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マブス

レギュラーシーズン第33戦 対マブス(アウェイ)

シンキ「こんにちは。昨日のサンズ戦に引き続く連戦となったロケッツ。今日の相手はマブスですね。アウェイ戦となりますが、いいカモですから、ここもペロッといただきましょう(笑)」
 
キャット「マブスはノビツキーが復帰したし、ヒザを故障中のボガットも今日のゲームから戻ってくるみたいだから、そう簡単には勝てないと思うんだけど、今季のロケッツならその期待感があるよね。」
 
シンキ「ですよ。では早速ゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ブリューワー、アリーザ、アンダーソン、ネネ。ビバリーは昨日のゲームで左ももを負傷していて、大事を取り今日は休養とのこと。またハレルの好調が続いていることから、ネネはバックアップで使う予定とのことだったが、ボガットが復帰したので、サイズを考えてネネをスターター起用に至った。マブスはデロン・ウィリアムス、マシューズ、バーンズ、ノビツキー、ボガットのベストメンバー。」
 
キャット「第1Q序盤からロケッツは主導権を握る。まずハーデンのレイアップで先制すると、アンダーソンのローポストムーブにリバウンドからのフォローが決まってリードを取ると(6-2)、中盤前に3本のスリーを沈めたロケッツが一気に12-0のランを繰り出してスタートダッシュに成功(18-4) その後もロケッツはハーデンからネネへのパスが通り、ハーデンも自らマシューズを交わすパワープレイでロケッツはリードをキープするが(24-10)、中盤過ぎるとマブスの猛攻が始まる。バーンズがロケッツのディフェンスミスを見逃さずスリーを決めると、今度はデロンがスリーを決めて、ダントーニはタイムアウトを取るが(24-18)、その後もマブスはボガットが攻守に存在感を見せて、お返しの13-0のランをホームのファンに披露(24-23) 結局第1Qは同点で終了となったよ(31-31)」
 
シンキ「一気のランを食らっちゃいましたか。まあまだ第1Qです。これから力の差を見せつけましょう。それでは続きをお願いします。」
 
キャット「第2Q序盤、ロケッツはゴードンを中心にオフェンスを展開し、リードをキープしていたが、カリーにスリーを決められてゲームは再びタイに(37-37) しかしロケッツはカリーの弱点であるサイズ不足を見逃さず、ミスマッチで彼を攻め立て連続加点に成功し突き放しに掛かってきた(42-37) カーライルヘッドは溜らずタイムアウトを取って修正するが、ロケッツの勢いは止まらず、ビバリーの替わりにプレイしているエニスがシュートクロックぎりぎりでスリーを決めると、ディフェンスでもロケッツはデッカーがナイスヘルプを見せるスチール。負けじとゴードンもデロンのスリーをブロックすると、今度はバーンズのドライブを防ぐなど、ロケッツは完全にマブスのオフェンスをシャッタアウトしていたよ(48-37) 何とか流れを掴みたいマブスだったが、ボガットがフレイグラントファールをしてしまうなどリズムに乗れず、そのチャンスを見逃すかとばかりにハーデンがスリーを決めて、ロケッツは16-0のランで一気にリードを拡げたんだ(53-37) 中盤過ぎになるとネネとジャスティン・アンダーソンがリバウンド争いでもめるなどしていたが、ロケッツはハーデンが技ありプレイで3本のフリースローを2回もらうプレイを披露するなど勢いは止まらず、結局前半はロケッツ19点のリードで終了となった(66-47)」
 
シンキ「予想通りに楽勝ペースになりましたか。では後半はサンズ戦同様サクッと行ってください(笑)」
 
キャット「後半もロケッツがリズムをキープしていて、じわじわ点差を拡げる展開だった。大量ビハインドにいらだっているのか、マブスはテクニカルファールやらフレイグラントファールが多く、往生際の悪さを見せていたが、ロケッツも彼らに付き合うようにテクニカルファールを取られていた(苦笑) さすがに第3Q終盤以降になると、マブスは敗色濃厚と判断してなのか、ノビツキーをベンチへ休ませて次のゲームに備えていたね。もうたっぷり負けてるチームだから、ベンチも淡々としているようだったよ(笑) 第3Q終了して24点リードで第4Qへ(98-74) 第4Qもマブスは今日のゲームを象徴するようにアンダーソンが2本のエアボールを放っていて、ロケッツはデッカーがハレルのフリースローミスをそのままリバウンドを叩き込むハイライトを披露するなど、終始余裕の展開でロケッツがマブスに勝利。この勝利で今季のマブス戦は4戦4勝となった。最終スコアーは123-107。個人成績は以下の通り。」
 
ロケッツ(24-9) FG41/78(52.6%) 3pFG17/32(53.1%) FT24/28(85.7%) 48R(10OR) 23A 7S 5B 16TO
ハーデン 30分 34点、5R、11A、1B、6TO FG9/16 3pFG4/7 FT12/12
ブリューワー 20分 8点、3R、1A、1S FG3/6 3pFG2/3
アリーザ 30分 9点、7R、1A、1S FG3/5 3pFG3/4
アンダーソン 28分 22点、3R、1S、1B FG7/12 3pFG4/7 FT4/4
ネネ 19分 12点、8R、1S、1B FG5/8 FT2/5
ゴードン27分 13点、5R、3A、1B FG4/9 3pFG2/5 FT3/3
デッカー 27分 9点、11R、3A、3S FG4/7 3pFG1/3
ハレル 26分 7点、2R、1A、1B FG3/7 FT1/2
エニス 10分 7点、2R、2A、3TO FG3/5 3pFG1/1
KJマクダニエル 8分 2点、1R、1A FG0/2 FT2/2
ウィルチェー 3分 0点 3pFG0/1
ブラウン 3分 0点、1R FG0/0
アクティブロスターのビバリーはユニフォームを着ていたが出場なし。オヌアクはアクティブロスター外。
 
マブス(9-23) FG36/87(41.4%) 3pFG15/38(39.5%) FT20/25(80.0%) 38R(12OR) 22A 6S 5B 9TO
デロン・ウィリアムス 23分 6点、3R、6A、2TO FG2/11 3pFG2/5
マシューズ 29分 19点、1R、1A、1S FG7/13 3pFG3/7 FT2/2
バーンズ 32分 21点、3R、1A FG7/16 3pFG1/3 FT6/6
ノビツキー 15分 7点、3R FG2/8 FT3/4
ボガット 11分 0点、6R、2A、2B FG0/0
フィニースミス 25分 4点、1R、1A FG2/3
パウエル 23分 13点、2R、3A FG4/6 3pFG1/1 FT4/6
カリー弟 22分 11点、3R、3A、1S FG4/10 3pFG4/6
Jアンダーソン 21分 13点、8R、2A、2B FG4/8 3pFG2/6 FT/4
ハリス 14分 3点、1R FG1/3 3pFG1/3
ピエール・ジャクソン(Dリーグからコールアップ) 11分 7点、2A FG2/5 FT2/2
ブルシーノ 9分 3点、2R、2S FG1/4 3pFG1/4
メジリ 5分 0点、4R FG0/0
アクティブロスターは全員出場。
 
シンキ「サンズ戦に引き続いて第4Qは流す余裕を見せましたか。さすが今季のロケッツは強いですね。頼もしい限りですよ。」
 
キャット「今日のマブスはベストな布陣だったし、連戦となるアウェイ戦だったから、もうちょっと苦戦するかと思ったんだけど、これだけ点差が付くとは思わなかったね。改めて今のロケッツの強さを再確認したよ。」
 
シンキ「何がいいんでしょうかね?」
 
キャット「第2Qの16-0のランで完全にゲームの主導権を奪ったし、ディフェンスでもマブスに正確なショットをさせてなかったのが勝因なんじゃないかな。ハーデンがゲームを支配する働きを見せていたのも心強かった。やはりハーデンはすばらしい選手だね。マブスファンもそう思ったと思うぞ。」
 
シンキ「ホント彼は頼もしい存在ですよね。今季はハワードのやっかみもないので、気分よくプレイ出来ているのかもしれません。それからアンダーソンも引き続き好調キープですよね。」
 
キャット「最近のアンダーソンはまるでゾーンに入ったかのようにシュートを決めているぞ。最近はローポストからステップバックジャンパーを決めるシーンもあって、以前よりもプレイに幅が出てきた感じがする。このペースでやってもらいたいね。」
 
シンキ「それから印象的な活躍をした選手は他にいましたか?」
 
キャット「強いて挙げればデッカーかな。攻守両面でチームを支えていたよ。彼はウイングでもプレイ出来るし、インサイドでも跳躍力を活かしてリバウンドに絡めるから重宝する選手だ。今季ロケッツの躍進に、彼の存在は欠かせないよ。元ロケッツであるパーソンズとの比較だけど、ゴール近辺でも存在感を発揮できるデッカーの方が、チームにとっては有益かもしれない。まだ2年目だし、さらなる飛躍を期待したいね。」
 
シンキ「ありがとうございます。ところでマブスについてですが、ノビツキーは無理をしなかったようですね。これについては?」
 
キャット「復帰3戦目だし、敗色濃厚とのころで、無理しないのは当然だと思う。今季中に3万得点を達成するかと思ったんだけど(現在29586得点)、ちょっと厳しいかもしれないな。」
 
シンキ「ちなみにカーターはどれくらいなんですか?」
 
キャット「昨日のゲームまで24181点だ。これもすごい数字なんだけど、やはりノビツキーは優勝してるし、MVPも取ってるからね。格が違うんじゃないかな。まさにレジェンドだよね。彼のシュートフォームを真似している選手は多いし、彼の存在でNBAのドラフト戦略も変わっただろうからね。まさにNBAを変えた選手だよ。」
 
シンキ「これだけの選手なので、コービーみたいに華々しく引退して欲しいですよね。」
 
キャット「浅田真央みたいに引き際を誤って欲しくないよな。今日のゲーム観てると、そんな痛々しい部分もあったからさ。」
 
シンキ「ですよね。スーパースターの引き際はホント難しいですよ。さて次回のゲームは3日後にホームでクリッパーズ戦が組まれております。彼らはケガ人が出ておりますが、ロケッツは当然関係なく勝ちたいところですよ。」
 
キャット「再びホームゲームが続くし、ここでまた連勝街道に入ってもらいたいと思ってる。突っ走ってもらいたい。」
 
シンキ「どうもありがとうございました。次のクリッパーズ戦も楽しみですね。それでは今日もお疲れ様でした。」

レギュラーシーズン第3戦 対マブス(ホーム)

シンキ「こんにちは。先日のマブス戦に今季初勝利を飾ったロケッツ。今日の相手も同様にマブスで、今回はホームコートです。ホーム開幕戦となりますね。」
 
キャット「ホーム開幕戦も白星で飾ろうじゃないの。頑張って欲しいね。」
 
シンキ「それではゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ゴードン、アリーザ、アンダーソン、カペラ。マブスはデロン・ウィリアムス、マシューズ、カリー、バーンズ、ボガット。今日はバレアではなく、カリーを先発させてきたね。今日もノビツキーはお休みのようだ。」
 
