シンキ「こんにちは。ここまでの13試合を8勝と頑張っているロケッツですが、今日はアウェイでのピストンズ戦になります。昨季の同アウェイ戦は敗れてますが、今日のゲームはどうでしょうか?」
キャット「昨季は調子の出ない状態でのものだったし、今季は新戦力が躍動して、いい感じの仕上がりになっているからね。期待していいと思うよ。」
シンキ「では早速ゲームの方をお願いします。」
キャット「スターターはロケッツがビバリー、ハーデン、アリーザ、アンダーソン、カペラ。ピストンズは元ロケッツのイシュ・スミス、今季後に制限付きFAになるケンタビアス・カルドウェル-ポープ、元ロケッツのマーカス・モリス、移籍2年目の24歳トバイアス・ハリス、センターはオフに5年1億3000万ドルで再契約したアンドレ・ドラモンド。」
キャット「第1Qは序盤からピストンズが優勢。まずロケッツは2つのターンオーバーから速攻を食らって5点リードされた(0-5) 2分経過してハーデンからカペラへのパスが繋がり、ようやくロケッツは得点に成功。その後もピストンズはハリスのカウントプレイに、ポープのジャンパーが決まってオフェンス好調も、ロケッツはアンダーソンがドライブから加点すると、今度はスピンムーブからの加点、そして得意のジャンパーも沈め応戦開始したよ(8-12) だが攻撃の手を緩めないピストンズは、スミスがスリーを決めると、ドラモンドへのパスも通し加点。ロケッツがタフショットを打たされている間、ポープのスリーも決まって残り6分切り、ダントーニは溜らずタイムアウトを要求したんだ(8-20) タイムアウト後はロケッツが持ち直し、ハーデンのドライブが決まると、控えのネネがナイスフェイクからのドライブを成功(8-20) ディフェンスでもオフェンシブリバウンドを取られながらもうまくディフェンスして失点を防いでいたが、相変わらずターンオーバーが多く、スリーも決められないので点差はほとんど縮まらない(12-22) 終盤に入ってもハーデンがレイアップを外したり、ジャンパーも落とすなど不調が続くが、ディフェンスではゴードンが体を張ったプレイで失点を防ぐなど踏ん張っていて、相手のターンオーバーからデッカーが速攻を決めたロケッツが、ようやく4点差まで追い上げたよ(18-22) しかしラストプレイでスリーを決められ、結局7点のビハインドで終了となった(18-25)」
シンキ「ターンオーバーが多く、スリーが入ってないようで、劣勢ですかね?」
キャット「ここまで早くもターンオーバーが7つ、スリーも1本も決められてない。中盤以降のディフェンスの踏ん張りがなければ、大きく点差が付いていてもおかしくなかった。やはりカギはディフェンスになるね。ここまでハーデンは2得点と精彩を欠いているが、さすがに勝負所ではやってくれるだろうから、まだまだ大丈夫だと思っている。」
シンキ「はい。では前半の続きをお願いします。」
キャット「第2Q序盤もロケッツはスリーが決まらないなど、オフェンスのリズムが悪かったが、ピストンズもジャンパーが決まらず、ゲームは膠着気味だった(20-29) しかし3分経過し、カペラのパスからブリューワーがコーナーからスリーを決めて、ロケッツはこのゲームようやくスリーに成功すると、オフェンスのリズムが出てきたロケッツは、デッカー、ビバリーと立て続けにドライブ成功し追い上げ開始(29-35) ビバリーは3ファールでベンチへ下がり、ピストンズもジャンパーを決めてリズムを保とうとするが、ゴードンからのパスをカペラがフィニッシュすると、好調デッカーがステップバックからスリーを決め、ロケッツは5点差に追い上げる(34-39) 中盤前にハーデンなどの主力が登場も、デッカーはそのまま出場していたよ。そのデッカーはまたしてもスリーを決めて、ロケッツのビハインドは1点に(38-39) ピストンズはロケッツのナイスディフェンスもあって、なかなかドライブが出来ず、頼みのドラモンドもフィニッシュ出来ず苦しい展開に。それでもフリースローを確実に決めてリードを保っていたが、押せ押せのロケッツはカペラのアーリウープで同点に追いつくと(43-43)、ハーデンのフリースローで逆転に成功(48-46) 結局第2Qはロケッツが攻守でペースを握り、このQを33-21と取って、5点のリードを奪い前半は終了したんだ(51-46)」
シンキ「お、いい感じの第2Qになりましたか。ハーデンの調子が出てきましたかね?」
