2021年6月
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ウォリアーズ

'18 プレイオフ西決勝 対ウォリアーズ(ゲーム7)

シンキ「こんにちは。ゲーム5を勝って3勝2敗と王者ウォリアーズを追い詰めたロケッツでしたが、ポール欠場も響いてか、ゲーム6に敗れて運命のゲーム7に突入しましたね。」
 
キャット「ゲーム7の始まる約1時間前にポールの欠場が発表された。彼の右ハムストリングのケガは、ハーデンがレギュラーシーズンを3週間休んだほどのケガだったようで、とても出られる状況ではないようだ。」
 
シンキ「さすがにポール欠場では厳しいと思いますが、ゲームの方をお願いします。」
 
キャット「今日も結論から言って恐縮だが、やはりポール欠場の影響は大きく、ゲーム7も敗れてシリーズ敗退が決定した。第1Qはゲーム6同様にリードして終了し(24-19)、第2Qも一時15点にリードを拡げる好調振りで(48-33)、前半は11点リードしたんだけど(54-43)、第3Qに入ると様相が一転し、ジワジワ追い上げを食らうと、中盤過ぎにデュラントのスリーが決まって追いつかれる(61-61) スリーが全く決まらないロケッツは、この後もあっという間に突き放される厳しい展開となって、第3Qは7点のビハインドを背負ってしまったんだ(69-76) 第4Qに入っても中盤前に13点リードされたんだが(76-89)、ここからロケッツも何とか追いつこうとタッカーがようやくスリーを決めると、ゴードンもアグレッシブに攻めてロケッツ魂を見せていたよ。それでも王者は慌てずカペラへフリースローを強要させてロケッツのリズムを抑えると、オフェンスもそれなりに決めて、常に安全圏な点差をキープし、しっかりラストを締めて終了。最終スコアは92-101だった。」
 
ロケッツ(3-4)
ハーデン 43分 32p、6R、6A、4S、1B、5TO FG12/29 3pFG2/13 FT6/8
ゴードン 40分 23p、3R、6A、1S、1B、1TO FG9/22 3pFG2/12 FT3/4
カペラ 37分 20p、9R(4OR)、2S FG9/10 FT2/6
アリーザ 42分 0p、7R、2A、2S FG0/12 3pFG0/9
タッカー 45分 14p、12R(8OR)、2A、4S、3TO FG5/9 3pFG2/5 FT2/4
Gグリーン 21分 3p、4R FG1/7 3pFG1/4
アンダーソン 8分 0p、1R
ジョー 5分 0p、2R、1A FG0/1
 
ウォリアーズ(4-3)
カリー 44分 27p、9R、10A、4S、1B、5TO FG10/22 3pFG7/15
デュラント 44分 34p、5R、5A、1S、3B FG11/21 3pFG5/11 FT7/10
トンプソン 31分 19p、3R、1A、2S FG8/13 3pFG3/7 FT0/2
Dグリーン 44分 10p、13R(4OR)、5A、1S、1B、5TO FG5/13 3pFG0/5
ルーニー 17分 4p、5R FG2/5
リビングストン 24分 4p、2R、1A FG2/3
ヤング 17分 3p 3pFG1/1
ベル 16分 0p、5R、3A、1S、2B FG0/2
 
シンキ「非常に残念な結果に終わってしまいましたが、内容的にはどうでしたか?」
 
キャット「前半はトンプソンをファールトラブルでコートから追い出し、スリーもそれなりに決まっていて、なおかつハーデンとカペラのラインも機能していて、かなりいい感じに見えたんだけど、ゲーム6同様に魔の第3Qで捕まってしまったよ。ロケッツは第2Q後半くらいからスリーが全く入らない時間帯に入ってしまい、タッカーがスリーを決めるまで、23本くらい連続で外していたくらい。ポール不在で決め手がスリー以外になくなったのが大きいと思う。ポールがいれば、苦しい時間帯でもジャンパーを決めてくれるだろうし、ディフェンダーを引き付けてのパスアウトを出来るから、スリーも打ちやすくなったと思われるからね。」
 
シンキ「やはり残念ながらハーデンだけでは厳しかった感じですかね・・・」
 
キャット「彼も頑張っていたと思うんだけど、オフィシャルのコールに悩まされたこともあって、リズムよくスリーが打てなかった感じがする。まあ彼一人で王者を打ち負かせるほど甘くはないよ。今日のところは仕方ないんじゃないかな。」
 
シンキ「アリーザは全く得点が出来ませんでしたか・・・」
 
キャット「トンプソンとの差を見せつけられてしまったな。まあこういう日もあるよ。」
 
シンキ「打倒ウォリアーズを目標にここまで頑張ってきましたが、あと1勝に手が届きませんでした。」
 
キャット「ポール欠場が何とも痛いけど、この激しいシリーズに体力が耐えられなかったのは、ベンチが弱いなど、チーム力が欠如しているからだと思うから、ポール欠場がいい訳にはならないと思う。この敗戦を糧にして、来季にリベンジ出来るように、もう一度チーム力向上に励むしかないね。」
 
シンキ「これで今季は終了となりますね。残念です。」
 
キャット「ボクもファイナルへ行くつもりでいたからね。まだ少し放心状態だよ(苦笑) でもこのシリーズは良く戦ってくれたと思う。ゲーム1で絶望し、ゲーム2で持ち直したが、ゲーム3で大敗してメンタルをやられてしまった。しかし選手達は気持ちを切り替え、アウェイでのゲーム4に競り勝つと、ホームでのゲーム5もポールが負傷しながら勝って連勝。残念ながらその後連敗したが、十分にロケッツ魂を見せてくれたと思ってる。正直ゲーム1に負けたときは、スイープされるんじゃないかと思ったくらいだからね。チーム力に差のある中、よく頑張ったと思う。選手達を誇りに思うよ。それからウォリアーズの強さも敬服したいね。いろいろと批判もあるだろうが、あれだけのチーム力を持続するのは大変なことだよ。」
 
シンキ「来季へ向けて、何をしないといけませんかね?」
 
キャット「チーム力の向上だろうが、その前に契約の切れる選手をしっかりとキープしつつ、フリーエージェントの有力どころを取らないといけないだろう。ロケッツは今季飛躍したが、それでもまだウォリアーズよりも差があったのは事実。まずここを出来るだけ埋めるところから始めないといけないよね。まあオフにいろいろと考えていくつもりだ。」
 
シンキ「分かりました。王者をあと一歩まで追い詰めながら敗れ去ったロケッツ。来季の優勝へ期待しましょう。それから最後にファイナルについてお願いします。」
 
東地区
キャブス4-3セルティックス
西地区
ウォリアーズ4-3ロケッツ
 
キャット「東はキャブスがセルティックスを振り切って、4年連続ファイナルへ進出。レブロンはヒート時代を合わせると、8年連続のファイナル進出になるね。これはスゴイことだよ。ボクの予想だけど、いくらレブロンがキングでも、さすがにウォリアーズは強力すぎて、キャブスは頑張っても2勝するくらいがやっとだと思う。まあ順当に予想すれば、4勝1敗でウォリアーズが連覇を達成するんじゃないかな。少しはキャブスも抵抗して欲しいと思っているがどうだろうねー」
 
シンキ「今日でロケッツの今季は終わりましたが、ファイナルが終わるとドラフト、そしてフリーエージェントでの選手獲得に続き、サマーリーグが始まります。来季へ向けてボクらも今日から始動しないといけません。最後に一言ありますかね。」
 
キャット「打倒ウォリアーズを果たせなかったとはいえ、レギュラーシーズンに65勝の金字塔を達成し、あと一歩のところまで王者を追い詰めた今季は、一応成功と考えていいと思っている。打倒ウォリアーズは来季への宿題だね。」
 
シンキ「今季はどうもありがとうございました。目標だった打倒ウォリアーズは果たせず、優勝は来季以降へ持ち越されましたが、今季は来季への礎をしっかり築いたと思います。それでは今日はどうもお疲れ様でした。」

'18 プレイオフ西決勝 対ウォリアーズ(ゲーム6)

シンキ「こんにちは。ゲーム5を取ったロケッツが王手を掛けたウォリアーズとのシリーズ。今日のゲーム6はアウェイ戦で、しかもポールの欠場が決定してますが、あと1勝ですので、何とかしたいですよね。」
 
キャット「結論から言うと、今日のゲーム6は敗れて、ゲーム7で決着を付けることになったんだ。第1Qはスリーが絶好調で、17点のリードを奪ったんだけど(39-22)、第2Qに入ると次第に詰められてしまったんだが、それでもまた盛り返して10点リードして前半を折り返したんだよ(61-51) だが後半に入るとあっという間に点差が縮まり逆転を許してしまい(61-62)、何とかロケッツはハーデンが踏ん張って食らいついていたんだけど(74-73)、またランを出されて結局7点差に開いて第3Qは終了(77-84) 第4Qもウォリアーズペースは変わらず、ロケッツはオフェンスのリズムが悪すぎてターンオーバーを連発する時間帯に入ってしまい、また一気に離されてしまったんだ(79-99) 結局ゲーム3同様に、ガベージタイムに入っても点差が開いて、ゲーム6は29点差を付けられての敗戦に終わったよ(86-115)」
 
ロケッツ(3-3)
ハーデン 40分 32p、7R、9A、3S、9TO FG10/24 3pFG4/12 FT8/9
ゴードン 34分 19p、2R、5TO FG7/12 3pFG4/6 FT1/4
カペラ 29分 2p、15R(4OR)、1A、1S、1B FG1/3 FT0/2
アリーザ 39分 14p、4R、1S FG6/18 3pFG2/9
タッカー 37分 6p、8R、2A、1S FG2/6 3pFG2/5
Gグリーン 26分 11p、1B、3TO FG4/6 3pFG3/4
バームーテ 15分 0p、1R、2S FG0/2 3pFG0/1 FT0/2
ジョー 8分 2p FG1/4 3pFG0/1
アンダーソン 7分 0p FG0/2 3pFG0/1
ジャクソン 4分 0p、1R、1A
 
ウォリアーズ(3-3)
カリー 40分 29p、5R、6A、3B FG12/23 3pFG5/14
デュラント 35分 23p、7R、4A、1B FG6/17 3pFG1/5 FT10/14
トンプソン 39分 35p、6R、2A、4S FG12/23 3pFG9/14
Dグリーン 37分 4p、10R、9A、4S、5B、3TO FG2/3 3pFG0/1
ルーニー 19分 4p、7R(5OR)、1A、2S FG2/6
ベル 21分 3p、6R FG1/2
ヤング 16分 5p、1R、1A FG1/3
リビングストン 15分 6p FG3/5
 
シンキ「第1Qに17点ものリードを奪ったのに、終わってみれば30点近い点差で負けてしまいましたか・・・」
 
キャット「ゲーム5と違ってスリーの精度はすごく良かったんだけど、ターンオーバーが多くて全くリズムに乗れなかったよ。後半はハーデンのアイソレーションプレイが完全に読まれてしまっていて、25点しか取れない有様だった。個人的にはすごく悔しいんだけど、まあポールのいない状況ではチーム力の差を考えると仕方ない面がある。」
 
シンキ「やはりポール抜きではきついんですかね?」
 
キャット「まだポールのいない状況で1戦しかしてないから何とも言えない。彼は次のゲーム7も出場未定なんだけど、ホームゲームだし、今日の敗戦を活かす展開を希望したいね。」
 
シンキ「ゲーム3大敗の後のゲーム4で勝ってるロケッツですから、ゲーム7も同じようになることを望みたいですよ。ところでポールの替わりにはバームーテが起用されたようですね。」
 
キャット「正直言って、このシリーズに使える選手は限られていると思う。ハーデン、ポール、アリーザ、タッカー、カペラのスターター5人に、ゴードンとGグリーン以外は怖くて出せないよ。もう次のゲームでこのシリーズも最後だから、もしポール欠場となったら、ゲーム7は6人で回すしかないんじゃないかな。」
 
シンキ「タイムアウトを使って有効に休むしかないんですかね・・・」
 
キャット「だな。こうなるとウォリアーズが有利とも言えなくもないんだけど、何とかホームコートアドバンテージを活かして欲しいと思ってる。それからファイナルの日程が発表されたから報告しておこう。」
 
すべて日本時間
6月
1日(金) ゲーム1 10:00
4日(月) ゲーム2 9:00
7日(木) ゲーム3 10:00
9日(土) ゲーム4 10:00
12日(火) ゲーム5 10:00
15日(金) ゲーム6 10:00
18日(月) ゲーム7 9:00
 
シンキ「ウォリアーズとのシリーズに勝ったとして、ファイナルまで中2日ですか。厳しい日程ですよね。」
 
キャット「だから今日のゲームで決着を付けておきたかったんだけど。中2日より中4日の方がいいに決まってるからね。幸い東の方ももつれているのが救いだよ。」
 
シンキ「あさってのゲーム7はズバリ勝てますか?」
 
キャット「本音を言うと、ポールが欠場するとかなりの確率で負けるんじゃないかと思ってる。でもここまで来たら泣き言なんて言わず、全力を尽くして勝ちに行くだけだ。」
 
シンキ「ですよね。ロケッツファンは勝利を信じて応援しか出来ませんので、全力を尽くして王者に食らいついてもらいたいですよ。それでは今日はお疲れ様でした。運命のゲーム7も宜しくお願いします。」

'18 プレイオフ西決勝 対ウォリアーズ(ゲーム5)

シンキ「こんにちは。ロケッツ1勝2敗となった後のゲーム4は大接戦の末にロケッツが勝利し、シリーズの行方は分からなくなりましたが、ホームで行われる今日のゲーム5はどうでしょうか?」
 
キャット「アウェイでのゲーム4を取ったのは非常に大きいんだけど、ロケッツとしてはこのゲーム5も大事なゲームだろう。もし負けると、かなり厳しい状況に立たされると思うから、今日のゲームは絶対に落とせないと思ってる。」
 
シンキ「シリーズ突破云々は考えないと前に言っていましたが、もう真剣にウォリアーズを倒せそうな感触があるんでしょうか?」
 
キャット「ゲーム1を観た時は正直厳しい感じがしたんだけど、ゲームを重ねるごとに、ロケッツはアジャストして、大事なゲーム4ではほぼ互角の展開に持ち込んでるからね。これならあと2勝出来る可能性を感じるよ。まあそれでもまず3勝目を取ることだな。」
 
