シンキ「こんにちは。今日からアウェイ戦が多くなりますが、今季優勝を目指すロケッツとしてはそんなこと言ってられません。今日の相手は若手の多いシクサーズですね。」
キャット「若い選手が台頭してきたシクサーズは、そろそろドアマットから脱出出来そうだね。エンビード対カペラ、タリックが楽しみだし、ここまでインパクトを残している大物候補シモンズのプレイにも注目したいね。」
シンキ「ですね。それではゲームの方をお願いします。」
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ゴードン、バームーテ、アンダーソン、カペラ。既報通りにアリーザとネネは欠場。高さ対策でバームーテを起用してきたね。シクサーズはレディック、ベイレス、元ロケッツのコビントン、昨年のドラ1だが、ほぼ新人のシモンズ、大黒柱のエンビード。今年ドラ1のフルツは肩の故障で3ゲーム欠場するようだ。」
キャット「第1Q序盤はシクサーズのペース。まずエンビードがローポストから加点するカウントプレイで先制すると、シモンズも高さを活かして効率よくペイント内から加点する。ロケッツはアンダーソンのジャンパーが決まってから、フィールドゴールを決められない時間帯が続き、ハーデンのターンオーバーからレディックにスリーを食らい、溜らずロケッツはタイムアウトを要求へ(8-15) タイムアウト後、ロケッツはハーデンの連続ドライブなどで追いすがるが、もったいないミスが出て流れを掴めない。その間にシクサーズはベイレスが確実にワイドオープンからスリーを決めてリードを拡げに掛かる。先日契約したカナーンが早速登場も今のところ見せ場なし。終盤にエンビードが強烈なダンクを叩き込むが、ロケッツはタリックがアグレッシブに攻めてエンビードを3ファールに追い込む好プレイや、ディフェンスでも存在感を見せ、アンダーソンも2本のスリーを決めるなど追い上げ、結局第1Qはロケッツ2点のビハインドで終了となった(31-33)」
シンキ「カナーンが早速出場ですか。ポール不在を感じさせないプレイを期待したいですよ。では続きをお願いします。」
キャット「第2Q序盤のハーデンのいない時間帯。ロケッツは簡単にジャスティン・アンダーソンから2本のスリーを決められ、怒ったダントーニはタイムアウトを要求(31-39) カナーン獲得も、ロケッツは引き続きジャクソンをローテに起用するが、こちらもほぼ見せ場なし。ロケッツはアンダーソンのスリーが好調だが、彼以外はスリーが入らない状態で、インサイドから加点を狙うが、シクサーズディフェンスに阻まれて思うように追い上げられないまま残り6分ほどに(38-46) しかしタイムアウト後、ロケッツはスパーク。カペラのフィニッシュに繋がる連携プレイが面白いように決まってリズムに乗ると、ディフェンスでもバームーテが存在感のあるプレイを見せるなどしてシクサーズの加点を防ぎ、ラストではハーデンがしっかりとスリーを決めてロケッツが逆転に成功。前半はロケッツ2点のリードで終了となったね(56-54)」
前半のスタッツ
ロケッツ FG22/40(55.0%) 3pFG6/15(40.0%) FT6/7 21R 13A 10TO
シクサーズ FG22/51(43.1%) 3pFG8/24(33.3%) FT2/5 20R 14A 5TO
ハーデン 15P 9A 5TO FG7/12 FT0/0
ゴードン 7P 3A FG2/8 3pFG1/5
カペラ 10P 12R FG4/6
バームーテ 4P 3B
アンダーソン 11P FG4/6 3pFG3/5
エンビード 9P 3PF FG4/6
シモンズ 8P 5A FG4/12
レディック 5P FG2/5 3pFG1/4
コビントン 13P 5R FG5/10 3pFG3/7
マコネル 4P 5R 5A 4S FG2/4
シンキ「地力の差が出来てた感じですかね。後半はリズムに乗って突き放して欲しいですよ。後半もお願いします。」
キャット「後半は、ロケッツがゴードンのスリーで先制する。シクサーズもレディックの加点で追いすがるが、ロケッツオフェンスは前半中盤から続いてリズムがいい。バームーテの加点や、カペラのオフェンシブリバウンドからの加点で突き放すチャンスに。しかしここ1本が決まらずシクサーズはタイムアウトで修正へ(63-60) その修正が効いて、ロケッツのくだらないミスもあり、一気に逆転されてしまったよ・・・(63-67) 今度はロケッツがタイムアウトを要求。タイムアウト後にジャクソンが出てきたが、攻守ともに足を引っ張るプレイですぐベンチへ逆戻り。中盤を過ぎると、タリックがエンビード相手に見せ場を発揮してロケッツがリズムに乗ってくるが、ハーデンが相変わらずのターンオーバーから速攻を食らうなど、依然としてシクサーズのリードが続く(71-76) しかしここまでファールのコールに甘かったオフィシャルが、ようやくしっかりとコールしてくれて、ゴードンが5本のフリースローを決めるなど、ロケッツが追い上げ第3Qは終わった(79-80)」
