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ホークス

第72戦(対ピストンズ)、第73戦(対ペリカンズ)、第74戦(対ホークス)の総括

シンキ「こんにちは。難敵ブレイザーズを下し、アウェイ3連戦を突破した6連勝中のロケッツ。シーズン終盤にはありがたいホーム5連戦となりました。」
 
キャット「今日その3戦目となったホークス戦が終了したから、それまでの3戦を総括してみよう。」
 
キャット「まずピストンズ戦から。ポール欠場もあって、第1Qを6点のビハインドで終えたロケッツ。しかし第2Qに入ると、ジョーのミドルやゴードンのコーナースリーが決まって、すぐにゲームはタイに(28-28) ドラモンドがフリースローを外しまくっていたが、終盤に連続加点を食らうなど、一時7点のビハインドを背負ってしまう(41-48) しかしその後盛り返したロケッツは、2点差で前半終了へ(48-50) 後半に入るとグリフィンがハーデンの足を狙うかのような悪質プレイでテクニカルファールをもらっていたが、オフェンスではカウントプレイをもらうなど、ピストンズをリードしていたね(60-60) 第3Qは71-68でロケッツが逆転して終了し、第4Qに入ってもアリーザのスリーやゴードンのフリースローが決まって、ハーデンのいない時間帯でリードを拡げたんだ(76-68) しかしドラモンドにオフェンシブリバウンドを支配され、グリーンのスリーが決まらないロケッツは、ゴードンやアリーザの加点でリードをキープしていたが(86-77)、グリフィンが見えないところで汚いプレイをするなど、勝利への執着心を見せていて、速攻からスリーを食らうなど、4点差に迫られてしまい、ダントーニはタイムアウトを要求(86-82) タイムアウト後、ロケッツはカペラがまたミスをすると、頼みのハーデンが絶不調で、加点が出来ない時間帯が続いてしまい、フリースローで逆転を許してしまったんだ(86-88) ハーデンのドライブがことごとく決まらず、さすがのロケッツファンも敗北のシーンが頭によぎっただろうが、そうはさせまいと、ここまで全試合出場しているタッカーが、残り30秒でオフェンシブリバウンドから加点に成功し、ゲームは延長戦に突入したんだ(88-88)」
 
キャット「延長戦はカペラを外し、負傷したバームーテの替わりにジョーをスタートさせるスモールラインナップで挑んだロケッツ。この日絶不調のハーデンは次第に調子を上げてきて、ドライブからカウントプレイをもらうと、グリフィンに対しナイスディフェンス。ピストンズはその後もターンオーバーで加点が出来ず、このチャンスにやはりこの男ハーデンが、新人ケナード相手にアイソレーションプレイから得意のファールをもらうスリーで、フリースロー3本に成功(96-90) 締めはこの日の殊勲者タッカーが、オフェンシブリバウンドからのフォローを決めて勝負あり(98-90) 最終スコアは100-96。ロケッツはこの勝利で7連勝を達成したよ。今季成績は58勝14敗。」
 
ハーデン 21p、8R、5A FG4/20 3pFG0/8 FT13/18
ゴードン 22p、5A FG8/19
カペラ 10p、14R(5OR)
タッカー 10p、8R(4OR)
アリーザ 9p、5R 3pFG3/8
ジョー 11p FG4/11
アンダーソン 7p、7R
グリーン 3p 3pFG1/8
 
シンキ「危なかったですが、ポール不在、ハーデン不調でも勝利する勝負強さを見せたと思いますよ。それにしてもグリフィンはロケッツに恨みでもあるんですかね?」
 
キャット「全くだね。ゲーム的にはすごく面白かったよ。こういうハラハラドキドキもたまにはいいもんだ(笑) グリフィンについては、ポールがロケッツに来たのが面白くないんじゃないの。以前のゲームでダントーニともめてたし、ハーデンへのファールは故意じゃないかとすら思ったね。」
 
キャット「次のペリカンズ戦もポールは欠場。不調だったピストンズ戦と打って変わって序盤からハーデンが絶好調で、ドライブやミドル、カペラとのラインを決めるなど、ロケッツが開始4分ほどで二桁のリードを取る(14-4) ペリカンズはロンドとミロティッチが欠場し、デービスもカペラにブロックされるなど、ロケッツはさらにリードを拡げに掛かったよ(21-6) この第1Qのロケッツはスリーの精度が良くなかったが、それでもハーデンのドライブやゴードンのレイアップが決まるなど、13点リードを取って終了したね(29-16) 第2Qに入って、ハーデンのいない時間帯にスリーの精度が上がってきた。まずゴードンがスリーを決めると、直後にスチールからアンダーソンのスリーに繋がる(35-18) 次のポゼッションではタッカーが珍しくローポストからオフェンスし、点差もあってか余裕が感じられたんだ。その後もロケッツはジョーがローポストから加点すると、タッカーが得意のコーナースリーを決め、ロケッツのリードは20点を超えた(42-20) ペリカンズはタイムアウトを取って出直しを図るが、ロケッツは中盤も着々と加点に成功してリードは拡がる(51-26) デービスはまたカペラにブロックされるが、2回目にパワーダンクでお返しして吠えていたよ。終盤に入っても、ロケッツはハーデンが連続でスリーを決めるなど、リードを27点まで拡げて、ほぼ前半で決着が付いた感じだった(64-37)」
 
キャット「第3Qはペリカンズが若干盛り返してきて(66-48)、ムーアがゴードンを押してテクニカルファールをもらうなどがありながらも、ペースが落ちずに加点を続け、ロケッツのリードは14点まで縮まる(72-58) しかし余裕を持って対処するロケッツは、ハーデンの加点が続くと、今度はジョーがコーナースリーを決め、さらにここまでさっぱりだったグリーンもコーナースリーで加点するなど、結局第3Qは22点リードして終了へ(83-61) 第4Qに入っても、カペラのフィニッシュに続き、アンダーソンが豪快なワンハンドダンクを決めて、ロケッツベンチやファンも大喜びするなど、20点前後のリードを保ってゲーム終了。最終スコアは114-91。この勝利でロケッツはフランチャイズ記録となる59勝目を達成したんだ。今季成績は59勝14敗。」
 
ハーデン 27p、6R、8A、9TO FG11/24
ゴードン 19p、4A FG7/13
カペラ 18p、16R、6B FG9/12
アリーザ 8p、5R
タッカー 3p、4R FG1/5
アンダーソン 16p 3pFG4/8
グリーン 14p 3pFG3/8
ジョー 9p、5R FG4/6
 
シンキ「フランチャイズ記録を達成しましたね! ペリカンズ相手で苦戦も考えられましたが、終わってみれば前半で決着が付いた感じでしたか。」
 
キャット「ペリカンズはロンドとミロティッチを欠いていたからね。さすがにポール抜きでも問題なかったな。まあ順当勝利だと思うよ。フランチャイズ記録はホント嬉しいよ。58勝した当時は優勝しているからね。当然今季も期待してる。」
 
シンキ「ですね。ロケッツはカペラがデービス相手に奮闘してます。アンダーソンも久しぶりのダンクで沸かせましたか(笑)」
 
キャット「カペラの活躍にダントーニもアメージングとコメントしてたね。ロケッツ今季の飛躍はカペラの成長抜きにして語れない。今のカペラは攻守で欠かせない選手になってるよ。アンダーソンは控えに降格しても文句を言わずに黙々と自分の出来ることに集中している。たまに見せるダンクは必見モノだね(笑)」
 
キャット「そして今日行われたホークス戦。引き続きポールとバームーテは欠場となった。ホークスもシュルーダーが欠場。今日のゲームも出だしからロケッツがリードを取る。ホークスも元ロケッツのテイラーが成長している自分を見てくれとばかりに、最初の7得点をすべて挙げていたよ(19-9) NBA東地区最弱のホークスが相手ということもあるのか、今日のハーデンは味方を活かすアシストに徹しているように見えたね。アリーザへのパスが決まって、早くもアシスト6つを記録してた(24-15) 中盤から欠場のアンダーソンの替わりにネネがコートへ。そのネネは早速フィニッシュに成功。終盤はハーデンが速攻からドライブを決めて加点すると、アリーザも速攻からスリーを決めたね(33-18) この加点でアリーザは早くも14得点目。第2Q序盤は両チームともフィールドゴールが1本しか決まらない重いスタートだったが、先に立ち直ったのはロケッツの方で、ジョーからのパスをタッカーがスリーで加点すると、ゴードンのブロックから速攻でグリーンがレイアップを決める。さらにホークスのターンオーバーからグリーンがスリーで加点し、溜らずホークスはタイムアウトを要求へ(44-23) その後ホークスは必死に抵抗を試みて反撃するが、ロケッツも黒子に徹しているハーデンがアシストパスでチームを牽引。この第2Qも5アシストを記録したハーデンの活躍などで、前半はロケッツが24点のリードを取り、ペリカンズ戦同様に決着が付いた感じになったんだ(69-45)」
 
