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レギュラーシーズン

今季第67戦 スパーズ戦(ホーム)

前半を10点のビハインドで折り返したロケッツ。

しかし後半からマーティンがラッシュ。第3Q半ばに早くもロケッツが同点に並びかけた。その後は一進一退の攻防が続くが、第3Q終盤くらいからスパーズがやや引き離すことに成功。だがロワリーの速攻での遠い位置から決めたスリーで、ロケッツが逆転に成功する。これにホームの観客は大いに盛り上がっていた。

NBAトップの成績を誇っているスパーズ相手だけに、第4Qに入ってもリードを続けておきたいロケッツ。しかし流れはスパーズ優勢に見えていて、やはり逆転を許してしまい、7点のリードを奪われる。

だがロケッツも必死に食らいつき、マーティンのスリー、ヘイズのジャンパー、ロワリーのスリーが決まり、残り2分で1点差に追い上げた。

ジノビリが1本フリースローを外した後、ヘイズがナイスオフェンシブリバウンドからファールをもらって、フリースローを2本とも決め、ロケッツは同点に追いつく。

だがここから強いのがスパーズ。ダンカンがヘイズのディフェンスをうまく交わして得点を決めると、自慢のディフェンスでロケッツを封じ込めた。

結局、ロケッツは最後まで得点を取れず、107-115で敗戦。サンズ戦に続き、連敗となってしまって、再び5割を割り込んだ。

ロケッツ(33-34)
スコラ 欠場
マーティン 28点 5A
ロワリー 13点 9A
バディンガー 12点
ヒル 8点
ヘイズ 8点 11R
リー 16点 7R
ドラジッチ 10点
パターソン 6点 5R 3B
ミラー 6点
ウィリアムス 出番なし
サビート 出番なし

次のサンズ戦はしっかりリベンジして欲しいです。

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今季第44戦 グリズリーズ戦(ロード)

3連勝中のロケッツは今日ロードでグリズリーズと対戦。同ディビジョンでプレイオフを争うチーム同士ということで、当たり前だが負けたくないゲームだ。

前半
第1Qからロケッツのシュートが好調。特にマーティンとスコラのシュート決まっていて、開始5分程度で18-8と10点のリードを奪う。タイムアウト後にグリズリーズもルディー・ゲイ頼みのオフェンスからインサイドを中心としたオフェンスにシフト。これが功を奏したのか、ロケッツのミスもあり次第に点差を詰めていく。結局第1Qは37-32で終了した。第2Qも序盤からグリズリーズがペースを掴み、開始1分弱で同点に追いつかれた。しかしタイムアウト後からディフェンスを2-3ゾーンに替えると、グリズリーズのオフェンスが淡泊になりつつあり、シュートが決まっていたロケッツがまたリードする展開に。ヘイズがオフェンスで連続で決めるなど今日も目立っていた。結局前半は67-58とロケッツ9点のリードで終了した。

後半
9点のリードで後半に入ったロケッツだったが、グリズリーズの的確なオフェンスで簡単にリードが縮まってしまう。しかしロケッツもマーティンを中心にシュートの調子がよく、逆転されてたまるかとばかりに再び点差を引き戻す。結局第3Qはこのパターンでゲームが進んで終盤戦へ。ロケッツは控えが出る時間帯に速攻を出されるなどして点差が縮まった状態で第3Qが終了。88-87でロケッツ1点のリード。全体的にこの第3Qはグリズリーズ優勢のQだった。
第4Qは開始早々にシュートを決められて逆転されてしまうが、ロケッツもすぐさま巻き返してリードを奪い返した。だがグリズリーズの猛攻は止まらずロケッツのシュートミスを逃さず加点に成功。4点ビハインドになった段階でアデルマンはタイムアウトを要求。このタイムアウトが効いたのか、直後に7-0のランに成功。逆にロケッツが3点をリードすると、グリズリーズがタイムアウトを要求してきた。ここらへんは駆け引きと言ったところか。
グリズリーズのタイムアウト後にもロケッツは加点に成功するが、グリズリーズもゲイとランドルフの活躍で一歩も譲らずに緊迫した好ゲームなっていたが、リードは常にロケッツという状態で終盤へ。1点リードでロワリーがドライブを決めて3点差とするが、グリズリーズは絶好調のランドルフのスコアーに加え、インサイドからガソルが高さを使ってねじ込みに成功。残り1分18秒を残しロケッツは1点のビハインドになってしまった。ここでアデルマンはタイムアウトを要求する。108-109。
この後ロケッツはマーティンのシュートが落ちて、グリズリーズのオフェンスでゲイにファールをしてしまいフリースローで3点差になるが、マーティンもファールをもらってフリースローを決めて再び1点差に。
この大事なディフェンス。グリズリーズはポストからランドルフの1対1を仕掛ける。守るヘイズが体を預けて懸命に防ごうとするが、ランドルフはその上を行った。タイムアウトを残り20秒で使い切ったロケッツは、結局最終スコアー110-115で敗戦。残念ながら3連勝でストップした。

今日の敗因はランドルフを止められなかったことだろう。29点・19Rと完全にやられてしまった。しかしヘイズもよく頑張ったと思う。とにかくランドルフの得点を取るセンスは素晴らしいの一言に尽きる。インサイドへ切れ込む技術や相手のブロックを読み切る浮かしたシュートなど、今日の彼を止めるのはどんな選手でも難しかったと思われる。
勝ちたかったが、好ゲームを堪能出来たことはよかった。次のマジック戦も頑張って欲しい。

ロケッツ(20-24)
バティエ 15点、8R
スコラ 19点
ヘイズ 10点、7R、4A
マーティン 32点
ロワリー 5点、8A
ブルックス 9点
ヒル 7点、6R
リー 6点
バディンガー 5点、6R
パターソン 2点

今季第43戦 ニックス戦(ホーム)