シンキ「アウェイ戦ですので、出来ればリードをキープする方向で後半は戦いたかったのですが、シクサーズも意地があるのか頑張ってますね。では第4Qもお願いします。」
キャット「勝利への危機意識を持ったロケッツは、現状使えないジャクソンではなく、ハーデンをそのままコートに。第4Qもいきなりオフィシャルはミス。エンビードのダブルドリブルを見逃し、コビントンのスリーに繋がってしまう。リズムに乗れないロケッツは放つスリーがことごとく外れ、その隙にシクサーズはエンビードのスリーなどで一気にリードを拡げてきた(79-88) しかしロケッツもこのまま引き下がるはずもなく、カペラのナイスディフェンスなどでリズムを作り、ゴードンのスリーが決まって追い上げ開始。だがホームの声援を受けてシクサーズは踏ん張りリードをキープ(85-93) 残り7分半。」
シンキ「ジャクソンはやはりまだ難しそうですかね。ここで点差を詰めましょう。お願いします。」
キャット「タイムアウト後、カペラのナイスフィニッシュで5点差に追い上げるが、シクサーズもエンビードのジャンパーで突き放す。今日のハーデンはボールハンドリングを誤るシーンが目立つが、何とかゴードンのスリーに繋がって点差を詰めると、ディフェンスでもエンビードへのダブルチームが効果的に決まってミスを誘い、速攻からバームーテのダンクが決まったロケッツが、点差を3点に詰めてきたよ(92-95) シクサーズは当然タイムアウトを要求へ。残り5分半ほど。」
キャット「タイムアウト後、レディックに連続加点され、オフェンスでもターンオーバーが出るなどロケッツは厳しい展開に(92-100) ハーデンがフリースローをもらうも、その後もリズムを取り戻したシクサーズはエンビードのジャンパーが決まって再びリードを8点に。ロケッツはゴードンのフリースローで6点差に戻したが、残り3分半を切ってしまった(96-102)」
シンキ「まだ時間はあるので、流れをロケッツへ戻したいですよ。お願いします。」
キャット「この残り3分半が勝負と判断したのか、シクサーズ、ロケッツがそれぞれタイムアウトを要求する。タイムアウト後に注目が集まったが、シクサーズはシモンズのドライブからの加点に成功。ロケッツの方は時間を使わされハーデンの苦し紛れのスリーは入らず、ここでほぼ勝利の方向はシクサーズかと思ったが、詰めの甘いシクサーズの隙をつくように、ロケッツは残り2分を切ってカペラが攻守に渡る存在感を見せ、ハーデンのカウントプレイも決まったロケッツが2点差に詰める(102-104) ラスト6.4秒でロケッツボールのタイムアウトへ。手に汗握る展開になったな。」
シンキ「確実に2ポイントで延長へ行くか、スリーで逆転を狙うかですね。どちらでもいいのでお願いします。」
キャット「慎重を期して2回のタイムアウトを使ったロケッツ。ラストプレイをハーデンに託したかったが思うようにいかず、厳しいマークでシュート態勢に入れないハーデン。これは苦しいかと思ったが、残り数秒でコーナーにいるゴードンへ何とかパスが通ると、ここまでややシュート不調だったゴードンは、エンビードのチェックをフェイクで交わして冷静にスリーを放つと、ブザーと同時に見事にリングに吸い込まれるブザービーター!!! ロケッツが苦しいゲームを勝利して、ベンチメンバーともども歓喜に沸いていたよ! 最終スコアーは105-104。最終成績は以下の通り。」
ロケッツ(4-1) 31 25 23 26 105
シクサーズ(1-4)33 21 26 24 104
チーム成績
ロケッツ FG36/75(48.0%) 3pFG12/39(30.8%) FT21/24 40R 22A 19TO
シクサーズ FG43/97(44.3%) 3pFG12/36(33.3%) FT6/10 43R 29A 14TO
ハーデン 39分 27点、3R、13A、1S、3B、8TO FG10/20 3pFG2/8 FT5/5
ゴードン 40分 29点、4R、5A FG7/20 3pFG5/16 FT10/12
バームーテ 36分 8点、3R、1S、3B FG4/8 3pFG0/3
アンダーソン 37分 14点、1R、1S、1B FG5/11 3pFG4/9
カペラ 32分 16点、20R(6OR)、2A、1S、4B FG7/9 FT2/2
タッカー 32分 3点、5R、4S FG1/4 3pFG1/3
タリック 12分 8点、3R、2A、2S、2B、5PF FG2/2 FT4/5