キャット「第1Qはデロンのスリーか決まって、まずマブスが先制するも、ロケッツはアリーザが好調持続をアピールするスリーを決めて応戦。序盤はほぼ差のないゲームが展開されたよ(8-9) 中盤あたりになると、ロケッツはカペラのブロックからゴードンのスリーに繋がりリードを2点にすると、今度はハーデンが速攻からスコアーし、ここ最近元気がなかったアンダーソンが、意外にもオフェンシブリバウンドから加点し続けるタフネスぶりを発揮。ハーデンからKJへのパスも決まって、まずロケッツがゲームの主導権を握ったよ(19-14) 終盤も控えから出場中のネネがコンスタントに加点するなど、結局ロケッツは9点のリードで第1Qを終えた(34-25) 第2Qに入ってもロケッツの優位は変わらず、ゴードンのカウントプレイでロケッツが11点のリードを取ると、2年目のデッカーも2本のスリーを決めて、ロケッツは序盤にリードを17点に拡げたんだ(48-31) その後カペラがフリースローだけでなく、ダンクもミスするボーンヘッドがありながらも、ロケッツはアンダーソンが映画マトリックスのような相手を交わすテクニックで、またしてもオフェンシブリバウンドから加点するなど、ロケッツのリズムは崩れなかったよ(55-40) それでも終盤にマブスもマシューズが存在感を見せて、結局ゲームは10点ロケッツがリードして終了となった(63-53)」
 
シンキ「今日のゲームは大丈夫そうですか?」
 
キャット「いいペースだよ。オフェンスが好調で、ディフェンスも第2Q終盤まで40点に抑えていたからね。これなら今日はやってくれると思うよ。」
 
シンキ「分かりました。では後半戦もお願いします。」
 
キャット「前半で二桁のリードを取っていたロケッツだったが、後半に入ると余裕を感じて気力が落ちたのか、シュートがさっぱり入らなくなってしまい、6分経過してようやくゴードンがフィールドゴールを決めるまで、マブスに11-0のランを食らってしまって、点差は簡単に縮まったんだ(69-66) その後もロケッツはミスが出るなどリズムに乗れてなかったが、それでもハーデンが決め手を発揮して再度ロケッツが突き放すことに成功(76-68) 終盤にはKJのブロックからデッカーのこの日3本目のスリーも飛び出して、ロケッツは再びリードを二桁に乗せて終了となった(80-70) 第4Qはまずロケッツがエニスからカペラへのアーリウープパスが通り、リードを12点に拡げるが、3連敗は御免とばかりにマブスは、出番をもらって熱いプレイをしているメジリのオフェンシブリバウンドなどでジワジワ点差を詰めに掛かる(84-78) これはまずいと感じたダントーニは、早めにハーデンをコートに戻すも、ロケッツは連続でスリーを落とすなどして、オフェンスのリズムを掴めない。しかしマブスも先日のゲームでキャリアハイ31得点を叩き出したバーンズのエンジンが上がらず、その隙にロケッツは、ハーデンがさすがの活躍を見せてリードを再び9点に戻したんだ(89-80) 残り約4分。」
 
シンキ「今日はホーム開幕戦ですからね。逃げ切ってもらいましょう。お願いします。」
 
キャット「しかし負けたくないのはマブスも同様で、まずバレアがスリーを決めると、今度はマシューズが自ら放ったシュートが入らないと察知して、すぐリバウンドを取って、そのままねじ込み、その後ハーデンのターンオーバーからの速攻も決めて、ロケッツは溜まらずタイムアウトを要求したよ(89-87)」
 
シンキ「ここは1本決めてディフェンスですね。お願いします。」
 
キャット「続くオフェンスも、ロケッツはハーデンがオフェンシブファールを取られてピンチに。だが不調バーンズがシュートを落として助かったロケッツは、ハーデンからアリーザへ渡りネネがフィニッシュする素晴らしいボールムーブを見せて再びリードは4点になった(91-87) しかし諦めないマブスも、バーンズのフリースローで再び2点差に戻し、ハーデンがフリースローを1本外して、このチャンスに今日攻守に存在感を見せていたマシューズが躊躇なく放ったスリーはネットに吸い込まれたよ(92-92) 残り4.1秒。」
 
シンキ「ついに追いつかれちゃいましたか。ここはハーデンタイムですね。お願いします。」
 
キャット「この場面でボールを託すのはもちろんハーデン。彼は素早いドライブで切れ込んでマシューズからファールをもらう! 残り0.1秒でフリースローをもらったハーデンは最初の1本は外すが、2本目はきっちりと決めてロケッツに勝利をもたらしたよ。最終スコアーは93-92。個人成績は以下の通りとなった。」
 
ロケッツ(2-1) FG34/80(42.5%) 3pFG11/31(35.5%) FT14/21(66.7%) 46R(9OR) 16A 5S 4B 17TO
ハーデン 39分 28点、7R、7A、1S、8TO FG8/23 3pFG3/9 FT9/12
ゴードン 33分 14点、3R、3TO FG5/15 3pFG2/8
アリーザ 33分 6点、7R、3A、2S、1B 3TO FG2/4 3pFG2/4
アンダーソン 32分 14点、12R(4OR) FG6/10 3pFG0/2
カペラ 26分 4点、10R、1S、2B FG2/7 FT0/4
ネネ 22分 11点、2R FG5/6
KJマクダニエル 16分 2点、2R、1B FG1/4
デッカー 15分 9点 FG3/3 3pFG3/3
ブリューワー 15分 3点、2R FG1/2 3pFG1/2
エニス 9分 2点 FG1/4 3pFG0/2
アクティブロスターのハレル、ブラウン、ウィルチェーは出番なし。
 
マブス(0-3) FG32/84(38.1%) 3pFG11/30(36.7%) FT17/20(85.0%) 42R(12OR) 17A 8S 3B 9TO
デロン・ウィリアムス 31分 12点、3A、1S、1B FG4/11 3pFG3/5
マシューズ 41分 25点、5R、3A、2S FG9/25 3pFG3/15 FT4/4
カリー 24分 0点、3R、2A FG0/3
バーンズ 38分 10点、5R FG3/11 FT4/4
ボガット 28分 6点、14R(4OR)、3A FG3/7
バレア 31分 18点、3R、5A、2S FG4/10 3pFG3/4 FT7/7
J.アンダーソン 17分 8点、3R、2S FG3/7
D.パウエル 12分 7点m、2R FG3/7
メジリ 17分 6点、6R(4OR)、2B FG3/3
ノビツキーは欠場。エイシー、ブルシーノ、フィニースミスは出番なし。
 
シンキ「ひやひやしましたが、最終的に勝利してよかったですね。」
 
キャット「まあこれもNBAの醍醐味だよね(苦笑) とりあえずホーム開幕戦を勝てて良かったよ。」
 
シンキ「前半を終えた時点では負ける感じがしなかったと思いますが、後半リズムに乗れずに追い上げられ、一時同点に追いつかれてます。それでも勝利した理由って何ですかね?」
 
キャット「それなりにディフェンスを頑張っていたからね。オフェンスの調子が悪くても、ディフェンスで相手をスローダウンさせれば、リズムは掴めずとも、ゲームを作ることは出来るよ。今日はホームの声援も後押しになったよね。ロケッツファンの貢献度は高いぞ。」
 
シンキ「ハーデンがさすがの役者ぶりをみせましたね。また新加入組も勝利へ貢献してくれました。」
 
キャット「そうだね。ゴードンはハーデンのいない時間帯のつなぎ役として、アンダーソンはリバウンド面で貢献してたし、ネネは要所でカペラの弱点をカバーできる点は大きかったよ。」
 
シンキ「そのカペラですが、リバウンド面の貢献度は高いと思いますが、相変わらずフリースローが入ってませんよね。」
 
キャット「ちょっとこれは重症だな(苦笑) ちょっとアーチを掛けすぎな感があるから、もう少し掛けないで放るといいと思うんだよね。この弱点がある限り、彼は第4Qの勝負所でコートに出せないから、もう毎日毎日練習し続けるしかないと思う。それでもダメならもうアンダースローにするしかないぞ。」
 
シンキ「分かりました。今日はデッカーも活躍したようで、控えも日替わりで活躍する選手が出てくると、ロケッツの層も厚くなりますね。それでは最後に何かありますか?」
 
キャット「今日もノビツキーが不在でロケッツは恵まれた面もあるが、それでもしっかりと勝利をモノにしたのは評価できると思う。次のゲームからアウェイ5連戦が始まるが、何とか3勝は挙げて帰ってきてもらいたい。シーズン50勝を目指すならば、この序盤でまず足がかりを掴まないとね。」
 
シンキ「ですね。今日はどうもありがとうございます。次回はあさってになりまして、昨季のチャンピオンチームのキャブスが相手です。ハーデン対レブロンが楽しみですね。それでは今日はお疲れ様でした。」

レギュラーシーズン第2戦 対マブス(アウェイ)

シンキ「こんにちは。レイカーズとの開幕戦を残念ながら落としたロケッツですが、今日はプレシーズンゲームで勝っているマブスが相手です。このゲームもアウェイ戦になりますね。」
 
キャット「今季は開幕からアウェイ戦が多いからね。昨季のこともあるからズルズル行かないように、ここは必ず勝つという気持ちが大事だろう。幸運なことに、今日はノビツキーが風邪ひいて欠場とのことだ。このチャンスを活かさない手はないだろう。」
 
シンキ「ロケッツはビバリー以外は出場の予定ですよね?」
 
キャット「ネネが右大腿骨の打撲で様子観だったんだけど、出場してくるようだね。」
 
シンキ「良かったです。それではゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ゴードン、アリーザ、アンダーソン、カペラ。開幕戦と同じ布陣だね。対するマブスは元オールスターのデロン・ウィリアムス、ディフェンスとスリーポイントが得意な、いわゆるスリーDタイプのウェスリー・マシューズ、小兵ながら思いっ切りのいいプレイが持ち味のJJバレア、期待の大きい24歳ハリソン・バーンズ、元ドラ1位のアンドリュー・ボガット。」
 
キャット「第1Qのロケッツは開始早々連続ターンオーバーを犯すが、ノビツキー不在で起用されたバレアへのミスマッチを突くオフェンスを展開するなど、それなりにロケッツのオフェンスは良かった。その中心となったのが最近オフェンスで存在感がなかったアリーザで、効率良く得点していたよ(9-8) マブスもジャンパーが決まっていて点差は付かなかったが、中盤過ぎにゴードンからのパスでアリーザがイージーダンクを決めると、今度はスチールからの速攻でKJがスコアー。ノリノリのアリーザはこのQ2本目のスリーも決めて、ロケッツは10-0のランに成功(21-12) しかしマブスも最近チームに慣れてきた感のあるバーンズが、アンダーソンのボーンヘッドを見逃さず、簡単にスリーを決めると、今度はハーデンのディフェンスに対し問題なくジャンパーを決めまくって、あっという間に逆転されてしまった(21-24) 結局第1Qは24-24のタイで終了となった。」
 
シンキ「浮き沈みの激しい展開でしたが、ハーデンはどんな感じでしたか?」
 
キャット「第1Qはフル出場してFG0/5の0点、3A。まあこれから調子を挙げてくるんじゃないかな。先日のレイカーズ戦のように、後半失速するよりいいと思うよ(笑)」
 
シンキ「ですね。では第2Qもお願いします。」
 
キャット「第2Qは両チームとも控え中心のメンバー構成でスタート。ロケッツはデッカーが速攻からスコア―してリードを握るが、スリーがうまくなってきているエイシーがコナーから決めてゲームは均衡状態に(28-28) しかしエニスからカペラへのアーリウープパスが通り、ロケッツが再びリードを握ると、今度はゴードンが存在感を見せるなど、ロケッツはリードを拡げに掛かったんだ(37-31) 溜らずタイムアウトを要求したマブスも、ホーム開幕戦は落とすまいと、ボガットがアンダーソンを軽く交わすフックを決めて反撃開始。ロケッツは24秒オーバーをしてリズムに乗れない間、マブスはフリースローをそれなりに決めるなど追いすがってきたんだ(42-41) 終盤に入ってロケッツは一時逆転を許すが、ハーデンが復調に兆しを見せていて、結局ロケッツがリードを取り戻して前半が終了したよ(52-50)」
 