イースタンカンファレンスのチームに連勝中のロケッツだが、今日もイースト所属であるニックスとの対戦。今季のニックスはFAだったアマレ・スタウダマイヤーを獲得して、現在プレイオフ圏内の成績を残しているチーム。とはいえロケッツとしては相性がいいチームと言えるし、今日はホームでのゲーム。当然このゲームも勝って少しでも勝ち星を増やしてもらいたいとするファンのためにも頑張って欲しいところ。

前半
序盤からオフェンス好調で、ロワリーが5本のFGを決めるなどチームを牽引。ロケッツは第1Qに36点取った。ディフェンスの甘いニックスが相手とはいえ、先日のバックス戦が前半だけで39点だったから、この差に驚いたファンも多いだろう。
第2Qは一転してオフェンスが停滞。ベンチ陣を使っていたこともあるが、6分経過してもまだFGを3本しか決められずに7点しか取れなかった。しかし残り3分切ったあたりくらいから連続でシュートが決まって、結局このQは24点取り、前半は60-50で終了。胸の痛みなどで一時チームから離れていたパターソンは元気に復帰している。

後半
10点前後のリードを保って第3Qもロケッツが優位にゲームを進める。スコラが4ファールでベンチへ下がってもロケッツはバディンガーを投入する作戦で、ガリナーリのシュート力に対抗出来ていた。終盤にはヒルとヘイズのブロックが炸裂するなど、インサイドのディフェンスも上々で、ロケッツファンは安心して観戦出来ていたと思われる。第3Qは82-71で終了。
第4Qに入ると、またベンチ陣のオフェンスが停滞してしまい、2本のスリーで5点差に迫られてしまった。しかしロケッツはバディンガーがすぐさま決め返し、タイムアウト後のヒルのナイスディフェンスから、今日シュート不調のブルックスがドライブで切れ込みスコアー。これで流れは再びロケッツへ戻った。
その後はヘイズ、ヒルのディフェンスでニックスはインサイドから思うように得点出来ずに、ロケッツは一時16点リードする展開で、最終スコアー104-89でロケッツの勝利。この勝利でロケッツは3連勝となった。

今日のゲームで最も印象に残った選手はチャック・ヘイズだろう。ディフェンスで「アマレ・キラー」振りを存分に発揮しただけでなく、オフェンスでもタッチダウンパスでマーティンのスコアーにつなげたり、ハイポストからの見事なパスなどのパスセンス見せつけ、最近よく見られる混み合ったペイント付近からの得点も見事だった。ロケッツの選手の中で一番の出場時間をもらっている(35分)ところからみても、今日のヘイズはよかったと思う。
スコラ4ファールのためとはいえ、ディフェンスでのヒルとの相性も結構いけるかもしれないと思ったので、次のゲームでも試して欲しいと思った。今まではスコラ・ヘイズ、スコラ・ヒル、ヒル・パターソン、というパターンが多く、ヘイズ・ヒルという布陣は中々なかったのだが、今日のゲームを観た限り、インサイドのディフェンスはこの2人の組み合わせが一番なのではないか。

ロケッツ(20-23)
バティエ 12点、4R
スコラ 13点、8R
ヘイズ 8点、12R、4A、3S、2B
マーティン 21点、4R、4A
ロワリー 18点、4A
ブルックス 12点
バディンガー 13点、8R
ヒル 3点、7R、3B
リー 2点
パターソン 2点

次戦はあさってで、相手はアウェイでのグリズリーズ。同ディビジョンのチームだし連勝も伸ばしたいので負けたくない。

今季第42戦 バックス戦(ホーム)

サンダー戦に続き、ディビジョンライバルのホーネッツにもホームコートで敗れたロケッツだったが、アウェイのホークス戦は第4Qの猛攻で勝利している。とはいえ1月の成績はここまで2勝7敗と負けが多くなっていることから、今日のバックス戦は絶対落とせない一戦と言っていいだろう。ちなみにバックスにはここ10年間、ホームコートで負けていない。
ホーネッツ戦からマーティンとヘイズが復帰して、ともにスターターで出場中。

前半
最初の約6分で6-6と両チームともシュートを落としまくっていたが、その体たらくはその後も全く変わらず、結局前半は39-39と低得点で両チームとも終了。単純なレイアップを落としたり、くだらないパスミスがあったりと、珍しいデーゲームに戸惑った感じか。眠くなってしまったファンもいると思うので、後半はロケッツはもちろん、バックスもシャキッとプロらしいプレイを見せて欲しいと思った。

後半
目が覚めたのか第3Qは両チームともシュート好調。最初に抜け出したのは8-2のランに成功したバックスの方だったが、ロケッツもオフェンシブリバウンドを取ってからの得点で次第にペースを掴み、逆に10-2のランをスパーク。バティエがコーナーからこのゲーム初のスリーを決めるなど、このQのロケッツのシュート成功率は5割を超えた。だがバックスもシュート力を取り戻しつつあり、離されまいと必死に食らいつく展開となった。第3Qは35-27とロケッツ8点のリード。トータル74-66。
第4Q序盤はまたシュートが入らなくなってしまったが、オフェンシブリバウンドとフリースローの分だけロケッツが若干優勢に見えたし、点差はほとんど変わらない。しかし最初の6分でFGを1本だけしか決められない始末だったので、このペースだと一気のランを食らって追いつかれる可能性も否定出来ない感じがしたのも事実。
この流れをうまく断ち切ったのは2年目の期待の星ジョーダン・ヒル。ブルックスのパスからミドルを決めると、次はブロックのうまいボーガット相手にローポストから臆することなく1対1の勝負を挑みドライブから得点を決めた。第2Qにグッデンからハードヒットを受け首から落ち、数分間起き上がれなかったとは思えないタフネス振りには私も熱くなっている。これで9点差になりバックスはタイムアウトを要求。
ラストの4分も全体的にシュートが決まっていなかったが、マーティンだけは決めていて流れをバックス側に渡さず、結局93-84でロケッツが危なげなく勝利した感じに。

