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ラプターズ

'17~'18 第15戦 対ラプターズ(ホーム)

シンキ「こんにちは。ペイサーズに完勝し6連勝と、連勝街道へ入ったと思われるロケッツ。今日の相手は東のプレイオフチームであるラプターズです。元ロケッツのラウリーがいますね。」
 
キャット「彼は移籍してオールスタークラスの選手に成長したな。ラプターズには2年前までスコラもいたんだけど、まあプレイ振りが衰えていたし仕方ないか。」
 
シンキ「では早速ですがゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがいつもの5人。ネネは故障の関係で今日は欠場。ラプターズはラウリー、デローゼンのオールスターコンビに、新人アヌノビー、イバカ、バランチュナス。セルティックス戦で故障したパウエルは欠場へ。」
 
キャット「第1Qはまずアリーザのスリーで始まる。ラプターズもラウリーがお返しするなど、序盤はほぼ互角の展開だった(10-9) しかしロケッツはカペラのオフェンシブリバウンド、ゴードンのドライブが成功して5点リード(14-9) だがラプターズも加点を繰り返し中盤へ入ったよ(14-14) タイムアウト後にラウリーのハードファールで流れがロケッツへ傾いたのか、ハーデンのスリー、タリックのカウントプレイが決まってロケッツが10-2のランに成功し、8点のリードを取るが(24-16)、 乗せると非常に怖いマイルズに3本のスリーを食らうなどラプターズも追いすがり、結局終盤も突き放せず、ロケッツ2点のみのリードで第1Qを終えた(33-31)」
 
シンキ「連勝中のような立ち上がりは出来ませんでしたか。まあラプターズは強いチームですから仕方ないですかね。では前半の続きをお願いします。」
 
キャット「第2Q序盤のハーデンのいない時間帯。ロケッツはゴードンをPGで起用。まずタリックが存在感のあるプレイを見せるが、ラプターズは速攻からライトのカウントプレイでゲームをタイにすると(36-36)、2年目パートルもカウントプレイを決めて逆転に成功(36-39) ロケッツはターンオーバーが目立ちリズムに乗れなかったが、フリースローでの加点で凌いでいたよ(42-44) しかし中盤前にロケッツのチームファールが5つとなると、ラプターズは積極的にドライブを仕掛けフリースローをもらってきた。ラウリーの加点などもあって一気に11-2のランを食らったロケッツのビハインドは11点に拡がる(44-55) 中盤を過ぎてロケッツもようやくアンダーソンのオフェンシブリバウンドからアリーザがスリーを決めるが、ハーデンのスリーはことごとくリングに嫌われてしまう(48-60) 終盤に入って、ロケッツは何とか好調アリーザがまたスリーを決めるなど必死に追いすがるが、ラプターズの加点の勢いはとどまることなく続き、結局この第2Qは45点も取られてしまったよ・・・ ロケッツはアンダーソンのスリーが時間切れでカウントされず12点のビハインドで終了となってしまった(64-76)」
 
シンキ「いやー、第2Qはちょっとディフェンス崩壊と言った感じになっちゃいましたかね?」
 
キャット「デローゼンやラウリーのドライブだけでなく、パートルやアヌノビー、ライトなど若い選手にも存在感を出しているラプターズの多彩なオフェンスに、ロケッツはなす術がない状況だ。こんなことじゃ連勝どころか連敗してもおかしくない。もっと何とかならんもんかな。」
 
シンキ「ファールトラブルも痛かったですかね。」
 
キャット「うまく突いてこられたね。ロケッツはスリーが決まってなければ、今頃もっと点差を付けられているはず。ドライブや速攻をうまく活かして欲しいんだけど、とりあえず後半はしっかりとディフェンスで相手の加点を止めて欲しいよ。」
 
シンキ「では後半もお願いします。」
 
キャット「後半開始早々、デローゼンにファールをしてしまったロケッツ。次のポゼッションでもバランチュナスにフックを決られ劣勢は変わらず(64-81) なんとかアンダーソンがタフショットを決めるが、ラウリーからバランチュナスへのパスが通ると、今度はそのバランチュナスのオフェンシブリバウンドから加点されてしまい、温厚なカペラが珍しく悔しがってボールを地面に叩くとテクニカルファールをコールされてしまったよ(68-86) 中盤前になってもロケッツのオフェンスのリズムは悪く、ラウリーにスリーを決められ19点のビハインドまで拡がる(70-89) その後も全くリズムに乗れないロケッツは、微妙なファールを取られると、タッカーが怒りを露にしてしまい、彼は2回目のテクニカルファールで退場。オフィシャルのコールの遅さに不満が溜ったのか、ダントーニも激しく抗議していたよ(73-94) しかしこのまま引き下がるロケッツではなく、タリックがカウントプレイを決めると、フリースローをもらい着々と加点(81-95) ラプターズは危機感を持ってタイムアウトを要求するが、その後もハーデンからタリックへのパスが通ると、ハーデンがディフェンダーを翻弄する得意のユーロステップを披露! ラプターズはバームーテに見いだされたシアカムのオフェンシブゴールテンディングやミスもあって、リズムを崩している状況だよ。ロケッツは今日不調のゴードンもドライブから加点する14-3のランを決めて、ようやくビハインドは10点になったんだ(87-97) だがここでまたまたマイルズにやられてしまう。彼に2本のスリーを決められ、結局その後が続かず、9点のビハインド止まりで第3Qを終了となった(94-103)」
 
シンキ「何とか追い上げているみたいですが、マイルズの2本のスリーは痛いですね。」
 
キャット「第1Qもそうだったが、一気のランを阻むスリーは痛いね。彼がゾーンに入ると怖いのは分かっていると思うんだけど、ホント何とかしてもらいたいよ。しっかりマークに付けば、こんなにやられる選手じゃないんだから。」
 
シンキ「第4Qへの見通しはどんな感じですか?」
 
キャット「とにかくディフェンスを踏ん張って一気のランを出したい。ホームゲームだしここで連勝を止めたくないよ。」
 
シンキ「では勝負の第4Qをお願いします。」
 
キャット「勝負の第4Qはハーデンがコートに。出だしでラプターズは再びマイルズがスリーを決めて点差を二桁へ戻す(94-106) だがロケッツは第3Qの勢いそのままに好調持続していて、アンダーソンがオフェンシブリバウンドを取ると、ハーデンのパスからスリーも決める。彼はディフェンスでもマイルズのエアボールを誘ったり、ラウリーをブロックするなど、ディフェンス面で大きく貢献。そしてハーデンの3本のフリースローで再びロケッツは一桁へ詰めた(100-108) だがそのハーデンは4つ目のファールを犯すと、速攻からプレイでもオフェンシブファールをもらってしまい、5ファールでベンチへ退くことを余儀なくされた。この厳しい状況を打開しようと、今日不調が続くゴードンの替わりにアンダーソンが再び魅せる。またまたナイスディフェンスでラプターズの加点を防ぐと、ドライブから豪快なダンクかと思わせるプレイでファールももらう(103-108) 2本目のフリースローは外れるが、カペラがしっかりとリバウンドを保持。だがここでもゴードンがチームの足を引っ張るミスで加点を許し流れが変わってしまった。タイムアウトの後まもなくして、ロケッツはハーデンをコートへ戻すが、ラプターズ寄りの流れを崩せず、ゴードンのオフェンシブファールなどで7-0のランを食らってしまい、またロケッツのビハインドは二桁になってしまったよ(103-116) 終盤に入ってもラプターズのリズムで進行。ロケッツは結局ズルズル行ってしまい、残り1分半には白旗を上げたね・・・ 最終スコアーは113-129。チーム成績などは以下の通り。」
 
ロケッツ(11-4) 33 31 30 19 113
ラプターズ(8-5) 31 45 27 26 129
 
ロケッツ FG33/79(41.8%) 3pFG12/39(30.8%) FT35/41 48R 21A 19TO
ラプターズ FG41/79(51.9%) 3pFG14/30(46.7%) FT33/42 37R 28A 13TO
 
ハーデン 39分 38点、6R、11A、1B、9TO FG8/25 3pFG3/11 FT19/19
ゴードン 33分 11点、1R、3A、1S、3TO FG3/12 3pFG0/7 FT6/7
アリーザ 38分 20点、8R、2A、1S FG6/11 3pFG5/8 FT3/3
アンダーソン 31分 9点、8R(4OR)、1B FG3/8 3pFG2/6 FT1/2
カペラ 29分 11点、11R(5OR)、1A、2S FG5/7 FT1/2
バームーテ 31分 9点、2R、3A FG3/6 3pFG2/4 FT1/2
タッカー 16分 0点、5R、1A FG0/1 3pFG0/1
タリック 18分 13点、7R(3OR)、2B FG5/8 FT3/4
ジョウ・チー、ジャクソン、ブラウンも出場
 
