ロケッツがオフに狙っていそうな選手 DeAndre Jordan
デアンドレ・ジョーダン 6-11 265 C 22歳(7月21日生まれ)
過去の成績
1年目 4.3p/g 4.5R/g 1.1B/g FG63.3% 53ゲーム平均14.5分出場
2年目 4.8p/g 5.0R/g 0.9B/g FG60.5% 70ゲーム平均16.2分出場
3年目 7.1p/g 7.2R/g 1.8B/g FG68.6% 80ゲーム平均25.6分出場
クリッパーズからクオリファイング・オファーを受け、制限付きFAになっている。今季の年俸は85万ドル。
ESPNジョン・ホーリンガーのスカウティングレポート
・大きな体をした左利きの選手で、ペイント内へと体を押し込め、短めの距離からのシュートを決められる。
・シュートレンジを全く持っていないし、ボールハンドリングも悪い。また最悪のファールシューター。
・大きなサイズがディフェンスでのアドバンテージになっているが、もっとそれを活かす必要性がある。
彼のフリースローでのシュートフォームはそれほど悪いようには見えないし、実際クリス・ダッドリーやベン・ウォレスよりも良く見えるけれど、ボールはウソをつかない。彼は237回のFTを得ても、キャリアで38%という状態である。このデータに基づいて、ゲーム終盤、彼にわざとフリースローを打たせることが、相手チームの作戦に入っていたし、点差がより離れている時には、このオプションが有効である。
彼はペイント内でグッドフィニッシャーであり、ゴール近くまで体を押し込められる。加えて、リバウンド効率はセンター中で17位にランクした。しかしフリースローの問題は、彼の集中力のなさを暗示しているし、ディフェンスでの失敗例を見ると、練習態度の問題も関係があるかもしれない。他の問題はターンオーバーが多いことで、ターンオーバー比率はセンターの中でワースト3に入っている。
キャットの感想
主力のCであるクリス・ケイマンが故障で離脱していたことから、今季66ゲームもスターターに抜擢されたデアンドレ・ジョーダン。元々ロッタリーで指名されるだけの身体能力を持っていたので(結局スキルなどの問題で2巡目まで落ちたが)、出番さえ与えれば、自身の大きな体を使ってペイント内で存在感を発揮するのではないかと言われてきたが、今季はその飛躍のシーズンになったようだ。
今季は苦手のフリースローも45.2%まで上げてきたし、ターンオーバー比率も下がっている。
彼はまだオフェンスの技術が未熟ではあるが、その身体能力、運動能力に際立ったシュートブロック能力は魅力十分で、まだ22歳ということを合わせると、今オフ非常にホットなFA選手と言っていいかもしれない。
ロケッツにはかつてヤオがスターターになる前、ケルビン・ケイトーというビックマンがいたが、そのケイトーと比較しても、その潜在能力は間違いなく上回っていると思う。
一応制限付きFAなので、マッチされたらアウトだが、チームがクリッパーズだけに、獲得のチャンスは十分だろう。年俸もチャンドラーあたりと比較して安上がりだし、地元出身ということもあるので、適性な額で獲得出来たら、ロケッツはオフの勝ち組になるのではないか。
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