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ピストンズ

第72戦(対ピストンズ)、第73戦(対ペリカンズ)、第74戦(対ホークス)の総括

シンキ「こんにちは。難敵ブレイザーズを下し、アウェイ3連戦を突破した6連勝中のロケッツ。シーズン終盤にはありがたいホーム5連戦となりました。」
 
キャット「今日その3戦目となったホークス戦が終了したから、それまでの3戦を総括してみよう。」
 
キャット「まずピストンズ戦から。ポール欠場もあって、第1Qを6点のビハインドで終えたロケッツ。しかし第2Qに入ると、ジョーのミドルやゴードンのコーナースリーが決まって、すぐにゲームはタイに(28-28) ドラモンドがフリースローを外しまくっていたが、終盤に連続加点を食らうなど、一時7点のビハインドを背負ってしまう(41-48) しかしその後盛り返したロケッツは、2点差で前半終了へ(48-50) 後半に入るとグリフィンがハーデンの足を狙うかのような悪質プレイでテクニカルファールをもらっていたが、オフェンスではカウントプレイをもらうなど、ピストンズをリードしていたね(60-60) 第3Qは71-68でロケッツが逆転して終了し、第4Qに入ってもアリーザのスリーやゴードンのフリースローが決まって、ハーデンのいない時間帯でリードを拡げたんだ(76-68) しかしドラモンドにオフェンシブリバウンドを支配され、グリーンのスリーが決まらないロケッツは、ゴードンやアリーザの加点でリードをキープしていたが(86-77)、グリフィンが見えないところで汚いプレイをするなど、勝利への執着心を見せていて、速攻からスリーを食らうなど、4点差に迫られてしまい、ダントーニはタイムアウトを要求(86-82) タイムアウト後、ロケッツはカペラがまたミスをすると、頼みのハーデンが絶不調で、加点が出来ない時間帯が続いてしまい、フリースローで逆転を許してしまったんだ(86-88) ハーデンのドライブがことごとく決まらず、さすがのロケッツファンも敗北のシーンが頭によぎっただろうが、そうはさせまいと、ここまで全試合出場しているタッカーが、残り30秒でオフェンシブリバウンドから加点に成功し、ゲームは延長戦に突入したんだ(88-88)」
 
キャット「延長戦はカペラを外し、負傷したバームーテの替わりにジョーをスタートさせるスモールラインナップで挑んだロケッツ。この日絶不調のハーデンは次第に調子を上げてきて、ドライブからカウントプレイをもらうと、グリフィンに対しナイスディフェンス。ピストンズはその後もターンオーバーで加点が出来ず、このチャンスにやはりこの男ハーデンが、新人ケナード相手にアイソレーションプレイから得意のファールをもらうスリーで、フリースロー3本に成功(96-90) 締めはこの日の殊勲者タッカーが、オフェンシブリバウンドからのフォローを決めて勝負あり(98-90) 最終スコアは100-96。ロケッツはこの勝利で7連勝を達成したよ。今季成績は58勝14敗。」
 
ハーデン 21p、8R、5A FG4/20 3pFG0/8 FT13/18
ゴードン 22p、5A FG8/19
カペラ 10p、14R(5OR)
タッカー 10p、8R(4OR)
アリーザ 9p、5R 3pFG3/8
ジョー 11p FG4/11
アンダーソン 7p、7R
グリーン 3p 3pFG1/8
 
シンキ「危なかったですが、ポール不在、ハーデン不調でも勝利する勝負強さを見せたと思いますよ。それにしてもグリフィンはロケッツに恨みでもあるんですかね?」
 
キャット「全くだね。ゲーム的にはすごく面白かったよ。こういうハラハラドキドキもたまにはいいもんだ(笑) グリフィンについては、ポールがロケッツに来たのが面白くないんじゃないの。以前のゲームでダントーニともめてたし、ハーデンへのファールは故意じゃないかとすら思ったね。」
 
キャット「次のペリカンズ戦もポールは欠場。不調だったピストンズ戦と打って変わって序盤からハーデンが絶好調で、ドライブやミドル、カペラとのラインを決めるなど、ロケッツが開始4分ほどで二桁のリードを取る(14-4) ペリカンズはロンドとミロティッチが欠場し、デービスもカペラにブロックされるなど、ロケッツはさらにリードを拡げに掛かったよ(21-6) この第1Qのロケッツはスリーの精度が良くなかったが、それでもハーデンのドライブやゴードンのレイアップが決まるなど、13点リードを取って終了したね(29-16) 第2Qに入って、ハーデンのいない時間帯にスリーの精度が上がってきた。まずゴードンがスリーを決めると、直後にスチールからアンダーソンのスリーに繋がる(35-18) 次のポゼッションではタッカーが珍しくローポストからオフェンスし、点差もあってか余裕が感じられたんだ。その後もロケッツはジョーがローポストから加点すると、タッカーが得意のコーナースリーを決め、ロケッツのリードは20点を超えた(42-20) ペリカンズはタイムアウトを取って出直しを図るが、ロケッツは中盤も着々と加点に成功してリードは拡がる(51-26) デービスはまたカペラにブロックされるが、2回目にパワーダンクでお返しして吠えていたよ。終盤に入っても、ロケッツはハーデンが連続でスリーを決めるなど、リードを27点まで拡げて、ほぼ前半で決着が付いた感じだった(64-37)」
 
キャット「第3Qはペリカンズが若干盛り返してきて(66-48)、ムーアがゴードンを押してテクニカルファールをもらうなどがありながらも、ペースが落ちずに加点を続け、ロケッツのリードは14点まで縮まる(72-58) しかし余裕を持って対処するロケッツは、ハーデンの加点が続くと、今度はジョーがコーナースリーを決め、さらにここまでさっぱりだったグリーンもコーナースリーで加点するなど、結局第3Qは22点リードして終了へ(83-61) 第4Qに入っても、カペラのフィニッシュに続き、アンダーソンが豪快なワンハンドダンクを決めて、ロケッツベンチやファンも大喜びするなど、20点前後のリードを保ってゲーム終了。最終スコアは114-91。この勝利でロケッツはフランチャイズ記録となる59勝目を達成したんだ。今季成績は59勝14敗。」
 
ハーデン 27p、6R、8A、9TO FG11/24
ゴードン 19p、4A FG7/13
カペラ 18p、16R、6B FG9/12
アリーザ 8p、5R
タッカー 3p、4R FG1/5
アンダーソン 16p 3pFG4/8
グリーン 14p 3pFG3/8
ジョー 9p、5R FG4/6
 
シンキ「フランチャイズ記録を達成しましたね! ペリカンズ相手で苦戦も考えられましたが、終わってみれば前半で決着が付いた感じでしたか。」
 
キャット「ペリカンズはロンドとミロティッチを欠いていたからね。さすがにポール抜きでも問題なかったな。まあ順当勝利だと思うよ。フランチャイズ記録はホント嬉しいよ。58勝した当時は優勝しているからね。当然今季も期待してる。」
 
シンキ「ですね。ロケッツはカペラがデービス相手に奮闘してます。アンダーソンも久しぶりのダンクで沸かせましたか(笑)」
 
キャット「カペラの活躍にダントーニもアメージングとコメントしてたね。ロケッツ今季の飛躍はカペラの成長抜きにして語れない。今のカペラは攻守で欠かせない選手になってるよ。アンダーソンは控えに降格しても文句を言わずに黙々と自分の出来ることに集中している。たまに見せるダンクは必見モノだね(笑)」
 
