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ドラフト

46位でメルトンを指名

シンキ「こんにちは。本日はドラフト開催日でしたね。ロケッツは1巡目指名権がなく、2巡目46位の指名権のみ持っておりましたが、誰を指名しましたか?」

キャット「ロケッツは46位の指名権を使ってデアンソニー・メルトンの交渉権を獲得し、またジャズに金銭を払って52位で指名されたビンス・エドワーズの交渉権も獲得したね。」

シンキ「メルトンは先日の40人ほどの中に入っていませんね。もしかして掘り出し物ですか?」

キャット「彼は46位での獲得は無理だろうと思っていたので載せていなかった選手。スカウティングの評価よりも20位以上落ちてるね。ここまで落ちてるのは彼しかいない(苦笑) おそらくオフコートの問題があって今季プレイしていないのを嫌われたのだろうが、ESPN分析チームは彼を過小評価された選手と見ていて、オールスタークラスの選手になれる可能性を10%と予測。1位で指名されたエイトンが12%だから、素材としては46位で獲れたのは奇跡に近いかもしれない。」

シンキ「メルトンの選手紹介をお願いします。」

キャット「6-3のコンボガード。ウイングスパンがあり、サイズ以上に大きく見える選手。両ガードポジションを守れる多彩なディフェンダーで、特にパスレーンでのプレッシャーは素晴らしい。ガードとしてはリバウンドにも強い。フィジカルコンタクトを恐れない選手。プレイメイカーとしてのコートビジョンもある。ピックアンドロールでのピックとローラーにも対応できる選手。弱点はボールを所持している時。ドリブルで左手をあまり使わない。ショットも正確さを欠ける。自らオフェンスをクリエイトする能力が落ちる。ビックマンのいるペイント内ではフィニッシュに苦戦。こんな感じだね。とりあえずサマーリーグでどれだけやれるのか確認したいよ。」

シンキ「ありがとうございます。GMモーレーのことですから、46位まで残った選手の中で一番素質の高い選手を指名したのかもしれません。それから52位でジャズから獲得したエドワーズについてもお願いします。」

キャット「彼はパデュー大学で4年間プレイしたコンボフォワード。大学ではPFでのプレイが多かったが、NBAレベルでもSFでプレイ出来るだけの機動力を持っている。スポットアップでのスリーを決められ、パス、ドライブからの加点も可能。良いディフェンダーになれる素質を持っている選手。弱点としては不安定なところと、少しいい加減にプレイしてしまうこと。まあこちらもサマーリーグで確認だな。」

シンキ「せっかく獲得した選手達ですので、少しでもチームの力になれるように頑張ってもらいたいですよね。最後に何かありますか?」

キャット「日本人期待の渡邊だが、ドラフトでの指名はなかった。でもドラフト前のワークアウトに結構なチームからお呼びがあったようだし、おそらくサマーリーグに出場してくると思うんだ。ここで見せ場があれば、トレーニングキャンプにも招待されるだろうし、もしかすると2ウェイ契約を結べるかもしれない。まだ若いとはいえ、見限られると全くスカウトも寄り付かなくなるのがNBA。ここ2年が勝負だと思って前進を続けて欲しい。」

シンキ「ですね。来月にはフリーエージェント選手との交渉解禁、サマーリーグ開幕など、オフはまだまだ先と言った感じでしょうか。それでは今日はどうもお疲れ様でした。」

'18 ドラフト考察 その1

シンキ「こんにちは。今季はウォリアーズ連覇で終了したNBAですが、ロケッツはレギュラーシーズン65勝しながら、プレイオフではあと一歩のところでウォリアーズとのシリーズに敗退し、悔しいシーズンとなりましたね。来季のためには、まずドラフトでの補強と言ったところでしょうか。」

キャット「1巡目指名権を手放しているとはいえ、2巡目でも昨年のブルックスのようにインパクトを残せる選手が取れるのも事実だからね。掘り出し物を見つけたいよ。」

シンキ「残念ながらブルックスの放出は大失敗でした。」

キャット「彼のスタッツを見るたびに悔しさがにじみ出てくる。最終戦なんて36点も取ってるし、彼はまだまだ伸びるでしょ。GMモーレーは責任を取って、絶対に今年のドラフトではヘマしないでもらいたいよ。」

