シンキ「こんにちは。イースト遠征5連戦の初戦を落としたロケッツ。今日の相手はラプターズになりますね。アウェイ連戦ですが頑張って欲しいところです。」
キャット「ラプターズはホーム13連勝中と絶好調だし、ロケッツはラプターズのホームで8シーズン勝ってないんだよ。だから厳しいゲームになりそうだが、若手を存分に使うなりしてくれれば、負けても次に繋がるよ。ブルズ戦後半からハレルを使い出したし、その点は多少期待を持っているんだ。」
シンキ「ラプターズには元ロケッツの選手が多いですよね。」
キャット「オールスターに選ばれるくらい成長したラウリーを筆頭に、ロケッツファンに慕われているスコラ、それに努力家のパターソンもいる。そういう点でも今日のゲームは楽しみにしているんだよ。」
シンキ「分かりました。それではゲームの方を宜しくお願いします。」
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、アリーザ、ディーモー、ハワード。ラプターズはラウリー、デローゼン、ジェームス・ジョンソン、スコラ、バランチュナス。」
キャット「序盤はロケッツがターンオーバー3連発も、速攻から加点に成功するなどしてリードを取った(8-2) 対するラプターズもペイント内からバランチュナスの加点などで追い上げて、中盤に入りゲームはタイに(14-14) ロケッツはボール回りが良く、うまくノーマークを見つけて加点に繋がっていたが、ディフェンスではペイント内であっさりやられるケースが目立ち、終盤に入ると、スコラが自慢のスキルを見せつける加点を繰り返し、リズムに乗ったラプターズが逆転に成功したよ(20-26) タイムアウト後、ロケッツもカペラやハーデンのフリースローなどで踏ん張り、結局4点差に巻き返して終了となった(26-30)」
シンキ「また第1Qをリードされて終わりましたが、どんな感じでしたかね?」
キャット「オフェンスは良かったと思うんだけど、ディフェンスではイージーレイアップを許すシーンが多く、速攻も食らっていて、これがリードされた要因だったと思う。やはりディフェンスが勝敗のカギを握るんだよな。」
シンキ「はい。では前半の続きをお願いします。」
キャット「第2Qに入り、パターソンのスリーに、ターンオーバーから速攻を出されてロスにダンクを食らうなど、ロケッツは流れに乗れない。ハーデンがベンチで、オフェンスのリズムが悪く、ハワードがエアボールをする体たらくもあって、ロケッツは開始3分で9点リードされた(30-39) タイムアウト後もことごとくシュートを外したロケッツを尻目に、ラプターズはラウリーのスリーに、パウエルのジャンパーでリードを二桁に乗せる(31-44) その後ハワードがお得意?のフラストレーションを発散するかのようなファールをして、フレイグラントファール1を取られてしまったんだ(苦笑)」
シンキ「ハワードのそのようなプレイ、どうにかなりませんかね(苦笑)」
キャット「わざとやっている訳ではないんだろうが、体が自然に反応しちゃうんだろうな(笑) まあ今回のは、見方によっちゃ相手のファールの方が早かったとも見えるし、かわいそうなファールではあったんだけどね。」
キャット「そのファール以降も、またラウリーにスリーを決められてしまい、ロケッツは18点のビハインドになってしまうんだが(31-49)、中盤になってロケッツもそれなりにリズムが出てきて追いすがってきたんだ(37-49) だがラプターズは、ラウリーからスコラへ素晴らしいロングパスが通る加点などで二桁リードを保つ展開(39-56) だが終盤ロケッツはハーデンのフリースロー、ブリューワーの連続スリーで巻き返し、何とか10点差にして前半を折り返せたよ(51-61)」
シンキ「劣勢に立たされているようですが、後半への見通しはいかがですか?」
キャット「ディフェンス次第だな。一気のランを食らう悪い癖を出さずに終盤を迎えれば、まだこのゲーム分からないと思う。今日はハレルを前半から使ってるし、勝敗も気になるが、来季への展望が開けるゲームをして欲しいと思う。」
シンキ「元ロケッツ組はここまでどんな感じですか?」
キャット「スコラはさすがだよ。ここまで16得点の活躍だ。ラウリーも攻守ともにラプターズをリードし、パターソンも控えからエナジーを与えている。スコラはペイサーズから移籍して来たんだが、パターソンはロケッツ時代にスコラのスキルを習得しようと、彼のプレイを真似ていた経緯があるから、彼のラプターズ入りを喜んだんじゃないかな。」
シンキ「元ロケッツ組の活躍は見ていて楽しいですよね。それでは後半戦をお願いします。」