キャット「そして今日行われたホークス戦。引き続きポールとバームーテは欠場となった。ホークスもシュルーダーが欠場。今日のゲームも出だしからロケッツがリードを取る。ホークスも元ロケッツのテイラーが成長している自分を見てくれとばかりに、最初の7得点をすべて挙げていたよ(19-9) NBA東地区最弱のホークスが相手ということもあるのか、今日のハーデンは味方を活かすアシストに徹しているように見えたね。アリーザへのパスが決まって、早くもアシスト6つを記録してた(24-15) 中盤から欠場のアンダーソンの替わりにネネがコートへ。そのネネは早速フィニッシュに成功。終盤はハーデンが速攻からドライブを決めて加点すると、アリーザも速攻からスリーを決めたね(33-18) この加点でアリーザは早くも14得点目。第2Q序盤は両チームともフィールドゴールが1本しか決まらない重いスタートだったが、先に立ち直ったのはロケッツの方で、ジョーからのパスをタッカーがスリーで加点すると、ゴードンのブロックから速攻でグリーンがレイアップを決める。さらにホークスのターンオーバーからグリーンがスリーで加点し、溜らずホークスはタイムアウトを要求へ(44-23) その後ホークスは必死に抵抗を試みて反撃するが、ロケッツも黒子に徹しているハーデンがアシストパスでチームを牽引。この第2Qも5アシストを記録したハーデンの活躍などで、前半はロケッツが24点のリードを取り、ペリカンズ戦同様に決着が付いた感じになったんだ(69-45)」
 
キャット「余裕のあるロケッツは、第3Q序盤にカペラからハーデン、そしてカペラへ渡る変則プレイで加点に成功。元ロケッツであるハワードを手放して再建モードに入っているホークスは、得点差を気にすることなく、若手が伸び伸びとプレイをしてように見えた(78-62) 若干リードが詰まったこともあったのか、ここまで一桁得点だったハーデンがいつものアタックモードに入る。コーナースリーを皮切りに、次から次へと加点を続け、グリーンの派手なアーリウープまで飛び出したロケッツが、リードを20点に戻して第3Qが終了したんだ(94-74) 第4Qは残り3分半からジョウチーと2ウェイ契約のハンターをコートに出す余裕も見せたね。この勝利で9連勝を達成したロケッツは、レギュラーシーズンの目標であった60勝へ到達したよ! 最終スコアは118-99。今季成績は60勝14敗となった。」
 
ハーデン 18p、10R、15A FG6/15 3pFG1/7
ゴードン 22p、4A FG8/13
カペラ 14p、8R、2B FG7/9
アリーザ 14p 3pFG4/11
タッカー 12p 3pFG4/9
グリーン 25p、7R FG10/15 3pFG5/10
ジョー 9p、4R、4A FG3/9
ネネ 15分 2p、3R
 
シンキ「レギュラーシーズンの目標であった60勝に到達しましたね。見事です!」
 
キャット「いやー、まさか74ゲーム目で達成するとは思わなかったよ。74ゲームまでに60勝を達成したチームは18回あるんだけど、そのうち11回は優勝しているようなんだ。もちろんプレイオフでは最大の敵であるウォリアーズがいるし、ウエストの強豪を倒していかないといけないから、まだ全く気を抜けないんだけど、少なくともこれまでのチーム同様に、優勝へのチャンスは確実にあるだろう。これだけ勝っていると、期待しない方がおかしいよ(笑)」
 
シンキ「ですよね。ちなみに今季はどれだけ勝てそうですか?」
 
キャット「もうこのまま勝ち続けて欲しいと思っているが、ウォリアーズがけが人続出で失速しているから(54勝19敗)、早い段階で勝率トップを確保できそうな感じなんだよ。なのでラスト数試合は主力を下げる可能性はあるから何とも言えないなー。」
 
シンキ「分かりました。ところでバイアウト後に契約したブレンダン・ライトが解雇されたようですね。」
 
キャット「どうもヒザの状態が悪く、プレイオフに入っても戻れないとのことで、結局解雇という寂しい形となってしまった。元々ケガが多い選手ではあったんだけど、プレイオフではパートタイマーとして頑張ってくれると思ってたが、まあ仕方ないよね。空いた1つの席にはルブライアン・ナッシュと10日間契約と結んだよ。ちなみにナッシュはBリーグの前身の一つだったbjリーグの福島でプレイしてたよ。出番があるといいんだけど、今のロケッツの状態を考えるとどうだろうか。」
 
シンキ「レギュラーシーズンも残り8ゲームですね。今日はどうもお疲れ様でした。また宜しくお願い致します。」

第36~38戦の総括

シンキ「こんにちは。今日のマブス戦も危なげなく勝利してますが、ひと月前のゲームの総括が優先でしたね。ではお願いします。」
 
36戦目 対マジック(アウェイ)
ハーデン、バームーテ欠場中
ゲーム内容
序盤からロケッツはペースを握り、第1Qは今季最少失点の12点に抑えると、第2Qもリードをキープ。加入4戦目のグリーンがスリーを決めまくって存在感を存分にアピールしていたね。前半を14点リードで折り返すと(55-41)、後半に入ってもゴードンとカペラのラインが決まって、マジックは溜らずタイムアウトを要求するが、その後もロケッツの猛攻は止まらず、第3Q残り4分弱に速攻からアリーザのスリーが決まり、この段階でほぼ勝負は付いた感じに(79-52) 結局18点差でロケッツの勝利に終わった。最終スコアは116-98 負けたマジックは、ここ23試合で20敗目。連勝のロケッツは通算27勝9敗。
ポール 8p、13A  カペラ 21p、8R  グリーン 27p、6R
 
37戦目 対ウォリアーズ(ホーム)
ハーデン、バームーテ欠場中 ネネ欠場(右ひざ)
ゲーム内容
ロケッツはハーデン、ウォリアーズはデュラントが欠場となった西地区首位攻防戦。前半からほぼ互角の展開となり、ロケッツが1点リードして折り返す(63-62) 後半に入っても新加入のグリーンが第3Qだけで4ポイントプレイを含む4本のスリーを決めてロケッツをリードするが、ウォリアーズも多彩なパス回しでロケッツディフェンスを翻弄し、3点差を付けて第4Q勝負に(90-93) 第4Q序盤のポールのいない時間帯にリズムを崩したロケッツは、開始2分で10点のリードを許してしまう苦しい展開となったが(91-101)、第1Q以来となるゴードンのスリーが決まって反撃開始。その後もロケッツはグリーンがこの日7本目のスリーを決めるなど加点を続けるが、ウォリアーズオフェンスを止めることが出来ずに結局敗戦となった。最終スコアは114-124。ロケッツの通算成績は27勝10敗。
ポール 28p、9A  ゴードン 30p、7A  グリーン 29p
 
38戦目 対ピストンズ(アウェイ)
ハーデン、バームーテ欠場中 ネネ欠場(右ひざ)
ゲーム内容
ドラモンドを欠くピストンズ相手に第1Qのロケッツは、試合前にシーズン終了までの契約を結んだグリーンの2本のスリーを含む、7本のスリーを決めるなど好調も、試合の主導権を握るには至らず、リードチェンジを繰り返しゲームは後半へ(58-57) ピストンズは第3Qに入って中盤に9-0のランを出してロケッツを突き放すことに成功する(65-75) スリーをことごとく落としているロケッツは溜らずタイムアウトを要求して立て直すが、ピストンズも効率よくスリーを決めるなど点差は縮まらず、第4Qに入っても10点前後のビハインドを追いつけず終了となった。最終スコアは101-108。ロケッツは連敗となり、通算成績27勝11敗。
ポール 16p、13A  ゴードン 15p、7A  カペラ 14p、11R
 
キャット「ハーデン離脱初戦となるマジック戦は問題なく勝利したが、その後の2戦は敗れてしまったな。ウォリアーズ戦は点差以上に完敗だったし、ピストンズ戦も10点のビハインドから立て直せなかったよ。まあこの時は我慢の時だったから仕方ない。」
 