シンキ「分かりました。それではゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツが引き続き同様。ウォリアーズも同様で、イグダーラがゲーム4に続き欠場となった。ゲームは序盤からロケッツのペース。カペラのフィニッシュが決まるなど、まずロケッツが6点連取したんだ(6-0) ウォリアーズもロケッツのターンオーバーを乗じて速攻から加点に成功し点差を詰めてきた(8-6) その後ウォリアーズの加点を防いでいたロケッツだったが、オフェンス面ではワイドオープンのスリーをこぼすなどもたついていて、Dグリーンに加点されると、ダントーニはタイムアウト取って修正へ(10-8) タイムアウト後、ようやくチームで放った7本目となるスリーを、ようやくアリーザが決めたロケッツは、ディフェンスでもウォリアーズのパスコースを止めて、デュラントにタフショットを打たせる作戦が成功する。カリーのスリーもミスしたウォリアーズは、トンプソンのターンオーバーも出てしまうなどリズムを崩している。このチャンスにGグリーンがワンドリブルからのコーナースリーを決めてリードを拡げると(16-8)、ゲーム4でリバウンドを踏ん張っていたタッカーが、今日のゲームでも攻守でリバウンドに奮闘し、これが再びGグリーンのスリーに繋がった! 9-0のランに成功したロケッツのリードは11点になったんだよ(19-8) だが終盤に入ると、デュラントの個人技での加点などで、ロケッツのリードは詰まり、第1Qはロケッツ6点のリードで終了となった(23-17)」
 
キャット「第2Qはまずタッカーがトップからスリーを決め、さらにハーデンがDグリーンを交わす豪快なダンクでリードを再び二桁にするが(28-17)、カリーがコーナーからスリーを決めると、次のポゼッションではタフショットに成功。ロケッツにリズムを渡さない(30-22) ロケッツは相変わらずスリーが決まらなかったが、ウォリアーズもミスが出て、両チームともリズムが良くないまま2分半ほど経過(30-24) その後ロケッツはカペラがDグリーンのダンクをブロックするビックプレイが出て、ここから一気のランへ行きたい状況も、ハーデンのジャンパーがとにかく入らず。ウォリアーズもターンオーバー連発でゲームは膠着していたが、ゴードンがレイアップで加点し、さらにスリーを決めたところで、しびれを切らしたカーヘッドはタイムアウトを要求してきたよ(35-26) 第2Q残り7分ほど、ここまで完全にロケッツペースだったが、シュートの精度が悪すぎて、ウォリアーズに何とか凌がれている状況。タイムアウト後、両チームとも得点のペースが上がってくる。ウォリアーズはデュラントが冷静にフリースローを決めると、トンプソン、カリーがそれぞれジャンパーを決める。ロケッツもポールのローポストプレイからタッカーのコーナースリーが決まると、ハーデンがカリーを翻弄するドライブから加点し、ロケッツがリードをキープしてゲームは終盤に近くなる(40-32) その後も両チーム加点が続いて残り3分になる(45-37) ここでカペラが再び、今度はデュラントのレイアップをブロックする守護神振りを見せたが、このチャンスをロケッツは相変わらずスリーが決まらず活かせない。デュラントにスリーを決められて残り2分を切ると、ファールがかさんだロケッツは、オフェンスではハーデンがミスしまくり、ディフェンスではファールをしてボーナスフリースローを与えるケースが3回続いてしまい、結局残り3分から8-0のランを食らって、前半はタイゲームで終了となったんだ(45-45)」
 
シンキ「ずっとロケッツのペースでゲームは進行していたようですが、シュートの精度が悪いようで、結局同点で前半が終わってしまいましたか。後半への見通しはどんな感じですか?」
 
キャット「ここまで3pFG6/22 ワイドオープンのスリーは確実に決めていれば、確実にロケッツはリードして前半を終えていたはずだ。ウォリアーズはターンオーバーが多いとはいえ、勝負所の終盤は第1・2Qともに巻き返してきてるからね。後半はシュートの精度を上げて行かないと、ウォリアーズのランが成功した時に厳しくなるぞ。ここはしっかり決めてくれって感じだ。」
 
シンキ「分かりました。では後半もお願いします。」
 
キャット「第3Q出だしにトンプソンに加点されたロケッツは、このゲーム初めてリードを奪われた(45-47) ロケッツはハーデンが得意のフリースローで同点とするが、こちらは悪い癖であるターンオーバーから失点。だがカペラが依然として入らないスリーをフォローするオフェンシブリバウンドから加点すると、今度こそとばかりにポールが、今日初めてとなるフィールドゴールに成功させたよ(52-49) しかしウォリアーズはデュラントがお返しのスリーを決めて応戦すると、得意のパス回しから加点してリードを取った(53-54) だがロケッツも調子が上がってきたポールが、お返しのスリーを決めて逆転(56-54) ゲーム4に続き、ゲーム5も西地区頂上決戦にふさわしい好ゲームとなってるよ。ゲームは中盤に差し掛かって、ロケッツはハーデンがまたミスをすると、ゴードンとアリーザのスリーも決まらず得点が止まっていたが、ウォリアーズもトンプソンがいい流れでのキャッチ&スリーが決まった以外は停滞。ポールがカリー越えのタフショットとなるスリーを打たされるが、これが決まってロケッツは再びリードを奪ったね(59-57) しかしウォリアーズのオフェンスのリズムが良くなってきたのを確認すると、ダントーニはタイムアウトで修正に入る(59-59) 残り6分弱。」
 
シンキ「ゲーム4みたいに、一気に持ってかれないように気を付けましょう。お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後、ロケッツはハーデンがまたまたスリーを落とすと、シュートタッチが良くなってきたトンプソンにスリーを食らってしまう(59-62) ロケッツも必死にオフェンスを立て直し、何とかファールをもらって凌いでいたよ(63-62) カリーがリバースレイアップに続き、フリースローでも加点して再びウォリアーズがリードするが(63-66)、ロケッツもゴードンがここまで7本中1本と不調のスリーを躊躇なく打って決めて同点(66-66) さすがゴードンはタフなプレイヤーだ。この気持ちが第4Qに繋がるだろう。第3Qも残り4分を切ると、ロケッツはディフェンスでギアを上げる。ウォリアーズオフェンスを24秒ターンオーバーで封じ込めると、トンプソンのエアボール、カリーのターンオーバーを誘う。しかしオフェンスではハーデンが相変わらず入らず、タッカーのフローターも決まらないなど、同点のまま終盤を迎えたよ(66-66) タイムアウト後、ウォリアーズはデュラント以外のオールスター3人をベンチへ下げ、第4Qに備えた布陣に。ロケッツはここでランを出したかったが、スリーの精度が上がらず、ロケッツは1点のビハインドで第3Qが終了したんだ(71-72)」
 
シンキ「第3Qは逆転また逆転の展開でしたか。第4Qへの見通しはどうですか。」
 
キャット「ちょっと分からんね。どうらかと言うと、若干ウォリアーズ優勢のような気もするんだが、後半はポールが当たってきたし、終盤のディフェンスも良かったからね。ただポール、アリーザともに4ファールなのは気になる。ベンチの層が薄いロケッツだから、ファールが多くなるのは困るからね。第4Qは気持ちの勝負になるんじゃないかな。ホームでやってる分だけ、ロケッツが少しは有利なような気もするよ。」
 
シンキ「では勝負の第4Qをお願いします。」
 
キャット「第4Qはロケッツがポール、ゴードン、タッカー、Gグリーン、カペラ。ウォリアーズがカリー、トンプソン、Dグリーン、リビングストン、ウエストで始まる。まずロケッツは後半から調子が上向いているポールが、時間ギリギリにフローターから加点に成功して逆転する(73-72) ウォリアーズもカリーがスリーを決めてすぐに逆転するが、ロケッツもGグリーンがポールのパスからお返しのスリーを決めてまた逆転!(76-75) ウォリアーズのミスを誘発させると、今度もポールがアイソレーションプレイからレイアップに成功して、ロケッツは3点のリードを取った(78-75) カリーも負けるかとドライブで応戦するが、波に乗ったポールはウエスト相手にタフショットとなるスリーも決める!(81-77) だが続く2回のポゼッションもタフショットで抑えられたロケッツは、トンプソンにスリーを決められたところでタイムアウトを要求へ。残り約8分(81-80)」
 
シンキ「若干ロケッツがリードしてますが、ほとんど点差はないに等しいです。ここからですね、お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後、出だしで決めたポールのフローターは、24秒をオーバーしていてノーカウントに(79-80) ポールが下がりハーデンがコートへ入ったロケッツ。まずハーデンがドライブからファールを誘ってしっかりフリースローを決めて逆転すると、ゴードンも技ありのポンプフェイクから3本のフリースローをもらってリードを拡げる(84-80) ウォリアーズはスリーを連続でミスするが、デュラントが個人技でフリースローをもらって加点(84-82) 中盤に入り、ロケッツはハーデンが今日のスリーの精度の低さを気にしてか、積極的にドライブを仕掛けていく。しっかりファールをもらってフリースローを決められるのが彼のいいところ(86-82) ここでロケッツはカペラを下げ、ポールを再びコートへ戻したよ。ウォリアーズのポゼッションはデュラントのポストプレイで攻めるが、タッカーが今度はいい感じのヘルプでミスショットを誘発する。これが速攻に繋がって自ら走りこんだタッカーがコーナーからスリーを放つが決めきれない。リズムが良くないと見たウォリアーズは残り6分切ったところでタイムアウトを要求したんだ(86-82)」
 
シンキ「とりあえず4点のリードは奪いましたから、これをキープしていきたいですね。ディフェンスを頑張りましょう、お願いします。」
 
キャット「タイムアウトの最中に会場では、先日亡くなった西城秀樹の代名詞である”ヤングマン”が流れる。「ヒデキ感激」となるような勝利をお願いしたいところだ。この曲が効いた訳ではないだろうが、いきなりサイドラインからDグリーンがボーンヘッドとなるパスミス! これが速攻でハーデンのダンクとなり、ロケッツのリードは6点に拡がる(88-82) さすがに次のDグリーンにはナイスパスを出して加点されたが、アグレッシブのゴードンがルーニーを交わし、パスフェイクからのレイアップが決まって、ロケッツはリズムを渡さない(90-84) ウォリアーズもカリーのフローターで必死に追いすがるが、ロケッツもハーデンが相変わらずスリーをミスするも、タッカーがオフェンシブリバウンドでつなぐ! これがポールのルーニーを出し抜くフローターでのバンクショットを生み出し、さすがのウォリアーズもタイムアウトを取らざるを得ない状況に追い込まれたんだ(92-86) 残り約4分。」
 
シンキ「本当の勝負はここからなんじゃないですか。ゲーム4みたいに勝ちましょう、お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後、ウォリアーズは狙われているルーニーを下げてリビングストンをコートへ。まずデュラントがポストからの動きでジャンパーを放つが、ハーデンがナイスヘルプで止めた。時間を使ってハーデンが不調のスリーではなく、ミドルレンジからのジャンパーを選択するが、これまた入らずウォリアーズボールに。トンプソンのフェイクに反応してしまったゴードンがファールを取られ、3本のフリースローを決められたロケッツのリードは3点になった(92-89) 残り3分弱、フリースロー前にタイムアウトを取ったロケッツ。ハーデンのドライブは読まれているのかレイアップが決まらない。しかしディフェンスではチームでしっかり守って24秒バイオレーションを誘発! それならばとばかりに、ウォリアーズもポールのドライブからのフローターをデュラントがブロックして24秒バイオレーション誘発。オフェンスではDグリーンがドライブからのレイアップをミスするが、自らフォローする加点で、ロケッツのリードは1点になってしまったんだ(92-91) 残り2分切ったロケッツの大事なオフェンス。ハーデンのドライブから45度の角度にいたゴードンへパス。ゴードンのスリーはきれいな放物線を描いてリングに吸い込まれたんだ!! このスリーは大きいね!! ウォリアーズはタイムアウトへ入ったんだ(95-91) 残り1分21秒。」
 
シンキ「このスリーは大きいですね。あともう少しです。守りましょう、お願いします。」
 
キャット「タイムアウト明けにウォリアーズは、役に立ってなかったリビングストンを下げ、スペースを拡げるためなのか、スリーが打てるクックを投入。これが当たって、クックはDグリーンにパスを出し、ワイドオープンからスリーを決められた(95-94) ロケッツの大事なポゼッションはハーデンに託すが、彼はトラベリングのようなステップで時計が止まる。レビューの後にウォリアーズのファールを取ったのか、ロケッツボールでゲームが再開。ポールのボール所持から始まったオフェンスは、ドライブからのフローターはミスになり、このプレイで右ハムストリングを痛めたのか、ポールは立てずプレイは続行。この絶体絶命のピンチで先ほどコートへ入ったクックが完全にノーマークになってしまう。誰もチェックに行けない状態でのスリーに、会場にいるファンの誰もが逆転されることを悟ったと思うが、まだ若いクックのショットをリングにはじかれた!!! 立ち上がったポールがコーナーでいる間もプレイは続行。ハーデンが時間を使ってスリーを放つが、ここでも決められない。しかしロングリバウンドになってタッカーが外に出しプレイが止まる。残り22.4秒。」
 
シンキ「ポールは心配ですが、今は勝利を目指しましょう。お願いします。」
 
キャット「ウォリアーズのタイムアウトが終了。ポールは当然ベンチへ下がってカペラがコートへ。ウォリアーズのこのポゼッションはカリーで攻める。トンプソンのスクリーンの外から回りこむようにドライブ。ハーデンとヘルプに来たタッカーを交わすボードを使ったフローターを打つがミス!! このリバウンドをDグリーンがはじくもアリーザが保持!! Dグリーンがアリーザにファールをしてフリースローへ。アリーザはまず1本目を決めるが、2本目を落としてしまう(96-94) 残り6.7秒でウォリアーズがラストとなるタイムアウトを取った。」
 
シンキ「ここももういっちょディフェンスです!! お願いします!!」
 
キャット「引き続きポールはベンチ。ゲームに出たい気持ちがよくわかる表情をしていた。まずウォリアーズはサイドラインのクックからカリーへパス。そしてセンターラインを超えてDグリーンにパスする。このパスをDグリーンがなんとファンブルしてロケッツボールに!!! ファールをもらったゴードンはフリースローを冷静に決めて勝負あり!  最終スコアは98-94。ポール負傷という痛手を負ったロケッツだったが、このシリーズに王手をかける3勝目を勝ち取ったんだ!」
 
ロケッツ(3-2)
ハーデン 39分 19p、3R、4A、2S、6TO FG5/21 3pFG0/11 FT9/9
ポール 38分 20p、7R、6A、3S、0TO FG6/19 3pFG4/9 FT4/4
カペラ 27分 12p、14R(3OR)、2B FG5/6 FT2/5
アリーザ 42分 6p、2R、1A、3S FG1/6 3pFG1/4 FT3/4
タッカー 42分 8p、9R FG3/6 3pFG2/4
ゴードン 36分 24p、4R、1A、2S、1B FG6/15 3pFG3/10 FT9/10
Gグリーン 16分 9p、1R FG3/5 3pFG3/5
 