キャット「余裕のあるロケッツは、第3Q序盤にカペラからハーデン、そしてカペラへ渡る変則プレイで加点に成功。元ロケッツであるハワードを手放して再建モードに入っているホークスは、得点差を気にすることなく、若手が伸び伸びとプレイをしてように見えた(78-62) 若干リードが詰まったこともあったのか、ここまで一桁得点だったハーデンがいつものアタックモードに入る。コーナースリーを皮切りに、次から次へと加点を続け、グリーンの派手なアーリウープまで飛び出したロケッツが、リードを20点に戻して第3Qが終了したんだ(94-74) 第4Qは残り3分半からジョウチーと2ウェイ契約のハンターをコートに出す余裕も見せたね。この勝利で9連勝を達成したロケッツは、レギュラーシーズンの目標であった60勝へ到達したよ! 最終スコアは118-99。今季成績は60勝14敗となった。」
 
ハーデン 18p、10R、15A FG6/15 3pFG1/7
ゴードン 22p、4A FG8/13
カペラ 14p、8R、2B FG7/9
アリーザ 14p 3pFG4/11
タッカー 12p 3pFG4/9
グリーン 25p、7R FG10/15 3pFG5/10
ジョー 9p、4R、4A FG3/9
ネネ 15分 2p、3R
 
シンキ「レギュラーシーズンの目標であった60勝に到達しましたね。見事です!」
 
キャット「いやー、まさか74ゲーム目で達成するとは思わなかったよ。74ゲームまでに60勝を達成したチームは18回あるんだけど、そのうち11回は優勝しているようなんだ。もちろんプレイオフでは最大の敵であるウォリアーズがいるし、ウエストの強豪を倒していかないといけないから、まだ全く気を抜けないんだけど、少なくともこれまでのチーム同様に、優勝へのチャンスは確実にあるだろう。これだけ勝っていると、期待しない方がおかしいよ(笑)」
 
シンキ「ですよね。ちなみに今季はどれだけ勝てそうですか?」
 
キャット「もうこのまま勝ち続けて欲しいと思っているが、ウォリアーズがけが人続出で失速しているから(54勝19敗)、早い段階で勝率トップを確保できそうな感じなんだよ。なのでラスト数試合は主力を下げる可能性はあるから何とも言えないなー。」
 
シンキ「分かりました。ところでバイアウト後に契約したブレンダン・ライトが解雇されたようですね。」
 
キャット「どうもヒザの状態が悪く、プレイオフに入っても戻れないとのことで、結局解雇という寂しい形となってしまった。元々ケガが多い選手ではあったんだけど、プレイオフではパートタイマーとして頑張ってくれると思ってたが、まあ仕方ないよね。空いた1つの席にはルブライアン・ナッシュと10日間契約と結んだよ。ちなみにナッシュはBリーグの前身の一つだったbjリーグの福島でプレイしてたよ。出番があるといいんだけど、今のロケッツの状態を考えるとどうだろうか。」
 
シンキ「レギュラーシーズンも残り8ゲームですね。今日はどうもお疲れ様でした。また宜しくお願い致します。」

'17~'18 第10戦 対ホークス(アウェイ)

シンキ「こんにちは。今日のゲームで早くも今季10戦目になりますね。ニックス戦に続き、今日も再建中のチームとの対戦です。相手はホークスですね。」
 
キャット「まあ順当勝利と行きたいもんだね。今日もジョウ・チーを観たいんで、早めにリードを奪って、第4Qは流す展開になって欲しいと思っているんだ。」
 
シンキ「では早速ゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ゴードン、アリーザ、アンダーソン、カペラ。ホークスはシュルーダー、ベイズモア、プリンス、マスカラ、デッドモン。イリャソバは開幕から欠場、ハワードと交換で入団したプラムリーはヒザの故障で1~2週間お休みするようだ。」
 
キャット「序盤はロケッツはゴードン、ホークスはシュルーダーの加点などでほぼ互角だったが、まず抜け出したのはロケッツ。カペラのフリースローと、アリーザのスチールからの速攻が決まって、まずロケッツが8点リードした(14-6) タイムアウト後、ホークスはベイズモアがドライブからのパワープレイ、デッドモンはカペラのゴールテンディングで加点するが、ロケッツは得意のスリーが好調で、ハーデンとアンダーソンが続けて成功してリードを二桁に(20-10) 中盤に入ってホークスもシュルーダーがさすがの存在感を見せて追い上げる(21-19) しかしロケッツもバームーテのレイアップを皮切りに、連続スリーが決まってあっという間に再びリードは二桁になった(29-19) 終盤になってもバームーテの攻守に渡る存在感などがあって、第1Qはロケッツが11点リードして終了(36-25)」
 
シンキ「今日のゲームはしっかりと出だしを決めましたね。この調子でお願いします。」
 
キャット「第2Qのハーデンのいない時間帯。ロケッツはオフェンスの状態がイマイチで加点出来ず、バービットにスリーを食らって点差は一桁に(36-28) ロケッツのキャンプに参加し、シーズン直前に解雇されホークスに拾われたテイラーが、まずドライブからオフェンシブチャージをもらい、その後もターンオーバーを犯していたよ。ロケッツはアンダーソンが好調で、ゴードンもバービットを翻弄するプレイを見せるなど、再びリードは二桁へ(44-34) その後もアンダーソンはテイラーとのミスマッチからきれいにノビツキー張りのショットを決めていたね。中盤前になってもゴードンのスリー、ハーデンのスリーなど、ロケッツのやりたい放題の時間帯が続いて、リードはいつの間にか20点になったね(56-36) ホークスもホームのファンの声援に応えよるように、シュルーダーが起点になって加点を続け、ベイズモアの豪快なダンクが決まって10-0のランに成功し追い上げるが(56-46)、ロケッツはハーデンとカペラのホットラインで連続加点に成功すると、終盤に入ってもアリーザのオフェンシブリバウンドからカペラのダンクに繋がるなど、ロケッツは難なく加点していき、結局第2Qはロケッツ18点リードで前半終了となった(69-51)」
 
シンキ「今日もニックス戦同様に楽なゲームになりましたかね。それでも気を抜かないで行きましょうお願いします。」
 
キャット「後半に入っても15点以上の点差をキープ中のロケッツ。ゴードンがコーナーからドライブして豪快なダンクを披露してたよ。中盤に入り13点差に詰められる時間帯があったが、すぐに突き放して第3Qは21点リードして終了(97-76) 第4Qもロケッツのペースが続き、4分経過してリードは30点に拡がった(111-81) ホークスはターンオーバーばかり繰り返して、全くリズムに乗れず、残り7分にはジョウ・チーが登場してきた。そのジョウ・チーはスリーを何回も放つが決まらず、タフショットを打たされ、ディフェンスでも存在感を出せなかったね。中盤以降のロケッツはタリックがスリーを放つが、リングにも当たらずボードに当たったり、ブラウンのスリーもブロックされるなど、雑なオフェンスが目立ってきてリードを詰められるが、点差が点差だけに余裕の展開は変わらず。最終スコアーは119-104でロケッツの勝利に終わった。最終成績は以下の通り。」
 
ロケッツ(7-3) 36 33 28 22 119
ホークス(1-8) 25 26 25 28 104
 
ロケッツ FG42/89(47.2%) 3pFG16/47(34.0%) FT19/23 44R 28A 13TO
ホークス FG39/81(48.1%) 3pFG11/33(33.3%) FT15/18 41R 16A 18TO
 
ハーデン 31分 29点、3R、11A、1S、2TO FG8/15 3pFG6/11 FT7/10
ゴードン 30分 20点、2R、5A、4S、1B、4TO FG6/13 3pFG3/7 FT5/5
アリーザ 32分 12点、7R、4A、1S、1B FG5/11 3pFG2/8
アンダーソン 25分 11点、8R FG4/9 3pFG3/8
カペラ 22分 12点、6R、1A FG5/9 FT2/2
バームーテ 34分 20点、4R、2A、2S、1B FG8/11 3pFG2/4 FT2/3
タッカー 23分 3点、5R、2A、2S FG1/5 3pFG0/3
ネネ 17分 8点、6R、1A、2S、1B FG4/8
タリック 9分 2点、2R、2A、1S FG1/3
ジョウ・チー 7分 2点、1R FG0/3 3pFG0/2 FT2/2
ブラウン 5分 0点 FG0/2 3pFG0/2
ジャクソン 4分 0点、1S FG0/0
 