シンキ「でもこの時の経験が今に活きていると思います。」
 
キャット「だね。それが今の連勝に繋がっていると思う。それにしてもグリーンがこれだけインパクトを残してくれるとは思わず、GMモーレーも嬉しい誤算だったんじゃないかな。この件があってブラウンは解雇されたんだっけ。」
 
シンキ「まさに即戦力の活躍をしてますよ。元巨人村田も体は作っておかないといけません。」
 
キャット「苦笑 グリーンは未契約期間中、愛犬と1対1していたなんてジョーク言ってたけど、遂に自分の居場所を見つけた感じだね。長くロケッツにいられるように頑張って欲しいよ。」
 
シンキ「次の39戦目以降も楽しみにしてます。現在は55ゲーム終了してますので、まだまだありますよ。」
 
キャット「全くだね。宿題をためちゃいけないな(笑) まあでもいろいろ振り返るのは楽しい。ピストンズ戦に負けた後なんか、負け癖が付いちゃったのか、あまり悔しくなかったんだよね(苦笑) 長いシーズン、ホント山あり谷ありだな。」
 
シンキ「では次回も宜しくお願いします。」

レギュラーシーズン第14戦 対ピストンズ(アウェイ)

シンキ「こんにちは。ここまでの13試合を8勝と頑張っているロケッツですが、今日はアウェイでのピストンズ戦になります。昨季の同アウェイ戦は敗れてますが、今日のゲームはどうでしょうか?」
 
キャット「昨季は調子の出ない状態でのものだったし、今季は新戦力が躍動して、いい感じの仕上がりになっているからね。期待していいと思うよ。」
 
シンキ「では早速ゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがビバリー、ハーデン、アリーザ、アンダーソン、カペラ。ピストンズは元ロケッツのイシュ・スミス、今季後に制限付きFAになるケンタビアス・カルドウェル-ポープ、元ロケッツのマーカス・モリス、移籍2年目の24歳トバイアス・ハリス、センターはオフに5年1億3000万ドルで再契約したアンドレ・ドラモンド。」
 
キャット「第1Qは序盤からピストンズが優勢。まずロケッツは2つのターンオーバーから速攻を食らって5点リードされた(0-5) 2分経過してハーデンからカペラへのパスが繋がり、ようやくロケッツは得点に成功。その後もピストンズはハリスのカウントプレイに、ポープのジャンパーが決まってオフェンス好調も、ロケッツはアンダーソンがドライブから加点すると、今度はスピンムーブからの加点、そして得意のジャンパーも沈め応戦開始したよ(8-12) だが攻撃の手を緩めないピストンズは、スミスがスリーを決めると、ドラモンドへのパスも通し加点。ロケッツがタフショットを打たされている間、ポープのスリーも決まって残り6分切り、ダントーニは溜らずタイムアウトを要求したんだ(8-20) タイムアウト後はロケッツが持ち直し、ハーデンのドライブが決まると、控えのネネがナイスフェイクからのドライブを成功(8-20) ディフェンスでもオフェンシブリバウンドを取られながらもうまくディフェンスして失点を防いでいたが、相変わらずターンオーバーが多く、スリーも決められないので点差はほとんど縮まらない(12-22) 終盤に入ってもハーデンがレイアップを外したり、ジャンパーも落とすなど不調が続くが、ディフェンスではゴードンが体を張ったプレイで失点を防ぐなど踏ん張っていて、相手のターンオーバーからデッカーが速攻を決めたロケッツが、ようやく4点差まで追い上げたよ(18-22) しかしラストプレイでスリーを決められ、結局7点のビハインドで終了となった(18-25)」
 
シンキ「ターンオーバーが多く、スリーが入ってないようで、劣勢ですかね?」
 
キャット「ここまで早くもターンオーバーが7つ、スリーも1本も決められてない。中盤以降のディフェンスの踏ん張りがなければ、大きく点差が付いていてもおかしくなかった。やはりカギはディフェンスになるね。ここまでハーデンは2得点と精彩を欠いているが、さすがに勝負所ではやってくれるだろうから、まだまだ大丈夫だと思っている。」
 
シンキ「はい。では前半の続きをお願いします。」
 
キャット「第2Q序盤もロケッツはスリーが決まらないなど、オフェンスのリズムが悪かったが、ピストンズもジャンパーが決まらず、ゲームは膠着気味だった(20-29) しかし3分経過し、カペラのパスからブリューワーがコーナーからスリーを決めて、ロケッツはこのゲームようやくスリーに成功すると、オフェンスのリズムが出てきたロケッツは、デッカー、ビバリーと立て続けにドライブ成功し追い上げ開始(29-35) ビバリーは3ファールでベンチへ下がり、ピストンズもジャンパーを決めてリズムを保とうとするが、ゴードンからのパスをカペラがフィニッシュすると、好調デッカーがステップバックからスリーを決め、ロケッツは5点差に追い上げる(34-39) 中盤前にハーデンなどの主力が登場も、デッカーはそのまま出場していたよ。そのデッカーはまたしてもスリーを決めて、ロケッツのビハインドは1点に(38-39) ピストンズはロケッツのナイスディフェンスもあって、なかなかドライブが出来ず、頼みのドラモンドもフィニッシュ出来ず苦しい展開に。それでもフリースローを確実に決めてリードを保っていたが、押せ押せのロケッツはカペラのアーリウープで同点に追いつくと(43-43)、ハーデンのフリースローで逆転に成功(48-46) 結局第2Qはロケッツが攻守でペースを握り、このQを33-21と取って、5点のリードを奪い前半は終了したんだ(51-46)」
 
シンキ「お、いい感じの第2Qになりましたか。ハーデンの調子が出てきましたかね?」
 
キャット「ハーデンのオフェンスの調子は正直イマイチだな。エアボールも2回あって、シュートの出来が悪い。だがディフェンスでうまくヘルプしてるし、肝心なところではファールをもらってフリースローで加点していて、チームをリードしているよ。悪いなりにチームに貢献できるところが彼のいいところだ。」
 
シンキ「それからデッカーが調子いいみたいですね。頼もしいですよ。」
 
キャット「調子がいいのでボールがよく回ってくるね(笑) 終盤は決めきれなかったが、それでも魅せるプレイをしているように、今日はアンダーソンを出し抜いて、勝負所で使われる可能性あるぞ。それくらいのプレイをしているよ。」
 
シンキ「分かりました。それでは後半もお願いします。」
 
キャット「第3Q序盤はドラモンドの状態が良くなり、ピストンズに追い上げを食らうが(54-51)、ロケッツはドラモンドに負けじとカペラが連続加点し、ピストンズはタイムアウトを要求(60-53) タイムアウト後もビバリーがフローターで加点に成功するなどリードを拡げに掛かるが、ピストンズもハリスのターンアラウンドジャンパー、ポープのスリーで追いすがる展開(62-58) それでも今日シュート不調のハーデンがスリーを決めると、アリーザもスリーを決めて、残り5分切り、ロケッツのリードは二桁を超えたんだ(70-60) ピストンズのオフェンスは膠着し、ここで突き放すチャンスだったのだが、ネネのオフェンシブファールがフレイグラント1となると、今度はアリーザが不運なファールを取られてしまい、ロケッツのリードは一気に4点に詰まってしまう(72-68) 終盤はハーデンの個人技などで巻き返すが、ラストもハーデンのミスショットがピストンズのブザービーターを生んでしまって、結局ロケッツ4点リードで第3Qは終了となったね(79-75)」
 
シンキ「リードはキープしていますが、アウェイ戦だけに、もっと点差が欲しかったですよね。」
 
キャット「明らかにリズムが良かったのはロケッツだったから、突き放すチャンスだったんだが、オフェンシブファールを取られるシーンが目立ち、リズムに乗りきれなかったよ。ハーデンの調子は若干良くなってきたが、まだエアボールを放っているように完全ではない。アウェイ戦なので、接戦にはなりたくないから、第4Qの中盤までに二桁のリードを奪って、押し切る形のゲームを期待したいね。」
 
