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レイカーズ

第34、35戦の総括

シンキ「こんにちは。引き続きありがとうございます。セルティックス戦以降の総括ですね。早速ですが振り返ってみましょう。」
 
34戦目 対ウィザーズ(アウェイ)
ポール復帰。カペラ連続欠場(右目) バームーテ欠場中(右肩)
ゲーム内容
序盤から劣勢のロケッツ。不振のアンダーソンではなく、ジョウチーを第2Qからスタートで使うが全く効果がない。前日のセルティックス戦から加入したグリーンが、面白いようにジャンパーを決めるが、前半で15点のビハインドになる場面があるなど、一向に上向く気配を見せないまま後半へ(48-59) 第3Q中盤にようやくロケッツはペースを握りに掛かり、5点差まで迫るが、オールスター選手に成長したビールや5年目ポーターの加点で突き放されてしまい、結局第4Qは残り6分弱でガベージタイムに突入となってしまったよ・・・
ロケッツはこれで14連勝の後に5連敗してしまう。最終スコアは103-121
ハーデン 20p、4A  ポール 8p、6A  グリーン 18p
 
35戦目 対レイカーズ(ホーム)
カペラ復帰 バームーテ欠場中(右肩)
ゲーム内容
左肩のケガでボールを欠くレイカーズに対し、ロケッツは第1Qこそリードしたものの、第2Q中盤前に追いつかれると、その後11-0のランを食らうなどして、前半は72点も取られてしまう(65-72) カペラが右目を保護していたマスクを外して気合を入れるが、状態がすこぶる悪いロケッツは中盤までに17点リードされてしまったんだ。しかしこのまま引き下がることを否定するかのように、ハーデンを中心に反撃開始。第4Q中盤前にハーデンのスリーが決まって3点差まで追い上げた(100-103) だがロケッツ同様5連敗中のレイカーズも必死に勝ちに行く。一時ロケッツに追いつかれたが、新人クズマがスリーを決め、レイカーズは3点リードして残り1分を切った。しかも直後のプレイでハーデンがドライブ時に左ハムストリングを痛めてベンチへ下がる大ピンチに。だがこのピンチを救ったのが加入3戦目のグリーン。ポールからのパスを見事スリーを決めて延長戦に突入へ(122-122) 1回目の延長戦では決着が付かず、2回目の延長戦に入った(133-133) この延長戦もロケッツは序盤からリードされ苦しい展開となったが、残り1分切ってポールのフリースローで追いつくと、残り10秒切ってポールのドライブが外れたところをタリックがボールをはじいて、タッカーがナイスリバウンド後に加点に成功! 何とかロケッツが2017年最後のゲームを劇的な勝利で終えたんだ。最終スコアは148-142
ハーデン 40p、11A  ポール 28p、10A  アリーザ 26p
 
キャット「ウィザーズ戦は勝てる感じがしなかったね。この時が一番苦しい時だったかもしれないな。続くレイカーズ戦も第3Qで17点リードされたが、ここからハーデンを中心に踏ん張りを見せていて、いわゆるロケッツに魂を感じたゲームだった。ゲームも2回の延長を経て、劇的な勝利で終わってくれたね。ロケッツ史に残る、忘れられないゲームだ。まあハーデンはケガをしてしまったが、今後のゲームを考えると、チーム力を鍛えるいい経験になったと思う。それが今の充実ぶりに繋がっているんじゃないかな。」
 
シンキ「ハーデンも大きなケガではなくてよかったですよね。当時は相当心配しましたよ。」
 
キャット「だね。本当によかった。」
 
シンキ「レイカーズとの激戦を制した勝因はもちろんポールの活躍でしょうが、新加入のグリーンが値千金の同点スリーを決めたり、タッカーが決勝点を挙げるなど、いわゆるわき役陣の活躍も見逃せませんね。」
 
キャット「グリーンの獲得は本当に大きいと思う。インスタントスコアラーとして、今のロケッツには欠かせない選手だよ。彼は自らクリエイトしてシュートも打てるし、躊躇せずに思いっ切りがいいよね。ホント頼もしい選手が残っていたよ。助かった。」
 
キャット「タッカーに関しては、獲得当初はイグダーラが取れずに、セカンドオプションで取った選手との認識だったんだ。もちろんオフェンス面は多彩なイグダーラに軍配が上がるのは仕方ないんだけど、ディフェンス面はリバウンドに絡んでくれるし、ポストディフェンスでサイズのある選手にもそれなりに対抗出来る柔軟性があるから、今のロケッツには彼の方がチームに合っていると思うようになったよ。ここまで全試合出場しているのは彼だけ。彼が少しでも休んでいたら、今の成績はなかったんじゃないかな。それくらいの貢献度が彼にはあるよ。」
 
シンキ「ですね。適材適所で活躍するグリーンとタッカーは見逃せません。では36戦目以降も引き続きお願いします。今日はどうもありがとうございました。」

'17~'18 第30戦 対レイカーズ(ホーム)

シンキ「こんにちは。ホーム7連戦中のロケッツ。今日の相手はレイカーズになります。連勝街道を続けたいので、ここも突破して欲しいですよ。」
 
キャット「レイカーズは前回の対戦で快勝しているが、今回はカペラが欠場だからね。彼がいないと攻守で苦労するのはバックス戦を観て確認しているので、気を抜くと劣勢に持ち込まれる可能性もある。なので出来るだけ早い段階でゲームの主導権を握って欲しいと思っているんだ。」
 
シンキ「再び欠場のカペラは大丈夫なんですかね。」
 
キャット「前回と同じ故障個所に悩まされているようだが、レギュラーシーズンは長いから、今は無理をさせない方針なんじゃないかな。大丈夫だと思うよ。」
 
シンキ「分かりました。ではゲームの方をお願いします。」
 
キャット「ロケッツのスターターはいつもの4人とネネ。レイカーズはボール、ハート、クズマ、イングラム、ボガット。カードウェルポープは欠場。ロペスは故障で離脱中。」
 
キャット「第1Q序盤はレイカーズのペース。イングラム、ハート、ボールにそれぞれスリーを決められ、ロケッツはいきなり9点のビハインド(0-9) その後もクズマに連続加点されるなど、ロケッツはリードを拡げられるが(6-16)、アリーザが攻守で存在感を発揮して中盤までに5点差まで追い上げる(11-16) 中盤に入ってもレイカーズはクズマが絶好調でスリーを決めまくるなどリードを渡さずゲームは終盤へ(20-29) ロケッツはカペラ欠場でオフェンスのオプションが一つなくなったこともあり、ターンオーバーが目立ってきてしまい、その隙に元ロケッツのブリューワーが古巣に恩返しとばかりに加点するなど、ロケッツはリードを拡げられてしまったんだ。結局第1Qは15点のビハインドで終了となった(22-37)」
 
シンキ「いきなり15点のビハインドですが、この程度で慌てるロケッツではないでしょう。第2Qで挽回ですね。ではお願いします。」
 
キャット「第2Qに入ってもブリューワーは存在感を見せる。出だしでスリーを決めると、ドライブからのダンクに、フリースローもしっかり決めていたね。ロケッツはタッカーのスリーが決まったくらいで、ターンオーバーも目立ち、最初の3分ほどで22点までリードは拡がったんだよ(26-48) しかしロケッツはハーデンのスイッチが入ってくる。まずスリーを決めてファールをもらう、4ポイントプレイを成功させると、ポールの速攻も決まって、一気のランを恐れたウォルトンヘッドはタイムアウトを要求(32-48) タイムアウト後にレイカーズはハートがスリーを決めて一息つくも、ハーデンが止まらず、ランドルを翻弄するドライブなど、次々と加点に成功し、ロケッツのビハインドは13点になる(38-51) 中盤に入ってもハーデンは止まらない。得意のドライブを次から次へと決めると、今度はタッカーへのナイスパス、ランドルのファールっぽいタフなスリーもバンクショットで決め、ロケッツは5点差まで詰めたんだ(51-56) レイカーズも今日絶好調のクズマが加点するなど踏ん張っていたが、終盤に入ってもハーデンの加点や、ゴードンのスリーが決まり点差を詰めたよ。結局最大22点のビハインドだった第2Qを4点差まで詰めて終了となった(59-63)」
 
シンキ「予想通りに追いついて来ましたね。今日も後半に逆転出来そうですか?」
 
キャット「ちょっとハーデンに頼りすぎの感があるが、後半になればポールの調子も上がってくるだろうし、おそらく大丈夫だと思っている。まあレイカーズも抵抗してくるだろうが、決め手の差が出てくるんじゃないかな。」
 
シンキ「では後半に逆転しましょう。お願いします。」
 
キャット「第3Qに入ってポールのパスからスリーが入り、ロケッツは2点差に詰める(62-64) 内容的にはもう逆転は時間の問題だろう。その後ハーデンが珍しく2本ともフリースローを落としたり、不調のアンダーソンのスリーが決まらなかったりと、なかなか逆転出来なかったが、ようやくレイカーズのディフェンスバイオレーションによるフリースローに続き、アンダーソンがペイント内から加点に成功して逆転(65-64) しかしレイカーズもナンスJRがオフェンシブリバウンドからのフォローアップダンクに成功すると、絶好調のクズマがカウントプレイに成功して再逆転。ゲームは中盤に入り、ロケッツもハーデンと復調ゴードンがスリーを決めて再び1点差に戻すなど(74-75)、第3Qは激しい点の取り合いとなっている感じに(79-80) 終盤に入っても同様で、ロケッツは依然としてゲームの主導権を握れない(81-85) しかしゴードンが再びスリーを決めると、ポールもスリーを決めてゲームはタイに(89-89) だが元ロケッツのブリューワーが引き続き存在感を見せて、結局5点のビハインドに戻され終了となってしまった(89-94)」
 
シンキ「一時逆転しましたが、その後に突き放せず、レイカーズに粘られている感じですか?」
 
キャット「得点が偏っているよ。ネネが存在感を出せず、アンダーソンが相変わらず不調だし、ハーデンも前半に無理をした影響と、ブリューワーの密着マークに、ペースダウンしているように見える。このまま接戦になると、レイカーズの多彩な得点源にやられる可能性もあり得るよ。まずは第4Q出だしでリードし、ゲームの主導権を握りたいね。」
 
シンキ「分かりました。では第4Qをお願いします。」
 
キャット「第4Q序盤、またナンスJRにオフェンシブリバウンドからのダンクを決められると、次のポゼッションにポールが左足を負傷したようで、ここでハーデンと交代し、ロケッツはピンチに(89-96) ポールはロッカールームへ下がり、今日のゲームはおそらく出ないだろう。ポールを失ったロケッツはオフェンスのリズムが悪かったが、何とかディフェンスでレイカーズの加点を防いで応戦していた(89-97) 2分経過してゴードンが2本のスリーを決めると、アリーザのスリーも決まって、ようやくロケッツは反撃ののろしを上げてきたよ(98-100) レイカーズは溜らずタイムアウトを取った。残り8分。」
 