ウォリアーズ(2-3)
カリー 41分 22p、7R、6A、4S、3TO FG8/17 3pFG2/8 FT4/5
デュラント 40分 29p、4R、1B FG8/22 3pFG3/6 FT10/10
トンプソン 43分 23p、4R、1A、4TO FG8/14 3pFG4/7 FT3/4
Dグリーン 42分 12p、15R、4A、1S、6TO FG4/9 3pFG1/2 FT3/4
ルーニー 22分 4p、3R、2A、1S FG2/2
リビングストン 18分 2p、1R、1A、1S FG1/3
ベル 14分 2p、4R、1A FG1/1
ウエスト 12分 0p、2R、2A FG0/1
クック 8分 0p、1R、1A FG0/3 3pFG0/3
ヤング 1分 0p
 
キャット「今日の勝利はとても嬉しいが、ポールが負傷したので素直に喜べない気持ちもある。あと1勝しないといけないし、まだシリーズ突破まで気を抜けない。選手達はとても疲れたと思うが、応援しているファンも最初から最後まで集中していたので、ボクも疲れてしまったよ。ポールの状態報告もあるので、ゲーム5のコメントは明日にしたい。」
 
シンキ「分かりました。今日はどうもお疲れでした。勝ってよかったですよ。ではまた明日お願いします。どうもありがとうございました。」

'18 プレイオフ西決勝 対ウォリアーズ(ゲーム4)

シンキ「こんにちは。ウォリアーズとのシリーズは3戦が終了し、ここまでロケッツは1勝2敗と負けが先行です。特にゲーム3は41点差を付けられてしまう大変悔しい負け方でした。今日のゲーム4は巻き返しを期待したいですよ。」
 
キャット「接戦を落とすのも悔しいんだけど、ゲーム3みたいな大敗も堪えるね。ボクも思い出すたびに吠えていたような気がする(苦笑) やはり少しメンタルをやられたようだ。引き続きアウェイ戦の厳しいゲーム4になるが、気持ちで負けないよう頑張ってもらいたいよ。」
 
シンキ「ではゲーム4をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツが引き続き同様。ウォリアーズはイグダーラが右ヒザを痛めて欠場となった。第1Q序盤は完全にウォリアーズペース。ロケッツはカペラがフィニッシュ出来ず、ハーデンやポールもウォリアーズディフェンスに阻まれ加点出来ない。その間にウォリアーズはデュラントのスリーなど、約5分で12-0のランに成功。ダントーニは我慢できずタイムアウトを要求する(0-12) タイムアウト後もロケッツはポールのスリーがエアボールに。序盤のリードで少し気が抜けたのか、Dグリーンのボーンヘッドでロケッツボールになると、ハーデンがユーロステップからレイアップに成功。カーヘッドは喝を入れるため、すぐタイムアウトを要求したんだ(2-12) ハーデンの加点で落ち着きを取り戻したロケッツは、アイソレーションプレイからハーデンが加点すると、アリーザのスリーも決まって追い上げ開始(7-14) しかしウォリアーズもデュラント、カリーの加点でリズムを渡さず終盤へ(7-19) このゲームに負けると厳しくなるロケッツは、ハーデンが引き続きコートでプレイ。ステップバックからスリーを決めると、ドライブから加点にも成功して、ロケッツは食らいついている状況(12-21) 残り2分切って、さすがにハーデンをベンチへ下げたが、ゴードンが豪快なダンクや、カペラがフリースロー2本とも決めるサプライズなどがあって、何とかこの時間帯を凌いでいたよ。第1Qが終わってロケッツ9点のビハインドで第2Qへ(19-28)」
 
キャット「第2Q序盤、カペラがトンプソンのドライブをブロックすると、そのプレイでトンプソンがどこか負傷したようでロッカールームへ下がる。1分経たないうちにハーデンがコートへ戻ると、フリースローやステップバックスリーを決めて追い上げに掛かる(28-34) ウォリアーズはデュラントがドライブから加点するが、風向きがロケッツにあると感じたカーヘッドは早めのタイムアウトを取ったね(28-36) だがロケッツはハーデンが止まらない! 再びステップバックからスリーを決めると、デュラントのパスミスで迎えた次のポゼッションでは、ドライブからグリーン越しの豪快なダンクに成功! 直前にカリーがファールをしていてカウントプレイのおまけつき! フリースローもしっかり決めて、ロケッツのビハインドは2点まで縮まる(34-36) トンプソンがゲームに戻るがシュートタッチが悪く、カリーのフローターで加点するも、ロケッツは攻守ともにリズムが良くて、ハーデンがカリーを3ファールに追い込み、ボーナスフリースローで加点すると、ディフェンスではカペラがゴール下を死守。トンプソンがターンオーバーを犯すと、流れを変えたいカーヘッドは、カペラへ故意にファールをしてフリースローを打たせる作戦をしてきたんだ。カペラは1本決めて点差は1点に(37-38) ようやくトンプソンがコーナーからスリーを決め、ここで再び加速したいロケッツは、残り4分切った段階でタイムアウトを取ったんだ(37-41) タイムアウト後にスモールラインナップを敷いたロケッツ。ポールがコーナーからお返しのスリーを決めると、さらにボーナスフリースローを1本決め、遂にロケッツは同点に追いつく(41-41) 調子を取り戻しつつあるトンプソンがロングツーを決めたが、ポールがここでまたお返しのスリー! ロケッツは逆転に成功へ(44-43) さらにタッカーがディフェンシブリバウンド時にファールをもらい、ボーナスフリースローで加点すると、ディフェンシブのアグレッシブさが出てきたロケッツは、プリメイターでハーデンが連続スチール!! このプレイから連続で加点に成功したロケッツのリードは7点になった(50-43) これだけでは飽き足らないとばかりにポールがスリーを決めて最大10点リードしたロケッツ。第2Qを34-18と圧倒し、7点をリードして前半が終えたよ!(53-46)」
 
シンキ「うおー。いきなり第1Qの出だしから嫌な展開でしたが、第2Qに16-2のランに成功し、一気にリードを奪いましたか! これなら後半も望みはありそうですね。」
 
キャット「今日のゲームは手ごたえを感じるよ。ロケッツの選手達に気迫、特にディフェンスで感じるね。後半はまずウォリアーズの得意とする第3Qを凌いで欲しい。ここを凌げば勝てるチャンスは十分にあるよ。頼むぞって感じだ。」
 
シンキ「では後半もお願いします。」
 
キャット「第3Q序盤はアリーザがフリースローを1本決めるが、オフェンシブリバウンドからカリーにスリーを決められると、24秒クロックバイオレーションを取られる嫌な展開(54-49) ハーデンはタフショットを打たされ、ルーニーにフィニッシュされ、得点差は3点となった(54-51) それでも負けたくないロケッツは、ポールのナイスパスからカペラがこのゲーム初のフィニッシュに成功。だが流れ自体はウォリアーズへ傾きつつあり、気配を感じたダントーニは、早めにカペラからゴードンへスイッチする。ポールがフローターに成功するが、再びオフェンシブリバウンドを取られると、セカンドチャンスからデュラントがジャンパーを決め、依然としてウォリアーズのペースは変わらず(58-55) ここまでウォリアーズのミスに助けられ、リードを保ってきたロケッツだったが、中盤にカリーが連続でスリーを決めて逆転されてしまう(62-63) タイムアウトで修正したいダントーニだったが、オラクルアリーナの大声援に後押しされてか、ウォリアーズの勢いが止まらず、カリーがまたまたスリーで加点に成功。ロケッツもポールがお返しのスリーを決めるが(65-66)、ゾーンに入ったカリーを止められないロケッツは、今度はドライブから加点を許してしまう。さらにトンプソンのスリーに続き、デュラントにも加点を許したロケッツは、溜らずタイムアウトを取るしかなかったんだ(65-73) 残り3分切ってようやくロケッツもハーデンやゴードンの加点で抵抗したが、カリーにこのQ5本目のスリーを決められて、また不快なダンスを披露されてしまったよ。第3Qは始まる前に7点のリードがあったが、終わった時には10点のリードを奪われ終了となった(70-80)」
 
シンキ「魔の第3Qに18-3のランを食らってしまい、第2Qの16-2のランが帳消しになってしまいましたね。第4Qへの見通しはどうですか?」
 
キャット「一気に持ってかれてしまったな。とにかくリズムを渡さないようにするしかないね。ランが続いて劣勢になった時、早く追いつこうをするあまりに早打ち傾向があったんだが、まだまだ時間はあるから、焦らず一本確実に取ってリズムを作ってもらいたい。」
 
シンキ「分かりました。では第4Qをお願いします。」
 
キャット「第4Qのロケッツはポール、ゴードン、Gグリーン、タッカー、カペラでスタート。ウォリアーズはカリー、Dグリーン、リビングストン、ベル、ヤング。カペラがカリーのドライブをブロックし、タッカーがリビングストンからスチールするが、Gグリーンの早打ちスリーは決まらない。しかしGグリーンはディフェンスでチームに役に立とうと、カリーのジャンパーをブロックすると、ロケッツのオフェンスではゴードンからカペラへ渡るナイスフィニッシュがカウントプレイに。フリースローもしっかり決めて、ロケッツは7点差に迫った(75-82) 2分経過し、ハーデンがゴードンと替わりコートへ入る。Gグリーンの早打ちでリズムを掴めないロケッツだったが、ポールが得意のジャンパーを決めると、オフェンスのミスを埋めようとGグリーンがディフェンスで存在感を発揮。攻守で穴になっているリビングストンからスチールを決めてロケッツボールになったんだ(77-82) ここでGグリーンからアリーザへ。ポールのジャンパーはミスするが、タッカーがリビングストンをあしらうオフェンシブリバウンドからファールをもらう! フリースローもしっかり決めて、ロケッツは遂に3点差に迫ったよ(79-82) ジワジワ追い上げに掛かるロケッツに脅威を感じてか、ウォリアーズはボール回りが単調になっている。Dグリーンはイージーダンクをミスして、明らかにロケッツ優勢のままゲームは残り8分切ったんだ。」
 
シンキ「いやー、10点のビハインドのまま終わるロケッツじゃなかったですね。この勢いで逆転しちゃいましょう。お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後にウォリアーズはスターターに戻す。ロケッツはタッカーを休ませゴードンがコートへ。流れの悪いウォリアーズは、まずデュラントのアイソレーションプレイで攻める。ここはさすがのデュラントがジャンパーを決めて、ウォリアーズのリードは5点に(79-84) しかし勝ちたいという意欲がウォリアーズを上回っているのか、ポールが24秒ギリギリに放ったタフスリーが決まる! ウォリアーズは次のポゼッションで、ボール回りの悪さを証明するようなターンオーバー。このチャンスにロケッツはカペラとアリーザの連続オフェンシブリバウンドで攻撃権をキープすると、ポールからベースラインパスを受けたアリーザが、ワンフェイク入れて24秒ギリギリで冷静にスリーを決めてロケッツ逆転に成功!(85-84) アリーザがスリーを決める前にカペラを下げてタッカーを入れるスモールラインナップへチェンジしたロケッツ。ここが勝負だぞとばかりに、オラクルアリーナのファンが一斉に立ち上がる中、デュラントがファールをもらいフリースローに成功(85-86) ロケッツの大事なオフェンスは、ハーデンのドライブが阻止されるが、ウォリアーズディフェンスに穴が出来て、アリーザがゴール下へ突っ込んでファールをもらう。フリースローをしっかり決めて、ロケッツはまた逆転へ(87-86) 第3Qにゾーンに入っていたカリーは、ワイドオープンでスリーを放つがこれがミス。両チームともスリーをミスして残り4分半を迎えたが、まず抜け出したのはロケッツ! イグダーラがいないならとばかりにハーデンがベルを子ども扱いするドライブに成功(89-86) ウォリアーズはデュラントのアイソレーションプレイ中心も、ロケッツの気持ちの入ったディフェンスに連続でリングすら当たらず、ボードに当たってロケッツボールに。ウォリアーズのオフェンスを止めているロケッツは、ゴードンがトンプソンからナイスファールをもらって、ボーナスフリースローを2本とも決めた! これでロケッツのリードは5点になったんだよ(91-86) しかしカリーも意地のカウントプレイで2点差に迫ったね。残り3分弱。」
 
シンキ「このゲームを勝つか負けるかで、大きくシリーズの行方は左右されると思います。ここは絶対に勝ちましょう。お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後、ハーデンがスリーを放つが決まらない。しかし第4Qはディフェンスで優位に立っているロケッツは、慌てずハーデンがカリーにタフショットを選択させたんだ。攻守でリズムが良いロケッツは、ポールがドライブからゴードンへ絶妙なパス! さすがのDグリーンも追いつけずゴードンがきれいにスリーを決めた(94-89) 再び5点のリードを取ったロケッツ。イグダーラ不在が大きく、ルーニーがターンオーバーをしてロケッツボールに。時間を使ったハーデンのスリーは決まらず、デュラントへフリースローを与えてしまったが、ロケッツ優勢のまま残り時間は2分を切ったんだ(94-91)」
 
シンキ「あとはディフェンスですよ。しっかりお願いします。」
 
キャット「ウォリアーズはカリーにボールを託す。だがハーデンのディフェンスの振り切れない。仕方なくトンプソンへパスを出してシュートを放つが決まらない。だがDグリーンがオフェンシブリバウンドを確保に成功。セカンドチャンスでカリーがスリーを放つが、ハーデンの激しいチェックが効いたのか、これもロケッツは阻止したんだよ! ここで加点したいロケッツ。だがウォリアーズの気迫のディフェンスの前に加点出来ず24秒バイオレーションに。西地区頂上決戦にふさわしい好ゲームになったんだ!! 残り42秒(94-91)」
 
シンキ「好ゲームだけじゃダメです。勝たなければいけません、お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後、ポゼッションの回数を増やしたいウォリアーズは、早めにカリーがドライブからレイアップを狙うがミス! しかしポールがリバウンド時にDグリーンを押してしまいファールを取られてしまった。だがDグリーンは2本目のフリースローミス!(94-92) ロケッツはタイムアウトを取らず、ハーデンが時間を使ってスリーを放つが決めきれない。残り14秒ほどでウォリアーズボールに。このポゼッション、ウォリアーズはタイムアウトを取らずにプレイ続行。ここは絶対に防がないといけないロケッツ。ウォリアーズはボールを運んだデュラントからコーナーへ走りこんだトンプソンへパス。ロケッツはアリーザが怒涛の密着マークをトンプソンに続け、さすがのトンプソンも苦し紛れのシュートはエアボールに!!! このエアボールをポールが取ってゲーム終了と思いきや、残り0.5秒でリビングストンがポールにファールをしていることがビデオ判定で認められ、ポールのフリースローからゲーム続行。さすがにこの場面で緊張したのか、ポールは最初の1本目を外してしまうう(95-92) タイムアウト後、ウォリアーズはセットプレイからカリーがノーマークになってスリーを放つ。一瞬フリーになったのでヤバいと思ったロケッツファンもいただろうが、シュートはミスに終わりゲームオーバー!! ロケッツが大接戦の末に貴重な2勝目を敵地で手に入れたゲームとなった。最終スコアは95-92。これでシリーズは2勝2敗のタイに!」
 