ラウリー 37分 19点、5R、10A、1S、2TO FG4/12 3pFG2/7 FT9/10
デローゼン 34分 27点、6R、5A、1S、3TO FG7/16 3pFG0/3 FT13/16
バランチュナス 17分 12点、7R(3OR)、1A FG5/9 FT2/2
アヌノビー(新人ドラ23位) 30分 16点、2R、1A、1S FG6/8 3pFG3/4
イバカ 25分 5点、5R、2B FG2/5 3pFG1/2 FT0/2
ライト 26分 14点、2R、2A、1S FG5/5 FT4/5
マイルズ 17分 19点、1R、2A、2S FG6/12 3pFG6/9 FT1/2
バンブリート 16分 8点、3R、4A、2S FG2/6 3pFG2/4 FT2/2
パートル 14分 7点、3R、1B FG3/4
シアカム 19分 2点、2A、2S FG1/2
 
シンキ「残念ながら連勝は6で止まってしまいましたか・・・ 敗因はディフェンスですかね。」
 
キャット「第2Qから劣勢に立たされたのが痛かったよ。マイルズに流れを止められるスリーを何本も決められてしまったな。またラプターズ控え陣に50点も取られている。ロケッツはタッカーが退場しているから、実質控え2人でゲームしていた感じだよね。今日はゴードンが絶不調だったし、これで勝てたら奇跡だったよ。」
 
シンキ「まあラプターズは東のベスト4に入るチームですから、仕方ないと言えば仕方ないですかね。」
 
キャット「追い掛ける展開になると、さすがに今のロケッツはスリーに頼っているだけに、精神的にきついかもしれない。第3Qの14-3のランの時は、スリーに頼らず、多彩なオフェンスで相手を翻弄していたんだけどね。まあまた出直しだな。」
 
シンキ「ゴードンが不調だった原因は何でしょうかね。」
 
キャット「慣れないPGをやらされてるのもあるかな。ブラウンがいるんだから、使ってもいいと思うんだけど、今日は東の実力チームが相手ということもあって、自重したのかもしれないな。個人的にはブラウンなんか、もう伸びしろないし、ポールが休養中のところで使わないなら、解雇してもいいんじゃないかと思う。なんのために彼をベンチへ置いているのか分からないよ。」
 
シンキ「ロケッツはベンチの層が薄いですよね。」
 
キャット「現状、使えるベンチはネネ、タリック、バームーテ、タッカーだけだな。活きのいい若手が育って欲しいんだけど、1巡目指名権をトレードで放出し、2巡目指名権で獲得した選手がまだ育たず、せっかく指名したブルックスをグリズリーズへ手放す始末だからな。ここら辺はGMモーレーがしっかりしないといけないんだよね。」
 
シンキ「連勝が止まって愚痴が出ちゃってますが、最近は負けてなかったのでホント悔しさが募ります。」
 
キャット「だな。長いレギュラーシーズンを乗り切るために、もっと控えを充実させた方がいいと思うが、トロイはボールを持たないと使えず、オヌアクはまだまだ使えない。プレシーズンゲームで見せ場があったジョウ・チーも、レギュラーシーズンになるとNBAの壁が厚く見える。ジャクソンは流しの時間以外は見せ場すらないし、唯一使えそうなのは30越えのブラウンだけという状態。今日のラプターズの若い控え陣の活躍を観ると、やはりドラフト指名権の重要性を感じるね。」
 
シンキ「最近はローソン獲得で指名権を手放し、昨季はルーを獲得するために指名権を放出。そして2年前に指名したデッカーとハレルに来年の指名権まで放出してますからね。」
 
キャット「次のゲームにポールは復帰を希望しているようだが、そのせっかく取ったポールが機能しないとなると、ロケッツは厳しい状況になってしまう。なんとか早く戻ってきて欲しいし、ハーデンとのコンビを確立してもらいたいもんだね。でないと若手を手放した意味がなくなるよ。」
 
シンキ「分かりました。とりあえず今日のところはラプターズの勝利を祝福しましょう。次のゲームはあさってアウェイでのサンズ戦になります。ここは確実に勝ちましょう。それでは今日はお疲れでした。また次回も宜しくお願いします。」

レギュラーシーズン第39戦 対ラプターズ(アウェイ)

シンキ「こんにちは。7連勝中と再び連勝街道に入ったロケッツですが、今日の相手は前回の対戦で負けているラプターズです。今回はアウェイ戦になりますがリベンジして連勝を継続したいですよ。」
 
キャット「最近のロケッツは第1Qからリードされる場面が目立つ。それでも相手関係が比較的楽ということもあってスムーズに逆転出来ているが、今日の相手は東のトップチームの一つラプターズだからね。前半から劣勢に立たされると厳しいゲームになることが予想されるから、ここはまずリードを取って主導権を握りたいところだよ。8連勝を目指し頑張って欲しい。」
 
シンキ「では早速ゲームの方をお願いします。」
 
キャット「第1Qのロケッツはペイント内から得点するケースが目立ち、ディフェンスもそれなりに機能していたが、外からのスリーが全く入らず、ラプターズのスリーが好調で、デローゼンの加点もあり、まずラプターズがリードを取る(14-22) しかしロケッツはハーデンが得意のファールをもらって3本のフリースローを決めると、今度はドライブからタフショットを決めるカウントプレイを披露。ゴードンも負けじとカウントプレイを決めたロケッツが9-0のランを出し逆転に成功した(22-23) だがタイムアウト後、ラプターズのスリーが再び決まりだし、ロケッツは逆に13-0のランを食らってしまったよ(23-35) 結局第1Qは27-37と10点のビハインドで終了となった。」
 
シンキ「ゲームプラン通りにはなりませんが、今季は逆転のロケッツが健在ですよ。続きもお願いします。」
 
キャット「第2Qまもなくラプターズにこの日6本目のスリーを決められるが、ロケッツはハレルがフィニッシュ力を存分に見せつける加点を繰り返し応戦。ディフェンスでもラウリーに積極的にダブルチームを仕掛けてリズムを狂わせるなど、ロケッツはそれなりのリズムでプレイしていたが、相変わらずスリーが決まらず点差は二桁付近のビハインドが続く状況(41-50) 中盤以降は両チームともフリースローでの加点が続いたが、ゲームが動いたのはハレルのカウントプレイから(54-61) ハーデンのローポストからの加点など7-0のランで3点差に迫ったんだ。終盤にハーデンのミスから速攻で加点されるが、終了間際にようやくロケッツはこの日2本目のスリーをアリーザが決めて、2点のビハインドに迫り前半は終了したよ(61-63)」
 
シンキ「何とか2点のビハインドまで追いつきましたか。後半への見通しはいかがですかね?」
 
キャット「スリーの確率がすこぶる悪いが(2/17)、ペイント内から効率良く得点出来てるし、第2Q序盤以降にはガード陣への当たりをきつくしてスリーを決められていないから、このリズムを保って行けば、それなりに食らいついていけると思う。出来ればスリーを決めてリードを奪い、突き放しに掛かりたいんだけどね。」
 
シンキ「分かりました。では後半も宜しくお願いします。」
 
キャット「第3Q早々、アンダーソンがスリーを決めてロケッツが逆転に成功。ネネのカウントプレイも決まってロケッツが主導権を奪うと思いきや(66-65)、フリースローから加点を許し再び逆転されると、今日シュート好調のキャロルがスリーを決めまくり、中盤前には13点のビハインドに戻されてしまう(70-83) 溜らずダントーニはタイムアウトを要求して修正。中盤以降はハーデンの連続スリー、今日絶好調のハレルのカウントプレーなど、次第にロケッツもリズムを取り戻してきたよ(82-88) しかし終盤デッカーが2本のフリースローを落とす失態から、再びリズムはラプターズへ傾き、キャロルのスリーなどで点差は二桁へ(82-93) しかしこのまま終わらないのが今季のロケッツ。ハレルがペイント内からフィニッシュし続け、アリーザが2本のスリーを決めると、ラストプレイでハーデンがスリーを沈め、ロケッツは4点のビハインドに詰めて第3Qは終了となった(95-99)」
 
シンキ「ここまでラプターズペースでゲームは進行しているようですが、残り12分で再び逆転出来ますかね?」
 
キャット「出来ると思う。アリーザの調子が上がってきたし、ハーデンもシュートが入るようになってきた。ゾーンに入っているキャロルのスリーを何とか防いで、デローゼンのアタックをファールをせずストップしてもらいたい。」
 
シンキ「分かりました。それでは勝負の第4Qをお願いします。」
 
キャット「第4Qロケッツのスタートはビバリー、ゴードン、アリーザ、ブリューワー、ハレル。まずゴードンのドライブが成功し2点差に迫ったロケッツは、ハレルがラウリーのドライブをブロックすると、第3Q終盤からシュートタッチの良くなっていたアリーザがスリーを決めて、ロケッツが再び逆転に成功(100-99) ケイシーヘッドは溜らずタイムアウトを要求してきた。しかしタイムアウト後もロケッツはオフェンスのリズムをキープ。アリーザが躊躇なくスリーを決めると、今度はハレルがゴードンからのナイスパスを、この日10本目のフィールドゴール成功となるカウントプレイで加点に成功(106-99) ディフェンスでもラプターズにミスを強要させ、速攻から再びハレルがナイスフィニッシュ! ケイシーヘッドはタイムアウトを取るしかなかったよ(108-99) 残り9分半ほど。」
 