シンキ「ポールが心配ですが、まずはこのゲームをしっかり勝ちたいですよ。ここで負けると連勝は途切れ、またいちからやり直しですからね。ではどうぞ。」
 
キャット「タイムアウトを明けのレイカーズのオフェンスはターンオーバーになり、速攻からアリーザがファールをもらって、しっかりフリースローで加点に成功。ゲームはタイとなったんだ(100-100) だがその後がいけない。ハーデンは厳しいマークで加点が止まると、頼みのゴードンとアリーザのスリーも入らなくなってしまう。その隙にレイカーズは控え陣を中心に着々と加点する8-0のランに成功・・・ ロケッツはタイムアウトを要求して修正したいが、タッカーがファールアウトし、ボールのフリースローで点差は10点となってしまう(100-110) 残り時間も4分を切り、ハーデンが3本のフリースローで7点差にするも、今日大いに目立っているブリューワーがスリーですぐさま応戦する役者振りを見せるなど(103-113)、結局最後まで逆転出来る感じではなかったね。最終スコアーは116-122。ロケッツの連勝は14で止まってしまったな。チーム成績などは以下の通り。」
 
ロケッツ(25-5)  22 37 30 27 116
レイカーズ(11-18)37 26 31 28 122
 
ロケッツ FG37/90(41.1%) 3pFG17/42(40.5%) FT25/32 47R 19A 14TO
レイカーズ FG40/85(47.1%) 3pFG15/35(42.9%) FT27/43 47R 27A 10TO
 
ハーデン 43分 51点、3R、9A、1S、1B、6TO FG15/27 3pFG4/6 FT17/21
ポール 25分 8点、5R、5A、3TO FG2/7 3pFG1/5 FT3/3
アリーザ 45分 18点、11R、3A、4S、1B FG6/14 3pFG4/11 FT2/2
アンダーソン 25分 2点、6R(4OR)、1B FG1/7 3pFG0/3
ネネ 26分 4点、6R、1A、1S FG1/4 FT2/4
ゴードン 36分 21点、4R、1S、1B FG8/21 3pFG5/12
タッカー 35分 10点、10R、1A FG3/8 3pFG3/5 FT1/2
タリック 4分 2点、2R、1B FG1/2
ブラウン、ジョウ・チー、ジャクソンは出番なし。
 
クズマ(新人ドラ27位)40分 38点、7R、4A、1B FG12/17 3pFG7/10 FT7/10
ボール(新人ドラ2位)38分 16点、9R、4A、1S、2B、5TO FG5/14 3pFG2/8 FT4/7
ハート(新人ドラ30位)28分 11点、4R、4A、1S、1B FG3/11 3pFG3/8 FT2/4
イングラム 40分 13点、6R、6A、2S FG4/15 3pFG1/3 FT4/6
ボガット 17分 2点、3R、1B FT2/2
ブリューワー 25分 21点、5R、1A、3S FG7/9 3pFG2/3 FT5/7
ナンスJR 22分 13点、9R(6OR)、4A、1S FG5/6 FT3/6
クラークソン 18分 4点、1R、3A FG2/10 3pFG0/3 FT0/1
ランドル 8分 4点、1R、1A FG2/3
エニス(元ロケッツ)は出番なし。
 
シンキ「残念ながら連勝は止まってしまいましたか。まあ連勝はいつか止まるものですから仕方ないんですが、ポールが負傷したのは気になりますよ。大丈夫でしょうか?」
 
キャット「彼は左内転筋を痛めたとのことだ。次戦の古巣クリッパーズ戦はまだ微妙な状況だろう。今無理しても仕方ないんだが、優勝を目指すにはウォリアーズよりも上の勝率でレギュラーシーズンを終えたいからね。現在25勝5敗と、これだけ勝っているとはいえ、ウォリアーズもまだ6敗だから、ほとんど余裕はないと言っていい。使える選手が限られるロケッツはこれから試練が続くだろう。」
 
シンキ「今日はカペラがいないのが痛かったですかね?」
 
キャット「間違いないね。今日はネネがバックス戦のような存在感を出せなかったし、タリックに至っては後半プレイ時間を与えてもらえなかった。アンダーソンもこのところサッパリだし、安定してペイント内を任せらえるカペラの存在はホント大きいよ。」
 
シンキ「行き詰まってからでは遅いですので、その前に何か手を考えなくてはいけませんかね?」
 
キャット「だね。現在のロッカールームの状況は良好のようだが、もう2人ほど使える選手を獲得したいところだよ。タリックではなく、ヴァイパーズで結果を出してるオヌアクを試す段階に来てるかもしれない。」
 
シンキ「今日は残念でしたが、元ロケッツのブリューワーが大活躍。彼にはまたロケッツに戻ってきてもらいたいですよ。」
 
キャット「全くだ(苦笑) やはり彼のディフェンス力は健在だし、今日はリズムよくシュートも入っていたよ。オヌアクが成長すればタリックはトレードに出せるから、彼とトロイをセットにして使えるベテランを獲得するプランなど、GMモーレーは考えているんじゃないかな。」
 
シンキ「ジョウ・チーあたりに芽が出ると頼もしいんですが、どうですかね?」
 
キャット「彼はヴァイパーズでも不調だし、どうも尻すぼみ状態になってるな。やはりこのレベルでは無理なのかもしれない。同じビックマンならハーテンスタインの方が伸びると思う。最近はヴァイパーズでかなり見せ場を発揮しているよ。」
 
シンキ「今日は連勝が止まって残念でしたが、初心に帰って純粋に勝利を目指せば、また連勝街道を歩めると思いますよ。では次のゲームはクリッパーズ戦となってますので宜しくお願いします。今日はお疲れ様でした。」

'17~'18 第22戦 対レイカーズ(アウェイ)

シンキ「こんにちは。6連勝で12月に入りましたが、ハーデンが西地区月間MVP、ダントーニが西地区月間コーチ賞を取りました。」
 
キャット「最初の8ゲームは5勝だったが、その後12勝1敗と勢いに乗ったのが大きかったと思う。12月以降もこの調子でお願いしたいね。」
 
シンキ「では早速今日のアウェイでのレイカーズ戦をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ポール、アリーザ、アンダーソン、カペラ。トロイとジョウ・チーは欠場とのことだ。レイカーズは新人ドラ2位のロンゾ・ボール、ピストンズから移籍したカードウェルポープ、2年目のイングラム、ダンク王の息子ナンスJR、ネッツから移籍したアニメ好きのロペス。」
 
キャット「第1Q序盤はロペスに攻守両方ペイント内で存在感を発揮されて、レイカーズが押し気味のゲームを展開(5-9) その後ロケッツはターンオーバーから速攻も出されビハインドは6点に(5-11) ここでポールからゴードンへスイッチ。ロケッツはオフェンシブファールが目立って加点に苦しむが、アンダーソンにゴードンのスリーが決まって追い上げてきた(13-14) 中盤以降にハーデンの連続ドライブ、さらにゴードンもレイカーズディフェンスを切り裂くようにドライブで加点し逆転すると、ウォルトンヘッドは溜らずタイムアウトを要求したね(19-18) レイカーズもホームの声援に応えるようにスリーを決めるが、ロケッツはハーデンから交代したポールがネネへナイスパスを披露するなど、リズム良くオフェンスを展開し、ゲームは終盤へ(21-21) 終盤もゴードンの豪快なダンクなどでリードしたが、フリースローを与えるシーンが多く、結局点差は付かず、タイで第1Qは終了となった(27-27)」
 
シンキ「第1Qは様子見と言った感じでしょうか。第2Qからスパーク開始ですね。ではお願いします。」
 
キャット「第2Q出だしで元ロケッツのブリューワーにスチールされ、クラークソンにスリーを決められたが(27-30)、ロケッツはゴードンの調子が良くて、カウントプレイに続き、ポールからのパスをスリーで加点。さらに再びドライブから加点し、ロケッツが再逆転に成功した(34-32) レイカーズは雑なプレイが目立ち始め、タフショットも強要されていて、ロケッツはリードを拡げるチャンスの時間帯に入った模様。ハーデンのスリーも決まる10-0のランで、ロケッツのリードは7点になった(39-32) その後もハーデンはロペスを子供扱いにするドライブに成功すると、負けじとポールもジャンパーを決め、中盤に入ってもロケッツはオフェンスは非常にスムーズだったね。レイカーズもロペスが3ファールでベンチへ下がりながらも、ロケッツのもったいないプレイなどで何とか盛り返している状態に見える(46-39) 終盤に入ってもロケッツの流れは止まらず、バームーテとハーデンのスリーでリードを二桁に拡げると(52-40)、ハーデンは見事な縦パスをゴードンへ通すタッチダウンパスも披露するなど、結局ロケッツのリードは15点まで拡がって前半は終了したんだ(61-46)」
 
シンキ「さすがに第2Qは力の違いを見せた感じでしょうか。オフェンスが止まらなかったようですが、レイカーズの得点を19点に抑えたのは見事ですね。では後半もお願いします。」
 
キャット「第3Qはまずタッカーがスリーを決めて、ロケッツはリードを18点に拡げたが、レイカーズにフリースローを連続で許すと、ポープのスリーも飛び出し、11点まで追い上げられた(64-53) しかし調子の出ないカペラをフォローするように、ハーデンがオフェンシブリバウンドから加点すると、タッカーのドライブに、ようやくカペラが加点し、リードを再び15点に戻すと、ウォルトンヘッドはタイムアウトを要求したね(70-55) そのレイカーズはタイムアウト明けのサインプレイで、ナンスJRが豪快なアーリウープを披露すると、好調ロペスとイングラムが立て続けにファールをもらってフリースローで加点(70-61) ロケッツはターンオーバー2本にシュートが落ちるなど、オフェンスが停滞している間に、ロペスにもスリーを決められてしまい、12-0のランを食らってリードは3点まで縮まったんだ(70-67) だがこれで目が覚めたのか、ここからハーデンが切れ味鋭いドライブから加点すると、タッカーのスリー、カペラから交代したネネのフィニッシュが決まる9-0のランで、またロケッツのリードは二桁に戻る(79-67) 終盤に入ると、両チームともディフェンスを踏ん張って加点をさほど許さない展開だったね。第3Qが終了して12点ロケッツがリードして第4Qへ(85-73)」
 
