シンキ「今日のレイカーズ戦はどうだったんですかー」
キャット「何だ観てないのか?」
シンキ「はい。見逃してしまいました。」
キャット「それじゃたまには試合展開から解説してみよう。」
シンキ「ありがとうございます。その前に先週のサンダー戦とジャズ戦を一言お願いできませんか?」
キャット「ハーデン凱旋となった敵地でのサンダー戦は勝負にならなかったよ。ハーデンの得意とするプレイがことごとく止められてしまった。ロケッツが負ける典型的なゲームだったな。ジャズ戦はうまくオフェンスが機能していて、7人が二桁得点を挙げる爽快なゲーム。最近はホームでしっかり勝ってるから頼もしく感じたよ。」
キャット「今日のレイカーズ戦は、最初のシュートを5本連続でミスしてしまい、4分経過で8点リードされる展開となってしまった。タイムアウト後のロケッツはハーデンが決めて落ち着きを取り戻したのか、パーソンズのミドルも決まってペースを掴もうとするが、レイカーズはコービーの個人技などオフェンス好調で次第に点差は離れていった。得点差的には最大13点差付けられる厳しい第1Qとなってしまったな。」
シンキ「やはりコービーですか。」
キャット「そうだな。今日はガソルがお休みだったし、先日のゲームでマジックに負けてるからね。俺様コービーが顔に出ていたよ。リードされる展開とはいえ、このパターンはレイカーズが自滅する形だから、個人的にはそう心配していなかったんだ。」
シンキ「第2Qはどうでしたか?」
キャット「序盤は控え選手同士の対戦。ロケッツは好調のダグラスが自らのシュートミスをフォローしたり、スリーを決めたりと奮闘していて、ロケッツは開始3分で6点差まで縮めた。その後してからリンがダグラスに替わってコートに入ったんだか、その彼は3本のシュートミスにターンオーバーありとロケッツ失速の原因を作ってしまったんだ。その間レイカーズに13-4のランを食らってしまい、点差も16点に引き離された。結局前半は13点リードされて終了したよ。」
シンキ「リンが入って崩れるパターンですか。よく見かけますよね。」
キャット「まぁな。リンはまだまだ安定感を欠くところがあるからね。仕方ない。その替わり、ダグラスが調子良かったからね。これには助かったよ。」
シンキ「前半が終わって勝てそうな雰囲気を感じましたか?」
キャット「前回の対戦みたいにバランス良くやられていた訳じゃないし、ロケッツのシュートがあまりにも入らなさすぎたからね。オフェンシブリバウンドを良く取っていて食いつないでいたところを見ると、後半に逆転の目もあるなとは思ったよ。」
シンキ「その後半をお願いします。」
キャット「後半の立ち上がりでロケッツは8-2のランに成功して、一気に一桁の7点差に迫ったんだ。」
シンキ「何が良かったんですか?」
キャット「レイカーズは間の抜けたプレイをしていたよ。だがそれは開始数分までで、そこから本来のレイカーズに戻った感じがしたね。半分経過してまた点差は16点に戻ってしまったよ。」
シンキ「厳しい展開となりましたね。」
キャット「でもちょっとしたきっかけで展開は変わるからね。自分はまだ勝利を諦めてなかったよ。その予感通りか分からないが、タイムアウト後に速攻が2本出るなどして9-0のランに成功。また点差を一桁に戻したね。結局第3Q終わって10点のビハインドで最終Qを迎えることになった。」
シンキ「シュートの精度は改善していたんですか?」
キャット「誉められるレベルじゃないけど、少なくとも前半よりは良くなっていたね。」
シンキ「勝負の第4Qをお願いいたします。」
キャット「いやー、振り返っても興奮するよね。」
シンキ「じらさないでお願いしますよー。」
キャット「おーけー。序盤は第2Q序盤同様に主に控え同士の対戦となったんだが、元ロケッツのジョーダン・ヒルにインサイドで得点されるなどしてしまい、ロケッツはなかなか点差を詰められなかったんだ。それでも今日好調のダグラスが、スリーを含む連続得点に成功して点差を再び7点に戻し、残り6分、まだロケッツの勝機を感じさせる展開に持ち込めたよ。」
シンキ「リンはベンチでしたか?」
キャット「今日の調子を考えるとダグラス続行が正解だろうね。先日のブルズ戦もそうだったな。」
シンキ「勝負の残り6分をお願いします。」
キャット「いやー、興奮するなー(笑) タイムアウト後のレイカーズのオフェンスをロケッツはターンオーバーを誘って、速攻からスミスがカウントプレイに成功。フリースローもしっかり決めて、点差は射程圏内の4点となった。直後に俺様コービーがすぐに個人技で取り返すが、ロケッツはチームプレイでノーマークを作って簡単にスコアー。点差をまた4点に戻したよ。」
シンキ「逆転するにはいい流れですね。」
キャット「そうだよ。次のレイカーズのオフェンスはとんでもないパスミスでターンオーバー。コービーの険しい顔がTVでアップされてたよ(笑)」
シンキ「それでロケッツは勝ったんですか?」
キャット「まぁそう焦るなよ(笑) まだ逆転もしてないんだから。」
シンキ「そうでしたね(苦笑)」
キャット「次のロケッツのオフェンスはセット出来ない苦しいオフェンスだったんだけど、エースのハーデンが個人技でファールをもらうプレイでフリースローへ。ここらへんがさすがなんだよなー。1本決めて完全射程圏の3点差になったよ。」
