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スパーズ

第76戦(対サンズ)、第77戦(対スパーズ)の総括

シンキ「こんにちは。レギュラーシーズンも佳境に入り、プレイオフ進出を争っているチームにとっては落とせないゲームが続いておりますが、早々と進出を決めたロケッツは、ウォリアーズの失速もあって、西地区トップの座も獲得しています。」
 
キャット「東もラプターズがセルティックスに敗れたことにより、ロケッツの全体トップが確定。ファイナルまですべてのラウンドでホームコートアドバンテージを獲得となったよ。もちろんこれで確実に勝ち上がれる保証はどこにもないけれど、今季のロケッツはホームでの勝率がいいし、第7戦までもつれ込んだ時は、やはりホームの大声援をバックに戦えるのは何とも心強いね。今季はロケッツのシーズン。是非とも優勝を勝ち取ってもらいたい。」
 
シンキ「とりあえずレギュラーシーズンはあと7ゲームありますが、どうやって戦っていきますかね?」
 
キャット「適度に主力を休ませながら、万全な状態でプレイオフへ入って行きたい。ただあまり緩みすぎると、緩んだままプレイオフへ入って行くのはまずいからね。当然故障にも気を付けないといけないし、ここらへんはヘッドコーチの腕が試されると思うよ。」
 
キャット「まず今季第76戦のサンズ戦は、その緩みが出たゲーム。第1Qからシュートが決まらず、最初の8本を連続で落とす始末だったよ。それでもカペラのフィニッシュが決まるなど、とりあえず3点差で第1Qは終了へ(22-25) 第2Qに入っても弱小サンズを見くびるようにハーデンはベンチで待機。サンズは元ロケッツのサマーリーグでプレイしていたビックアランことアラン・ウィリアムスがポストから連続で加点に成功し、またこちらも今季ロケッツ傘下のGリーグヴァイパーズでプレイしていたハウスJRがスリーを決めると、期待の新人であるジャクソンがカウントプレイを決め、ロケッツのビハインドは13点になってしまったんだ(34-47) 結局17点までリードを拡げられ前半は終了(40-57)」
 
キャット「後半に入って、さすがにロケッツのオフェンスは良くなってきたが、まだモチベーションが上がらないのか、ディフェンスが甘く、失点を許すシーンが目立って点差は詰まらず、中盤に入ると元ロケッツのダニエルズが、絶好調振りをアピールするかのようにスリーを決めまくって、ロケッツのビハインドは21点に拡がってしまったんだ(50-71) さすがに本気を出して来たロケッツは、終盤にジョーの連続加点で追いかけ、11点差に詰めて第3Qは終了へ(75-86) 第4Qに入ってもロケッツは加点を続け、13連敗中のサンズにジワジワとプレッシャーを掛ける(83-89) 中盤にハーデンがドライブを決めると、タッカーのコーナースリーが決まって、ようやく1点差に迫ったんだ(90-91) しかしもう負けは御免だとばかりに、小柄なユリスが存在感を発揮し、ロケッツは一転ピンチになったんだ(97-101) だが残り12秒にハーデンが意地のスリーを決めて、ゲームはタイになり、サンズはジャクソンがジャンパーを決めるが、残り1.4秒のスローインから、グリーンがブザービーターとなるコーナースリーを決めて、ロケッツが劇的な勝利を収めたんだよ。最終スコア104-103。今季成績は62勝14敗。」
 
ハーデン 28p、8R、10A 3pFG1/8 FT11/17
タッカー 18p 3pFG5/7
グリーン 15p 3pFG4/11
アリーザ 9p、4R、4A 3pFG1/6
カペラ 6p、8R、3B
ジョー 16p、6R、3A FG5/10
バームーテ 7p
アンダーソン 3p
 
シンキ「スリーだよ! グリーンだよ! って感じですよ。これで11連勝達成です。」
 
キャット「グリーンラベルで乾杯したくなるゲームだったね(笑) 今日のロケッツディフェンスはサンズを侮りまくっていて、気持ちも入ってなかったから、正直負けは覚悟していたんだが、さすがに第4Qからエンジンを掛けてきたよ。まあホームでNBA最弱のサンズに大接戦の末に勝利と、全く褒められたゲームではないが、消化試合と考えると仕方ない面はあるね。」
 
キャット「こんな調子だから、今日のスパーズ戦はさすがに厳しかった。第1Qは一本もスリーが入らず(0/8)、17点しか取れずに終了(17-26) この時期になってもプレイオフ進出が決定していないスパーズは気持ちが入っていて、ゲイがパワーダンクを決めるなど、ロケッツは完全に劣勢モードに。しかもタッカーとグリーンが故障かと思わせるヒヤッとするシーンもあって、ゲームよりそちらの方が気になってしまったロケッツファンの方が多かったと思う。前半は8点のビハインドで終了(38-46) 後半に入って、ロケッツはゴードンがドライブを決めて4点差に迫るが(50-54)、タイムアウトでしっかり流れを変えたスパーズは再びリードを拡げ、一時12点差まで拡がるなど、結局第3Qは9点のビハインドで終了へ(66-75) 第4Qはさらにひどくなり、中盤前に16点のビハインドを背負い、さらに残り5分で20点差にまで拡げられ、さすがに万事休す。残り2分弱には、ナッシュと入れ替わるように10日間契約を結んだクォーターマンが出場へ。最終スコアは83-100だった。今季成績は62勝15敗。」
 
ハーデン 25p、8A 3pFG1/6
ゴードン 18p FG7/15
カペラ 11p、10R、2B FT5/6
アリーザ 7p FG2/7
タッカー 3p 3pFG1/6
グリーン 11p、8R FG3/8
バームーテ 2p FG1/5
ジョー 0p FG0/4
アンダーソン 2p FG1/5
 
シンキ「連勝はストップしてしまいましたが、この敗戦は今後に影響を及ぼすことはないので、問題ないと思いますよ。」
 
キャット「まあそう思うんだけど、先ほども言った通り、あまり緩みすぎると、プレイオフに影響するからね。そこらへんは残りの5ゲームで調整して欲しいと思う。若手がそれなりにいれば、思い切ってベテラン勢を休ませる手もあるんだけど、ジョウチーやオヌアクあたりをゲームに出すと、試合にならないからなー(苦笑)」
 
シンキ「残りの5ゲームはホーム3連戦の後に、アウェイ連戦となってます。」
 
キャット「ホーム3連戦はしっかりやって、残りのアウェイ戦はサンズ戦みたいに後半から帳尻を合わせる感じでいいかもしれない。まあまた別の意味で調整が難しいな。残り5ゲームは我慢だね。」
 
シンキ「他のプレイオフを争っているチームからするとうらやましい限りでしょうが、これは今季最高勝率を飾るロケッツの特権でしょう。それでは今日はどうもお疲れ様でした。次回も宜しくお願いします。」

'17~'18 第67戦 対スパーズ(ホーム)

シンキ「こんにちは。お久しぶりになりますが、もうオールスターが終了してから10ゲームほどになりますね。」
 
キャット「ホント恐縮だ。オリンピック観戦や、父が倒れて入院するなど、どうも時間が取れなかった。もうシーズンも終盤に入ったし、こちらも頑張らないとね。」
 
キャット「という訳で、昨日のスパーズ戦の総括をしてみよう。」
 
キャット「長期欠場中のレナードだけでなく、主力のオルドリッジやジノビリも欠場のスパーズをホームへ迎えたロケッツ。まず出だしからハーデンの活躍などで11-0のランを披露すると、速攻からアリーザが加点し、溜らずポポビッチはタイムアウトを要求へ(13-4) ポポは早くもスターター全員をベンチへ下げて立て直しを図ってきたが、バータンズ、ラボーンが加点出来ず苦戦。ロケッツはその後も畳みかけるように、アリーザのドライブ、ハーデンのレイアップ、ネネのフィニッシュで加点を続けるやりたい放題の時間帯が続いたね(19-4) スパーズも残り4分切って、ようやくバータンズが加点に成功すると、老け込むにはまだ早いとばかりに、控えに回っているパーカーがミドルジャンパーを連発で決めてきた。結局第1Qはスパーズに12-0のランで挽回され、4点までリードが縮まって終了となったよ(25-21)」
 
キャット「第2Q序盤のハーデンにいない時間帯をリードするポール。そのポールを中心にネネがレイアップを決めると、ポポは第2Q開始1分経たずにタイムアウトを要求する(29-21) ここでまたしてもポポは全員交代へ(笑) しかし第1Qのようにはいかず、ネネのブロックが炸裂すると、ロケッツは直後にコートへ戻ったカペラがポールのナイスパスからフックを決め、さらにバームーテと替わってコートへ入ったグリーンが、ジョーからのパスを受けてきれいにスリーで加点。ロケッツのリードは再び二桁となったよ(34-24) その後もポールが得意のミドルレンジからのショットを連発で加点し、リードをさらに拡げると(40-26)、ポポはまたタイムアウトを取るしかなかったね。中盤に入りスパーズもそれなりに加点はしていて、ゴードンのスリーが不調のロケッツは、ここまで3pFG4/18と、スリーの精度はあまりよくない状況だったんだ。しかしロケッツにはこの男ハーデンがいる。まずカペラにフィニッシュのお膳立てをすると、今度はフローター気味の加点(パスからシュートへ変更?)、さらにゴール下からボールをもらってコーナーへ出ると、力強いフィジカルでミルズを吹き飛ばしてスリーを決める、マッスルハーデンも見せつけた! その後もフリースローで加点するなど、ロケッツはリードを16点に拡げたよ(51-35) 終盤はスパーズのフォーブスが4ポイントプレイを決めるなど、多少挽回し終了となった(54-43)」
 
シンキ「ハーデンは魅せてくれますね。ホント頼もしいですよ。では後半もお願いします。」
 
キャット「第3Qはロケッツはポールとカペラのピックアンドロールがきれいに決まって加点に成功すると、今度はタッカーがスチールから速攻を決めて、ポポはタイムアウトを要求へ(58-44) 今回はスターターを全員残したポポだったが、次のロケッツのポゼッションでアリーザに簡単にスリーを決められると、すぐさまタイムアウトを要求。若いマレーに喝を入れているようだったよ。ロケッツはカペラがトラベリングに続き、スクリーン時のオフェンシブファールをもらい4ファールでベンチへ下がる。今日のカペラはフリースローがエアボール(指導役のジョン・ルーカスも苦笑)、ダンクミスなど、それなりの数字を残しているが、見た目は悪い。ゲームの方は中盤に入り、ハーデンがドライブに続いてスリーを決めてリードを18点に拡げると、再びタッカーのスチールからハーデンがフリースローを得る3点プレイに(74-53) その後もロケッツはネネのドライブからのレイアップ、バームーテもドライブからのレイアップで加点。さらにハーデンが得意のステップバックジャンパーを決めると、ネネがこのゲーム2本目のブロックを披露。とどめはバームーテがイージーなダンクを決め、ほぼゲームの勝敗を決定づけたね(82-57) 結局第3Q終了してロケッツは21点リードを取ったよ(88-67)」
 