シュート成功率36.8%でスリーが1/11と、シューティングが全くお粗末だったが、17本のオフェンシブリバウンドとターンオーバーの少なさ(5つ)に加え、バックス陣の不甲斐なさにも助けられたゲームだったと思われる。まぁ8位のブレイザーズまで3ゲーム差なので、目先の勝利にこだわりたいロケッツとしては、ちょうどいい相手だったのかもしれない。
次のゲームはあさってのホームでのニックス戦だが、このゲームも勝利を期待しているファンのために頑張って欲しいと思う次第だ。

ロケッツ(19-23)
バティエ 7点、8R
スコラ 19点、14R
ヘイズ 6点、7R、4A
マーティン 36点、4A
ロワリー 4点、5R、6A
ヒル 10点、10R
ブルックス 5点
バディンガー 4点
ジェフリーズ 2点
リー 0点

今季第39戦 サンダー戦(ホーム)

前回のアウェイのセルティックス戦で得点リーダーのマーティンを欠きながら連敗脱出となる見事な勝利を演じたロケッツ。今日の相手サンダーは今季好調とはいえ、ホームで11連勝している相手なので、ここも勝って少しでも勝ち星を増やしたいところだ。
残念ながら今日のゲームもマーティン(右手首の痛み)、ミラー(左膝の痛み)、ヘイズ(右足首の捻挫)の3人は欠場となった。

第1Q
今日もマーティンの替わりにブルックスがスターターで登場。
序盤はサンダーペース。グリーンの2本のスリーなどでリードを保つ。しかしロケッツは残り5分を切ったあたりから巻き返しに成功。結局このQは同点で終了した。31-31。
スコラがローポストからのムーヴにミドルシュートが冴えていて、このQだけで15得点を記録。ロワリーも積極果敢にドライブを仕掛けるなどして8得点と、2人でロケッツを引っ張った感じだった。

第2Q
このQは序盤のオフェンスで、バディンガーがスクリーンを振り切ろうとした時にジェフ・グリーンからフックをお見舞いされ、少し経つと痛みが出てきたのかテレンス・ウィリアムスと交代となった。そのウィリアムスは可もなく不可もなくと言った感じだったが、運動能力のあるところを見せていたのは印象に残った。
ゲームの方はややロケッツ優勢かなと感じたが、ウエストブルックが調子を上げてくるとリードが無くなっていき、結局2点リードで前半終了。このQ23-21で54-52。
ここまでロケッツはFG21/47の44.7%、サンダーはFG18/43の41.9%で、全般的にほぼ互角と言った印象を受けた。

第3Q
後半開始からあっさりと逆転されてしまうが、ロケッツはスコラのジャンパーやロワリー、ブルックスのドライブで対抗する。しかしデュラントのスリーや、ウエストブルックからのパスでスコアーされるシーンが目立ち、サンダーに10-2のランを許してしまうなど、残り5分切って10点のリードを奪われてしまった。だが今日絶好調のスコラが得意のレイアップを連続で決めてチームに活気を与える。終盤はパターソンの連続ミドルなどでロケッツが追いすがり、結局3点差にまで詰めて第3Qを終えた。このQ25-30で79-82。
第1Qに続き、このQも15得点挙げたスコラはここまで31得点の大車輪。ロワリーの活躍も見逃せない。

第4Q
バディンガーが戻ってきたロケッツだったが、その彼がスリーを含む3連続FGを決めて反撃ののろしを上げると、オフェンス力がほとんどないジェフリーズまで速攻から一度レイアップを落としながらしぶとくフィニッシュして、ロケッツが同点に追いついた。
しかしサンダーはMVP候補のデュラントが貫禄を見せるかのようなダンクを披露するなど、じわじわとロケッツを突き放すことに成功。7点差に戻されたところで、スコラとロワリーがコートに戻るが、なぜかジェフリーズを交代させずにブルックスをベンチへ戻した。これが裏目に出てしまい、この後3分間ロケッツはFGを決められず、結局ブルックスを戻す羽目に。13点差までリードを拡げられしまったが、その直後から14-3のランで2点差まで迫った。だが残り時間20秒になっていたのでファールゲームに突入。サンダーは2ポイントを決めさせてフリースローをしっかり決めればよいという作戦のようだったが、ロケッツはまんまとその術中に嵌った。結局最後はタイムアウトも使い果たし、まともに追いつけるというシーンは見られず。采配的に消化不良のゲームだった感じに。最終スコアー112-118。

いろいろな見方があると思うが、個人的には残り時間を考えるとスリーで行って欲しかった。4点のビハインドではどこかで1回スリーを決めないと、追いつくのは難しいと思うからだ。
これでまた借金は5に。仕方ないが次のゲームでまた出直すしかない。

ロケッツ(17-22)
バティエ 4点、6A
スコラ 31点、11R
ヒル 0点
ブルックス 17点、5A
ロワリー 18点、4A
リー 19点、4R
バディンガー 10点
パターソン 8点、2B
ジェフリーズ 3点、7R
ウィリアムス 2点

最近のNBAニュースは以下の通りとなってます。

・先月の26日以来8ゲーム欠場しているグリズリーズのルーキー、ザビアー・ヘンリー。その彼の右膝の痛みは予想以上だった模様で、復帰時期は決められないとのこと。

・日曜のスパーズ戦で左足首の痛みを悪化させたウルブズのマイケル・ビーズリーは、月曜の練習に参加しなかった。「まだ少し痛みがある」と彼は地元紙に語っていて、火曜のスパーズ戦の出場は難しそうだ。
火曜のゲームに出場したが、ケガの状態を悪化させてしまい第4Qにベンチへ下がった。どうやら数ゲームは欠場することになりそうと地元紙が報道している。