キャット「ハーデンのオフェンスの調子は正直イマイチだな。エアボールも2回あって、シュートの出来が悪い。だがディフェンスでうまくヘルプしてるし、肝心なところではファールをもらってフリースローで加点していて、チームをリードしているよ。悪いなりにチームに貢献できるところが彼のいいところだ。」
シンキ「それからデッカーが調子いいみたいですね。頼もしいですよ。」
キャット「調子がいいのでボールがよく回ってくるね(笑) 終盤は決めきれなかったが、それでも魅せるプレイをしているように、今日はアンダーソンを出し抜いて、勝負所で使われる可能性あるぞ。それくらいのプレイをしているよ。」
シンキ「分かりました。それでは後半もお願いします。」
キャット「第3Q序盤はドラモンドの状態が良くなり、ピストンズに追い上げを食らうが(54-51)、ロケッツはドラモンドに負けじとカペラが連続加点し、ピストンズはタイムアウトを要求(60-53) タイムアウト後もビバリーがフローターで加点に成功するなどリードを拡げに掛かるが、ピストンズもハリスのターンアラウンドジャンパー、ポープのスリーで追いすがる展開(62-58) それでも今日シュート不調のハーデンがスリーを決めると、アリーザもスリーを決めて、残り5分切り、ロケッツのリードは二桁を超えたんだ(70-60) ピストンズのオフェンスは膠着し、ここで突き放すチャンスだったのだが、ネネのオフェンシブファールがフレイグラント1となると、今度はアリーザが不運なファールを取られてしまい、ロケッツのリードは一気に4点に詰まってしまう(72-68) 終盤はハーデンの個人技などで巻き返すが、ラストもハーデンのミスショットがピストンズのブザービーターを生んでしまって、結局ロケッツ4点リードで第3Qは終了となったね(79-75)」
シンキ「リードはキープしていますが、アウェイ戦だけに、もっと点差が欲しかったですよね。」
キャット「明らかにリズムが良かったのはロケッツだったから、突き放すチャンスだったんだが、オフェンシブファールを取られるシーンが目立ち、リズムに乗りきれなかったよ。ハーデンの調子は若干良くなってきたが、まだエアボールを放っているように完全ではない。アウェイ戦なので、接戦にはなりたくないから、第4Qの中盤までに二桁のリードを奪って、押し切る形のゲームを期待したいね。」
シンキ「では勝負の第4Qをお願いします。」
キャット「第4Q序盤にまずポープにジャンパーを決められ2点差とされたロケッツ。オフェンスでもハーデンのいない時間帯でリズムが取れなかったが、ブリューワーのナイスディフェンスからビバリーのスリーが決まるなど、ロケッツはリードをキープしていた(82-77) しかしピストンズはジョンソンのジャンパーに、ドラモンドのフックが決まって1点差に追い上げたんだよ(82-81) タイムアウト後の残り8分弱からジョンソンのスリーは外れるが、オフェンシブリバウンドを取られ加点に繋がる。ロケッツは遂にリードを奪われてしまったよ(82-83)」
シンキ「勝負はここからですね。ではお願いします。」
キャット「ロケッツは相変わらずハーデンのいない時間帯となっていてオフェンスのリズムが悪い。その隙にピストンズはツーメンゲームからの加点して3点のリード。ブリューワーがフリースローを1本決めてハーデンなど主力が登場するが、ピストンズはモリスのジャンパーが決まってリードを4点に拡げたんだ(83-87)」
シンキ「アウェイ戦ですので、早く追いつきたいですよ。お願いします。」
キャット「次のオフェンスもブリューワーがスリーを外すが、ここまでドラモンド相手に臆することなくプレイしているカペラが、オフェンシブリバウンドからの加点に成功。ロケッツはビハインドを2点にすると、アリーザのプレッシャーでピストンズはターンオーバー。そのアリーザがハーデンからのパスをスリーで加点! ロケッツは逆転に成功したんだ(88-87) だがモリスがアイソレーションプレイからジャンパーを2本決めて、再びピストンズが逆転(88-91) しかしオフェンスのリズムが良くなりつつあるロケッツは、アンダーソンの加点で追いすがり、そのアンダーソンはディフェンスでもブロックを魅せた! これがアリーザのスリーを呼び込み、再びロケッツは逆転に成功(93-91) ピストンズは決め手をなくしつつあり、仕方なくスミスがジャンパーを放つがミス。しかしロケッツはディフェンシブリバウンドを2人で取り合ってしまって、ボールを外に出してしまい、ピストンズボールに。残り2分37秒。タイムアウトとなった(93-91)」