シンキ「6連勝中のロケッツ相手に、再建中のレイカーズは頑張っていますね。アウェイ戦ですので、接戦にはなりたくありませんから、早い段階で勝負を決めてください。それではお願いします。」
 
キャット「第4Q序盤のハーデンのいない時間帯。まずポールが連続でスリーを決める(91-73) レイカーズも新人クズマが頑張っていて、加点を繰り返すが、イングラムがフリースローを2本とも落とすなどリズムが出ず。中盤前にゴードンに替わってコートへ戻ったハーデンが、クズマを子供扱いにするドライブでの加点や、カペラがここまでの不調を取り戻すかのような加点を繰り返すなど、結局残り1分半でローテ外の選手が出場するゲーム運びで、ロケッツの快勝に終わったね。最終スコアーは118-95。チーム成績などは以下の通り。」
 
ロケッツ(18-4) 27 34 24 33 118
レイカーズ(8-15)27 19 27 22 95
 
ロケッツ FG45/90(50.0%) 3pFG14/37(37.8%) FT14/17 43R 17A 15TO
レイカーズ FG32/84(38.1%) 3pFG9/28(32.1%) FT22/30 45R 16A 20TO
 
ハーデン 35分 36点、4R、9A、2S、4TO FG13/22 3pFG4/9 FT6/7
ポール 33分 21点、4R、6A、2S、5TO FG8/17 3pFG4/7 FT1/1
アリーザ 30分 4点、6R、3S FG2/4 3pFG0/1
アンダーソン 12分 3点、1R FG1/5 3pFG1/4
カペラ 23分 8点、13R(5OR)、3B FG3/7 FT2/2
ゴードン 30分 22点、1R、1S、1B FG9/18 3pFG2/9 FT2/3
タッカー 28分 8点、7R、1S FG3/7 3pFG2/6
バームーテ 27分 3点、2R、1A FG1/4 3pFG1/1
ネネ 15分 9点、4R FG3/4 FT3/4
タリック、ブラウン、ウェバー、ジャクソンも出場。
 
イングラム 37分 18点、9R、5A、1S FG7/16 3pFG0/1 FT4/6
Cポープ 35分 16点、3R、1A、2S FG5/12 3pFG4/7 FT2/2
ナンスJR 30分 15点、8R(5OR)、1A、2S、1B FG7/12 FT1/1
ロペス 20分 10点、5R、2A、2B、3TO FG2/5 3pFG1/3 FT5/8
ロンゾ・ボール(新人ドラ2位) 22分 2点、1R、3A、2B、3TO FG0/4 3pFG0/3 FT2/2
クズマ(新人ドラ27位) 28分 22点、12R、1S、1B FG8/16 3pFG3/7 FT3/5
ランドル 16分 5点、5R、1S FG1/4 FT3/4
クラークソン 21分 5点、1R、1A、4TO FG1/9 3pFG1/5
ハート 15分 0点、1A FG0/3 3pFG0/2
ブリューワー(元ロケッツ) 11分 0点、1A、2S FG0/1
エニス(元ロケッツ) 3分 2点 FG1/2
ズバック 3分 0点
 
シンキ「第1Qこそイーブンでしたが、終わってみればまたまた20点以上点差を付けての勝利でしたね。今季のロケッツはホント強いですよ。」
 
キャット「そうだね。まあ相手は若手の多いレイカーズだし、順当勝利だろう。でもさすがにアウェイ戦だけあって、ロケッツもいつもよりはまじめにやってたと思う。ディフェンスでそれなりに相手を抑え込んでいたから、一時3点差になっても、それほど慌てることはなかったね。」
 
シンキ「ハーデンが月間MVPの貫禄を見せた感じですかね。それから今日はポールも得点を取ってます。」
 
キャット「レイカーズディフェンスはハーデンに対して何もできなかった感じだな。まさに縦横無尽で大車輪の活躍だったよ。ロペスやクズマを子供扱いにするドライブは爽快だった。それからポールだけど、今日は珍しく得点を取りに行ってたな。アンダーソンが第2Qにスリーを放った後に、ロペスと交錯して背中を痛め、後半は大事を取って出場しなかったのもあるかもね。」
 
シンキ「最近不調だったゴードンもようやく本領発揮したようですね。」
 
キャット「まだシュートタッチは戻りきってないように見えるが、徐々に良くなってきたね。彼はドライブからの加点も出来るから重宝するよ。彼のような選手がベンチにいるのは実に頼もしいね。」
 
シンキ「レイカーズについてはいかがですが。話題のロンゾ・ボールはほぼ見せ場なしだったみたいですね。」
 
キャット「今日は全然存在感がなかったね。なんだかふくらはぎの状態が悪いみたいだ。素材はかなりのものだから、まともならこんなはずではないと思う。次回のロケッツ戦を期待しているよ。それかデュラントタイプのイングラムだけど、現状では怖さはあまりない。オールスタークラスも厳しいかもしれないな。新人クズマはオフェンスはいいよ。」
 
シンキ「どうもありがとうございます。さて次戦も中3日と空きまして、アウェイでのジャズ戦になります。彼らはゴーベル抜きですが、現在5連勝と波に乗ってます。」
 
キャット「ジャズとは前回対戦して大勝しているけど、今度はアウェイ戦だからね。この間みたいにはいかないと思うが、それでも第4Qで地力の違いを見せてくれると思うよ。」
 
シンキ「次のゲームもローテ外の選手を出してあげたいですよ。そういえばブラウンはLA出身でしたよね。短い時間でも今日は出番があって良かったと思います。」
 
キャット「彼はアリーザと幼馴染で仲がいいよ。先日もポールのボーリング大会に一緒に組んで対戦してたようだね。」
 
シンキ「アリーザあたりも、ブラウンをゲームに出してやりたいと思って、第4Qまでに点差を付けてやろうと思っているのかもしれませんね。では今日はお疲れ様でした。次回も宜しくお願いします。」

レギュラーシーズン第22戦 対レイカーズ(ホーム)

シンキ「こんにちは。アウェイでのウォリアーズ戦に勝利してから3連勝と波に乗ってきたロケッツ。今日の相手は開幕戦で敗れたレイカーズになります。前回のリベンジして連勝継続と行きたいですね。」
 
キャット「レイカーズはケガ人が多いし、今回はロケッツにとってホームゲームだ。ここは負けられないね。」
 
シンキ「ですね。それではゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、アリーザ、アンダーソン、カペラ。ゴードンの足首は大丈夫とのことだ。レイカーズはジョーダン・クラークソン、マルセロ・ヘルタス、ルオル・デン、ジュリアス・ランドル、ティモフェイ・モズコフ。」
 
キャット「第1Q序盤にロケッツはカペラが躍動。ローポストからの加点に続き、ビバリーからのパスをダンク、そして速攻でハーデンからのパスをダンクし、ロケッツのオフェンスは好調(8-5) その後もハーデンが連続スリーを決めるなど、中盤前にロケッツはリードをキープ(16-11) 中盤に入ると、ロケッツはゴードンをコートに。そのゴードンはスリーを決めると点差は二桁に拡がったよ(21-11) レイカーズはターンオーバーが多くリズムに乗りきれなかったが、それでもオフェンシブリバウンドからランドルの加点、2度目のシックスマン賞を狙っているルー・ウィリアムスのカウントプレイで追いすがる(26-19) だが終盤に入ってロケッツはデッカーがナイスフォローで加点すると、今度はゴードンが3本のスリーを決め、ネネへのナイスパスを披露する大車輪の活躍を見せて、点差は一気に拡がったんだ。結局ロケッツ16点リードして第1Qを終了したよ(43-27)」
 
シンキ「第1Qからロケッツのリズムになっているようですね。では前半の続きもお願いします。」
 
キャット「第2Qもゴードンは個人技でナンスJrを交わす加点に成功し、カペラもブロックを決めてから、続くオフェンスで加点するなど、ロケッツのペースは落ちなかった(47-29) しかしレイカーズもポイントフォワード的なプレイをしている今年ドラ2位のブランドン・イングラムが躍動。2本のスリーにドライブを決めるなど、何とか離されず付いていたね(51-39) 中盤になると両チームともシュートが入らず、ミスも出て、得点は止まるが、レイカーズがランドルのドライブでの加点に続き、クラークソンのスリーを決めて、さすがにロケッツはタイムアウトを要求してきた(51-44) 終盤に入ると、再び調子を上げてきたロケッツがハーデンの活躍で再びリードを二桁にすると(58-48)、速攻からハーデンの縦パスを、飛べないアンダーソンが派手なダンクをかまして会場を沸かせていたよ(笑) ラストプレイでルー・ウィリアムスが超ロングスリーを決めたが、それでもロケッツが二桁のリードをキープして前半終了となった(67-55)」
 
シンキ「一時7点差になったようですが、再び二桁にリードを拡げるあたり、今日は大丈夫そうですね。アンダーソンはダンク出来るんですね(笑) では後半はサクッとお願いします(笑)」
 
キャット「オーケー。第3Qは中盤まで両チームともそれなりのプレイで加点が続いたが、中盤前にロケッツはハーデンのジャンパーを皮切りに15-4のランを出して、点差は20点を超えたんだ。その後もレイカーズは打つ手なしと言った形で防戦一方になっていたね。イングラムがハーデンの顔にアタックするファールがあったのだが、ひげがクッションになって事なきを得ていたよ(笑) もう完全にローテに入ったデッカーが、ナンスJrを交わすダブルポンプでのレイアップを決めたり、ゴードンがキャリアハイの8本目のスリーを決めたりで、会場のロケッツファンも大盛り上がりだったね。結局第3Qは29点までリードを拡げて終了(106-77)」
 
キャット「第4Qは干されてたまるかとばかりにブリューワーが存在感を出していたが、残り約7分で出てきた干され確定中のKJは、ゲーム感覚がないのかミスが目立っていたね。逆に最近の活躍でダントーニの信頼を得てきたハレルはバリバリに活躍していたよ。結局一時42点の大差を付けるなど、終始余裕でプレイ出来たロケッツが勝利。前回敗戦のリベンジを達成したよ。最終スコアーは134-95。個人成績は以下の通りに。」
 
ロケッツ(15-7) FG51/94(54.3%) 3pFG15/36(41.7%) FT17/21(81.0%) 52R(15OR) 35A(シーズンハイ) 20S 2B 20TO
ハーデン 30分 25点、6R、8A、4S、4TO FG8/14 3pFG4/7 FT5/6
ビバリー 32分 10点、7R、12A、3S、5TO FG4/9 3pFG2/6
アリーザ 27分 11点、2R、2A、3S FG4/6 3pFG1/2 FT2/2
アンダーソン 25分 12点、4R、1S FG3/9 3pFG0/3 FT6/6
カペラ 20分 12点、9R、2A、2S、2B FG6/10
ゴードン 24分 26点、4R、2A FG9/13 3pFG8/12
デッカー 23分 12点、8R(5OR)、4A FG6/10 3pFG0/3
ブリューワー 21分 9点、1R、2A、4S FG4/9 3pFG0/2 FT1/1
ネネ 19分 9点、8R(3OR)、2A、1S FG3/4 FT3/6
ハレル 9分 8点、1R、1S FG4/6
KJマクダニエル 7分 0点、2R、1S FG0/4
エニス 3分 0点、1A
アクティブロスターは全員出場。
 