・現在9勝29敗とリーグで2番目に悪い成績であるウルブズだが、ランビスヘッドコーチの解任は全く視野に入れていないとのこと。彼はむしろ若手をうまく育てていることを評価されている。

・右手首の捻挫でセルティックス戦を欠場したロケッツのケビン・マーティン。状態はよくなっているとのことだが、とりあえずday to dayで様子を見るとのこと。

・ホーネッツ戦で右膝を捻挫したレイカーズのマット・バーンズだが、MRI検査の結果、手術が必要と判明した。手術後の火曜にチームが正式に8週間の離脱を発表している。

・ヒザの故障で3ゲーム休んでいるニックスのダニロ・ガリナーリ。地元紙によると週末のゲームに復帰するかもしれないとのこと。

・火曜に行われる予定だったホークス対バックス戦は、アトランタの天候不順のために延期になった。このゲームは3月15日に行われる予定。

・ネッツのトロイ・マーフィーは健康ながら月曜のチーム練習に参加せず、ロード遠征にも付いていかないのは、カーメロ・アンソニーとのトレードのためだろうと地元紙の記者がツイッターで報告している。

・7月の手術以来、実践から遠ざかっているセルティックスのケンドリック・パーキンスだが、今週フルコンタクトの練習を再開する予定で、ウエストコースト遠征が始まる今月末あたりから復帰するのではと地元紙は報告している。またKGことケビン・ガーネットはロケッツ戦で復帰するつもりだったが、予定を変更して水曜のゲームになっている。
水曜のゲームでの復帰を期待されたKGだが、その予定も変更になった模様。リバースヘッドコーチはまだプレイすべきではないと地元紙に語った。

・2年間NBAから遠ざかっていた元オールスターのアントワン・ウォーカーが、復帰へ向けてDリーグのアイダホでプレイすることを決めている。

・ESPNのマーク・ステインとエリック・ブロサードによると、ナゲッツはメディアから流れる情報に快く思っていないとのことで、その理由の一つは、彼らが放出したいアル・ハリントンの名前が取引の中に入っていないからとのこと。またヤフー・スポーツの記者によると、ネッツがメディアに情報をリークし続けるなら、アンソニーをニックスへトレードするぞと脅かしているらしい。

・カーメロ・アンソニーを獲得したいニックスだが、その次のターゲットはグリズリーズのマーク・ガソルであると地元紙が報道。しかし彼は制限付きFAなので、おそらく彼らはマッチするのではないかと見ている。

・ダンクコンテストで3回参加しているセルティックスのネイト・ロビンソンだが、今年の大会には参加しないかもしれない。地元紙に対し彼はステイプルズセンターで開催される大会なので、リーグは地元のロサンゼルスでプレイするブレイク・グリフィンに勝たせたいのだろうと答えている。

・ほぼ決まりかけているカーメロ・アンソニーのトレード先だが、地元紙によると、それでもまだロケッツは彼の獲得を諦めていないらしい。

・先月の20日に足首の捻挫をしてから欠場が続いているマジックのマリック・アレンだが、まだ状態が戻りきっていないとのことで、もう数週間欠場する見込みだそうだ。

・フロントコート陣の層が薄いマジックだが、GMのオーティス・スミスはビックマン獲得のための取引はしないと地元紙に話している。

・背中の痛みで11ゲーム休んでいるラプターズのソニー・ウィームス。火曜の練習はフルに行えたとのことで、水曜のホークス戦には出場するかもしれないとのこと。

・アキレス腱の故障でここ7ゲーム欠場しているシクサーズのアンドレ・イグダーラ。月曜の練習に復帰し、火曜のペイサーズ戦にスターターとして復帰したが、33分の出場でわずか1得点に終わっている。

・金曜のゲームで右手中指を骨折したシクサーズのアンドレス・ノシオニ。火曜のゲームに痛みに耐えながらプレイしたが、思い通りにプレイ出来なかった。もし彼が数ゲーム休むならジェイソン・カポノがSFのバックアップを務めるとのこと。

・ジャズのアンドレイ・キリレンコとその妻マーシャは月曜にアメリカの市民権を獲得したと地元紙が報道している。彼自身は大々的に発表することを好んでおらず、数人にしか話してなかった。

・日曜のゲームで軽く右膝を捻挫したサンズのグラント・ヒルだが、火曜のナゲッツ戦に出場しなかった。しかし水曜のネッツ戦には出たい模様。

・キングスは火曜にPower Balance LLCとアリーナのネーミング権利に対する5年契約を結んだと発表した。地元紙によれば、3月1日から現在のアクロアリーナからパワーバランスパビリオンに名前が変更される。

・ヤフー・スポーツの記者によると、ナゲッツはカーメロ・アンソニーのトレード以外にJ.R.スミスやネネなどのトレードを考えているが、カーメロ問題が解決しない限り前には進まないだろうと報道している。

・先月、ブレイザーズとボブキャッツの間でアンドレ・ミラーとマーカス・キャンビーをD.J.オーガスティンとジェラルド・ウォレスと交換するのではないかとの報道があったが、ニューヨークの地元紙によると、キャンビーには多くの照会があるが、トレードする気持ちはないとするブレイザーズGMの話を報道している。

・7ゲーム欠場しているロケッツのチャック・ヘイズ。木曜の練習から合流して早速スターターとしてゲームに戻るだろうと地元紙の記者が報告。

・ボブキャッツのジェラルド・ウォレスは対ブルズ戦に5ゲーム振りにスターターとして復帰。41分間の出場で14得点、7Rを記録し、チームの勝利に貢献している。

・今週中にフルコンタクトの練習を行う予定だったセルティックスのケンドリック・パーキンス。しかし医者の判断で来週以降に延期となっている。

・ジャズのメメット・オカーがニックス戦から復帰している。しかし出場時間は5,6分に制限するようだ。

次のロケッツのゲームはあさって。相手はディビジョンのライバルであるホーネッツ。相手は手強いがホームコートでのゲームだけに、プレイオフを目指すなら負けて欲しくないゲームです。

