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スカウティング

ロケッツがオフに狙っていそうな選手 DeAndre Jordan

デアンドレ・ジョーダン 6-11 265 C 22歳(7月21日生まれ)

過去の成績
1年目 4.3p/g 4.5R/g 1.1B/g FG63.3% 53ゲーム平均14.5分出場
2年目 4.8p/g 5.0R/g 0.9B/g FG60.5% 70ゲーム平均16.2分出場
3年目 7.1p/g 7.2R/g 1.8B/g FG68.6% 80ゲーム平均25.6分出場
クリッパーズからクオリファイング・オファーを受け、制限付きFAになっている。今季の年俸は85万ドル。

ESPNジョン・ホーリンガーのスカウティングレポート
・大きな体をした左利きの選手で、ペイント内へと体を押し込め、短めの距離からのシュートを決められる。
・シュートレンジを全く持っていないし、ボールハンドリングも悪い。また最悪のファールシューター。
・大きなサイズがディフェンスでのアドバンテージになっているが、もっとそれを活かす必要性がある。

彼のフリースローでのシュートフォームはそれほど悪いようには見えないし、実際クリス・ダッドリーやベン・ウォレスよりも良く見えるけれど、ボールはウソをつかない。彼は237回のFTを得ても、キャリアで38%という状態である。このデータに基づいて、ゲーム終盤、彼にわざとフリースローを打たせることが、相手チームの作戦に入っていたし、点差がより離れている時には、このオプションが有効である。

彼はペイント内でグッドフィニッシャーであり、ゴール近くまで体を押し込められる。加えて、リバウンド効率はセンター中で17位にランクした。しかしフリースローの問題は、彼の集中力のなさを暗示しているし、ディフェンスでの失敗例を見ると、練習態度の問題も関係があるかもしれない。他の問題はターンオーバーが多いことで、ターンオーバー比率はセンターの中でワースト3に入っている。

キャットの感想
主力のCであるクリス・ケイマンが故障で離脱していたことから、今季66ゲームもスターターに抜擢されたデアンドレ・ジョーダン。元々ロッタリーで指名されるだけの身体能力を持っていたので(結局スキルなどの問題で2巡目まで落ちたが)、出番さえ与えれば、自身の大きな体を使ってペイント内で存在感を発揮するのではないかと言われてきたが、今季はその飛躍のシーズンになったようだ。
今季は苦手のフリースローも45.2%まで上げてきたし、ターンオーバー比率も下がっている。
彼はまだオフェンスの技術が未熟ではあるが、その身体能力、運動能力に際立ったシュートブロック能力は魅力十分で、まだ22歳ということを合わせると、今オフ非常にホットなFA選手と言っていいかもしれない。
ロケッツにはかつてヤオがスターターになる前、ケルビン・ケイトーというビックマンがいたが、そのケイトーと比較しても、その潜在能力は間違いなく上回っていると思う。
一応制限付きFAなので、マッチされたらアウトだが、チームがクリッパーズだけに、獲得のチャンスは十分だろう。年俸もチャンドラーあたりと比較して安上がりだし、地元出身ということもあるので、適性な額で獲得出来たら、ロケッツはオフの勝ち組になるのではないか。

ロケッツがオフに狙っていそうな選手 Marc Gasol

マーク・ガソル 7-1 265 C 26歳(1月生まれ)

過去の成績
1年目 11.9p/g 7.4R/g 1.1B/g FG53.0% 82ゲーム平均30.7分出場
2年目 14.6p/g 9.3R/g 1.6B/g FG58.1% 69ゲーム平均35.8分出場
3年目 11.7p/g 7.0R/g 1.7B/g FG52.7% 81ゲーム平均31.9分出場
グリズリーズからクオリファイング・オファーを受け、制限付きFAになっている。今季の年俸は357万ドル。