シンキ「では勝負の第4Qをお願いします。」
 
キャット「第4Q序盤にまずポープにジャンパーを決められ2点差とされたロケッツ。オフェンスでもハーデンのいない時間帯でリズムが取れなかったが、ブリューワーのナイスディフェンスからビバリーのスリーが決まるなど、ロケッツはリードをキープしていた(82-77) しかしピストンズはジョンソンのジャンパーに、ドラモンドのフックが決まって1点差に追い上げたんだよ(82-81) タイムアウト後の残り8分弱からジョンソンのスリーは外れるが、オフェンシブリバウンドを取られ加点に繋がる。ロケッツは遂にリードを奪われてしまったよ(82-83)」
 
シンキ「勝負はここからですね。ではお願いします。」
 
キャット「ロケッツは相変わらずハーデンのいない時間帯となっていてオフェンスのリズムが悪い。その隙にピストンズはツーメンゲームからの加点して3点のリード。ブリューワーがフリースローを1本決めてハーデンなど主力が登場するが、ピストンズはモリスのジャンパーが決まってリードを4点に拡げたんだ(83-87)」
 
シンキ「アウェイ戦ですので、早く追いつきたいですよ。お願いします。」
 
キャット「次のオフェンスもブリューワーがスリーを外すが、ここまでドラモンド相手に臆することなくプレイしているカペラが、オフェンシブリバウンドからの加点に成功。ロケッツはビハインドを2点にすると、アリーザのプレッシャーでピストンズはターンオーバー。そのアリーザがハーデンからのパスをスリーで加点! ロケッツは逆転に成功したんだ(88-87) だがモリスがアイソレーションプレイからジャンパーを2本決めて、再びピストンズが逆転(88-91) しかしオフェンスのリズムが良くなりつつあるロケッツは、アンダーソンの加点で追いすがり、そのアンダーソンはディフェンスでもブロックを魅せた! これがアリーザのスリーを呼び込み、再びロケッツは逆転に成功(93-91) ピストンズは決め手をなくしつつあり、仕方なくスミスがジャンパーを放つがミス。しかしロケッツはディフェンシブリバウンドを2人で取り合ってしまって、ボールを外に出してしまい、ピストンズボールに。残り2分37秒。タイムアウトとなった(93-91)」
 
シンキ「逆転、逆転の連続ですね! リバウンドは取りたかったですが仕方ありません。ここはディフェンス1本で行きましょう。お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後のピストンズのオフェンスは、ポープがスクリーンを使ってドライブを試み、レイアップを決めて加点。ゲームはタイになった(93-93) ロケッツのオフェンスはハーデンが技ありのファールをもらったが、3本中1本しか決められず、リードは1点のみ。ピストンズはポープにボールを回したいが、アリーザの密着マークでボールが渡らず、モリスにタフショットを打たせることに成功。ディフェンスからチャンスを掴んだロケッツは、ボールを取られそうになりながらも、うまく凌いでゴードンがスリーをミスするも、ハーデンがオフェンシブリバウンドを取り、アイソレーションからジャンパーに成功! ロケッツのリードは3点となって、ピストンズはタイムアウトを要求したんだ(96-93) 残り1分6秒。」
 
シンキ「手に汗握る展開になりました。このディフェンスを頑張って勝負を付けましょう。お願いします。」
 
キャット「ピストンズのオフェンスは、やはりポープから。彼がドライブからレイアップを試みるが、カペラのヘルプでミス。しかしウィークサイドからドラモンドがオフェンシブリバウンドを押し込み加点。ロケッツのリードは1点に(96-95) アリーザが直後に放ったコーナーからのスリーは外れ、ロケッツはピンチになったが、ポープへのプレッシャーで時間を費やし、再びスミスが切れ込み、リバースレイアップを試みるが、カペラの圧力の前にミス。ハーデンがリバウンドを取り、ゲームはファールゲームに突入へ(96-95) 残り16.3秒。」
 
シンキ「ここはしっかり決めたいですよ。お願いします。」
 
キャット「ハーデンはフリースローを1本外し、リードは2点まで。残り11.9秒でタイムアウトとなったね。」
 
シンキ「ハーデンはポロポロ落とす悪い癖が出ましたかね。ディフェンス頑張りましょう。お願いします。」
 
キャット「ピストンズのオフェンスは、やはりポープに託す。彼はスクリーンを使ってうまくアリーザを振り切りドライブからファールをもらう。カペラはうまくヘルプに入ったが、ポープはうまかったよ。そのフリースロー。ポープは1本目を慎重に決めたが、2本目をミス! そのリバウンドをカペラと交代したネネが触ってボールは外へ行き、ピストンズボールと思いきや、モリスが直前に触って外に!! ロケッツボールになった。助かったーって瞬間だったよ(97-96) 残り6.8秒。」
 
シンキ「かなり緊張してきました。残り時間少ないので慎重に行きましょう。お願いします。」
 
キャット「タイムアウトを2回使ってロケッツのスローイン。何とかハーデンにボールが渡ってフリースローへ。そのハーデンのフリースローは1本目は決めたが、2本目はミス・・・ しかしリバウンドを取ったドラモンドへカペラが素早くファール。残り4.6秒でドラモンドのフリースローとなった。」
 
シンキ「ファールしてよかったんですか?」
 
キャット「フリースローの確率がNBA3番目に悪いドラモンドなので、フリースローが外れてリバウンドを取られたらファールをしろって指示だったと思う。そのフリースローは1本目からミスしてくれて、2本目もミス。この場面でドラモンドに2本とも決めろっていうのは酷な話だよな(笑) リバウンドを取ってファールをもらったハーデンだったが、情けないことにまたまたミス・・・ さすがに2本目は決めて逃げ切ったが、何とも喜ぶに喜べない勝利となったね。まあそれでも勝ったのは良かったかな。最終スコアーは99-96。個人成績は以下の通りに。」
 
ロケッツ(9-5) FG35/78(44.9%) 3pFG10/31(32.3%) FT19/27(70.4%) 46R(12OR) 22A 4S 6B 18TO
ハーデン 38分 28点、8R、11A 1B、6TO FG6/17 3pFG2/9 FT14/19
ビバリー 23分 9点、1R、1A、1S FG4/7 3pFG1/2
アリーザ 35分 14点、6R、3A、1S FG5/15 3pFG4/10
アンダーソン 29分 10点、6R、1A、1B FG4/9 3pFG0/3 FT2/2
カペラ 35分 15点、12R(4OR)、2A、2B、2TO FG7/10 FT1/2
ゴードン 29分 0点、1R、2A、1S、1B、2TO FG0/5 3pFG0/3
デッカー 25分 12点、4R、1A FG5/8 3pFG2/2
ネネ 13分 4点、7R、1A、1S、1B、3TO、5PF FG2/4
ブリューワー 13分 7点、1R FG2/3 3pFG1/2 FT2/4
アクティブロスターのハレル、エニス、ブラウン、KJマクダニエルは出番なし。
 
ピストンズ(6-9) FG36/87(41.4%) 3pFG7/17(41.2%) FT17/24(70.8%) 39R(12OR) 19A 7S 3B 14TO
スミス 31分 10点、4R、8A、1TO FG3/9 3pFG2/3 FT2/2
ポープ 38分 26点、1R、2A、2S、4TO FG9/15 3pFG3/6 FT5/7
モリス 35分 13点、2R、1B FG5/15 3pFG1/4 FT2/2
ハリス 20分 9点、2R、1A FG4/8 3pFG0/1 FT1/1
ドラモンド 34分 13点、16R(6OR)、1A、4S、3TO FG6/18 FT1/6
ジョン・ルアー(4年前ロケッツへ→解雇→成長) 31分 12点、8R、1B FG4/9 FT4/4
ベノ・ウドリシュ(開幕前に拾われた34歳) 16分 3点、2R、7A FG1/2 3pFG1/1
アーロン・ベインズ(ニュージーランド出身) 14分 2点、1R FG0/3 FT2/2
スタンリー・ジョンソン(昨年ドラ8位) 10分 2点、1R FG1/3
レジー・ブロック(4年目) 10分 6点、2R FG3/5 3pFG0/1
アクティブロスターのヘンリー・エレンソン(今年ドラ18位)、ボバン・マヤノビッチ(3年2100万ドルで今季加入)、ダラン・ヒリアード(昨年ドラ38位)は出場なし。左ひざを故障して開幕から欠場が続いているスターターのレジー・ジャクソンは、今週からフルコンタクトの練習を始める予定とのこと。
 