キャット「第4Qはハーデンを温存。ポールがハーデン張りのムーブでファンを魅了し、スリーも披露。ここでポポはラストタイムアウトを要求し、ポールもお役御免に(99-76) 約8分のガベージタイムとなったが、ここで魅せたのはグリーン。スリーを連発で決めると、全盛時代ほどではないが、得意のハングタイムも披露。ロケッツファンも満足したと思うよ。最終スコアは109-93。ロケッツの今季通算成績は53勝14敗となった。」
 
ロケッツの主な個人成績
ハーデン 28p、6R、6A FG6/17 FT14/14
ポール 18p、9A FG8/11
アリーザ 15p 3pFG3/7
カペラ 13p、9R FG6/7
タッカー 7R、3S
バームーテ 9p FG4/4
グリーン 14p、9R 3pFG4/11
ジョー 4A
ゴードン FG0/7
 
シンキ「スパーズはケガ人が多くて勝負にならなかった感じですかね。順当勝利だと思いますよ。」
 
キャット「ゲーム後にハーデンは、残りすべてのゲームをプレイオフのように戦うとコメントしているように、ゲームに対する集中力の差が点差に表れたゲームかなと思う。まあスパーズも思いは一緒だろうけどね。」
 
シンキ「ロケッツは打倒ウォリアーズ(51勝16敗)へ向けて勝ち続けなればいけません。」
 
キャット「全くだ。ホームコートアドバンテージを保持しないと、プレイオフで彼らから勝利するのは至難の業だから、ここは是非とも残り15ゲームをクリアしてもらいたいね。」
 
シンキ「ところで以前のゲーム総括はどうなりましたか?」
 
キャット「調整中だ(苦笑) 待っててもらいたい。」
 
シンキ「分かりました。今日はどうもありがとうございました。残り15ゲームですので、ラストスパートに入った感じですかね。これからも宜しくどうぞ。」

'17~'18 第27戦 対スパーズ(ホーム)

シンキ「こんにちは。ホームゲームが続くロケッツ。今日の相手は同ディビジョンの強豪スパーズです。11連勝中ですので、ここも勝利を継続して欲しいですね。」
 
キャット「ロケッツはバームーテが先日のゲームで右肩を負傷。検査の結果、脱臼と診断され、2~3週間の離脱が発表されたが、その後の評価で1週間で大丈夫とのことだ。ローテ外の選手がガクッと落ちるロケッツだから良かったと思う。対するスパーズは故障のあるスターターのレナードとグリーンは出場するようだが、カイル・アンダーソンは左ひざの捻挫で欠場が続いている状況。好カードだから、両チームともベストメンバーで戦って欲しいよね。」
 
シンキ「ですね。ではゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツはいつもの5人。スパーズはパーカー、グリーン、レナード、オルドリッジ、ガソルのベストメンバーとなった。今日は名物キャスターで昨年他界されたセイガーさんのメモリアル記念のゲーム。」
 
キャット「第1Q序盤からロケッツがペースを握る。まずポールのパスからアリーザがスリーを決めると、今度はポールがコーナーからスリーを決めるなど、まずロケッツがリードした(9-2) スパーズも次第にリズムを掴んで来て、イージーレイアップなどで1点差に詰めるが(9-8)、ロケッツも再びポールがスリーを決める好調振りをアピールすると、スパーズはタイムアウトで修正へ入ったんだ(12-8) スパーズは故障の影響があるのか、グリーンのシュートタッチがイマイチのように見える。フォーブスのハードファールを食らったアンダーソンだが大丈夫のようだ。中盤に入ってもロケッツのペース。スパーズのインサイドディフェンスに苦労するシーンがありながらも、ハーデンとゴードンがアグレッシブに攻めてフリースローをもらい着々と加点し、ロケッツのリードは二桁となったんだ(22-12) スパーズはロケッツのローテーションディフェンスに苦しんでいて、頼みのオルドリッジも苦戦中のようだ。終盤に入ってバームーテのいないロケッツは、ローテ外の選手を使わず、いつもならここでベンチへ下がるハーデンを、コートへ出し続けることを選択したよ。結局第1Qは引き続きロケッツがペースを握って15点までリードを拡げて終了となった(31-16)」
 
シンキ「早くも第1Qからゲームの主導権を握りましたか。12連勝へ視界良好ですね。では続きをお願いします。」
 
キャット「第2Qに入ってもロケッツのリズムはいい。ハーデンのいない時間帯だったが、この時間帯にポールが相変わらずの存在感を発揮。まずゴードンへのパスを決めると、今度は得意のミドルレンジからのジャンパーで加点する(38-21) その後もアンダーソンへのパスも決めると、今度は自らスリーを決める大車輪。スパーズは早くもタイムアウトを要求へ(44-23) タイムアウト後もロケッツはやりたい放題! ゴードンがスリーを決めると、ポールがまたしても得意のジャンパーで加点。スパーズはオルドリッジが苦し紛れのスリーを放つなど、全く波に乗れず、速攻からポールにアリーザのダンクも演出されてリードはあっという間に拡がったんだ(51-23) しかし中盤に入ると、スパーズもオフェンシブリバウンドからペースを掴んできた。ロケッツはカペラが踏ん張って加点を続けたが、第2Q中盤までの勢いはなく、その間にスパーズは4本のスリーを決めるなど挽回。点差を17点に詰めて第2Qは終了となったよ(60-43)」
 
シンキ「さすがにスパーズは点差が付いても気を抜けませんね。一気のランでゲームの行方がほぼ決まったホーネッツ戦とは違いますか。後半の見通しはどうですかね?」
 
キャット「第2Q中盤から点差が付いたこともあったのか分からないが、スパーズにゲームのリズムを握られていたよ。これだけ点差があっても全く気を抜けない展開だと思う。この第3Qが勝負になるかもしれないね。ここでこの点差はキープ出来れば、おそらく大丈夫だと思うよ。」
 
シンキ「分かりました。では後半をお願いします。」
 
キャット「第3Qのスターターにスパーズは故障明けのレナードを温存し、フォーブスを起用。ロケッツはいつもの5人だった。まず出だしでアンダーソンがオフェンシブリバウンドでフォローし加点。今日のアンダーソンはオフェンシブリバウンドを頑張っているよ。その後もロケッツは引き続き好調をキープ。アリーザが存在感のあるプレイや、カペラのダンクなどでリードを拡げてきたね(71-47) スパーズはほとんどのポゼッションをオルドリッジとガソルのローポストプレイから始めるが、ロケッツに読まれてきて、オルドリッジが加点出来ず、溜らずポポビッチはタイムアウトを要求。しかしタイムアウトでの修正はならず、ロケッツはガソルから連続でハーデンがスチールしてリズムをキープ(73-47) ここでガソルを諦めゲイを投入したスパーズだが、相変わらずオフェンスのリズムが悪く、ポールにスチールを食らうなど、完全に停滞中。ロケッツもスパーズディフェンスに思うような加点が出来ない我慢の時間帯に入ってゲームは中盤へ(73-47) 中盤以降、この停滞を打破したのはスパーズだったが、ロケッツもハーデンのスイッチが入って加点するなど、前半の貯金をキープしながら終盤戦に(81-62) この時間帯にポールを再びコートへ入れたロケッツ。そのポールが攻守で存在感を発揮し、スパーズも控えを中心によく頑張っていたが、結局第3Qはリードを20点に戻し終了となった(92-72)」
 
シンキ「まだ気は抜けないと思いますが、第3Qをクリアしたのは大きいですね。では最後はしっかりまとめてもらいましょう。お願いします。」
 
キャット「第4Qはハーデンのいない時間帯だったが、スパーズも全員控えメンバーで出場へ。その控えのラボーンがロケッツファンがうらやむくらい存在感を発揮しそれなりに点差を詰める。カペラもここはチャンスとばかりに個人技を試すなど、ゲームは緊張感がなくなってきた感じに。ポールもしっかり加点を続け、復調中のゴードンもスリーを決めるなど、ロケッツは当然リードをキープ(101-79) その後も連勝を続けたいロケッツは慎重になっていて、ハーデンをコートへ出すが、スパーズは残り6分台になっても控えを使い続けていたね。さすがに残り4分切ると、勝負が付いたこともあって、ロケッツもローテ外の選手が登場する(116-96) 残りは打ちまくりのブラウン、進歩のないジョウ・チーを見せられてゲームは終了となったよ(苦笑) 最終スコアーは124-109。第4Qは少子抜けしたけど、とりあえず12連勝達成は嬉しいね。チーム成績などは以下の通り。」
 
ロケッツ(23-4) 31 29 32 32 124
スパーズ(19-10) 16 27 29 37 109
 
ロケッツ FG43/91(47.3%) 3pFG18/50(36.0%) FT20/25 45R 20A 13TO
スパーズ FG46/94(48.9%) 3pFG10/26(38.5%) FT7/13 39R 22A 17TO
 
ハーデン 33分 28点、7R、6A、2S、1B、5TO FG6/18 3pFG2/11 FT14/16
ポール 32分 28点、4R、8A、7S、1B、3TO FG10/18 3pFG5/9 FT3/3
アリーザ 42分 11点、4R、2A、2S FG4/14 3pFG3/11
アンダーソン 30分 12点、10R(6OR)、1A、2S FG5/8 3pFG2/3 FT0/2
カペラ 25分 18点、10R(3OR)、1A FG9/11
ゴードン 28分 14点、2R FG5/9 3pFG3/7 FT1/2
タッカー 26分 5点、4R、1A、1B FG2/6 3pFG1/4
ネネ 14分 0点、3R、1A、1S FG0/2
タリック、ブラウン、ジョウ・チーも出場。
 
オルドリッジ 27分 16点、6R(6OR)、2A、1S FG8/21 3pFG0/2
レナード 17分 12点、4R、1A、2S、2B FG5/9 3pFG1/2 FT1/1
ガソル 18分 4点、4R、1A、1B FG2/6
パーカー 17分 2点、1R、1A、1S FG1/4 3pFG0/1
グリーン 19分 2点、4R、1A、2S、1B FG1/4 3pFG0/3
ジノビリ 7分 2点、1A、3TO FG1/2 3pFG0/1 FT0/1
ゲイ 18分 7点、8R、2A、1B FG2/6 3pFG1/2 FT2/4
ミルズ 21分 13点、1R、1A FG5/7 3pFG3/5 FT0/2
フォーブス 30分 11点、2R、3A、1S FG4/9 3pFG2/4 FT1/1
ラボーン 15分 14点、4R、2A FG7/8
バータンズ 17分 12点、1R、1A、1S FG5/7 3pFG2/4
マレー 17分 9点、2R、5A、1S FG3/8 3pFG0/1 FT3/4
ポール(新人26歳) 19分 5点、2R、1A、1S FG2/3 3pFG1/1
 
シンキ「勝ちましたがスパーズも最後は流したみたいですね。真剣勝負ではなかったですか?」
 
キャット「第4Qはそう感じたよ。まあポポビッチ流なんだろうね。スパーズはロケッツと違って使える控え選手が多いから、彼らが雰囲気よくプレイしていたこともあって、最後までやらせたのかも。負けても主力が休めるなら次のゲームへの影響は少ないとの考えもあったかな。」
 
