シンキ「こんにちは。昨日のスパーズ戦は非常に悔しい負け方をして、ロケッツの連勝は10で止まってしまいましたが、落ち込んでいる暇なく、今日もゲームがありますね。相手はアウェイでのサンズになります。」
キャット「昨日は本当に残念な負け方だったから、ロケッツファンも落ち込んでいたと思う。相手がスパーズだったし、簡単には勝てないのは分かっていたけど、13点リードを守れなかったのはダントーニの責任だと思う。勝つチャンスは十分にあった訳だからね。」
シンキ「ダントーニのスタイルが裏目に出ましたかね?」
キャット「個人的にはリズムが悪いときのタイムアウトの取り方が気になるね。まあマクヘイルみたいに顔に感情を表さないのはいいんだけど(笑) マクヘイルなんか落ち着けって感じのポーズをしたとき、自分が落ち着いてないのがミエミエだったからな。」
シンキ「笑 ここまでダントーニは良くやってると思いますが、さらに一段高い希望をお持ちのようですね。彼は以前サンズをシーズン60勝以上に導いたコーチなので信頼したいと思いますよ。それではゲームの方を宜しくどうぞ。」
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、アリーザ、アンダーソン、ハレル。連戦になるのでネネはベンチスタートになっている。サンズはエースのエリック・ブレッドソー、2年目期待のデビン・ブッカー、タフディフェンダーのPJ・タッカー、今年ドラ8位のマーキス・クリス、リムプロテクターのタイソン・チャンドラー。」
キャット「第1Q序盤はまずロケッツ先制するも(5-0)、サンズは速いペースで加点を繰り返し応戦。ガード陣の踏ん張りでゲームは接戦になったよ(11-10) 中盤前まで一進一退の攻防だったが(18-18)、まずハーデンがスリーを決めると、アンダーソンのフリースローでの加点に続き、相手のターンオーバーから速攻も決まって、残り4分弱でロケッツが7点のリードを取った(25-18) 終盤に入ってもロケッツはハーデンからのネネへのパスが2本決まるなど好調キープ(30-22) しかしデッカーがフリースローを4本連続で落とす失態を見せるなど、これ以上突き放せなかったよ。結局第1Qはロケッツ4点のリードで終了となった(30-26)」
シンキ「まだ第1Qなのでオーケーです。デッカーはどうしましたかね?」
キャット「ちょっと分からないね(苦笑) 昨日のゲームは勝負所でレナード、ジノビリの2人とも2本連続ミスがあったんだけど、時間帯が時間帯だからな。こんな第1Qの場面で4本連続は恥ずかしいぞ。しっかりなって感じだ。」
シンキ「ですね。では第2Qもお願いします。」
キャット「第2Q早々ゴードンのスリーが決まったロケッツは、ディフェンスでもサンズに加点を許さず、オフェンシブリバウンドからゴードンがスリー、続いてビバリーもジャンパーで加点し、序盤はロケッツのペースだったよ(38-29) タイムアウト後、ゴードンからネネにパスが通り、この日最大となる11点のリードを奪ったロケッツだったが、アンダーソンがレンの高さにフィニッシュ出来ず、アリーザが2本連続でフリースローを落とすなど(相手のレーンバイオレーションを含めると3本ミス)、次第にリズムを失ったロケッツは、中盤に入りサンズガード陣のドライブをファールで止めるシーンが目立ってきて、そのフリースローを確実に決めているサンズがジワジワ追い上げてきたんだよ(43-38) リズムの悪いロケッツはハレルを下げ、アンダーソンをセンターに置く、いわゆるスモールラインナップにシフトするが、サンズのオフェンスを防ぐことが出来ず、ブッカーのローポストからの加点、ナイトのフリースロー2本、そしてタッカーにコーナーからスリーを決められて、ゲームはタイになってしまった(47-47) しかし目が覚めたのか、ここからロケッツはハーデンを中心に加点を続け、再びリードを取ったんだよ。前半はロケッツ6点リードで終了したね(61-55)」
シンキ「一時逆転されたようですが、また突き放しに掛かったように、力はロケッツが上ですかね?」
キャット「だね。まあサンズもよく頑張っているよ。」
シンキ「上から目線のコメントですが(笑)、後半も引き続きお願いします。」