シュルーダー 26分 16点、2R、4A、4TO FG6/13 3pFG2/5 FT2/3
ベイズモア 27分 18点、4R、2A、2S FG6/14 3pFG0/5 FT6/8
プリンス 24分、16点、3R、2A、3TO FG7/12 3pFG2/5
マスカラ 19分 3点、3R、2S、2B FG1/4 3pFG0/2
デッドモン 22分 9点、7R、1B FG4/5 3pFG1/2
コリンズ(新人ドラ19位) 28分 8点、12R、2S、4B、3TO FG3/7 FT2/2
バービット 27分 12点、3R FG4/5 3pFG4/4
テイラー 25分 12点、3R、5A、3TO FG5/9 3pFG0/1
ベリネリ 18分 0点、2R FG0/5 3pFG0/4
ドーシー(新人ドラ41位) 18分 10点、1R、3TO FG3/6 3pFG2/4
ブルシーノ 6分 0点、1R FG0/1
 
シンキ「キャットさんお望みの展開になりましたね。ロケッツの完勝でした。」
 
キャット「負ける感じは全くなかったよ。ホークスはこれで8連敗。今季は間違いなく60敗はするだろうな。ここ10年プレイオフに進出しつづけても結果が出なかったので、思い切って再建に舵を切ったから、今日の敗戦も想定通りなのかもしれない。」
 
シンキ「ハワードを放出し、ハーダウェイJRとも再契約せず、ミルサップもFAで抜けちゃいましたからね。」
 
キャット「さすがにこれだけ抜けると勝てないよな。エースのシュルーダーがオールスター級のプレイでも見せない限り、今季はドアマット状態となるだろうね。」
 
シンキ「ロケッツを解雇されたテイラーですが、ホークスみたいなチームがあってよかったですよね。おかげでかなりプレイタイムをもらっているじゃないですか。」
 
キャット「この経験を活かして欲しいもんだ。まだ主力級が出るとミスが目立つから、ここをクリアできれば何とかなっていいと思う。彼のスピードにブーデンホルザーヘッドコーチも好印象を持ったようだね。まだ若いし経験だよ。頑張って欲しい。」
 
シンキ「ところでロケッツに関してはどうでしたか?」
 
キャット「今日の出来は参考にしづらいね。まあ次のゲームから骨のあるチームとの対戦が続くから、ここでどれだけやるかだな。故障に気を付けて勝ち続けて欲しいよ。」
 
シンキ「そろそろ連勝街道に入って欲しいと思っているロケッツファンは多いでしょう。次戦はあさってホームへ戻ってのジャズ戦になります。最後に何かありますか?」
 
キャット「9ゲーム欠場中のポールだが、あと2週間は掛かるようだ。もちろん焦る時期ではないから慎重に経過を見るようだけどね。なのであと7ゲームは欠場となるだろう。今季4回目のグリズリーズ戦には戻ってきて欲しいんだが、ちょっと間に合わないかな。」
 
シンキ「まだまだ今季は長いですから、ポールには万全の状態で戻ってきて欲しいですね。では今日もお疲れ様でした。次回も宜しくお願いします。」

レギュラーシーズン第53戦 対ホークス(ホーム)

シンキ「こんにちは。アウェイ5連戦後、ホームに戻ってキングス戦に完勝したロケッツですが、今日もホームゲームで相手はホークスになります。3年間ロケッツに在籍してオフに移籍したハワードが帰ってきますね。」
 
キャット「ボクはここ3年間、ハワードのチームのリズムを乱すような振る舞いに文句を言ったりしてきたが、彼がFAになってロケッツと契約した時は嬉しかったし、在籍した3年間はそれなりに楽しめたから、ハワードには感謝しているよ。ホークスでも頑張って欲しいね。」
 
シンキ「ですね。では早速ゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、アリーザ、アンダーソン、カペラ。ホークスはシュルーダー、ベイズモア、ハーダウェイJR、ミルサップ、ハワード。」
 
キャット「第1Q序盤はハワードがペイント内でダンクを繰り返すなど、ホークスが6点リードしたが(7-13)、ロケッツもカペラが負けじとハワードを交わすナイスダンクで応戦するなどして一気に逆転に成功する(17-15) ホークスはターンオーバーが多く中々リズムに乗れない隙に、ロケッツはハーデンからネネへパスが通ると、カペラの連続加点に続き、ハーデンがスリーを決めてリードを拡げてきた(29-23) 結局第1Qはロケッツが6点リードして終了したよ(32-26)」
 
シンキ「いいペースで進行しているみたいですね。続きをお願いします。」
 
キャット「第2Q序盤、ロケッツはスリーが決まらず、ハワードのフォローで2点差に迫られる(32-30) その後もことごとくスリーを落とす歯がゆい展開になり逆転を許すが、ホークスもターンオーバーが目立っていてリズムに乗れてなかった(34-35) 約5分経過すると得点が動き始める。ロケッツはハーデンからネネへパスを通すと、ビバリーのスリーが決まって再びロケッツがリードを取る(39-37) ホークスもハワードのダンクにミルサップのフリースローで応戦するが、ロケッツもオフェンスのリズムが良くなってきてゲームは終盤へ(44-44) 終盤に入ってホークスは再びターンオーバーを連発して流れはロケッツへ傾き、相変わらずゴードンのスリーは決まってなかったが、カペラやアンダーソンの加点もあって、前半はロケッツが3点リードして終了となった(50-47)」
 
シンキ「若干のリードで前半が終了したようですが、観た印象はどんな感じですかね?」
 
キャット「ホークスのターンオーバーを誘発している点は好感を持てるけど、シューティングが決まってないからね。ここまでロケッツのターンオーバーが4つと奇跡に近い数字を挙げている点から考えて、このまますんなり行くとは思えないよ。ホークスのシュート成功率は5割を超えているから、ロケッツのディフェンスが冴えているとはいいがたいしね。」
 
シンキ「分かりました。それでは後半戦も宜しくお願いします。」
 
キャット「第3Q序盤はハーデンの大車輪から始まった! 他の選手がシューティングに苦しむ中、彼は最初の2分で3本のスリーを含む12得点を挙げ、一気にロケッツが9点のリードを取ったよ。これでゲームの主導権はロケッツが握ったんだ(62-53)」
 
シンキ「よし。さすがリーダーですね。このペースでリードキープですよ。お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後もロケッツはカペラのフリースロー、ビバリーのスリーなどでリードをキープしていた(67-58) ホークスもハワードがペイント内でさすがの存在感を見せて応戦していたが、ロケッツもカペラがオフェンシブリバウンドから加点に成功するなど、ロケッツがゲームの主導権をキープしたままゲームは中盤戦へ(72-64) 相変わらずスリーが決まらないゴードンだったが、ディフェンスでは頑張っていてスチールからフリースローをもらうプレイを見せていたね(76-64) 残り4分切ってアリーザがようやくスリーを決めてロケッツが16点までリードを拡げたんだが(80-64)、ここからターンオーバーを連発してリズムを崩し始める。そこをホークスは見逃さず速攻を連発して点差を10に戻したんだ(80-70) しかしハーデンからのバックドアカットプレイでゴードンがカウントをもらうと、ホークスはこのゲーム19個目となるターンオーバーからリズムを崩し始め、結局このQはロケッツが13点のリードを取って第4Qへ向かう形になった(86-73)」
 
シンキ「いい感じでリードをキープ出来てますし、今日はホームゲームなので、大丈夫かと思いますがどうですか?」
 
キャット「この感じなら大丈夫なんじゃないかな。ホークスのシュート成功率は落ちてきたし、相変わらずターンオーバーが目立つからね。だが16点リードした時に受け身になってしまったのか、リズムを崩しかけたから、気を付けるのはそこだけだろう。」
 
シンキ「では第4Qをお願いします。」
 
キャット「第4Qに入ってもホークスはオフェンシブファールを犯し、この日20個目のターンオーバーを記録する。ロケッツはアンダーソンのスリーが決まると、ゴードンがスリーがダメならとドライブで加点に成功(91-75) ホークスは再びターンオーバーをしてロケッツボールになると、今度はすっかり目立たなくなっているブリューワーがカウントプレイを決めて、溜らずホークスはタイムアウトを要求したよ(94-75)」
 
シンキ「ここで気を抜いちゃいきませんよね。では続きをお願いします。」
 
キャット「3分経過し、ようやくゴードンのスリーが決まってロケッツのリードは20点になった(97-77) しかしホークスも諦めず着実に挽回とばかりに、ペイント内から加点を続けリズムを取ってきた(97-83) この流れを嫌ってダントーニはタイムアウトを要求。タイムアウト後にコートに戻ったハーデンがジャンパーを決めて再びリードを16点にするが、ホークスは完全に立ち直ったかのようなオフェンスを連発し、ロケッツのリードは10点まで縮まったよ(99-89) 残り6分半。」
 
シンキ「12-2のランを食らいましたかー。痛いですが、まだリードは10点あるので、ここから再びリズムを取って行きましょう。ではお願いします。」
 
キャット「ハーデンのジャンパーでロケッツは盛り返すが、ホークスはターンオーバーをコントロールし着実に加点するロケッツにはまずい展開に。ハーダウェイのスリーも決まってロケッツのリードは7点になったよ(101-94)」
 