ESPNジョン・ホーリンガーのスカウティングレポート
・動きは遅いが、ローポストでシュートのバリエーションが豊富なビックマン。パスの技術も優れている。
・正確なリリースショットという訳ではないが、フェードアウェイやフックシュートなど、際だったスキルを持っている。
・ブロックショットや、フロアーを動き回ったり、G選手とマークマンをスウィッチすることは苦手だが、良いチームディフェンダーである。

フリースロー付近にいるガソルが、ボールを3回バウンドさせている間、コートをふらっと見渡すのを見た人は、彼が何も出来ない選手と思うかもしれない。しかしこのパウの弟は、最も悪名高いトレードを払拭させ、グリズリーズに希望を持たせる選手になっている。'09ー'10シーズン、ウエイトを絞ると、彼は非常に効率のいいオフェンス選手として台頭してきた。

兄のパウ同様、彼はよりボールを必要とする選手である。それはFGが58.1%であっても、Cとしてはアシスト比率がかなり高い存在であっても、usage比率がC選手にしてはリーグの平均付近であることがそれを物語っている。彼はシャープな体型を維持しつつ、ピックアンドロールのディフェンスを上達する必要があるが、兄のパウのようにオールスター選手となることは可能だろう。

キャットの感想
今季のプレイオフでの活躍が目立ったマーク・ガソル。そのプレイオフでのアベレージは平均39.9分出場して15.0得点、11.2R、2.2B、FG51.1%。サンダー戦では26得点、21Rのモンスターパフォーマンスも披露している。
確かに動きは遅いが体が大きく、ローポストスコアラーとして存在感があるから、このクラスのCがいるとチーム力は格段に違ってくるはずだ。
しかも26歳とまだ若いので、年平均1000万ドルの年俸も視野に入る存在になったと見ていいと思う。オールスター選手の兄パウは、プレイ振りに少し陰りが見えてきたこともあり、サラリー枠削減が主目的でパウ・ガソルを放出したあの悪名高いトレードも 、今となってはマイナス面ばかりではなかったと思う関係者は多いだろう。
ロケッツとしてはローポストスコアラーのガソル、ディフェンダーのチャンドラー、フィニッシャーで機動力があるネネ、3人を合わせた選手が欲しいところだが、それではドリームになってしまうので、この中から一人選ぶとなると、個人的には安定感のあるネネがいいのではないかと思っている次第です。

ロケッツがオフに狙っていそうな選手 Nene

ネネ 6-11 250 C 28歳(9月生まれ)

最近5年間の成績
5年目 12.2p/g 7.0R/g 0.9B/g FG57.0% 64ゲーム平均26.8分出場
6年目 5.3p/g 5.5R/g 0.9B/g FG40.8% 16ゲーム平均16.6分出場
7年目 14.6p/g 7.8R/g 1.3B/g FG60.4% 77ゲーム平均32.6分出場
8年目 13.8p/g 7.6R/g 1.0B/g FG58.7% 82ゲーム平均33.6分出場
9年目 14.5p/g 7.6R/g 1.0B/g FG61.5% 75ゲーム平均30.5分出場
ナゲッツとの契約が終了し、完全FAになっている。今季の年俸は1136万ドル。

ESPNジョン・ホーリンガーのスカウティングレポート
・非常にクイックで素早いC。フロアーを走るスピードがとてもよい。
・度が過ぎるくらいアンセルフィッシュで、もっとポストムーヴやジャンパーを放つ必要性がある。
・ジャンプ力に乏しく、リバウンド比率とブロックショット比率が低い。またレフリーに対し文句を言うケースが目立っている。

もし彼がもっとリバウンド力を付け、ファールトラブルを少なく出来れば、おそらくオールスターに選ばれる選手になるだろう。彼のオフェンシブゲームは、正統的なCのような洗練さに欠けているが、'09-'10シーズンにペイントエリア内で64.3%の高確率でゴールを決めたフィニッシャーである。また彼はCポジションの選手としてはフリースローの確率が高く(FT70.4%)、アシスト比率もほぼ倍近い伸びを示してキャリア最高を記録した。ディフェンスにおいては、彼はネコのような素早いクイックネスを持っていて、これがCの選手間でのスチール効率部門で4位を記録できる要因になっている。