シンキ「レイカーズ戦のようなハイスコアーリングゲームではありませんが、それなりにディフェンスが機能したと言っていいんですか?」
 
キャット「レイカーズ戦よりはまともだな(苦笑) スリーはここまで5本しか決められてないしね。まあ後半も同様に頑張ってもらいたいよ。」
 
シンキ「オフェンスに関してはどうですかね?」
 
キャット「ハーデンがマシューズのタイトなディフェンスを受けて苦戦中なんだが、第2Qは慣れてきたのか、だいぶ良くなってきたからね。彼はここまで10得点、3Aと、彼にしてはおとなしい数字だけど、レイカーズ戦の反省から、後半に体力を温存している可能性はあるよ。新加入組もアンダーソンはともかく、ゴードンはハーデンのいない時間帯をうまくプレイしていたし、今日は開幕戦の悔しさを晴らしてくれると思っているよ。」
 
シンキ「分かりました。それでは後半戦もお願いします。」
 
キャット「第3Qはカペラのオフェンシブリバウンドからの加点でロケッツが4点リードするが、マブスもすかさずバーンズがカウントプレイを含む連続加点でリードを奪い返す展開(54-55) しかしロケッツもアンダーソンがミドルレンジからジャンパーを決めて応戦すると、今度はハーデン、そして今日絶好調のアリーザが再びスリーを決めて、ロケッツが若干リズム良くプレイしていたように見えた(64-59) 第3Qも中盤に差し掛かり、ハーデンのエンジンが掛かり始めてきてロケッツがリードをキープし続けるが、残り4分を切ったところでハーデンが4ファールでピンチに。しかしダントーニはハーデンをベンチへ下げず、この采配がピタリとはまって、ハーデンは怒涛の3連続スリーに成功! 終盤に10-2のランを決めたロケッツがリードを10点に拡げて第3Qは終了したよ(77-67)」
 
シンキ「強気なダントーニの采配がよかったみたいですね。昨季までの弱気なマクヘイルだったらベンチへ下げていましたかね?」
 
キャット「だろうな。まあ昨季まではハワードがいたからな。単純比較はできないが、このダントーニ采配は当たったと思うよ。次第にリズムを取り戻してきたハーデンは、見事その期待に応えたな。さすがだよ。」
 
シンキ「さあ今季初勝利へ向けた第4Qをお願いします。」
 
キャット「第4Qのロケッツはエニス、ゴードン、KJ、アリーザ、ネネからスタート。序盤ロケッツはスイッチからミスマッチを突かれ加点を許し、オフェンスでもハーデンがいない時間帯もあってリズムに乗れない。しかしマブスも控え中心のメンバーでミスも出ていて、得点差はさほど変わらなかった(79-71) この歯がゆい展開を食い止めたのは後半に入っても好調持続のアリーザ。エニスからのナイスパスを45度の角度からスリーを決めると、タイムアウト後にはゴール下からねじ込んで、ロケッツは再びリードを二桁にしたよ(84-73) その後、KJが自分のミスをスチールで取り返し、直後にスリーを決める独り舞台を演じて、ロケッツは依然としてゲームの主導権を握り続けた(87-75) 中盤に入ると、ロケッツはハーデンをコートへ戻してきた。ゲームで存在感を見せ続けるKJはアンダーソンの代わりにそのままコート上に。ハーデンより一足先にコートへ戻っていたカペラを囮に使ったデザインプレイで、彼はハーデンからのパスをダブルポンプからの強烈なダンクをベースラインから叩き込んだよ! 時間が刻々となくなって焦ってきたマブスは、早く加点しようとゴール下へ切れ込むが、カペラのブロックの餌食に! 残り5分切ってロケッツは14点のリードを奪うことに成功したんだ(92-78)」
 
シンキ「今日はディフェンスも機能しているようで、これなら行けそうですね。続きもお願いします。」
 
キャット「マブスはタイムアウト後、ロケッツ戦おなじみのハック作戦を慣行(苦笑) しかしその作戦を警戒し、ロケッツはあらかじめカペラをベンチへ下げてネネを投入していたので、仕方なくか分からないが、ここまであまりフリースローが決まってなかった彼にファールをし続けた。そのフリースローだが、さすがにネネはハワードやカペラとは違って6本中5本決めて、結局この作戦は失敗に終わったね。残り2分を切ると、マブスは白旗を挙げるようにベンチメンバーをコートに送り、最終スコアー106-98でロケッツの快勝に終わったよ。個人成績は以下の通りとなった。」
 
ロケッツ(1-1) FG33/70(47.1%) 3pFG15/32(40.9%) FT25/31(80.6%) 41R(5OR) 21A 6S 1B 18TO
ハーデン 36分 26点、7R、8A、1S、4TO FG9/18 3pFG4/9 FT4/5
ゴードン 33分 18点、4R、6A、2TO FG4/9 3pFG3/6 FT7/8
アリーザ 36分 27点、4R、1S、0TO FG8/12 3pFG5/7 FT6/6
アンダーソン 25分 5点、4R、2TO FG2/5 3pFG1/1
カペラ 25分 4点、9R、1S、1B FG2/5
KJマクダニエル 22分 9点、2R、2S、2TO FG4/7 3pFG1/4
ネネ 19分 8点、3R、2A、1S FG0/2 FT8/12
デッカー 13分 2点、4R FG1/3 3pFG0/2
ブリューワー 11分 5点、2R FG2/5 3pFG1/2
エニス 15分 0点、4A、1TO FG0/2 3pFG0/1
ハレル 4分 2点、1R FG1/1
ブラウン 1分 0点 FG0/1
ウィルチェー 1分 0点 FG0/0
アクティブロスターは全員出場。
 
マブス(0-2) FG35/80(43.8%) 3pFG8/29(27.6%) FT20/24(83.3%) 34R(6OR) 13A 11S 2B 9TO
デロン・ウィリアムス 34分 14点、4A、3TO FG5/11 3pFG1/4 FT3/4
マシューズ 37分 13点、4R FG4/14 3pFG1/8 FT4/4
バレア 29分 14点、5R、5A、0TO FG3/10 3pFG1/3 FT3/4
バーンズ 39分 31点(キャリアハイ)、5R、1A FG13/23 3pFG2/4 FT3/3
ボガット 27分 4点、12R FG2/4
ドワイト・パウエル 20分 2点、4R、3S FG1/1
ジャスティン・アンダーソン 20分 9点、3R、2S FG2/5 3pFG1/3 FT4/6
セス・カリー 20分 8点、1A FG3/6 3pFG1/4
クインシー・エイシー 8分 3点 FG1/5 3pFG1/3
アクティブロスターのAJハモンズ(24歳ルーキー)、ニコラス・ブルシーノ(アルゼンチン出身の23歳ルーキー)、メジリ(218㎝)、ドリアン・フィニースミス(23歳ルーキー)も若干出場。デビン・ハリスはつま先の故障のため、3週間様子を見る状態。レジェンドのノビツキーは風邪のため欠場。
 
シンキ「ロケッツ今季の初勝利ですね。よっしゃー!」
 
キャット「ホッとしたのが正直な気持ちだよ(笑) レイカーズ戦の負け方を見て不安になっていたからさ。開幕から8戦、一つも勝てないんじゃないかって考えちゃってたからね(笑)」
 
シンキ「勝因はやはりディフェンスですかね?」
 
キャット「そうだな。相手のスリー確率を3割以下に抑えたのは見事だったね。特に後半は3本しか決められていないし、そのうちの2本は勝敗がほぼ決した場面でのものだったからね。先日のレイカーズ戦の敗戦を活かした感じだな。ここらへんはダントーニを評価していいぞ。」
 
シンキ「オフェンスもそれなりにやっていた印象がありますか?」
 
キャット「ディフェンスがぬるかったレイカーズよりも、さすがにタフでなかなか決めきれないシーンもあったが、全体的には機能していたと思う。マブスの13Aと比べ、ロケッツの21Aを見ても分かる通り、ボールはそれなりに回っていたよ。」
 
シンキ「ハーデンは前半不調でしたが、やはりというか、後半にその爆発力を発揮してきましたよね。」
 
キャット「前半は無理せず、後半からエンジンを上げていった方がいいかもしれないな。ロケッツはまさにハーデン次第なチームだから、彼に後半コケてもらうわけにはいかないからね。今日は第3Qにロケッツが完全に主導権を握った3連続スリーも決めてくれたな。頼りになる選手だよ、彼は。」
 
シンキ「肝心のディフェンスはどうでしたか?」
 
キャット「前半は簡単にやられていたりしたんだけど、後半はしつこく食らいついていたよ。彼のディフェンスに触発されるように、ゴードンも踏ん張りを見せていたから、ハーデンはチームリーダーとして攻守両面でリードすれば、ロケッツはいいシーズンが送れると思うよ。頑張って欲しいね。」
 
シンキ「アンダーソンは第4Qに出番がなかったようですが、やはりディフェンスの問題が大きいんですかね?」
 
キャット「それしかないでしょ(苦笑) 第4Qはリードを守る状況だったし、今日はシュートタッチもイマイチ良くなかったからね。彼をゲームに出す理由はなかったよ。」
 
シンキ「彼の替わりにゲームに出続けたKJが、ロケッツに勝利のダンクを呼び込みましたかね?」
 
キャット「彼はよくやってるよ。昨季までのように、もうベンチを温める選手ではないし、ダントーニ采配に応えるような結果を彼は出している。欲を言えば、外からのシュートの精度を高めてもらいたいところと、1対1のディフェンスをもっと強化してもらいたいね。まだ若いし、彼への期待は高まる一方だ。」
 
シンキ「それから忘れてはいけないのがアリーザですよね! 今日の殊勲者は間違いなく彼だと思いますよ。」
 
キャット「ここまで不調が続いていたんだけど、今日はその不調をすべて吐き出すような活躍だったな。彼がここまでやってくれると、敵も的を絞りづらくなるだろうから、ロケッツは間違いなく戦いやすくなる。出だしから小兵バレアがマークしてくれて、波に乗れたのも大きかったのかも。この調子で今後もお願いしたいところだよ。」
 
シンキ「カペラ、ネネのインサイド陣も存在感があったようで、今日のゲームはバランスが良かった感じでしたかね。それでは最後にマブスについてはどうでしたか?」
 
キャット「結果的にノビツキー不在が影響したと思うが、負けたとはいえバーンズがその潜在能力を発揮し始めたのはマブスにとって評価できるゲームではなかったか。これからは彼が中心になってマブスを引っ張って行くことになろう。そう考えるとデロン、バレアあたりのベテランよりは、若手をもっとゲームに出した方がいいと思うね。まあ過去に優勝しているチームは夢よもう一度とばかりに、どうしてもベテラン選手を使いたくなってしまうんだよな。今年のドラフト1巡目指名権もなかったし、今季のマブスはバーンズが希望を与える活躍をするしかないと思うがどうだろう。」
 
シンキ「ありがとうございます。次のゲームも相手はマブスになりますね。今度はホームゲームになります。ロケッツにとってはホーム開幕戦ですね。それではあさってのゲームも宜しくお願いします。今日はお疲れ様でした。」

プレシーズンゲーム第6戦 対マブス(アウェイ)

シンキ「こんにちは。先日のグリズリーズ戦でプレシーズンゲーム初黒星を喫したロケッツですが、今日のゲームはどうでしょうか。相手はマブスになりますね。」
 
キャット「プレシーズンゲームも残り2ゲーム。佳境に入ってきた感あるな。キャンプ用に召集されたアイザイア・テイラーは2日前にカットされたよ。保証金は5万ドルだったようだね。これで現在のロスターは18人になった。」
 