シンキ「ハーデンの調子はイマイチだったようですが、ポールがいいですね。これだから今季のロケッツは安定しているのかもしれません。」
 
キャット「今日はむしろポールのいない時間帯の方が心配だったくらい。何度も言ってしまうが、攻守でチームをリードできる素晴らしい選手だね。」
 
シンキ「ところでバームーテの替わりは他の選手ではなく、ローテ選手の出場時間を増やす選択をしたようですが、これについては?」
 
キャット「使える選手がいないから仕方ないな。本当はトロイあたりが使えればいいんだけど、開幕から見せ場もないしね。おそらく今後使えそうな選手をGリーグやFA選手などから試すんじゃないかな。」
 
シンキ「これで12連勝達成し、連勝街道継続ですね。明日もゲームがあって、東のバックスが相手です。それでは今日はお疲れさまでした。明日も宜しくお願いします。」

レギュラーシーズン第29戦 対スパーズ(ホーム)

シンキ「こんにちは。12月に入り、お忙しいと存じますが、今季第27戦のペリカンズ戦、第28戦のウルブズ戦は勝利したようですね。ゲームはどんな感じでしたかね?」
 
キャット「まずペリカンズ戦だけど、前半から完全にロケッツペースで、結局NBA記録となる24本のスリーを決めて圧勝したよ。最終スコアーは122-100。しかし連戦でのアウェイ戦となったウルブズ戦は苦戦。残り約2分で二桁のリードを奪われる展開も、ここから底力を見せたロケッツが4本のスリーを決めて延長戦に持ち込むと、その延長戦も勝負強さを見せて勝利。この勝利でロケッツは10連勝を達成したんだよ。」
 
シンキ「ウルブズ戦は見事な逆転勝利で、これで10連勝ですか。もう負ける感じしないんじゃないですか。」
 
キャット「ウルブズ戦はリードされている時間帯がほとんどだったんだけど、どこかで追いつくだろうと思って観戦していたよ。最近のロケッツのチーム力に自信を持ってきた証拠だろうね。その期待に見事応えてくれた会心の勝利だった。今日のスパーズ戦にはウルブズ戦で負傷したカペラが欠場になるが、その分ネネ、ハレルが頑張ってくれるだろう。期待したい。」
 
シンキ「カペラは大丈夫なんですかね?」
 
キャット「左腓骨の骨折が判明して4~6週間の離脱となってしまった。今季の彼の貢献度を考えると、かなり痛手と言っていいと思うが、新加入のネネはもちろん、若手のハレル、ウィルチェーが持ち味を発揮すれば何とかなると信じたいね。」
 
シンキ「ちなみに新人センターのオヌアクはどうなんですか?」
 
キャット「Dリーグでは平均二桁のリバウンドを取っているし、順調に成長しているとは思うが、さすがにまだNBAレベルだときついんじゃないかな。リムプロテクターとしての才能を感じる選手だし、点差が開くような展開になれば経験を積ませたいけどね。」
 
シンキ「分かりました。それでは今日のスパーズ戦をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、アリーザ、アンダーソン、ネネ。スパーズはチーム一筋16年目のトニー・パーカー、ディフェンダーとしても有能なダニー・グリーン、昨季オールNBAファーストチームに選出されたカウイ・レナード、以前ほどロケッツ戦の相性が良くないラマーカス・オルドリッジ、今季加入の36歳パウ・ガソル。」
 
キャット「序盤は若干スパーズのペースも、ロケッツはハーデンのダンクなどで食らいつき、彼はドライブを決めてスパーズはタイムアウトを要求(11-9) しかし中盤以降ロケッツは、スパーズのタイトなディフェンスにことごとくシュートを落とす展開になってしまう。だがそれならばディフェンスとばかりに踏ん張ってゲームを作っていたよ(18-18) 終盤はデッカー、ハレルが躍動したが、オルドリッジにオフェンシブリバウンドから加点されてしまい、第1Qはスパーズが2点リードで終了となった(24-26)」
 
シンキ「まずは相手の出方を伺った出だしですかね? では前半の続きもお願いします。」
 
キャット「第2Qは両チームともセカンドユニット中心のメンバー構成でスタートし、まずジノビリのスリーが決まってスパーズがリードを5点にするが、ロケッツもデッカーがダンクを披露するなど、ペースは若干スパーズが握っているように見えながら、ロケッツもチャンスを伺っている展開に(30-35) 中盤前にハーデン、アリーザをコートに戻したロケッツだったが、カペラ不在もあってか、ロケッツの自慢のスリー攻撃がことごとく外れ続け、最初の14本をすべて落とす始末。その間にスパーズはレナードからガソルへのパスを通すと、パーカーがハーデンへのファールすれすれのディフェンスでストップ。まあこれは実際ファールぽかったので文句を言ったダントーニがテクニカルを取られ、スパーズのリードは遂に10点になった。だがこのままで終わらないのが今季のロケッツ。アリーザがスリーを決めると、今度はハーデン、次にゴードンと、3本連続でスリーを決めたロケッツがビハインドを1点に戻したんだ。終盤グリーンに2本のスリーを決められて結局7点のビハインドに戻されたが、ここまでターンオーバーが比較的少なく、後半へ希望の持てる第2Qだったと言えるだろう(45-52)」
 
シンキ「カペラ不在の影響は出てるようですが、実際はどんな感じなんですかね?」
 
キャット「ハーデンからの縦パスがほとんどないし、その脅威がないだけに、スパーズディフェンスが収縮させることが出来てないから、スリーの精度が悪くなっているように見えるね。まあ相手がディフェンスのすばらしいスパーズだから、何とも言えないと言えば言えないんだけど(苦笑) カペラがいてもガソル、オルドリッジのビックマン2人相手にポンポン縦パスは通らないだろうからね。」
 
シンキ「分かりました。後半は希望が持てるとのことなので期待しましょう。それでは後半戦を宜しくお願いします。」
 
キャット「第3Qにネネのフィニッシュで加点したロケッツは、ディフェンスでオルドリッジのローポストにダブルチームで対抗するなど、スパーズにスムーズなオフェンスを許さず。ロケッツもオフェンスのリズムはそれほどでもなかったが、それでもハーデンのジャンパーが決まって、リズムが悪いと判断したポポビッチはタイムアウトを要求(51-55) タイムアウト後にスパーズはリズムを取り戻し、レナードのドライブ、パーカーからガソルへそしてオルドリッジへ渡る素晴らしいパスワークを見せたスパーズがリードを拡げに掛かる(53-59) ロケッツは後半もスリーで出来が良くなかったが、オフェンシブリバウンドを踏ん張っていて、セカンドチャンスから加点するなど持ちこたえ、ハーデンの縦パスがようやく決まると、さらに自らカウントプレイも決めてロケッツは2点差に追い上げた(61-63) 中盤は一進一退の攻防でレベルの高いゲームになったが、そこから抜け出して来たのはロケッツ! まずハレルの効果的なスクリーンが決まって、アリーザがスリーを決めると、ハーデンが3本のフリースローを決めて遂にゲームをタイに戻す(69-69) さらにハーデンが負けてたまるかとばかりにレナードをドライブで交わす美しいレイアップで逆転に成功! ディフェンスでもプレッシャーを掛けてスパーズに加点を許さず、速攻からデッカーがジノビリからファールをもらう10-0のランに成功し、ロケッツが第3Q残り2分半で4点のリードを取った(73-69) 終盤もハーデンがこの日3本目のスリーショットのファールをもらい、ハレルへのアシストも披露してロケッツがリードをキープして終了。このQはロケッツが33-19で取ったんだ。まさにビッククォーターになったね(78-71)」
 
シンキ「おお。遂にロケッツ逆転しましたか! このペースでいっちゃいましょう。では勝負の第4Qもお願いします。」
 
キャット「第4Qのスタートはビバリー、ゴードン、デッカー、アンダーソン、ハレルでスタート。序盤は両チームともターンオーバーが出て時間が過ぎたが、まずロケッツがセカンドチャンスからハレルへパスが通り、フリースローを1本決めてロケッツのリードは8点に(79-71) しかし常勝スパーズは引き下がらず、ジノビリが2本のスリーを決めると、ミルズもスリーを決める9-0のランに成功・・・ 残り10分切ってロケッツは溜らずタイムアウトを要求したんだ(79-80)」
 
シンキ「簡単には勝たせてもらえないようですね。では続きをお願いします。」
 
キャット「タイムアウト後もハーデンをベンチで待機させているロケッツ。今季シックスマン候補のゴードンが俺がやらねばとばかりにドライブから加点を繰り返す頼もしさを見せて逆転に成功すると(83-80)、ゾーンに入っているジノビリをビバリーがタフディフェンスで止め、デッカーもスチールからゴール下へ切れ込んでファールをもらうプレイを披露する(85-80) 続くディフェンスもまたしてもビバリーが今度はパーカーのドライブからのショットをブロック! ゴードンが個人技でレナードを交わしファールをもらってフリースローで加点に成功(87-80) さすがにスパーズはタイムアウトを要求したね。残り7分半。」
 
シンキ「やっぱりディフェンスなんですね。このペースで行きましょう。ではお願いします。」
 
キャット「ハーデン、アリーザをまだベンチで待機させているロケッツ。依然としてスリーの出来は良くなかったが、オフェンシブリバウンドが好調でセカンドチャンスから加点に成功してリズムをキープ(89-82) スパーズは頼みのレナードの調子がイマイチで、18個目のターンオーバーをするなど、常勝らしからぬプレイをしていたよ。残り6分切ってハーデンをコートに戻したロケッツは、ネネのショットは外れるが、自ら取ったオフェンシブリバウンドからビバリー→アリーザと繋がってスリーに成功! 遂にリードは二桁になったんだ(92-82) その後もハーデンがガソルを翻弄する個人技でジャンパーを決め、アンダーソンもフリースローで加点に成功したロケッツが、残り5分切って13点のリードを奪ったよ(96-83)」
 
シンキ「後半はまさにロケッツペースじゃないですか! もうあと少しです。先ほどみたいに3本のスリーを連続で決められないようにしたいですね。では勝利のおたけびまでの5分をお願いします。」
 
キャット「このままディフェンスを踏ん張ってフィニッシュしたいロケッツだったが、パーカーの外れたショットをオルドリッジがオフェンシブリバウンドを取ると、コーナーに移動したパーカーが今度はスリーで決めて10点差とすると、二桁リードで消極的のなったのか時間を使ったハーデンのジャンパーは外れ、速攻からガソルがイージーダンクを決めて8点差に。ここでタイムアウトを要求して欲しかったんだが、ダントーニスタイルなのかプレイは継続。次のポゼッションでも消極的なプレイでターンオーバーとなってしまいレナードに速攻からフリースローを与えてしまったよ。残り3分半。」
 
シンキ「ここは辛抱しないといけない時間帯ですね。何とかリズムをキープして、リードを拡げるくらいでフィニッシュしたいですよ。ではお願いします。」
 
キャット「ここで流れを変えようと途中ベンチへ下がっていたゴードン、ハレルを投入したロケッツ。レナードのフリースローは2本とも落ちるラッキーでロケッツは生き返ると思いきや、ワイドオープンで放ったアリーザのスリーは決まらず、オフェンシブリバウンドからゴードンもスリーを放つがこれも決まらずで、逆にジノビリにスリーを決められてしまったよ(96-91) さらにジノビリはハーデンのドライブを阻止してボールをスチールすると、今度はグリーンが速攻から的確にスリーを決めて、ようやくダントーニはタイムアウトを要求してきた(96-94) 残り2分41秒。」
 