シンキ「どこかでホークスの流れを断ちたいですよね。ディフェンスを頑張りましょう。お願いします。」
 
キャット「ゲームは中盤を過ぎたが、ホークスの勢いは依然として止まらず、ハワードが再びフォローして加点する(101-96) ロケッツも何とかゴードンがスリーを決めて盛り返すが、またしてもハーダウェイにスリーを決められてしまう(104-99) その後ハーデンのフリースローでリードを7点に拡げたロケッツだったが、ハーダウェイがまるでゾーンに入ったかのように加点を繰り返し、ロケッツのリードは2点になってしまったよ。残り3分半近く残ってる(106-104)」
 
シンキ「逆転されそうですか?」
 
キャット「されそうだ(苦笑) ホークスのオフェンスを全く止められないよ。ハーダウェイが完全にゾーンに入っているから、まずここを防いで欲しい。オフェンスではやみくもにスリーを放つよりも、着実にペイント内から加点した方がいいと思う。」
 
シンキ「分かりました。先日の寝落ちしそうになったキングス戦よりはいいと思いますよ(笑) ここからですね、お願いします。」
 
キャット「ハーデンのジャンパーは外れるが、ようやくホークスの加点を止めたロケッツ。タイムアウト後にアリーザがジャンパーを放つが決まらず、ハワードのリバウンドから早いオフェンスでハーダウェイにドライブからカウントプレイを決められてしまう・・・(106-107) 逆転を許したロケッツはカペラがオフェンシブリバウンドを踏ん張って何とかビバリーのスリーに繋げるが、これも決まらずホークスはハーダウェイがアリーザからファールをもらってフリースローで加点すると(106-109)、ロケッツはビバリーがペイント内から加点するが、残り1分切ってまたしてもハーダウェイに、今度はカペラ越えの豪快なダンクを食らってしまったんだよ・・・(108-111) 結局その後も得点を取れなかったロケッツの逆転負けでゲームは終了。最終スコアーは108-113だった。」
 
今季第53戦 対ホークス(ホーム) 108-113で逆転負け 通算成績36勝17敗
ハーデン 41点、8R、8A、4S、4TO FG10/23 3pFG5/12 FT16/21
カペラ 22点、9R(5OR)、2S、1B FG9/11 FT4/5
アンダーソン 11点、2R、2A FG4/12 3pFG3/9
ビバリー 9点、6R FG3/8 3pFG2/6
アリーザ 3点、5R、3A、2S FG1/12 3pFG1/10
ゴードン 13点、3R、3A FG4/14 3pFG2/10
ネネ 4点、3R FG2/4
デッカー 2点 FG1/5
ブリューワー 3点 FG1/4
ハレルは出番なし
 
ホークス 通算成績29勝21敗
ハワード 24点、23R(5OR)、3A、2B、5TO FG11/13 FT2/3
ミルサップ 16点、4R、3A、2S FG4/8 FT7/8
ハーダウェイJR 33点、6R、3A FG12/18 3pFG4/9 FT5/7
ベイズモア 7点、3R、6A、2S FG3/7
シュルーダー 5点、3A FG2/12
ベンブリー 10点、4R FG4/6
マスカラ 9点、8R FG4/7
ダンリービ― 7点 FG2/4 3pFG2/4
ディレニー 2点、5R、4A、2S FG1/10
 
シンキ「まさかの逆転負けを食らってしまいましたかー。20点のリードは守って欲しかったですよ。」
 
キャット「まあそうだね(苦笑) でもホークスも弱いチームじゃないからな。冷静にスタッツを見ると、負けて当然に数字が並んでいるからね。ホークスは第4Qの残り約10分からターンオーバーがゼロで、オフェンスを完全にコントロールしていたよ。元々ディフェンス力のあるチームで、ロケッツは残り7分で9点しか取れなかった。本来の力を発揮したホークスの逆転勝利は必然だったのかもしれないよ。まあそれでも勝って欲しかったけどね。」
 
シンキ「どうも調子落ちしているようで、このペースだと56勝どころか、52勝くらいで終わってしまいそうですよ。」
 
キャット「立て直しが急務だな。それとオールスター後のトレード期限までに何か動きがあると思うよ。」
 
シンキ「ですね。連勝中の頃は、負けるイメージが全く湧かなかったんですが、最近13ゲームで8敗目ですからねー。負け癖が付いちゃいそうで怖いですよ。さてロケッツ戦は明日もありまして、今度も東地区のチームが相手です。ブルズ戦ですね。」
 
キャット「ホーム連戦って非常に珍しいんだけど、今季はこれで2度目だな。スーパーボールがヒューストンで行われる事と関係しているのかな? 今日はセレブも結構来ていたようだしね。」
 
シンキ「そうでしたか。もう相手はどこであろうと、プレイオフで勝ちたいなら負けられませんよ。オールスターブレイクまでの5ゲームはすべて勝って欲しいです。それでは明日も宜しくお願いしますね。負けたからといって、中居クンみたいにヤケ酒しちゃダメですよ(笑)」
 
キャット「あたらしくいこうって気分だけど、やめておくか(苦笑)」
 
シンキ「今日はありがとうございました。」

レギュラーシーズン第6戦 対ホークス(アウェイ)

シンキ「こんにちは。今日はアウェイ5連戦の3戦目となるホークス戦です。先日のニックス戦勝利で現在1勝1敗なので、この5連戦を3勝したいなら勝ちたいところですよね。」
 
キャット「もちろんだけど、ここ3シーズンで1勝5敗と相性が悪いチームだよ。特にコーチがブーテンホルザーに替わってからは4連敗と、いいところなく敗れている。ディフェンス型のチームに対して、ロケッツは苦手にしている部分があるからね。今日も苦戦は必至だと思うよ。」
 
シンキ「それではゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ゴードン、アリーザ、アンダーソン、カペラ。ホークスは最近4年7000万ドルで契約延長をしたデニス・シュローダー、早いもので35歳になったシューターのカイル・コーバー、オフにロケッツが狙っていたケント・ベイズモア、堅実でゴール下に強いポール・ミルサップ、元ロケッツのドワイト・ハワード。」
 
キャット「第1Q序盤は若干ホークスが優勢。ミルサップがペイント内で加点を続け、コーバーのスリーも決まったホークスがまずリード(5-9) ロケッツもアンダーソンの2本のスリーが決まって巻き返し、ハーデンも相変わらずの存在感を見せるなど、一時逆転に成功したんだ(15-16) タイムアウト後もロケッツはペイント内を守れず、シューローダーやミルサップにレイアップで加点されるなど、ディフェンスが機能していなかったが、オフェンスはアンダーソンが早くも3本目のスリーを決め、ハーデンも負けじとスリーを決めて追いすがる(21-22) 終盤もハワードのダンクなどで、簡単に加点されていたが、ハーデンが技ありのカウントプレイを決めて、結局第1Qはタイで終了したよ(30-30)」
 
シンキ「まだ出だしですので、これからですかね。引き続きお願いします。」
 
キャット「第2Q序盤はいつもの通りハーデンのいない時間帯。ゴードンを中心にゲームを組み立てていたが、カペラのオフェンシブファールなどでリズムに乗れず、ホークスは5年海外鍛えてきた控えのマルコルム・ディレニーが加点を繰り返して、次第にリズムを掴んできた(33-39) ロケッツも何とかエニスのドライブ、速攻からカペラの豪快なダンクで盛り返すが、相変わらずペイント内でミルサップにレイアップを食らい、シュローダーのドライブを止められない(40-47) 中盤に入ってロケッツはホークスのターンオーバーからKJが速攻を決めたり、ベースラインからハワードのファールを誘うプレイで存在感を見せるが(46-53)、ディフェンスではシュローダーに翻弄され続けるなどいいところなく、ロケッツのビハインドは10点に拡がった(48-58) 終盤に入ってもミルサップに簡単に加点され、このまま二桁のビハインドで終わるかと思ったが、やはりここはハーデンが得意の連続加点を決めて、ロケッツは何とか6点のビハインドで済ませたんだ(59-65)」
 
シンキ「劣勢のようですが、後半への見通しはどうですかね?」
 
キャット「前半はホークスにフィールドゴール60.5%、ペイント内で38得点許している。これだけ楽に加点されていると、かなりきついゲームになるね。今のところロケッツはスリーが好調で(9/20)、何とかゲームを作っているが、ホークスはドライブには躊躇なくダブルチームを仕掛けてプレッシャーを掛け、ターンオーバーを誘発しているように、ロケッツは効率のいい加点をしている状態には見えない。この状態が後半も続くようだと、ズルズル離されるのは目に見えるよ。今のロケッツはディフェンス勝負に持ち込めるチームではないし、結局はハーデン頼みと言った感じになってしまうんじゃないかな。ちなみにハーデンはここまで24点、9Aだ。」
 