キャット「後半出だしは両チームともターンオーバーが出ていたが、それでもラプターズはラウリーからスコラへのホットラインが健在で、デローゼンにカウントプレイを決められたロケッツは、また15点のビハインドに戻されてしまう(51-67) だが離されまいと、比較的前半おとなしかったハーデンが、個人技で連続加点に成功し反撃開始(55-67) その後もロケッツはリズム良く加点していたんだが、ラプターズもハーデンに負けじと、デローゼンがフリースローで加点していき、スコラが得意のフックを見せるなどで、ラプターズの二桁リードは変わらなかった(66-78) 中盤に入って、ターンオーバーから速攻を出されるなどして、またしても15点おビハインドになってしまうが(66-81)、インサイドの起点になっているスコラへダブルチームを仕掛け、ラプターズのリズムを崩すことに成功してきた。その隙にロケッツはブリューワーが2本のスリーを決めるなど、9-0のランに成功して、点差を6点に詰めたんだ(73-81) 終盤ラプターズも巻き返したが、ロケッツは8点のビハインドで第4Qを迎えることになったよ(77-85)」
シンキ「お。だいぶ追い上げて来ましたね。ディフェンスが良かったんですか?」
キャット「第3Qは24失点なんだが、残り5分切ってからはフィールドゴール成功を1本しか許さず、7失点に抑えている。好調のスコラを封じ込め、アウトサイドへのプレッシャーがうまく機能していたよ。特にカペラの機動力の高さは非常に有効だ。彼はインサイドのリムプロテクターとしてだけでなく、アウトサイドの選手をガード出来るだけの素早さを持っているからね。」
シンキ「頼もしいですね。それでは第4Qをお願いします。」
キャット「序盤にいきなり絶好調のブリューワーがスリーを決めると、ラプターズのターンオーバーから、ハーデンがスリーを決めて、ロケッツは早くも2点差に追い上げたんだ(83-85) しかしホームの声援の後押しもあって、ラプターズは控えのロスのジャンパーに、ラウリーのスリーに続き、ロスのスリーも決まって突き放しに掛かるが、ロケッツもハーデンがミドルを決め返す、目の離せない展開となったんだ(87-93) 4分経過してビヨンボのダンクが決まり、再びロケッツは8点のビハインドにされてしまうが、俺に任せろとばかりに、ハーデンが加点を繰り返す大車輪を披露し、アリーザのスリーも決まって、ロケッツは残り6分切って1点のビハインドに迫ったんだ(97-98)」
シンキ「手に汗握る好ゲームになってますか?」
キャット「なってる。緊張感のあるゲームになってるよ。こういうゲームを毎回やって欲しいよね。」
シンキ「これで勝利出来たら最高ですね。それでは続きをお願いします。」
キャット「タイムアウト後、デローゼンのフリースローが1本決まって、ロケッツは2点のビハインドにされるが、スリーのリズムが出てきたアリーザが、逆転のスリーを決めて、ロケッツが遂にリードを奪ったんだ!(100-99) その直後のプレイで、ブリューワーがオフェンシブチャージを奪うナイスディフェンスを見せると、ハーデンからハワードへのアーリウープが決まって、ロケッツのリードは3点に拡がったんだ(102-99)」
シンキ「よーし。そのペースで行っちゃいましょう。お願いします。」
キャット「しかし元ロケッツのパターソンが、スリーを確実に決めて、ゲームは再びタイに戻った(102-102) だがブリューワーがタフショットを決めてロケッツも応戦し、ラプターズもセカンドチャンスからデローゼンがファールをもらって、フリースローを冷静に決め、再びゲームはタイに戻ったんだよ(104-104) 残り2分半。」
シンキ「ラスト2分の勝負になりますか。やはりここはハーデンに締めてもらいましょう。それではお願いします。」
キャット「デローゼンのフリースロー後、ハーデンにはダブルチームで守られ、ブリューワーがハイポストからジャンパーを放つが、さすがに決まらず、次のラプターズのオフェンスで、デローゼンのドライブに対し、ハワードが手を出してしまってファールを取られてしまったんだ。この6つ目のファールで、ハワードは退場となった。」
シンキ「大丈夫ですかね?」
キャット「ここでボクはニヤついてしまったんだよ。これで重要な場面にカペラを投入出来ると(笑)」
シンキ「笑 ディフェンス面ではハワードよりカペラの方が上ですかね?」
キャット「アウトサイドの選手を守れるだけ、今のハワードより上のような気がするよ。実際ディフェンシブRPMの数値は、ハワードとほとんど同じくらいだ。カペラはPF部門でNBA4位の数字を残しているくらいだからね。」
シンキ「それは期待したくなりますよね。それでは勝負の残り2分をお願いします。」
キャット「デローゼンには1本フリースローを決められてしまうが、ハーデンがラプターズのディフェンスに手を焼きながらも、遠めの位置からスリーを決めたんだ! これで再びロケッツが逆転に成功したよ(107-105)」
シンキ「よーし。このリードを保ちましょう。お願いします。」