シンキ「しかもハーテンスタインとは未契約ですもんね。まあそれはいいとして今年はどんな選手が取れそうですかね?」

キャット「とりあえずロケッツが46位で指名出来そうな選手を40人ほどピックしてみた。」

エリー・オコボ PG 6-3
アーロン・ホリデー PG 6-1
ミッチェル・ロビンソン C 6-11
ドンテ・ディビンチェンゾ PG 6-5
グレイソン・アレン SG 6-4
ブルース・ブラウン SG 6-3
ケイタ・ベイツ-ジョップ PF 6-7
ジェイコブ・エバンス SG/SF 6-7
カイリー・トーマス SG 6-3
メルビン・フレイザー SF 6-6
チャンドラー・ハッチソン SG/SF 6-7
ジェボン・カーター PG 6-2
ジャレン・ブランソン PG 6-2
モーリツ・ワグナー C 6-11
ハミドウ・ディアロ SG 6-5
アンファニー・シモンズ SG 6-4
ゲイリー・トレントJR SG 6-5
シェイク・ミルトン PG/SG 6-6
ジャスティン・ジャクソン SF/PF 6-7
ロディオン・クルックス SF/PF 6-10
オマリ・スペルマン PF 6-9
デボンテ・グラハム PG 6-2
チメジー・メトゥ PF/C 6-10
ケビン・ヘーベイ SF 6-7
マリック・ニューマン PG/SG 6-4
ラウル・アルキンズ SG 6-5
ランドリー・シャメット PG 6-4
イシュフ・サノン PG/SG 6-4
デボン・ホール SG 6-5
レイ・スパルディング PF 6-10
トレボン・デュバル PG 6-3
トニー・カー PG 6-3
アイザック・ボンガ SF 6-9
ジャレッド・バンダービルト SF 6-8
ゲイリー・クラーク PF 6-7
コスタス・アデトクンボ SF 6-10
スビアトスラフ・ミクハイリク SG 6-8
DJ・ホッグ SF/PF 6-9
アリジー・ジョンソン PF 6-9
アロンゾ・テリアー SG 6-5
ケンリッチ・マッコイ C 6-11
ビンス・エドワーズ SF/PF 6-8

シンキ「とりあえずこの中からロケッツに指名される選手が出てくる感じでしょうか。でもこれだけだと誰が掘り出し物なのか全くわかりません。」

キャット「だよね(苦笑) 上から順に評価が下がる感じに列記したんだが、オコボやホリデー、アレンあたりは、評価が落ちてくれば取れる感じの選手。まあそれでも46位まで残っているとは思えないんだが、一応名前は載せておいた次第だ。」

キャット「ESPN専門家の評価では、ロケッツが取れそうな掘り出し物はカーター、アデトクンポ、バンダービルトあたりだろう。カーターはちょっと厳しいかもしれないが、他の2人なら獲れる可能性はあると思う。」

シンキ「アデトクンポはバックスのアデトクンポの弟ですかね。」

キャット「一応現段階では指名されるかギリギリのラインなんだけど、兄同様に伸びしろを買われて2巡目中盤あたりで指名される可能性もあるね。」

シンキ「ズバリ、ロケッツは誰を指名しますかね?」

キャット「46位なんで予想は困難だな。ただここ最近は将来性を買った指名をしてるから、さすがに今回は年齢が高くても、即戦力として期待できそうな選手を指名してくると思ってる。昨年21歳5か月だったブルックスを指名後に放出した苦い経験を活かしてもらいたいね。」

シンキ「3人ほどでいいので、予想の方をお願いします。」

キャット「オーケー。ポジションはおそらくスイングマンタイプと予想してる。まず一人目はシェイク・ミルトン。彼はPGとはいえサイズがあるので、SG兼用でもプレイ可能な選手。二人目はジャスティン・ジャクソン。肩のケガで今季半分以上を欠場したが、素質はあるので指名の価値はあると思う。三人目はケビン・ヘーベイ。スリー&Dの選手としてロケッツのレーダーに掛かっている可能性はあるだろう。」