シンキ「それではハーデンの大車輪に期待ですね。後半もお願いします。」
 
キャット「後半はまずアリーザがスリーを決め、ハーデンからカペラへのパスが通りなど、ロケッツのオフェンスは好調だったが、ホークスもバックドアカットプレイが2本決まり、シュローダーのスリーも決まってリードを渡さず(66-72) その後ベイズモアのジャンパーなどで再び二桁近いビハインドになるが、それでもロケッツはゴードンが存在感を見せて離されずについて行っていた(71-77) だが最近不調のベイズモアが息を吹き返すように再びジャンパーを決めると、中盤に入ってロケッツはスリーが決まらなくなり、危険な時間帯に入っていったのだが(75-83)、ホークスは24秒スレスレに放ったスリーは外れるが、控えのマスカラにオフェンシブリバウンドを取られると、ベイズモアにスリーを決められ、直後のターンオーバーから、またしてもベイズモアにスリーを決められたよ(77-89) これでダントーニは溜まらずタイムアウトを要求。終盤はKJ、デッカーの踏ん張りなどがあったが点差はほとんど詰まらず、結局ロケッツは9点のビハインドで終了となったよ(84-93)」
 
シンキ「ちょっときついゲームになってしまってますね。何とかなりませんか?」
 
キャット「リズムに乗れない時間帯に、連続でスリーを決められたのが痛いよ。あれはもっと早くタイムアウトを取るべきだったと思うんだ。ブーテンホルザーは中盤、1つのターンオーバーでタイムアウトを取ったのとは対照的だった。まあ結果論かもしれないけどね。」
 
シンキ「分かりました。第4Qの逆転を信じましょう、お願いします。」
 
キャット「リードされているとはいえ、第4Qの序盤はもちろんハーデン不在の時間帯。ロケッツは相変わらずホークスのディフェンスに苦しみ、得点を取るのに苦労していて、その間にハワードに連続加点を許して、点差は13点に拡がってしまった(86-99) ここでダントーニはゴードンから一発がありそうなブラウンを投入。そのゴードンはすぐにコートへ戻ったが、ブラウンはコートに残ったんだ。タイムアウト後、再びハワードに加点されリードは拡がったが(86-101)、勝負所はまだだとばかりにダントーニはハーデンを温存。残り7分半でようやく主力をコートに戻したが、主力に囲まれたブラウンがエアボールのおそまつ振りを見せると、その後もロケッツのオフェンスは停滞し、逆転どころの話ではなくったよ・・・ 結局一時21点差付けられロケッツの完敗で終了。最終スコアーは97-112。個人成績は以下の通りになった。」
 
ロケッツ(3-3) FG37/85(43.5%) 3pFG12/36(33.3%) FT11/13(84.6%) 43R(12OR) 22A 8S 7B 25TO
ハーデン 37分 30点、9R、12A、3S、6TO FG10/19 3pFG4/8 FT6/7
ゴードン 30分 9点、2R、2A、3B FG3/11 3pFG0/4 FT3/4
アリーザ 31分 10点、3R、2A、1S、1B FG4/10 3pFG2/7
アンダーソン 31分 12点、3R FG4/13 3pFG4/10
カペラ 21分 12点、10R、5TO、5PF FG6/7
KJマクダニエル 19分 13点、2R、1B FG5/6 3pFG1/2 FT2/2
ネネ 12分 2点、5R(4OR)、1B FG1/5
デッカー 17分 3点、4R、3A、1S FG1/6 3pFG1/3
ハレル 15分 4点、3R、2A、1B FG2/2
ブリューワー 15分 0点、2S FG0/3 3pFG0/2
エニス 7分 2点、2R FG1/2
ブラウン 3分 0点 FG0/1
ウィルチェー 2分 0点 FG0/0
アクティブロスターは全員出場。
 
ホークス(4-2) FG45/85(52.9%) 3pFG8/20(40.0%) FT14/24(58.3%) 44R(13OR) 29A 16S 5B 18TO
シュローダー 32分 17点、3R、12A、4TO FG6/14 3pFG2/5 FT3/4
コーバー 30分 10点、3R、2A、2S FG4/6 3pFG2/3
ベイズモア 32分 20点、4R、4A、3S FG7/12 3pFG3/4 FT3/3
ミルサップ 34分 23点、11R、4A、5S FG10/20 FT3/5
ハワード 29分 20点、14R(6OR)、3A、2B FG8/10 FT4/10
サーボ・セフォロシャ(32歳ディフェンダー) 24分 8点、4R、3S FG4/8
マイク・マスカラ(部分保証契約) 21分 5点、3R、1B FG2/3 3pFG1/1
ティム・ハーダウェイJR(4年目) 19分 3点、2A FG1/5 3pFG0/2
マルコルム・ディレニー(27歳ルーキー) 16分 6点、1A FG3/7 3pFG0/2
タウリーン・プリンス(今年ドラ12位) 2分 0点
デアンドレ・ベンブリー(今年ドラ21位) 2分 0点
ライアン・ケリー(解雇後にすぐ復帰) 2分 0点、1S
アクティブロスターは全員出場。ハムストリングを故障中のティアゴ・スプリッターは、11月中旬の復帰へ向けて調整中。マイク・スコットは左ひざの痛みが続いて1か月休養予定。10歳の時、水泳でマイケル・フェルプスに勝利しているクリス・ハンフリーズ(31歳)はアクティブロスター外。
 
シンキ「残念な結果に終わりましたが、仕方ありませんかね?」
 
キャット「相性が悪いね。これでホークス戦は5連敗となってしまったな。後半はスリーが3本しか決まらず(3/16)、ターンオーバーも25だし、これで勝てって言われても難しいよ。ホークスの術中にはまってしまったよね。」
 
シンキ「超人ハーデンでもダメでしたかー」
 
キャット「さすがのハーデンも後半は6点、3Aに抑えられたよ。ホークスみたいにディフェンスのいいチームとの対戦では、さすがにハーデン頼みは限界あるな。今日はゴードンの調子も良くなかったし、ここらへんはロケッツの課題だよね。」
 
シンキ「カペラ対ハワードはどうでしたか?」
 
キャット「今のハワードなら、カペラでも十分に勝負になる。それでもハワードはそれなりの存在感を見せていたよ。まあ相変わらず違ったところでの存在感も見せていたけどね(苦笑)」
 
シンキ「数字を見ると、アンダーソンはまたヘタレに戻った感じですかね?」
 
キャット「笑 後半は得点ゼロ、リバウンドも取れず、ディフェンスもサッパリだもんなー。これじゃー4年8000万ドルの価値はないよね。もうちょっと奮起してくれないと、さすがにロケッツファンの目も厳しくなるぞ。まあまだシーズン始まったばかりだし、長い目で見たいとは思っているけどね。」
 
シンキ「それから控えではKJの数字が目立っていますが、ディフェンスではシュローダーにやられたようで、どんな感じなんですかね?」
 
キャット「彼はオフェンス面で存在感を出せるようになってきたよね。頼もしくなってきたよ。ディフェンスでは自分の運動能力を過信しているのか、抜かれてもブロックすればいいと思ってプレイしているように見えるし、スクリーンにも引っ掛かることが目につくよね。ここらへんは改善の余地があるな。いいものを持っているので、引き続きゲームを通して経験を積んで欲しいよ。」
 
シンキ「分かりました。次のゲームはあさってです。今度はウィザーズ戦になります。ここは何とか勝ちたいところですよ。」
 
キャット「だよね。シーズン50勝を目指すロケッツは、ここで負けられないと勝手に思っている。このアウェイ5連戦は最低2勝はしないとね。頑張って欲しい。」
 
シンキ「今日はありがとうございます。最後に何かありますか?」
 
キャット「ロケッツは11月下旬までに、ディーモーと再契約を結ぶ方向へ調整しているとの情報があるんだけど、どうやら11月23日までに契約を結ばないと、トレード期限までに取引できないからとのことなんだ。このまま彼と再契約しないのは双方にとって損失だからね。ロケッツは700万ドルスタートのインセンティブ付きの複数年契約をオファーしているようだ。」
 
シンキ「進展あったんですね。実績のあるディーモーですから、どんな形であれ復帰してもらいたいですよ。この情報は引き続きお願いします。それでは今日はどうもお疲れ様でした。次回も宜しくお願いします。」

今季第70戦 対ホークス

シンキ「こんにちは。昨日のウルブズ戦は順当勝利となりましたが、今日のゲームはどうでしょうか。アウェイでホークスが相手です」

キャット「ホークスにはホームで負けているからね。ここは勝ってリベンジして欲しいよ。」

シンキ「勝利へのカギは何でしょうか?」

キャット「ターンオーバーを極力抑え、ディフェンスで優位に立つことだろう。リバウンドをしっかり取って欲しいね。」

シンキ「ではゲームの方を宜しくお願いします。」

キャット「ロケッツは序盤こそディーモーの加点などでリードしたが(10-4)、ミルサップのスリーに、ホーフォードの加点、その後速攻も食らってリードを奪われた(10-13) タイムアウト後は両チームともピリッとしなかったが、それでも中盤過ぎからホークスが飛び立ち、イージーダンクなどで加点を続けていて、ロケッツはリードを拡げられたんだ(14-23) 終盤にも連続で加点され、結局14点まで拡げられて終了したよ(16-30)」