シンキ「いやー、きつい展開になりましたねー。またしても3本のスリーを決められて一気に2点差ですか。このままリードをキープできますかね?」
 
キャット「このタイムアウトで流れが変わってくれることを祈ろう(苦笑)」
 
シンキ「ですね。では勝負の残り2分半をお願いします。」
 
キャット「ロケッツはハーデン、ビバリー、ゴードン、アリーザ、アンダーソンがコートに。これは先日のウルブズ戦と同様だ。まずロケッツはハーデンにボールを託し、グリーンを交わして積極的にドライブから加点に行き成功。まずロケッツが4点にリードを拡げた(98-94) レナードはアリーザの密着マークでスリーを落とし、それでもスパーズはオフェンシブリバウンドから加点に狙うがターンオーバーに! このチャンスをアリーザが速攻からタフショットになるレイアップをねじ込んでロケッツのリードは6点に! 残り2分切った(100-94)」
 
シンキ「よし! このまま消極的に出ず、リードを拡げる気持ちで行きましょうよ。お願いします。」
 
キャット「その言葉通り、レナードがフロントコートへボールを運んでいる後ろから、アリーザがスチールに成功! ロケッツボールとなったんだ。しかし、時間をたっぷり使ってから放ったハーデンのショットはリングに当たらない24秒クロックバイオレーションに。このチャンスを逃さないとばかりに、スパーズはレナードがファールをもらって今度はしっかりと決めて4点差とすると(100-96)、ハーデンとアリーザのツーメンゲームから、ボールを持ったアリーザがゴール下へ切れ込むが、オフェンシブファールで止められてしまい、続くディフェンスではセットオフェンスからグリーンにスリーを決められてしまったんだ(100-99) 残り1分切った。」
 
シンキ「ホント中々突き放せないですね。ここらへんがさすがのスパーズなんでしょうか。ここまできたら何とか勝って11連勝を達成したいですよ。ではラストの約1分をお願いします。」
 
キャット「ロケッツボールのオフェンスはハーデンがアリーザのピックからドライブを仕掛けるが、ヘルプに来たレナードにボールが触れて手から離れるターンオーバーに。これが速攻となってスパーズはレナードがレイアップに持ち込むが、まさかのミス!! リバウンドを取ったアリーザはそのままボールを保持すれば良かったんだが、ハーデンに渡すパスがグリーンに渡ってしまう・・・ このチャンスをタイムアウト後にワイドオープンからミルズが正確にスリーを決めて逆転されると(100-102)、ロケッツに逆転出来る力は残っていなかったね。結局非常に悔しい敗戦となってしまったよ。最終スコアーは100-102。ボクも悔しくてゲーム後30分は放心状態だった。」
 
シンキ「・・・ 言葉が出ないですよ。」
 
キャット「ね。勝てるチャンスはあったんだけどね。スパーズ相手だとそう簡単に勝たせてくれないよな。まあでも今のロケッツはプレイオフ常連相手でも戦えるところを見せたんじゃないかな。まだシーズン半分も経ってないし、今のロケッツに対する期待は全く変わらないよ。」
 
シンキ「思えばここまで21勝8敗と、60勝も狙えるペースで来てますもんね。これからです!」
 
キャット「全くだ。この悔しさは明日のサンズ戦で晴らしたいよ。カペラ不在の影響を感じさせないプレイを期待したいね。それから時間上の都合で割愛になって恐縮だが、今日の個人成績はNBA公式サイトあたりで確認してね。」
 
シンキ「分かりました。では明日のサンズ戦もお願いします。また新たな連勝街道をスタートさせましょう。今日はどうもお疲れ様でした。」

レギュラーシーズン第9戦 対スパーズ(ホーム)

シンキ「こんにちは。アウェイ5連戦を3勝2敗で終えたロケッツは、今日から5戦中4戦がホームゲームになります。本日の対戦は再びスパーズが相手ですね。」
 
キャット「厳しい日程だった開幕からの8戦を5勝3敗と勝ち星先行で終えたのは気分いいね。今後もチーム力を高めて、さらなる飛躍を期待したいもんだ。」
 
シンキ「ですね。それでは早速ゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ブリューワー、アリーザ、アンダーソン、カペラ。ブリューワーは引き続きスターター抜擢中だね。ダントーニ曰く、彼のディフェンスと経験を買っているとのことだ。スパーズはパーカー、グリーン、レナード、オルドリッジ、ガソル。パーカーは昨日のピストンズ戦から復帰している。」
 
キャット「第1Q序盤は両チームとも固く、シュートミスやターンオーバーが目立ったが、それでもロケッツはカペラのオフェンシブリバウンドからの加点や、アリーザとアンダーソンがそれぞれスリーを決めてリードを奪うと、スパーズのターンオーバーから速攻も決めて、約5分経過しロケッツが5点のリードする(11-6) しかしスパーズはタイムアウト後、ハーデンがディフェンスで悪い癖を出してグリーンにスリーを食らうと、続いてレナードがドライブを決めてゲームはタイになり、さらにミルズがコーナーからスリーを決めて、ロケッツはあっさり逆転されてしまった(11-14) リズムが悪くなったロケッツは、オフェンスでターンオーバーかスリーのミスで終わるケースが続き、一気に10-0のランを食らい5点のリードを許す(13-16) その後もロケッツはリズムを掴めず、ビハインドが拡がるが(15-24)、終盤にフリースローでの加点と、ハーデンのブザービーターが決まって、何とか4点差に挽回して第1Qは終了したよ(22-26)」
 
シンキ「中盤から劣勢になってしまったようですが、第2Qに逆転しましょう。それでは続きをお願いします。」
 
キャット「第2Qロケッツは全員セカンドユニットでスタート。ハーデンがベンチのロケッツは、スムーズなオフェンスを組み立てられず、スパーズに再びリードを拡げられる(22-30) それでもエニスがぎこちないながらドライブから加点を繰り返すなど、ロケッツは中盤まで、ハーデンのいない時間帯を持ちこたえたんだ(31-38) ハーデンがコートに戻ったロケッツは、オフェンスにリズムが出てきて、ハーデンがガソルを翻弄するようなパスをカペラへ出しリズムに乗ると、アリーザのナイスディフェンスもあってスパーズは得点が止まってきた(36-39) アンダーソンのスリーは決まっていなかったが、ハーデンからカペラへのアーリウープパスが2本連続で決まって、ロケッツは1点差に追い上げたんだ(40-41) だが終盤になってカペラが3ファールでベンチへ下がると、ガソルが加点を繰り返し、結局9点まで点差を拡げられて残半は終了となった(40-49)」
 
シンキ「終盤に8-0のランを食らったのは痛いです。得点もロケッツにしては少ないですね。」
 
キャット「アンダーソンのスリーが決まってないし、チーム全体でも前半は20本中4本、第2Qは1本しか決まってない。今季のロケッツはスリーの得点が全得点に対して占める割合が、NBAトップのチームなんだけど、このスリーが決まってないときは、当然低得点となって表れるよね。」
 
シンキ「分かりました。それでは後半戦もお願いします。」
 
キャット「第3Qに入ってもスパーズのペースは続く。ロケッツはスパーズのジャンパーを止められず、遂にビハインドは二桁を超えた(42-55) その後カペラの加点などでリズムが悪いながらも持ちこたえていたが(48-57)、中盤前にレナード、パーカーに続き、ガソル、オルドリッジにも加点され、ダントーニは溜らずタイムアウトを要求する(50-65) タイムアウト後のロケッツはここまで課題だったスリーが面白いように決まり始め、点差はみるみる縮まってきた(63-69) だがスパーズもタイムアウト後にしっかり修正し、ロケッツはことごとくスリーが入らなくなってしまったよ。その間にジノビリがゲーム巧者振りを発揮して、結局ビハインドを12点に戻され終了となった(70-82)」
 
シンキ「ちょっとこのゲームは厳しいですかね?」
 
キャット「スパーズはベテラン勢がいい味出してるね。先日負けてるし、ここは負けられないという意思を感じる。ロケッツはもうちょっとディフェンスを固めて、一気のランを出すようじゃないと、このゲームは厳しいぞ。」
 
シンキ「ですね。では最終Qをお願いします。」
 
キャット「第4Q序盤はベンチメンバーが出場も、ゴードンはベンチで待機。ロケッツはネネのフィニッシュが決まるが、全体的にリズムが悪く、ディフェンスでもドライブから加点されるケースが目立ち、得点差も拡がりを見せ、溜らずダントーニはタイムアウトを要求(74-90) タイムアウト後にハーデンをコートへ戻したロケッツは、相変わらずアンダーソンのスリーが不発だったが、ゴードンがステップバックからジャンパーを決めると、今度はアンダーソンのオフェンシブリバウンドから走りこんでダンクも披露。オフェンスでリズムが出てきたロケッツは、ディフェンスでもジャンパー、ドライブともに防いで畳掛けるチャンスに、ゴードンがスリーを決める! これで10-2のランに成功したロケッツのビハインドは8点になったんだ(84-92) ポポビッチは溜らずタイムアウトを取ったよ。残り6分切った。」
 
シンキ「ここからが勝負ですよ。ランを続けましょうお願いします。」
 
キャット「タイムアウト後、レナードのドライブで再び10点差とされ、ロケッツはターンオーバーから、グリーンにスリーを決められるも、これは24秒クロックオーバーで取り消しとなりピンチを脱出。残り5分切って再びゴードンがスリーを決め、ロケッツは何とか踏ん張っていたよ(87-94) しかしレナードを止められず、点差を詰められないまま時間が過ぎて行ったんだが(87-98)、ロケッツにはこれしかないとばかりに、アリーザ、ハーデンが立て続けにスリーを決めると、レナードに今度はジャンパーを決められるが、神ってるゴードンは躊躇なく放ったスリーを再び沈める! これで残り2分弱で4点差まで追い詰めたんだ(96-100)」
 
シンキ「もうスリーを決め続けてください。お願いします。」
 
キャット「スパーズはオルドリッジのフックで再び6点差とし、ハーデンのペイントからの加点で盛り返すが、時間は残り2分切った(98-102) ここからさすがにゴードンのスリーも決まらなくなって、ハーデンも連続で落とし勝利は遠くなってしまったよ。結局逆転出来ず100-106で敗戦に終わった。個人成績は以下の通りに。」
 
ロケッツ(5-4) FG34/89(38.2%) 3pFG15/47(31.9%) FT17/21(81.0%) 46R(16OR) 22A 6S 4B 14TO
ハーデン 39分 25点、11R(5OR)、13A、7TO FG7/18 3pFG2/9 FT9/11
ブリューワー 16分 0点、1A、1S、1B FG0/3 3pFG0/3
アリーザ 37分 15点、4R、2A、3S FG5/13 3pFG4/11
アンダーソン 37分 6点、8R(4OR)、1A FG1/13 3pFG1/7 FT3/4
カペラ 25分 12点、10R(4OR)、2A、1B FG5/9 FT2/2
ゴードン 32分 27点、5R、2A、1S、1B FG10/16 3pFG7/12
ネネ 23分 4点、4R、1B FG1/5 FT2/2
KJマクダニエル 10分 0点、1R FG0/3 3pFG0/2
デッカー 11分 5点、1R FG2/3 3pFG1/2
エニス 9分 6点、2R、1A、1S FG3/6 3pFG0/1
アクティブロスターのハレル、ブラウン、ウィルチェーは出番なし。
 