シンキ「逆転、逆転の連続ですね! リバウンドは取りたかったですが仕方ありません。ここはディフェンス1本で行きましょう。お願いします。」
キャット「タイムアウト後のピストンズのオフェンスは、ポープがスクリーンを使ってドライブを試み、レイアップを決めて加点。ゲームはタイになった(93-93) ロケッツのオフェンスはハーデンが技ありのファールをもらったが、3本中1本しか決められず、リードは1点のみ。ピストンズはポープにボールを回したいが、アリーザの密着マークでボールが渡らず、モリスにタフショットを打たせることに成功。ディフェンスからチャンスを掴んだロケッツは、ボールを取られそうになりながらも、うまく凌いでゴードンがスリーをミスするも、ハーデンがオフェンシブリバウンドを取り、アイソレーションからジャンパーに成功! ロケッツのリードは3点となって、ピストンズはタイムアウトを要求したんだ(96-93) 残り1分6秒。」
シンキ「手に汗握る展開になりました。このディフェンスを頑張って勝負を付けましょう。お願いします。」
キャット「ピストンズのオフェンスは、やはりポープから。彼がドライブからレイアップを試みるが、カペラのヘルプでミス。しかしウィークサイドからドラモンドがオフェンシブリバウンドを押し込み加点。ロケッツのリードは1点に(96-95) アリーザが直後に放ったコーナーからのスリーは外れ、ロケッツはピンチになったが、ポープへのプレッシャーで時間を費やし、再びスミスが切れ込み、リバースレイアップを試みるが、カペラの圧力の前にミス。ハーデンがリバウンドを取り、ゲームはファールゲームに突入へ(96-95) 残り16.3秒。」
シンキ「ここはしっかり決めたいですよ。お願いします。」
キャット「ハーデンはフリースローを1本外し、リードは2点まで。残り11.9秒でタイムアウトとなったね。」
シンキ「ハーデンはポロポロ落とす悪い癖が出ましたかね。ディフェンス頑張りましょう。お願いします。」
キャット「ピストンズのオフェンスは、やはりポープに託す。彼はスクリーンを使ってうまくアリーザを振り切りドライブからファールをもらう。カペラはうまくヘルプに入ったが、ポープはうまかったよ。そのフリースロー。ポープは1本目を慎重に決めたが、2本目をミス! そのリバウンドをカペラと交代したネネが触ってボールは外へ行き、ピストンズボールと思いきや、モリスが直前に触って外に!! ロケッツボールになった。助かったーって瞬間だったよ(97-96) 残り6.8秒。」
シンキ「かなり緊張してきました。残り時間少ないので慎重に行きましょう。お願いします。」
キャット「タイムアウトを2回使ってロケッツのスローイン。何とかハーデンにボールが渡ってフリースローへ。そのハーデンのフリースローは1本目は決めたが、2本目はミス・・・ しかしリバウンドを取ったドラモンドへカペラが素早くファール。残り4.6秒でドラモンドのフリースローとなった。」
シンキ「ファールしてよかったんですか?」
キャット「フリースローの確率がNBA3番目に悪いドラモンドなので、フリースローが外れてリバウンドを取られたらファールをしろって指示だったと思う。そのフリースローは1本目からミスしてくれて、2本目もミス。この場面でドラモンドに2本とも決めろっていうのは酷な話だよな(笑) リバウンドを取ってファールをもらったハーデンだったが、情けないことにまたまたミス・・・ さすがに2本目は決めて逃げ切ったが、何とも喜ぶに喜べない勝利となったね。まあそれでも勝ったのは良かったかな。最終スコアーは99-96。個人成績は以下の通りに。」
ロケッツ(9-5) FG35/78(44.9%) 3pFG10/31(32.3%) FT19/27(70.4%) 46R(12OR) 22A 4S 6B 18TO
ハーデン 38分 28点、8R、11A 1B、6TO FG6/17 3pFG2/9 FT14/19
ビバリー 23分 9点、1R、1A、1S FG4/7 3pFG1/2
アリーザ 35分 14点、6R、3A、1S FG5/15 3pFG4/10
アンダーソン 29分 10点、6R、1A、1B FG4/9 3pFG0/3 FT2/2
カペラ 35分 15点、12R(4OR)、2A、2B、2TO FG7/10 FT1/2