シンキ「またまた第1Qは劣勢で終わりましたね。定番です(苦笑)」

キャット「全体的にシュートが入ってないし、イージーショットで加点されているから、この点差は納得と言ったところだよ。まあここから巻き返すのが今のロケッツの形ではあるから、あまり点差は気にしてないけどね。」

シンキ「ですね。では前半の続きをお願いします。」

キャット「第2Q序盤は中途採用のビーズリーが、ハーデン張りの連続加点でロケッツが点差を詰めに掛かるが(25-32)、ホークスもホーフォードの加点に、控えのハーダウェイの加点や、イージーレイアップを連続で決めるなどして、再びリードを二桁に戻し、ゲームは中盤に入ったよ(32-43) 中盤に入ると、ロケッツのディフェンスの踏ん張りに、ホークスはパスカットされるケースが目立ち始め、リズムを取りだしたロケッツは、ディーモーのナイスフックに続き、ハーデンが得意の大車輪を発揮し始めて、一気のランに成功し、ゲームはタイになったんだ(45-45) その後もリズムを握り続けたロケッツは、攻守でホークスを翻弄し、逆転に成功して前半が終了となったよ(58-52)」

シンキ「第2Qは良かったようですね。何よりです。第2Qは42得点してますかー」

キャット「ビーズリー、ディーモーに、ハーデンが得意の連続加点していたからな。リズムに乗った時のロケッツはやはりそれなりの強さは見せるよね。ディフェンスも良かったよ。」

シンキ「ズバリ、このゲーム行けますか?」

キャット「リズムを取り続けることが出来れば、何とかなっていいんじゃないかな。第2Qの状態を見ると、ちょっと欲が出て来たぞ(笑)」

シンキ「頑張ってもらいましょう。それでは後半戦もお願いします。」

キャット「後半序盤は両チームともそれほど加点出来ず、点差はほとんど変わらなかったが、中盤前にスリーの名手コーバーが連続で決めて、ホークスは2点のビハインドに巻き返してきた。ロケッツはフィールドゴールが決まらず、リズムの乗れない時間帯が続いてしまい、コーバーにまたスリーを決められ逆転されてしまう(64-66) 中盤に入り、ハーデンのドライブが決まると、次第にオフェンスにリズムが出て来たが、ディフェンスではスピードのある控えのシュローダーを止められず、ほぼタイゲームで終盤も流れていったよ。何とかロケッツは1点のリードで第3Qが終了となった(83-82)」

シンキ「何か雲行きが怪しくなってきましたが、この勝負勝算ありますかね?」

キャット「うーん。第3Qのペースが続くようでは、おそらく敗戦に終わるだろうね。何とか終盤にスリーが連続で入ったから、リードして終了したようなもんだったし、残り12分でホークスオフェンスにプレッシャーを掛け続けてタフショットを強要させ、攻守ともリズムよくプレイしたいよ。苦しいゲームだろうが頑張って欲しい。」

シンキ「それでは第4Qをお願いします。」

キャット「第4Qはビーズリーの加点から始まり、ホークスのショットが4連続落ちる間、さらにビーズリーはミドルショットを決めて、ロケッツは5点のリードを取ったんだが(87-82)、シュローダーにスリーを決められると、ターンオーバーからまたシュローダーにスリーを決められて、あっさり逆転を食らってしまった(87-88) ロケッツは堪らずタイムアウトを要求して修正を図ろうとするが、その後もターンオーバーから速攻を出されていて、ロケッツは危険な時間帯に入ったんだよ。」

シンキ「ここは踏ん張りどころですね。お願いします。」

キャット「ホークスは畳み掛けるようにスリーを放ってきたが、ロケッツにとっては幸運にも決まらず、そのチャンスをビーズリーがドライブからフィンガーロールで加点に成功する大車輪振りを発揮して1点差に迫ったんだ(89-90) しかし今度はしっかりとハーダウェイがジャンパーを決めて、再び3点のビハインドになってタイムアウトになった(89-92)」

シンキ「追い付きそうで追い付けない、歯がゆい展開ですが、ここは一気のランで勝負を付けたいですよね。お願いします。」

キャット「タイムアウト後、ビーズリーがジョシュと違ってフリースローを冷静に決めて、ロケッツは再び1点のビハインドに。次のディフェンスでハワードがティーグのドライブをナイスブロックしたが、残り1秒未満のスローインをディフェンスの連携ミスで加点されてしまった・・・(91-95) 終盤に差し掛かり、焦りの見えるロケッツだったが、後半に足首を捻ったハーデンに代わって、ボールを持つ機会の多くなったビーズリーがこの日30点目となる加点を繰り返すなど、何とかロケッツは食いつないでいたよ(95-97) 残り3分切った。」

シンキ「ビーズリーのオフェンス能力は素晴らしいですよね。アウェイ戦で厳しいと思いますが、ロケッツはよく頑張っているんじゃないでしょうか。お願いします。」

キャット「2点差に迫った後、ホーフォードにスリーを決められ、ロケッツはタイムアウトを要求。しかしその後にターンオーバーを連発してしまい、ホークスに連続加点されてしまって、この段階でほぼゲームの勝敗は決してしまったよ。最終スコアーは97-109。好ゲームだったけど、結局自滅する形で終わってしまったね。残念だったな。」

シンキ「第2Qの勢いを継続出来るとよかったんですが、ホークスもさすがにそうはさせてくれませんでしたか。でもビーズリーは30得点越えと、ロケッツに入って一番の出来だったんじゃないですかね?」

キャット「そう思う。まあ彼はウルブズにいた時も、これだけ大車輪していた時があったからね。特別驚かなかったよ。ただこれだけ得点を取っても、直接勝利へ結び付かないのが彼の特徴でもあるんだよな。ハワードもそうだけど、体面の数字だけでは判断出来ないと思うよ。」

シンキ「そうですかー。この敗戦で再び勝率は5割に戻りました。次のゲームはあさってのサンダー戦となってます。アウェイ戦ですので厳しいゲームになりそうですかね。」

キャット「まあそれでもウォリアーズやスパーズよりはまだ組みやすいと思うから、プレイオフを目指すなら、6位まで順位を上げたいと思っている。今日のスパーズ対ウォリアーズ戦も後半から観たけど、やはり強豪は違うよね。今のロケッツの戦力じゃ、とても勝ちきるのは難しいと思うよ。」

シンキ「そのスパーズ対ウォリアーズ戦はどうでしたか?」

キャット「スパーズが勝利したよ。この勝利でスパーズも今季ホーム無敗が続いている。カリーに対するディフェンスも見事だったし、こりゃウォリアーズ絶対とは言えなくなってきた感あるな。生え抜きのレナードを中心にまとまってるしね。ロケッツも優勝したいなら、外様に頼らず、生え抜きのスターを育てる方針にして欲しいと思った次第だ。今の状態じゃ、プレイオフに進出しても、カンファレンスファイナルまでが精一杯だろう。」

シンキ「若手は伸びしろがありますからね。」

キャット「もっと若手を育てなきゃ。カペラの出場時間が短すぎるよ。ハレルだって敗戦処理で使う選手じゃないよ。若手の成長力を信じて使い続けるくらいのことしないと、いつまで経っても勝率5割程度で終了だ。」

シンキ「この話をすると、思わず熱くなってしまいますが(笑) こんな成績ですからね。現状への不満は仕方ないと思います。それではそろそろお開きにしたいと思いますが、最後に何かありますかね?」

キャット「ホント歯がゆいシーズンが続くよね。残り12ゲームになったが、もう勝敗度外視で若手を存分に使って欲しいと思っているロケッツファンは、ボクだけじゃないと思う。何でもいいから前向きになれるように締めくくって欲しいね。」

シンキ「ありがとうございました。次戦も宜しくお願いします。」

ボックススコアー

今季第33戦 対ホークス

シンキ「こんにちは。クリスマスゲームでのスパーズ戦は今季ベストと言っていい内容での勝利でしたが、翌日のペリカンズ戦では終盤の失速で負けてしまい、また勝率が5割へ戻っています。本日のホークス戦で出直したいですね。ホームゲームです。」

キャット「ビッカースタッフがペリカンズに敗戦後、選手達に渇を入れたようだね。レギュラーシーズン82ゲームある中、すべてのゲームを同じ情熱で戦うのは難しいかもしれないが、プロである以上、それを要求されることは当然だよ。会場に足を運んでいるファンのためにも、すべてのゲームで最高のパフォーマンスを発揮出来るように、コンディションもしっかり整えて欲しいと思っている。」

シンキ「はい。それでは今日のゲームの詳細をお願いします。」

キャット「ロケッツはハーデン、ビバリー、アリーザ、カペラ、ハワードのベストメンバー。ホークスはティーグ、コーバー、ベイズモア、ミルサップ、ホーフォードの布陣。Tジョーンズは病気でお休みとのことだ。」