ロケッツ(2-2)
ハーデン 43分 30p、4R、4A、3S、2B、2TO FG11/26 3pFG3/12 FT5/5
ポール 42分 27p、2R、4A、1S、3TO FG10/20 3pFG5/9 FT2/4
カペラ 24分 8p、13R、2B、2TO FG2/5 FT4/5
アリーザ 41分 9p、3R、1A、1S、1B、2TO FG2/4 3pFG2/3 FT3/4
タッカー 43分 4p、16R(4OR)、2A、2S、1B FG0/4 3pFG0/2 FT4/4
ゴードン 35分 14p、1R、1A、1B FG4/14 3pFG1/8 FT5/5
Gグリーン 12分 3p、2R、2B FG1/4 3pFG1/4
バームーテ、ネネ、アンダーソン、ジョー(出場なし)
 
ウォリアーズ(2-2)
カリー 39分 28p、6R、2A、2S、3TO FG10/26 3pFG6/13 FT2/2
デュラント 43分 27p、12R、3A、2TO FG9/24 3pFG1/5 FT8/8
トンプソン 39分 10p、4R、1TO FG4/13 3pFG2/5
Dグリーン 45分 11p、14R(5OR)、8A、2S、1B、5TO FG4/8 3pFG0/2 FT3/4
ルーニー 26分 4p、5R(5OR)、1A、1B FG2/6
リビングストン 15分 4p、3R、4TO FG2/5
ヤング 13分 2p FG1/3 3pFG0/2
ベル 18分 6p、5R、1S、1B FG3/4
クック 2分 0p
 
シンキ「ヨッシャー、ヨッシャー、ヨッシャー!! 第4Qに10点のビハインドを逆転しての勝利!! これで2勝2敗となって、シリーズの行方も分からなくなりましたね!」
 
キャット「いやー、よくやってくれた! 第4Qはもうずっと手に汗握って観戦していた感じだったよ。バスケットボールの醍醐味が凝縮されていたと思う。もちろんロケッツにとっては勝利という形で終えられて最高の気分だ。」
 
シンキ「勝因はいろいろあると思いますが、やはり第4Qの出来ですかね。」
 
キャット「でしょ。特にディフェンスは気迫があって、ウォリアーズオフェンスを12点に抑えている。イグダーラが欠場したのもロケッツにとって大きかった。ゲーム5はウォリアーズも修正してくるとは思うが、この出来をキープ出来れば、ロケッツがこのシリーズをモノにしても驚けないね。」
 
シンキ「ハーデン、ポールの両エースの活躍はもちろんですが、その他の選手も頑張っております。ロケッツはチームで戦った勝利と言っていいんじゃないですか。」
 
キャット「両エース以外も、タッカーがリバウンドを踏ん張ってくれて、アリーザも密着マークでチームに貢献。カペラも今日はしっかりとフリースローを決めてくれたし、控えではゴードンが勝負所で決めたスリーは見事だった。このシリーズ精彩を欠いていたバームーテに出番はなかったが、Gグリーンがしっかりフォローしてチームにエナジーを与えていたよ。今日はチームとして機能した最高の形だったね。」
 
シンキ「この勝利で2勝2敗のタイになりました。敵地で1勝し、さすがのウォリアーズも慌ててきたんじゃないですか。」
 
キャット「まあこれまで以上に気を引き締めてくるだろうね。2勝2敗に持ち込んで、ゲーム5はホームに戻るが、今日の勝利はシリーズ突破を保証しない。修正力の高いウォリアーズだし、力は向こうが上だからね。ロケッツとしてはシリーズ突破云々は3勝目に勝ってから考えればいいと思う。」
 
シンキ「シリーズ王手が掛かるゲーム5はあさってになりますね。今日はどうもありがとうございました。次も勝ちましょう。それではお疲れ様でした。」

'18 プレイオフ西決勝 対ウォリアーズ(ゲーム3)

シンキ「こんにちは。今季65勝して優勝への期待の掛かるロケッツ。王者ウォリアーズとのシリーズはゲーム2まで消化して1勝1敗です。今日のゲーム3からアウェイ戦になりますね。」
 
キャット「ゲーム2に圧勝してよく持ちこたえてくれた。しかしまだウォリアーズは慌ててないと思う。彼らにしてみれば、最初の2ゲームのうち1ゲームを勝てばいいと思っていただろうからね。ロケッツとしてはアウェイ連敗は許されない状況には違いなく、王者相手に先手を奪われる厳しいシリーズになってしまった感があるよ。」
 
シンキ「今日のゲーム3に勝ち、ホームコートアドバンテージを奪い返したいところですね。ではお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツ、ウォリアーズともにゲーム2同様。ウォリアーズは控えウエストが欠場のようだ。第1Q序盤はロケッツのペース。まずカペラの連続加点で先制すると、ハーデンからアリーザへの縦パスが連続で成功する加点が決まり、修正のためカーヘッドはタイムアウトを要求する(8-4) タイムアウト後、ウォリアーズはゲーム2までスリー不調だったカリーがコーナーからスリーを決めると、トンプソンのドライブも決まって逆転に成功(8-9) ロケッツはハーデンのターンオーバーから速攻も食らってしまい、さらに連続ターンオーバーでいきなりピンチを迎えたが、何とか凌いでハーデンとカペラのラインが決まると、ハーデン自らのスリーでようやく落ち着きを取り戻したんだ(13-13) 中盤以降、ウォリアーズはカリーのスリーの精度が依然として悪く、ワイドオープンでもスリーを2本ミスをしていたが、ロケッツもドライブからのレイアップを決められないシーンが目立ちゲームは終盤へ(22-20) 残り3分切ってバームーテがフィニッシュ出来ずブロックされて速攻を出されると、次のポゼッションではウォリアーズディフェンスに阻まれ、24秒クロックバイオレーションを取られてしまう。ロケッツは修正のためタイムアウトを取ったが、ウォリアーズの流れを止められず、ポールが連続ターンオーバーをするなど精彩を欠いている間に11-0のランを出されて第1Qが終了したよ(22-31)」
 
キャット「第1Qで主導権を奪われたロケッツ。アウェイ戦ということで、出来るだけ離されず付いて行きたいところ。出だしでリビングストンに加点を許すが、ロケッツもカペラの加点や、Gグリーンが攻守で存在感を発揮し、それなりに点差を詰めに掛かる(27-33) しかしウォリアーズもトンプソンがジャンパーを決めると、再びリビングストンが加点に成功し、ダントーニはまたタイムアウトを要求へ(27-37) タイムアウト明けは両チームともシュートが決まらず加点出来なかったが、ロケッツは約2分後、ハーデンがフリースローを決めると、今度はタッカーのコーナースリーも決まって再び点差を詰めに掛かったんだ(32-39) しかしウォリアーズはデュラントがお返しのスリーを決めて、再びリードを二桁へ戻すと(32-42)、またトンプソンがジャンパーを決めてリードを拡げる(32-44) ロケッツは第1Qに引き続きドライブからのレイアップが入らない。ようやくハーデンが決めたが、ビハインドは二桁のままゲームは終盤へ(36-46) ウォリアーズはスリーの精度が悪く、その隙にポールの加点でロケッツは若干追い上げるが(39-46)、終盤はハーデンのターンオーバーからデュラントに加点されると、速攻から再びデュラントが加点するなど(41-52)、少し追いつくとまた離される展開のまま第2Qは終了となったんだ(43-54)」
 
シンキ「第1Qの11-0を食らって以降、なかなか追いつけない歯がゆい展開となっているようですが、後半への見通しはどうですかね?」
 
キャット「ロケッツはオフェンスの不調をディフェンスで何とか持ちこたえている状況。レイアップを落とし過ぎているから、ここはしっかり決めないといけない。アウェイ戦だし状況は厳しいと思うが、まずリズムを掴んで一気のランを出し、追いつくところから始めて欲しいね。」
 
シンキ「では後半もお願いします。」
 
キャット「出だしからカリーにカウントプレイを食らってしまったロケッツ。利き手から放った得意のレイアップをまたミスしたハーデンは、次のポゼッションでもターンオーバーから速攻を出されてしまい、ロケッツはリズムを掴めず後半戦が始まったんだが、ポールもゲーム2で痛めた右足首の故障を気にしてか、ジャンパーの精度が悪い状態で、ここがチャンスとばかりにデュラントがコーナーからスリーを決めると、ダントーニは溜らずタイムアウトを要求へ(43-64) 第3Qいきなり10-0のランを食らったロケッツだったが、タイムアウト明けにハーデンとカペラのラインから決まると、ハーデンのカリーを吹き飛ばすフローターで応戦する(47-64) ディフェンスでもカペラがトンプソンのドライブをブロック。そしてようやくポールがペイント内から加点し、ロケッツのリズムは若干良くなってきたよ(49-64) ウォリアーズはトンプソンがレイアップを落とし、パスが繋がらないミスをしていてペースダウン。タイムアウト明けからの約3分は、10-2でロケッツが盛り返したんだよ(53-66) タイムアウト明けもウォリアーズはDグリーンがレイアップをミスするが、オフェンスがダメならとばかりにディフェンスでロケッツにタフショットを打たせる作戦が成功していて、その間にカリーが個人技に続き、デュラントからのパスをポンプフェイクを使ったレイアップに成功(53-70) ゴードンのスリーが決まったロケッツだったが、カリーがお返しのスリーを決めて、ウォリアーズはロケッツにリズムを握らせない(56-73) スモールラインナップでもDグリーンがしっかりとディフェンシブリバウンドを確保すると、トンプソンにイージーレイアップを食らったロケッツは、タイムアウトを取らざるを得なかったよ(56-75) 残り4分半を切ったタイムアウト明け、ロケッツは再びウォリアーズディフェンスに阻まれてレイアップをミスすると、カリーがハーデンとの1対1からスリーを決め、ロケッツのビハインドは22点に(56-78) カリーはスリーを決めた後、将軍を打ち破ったかのような踊りらしき仕草を見せていて、怒ったロケッツファンいることだろう。熱狂的なオラクルアリーナのファンに自制を失ったのか、ロケッツは攻守でリズムがすこぶる悪く、またしてもカリーに加点を許すと、デュラントのスリーも決まる13-0のランを食らってしまい、フラストレーションを溜めたタッカーがテクニカルファールへ(56-84) 終盤ロケッツはポールが2本のスリーを決めるなど存在感を見せて追い上げたが、第3Q終了して21点のビハインドと苦しい状況になってしまったんだ(67-88)」
 
キャット「第4QはDグリーンに加点されると、ロケッツはターンオーバー連発。復活したカリーにまたスリーを決められるなど、追いつくどころか離されていく展開に(70-95) その後もハーデンがリビングストンにあっさり交わされダンクを食らっていた。大差が付いて、気力もなくなってきた感がある。残り7分になってカリーにまた加点されると、フラストレーションを溜めたアリーザがDグリーンと少し揉めて両者テクニカルファールを取られていた。結局残り5分ほどからガベージタイムへ(78-107) 「アイソジョー」のニックネーム通りのプレイでジョーは加点していたが、年俸約2000万ドルのアンダーソンが守れない、打てないのプレイを見せていて、情けないことにガベージタイムでも点差を拡げられる始末・・・ 最終スコアは85-126。ロケッツは41点の大差を付けられてゲーム3を落としてしまった。」
 
ロケッツ(1-2)
ハーデン 33分 20p、5R、9A、1S、1B、4TO FG7/16 3pFG2/6 FT4/5
ポール 33分 13p、10R、4A、1S、2B、2TO FG5/16 3pFG2/8 FT1/2
カペラ 22分 13p、8R(4OR)、1A、1B FG6/9 FT1/2
アリーザ 36分 6p、3R、2A FG2/6 3pFG0/2 FT2/2
タッカー 33分 6p、6R、1A FG2/5 3pFG2/3
ゴードン 31分 11p、2R、1A、3TO FG4/13 3pFG2/8 FT1/1
Gグリーン 20分 9p、2R FG3/10 3pFG2/6 FT1/1
バームーテ 15分 3p、1R FG1/2 3pFG1/1
ジョー 8分 4p、2R FG2/3
アンダーソン 5分 0p、1R、1S FG0/1
タリック 5分 0p、1R、1A
ネネ(出場なし)
 
ウォリアーズ(2-1)
カリー 34分 35p、6R、1A、1B、1TO FG13/23 3pFG5/12 FT4/4
デュラント 35分 25p、6R、6A、1S、0TO FG9/19 3pFG3/8 FT4/4
トンプソン 35分 13p、1R、3A、1S、2B、3TO FG6/14 3pFG1/3
Dグリーン 37分 10p、17R、6A、1S、1B FG3/9 3pFG1/4 FT3/3
イグダーラ 27分 10p、3R、3A、3S、1B FG4/6 FT2/2
ヤング 18分 5p、3R FG1/3 3pFG1/3
リビングストン 16分 9p、4R、1A、1S FG4/9
ルーニー 16分 4p、5R、2B FG2/3
ベル 10分 0p、3R、1S
クック 5分 11p、2S FG4/4 3pFG2/2
マギー 3分 4p
パチューリア 3分 0p
 
シンキ「41点差の大敗でゲーム3を落としてしまいましたか・・・ ロケッツの選手達は当然ですが、ロケッツファンのメンタルは大丈夫ですかね。」
 
キャット「10年ほど前のマブスとのシリーズも、ゲーム7で確か40点差で負けたと思うんだけど、この時は椅子を投げ飛ばすは、リモコンを壊すはで大変だったんだ。でも今のボクは山口メンバーと同年代の大人だから、ヤケ酒したりはせず、冷静になってるよ。まだシリーズは終わってないしね。」
 
シンキ「安心しました(笑) 自業自得とはいえ憔悴しきった山口メンバーは終わちゃった感がありますが、ロケッツは大差で負けたとはいえ、まだゲーム3を負けただけですよ。終わってません。大丈夫です。」
 
キャット「こういう時こそポジティブな思考をしないとね。プロフェッショナル本田圭佑じゃないけど、まだ1勝2敗じゃないかって思うのが大切だ。ゲーム3を取るのが難しいのは始めから分かっていたこと。この大差勝ちでウォリアーズが浮足立ってくると、ゲーム4をロケッツが取れる可能性は十分あると思ってる。力量不足なのは仕方ないので、とにかく気持ちだけは負けないようにしないといけない。」
 