今季第38戦 セルティックス戦(ロード)

5連敗中のロケッツがロードで東の強豪セルティックスと対戦。セルティックスはガーネットを故障で欠き、ロケッツはマーティンとミラーが故障で欠場だった。なのでロケッツは復帰したブルックスがマーティンの替わりにスターターとして出場。

第1Qはロケッツペースでゲームが進み、3本のスリーが決まるなどシュート好調だった。印象に残ったのはロワリーとルーキーのパターソンで、ロワリーはこのQだけで9得点をマーク。途中から出場したパターソンは見せ場タップリのリバウンドなど3R、2Aとチームに貢献していた。しかしスコラは5本中1本しかFGが決まらず、2ファールでベンチへ。シャックのフリースローが4本連続入ってホームの観客も喜んでいた。このQは27-22でロケッツが5点リード。

第2Qは9-0のランを食らい序盤で追いつかれる展開になるが、ロケッツもバディンガーがいいところで連続スリーを決めて流れを渡さない。依然スコラのローポストが決まらなかったが、それでもロワリー、ブルックスの活躍などでリードをキープした状態で前半を終えた。ここまでロケッツのFGは18/40、セルティックスは16/36。リーグ1番のディフェンス力を誇るセルティックス相手にこの確率はいいと思った。50-49で1点ロケッツがリード。

第3Qに入るとスコラがスパークしてきた。他にもブルックスにロワリーのスターターコンビにヒルの連続ダンクなどでバランスの取れたオフェンスを展開。セルティックスもピアスやアレンにダニエルズあたりが決めてきて両者譲らない好ゲームが展開されるが、終盤のディフェンスを頑張ったロケッツがリードを6点に拡げて第3Qが終わった。地味ながらジェフリーズの良さが垣間見えたし、リーもよく奮闘していたのが今になって見ると大きかったかもしれない。80-74でロケッツが6点リード。

第4Qも序盤からロケッツのオフェンスが炸裂。最初の9本のFGのうち8本を決める高確率でシュートを決め続けた。決めた選手もリー、ジャフリーズ、バティエ、ヒル、バディンガー、ロワリー、パターソンと多彩で、ブルックスのスリーも決まってこのゲーム最大の11点リードを奪った。さすがのセルティックスも焦ってタイムアウトを要求して修正を図るが、またしてもブルックスがスリーを決めるなどロケッツも引き下がらず。しかしこのままで終わらないのがセルティックスで、アレンとピアスのスリーで4点差にまで詰めてきた。そしてここからファールゲームに突入するが、8秒オーバーを取られなかったり、セルティックスがパスミスするなどしてロケッツが逃げ切って勝利。アウェイで貴重な勝利をロケッツは飾った。最終スコアー108-102。

勝因はオフェンスがよかったことだろう。特に外からのシュートがかなりよく決まっていたのが大きい。ペイント内での得点は22-48と圧倒されているのに、FG%はロケッツが39/74の52.7%、セルティックスは38/75の50.7%だった。スターターと控えが一丸となって掴んだすばらしい勝利で、このようなゲームを見せてくれればロケッツファンは最後まで見捨てないだろうと思ったゲームでした。
これで連敗は5でストップ。まだ借金4ではあるが、まだまだ侮れないぞロケッツというところを見せてくれて私はハッピーです。

ロケッツ(17-21)
バティエ 10P、5R
スコラ 12P、9R
ヒル 12P、8R
ブルックス 24P、5A
ロワリー 17P、8A
リー 8P
バディンガー 13P
パターソン 10P、4R、4A
ジェフリーズ 2P、3R

今日のNBAニュースは以下の通りとなってます。

・ウィザーズのジョシュ・ハワードは左膝の痛みのため最近の2ゲームを休んでいるが、地元紙によると、さらに1~2週間お休みする予定だそうだ。

・ここ7ゲーム連続で休んでいるマブスのダーク・ノビツキー。チームは具体的な復帰時期を予定していないようだが、本人は来週の水曜には復帰したい模様。

・日曜のゲームで右足首を故障したキャブスのSFクリスチャン・イヤンガは、その影響が残っており月曜の練習を休んだとのこと。

・アキレス腱の故障でここ7ゲーム欠場しているシクサーズのアンドレ・イグダーラだが、月曜の練習に復帰している。シクサーズはイグダーラのいない7ゲームを3勝4敗。

・12月にアキレス腱の故障から復帰したジャズのメメット・オカーだったが、今度は両足首と背中の故障に悩まされているため、また休みがちになっている。そのオカーだが、地元紙によると月曜の練習には参加する予定で、水曜のニックス戦に復帰をする見込みとのこと。

・ナゲッツはブレイザーズのニコラス・バテュームの獲得に興味があるとのことだが、ブレイザーズは彼を放出する意図はないらしい。

・先週ブルズを解雇された元ロケッツのジョン・ルーカス3世は、今年も中国の上海シャークスでプレイするかもしれない。

・ヒートを解雇されたPGパトリック・べべーリーは、ロシアのチームと契約する運び。

・ナゲッツとネッツでカーメロ・アンソニーを巡るトレードが水面下で進行中だが、依然としてまとまらないのは、ナゲッツがアル・ハリントンを引き取って欲しいからと、ESPNのクリス・ブロサードが報告している。
その取引だが第3のチームにピストンズを加えて、ネッツがリチャード・ハミルトン、チェンシー・ビラップス、カーメロ・アンソニーを獲得し、ナゲッツはデビン・ハリス、デリック・フェイバーズ、アンソニー・モロー、少なくとも2つのドラフト1巡目指名権の獲得、ピストンズはトロイ・マーフィー、ヨハン・ペトロを獲得するだろうとの報道がある。
ただビラップスは故郷のデンバーを離れたくないらしく、トレードされたらバイアウトを要求すると代理人が伝えているようだ。