レイカーズ(10-14) FG34/87(39.1%) 3pFG5/20(25.0%) FT22/27(81.5%) 39R(14OR) 14A 13S 4B 27TO
ヘルタス 31分 10点、3R、7A、5S、6TO FG3/7 3pFG0/4 FT4/4
クラークソン 35分 7点、2R、2A FG3/13 3pFG1/5
デン 22分 2点、2R、1A、2S FG1/5
ランドル 29分 21点、10R(5OR)、1A、3TO FG9/19 FT3/4
モズコフ 15分 11点、5R、3TO FG5/9 FT1/1
イングラム 33分 12点、7R(3OR)、1A、1S、1B、5TO FG5/13 3pFG2/4
ルー・ウィリアムス 25分 24点、1R、3S、6TO FG7/12 3pFG2/4 FT8/8
ナンスJr 23分 2点、5R、1A、1S、1B FG1/5
トーマス・ロビンソン(元ロケッツ) 15分 2点、4R FG0/1 FT2/4
メッタ・ワールドピース(元ロケッツ) 7分 2点、0R FG0/1 FT2/2
イビカ・ズバック(今年ドラ32位) 5分 2点 FG0/2 FT2/2
ニック・ヤングはふくらはぎのねんざで5戦連続の欠場も、来週のキングス戦で復帰の見込み。タリック・ブラック(元ロケッツ)は右足首のねんざで欠場。左ひざ痛完治を目指しPRP注射を受けたダンジェロ・ラッセルは10戦連続の欠場。グリズリーズ戦でハムストリング故障のホセ・カルデロンは連続欠場となった。
 
シンキ「順当にリベンジしましたね。簡単な感想をお願いします。」
 
キャット「レイカーズはケガ人が多く、チームとして本来のプレイが出来ていなかったな。とにかくパスミスがひどくて、負ける気がしなかったよね。まあ今日のところはそんなところかな。ロケッツとしては4連勝達成だし良かったと思うよ。」
 
シンキ「ゴードンが8本のスリーを決めて、改めて存在感を見せてますが、これについては?」
 
キャット「いやー、オフに彼を獲得したのは大正解だったね。彼はプレイメイカー的なプレイも出来るし、ハーデンの負担が軽くなるから、チームとしてかなり助かってると思うぞ。まあ元エースの看板を背負っていた選手だから、これくらいでは驚かないファンもいるかもしれないけどね。」
 
シンキ「ありがとうございます。次のゲームはアウェイでのサンダー戦になりますね。前回の対戦では第4Qに失速し敗れていますが、今回も同じアウェイ戦なので、二の舞は避けたいですよ。」
 
キャット「デュラントを失ったとはいえ、サンダーも意外に健闘しているが、ここはしっかり前回のリベンジをして、打倒ウォリアーズへのチャレンジャーはロケッツなんだとハッキリさせたいよ(笑) そして連勝街道へ突入と行きたいね。期待してる。」
 
シンキ「ですね。では今日はお疲れ様でした。次のサンダー戦も宜しくお願いします。」

レギュラーシーズン開幕戦 対レイカーズ(アウェイ)

シンキ「こんにちは。今日からロケッツのレギュラーシーズンが始まりますね。相手はレイカーズです。アウェイ戦になりますが、幸先のいいスタートを切りたいですよ。」
 
キャット「いよいよだな。ハワードがいなくなり、ハーデンが完全にチームの中心になったロケッツだが、プレシーズンゲームを観た限り、それなりにやってくれると思っている。不安より期待の方が大きいよ。開幕戦からアウェイでのゲームだけど、勝利を目指して頑張って欲しいね。」
 
シンキ「ですね。それでは早速ゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ゴードン、アリーザ、アンダーソン、カペラ。レイカーズは2年目で飛躍が期待される昨年ドラ2位のダンジェロ・ラッセル、ベテランの域に入ったニック・ヤング、今季レイカーズに加わったルオル・デン、実質2年目のジュリアス・ランドル、キャブスから移籍し、4年6400万ドルでレイカーズ入りしたティモシー・モズコフ。」
 
キャット「序盤からロケッツのオフェンスは好調。アンダーソンのスリーを皮切りに、ハーデン、ゴードンが立て続けに決めて3分経過し、まず主導権はロケッツが取った(14-6) しかしレイカーズもオフェンシブリバウンドからのセカンドチャンスを活かし、3本のスリーを沈める9-0のランを決めてゲームは振り出しに(15-15) 中盤以降もラッセルのシュートが火を噴いて、ロケッツは4点のビハインドになってしまうが(22-26)、KJを投入すると、彼が面白いようにスコアーを繰り返し、再びコートに戻ったカペラもハーデンからのパスをフィニッシュし続けたんだ。結局第1Qは38-38のタイで終了となったよ。」
 
シンキ「ここまでハーデンはどんな感じですか?」
 
キャット「早くも9Aを挙げていて、得点も12点。数字を見ても分かるように、彼がロケッツの得点の大部分に絡んでいるね。まさに彼のワンマンチームだよ。」
 
シンキ「それでも得点差はありませんよね。このままで大丈夫でしょうか?」
 
キャット「まあディフェンスでしょ。オフェンシブリバウンドを取られているし、スリーもここまで7本も決められている。ここはしっかりと修正して欲しいね。」
 
シンキ「分かりました。それでは第2Qもお願いします。」
 
キャット「第2Q序盤はハーデンのいない時間帯。ロケッツはゴードンとエニスがバックコートコンビに。まずデッカーのレイアップ、ブリューワーの速攻などで、ロケッツがリードを奪うが(44-39)、レイカーズも2年目のナンスや、今年ドラ2位のイングラムが存在感を見せて追いすがり、ロケッツがターンオーバーを連発している間に、モズコフがインサイドで高さを使ったプレイを3連発。ロケッツは簡単に逆転を許してしまったよ(50-53) ここでハーデンがゲームに戻り、アンダーソンやアリーザの得点をお膳立てしてロケッツが11-2のランを見せて、こちらも簡単にリードを奪い返す(61-55) 終盤に入ると、ゴードンが2本のスリーを決めて、ロケッツはリードを10点に拡げるが(69-59)、いらないミスもあって、結局8点のリードで終了となったよ(71-63)」
 
シンキ「前半はリードして終了しましたね。ここまで観てどんな印象ですか?」
 
キャット「弱小チーム同士のゲームによくあるハイスコア―リングゲームになったというのが第1印象だね(苦笑) まあそれでもロケッツは第1Qに7本決められたスリーを、第2Qは0本と抑えたから、その差が得点差に出た感じかな。ハーデンはここまで16点、14A。彼がゲームに出ている時間帯に、ロケッツは59点取っているんだが、数字を見ても分かる通り、彼がロケッツの得点の約8割に絡んでいる。ここまで一人の選手に依存すると、相手も的を絞りやすくなると思うから、このハーデン様様状態が機能するのか、ちょっと不安だよね。」
 
シンキ「ですね。とりあえず今はハーデン様を頼るしかありませんから、開幕戦を勝利で飾りたいですし、どんな形でもいいので勝ちたいですよね。それでは後半もお願いします。」
 
キャット「第3Q序盤はレイカーズ優勢。ロケッツは24秒バイオレーションを取られるなどリズムに乗れなかった(75-72) その後レイカーズはモズコフのファール後に一時リズムを崩しかけるが、ロケッツはアンダーソンのシュートタッチがイマイチでこちらもリズムに乗れず、ホームの声援もあってか息を吹き返したレイカーズがランドルのインサイドにラッセルのスリーが決まって、ロケッツは溜まらずタイムアウトを要求したよ(79-77) 中盤に入ると、ロケッツはハーデンが積極的にゴール下へ切れ込む作戦にシフトし、それがそれなりに機能したロケッツが再びリードを拡げに掛かるが(88-83)、流れを呼び込もうとしたのか、レイカーズは元ロケッツのメッタ・ワールドピースを投入。ロケッツはクラークソンのスリーなどで一時追いつかれるも、そのメッタがハーデンにファールをしまくって、結局彼がフリースローをすべて決めたロケッツが6点リードで第3Qは終了となった(96-90)」
 
シンキ「なんだかんだ言っても今日のゲームは大丈夫だと思いますが、勝てますかね?」
 
キャット「アウェイ戦だし分からんぞ。ハーデン次第なロケッツだから、彼がコケるとロケッツもコケるでしょ。ボクから見れば不安いっぱいだよ。」
 
シンキ「それでは開幕戦勝利へ向けた第4Qをお願いします。」
 
キャット「まずロケッツはハーデンのいない時間帯序盤は、オフェンスのリズムが悪かった。ナンスにオフェンシブリバウンドを取られるなど、ジワジワとリードがなくなっていって、元ロケッツのタリック・ブラックにフリースローを決められゲームはタイに(98-98) その後、エニスからカペラへのコンビプレイが決まって再びロケッツがリードするが、レイカーズも今日好調の控え陣2人であるクラークソンとルー・ウィリアムスがスコア。中盤少し前にロケッツは逆転されてしまったよ(102-106) ここでロケッツはハーデンを投入し、巻き返しを図る。彼はSGに変身し、スコアー中心のプレイをしていたが、相手に読まれていて決めきれなかった。それでも若いレイカーズはミスが目立ち、ロケッツはハーデンのフリースローなどで、残り4分切って何とか同点に追いついたよ(110-110)」
 
シンキ「ロケッツはハーデンがいますから大丈夫ですよ。勝ちましょうお願いします。」
 
キャット「ボクもそうだろうと思って楽観的に観ていたんだが(苦笑)、その後のハーデンはフリースローをしっかり決めてはいたが、ドライブからのレイアップをランドルにブロックされるなど、さすがに疲れが出たのか決めきれず、その間にレイカーズはホームの大声援に応えるようにスコアーを続けたよ。結局残り6分切ってから、ロケッツのフィールドゴールは、ネネが終盤に苦し紛れに決めたジャンパーのみという体たらくに終わり、開幕戦はレイカーズの勝利に・・・ 最終スコアーは114-120。個人成績は以下の通りとなった。」
 