キャット「序盤はロケッツが好調で、目立っていたのは2年目の成長著しいカペラ。カウントプレイあり、ハワードへのナイスパスあり、オフェンシブリバウンドからの加点ありで、開始3分経過してロケッツが3点リード(8-5) ホークスはアウェイ連戦の疲れからか、外からのシュートが不調で、フリースローで離されまいとしていた(14-10) 中盤に入ってロケッツは一時同点に追い付かれたが(23-23)、ローソンのスリーを皮切りに、スリーが4本決まる好調ぶりを発揮してきた。ホークスは相変わらず外からのスリーが決まらず、ミスも出て全くリズムを取れないまま第1Qが終了したよ。18-2のランを出したロケッツが、今季タイとなる第1Qに41得点して16点差付けたんだ(41-25)」

シンキ「絶好調ですね! このペースで行きましょう。何がいいんでしょうか?」

キャット「シュートがいいよ。ここまでFG成功率が68%だ。ホークスは疲れがあるのか、外からのシュートがほとんど入ってない。力のあるホークスだから、このペースを維持出来るとは思えないけど、この第1Qのアドバンテージを活かして欲しいと思っている。」

シンキ「前半の続きをお願いします。」

キャット「第2Qも序盤から引き続きロケッツのオフェンスは好調持続。ハワードとローソンの活躍で加点が続いたよ。しかしようやくホークスもオフェンスのリズムを掴んできて、オールスターのホーフォードが2本のスリーを決めるなど追い上げ開始(47-36) タイムアウト後も、両チーム点の取り合いが続いていて、得点差はさほど変わらずゲームは終盤戦に入っていったよ(64-52) 結局第2Q終わってロケッツは二桁のリードをキープして終了したんだ(71-56)」

シンキ「後半戦の見通しについてはどうですか?」

キャット「オフェンス好調な分のリードになってるからね。第2Qのホークスは、イージーバスケットが目立ち、ロケッツのディフェンスが機能しているとは言い難いところではあるから、後半少しでも流れが悪くなると、簡単に追い上げられてしまうことも十分にあり得ると思う。だから後半はまずディフェンス重視で相手を抑え込むくらいの展開に持ち込みたいね。そうなればロケッツの勝利が自然と見えてくると思う。」

シンキ「分かりました。それでは後半戦もお願いします。」

キャット「第3Qは前半の立ち上がりと違って両チームとも流れに乗れず、ゲームは膠着したんだが(76-62)、中盤に差し掛かるくらいでホークスがミルサップのカウントプレイ、ベイズモアのスリー、ホーフォードのオフェンシブリバウンドからの加点などで、ロケッツは14-4のランを食らってしまい、点差を4点に縮められる(80-76) ロケッツは何とかディフェンスを踏ん張って速攻を出すが、飛べないディーモーがアーリウープをミスるなどしている間に、連続スリーを決められてゲームはタイになってしまった(82-82) こうなるとロケッツはハーデンにボールを託してリズムを作る作戦に。その期待に応えたハーデンに、オフェンシブリバウンドを取られながら、しぶとく2回目のオフェンスをつぶしたディフェンスの踏ん張りで、ロケッツは10-0のランを出して再びリードしたよ。第3Q7点リードして終わったんだ(92-85)」

シンキ「やはりディフェンスですかね?」

キャット「そうだね。オフェンスは波があるから、やはり安定して戦うにはディフェンスがカギになる。終盤はそれなりにそれが出来ていたよ。第4Qもしっかりとお願いしたいところだな。」

シンキ「それでは最終Qをお願いします。」

キャット「第4Qはローソン、アリーザ、ブリューワー、ディーモー、ハワードでスタート。序盤ロケッツは今日好調のローソンが加点に成功するなど、再び二桁のリードを奪う(98-88) しかしホークスはディフェンスから活路を見いだして点差を詰めに掛かってきた(98-94) 中盤にハーデンの3本のフリースロー、そしてハワードのダンクが決まったロケッツがリードを拡げに掛かるが(103-94)、ホークスは焦らずティーグのスリーにベイズモアのドライブで追いすがる手に汗握る展開になったよ。ロケッツはホークスディフェンスに阻まれ加点が出来ず、ハワードもファールでベンチへ下がるなど苦しくなってきた(103-102) 残り5分弱でタイムアウトを要求したよ。」

シンキ「やはりの展開になってしまいましたか。」

キャット「だね(苦笑) 明らかにロケッツの方が得点を取るのに苦労している。ホークスは地味ながらディフェンスでロケッツを追い詰め、オフェンスでのチャンスを待つ得意の形に持ち込みつつあるよ。これはやばいね。」

シンキ「連敗はしたくないので、終盤の踏ん張りに期待したいですよ。続きをお願いします。」

キャット「タイムアウト後、ハワードと好調ローソンがコートへ。しかしゴール下に強いミルサップがあっさり加点に成功し、遂にロケッツはリードを奪われてしまう。その後ティーグにも簡単にドライブで加点され、3点リードを奪われてしまったロケッツは、ディフェンス強化のため、ディーモーを下げてカペラを投入したんだ(104-107) 残り5分切ったね。」

シンキ「ここは踏ん張りどころですね。まだ時間ありますよ。ファイトです。」

キャット「この勝負どころはやはりこの男ハーデン。3本のフリースローを決めてロケッツは同点に追い付く。残り4分切って、ホークスはロケッツにリズムに乗せるのを嫌って、ハック作戦を実行してきたんだ。カペラとハワードが交互に狙われ、それぞれ1本ずつ決めたが、ホークスは2枚看板のミルサップとホーフォードがペイント内で躍動し、残り2分弱でロケッツは1点のビハインドという状態に(111-112)」

シンキ「きつい展開ですが、ホームの利を活かして欲しいですよね。ここを何とかお願いしますよ。」

キャット「その願いが通じてか、やっとハワードが2本ともフリースローを決めて、ロケッツが再びリードを取り、コーバーのスリーが未だ入らない幸運もあり、速攻からの加点に成功したロケッツが、残り1分24秒で3点リードしたんだ(115-112)」

シンキ「残り1分半耐えましょう!」

キャット「しかしコーバーがダメなら俺がとばかりに、絶好調のベイズモアがスリーを決めて再びゲームはタイに。今のロケッツはこういう展開になるとハーデン頼みになってしまうんだが、残念ながら相手に密着マークされ24秒バイオレーションでホークスボールに... このチャンスをホークスはホーフォードがペイント内から軽やかな加点に成功すると、焦ったロケッツはゴール下へ切り込むことを繰り返したが、完全にホークスディフェンスに読まれていて加点出来ず、結局ロケッツが終盤に失速して敗戦。最終スコアーは115-121だった。負けるべくして負けたって感じだったよ。悔しさはないね。」

シンキ「そうでしたかー。何がいけないんでしょうかねー。」

キャット「簡単に言えば、オフェンスでリズムを崩され思うように加点出来ず、ディフェンスが機能しない状態で勝負どころを迎えてしまったからだろうね。ホークスは第1Q醜かったが、次第にペースを上げてきて、ロケッツは後半の得点を44点に抑えられてしまった。後半のロケッツはタフショットを打たされることが目立って、前半好調だったスリーも後半はたった2本だけ。第4Qに至っては1本も決められなかった。ディフェンスから活路を見いだしたホークスの見事な勝利だったよ。コーバーのスリーが少しでも入っていたら、このゲーム早い段階で決着が付いていたかもしれない。点差はそれほどでもないけど、内容は完敗と言っていいと思う。」

シンキ「まあホークスは昨季60勝挙げているチームですからね。今季もそれなりに調子がいいみたいですし、今日のところは仕方ないと見ていいですかね?」

キャット「ホームゲームだから勝ちたかったけどね。ロケッツもそれなりに頑張っていたと思うんだけど、残念だが現状ではこんなものなのかもしれない。これでまた借金生活に入ってしまったな(苦笑)」

シンキ「ですね。次のゲームはあさってのホームでのウォリアーズ戦です。負けて元々なので思い切ってやって欲しいんですが、勝機ありますかね?」

キャット「ウォリアーズの調子が悪いことを望むよ(苦笑) 幸い彼らはアウェイ連戦になるから、多少の疲れはあるだろう。ロケッツはクリスマスのスパーズ戦のようなゲームが出来れば、少なからずチャンスはあるんじゃないかな。前回の対戦はロケッツの状態が悪すぎたからね。今回は好勝負してくれよって気分だ。」

シンキ「分かりました。最後に何かありますかね? そう言えばウインターカップは終わったようですね。」

キャット「女子決勝、男子決勝とも好ゲームで面白かったよ。会場の盛り上がりを見ると分かるんだけど、中学、高校とバスケはそれなりに盛んだよね。これで大学以降も面白くなればいいんだけど、それにはまず競争が激しくならないといけないな。バスケはNBAだけじゃないって所を見せてもらいたいよね。バスケ協会の会長もようやく替わって新しい流れが出来つつあるから、今後日本のバスケには期待しているんだ。」