シンキ「あと残り最低でも3人はカットされますよね。」
 
キャット「順当に行けば、へアストン、ブラウン、ペイトン2世になると思う。ただビバリーの左ヒザの状態が思わしくないようで、手術の可能性もあるらしいからね。控えのプリジオーニも故障しているし、しかも高齢だ。なので可能性は低いと思うが、ペイトン2世のロスター入りのチャンスも残されているかもしれない。」
 
シンキ「ビバリーの状態は心配ですね。」
 
キャット「全くだよ。彼は現在ディフェンシブPGとしてその地位を確かなものにしているし、実際ディフェンシブRPMの数値は昨季全PGの中で5番目だった。年々オフェンス力も上げていることもあり、攻守両面で彼はロケッツにとってなくてはならない存在。無理はしないで欲しいが、早く帰ってきて欲しいよ。」
 
シンキ「分かりました。それでは今日のゲームをお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ゴードン、アリーザ、アンダーソン、カペラ。ネネは休養を取るとのことだ。マブスは元オールスターのデロン・ウィリアムス、ディフェンダー兼スリーシューターのウェスリー・マシューズ、オフにウォリアーズからマックス契約でマブスと契約したハリソン・バーンズ、レジェンドのダーク・ノビツキー、バーンズ同様ウォリアーズを追い出されたリムプロテクターのアンドリュー・ボガット。」
 
キャット「第1Qからアンダーソンが全開! 気持ちよくスリーを決めると、その後も立て続けにスリーを決める絶好調振りを発揮して、序盤はロケッツが大きくリードを取った(18-2) 中盤に入ってもロケッツはスリーが好調でリードをキープしていたが(26-8)、マブスも控え陣の活躍で14-0のランを出し、結局第1Qは5点のリードで終了(27-22) 第2Q序盤、リズムの乗れないロケッツだったが、マブスも同様で、シュートが決まらない時間帯が続いたよ(33-30) それでもハーデンからのピックアンドロールでカペラがフィニッシュすると、今度はアンダーソンが再びスリー。ディフェンスでもコケたハーデンをフォローするようにKJが豪快にブロックするなど、ロケッツは攻守でリズムを取り戻したよ。前半は9点ロケッツがリードして終了となった(47-38)」
 
シンキ「アンダーソンは入りだすと止まらない感じですかね?」
 
キャット「シューターはみんなそうだと思うけど、アンダーソンもそんな感じだったな。ハーデンがディフェンダーを引き付けてくれる分、シュートも打ちやすそうに見える。ディフェンスでもノビツキー相手に体を張って頑張っていたよ。」
 
シンキ「頼もしいですね。それでは後半戦もお願いします。」
 
キャット「第3Qもハーデンとカペラのコンビプレイが好調(51-42) 対するマブスもマシューズが攻守で存在感を発揮して必死に追いすがってきた(55-52) ロケッツも負けじとハーデンが個人技でロケッツをリードし、中盤までほぼ互角の展開だった(62-57) 中盤過ぎてロケッツは一時1点差に迫られるが、やはりハーデンが一枚上の決め手を発揮していたよ。メジリを翻弄するようなレイアップも決めて6点のリードに(69-63) 結局第3Qはロケッツが5点のリードで終了した(72-67) 第4Qはプレシーズンゲームということでスターターはゴードンを残してお役御免に。マブスは不調のバーンズに居残りをさせていたね(苦笑) ロケッツはネネ休養で出番が増えているハレルが躍動。エニスのナイスパスをアーリウープで存在感を見せると、ディフェンスでも豪快にブロックを決めてチームを鼓舞。ロスター入りを目指しアピールを続けているウィルチェーが、今日も高確率でスリーを決めていたね。結局第4Qに突き放したロケッツが、15点差を付けてマブスに勝利。最終スコア―は106-91だった。個人成績は以下の通り。」
 
ロケッツ(5-1) FG37/86(43.0%) 3pFG12/39(30.8%) FT20/28(71.4%)
ハーデン 29分 23点、5R、11A、1S、1B、4TO FG8/14 3pFG2/6 FT5/8
ゴードン 24分 13点、1A、1S、1TO FG4/11 3pFG2/7 FT3/4
アリーザ 26分 3点、6R、1A、1S FG1/8 3pFG1/6
アンダーソン 21分 14点、4R FG4/9 3pFG4/7 FT2/2
カペラ 24分 12点、13R(4OR)、1A、2TO FG6/10
KJマクダニエル 28分 10点、7R、2S、1B FG5/8 3pFG0/2
ハレル 21分 7点、7R(4OR)、1S、1B FG2/6 FT3/4
エニス 17分 7点、3A、0TO FG1/4 FT5/6
デッカー 13分 3点、1R FG1/4 3pFG1/3
ブリューワー 13分 2点、4R、2S FG0/2 FT2/4
ウィルチェー 12分 6点、2R FG2/5 3pFG2/3
ブラウン 7分 6点 FG3/4
ペイトン2世 2分 0点、3R FG0/1
オヌアク 2分 0点 FG0/0
ネネは休養、ビバリー、プリジオーニは故障欠場。へアストンは欠場
 
マブス(2-4) FG31/83(37.3%) 3pFG7/32(21.9%) FT22/24(91.7%)
デロン・ウィリアムス 26分 7点、4A、1TO FG3/8 3pFG1/3
マシューズ 26分 15点、5R、2A、4S FG5/13 3pFG3/7
バーンズ 28分 8点、3R、2TO FG1/9 3pFG0/3 FT6/6
ノビツキー 25分 12点、5R FG4/9 3pFG0/1 FT4/4
ボガット 25分 6点、7R、3A、2B FG3/5
ハリス 15分 6点、3TO FG2/5
セス・カリー(カリー弟) 18分 5点、4A、0TO FG1/8 3pFG1/6
ジャスティン・アンダーソン(2年目) 15分 8点、3R FG3/5 3pFG2/3
ドワイト・パウエル 15分 2点、6R FG1/3
メジリ(218㎝) 10分 5点、3R FG2/2
AJハモンズ(今年ドラ46位) 8分 8点、2R FG4/5
ジョナサン・ギブソン(28歳、昨季中国リーグ得点王) 8分 3点、2A FG0/4
ニコラス・ブルシーノ(保証金10万ドル) 6分 2点 FG1/3 3pFG0/2
カイル・コリンズワース(キャンプ要員) 8分 0点、4R FG0/0
ドリアン・フィニースミス(キャンプ要員) 8分 4点、2R FG1/3 3pFG0/2
CJウィリアムス 1分 0点 FG0/1
JJバレア、クインシー・エイシーは故障欠場、キース・ホーンスビイ(キャンプ要員)、ジャリール・カズンズ(カズンズ弟)は欠場。
 
シンキ「プレシーズンゲーム6戦消化して5勝1敗と、いい感じの仕上がりを見せてますよね。これならレギュラーシーズンも大丈夫なんじゃないですかー。」
 
キャット「ここまで平均上のチームとの対戦が少ないから、まだ何とも言えないんだけど、ハーデンを軸にまとまりを見せているし、移籍組もチームにフィットしているから、レギュラーシーズンでもそれなりにやれるんじゃないかな。今季は再び50勝を目指して欲しいよ。」
 
シンキ「大黒柱のハーデンは今日11Aと、PGの役割も板についてきましたかね?」
 
キャット「今季はシュートのうまい選手が加入したんで、彼もやりやすいんじゃないかと思う。不満分子だったハワードもいないしね(苦笑) 昨季の平均7.5Aを超えるのは間違いないと思うよ。もちろんパスだけでなく、自ら切れ込んでスコア―したり、ポストアップからジャンパーも決められるし、オフェンスは彼に任せておけば大丈夫だろう。」
 
シンキ「彼の課題である、ディフェンス面はどうですか?」
 
キャット「最近のゲームはサボってないよ(笑) 今日は相手も衰えたデロンだし、やりやすかったと思う。まあ相手次第かもしれないけど、今季のハーデンは気合入っているし、その課題を克服してくれることを期待したいね。」
 
シンキ「それからカペラがダブルダブルと、3年目に大きな飛躍が期待できそうですか?」
 
キャット「彼の持ち味は、ピックアンドロールからすかさずリムへ飛び込みアーリウープを決められる機動力と、サイズを活かしたディフェンスではゴール下だけでなく、プリメイター付近を守れる機敏性を備えていることだ。今日はハイポストから個人技でスコア―したプレイもあり、これがコンスタントにできれば、チームもオプションが増えると思う。ハーデンが引き付けてくれる分、やりやすいと思うし、是非ともオフェンスで今以上の存在感を発揮して欲しいと思っているんだ。」
 
シンキ「2年目のデッカー、ハレルも結構出番をもらっていますが、もうローテ入りは決定ですかね?」
 
キャット「デッカーのローテ入りは間違いないと思う。今日はそれほど見せ場はなかったんだけど、ここまでそれなりのプレイはできているからね。こちらも飛躍を見せてもらいたいね。ハレルのローテ入りは、まだ確実とは言えないが、控えの中で彼の存在感は際立っている。フリースローもかなり改善されているし、ハッスルプレイでチームも鼓舞出来るから、期待しているロケッツファンは多いんじゃないかな。頑張って欲しいよね。」
 
シンキ「それからビバリーが不透明な状態とのことで、バックスからエニスを獲得したのは良かったと思いますが、その彼はどんな感じですか?」
 
キャット「安定感あるよ。エニスはピックアンドロールよりは、ドライブからパスを出す選手だね。シュート力はプリジオーニの方があるけど、彼はまだ22歳だし、伸びしろはありそうに感じる。ハーデンから準備しとけって言われているかもね。」
 
シンキ「現在のロスターは18人ですが、今日もウィルチェーがアピールしたことにより、彼が15番目に残る可能性は高まったとみてよろしいですかね?」
 
キャット「彼をキープしないとマブスに取られるよ(笑) ここまでスリーの確率は19本中10本決めているから5割を超えている。確かにディフェンスに課題があるんだが、あのシュート力があれば、どこのチームも彼を調査するんじゃないかな。今日のゲームで彼のロスター入りは決定的だなーと思ったね。」
 
シンキ「ちなみに落書きマンのブラウンはどうでしたか(笑)」
 
キャット「アピールしようアピールしようとボールを持ちすぎていたよ。まあ仕方ないよね。おそらく次のゲーム前にカットされる可能性はあると思う。」
 
シンキ「分かりました。最後にマブスについてお願いします。」
 
キャット「若手が育ってないよね。23歳以下の選手はロケッツがカペラ、KJ、デッカー、ハレル、エニスと、実践で使える選手が5人いるが、マブスはジャスティン・アンダーソンくらいだよ。ウォリアーズからマックス契約でバーンズを迎えたが、まだその才能を発揮できていない状況だし、元オールスターのデロンはドライブすらままならない体たらくになってる。ノビツキーには申し訳ないが、チームを1から立て直した方がいいんじゃないかと思う。夢をもう一度とばかりに、数年前ロンドを獲得して今年のドラフト1巡目指名権を放出したんだが、もうこのようなことは必要ないと思うよ。ライバルチームだし敵に塩を送るのもなんだけどね(苦笑)」
 
シンキ「ありがとうございます。次のゲームはあさってになりまして、このゲームがプレシーズンゲーム最終戦です。相手はスパーズですね。」
 
キャット「手ごわいチームだし、今後のロケッツを占うにはもってこいのゲームになりそうだ。楽しみだね。」
 
シンキ「ですね。それでは今日はお疲れ様でした。次回も宜しくお願いします。」

今季第78戦 対マブス

シンキ「こんにちは。今季残りゲームもあと5つです。佳境に入ってきましたね。今日はプレイオフを争っているマブス戦となります。アウェイ戦です。」

キャット「早いものでもう残り5ゲームだね。勝利のために全力を尽くして欲しいと思っている。それが出来れば勝敗は気にしないよ。」

シンキ「はい。それでは早速ゲームの方をお願いします。」

キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、KJ、アリーザ、ハワード。KJのディフェンス力を買って、ディーモーから変更してきたよ。マブスはバレア、マシューズ、新人ジャスティン・アンダーソン、ノビツキー、パチューリア。デロン・ウィリアムスは欠場。元ロケッツのパーソンズは3月下旬に右膝の手術を受けていて、今季の復帰は難しいとのことだ。」