ネネはコートを縦横無尽に走り回れる選手であるが、彼の欠点は1分間あたりのブロックショット数がC部門で52位、リバウンド効率が47位である点だ。なので彼はタフさとクイックネスを使ってディフェンスをしているが、他のスターCのようなインパクトは与えられない。

キャットの感想
度重なる故障や病気から立ち直った不屈のブラジル人ネネ。
あのニックス戦の乱闘騒ぎに加わって10数ゲームの出場停止処分を食らったのが懐かしいが、その熱くなる性格はまだ健在のようだ。
個人的にはネネを買っている。リバウンドとブロックは平均以下かもしれないが、高さがあり、ゴール下でのフィニッシュ力があるので、サイズを増したランドリーのような存在に思えるからだ。
ただビックマンだけあって需要があるので、年俸の問題が当然出てくる。彼を欲しがっているチームは多いと思うが、いかんせん安売りしないだろうから、獲得できるチームは限られるのではないか。
マックス契約で獲得する選手ではないし、かといって手頃な額で獲得できる選手でもない。なんとも微妙な感じがするが、同様にFAになっているチャンドラーよりは信頼度が高い選手のように感じるので、同じ年俸で獲得するならネネを選びたいと私は思う。

ロケッツがオフに狙っていそうな選手 Tyson Chandler

タイソン・チャンドラー 7-1 235 C 28歳(10月生まれ)

最近5年間の成績
6年目 9.5p/g 12.4R/g 1.8B/g FG62.4% 73ゲーム平均34.6分出場
7年目 11.8p/g 11.8R/g 1.1B/g FG62.3% 79ゲーム平均35.2分出場
8年目 8.8p/g 8.7R/g 1.2B/g FG56.5% 45ゲーム平均32.1分出場
9年目 6.5p/g 6.2R/g 1.1B/g FG57.4% 51ゲーム平均22.8分出場
10年目 10.1p/g 9.4R/g 1.1B/g FG65.4% 74ゲーム平均27.8分出場
マブスとの契約が終了し、完全FAになっている。今季の年俸は1260万ドル。

ESPNジョン・ホーリンガーのスカウティングレポート
・エネルギッシュなディフェンスと、オフェンスのフィニッシュ力を持つ、スマートな身体をしているビックマン。
・ポストオフェンスがお粗末な、とても醜いシューターで、ターンオーバーも多い。
・リバウンド力があり、プリメイターで味方のガード選手をヘルプ出来る十分なクイックネスを持っている。

ターンオーバー比率を見ると、彼より悪い数字を出しているのはジョエル・ピルズビラだけだ。

より明確にすると、チャンドラーはボールに触らないときでさえターンオーバーを犯してしまうという、驚くような醜態を見せている。彼は'09-'10シーズンの全出場時間1163分で、36回のオフェンシブファールを犯すという、ほとんどマンガのような無能さをさらけ出していて、これは違法スクリーンの達人であるケンドリック・パーキンスや、ローポストでブルドーザーのような動きの王者であるドワイト・ハワードよりも多い数字だ。加えて彼は17回の3秒オーバーを犯している。これは、彼のようなポストアップしない選手にとって、ほとんど信じがたいような数字である。

もう一つ信じがたいデータを示すと、たとえシーズン中に1回もボールに触らなかったとしても、彼のターンオーバー比率は、331選手中、下から13番目に入っているということだ。ボールハンドリングミスによって、彼のターンオーバー比率は下から2番目まで降下した。

また'09-'10シーズンのアシスト数がたったの16という数字ーこれは3秒オーバーの数より少ない-を考えると、彼はこのシーズンにおいて、純粋に考えた得点効率が最も悪い選手だったと判断できる。
ターンオーバーの課題があるにもかかわらず、彼はディフェンスとリバウンドにフィニッシュ力を持つため、有益な選手である。彼がシーズン通して実力を発揮し、多くのターンオーバーを犯さなくなるまで、彼をスターターとして認めることはできないが、リーグでも有能なバックアップCの一人であると思う。