シンキ「いやー、ついにロケッツが本領を発揮してきましたかー。このペースで行っちゃいましょう、お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後のラプターズもオフェンスのリズムが悪く、スリーはエアボールになっていて、ゴードンがドライブに成功したロケッツが遂に二桁のリードを奪った(110-99) しかしブリューワーが悪いセレクションのシュートを放つとリズムはラプターズへ傾きかけ、デローゼンが加点を繰り返して5点差に詰められたよ(112-107) 残り7分半ほど。」
 
シンキ「少し詰められたようですが、リードをキープして行きたいですよ。ところで今季のブリューワーは見せ場がないですよね。」
 
キャット「彼は今季定番の入らないスリーだけでなく、以前のような速攻からのフィニッシュがほとんど見られないが、ディフェンスではサイズと機敏性を活かして相手ガードにプレッシャーを与えるなど、いい働きをしていると思うから、KJみたいにベンチで干されるタイプではないな。まあオフェンス面をもう少し何とかして欲しいけどね。」
 
シンキ「分かりました。では続きをお願いします。」
 
キャット「タイムアウト後、ゴードンがドライブに成功して、ようやくロケッツの得点は動いたんだが、相変わらずデローゼンの加点が続いてリードは拡がらず(117-111) しかしロケッツもオフェンスのリズムが良かったから、そんなに慌てずに観戦していたロケッツファンも多かったと思う。中盤以降、ハーデンのドライブが2本決まって点差は再び二桁になると、ラプターズはターンオーバーが目立つようになって、ロケッツの勝利は近くなったが、とどめの加点が出来ず時間は過ぎて行ったよ(122-114) 残り約1分でハーデンがスリーを決めて勝負あり。第4Q序盤に15-0のランを決めた素晴らしい勝利だった。最終スコアーは129-122。」
 
今季第39戦 対ラプターズ(アウェイ) 129-122で勝利 通算成績30勝9敗
ハーデン 40点、10R、11A、2S、2B、10TO FG13/26 3pFG4/9 FT10/10
アリーザ 17点、7R、3A、2S FG5/10 3pFG5/10
ハレル 28点、5R FG12/13 FT4/6
ゴードン 19点、4R、3A FG7/16 3pFG1/9
アンダーソン 9点 3pFG1/5
ビバリー 6点、7A 3pFG0/3
ネネ 8点 FG4/5
 
デローゼン 36点、6R、5A FG13/21 FT10/10
キャロル 26点、8R 3pFG6/10
ラウリー 12点、5R、6A、4S FG2/7
 
シンキ「見事な逆転勝利で気持ちいいですね! この勝利で8連勝達成し、今季勝利数も30に到達しました!」
 
キャット「39ゲームで30勝だもんね。さすがに今日は東の強豪ラプターズが相手だったから、13点差付いた時は少し負けを意識したんだけど(苦笑)、第4Qの猛攻は見事に尽きるよね。ハーデンのいない時間帯でもこれだけやれるのが、今季ロケッツが好調キープしている理由の一つなんじゃないかな。頼もしい限りだ。」
 
シンキ「ハーデンは40点のトリプルダブルと、その存在感を存分に発揮してますよね。ターンオーバーが10というのも彼らしいですよ(笑)」
 
キャット「全くだ。ちょっと得点が止まっているところではやっぱりハーデンなんだよね。彼がチームのリズムを作ってくれるから大崩れしないで持ちこたえられるよ。」
 
シンキ「アリーザも第4Qにスリー2本で突き放す見事な活躍でした。」
 
キャット「彼はディフェンスでデローゼンをマークする中、オフェンスでも存在感を見せてくれたね。今日のゲームはロケッツ全選手の中で一番長い42分出場していることからも分かる通り、彼が攻守でどれだけチームに貢献したのか分かるだろう。彼なしで今季ロケッツの躍進は語れないよ。」
 
シンキ「それから忘れてはいけないのはハレルですよ。今日は控えからの出場でも28得点ですからね。ホント頼もしい存在に成長しました。」
 
キャット「ハレルのフィニッシュ力は目を見張るものがあるな。自分よりサイズのある選手に対してもゴール下で果敢にアタックするからね。スリーが入らない時間帯があっても、ハレルの加点で持ちこたえていたし、今日の彼は影のMVPだと思う。最近尻すぼみになっている同期のデッカーも、彼に負けないでもらいたいと思ったね(笑)」
 
シンキ「分かりました。アウェイ2ゲームをクリアし、8連勝達成のロケッツ。次の相手はホームでのホーネッツ戦になりますね。」
 
キャット「どこのチームが相手でも気を抜かずにプレイすれば、今のロケッツは大丈夫と思っている。そろそろスリーの精度を上げて、控えのメンバーを出してやりたいよ。」
 
シンキ「どうもありがとうございます。見事な逆転勝利でしたね。次回のホーネッツ戦も宜しくお願いします。それでは今日はお疲れ様でした。」

レギュラーシーズン第15戦 対ラプターズ(ホーム)

シンキ「こんにちは。先日のピストンズとの接戦を制し、現在3連勝中のロケッツですが、今日は昨季東地区決勝まで行ったラプターズが相手になります。ホーム戦となりますが、見通しはどうですかね?」
 
キャット「ロケッツはここ8年、ホームでラプターズに負けていないんだけど、彼らは年々力を付けているし、ここ2戦は不運な負けを含む連敗だから、このゲームに対するモチベーションもいつもより上がっているだろう。正直今のロケッツがどれだけやれるのか試すには絶好の相手なんじゃないかな。楽しみにしている。」
 
シンキ「ここも勝って連勝街道へ突入したいですね。それではゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、アリーザ、アンダーソン、カペラ。控えに回っているゴードンは、シックスマン賞を目指したいと発言したね。ラプターズは元ロケッツで、オールスター選手に成長したカイル・ラウリー、オフに5年1億3750万ドルで再契約し、現在得点王のデマー・デローゼン、こちらも元ロケッツで、ホークス在籍中に大きく成長したハードワーカーのデマーレイ・キャロル、今年ドラ27位のルーキーながら、サイズと機動力を使ったディフェンスを評価され、開幕からスターターに抜擢中のカメルーン出身パスカル・シアカム、センターはリトアニア出身で抜群のスキルを持つ24歳の若きビックマン ヨナス・バランチュナス。」
 
キャット「第1Q序盤、まずラプターズはバランチュナスがペイント内から効率よく加点してリードを取る(2-6) ロケッツもアンダーソンのドライブに、カペラのレフトハンドフックが決まって追いすがるが(6-8)、ロケッツは2つのパスミスから速攻を2本食らうなどして、再びリードを拡げられたんだ(8-14) ロケッツはワイドオープンのスリーが決まらず苦戦も、ハーデンとカペラのホットラインで加点すると、直後にラウリーのターンオーバーから速攻を決めて、ゲームは振り出しに戻ったよ(14-14) 残り5分半にラプターズはタイムアウトを取って修正を図ると、ロケッツはターンオーバーを繰り返してしまいリズムを掴めない。しかしラプターズのオフェンスもリズムが悪く、ほとんど得点は動かずに中盤を過ぎて行ったが、それでもラプターズは控えのコリー・ジョセフ、テレンス・ロスが加点してリードを拡げに掛かってきた(14-22) ロケッツは相変わらずワイドオープンのスリーが入らず、激しいチェックのスリーにはエアボールだったよ。ターンオーバーも多くて終始リズムが悪かったね(16-24) ネネがジャンパーを決めるまでの5分間、フィールドゴール成功なしのお粗末振りをホームでやらかしてしまったが、ラストはハーデンのレイアップが時間ぎりぎりで決まって、何とか4点のビハインドで済んで第1Qは終了したよ(20-24)」
 
シンキ「劣勢の展開ですが、第2Qは巻き返したいですよね。出来そうですか?」
 
キャット「第1Qを観た感じでは、もう黄信号に見える(苦笑) ハーデンのドライブは読まれている感あるし、スリーの出来も悪いからね。まあ何とかディフェンスを頑張って持っている感じだけど、今のロケッツがディフェンス勝負で勝てるチームとは思えないからなー。頑張って欲しいけど、過度な期待は出来ない感じだな。」
 