シンキ「接戦になりましたが、なんだかんだで最終的に勝利して良かったですよ。ハーデンは勝負所でのフリースローを落としまくってましたが、ガラにもなく緊張するタイプなんでしょうか?」
 
キャット「最近はポロポロ落としているイメージあるよな。勝った後もうなだれていたよ(苦笑) 彼がもっとコンスタントにフリースローを決め続けていれば、楽に勝てたゲームだったからね。当然と言えば当然だ。」
 
シンキ「それでも全体的には28点、11Aとチームを勝利へ導いた感じでしょうか。それからカペラが強敵ドラモンド相手でも見せ場タップリだったようで、ホント頼もしい存在になってますよね。彼の活躍抜きに、今のロケッツの躍進は考えられないですよ。」
 
キャット「全くだね。プレイ時間も日に日に伸びているし、苦手のフリースローもだいぶ進歩してきた。今日で4試合連続の二桁得点だし、リバウンドもコンスタントに二桁取っているよね。ディフェンス面での存在感も出せるし、彼がこれだけやってくれれば、ハワードはいらないよな(笑)」
 
シンキ「笑 それから2年目のデッカーもかなりいいですね。昨季ほぼゲームに出なかったことを考えれば、相当な選手になってもいいかもしれませんよ。」
 
キャット「もう勝負所でもアンダーソンではなく、デッカーでいいんじゃないのーって思うときあるよ(笑) この調子で存在感を出しまくって欲しいよね。」
 
シンキ「それと今日ダメダメの数字を残したのはゴードンでしたね。どんな感じでしたか?」
 
キャット「ポープ、ジョンソンなど、ディフェンスのうまい選手にマークされていたし、シューティング自体も不調だったから、終盤はボールが回ってこなかったな(苦笑) まあこういう日もあるでしょう。彼への期待は変わらないよ。」
 
シンキ「分かりました。そろそろお開きの時間になりますが、何かありますかね。」
 
キャット「最近地震が多くて嫌になっちゃうけど、日本に住んでいる以上仕方ないか。バスケを観られる毎日に感謝しないといけないね。それと健康もちゃんと維持しないと、バスケどころではなくなるから、これから寒くなるし気を付けたいよ。」
 
シンキ「ありがとうございます。次のゲームはあさってです。相手はラプターズですね。ホームゲームです。それでは今日はお疲れ様でした。次回も宜しくお願いします。」

今季第44戦 対ピストンズ

シンキ「こんにちは。今日はホームでピストンズ戦になりますね。前回の対戦ではアウェイで負けていますから、今回はしっかりとリベンジしたいところですよ。」

キャット「ホームだし、連敗したくないからね。ディフェンスが機能すれば大丈夫だと思うんだけどね。ロケッツはそれなりに力あるよ。」

シンキ「ですよね。それではゲームの方をお願いします。」

キャット「スターターはロケッツがハーデン、ローソン、アリーザ、カペラ、ハワード。ビバリーは足首の捻挫で欠場し、今回のゲームはテリーではなく、ローソンを持ってきたよ。最近のゲームを見ると、以前よりもフィットしてきた感があるから、これを機会に持ち直してくれることを期待したい。ピストンズはレジー・ジャクソン、カルドウェル ポパ、元ロケッツのモリス、イリャソバ、ドラモンドの布陣。」

キャット「序盤にハワードがローソンとぶつかって足首を故障するアクシデント。とりあえず検査のため、彼はロッカールームへ下がっていったよ。ゲームは出だしから調子の出ないロケッツを尻目に、ピストンズがモリスのスリー、速攻からの加点などでまず8点リードする(4-12) タイムアウト後、ロケッツはハーデン起点のオフェンスで巻き返しを計ってきて、スクリーンを使ってのジャンパー、カペラへの加点をアシストするなど、4点のビハインドになった(14-18) だが終盤に入ると、成長著しいポパにカウントプレイを取られ、スリーも2本決められるなど、点差は開いていったよ(23-33) 結局第1Qは10点のビハインドで終了となった。」

シンキ「またしても30得点以上取られてしまってますよね。もう少しディフェンス出来ないんですかー」

キャット「リバウンドもドラモンドに取られているし、速攻から加点されるケースも目立っている。ドラモンドへのダブルチームが成功して、速攻へ繋がって加点した場面があったんだけど、このようにもっと積極的に仕掛けてもいいような気がするよ。ピストンズのボール回りがいいから、まずガード陣へプレッシャーを掛けたいよね。関係ない話だが、クオーターの間の休憩中に行われた赤ちゃんのハイハイ競争は、3人とも前に進まず終了してた(笑) まあどうでもいい話か(苦笑)

シンキ「笑 では前半の続きをお願いします。」

キャット「第2Qのロケッツはツーメンゲームからベインズにイージーダンクを、オフェンシブリバウンドからも加点をされてしまい、ビハインドは14点に拡がってしまった(23-37) しかし次第にディフェンスから流れを掴みつつあるロケッツは、今日好調のローソンが面白いようにシュートを決めて追いすがる(30-39) 元ロケッツのモリスへのプレッシャーがよく決まっていて、リズムを失ったピストンズだったが、得意のオフェンシブリバウンドや、控えのトレバー、ストレッチ4のイリャソバのスリーでリードをキープ(39-47) しかし持ち直したロケッツは、ハーデンの個人技が決まって残り4分、4点差に追い上げたんだ(43-47) ここからロケッツはフリースローが苦手なドラモンドへハック作戦を仕掛ける。このフリースローを6本中1本しか決められなかったドラモンドを、ベンチへ下げるまでに、1点差に追い上げたロケッツだったが(47-48)、その後ジャクソン、ポパのガード陣にやられてしまって、結局9点のビハインドで終了(47-56) 終盤の8-0のランは痛かったね。」

シンキ「いい感じで終盤を迎えたようですが、少し詰めが甘かった感じですかー」

キャット「ターンオーバーを連発してしまったからな。まあ全体的に第2Qの感じは良かったし、ローソンの調子もいいからね。後半に期待しようじゃないか。」

シンキ「ハワードがいないことでカペラやTジョーンズあたりの出場時間が長くなっていると思いますが、どんな感じですかね?」

キャット「カペラは目立っているよ。まだ荒削りなんだけど、素質の高さは十分に見て取れるよね。彼の成長力は目を見張るものがあるから、このペースでドンドン伸びて欲しいよ。Tジョーンズはそれなりかな。今日は無駄なプレイはそれほどないよ。無難にプレイしてる感じだね。ハレルも頑張っているし、このチャンスを存分に活かしてもらいたいよ。ハーフタイム中でまた余談なんだけど、マスコットのクラッチが、ハーフコートからの背面ショットを成功させたね。入りそうな雰囲気あったから、結構練習しているんだろう(笑)」

シンキ「何事も練習あるのみですね(笑) それでは後半戦をお願いします。」

キャット「後半開始早々、KJがドラモンドへ5回連続ファール(笑) 非常に興味深い戦略と言えば戦略だが、これだと他の選手へのファールもフリースローになってしまうからなー。まさかずっとドラモンドへファールをし続けるんかね(笑)」