キャットの感想
悪い面ばかり書いてあったホーリンガー氏のレポートだが、これは過去最低だった'09-'10シーズン後に書いたものである。今季はどうだったかというと、ターンオーバー比率は劇的に改善されてまして、10年目で最高の数字を出しています。しかしアシスト比率は昨季と変わらない状態です。
彼は2年前に年俸削減のあおりでホーネッツから放出され、続くボブキャッツではスターターを下ろされる始末で1年でお払い箱。マブスに拾われた今季に甦ったのは、契約の切れる彼にとってグッドタイミングだったことだろう。
マブスの優勝により彼の株は上がっていて、オフのFA選手の中でトップにランキングされているが、チームが替わって成績を落とす選手をたくさん見てきているだけに、今季の活躍をうのみにしない方がいいかもしれない。
優勝への最後のピースとして、ビックマンを補強したいチームならいざしらず、ロケッツのようなまずはプレイオフに出場することを目標にしているチームは、ここで彼を獲得してサラリーキャップのスペースを使ってしまうと、これから動きたくても補強できなくなる可能性があるから、無理せず彼を深追いしない方がいいのではないか。

ロケッツがオフに狙っていそうな選手 Greg Oden

グレッグ・オデン 7-0 285 C 23歳

これまでの成績
1年目 全休
2年目 8.9p/g、7.0R/g、1.1B/g、FG56.4%、61ゲーム平均21.5分出場
3年目 11.1p/g、8.4R/g、2.3B/g、FG60.5%、21ゲーム平均23.9分出場
4年目 全休
ブレイザーズからクオリファイオファーを受け、制限付きFAになっている。

ESPNジョン・ホーリンガーのスカウティングレポート
・やや動きにぎこちなさがあるが、サイズがかなりあり、運動能力がある。また恐ろしいまでに故障がち。
・リバウンドが支配的で、ディフェンスでの存在感がある。簡単にファールをしてしまう傾向あり。
・スキルは低レベルだが、ペイント内でイージーショットに持ち込めるだけのサイズとパワーがある。

オデンにとっての大部分の問題は、ゲームに出場し続けられるかどうかだ。すなわち健康問題が一番大事な部分だが、ユニフォームを着ている時でさえ、彼は必ずしも成功を収めているとは言えない。彼が1ゲームに35分間コートに出続けるためには、ファールトラブルを避けることだが、それが十分に出来ることを証明していないからだ。彼は3年目のシーズンで、ほぼ6分おきにファールを犯していて、そのことが彼を1ゲームあたり25分以上出場することを事実上不可能にさせている。

それ以外の点について、彼は強力な身体的パワーを持っている。彼はセンター部門のポジションで1分間あたりのブロックショット数が3位、リバウンド効率が3位、TS%が2位にランクしていた。彼は相手からファールを引き出せるし、より注意を向けなければならない選手なので、味方の選手がオープンになりやすい。彼の主要な欠点は、実際にプレイした少ない出場時間においてだが、ターンオーバーをしてしまう傾向にある点と、ダブルチームの対処の仕方を学ぶ必要がある点である。

キャットの感想
高校時代からものすごい選手として注目されていたオデン。その運動能力と類い稀な身体的要素から、支配的なセンターになるだろうとの声が圧倒的だった。しかしふたを開けてみると、まさかまさかのケガのオンパレードで、ここ4季で2季全休し、合計しても82ゲームしか出場していない。
一応ブレイザーズはクオリファイオファーを出して見捨てない意向のようだが、どこかのチームが高値で彼をオファーすれば、おそらくマッチしないだろう。
そこでロケッツだが、労使協定の問題で何とも言えない状況とはいえ、ある程度の金額をオファーすれば獲得出来ると思う。
個人的には彼がロケッツで奇跡的に復活し、オフェンスディフェンスともに最高クラスの選手になって欲しいと考える。まだ23歳だし、ナンバーワンCになれる可能性は十二分にあるだろう。
しかも今のロケッツはセンター不在。もしこのギャンブルが成功すれば、間違いなくロケッツはプレイオフに戻ってくるし、チャンピオンシップも獲得できる可能性はある。
しかしロケッツはヤオでケガがちの選手には懲りたかもしれず、しかもオデンは両膝に爆弾ですから、普通に考えれば、このまま終わってしまう選手になる確率が高いかもしれない。