シンキ「しかし本気モードが続くと思われるウォリアーズ相手に苦戦は免れませんが、今後の見通しについてはいかがですか?」
 
キャット「まず2勝目をゲットして欲しい。シリーズ突破の可能性については、まず2勝目を挙げてからだ。とにかく諦めずに最後までタフにプレイして欲しいね。」
 
シンキ「分かりました。次のゲーム4はあさってになりますね。このゲームを勝利し、再びロケッツファンに希望を与えて欲しいと思います。それでは今日はどうもありがとうございました。」

'18 プレイオフ西決勝 対ウォリアーズ(ゲーム2)

シンキ「こんにちは。先日から始まった西地区のカンファレンスファイナル。ロケッツは王者ウォリアーズに挑むもゲーム1に完敗しました。今日のゲーム2はどうなるでしょうか。」
 
キャット「ゲーム1を観た感じ、実力的にはウォリアーズが一枚上だったね。今季のロケッツには自信を持っていたが、ウォリアーズの強さは別格のようだ。しかし一昨年のファイナルでキャブスが劣勢からシリーズを制したように、流れ次第でどうなるか分からないからね。今日のゲーム2は絶対に取りたいところだよ。」
 
シンキ「では早速そのゲーム2をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツ、ウォリアーズともに変わらず。第1Q序盤から両チームともターンオーバーが目立つ立ち上がりで、ポールが2ファールになったがベンチへは下がらずプレイ続行。ロケッツはカペラがフリースローを決められず、バームーテのスリーはブロックされるなどしていたが、ハーデンが加点を繰り返し、ゴードンのスリーも的確に決まって、中盤過ぎまでほぼ互角の展開(16-16) ゴードンのスリーがまた決まってウォリアーズはタイムアウトを取るが、ロケッツはゴードンが警戒されてマークが厳しくなったところで技ありのファールをもらい流れに乗る(23-16) さらにウォリアーズは再びミスが目立つようになって、この隙にロケッツはGグリーンが速攻からダンクを決めるなど10-0のランを披露! 第1Qはロケッツが5点リードして終了したんだ(26-21)」
 
キャット「第2Q序盤、ロケッツはハーデン、ウォリアーズはデュラントとカリーがベンチの時間帯。タッカーのコーナースリー、ポールのスリーが決まってロケッツはリードをキープ(32-26) 速攻でポールからカペラへパスが渡ってカウントプレイにも成功すると、コートへ戻ったハーデンがウォリアーズのターンオーバーからのポゼッションでしっかりスリーを決める(38-26) リードを二桁にされたウォリアーズは溜らずタイムアウトを要求したよ。タイムアウト後はしっかり修正したウォリアーズに6-0のランを食らい、さらにトンプソンにスリーを決められ、ロケッツのリードは5点まで縮まるが(40-35)、タッカーのスリーの精度がすこぶる良くて、2本連続でコーナースリーを決めると、また修正のためウォリアーズはタイムアウトを要求したね(46-35) 中盤過ぎにもタッカーはペイント内でDグリーンのディフェンスに負けず加点に成功するなど絶好調。タッカーに触発されてアリーザもスリーを決めると、素晴らしいボール回りからゴードンもスリー! ロケッツの勢いに押され気味のウォリアーズは連続ターンオーバー。このチャンスにロケッツはアリーザとゴードンがしっかり加点に成功!(60-42) ロケッツのリードは18点に達したんだ。終盤に入り、デュラントが自慢のシュート力を見せて挽回するが、ロケッツもポールがドライブでカリーを出し抜きナイスパスを披露するなど、第2Qはロケッツが38-29で取り、前半を14点リードで折り返したんだ(64-50)」
 
シンキ「おお! いい感じの前半になりましたね。このペースなら今日のゲームは勝てそうなんじゃないですか。」
 
キャット「ウォリアーズはミスが多く、今日のゲームは本気モードになっていない感じがするんだけど、ロケッツはそのチャンスを確実にモノにしているよ。このペースを持続出来れば勝てるんじゃないかな。まあ第3Q次第だろう。頑張って欲しい。」
 
シンキ「では後半もお願いします。」
 
キャット「第3Qの1分経過してデュラントがドライブから加点すると、ハーデンも負けずにドライブで対抗。その後ロケッツはタッカーのコーナースリーやポールのフローター、ウォリアーズはデュラントとカリーのドライブなど、両チームとも加点を繰り返す時間帯に入ったんだ(74-59) しかし今日も好調デュラントが躊躇することなくスリーを決めると、ハーデンの2つのターンオーバーの間、デュラントにまた加点を許し(74-64)、危機感を感じたダントーニはタイムアウトを要求する。ウォリアーズのデスラインナップに対抗するため、カペラからゴードンへ替えるスモールラインナップを敷く時間帯が多いロケッツ。この時間帯にポールがロケッツを牽引する。フリースローを確実に決めると、フローターで加点に成功。絶好調タッカーへのパスも成功し、さらに今度は得意のジャンパーで加点。ロケッツのリードは再び16点に(82-66) ウォリアーズのカリーはドライブで加点していたが、得意のスリーが不発で、ディフェンスでロケッツに1対1を仕向けられるよう狙われていた。ゲームは終盤に入り、両チームともファールが重なってフリースローをもらうプレイが多くなってきた。特にゴードンはアグレッシブにドライブしてカウントプレイをもらい、しっかりフリースローも決めてチームに貢献。この第3Q、ロケッツは最大19点リードを奪うなど、終始リードを保って終了したよ(95-79)」
 
キャット「第4Qの立ち上がり、カペラがまたフリースローを連続で落とし、カリーがようやくスリーを決めて13点差に戻されるが(95-82)、アグレッシブなゴードンがすかさずスリーをお返しする。ロケッツはハーデンをコートへ戻し、ウォリアーズも3分弱経過してスターターに変更。ポールが5つ目のファールをもらってベンチへ下がり、ウォリアーズはフリースローでジワジワ得点差を詰めてくる(100-89) しかしこの流れを完全に断ち切ったのはゴードン! Dグリーンのタフなディフェンスを、気持ちで打ったスリーが決まる! 次のポゼッションでハーデンが速攻から加点すると、その次のポゼッションでタッカーがコーナースリー! さすがのウォリアーズもタイムアウトを取るしかなかったんだ(108-89) タイムアウト後もロケッツは止まらない! ハーデンのスリーに続き、またゴードンがスリーを決める。フラストレーションを溜めたDグリーンが悪質なファールをしてビデオ判定になるなど、ウォリアーズは諦めモードに入った感じに(117-91) 残り5分弱、早くもカーヘッドはスターターをベンチへ下げてガベージタイムに突入したね。最終スコアは127-105。ロケッツがゲーム2を圧勝し、シリーズをタイに持ち込んだんだ。」
 
ロケッツ(1-1)
ハーデン 34分 27p、10R、3A、1S、4TO FG9/24 3pFG3/15 FT6/6
ポール 34分 16p、4R、6A、3S、3TO FG6/14 3pFG1/5 FT3/3
カペラ 31分 5p、10R、1A、3TO FG2/3 FT1/5
タッカー 36分 22p、7R、4A、1S FG8/9 3pFG5/6 FT1/2
アリーザ 36分 19p、4R、6A、2S FG7/9 3pFG1/3 FT4/4
ゴードン 33分 27p、3R、2A、1S、1B FG8/15 3pFG6/9 FT5/5
グリーン 15分 3p、2R FG1/2 3pFG0/1 FT1/2
バームーテ 7分 2p、1R FG1/5 3pFG0/1
ネネ(出番なし)
ジョー、アンダーソン、タリック、ジャクソンはガベージタイムで出場
 
ウォリアーズ(1-1)
デュラント 35分 38p、3R、5TO FG13/22 3pFG3/7 FT9/9
カリー 34分 16p、7R、7A、2TO FG7/19 3pFG1/8 FT1/1
トンプソン 37分 8p、2R、2A、2S FG3/11 3pFG2/4
グリーン 37分 6p、6R、6A、2S、2B、4TO FG2/5 3pFG0/2 FT2/2
イグダーラ 27分 5p、6R、1A、3TO FG2/4 3pFG0/1 FT1/2
ルーニー 11分 4p、5R、1S、1B FG2/4
リビングストン 18分 5p、1R、2A FG2/3 FT1/2
ヤング 17分 6p、1R、2A FG2/6 3pFG2/6
ウエスト 6分 4p FG2/4
 
シンキ「ヨッシャー! ゲーム1の完敗で沈まず、ゲーム2に圧勝したロケッツ。今日の勝因は何でしょうか?」
 
キャット「ロケッツのシューティングが絶好調だったこと。そして前半からリズムを掴み、そのリズムを後半も持続出来たのが勝因だと思う。ウォリアーズはゲーム1に勝って、少し気が抜けたのか、くだらないパスミスをしていたように、今日のゲームは本気モードではなかったのかもしれないが、そこをしっかり突いたロケッツの完勝だったね。」
 
シンキ「ゲーム1で意気消沈したファンは、とりあえず連敗を免れてホッとしているかもしれませんが、次のアウェイ2ゲームはどうなりますかね?」
 
キャット「さすがにアウェイ2ゲーム連勝は難しいだろう。1つ取って帰ってくればいいと思う。ウォリアーズもゲーム3は再びスイッチが入るだろうから、そう簡単には勝てないと思うが、今日のプレイを思い出し、攻守で自信を持って行けば、どうなるか分からない。とにかく頑張ってもらいたいよ。」
 
シンキ「今日のゲームはハーデンとポールだけでなく、タッカーにゴードン、さらにアリーザも得点面で大きく貢献しております。」
 
キャット「タッカーは確実にコーナーからスリーを決め、ゴードンも今日はアグレッシブに攻めて結果を出してくれた。バームーテは相変わらず不調が続くが、ハーデンとポールの2人以外の選手が活躍すると、的も絞りにくくなるから、ゲーム3以降もこの調子でお願いしたいところだよ。」
 
シンキ「カペラはどうですか。ウルブズやジャズとのシリーズのように、得点面で伸びていませんが。」
 
キャット「さすがにウォリアーズに対応されていて、ハーデンやポールとのラインを出せないでいる。それでも彼はディフェンス面でチームに貢献しているよ。ここで凌いで欲しい場面では、彼がいつもナイスディフェンスしている感じだ。」
 
シンキ「ゲーム1に使われたアンダーソンはガベージタイムまで出場しませんでしたが、これについては?」
 
キャット「彼は現状怖くて使えないよ。ディフェンスで穴になるし、からっきしシュートも入らない。残り2年の契約をどうするか、残念ながらGMモーレーも悩んでいると思う。」
 
シンキ「最後に東地区のプレイオフについてもお願いします。」
 
カンファレンスファイナル
西地区 ロケッツ1-1ウォリアーズ
東地区 セルティックス2-0キャブス
 
キャット「キャブスは最初の2戦に完敗。普通に予想すれば、キャブスにシリーズ突破の見込みはないと思うが、レブロンがいるだけに、まだ大丈夫と思っているファンもいると思われるね。でも個人的にはセルティックスが4連勝で終わる可能性もあると思ってる。レブロンはキングだが、チーム力はセルティックスの方が上回っており、さすがのレブロンも今年で連続ファイナル出場は途切れるんじゃないかな。」
 
シンキ「どうもありがとうございます。次のゲーム3は中3日空いて、日本時間だと来週の月曜日になりますね。」
 
キャット「TV中継の関係だろうね。まあ疲れを癒すにはちょうどいい。次のゲーム3をロケッツが取ると、シリーズ的には俄然面白くなるよ。ロケッツファンだけでなく、アンチウォリアーズファン、そしてシリーズがもつれることを期待している関係者のためにも、ロケッツは頑張ってゲーム3を取って欲しい。頼むぞ!」
 
シンキ「今日の圧勝で、ロケッツファンの自信も多少回復したと思います。それでは今日はお疲れ様でした。次回のゲーム3も宜しくお願いします。」

'18 プレイオフ西決勝 対ウォリアーズ(ゲーム1)

シンキ「こんにちは。ウルブズ、そしてジャズとのシリーズを突破し、順当に西地区カンファレンスファイナルへ進出したロケッツ。いよいよ王者ウォリアーズとの決戦を迎えますね。」
 
キャット「ウォリアーズとは最近3シーズンで2回プレイオフで対戦しているが、いずれも1勝しかできずに敗退している。しかし今回はポールがいるし、何よりホームコートアドバンテージがあるからね。ロケッツとしてはまずゲーム1を取りたい。65勝したとはいえウォリアーズは格別の強さだから、やはり先手を取るに限るよ。」
 
シンキ「ではゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツは不動のメンバーのハーデン、ポール、アリーザ、タッカー、カペラ。ウォリアーズはカリー、トンプソン、グリーン、デュラント、イグダーラの死のラインナップからスタート。」
 
キャット「出だしはハーデンが好調。2本のスリーにドライブからの加点もあってロケッツが先行したんだ。ドライブ後にDグリーンの悪質なファールもあって、早くもハーデンは9得点を記録(9-2) ウォリアーズもトンプソン、カリーのスリーで追い上げ開始(13-10) ロケッツはタイムアウト後に、ゴードンが時間ぎりぎりにスリーを決めると、ハーデンが再びスリーを決め、さらにカペラのダンクも決まって、今度はウォリアーズがタイムアウトを要求(21-12) タイムアウト後、そろそろ俺の出番かなとばかりに、デュラントのスイッチが入ってくる。面白いように加点を繰り返し、ロケッツのリードはなくなってきたよ(25-22) ハーデンがコートへ下がっている間、ポールが踏ん張ってロケッツはリードを保っていたが、デュラントになすすべなく加点を許し、終わってみれば1点しかリードを取れず第1Qは終了となった(30-29)」
 
キャット「第2Qはアンダーソンがコートへ出てきた。ウォリアーズはデュラントを休ませていたが、控えのウエストが効果的なパスを出して楽に加点が続き、ロケッツはあっさりと追いつかれ、今度はウエスト自らの加点でロケッツはリードを奪われた(33-35) ロケッツも何とかポールとゴードンが加点して踏ん張っていたが、控えのアンダーソンが攻守で役に立たず、Gグリーンも守れない状態で、ロケッツはスターターへ戻したんだが、デュラントも戻ってきたウォリアーズは、カリーのドライブが決まってリードを拡げに掛かる(41-47) ロケッツはウォリアーズディフェンスに翻弄され、24秒ギリギリまでシュートを打てないシーンが目立ち、明らかにウォリアーズが優勢の様相。それでもロケッツはカペラがカリーのドライブをブロックすると、オフェンスでもフリースローをもらって凌いでいる(47-49) そしてハーデンとカペラのラインが決まってゲームはタイに(49-49) カペラはその後もカリーからスチール。今日のカリーはイマイチ感があるよ。 終盤はハーデンがチャージ! スリーを決めると、今度はドライブから豪快にダンク。しかしウォリアーズの加点も止めきれず、ゲームはタイで前半は終了となった(56-56)」
 