スパーズ(7-3) FG41/76(53.9%) 3pFG5/18(27.8%) FT19/24(79.2%) 35R(2OR) 21A 6S 11B 10TO
パーカー 27分 16点、3A、1TO FG6/9 FT4/5
グリーン 27分 5点、2A、2B FG2/4 3pFG1/2
レナード 38分 20点、2R、3S FG9/16 3pFG0/5 FT2/2
オルドリッジ 35分 16点、10R、2A、3B、4TO FG5/13 FT6/6
ガソル 32分 15点、7R、6A、2B FG5/10 FT5/8
リー 21分 6点、6R、2B FG2/3 FT2/3
ミルズ 21分 8点、4R、4A FG3/8 3pFG2/6
ジノビリ 16分 12点、2R、3A FG5/7 3pFG2/2
シモンズ 16分 6点、2R FG3/4
デッドモン 7分 2点、1R、1B FG1/2
アクティブロスターのバータンズ、カイル・アンダーソン、フォーブスは出場なし。
 
シンキ「負けたのは残念でしたが、劣勢ながらも、最後までもつれるゲームを見せるなど、それなりに頑張ったんじゃないですか?」
 
キャット「そうだね。相手がスパーズだし、そう簡単には勝てないよ。シュート成功率は悪かったんだけど、オフェンシブリバウンドを踏ん張っていたから、それなりのゲームが出来たよね。出来れば勝って欲しかったけど、まあ仕方ないな。」
 
シンキ「アンダーソンは絶不調でしたが、対照的にゴードンは絶好調でしたね。」
 
キャット「アンダーソンはこういう日もあるでしょ。そんな中でもリバウンドは頑張っていたし、ヘタレではなかったと思うよ(笑) ゴードンはキャリアタイの7本のスリーを決め、特に第4Qはゾーンに入っているような決め方だったね。よく頑張っていると思う。」
 
シンキ「スパーズ戦で連続トリプルダブルのハーデンですが、相変わらずターンオーバーが多いんですね。でもアシスト数を考えると、責められませんかね?」
 
キャット「もう10アシスト以上は驚かなくなったな。ターンオーバーに関しては、もうちょっと減らせると思うから、引き続きディフェンス同様、その課題をクリアしてもらいたいよ。くだらないミスが目立つからね。」
 
シンキ「それからカペラがまたフリースローを連続で決めてますね。上達傾向にあるんじゃないですかー」
 
キャット「彼はここまでフリースローを19本中6本決めて、確率も3割を超えたな(笑) 一時2割を切っていた時期があったんだけど、さすがにもうそれなりに決めてくれると思うよ。大丈夫だ。」
 
シンキ「頼もしいですね。それから引き続きスターターのブリューワーが全くシュートが入ってないのが気になりますが、どんな感じなんですか?」
 
キャット「ちょっとスランプが続いてるよね。速攻から決めるシーンもなく、オフェンスに関してはチームの足かせになっているように見える。まあ実績がある選手だから、もうちょっと時間を上げたいとは思うけどね。」
 
シンキ「最後にアリーザはどんな感じですかね?」
 
キャット「レナード相手に奮闘していたよ。ディフェンスに集中する中、オフェンスでもスリーをそれなりに決めていたし、今のロケッツには欠かせない選手だね。最近はスリーのシュート本数が多いんだけど、もっとドライブを仕掛けてもいいんじゃないかなと思っているんだが、ディフェンスの負担を考えると、そこまで要求も出来ないかな。」
 
シンキ「次のゲームはあさってになりまして、相手はシクサーズになります。ホームゲームですね。」
 
キャット「連敗はしたくないから、ここはしっかりと勝って欲しいと思っているよ。今季まだ1勝のシクサーズとはいえ、侮ることなくプレイしてもらいたいね。それとビバリーが練習を再開し、来週にもゲームに戻ってくるようだ。楽しみだね。」
 
シンキ「ビバリーが戻ってきますか。彼のディフェンスとスリーはチームの助けになりますからね。次のゲームから連勝街道に行きたいですよ。それでは今日はお疲れ様でした。次回も宜しくお願いします。」

レギュラーシーズン第8戦 対スパーズ(アウェイ)

シンキ「こんにちは。アウェイ5連戦の最終戦は強豪スパーズが相手です。出来れば勝って目標である3勝を達成したいところですが、さすがに今日のゲームは厳しいですかね?」
 
キャット「そんなことないと思うぞ。スパーズはここ2戦続けてホームで負けているし、昨季リーグ1位だったディフェンシブ効率も、今季は9位に下がっている。ダンカンが引退した今季のスパーズは、さすがに昨季のような強さはそれほど感じないよ。ロケッツとしては気持ちで負けないようにプレイして欲しいね。」
 
シンキ「分かりました。それではゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ブリューワー、アリーザ、アンダーソン、カペラ。先日のウィザーズ戦と同様だ。対するスパーズは攻守で力を持っているパティー・ミルズ、開幕から欠場し今日が復帰初戦のダニー・グリーン、オールスターのカワイ・レナード、同じくオールスターのラマーカス・オルドリッジ、今季スパーズへ移籍した16年目のパウ・ガソル。先発PGのトニー・パーカーは、右ヒザの痛みが続いて3試合連続の欠場となった。」
 
キャット「第1Q序盤からロケッツはリズムよくオフェンスを展開。ハーデンとカペラのラインに、アンダーソンのスリーなどで、序盤はロケッツがリード(9-4) スパーズもジャンパーを決めて巻き返し、グリーンのスリーも決まってリードを奪い返すが(13-14)、ロケッツはカペラが高さのあるブロックを決めると、速攻も決まってロケッツが再びリードを奪い返したよ(15-14) 中盤を過ぎると、ロケッツはハーデンのドライブが決まってリードを拡げに掛かると、ディフェンスでもリズムよくスパーズにプレッシャーを掛けてシュートミスを誘うことに成功。その間に控えのデッカーが速攻に、スリーに、ドライブからの加点と、3連続で決めてくれたよ(29-18) 結局第1Qはロケッツが9点リードして終了となった(33-24)」
 
シンキ「いい感じのプレイが出来てる感じですか?」
 
キャット「オフェンスのリズムはいいし、ディフェンスもそれなりにプレッシャーを掛けてシュートミスを誘っているよ。課題のターンオーバーは確かに多いが(ここまで6つ)、オルドリッジのミドルが不調だし、アリーザもレナードに密着マークをして奮闘中だよ。」
 
シンキ「引き続き期待ですね。それでは前半の続きをお願いします。」
 
キャット「第2Qはまずゴードンがスリーを決めて、ロケッツはリードを11点にするが、スパーズもアルゼンチン代表で最終ロスターに残った26歳のニコラス・ラプロビトラがスリーを決めて応戦。しかしロケッツもエニスのドライブからの加点や、ハレルがオフェンシブリバウンドからカウントプレイを決めるなど、リズムよくプレイしていたね(43-30) しかしタイムアウト後になると、リズムは次第にスパーズへ傾いた。控えデビット・リーがジャンパーやレイアップで加点に成功し流れに乗ると、ディフェンスではドライブされないようにプレッシャーを掛け、外からのシュートを強要し、ロケッツの得点は止まってしまったんだ。シモンズのカウントプレイも決まって、ロケッツのリードは5点になり、さらにオルドリッジのフリースローで3点差に(45-42) ロケッツもアリーザがスチールを決めてリズムを戻しに掛かるが(50-44)、カペラが3ファールになってベンチへ下がると、ハーデンがミスをしている間、確実にシュートを沈めたスパーズが再び逆転に成功したよ(50-51) 終盤に入ってロケッツもアンダーソン、ハーデンの加点と、ラストでデッカーがスリーに成功し、とりあえず3点はリードして前半は終了したね(63-60)」
 
シンキ「二桁近いリードも、逆転されてしまいましたか。さすがにスパーズは手強いですね。」
 
キャット「第2Q中盤前から、ロケッツはリズムが良くなかったね。すべての時間帯リズムよくプレイ出来ることはないから仕方ないと思う。それでもそれなりのプレイは出来たので、この点差で済んだよね。後半勝負となったが、勝てると思うので、何とかリードして最終Qを迎えたいよ。」
 
シンキ「ですね。それでは後半戦をお願いします。」
 
キャット「第3Qは序盤は両チームともスリーで加点(66-63) カペラの4ファールでロケッツはネネを投入する。スパーズは引き続きオルドリッジを攻撃の起点にしてオフェンスを展開し、ファールを誘うプレイからフリースローを決めて応戦(68-66) ロケッツはもちろんハーデンからオフェンスが始まり、リズムは悪くなかった。スパーズはオルドリッジが3ファールでベンチへ下がると、ハイポストにいるガソルからボールを回すオフェンスを展開するが、アリーザがレナードからスチールして速攻で加点するなどロケッツがペースを握りつつあったのだが、ブリューワーがコーナーからのスリーを2本連続で外し、リードはそれほど拡がらず(72-68) その後ロケッツはアンダーソンのカウントプレイで7点リードするが、スパーズもガソルを下げてリーを投入し、リズムを取り戻すことに成功(75-72) 中盤に入ってロケッツはオフェンスではハーデンのレイアップに続き、ハイポストからネネのジャンパーを演出。アリーザがレナードにプレッシャーを掛けてシュートを落とすナイスディフェンスもあって、次第にロケッツのリードは拡がっていったんだ(83-74) 終盤はリズムの悪くなった時間帯があったが、第3Qはロケッツが5点リードして第4Qを迎えられたよ(85-80)」
 
シンキ「終始ロケッツがリードする展開ですね。アウェイ戦として理想的な戦い方なんじゃないですかー」
 
キャット「そうだね。リズムが悪くなる時間帯をうまく凌いでいたね。これなら何とかなってもいいように感じるんだがどうだろう。」
 
シンキ「アウェイ5連戦を勝利で締めていただきましょう。それでは最終Qをお願いします。」
 
キャット「第4Qはゴードン、エニス、デッカー、アンダーソン、カペラでスタート。いきなりターンオーバーを犯したロケッツは、ハーデンのいない時間帯をうまくプレイ出来ず、シモンズに豪快なダンクを食らって1点差に追い上げられる(85-84) ロケッツはボール回りに苦労し、苦し紛れのスリーを狙うが決まらず、コートに戻ったオルドリッジにローポストから加点され、ゲームはタイになると、今度はターンオーバーから速攻を食らって、ついにロケッツは後半初めてリードを奪われてしまったんだ(86-88)」
 
シンキ「そう簡単に勝たせてもらえませんか。ここからハーデンが出て来ると思うので大丈夫です。お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後にハーデンをコートに出したロケッツ。そのハーデンはすかさずカペラへのナイスパスを披露したが、ファールをされカペラのフリースローに。ロケッツのアシスタントコーチ ジョン・ルーカスからみっちり指導を受けているカペラは、その成果を披露したよ(87-88) 1本決めて気分を良くしたカペラは、オルドリッジのペイント内からの加点を阻止し、ハーデンのリバウンドからのパスを素晴らしい走力でゴール下へ走り込み加点に成功! これでロケッツは再び逆転に成功したんだ(89-88)」
 