プレイヤー紹介 レイカーズ リザーブ編

ラマー・オドム PF
今季の予想成績 12.6p, 12.0R, 3.8A/40分 14.79 PER
・ガード選手のようにボールハンドリングがいい、スキルを持ったPFで、ドライブから周りを良く見渡せる
・非常に過小評価されたリバウンダー。自分より小さな選手にも対応出来る、小回りの利くディフェンダーでもある
・アウトサイドシューターとしては平均レベルで、爆発力も不足している。またゲーム中に時々失望させられることがある

スティーブ・ブレイク PG
今季の予想成績 10.6p, 3.3R, 6.3A/40分 10.73 PER
・無理をせず、ミスの少ないPG。オープンのスリーを決められる
・まれにゴール下へアタックするいいパッサーだが、ディフェンシブファールをもらうことは滅多にない
・細い骨格に俊敏性も平均的だが、ディフェンスは悪くない

シャノン・ブラウン G
今季の予想成績 15.1p, 4.2R, 2.5A/40分 12.15 PER
・速攻からすばらしいフィニッシュに持って行ける際だったジャンプ力を持つ選手
・SGとしてはサイズ不足だが、その運動能力で相殺している。スリーよりミッドレンジからのシュートの方がいいタイプ
・PGでプレイするにはボールハンドリング力が不足している。またドリブルからシュートをクリエイトする能力に欠けている

マット・バーンズ SF
今季の予想成績 12.6p, 8.3R, 2.7A/40分 12.02 PER
・リバウンドに食らいつき、ボールのないところでの動きが良い、根性のあるハッスルプレイヤー
・ターンオーバーが多いし、シューターとしても平均以下だが、SFにしてはボールハンドリングがいい
・サイズと身体的強さが不足していながら、相手関係次第とはいえ、PFとしてプレイ出来る能力を持っている

シオ・ラトリフ C
今季の予想成績 6.9p 7.6R, 0.7A/40分 8.35 PER
・センターとしてはアンサーサイズだが、驚くべき本能とタイミングを持っている最高クラスのシュートブロッカー
・オフェンスでは存在感のない選手でポストからの動きは全くないが、12-15フィートのジャンパーは決められる
・まじめな選手で、センターとしてのサイズはあるのだが、線が細く、ビックセンターにポストアップされると、その姿が見えなくなる時がある
彼は37歳になるが、まだ動けるとのこと

サーシャ・ブヤチッチ SG
今季の予想成績 13.8p, 5.1R, 2.8A/40分 12.57 PER
・速攻からのシュートや、シュートを打つポジションに入っている、いわゆるスポットアップすることを好んでいる、キャッチアンドシュートの爆弾
・動きは遅いが、いいサイズを持つ、相手にちょっかいを出したりする元気のいいディフェンダー。ボールハンドリングもこのサイズにしてはいい
・ゴール下へ切れ込む爆発力が不足している。またシュートセレクションに問題があるが、ファールシューターとしてはすばらしい
10月22日に女子テニス選手のマリア・シャラポワと婚約したと報道あり

ルーク・ウォルトン SF
今季の予想成績 なし
・バスケットボールセンスを感じるすばらしいパッサーだが、背中の故障で出場時間が制限されている
・アスリートとしては平均レベルで、SFとPFの中間型の選手。またアウトサイドシュートもいたって平凡
・プリメンターの選手をガードするのに苦戦しているが、SF選手相手のポストアップは守れる

デビン・イーバンクス SF ルーキー
今季の予想成績 なし
・ボールハンドリングがうまく、線が細くて、腕の長いフォワード選手。もっと身体的強さが必要
・熱心にプレイするし、リバウンドもいい、アグレッシブでバスケットボールIQの高い選手
・スリーポイントを決める能力はないが、ミッドレンジシュートは決められる。エリートレベルではないが、アスリートとしては平均上のレベル