ロケッツ(0-1) FG44/86(51.2%) 3pFG7/29(24.1%) FT19/27(70.4%) 39R(10OR) 29A 10S 1B 14TO
ハーデン 37分 34点、8R(3OR)、17A、1S、7TO FG9/19 3pFG1/7 FT15/16
ゴードン 34分 19点、5R、0A、1S FG7/15 3pFG2/8 FT3/4
アリーザ 33分 5点、6R、2A、2S FG2/8 3pFG1/4
アンダーソン 34分 14点、6R、1A、2S FG6/15 3pFG2/7
カペラ 26分 16点、9R(3OR)、0A、1B FG8/11 FT0/1
ネネ 22分 7点、3R、3A、1S FG3/5 FT1/4
KJマクダニエル 12分 11点、1R FG5/5 3pFG1/1
ブリューワー 15分 4点、2A FG2/4 FT0/2
デッカー 14分 4点、1R、1S FG2/3
エニス 12分 0点、4A、2S、4TO FG0/1
アクティブロスターのハレル、ブラウン、ウィルチェーは出番なし。
 
レイカーズ(1-0) FG45/89(50.6%) 3pFG12/35(34.3%) FT18/22(81.8%) 39R(11OR) 21A 10S 4B 15TO
ラッセル 29分 20点、3A、3TO FG7/16 3pFG4/10 FT2/3
ヤング 27分 8点、3R、1B FG3/12 3pFG2/9
デン 28分 7点、5R FG3/9 3pFG1/4
ランドル 29分 18点、7R、6A、1B FG9/11
モズコフ 22分 12点、8R(4OR)、2A FG6/10
クラークソン(3年目) 25分 25点、3R、3S、4TO FG8/12 3pFG2/3 FT7/7
ナンスJR(2年目) 23分 5点、5R、2A FG2/5
イングラム(今年ドラ2位) 24分 9点、3R FG4/6 3pFG1/2
ルー・ウィリアムス(元シックスマン賞) 14分 12点、2A、3S FG2/5 3pFG2/4 FT6/7
タリック・ブラック(元ロケッツ) 12分 4点、4R FG1/2 FT2/2
ヘルタス(2年目33歳) 5分 0点、3A
メッタ・ワールドピース(前ロン・アーテスト) 2分 3F
アクティブロスターのトーマス・ロビンソン(元ロケッツ)は出番なし。
 
シンキ「いきなり開幕戦で負けてしまいましたが、この敗戦をどう考えますか?」
 
キャット「こんな調子でやってたら、50勝どころか40勝も危ういよ(苦笑) ディフェンスをもうちょっとどころか、一段階進化させるくらいじゃないと、とてもプレイオフに出られたとしても戦えないね。やはりアウトサイドのディフェンスは弱点。ビバリー欠場はホント痛いと思った。ゴードンだとディフェンス面で不利だし、インサイドに至っても、カペラのディフェンスは良かったが、アンダーソンは簡単にやられすぎていたよ。オフェンスを見たって、ハーデンが失速した第4Qは18得点しか取れず(ハーデンは第4Q 0A)、若手のレイカーズに思いっきりよくプレイされたにしてもひどい内容。次からの7ゲームも6戦アウェイ戦だからね。今日のゲームを見た限り、これからのシーズン、期待よりも不安の方が大きくなっちゃったよ(笑)」
 
シンキ「まさかの連勝街道どころか、連敗街道もあり得ますかね・・・」
 
キャット「あり得るかもしれんぞ。何とか少しでもいいから修正していかないとね。まだ序盤だから焦ることないと思うが、昨季みたいに序盤から負けが増えると、巻き返しがしんどくなるからな。」
 
シンキ「ハーデンは数字は34点、17Aとすごいんですが、負けては意味ないですよね。」
 
キャット「後半は3Aで、得点ファーストになったとはいえ第4Qは0Aだからな。これじゃいかんとダントーニもこれから考えるんじゃないかな。そう意味では、今後どれだけ変わるかだよね。この敗戦を次に活かして欲しいよ。」
 
シンキ「新加入組の3選手はどんな感じでしたか?」
 
キャット「まずアンダーソンについては、調子に波があるし、自力でスコアー出来るとはいえないから、ハーデンのいない時間帯に輝けるタイプではないな。ディフェンスの問題もあるからと言って彼を外すわけにもいかず、何とも悩ましい選手ではある。ゴードンはオフェンスでは安定感があったよ。ただディフェンスはきついな。控えから爆発力を発揮する方が彼には合っているかもしれない。ネネはそれなりに頑張っていたけど、ゴール下で力強くディフェンスするタイプじゃないからね。現状ではカペラを存分に使った方がいいと思った。プレイタイムを分けるんじゃなくて、インサイドはカペラ中心で行った方がいいと思うよ。」
 
シンキ「若手のカペラ、KJは躍動したみたいですが、ベテランのアリーザ、ブリューワーは数字がよくないですよね。これについては?」
 
キャット「アリーザはディフェンスではそれなりにやっていたけど、全体的に観ると、平均的な選手に成り下がっちゃったんじゃないかな。ブリューワーはほとんど存在感を出せず、このSFのポジションを本格的補強した方がいいかもしれないね。デッカーは慣れないPFで連係ミスしていたし、彼を本来のSFに戻すプランも考えた方がいいだろう。」
 
シンキ「分かりました。まだまだあるんですが、そろそろお時間とのことで、最後にレイカーズについていいですかね?」
 
キャット「若さあふれるチームで乗せると怖いチームだよ。第4Qはハーデン封じ込めに成功して勝利を掴んだように、新コーチもファンの期待に応えて見せたな。ただリズムが出ないときに、各選手がバラバラにプレイしていて、ロケッツに一気のランを出されてしまうことが何回もあったから、ここらへんをうまくコントロールできる選手が必要だろう。ラッセルはまだシュート優先で、現状では堅実なPGとは言い難い。それでも昨季よりは良くなっているのは確かで、彼の成長がレイカーズの成長に繋がるのではないか。今年ドラ2位のイングラムもシュート力のあるところを見せていたし、この2人を中心に、どれだけチーム力を成長させられるかが今季の見どころと言ったところなんじゃないかな。」
 
シンキ「ありがとうございました。次のゲームはあさってで相手はマブスになります。再びアウェイ戦になりますが、1ゲームでも早く勝利したいところであります。それでは次のゲームも宜しくお願いします。今日はお疲れ様でした。」

今季第80戦 対レイカーズ

シンキ「こんにちは。サンダー戦に勝利し、レギュラーシーズン最終戦まで6連勝を期待されたロケッツでしたが、その後にマブス、サンズに連敗と、今季はどうも乗り切れないシーズンでしたね。残り3ゲームですが、今日はどうでしょうか。相手はレイカーズになります。ホームのファンはコービー最後の勇姿を見届けられますね。」

キャット「サンズに逆転負け食らって、もうロケッツファンの頭の中はロッタリー指名権に傾いたと思うよ。早くGMモーレーに引導を渡して、新しいスタートを切って欲しい。」

シンキ「そのモーレーですが、噂では解任も視野に入っているみたいですよね。」

キャット「失敗続きなんで当然でしょ。契約はあと2年残っているんだが、マクヘイルだって2年以上残してクビになったし、もう彼がGMやってロケッツが浮上することは考えられないから、早いところお引き取り願いたいよ。」

シンキ「分かりました。それではゲームの方をお願いします。」

キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、アリーザ、ディーモー、ハワード。レイカーズはラッセル、クラークソン、コービー、ランドル、ヒバート。」

キャット「序盤はロケッツのペース。速攻で2本決めるなどして、まず7点のリードを奪う(9-2) しかし劣勢になればなるほど燃える男コービーが、ドライブからの加点に続き、スリーも決めて、コービーを見に来たロケッツファンを喜ばす(9-7) 中盤に入ってもコービーは、アリーザをスピンムーブで交わしてからのフェイドアウェイジャンパーを決め、現役引退を惜しむファンも大歓声をあげたことだろう(13-11) ゲームの方は若干ロケッツ優勢も、元ロケッツのタリック・ブラックが攻守で存在感を見せるなどして、結局ほぼイーブンで第1Qは終了したよ(29-27)」

シンキ「コービーはまだまだやれそうですよね。タリックも頑張ってますかー。彼はキープしておいた方が良かったんじゃないですかね?」

キャット「コービーは第1Qだけで15得点だよ(笑) これだけやれるのに引退はもったいない感じするんだが、彼なりの流儀があるんだろうな。だから彼はスーパースターなんだよ。20年レイカーズに在籍した生え抜きで、そのうち優勝5回。すばらしいよね。それからタリックだけど、彼を無償で放出したのもモーレーのミス。外様に頼って、若手の成長力を軽視してきたツケが今季の低迷に繋がっているんだ。」

シンキ「では前半の続きもお願いします。」

キャット「第2Qロケッツは、ビーズリーが相変わらずの得点力を見せるが、レイカーズも元ロケッツのメッタ・ワールドピースがスリーを決めるなどして、ほぼ互角の展開も(33-34)、その後ナンスにも簡単に加点され、堪らずロケッツはタイムアウトを要求(33-36) タイムアウト後にジョシュを投入したロケッツは、その期待に応えるように彼はスリーを決めて同点になった(36-36) しかしレイカーズもタリックが、ハワードを上回るプレイを攻守で決め、ヘルタスからナンスへのパスも通るダンクも決まり、レイカーズ優勢で中盤に入っていったよ(38-40) 中盤以降はロケッツが持ち直し、ジョシュがまたスリーを決めるなど、逆転に成功し、一時5点のリードを奪うが、最後に速攻からカウントプレイを食らって、結局2点リードで終了となった(55-53)」

シンキ「今日も接戦になってますが、後半への見通しはどんな感じですか? レイカーズはタリックだけでなく、ナンスも頑張っているみたいですね。」

キャット「負けても驚けないな(苦笑) まあ個人的にはもうプレイオフよりロッタリー指名権が欲しいから、勝たなくてもいいと思っている(笑) ナンスはロケッツの指名権で獲得した選手だから、これもモーレーのミスだよね。リンと高額契約したツケだよ。外様獲得のために、サラリーを削減したかったから、そのためにドラフト指名権を付けてリンを引き取ってもらったんだ。もう生え抜きを鍛える方向で行ってもらいたいよ。」