シンキ「お。カペラはようやくフリースローを決めてきましたか! 練習の成果ですかね?」
 
キャット「彼はもっと良くなるよ。プレッシャーに弱いタイプなのか、ここまで実践で入ってないが、実際Dリーグでの修行時代は6割以上決めていたんだし、優秀なコーチから日々訓練を受けている成果をこれから出してくれると思う。彼には期待しかないよ。」
 
シンキ「ですよね。第4Qの終盤も必要な選手なので、焦っちゃいけませんが、どんどん確率を上げて欲しいですよ。では続きをお願いします。」
 
キャット「ハーデンをコートに戻してから、確実にロケッツのリズムは良くなって、アンダーソンのスリーに、カペラのアーリウープが決まり、ディフェンスでもオルドリッジに圧力を掛けるプレイで加点を許さず、リズムに乗ったロケッツは今度はハーデンが自ら加点しに行き成功。ポポビッチは溜まらずタイムアウトを要求したよ(96-90) 残り7分半を切って、ロケッツがゲームの主導権を握った感じに見える。」
 
シンキ「残り7分あるので気を抜かず、ここはディフェンス1本で行きましょう。お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後、スパーズはレナードのペイント内での苦しいシュートが外れてロケッツチャンスも、ハーデンのターンオーバーでスパーズボールに。スパーズはミルズがコーナーからスリーを放つがボードに当たり、そのこぼれ球を自ら拾ったミルズが外にいるレナードへパス。レナードは確実にこの日30点目となるスリーを決め、点差は3点に(96-93) ここでロケッツはカペラからネネに交代し、弱点を封印してきた。その後両チームともオフェンシブリバウンドを奪うもなかなか決めきれず、ようやくハーデンとミルズがそれぞれ決めて、残り時間は4分を切ったんだ(98-95) ボクも久しぶりに緊張してきたよ。」
 
シンキ「相手が常勝スパーズですからねー。それは分かります。このゲーム勝ちましょう、お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後、ハーデンが時間をぎりぎりまで使ってスリーを放つが決まらず、ネネのナイスディフェンスでジノビリのショットを落とすも、ハーデンがまたしてもターンオーバーをして、スパーズは速攻からレナードがダンクに成功。得点差は1点になってしまった(98-97)」
 
シンキ「ハーデンのターンオーバーは痛いですが、まだリードしてますよ。お願いします。」
 
キャット「勝負の時間帯、ロケッツはやはりこの男ハーデンが自ら切れ込み加点を狙うが、スパーズディフェンスに阻まれてしまい決まらず。だがリバウンドを取ったハーデンは外へ出し、ボールが繋がってアンダーソンがワンフェイクでレナードを飛ばす、技ありのスリーを決めた! その直後のスパーズオフェンスを止めたロケッツが勝利へ向かって最終局面に入ったんだ(101-97) 残り2分切った。」
 
シンキ「アンダーソンは今日もいいですね。頼りになりますよ。あと2分ないですから、ターンオーバーから失点しないように気を付けましょう。お願いします。」
 
キャット「ロケッツのオフェンスはハーデンから始まり、またしても自ら切れ込んでジノビリからビデオ判定が行われる微妙なファールをもらう! このフリースローをしっかり決めて勝利に近づきたいロケッツだったが、なんとハーデンはまさかの2本ともミス・・・ このチャンスを歴戦の王者スパーズが逃すはずはなく、レナードがしっかりジャンパーを決めてロケッツのリードは2点に(101-99) 残り1分切った。」
 
シンキ「超人ハーデンも人間でしたか(苦笑) まだリードしてますよ。お願いします。」
 
キャット「この時間帯でボールを任せるのは、やはりハーデンしかおらず、彼はステップバックからスリーを放つが決められずスパーズボールに。スパーズもエースのレナードにボールを託しジャンパーを放つが、こちらも決められず。残り30秒切ってロケッツボールになった。勝利まであともう少しだよ(101-99)」
 
シンキ「いやー、手に汗握る展開ですね。ここは是非とも勝利をお願いします。」
 
キャット「ショットクロックを使ってハーデンが切れ込むも、完全にスパーズに読まれていて、ダブルチームに入ったミルズがオフェンシブチャージを奪う。これで残り5.8秒でスパーズボールになってしまったよ。」
 
シンキ「超人ハーデンでも、常勝スパーズ相手には苦労しますよね。これからの課題でしょうが、ここはディフェンスで頑張ってもらって勝利してください。お願いします。」
 
キャット「スパーズ最後のオフェンス。レナードがドライブから完全にアリーザを交わし、アンダーソンも振り切り、決まったかに見えたショットは、ネネの圧力もあったのか決まらず、そのリバウンドもオルドリッジが取るが、ギリギリ押し込めずにロケッツが逃げ切って勝利! 勝負所でちょっと詰めが甘かったが、まあスパーズが相手だし仕方ない。勝利したことの方が大きいだろう。個人成績は以下の通りに。」
 
ロケッツ(5-3) FG37/78(47.4%) 3pFG10/30(33.3%) FT17/22(77.3%) 45R(8OR) 25A 7S 4B 19TO
ハーデン 41分 24点、12R、15A、1S、8TO FG9/19 3pFG1/5 FT5/7
ブリューワー 14分 0点、2R、1A FG0/5 3pFG0/4
アリーザ 41分 9点、5R、3A、4S、3TO FG4/8 3pFG1/5
アンダーソン 36分 20点、8R、1S FG5/11 3pFG4/6 FT6/7
カペラ 18分 12点、5R、1B FG5/8 FT2/4
ゴードン 34分 15点、2R、2A FG5/14 3pFG2/7 FT3/3
ネネ 21分 4点、2R、1B FG2/3
デッカー 18分 10点、7R、1S、1B FG4/5 3pFG2/2
KJマクダニエル 5分 0点 FG0/0
エニス 7分 4点、1A FG2/4
ハレル 5分 3点、1R、1A FG1/1 FT1/1
ブラウン、ウィルチェーは出番なし。
 
スパーズ(5-3) FG33/84(39.3%) 3pFG7/23(30.4%) FT26/30(86.7%) 39R(10OR) 22A 14S 5B 10TO
ミルズ 34分 8点、3R、10A、0TO FG3/8 3pFG0/4 FT2/2
グリーン 26分 8点、3R、2A、4S、1B FG3/9 3pFG2/8
レナード 39分 34点、7R、1A、1S、2B、2TO FG11/26 3pFG4/6 FT8/8
オルドリッジ 31分 14点、5R(3OR)、2A、2S、1B FG5/15 FT4/5
ガソル 13分 2点、7R、1A、1S FG1/2
ジョナソン・シモンズ(27歳苦労人) 21分 9点、3R、1S、1B FG3/4 FT3/3
マヌ・ジノビリ(39歳アルゼンチンの英雄) 21分 8点、3A、2S FG1/7 FT6/6
デビット・リー(今季から加入) 16分 10点、4R、2A FG4/6 FT2/4
カイル・アンダーソン(3年目) 13分 0点、5R FG0/2
ニコラス・ラプロビトラ(27歳アルゼンチン代表のルーキー) 14分 5点 FG2/5
デービス・バータンズ(ラトビア出身のルーキー) 10分 0点、1R FG0/0
ドウェイン・デッドモン(今季加入) 4分 1点 FT1/2
アクティブロスターのデジョンテ・マレー(今季ドラ29位)は出場なし。
 
シンキ「今日のスパーズ戦との接戦に勝利し、アウェイ5連戦を3勝出来ましたね。よっしゃー!」
 
キャット「これで8ゲーム終了し、いつの間にかディビジョン首位に立ったよ(笑) 開幕からいい感じでプレイしているし、今日のゲームは相手を考えると、今季最高と言っていい内容だしね。今後に期待が持てるスタートを切ったと思うよ。」
 
シンキ「ハーデンがチームを牽引してますよね。頼もしい存在ですよ。」
 
キャット「今日は勝負所で決めきれなかったように、彼なりの課題があるんだが、彼がコートにいる時のロケッツオフェンスは間違いなくスムーズだからね。ここまでロケッツを勝利へ導いてる存在なのは確実だろう。彼のいない時間帯はエニスがコートにいることが多いんだけど、そのエニスが気の毒になるくらい、ハーデンのオフェンシブゲームは抜けているからね。」
 
シンキ「新加入組のアンダーソンは今日も20得点を超え、ゴードンも控えでもそれなりに貢献中ですね。」
 
キャット「いい補強をしたと思う。同じく新加入のネネも、数字以上の働きを見せているし、オフの補強は大事だなって感じたね。」
 
シンキ「この調子で一気に連勝街道へ入りたいものですね。さて次のゲームは3日後になりまして、再びスパーズ戦になりますが、今度はホームでできます。返り討ちにしましょう!」
 
キャット「スパーズ相手に連勝はかなり難しく思うんだけど、今のロケッツならやってくれそうな期待感がある。その後もそれなりにタフな相手が続くが、アウェイ5連戦の内容を考えると、不安より期待の方が大きいね。シーズン50勝を目指して頑張ってもらいたい。」
 
シンキ「ですね。それでは最後に何かありますか?」
 
キャット「元ロケッツのジョシュ・スミスの所属先がやっと決定したよ。中国リーグの四川ブルーホエールズと1年契約をしたそうだ。どうやらNBAのチームとは契約出来なかったみたいだね。」
 
シンキ「アメリカ新大統領も決まりましたが、ジョシュの行先も決定しましたか。NBA復帰が出来るかわかりませんが、健闘を祈りたいですよ。あとはディーモーを残すのみとなりましたね。」
 
キャット「そうだな。何とか折り合いを付けて欲しいと思っているよ。お願いしますって感じかな(笑)」
 
シンキ「笑 ちなみにトランプ新大統領でNBAは大丈夫なんですかね? ちょっと心配になります(笑)」
 
キャット「レブロンはトランプをやっかいな障害物と表現しているな(笑) でもまあ大丈夫でしょ。優勝チームはホワイトハウスに訪問するのが毎年の恒例なんだけど、レブロンでもさすがに行くと思う。顔は合わせたくないだろうけど(笑)」
 
シンキ「今日はどうもありがとうございました。次回のスパーズとの再戦も宜しくお願いします。」

プレシーズンゲーム最終戦 対スパーズ(アウェイ)

シンキ「こんにちは。約3週前に始まったプレシーズンゲームも今日が最終戦になります。ここまで6戦5勝と調子のいいロケッツですが、今日のゲームも勝って欲しいところですよ。」
 
キャット「ロケッツは今日のゲームにハーデン、ゴードン、アリーザ、カペラの4人を帯同させていない。アウェイ戦だし無理をさせなかったのだろう。当たり前だけど、プレシーズンゲームの勝敗よりも、レギュラーシーズン開幕戦に向けて万全を期す方が大事だからね。」
 
シンキ「となると若手はチャンスですよね。ロスター入りを目指している選手達も最後のチャンスをモノにして欲しいと思いますよ。それではゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがエニス、KJ、ブリューワー、アンダーソン、ネネ。スパーズはキャリア16年目のパーカー、若手のカイル・アンダーソン、チームリーダーのレナード、オールスターのオルドリッジ、ブルズから移籍した16年目のガソル。」
 