シンキ「分かりました。では前半の続きをお願いします。」
 
キャット「第2Q序盤のハーデンのいない時間帯、ロケッツは先日のピストンズ戦で無得点だったゴードンを中心に攻めるも、ラウリーとのコンビが絶好のジョセフに阻まれ、ターンオーバーからまた速攻を出されるなど、セカンドユニットになってもリズムが悪いまま。だがそれなりにディフェンスを踏ん張っている成果が出たのか、ビバリーのナイスドライブで4人を引き付けてから、ワイドオープンになったデッカーがスリーを決めると、今度はブリューワーが75度の角度からスリーを決めて、ロケッツはこのゲーム初めてリードを奪ったんだ(26-24) しかし元ロケッツコンビであるラウリーからパターソンへ渡るスリーが直後に決まると、今度はロスのスリーも決まって、ラプターズはすぐに逆転しリードを拡げたよ(26-30) だが2本のスリーで落ち着きを取り戻してきたロケッツは、ゴードンがドライブからレイアップを決めると、タイムアウト後に調子を取り戻してきたブリューワーが、こちらもドライブからレイアップを決めて、ロケッツがラプターズを追う展開が続いたんだ(30-33) その後両チームともリズムに乗れず、ターンオーバーやシュートミスで得点がやや止まるが、中盤過ぎてカペラが技ありのレイアップを決めてロケッツは4点のビハインドとなりタイムアウトへ(34-38) ここから逆転を目指し、ハーデンをコートへ戻したロケッツだったが、先にリズムを取り戻してきたのはラプターズの方で、まずラウリーがカペラのブロックを外す、技ありの加点を決めると、バランチュナスがオフェンシブリバウンドをティップインして加点に成功。ロケッツはアンダーソンがペイント内でフィニッシュ出来ずにブロックされ、直後に速攻からロスに強烈なダンクを食らってしまい、ダントーニは溜らずタイムアウトを要求(34-44) 流れを変えようと、ロケッツはハレルを投入してきたね。その彼はダンクを決めたまでは良かったが、エナジーが有り余っていたのか、少しとはいえリングにぶら下がりテクニカルファールを取られてしまう(苦笑) 終盤もファール連発でリズムに乗れなかったロケッツが15点までリードを拡げられて前半が終了したよ(39-54)」
 
シンキ「うーん。前半に39得点ですか。ロケッツとしてはだいぶ少ないですよね。」
 
キャット「今季ハーフでの最少得点となったね。ターンオーバーがここまで13個、スリーも20本中3本しか決まってない。ラプターズのオフェンスもそんなに調子がいいようには見えないんだけど、ファールをもらってコツコツフリースローで加点しているし、何よりディフェンスでロケッツにプレッシャーを掛け続けているよ。ペイント内では特にね。後半に逆転するのは至難の業のように見えるが、今季のロケッツは若いチームだけあって、一気に走ることも出来るチーム。ナイスディフェンスから相手のターンオーバーを誘って速攻を出すなど、一気のランを出したいところだ。無理にスリーを放つ必要なないだろう。相手のファールを誘うプレイでフリースローをもらって欲しいところ。ここまでフリースローが2本は少なすぎだからね。」
 
シンキ「苦しい展開になりましたが、後半での逆転に期待しましょう。それではお願いします。」
 
キャット「後半開始早々、ロケッツはアリーザ2本、ビバリー1本の合計3本のスリーを決め、いい感じのスタートを切ったんだが(48-56)、デローゼンのナイスパスからキャロルに加点されると、そのデローゼンに再びナイスパスをキャロルに出されてスリーを決められてしまい、ロケッツはまた13点に押し戻される(48-61) ロケッツのオフェンスはハーデン起点からリズムに乗れていて、それなりに加点を繰り返すが、ラプターズのエースであるデローゼンにロケッツディフェンスは崩されてしまう。中盤前になってハーデンのターンオーバーから速攻を決めたラプターズが再び15点のリードを取る(52-67) そのデローゼンがローポストからアリーザを交わしてフィニッシュすると、今度はハーデンのボーンヘッドを見逃さずスリーに成功、溜らずダントーニはタイムアウトを要求という運びに・・・(57-72) ディフェンスでもアリーザが4ファールになるなど、雲行きが怪しくなってきたロケッツは、ラウリー、ジョセフにスリーを決められてしまうが、ハーデンの踏ん張りなどで何とか付いていった(64-78)、しかし終盤に入って、またしてもデローゼンに連続加点されるなどディフェンスがダメダメで、ロケッツのビハインドは20点を超えたよ・・・(69-89) 結局第3Qは16点のビハインドで終了(74-90) オフェンスは良くなってきたが、やはりディフェンスでラプターズに切り崩されてしまったな。」
 
シンキ「今日は残念ながら厳しいですかね?」
 
キャット「厳しいな(苦笑) こういう展開になると、今のロケッツはまず勝てないからね。いわゆるロケッツの負けパターンってやつだよ。」
 
シンキ「とりあえず第4Qもいいですか。奇跡の逆転を信じてます。」
 
キャット「オーケー。点差が開いたので、第4Q序盤からハーデンを投入。その他4人は、ゴードン、ビバリー、デッカー、カペラ。序盤からロケッツはビバリーがナイスディフェンスを披露し、ラプターズからオフェンシブファールを誘ってリズムを掴む。ラプターズはハイポストを使ったサインプレイで加点するが、ロケッツはハーデンがフリースローに続きスリーも沈めて追撃モードに(81-96) ディフェンスでもジョセフにタフショットを打たせ、ロケッツはチャンスだったが、ハーデンのターンオーバーから速攻を決められ、ビハインドは17点になると(81-98)、ダントーニはタイムアウトを要求してきた。タイムアウト後もディフェンスは良くなっているロケッツは、24秒オーバーのターンオーバーを誘う。直後のオフェンスでハーデンがレイアップを決めると、ここまでヘタレばかりが目についていたアンダーソンがスリーを決め、ディフェンスでもデローゼンをシュートを防ぐ存在感を見せるなど、ロケッツは攻守でリズムに乗ってきたんだ。残り6分切ってゴードンのドライブが決まって10点差になると、ラプターズのケイシーヘッドコーチは溜らずタイムアウトを要求したんだ(88-98)」
 
シンキ「お、なんだかんだで追い上げてきましたか! ここからが勝負ですよ、お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後もロケッツは第3Qに21得点取られたデローゼンを徹底的につぶしに掛かり、高い位置からダブルチームを仕掛けてきたね。しかしバランチュナスにオフェンシブリバウンドを取られてしまう(88-100) だがシュートが入ってきたロケッツは、速攻からビバリーがスリーを決めて9点差に(91-100) そのビバリーはホームの大声援に応えるように、ディフェンスでもこのQ3度目のオフェンシブファールを引き出した! 残り5分切って、会場は盛り上がってきたんだよ。」
 
シンキ「さあここから逆転し、連勝街道へ行きましょう。お願いします。」
 
キャット「シュートが入ってきたロケッツだったが、ただ一人入っていない選手だったゴードン。そのゴードンはスリーを放つもキャロルにブロックされ、2度目のトライも決まらず、ゲームは終盤へ入っていったんだ(93-104) 残り3分になり、ロケッツはカペラと交代して出場していたハレルを下げ、再びカペラをコートに。不調のゴードンはアンダーソンと交代したよ。そのアンダーソンはスリーを決めて、ロケッツは8点差に追い上げたんだ(96-104)」
 
シンキ「時間がなくなってきましたね。何とかディフェンス1本を続けて、一気のランをお願いします。」
 
キャット「しかしラプターズは封じ込められ中のデローゼンをコーナーで待機させ、ラウリーのボールキープからパターソン→キャロルへボールが渡る加点で再び突き放す(96-106) ロケッツもハーデンがスリーを決めて必死の抵抗を見せるが、再びラウリー、パターソン、キャロルの元ロケッツ3人衆がロケッツディフェンスを翻弄し、キャロルがスリーで加点に成功(99-109) 残り2分切ってアンダーソンのスリーは外れるが、何とかオフェンシブリバウンドを取ったロケッツ。ここは俺がとばかりにハーデンが切れ込むが、バランチュナスに阻まれパスを出すがボールはパターソンに収まってしまい、速攻で加点されてしまったよ・・・ 第4Qは頑張ったがここまでだったね。最終スコアーは115-102。個人成績は以下の通りに。」
 
ロケッツ(9-6) FG38/78(48.7%) 3pFG14/42(33.3%) FT12/12(100.0%) 39R(11OR) 29A 6S 7B 28TO
ハーデン 41分 29点、6R、15A、2S、12TO FG7/13 3pFG3/8 FT12/12
ビバリー 35分 10点、10R(4OR)、4A、1S、4TO FG4/6 3pFG2/3
アリーザ 31分 11点、2R、3A、1S FG4/11 3pFG3/9
アンダーソン 29分 13点、3R、2A、1S、3TO FG5/13 3pFG3/8
カペラ 31分 12点、6R(3OR)、5B FG6/7
ゴードン 28分 9点、1R、2A、1S、1B、4TO FG4/13 3pFG1/8
デッカー 17分 3点、4R、3A FG1/5 3pFG1/3
ハレル 12分 6点、3R FG3/3
ブリューワー 10分 7点、3R、1B FG3/5 3pFG1/3
ネネ 6分 2点、1R FG1/2
アクティブロスターのエニス、ブラウン、KJマクダニエルは出番なし。Dリーグのリオグランデ・バイパーズでプレイしていたルーキーのオヌアク、ウィルチェーは3日前にロケッツにリコール。Dリーグでの成績はオヌアクが平均12得点、13R。ウィルチェーは平均21得点。
 