シンキ「今日はお疲れ様でした。次戦も宜しくお願いします。」

ボックススコアー

今季2戦目 ホークス戦(アウェイ)

開幕からロード・ゲームが続く、現地2日に行われたアトランタ・ホークスとの対戦は、ジェイムス・ハーデンが全試合で魅せた華々しいデビューを越える、キャリア最高の45得点を叩き出し、ロケッツが109-102でホークスを下した。
1週間前にオクラホマシティ・サンダーからトレードでロケッツに移籍したハーデンは、1週間で2度30点越えの活躍を見せた。今日の試合では19本中14本のフィールドゴール(FG)に成功し、フリースローも17本中15本を沈めて得点を量産し、開幕2連勝(0敗)に大きく貢献した。
各クォーターをすべてリードしたロケッツは、第3Qを81-74のリードで終了した。第4Q残り7分12秒、ジョシュ・スミスがシュートを決めて、この日はじめてホークスがリードした(88-87)。さらなるスミスのダンクによる得点の後、ロケッツはパトリック・パターソンのスリーポイントシュートで追いついたが(90-90)が、ザザ・パチュリアのレイアップで再びホークスにリードを許した(92-90)。第4Q残り約5分半、ロケッツのハーデンが立て続けにシュートを決め7得点を追加し、残り3分39秒に97-92と逆転すると、ホークスのルー・ウィリアムスに7点を許したがリードを守り切って勝利を掴んだ。
ロケッツはハーデンのほかに、ジェレミー・リンが21得点・10リバウンド・7アシストとオールラウンドな活躍で勝利を後押しし、2年目のマーカス・モリスはキャリア最高の17得点を獲得。センターのオマー・アシクはキャリア最多の19リバウンドでゴール下での存在をアピールしたが、FGは全7本に失敗して無得点に終わった。
一方この試合が開幕戦となったホークスは、黒星発進となってしまった。新加入のルー・ウィリアムスが22得点を挙げ、ホークスでのデビューを果たした。ジョシュ・スミスは18得点、10リバウンドを、デショーン・スティーブンスは前半終了時のブザービータを含めた4本のスリーポイントシュートを沈めて12得点を獲得。またジェフ・ティーグは14得点・7アシストを、アル・ホーフォードも14得点を記録した。

by けろマント

ロケッツ対ホークス

前半
前回対戦の悔しい負け方をリベンジしたいロケッツは、まずヘイズがナイスポストプレイを披露して先制する。ディフェンスでもバティエのブロックなどでホークスにリズムを掴ませない。序盤はロケッツが10-7でリードする。
その後ターンオーバーからマービン・ウィリアムスに速攻を出されて一時リードを許すが(10-11)、ブルックスがスリーを連続して決めてロケッツが5点リードした(16-11)。ホークスはホーフォードがケガをして一時ロッカールームへ下がる。この間もロケッツはリードをキープし、バティエが早くも7点目となるスリーを決めて依然5点のリード(21-16)。ホークスもジョー・ジョンソンのミドルやクロフォードのスコアーなどで挽回し、結局25-23とロケッツが2点リードして終えた。
第2Q序盤はまずブルックスのドライブが決まるが、アンダーセンのリバウンド取れない病が始まって、一時同点に追いつかれてしまう(30-30)。しかしロケッツはロワリーがベースラインからカウントプレイをもらうと(フリースローはミス)、今度はランドリーがロワリーのナイスパスをカウント付きのトマホークダンクを炸裂させる! このダンクは素晴らしく7~8回VTRで流されていた(35-32)。ホークスもスミスのミドルで追いすがるが、バディンガーが7点目となるスリーを決めて、ロケッツが4点リード(38-34)。次のプレイでアンダーセンがゴール下のイージーダンクをミスする失態を犯すが、その後にしっかりとオフェンシブリバウンドをティップしてロケッツボールにする好プレイを見せて、それがロワリーのドライブに繋がりロケッツが最大点差となる7点リードをした(41-34)。しかしホークスはジョンソンのスリーで反撃ののろしを上げると(41-37)、ホーフォードの連続ポストプレイなどで逆転に成功(42-43)。ロケッツもアリーザがドライブで再びリードを奪い返すが(44-43)、またジョンソンがスリーを沈め、ジョシュ・スミスに速攻を食らってしまい、流れはホークスへ傾いて行った。その後ビビーからスミスへ渡るカウントプレイ(44-52)、そのスミスのスチールから速攻でのダンク(44-54)、フラストレーションの溜まったロケッツはブルックスがテクニカルファールを取られてしまい(44-55)、フリースローをもらったスコラが連続でミスする失態を演じてしまい、結局終盤に12-0のラン含む22-3のランを食らったロケッツが44-55とリードされて前半戦を終えた。
第2Q中盤からは完全にホークスの流れになってしまい、ロケッツは頼みのランドリーがスミスのディフェンスに苦戦中ということで得点がパッタリと止まってしまった。アウトサイドシュートも入らず、決め手不足を露呈する形でロケッツの課題がモロに出てしまった感じ。

後半
第3Qはロケッツも幾分持ち直してリズム的には悪くなかった。それでもホークスもリズム良くオフェンスを展開していて点差は詰まらない(48-60)。オフェンシブリバウンドを取られ一時15点のビハインドになってしまうが(50-65)、ロケッツもアリーザのドライブやスコラのローポストなどで必死に食らいつく(56-66)。しかし24秒クロックぎりぎりでウィリアムスにスリーを決められ、また点差は13点に(56-69)。ロケッツもバティエのカウントプレイや、このQはローポストからのムーブが目立ったアリーザのスコアーで8点差まで詰め寄った(61-69)。だがクロフォードに決められるなど、一気のランと行かない歯がゆい展開が第3Qの最後まで続き、結局このQは23-22で取ったものの、点差的には10点リードされて終了(67-77)。
このような展開でも、ホームゲームではここ10年ホークスに負けていないということもあり、勝利を信じて疑わないロケッツファンが多かったと思う。しかしランドリーが依然ペイント内で苦戦しており、逆に15年前のドラフト1位だったジョー・スミスが「まだいたの?」って感じのシュートを決めてホークスが12点にリードを拡げる(67-79)。ロケッツもアンダーセンのミドルやブルックスのスクープショットなどで対抗するが、今日のゲームは決められるとすぐにホークスが取り返してくるので、点差はさっぱり詰まらない(71-81)。しかしタイムアウト後、ロケッツは流れが良くなって、バディンガーのミドルにロワリーがスリーを決めて、7点差まで追い上げてきた(76-83)。この流れはまずいと思ったホークスは1分経たずにすぐタイムアウトを要求してきた。それでもランドリーがペイントでファールをもらってロケッツが6点差に追いすがるが(78-84)、直後にビビーがスリーを決めて再び9点差へ。それでもロケッツは復活したランドリーがペイントで踏ん張り、ブルックスも速攻からスコアーするなど必死に追いすがる(84-91)。しかし4分切ってまたビビーがスリーを決めてきた(84-95)。取っても取り返される展開でロケッツは仕方なくタイムアウトで最後のチャンスに賭けるが、ホーフォードにオフェンシブリバウンドを取られ、速攻からビビーがキャリア5000本目となるFGを決めて15点差となり、ここで勝敗は決する。その後ロケッツはテイラー、ドーシー、クックを出場させてゲームは淡々と流れた。テイラーが運動能力のあるところを見せているうちにゲームは終了。ペイント内でいつもの働きが出来なかったランドリーがうなだれてベンチへ座っていたのが印象的だった。
最終スコアー95-102。ホーム連敗は気持ちつらいが、まだ前半戦を折り返したばかり。こんなところで停滞する訳には行かない。


ホークス(29-14)
FG 47.6% 3p 9/24 FT 15/19 45R(11OR) 12TO
速攻からの得点 10P
ペイント内の得点 36P

ロケッツ(24-20)
FG 39.8% 3p 5/21 FT 24/30 41R(12OR) 10TO
速攻からの得点 16P
ペイント内の得点 44P


個人成績
ホークス
ジョシュ・スミス 22P(FG9/16) 10R 4S 4B
ジョンソン   20P(FG8/16) 6R 4A
ウィリアムス  12P(FG4/8) 4R
ビビー     11P(3pFG3/7) 3A
ハーフォード  9P(FG4/7) 10R
クロフォード  17P(FG6/15)

ロケッツ
ランドリー   16P(FG4/12、FT8/9) 5R
ブルックス  15P(FG6/20) 5A
スコラ     12P(FG5/9) 8R
バティエ   10P(FG3/7) 7R
アリーザ   8P(FG4/11)
ヘイズ     4P(FG2/5) 5R
ロワリー   10P(FG3/6) 4A
バディンガー 9P(FG3/7)
アンダーセン 2P(FG1/3) 5R
テイラー    7P(FG2/2)