キャット「第3Q出だしでブッカーにジャンパーを決められたが、その後ロケッツはビバリー、ハーデンの連続スリーが決まってリードを二桁に戻した(67-57) サンズも必死に抵抗してきたが、ディフェンシブ3秒バイオレーションでリズムが乱れると、ハーデンのスリーがまた決まって、さらにハーデンのスチールから速攻も決まり、溜らずワトソンヘッドはタイムアウトを要求の運びに(75-62) ワトソンヘッドは先ほどのバイオレーションにまだ腹を立てていてオフィシャルに食って掛かり、テクニカルファールを取られていたね。そのヘッドコーチの闘志に選手達が燃えたのか、タイムアウト後にサンズは反撃に出る。ガード陣が攻守で奮闘して少しずつ点差を詰めに掛かったが(75-68)、今日好調のアンダーソンが技ありのステップバックジャンパーを立て続けに決めて、ルーキーのクリスに試練を与える(79-68) 終盤に入って控えのウォーレンが連続加点で踏ん張り、ロケッツはネネの凡ミスもあって、サンズは一時2点差まで追い上げてきたが(86-84)、残り1分切ってロケッツは加点を繰り返し、結局7点リードで終了となったよ(91-84)」
シンキ「ズバリ、今日は大丈夫そうですか?」
キャット「大丈夫だと思うけどね。二桁リードを取ってからの詰めが甘くて、なかなか突き放せないが、第4Q中盤で15点くらいまでリードを拡げれば、負け癖の付いているサンズは諦めるんじゃないかな。なんて最近ロケッツの調子がいいから高飛車になってるな(苦笑)」
シンキ「笑 それでは順当に勝利していただきましょう。お願いします。」
キャット「第4Q始めにナイトのスリーが決まってサンズは4点差とするが、ロケッツはゴードンのスリーに続き、ネネのジャンパーが決まると、そのネネがビバリーからのパスをフィニッシュするカウントプレイも決めてリードを再び二桁に(99-89) さらにターンオーバーから速攻も決めて、サンズは溜らずタイムアウトを要求(101-89) タイムアウト後もまだ諦めないサンズは控え陣の加点などで必至に追いすがるが、ロケッツはそれをあざ笑うかのようにビバリーがスリーを決めると、負けじとゴードンが連続でスリーを決めてロケッツのリードは15点になったんだ。サンズは仕方なくタイムアウトを取るしかなかったね(110-95)」
シンキ「ロケッツファン理想の展開になってきましたかね。今日はオヌアクをみたいのでこのペースでお願いしたいところですよ。それでは続きもお願いします。」
キャット「タイムアウト後もロケッツの勢いは止まらず、ハレルが攻守で躍動すると、ハーデンも連続スリーでハッスルしてたよ(笑) 残り2分弱になってようやくサンズも白旗を上げたんだが、終了間際にブッカーがすでに会場を去ったサンズファンも嫉妬するようなダンクを決めていたね。結局危なげなくロケッツが勝利したと見ていいと思う。最終スコアーは125-111。個人成績は以下の通りとなった。」
ロケッツ(22-8) FG46/86(53.5%) 3pFG18/38(47.4%) FT15/26(57.5%) 37R(9OR) 30A 4S 8B 11TO
ハーデン 35分 27点、5R、14A、1S、2TO FG8/18 3pFG5/11 FT6/8
ビバリー 33分 18点、9R、9A、1B、2TO FG7/11 3pFG2/3 FT2/2
アリーザ 34分 10点、3R、1A、2S FG4/6 3pFG1/1 FT1/4
アンダーソン 28分 15点、5R、1B FG5/10 3pFG3/7 FT2/2
ハレル 28分 17点、3R、3A、3B、3TO FG8/11 FT1/2
ゴードン 28分 24点、2R、3A、1S、0TO FG8/17 3pFG7/13 FT1/2
ネネ 18分 12点、2R、2B FG5/6 FT2/2
デッカー 17分 2点、6R(3OR) FG1/2 3pFG0/1 FT0/4
ブリューワー 14分 0点、2R、1B FG0/4 3pFG0/2
ウィルチェー 2分 0点 FG0/0
KJマクダニエル 2分 0点 FG0/1
アクティブロスターのエニス、オヌアクは出番なし。