ラプターズ(9-6) FG43/88(48.9%) 3pFG12/23(52.2%) FT17/21(81.0%) 38R(15OR) 28A 14S 7B 16TO
ラウリー 36分 17点、1R、9A、1S、3TO FG6/15 3pFG2/7 FT3/4
デローゼン 36分 24点、5R、9A、2S、2TO FG8/19 3pFG2/3 FT6/7
キャロル 27分 20点、3R、2A、4S、3B FG9/14 3pFG2/5
シアカム 21分 2点、1R、1A FG1/3
バランチュナス 31分 15点、16R(5OR)、2A、1B、5TO FG6/10 FT3/4
コリー・ジョセフ(キーリザーブ) 25分 17点、2R、1A FG6/11 3pFG3/3
パトリック・パターソン(元ロケッツ ハードワーカー) 27分 5点、5R、4S FG1/3
テレンス・ロス(オフ3年3100万ドルで契約延長) 20分 14点、3R FG6/12 3pFG2/3
ルーカス・ノゲイラ(24歳ブラジル出身) 17分 1点、2R FG0/1
アクティブロスターのジェイコブ・ポエルトル(今年ドラ9位)、ノーマン・パウエル(昨年ドラ46位)、ケガで開幕から欠場中のデロン・ライト(昨年ドラ20位)は出場なし。
 
シンキ「追い上げむなしく敗れ、連勝は継続できませんでしたかー。相手が一枚上でしたかね?」
 
キャット「前半からゲームの主導権を握られていたからね。第4Qは頑張って追い上げていたんだけど、ディフェンスのいいラプターズを相手に、最大20点差を取り戻すのは容易ではなかったな。まあ仕方ないね。次のゲームから出直しだ。」
 
シンキ「ロケッツのエースであるハーデンですが、今日はトリプルダブルでもターンオーバーを含めた数字になってしまいましたね(苦笑) どんなミスをしたんですか?」
 
キャット「こんな感じだよ。」
 
ハーデンのターンオーバーの内容
第1Q
① カペラのピックからドライブ→リム下からカペラへパスもキャロルに阻止される
② ラウリーを交わしてトップオフザキーからドライブもトラベリング
③ キャロルのシュートミスがロングリバウンドになり、エンドライン寸前でボールを保持→バランチュナスに後ろから押されたように見えたが自ら外に出たターンオーバーに
④ ネネのピックからドライブ→3人に囲まれる前にパスを出したが、デローゼンにスチールされる
第2Q
⑤ カペラのビックから二人のディフェンダーに囲まれる寸前にバウンドパス→カペラの走り出したと呼吸が合わず、逆方向へのパスとなり相手ボールに
⑥ アンダーソンのピックから少し切れ込み、外へポップしたアンダーソンへパスも呼吸が合わずボールは外へ
第3Q
⑦ カペラのピックからゴール下へ切れ込みレイアップを狙う?→バランシチュナスの高さが気になりロールしてきたカペラへのパスを出すもディフェンダー2人に阻まれ失敗
⑧ アンダーソンのピックからゴール下へドライブ→ジョセフのディフェンスを気にしてかボールハンドリングを誤るミス
第4Q
⑨ ドライブからカペラへアーリウープパスを出すも、ウィークサイドからヘルプにやってきたパターソンにカットされる
⑩ フロントコートからゴードンへロングパスを出すも失敗
⑪ ドライブからカペラへアーリウープパスを出すも、ノゲイラにブロックされ失敗
⑫ ドライブからパスアウトするが相手にボールが渡るミス
 
シンキ「全部調べたんですね。お疲れ様でした(笑)」
 
キャット「もう数が多いからさー。大変だったよ(苦笑) まあハーデンも見直して、次のゲームからいろいろ考えるはずだから、今日のところは大目に見てあげよう。ボールを持つ機会が圧倒的に多いから、そりゃターンオーバーも多くなるけど、せめて5つ以内に抑えて欲しいよな。」
 
シンキ「それから引き続きゴードンのシュートが不調とのことで、大丈夫ですかね?」
 
キャット「最近の彼は疲れがあるのか、シュートの精度が悪くなっているんだよ。シックスマン賞を狙いたければ、もっとコンスタントに決め続けないと難しいと思う。中堅の域に入ったゴードンだが、ここでもうワンステップアップしてもらいたいよ。」
 
シンキ「それからカペラは相変わらず存在感を発揮しているみたいですが、今日はネネがたったの6分の出場に終わり、替わりにハレルが出場時間をもらってますが、何かあったんですかね?」
 
キャット「結構な点差でリードされていたから、ハレルのエナジーを投入したかったんじゃないかな。彼はオフェンス面では存在感を発揮していたけど、ディフェンス面ではサイズ不足もあって、そんなに貢献出来てなかった感あるね。運動能力だけを頼ってないで、ブロック力はなくともリム周辺を守れるパターソンのディフェンスを見習って欲しい。」
 
シンキ「そのパターソンですが、ラプターズの元ロケッツ3人衆は勝利へ貢献しましたか。昨季まではスコラもいましたからねー。なんかラプターズは身近に感じるチームですよ。」
 
キャット「3人とも主にディフェンスを買われて使われているね。ここらへんはケイシーヘッドと相性がいいのだろう。もちろんオフェンス力もロケッツ時代よりかなり良くなっているし、3人とも堅実にNBAレベルで活躍してるよ。頼もしいね。」
 
シンキ「そろそろお時間なので、最後に何かありますか?」
 
キャット「オフからの懸案だったディーモーとの契約だけど、行き詰ってしまい、23日までにまとまらなかったみたいだ。この日までにまとまらないと、トレード期限までの取引に含めることが出来ないから、より一層彼との契約は困難になってしまったよね。」
 
シンキ「ディーモーはいくら欲しいんですかね?」
 
キャット「ロケッツの提示は初年度700万ドルからのスタートとのことだが、まあレイカーズのモズコフが初年度1600万ドルもらってるからね。今の高騰中のサラリーを考えると、故障持ちのディーモーとはいえ、まだ若いし、1000万ドルクラスのサラリーは要求していることだろう。アンダーソンと4年8000万ドルの契約がネックになっている可能性はあるよね。ディーモーにとっては不運だ。」
 
シンキ「今後の展開はどうなりますかね?」
 
キャット「今後に契約しても、今季はいわゆる資産としてトレードに出せないから、今季中は契約は全く不透明で何とも言えなくなったよ。ディーモーはまだ若いし、1年ブランクを開けたくないよな。」
 
シンキ「浅田真央みたいになっちゃいますかね?」
 
キャット「もうキャリア晩年の真央とは違うと思うぞ(苦笑) でもまだ伸びる選手だから、ブランクを開けたくないのは確かだよ。まあNBAはビジネスだから仕方ないんだけどね。」
 
シンキ「ありがとうございます。それでは次のゲームはアウェイのキングス戦ですね。こちらも宜しくお願いします。今日はどうもお疲れ様でした。」

今季第73戦 対ラプターズ

シンキ「こんにちは。早いもので、今季も残り10ゲームとなりました。今日の相手はホームでラプターズになりますね。手強い相手ですが、3連敗中ですし、プレイオフ争いもありますから、何とか勝ってもらいたいですよ。」

キャット「プレイオフ争いはロケッツ、マブス、ブレイザーズ、ジャズの中から1チーム落ちる形になるんだが、昨日はブレイザーズとジャズが敗れ、ロケッツが8位に返り咲いたよ。まあロケッツの立場は微妙なもので、プレイオフに行ければ今季のドラフト1巡目指名権が消滅、逃せばロッタリー指名権を確保出来るから、個人的には9位の方が来季へ繋がると思っている(苦笑) もちろん負けたくないんだけど、こんな罪深いことをしてしまったGMモーレーはクビにして欲しいものだ。マクヘイル失敗、ローソン失敗、ハワードのトレードもせず、これじゃ行き詰まるのも当然だ。もう外様の構成は止めて、生え抜きを鍛える方針に転換してもらいたいよ。」

シンキ「ゲームが始まる前から愚痴が出ちゃってますが、そろそろ本題の方をよろしいですかね(笑)」

キャット「オーケー。スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、アリーザ、ディーモー、ハワード。ラプターズはラウリー、デローゼン、パウエル、スコラ、バランチュナス」

キャット「第1Q序盤はロケッツのペース。ビバリーが面白いようにスリーを決め、ハーデンのパスも冴えて、最初の9本のフィールドゴールのうち7本決めたよ(17-8) 中盤に入って両チームとも一時膠着するが、ロケッツはビーズリーが得点ラッシュを決めてリズムに乗り、一時二桁の点差を付けたんだ(27-17) 結局このQは8点リードして終了したよ(29-21)」

シンキ「ロケッツとしてはかなりいい立ち上がりなんじゃないですかー」

キャット「ラプターズのエンジンがまだ掛かってないように見えたけど、ロケッツにしてはいい感じの立ち上がりだったと思う。問題はこのいい感じを継続出来るかどうかだよ。」

シンキ「今季のロケッツは安定感ないですからね。では前半の続きをお願いします。」

キャット「序盤は両チームともシュートミスやターンオーバーを繰り返すなど、点差はそれほど変わらず、ロケッツがリードをキープしていたよ(32-25) ラプターズも元ロケッツでファンの多いスコラがスリーを決めるなど、食い下がっていたが、ロケッツもハーデンのジャンパー、ディーモーの加点などでリードをキープ(39-33) 中盤に入っても、ハーデンのスリーに、ハワードのカウントプレイが決まって、再びリードは二桁になったんだ(44-33) だがロケッツはデローゼンに加点されると、ビヨンボにブロックショットされ、スコラそしてパウエルにスリーを決められてしまい、あっという間にリードは3点になった(44-41) タイムアウトで修正を図るが、東地区2位のラプターズはノリノリでプレイし、モーレーに追い出されたスコラが、ロケッツファンへ恩返しするかのように加点を繰り返し、ラプターズが逆転に成功。ロケッツは、なんと2分半で15-0のランを食らう体たらくだったんだ。終盤は何とか得点が取れるようになったんだが、ディフェンスもラウリーにかき回されるわ、外からのシュートに対応出来ていないわで、ビハインドを挽回出来ず、結局4点リードされて終了したよ(54-58)」