・ブレイザーズのアンドレ・ミラーは第4Qの出場時間が短いことに不満であるが、控えのパトリック・ミルズがいいプレイをしてチームのリズムがいいので、そのことについては理解していると地元紙に語っている。

・バレージョを失ったキャブスは、ビックマンを探しているかもしれないと地元紙に掲載され、そのためロスター15人のキャブスはアロンゾ・ジー、ジャマリオ・ムーンをトレードか解雇するのではと見ている。

・マット・バーンズを故障で失ったレイカーズは、デビン・イーバンクスをDリーグから呼び戻した。彼はDリーグのジャムでアベレージ16.5P、7.7Rを上げていた。

・日曜のラプターズ戦で左足首を捻挫したキングスのタイラク・エヴァンスは、day to day で様子を見るとのこと。またキングスはハッサン・ホワイトサイドをDリーグから呼び戻した。彼はDリーグのレノでのアベレージは、14ゲームで4.4P、2.7R、2.14Bだった。

・ウォリアーズはドラフト外のルーキーであるジュレミー・リンをレノへ送った。これでウォリアーズは彼をレノへ2回送ったことになる。規定ではチームは3回Dリーグへ送ることが出来る。彼の前回4ゲームのアベレージは18.0P、2.8Aだった。

次はあさってホームでのサンダー戦。ロケッツは勝利あるのみです!

今季第10戦 対ブルズ戦(ホーム)

アウェイ3連戦を2連勝で終えたロケッツ。連勝街道へ向けて戦う今日の相手は相性的にも悪くないブルズ。ここも勝って勝率を早く5割に戻したいところだ。

第1Q
序盤、ブルズはローズを中心に、ロケッツはスコラが中心となっての攻防が続いたが、バティエの2本のスリーでまずロケッツが抜け出すことに成功する(14-9)。ブルズもノアのジャンパーなどで食らいつくが、ロケッツはスコラが連続7得点で点差を拡げに掛かる(21-14)。終盤には再びバティエがスリーを決めるなど、結局ロケッツが7点リードして第1Qを終えた(26-19)。ディフェンスがよく機能して見え、第1Qを20点未満に抑えたのは、圧勝したウルブズ戦以来。

第2Q
開始早々、ヘイズのスコアーが決まって9点差とするが(28-19)、ここからロケッツはロワリーから替わったスミスが2本のパスミスを犯すなどして流れはブルズへ傾き、開始約3分で10-0のランを食らってしまい、一気に逆転されてしまう(28-29)。ここでアデルマンはタイムアウトを要求。その後ロケッツは持ち直し、ジョーダン・ヒルから替わったミラーのジャンパーなどで再逆転に成功するなど、抜きつ抜かれつのゲームが淡々を進んだ(36-37)。しかし終盤になると、ローズのスコアーからブリューワーのダンクが決まるなどして次第に流れがブルズペースに。ロケッツはスコラのローポストを頼りにするが、ブルズもディフェンスを工夫してロケッツのオフェンスを抑え込むことに成功。その隙に着々と加点したブルズが結局8点のリードで前半を終えた(41-49)。第2Qに30得点したブルズはシュート成功率を53%まで上昇させる。対してロケッツは42%まで落ち込んでしまった。この状態を改善しないと勝利までは難しいと思った。

第3Q
第3Qに入ると、前半不調のマーティンが積極的にドライブからフリースローをもらうことに成功して、ロケッツは次第に点差を詰めに掛かる。スコラのジャンパーで開始4分で追いついたロケッツは、ローズのフリースロー2本ミスに乗じて、ミラーがリバースレイアップという彼にとっては大技を決めて、開始約5分でロケッツは逆転に成功した(57-55)。逆転されたブルズはタイムアウトを要求。その後はローズのドライブからのレイアップや、元ロケッツのボーガンズがワイドオープンでコーナーからスリーを決めるなど再びブルズが逆転するが(57-60)、残り5分半でローズが4ファールでベンチへ下がると、次第にペースはロケッツへ傾き、11-0のランに成功させたロケッツが8点のリードを奪って第3Qを終えた(71-63)。しかしスターターがほとんど休めず、失速傾向があるロケッツなので楽観できる状態でなかったのも事実だったし、スコラの終了間際のいらないファールで4ファールになってしまったことが、第4Qに響かなければいいなぁと思った。