デリック・キャラクター PF ルーキー
今季の予想成績 なし
・リバウンドを取ったり、ポストから得点を決められる、スキルを持った力強いビックマン
・NBAレベルで通用するのか熟慮中

プレイヤー紹介 レイカーズ スターター編

デレク・フィッシャー PG
今季の予想成績 11.6p, 3.1R, 3.8A/40分 9.10 PER
・オフェンシブチャージを取ることを好み屈強な身体的強さを誇る、タフでスマートなディフェンダー
・打点が高い左利きのジャンパーで、速攻からキャッチアンドシュートやドリブルを使わないで決めることを好んでいる
・ドライブで攻めて行くことはまれで、フィニッシャーとしては最低レベル。素早いガード選手との対戦を苦手としている

コービー・ブライアント SG
今季の予想成績 26.3p, 4.9R, 4.8A/40分 21.07 PER
・NBAのトップディフェンダー達を負かし続けている冷酷無比でサイズのあるウイング選手。自分でシュートをクリエイトする
・1対1で勝負を挑むことを好む競争心のあるディフェンダーで、身体的な強さも兼備している。またグッドリバウンダーだ
・NBAで最も難しい態勢からでもシュートを決める選手で、シュートフェイクからファールをもらうことを量産する

ロン・アーテスト SF
今季の予想成績 13.2p, 5.2R, 3.4A/40分 12.09 PER
・スクリーンに引っかかる弱点を抱えながらも、最高クラスの身体的能力などで相手をねじ伏せるエースディフェンダー
・悪いシュートを打つ癖があるが、とてもハードにプレイする。しかしオフコート問題で注意力散漫を起こすかもしれない
・アウトサイドシューターとしては平均レベル。バスケットへのドライブに苦戦しているし、ジャンプ力もないが、ボールハンドリングはいい

パウ・ガソル PF
今季の予想成績 18.8p, 12.0R, 3.6A/40分 20.34 PER
・右手だけでなく左手でもフックを決めることが出来る、背の高い洗練されたポストプレイヤー
・ミッドレンジからのシュートは堅実だし、パッサーとしては最上級レベル。またサイズの割にすばらしいクイックネスを持っている
・リバウンダーとして上達しているし、ディフェンスでも小回りが利く選手。だが身体的強さのある選手とのマッチアップに苦戦傾向

アンドリュー・バイナム C
今季の予想成績 21.2p, 12.0R, 1.6A/40分 21.43 PER
・左手でディフェンダーのブロックを交わしながらフックを効率的に決められる選手で、手の使い方が柔らかく、とても大きなセンター
・ゴールを守るポストディフェンダーとして非常に優れている。しかしヒザの故障は依然として問題を抱えている
・2年前はポストから効率的なパスを出していたが、最近はむしろボールを保持する傾向が伺える

プレイヤー紹介 ロケッツ リザーブ編

カイル・ロワリー PG
今季の予想成績 15.9p, 5.1R, 6.8A/40分 15.92 PER
・時々、アグレッシブになりすぎてしまうディフェンダーではあるが、エネルギッシュで、オフェンシブチャージを取ることを好んでいる
・速攻での判断力に改善の余地があるが、好んでボールをプッシュさせてくる
・サイズの割にすばらしいリバウンダーで、アウトサイドシュート力は弱いが、突っ込んでファールをもらう才能がある

コートニー・リー SG
今季の予想成績 14.3p, 4.1R, 2.0A/40分 12.30 PER
・運動能力が平均レベルにも関わらず、ほとんどのSGをディフェンス出来る堅実なウイングディフェンダー
・ロングレンジよりもミッドレンジからのシュートの方が上手ではあるが、アウトサイドシューターとして有用できる
・しばしばボールを失うし、爆発力も不足していながら、フィニッシャーとしてもいいものがある

