シンキ「こんにちは。アウェイ5連戦の初戦だった昨日のキャブス戦は、残念ながら勝てませんでしたが、今日の相手はレベルの落ちるニックスですので、連戦とはいえ勝って欲しいですね。」
キャット「ボクもここは勝利を計算に入れてるよ(笑) ここを落とすと不安になるから、まずはしっかりと勝って欲しいと思っている。」
シンキ「それでは早速ゲームの方をお願いします。」
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ゴードン、アリーザ、アンダーソン、カペラ。控えのネネは休養を取るとのこと。ニックスは元MVPのデリック・ローズ、元ロケッツのコートニー・リー、レブロンと同期のカーメロ・アンソニー、ニックス期待のクリスタプ・ポルジンギス、パススキルの高いジョアキム・ノア。」
キャット「第1Qからロケッツは優勢。アンダーソンの2本のスリーでまずリードを取ると、ハーデンがドライブからのダンクにスリーも決めて、ロケッツは7点のリードに(15-8) ニックスもローズのドライブで加点するなど、それなりに追い上げてきたが、その後もハーデンがスチールから華麗なユーロステップで観客を唸らせる加点が決まって、溜らずニックスはタイムアウトを要求したよ(22-12) タイムアウト後、ニックスは持ち直してきて5点差に追い上げる(26-21) ロケッツは速攻からデッカーが焦ったのかコケてニックスファンに笑われるが、ハーデンが終盤も締めて、第1Qは8点のリードでロケッツが取ったよ(33-25)」
シンキ「アウェイ連戦とはいえ、ディフェンスの弱いニックス相手には負けられませんね。それでは続きをお願いします。」
キャット「第2Qのハーデンのいない時間帯は、ゴードン中心のラインナップに。そのゴードンがまずペイントから加点に成功してリードを二桁に乗せると、ハレルのジャンパー、エニスのドライブも決まるなど、リズムよくプレイしていたね(41-28) その後もゴードンが存在感を見せてロケッツを牽引し、ロケッツが常に二桁のリードをキープしていたよ(52-39) 中盤にハーデンがコートに戻ると、カペラとのツーメンゲームが効果的に決まって、さらにKJのスリーも演出するなど、リードはさらに拡がったよ(62-42) ニックスも終盤にスリーが決まって追い上げたが、ロケッツの優位は動かず、ニックスはファンにブーイングされる始末で、結局ロケッツが17点差を付けて前半が終了となった(68-51)」
シンキ「今日は楽勝ですかね。ハーデンはここまでどんな感じですか?」
キャット「18点、6Aの活躍だ。ドライブからのスコアー中心のローズと比べて、バランスの良さが目立つね。彼はゲームを支配しているよ。ホント彼はすごい選手だ。」
シンキ「頼もしいですね。それ以外に気になった点はありますか?」
キャット「ゴードンが存在感のあるところを見せている点だな。彼はハーデンのいない時間帯のキーマンだから、第1Qは早めに下げてるんだが、見事にその役割をこなしていると思う。過去のケガの影響から、比較的お買い得の契約を結んだことはオフの収穫の一つになったね。」
シンキ「分かりました。それでは後半もお願いします。」
キャット「第3Qはまずゴードンがスリーを決めて、リードを再び20点に乗せたよ。ニックスはローズとカーメロが、それなりに決めてきて、何とか点差を縮めようとするが、ロケッツのオフェンスを止めることが出来ず、控えのハレルが存分にアピールするなど、ロケッツはリズム良くゲームを展開(88-70) それでもカーメロのスリーなどで、ニックスはビハインドを14点まで戻すが、デッカーがニックスディフェンスを翻弄するかのように、ベースラインからダンクに成功。終盤はハーデンからハレルへの速攻に、KJの華麗なブロック、最後にハーデンがファール狙いのスリーがネットに吸い込まれて、結局ロケッツのリードは22点まで拡がって第3Qは終了となった(100-78)」
シンキ「今日は大丈夫そうですね。では第4Qも締めてください。」
キャット「序盤のハーデンのいない時間帯はターンオーバーが多くてリズムに乗れてなかったが、ニックスも同様で、点差はほとんど変わらなかった(103-79) それでもニックスのオフェンスが若干良くなったこともあって、途中からハーデン、アリーザの主力が登場。ハーデンはニックスディフェンスを切り裂くようなナイスパスを披露し、結局残り4分を切ってお役御免となったよ。最終スコアーは118-99でロケッツが勝利を飾ったね。まあ順当勝利と言っていいだろう。個人成績は以下の通り。」
ロケッツ(3-2) FG42/89(47.2%) 3pFG15/40(37.5%) FT19/27(70.4%) 54R(19OR) 25A 12S 7B 19TO
ハーデン 34分 30点、6R、15A、2S、3TO FG9/16 3pFG5/12 FT7/8
ゴードン 29分 21点、3R FG6/11 3pFG4/7 FT5/6
アリーザ 30分 8点、4R、3A、4S FG3/10 3pFG1/5
アンダーソン 29分 16点、9R(5OR)、3TO FG6/15 3pFG4/9
カペラ 21分 8点、6R(5OR)、1S FG4/6 FT0/3
ハレル 27分 17点、10R(5OR)、3B FG8/11