シンキ「ちなみにジョージワシントン大を卒業した渡邊に関してはどうなってますかね?」

キャット「いろいろワークアウトを受けているみたいだね。その影響があったのか、ずっと圏外だったESPNドラフトランキングが93位まで上がってるよ。昨年のドラフトでは、80位から100位までの選手が2人指名され、一昨年のドラフトでも1人、3年前では4人も指名されている。もちろん指名されるされないに関係なく、上のレベルでも通用することを、まずはサマーリーグからアピールして欲しい。指名はされなかったとはいえ、同じアジア系の元ロケッツのリンだって89位から成り上がったんだ。頑張ってもらいたい。」

シンキ「ドラフト外でも掘り出し物はいますから、渡邊にもその期待はありますね。」

キャット「ジャズのオニールは3年前のドラフトで指名されなかったが、ユーロで鍛えて成長し、今季ルーキーながらプレイオフでもバリバリやってたからな。指名されなくても伸びしろを見せれば必ずスカウトは見てるから、いつでもお呼びが掛かるだろう。」

シンキ「ありがとうございます。最後に何かありますか?」

キャット「今日は日韓親善バスケがあるので楽しみなんだ。八村と帰化したファジーカスが加入したし、これでアジアならそれなりの戦いが出来るだろう。ちなみに今月下旬に行われるオーストラリア戦には、デラベドーバが出場予定のようだ。もうロスターに入ってるから日本に来るんじゃないかな。」

シンキ「今季のNBAは終了しましたが、ドラフト、FAでの選手獲得、サマーリーグなど、まだまだ話題は尽きませんね。では次回も宜しくお願いします。」

ドラフトを終えて その1

各チームの評価
HOUSTON ROCKETS 評価B
1巡目 Patrick Patterson(14)
2巡目 なし

分析:ロケッツは今ドラフトの中で最も堅実な選手の一人をドラフトした。彼はオフェンスディフェンスともに手を抜かない良いリバウンダーである。ロケッツは最近のドラフトで彼のような選手を獲得し、多くの成功を収めている。彼は決してスター選手に、あるいはスターターにさえならないかもしれないが、このリーグで長い間活躍出来る選手だと思う。

NEW ORLEANS HORNETS 評価A-
1巡目 Craig Brackins(21, Oklahoma Cityから)、Quincy Pondexter(26, Oklahoma Cityから)
2巡目 なし

分析:ホーネッツはスーパースターPGのポールをキープするために、11位指名権とモリス・パターソンをセットしてサンダーの21位と26位の指名権と交換した。彼らは現在ラグジュアリータックスのラインを超えていて、少しでもそのラインを下げるようにしているが、この動きでほぼ700万ドルのお金を節約出来た。これはポールやコリソンのような選手をキープするために必要なことだと思う。

2つの指名権に関しても、彼らはいい選択をした。Brackinsはインサイドとアウトサイドで得点出来る有用性の高い選手で、Pondexterは元ダンクチャンピオンのデズモンド・メイソンを思い起こさせる運動能力を持っている。2人とも来期ホーネッツの大事なローテーションの一員になると思う。

PHOENIX SUNS 評価C
1巡目 なし
2巡目 Gani Lawal(46)、Dwayne Collins(60)

分析:サンズはアマレ・スタウダマイヤーがFAになることが確実なため、フロントラインにタフで運動能力の高いリバウンダー2人を加える選択をした。2人ともオフェンス力は未熟だが、サンズのペイント内にタフさを加えるだろう。

GOLDEN STATE WARRIORS 評価D+
1巡目 Ekpe Udoh(6)
2巡目 なし

分析:私は多くのNBAスカウトやGM同様に彼を買っているが、現在のロスターを考えると、6位で彼を指名したことは現実的な選択として賢いとはいえないだろう。近年のドラフトで彼らはブランダン・ライトとアンソニー・ランドルフをロッタリーで指名しているが、彼らもUdoh同様にフロアーを走り回りリバウンドを取ることの出来る、線の細い運動能力のある選手である。

Udohはライトやランドルフよりも洗練された選手になれるかもしれない。彼はシュートブロックやリバウンドが完成されていて、オフェンスでもより貢献出来る選手だと思うが、彼はすでに23歳になっている。ライトはまだ22歳で、ランドルフはまだ20歳だ。このことはウォリアーズの組織内でいろいろとぐらつきを感じるには十分な事実だと思う。