ブラッド・ミラー C
今季の予想成績 14.0p, 8.5R, 3.3A/40分 12.93 PER
・フリースローラインから、シュート、パス、フェイクとスキルを見せられるハイポストのオペレーター
・ゴール下でのフィニッシュに苦戦しているし、ディフェンスでも運動能力不足という問題を抱えているが、努力家だ
・もはや良いリバウンダーとはいえないが、ポストディフェンスでは体をあずけ、ファールをすることもいとわないタフな選手

パトリック・パターソン PF ルーキー
今季の予想成績 なし
・ロケッツの戦術にフィットする、スマートで手足の長い、フィジカルなリバウンダー
・ジャンプ力のある堅実なディフェンダーで、オフェンスではゴール下でフィニッシュ出来る
・オフェンスのスキル不足のため、NBAレベルでは得点を取るのに苦戦するかもしれない

ジャレッド・ジェフリーズ PF
今季の予想成績 8.0p, 6.4R, 2.2A/40分 9.10 PER
・オフェンシブチャージを取った数を重ねられ(時間換算で昨季リーグトップ!)、手足が長く、複数のポジションを守れるディフェンダー
・得意とするオフェンスは無いに等しく、特にレイアップをミスする傾向がある
・サイズや長い手足を持ちながら、意外なほどリバウンドが取れない

チャック・ヘイズ C
今季の予想成績 7.4p, 10.2R, 2.7A/40分 10.82 PER
・ひどいくらいサイズ不足のセンターであるが、身体的強さを使って、ブロック抜きで相手選手と対戦できる力量がある
・サイズの割にグッドリバウンダーで、ブロックはほとんどないが、ボールをスチールするのがうまく、オフェンシブチャージを取るのがうまい
・シュートレンジは非常に狭く、爆発力のある運動能力が不足しているため、ゴール下のフィニッシュ力にも限界がある

チェース・バディンガー SF
今季の予想成績 17.7p, 6.1R, 2.5A/40分 14.59 PER
・アウトサイドからシュート、ジャンプ、走力と揃っている、運動能力のある将来有望なウイング選手
・オフェンスのポテンシャルを引き出す動きや、ボールハンドリングなど、まだ学ぶ点は多い
・身体的強さを加えなければならないし、ディフェンスでの情熱も欲しい。横の動きは依然クエスチョンマークだ

ジョーダン・ヒル PF
今季の予想成績 15.4p, 10.9R, 1.5A/40分 14.80 PER
・オフェンシブリバウンドやブロックショットで盛り上げる、典型的なエナジープレイヤー
・オフェンスはほとんど15フィートからの動きに制限されている。もっとポストから攻める必要性あり
・身体的強さが不足しているため、ファールが多くなっている。ここを鍛えなければならない

ジャーメイン・テイラー SG
今季の予想成績 なし
・昨季は他のNBAルーキーよりも見劣ってみえたが、運動能力のあるガード選手
・スコアラーとしてのメンタリティを持っているが、ウイング選手としてはサイズ不足

プレイヤー紹介 ロケッツ スターター編

スターター
アーロン・ブルックス PG
今季の予想成績 21.2p, 3.2R, 5.5A/40分 16.27 PER
・ステップバックしてスリーを決めることが出来る、小さな電光石火のPG
・視野が狭く、ドリブルしすぎる傾向があるが、簡単にペネトレイトを決める能力がある
・クイックネスを活かしにくいディフェンスではサイズの問題を常に抱えている

ケビン・マーティン SG
今季の予想成績 22.9p, 3.9R, 2.7A/40分 17.32 PER
・変わったシュートフォームながら非常に効率性の高いシューター
・パスで味方をアシストすることはまれながら、すばらしいシュートフェイクでフリースローを量産する
・身体的な強さなどを向上させる必要性があるひどいディフェンダー

シェーン・バティエ SF
今季の予想成績 9.0p, 5.6R, 3.1A/40分 10.79 PER
・堅実で悪いシュートをほとんど打たない信じられないほどスマートな選手
・ゴール下へフィニッシュしたり、自らシュートを演出することは出来ないが、コーナーからのシュートは堅実性がある
・平均レベルの運動能力にもかかわらず、サイズに優れ、スマートさを持つ際だったディフェンダー