シンキ「ドラモンドを追い出したいんじゃないですかー」

キャット「攻守に彼がコートにいる恩恵がピストンズにはあるからな。それにしても出だしから始めるケースは初めてみたよ。その結果なんだが(笑)、ドラモンドは12本中4本しか決められず、その間にロケッツはブリューワーの2本のスリーなどで着々と加点していき、開始2分弱で3点差に追い上げた(57-60) 今のところこの戦略は成功しているよ(笑)」

シンキ「ピストンズのヘッドコーチであるヴァンガンディーもどうするか悩んでいるんじゃないですかー(笑)」

キャット「だろうな。ボクも長くNBAを観ているけど、こんなの初めてみたよ。とにかく勝利のために最善を尽くすビッカースタッフに敬意を表したくなってきたね(笑) それにしてもドラモンドはもっとフリースローを練習しろよなー。ロケッツは彼に辱めを与えている感じに見えるよコレ(苦笑)」

シンキ「公開処刑ですか(苦笑) でもずっと続ける訳に行きませんよね。ファールをする選手がいなくなってしまいますよ(笑)」

キャット「だよね。ピストンズはタイムアウト後もドラモンドをコートに出して、再びハック作戦を継続中。だが4本中1本でさすがにドラモンドをベンチへ下げたよ。」

シンキ「ようやくここから普通のゲームが観られそうですね(笑)」

キャット「全くだ。ゲームの方は60-61で1点のビハインドに迫って、ロケッツボールから始まったよ。リズムに乗ったロケッツはハーデンからカペラのラインが決まって逆転に成功し、続いてローソンのドライブからの加点も決まってロケッツが3点リードしたんだ(64-61) その後もロケッツはドラモンドのいないペイント内へのドライブがよく決まって加点を繰り返すが、ようやくリズムが出てきたピストンズも、ジャクソンの加点などで追いすがる(68-67) 中盤過ぎると、ロケッツはオフェンシブリバウンドから加点されてしまい、ワイドオープンでスリーを決められるなど、9-0のランを食らって逆転されてしまった(68-74) それでもハーデンの連続加点で盛り返すが、終盤にフリースローを与えてしまうことが多くなって、結局6点のビハインドで終了したよ(79-85)」

シンキ「開始2分半ほどで追い付きましたが、結局このQも29得点取られてしまいましたね。これについては?」

キャット「やっぱり正攻法で行かないとダメだということなんじゃないかな。最初で5ファールになってしまった影響で、終盤はフリースローを与えるケースが多くなっていたよね。」

シンキ「第4Qの見通しについてはいかがですかね?」

キャット「ディフェンス次第なんだけど、所々ナイスディフェンスしている時があるから、その時間帯を多く取ってもらいたいね。ギャンブルするより、堅実に狙いに行って欲しい。タフショットを打たせるだけで十分なんだよ。後はしっかりリバウンドだ!」

シンキ「分かりました。それでは第4Qをお願いします。」

キャット「序盤はブリューワーのドライブをフォーローしたカペラのダンクに、そのブリューワーのスリーが決まって1点差に迫ったロケッツだったが、速攻を食らうなどしてしまいリードを再び拡げられた(86-94) タイムアウト後もリズムに乗れないロケッツをピストンズはまたスリーと速攻を決めてリードをさらに拡げたよ(86-99) こうなるともうハック作戦しか残されていないのが今のロケッツ(苦笑) ドラモンドは相変わらず入ってなかったが、ロケッツもハーデンが決められず、結局終盤に焼け石に水的なスリーが決まった程度で終了。最終スコアーは114-123。これだけ得点を取られていれば勝てっこないよね。情けないの一言だ。」

シンキ「もうどうにかしないとダメですね。こりゃ。」

キャット「もう今季はいいよ。若手にチャンスを与えて欲しい。カペラなんか、ハイポストからドライブを見せるなど、いつもと違った面を見せていたからね。ハレルもそうだけど、彼らにチャンスを与えて、その才能を伸ばしてもらいたいよ。」

シンキ「ハワードのケガは大丈夫ですかね?」

キャット「ちょっとぶつかったくらいで故障するんだからなー(苦笑) あまり無理しても仕方ないし、少し休んでもいいと思うよ。その分若手の出番が増えるのは、ロケッツにとっていいことなんじゃないかな。」

シンキ「44ゲーム終了して22勝22敗では、そんな感じになってしまいますよね。さて次のゲームはあさってのバックス戦です。ホームゲームですね。」

キャット「だね。もう勝敗を抜きにして楽しんで行こうと思っているんだ(笑)」

シンキ「はい。最後に何かありますかね?」

キャット「ESPNのNBAオールタイムランキングのセンター部門で、我らのドリームが5位に入っているんだよ。個人的にはちょっと不満なんだけどね。」

シンキ「オラジュワンさんですね。」

キャット「1位はカリーム(ジャバー)で、2位がチェンバレン、3位がビル・ラッセル、4位がシャックで、5位がドリーム。6位以降は順に、モーゼズ(マローン)、デビット・ロビンソン、ユーイング、マイカン、ビル・ウォルトンとなってるよ。ハワードはランク外だったね。まあ成績的にはユーイングより上だという専門家の意見もあるんだが、やはりオフェンスでのインパクトが優先されるみたいだね。」

シンキ「オラジュワンさんはどれくらいの順位が妥当ですかね?」

キャット「2位にランクされていいんじゃないの。いや攻守のバランスを考えると、カリームを超えていてもおかしくないよ。実際2年目にチームをファイナルへ導いた時は、カリームを超えているのではと言われていたしね。チームメイトに恵まれていれば、彼はもっと優勝をしていたよ。複数の専門家もドリームは過小評価されているって見てるよね。」

シンキ「最近はゲームが変化していて、オラジュワンさんを超える選手は現れそうにないですが、ちなみにヤオはどのくらいの順位になりますか?」

キャット「ポジションを問わない順位が発表中なんだけど、80位くらいには入っているんじゃないかと思っている。彼のローポストスキルは素晴らしかったからね。」

シンキ「今日はどうもありがとうございました。それでは次のゲームも宜しくお願いします。」

ボックススコアー

今季第18戦 対ピストンズ

シンキ「こんにちは。今日のアウェイ連戦の相手はピストンズですね。3連勝なるでしょうか。」

キャット「過去の対戦でハワードはドラモンドを子供扱いしたことがあるんだよ。同様なことを成長したドラモンド相手に、年取ったハワードは出来んだろうが、チームが勝てばオーケーだからね。連戦できついと思うけど頑張って欲しい。」

シンキ「それでは早速ゲームの方をお願いします。」

キャット「スターターは昨日同様、ロケッツはハーデン、ビバリー、アリーザ、カペラ、ハワード。ピストンズはレジー・ジャクソン、カルドウェルポパ、モリス、イリャソバ、ドラモンド。モリスは元ロケッツ。」

キャット「ドラモンドが2ファールで早々とベンチへ下がり、ロケッツ有利と思いきや、序盤から中盤は両チームとも流れに乗れず、ゲームは膠着したんだが、先に抜け出したのはピストンズの方で、モリスのカウントプレイから始まり、ジャクソンのミドルが決まっての9-0のランで、まず主導権を握ったんだ(15-21)  ロケッツはアウェイ連戦の疲れからか、Tジョーンズがエアボールを放つなど、シュートに切れがなく、アリーザ、ハーデンも落としている間に、ピストンズは得意の速攻でリードを拡げることに成功。結局第1Qは10点リードされて終了したよ(19-29)」

シンキ「疲れがありますかね?」

キャット「あると思うんだけど、ピストンズだって連戦だからいい訳できないよね。」

キャット「第2Qも全くリズムが取れないロケッツは、ペイント内であっさりやられて開始1分経たずタイムアウトを要求。その後もロケッツは情けないくらいシュートが入らず、ビハインドはあっという間に16点になってしまったよ(24-40) 中盤以降もハーデンのボーンヘッドなどもあって点差は開く一方になり、結局23点の大差を付けられて前半が終了したんだ(41-64)」