シンキ「いつもの悪い癖が出てしまいましたかー。でもまだ後半があります。」

キャット「ラプターズのディフェンスがいいのは分かっているんだが、それにしてもリズムが悪くなると、ディフェンスが弱いだけに、どうにもならなくなってしまうな。根本的に変えないとダメだねこりゃ。」

シンキ「もう残り10ゲームでの修正は難しいと思うので、それは来季への宿題と言ったところでしょうか。15-0のランを食らっても4点差で済んでますから、後半に逆転する望みはあると思いますよ。それでは後半戦をお願いします。」

キャット「後半開始早々、ハワードが4ファールでベンチへ下がってカペラの登場。来季を見据えるロケッツファンにとっては好都合となった(笑) 序盤にロケッツはハーデン、ディーモーの加点で1点差に追い上げ(58-59)、ハーデンの3本のフリースローで一時ゲームはタイも、ラプターズはバランチュナスがペイント内で力強さを発揮し応戦する(61-63) その後ディーモーがスリーを決めて、再びロケッツが逆転すると、ラプターズはタイムアウトを要求して修正。すぐさまスコラがこの日4本目のスリーを決めて、会場のスコラファンに応えていたよ(66-64) 中盤は若干ラプターズ優勢も、ほぼ互角の展開でゲームは流れていき、終盤近くなると、ラプターズはカペラへのハック作戦を行ってきて、カペラは6本中2本しか決められなかったが、ロケッツもディフェンスがそれなりに機能していたので、点差はそれほど変わらなかった(75-77) アリーザのスリーは相変わらず決まっていなかったが、ラストプレイでハーデンがジャンパーを決めて、ロケッツが1点リードして第3Qは終了となったよ(79-78)」

シンキ「今日も好ゲームになりましたね。ズバリこの勝負行けそうですか?」

キャット「分からない(苦笑) ロケッツはとたんに崩れる時があるからな。ホームだし、この先の日程を考えると、ここは勝っておきたいんだが、ラプターズも今季はかなりいいからね。」

シンキ「分かりました。それでは最終Qをお願いします。」

キャット「このQのスタートはテリー、ビバリー、ハーデン、ブリューワー、ビーズリー。連敗を脱出したいロケッツは、序盤から気合いが入っていて、ディフェンスではタフショットを強要し、オフェンスでは外からのショットを決め続けて、ブリューワーのカウントプレイも決まる13-2のランを披露(92-80) これでゲームの主導権はロケッツが握ったよ。あとはいかにこのリードを守れるかだね。」

シンキ「出だしのランは大きいですね。これなら今日はホームですし勝たないといけません。それではお願いします。」

キャット「ラプターズもこのまま黙っているチームではなく、ジョセフのスリーにデローゼンのタフショットが決まるなど、追い上げを開始(93-87) ロケッツもブリューワーが好調キープしていたが、ラウリーのカウントプレイやデローゼンのフリースローで、中盤前には4点差に追い上げられたよ(95-91)」

シンキ「踏ん張り所ですね。お願いします。」

キャット「しかしブリューワーがチームに渇を入れるように加点すると、ここまでシュートがさっぱりだったアリーザが、大事なところでスリーを決めて、ロケッツは再び9点のリードを取ったんだ(100-91) 中盤が過ぎて、なかなか得点差が縮まらないラプターズは、焦ってシュートの早撃ちが目立つようになってきた。ロケッツは冷静に対処したいが、こちらもターンオーバーなどで終盤はもつれる展開に。まあ最後は何とか押し切ってロケッツが勝利したよ。最終スコアーは112-109だった。どんな形でも連敗ストップして、とりあえずはホッとしたよ。」

シンキ「3連敗で止まってくれて良かったですよ。この後に日程を考えると、連敗地獄の可能性もあり得ましたから(苦笑)」

キャット「そうなんだよ。今日勝って何とか7位まで上がったけど、9位のジャズとの差はわずかだから、ボクの第2希望の9位が見えてはいる(笑) もちろん第1希望は6位に入ることだから、残り9ゲームが大事になるよね。」

シンキ「7位、8位ではご免ですか(笑)」

キャット「ウォリアーズやスパーズの踏み台にされたくないんだよ(苦笑) 今のロケッツが勝てる相手じゃないのは分かっているからね。ボロボロにされて来季への影響が出る可能性もあるからな。」

シンキ「弱気になってますが、今季の対戦成績を考えると納得してしまいますね。ところで次はあさってアウェイでのペイサーズ戦です。」

キャット「厳しいゲームになりそうだけど、アウェイでセルティックスに勝ったりしたから、状況次第で何とかなってもよさそうに思うんだけど、どうなるかな。」

シンキ「残りゲームも少なくなってますし、ここは思い切りよくプレイしてくれればいいのではないかと思いますよ。それでは次戦も宜しくお願いします。」

ボックススコアー

今季第63戦 対ラプターズ

シンキ「こんにちは。イースト遠征5連戦の初戦を落としたロケッツ。今日の相手はラプターズになりますね。アウェイ連戦ですが頑張って欲しいところです。」

キャット「ラプターズはホーム13連勝中と絶好調だし、ロケッツはラプターズのホームで8シーズン勝ってないんだよ。だから厳しいゲームになりそうだが、若手を存分に使うなりしてくれれば、負けても次に繋がるよ。ブルズ戦後半からハレルを使い出したし、その点は多少期待を持っているんだ。」

シンキ「ラプターズには元ロケッツの選手が多いですよね。」

キャット「オールスターに選ばれるくらい成長したラウリーを筆頭に、ロケッツファンに慕われているスコラ、それに努力家のパターソンもいる。そういう点でも今日のゲームは楽しみにしているんだよ。」

シンキ「分かりました。それではゲームの方を宜しくお願いします。」

キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、アリーザ、ディーモー、ハワード。ラプターズはラウリー、デローゼン、ジェームス・ジョンソン、スコラ、バランチュナス。」

キャット「序盤はロケッツがターンオーバー3連発も、速攻から加点に成功するなどしてリードを取った(8-2) 対するラプターズもペイント内からバランチュナスの加点などで追い上げて、中盤に入りゲームはタイに(14-14) ロケッツはボール回りが良く、うまくノーマークを見つけて加点に繋がっていたが、ディフェンスではペイント内であっさりやられるケースが目立ち、終盤に入ると、スコラが自慢のスキルを見せつける加点を繰り返し、リズムに乗ったラプターズが逆転に成功したよ(20-26) タイムアウト後、ロケッツもカペラやハーデンのフリースローなどで踏ん張り、結局4点差に巻き返して終了となった(26-30)」

シンキ「また第1Qをリードされて終わりましたが、どんな感じでしたかね?」

キャット「オフェンスは良かったと思うんだけど、ディフェンスではイージーレイアップを許すシーンが多く、速攻も食らっていて、これがリードされた要因だったと思う。やはりディフェンスが勝敗のカギを握るんだよな。」

シンキ「はい。では前半の続きをお願いします。」

キャット「第2Qに入り、パターソンのスリーに、ターンオーバーから速攻を出されてロスにダンクを食らうなど、ロケッツは流れに乗れない。ハーデンがベンチで、オフェンスのリズムが悪く、ハワードがエアボールをする体たらくもあって、ロケッツは開始3分で9点リードされた(30-39) タイムアウト後もことごとくシュートを外したロケッツを尻目に、ラプターズはラウリーのスリーに、パウエルのジャンパーでリードを二桁に乗せる(31-44) その後ハワードがお得意?のフラストレーションを発散するかのようなファールをして、フレイグラントファール1を取られてしまったんだ(苦笑)」

シンキ「ハワードのそのようなプレイ、どうにかなりませんかね(苦笑)」

キャット「わざとやっている訳ではないんだろうが、体が自然に反応しちゃうんだろうな(笑) まあ今回のは、見方によっちゃ相手のファールの方が早かったとも見えるし、かわいそうなファールではあったんだけどね。」

キャット「そのファール以降も、またラウリーにスリーを決められてしまい、ロケッツは18点のビハインドになってしまうんだが(31-49)、中盤になってロケッツもそれなりにリズムが出てきて追いすがってきたんだ(37-49) だがラプターズは、ラウリーからスコラへ素晴らしいロングパスが通る加点などで二桁リードを保つ展開(39-56) だが終盤ロケッツはハーデンのフリースロー、ブリューワーの連続スリーで巻き返し、何とか10点差にして前半を折り返せたよ(51-61)」