ジャクソン 8分 0点、0A、1S、3TO
カナーン 4分 0点、1R FG0/1
控えはタッカー、タリック、ジャクソン、カナーンが出場
レディック 34分 22点、5R、4A FG9/16 3pFG3/8
ベイレス 31分 9点、2R、2A FG3/11 3pFG2/5
コビントン 36分 20点、6R、2S FG8/18 3pFG4/12
シモンズ 34分 14点、7R、9A、3S、1B、4TO FG7/17 3pFG0/1 FT0/2
エンビード 25分 21点、6R、3A、1S、2B、3TO FG8/13 3pFG1/2 FT4/5
マコネル 28分 6点、5R、9A、6S、2TO FG3/8 3pFG0/1
ジャスティン・アンダーソン 19分 8点、3R FG3/7 3pFG2/5
サリッチ 17分 0点、2R FG0/1
アミール・ジョンソン 16分 4点、7R(4OR)、3B FG2/6
オカフォーは出番なし
シンキ「ゴードンの見事なブザービーターでロケッツは連敗を免れましたね。これで5戦消化して4勝。このペースで行きましょう。」
キャット「だな。今季レギュラーシーズン60勝を目指すロケッツにとって、連敗は避けたいから本当に良かったと思う。残り3分ほどでは負けたかなって思ったんだけど、残り2分以降のディフェンスで踏ん張れたのが大きかったよ。やはり勝負所ではディフェンスがカギになるな。」
シンキ「今日の殊勲者はもちろんゴードンですが、カペラもエンビード相手に16点、20Rのパフォーマンスは素晴らしいですね。」
キャット「エンビードみたいに、今のところ自力で加点出来る選手じゃないんだが、高さのあるプレイでロケッツオフェンスに必要な存在になっている。リバウンドも見事で、特にオフェンシブリバウンドには必ずと言っていいほど飛び込んでいるから結果も出てる。4年目の今季はさらに飛躍しそうだね。頼もしい存在だ。」
シンキ「タリックもファールトラブルに見舞われながら、エンビード相手によく頑張ったんじゃないですかー」
キャット「タリックとエンビードは大学時代のチームメイトだからね。負けたくなかったんじゃないかな。攻守で随所に存在感があったよ。これならネネも無理することなさそうだ。」
シンキ「それからカナーンも早速出番がありました。」
キャット「今日は顔見せ程度だったけど、ジャクソンがイマイチの状態が続いているので、おそらく次戦以降はもっと出番が増えると思う。せっかくロケッツに復帰したんだ。ここは一発見せ場を作ってもらいたい。頼むぞって感じだよ。」
シンキ「ところでシクサーズはエンビードに続き、シモンズが新人らしからぬプレイでチームを牽引しているようですね。」
キャット「まだシュート力が弱いので、パスをさばくか、ドライブから加点を狙うかといった感じなんだけど、あのサイズにしてはボールハンドリングがうまく、パスセンスもある。成長してくると間違いなく手強い存在になりそうだよ。まだ成績に直結していないが、シクサーズは必ず伸びてくるチームになるね。」
シンキ「分かりました。それでは最後になりますが、何かありますかね?」
キャット「ロケッツファンにもうひとつビックニュースだ。元ロケッツでファンの多いジョシュ・スミスがNBAに復帰したよ! チームはペリカンズだ。故障者が出てロスターに空きが生まれたのが大きかったね。」
シンキ「ジョシュがNBAに復帰ですか! ここまで干されまくって、いつの間にか消えていなくなる典型的な選手のように思いましたが、まだ拾ってくれるチームがあったんですね。ロケッツファンとして嬉しい限りですよ。」
キャット「この調子でディーモー、Tジョーンズも復帰と行きたいだろうが、そう甘くはないだろうな。でもジョシュ復帰は嬉しいね。ペリカンズ戦が楽しみになったよ。」
シンキ「次のゲームはあさってのホーネッツ戦になります。ハワードが在籍していますが、これについては?」
キャット「1年でホークスを追い出されてホーネッツへ移ったんだけど、結構今季はリバウンド面で貢献しているようだね。だがフリースローが相変わらずだし、もうESPNランク100位以下に落ち込んだ彼に浮上はないだろう。どう成長著しいカペラの養分になるのか楽しみだ(笑)」
シンキ「ですね(笑) カペラ対ハワードが楽しみです。もうひとつ最後に日本のプロ野球ドラフトについて一言(笑)」
キャット「木田GM補佐が引いたね~ あやかりたい。巨人時代からずっとファンだったので嬉しいよ。」
シンキ「ありがとうございました。では次のホーネッツ戦もお願いします。今日はお疲れ様でした。」
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