キャット「直後のラプターズのオフェンス。ラウリーがピックからドライブを仕掛け、ハーデンが抜かれてレイアップを決められそうになるが、カペラがフォローしブロックショットに成功! これでロケッツボールになり、ハーデンがファールをもらってフリースローを冷静に決めたんだ(109-105) 残り1分18秒でラプターズはタイムアウトを要求したよ。」
シンキ「おお。早速カペラは見せ場を作りましたか。ハーデンもオフェンスではさすがですよね。」
キャット「先ほども足を動かさず、手を出すだけのディフェンスをするなど、正直言ってハーデンのディフェンスにはクエッションマークが付くんだが、爆発的なオフェンスでチームを牽引しているよね。まだ彼は進化しそうだし、これからは彼がどれだけロケッツを攻守でリード出来るのか見守っていきたいよ。それとカペラはすぐにチームを助けたね。彼は出来る選手だから、もっと使って欲しいくらいなんだよ。」
シンキ「ですね。では勝利への約1分をお願いします。」
キャット「タイムアウト後、ラプターズのオフェンスはデローゼンに託す。彼はドライブからゴール下へ切れ込んで、うまくステップを踏んでレイアップを試みるが、またしてもカペラがブロックに成功! そのままロケッツボールになり、ビバリーがボールを保持したところで、デローゼンがブロックされたフラストレーションをぶつけるかのようなファールをして、そのプレイを確認するため、ゲームは一旦止まったんだ(109-105) 残り1分2秒。」
シンキ「カペラのリムプロテクター振りはNBAでも上位に入りますか?」
キャット「入るんじゃないの(笑) もうこういうプレイ見ると、やはりハワードじゃなくてカペラをスタートで起用したいよな。彼は鍛えればもっと伸びるし、ゲーム経験を積ませたいよ。」
シンキ「ですね。では続きをお願いします。」
キャット「デローゼンのファールはフレイグラント1を宣告され、ロケッツはフリースローを1本決めて、リードを5点にしたんだよ(110-105) フリースロー後のロケッツのオフェンスはハーデンへのマークが厳しく、ビバリーがスリーを打つが決まらず、ラプターズのオフェンスに。ピックからデローゼンがドライブを仕掛け、相変わらずハーデンが手を出すだけで抜かれるが、ディフェンスではやはりこの男カペラが、デローゼンのシュートを完全に遮り、タフショットを強要する素晴らしいプレイを披露!! しかもカペラは真っ先にゴールへ走り、ブリューワーからのパスをアーリウープ!! これで7点差になり(112-105)、残り19.3秒。この段階でほぼ勝敗は決したんだ。結局113-107でロケッツが勝利となったよ。」
シンキ「よっしゃー。やっとラプターズのホームで勝ちましたか。これで連敗を免れましたね。それにしてもカペラは凄いですね。」
キャット「いやー。ここまでの存在感を示すとはねー。もうハワードは控えでいいよ(笑)」
シンキ「笑 今日はジョシュ、ビーズリーともに出番がなかったみたいですが、もう戦力外になったんですかね?」
キャット「ジョシュは無駄打ちが酷くなってるし、ビーズリーも昨日のゲームは同様だったからね。正直言って彼らを使うなら、若手を使ってくれって思うんだけど、ビーズリーはともかく、ジョシュはせっかくロケッツに戻ってきたからなー。ちょっと複雑な気持ちではあるんだよね。」
シンキ「ですよね。また飼い殺しにあってちゃ、精神まで病んじゃいますよ。あの公開処刑された中居クンのように。」
キャット「笑 ビーズリーにしても、まじめにコーチの話聞いてるから、せっかくロケッツに入ったんだし、これからのキャリアに、このロケッツ入りがプラスになって欲しいと思っているんだよね。」
シンキ「まあ誰をコートに出すかは難しい問題ですよね。ところで今日はブリューワーも頑張ってましたね。彼も忘れちゃいけません。」
キャット「そうなんだよ。彼は好調の時はチームの助けになるね。出来れば契約満了までロケッツにいて欲しいと思っている。チームにエナジーを与えてくれるよ。」
シンキ「はい。次のイースト遠征3戦目は、3日後のシクサーズ戦になりますね。彼らはNBA最低勝率のチームですが、何か今日はウォリアーズがレイカーズに負けたようで、ロケッツも気を引き締めていかないと行けませんよね。」
キャット「NBAレベルになると、楽をして勝てるチームはほとんどないと言っていいよ。ウォリアーズはこれで6敗。さすがにボクもレイカーズに負けるとは思わなかったけど、ブルズの記録更新まであと3敗しか許されなくなったな。」
シンキ「はい。こちらも注目ですね。ロケッツは残り19ゲーム、今日みたいな気持ちのいい試合をして欲しいと思います。それでは今日はどうもお疲れ様でした。シクサーズ戦も宜しくお願いします。」
ボックススコアー
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