・ステインとエリック・ブロサードによると、ナゲッツはメディアから流れる情報に快く思っていないとのことで、その理由の一つは、彼らが放出したいアル・ハリントンの名前が取引の中に入っていないからとのこと。またヤフー・スポーツの記者によると、ネッツがメディアに情報をリークし続けるなら、アンソニーをニックスへトレードするぞと脅かしているらしい。
・カーメロ・アンソニーを獲得したいニックスだが、その次のターゲットはグリズリーズのマーク・ガソルであると地元紙が報道。しかし彼は制限付きFAなので、おそらく彼らはマッチするのではないかと見ている。
・ダンクコンテストで3回参加しているセルティックスのネイト・ロビンソンだが、今年の大会には参加しないかもしれない。地元紙に対し彼はステイプルズセンターで開催される大会なので、リーグは地元のロサンゼルスでプレイするブレイク・グリフィンに勝たせたいのだろうと答えている。
・ほぼ決まりかけているカーメロ・アンソニーのトレード先だが、地元紙によると、それでもまだロケッツは彼の獲得を諦めていないらしい。
・先月の20日に足首の捻挫をしてから欠場が続いているマジックのマリック・アレンだが、まだ状態が戻りきっていないとのことで、もう数週間欠場する見込みだそうだ。
・フロントコート陣の層が薄いマジックだが、GMのオーティス・スミスはビックマン獲得のための取引はしないと地元紙に話している。
・背中の痛みで11ゲーム休んでいるラプターズのソニー・ウィームス。火曜の練習はフルに行えたとのことで、水曜のホークス戦には出場するかもしれないとのこと。
・アキレス腱の故障でここ7ゲーム欠場しているシクサーズのアンドレ・イグダーラ。月曜の練習に復帰し、火曜のペイサーズ戦にスターターとして復帰したが、33分の出場でわずか1得点に終わっている。
・金曜のゲームで右手中指を骨折したシクサーズのアンドレス・ノシオニ。火曜のゲームに痛みに耐えながらプレイしたが、思い通りにプレイ出来なかった。もし彼が数ゲーム休むならジェイソン・カポノがSFのバックアップを務めるとのこと。
・ジャズのアンドレイ・キリレンコとその妻マーシャは月曜にアメリカの市民権を獲得したと地元紙が報道している。彼自身は大々的に発表することを好んでおらず、数人にしか話してなかった。
・日曜のゲームで軽く右膝を捻挫したサンズのグラント・ヒルだが、火曜のナゲッツ戦に出場しなかった。しかし水曜のネッツ戦には出たい模様。
・キングスは火曜にPower Balance LLCとアリーナのネーミング権利に対する5年契約を結んだと発表した。地元紙によれば、3月1日から現在のアクロアリーナからパワーバランスパビリオンに名前が変更される。
・ヤフー・スポーツの記者によると、ナゲッツはカーメロ・アンソニーのトレード以外にJ.R.スミスやネネなどのトレードを考えているが、カーメロ問題が解決しない限り前には進まないだろうと報道している。
・先月、ブレイザーズとボブキャッツの間でアンドレ・ミラーとマーカス・キャンビーをD.J.オーガスティンとジェラルド・ウォレスと交換するのではないかとの報道があったが、ニューヨークの地元紙によると、キャンビーには多くの照会があるが、トレードする気持ちはないとするブレイザーズGMの話を報道している。
・7ゲーム欠場しているロケッツのチャック・ヘイズ。木曜の練習から合流して早速スターターとしてゲームに戻るだろうと地元紙の記者が報告。
・ボブキャッツのジェラルド・ウォレスは対ブルズ戦に5ゲーム振りにスターターとして復帰。41分間の出場で14得点、7Rを記録し、チームの勝利に貢献している。
・今週中にフルコンタクトの練習を行う予定だったセルティックスのケンドリック・パーキンス。しかし医者の判断で来週以降に延期となっている。
・ジャズのメメット・オカーがニックス戦から復帰している。しかし出場時間は5,6分に制限するようだ。
次のロケッツのゲームはあさって。相手はディビジョンのライバルであるホーネッツ。相手は手強いがホームコートでのゲームだけに、プレイオフを目指すなら負けて欲しくないゲームです。
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