第4Q
ロケッツはロワリーを休ませられず、このQも最初から登場。その他はリー、バティエ、ヘイズ、ミラーという布陣。ブルズは休養十分のローズが開始早々スリーを決めてきた(71-66)。ロケッツはスクリーンを使ってリーにボールを回すが、ブルズディフェンスがスペースを作らせず、結局ボールを戻すなどしている間に時間が無くなり、苦し紛れのシュートをするシーンが目立った。その一つであるロワリーの放り投げるようなスリーが入ったが認められず、そうこうしているうちにブルズはローズとデンのスリーで逆転し(71-73)、たたみかけるようにローズがドライブからのカウントプレイに成功(71-76)。決め手に欠けるロケッツはここで得点源のマーティンをコートに戻すが、プリメイターのディフェンスを厚く引くブルズディフェンスの前にボールが渡らず、仕方なくヘイズがドライブするが止められてターンオーバーに。こうなると完全に自分のモードに入ったローズをロケッツは抑えることが出来ず、またスコアーを許してしまう(71-78)。次のオフェンスもロケッツの膠着が続き、またまた24秒ギリギリでシュートを狙うが今度はリングに当てられずターンオーバーになってしまった。ここでタイムアウト後にやっとスコラを投入。解説のグライドも「遅すぎ」とコメントしていたように、いくら彼が4ファールとはいえ、ゲームの流れを考えたら誰が観ても遅すぎた決断だった。
タイムアウト後、ローズが完全にゲームを支配しているかのようにスリーを決めた(71-81)。ロワリーもスクリーンに引っかからないようにディフェンスしているのだが、その上を彼は行っている。このシュートでなんと18-0のランをロケッツは食らってしまったことになる。次のプレイでロケッツはパスミスをしてしまい、沈みかけたロケッツファンだったが、ハーフコートオフェンスを落ち着かせたブルズがブリューワーのオフェンシブチャージでリズム乱した。このチャンスをロケッツは苦しみながらもリバウンドでつないで最後はマーティンからのパスをハイポストから走り込んできたミラーが決めて、ロケッツはこのQようやく初得点を挙げる(73-81)。いったんリズムを崩したブルズは次のオフェンスでも決められず、ロケッツは再びミラーが今度はスリーを決めて、5点差に迫った(76-81)。これで最前列のファンも「そうだ!」とばかりに立ち上がる。次のプレイでフリースローを1本決められるが、ロケッツの流れは変わらず、ハイポストにいるミラーからローポストのスコラへボールが渡り、彼得意のフックが決まってロケッツは残り6分切って4点差に追いすがる(78-82)。しかしリズムを取り戻しそうと、ローズが自慢のクイックネスを使ってすぐさまドライブで加点に成功。シュート優先のアイバーソンを彷彿させるプレイでロケッツファンは悔しがる(78-84)。ロケッツも負けじとミラーのフリースローで再び4点差とするが、アシックのナイスパスでデンがスコアーすると、ロケッツはロワリーの強引なドライブがオフェンシブチャージになってしまう。これで攻撃件を得たブルズはコーバーが得意のスリーを決めてロケッツを突き放す(80-89)。
スコラのローポストからのレイアップが決まってロケッツが7点差に戻してから、ブルズがタイムアウトを要求(82-89)。残り約3分半でどうラストを締めるのかを話し合うためだろう。タイムアウト後、スコラが5ファールを犯してしまいロケッツピンチになるが、ブルズはこのチャンスをブリューワーがロケッツのレーンバイオレーションを含む3本のフリースローをすべて落とす失態。ロケッツは点差を縮めるだけでなく、流れを一気に寄せる絶好のチャンスだった。しかし得点源のスコラを封じ込めとばかりに、デンがフロントからスコラをマークしてボールを彼に渡らせない作戦に出た。これが功を奏し決め手を封じられてしまったロケッツはまたロワリーがドライブから難しいシュートを決めるが、ブルズのターンオーバー後にノーカウントと判明。だがまだ諦めないロケッツは残り2分弱、マーティンのエアボールをバティエがナイスフォローして5点差に何とか追いすがる(84-89)。ロケッツもここに来て、ローズにプレッシャーを掛けてリズムをブルズに作らせず、ターンオーバーを誘うことに成功し、残り約1分うまくボールを回したロケッツはフリーのミラーがローポストからミドルを決めて、ようやくワンポジションゲームの3点差に迫る(86-89)。
タイムアウト後もブルズはローズ頼みのオフェンスを展開するが、いったんリズムを崩したチームが流れを取り戻すことは難しいようで、再びロケッツボールに。このチャンスをロケッツはモノにしたかったけれでも、スコラにボールが渡らない。仕方なくロワリーが厳しいシュートを打たされ、時間だけが過ぎる羽目に(残り約30秒)。
残り23秒でブルズがタイムアウトを要求し、ロケッツは残り16秒をしっかりディフェンスしてラストのオフェンスに備えるハズだったと思うが、ボールを持ったノアにフリーでゴール下へ突っ込まれてしまい、やむなくファールをする。これでファールゲームに突入。
その後8本中6本決めたブルズが3点差で逃げ切った。最終スコアー92-95。最後はせめてスリーを狙うなりしてもよかったと思うが、ブルックス、バディンガーを欠いているロケッツでは厳しかったかもしれない。

残念な敗戦となって満員のロケッツファンは落胆しながら帰途についたと思われるが、中々の好ゲームで見応え十分だったし、私も興奮した。しかし采配に不満があるのも事実で、もうちょっと工夫した戦いが出来ていれば、勝っていたのではないかと思うところがある。
これで10ゲーム終わって7敗目。プレイオフを目指す以上、今日のホームゲームは勝ちたかったが仕方ない。次のゲームからまた気持ちを入れ替えて頑張って欲しいと思う。

ロケッツ(3-7) スコラ 27P、ミラー 21P、マーティン 18P、バティエ 11P,ロワリー 7A
ブルズ(6-3) ローズ 33P,7A、デン 16P,10R、ノア 12P,9R

今季第4戦 VSホーネッツ

今季開幕から3連敗中のロケッツ。アウェイ連敗は許せるとしても、今季第3戦のホーム開幕戦は、ナゲッツ相手とはいえプレイオフを目指すチームなら負けて欲しくなかった。この今季第4戦のホーネッツは今後を考えるとロケッツにとって重要なゲームになるだろう。

前半
ヤオとオカフォーのジャンプボールからスタート。病み上がりのヤオはやはり高さのアドバンテージを活かすことは出来ず、ホーネッツボールから。
序盤は前回のナゲッツ戦のように、ヤオ、ヤオと集中して彼にボールを回すシーンは見受けられなかったが、それでも彼にボールを集めてリズムを作ろうとするロケッツオフェンス。スコラが早々と2ファールでヘイズと交代するアクシデントがありながら、第1Qはほぼ互角の展開でゲームは進む。結局28-28のタイで第2Qを迎えることに。
第2Qに入っても一進一退と攻防が続くが、第1Qと違って膠着状態と言った感じのディフェンス合戦。第2Q残り7分で再びヤオを投入してきたロケッツだが、彼はリバウンド、ブロックと、ディフェンス面でチームに貢献する。バディンガー、ロワリーの活躍で5点のリードを奪ったロケッツが、終盤もそのリードを保って、結局6点リードの49-43で前半を終えた。ヤオ投入以降、ホーネッツは1本のFGしか決められず、それがこの6点リードに繋がったと思うが、ホーネッツもインサイドのディフェンスが厚くて、ロケッツのオフェンスにリズムの良さを感じられなかったことが後半に響かなければいいなと感じた。平均27得点のスコラがここまで無得点とファールトラブルで調子が狂っているように見えたし、ウエストのディフェンスの厳しさにも苦戦中と言ったところ。