シンキ「今季不振の愚痴がどうしても出てしまうようですが、後半戦も宜しくお願いします。」

キャット「後半序盤はロケッツはディーモーやアリーザ、レイカーズはクラークソンがそれなりに決めて、ゲームはほぼ互角の様相だったんだが(66-62)、ロケッツはビバリーのドライブからの加点に続き、ハーデンも決めてリズムを取ると、ハワードの加点もあって、中盤に入りロケッツが12点までリードを拡げたんだ(76-64) しかし劣勢になるとやはりこの男コービーが、ドライブからの加点、スリーでの加点など、まさに縦横無尽のオフェンスを展開してレイカーズが挽回(76-71) タイムアウト後もコービーは、カペラのナイスディフェンスからタフショットになるが、これも決めた!(76-73) 終盤に入って、ロケッツはテリーのスリーやカペラのカウントプレイで再びリードを拡げに掛かるが、コービーはローポストからのフックに続き、遠目からのスリーも決める大車輪振りを発揮して、会場のコービーファンも大喜びだったよ。第3Q終わって、ロケッツは8点のリードで終了したね(88-80)」

シンキ「コービーはすごいですね。もう30点くらい行ってますか?」

キャット「第3Qは14得点だったから、ここまで29得点だね。これだけ出来るんだから、ホント引退はもったいない。来季から始まる日本のBリーグでプレイしてくれないかな(笑)」

シンキ「ジーコみたいになって欲しいですよね。それでは最終Qもお願いします。」

キャット「出だしはクラークソンなどに3本スリーを食らったロケッツは2点差に迫られた(93-91) しかしタイムアウト後、ロケッツはハーデンが好調で、加点が続いて、リードを二桁に乗せたよ(114-101) それでもレイカーズは中盤過ぎに、コービーがファール狙いのスリーでフリースローをもらう技ありプレイを連続で見せて追いすがるが(120-110)、ロケッツのシュートも入っていて、残り2分切ってコービーはスタンディングオベーションでベンチへ退いたよ。結局130-110でロケッツが勝利。コービーは35得点の活躍だったね。ロケッツファンも満足のゲームだったんじゃないかな。」

シンキ「とりあえず連敗ストップですね。プレイオフ争いは今のところどうなってますか? それからコービーは引退まであと2ゲームですか。気が変わって来季もやりますってことないですかね(笑)」

キャット「まずプレイオフ争いだけど、マブスは今日負けて41勝39敗、ジャズは勝って40勝40敗。ロケッツは現在39勝41敗だから、明日ロケッツが負けて、ジャズがマブスに勝つと、その時点でロケッツのプレイオフ進出が終わる形になる。コービーはホントお疲れ様って感じかな。あんな激しいNBAのシーズンを20年もやってるんだから、あともう1シーズンって訳にも行かないだろう。気力体力ともに厳しいよ。現役続行ならBリーグに来て欲しい。彼なら監督と選手兼任でも行けるでしょ。」

シンキ「笑 明日は注目のゲームになりますね。見通しはどんな感じですか?」

キャット「ロケッツは明日アウェイでウルブズとやるんだけど、ウォリアーズ戦を含むアウェイ3連勝で勢いに乗る若手の生え抜きが多いウルブズが優勢のような気がするよ。ジャズもマブスに対してホームで戦えるから、明日でプレイオフ進出の望みが絶たれる可能性が高いように思う。まあロッタリー指名権が取れるから、来季を見据えるロケッツにとっては、その方がいいのかもしれないけどね(苦笑)」

シンキ「分かりました。それでは最後に何かありますかね?」

キャット「コービーがロケッツ戦ラストで見せた勇姿は一生忘れないな。劣勢に立たされても諦めない姿勢は、今までのキャリアが培ってきたたまものだろう。これで最後になるのは惜しいが、次のキャリアを楽しみにしているよ。試合後にドリームと抱き合っていたシーンは感動的だったな。」

シンキ「今日はありがとうございました。明日は注目ですね。こちらも宜しくお願いします。」

ボックススコアー

今季第42戦 対レイカーズ

シンキ「こんにちは。先日はキャブス戦に敗れ、5連勝でストップしたロケッツですが、息つく暇もなく今日はアウェイでレイカーズ戦となってます。今季の対戦は2戦2勝です。」

キャット「キャブス戦はホント醜かったからね。連敗はしたくないし、今日はしっかりとやって欲しいよ。」

シンキ「それでは早速ゲームの方をお願いします。」

キャット「スターターはロケッツがハーデン、テリー、アリーザ、カペラ、ハワード。ビバリーは足首の状態を見て、ゲームで使うか判断するようだ。レイカーズはルー・ウィリアムス、クラークソン、コービー、ランドル、ヒバートの布陣。」

キャット「序盤から両チームともノーディフェンスで加点が続いていたが、リードは終始ロケッツが取っていた(16-11) オフェンシブリバウンドを押し込んだカペラのものすごいダンクは印象的だったね。若き日のドリームを見ているようだったよ。」

シンキ「オラジュワンさんですか! カペラの成長は目を見張るものがありますからねー。今後が楽しみですよ。」

キャット「中盤に入ってもディフェンスレス状態は変わらず、堪りかねたビッカースタッフがリード中でもタイムアウトを取っていたよ(18-15) ロケッツは今季ラストランのコービーに振り回され、レイカーズは簡単にハーデンのドライブを許していたよ。そんな状態が終盤以降も続き、コービーの活躍で逆転したレイカーズが、4点リードして第1Qが終了したよ(32-36)」

シンキ「どうもいけませんよね。ディフェンスがさっぱりですか?」

キャット「真剣なゲームというより、オールスターのようなショーを見ている感じだよ。まあレイカーズの方は、コービーのラストシーズンだから、それでいいのかもしれないが、ロケッツが同じではダメでしょ。少なくとも、もっと真剣に相手を封じ込めるだけの気持ちが欲しいよね。」

シンキ「ちなみにレイカーズディフェンスはどんな感じですかね?」

キャット「さっぱりだよ(笑) ハーデンがやりたい放題だもん。現状だとコービーはNBA最低レベルのディフェンダーなんじゃないかな(笑)」

シンキ「笑 では前半の続きをお願いします。」

キャット「出だしからハワードのナイスディフェンス。レイカーズのセカンドユニットが体たらくを続けている間に、ロケッツは簡単に追い付いたよ(39-39) 3分経過して逆転したロケッツは、その後もソートンの無駄打ちなどがありながらも、ハーデンやカペラの加点でリードを拡げる(53-47) ここまでディフェンスは第1Qに比べて幾分良くなっていたが、終盤に入るとイージーショットを打たせたり、ペイント内でボールを止めたランドルへ囲みにいかないなどの細かいミスが出ていて、連続加点を許してしまったよ。結局前半はロケッツ3点リードの60-57で終了となった。」

シンキ「とりあえず第1Qよりは良くなったようですね。逆転して何よりです。」

キャット「コービーが第2Qはお休みしていたこともあったね。今のレイカーズは勝敗度外視だから、得点差も気にならないんだろう。」

シンキ「ですかね(笑) 後半の見通しについてはいかがですか?」

キャット「しっかりディフェンス出来れば勝つよ。それだけは間違いない。」

シンキ「分かりました。それでは後半戦をお願いします。」

キャット「後半序盤からカペラのナイスディフェンス。オフェンスでもアリーザのフォロー、ハーデンのスリーも決まったロケッツが、簡単に二桁のリードを奪ったよ(67-57) タイムアウト後にレイカーズはコービーがさすがのプレイを見せるが、ロケッツのオフェンスの勢いは全く止まらず、ハーデンの2本のスリーが決まるなど、リードを16点に拡げたんだ(77-61) その後もレイカーズはコービーがコーナーから、若手のツーメンゲームを見守るなどしていて、勝敗の行方はもう見えて来たが、ロケッツも終盤にもたついていて、結局19点リードで終了となったよ(94-75)」

シンキ「第3Qで勝負は決まりましたかね。」

キャット「みたいね。レイカーズは目先の勝利にこだわってないからな。あまり勝ちすぎると、今年のドラフトの目玉である、レブロン以来の逸材と評判のベン・シモンズ獲得の確率が下がるからね(苦笑)」

シンキ「話はそれますが、シモンズ取りにロケッツは動けませんかね?」

キャット「うーん、どうだろう。頑張るだけ頑張って残念ながらプレイオフ進出を逃し、ロッタリーで大当たりするシナリオが、今のロケッツにとってベストなんだけど、そんな都合良く行かないよな(苦笑) チャドはロケッツに間違いなくフィットするって言ってるんだけどね。チーム運営はホント難しいよ。」

シンキ「分かりました。一応第4Qもお願いします。」

キャット「ハーデン、ハワード、アリーザ、テリーは明日のクリッパーズ戦に備えて出場せず、カペラやハレル、KJの若手が主にプレイしていたよ。ハレルはやはり使えるよ。無駄なプレーが少なく、自分の出来ることに集中しているね。KJもさすがの運動能力を見せていたが、まだ荒削りだから、実戦経験を積んで欲しいところだよ。レイカーズでは元ロケッツのタリック・ブラックが途中から出ていたね。昨季の序盤はDリーグに行ったカペラより、出場時間をもらっていたんだけど、2年目になり、素質の違いが現れる結果になっている。タリックの持ち味はタフなところだと思うから、そこを伸ばしてNBAで生き残って欲しいよね。試合結果は112-95でロケッツの順当勝利となった。」

シンキ「最後までありがとうございます。やはり今のレイカーズではロケッツの敵ではありませんでしたかね?」

キャット「まあね。第4Qの布陣なんか、そのままDリーグへ行った方がいいんじゃないかと思ったくらいだ。少なくとも高いお金払って見るレベルではなかったぞ。」

シンキ「コービーがいなくなる来季は茨の道が待ってるんじゃないですかー(笑)」

キャット「ドラフトの運次第だよ(笑) シモンズ取れれば一気に魅力的なチームになる。ジャック・ニコルソンもまたステイプルズ・センターへ通い出すんじゃないかな(笑)」

シンキ「明日もゲームがあって、同じくアウェイでのクリッパーズ戦になります。今季2戦2勝してますが、明日も勝って欲しいですね。」

キャット「好勝負になるよ。アウェイ連戦とはいえ、同じコートでのゲームで移動がないから、そんなに疲労もないだろう。頑張って欲しいね。」

シンキ「はい。今日はどうもありがとうございました。明日もまた宜しくお願いします。」

ボックススコアー

今季第27戦 対レイカーズ

シンキ「こんにちは。勝率5割復帰もつかの間、アウェイ連戦を連敗してしまい、また借金生活に戻ったロケッツですが、今日は前回圧勝したレイカーズが相手ですので、ここからまた出直して欲しいですよ。」

キャット「同じアウェイ戦とはいえ、レイカーズはまだ組みやすい相手だからな。しっかり勝ってもらいたいよ。」

シンキ「ハワードは敵地でのブーイングが予想されますが、何だか現状のロケッツに不満を持っているとの報道がありましたね。これについてはいかがですか?」

キャット「今季の成績を見れば、誰だって不満だよ(苦笑) ボクだって不満なんだから、選手はもっと不満だろうし、フラストレーションも溜まるよね。勝つことで気分も和らぐだろうから、ホント頑張って欲しいよ。今の戦力だったら、もうちょっとやれるハズでしょ。」