CHARLOTTE BOBCATS 評価F
1巡目 なし
2巡目 なし

分析:ボブキャッツは2008年にアレクシス・アジャンサの交渉権を獲得するために、今年の1巡目指名権をナゲッツにトレードした。しかしこのアジャンサはボブキャッツが期待していた選手とはほど遠く(ポテンシャルだけの選手ということもあり、彼らも期待はずれを予期してたとはいえ)、16位指名権を捨てるはめになってしまった。この指名権で彼らはLuke Babbittを指名出来たし、彼は有用なローテーション選手になれる選手だと思う。

すべてドラフト専門家チャド・フォードの見解です。

ドラフト直前情報 その4

ヒートが18位指名権とデカン・クックをサンダーへ放出し、32位指名権を獲得した。

この動きでヒートはクックのサラリー約200万ドルと、18位で指名した選手に払わなければならない300万ドルと、合計約500万ドルの節約に成功。これでヒートはオフにFAになるウェイドに加えて2人とマックス契約を結べることが出来る。

この動きは大きい。これでウェイドはレブロンとボッシュ3人でプレイすることが可能になったことで残留する公算が高くなるし、まだヒートにはビーズリーというトレードの駒を持っている。3年前のセルティックスみたいになっても不思議はない。

サンダーはこの動きで3つの1巡目指名権(18位、21位、26位)を持つことに。この3つをうまく使えばさらにドラフトの順位を上げられるかもしれない。

1巡目指名権が欲しいニックスやマブス、ボブキャッツ、キャブスがこの指名権のうちの一つを狙っていることが予想される。

さらに19位指名権を持つセルティックスも、この指名権を手放すことを考えているようだ。ヒートと違ってサラリーキャップ対策ではないが、金銭と引き替えに放出し、その金銭でオフにベテラン選手を獲得する資金にしたいらしい。

ドラフト直前情報 その3

12位指名権だけでなく25位と28位の指名権を持つグリズリーズは、ウルブズの持つ16位指名権を狙っているようだ。もしグリズリーズの欲しい選手が16位までに残っていれば25位と28位2つの指名権との交換が行われる可能性がある。
またブレイザーズはその25位と28位の指名権を狙っていて、その見返りは34位指名権と300万ドルとのこと。

ニックスはネバダ大のPGであるArmon Johnsonを欲しがっているようだ。彼は1巡目後半から2巡目序盤で指名されそうな選手。38位と39位の指名権しかないニックスには厳しい状況だが、1巡目指名権をゲット出来れば話は変わってくる。噂に出ていたチャンドラーとヒル(後にロケッツ入り)がそのまま指名されたことから、信憑性が高そうな情報だろう。ちなみにJohnsonは今ドラフトのPGランクは3位である。

ウルブズは4位指名権を行使してWesley Johnsonを指名したいらしい。だがネッツが3位で彼を獲得するかもしれない。

数年前に節税対策のため1巡目指名権をサンダーへプレゼントしてしまったサンズだが、どうやら今年の1巡目指名権が欲しいらしく、いろいろ画策しているらしい。特に18位指名権を持つヒートはさらにキャップスペースを空けたいためにその指名権を売りに出しているという情報があるので、可能性はあるかもしれない。

ブレイザーズはメンフィス大のElliot Willamsの獲得を切望しているが、彼らの持つ22位では高すぎ、34位では微妙なので、グリズリーズの25位と28位の指名権が欲しいようだ。そのWillamsはロケッツのワークアウトにも参加している

ペイサーズは10位指名権をトレードに出してPGを獲得したいようだ。その候補はダレン・コリソン、ジョージ・ヒル、タイ・ローソン、ジョーニー・フリンが挙がっている。

ロケッツの情報はありませんねぇ~。モーレーが箝口令を引いているのかな?
2年前の25位でニコラス・バテューム指名→バテュームを27位のダリル・アーサー+33位のジョーイ・ドーシーと交換(ブレイザーズと)→アーサーを28位のドンテ・グリーン+翌年の2巡目指名権と交換(グリズリーズと)
その後グリーンはサマーリーグで40得点の大活躍で株を上げ、当時どうしても欲しかったアーテストをグリーン+ボビー・ジャクソン+翌年の1巡目指名権で獲得に成功! グリーンはキングスも12位で指名を考えていた選手で、元キングスで人気のあったボビー・ジャクソンをトレードデットライン前に獲得していたのも効いた。