キャット「序盤からロケッツのペース。まずバーデンのスリーが決まってロケッツがリードを取ると(7-6)、またハーデンが技ありのファールをもらってフリースローで加点し、ターンオーバーを誘って速攻を出すなど、開始3分半でロケッツが6点リードした(12-6) タイムアウト後もロケッツは、KJのナイスディフェンスなどでマブスに得点を許さず、ハーデンとハワードの連続ターンオーバーがありながらも、ビバリーからハワードへパスが通ってリードをキープ(16-8) 中盤以降は両チームともターンオーバーが目立つ展開になった。ロケッツはブリューワーやカペラのブロックが決まるなどして、ディフェンスがそれなりに機能していて、リズムの悪くなっていたオフェンスをフォーローしていたよ。結局第1Qは4点のリードで終了したんだ(22-18)」

シンキ「いい感じの立ち上がりのようですね。KJ効果が出ていましたか?」

キャット「彼はプリメイターの選手にしてはサイズがあるから重宝するよ。ノビツキーにもタフにマッチアップしていたね。オフェンスでも速攻からの加点を決めてるし、もう彼をローテーションに加えていいと思うぞ。」

シンキ「はい。では前半の続きをお願いします。」

キャット「第2Q出だしにハリスにスリーを決められ、ターンオーバーから速攻に加え、バレアにジャンパーで加点されて、ロケッツは開始2分経たずにタイムアウトを要求(22-25) タイムアウト後にビバリーのドライブや、ハワードのペイント内からの加点などで、再び逆転したロケッツだったが、マブスも控えのメジリの加点などで追いすがる(32-31) 中盤に入ると、マブスはディフェンスでロケッツにタフショットを強要しつつあったが、それでもビーズリーがスコアーリングマシーン振りを発揮してロケッツはリードをキープ(36-34) だが中盤を過ぎても、マブスのディフェンスに苦しむロケッツはターンオーバーを連発してしまって、このチャンスをマブスは畳み掛けるようにスリーを決めて、あっという間に10点のビハインドになってしまう(36-46) 終盤に入ってロケッツのオフェンスは、ハーデンの個人技などで加点には成功していたが、相変わらずオフェンシブリバウンドを取られるなどしていて追いつけず、結局8点のビハインドで前半は終了となった(44-52)」

シンキ「うーん。苦戦しておりますが、後半への見通しはいかがですかね?」

キャット「リズムが悪いよね。ターンオーバーが目立つし、ディフェンスもフリーで打たせていることが多いよ。またハイポストを使ったツーメンゲームから、ウィークサイドへパスを出されて加点されているケースも目に付くし、ここらへんの修正をしっかりしないといけないだろう。アウェイ戦だし、第3Qに第2Q同様リズムを握られると、かなり厳しくなるから、まずはディフェンスからチャンスを伺ってもらいたい。そしてしっかりディフェンシブリバウンドを取って欲しい。」

シンキ「分かりました。勝敗はともかく熱いゲームを期待したいですよね。それでは後半戦もお願いします。」

キャット「後半開始早々、ビバリーが3ファールになってしまうが、ロケッツはアリーザ、ハーデンのスリーが決まって、ビハインドを4点に縮める(50-54) しかしマブスもマシューズのスリーに、アンダーソンの加点で突き放す展開に(54-61) 中盤前にビバリーが4ファールになったが、そのままプレイ続行。マブスはロケッツの好ディフェンスに阻まれ、スペースを見つけられず苦戦するが、それでもオフェンシブリバウンドから加点に成功してリードをキープしていた(54-63) なかなか追いつけないロケッツは焦ったのかシュートセレクションが悪くなって、シュートミスを繰り返してしまう。しかしそれを救ったのはハワード。4連続オフェンシブリバウンドを取って、悪い流れを断ち切ってくれたんだ(62-67) ディフェンスとハワードのオフェンシブリバウンドで息を吹き返したロケッツが、終盤に入ってビーズリーの加点やテリーのジャンパーでリズムを掴むと、残り0.2秒から、テリーのスローインをハワードがティップインに成功して逆転! このQを18点に抑えたロケッツは、1点リードして最終Qを迎えるよ(71-70)」

シンキ「よし。第3Qに巻き返して来ましたね。ハワードは頑張っているようで、少しは見直したんじゃないですかー(笑)」

キャット「これくらいやってくれるとロケッツは助かるよ。第3Qはペイント内を支配していたしね。まあ一過性のものでないことを祈りたいところではあるな(苦笑)」

シンキ「ですね。それでは勝負の第4Qをお願いします。」

キャット「第4Qのスタートはハーデン、テリー、ブリューワー、アリーザ、ハワード。ハーデンがスリーを決めると、お返しとばかりにバレアのスリーが決まる出だしだった。その後もハーデンがまたスリーを決めるが、今度はハリスがスリーを決めて、両チームともほぼ互角の展開だったよ(77-76) その後もハーデンがカウントプレイを決めるが、マブスも負けじとメジリのオフェンシブリバウンドから、バレアがドライブを決めて追いすがる、まさに一進一退の攻防で、両チームのファンともに目の離せないゲームとなったね(80-78) 中盤前にパチューリアがハワードをうまく交わして加点して、ゲームはタイになり(80-80)、アリーザはマブスディフェンスに阻まれタフショットを打たされてしまい、好調バレアのジャンパーで、ロケッツは逆転を許してしまった(80-82) しかしやはりこの男ハーデンが、しぶとくドライブからカウントプレイを決めて、またロケッツが1点リードしたんだ(83-82) 残り5分19秒。」

シンキ「プレイオフ争いにふさわしい好ゲームになってますね! 勝ちましょう、お願いします。」

キャット「タイムアウト後、両チームとも詰めが甘く、加点出来ない時間帯が続いたが、残り3分弱になると、マブスはハワードへのハック作戦を開始。ハワードは2本ともミスするが、ビバリーが外れたボールをティップインに成功! これでロケッツが3点リードしたよ(85-82)」

シンキ「よーし。さあディフェンスですよ。お願いします。」

キャット「しかし粘るマブスは直後にバレアがカウントプレイを決めて、再びゲームはタイになったよ(85-85) 残り3分ジャスト。」

シンキ「バレアにやられてますよね。何とかディフェンスをお願いします。」

キャット「次のオフェンスでロケッツはビーズリーがオフェンシブファールを犯し、フリースローを1本決められて逆転された(85-86) そして次のオフェンスもハーデンを徹底マークされ、ボール回りの悪いロケッツは24秒バイオレーションに追い込まれてしまう。余談だが、このプレイはハーデンへのファールだったんだが、オフィシャルは取らなかったね。ロケッツにとっては不運だったよ。残り2分半。」

シンキ「まだ時間ありますよ。大丈夫です。お願いします。」

キャット「マブスのオフェンスもロケッツディフェンスに苦しんでいて、ターンオーバーを誘発したロケッツは、ハーデンがスリーを放ったんだが入らず、元エース(笑)のノビツキーもスリーを放つが、これも決まらずで、1本のシュートがとても緊張感のあるものに感じられたよ。そして速攻からアリーザのレイアップで逆転と思ったら、後ろからアンダーソンが素晴らしいブロックを披露して、マブスファンは大歓声だった。残り1分19秒。得点は85-86のまま」

シンキ「手に汗握る好ゲームですね。ここから逆転だー。お願いします。」

キャット「ここで1本決めたいロケッツだったが、ハーデンが徹底マークされ、決め手のないロケッツはブリューワーがシュートを放つが決まらず、マブスボールに。だがマブスもノビツキーの衰えを感じさせるジャンパーが決まらずで、時計は残り30秒を切ったよ。そしてロケッツはやはり俺がやらねばとばかりに、ハーデンがドライブを仕掛けるが、ノビツキーにボールを叩かれる痛恨のターンオーバーに。すぐにファールをして時計を止め、フリースローを決められたロケッツは3点差となって、ラスト5秒を迎えるよ(85-88)」

シンキ「同点スリーをお願いします。」

キャット「しかしマブスはそのスリーを嫌って、すぐにファールでフリースローを与える作戦に。テリーはまず1本目を決めて、次の2本目をわざと外してリバウンドを取り、同点または逆転を狙うシュートを打つ作戦をするが、無情にもリバウンド争いで競り負け、結局マブスに逃げ切られてしまったよ・・・ 最終スコアーは86-88。好勝負していたから勝ちたかったね。残念だよ。」

シンキ「ため息が出ちゃいますが、内容的には見応えのあるゲームで、負けたとはいえ、よく頑張ったんじゃないですかー。」

キャット「そう思う。まあアウェイ戦だし、厳しいのは当然分かっていたから、負けたことは仕方ないと思うけど、これだけ接戦だったからね。出来れば勝ちたかったよな。」

シンキ「ですね。まあ気持ちを切り替えて、残りの4ゲームを締めましょう。明日はホームでサンズ戦になります。ところでプレイオフ争いは現在どんな感じですか?」

キャット「ロケッツは現在9位。7位マブスとは2ゲーム差だけど、直接対決は五分だし、ディビジョンの成績がロケッツの方が上だから、タイブレイカーの場合でもロケッツが上になるので、まだまだ分からないと思う。8位ジャズの動向もあるしね。目の離せない1週間になりそうだな。」

シンキ「ですね。いよいよレギュラーシーズンも佳境に入ってきましたね。最後に何かありますか?」

キャット「いろいろあるんだけど、とりあえず先日のテリーのコーチ話の件は破談となったとのことだ。まあ彼自身はまだ現役を続けたがってるようだけどね。」

シンキ「コーチの件は残念でしたが、まだテリーは選手として需要があると思うので、個人的には頑張ってもらいたいですよ。」

キャット「コーチ話が決まれば、選手としてのキャリアは諦めたと思うんだけど、彼の場合はしがみついている訳じゃないからな。でもいい話があるといいと思ってるよ。いつまでも選手生活は続けられないからね。」

シンキ「全くです。それを考えると、高橋由伸は恵まれてますよね。いきなり監督ですから。」

キャット「あれはあれで問題あるぞ(笑) だって彼はまだ現役を続けたかったんだからな。仕方なくって感じが正解だろう。」

シンキ「清原みたいに全くお呼びが掛からないよりはマシかもしれませんが(苦笑)、テリーもマクヘイルのコネでも何でも利用して、希望のコーチング生活をゲットして欲しいですよ。それでは明日のゲームも宜しくお願いします。」

ボックススコアー

今季第46戦 対マブス

シンキ「こんにちは。ジョシュ復帰戦となるバックス戦を勝利し、連敗をストップしたロケッツ。今日はホームでマブスとの対戦になります。」

キャット「マブスには元ロケッツのパーソンズがいるね。最近調子いいみたいだから、見るのも楽しみだよ。それから今日のゲームは欠場となったが、オールスターファン投票西地区フロントコート部門で4位に入ったパチューリアも在籍しているな。」

シンキ「パチューリアはオールスタークラスの選手ではないですよね? もしかして日本のプロ野球のファン投票で以前あった、いわゆるさらし者にするための投票ですか?」

キャット「違うでしょ(笑) 彼はゲームにちゃんと出場しているし、オールスターに選ばれてもいいくらいの成績も残していると思うぞ。ファンあってのNBAだから、彼も本当に喜んでいるんじゃないかな。」