シンキ「今日のゲームは諦めますか?」

キャット「第3Q次第だな。ここでダメなら諦めよう(苦笑)」

シンキ「では後半もお願いします。」

キャット「その第3Qも終盤まで常に20点前後離される展開で追いつけず、厳しいかと思われたが(61-81)、そこからセカンドユニットの活躍で第4Qの序盤までの約3分半の間に21-3のランを出して4点差まで迫ったんだ(80-84) しかし冷静さを取り戻したピストンズはその後にリズムを取り戻し、ロケッツに逆転する力は残っていなかった。結局105-116で敗戦。3連勝はならなかったよ。」

シンキ「勝つときはいつも接戦ですが、負ける時はあっさりって感じですよね。」

キャット「まあこれが今のロケッツの実力なのだろう。ハーデンはフリースローをもらって決める力があるし、パスセンスもいいんだけど、いかんせんミスが多いし、シュート成功率が悪いし、何よりディフェンスが冴えない。最低もう一人頼りになる選手がいないと、このままの成績で淡々と進みそうだよね。」

シンキ「ハワードはどうなんですかね?」

キャット「彼はもうオールスターレベルの選手ではないだろうな。全然ダメでもないんだけど、飛び抜けていい訳でもないし、もらっているサラリーを考えると、物足りなさの方が目立つよね。」

シンキ「それでは今後のロケッツはどうしたらいいんでしょうかね?」

キャット「過去に優勝したチームを見ると、必ずと言っていいほど生え抜きのオールスター常連がいるんだ。2連覇した時のロケッツはドリームがいたし、ショータイム時代のレイカーズはマジックにウォージー、シャック時代でもコービーがいたよ。ブルズ王朝ではジョーダンとピッペン、スパーズにはダンカンがいるし、昨年のウォリアーズにはカリーがいる。ハーデンはオールスターの常連かもしれないが、トレードされて来た選手だからね。理由は何であれ、手放す理由がある以上、その選手には何かしらの欠陥があるんだろうな。」

シンキ「ならば生え抜きのスターを獲得したいですよね。」

キャット「そうなんだよ。でも優勝へ導ける選手なんて数年に一人出るか出ないかだから難しい(苦笑) ボクはヤオを獲得出来た時、優勝へ導いてくれるかと思ったんだけど、そう甘くはなかったからね。」

シンキ「ヤオ時代も期待は大きかったですが、ダメでしたよね。」

キャット「やはり優勝するには運が必要だよ。ドリーム時代がいかにすごかったか実感したね。この時はブルズはジョーダンが一時引退中、他のチームもピークが過ぎていたか来ていなかった時で、時代の運もあったよね。今はウォリアーズが完全にピークを迎えているから、ロケッツの優勝は困難を極めるだろう。こんなゲームを見せられた後だけに弱きだ(苦笑) まあ何はともあれ、とにかくベストなゲームを見せて欲しい。コツコツやっていれば運も付いてくるよ(笑)」

シンキ「笑 そのウォリアーズですが、今日のジャズ戦にも勝利して19連勝を達成。昨季から続く連勝を23に伸ばし、ロケッツが以前記録した22連勝を更新しました。」

キャット「ジャズは勝つチャンスあったんだけどね。最後の詰めなんだよな。でもウォリアーズはアウェイ7連戦のきつい日程だけに、ここで最低1つは落とすと見ているよ。」

シンキ「ゲーム以外のお話が長くなりました。次のゲームはあさってのペリカンズ戦です。ホームコートですね。」

キャット「ホームのファンのためにも、全力で行って欲しいね。前半から体たらくが続くと、ボクもまたイラついちゃうよ(苦笑)」

シンキ「それでは次も宜しくお願いします。今日はお疲れ様でした。」

ボックススコアー

今季初戦 開幕戦 ピストンズ戦(アウェイ)

昨日5年総額8000万ドル(約64億円)で、チームと契約延長で合意したジェームス・ハーデンを主軸に据え、再建を目論む新生ロケッツの開幕戦が、敵地で行われた。相手は同様に再建を目指すデトロイト・ピストンズである。ロケッツは先発起用される予定のパトリック・パターソンを怪我で欠き、代わってマーカス・モリスとオマー・アシック、2年目のチャンドラー・パーソンズ、新加入のジェレミー・リンと3日前にチームに加わったジェームス・ハーデンの5人が先発した。

試合開始からの均衡を破ったのはロケッツ。ハーデンとリンを中心に9-0のランでピストンズを引き離し、第1Qを27-22で終えた。第1Q終盤にパーソンズに代わってプレーしたカルロス・デルフィノが、立て続けに3つのファールを犯し、第2Qはダークゥアン・クックがコートに立った。ロケッツはハーデンを中心に得点を重ねたが、ピストンズもロドニー・スターキーとカイル・シングラーを中心に粘りを見せ、インサイドで存在感を見せたジェイソン・マキシールの活躍もあって、55-58の3点ビハインドで前半を終了した。

第3Qにはピストンズがハーデンに対しプレッシャーをかけ、シュート・チャンスを与えないディフェンスをロケッツは攻略できず、残り9分からの5分間で13-0のランを与えてしまう(71-65)。81-72で第3Qを終えたロケッツは、ヨナス・イェレブコのレイアップシュートで二桁得点差に拡げられた(83-72)が、ここからハーデンとデルフィノが中心となって怒涛の追い上げを展開する。ハーデンがスリーポイントシュートで攻撃の口火を切ると、さらてグレッグ・スミスのダンクシュートをアシスト。デルフィーノが2本連続スリーを決めて2点ビハインドまで迫ると(85-83)、パーソンズのレイアップシュートで同点に。再びデルフィノが連続でスリーを決めてピストンズ(97-89)突き放し、残り約1分半にはハーデンの3点プレーで104-94と2桁得点をつけて勝利を決めた(最終スコアは105-96)。

各選手の評価は以下の通り。

ハーデン 37点・6R・12A・4TO・4ST FG14/25 3pFG4/10 FT5/6
今日のMVPに異論を唱える者は居ないだろう。チェンジ・オブ・ペースでディフェンダーを翻弄するドライブからの得点や、チームメイトへの綺麗なパスは流石の一言。マックス契約の期待に見事に応えたロケッツ・デビュー戦であったと言える。

リン 12点・4R・8A・4ST・4TO FG5/12 3pFG0/2
プレシーズンゲームからのシュートスランプを引き摺っているのか、最初のシュートを決められず、その後は外のシュートに迷いがあったように見えた。それでもハーデンと同時にフロアに居る時は効果的で、ハーデンの負担を減らすと共に、ハーデンからのアシストも得るなど、相乗効果があった。

モリス 6点・7R・1A・2TO FG3/10 3pFG0/2
マクヘイルHCの期待を受けて先発出場し、ディフェンスに幾分改善の兆しが見られたが、パスを出すタイミングが遅れたり、パスを出さなかったりで、バスケIQの低さを露呈してしまった。やはり、信頼を得られなかったのか、終盤は起用されず。まだまだローテ入りを目指す段階か?