今年ロケッツが欲しい選手は間違いなくボッシュ。私も欲しい。だがボッシュはアーテストと違って制限なしのFA選手。ちょっと勝手が違うので、今ドラフトは純粋にポテンシャルの高い選手を獲得するかもしれない。

とにかく楽しみ一杯のドラフトまであと少しですね。

ドラフト直前情報 その2

ドラフトまであと2日。さすがにこの時期になるといろいろな情報が出てきているようだ。

1位指名権を持つウィザーズはJohn Wall獲得でほぼ決定。2位指名権を持つシクサーズはDerrick FavorsDeMarcus Cousinsのワークアウトを終えて最終決断を迫られているが、どうやらEvan Turnerを指名する雰囲気のようだ。

3位指名権を持つネッツはWesley Johnsonの指名を検討しているらしい。なぜかと言うと、今オフのFAにブーザーやスタウダマイヤーがいることが影響しているとか。同ポジションのFavorsとCousinsよりJohnsonという選択はあり得るかもしれない。

4位指名権を持つウルブズと5位指名権を持つキングスは、そのまま指名権を保持するようなので、そうなるとFavorsとCousinsがここで指名される可能性がなかり高いだろう。

6位以降は流動的で、正直ドラフトを待ってみないと分からないかもしれない。ここ数年、ドラフト順位をピタリと当てているチャド・フォードでさえ新しいバージョンごとにコロコロ変わっているので、今年に限っては完全的中させるのは難しいと思う。

とりあえず現バージョンでは6位Greg Monroe、7位Ed Davis、8位Al-Farouq Aminu、9位Luke Babbittとなっている。Monroeは9位まで落ちないが、Davisは10位以降に落ちてもおかしくないだけに、この順位で誰が指名されるのかによって、後の指名権を持つチームに影響が出そうだ。

10~14位のロッタリー枠5つにはCole AldrichGordon HaywardEkpe Udohの3人が8割の確率で指名されそう。ランドリーの穴を埋めたいロケッツはAldrichやUdohの獲得を考えているかもしれないが、14位まで残るのか微妙なところか。

ロケッツは14位指名権を保持する可能性は半々とのことで、出来ればもっと上位の指名権を獲得したいと考えているようだ。特にウルブズの4位指名権を獲りたいと考えているようで、もしかしたらWesley Johnsonに興味を抱いている可能性がある。

ロケッツは依然としてウイングの獲得に興味を示しているようだ。マーティン、アリーザ、バティエ、バディンガー、テイラーと5人も揃うロケッツになぜウイング...という意見が当然出そうだが、ブルックスを獲得した時も、当時アルストン、フランシス、ルーカス、ジェームスと4人のPGがいた。即戦力よりも3~4年後に本物になればいいというスタンスで指名するようなので、この考え方もアリだと思うし、長い目で見ればその方が得策かもしれない。

ここまでロケッツの情報はほとんど出てきていないのは、4年前に情報漏れでブランドン・ロイを取り逃した教訓か? 彼はすでにフランチャイズプレイヤーとしての地位を築きましたし、ロケッツの見る目は確かでしたが、順位が微妙だっただけに、残念な結果になってしまいました。

トレード期限でロワリーを獲得した時も、彼を獲得する情報は出ていなかった。結果としてアルストンを手放し彼を獲得したことは大正解で、ロケッツの選手を見る目はすばらしいものを感じる。

今年も同様なものを期待したい次第です。14位と順位は微妙でも、そこからいろいろ仕掛けるのがドラフトの面白さ。財政難のチームを助ける名目で別の指名権をかっさらってもいいし、その指名権と14位指名権をプラスして4位指名権をゲットするとか、いろいろ考えているのではないか。

個人的にはどの選手がいいとかはいえない。というか正直分からない。John Wallは確かに欲しいが、ちょっと手の届かないところに行ってしまった。ロケッツの指名した選手を信頼するのが一番との判断...と言ったところでしょうか。今年のドラフト候補のレベルは例年以上とのことなので、そのまま14位で指名してもそれなりの選手は獲得できるでしょう。