サンズ(8-21) FG44/93(47.3%) 3pFG9/25(36.0%) FT14/20(70.0%) 44R(14OR) 20A 7S 6B 8TO
ブレッドソー 31分 16点、2R、6A FG6/13 3pFG1/5 FT3/4
ブッカー 36分 28点、6R、7A FG11/25 3pFG2/4 FT4/5
タッカー 31分 10点、6R(3OR)、2A、1S FG4/6 3pFG2/3
クリス 16分 7点、3R FG3/7 3pFG1/4
チャンドラー 20分 3点、6R(3OR) FG1/1 FT1/3
TJウォーレン(3年目ドラ14位) 29分 19点、5R FG9/17 3pFG1/3
ブランドン・ナイト(課題はディフェンス) 26分 17点、5R、2A、2S FG5/10 FT5/6
アレックス・レン(216㎝) 24分 9点、5R、4B FG4/5
ジャレッド・ダドリー(今季からサンズへ復帰) 13分 2点、2R、2A FG1/3
リーアンドロ・バルボサ(ブラジル出身) 6分 0点 FG0/4
アクティブロスターのタイラー・ウリス(今年ドラ34位)、ドラガン・ベンダー(今年ドラ4位)、アラン・ウィリアムス(昨年のサマーリーグでロケッツのロスター)も若干出場。
シンキ「ありがとうございます。ようやく第4Qに突き放せましたね。スパーズ戦の悔しさを見事晴らした感じですかね?」
キャット「そうだね。今日はディフェンスの甘いサンズが相手だったから、ロケッツ得意のスリーも見事に決まっていたよ。連敗を回避出来て良かったと思う。」
シンキ「今日のハーデンは昨日のスパーズ戦よりもアシストが多かったようですね。やはりチームとして機能していた証拠でしょうか?」
キャット「前半だけで11Aを記録していたよ。昨日のスパーズ戦では得意の縦パスがほとんど見られなかったんだけど、今日はカペラがいるときほどではないが、昨日に比べ数が多かったから、その分アシストも多くなっているし、スリーの精度も良かったのも数字が増えた理由だと思う。」
シンキ「ゴードンがスリーを決めまくっていますよね。頼もしい控えですよ。」
キャット「全くだよね。彼は今季ここまでNBAトップとなる112本のスリーを決めているよ。2位のカリーは110本で追っている状況なんだけど、確率はゴードンの方が上だからね(43.6%) もしかすると彼はオールスターに選ばれる可能性があるんじゃないかとすら思えてきたな。」
シンキ「オフの獲得は大正解でしたね。彼の活躍を抜きにして、今のロケッツは語れないですよ。それから今季初スターターとなったハレルも躍動しましたね。」
キャット「彼はもう単なるハッスル要員ではなくて、貴重なロケッツの一員になってると思う。アンダーサイズをカバーするだけの力強さを持っているし、ビックマンを交わすスキルも併せ持っているからね。サマーリーグでは外からのシュートに挑戦していたが、これだけインサイドで存在感を出せるなら、スリーを決める能力は必要ないだろう。」
シンキ「ハレルと同期のデッカーは、フリースローを決められず見せ場はなかった感じですかね?」
キャット「今日の彼はシューティングがさっぱりだったんだけど、地味にリバウンドで貢献していたからね。まあこういう日もあるでしょ。次戦に期待しようじゃないか。」
シンキ「分かりました。次のゲームはアウェイでのグリズリーズ戦になりますね。彼らはホームで3連敗中なので、ここも黒星を加えてあげましょう。」
キャット「だな(笑) まあ楽には勝てないと思うが、今のロケッツに自信を持っているロケッツファンは多いと思うし、再び連勝街道に入りたいからね。期待しているよ。今のロケッツの目標は50勝ではない。60勝だよ。昨季11ゲームでクビになったマクヘイルと違って、ダントーニはその60勝越えを経験しているからね。彼ならやってくれそうな期待感があるよ。」
シンキ「オフの成果が表れて今季の飛躍につながってますよね。この調子でドンドン勝ち星を積み重ねて欲しいですよ。それでは次のゲームはあさってになりますが、こちらも宜しくお願いします。今日はどうもお疲れ様でした。」
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