シンキ「ですね。それではゲームの方をお願いします。」

キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、アリーザ、ブリューワー、カペラ。ハワードは引き続き欠場。またハレルとKJはDリーグに行かせたため、ベンチには入っていない。マブスはデロン・ウィリアムス、マシューズ、パーソンズ、ノビツキー、メジリの布陣。メジリはチュニジア出身初のNBA選手で29歳の新人だ。」

シンキ「メジリのスカウティング情報をお願い出来ませんか。」

キャット「7-2のサイズを持つフィニッシャー。昨季はリアルマドリッドの控えとして、ユーロリーグを制覇している。ミニマム契約とはいえ、今季完全保証の3年契約を結んでいるね。」

シンキ「ありがとうございます。では引き続きお願いします。」

キャット「第1Qは序盤からアリーザのスリーが爆発。開始6分でスリー3本に、スチールからダンクを決める大車輪で、ロケッツが7点リードしたんだ(20-13) 対するマブスはメジリのフィニッシュ、パーソンズのスリーで盛り返す(24-19) しかしロケッツもハーデンのジャンパー、ジョシュの個人技などで応戦し、第1Qはロケッツが7点ロードして終了したよ(36-29)」

シンキ「いい感じの立ち上がりを見せたようですね。」

キャット「アリーザのスリーが好調で、ディフェンスもそれなりに機能しているように見える。このペースで第2Q以降もお願いしたいものだな。」

シンキ「はい。では前半の続きをお願いします。」

キャット「セカンドユニット同士の序盤に、いきなりロケッツはバレア、パウエルに加点されるなど、開始2分経たずに10-2のランを食らって逆転されてしまった(38-39) ロケッツはハーデンをコートに戻して巻き返しを図るが、マブスディフェンスに阻まれてしまい、その隙にノビツキーの連続加点に、フェルトンの速攻も決まって7点のビハインドになったんだ(38-45) それでも中盤に入ると、ロケッツはアリーザのスチールからの加点、ハーデンの個人技で巻き返す(46-49) だがカペラが3本連続フリースローを落とし、ハーデンもマシューズのタイトなディフェンスや、メジリのすばらしいブロックなどに遮られるなど苦しんでいる間に、パーソンズの活躍で点差を拡げたマブスが、8点リードして終了したんだ(50-58) このQは14得点に抑えられてしまったな。」

シンキ「やはりバスケットはディフェンスなんですよね。」

キャット「そうなんだよ。第2Qはマブスのディフェンスにやられてしまった。得点が取れない時こそディフェンスなんだよね。もっとディフェンスが機能していれば、8点差は付かなかったと思うぞ。」

シンキ「パーソンズはどうなんですかね?」

キャット「いいね。パス、シュートともにロケッツを翻弄している。ケガからようやく立ち直ったみたいだね。」

シンキ「分かりました。では後半戦もお願いします。」

キャット「8点のビハインドで後半戦に入ったロケッツ。いきなりパーソンズにミドルを決められて10点差となるが、ハーデンのスリーに、速攻が決まって盛り返す(55-60) だがメジリのディフェンスにカペラが翻弄され、マシューズ、デロンのガードコンビの加点や、ノビツキーのスリーなどで加点されたロケッツは、じわじわ点差を拡げられてしまったんだ(59-70) タイムアウト後、俺に任せろとばかりに、ハーデンが個人技で連続加点し、ディフェンスでも24秒バイオレーションを誘うなど、ペースに乗って来たんだが、メジリのオフェンシブリバウンドからパーソンズがスリーを決め、マシューズにもまた決められるなど、中盤過ぎまで歯がゆい展開が続いたよ(66-76) しかしオフェンスのリズムが良くなっていたロケッツは、ジョシュが豪快なダンクを叩き込んで追い上げを開始し、速攻からブリューワーが加点し10-1のランに成功。その後もブリューワーのカウントプレイなどでロケッツは一時逆転に成功するなど、第4Qに期待が持てる展開になった。結局ロケッツ1点のビハインドで最終Qを迎えるよ(84-85) 中盤以降、ジョシュをセンターに置いた、いわゆるスモールラインナップが機能していたね。」

シンキ「好勝負になりましたね。ホームのファンのためにも勝ってもらいたいですよ。それでは最終Qもお願いします。」

キャット「第4Qはローソン、テリー、ブリューワー、アリーザ、ジョシュでスタート。第3Q中盤から機能していたスモールラインナップを、この第4Qも継続したロケッツは、序盤からアリーザ、テリーのスリーに、ディフェンスではジョシュがブロックを決めるなど、攻守ともにリズムに乗っていて、すぐに逆転して突き放しに掛かる展開になった(92-87) 堪らずタイムアウトを要求したカーライルだが、ロケッツの勢いを止めることは出来ず、ジョシュのスリーに続き、ローソンのメジリを交わすカウントプレイ、ジョシュからテリーへ渡るスリーや、ジョシュがノビツキーを翻弄するフックでカウントプレイを披露! ロケッツは11-2のランを決めて、リードを12点に拡げたんだ(103-91) マブスは再びタイムアウトを要求して、必死に流れを変えようとするが、ロケッツはアリーザのドライブに、ジョシュのこの日2本目のスリーが決まって、中盤に入ってもゲームの流れは完全にロケッツだったよ。中盤過ぎにも連続加点をしてロケッツが残り4分弱で17点のリードを奪い(112-95)、ほぼ勝敗は決したんだ。結局115-104でロケッツの勝利。ハーデンはトリプルダブルを決めてからお役ご免になったよ。気持ちのいい勝利だったね。」

シンキ「よっしゃー! ライバルのマブスにリベンジして連勝ですね! ジョシュは今日も活躍していて、やはりロケッツへの移籍は大正解だったんじゃないですかー。」

キャット「そうだね。スモールラインナップではジョシュは欠かせない選手だよ。彼はディフェンスでインサイドを守れるのが大きいよ。これで今後が楽しみになったと思う。マブスについてだけど、アウェイ戦の難しさを改めて認識させられたんじゃないかな。」

シンキ「はい。明日もゲームがあって、ホームでのペリカンズ戦になります。連勝継続したいですよね。」

キャット「当然だよ。そろそろ軌道に乗ってきてもいい時期なんじゃない(笑) ジョシュ復帰でその期待も高まってきたかな。」

シンキ「今日はどうもお疲れ様でした。明日もまたお願いします。」

ボックススコアー

今季第20戦 対マブス

シンキ「こんにちは。今日で今季早くも20ゲーム目で、アウェイでのマブス戦となります。前回の対戦ではいいところなく負けてますが、今日はリベンジしたいですよ」

キャット「だいたい2日間に1ゲームあるからな。移動もあるし、ホント選手は大変だよ。スタッフだってきついんじゃないかな。今日の対戦相手はマブスだけど、連敗する相手とは思ってないからね。当然勝って欲しいよ。」

シンキ「それでは早速ゲームの方をお願いします。」

キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、アリーザ、Tジョーンズ、カペラ。ハワードはコンディション維持のため休養。いいご身分だよな(苦笑) マブスはデロン・ウィリアムス、フェルトン、マシューズ、ノビツキー、パチューリアの布陣。マブスは懐かしいユニフォームを着用しているな。」

キャット「序盤は珍しくロケッツ好調。ビバリーの3連続スリーに続き、カペラが高さのあるブロックショットを決めるなど、攻守ともにロケッツが主導権を握ったんだ(15-8) しかしタイムアウト後、元ロケッツのパーソンズが出場すると流れが一変。そのパーソンズの連続加点に続き、早いパス回しからパウエルのカウントプレイ、デロンのスリーが決まるなど、約3分で12-0のランを食らってしまう(15-20) しかしロケッツもタイムアウトでしっかり修正を図り、その後は落ち着いていたよ。結局このQは2点のビハインドで終了となった(26-28)」

シンキ「ここ最近のゲームからすると、いい感じのスタートを切ったんじゃないですかね。」

キャット「そう思う。今日はスリーが決まっていて、11本中7本の成功だよ。今のところハーデンが目立ってないが、徐々にペースを上げてくるんじゃないかな。先日のペリカンズ戦と比べてミスが多いから、次のQ以降は気をつけていきたいね。」

シンキ「それでは第2Qをお願いします。」

キャット「ロケッツはハーデンのいない時間帯、マブスはパーソンズのドライブでの加点と、バックドアカットプレイで5点のリードを奪うが(29-34)、カペラがディフェンスで鼓舞し、ロケッツはリズムを次第に掴んでくる。まずローソンがタフショットをカウントプレイでねじ込むと、ハーデンのエアボールがありながら、アリーザのスリー、Tジョーンズが連続フィニッシュと決まり、堪らずマブスはタイムアウトを要求したが、その後もナイスディフェンスからアリーザがいい感じのスリーを決め、直後もスチールからイージーダンク! マブスは約1分でまたタイムアウトを要求したよ(46-36) この17-2のランでゲームの主導権を奪ったロケッツは、その後も今日絶好調のアリーザ、ビバリーに率いられ、ハーデンのダメっぷりをカバー。中盤にマブスは意地の8-0のランを決めたが、ロケッツは4点のリードで前半を終了出来たんだ(57-53)」

シンキ「逆転しましたね! この調子で行きましょう。ハーデンはダメダメですか(苦笑)」

キャット「他の選手のシュートが絶好調だけに、目立っちゃってるよ。何でもないワイドオープンのショットまで外すんだから参っちゃうよね。彼がまともなら、もっと点差は付いてるはず。後半は前半の分まで巻き返して欲しいよ。」

シンキ「アリーザ、ビバリーだけでなく、カペラも持ち味だしているみたいですね。」

キャット「カペラのディフェンスでの存在感は、もうハワードの上を行っていると言っても言い過ぎではないぞ。オフェンス面で存在感を発揮すれば、もしかすると生え抜きのスターが誕生するかもしれない。期待は大きいねー。」

シンキ「はい。それでは後半戦をお願いします。」

キャット「後半出だしからロケッツのペース。アリーザのスチールから速攻が決まり、ビバリーのドライブに続き、もう一つ速攻が決まって9点のリードを奪った(63-54) フェルトンのスコアーで食い下がるマブスだったが、ロケッツは次第にハーデンが持ち味を発揮してきてリードを渡さない(72-63) しかし中盤以降になってマブスもここまでエアボールが目立っていたデロンが、立て続けにスリーを決めるなど、10-0のランに成功し、ロケッツは逆転を許してしまう(72-73) 以降は拮抗した展開が続いてなかなかの好ゲームになったよ。第3Q終了して78-78のゲームはタイ。第4Q勝負になったな。」

シンキ「手に汗握りますね。第4Qもお願いします。」

キャット「第4Q開始早々アクシデント。ノビツキーが足首を捻ってロッカールームへ下がった。それに動揺した訳ではないだろうが、マブスはシュートが入らなくなり、付随するようにロケッツもお付き合い。開始2分は得点が動かなかったよ(78-78) その後は次第に得点が入るようになったが均衡した状態で、アリーザとビバリーの連続スチールからの加点でロケッツが流れを掴んだかに見えたが、マブスも得意のバックドアカットプレイで応戦。しかしやはり頼りになるハーデンが残り5分切って持ち味を発揮。ブリューワーへのナイスパス、カウントプレイを披露し、ロケッツが残り4分切って4点リードしたんだ(94-90)」

シンキ「勝ちたいですよ。お願いします。」

キャット「マブスもデロンがミドルを決めて追いすがり、次のプレイでタフなディフェンスでロケッツを追い詰めるが、ビバリーがナイスオフェンシブリバウンド! これがTジョーンズへのフィニッシュへ繋がったんだ(96-92) 残り2分半、マブスはタイムアウトを要求したよ。」