選手同様にファンも注目のNBAドラフトは残り2日です。

ドラフト直前情報 その1

ファイナルも終わりドラフトも残り1週間で開催される。大舞台で一生を左右するかもしれない泣き笑いが毎年繰り広げられるが、今年はどうなるのか興味津々と言ったところでしょうか。

優秀なスカウト達も毎年のように失敗を経験しているし、そこらへんがドラフトの面白さなのだろう。最近では2年前に2位で指名されたビーズリー。性格の問題があって2位指名権を持っていたヒートは最後までトレードを模索していたが、結局彼を指名。しかし2年経って再びトレードを考えているとの噂がある通り、ドラフトの段階でベテラン選手とトレードした方が得策だったような気がする。

反対にドラフトで成功したのは3年前のセルティックス。6位指名権を手放してオールスター常連のベテラン選手であったアレンを獲得。その彼が優勝への原動力なったのは語るまでもない。

さて今年のドラフトはJohn Wallのドラフトと言われているが、本当にそうなのか、ドラフトの専門家であるESPNのチャド・フォードのコラムを参考に話を進めていこうと思う。

カテゴリー別の分けると今年のドラフトの選手達を分けると、こうなっているようだ。

1位指名候補
John Wall

2~5位指名候補
Evan TurnerDerrick FavorsDeMarcus CousinsWesley Johnson

6~9位候補
Al-Farouq AminuEd DavisGreg Monroe

10~19位候補
Cole AldrichLuck BabbittAvery BradleyEkpe UdohPatrick PattersonErick BledsoeGordon HaywardXavier HenryPaul GeorgeDaniel Orton

20位以下は割愛するが、Hassan WhitesideSolomon Alabiは上位の指名権を持っているチームから興味を持たれているようだ。

まずJohn Wallだが、昨年のグリフィンほどではないが、ほぼ1位でロックされているのが前評判。普通に考えれば彼が1位で指名されると思われる。

問題は2位以降。これも普通に考えればTurnerなのだが、FavorsとCousinsを上位と考えているチームが存在し、4位以降と見られているJohnsonを3位と評価しているチームもあるようだ。2位指名権を持つシクサーズがどう動くのかでその後の順位が入れ替わることもあり得る。また4位指名権を持つウルブズは昨年5位で指名するも契約出来ず海外でプレイしているリッキー・ルビオの交渉権を手放さないとGMが語ったが、この4位指名権をどう使うのかにも注目したい。

6位以降はまた次回ということで。

ロケッツが狙うドラフト候補 その6

Hassan Whiteside C  7-0  227  Age: 20  Marshall(Freshman)
Hometown: Gastonia, NC

今季のアベレージ 34game  26.1m/g  13.1p/g  8.9r/g  0.3a/g  1.9to/g  0.6s/g  5.4b/g  FG52.4%  FT58.8%

ドラフト予想順位 Lottery

比較選手 マーカス・キャンビー

長所
背の高さが目立つ、運動能力のあるフォワード選手
爆発的なジャンプ力
ビックマンとしては非常に速い
恐れられるディフェンダー
シュートブロックが抜群にうまい
リバウンドよし

短所
身体的な強さが必要
オフェンスが未熟
フリースローが入らない
1年生でも20歳になっている

ESPNチャド・フォード5月24日付けの評価
Whitesideは今年のドラフトの中で最も当たり外れの大きい選手である。彼は1年生の今季、3回のトリプルダブルを達成するなど、すばらしいシーズンを送り、シカゴでの身体測定もウイングスパンが7-7、スタンディングリーチが9-5と際だっていた。運動能力テストの結果が今週末に発表されるが、これも彼は全選手の中でトップランクの数字であろうと予測している。

スカウト達は彼のことをマーカス・キャンビーやタイラス・トーマスと比較している。ドラフトでは最大6位で指名されると予測している関係者がいるが、ワークアウトと面接次第では1巡目の半ばから後半まで落ちると予測している関係者も少なくない。