シンキ「前半は同点で終了しましたか。ゲームを観た感じ勝てそうですかね?」
 
キャット「ゲームはタイだが、明らかにウォリアーズが優勢。何とかハーデンのチャージなどで生き残ってるように見える。ウォリアーズは第3Qが非常に強いチームだからね。ここで突き放されないといいんだけど。」
 
シンキ「ちょっと弱気モードに入ってますが、それくらいウォリアーズは強いですか。では後半もお願いします。」
 
キャット「序盤にアリーザが早くも5ファールでベンチへ下げざるを得ない厳しい立ち上がりになったロケッツ。後半に入ってもデュラントは絶好調で、次から次への加点していったが、ロケッツもハーデンが何とか踏ん張って食らいつき、ビハインドは5点以内に留めていた(66-69) しかし中盤に入ると、ハーデンの体力が落ちてきたのか、ロケッツはペースダウン。その隙にウォリアーズはパス回しに徹している感のあるカリーから2本の加点が生まれ、ロケッツはタイムアウトを要求(70-78) 中盤過ぎてもロケッツは控えのバームーテが加点出来ず、ゴードンもシュートセレクションを誤るなど、ウォリアーズディフェンスに抑え込まれていて、ウォリアーズのリードは遂に13点に達したんだ(72-85) だが諦めないロケッツはここから踏ん張る。デュラントがベンチで休んでいる隙に、ゴードンとGグリーンのスリーで点差を詰めてきた(80-85) 何とか第3Qはビハインドを一桁にして終了したよ(80-87)」
 
キャット「第4Qは出だしでゴードンがスリーを決めて、ロケッツはビハインドを4点にしたが(83-87)、デュラントとカリーを休んでいる間は俺に任せろとばかりに、トンプソンの加点が続いて、ウォリアーズは余裕を持った試合運びをしている(85-93) 残り9分切ってデュラントがコートへ入り、カリーも残り6分半ほどでコートへ入ったが、点差はほとんど変わらない(91-102) 中盤過ぎにロケッツはハーデンが加点してきたが、ウォリアーズのオフェンスを止めきれず、結局点差が開き加減でゲームは終了。ロケッツはゲーム1を落とす厳しいシリーズ初戦となった。最終スコアは106-119。」
 
ロケッツ(0-1)
ハーデン 35分 41p、4R、7A、1S、4TO FG14/24 3pFG5/9 FT8/10
ポール 38分 23p、11R、3A、1S、1TO FG8/17 3pFG2/7 FT5/7
カペラ 30分 12p、6R、3A、1S、2B FG6/7
アリーザ 23分 8p、2R、1S FG3/8 3pFG1/5 FT1/1
タッカー 35分 1p、5R、2A、1S、1B FG0/3 3pFG0/2 FT1/3
ゴードン 34分 15p、5R、3A、4TO FG6/13 3pFG3/7
グリーン 17分 6p、3R FG2/5 3pFG2/4
バームーテ 17分 0p、4R FG0/6 3pFG0/2
ネネ 6分 0p、1R FG0/1
アンダーソン 5分 0p、1R 3pFG0/1
ジョー(出番なし)
 
ウォリアーズ(1-0)
デュラント 40分 37p、3R、1A、1B FG14/27 3pFG3/6 FT6/6
トンプソン 42分 28p、4R、2A、2S FG9/18 3pFG6/15 FT4/4
カリー 35分 18p、6R、8A、2S、1B FG8/15 3pFG1/5 FT1/2
グリーン 37分 5p、9R、9A、2S、2B、3TO FG1/5 3pFG0/1 FT3/4
イグダーラ 28分 11p、4R、1A、2S FG2/3 3pFG0/1 FT7/8
ルーニー 25分 2p、4R、1A、1S FG1/1
ヤング 15分 9p、1R FG3/5 3pFG3/5
リビングストン 14分 7p、5R FG3/5 FT1/1
ウエスト 4分 2p、1R、2A FG1/1
 
シンキ「ゲーム1は残念ながら負けてしまいましたね。ゲームの感想については?」
 
キャット「いやー、ウォリアーズは笑っちゃうくらいの強さだよ。次のゲーム2も落とすと、ゲーム3と4はアウェイ戦になるからね。正直言って4連敗で終了もあり得るんじゃないかと思うほどの完敗だった。」
 
シンキ「ウォリアーズのオフェンスを止められませんでしたか?」
 
キャット「デュラントがあれだけ好調で、トンプソンもコンスタントに決め、さらに他のメンバーが適材適所の活躍だからね。カリーのシュートがイマイチでも全然問題なかった。ロケッツはハーデン頼みで、控えの選手層は薄いし、ポールも存在感をあまり出せなかった。これでは勝てるはずがない。やはり根本的にチームを作り直さないと本気モードのウォリアーズには勝てないのかもしれないな。まだセルティックスの方がいい勝負できるんじゃないかと思った次第だよ。」
 
シンキ「ゲーム1の完敗はそれだけ衝撃的でしたかね・・・」
 
キャット「今日のゲーム観て一気に興ざめしたアンチウォリアーズファンも多いと思う(苦笑) なんでもいいからゲーム2を勝たないと、テレビの視聴率もグッと下がるぞ。Dグリーンを退場にするとか、オフィシャルにもテコ入れしないとね(笑)」
 
シンキ「笑 そのゲーム2はあさってになります。」
 
キャット「どこまで修正出来るかだよね。まあ修正のレベルで済めばいいんだけど、ウォリアーズの強さは特別すぎる。シリーズ突破云々はもう考えない方がいいかもしれない。1ゲームを大事に戦うしかないよね。少しでも長く食らいついてもらいたいよ。」
 
シンキ「残念なゲーム1となりましたが、まだ1回負けたばかりです。ここから何が起こるか分かりませんから、最後までロケッツを応援していきたいですよね。では今日はありがとうございました。次回のゲーム2も宜しくお願いします。」

第36~38戦の総括

シンキ「こんにちは。今日のマブス戦も危なげなく勝利してますが、ひと月前のゲームの総括が優先でしたね。ではお願いします。」
 
36戦目 対マジック(アウェイ)
ハーデン、バームーテ欠場中
ゲーム内容
序盤からロケッツはペースを握り、第1Qは今季最少失点の12点に抑えると、第2Qもリードをキープ。加入4戦目のグリーンがスリーを決めまくって存在感を存分にアピールしていたね。前半を14点リードで折り返すと(55-41)、後半に入ってもゴードンとカペラのラインが決まって、マジックは溜らずタイムアウトを要求するが、その後もロケッツの猛攻は止まらず、第3Q残り4分弱に速攻からアリーザのスリーが決まり、この段階でほぼ勝負は付いた感じに(79-52) 結局18点差でロケッツの勝利に終わった。最終スコアは116-98 負けたマジックは、ここ23試合で20敗目。連勝のロケッツは通算27勝9敗。
ポール 8p、13A  カペラ 21p、8R  グリーン 27p、6R
 
37戦目 対ウォリアーズ(ホーム)
ハーデン、バームーテ欠場中 ネネ欠場(右ひざ)
ゲーム内容
ロケッツはハーデン、ウォリアーズはデュラントが欠場となった西地区首位攻防戦。前半からほぼ互角の展開となり、ロケッツが1点リードして折り返す(63-62) 後半に入っても新加入のグリーンが第3Qだけで4ポイントプレイを含む4本のスリーを決めてロケッツをリードするが、ウォリアーズも多彩なパス回しでロケッツディフェンスを翻弄し、3点差を付けて第4Q勝負に(90-93) 第4Q序盤のポールのいない時間帯にリズムを崩したロケッツは、開始2分で10点のリードを許してしまう苦しい展開となったが(91-101)、第1Q以来となるゴードンのスリーが決まって反撃開始。その後もロケッツはグリーンがこの日7本目のスリーを決めるなど加点を続けるが、ウォリアーズオフェンスを止めることが出来ずに結局敗戦となった。最終スコアは114-124。ロケッツの通算成績は27勝10敗。
ポール 28p、9A  ゴードン 30p、7A  グリーン 29p
 
38戦目 対ピストンズ(アウェイ)
ハーデン、バームーテ欠場中 ネネ欠場(右ひざ)
ゲーム内容
ドラモンドを欠くピストンズ相手に第1Qのロケッツは、試合前にシーズン終了までの契約を結んだグリーンの2本のスリーを含む、7本のスリーを決めるなど好調も、試合の主導権を握るには至らず、リードチェンジを繰り返しゲームは後半へ(58-57) ピストンズは第3Qに入って中盤に9-0のランを出してロケッツを突き放すことに成功する(65-75) スリーをことごとく落としているロケッツは溜らずタイムアウトを要求して立て直すが、ピストンズも効率よくスリーを決めるなど点差は縮まらず、第4Qに入っても10点前後のビハインドを追いつけず終了となった。最終スコアは101-108。ロケッツは連敗となり、通算成績27勝11敗。
ポール 16p、13A  ゴードン 15p、7A  カペラ 14p、11R
 
キャット「ハーデン離脱初戦となるマジック戦は問題なく勝利したが、その後の2戦は敗れてしまったな。ウォリアーズ戦は点差以上に完敗だったし、ピストンズ戦も10点のビハインドから立て直せなかったよ。まあこの時は我慢の時だったから仕方ない。」
 
シンキ「でもこの時の経験が今に活きていると思います。」
 
キャット「だね。それが今の連勝に繋がっていると思う。それにしてもグリーンがこれだけインパクトを残してくれるとは思わず、GMモーレーも嬉しい誤算だったんじゃないかな。この件があってブラウンは解雇されたんだっけ。」
 
シンキ「まさに即戦力の活躍をしてますよ。元巨人村田も体は作っておかないといけません。」
 
キャット「苦笑 グリーンは未契約期間中、愛犬と1対1していたなんてジョーク言ってたけど、遂に自分の居場所を見つけた感じだね。長くロケッツにいられるように頑張って欲しいよ。」
 
シンキ「次の39戦目以降も楽しみにしてます。現在は55ゲーム終了してますので、まだまだありますよ。」
 
キャット「全くだね。宿題をためちゃいけないな(笑) まあでもいろいろ振り返るのは楽しい。ピストンズ戦に負けた後なんか、負け癖が付いちゃったのか、あまり悔しくなかったんだよね(苦笑) 長いシーズン、ホント山あり谷ありだな。」
 
シンキ「では次回も宜しくお願いします。」

レギュラーシーズン第46戦 対ウォリアーズ(ホーム)

シンキ「こんにちは。先日のバックス戦を快勝したロケッツですが、今日の相手は今季も70勝ペースで突っ走るNBA最強のウォリアーズです。前回アウェイでの対戦では2度の延長戦の末に勝利してますが、今回も同様の結果を期待したいですよ。」
 
キャット「まあそう甘くはないと思うけど、ロケッツにはオールスターに選出されたハーデンがいるからね。今日はアンダーソンも戻ってくるようだし、今回はホームのファンに直接勝利を届けてもらいたいよ。」
 
シンキ「ですね。では早速ゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、アリーザ、アンダーソン、ハレル。ウォリアーズはカリー、トンプソン、デュラント、グリーン、パチューリア。」
 
キャット「第1Q出だしはハレルの加点、カリーのエアボールから始まって、ロケッツはビバリーのドライブ、アリーザ得意のコーナーからのスリーも決まって、まずロケッツが先制した(7-4) しかしウォリアーズもグリーンがワイドオープンから的確にスリーを決めて応戦すると、今度はパチューリアに加点されロケッツは逆転されたよ(10-11) その後ロケッツは連続ターンオーバーをしてしまうが、アリーザが再びスリーを沈めると、今度はハーデンがステップバックからのジャンパーを決めて、ロケッツはリードを取り戻したね(15-12) しかし中盤に入ると、ウォリアーズのピックアンドロールに対応出来ず、楽々とイージーレイアップで加点され続けてしまって、その間に4本のシュートを落としたロケッツは10-0のランを食らって逆転された(15-22) ロケッツはシュートセレクションに苦しむようになって、何とかハーデンがタフショットとなるレイアップをカウントプレイで決めるが、ウォリアーズのオフェンスを止められず点差は縮まらない(22-29) 終盤に入ってもロケッツはオフェンスに苦しんだが、それを打開してやるとばかりにデッカーがアグレッシブに攻める。控えに回っているカペラのナイスフックもあって、ロケッツは3点のビハインドに巻き返して第1Qは終了となった(29-32)」
 
シンキ「ちょっと劣勢の第1Qになったようですが、まだまだこれからですよ。では前半の続きをお願いします。」
 
キャット「セカンドユニット中心の第2Q序盤は、まずイグダーラにスリーを決められ6点のリードを許すも、カペラにゴードンの加点でロケッツはウォリアーズに食らいつく(33-37) ウォリアーズもトンプソンのスリーが決まっていなかったが、オフェンシブリバウンドから元ロケッツのショーンLことリビングストンがジャンパーを決めるなど、ロケッツは依然としてリズムを掴めないままゲームは進んだ(35-41) 中盤近くなると、目が覚めたのかトンプソンがスリーを決めると、今度はグリーンもスリーを決めて、ロケッツは二桁のリードを奪われてしまったよ(35-47) 次のポゼッションでもデュラントにフリースローを与えてしまい、ロケッツのビハインドは14点に拡がったんだ(35-49)」
 
シンキ「ここで踏ん張らないとズルズル行っちゃいますよ。落ち着いて1本ずつ返して行きましょう。ちなみにショーンLは頑張っているみたいですが、ショーンKは何処へと言った感じですかね。」
 
キャット「苦笑 14点のビハインドからロケッツは、まずビバリーがようやくスリーを決めると、今度はハーデンがドライブに成功させて点差を一桁へ戻す(40-49) このプレイでファールをされたというポーズをオフィシャルにしたハーデンはテクニカルファールをもらってしまうが、ロケッツのオフェンスのリズムは衰えずに、ハーデンが縦横無尽の活躍をしていたが、ウォリアーズもデュラントがスリーを決めるなど点差は詰まらず(46-55) しかし第1Q同様、デッカーがアグレッシブに攻める! 速攻からのフィニッシュに続き、グリーンのファールを誘うドライブを披露するなど、病み上がりで全く精彩を欠いていたアンダーソンの穴を埋める活躍をしていたよ(53-59) 終盤にもデッカーはオフェンシブリバウンドから加点に成功し、2点差に詰めるなど、後半へ望みをつないだ第2Qだったね(57-62)」
 