シンキ「1ゲーム平均9本のフリースローをもらうハーデンの真骨頂ですね。」
キャット「そうだな。その後のレイカーズのオフェンスだが、完全にコービーの個人技に頼ったプレイが続いた。良くも悪くもコービー次第でゲームの勝敗が左右する展開になったと思ったんだけど、実際はそうでもなかったよ。」
シンキ「というと?」
キャット「残り3分半で6点差に拡げられてから、ロケッツはフリースロー成功率の低いハワードにわざとファールをして、フリースローを打たせる作戦を取ったんだ。ハワードは最初の6本のうち4本のフリースローをミスし作戦は成功。その間にロケッツは控えのスミスやダグラスの踏ん張りでこのゲーム初めて逆転に成功したんだ。」
キャット「それでも慣れてきたのかハワードもその後の4本のうち3本に成功し、残り2分でレイカーズが2点リードして、残り2分勝負になったんだ。」
シンキ「スミスが頑張ってましたか?」
キャット「今日の彼は最高に良かったよ。インサイドのフィニッシュがかなり良かったし、フリースローもほぼ完璧だった。ハワードに対するディフェンスも良かったと思うよ。」
シンキ「それでは残り2分をお願いします。」
キャット「ロケッツボールから始まったオフェンス。デルフィノのレイアップがハワードにブロックされ、ダグラスのスリーも外れるが、絶好調のスミスがボールをタップするオフェンシブリバウンド取りに成功。これでオフェンスを立て直せたロケッツは起点ハーデンからのナイスパスをスミスがフィニッシュする理想の展開に持ち込めた。これで同点。」
シンキ「ドキドキしますね。」
キャット「直後のレイカーズオフェンスはやはりコービーの個人技。ロケッツディフェンスを交わしてミドルを放った。運良くシュートは外れてリバウンド争いのもつれから、うまい具合のハーデンの速攻に繋がってフリースローをもらったよ。」
シンキ「ハワードにわざとファールはしなかったんですか?」
キャット「残り2分切ると、フリースローの後も相手ボールになってしまうからな。」
シンキ「そうでしたか。それでハーデンのフリースローは?」
キャット「もちろん決めたよ! これで残り1分弱、ロケッツが2点リードだ。」
シンキ「このまま行ってくれって感じですね。」
キャット「手に汗握ったよ。次のレイカーズオフェンスもまたまたコービーの個人技。ドライブからファールをもらってフリースローを得る作戦だったようだけど、うまくロケッツは守った。コービーは手を上げて不満そうにしてたけどな。」
シンキ「よーし。」
キャット「残り約1分でロケッツはじっくりオフェンスを組み立てた。時間をふんだんに使ってハーデンからのドライブだったけど、ワールドピースにうまく叩かれてしまう。シュートクロック残り1.7秒になってしまった。」
シンキ「ドキドキしますね。」
キャット「しかしこの残り時間でうまくボールをセット出来たロケッツはダグラスにいい感じのシュートを打たせることが出来たんだ。このシュートは外れたが、ゴール付近のところにいたハーデンのところにうまくボールが落ちてきてオフェンシブリバウンドを奪取。これはビックプレイだった。」
キャット「さらに時間を使えたロケッツは、またハーデンからのドライブに合わせて飛び込んできたスミスがファールをもらって2本決めてくれたよ。これで残り15.7秒に4点差になったんだ。」
シンキ「勝利は目前ですね。」
キャット「でもコービーがすぐにスリーを決めて点差は1点に。ダグラスがファールをもらうファールゲームに突入したんだが、今季まだ1本もフリースローをミスってないダグラスが1本ミスしてしまった。残り8.8秒でレイカーズのラストオフェンスする形になったよ。」
シンキ「ここらへんはさすがレイカーズですね。」
キャット「まぁな。ロケッツファンとしてはひやひやものだよ。」
キャット「それでラストのレイカーズオフェンスは、すぐにコービーがスリーを放つ形になったが、シュートは外れ、リバウンドを取られるが、うまく防いでタイプアップとなったよ。プレイオフのゲームに勝ったような騒ぎだったな。相手が常勝レイカーズだし、ずっとリードされている展開からの逆転勝利だからね。個人的にも感無量だよ。」
シンキ「これで9勝8敗。勝ち星先行です。」
キャット「よく頑張っているよ。対するレイカーズは負け星先行だな。同じような勝率だけど意味合いが違いすぎるよね。」
シンキ「まったくです。今日は控えの選手がよかったみたいですね。」
キャット「勝負所でリン、アシック、パーソンズを使わず、ダグラス、スミス、デルフィノがそのままコートにいたよ。でもハーデンが起点になってオフェンスを組み立ててたから、シュート不調でも、やはり彼の存在の大きさを感じたね。彼はそれだけの選手だ。」
シンキ「次はアウェイのスパーズ戦になります。」
キャット「チャンスはあると思うから、頑張って欲しいよね。」
シンキ「今日はお疲れ様でした。」
キャット「レイカーズ戦の勝利は格別だよね!」
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