シンキ「オフェンシブリバウンド大きいですね。まだ安心出来ませんが、ゲーム的にはロケッツ有利ですかね?」

キャット「と思う。中盤以降はリードをキープしている状態が続いているからね。攻守ともに停滞はないし、このままだったら行けると思うぞ。」

シンキ「それでは最後の締めをお願いします。」

キャット「マブスはノビツキーの加点で2点差に追い上げ、残り2分、ロケッツはハーデンにボールを託すが、ミスが続いてしまったよ。しかし幸運にもマシューズ、ノビツキーのスリーは相次いでリングに嫌われ、ロケッツは何とかリードをキープ。しかしアリーザがフリースローを決められず、逆にノビツキーにフリースローを決められ、残り1分10秒、ゲームはタイになってしまった(96-96)」

シンキ「追い付かれてしまいましたか。でもロケッツボールから始まりますよね。大丈夫です。」

キャット「そう。追い付かれてからもロケッツはハーデンに託す。3度目のミスはしないとばかりに、マークマンをあざ笑うかのような鋭いパスをゴール下のTジョーンズへ送り、イージーバスケットに成功! これで再びロケッツが2点リードしたんだ(98-96)」

シンキ「このあとのディフェンスですね。」

キャット「マブスも勝負どころではエースのノビツキーにボールを託す。しかしもう37歳のノビツキーは全盛期なら決めたであろうショットを落としてしまい、残り27秒でロケッツボールになった。」

シンキ「ハーデンタイムですね。」

キャット「そう。この勝負どころでハーデンはきっちりミドルを決めて勝負あり。最終スコアーは100-96だった。締まったゲームでとても楽しめたし、勝利で終わってホント嬉しいね。」

シンキ「よっしゃー! これでまた連勝ですよ。9勝11敗とまだ借金2ですが、ここ5戦で4勝目。いよいよ乗ってきましたかね。」

キャット「まだ何とも言えないが、以前よりは良くなってきたことは間違いないよ。今日はディフェンスが良かったね。外からのショットに対するプレッシャーがきつく、マブスも苦戦していたよ。」

シンキ「そろそろ連勝街道も視野に入れたいですよ。ウォリアーズを追いかけましょう!」

キャット「笑 まあひとつひとつのゲームをしっかりモノにしていけば、自然と流れは出来ると思う。スターターが固定されつつあるし、もがいていたローソンも、控えの役割を習得中で、リズムが出来れば元々力があるのがロケッツだからね。そう簡単には負けないだろう。」

シンキ「明日はホームでのキングス戦です。前回の対戦では勝ってますが、カズンズがいませんでした。」

キャット「誰が出ようと、ロケッツは自分達のゲームをやれば勝てるはず。自信を持って望んで欲しいよ。」

シンキ「最後に何かありますか?」

キャット「いろいろあるけど、まあ今日はいいだろう(笑) また次回だ。」

シンキ「はい。それでは明日も宜しくお願いします。今日はお疲れ様でした。」

ボックススコアー

今季第10戦 対マブス

シンキ「こんにちは。今日もありがとうございます。本日の対戦相手は昨季プレイオフで対戦したマブスです。昨日は負けて残念でしたが、今日はホームゲームですので勝ちたいですよね。」

キャット「開幕3連敗から4連勝して波に乗るかと思いきや、格下相手に連敗だからね。昨日みたいなゲームをやっていると、連敗継続の可能性が高いような気がするんだが、ここは選手達に奮起してもらって、悪い流れを断ち切って欲しいよ。」

シンキ「もう開幕から10ゲーム目ですから、そろそろ調子を上げて欲しいです。それではゲーム回顧の方をお願いします。」

キャット「スターターはロケッツがハーデン、ローソン、アリーザ、Tジョーンズ、カペラ。ハワードは連戦のため休養だね。マブスはフェルトン、デロン・ウィリアムス、アンダーソン、ビラヌエバ、パチューリアの布陣。ノビツキーも休養かな。ロケッツはクラッチシティーのロゴが入ったユニフォームだね。2連覇したレジェンド達にあやかりたいものだ。」

キャット「序盤からここ最近のゲーム同様に、ロケッツは劣勢だったよ。簡単に3本スリーを決められるなどして、6点のビハインドになってしまう(7-13)  ロケッツはTジョーンズが引き続き好調で、攻守ともにチームを引っ張るが、ハーデンを中心に相変わらず入らないスリーを連発してマブスのリードは拡がったんだ(15-29) 結局このQは12点ビハインドの20-32で終了したよ。」

シンキ「状態が悪すぎますね。」

キャット「スリーのエアボールが2本あったよ(苦笑) ハーデンは疲れているのか、ゴール下からも入らなかったな。逆にマブスは効率的にスリーを決めていたよ。昨季は相手のスリーをうまく抑えていたんだけど、今季はここまでかなりの確率で決められているからね。苦戦続きなのは当然だと思うよ。」

シンキ「ディフェンス面で問題ありますか?」

キャット「あるね。ディフェンス面を考えると、ローソン加入はロケッツにとってマイナスだったかもしれないな。まあ彼一人の問題ではないだろうけどね。」

シンキ「前半の続きをお願いします。」

キャット「第2Qもロケッツは調子が出ない。オフェンスではローソン、ブリューワーの早撃ちで決まらず、ディフェンスではマブスのセカンドユニットにあっさりやられて防戦一方(25-42) タイムアウトを取って修正を図るが、頼みのTジョーンズも決まらない展開で、中盤前に早くもビハインドが23点に拡がってしまった(25-48) この惨状に、会場のロケッツファンもブーイングしていたよ。結局このQは14点しか取れず、34-57の23点ビハインドで前半が終了したよ。」

シンキ「酷いを通り越してあきれてしまいますね。ハーデンはどんな感じでしたか?」

キャット「彼は疲れているようで、ペイント内からまたエアボールがある始末だよ(苦笑)」

シンキ「後半戦の見通しについてお願いします。」

キャット「力負けしている点差じゃなく、自分達の問題で付いてる点差だから、ロケッツ本来のリズムが出来れば、逆転出来ない点差だとは思ってないよ。まあそれでも点差が点差だから、とにかくディフェンスを頑張らないと厳しいことは間違いないけどね。」

シンキ「それでは後半戦もお願いします。」

キャット「後半は出だしからロケッツのディフェンスに意欲を感じたよ。リズムが取れてきたロケッツは次第に点差を詰めに掛かったんだ(40-59) しかしマブスもタイムアウトで修正してきて、ペイント内での得点を中心に、それなりのリズムでゲームを進めてた。ロケッツはTジョーンズの調子が良く、カペラやハレルの若手2人もペイント内で頑張っていて、このQは15点のビハインドに挽回して終了となったよ(67-82)」

シンキ「大逆転勝利はあるのでしょうか。それでは続きをお願いします。」

キャット「ロケッツはまずソートンのスリーが外れたが、古巣に負けたくないテリーが、ふがいないチームメイトを鼓舞するようにスリーを沈めて渇を入れると、その後もペイント内に積極的にドライブするなどチームをリードし、ロケッツは点差を10点に詰めたんだが(75-85)、その後2つのオフェンシブファールがあって流れは落ち着いてしまったよ。結局98-110で敗戦。後半はよく頑張ったと思うが、前半の遅れを取り戻すまでには至らなかったな。」

シンキ「やはりダメでしたか・・・ これでまた3連敗。10ゲーム終わって4勝6敗となり、ウォリアーズとはすでに6ゲーム差となってます。」

キャット「もうウォリアーズを追いかけるのはやめよう(苦笑) 次元が違うからね。それにしてもまた3連敗するとは思わなかったよね。4連勝した時は、このまま連勝街道へ突入か!と思ったんだが、見通しを完全に誤っていたよ。」

シンキ「何がいけないと言うより、全体的にダメな感じですかね?」

キャット「先ほども言ったが、今季は相手のスリー成功率が昨季より高くなっているし、今日のゲームは、ペイント内での得点でリーグ下位のマブス相手にも、多く失点していたよ。現在のロケッツはディフェンス部門でリーグ下から4番目の醜さで、オフェンス面も問題あるが、やはり主要な問題はディフェンスだろう。」

シンキ「そんな状態でも4勝6敗ですから、見方を変えれば、ディフェンス強化次第で、チーム浮上の目が出てきますよね。」

キャット「まあね。いいディフェンダーもいるんだから、もっとディフェンス出来ていいんだよね。まだあと72ゲームもあるから、焦らずじっくりディフェンス強化の方向でお願いしたいよ。」

シンキ「話は変わってマブスについてはどうでしたか?」

キャット「今日はロケッツの状態が悪かったので、参考程度だが、フェルトンにビラヌエバあたりはまだ出来るよね。さすがに長くNBAでプレイしてきているだけのことはあるよ。」

シンキ「次のゲームはあさってになります。ホームでセルティックス戦です。」

キャット「相手うんぬんより、ロケッツは自分達のゲームが出来るかだよ。出来れば勝つし、出来なければ負けるんじゃないかな。もうこれ以上負け借金を増やしたくないから、ホント頑張って欲しいよね。」

シンキ「それでは次のゲームもお願いします。今日はお疲れ様でした。」

ボックススコアー

ロケッツ対マブス

第1Q
序盤ロケッツはバティエとブルックスのスリーが決まって2点リードしたが(6-4)、マブスもキッドの速攻からのスコアーですかさず同点とする淡々とした展開に(6-6)。しかし中盤あたりに差し掛かるとダンピアーがオフェンシブファールを取られ2ファールでベンチへ下がり、次はノビツキーもオフェンシブファールで2ファールとなってベンチへ下がらざる得なくなり、これに怒ったカーライルヘッドコーチがテクニカルファールを取られた(12-7)。これでペースを掴んだロケッツはヘイズのリーバスレイアップを皮切りに、アリーザがハワードを交わしてカウントプレイをもらう7-0のランで一気に10点差を付けた(21-11)。マブスは外からのシュートがほとんど入らず、頼みはマリオンとグッデンのインサイドからの得点となっており(共に6得点)、ロケッツのペースで第1Qを終了した格好に(24-17)。ブルックスが7得点でチームをリードし、スコラのリバウンドも目立っていた(6R)。またバティエもキッドをマークしながらオフェンス面で見せ場タップリ(5得点・3A)。アリーザは依然フリースローに苦戦している(FT2/5)。

第2Q
立ち上がりマブスはハワードの速攻からのスコアーにテリーのドライブで簡単に3点差に迫る(24-21)。しかしロケッツはロワリーの速攻からのスコアーに続いて苦手のスリーも決め手リードを保つ(29-23)。だがマブスもマリオンが「マトリックス」というニックネーム通りのフワッと交わすプレイでフィニッシュを連発するなど、展開的にはマブスペースになった感じ。ロケッツはランドリーがロワリーからのパスをフィニッシュするも、ハワードにカウントプレイを決められ1点差まで迫られた(33-32)。タイムアウト後もマブスのペースは変わらず、ノビツキーやテリーがあっさりフリースローをもらうなど簡単に得点を決めるシーンが目立つ一方、ロケッツはマブスのディフェンスに苦戦中。フリーを作れずシュートクロックぎりぎりでなんとかロワリーやブルックスが決めている状況なので、遂にハワードのミドルでロケッツは逆転を許してしまう(37-38)。だがロケッツも今日絶好調のロワリーがまたスリーを決めてチームに喝を与えると(40-38)、次第にオフェンスの流れが良くなって、アンダーセンのフックにブルックスの速攻からのスコアーで2点リードをキープ(44-42)。次のプレイで速攻からマリオンがダンクをミスするボーンヘッド。このチャンスをロケッツは見逃すはずはなく、まずバティエのベースラインからのカウントプレイでノビツキーが3ファールになりベンチへ下がると、スコラが鈍いダンピアーを交わす芸術的なフックで6点リードを奪う(49-43)。その後グッデンにリバウンドから押し込まれるが、アリーザがスコラ張りのムーブにブルックスのスリーが決まって9点リードした(54-45)。結局このQを32-30で取ったロケッツが56-47で前半9点リードして後半へ向かう。マブスは依然外からのシュートが入らない。ロケッツのディフェンスが効いていることもあるのだろう。それでもここ3ゲーム第3Qで失速しているシーンが目立つので気を引き締めていきたいところだ。