後半
序盤にブルックスのスリーが決まって9点リードを奪ったロケッツだが、残り10分切ってからロケッツはFGを決められない時間帯が続く。やっとスコラが初得点となるFGを決めた時にはホーネッツにリードを奪われていた(60-61)。その後もベリネリが確実にシュートを決めてくるなど、追いかける展開のロケッツ。しかしバディンガーのスラムダンクにロワリーのスリーでロケッツが逆転に成功する(68-67)。踏ん張ったロケッツが勝負を第4Qに持ち込んだ感じで第3Qを終えた(71-73)。
第4Qに入ると、すぐにホーネッツはブレイザーズからトレードでやって来たベイレスが決めて4点のリードを奪うが、不調ながらスコラが技ありのレイアップを決めてロケッツも追いすがる(73-75)。その後コーナーから再びベイレスに決められるが、ヤオの替わりに第3Q半ばから出場中のジョーダン・ヒルが第4Q始めの約3分で3リバウンド、2ブロックと連発してチームを鼓舞。それに応えるようにバディンガーが連続してシュートを決めてロケッツが再びリードを奪った。堪らずホーネッツはタイムアウトを要求する。
タイムアウト後にもジョーダン・ヒルのブロックがまた炸裂するが、そのこぼれ球を今季からホーネッツでプレイしている3年目のジェイソン・スミスに決められると、気をよくしたのか彼に立て続けに3本もミドルを決められる。ロケッツは悪いプレイなどでチームオフェンスのリズムが出来ないが、ブルックスの個人技で何とか追いすがっているように見えた(82-85)。
ロケッツはタイムアウト後の残り6分半で好調だったヒルに替えてヤオを投入。その投入の効果が感じられないくらい彼は存在感がなかったが、ゲームはそれとは関係なく進行し、ロケッツはリズムが悪いながらもバディンガーやブルックスが決めてきて、残り3分半でリードを奪い返した(89-88)。
リードを奪った直後のプレイがその後の明暗を分けることになる。ウエストのミドルが外れてバディンガーがリバウンドをティップし、高く上がったボールをヤオがつかみさえすればよかったが、オカフォーに後ろから手を出されボールはクリス・ポールの元へ。これがポールのスリーを生んだ(89-91)。ロケッツもスコラ得意のフックですかさず同点にするが、ポールの個人技で再びリードを奪われると、次のオフェンスでゴール下にいるヤオがボールを手に付かずホーネッツボールに。このチャンスをベリネリが確実にドライブから放り投げるようなショットを決めることに成功。残り2分切ってロケッツは4点のビハインドにさらされた(91-95)。
ロケッツのタイムアウト後、見せ場らしい見せ場を作れなかったばかりか、ミス連発でチームの足を引っ張っていたヤオをジョーダン・ヒルと交代。さすがのアデルマンも3連敗という状況を考えて現実的な作戦に出たようだ。
マーティンがすぐさまスリーを決めて、まだロケッツにも勝ち目があるように思えたのもつかの間、ポールに決められると、決め手のないロケッツはブルックスがシュートクロックぎりぎりで打たされてしまう。ホーネッツディフェンスがロケッツのオフェンスを上回ったと言った感じで、厳しい予感が漂い始めたが、次のプレイでディビット・ウエストにミドルを決められてしまい、その予感が現実のものに(94-99)。
そのウエストはカウントプレイじゃないのかと文句でも言ったのか、なぜかテクニカルファールを取られ一瞬会場が沸くが、フリースロー大得意のマーティンがまさかのミス。これで意気消沈したロケッツはタイムアウト後にも、ホーネッツのタイトなディフェンスにマーティンが慌ててオフェンシブチャージを取られてしまった。このプレイに文句を言ったブルックスは立て続けにテクニカルファールを取られ退場処分に。フラストレーションが一気に爆発してしまったか...
結局このあとフリースローを確実に決めたホーネッツが8点差で勝利(99-107)。ロケッツはディビジョンのライバルチームにホームで敗れる痛い敗戦で、開幕から4連敗になってしまった。

敗因はいろいろあるだろうが、第4Qにリズムを掴みきれず相手のペースでゲームを進行していってしまうことが敗因の一つだろう。特にヤオの使い方が難しく、今日みたいに第4Qほとんど見せ場がないと、むしろ使わない方がいいのではないかと思ってしまう。まぁ病み上がりのヤオだけに彼を攻めるわけにはいかない面もあるが、少なくともリバウンドはしっかり掴んで欲しかったと思った。

4連敗とはいえ、全然ダメだったゲームはない訳で、それほど悲観的になる必要なないと感じているので、ヤオ共々、これからの奮起に期待したいところだ。ディフェンスの問題に関しては、これはバランスの問題なので、一概にいい悪いは言えないと思う。ヘッドコーチの考え方次第で変わってくるからだ。しかしそれでもNBAワーストのディフェンス効率(ホーリンガー氏換算)を改善しないと、プレイオフ進出は厳しいだろう。

ロケッツ(0-4):マーティン18P、スコラ9P,16R、ブルックス18P、バディンガー15P
ホーネッツ(4-0):ポール25P,8A、ウエスト13P,9R、ベリネリ18P