シンキ「劣勢に立たされているようですが、後半への見通しはいかがですか?」

キャット「ディフェンス次第だな。一気のランを食らう悪い癖を出さずに終盤を迎えれば、まだこのゲーム分からないと思う。今日はハレルを前半から使ってるし、勝敗も気になるが、来季への展望が開けるゲームをして欲しいと思う。」

シンキ「元ロケッツ組はここまでどんな感じですか?」

キャット「スコラはさすがだよ。ここまで16得点の活躍だ。ラウリーも攻守ともにラプターズをリードし、パターソンも控えからエナジーを与えている。スコラはペイサーズから移籍して来たんだが、パターソンはロケッツ時代にスコラのスキルを習得しようと、彼のプレイを真似ていた経緯があるから、彼のラプターズ入りを喜んだんじゃないかな。」

シンキ「元ロケッツ組の活躍は見ていて楽しいですよね。それでは後半戦をお願いします。」

キャット「後半出だしは両チームともターンオーバーが出ていたが、それでもラプターズはラウリーからスコラへのホットラインが健在で、デローゼンにカウントプレイを決められたロケッツは、また15点のビハインドに戻されてしまう(51-67) だが離されまいと、比較的前半おとなしかったハーデンが、個人技で連続加点に成功し反撃開始(55-67) その後もロケッツはリズム良く加点していたんだが、ラプターズもハーデンに負けじと、デローゼンがフリースローで加点していき、スコラが得意のフックを見せるなどで、ラプターズの二桁リードは変わらなかった(66-78) 中盤に入って、ターンオーバーから速攻を出されるなどして、またしても15点おビハインドになってしまうが(66-81)、インサイドの起点になっているスコラへダブルチームを仕掛け、ラプターズのリズムを崩すことに成功してきた。その隙にロケッツはブリューワーが2本のスリーを決めるなど、9-0のランに成功して、点差を6点に詰めたんだ(73-81) 終盤ラプターズも巻き返したが、ロケッツは8点のビハインドで第4Qを迎えることになったよ(77-85)」

シンキ「お。だいぶ追い上げて来ましたね。ディフェンスが良かったんですか?」

キャット「第3Qは24失点なんだが、残り5分切ってからはフィールドゴール成功を1本しか許さず、7失点に抑えている。好調のスコラを封じ込め、アウトサイドへのプレッシャーがうまく機能していたよ。特にカペラの機動力の高さは非常に有効だ。彼はインサイドのリムプロテクターとしてだけでなく、アウトサイドの選手をガード出来るだけの素早さを持っているからね。」

シンキ「頼もしいですね。それでは第4Qをお願いします。」

キャット「序盤にいきなり絶好調のブリューワーがスリーを決めると、ラプターズのターンオーバーから、ハーデンがスリーを決めて、ロケッツは早くも2点差に追い上げたんだ(83-85) しかしホームの声援の後押しもあって、ラプターズは控えのロスのジャンパーに、ラウリーのスリーに続き、ロスのスリーも決まって突き放しに掛かるが、ロケッツもハーデンがミドルを決め返す、目の離せない展開となったんだ(87-93) 4分経過してビヨンボのダンクが決まり、再びロケッツは8点のビハインドにされてしまうが、俺に任せろとばかりに、ハーデンが加点を繰り返す大車輪を披露し、アリーザのスリーも決まって、ロケッツは残り6分切って1点のビハインドに迫ったんだ(97-98)」

シンキ「手に汗握る好ゲームになってますか?」

キャット「なってる。緊張感のあるゲームになってるよ。こういうゲームを毎回やって欲しいよね。」

シンキ「これで勝利出来たら最高ですね。それでは続きをお願いします。」

キャット「タイムアウト後、デローゼンのフリースローが1本決まって、ロケッツは2点のビハインドにされるが、スリーのリズムが出てきたアリーザが、逆転のスリーを決めて、ロケッツが遂にリードを奪ったんだ!(100-99) その直後のプレイで、ブリューワーがオフェンシブチャージを奪うナイスディフェンスを見せると、ハーデンからハワードへのアーリウープが決まって、ロケッツのリードは3点に拡がったんだ(102-99)」

シンキ「よーし。そのペースで行っちゃいましょう。お願いします。」

キャット「しかし元ロケッツのパターソンが、スリーを確実に決めて、ゲームは再びタイに戻った(102-102) だがブリューワーがタフショットを決めてロケッツも応戦し、ラプターズもセカンドチャンスからデローゼンがファールをもらって、フリースローを冷静に決め、再びゲームはタイに戻ったんだよ(104-104) 残り2分半。」

シンキ「ラスト2分の勝負になりますか。やはりここはハーデンに締めてもらいましょう。それではお願いします。」

キャット「デローゼンのフリースロー後、ハーデンにはダブルチームで守られ、ブリューワーがハイポストからジャンパーを放つが、さすがに決まらず、次のラプターズのオフェンスで、デローゼンのドライブに対し、ハワードが手を出してしまってファールを取られてしまったんだ。この6つ目のファールで、ハワードは退場となった。」

シンキ「大丈夫ですかね?」

キャット「ここでボクはニヤついてしまったんだよ。これで重要な場面にカペラを投入出来ると(笑)」

シンキ「笑 ディフェンス面ではハワードよりカペラの方が上ですかね?」

キャット「アウトサイドの選手を守れるだけ、今のハワードより上のような気がするよ。実際ディフェンシブRPMの数値は、ハワードとほとんど同じくらいだ。カペラはPF部門でNBA4位の数字を残しているくらいだからね。」

シンキ「それは期待したくなりますよね。それでは勝負の残り2分をお願いします。」

キャット「デローゼンには1本フリースローを決められてしまうが、ハーデンがラプターズのディフェンスに手を焼きながらも、遠めの位置からスリーを決めたんだ! これで再びロケッツが逆転に成功したよ(107-105)」

シンキ「よーし。このリードを保ちましょう。お願いします。」

キャット「直後のラプターズのオフェンス。ラウリーがピックからドライブを仕掛け、ハーデンが抜かれてレイアップを決められそうになるが、カペラがフォローしブロックショットに成功! これでロケッツボールになり、ハーデンがファールをもらってフリースローを冷静に決めたんだ(109-105) 残り1分18秒でラプターズはタイムアウトを要求したよ。」

シンキ「おお。早速カペラは見せ場を作りましたか。ハーデンもオフェンスではさすがですよね。」

キャット「先ほども足を動かさず、手を出すだけのディフェンスをするなど、正直言ってハーデンのディフェンスにはクエッションマークが付くんだが、爆発的なオフェンスでチームを牽引しているよね。まだ彼は進化しそうだし、これからは彼がどれだけロケッツを攻守でリード出来るのか見守っていきたいよ。それとカペラはすぐにチームを助けたね。彼は出来る選手だから、もっと使って欲しいくらいなんだよ。」

シンキ「ですね。では勝利への約1分をお願いします。」

キャット「タイムアウト後、ラプターズのオフェンスはデローゼンに託す。彼はドライブからゴール下へ切れ込んで、うまくステップを踏んでレイアップを試みるが、またしてもカペラがブロックに成功! そのままロケッツボールになり、ビバリーがボールを保持したところで、デローゼンがブロックされたフラストレーションをぶつけるかのようなファールをして、そのプレイを確認するため、ゲームは一旦止まったんだ(109-105) 残り1分2秒。」

シンキ「カペラのリムプロテクター振りはNBAでも上位に入りますか?」

キャット「入るんじゃないの(笑) もうこういうプレイ見ると、やはりハワードじゃなくてカペラをスタートで起用したいよな。彼は鍛えればもっと伸びるし、ゲーム経験を積ませたいよ。」

シンキ「ですね。では続きをお願いします。」

キャット「デローゼンのファールはフレイグラント1を宣告され、ロケッツはフリースローを1本決めて、リードを5点にしたんだよ(110-105) フリースロー後のロケッツのオフェンスはハーデンへのマークが厳しく、ビバリーがスリーを打つが決まらず、ラプターズのオフェンスに。ピックからデローゼンがドライブを仕掛け、相変わらずハーデンが手を出すだけで抜かれるが、ディフェンスではやはりこの男カペラが、デローゼンのシュートを完全に遮り、タフショットを強要する素晴らしいプレイを披露!! しかもカペラは真っ先にゴールへ走り、ブリューワーからのパスをアーリウープ!! これで7点差になり(112-105)、残り19.3秒。この段階でほぼ勝敗は決したんだ。結局113-107でロケッツが勝利となったよ。」

シンキ「よっしゃー。やっとラプターズのホームで勝ちましたか。これで連敗を免れましたね。それにしてもカペラは凄いですね。」

キャット「いやー。ここまでの存在感を示すとはねー。もうハワードは控えでいいよ(笑)」

シンキ「笑 今日はジョシュ、ビーズリーともに出番がなかったみたいですが、もう戦力外になったんですかね?」

キャット「ジョシュは無駄打ちが酷くなってるし、ビーズリーも昨日のゲームは同様だったからね。正直言って彼らを使うなら、若手を使ってくれって思うんだけど、ビーズリーはともかく、ジョシュはせっかくロケッツに戻ってきたからなー。ちょっと複雑な気持ちではあるんだよね。」