私はシカゴで多くのチーム関係者と会合を持ったが、その中で報告してくれたのが、Whitesideの自意識過剰ぶりだった。私も彼と15分の1対1インタビューを行ったけれど、その態度は横柄で尊大ぶったものだったし、彼はドワイト・ハワードやアキーム・オラジュワン(以前1週間一緒にトレーニングしていた)と比較して欲しいと言っただけでなく、私の付けた14位という評価に対し不満を述べていたし、自分のスリーポイント能力を評価していないといった我々のスカウティングを侮辱するような発言も行った。

彼は自分自身の才能に惚れ込んでいるが、彼との面接は数年前に私がタイラス・トーマスにインタビューした時とほとんど変わらないという印象を持った。トーマスは自分はプリメイターの選手であるので、レポートにそう書いて欲しいと私に説得してきたし、自分が1位にランクされていないのは不満ともコメントした。また実際他の選手をバカにしていたように思えた。

とは言っても彼は扱いにくい人間ということはない。彼の笑顔はすばらしかったし、インタビューも引き続き良好な関係で行えるだろう。また、ここ数年ゲームではハードワーカーに徹している。しかしさらに上のレベルにジャンプするためには、感情のコントロールと身体にもっと筋肉を付けなければならないだろう。彼にはまだその準備が出来ているとは思えない。

ESPNチャド・フォードの3月2日付けの評価
Whitesideは引き続きスカウト達を驚かせ続けている。彼は先週のセントラルフロリダ戦で14P 11 R 13Bを記録し、今季3回目のトリプルダブルを達成した。数週間前、GM達は彼をよく観察するために大勢押しかけたが、彼の年齢と上がり続けている評価を考えると、今年のドラフトに出てくる可能性が高いだろう。今のような成績を残していれば、10位以内で指名されるチャンスが大いにありそうだ。

ロケッツが彼を獲得出来る可能性 80%
チャド・フォードのスカウティング能力は、ここ数年のドラフト予想をほぼピシャリと当てていることから考えて、NBA関係者だけでなくドラフト候補達にも一目置かれているようだ。最新のドラフト予想で彼を24位と評価したことから、14位指名権を持つロケッツが彼を獲得出来る可能性は高くなったと考えていいかもしれない。それでも確実に彼を獲得したいなら順位を上げた方がいいのは言うまでもないだろう。

ドラフトレポート その1

ESPNチャド・フォードの5月24日付けのレポートを一部抜粋
・シクサーズは2位指名権をトレードするのだろうか?
私はシカゴで多くのNBA関係者と話し合いを行った結果、もはやTurnerが確実に2位で指名されるだろうとの確信がなくなった。第一に彼はシクサーズに完璧にはフィットしないということ。彼らがアンドレ・イグダーラをトレードすれば話が変わってくるが、2月のトレード期限までにあった彼への多くのオファーに彼らは取り合わなかったし、来月までにイグダーラに対してより魅力的なオファーが来るとも思わない。

また新しいヘッドコーチになったダッグ・コリンズは「Win Now」で行くことを表していることもあって、2位指名権をチームの必要を満たしているNBAですぐ通用する選手を指名するか、またはチームにすぐ貢献出来るベテラン選手獲得のために、その2位指名権を放出するかもしれない。

特にウルブズ、ピストンズ、ペイサーズがこの2位指名権を欲しがっている。そのためにはシクサーズはエルトン・ブランドの残りの契約(3年5000万ドル)を引き取ることが前提との話し合いが行われたようだ。しかし私はシクサーズがこの条件を緩和しない限り取引自体ないだろう。現時点でブランドの契約を引き取りたいと思っているチームは一つもないのが現状だからだ。

・身体測定で上昇した選手
Derrick Favorsは身体測定で評価を上げた一人だ。身長が6-10、ウイングスパンが7-2、スタンディングリーチが9-2であることが判明。これらの数字はドワイト・ハワードにより近い数字で、ホーフォードよりも優れている。もし彼はPFではなくCとしての候補者ならば、2位指名するだけの強い動機になっているだろう。

「FavorsはCousinsのようなオフェンス力を持っていない」とあるGMは話してくれた。続けて「しかしFavorsの方がより運動能力があるし、ディフェンスもいい。また高校時代から互いに対戦しているが、Favorsの方がCousinsに勝っていた。彼はもう少しカレッジで経験を積めば、1位で指名されてもいい選手だ」