ルイス・スコラ PF
今季の予想成績 18.2p, 10.7R, 2.4A/40分 16.05 PER
・相手ディフェンダーの腕の下から、すくい上げるようにレイアップを決められる左サイドに強く賢いポストプレイヤー
・高さがないにもかかわらず、ゴール下で得点でき、ミッドレンジのジャンパーも確実性がある
・運動能力は平均レベルで、ディフェンスでは仕掛けてしまう傾向があるし、ポストディフェンスに苦戦している

ヤオ・ミン C
今季の予想成績 なし
・ターンアラウンドジャンパーはディフェンス不可能なレベルで、圧倒的なサイズと正確性の高いシュート力がある
・前からディフェンスされる相手を振り切ることに苦戦しているが、パスが上手で、すばらしいファールシューター
・スピードが不足しているし、ペイント外では機動力のなさをさらけだしてしまうが、サイズというゴールを守るべく有用な資産がある

データはホーリンガー氏から箇条書きの部分のみ抜粋。
PERは15.00が平均で、ルーキーや昨季欠場している選手は予想していません。

アリーザをホーネッツへトレード

ロケッツは4チーム間のトレードで昨年獲得したトレバー・アリーザをホーネッツへ放出し、ネッツからコートニー・リーを獲得した。

ロケッツ:SFトレバー・アリーザをホーネッツへ放出
ホーネッツ:PGダレン・コリソン、SFジェームス・ポジーをペイサーズへ放出
ペイサーズ:PFトロイ・マーフィーをネッツへ放出
ネッツ:SGコートニー・リーをロケッツへ放出

基本的にロケッツはスコラロワリーとの再契約でオーバーしたサラリー総額を減らしたかったのだろう。SFはアリーザを失ってもバティエがいるし、リーならある程度計算が出来ると考えてトレードを実行したと思う。SGのスターターであるマーティンは故障が多いだけに、彼の役割をソコソコこなしてくれるのではないか。

確かにアリーザを放出した今回のトレードは微妙な感じがするが、長い目で見ればサラリー総額を削減したことは吉と出るハズ。リーはドラフトの時に獲得候補に入っていた選手なので、密かに期待したいと思う。

他のチームについて、ホーネッツはPGクリス・ポールの引き留め工作ですね。レブロンを満足させるためにキャブスがいろいろやったのと同じ感じです。ペイサーズは穴になっているPGのてこ入れ。いわゆる不良債権を引き受けても欲しがったところですね。ネッツは新ヘッドコーチであるジョンソンが欲しがっていたこともあるし、マーフィーは来年で契約切れなので再度トレードの駒としても使えると考えたのでしょう。

コートニー・リー 6-5 200 SG Age: 24
彼はリチャード・ハミルトンと比較されているが、それは体型だけではく、昨年のプレイオフでフェイスマスクを着用したこともあるようだが、ディフェンスでのメンタリティーはハミルトン以上だろう。彼は相手を惑わすようなボールハンドリングと際だったジャンプ力を持っていないので、自らのプレイをクリエイトする能力が不足しているが、非常に見事なスポットアップシューターで、ルーキーとしては非常に多くのスリーポイントを決めている。

数字には表れないが、ほとんどのルーキーはディフェンスで苦労しているけれど、彼のボール保持者に対するディフェンスはマジック在籍時代チーム1だった。彼はエリートレベルのディフェンシブストッパーになれるだけの才能を持っている選手である。彼は特別パワーのある身体をしていないが、横への動きがとても速い選手だ。だが彼はまだファールを誘うオフェンシブチャージの技術をもっと学ぶ必要性があるし(ルーキー時代は5つのみ)、ポストアップディフェンスをもっと強くする必要性がある。

ESPNジョン・ホーリンガーのスカウティングレポートから。レポートはルーキー時代のもの(彼はNBA在籍2年)。