シンキ「ではレイカーズ戦の方をお願いします。」

キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、アリーザ、カペラ、ハワード。レイカーズはクラークソン、ルー・ウィリアムス、コービー・ブライアント、ナンスJr、ヒバートの布陣。」

キャット「最近のゲームと違って、序盤からロケッツがペースを握ったよ。ビバリー2本のスリーを皮切りに、アリーザ、ハーデンも決めて、コービーがアリーザの密着マークでシュートすら打てず流れに乗れない間に、開始6分半で13点リードしたんだ(19-6) タイムアウト後もハーデンの活躍などで16点までリードを拡げて、完全にロケッツがゲームの主導権を握ったよ(28-12) 終盤はレイカーズも控えのランドルが活躍したが、ロケッツが二桁のリードをキープして終了(29-18)」

シンキ「安心して見ていられますね。この調子で行きましょう。目立っている選手はやはりハーデンですかね?」

キャット「ミスも含めて、ハーデンが目立つのはいつものことなんだけど、ディフェンス面ではカペラがいいよね。マークマンをスイッチした後でも、ガード選手に対して付いていけるフットワークがあるから、レイカーズもやりづらそうな感じだよ。ブロックは早くも3つを記録している。彼がどこまで伸びるのかホント楽しみだね!」

シンキ「そうですか。頼もしいですね。それでは前半の続きをお願いします。」

キャット「第2Q序盤はハーデンのいない時間帯、ロケッツはオフェンスの流れが悪くてタフなショットを打たされていた。このチャンスにコービーは仕留めるように加点に成功。レイカーズが開始3分ほどで4点差に追い上げた(31-27) ビッカースタッフは、ローソンでは務まらんとばかりにハーデンをコートに戻すと、ロケッツは次第に調子を上げていって、点差を二桁に戻したんだが(43-33)、レイカーズも好調ランドルが踏ん張って、なかなか突き放せない。結局終盤のラストプレイでハーデンが3本のフリースローを決めて、ようやく13点のリードまで拡がったよ(52-39)」

シンキ「いいペース持続ですね。コービーも頑張ってますかー。敵チームとはいえ、最後のシーズンですから、地元のファンの前でその勇姿を見せて欲しいですよね。」

キャット「順当に行けば今日は大丈夫だろう。一気のランで第4Q前に勝負を決めたいくらいだ。コービーは前回の対戦ほどではないが、それなりに決めてきたね。さすがだよ。」

シンキ「はい。では後半戦もお願いします。」

キャット「後半開始まもなくして、ハワードが4ファールでベンチへ。それでもほとんどロケッツは動じることなくプレイしていたよ(苦笑) 第3Qはコービーが良くて、ナイスパスあり、カペラ越えのダンクありで、会場のファンを湧かせていたね。このQ、ゲームのリズムは若干レイカーズにあるかなっていう感じに見えたが、ロケッツはTジョーンズの踏ん張りなどで、ほとんど点差は動かなかった。結局第3Qも二桁リードで終了(78-68)」

シンキ「力量的にロケッツ優勢でしょうから、ラストQくらいしっかりと締めて欲しいですよね。」

キャット「ウォリアーズみたいに一気のランを出せれば、ゲームが終わる雰囲気はあるんだよ。勝利は当然として、次に繋がるゲームをして欲しいな。」

シンキ「それでは最終Qもお願いします。」

キャット「序盤ミスを繰り返したロケッツが、一時5点差に縮められるが、タイムアウト後に修正し、ディフェンスから流れを掴むことに成功したよ。コービーがスリーを決めるまでの間に11-0のランを出して実質勝敗は決した(92-79) レイカーズはハワードへのハック作戦を実行するが、ほとんど効果はなかったね。最終スコアーは107-87。まあ順当勝ちだろう。」

シンキ「キャットさんの予想通りの展開になりましたね! 一気のランで勝負を付けましたかー。」

キャット「負ける要素は見つからなかったからね。どこで突き放すかしか考えてなかったよ。地元だし、レイカーズも気合い入れてただろうが、やはり実力差はいかんともしがたいね。」

シンキ「ロケッツとしても2連敗中でしたし、ちょうど良かったんじゃないですかね。」

キャット「良かったよ。ここで一息付けたのは大きいね。次はホームとはいえ、クリッパーズとの対戦になるから尚更だ。」

シンキ「次は強敵相手ですが、勝てますかね?」

キャット「前回アウェイで勝ってるよ(笑) まあそれでも相手は強いが、自分達のプレイが出来れば何とかなると思ってるんだ。頑張って欲しいね。昨季26敗だったのに、今季は27ゲームでもう14敗もしているんだからさあ(苦笑)」

シンキ「分かりました。今日はどうもお疲れでした。次はあさってになりますね。こちらの方も宜しくお願いします。」

ボックススコアー

今季第24戦 対レイカーズ

シンキ「こんにちは。最近ようやく調子が上向いてきたロケッツですが、今日はホームでのレイカーズ戦になります。先日はゲームの日程を間違えてしまい失礼しました。」

キャット「中2日空いていたね。昨日レイカーズはスパーズとやってボロ負けしていたよ。ロケッツは今日勝つと5割復帰だから当然期待したいね。」

シンキ「それでは早速ゲームの方をお願いします。」

キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、アリーザ、カペラ、ハワード。アリーザは戻ってきたよ。ローソンが出場未定とのことなんだが、ベンチに入っているから出られそうだね。レイカーズは新人のラッセルとナンスJr、ルー・ウィリアムス、コービー・ブライアント、ヒバートの布陣。」

キャット「序盤は流れに乗れないロケッツに、ビッカースタッフ暫定ヘッドが、早めのタイムアウトを要求して渇を入れる。レイカーズは今季限りのコービーが、アシストでチームのお膳立てをしていたよ。中盤まで淡々と、ほぼ付かず離れずの展開だったが、終盤コービーがベンチへ下がると、レイカーズはミス連発でロケッツは11-0のランに成功し、第1Qは7点リードして終了したよ(32-25)」

シンキ「余裕ありそうですかね?」

キャット「あるね。第2Qはもっと離せるんじゃないかな。」

キャット「その第2Qは、入り出すと止まらないソートンが、スリー3本を含む一気に11得点を連取して、あっという間に二桁のリードを取ったよ(44-27) その後ハワードのダンクやカウントプレイも決まって、リードは20点になる余裕の展開に(49-29) しかし余裕を持ちすぎたのか、中盤からロケッツはミス連発。その隙に衰えたとはいえ、さすがにコービーが見逃すはずはなく、スリー2本を含む11得点を稼ぎ出し、レイカーズの13-0のランを演出したよ(51-42) しかし終盤に持ち直したロケッツが17点リードで前半を終えたんだ(63-46)」

シンキ「久しぶりに点差を付けて勝利出来そうですが、ちょっと余裕を持ちすぎちゃいましたかね。」

キャット「レイカーズはペイント内で踏ん張れないからな。点差以上に余裕があるよ。ハワードが調子良くダンクしまくってる(笑)」

シンキ「コービーも調子いいみたいですね。衰えたとはいえ、さすがに彼を無得点に抑えるのは難しいですよ。」

キャット「さすがに無理だったね(笑) あのシュートタッチが今後見られなくなるのは正直寂しいし、コービーがシュート決めたら喜んでいる自分がいたよ(苦笑) ゲームの勝敗はもう見えているからね。」

シンキ「笑 とりあえず後半戦もお願いします。」

キャット「第3Qもコービーは良かったよ。もうゲームを支配する力はないが、今日のシュートタッチは素晴らしく、ロケッツディフェンダーもなすすべなかった。第4Qは若手に任せてベンチ観戦だったね。ゲームの方は第4Qに控えのヤングの調子が良くて、若干追い上げられたんだけど、最終的には30点近い点差で勝利(126-97) まあ順当勝ちと言っていいだろうな。ゲーム後、会場のロケッツファンからコービーコールが沸き起こって、彼はロケッツの選手達と健闘を分かち合っていたよ。」

シンキ「久しぶりに余裕の展開でしたか。これでようやく5割に復帰しましたね。これからもっと巻き返していきましょう。」

キャット「やっと5割だな(苦笑) まだ24ゲームしかやってないのに、もう昨季の約半分も負けているから、負けすぎと言えば負けすぎだが、とりあえずマクヘイルも辞めさせられたし、これからは上向いて行くだけだからね。期待したいよ。」

シンキ「ですね。コービー引退ツアー真っ最中のレイカーズについてはどうでしょう。今日の敗戦で今季は3勝21敗となってます。」

キャット「現状のチームだとドアマット状態は仕方ないだろう。若手がどれだけ伸びるかにもよるが、ボクが見たところだと、フランチャイズを担える選手はいまのところいないね。おそらくレイカーズファンからすれば、今季は負けてオーケーだから、来年のドラフトの目玉であるシモンズを取ってくれって感じだろうな。」

シンキ「シモンズはそんなすごいんですか。」

キャット「レブロンと比較されているくらいだからね。ボク的にはマジックの方が近いと思っているから、レイカーズファンとしても当然欲しくなるわな(笑) このままレイカーズが負け続けるのも面白みに欠けるから、ボクもシモンズはレイカーズに行って欲しいと思っているんだよ(笑) 敵に塩を送ってやろうって感じだ。」

シンキ「笑 ところで今日はウォリアーズの連勝も止まりましたが、相手は意外にも、勝率5割以下のバックスが相手でしたね。」

キャット「ウォリアーズはアウェイ7連戦の最終戦で、しかも昨日ボストンで2回の延長戦をやっているから、さすがに最後は疲れたのか失速したよ。何だかバックスは連勝キラーみたいで、過去にもレイカーズやセルティックス、最近ではスパーズやマブスの連勝も止めているようなんだ。その歴史にウォリアーズも逆らえなかったとも言えるね。」

シンキ「このまま82ゲーム全部勝ってしまう勢いを感じていましたが、そう簡単ではなかったですね。こんな感じだと、さすがにブルズの72勝越えは難しいですかね?」

キャット「まだ分からんよ。1敗しただけだから、あと8敗は出来る(笑) 2月のオールスター明けのアウェイ6連戦を終えた時に、5敗か6敗くらいしかしていなければ可能性はあるかもしれない。」

シンキ「分かりました。次はあさってのナゲッツ戦になります。今季3度目の対戦になりますが、ここ2戦とも負けていますから、アウェイ戦になりますがリベンジしましょう。」