KJマクダニエル 19分 5点、3R、4B FG1/3 FT2/2
デッカー 19分 5点、7R FG2/5
ブリューワー 14分 4点、3R、4A FG1/2
エニス 10分 4点 FG2/5
ブラウン 4分 0点 FG0/2
ウィルチェー 4分 0点 FG0/3 3pFG0/3
ネネは休養で出場なし。
ニックス(1-3) FG37/85(43.5%) 3pFG8/20 FT17/25(68.0%) 34R(7OR) 18A 10S 7B 16TO
ローズ 30分 16点、4R、4A、2S、2TO FG8/18 FT0/0
リー 28分 16点、1A、2S FG7/12 3pFG2/4
カーメロ 31分 21点、7R、5TO FG8/15 3pFG1/4 FT4/5
ポルジンギス 28分 3点、8R、3B FG0/4 FT3/4
ノア 18分 0点、2R、4A FG0/2
ブランドン・ジェニングス(1年契約) 23分 12点、3R、3A FG3/7 FT6/8
ジュルー・ホリデイ(4年目) 18分 8点、2R、2A、3TO FG3/10 3pFG2/4
ロン・ベイカー(ドラフト外ルーキー) 16分 4点、2A FG1/5
モーリス・エンドゥール(日本の高校卒業) 19分 4点、1S、1B FG2/2
ランス・トーマス((4年2700万ドルで再契約) 10分 3点、2R FG1/2
サーシャ・ブヤチッチ(レイカーズ時代に優勝経験) 10分 2点、2R FG1/3
カイル・オークイン(26歳ショットブロッカー) 5分 4点、2B FG2/2
ミンドウガス・カズミンスカス(リトアニア出身) 6分 6点 FG1/3 FT3/4
アクティブロスターは全員出場。
シンキ「ニックスファンには失礼ですが、たまにはこんなゲームもいいですね。」
キャット「そうだな(苦笑) まあ前半から差が付いて、後半になってもリズムの出ない時間帯はあっても、一気のランを出されることはなかったからね。安心して観戦できたよ。」
シンキ「今日のハーデンは30点、15Aですか! 彼は超人なんですかね。」
キャット「そうだ(笑) 彼は他の誰よりもワンランク上のプレイをしている。出来ればディフェンスでも存在感を発揮して、レブロンクラスになってくれないかなーって思うときあるよ。」
シンキ「まあレブロンは別格だと思いますが、ハーデンは見事ロケッツを牽引していて、頼もしい存在ですよ。これからも期待したいですね。それから最近アンダーソンのオフェンシブリバウンドの多さが目につくんですが、何かありましたかね?」
キャット「開幕第2戦のマブス戦で第4Qに干されたのがいい薬になったんじゃないかな。彼はディフェンスでチームの足を引っ張ってるからね。特にゴール下周辺はほとんどフィニッシュされているイメージあるよ。だからせめてオフェンスはシュートだけでなく、インサイドでも存在感を出さないといけないという意識が働いたのかもね。いい傾向だよ。」
シンキ「それからネネ休養でハレルが素晴らしい存在感を見せてますね。彼は使えますよ。」
キャット「ハレルはサイズ以上に大きなプレイをしてくれる。オフェンシブリバウンドを取れるし、ディフェンスでもゴール下でブロックが出来る選手だ。最近はジャンパーも上達しているし、もっと出番を増やしてもいいと思うよ。彼がこれだけやってくれると、ロケッツのベンチの層は確実に厚くなるな。」
シンキ「他にはKJのブロックの多さも目立ちますよね。目立ったと言えば、デッカーが速攻でコケて、ニックスファンに名前を憶えられたようですね(笑)」
キャット「速攻から完全にフリーだったんだけど、ボールが手に付かず、情けないコケ方をしてたね(笑) まあ彼はサイズと運動能力を合わせ持っていて、もう完全にローテに入ったから、今度はベースラインからダンクを決めたような、プレイ面で目立って欲しいね。」
シンキ「分かりました。それでは最後に何かありますか? ニックスについてはどうですかね?」
キャット「ロケッツがホームコートの時に、TV解説を担当しているグライドこと、クライド・ドレクスラーが、このアウェイ5連戦を利用して来日しているそうだよ。息子がB2の岩手でプレイするから、その応援みたいだね。ニックスについては、以前にもコメントしたが、もうポルジンギス中心でいいんじゃないのって思う。このままじゃ今季も50敗はするんじゃないかな。」
シンキ「ドレクスラーさんが来日ですか! 今回が何回目なんですかね?」
キャット「プライベートで日本に来る選手もいるから何とも言えないけど、彼は大学時代に来ているし、ブレイザーズ時代にも来てたから、今回が3回目のような気がするよ。」
シンキ「大学時代も来ているんですか。どんな感じでしたかね?」
キャット「ボクは直接見に行ってないから分からないが、ゲームのプログラムは持っているよ。この頃から注目されていたよね。ドリームも一緒だったな。グライドはロケッツで優勝出来て本当に良かったと思うよ。」
シンキ「あれからもう21年も経つんですね。今のハーデン時代に優勝を観たいので、何とか頑張って欲しいところです。それでは次のゲームは3日後にホークス戦になりますね。移籍したハワードのプレイも楽しみですよ。では今日はお疲れ様でした。次回も宜しくお願いします。」
最近のコメント