ロケッツが狙うドラフト候補 その5

DeMarcus Cousins  C  6-11  292  Age:19  Kentucky(Freshman)
Hometown: Birmingham, AL

今季のアベレージ 38game  23.5m/g  15.1p/g  9.8r/g  1.0a/g  2.1to/g  1.0s/g  1.8b/g  FG55.8%  FT60.4%

ドラフト予想順位 Top 5

長所
・素晴らしいサイズでNBAで通用するボディーを持っている
・腕が非常に長い
・ビックマンとしてのスキルが身についている
・インサイドだけでなくアウトサイドでもゲームを支配出来る
・うまくボールを扱え、フットワークもいい
・プリメイターからのシュート力がある
・スリーポイントも決められる
・ビックマンとしてはボールハンドリングがいい
・見た目以上に運動能力がある

短所
・持久力に対して疑問あり
・コンディショニング不足を感じる時がある
・爆発的な運動能力を持っていない
・ディフェンスに対して少し無頓着

ESPNチャド・フォード4月7日付けの評価
Cousinsは今季カレッジで1分間あたり最も効率的な数字を残したビックマン。彼はダブルダブル(二ケタ得点二ケタリバウンド)マシーンだった。彼はすでにNBAで通用するボディを持っていて、プリメイターゲームからローポストゲームと、相手をノックダウンさせる幅広いオフェンス力がある。問題なのは平均的な運動能力と、コート上で起こした気の短い一面で、これがなければ1位で指名されてもおかしくない逸材である。彼は3位から5位までに指名されるのではないか。

ESPNチャド・フォード1月26日付けの評価
もうシーズン半ばになるが、Cousinsについてのコメントはいつもと同様で、「彼はロッタリーで指名される才能があり、実際数チームがロッタリーで彼の指名を検討している」というもの。彼は怠惰でチームメイトとののしり合う選手との評判をひっさげてケンタッキー大にやって来た。彼はコート上では賞賛されているが、コート外では非難の的になっているデリック・コールマンやザック・ランドルフのようなNBA浮浪者と比較されている。

しかし最近のNBAチーム達は彼への評価を変えつつある。数週間前、我々はCousinsを「評価を下げた選手」のリストに載せ、私は彼の順位を20位~29位へ落とした。だが3週間後、彼は今季初めてトップ10入りしている。

もちろん、彼のディフェンスのサボリ癖は依然として問題があるし、ルイビル大戦で見せた短気な一面も同様である。しかし彼は1ゲーム約20分しかプレイしていないにもかかわらず、平均15.4得点、9.5R、1.8BにFG55%と標準的な数字を挙げていて、彼の「個人成績/1分間」は他の選手と比較出来ないほどだ。

「現在カレッジで優れたローポストスコアラーはいない」とあるGMは私にコメントしながらも、続けて「純粋に才能だけ見れば彼はトップ4で指名される選手だが、まだ大人になりきれていない性格面などを考慮すると、彼はロッタリーでの指名に落ち着くのではないかと思う」とコメント。

この感想は急速に広まりを見せ、今季が始まる前に彼の評価を20番台の選手と位置づけていた数人のGMは、今ではトップ10選手となっていると私にコメントした。何が変わったのか聞くと、それは単純にCousinsより評価の高かった選手達が、彼が毎晩素晴らしい成績を残している間に、たいした数字を残していないという事実以外にないと言う。

別のGMは私に「彼の評判の半分しか当たってなかったとしても、今オフのドラフトで指名される選手の中で、彼ほど上半身の体つきがいい選手はいない」とコメントしている。

ロケッツが彼を獲得出来る可能性 5%未満
Cousinsはインサイドを支配出来る選手として、ここ数年では最高クラスの選手かもしれない。それはESPNジョン・ホーリンガーの詳細なデータで分析され、彼が残したカレッジでの成績はすでにNBAでスーパースターになっているケビン・デュラント、カーメロ・アンソニー、ドウェイン・ウェイド、クリス・ポールと匹敵するらしい。この選手が5位まで残っていること自体奇跡かもしれないが、性格的な問題が評価に影響してしまっているのだろう。それでも5位までの指名権を持っているチームが、これほどの選手を手放すことはちょっと考えにくく、ロケッツが獲得出来る可能性はかなり低いと言わざるを得ないではないか。