パーソンズ 11点・7R・6A・3TO FG3/9 FT4/5
もはやロケッツの先発として、安心して見ていられる存在だ。ナイス・ディフェンスでプリンスの得点を最小限に留めた。時間帯によってはPFで起用されるユーティリティなプレーヤーで、この試合はハーデンに次ぐ42分間プレーした。

アシック 12点・9R・2BL・1ST・3TO FG5/6 FT2/6
ゴール下の守護神的存在が早くも定着している。アシックがコートに居る時間帯は、ディフェンスが引き締まって見える。願わくば入る気がしないフリースローを早急に改善して欲しいところ。

デルフィノ 15得点・7R・1ST・3TO FG5/6 3pFG5/6
シックスマンとして登場したが、ベテランらしからず早々にファールトラブルに陥った。しかしその後は重要な場面でスリーポイントシュートを決め続け、勝利に大きく貢献した。安心して見ていられるプレーヤーである。

ダグラス 2得点・1A・1TO FG0/2 FT2/2
今日の試合で一番精彩を欠いていた。キャンプやプレシーズンでは良いプレーを見せていただけに、ガッカリ度は大きい。このようなプレーが続くと、マチャドに控えPGの座を奪われかねない?

スミス 10得点・5R・2ST FG4/4 FT2/2
リン&ハーデンのアシストのおかけで、高い確率で二桁得点をした。しかし、アシクの控えとしては高さが無いことで、ベンチメンバーのオフェンスがアウトサイドシュート一辺倒になる傾向が強い。

クック  無得点 FG0/2
予想外のデルフィノのファールトラブルで、思わぬ出場機会を得た。しかし、本人は心の準備が出来ていなかったのか、見せ場らしいものは無かった。

by けろマント

ロケッツ対ピストンズ

第1Q 29-19
先日のゲームでフラストレーションが溜まってしまったアリーザが、暴力行為と見なされるプレイをしてしまい1ゲームの出場停止処分に。替わりにスターターを務めるのはルーキーのバディンガーとなった。5連勝中のピストンズなので波に乗らせないために序盤からリードを奪いたいロケッツ。まずスコラのオフェンシブリバウンドからのフォローが成功して先制点を奪う。対するピストンズは復帰2ゲーム目のハミルトンがミドルを連発して対抗。開始4分半近く経過して9-10と均衡したゲームになった。ここでT-Macが登場。彼のゲームプランは前半の7分のみの出場とのことなので、アリーザが出場停止だし、出したくないけど、彼が出せ出せとうるさいから、仕方なく勝敗に影響しないところで試してみようとの配慮か?  そのT-Macはケガで苦しんでいた時よりも軽快な動きに見えた。ロワリーに横取り?されたシーンがありながらもリバウンドに積極的にからみ、ディフェンスでもフットワークを使ってうまくやっていた印象がある。スリーを決めて流れに乗ると、ドライブからファールをもらうプレイも披露してくれた。復帰まで時間が掛かりながら、「さすが」と思わせるところはやはりT-Macと言ったところだろう。
ゲームの方は2-11のランを食らって4点リードされるが(11-15)、ここから速攻が連発で決まるなどして一気に16-2のランに成功(27-17)。ブルックスも最後に決めてロケッツが序盤に主導権を奪うことに成功した。

第2Q 27-28
このQもロケッツは好調をキープ。まずブルックスのドライブが決まると、ランドリー得意のフィニッシュが決まる。アンダーセンも今日は任せなさいとばかりにインサイドで体を張ってフリースローをもらうなどロケッツが15点リードを奪う(36-21)。タイムアウト後にピストンズは再び「マスクマン」ハミルトンが襲いかかるが、ロケッツもランドリーのフィニッシュがまた決まった。しかしピストンズは起き上がってビラヌエバやスウェーデン出身のルーキージュレスコが反撃してきた。この反撃をロケッツはランドリー、ロワリー、バティエ、スコラの全員攻撃で跳ね返し19点のリードまで点差を拡げた(54-35)。だがタイムアウト後にピストンズが修正に成功。ジュレスコが速攻からダンクを決めたり、ハミルトンがまた嫌らしく決めたりとロケッツは8-0のランを食らう(54-43)。彼らはディフェンスでもゾーンを敷いてきたり、少しでも点差を縮めようと必死の様子。結局ピストンズの踏ん張りにロケッツは終盤押されてしまう格好になってしまい、一桁の点差まで押し戻された(56-47)。

第3Q 25-21
ヘイズのオフェンシブリバウンドのねじ込みからスタート。後半に入ってもピストンズはマッチアップゾーン気味のディフェンスでロケッツを錯乱しに掛かるが、スコラがミドルで応戦。しかし前半おとなしかったスタッキーが本領発揮とばかりにスコアー連発で追いすがる(62-53)。だがピストンズはベン・ウォレスがフリースローを今日2本目のエアボール。1ゲームにフリースローを2本エアボールするなんて中学生の大会でもあり得ない珍事に観客も失笑気味のヤジを飛ばす。そんかこんなでゲームは淡々と進み会場にいる子供が眠くなりそうな展開が続くが、その眠気を一気に覚ますかのようにバディンガーが強烈なアーリウープをたたき込んだ!(74-64)。それでもジョーダンにドラフト1位で指名されたという過去の栄光にすがっているクワミ・ブラウンが地味に決める(77-66)。結局81-68でロケッツが13点リードで第3Qを終えた。

第4Q 26-28
第4Q開始からロケッツがスパーク。速攻からロワリーがバディンガーにナイスパス。カウントプレイに成功して16点リードし、ブルックスもスコアーして18点のリードに点差は拡がる。ピストンズも諦めまいとしてビラヌエバやスタッキーが奮闘するも、ランドリーがフィニッシュを連発するなど点差は詰まらず(94-78)、ブルックスが観客もどよめくドライブからのスコアーに成功すると、アナウンサーも「ヘイ!ヘイ!ヘイ!」とノリノリ状態に(98-80)。タイムアウト後もルーキーのジュレスコがフラストレーションを溜めたようなダンクや、こちらもルーキーのサマーズがスリーを決めるなどで点差を詰めようとするけれど(101-89)、残り2分半のところでブルックスがミドルを決めると、ほぼ勝敗の行方は決する。最終スコアーは107-96。ロケッツの快勝に終わった。

今日のゲームは先日のラプターズ戦とは対照的にシュート成功率の高さが目に付く気持ちのいい勝利だった。T-Macの復帰以上にバディンガーの活躍に目を見張るものを感じた。次はナゲッツ戦になるが、アリーザが戻ってくるロケッツなのでT-Macをどのように使っていくのか興味津々である。

ピストンズ(11-13)
ハミルトン 30分 FG10/22 3pFG1/6 21P 4R 4A
スタッキー 31分 FG7/24 17P 5A 2S
ベンウォレス21分 FG1/2 FT1/4 3P 8R(5OR)
ジュレスコ 40分 FG6/12 15P 6R
マキシール 19分 FG2/4 4P 4R
ビラヌエバ 25分 FG7/15 3pFG2/4 16P 4R
アトキンス 24分 FG1/4 3pFG0/3 2P 9A
デイ    18分 FG5/8 10P 3R
クワミB  17分 FG1/1 2P 6R 5PF
サマーズ  9分 FG2/4 6P
チーム全体
FG42/96 43.8%
3pFG4/21 19.0%
FT9/13 61.5%
44R(17OR) 26A 4S 4B 9TO
速攻からの得点 17点
ペイント内の得点 46点
TOから許した得点 6点

ロケッツ(14-10)
ブルックス 43分 FG10/20 3pFG0/6 23P 10A
スコラ   40分 FG10/16 23P 8R
バディンガー40分 FG6/11 3pFG1/5 16P 12R 5A
バティエ  26分 FG2/4 4P 4R 1B
ヘイズ   20分 FG2/4 6P 3R 4A 3S
ランドリー 28分 FG6/10 FT7/10 19P 3R
ロワリー  27分 FG2/6 7P 6R 3A 2S
T-Mac    8分 FG1/2 3P 3R
アンダーセン8分 FG2/2 6P 2R 2A
チーム全体
FG41/75 54.7%
3pFG2/16 12.5%
FT23/32 71.9%
44R(8OR) 28A 6S 1B 11TO
速攻からの得点 27点
ペイント内の得点 42点
TOから許した得点 9点