シンキ「ですよね。また飼い殺しにあってちゃ、精神まで病んじゃいますよ。あの公開処刑された中居クンのように。」

キャット「笑 ビーズリーにしても、まじめにコーチの話聞いてるから、せっかくロケッツに入ったんだし、これからのキャリアに、このロケッツ入りがプラスになって欲しいと思っているんだよね。」

シンキ「まあ誰をコートに出すかは難しい問題ですよね。ところで今日はブリューワーも頑張ってましたね。彼も忘れちゃいけません。」

キャット「そうなんだよ。彼は好調の時はチームの助けになるね。出来れば契約満了までロケッツにいて欲しいと思っている。チームにエナジーを与えてくれるよ。」

シンキ「はい。次のイースト遠征3戦目は、3日後のシクサーズ戦になりますね。彼らはNBA最低勝率のチームですが、何か今日はウォリアーズがレイカーズに負けたようで、ロケッツも気を引き締めていかないと行けませんよね。」

キャット「NBAレベルになると、楽をして勝てるチームはほとんどないと言っていいよ。ウォリアーズはこれで6敗。さすがにボクもレイカーズに負けるとは思わなかったけど、ブルズの記録更新まであと3敗しか許されなくなったな。」

シンキ「はい。こちらも注目ですね。ロケッツは残り19ゲーム、今日みたいな気持ちのいい試合をして欲しいと思います。それでは今日はどうもお疲れ様でした。シクサーズ戦も宜しくお願いします。」

ボックススコアー

今季14戦目 ラプターズ戦(ホーム)

キャット「ゴホッゴホッ」

シンキ「風邪引いたんですか?」

キャット「まぁな。食欲がなくてしんどいよ。」

シンキ「今日のラプターズ戦は観戦しましたか?」

キャット「一応したよ。3連勝が掛かっていたからね。見逃せない。」

シンキ「その連勝ですが達成しました。」

キャット「ちょっと追い上げられたのが不満だけど、勝ったからいいかな。」

シンキ「試合内容を解説していただきたいです。」

キャット「今日は体調不良だから勘弁してもらいたいなぁ。」

シンキ「では各選手の評価をお願いします。」

キャット「ハーデンが実にいいよね。彼はPGもこなせるよ。味方を活かしながら自分でも得点が出来るSGってそう出てくるものじゃないぞ。」

シンキ「リンはどうでしたか。」

キャット「今日のリンは良かったよ。安定してシュートを決めてたし、パスさばきも抜群だったと思う。こんな感じで頑張って欲しいよな。」

シンキ「その他の選手についてはどうでしたか?」

キャット「アシックのリバウンドはすごいね。リバウンド王を取っても驚けないほどだよ。パーソンズ、パターソンも良かった。今日はロケッツのいい面がよく出ていたよ。」

シンキ「明日は注目のサンダー戦になりますが・・・」

キャット「ハーデン凱旋の試合になるよね。勝率を5割に戻したし、自信を持って昨季のカンファレンスチャンプに挑んで欲しいよ。」

シンキ「それではお大事に。明日もお願いします。」

キャット「おーけー」

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ロケッツ対ラプターズ

第1Q 17-32
サイズに勝るラプターズがその高さを使って第1Qで15点リードを奪う。ボッシュに12得点、バルニャーニに8得点を奪われた。ボッシュにはターンシュートにミドル、バルニャーニにはドライブから高さを使ってフィニッシュされてしまう。ロケッツはスコラの芸術的なフックで対抗するが、外からのシュートが入らず、ブルックスのスリーが一本決まったのみ。アリーザはシクサーズ戦に続きフリースローに苦労してそうな印象。

第2Q 25-23
ベリネリのミドルで18点リードされたロケッツ。このような展開になると少しの体たらくでも腹が立ってくるのがロケッツファン。その標的になったのはアンダーセンだろう。体を張らずディフェンシブリバウンドは取れないし、先日ロケッツを解雇されたメンサ・ボンスにダンクをブロックされる始末。しかしその直後にすぐダンクを決めたので少しは腹の虫が治まったファンもいると思う。
シックスマン候補のランドリーはこのQから好調をアピール。ボッシュを交わすダブルクラッチで決めたスコアーや、スチールから速攻で決めたり、オフェンシブリバウンドから押し込んだりと、すでに11得点を取っている。そのランドリーのスコアーで一時9点差まで迫るが(35-44)、ここから両チームとも素早いトランジションゲームを展開する。ここでロケッツは高さを怖がったのかバディンガーなどが決められず、ターコルーのスリーなどで再び14点リードされてしまった(35-49)。その後またターコルーにスリーを決められたりしてロケッツもバティエの時間ギリギリのシュートなどもありながら結局42-55と13点ビハインドで前半が終了した。

第3Q 21-20
立ち上がりロケッツはディフェンスでラプターズを封じ込めることに成功し、バルニャーニにフリースローを決められるまでの約3分間を無得点に抑えた。しかし肝心のオフェンスがさっぱりで、特に外からのシュートが全く入らない。そうこうしているうちにジャックにスリーを決められると、バルニャーニにもやられ、またしてもジャックが今度はカウントプレイに成功する12-0のランを食らって21点リードを奪われた(47-68)。それでもロケッツはランドリーのフックなどで対抗するが、残り4分切ったところでフラストレーション溜めた絶不調のアリーザがダローゼンにボールを奪われると、暴力行為を起こしたように思われるプレイをしてしまってテクニカルファールを取られ、VTRでそのプレイの検証が終わると退場処分となってしまった。一気に冷え込むロケッツファン。しかしなぜかこのような展開になるとシュートが入り出すもの。ブルックスが2本スリーを決めるなどして結局この第3Qは1点縮めて12点のビハインドで終了した(63-75)。

第4Q 25-26
序盤はロワリーがファールをもらってフリースローを奪う自身の持ち味を発揮し、スコラのペイントからのスコアーもあってロケッツが9点まで点差を詰める(68-77)。直後にピックアンドロールからボンスにダンクを食らうが、スコラのミドルでロケッツも必死に食い下がっている展開。しかしまたしてもロケッツの流れになりそうなところでそれを断ち切ったのがジャック。スリーを決めて再び二ケタの点差に逆もどり(70-82)。その後7-0を食らうなどして17点まで点差は拡がった(72-89)。しかしロケッツはこの日25得点のランドリーがボッシュも青ざめるほどオフェンシブリバウンドが好調。なんとか9点差まで点差を戻した(80-89)。だがラプターズは前半の貯金のせいで余裕があるのかリズムを崩さない。ロケッツが決めると決め返すシーンが続いて点差は詰まらず(86-95)。時間が少なくなり焦ったロケッツはブルックスとロワリーがドライブなどで得点を狙いに行くが3本連続ミス。その間にラプターズは点数を重ね、結局第1Qのリードを守って88-101とラプターズの勝利に終わった。

外からのシュートがさっぱり入らなかった。今日の最大の敗因はそれだろう。スコラとランドリーでFG19/31の46得点も、ブルックス、アリーザ、バティエ、バディンガーでFG8/39では敗戦もうなずける。特にスリーは入らなさすぎた。ランドリーとスコラの踏ん張りがなければ前半でゲームは終わっていたかもしれない。そう考えるとサイズ不足の中、この2人の健闘には頭が下がる想いだ。

チーム・個人成績
ロケッツ(13-10)
スコラ    38分 FG9/18 21P 15R(4OR) 1B
ブルックス 41分 FG6/20 3pFG3/12 FT5/5 20P 4A
アリーザ  26分 FG0/9 3pFG0/3 1P 4TO
バティエ  29分 FG1/4 3pFG0/3 4P 2A
ヘイズ   16分 FG1/5 2P 7R
ランドリー 31分 FG10/13 FT5/5 25P 7R(6OR) 1B
ロワリー  28分 FG2/6 FT4/6 8P 3A 2S
バディンガー19分 FG1/6 3P
アンダーセン10分 FG1/4 2P 3R
チーム全体
FG32/87 36.8%
3pFG3/24 12.5%
FT21/25 84.0%
41R(15OR) 13A 6S 2B 13TO
速攻からの得点 20点
ペイント内の得点 42点
TOから許した得点 16点

ラプターズ(11-15)
ボッシュ  36分 FG11/19 FT5/6 27P 6R 3A 2B
ターコルー 37分 FG9/18 3pFG2/3 23P 6R(3OR) 5A 5PF
バルニャーニ31分 FG6/11 14P 7R
ジャック  38分 FG6/10 3pFG2/3 17P 8R 8A
ダローゼン 21分 FG1/4 2P 2R 2S
ウィームス 29分 FG5/10 11P 4R
A.ジョンソン20分 FG0/0 1P 3R 2B
バンクス  10分 FG0/2 0P
メンサボンス9分 FG1/3 2P 3R(3OR) 2B
ベリネリ  8分 FG1/3 4P
チーム全体
FG40/80 50.0%
3pFG5/12 41.7%
FT16/21 76.2%
40R(9OR) 22A 5S 9B 14TO
速攻からの得点 20点
ペイント内の得点 50点
TOから許した得点 20点

ラプターズのこの日記録した9ブロックは今季最多だそうだ。