キャット「第1Q序盤から両チームともリズムに乗れていなかった。それでもネネはミドルレンジからのジャンパーを決めまくっていたよ(8-8) 終盤に入って、スパーズはレナードがスリーを決めると、今度はオルドリッジがパワープレイを見せて主導権を取ったんだ。第1Qは14-21でスパーズが7点リード。第2Qに入ってもロケッツは、ハーデン不在のためにオフェンスのリズムが悪く、特に外からのシュートがことごとく落ちていた。その隙にスパーズはラトビア出身のルーキーであるバータンズが効率的に得点していて、点差はみるみる拡がったよ(16-30) 中盤前にようやくロケッツは控えのブラウン、このゲームから復帰したプリジオーニの2人が、合わせて4本のスリーを決めて追いすがるが(30-36)、インサイドのオルドリッジ、ガソルを止められず、結局ロケッツは38-50の12点ビハインドで前半が終了となった。」
 
シンキ「ハーデンがいないとオフェンスはどうにもなりませんかね。後半戦もお願いします。」
 
キャット「第3Qも出だしは両チームともリズムに乗れていなかったが、それでもロケッツはネネが好調をキープし、KJもレナードに対しそれなりのディフェンスをしていて、点差を詰めに掛かる(46-53) しかしスパーズは15番目の椅子を争うフォーブスの4ポイントプレイを皮切りに、ガソル、レナードがさすがのプレイを見せて再びリードを二桁に戻すことに成功(49-61) 中盤に入ってもスパーズは、昨季NCAAトーナメントで最優秀選手に選ばれたアーチデアコノが見せ場タップリのプレイでロケッツディフェンスを翻弄すると、今度はとどめとばかりにレナードがKJを子供扱いし、点差は一気に拡がったよ・・・(54-73) ロケッツも終盤にオフェンスのリズムが出てくるが、スパーズはバータンズが的確にシュートを沈め、結局ロケッツは15点のビハインドで第3Qを終えたよ(71-86) ロケッツは第4Qにブラウンが素晴らしいプレイを見せて点差を次第に詰めるが、フォーブスのスリーを止められず、結局99-114でロケッツは敗戦。プレシーズンゲーム最終戦を飾ることは出来なかった。個人成績は以下の通り。」
 
ロケッツ(5-2) FG38/93(40.9%) 3pFG8/35(22.9%) FT15/22(68.2%)
エニス 21分 6点、4R、1A FG2/7 3pFG0/1 FT2/2
KJマクダニエル 29分 10点、5R、1B、3TO FG4/11 3pFG2/3
ブリューワー 16分 4点、3R、2A、3S FG1/4 3pFG0/3
アンダーソン 22分 7点、6R、2A FG2/8 3pFG0/3 FT3/3
ネネ 19分 15点、4R、2TO FG7/8 FT1/3
デッカー 21分 10点、5R FG4/11 3pFG1/4
プリジオーニ 19分 10点、1A、2TO FG3/5 3pFG2/4 FT2/3
ハレル 17分 6点、8R(4OR)、1B FG3/8
ブラウン 32分 23点、4R、9A、0TO FG8/20 3pFG3/11 FT4/5
ウィルチェー 16分 2点、1R FG1/6 3pFG0/5
ペイトン2世 16分 0点、2A FG0/2
オヌアク 12分 6点、5R FG3/3
ハーデン、ゴードン、アリーザ、カペラは遠征に帯同せず。ビバリーは左ひざ故障のため欠場で、開幕から20ゲームは欠場する予定とのこと。へアストンは出番なし。
 
スパーズ(4-2) FG45/89(50.6%) 3pFG8/18(44.4%) FT16/17(94.1%)
パーカー 22分 10点、4R、3A、2S、4TO FG5/13
カイル・アンダーソン 20分 10点、4R、3A、2B FG4/5 FT2/2
レナード 18分 15点、4R、2A FG6/9 3pFG2/4
オルドリッジ 22分 12点、7R FG6/13
パウ・ガソル 22分 6点、9R、4A、1B FG3/7
デビット・リー 8分 4点、3R、2TO FG1/4
パティー・ミルズ 8分 2点、3R FG1/2
デービス・バータンズ(23歳) 20分 14点、1R、2A FG4/6 3pFG2/4 FT4/4
ジュエル・アンソニー 13分 8点、5R、2B FG3/3
デジョンテ・マレー(今年ドラ29位) 15分 6点、4A、2S FG1/5 FT4/4
ブリン・フォーブス(保証金12.5万ドル) 28分 19点、1R FG7/11 3pFG4/5
ライアン・アーチデアコノ(部分保証金あり) 15分 2点、6A FG1/3
リビオ・ホアンチャールズ(13年ドラ28位、今季チーム入り) 12分 0点、4R FG0/3
パトリシオ・ガリーノ(アルゼンチン出身のドラフト外ルーキー) 19分 6点 FG3/5
ダニー・グリーンは左大腿四頭筋負傷で3週間欠場。ジョナソン・シモンズは右ふくらはぎ打撲のため欠場。ドウェイン・デッドモン(4年目の今季からスパースへ)、ニコラス・ラプロビトラ(アルゼンチン出身のキャンプ要員)は出番なし。マヌ・ジノビリは休養。
 
シンキ「強豪スパーズを相手にどう戦うのかを見て、今後を占いたかったと思いますが、さすがにハーデン不在では厳しかったですかね?」
 
キャット「オフェンスのリズムがさっぱりだったからなー。スタータークラスが出ている時間帯に、ネネがミドルからジャンパーを決めるシーンが目立ったんだけど、ボール回りがよくないから、結局仕方なく打った側面も否定できないね。よく決めたネネをほめるべきだろうが、やはりハーデンがいないとロケッツのオフェンスはワンランクどころかツーランクは落ちると思うよ。」
 
シンキ「アンダーソンのシュート力は期待できませんか?」
 
キャット「きついね(苦笑) 所々でダブルチームを仕掛けられていて、まともにシュートを打ててなかった感じだった。やはり彼はハーデンが敵を引き付けてこそ輝く選手なんだろう。」
 
シンキ「今日スターターを務めたエニスとKJはどうでしたか? KJはそれなりの数字を挙げているようですが。」
 
キャット「KJの数字は第4Qの主力がいない場面のもので、レナードには攻守両面で完敗だったよ。レギュラーメンバークラスが相手だと、彼の運動能力はアドバンテージではなくなってるね。正直なところ、スターターでは荷が重いと思ったよ。エニスも同様で、現状では控えでのつなぎ役が彼らには合っているんじゃないかな。まあ今日は相手が悪かったと見る向きもあるが。」
 
シンキ「ただビバリーの故障欠場が長引きそうですからね。悠長なこと言ってられないんじゃないですかー」
 
キャット「レギュラーシーズン開幕からアウェイ戦が多いからね。一昨年のようなスタートダッシュを決めたいロケッツとしては、彼らに頑張ってもらうしかないな。まだ若いし、日々成長して欲しいと思うよ。」
 
シンキ「チームディフェンスに関してはどうでしたか?」
 
キャット「スパーズの速いボールまわしに対応出来てないことが目に付いたよ。ペイント内で48得点されているように、インサイドディフェンスが機能していなかったな。ここらへんはカペラ不在が影響していると思う。」
 
シンキ「ところでネネとカペラ、ともに結果を出していることから、彼ら2人のうちどちらがスターターを務めるんですかね?」
 
キャット「ダントーニ曰く、まだ決めてないようだが、対戦チームによって替えるかもとのことだよ。ネネの持ち味は抜群のバスケットボールIQから繰り出すテクニック、カペラは攻守でその身体能力の高さを活かすプレイと、それぞれ持ち味が違うからね。使う方としては助かると思うよ。個人的にはカペラがいいと思うが、ネネの安定感も捨てがたいな。」
 
シンキ「それからロスター争いについてですが、今日はハーデンが休養でブラウンがなかり出番をもらい、彼はそのチャンスに結果を出していますよね。彼と最終ロスターを争っているウィルチェーが今日のゲームで結果を出せなかったことから、もしかするとブラウンが残る可能性も捨てきれない感じに見えますが、これについてはいかがですか?」
 
キャット「いやー、今日のブラウンはホント良かったよ。昨季のローソンよりもいいんじゃないかと思ったくらい(苦笑) ビバリー離脱でガード陣の層が薄くなってるし、もしかするとウィルチェーが落ちるという可能性もあり得るかもしれないな。ただウィルチェーは味方がセットすると持ち味を発揮するタイプだから、今日のゲームで結果を出せなかったからと言って、彼の評価が落ちるとは思えず、やはりこれまでの予想通り、ボクはウィルチェーが最終ロスターに残ると思っている。ブラウンはNBAではサイズ不足なんだけど、自力でオフェンスを組み立てられるし、どこかのチームが興味を示すことはあると思うから、仮にロケッツのロスターに残れなくても、今日のゲームの活躍は無駄にならないと思うよ。」
 
シンキ「ありがとうございます。最後にスパーズについて何かコメントをお願いします。」
 
キャット「チームを5度の優勝へ導いた、レジェンドのダンカンが引退し、スパーズも新たな時代に入ったが、昨季オールNBAファーストチームに選ばれたレナードを中心に、今季も勝ち星を重ねるだろう。ただ34歳パーカーの支配力が低下し、ジノビリは39歳、新加入のガソルも36歳だ。ダンカンのディフェンス力を失ったスパーズが、これまで通りに勝ちまくるというシーンはイマイチ想像しにくいのも事実で、さすがにウォリアーズやキャブスには対抗できないと予想してる。ロケッツはスパーズを目標にレギュラーシーズンを戦って欲しいと思っているよ。離されず付いていきたいね。」
 
シンキ「今日はどうもお疲れ様でした。開幕前に最終ロスターに残った選手の発表をお願いしたいと思います。」
 
キャット「オーケー。昨季はカザミとジョシュア・スミスが争ったんだが、2人とも残れなかったな。今季はウィルチェーかブラウンのうち、1人は残るだろう。彼らはNBAでプレイ出来る力があるからね。選手達はドキドキもんだろうが、こちらは楽しみだ(笑)」

今季第59戦 対スパーズ

シンキ「こんにちは。今日はホームで強豪スパーズ戦です。ロケッツはブレイザーズ戦勝利の勢いを継続出来るか注目ですね。」

キャット「全くだ。ここでまたワンサイド負けとなると、今度こそ今季終了と見ていいと思う。今日はロケッツファンに希望を与えるゲームを期待したい。」

シンキ「先日の勝利で少しは希望が見えてきたようですね。それではゲームの方をお願いします。」

キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、アリーザ、ジョシュ、ハワード。カペラは今日も欠場となった。スパーズはパーカー、グリーン、レナード、オルドリッジ、ダンカン。」

キャット「序盤は両チームとも決め手を欠き、加点出来ない展開だった。まずその均衡を破ったのは大ベテランのダンカン。ハイポストからミドルを決めると、ワイドオープンと見るや、すかさずもう一本ミドルを決めてきたよ(0-4) ロケッツはスパーズのディフェンスに阻まれ、思うようなオフェンスを展開出来ず、その間にレナードなどに加点され、開始4分半でロケッツはタイムアウトを要求(1-8) タイムアウト後、アリーザのドライブが決まって、ロケッツはようやくフィールドゴールに成功したよ。その後ハーデンのレイアップなども決まって若干ロケッツが持ち直したんだ(7-12) だが中盤過ぎになると、レナードがコンスタントに加点していき、控えから出てきたアンダーソンのマークをおろそかにするなど、ディフェンス面で問題が出て、9-0のランを食らってしまったよ。結局15点のビハインドで終了となったんだ(11-26)」