ゴードン 29分 0点、1R、2A、1S、1B、2TO FG0/5 3pFG0/3
デッカー 25分 12点、4R、1A FG5/8 3pFG2/2
ネネ 13分 4点、7R、1A、1S、1B、3TO、5PF FG2/4
ブリューワー 13分 7点、1R FG2/3 3pFG1/2 FT2/4
アクティブロスターのハレル、エニス、ブラウン、KJマクダニエルは出番なし。
ピストンズ(6-9) FG36/87(41.4%) 3pFG7/17(41.2%) FT17/24(70.8%) 39R(12OR) 19A 7S 3B 14TO
スミス 31分 10点、4R、8A、1TO FG3/9 3pFG2/3 FT2/2
ポープ 38分 26点、1R、2A、2S、4TO FG9/15 3pFG3/6 FT5/7
モリス 35分 13点、2R、1B FG5/15 3pFG1/4 FT2/2
ハリス 20分 9点、2R、1A FG4/8 3pFG0/1 FT1/1
ドラモンド 34分 13点、16R(6OR)、1A、4S、3TO FG6/18 FT1/6
ジョン・ルアー(4年前ロケッツへ→解雇→成長) 31分 12点、8R、1B FG4/9 FT4/4
ベノ・ウドリシュ(開幕前に拾われた34歳) 16分 3点、2R、7A FG1/2 3pFG1/1
アーロン・ベインズ(ニュージーランド出身) 14分 2点、1R FG0/3 FT2/2
スタンリー・ジョンソン(昨年ドラ8位) 10分 2点、1R FG1/3
レジー・ブロック(4年目) 10分 6点、2R FG3/5 3pFG0/1
アクティブロスターのヘンリー・エレンソン(今年ドラ18位)、ボバン・マヤノビッチ(3年2100万ドルで今季加入)、ダラン・ヒリアード(昨年ドラ38位)は出場なし。左ひざを故障して開幕から欠場が続いているスターターのレジー・ジャクソンは、今週からフルコンタクトの練習を始める予定とのこと。
シンキ「接戦になりましたが、なんだかんだで最終的に勝利して良かったですよ。ハーデンは勝負所でのフリースローを落としまくってましたが、ガラにもなく緊張するタイプなんでしょうか?」
キャット「最近はポロポロ落としているイメージあるよな。勝った後もうなだれていたよ(苦笑) 彼がもっとコンスタントにフリースローを決め続けていれば、楽に勝てたゲームだったからね。当然と言えば当然だ。」
シンキ「それでも全体的には28点、11Aとチームを勝利へ導いた感じでしょうか。それからカペラが強敵ドラモンド相手でも見せ場タップリだったようで、ホント頼もしい存在になってますよね。彼の活躍抜きに、今のロケッツの躍進は考えられないですよ。」
キャット「全くだね。プレイ時間も日に日に伸びているし、苦手のフリースローもだいぶ進歩してきた。今日で4試合連続の二桁得点だし、リバウンドもコンスタントに二桁取っているよね。ディフェンス面での存在感も出せるし、彼がこれだけやってくれれば、ハワードはいらないよな(笑)」
シンキ「笑 それから2年目のデッカーもかなりいいですね。昨季ほぼゲームに出なかったことを考えれば、相当な選手になってもいいかもしれませんよ。」
キャット「もう勝負所でもアンダーソンではなく、デッカーでいいんじゃないのーって思うときあるよ(笑) この調子で存在感を出しまくって欲しいよね。」
シンキ「それと今日ダメダメの数字を残したのはゴードンでしたね。どんな感じでしたか?」
キャット「ポープ、ジョンソンなど、ディフェンスのうまい選手にマークされていたし、シューティング自体も不調だったから、終盤はボールが回ってこなかったな(苦笑) まあこういう日もあるでしょう。彼への期待は変わらないよ。」
シンキ「分かりました。そろそろお開きの時間になりますが、何かありますかね。」
キャット「最近地震が多くて嫌になっちゃうけど、日本に住んでいる以上仕方ないか。バスケを観られる毎日に感謝しないといけないね。それと健康もちゃんと維持しないと、バスケどころではなくなるから、これから寒くなるし気を付けたいよ。」
シンキ「ありがとうございます。次のゲームはあさってです。相手はラプターズですね。ホームゲームです。それでは今日はお疲れ様でした。次回も宜しくお願いします。」
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