第3Q
いきなりノビツキーが眠りから覚めたようなスリーを沈め、不安モードがロケッツファンに走るが、アリーザがスチールから速攻を決めるカウントプレイで11点リードした(61-52)。マブスはノビツキーにボールが渡るが、ロケッツのタイトなディフェンスに苦戦しているように見える。それでもドライブからスコアー。さすがオールスター常連の実力者だ(61-52)。しかしロケッツのオフェンスが好調で、ブルックスがスリーを含む2本連続のシュートを決めて約4分経過し、ロケッツが最大となる14点のリードを奪った(66-52)。主役はアリーザとブルックスだが、脇役陣もスコラがオフェンシブリバウンドからスリーを繋げたり、アリーザがダンクをミスしたが、その前のヘイズのスクリーンで完全にアリーザをフリーにさせるプレイは見事だったし、またバティエも「マトリックス」を翻弄するディフェンスをしてチームを陰から支えていた。タイムアウト後にマブスは「キャプテン」キッドがチームを指揮するように3連続ショットを沈め7-0のランで追いすがるが(66-59)、シュートが絶好調のブルックスがこの日4本目のスリーを決めて、マブスの流れになろうとすることを断ち切る(69-59)。その後は両チームともオフェンスに苦戦する傾向が見られ、マブスがフリースローから流れを掴もうとするが、再びブルックスがスリーを決めてまた10点差に(74-64)。結局このQは22-23でマブスが1点リードして終了。78-70で第4Qへ向かう。

第4Q
まずスコラのフックでロケッツが10点リードするが(80-70)、第3Q沈黙していたマリオンのフィニッシュを皮切りに、キッドがロングショットを決めて、エキサイティングなルーズボールからテリーに嫌な展開でスリーを決められた。マブス7-0のランでさすがのアデルマンもタイムアウトを要求する(80-77)。タイムアウト後、マブスはここが勝負とばかりにマッチアップゾーンを敷いて、ディフェンスから主導権を奪おうとする作戦。この作戦にロケッツは嵌りかけるが、ロワリーが食らいつくようにオフェンシブリバウンドを取ってスコアーに繋げるナイスプレイ。ランドリーのリバースレイアップも決まってロケッツはリードをキープ(84-81)。マブスは依然外からのシュートに苦戦中だが、ロケッツキラーのテリーがドライブを決めたり、速攻からカウントプレイをもらうなど、ロケッツは遂に残り5分半を切って同点に追いつかれた(86-86)。しかし第4Qの鬼ランドリーがオフェンシブリバウンドからカウントプレイをもらってゲームの主導権を渡さない(89-86)。マブスもノビツキーがバティエを交わしてカウントプレイで追いすがってくる(89-89)。残り5分切って、この均衡をどちらが崩すのか会場のロケッツファンは固唾を呑んで見守る。展開的にはマブスが有利な形でシュートを放っているように見えたが、このQに入ってもマブスは依然外からのシュートが不調で、ロケッツキラーのテリーまで完全にワイドオープンになったスリーを外してくれた。命拾い続きだったロケッツを救ったのは、やはりこの男バティエ。約3分ノーゴールという均衡を破るスリーを決めてロケッツが残り2分弱で3点のリードを奪う(92-89)。タイムアウト後にマブスはノビツキーにボールを渡すが、ランドリーがタイトについてシュートタッチを狂わせることに成功。このチャンスをブルックスがしっかりモノにするスリーに成功! ロケッツが残り1分半ほどで6点のリードを奪った(95-89)。この後にマリオンにフィニッシュされるが、ロケッツも慌てずランドリーのミドルが成功し、残り約1分で点差はそのまま(97-91)。しかしここからオフィシャルがミス連発でロケッツファンの怒りを買う。まずハワードのドライブをバティエがしっかりブロックしたのにファールをコールされ(97-93)、次のオフェンスでバティエがアウトオブバウンズになりそうなルーズボールを取ったのにマブスボールにされ(ノビツキーが後ろから押していた)、温厚なバティエもさすがに切れてテクニカルファールを取られてしまう(97-94)。テリーへの微妙なシュート(パス?)のコールはなかったが、残り8秒でブルックスのドライブでノビツキーの腕が完全に絡んでいるのにコールはなくマブスボールに。今度はブルックスが切れかかったが、アリーザに止められていてセーフ。ここまで来ると大金持ちオーナーであるキューバンに買収されているのかと疑うような展開となったが、最後のキッドのスリーは外れて、後味が悪いながらロケッツの勝利。ゲーム終了後もまだブルックスは怒っていた。

何はともあれ、苦手のマブス戦を勝利出来たのは大きい。最初の2戦は全く歯が立たず、次の2戦もダメかと思われたが、3回目の対戦でノビツキー不在も効いて勝利し、このゲームもマブスのシュート不調に助けられた部分もあったとはいえ、それでも勝利したのは自信になるし、プレイオフで対戦する可能性を考えると、このゲーム負けなくてよかったと思う。
この勝利で20勝達成。昨季よりも2ゲーム遅いだけの達成ということもあり、もうT-Mac抜きでもやっていけるメドは完全に立ったと言えるのではないだろうか。

ロケッツ(20-13)
アリーザ  41分 FG4/10 3pFG0/2 FT3/6 11P 10R 7A 3S 0B 5TO
ブルックス 43分 FG11/26 3pFG6/12 FT2/3 30P 4R 4A 0S 0B
スコラ   31分 FG6/11 3pFG0/0 FT0/0 12P 13R 2A 1S 0B
バティエ  38分 FG4/12 3pFG2/9 FT1/1 11P 8R 5A 2S 1B
ヘイズ   16分 FG1/2 3pFG0/0 FT2/2 2P 4R 1A 0S 1B
ランドリー 32分 FG7/13 3pFG0/0 FT1/1 15P 3R 0A 0S 0B
ロワリー  28分 FG5/8 3pFG2/3 FT0/0 12P 6R(3OR) 5A 1S 0B
アンダーセン12分 FG2/8 3pFG0/2 FT0/0 4P 1R 0A 0S 0B
チーム全体
FG40/90 44.4%
3pFG10/28 35.7%
FT7/11 63.6%
49R(11OR) 24A 7S 2B 16TO
速攻からの得点 19点
ペイント内の得点 40点
TOから許した得点 20点

マブス(22-10)
マリオン  39分 FG8/12 3pFG0/0 FT0/0 16P 9R 1A 1S 1B
ノビツキー 31分 FG3/12 3pFG1/2 FT4/4 11P 7R 1A 0S 4B
キッド   43分 FG7/10 3pFG0/2 FT0/0 14P 3R 5A 1S 0B
バレア   20分 FG1/6 3pFG0/2 FT2/2 4P 4R 3A 1S 1B
ダンピアー 17分 FG1/6 3pFG0/0 FT1/2 3P 5R 0A 1S 1B
テリー   33分 FG7/12 3pFG1/3 FT5/7 20P 1R 4A 2S 0B
ハワード  33分 FG5/14 3pFG0/3 FT6/7 16P 5R 1A 2S 1B
グッデン  24分 FG5/10 3pFG0/0 FT0/0 10P 8R 0A 1S 1B
チーム全体
FG37/82 45.1%
3pFG2/12 16.7%
FT18/22 81.8%
42R(8OR) 15A 9S 9B 11TO
速攻からの得点 13点
ペイント内の得点 52点
TOから許した得点 13点

ロケッツ対マブス

総括
第1Qにリードされたロケッツ(19-24)。しかし第2Q巻き返しに成功。8点リードして後半を迎える(49-41)。このQにノビツキーとランドリーがペイント内でぶつかるアクシデントがあり、両者ともに負傷して退場となった。第3Qは一進一退の攻防が続くがスコラとアンダーセンの奮闘もあり8点のリードをキープして終了(73-65)。第4Qに入るとマブスはハワード、テリー、トーマスの活躍で同点に追いつく(81-81)。得点が止まったロケッツは苦しいかと思われながら、ここからブルックスとロワリーがスリーに成功するなどして11-2のランに成功。残り6分切って9点リードする展開に(92-83)。タイムアウト後もロケッツは踏ん張りを見せて残り2分弱の段階も8点リードと勝利は近いように見えた(99-91)。しかしマブスはロケッツのチームファールが5を越えていることもあり、フリースローを使って時間を使わずに点差を詰めてきた。バレアに加え、キッドもスコラのオフェンシブファールを使ってフリースローをキッチリ決めて、たったの30秒ほどで4点差に迫る(99-95)。その後マリオンにスコアーされて2点差で残り1分。残り19秒の段階でブルックスがフリースローをもらうが1本落としてしまう(100-97)。これをマブスは見逃さず、トーマスが残り10秒でコーナーからヘイズをポンプフェイクで交わしスリーを成功させる(100-100)。
延長に入るとマブスはキッドのポストから果敢に攻めてくる。しかしブルックスも体を張ったディフェンスで対抗。そのブルックスはスリーを決めてロケッツが主導権を奪うと、ロワリーがフリースローをもらうことに成功して残り2分弱で4点リードした(108-104)。タイムアウト後にまたブルックスが決めると、フラストレーションが溜まったマブスは残り1分でダンピアーがテクニカルファールを取られ退場に。抗議したカーライルヘッドコーチも同じく退場。結局116-108でロケッツが延長戦をモノにしたゲームだった。勝利の殊勲者はロワリーでキャリアハイの26得点に加え10Aのダブルダブルを記録。

ロケッツ(15-11)
アリーザ  44分 FG5/10 13P 8R
ブルックス 38分 FG8/20 3pFG2/5 FT7/8 25P 6A 2S 5PF
スコラ   44分 FG9/18 19P 10R(4OR)5A
バティエ  33分 FG2/6 3pFG1/4 5P 5R
ヘイズ   16分 FG2/4 4P 5R
ランドリー 6分 FG1/3 2P 2R
ロワリー  39分 FG8/13 3pFG3/5 FT7/9 26P 6R 10A 5S
バディンガー13分 FG1/3 4P 2R
アンダーセン25分 FG7/16 16P 3R
T-Mac   7分  FG1/2 2P
チーム全体
FG44/95 46.3%
3pFG8/20 40.0%
FT20/26 76.9%
45R(14OR) 30A 8S 4B 16TO
速攻からの得点 18点
ペイント内の得点 48点
TOから許した得点 13点

マブス(19-8)
マリオン  35分 FG7/14 17P 9R(5OR) 2B
ノビツキー 10分 FG2/4 5P
ダンピアー 32分 FG3/6 9P 14R(7OR) 3B
キッド   43分 FG3/11 8P 11R 10A 4S
バレア   35分 FG8/15 3pFG3/5 FT4/5 23P
ハワード  40分 FG7/16 17P
テリー   33分 FG6/15 14P
トーマス  12分 FG3/8 10P
グッデン  20分 FG1/5 4P 7R(4OR)
チーム全体
FG40/95 42.1%
3pFG8/20 40.0%
FT20/27 74.1%
50R(17OR) 20A 7S 8B 16TO
速攻からの得点 17点
ペイント内の得点 48点
TOから許した得点 20点