キャット「言っちゃ悪いけど、もうマクヘイルの迷采配もないし、力を取り戻しつつある今のロケッツだからね。当然勝ってその前の借りを返したいよ。期待したい。」

シンキ「今日はどうもお疲れ様でした。次回も宜しくお願いします。」

ボックススコアー

今季17戦目 レイカーズ戦(ホーム)

シンキ「今日のレイカーズ戦はどうだったんですかー」

キャット「何だ観てないのか?」

シンキ「はい。見逃してしまいました。」

キャット「それじゃたまには試合展開から解説してみよう。」

シンキ「ありがとうございます。その前に先週のサンダー戦とジャズ戦を一言お願いできませんか?」

キャット「ハーデン凱旋となった敵地でのサンダー戦は勝負にならなかったよ。ハーデンの得意とするプレイがことごとく止められてしまった。ロケッツが負ける典型的なゲームだったな。ジャズ戦はうまくオフェンスが機能していて、7人が二桁得点を挙げる爽快なゲーム。最近はホームでしっかり勝ってるから頼もしく感じたよ。」

キャット「今日のレイカーズ戦は、最初のシュートを5本連続でミスしてしまい、4分経過で8点リードされる展開となってしまった。タイムアウト後のロケッツはハーデンが決めて落ち着きを取り戻したのか、パーソンズのミドルも決まってペースを掴もうとするが、レイカーズはコービーの個人技などオフェンス好調で次第に点差は離れていった。得点差的には最大13点差付けられる厳しい第1Qとなってしまったな。」

シンキ「やはりコービーですか。」

キャット「そうだな。今日はガソルがお休みだったし、先日のゲームでマジックに負けてるからね。俺様コービーが顔に出ていたよ。リードされる展開とはいえ、このパターンはレイカーズが自滅する形だから、個人的にはそう心配していなかったんだ。」

シンキ「第2Qはどうでしたか?」

キャット「序盤は控え選手同士の対戦。ロケッツは好調のダグラスが自らのシュートミスをフォローしたり、スリーを決めたりと奮闘していて、ロケッツは開始3分で6点差まで縮めた。その後してからリンがダグラスに替わってコートに入ったんだか、その彼は3本のシュートミスにターンオーバーありとロケッツ失速の原因を作ってしまったんだ。その間レイカーズに13-4のランを食らってしまい、点差も16点に引き離された。結局前半は13点リードされて終了したよ。」

シンキ「リンが入って崩れるパターンですか。よく見かけますよね。」

キャット「まぁな。リンはまだまだ安定感を欠くところがあるからね。仕方ない。その替わり、ダグラスが調子良かったからね。これには助かったよ。」

シンキ「前半が終わって勝てそうな雰囲気を感じましたか?」

キャット「前回の対戦みたいにバランス良くやられていた訳じゃないし、ロケッツのシュートがあまりにも入らなさすぎたからね。オフェンシブリバウンドを良く取っていて食いつないでいたところを見ると、後半に逆転の目もあるなとは思ったよ。」

シンキ「その後半をお願いします。」

キャット「後半の立ち上がりでロケッツは8-2のランに成功して、一気に一桁の7点差に迫ったんだ。」

シンキ「何が良かったんですか?」

キャット「レイカーズは間の抜けたプレイをしていたよ。だがそれは開始数分までで、そこから本来のレイカーズに戻った感じがしたね。半分経過してまた点差は16点に戻ってしまったよ。」

シンキ「厳しい展開となりましたね。」

キャット「でもちょっとしたきっかけで展開は変わるからね。自分はまだ勝利を諦めてなかったよ。その予感通りか分からないが、タイムアウト後に速攻が2本出るなどして9-0のランに成功。また点差を一桁に戻したね。結局第3Q終わって10点のビハインドで最終Qを迎えることになった。」

シンキ「シュートの精度は改善していたんですか?」

キャット「誉められるレベルじゃないけど、少なくとも前半よりは良くなっていたね。」

シンキ「勝負の第4Qをお願いいたします。」

キャット「いやー、振り返っても興奮するよね。」

シンキ「じらさないでお願いしますよー。」

キャット「おーけー。序盤は第2Q序盤同様に主に控え同士の対戦となったんだが、元ロケッツのジョーダン・ヒルにインサイドで得点されるなどしてしまい、ロケッツはなかなか点差を詰められなかったんだ。それでも今日好調のダグラスが、スリーを含む連続得点に成功して点差を再び7点に戻し、残り6分、まだロケッツの勝機を感じさせる展開に持ち込めたよ。」

シンキ「リンはベンチでしたか?」

キャット「今日の調子を考えるとダグラス続行が正解だろうね。先日のブルズ戦もそうだったな。」

シンキ「勝負の残り6分をお願いします。」

キャット「いやー、興奮するなー(笑) タイムアウト後のレイカーズのオフェンスをロケッツはターンオーバーを誘って、速攻からスミスがカウントプレイに成功。フリースローもしっかり決めて、点差は射程圏内の4点となった。直後に俺様コービーがすぐに個人技で取り返すが、ロケッツはチームプレイでノーマークを作って簡単にスコアー。点差をまた4点に戻したよ。」

シンキ「逆転するにはいい流れですね。」

キャット「そうだよ。次のレイカーズのオフェンスはとんでもないパスミスでターンオーバー。コービーの険しい顔がTVでアップされてたよ(笑)」

シンキ「それでロケッツは勝ったんですか?」

キャット「まぁそう焦るなよ(笑) まだ逆転もしてないんだから。」

シンキ「そうでしたね(苦笑)」

キャット「次のロケッツのオフェンスはセット出来ない苦しいオフェンスだったんだけど、エースのハーデンが個人技でファールをもらうプレイでフリースローへ。ここらへんがさすがなんだよなー。1本決めて完全射程圏の3点差になったよ。」

シンキ「1ゲーム平均9本のフリースローをもらうハーデンの真骨頂ですね。」

キャット「そうだな。その後のレイカーズのオフェンスだが、完全にコービーの個人技に頼ったプレイが続いた。良くも悪くもコービー次第でゲームの勝敗が左右する展開になったと思ったんだけど、実際はそうでもなかったよ。」

シンキ「というと?」

キャット「残り3分半で6点差に拡げられてから、ロケッツはフリースロー成功率の低いハワードにわざとファールをして、フリースローを打たせる作戦を取ったんだ。ハワードは最初の6本のうち4本のフリースローをミスし作戦は成功。その間にロケッツは控えのスミスやダグラスの踏ん張りでこのゲーム初めて逆転に成功したんだ。」

キャット「それでも慣れてきたのかハワードもその後の4本のうち3本に成功し、残り2分でレイカーズが2点リードして、残り2分勝負になったんだ。」

シンキ「スミスが頑張ってましたか?」

キャット「今日の彼は最高に良かったよ。インサイドのフィニッシュがかなり良かったし、フリースローもほぼ完璧だった。ハワードに対するディフェンスも良かったと思うよ。」

シンキ「それでは残り2分をお願いします。」

キャット「ロケッツボールから始まったオフェンス。デルフィノのレイアップがハワードにブロックされ、ダグラスのスリーも外れるが、絶好調のスミスがボールをタップするオフェンシブリバウンド取りに成功。これでオフェンスを立て直せたロケッツは起点ハーデンからのナイスパスをスミスがフィニッシュする理想の展開に持ち込めた。これで同点。」

シンキ「ドキドキしますね。」

キャット「直後のレイカーズオフェンスはやはりコービーの個人技。ロケッツディフェンスを交わしてミドルを放った。運良くシュートは外れてリバウンド争いのもつれから、うまい具合のハーデンの速攻に繋がってフリースローをもらったよ。」

シンキ「ハワードにわざとファールはしなかったんですか?」

キャット「残り2分切ると、フリースローの後も相手ボールになってしまうからな。」

シンキ「そうでしたか。それでハーデンのフリースローは?」

キャット「もちろん決めたよ! これで残り1分弱、ロケッツが2点リードだ。」

シンキ「このまま行ってくれって感じですね。」

キャット「手に汗握ったよ。次のレイカーズオフェンスもまたまたコービーの個人技。ドライブからファールをもらってフリースローを得る作戦だったようだけど、うまくロケッツは守った。コービーは手を上げて不満そうにしてたけどな。」

シンキ「よーし。」

キャット「残り約1分でロケッツはじっくりオフェンスを組み立てた。時間をふんだんに使ってハーデンからのドライブだったけど、ワールドピースにうまく叩かれてしまう。シュートクロック残り1.7秒になってしまった。」

シンキ「ドキドキしますね。」

キャット「しかしこの残り時間でうまくボールをセット出来たロケッツはダグラスにいい感じのシュートを打たせることが出来たんだ。このシュートは外れたが、ゴール付近のところにいたハーデンのところにうまくボールが落ちてきてオフェンシブリバウンドを奪取。これはビックプレイだった。」

キャット「さらに時間を使えたロケッツは、またハーデンからのドライブに合わせて飛び込んできたスミスがファールをもらって2本決めてくれたよ。これで残り15.7秒に4点差になったんだ。」

シンキ「勝利は目前ですね。」

キャット「でもコービーがすぐにスリーを決めて点差は1点に。ダグラスがファールをもらうファールゲームに突入したんだが、今季まだ1本もフリースローをミスってないダグラスが1本ミスしてしまった。残り8.8秒でレイカーズのラストオフェンスする形になったよ。」

シンキ「ここらへんはさすがレイカーズですね。」

キャット「まぁな。ロケッツファンとしてはひやひやものだよ。」

キャット「それでラストのレイカーズオフェンスは、すぐにコービーがスリーを放つ形になったが、シュートは外れ、リバウンドを取られるが、うまく防いでタイプアップとなったよ。プレイオフのゲームに勝ったような騒ぎだったな。相手が常勝レイカーズだし、ずっとリードされている展開からの逆転勝利だからね。個人的にも感無量だよ。」

シンキ「これで9勝8敗。勝ち星先行です。」

キャット「よく頑張っているよ。対するレイカーズは負け星先行だな。同じような勝率だけど意味合いが違いすぎるよね。」

シンキ「まったくです。今日は控えの選手がよかったみたいですね。」

キャット「勝負所でリン、アシック、パーソンズを使わず、ダグラス、スミス、デルフィノがそのままコートにいたよ。でもハーデンが起点になってオフェンスを組み立ててたから、シュート不調でも、やはり彼の存在の大きさを感じたね。彼はそれだけの選手だ。」

シンキ「次はアウェイのスパーズ戦になります。」

キャット「チャンスはあると思うから、頑張って欲しいよね。」

シンキ「今日はお疲れ様でした。」

キャット「レイカーズ戦の勝利は格別だよね!」

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