シンキ「劣勢なのは第1Qから変わりませんが、何とか5点のビハインドまで詰めて、何とか後半も戦える感じですかね。」
 
キャット「まあウォリアーズのオフェンスがまだブレイクしてないからな。これをやられないようにしたいんだけど、今日のロケッツのディフェンスだと、どこかでやられそうな気配を感じるんだ(苦笑) その前にリードを奪って、相手の焦りを誘いたかったんだけど、それを後半にやる感じにしないと、今日のゲームは厳しいように見える。明らかにロケッツの方が得点を取るのに苦労しているからね。」
 
シンキ「まずは離されないように付いて行くことですかね。それでは後半戦もお願いします。」
 
キャット「第3Qいきなりグリーンにイージーレイアップされ不安のよぎるスタートだったが、その後もデュラントにレイアップを食らって、ロケッツはリズムに乗れないままゲームは進んだよ(59-68) その後もウォリアーズのオフェンスをファールで止めることが目立ち、点差は次第に拡がって行った(61-74) 危機感を持ったダントーニは早めにゴードン、カペラと投入。そのカペラは3連続フィニッシュに成功して、ロケッツのオフェンスは持ち直してきたんだが、ディフェンスではグリーンにまたワイドオープンからスリーを食らい、相変わらずイージーレイアップを食らうなど点差は詰まらず(67-79) デュラントが軽くダンクを決めた後、カペラのフィニッシュミスから速攻でカリーにスリーを食らって、ダントーニは溜らずタイムアウトを要求したよ(67-84)」
 
シンキ「これはやばい展開ですよ。修正必至です。」
 
キャット「正直言っちゃうと、ボクはここで勝利を諦めちゃった(苦笑) 最強ウォリアーズ相手に、こういう展開から逆転は至難の業だよ。」
 
シンキ「そんなにウォリアーズは手ごわいですか。とりあえずゲームの方はお願いします。」
 
キャット「タイムアウト後にもあっさりカリーにスリーを決められたロケッツ(67-87) 20点差が付いてウォリアーズもペイント内では無理にディフェンスせず、ロケッツはドライブ2本を成功させるなど、それなりに加点が続いたのだが(73-91)、控えのマカドゥにダンクを連発で食らいビハインドは全く縮まらず、結局20点差で第3Qは終了したよ(79-99)」
 
シンキ「やっぱりディフェンス力の差がチーム力の差として出ている感じですかね?」
 
キャット「だな。グリーン、パチューリアのディフェンスに、ロケッツはペイント内から効率よく加点出来ず、スリーもそれほど決まってないから、こうなると現状のロケッツは苦しくなる。もう少しディフェンスで踏ん張りたいんだけど、出来てないしね。」
 
シンキ「敗色濃厚ですが、第4Qもいいですか?」
 
キャット「第4Qもデッカーが躍動してロケッツは点差を15点まで詰めたんだけど、後半先発に起用されたブリューワーが連続でフィニッシュ出来ず、ロケッツはリズムを掴み切れないままゲームは進行(86-104) その後もシュートを外し続け、ウォリアーズは余裕しゃくしゃくでプレイしているように見えた(88-108) 結局残り3分半ほどで、カリーにスリーを決められ24点差にされたところでロケッツは白旗を上げるように、敗戦処理のためKJなどをコートへ(93-117) 結局108-125でロケッツの完敗に終わったよ。」
 
今季第46戦 対ウォリアーズ(ホーム) 108-125で敗戦 通算成績33勝13敗
ハーデン 17点、7R、11A、7TO FG6/13 3pFG0/5 FT5/5
カペラ 22点、12R(6OR)、1B FG10/16 FT2/2
デッカー 17点、7R(4OR)、2A FG6/14 3pFG1/7 FT4/5
ビバリー 13点、3R、2A FG5/10 3pFG3/4
アリーザ 12点、3R、2A FG5/12 3pFG2/8
ハレル 8点、3R、1B FG4/7
ゴードン 6点、4R、2A、2S FG2/14 3pFG0/7
アンダーソン 9分 0点 FG0/1 3pFG0/1
ブリューワー 4点、2A FG1/4
ネネは出番なし。
 
ウォリアーズ 通算成績37勝6敗
デュラント 32点、4R、7A、2S、2B FG12/19 3pFG2/7 FT6/7
カリー 24点、7A、1TO FG8/18 3pFG5/11 FT3/5
トンプソン 16点 FG7/19 3pFG2/10
グリーン 15点、8R、7A、3B FG6/12 3pFG3/5
パチューリア 10点、9R、2A、2S FG3/5 FT4/6
リビングストン 4点、3R FG2/3
イグダーラ 5点、9R、2A FG2/5 3pFG1/2
マカドゥ 8点、2R FG3/3 FT2/2
 
シンキ「残念な結果となってしまいましたが、点差通りにチーム力が反映された感じですか?」
 
キャット「今日は完敗だったね。あまりの完敗ぶりにむしろすがすがしいくらいだ(苦笑) ウォリアーズのオフェンスを止められず、何とか控えのカペラとデッカーの奮起で持ちこたえていたけど、ここまでが精一杯だった。前回の対戦よりもウォリアーズは進化しているように見えたし、彼らはちょっと手の施しようのないチームになりつつあるね。」
 
シンキ「ウォリアーズはこれで6連勝、その6連勝での平均得点差が約20点ですか! これは相当強いですよね。」
 
キャット「今季も70勝以上行くんじゃないの。現状のロケッツがプレイオフでウォリアーズを叩くシーンは全く見えないよ。トレードでテコ入れしても難しいだろうね。それくらい圧倒的な差を今日のゲームで感じてしまったよ・・・」
 
シンキ「そこを何とかできませんかね?」
 
キャット「何とかしたいけど、今はその方法が思いつかないな。」
 
シンキ「分かりました。まあ今日のゲームは残念でしたが、今季のロケッツはよく頑張ってると思いますよ。さて明日もゲームがありまして、相手はグリズリーズです。今季は2連敗中ですので、ここは勝たないといけません。」
 
キャット「今日のゲームでガックリきてる暇はないな(苦笑) アウェイ戦になるが、しっかりとリベンジして欲しいよね。」
 
シンキ「どうもありがとうございました。それでは明日も宜しくお願いします。今日はお疲れ様でした。」

レギュラーシーズン第19戦 対ウォリアーズ(アウェイ)

シンキ「こんにちは。アウェイ5連戦の4戦目は、昨季NBA記録となるシーズン73勝を達成したウォリアーズです。今季はMVPのデュラントを獲得し、ここまで16勝2敗と、さすがに圧倒的な成績を残してますね。」
 
キャット「ウォリアーズとは2季連続プレイオフで対戦しているんだが、その時は全く歯が立たなかったよね。今季はデュラントが加入し、さらにオフェンス力が付いたが、ディフェンスは昨季ほどの強さはないので、オフの補強でオフェンスを強化した今のロケッツなら、それなりの戦いは出来ると思っているよ。アウェイ戦だし厳しいゲームになるとは思うが、頑張って勝利を掴んでもらいたいね。」
 
シンキ「ですね。それではゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、アリーザ、アンダーソン、カペラ。ネネは明日の連戦となるナゲッツ戦に備え、休養を取るとのことだ。古巣との対戦を選択した形になるね。ウォリアーズは2年連続MVPのステフィン・カリー、オールスターのクレイ・トンプソン、ディフェンスの要であるオールスターのドレイモンド・グリーン、3年前MVPのKDことケビン・デュラント、センターは昨季あと少しでファン投票でオールスターに選ばれるところだった今季加入のザザ・パチューリア。」
 
キャット「第1Q序盤はロケッツがペースを握る。アンダーソンがペイント内から加点に成功すると、ディフェンスではカペラのブロックが決まり、ハーデンのドライブから加点して4点リードする(8-4) その後もアンダーソンがスリーを決めると、アリーザからバックドアカットプレイが決まってハーデンがダンク。カーヘッドコーチは溜らずタイムアウトを要求したよ(13-4) タイムアウト後にウォリアーズはパチューリアを下げ、イグダーラを投入し、アウトサイドのディフェンス強化。イグダーラのフィジカルなディフェンスにロケッツはハーデン以外のオプションでシュートを選択するが決まらず、その隙にウォリアーズはデュラントのドライブ、トンプソンがコーナーからスリーを決めるなど、じわじわ点差を詰めに掛かってきた(16-13) 中盤に入ってもハーデンがイグダーラに阻まれ、思うようにドライブ出来ず、オフェンスが停滞中のロケッツ。ウォリアーズはピックアンドロールからグリーンが加点すると、そのグリーンがドライブからの加点にも成功して、ロケッツは早くも逆転されてしまったよ(16-17) ダントーニはようやくタイムアウトを要求して修正を図る。タイムアウト後、ハーデンがイグダーラ相手のタフショットを沈めて再びロケッツはリードを取ると、途中から入ってきたマギーがオフェンシブファールをしてリズムはロケッツへ傾く。ロケッツはこちらも途中から入ったハレルが、イグダーラを止める見事なスクリーンでハーデンの加点を演出。これでロケッツはリズムを取り戻したんだ(20-17) 終盤に差し掛かって、ハーデンが2つのミスをして速攻から加点されるが(20-24)、ロケッツも控えのデッカーがスリーを決め、ハーデンと交代したゴードンも存在感を見せるなど、結局第1Qはロケッツが2点のリードで終了したよ(32-30)」
 
シンキ「いい感じの立ち上がりと見てよろしいですか?」
 
キャット「ちょっと危なっかしい場面もあったんだけど、ウォリアーズはターンオーバーが多く、ディフェンスも甘くて、ロケッツは一旦逆転されても慌てることなくプレイ出来ている感じだね。このまま前半も凌いでもらいたいよ。」
 
シンキ「では第2Qもお願いします。」
 
キャット「第2Qロケッツはビバリー、ゴードン、ブリューワー、デッカー、ハレルでスタート。ちなみにウォリアーズはリビングストン、マカウ、クラーク、デュラント、ウエスト。ロケッツは序盤、ガード陣のドライブを起点としてオフェンスを展開。ハレルがペイント内で存分にハッスルして加点するなど、ロケッツがリードをキープ(36-32) ウォリアーズはデュラント起点からシュートを狙うも決まらず、ウエストもハレルにブロックされ勢いに乗れない。ディフェンスでもローテーションミスからハレルに豪快なダンクを食らうなど、ロケッツが攻守でリズムを掴んでいたよ(38-32) 3分経過してウォリアーズはグリーンをコートへ戻すと、ロケッツもハーデン、アリーザなどがコートへ。ウォリアーズはデュラントのローポストを起点としてオフェンスで加点に成功してくると、リズムを取り戻してきたのか、リビングストンもジャンパーを決めて追い上げてくる(43-41) ロケッツはここまで好調ゴードンのスリーが外れると、カリーが得意のキャッチ&シュートのスリーを決めて、ロケッツは再び逆転を許す(43-44) 直後にハーデンが意地になってスリーを放つが決まらず、イグダーラが速攻からナイスパスを披露し加点されてしまったよ(43-46) ダントーニは溜らずタイムアウトを要求したね。ゲームも中盤に入り、リードを縮めたいロケッツは、アリーザがビバリーのスクリーンを使ったドライブが決まってカペラへナイスパス。ここで加点に成功したロケッツは、続くディフェンスでもビバリーのタフディフェンスで防ぎ、リズムを取り戻しに掛かる。ここでアンダーソンがデュラントを交わす見事なスリーを決めて、ロケッツは再び逆転に成功したんだ(48-46) ゲームは残り5分が過ぎ、まずグリーンがファールを取られた際の派手なアクションでテクニカルファールを取られると、今度は激しく抗議をしていたカーもテクニカルファールを取られる展開に。直後にデュラントがオフェンシブファールを取られ、首を横に振って薄み笑いをしている隙に、アンダーソンが長めの距離からスリーを決める頭脳プレイ! これで完全にペースはロケッツに移ったんだよ(54-48) 終盤に入ってもロケッツはそれなりにプレイが出来てリードをキープ。前半はロケッツ5点のリードで終えることが出来たんだ(64-59)」
 
シンキ「おっと。逆転されてきつくなると思いきや、グリーンの悪癖を見事に活かしましたかね(笑) さすがのデュラントもつられてボーンヘッドをしちゃいましたかー。」
 
キャット「そうだね。なんだかオフィシャルも味方になってくれているように感じてしまうよ(笑) まあそれがなくてもいい勝負が出来ているから、後半も引き続き期待したい。」
 
シンキ「はい、それでは後半戦もお願いします。」
 
キャット「第3Q序盤、カペラの高さを気にしてウォリアーズはシュートを落としていたが、ハーデンからカペラへのパスが繋がらず速攻を出されトンプソンにスリーを決められると、直後のディフェンスでハーデンへダブルチームを仕掛け、リズムが崩れたロケッツは24秒タイムオーバーを犯してしまう(64-62) だが次のオフェンスはぎこちないながらも、ハーデンとカペラのコンビプレイで加点に成功。ウォリアーズもトンプソンのフリースローで巻き返すが、調子を取り戻したハーデンがドライブに成功し、ロケッツはリズムを取り戻してきたんだ(68-64) 約3分経過して両チームとも落ち着いたのか、ミスやシュートの決まらない時間帯が続いたが、ハーデンが再びドライブから加点に成功し、タイムアウトへ(70-64) タイムアウト後もハーデンからカペラへのパスは警戒され続けターンオーバーになるが、ウォリアーズもカリー、トンプソン、デュラントが連続してシュートを落とすなど調子が出ない。直後のオフェンスでようやくカペラへボールが繋がりフィニッシュに成功(72-67) これで波に乗ったロケッツは、相変わらず調子の上がらないトンプソンがスリーを外した隙に、アンダーソンが技ありのスリーのファールをもらう(74-67) ウォリアーズは速いパス回しから加点を狙うが、ロケッツの気合の入ったディフェンスでパスミスとなるターンオーバー。直後これはチャンスとばかりにハーデンがスリーを決めて、ロケッツはリードを二桁に乗せたんだ(77-67)」
 
シンキ「いいペースになってきましたね。二桁のリードを守りたいですよ。」
 
キャット「ここでカーはパチューリアに替えイグダーラを投入。まずデュラントがハーデンのドライブを止めると、自らスリーを決めて反撃ののろしを上げる。ロケッツもアリーザがペイント内からレイアップを決めて応戦するが、カリーがローポストから来たグリーンのパスをフィニッシュし、今度は速攻からも加点すると、ダントーニはすかさずタイムアウトを要求したよ(79-74) タイムアウト後もハーデンが頻繁にダブルチームにあってオフェンスのリズムが悪いロケッツを尻目に、ウォリアーズはカリーがスリーを決めて、ロケッツのリードは2点になってしまったんだ(79-77)」
 
シンキ「やはり簡単には行かないようですね。しかしこのままリードはキープしたいですよ。お願いします。」
 
キャット「次のオフェンスから読まれているハーデン起点ではなく、ゴードン起点からオフェンスを始めたロケッツ。しかしアンダーソンのシュートは入らず、次のオフェンスからハーデン起点に戻すが、これも決まらず連続ターンオーバーとなってしまう。だがウォリアーズも決めきれず、ゲームは終盤戦へ入って行った(79-78) 第4Qに温存とばかりにハーデンをベンチへ下げたロケッツのオフェンスはやはり決まらずピンチも、カリーがパスミスを犯してロケッツの速攻に繋がった(81-78) これでリズムを取り戻したロケッツは、ゴードンがダブルチームを交わすナイスパスをハレルに出すと、今度はビバリーがスリーを決め、ロケッツは第3Qもリードをキープ出来たんだ。4点のリードで第4Qへ突入(86-82)」
 
シンキ「いやー、まだ第3Qなのに手に汗握る展開となってますね。第4Qもリードキープでお願いします。」
 
キャット「第4Qロケッツはビバリー、ゴードン、ブリューワー、デッカー、ハレルでスタート。ハーデンのいない時間帯を凌ぎたいロケッツだったが、出だしはシュートが決まらず、デュラントにスリーを許し1点差とされる(86-85) だがここまで絶好調のハレルがオフェンシブリバウンドを押し込む好プレイでチームを救うと、今度はコーナーでオフェンシブリバウンドを取ったビバリーのパスを、ハイポストから走りこんで取り、マカドゥを交わす、会場のファンも驚くスラムダンクを叩き込んだ! これがカウントプレイとなってフリースローも決め、ロケッツのリードは6点に(91-85)」
 
シンキ「ハレルがいいですねー。このペースでお願いします。」
 
キャット「約3分経過したタイムアウト明けも、ハーデンはまだベンチで待機。ゴードンがタフショットのスリーを決めてロケッツはリードをキープするが(94-87)、オフェンシブリバウンドからデュラントにスリーを決められる(94-90) ちょうど4分経過してコートへ戻ってきたハーデン。ゴードンのターンオーバーでカリーが速攻からクイックスリーを放つが入らず、アンダーソンがコーナーからスリーを決めて、ロケッツはリードを再び7点に戻したよ(97-90) しかしグリーンがまずペイント内で押し込むと、今度はディフェンスでもプレッシャーを掛けてロケッツの加点を許さず。ウォリアーズはフリースローで着々と加点に成功し、ロケッツのリードは2点になってしまった(97-95) 残り約6分。」
 
シンキ「ここは凌ぎましょう。お願いします。」
 
キャット「グリーンを中心にディフェンスがタフになってきたウォリアーズ。このディフェンスにロケッツはてこずり、タフショットを強要されてしまうが、カペラがオフェンシブリバウンドを取ってファールをもらう。だが入るようになってきたとはいえ、さすがにこの場面では緊張したのか2本とも外し、その後もカペラはペイント内でカリーにスチールされるなど、まだまだ課題がある様子が見受けられた。ディフェンスで活路を見出したウォリアーズは、速攻からグリーンがフィニッシュし、遂にゲームはタイになる(97-97) しかしロケッツもデッカーがコーナーからスリーを決めて存在感をアピール(100-97) だがカリーがすぐにスリーを決め、ロケッツにとっては嫌な展開になったよ(100-100) その後デッカーがファールをもらってフリースローを1本決めるが、完全にリズムに乗ってきたウォリアーズは、デュラント→カリー→グリーンと繋がる得意のイージーバスケットを披露し、ロケッツは逆転を許してしまったんだ(101-102) 残り約4分。」
 
シンキ「ここが踏ん張りどころです。お願いします。」
 
キャット「リズムに乗りきれないロケッツは、ハーデンがイグダーラのマークに苦しみ、ドライブが決まらない。ウォリアーズはカリーがファールをもらい、タイムアウト後に決めてリードは3点に(101-104) もう後がなくなったロケッツの大事なオフェンス。ウォリアーズはスリーラインからかなり激しくディフェンスを敷いて、ハーデンだけでなく他の選手にもダブルチームを仕掛けてきたが、ローポストにいたゲームに出続けているデッカーにボールが渡り、見事フィニッシュに成功! これでリズムが出てきたのか、ロケッツはディフェンスも踏ん張って加点を許さず、速攻からゴードンがスリーを決めて、再びロケッツは2点のリードを奪ったんだ(106-104) 残り約2分半。」
 
シンキ「ハーデン頼みではなく、デッカーとゴードンで逆転したのはいい傾向なんじゃないですかー。勝ちましょうお願いします。」
 
キャット「しかしここまでウォリアーズに対抗するような、いわゆるスモールラインナップを敷いたことで、デュラントにオフェンシブリバウンドからカウントプレイを許してしまい、逆転を許す羽目に(106-107) それでも諦めないロケッツは、アンダーソンがシュートクロックぎりぎりで放ったタフショットを決めて再び逆転(108-107) ウォリアーズもカリーがトップオブザキーからジャンパーを決めてまた逆転と、会場のみならず、NBAファンも興奮のゲームとなったんだよ! 残り2分切った。」
 
シンキ「バスケの面白さが凝縮されたゲームですかね。勝ちましょう、お願いします。」
 
キャット「アンダーソンはまたしてもシュートクロックぎりぎりでスリーを決めて(111-109)、ロケッツファンの興奮度はさらに上がるが、グリーンにペイント内を支配されてフリースローを与えてしまう。だがグリーンは2本とも落とすボーンヘッド。このチャンスを活かしたいロケッツだったが、ハーデンのパスは繋がらずターンオーバーに。ホームで負けたくないウォリアーズはデュラントがフリースローを2本決めて、ゲームは再びタイになったよ(111-111) 残り45秒。」
 
シンキ「もう心臓がバクバクしてますよ。勝ってください。お願いします。」
 
キャット「ロケッツの大事なオフェンスはもちろんハーデンから。ここまで2本連続で決めているアンダーソンにはグリーンがマークに。コーナーにいたそのアンダーソンにボールが渡るが、グリーンの密着マークでシュートが打てない。ゴードンへパスを回したアンダーソンはペイント内に行きリバウンドに備えると、パスが回ってきて再びシュートクロックがわずかでフィニッシュするも決まらなかったが、デュラントのファールを誘ってフリースローに!! 慎重に2本とも決めたロケッツが2点リードして、ウォリアーズのオフェンスに備える形になったんだ(113-111) 残り22.7秒。」
 
シンキ「もうアンダーソン様様じゃないですかー! やはり今季のロケッツは一味違いますね。あと少しです。勝ちましょうお願いします。」
 
キャット「だがウォリアーズのオフェンスに対し、ロケッツは簡単にデュラントへファールを犯してしまう。2本とも決めてゲームはタイに戻ると、ラストのハーデンのシュートは外れて、ゲームは延長戦へ突入となった(113-113)」
 
シンキ「延長戦になってしまいましたか。しかしまだゲームは終わってません。ここまで来たら勝ちたいですよ。お願いします。」
 
キャット「延長戦のスターターは、ロケッツがハーデン、ゴードン、アリーザ、アンダーソン、カペラ。ウォリアーズはカリー、トンプソン、イグダーラ、デュラント、グリーン。まずカリーがカペラからファールをもらうカウントプレイを決めて、ウォリアーズがリードする(113-116) だが好調持続のアンダーソンがハーデンからのパスをワンフェイク入れてフィニッシュに成功(115-116) 次のディフェンスでも、この場面で怖いカリーに得意のキャッチ&シュートでのスリーを決められるが(115-119)、慌てないロケッツはハーデンがカリーから技ありのスリーのフリースローをもらって、3本とも成功し追いすがる(118-119) しかし第4Q無得点で、延長でのフリースローしか得点出来ていないハーデンが、悪いシュートセレクションをしてしまい、速攻からデュラントにダンクを食らってしまった(118-121) これはロケッツピンチだぞ。残り約3分。」
 
シンキ「ここで突き放されたらもう厳しくなりますよ。ここはマストで決めてください。お願いします。」
 
キャット「次のポゼッションもロケッツはアンダーソンとゴードンの呼吸が合わずターンオーバーに・・・ カリーのスリーは外れて助かるが、その後のオフェンスもウォリアーズのタイトなディフェンスに阻まれ、タフショットを強要されてしまったよ。残り約2分。」
 
シンキ「こんなチャンス滅多にないですよ。もう勝つしかありません。お願いします。」
 
キャット「ウォリアーズのオフェンスはイグダーラがワイドオープンもシュートを打たず、カリーにボールを回すも、これもシュートをミス。命拾いしたロケッツはアンダーソンのスリーは外れるが、コートへ戻ったデッカーがオフェンシブリバウンドを取り、ゴードンのスリーへと繋がった! これでゲームはタイになったよ! 121-121で残り1分25秒。」
 
シンキ「おお。まだロケッツに勝ち目が出てきましたか! やってください、お願いします。」
 
キャット「タイムアウト明けのウォリアーズのオフェンス。デュラントがジャンパーを放つも決まらず、ロケッツのオフェンスになった。そのオフェンスはハーデンがカリーのマークを振り切り、ペイント内にいたデッカーへナイスパス。デッカーはデュラントを交わすリバースレイアップを決めてロケッツが逆転に成功!(123-121) しかし調子がイマイチのトンプソンが意地のジャンパーを決めてゲームは振り出しに戻る(123-123) 残り時間も27秒ほどでロケッツのオフェンスになった。」
 
シンキ「最後はハーデンが決めるしかないでしょう。お願いします。」
 
キャット「そのハーデンは時間をゆっくり使って、ロケッツはアイソレーション気味にシフトし、ハーデンにラストプレイを託す。そのハーデンはゴール下へドライブするも、3人に囲まれ、外へボールを出すしかなく、そのパスがグリーンの手に当たって残り4.8秒で時間は止まった。シュートクロックまで残り1.5秒。」
 
シンキ「ここは難しい場面ですよね。」
 
キャット「全くだよ。エンドラインからのスローインなんだけど、ここでスリーラインへパスを出してスチールされたら速攻で加点される恐れがあるから、その選択肢はないだろう。出来るだけ近くでパスを出し、時間の掛かるフワッと浮かせるシュートが理想的だ。これなら入らなくても再び延長戦になるからね。」
 
シンキ「ですね。それでは勝利の瞬間をお願いします。」
 
キャット「ロケッツは慎重に2回のタイムアウトを使ったが、残念ながらスチールされてシュートクロックバイオレーションになるターンオーバー。残り3.4秒」
 
シンキ「見方を変えれば、シュートクロックが少なくて良かったですよね。なければウォリアーズは速攻で加点の可能性もあったんじゃないですかー」
 
キャット「そうだね。その残り3.4秒をうまく守ったロケッツは、再び延長戦を戦うことになったよ(123-123) いやー、こんなゲームになるとは予想してなかったな。ロケッツはホント頑張っているよ。」
 
シンキ「でもここまで来たら勝ちましょう。このチャンスは逃さないで欲しいです。では2回目の延長戦をお願いします。」
 
キャット「だね。2度目の延長戦のスターターはロケッツがハーデン、ゴードン、アリーザ、アンダーソン、ハレル。ハレルには頑張ってもらいたい。ウォリアーズは最初の延長戦と同様。ちなみにここまで5ファールはカリーのみとなっている。まずデュラントがドリブルからストップしてジャンパーを放つが決まらず、ロケッツもアンダーソンのスリーを放るも決まらず、次のオフェンスもカリーのドライブは外れるもオフェンシブリバウンドからトンプソンがスリーを放つが決まらず、そしてロケッツはアリーザのスリーはタフショットになって決まらずと、両チームともシュートが決まらない時間帯が続いたよ。残り3分半。」
 
シンキ「疲れが出てきましたかね?」
 
キャット「それはあるね。消耗の激しいゲームになってるから、さすがに足が通常より動かなくなってるかもしれないな。観てるこっちもヘトヘトに近いからね(笑)」
 
シンキ「笑 では続きをお願いします。」
 
キャット「ウォリアーズボールのポゼッションは、カリーがハーデンを交わしてレイアップに持ち込むも、ハレルが体を張ったナイスディフェンスでオフェンシブチャージをもらう!! これでカリーは6ファールで退場。ちなみにカリーが6ファールで退場するのは3年ぶりだそうだ。」
 
シンキ「これはチャンスですよ。勝負所でのカリー不在はロケッツにとって大きいです。それでは続きをお願いします。」
 
キャット「このチャンスをしっかり認識したハーデンは、第3Q以来のフィールドゴールをスリーで決めた!(126-123) ウォリアーズはデュラントがシュートを放つが、アリーザのディフェンスにタフショットとなってミス。その次のオフェンスもデュラントが決められなかったが、グリーンにオフェンシブリバウンドを取られ、ファールをしてフリースローを与えてしまった。しかしそのプレイでグリーンは意図的ではないが、ハーデンに蹴りを入れるようなプレイがフレイグラントファールを宣告された! グリーンはフリースローを1本しか決められず、ハーデンは2本とも決めて、ロケッツのリードは4点になったよ(128-124)」
 
シンキ「だんだんとフィナーレが近づいてきましたかね。勝利への2分をお願いします。」
 
キャット「4点差となってロケッツのボールポゼッション。ゴードンがドライブから加点に成功して6点差に!(130-124) ウォリアーズはデュラントにボールを託すが、アリーザの密着マークにシュートクロックぎりぎりでタフショットを打たされエアボールのおまけまでついた! しかし諦めきれないグリーンがハーデンからボールをスチールする。しかしカリーと替わったリビングストンをハレルが圧力を掛けてシュートを防いだよ。次のオフェンスでハレルはオフェンシブリバウンドを取ってチームを助けたんだ。残り時間が迫っても必死にウォリアーズは抵抗するも、ようやく長い長い戦いに終止符が打たれたよ! 最終スコアー132-127。これは非常に大きな勝利だな。」
 
シンキ「よっしゃー、よっしゃー、よっしゃー! ロケッツがアウェイでウォリアーズに勝った!」
 
キャット「昨季73勝上げたウォリアーズに、今季さらにスーパースターのデュラントが加わり、ますます増大になった彼らをアウェイで撃破したのは爽快だ。このゲームを観て、今季ロケッツは50勝出来る可能性は、早くも高まったんじゃないかとすら思えたよ。この勝利はチームにとって大きな自信になるよね。」
 
シンキ「ですね。このペースで勝ちまくって欲しいですよ。ところで明日もゲームありますが、疲れの方は大丈夫ですかね?」
 
キャット「ね(苦笑) しかも相手はナゲッツだもんな。デンバーの会場はマイルハイシティーだよ。ここはKJあたりにスタンバっておかないといけないかな。」
 
シンキ「ですかね。今日は長い時間どうもお疲れ様でした。明日も宜しくお願いします。」
 
キャット「個人成績は明日ということでいいかな。」
 
シンキ「オーケーです。またの機会でお願いしますね。」