シンキ「うーん、やはりスパーズは強いですか。」

キャット「スパーズディフェンスに抑えられているし、終盤に一気のランを食らってしまったな。でもまだ第1Qだ。ブレイザーズ戦も後半から次第に修正してきたから、そこに期待だよ。ちなみにディーモーが約2ヶ月ぶりに復帰して1本決めたよ。ローソンも出てるね。」

シンキ「はい。では前半の続きをお願いします。」

キャット「第2Qに入ってもスパーズのペース。控えのディアウ、ウエストにミドルを決められ、続けてイージーレイアップも決められてしまい、ロケッツのビハインドは21点になってしまう(15-34) ロケッツはその後もターンオーバーを連発していたが、スパーズも一息付いて点差は変わらなかった。4分半経過してアリーザがスリーを決めると、ポポビッチは手直しのためタイムアウトを要求する(18-34) タイムアウト後、ダンカンからパーカーへのパスが決まって加点されるが、ロケッツも次第にオフェンスのリズムが出てきて、速攻からハーデンのスリーに続き、ジョシュの加点にハワードへのパスが通るダンクで追い上げてきたんだ(27-38) だがレナードが悪い流れを断ち切るかのようなスリーを決めると、またしてもハイポストのダンカンがナイスパスを出すなど、リズムを取り戻していき、パーカーのスリーも決まったスパーズが再び15点のリードを奪ったよ(31-46) 終盤に入っても、スパーズペースは変わらず、結局20点のビハインドで前半が終了となった(31-51)」

シンキ「一時追い上げたようですが、また突き放されてしまいましたか。」

キャット「中盤はペースを速めたことが功を奏し、いいリズムでゲームを進めていたんだけどね。ロケッツディフェンスはスクリーンからミスマッチを強要され、加点に繋がるケースが目立ち、ここらへんはさすがゲーム巧者スパーズと言ったところだよ。ハイポストからダンカンが効率良くパスも出しているしね。現状のロケッツではやはりきついかな。」

シンキ「ハーデンはどうなんですか。彼の大車輪待ちですかね?」

キャット「中盤に一気の加点があったけど、さすがにレナードの密着マークに苦戦中だな。まあ彼は後半に帳尻合わせてくる選手だから、現状のチーム力を考えると、もうロケッツファンとしてはそこに期待するしかないかな。」

シンキ「何とか後半に少しでも巻き返して欲しいですよね。それでは後半戦を宜しくお願いします。」

キャット「後半に入ってもスパーズの勢いは止まらず、ロケッツが4本連続でフィールドゴールをミスってる間に、スリーを2本決めてきて、その後もパーカーのリバースレイアップとスリーに、グリーンのスリーがまた決まって、ロケッツは中盤前に30点のビハインドになってしまったよ(35-65)」

シンキ「またまたワンサイドの展開になってしまいましたか・・・」

キャット「だな。中盤になってロケッツのオフェンスは持ち直してきたが、スパーズは大量リードの中、余裕を持ってプレイしているように見えた。何とか19点のビハインドまで巻き返したけど、ほぼ第3Qで終了と見ていいだろう(57-76)」

シンキ「悔しいですが、これが現状のロケッツなんですね。とりあえず第4Qもいいですかね?」

キャット「第4Qはハーデンを中心によく頑張っていたと思う。テリーのスリーが決まって11点差まで追い上げたんだけど、スパーズはハワードへハック作戦を行う慎重さを見せて、結局10点差で敗戦に終わったよ。最終スコアーは94-104。まあ残念ながら順当負けだろうな。」

シンキ「ありがとうございます。現状でのチーム力の差はいかんともしがたいですかね。」

キャット「まあそんなところだな。ブレイザーズに逆転勝利したとはいえ、スパーズの方が手強いのは間違いないし、順当負けと言えば順当負けだよね。」

シンキ「やはり今季終了と見てよさそうですか(苦笑)」

キャット「強豪相手にはほぼワンサイドで負けてるからね。仮にプレイオフに出場出来ても、良くて1回勝つ程度で終了となるだろう。やはり今後は若手を存分に使って、来季への手応えを感じさせる終わり方をして欲しいね。」

シンキ「分かりました。ちなみに今日出場したローソンはどんな感じでしたか? 彼はもう戦力外になっていると思ってましたよ。」

キャット「だよね(苦笑) ボクも驚いちゃった。今日のゲームも数分の出場で、ほぼ見せ場なしと、もう彼を使うならDリーグあたりで成長を見せてる選手と契約して使って欲しいよ。」

シンキ「次のゲームはあさってのバックス戦です。アウェイ戦になりますね。」

キャット「今日の敗戦で一気に冷めちゃった感じだけど、残り23ゲーム、若手を存分に使って来季への布石にして欲しい。やってくれないかなー(笑)」

シンキ「最後に何かありますかね?」

キャット「ウォリアーズがアウェイのサンダー相手に、劇的な勝利を飾ったよ。ブルズ越えの73勝へ向けて、このゲームがキーポイントの一つとボクは見ていたんだが、ここもクリアしたことで、記録更新は時間の問題になった気がする。」

シンキ「まだ5敗ですよね?」

キャット「残り24ゲームを20勝4敗でブルズ越えだ。今日はほぼ負けたかなと思ったんだけどね。カリーがホント神業のシュート力を見せつけてたよ。こりゃスコアーリングに関して言えば、ジョーダンと比較していいレベルだ。」

シンキ「だけどこの間ブレイザーズに完敗しているように、何が起こるか分かりませんよ。」

キャット「ホームコートで圧倒的な成績を残しているのが強みだよ。ボクは74勝でフィニッシュと見ているが、前任未踏の75勝もあり得るんじゃないかな。」

シンキ「ロケッツは完全に置いてかれてしまいましたが、ウォリアーズのようなチームを作るにはどうしたらいいでしょうかね?」

キャット「ドラフトで大成功して、生え抜きを鍛えないとダメだろうな。今みたいに外様でチームを構成していると、伸びしろがないんだよね。まあドラフト自体が運みたいなところあるから、余程ラッキーじゃないと、ウォリアーズみたいなチームは作れないな。」

シンキ「カリーとトンプソンに象徴されるように、これからはシューターの時代になるんですかね。それでは次のゲームも宜しくお願いします。」

ボックススコアー

今季第48戦 対スパーズ

シンキ「こんにちは。今日はスパーズ戦ですね。アウェイになりますが、4連勝達成を期待していいですかね?」

キャット「スパーズは今季ホームで負けてないからな。ロケッツは前回の対戦で完敗しているし、そのリベンジも込めて初黒星をお見舞いしてやりたいよ。ダンカンが右膝の痛みで欠場するし、最近の好調ぶりを維持出来れば、チャンスあるんじゃないかと思っている。頑張って欲しいよね。」

シンキ「分かりました。それではゲームの方をお願いします。」

キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、ブリューワー、アリーザ、ハワード。ハワードが復帰し、スモールラインナップを敷くため、カペラを控えに持っていったな。対するスパーズは、パーカー、グリーン、カイル・アンダーソン、レナード、オルドリッジ。」

キャット「序盤はスパーズが優勢。レナード、グリーンのスリーが3本決まって8点リードする(8-16) ロケッツはミスが出て流れに乗れていなかったが、それでもタイムアウト後にアリーザがスリーを決めて好調振りをアピールすると、ブリューワーのドライブ、ハーデンの速攻などで13-4のランに成功して、残り6分逆転に成功したんだ(21-20) しかしスパーズもパーカーの加点で反撃すると、ロケッツはジョシュの弱点である無駄打ちや独り相撲でリズムが悪くなってしまい、その隙にスパーズはフリースローを冷静に決めるなど、逆転して突き放しに掛かったよ(26-31) 終盤はカペラへ故意のファールをして、スパーズはリズムをキープ。結局6点のビハインドで第1Qが終了したんだ(29-35)」

シンキ「やはりスパーズはゲーム巧者ですかね。」

キャット「まあな。ここらへんはダンカンがいなくても関係ないよね。でも中盤前はいいリズムでゲーム運びしていたから、状況次第でチャンスあると思うんだけどどうだろう(笑)」

シンキ「笑 大丈夫です。4連勝へ向けて前半の続きをお願いします。」

キャット「第2Q序盤は両チームとも停滞していたが、ロケッツのターンオーバーからスパーズは速攻を決めると、グリーンのスリーとミルズのドライブも決まって、スパーズのリードは二桁になった(33-44) 離されたくないロケッツは、ハワードが練習の成果か、フリースローを冷静に沈めて追いすがる(37-45) その後もビバリーが技ありショットを決めるなどしてロケッツは必死に抵抗していたが、スパーズはロケッツディフェンスをあざ笑うかのようにグリーンがまたしてもスリー、オルドリッジやウエストもミドルを決めて、二桁リードを維持すると(43-54)、ロケッツ必死の抵抗を、自慢のディフェンス力で粉砕し、このチャンスをワイドオープンで、しっかり連続でスリーを決めた来たよ(44-60) ロケッツは堪らずタイムアウトを要求して修正を図り、それなりにアグレッシブに攻めてフリースローを決めて挽回したが(49-62)、終盤になってミス連発で自滅。結局20点差付けられて前半が終了したんだ(49-69)」

シンキ「ため息が出ちゃう展開になっちゃいましたかー。後半への見通しについてはいかがですかね?」

キャット「とにかくイージーショット打たれすぎなんだよね(苦笑) ミスも多いし、こんなことやってるんじゃ、プレイオフに出場してもスイープされるのが関の山だ。何とかしたいけど、現状では難しいのかな。後半は普通にやっていたら負け確定だから、アクティブに動き回ってプレッシャーを掛け続けるとか、いろいろやってもらいたいよ。」

シンキ「ですね。一気のランからまず点差を一桁へ持っていきたいですよ。諦めちゃ行けません。それでは後半戦をお願いします。」

キャット「ブリューワーのスリーでまずロケッツが先制するが、相変わらずディフェンスが機能せず、簡単に加点を許していて、堪らずビッカースタッフはタイムアウトを要求したよ(52-76) タイムアウト後にスパーズは若干スローダウンするが、ロケッツもスパーズディフェンスに苦しんでいて、それほど思うように加点出来ていなかった(60-80) スパーズは大量リードで気が緩んだのか、ミスが多くなっていたが、それでもロケッツのディフェンスを難なく攻略して加点が続き、点差はさらに離れて行ったんだよ(65-93) 終盤に入ってもその傾向は続き、最大30点差を付けられてしまったね。結局第3Q終わって29点のビハインド(73-102)」

シンキ「さすがに今日のゲームは苦しいですかね。」

キャット「当たり前だ(苦笑) 前回のアウェイ戦同様、一方的な展開となったな。」

シンキ「何がいけないんでしょうかね?」

キャット「簡単にシュート打たせすぎなんだよね。中盤過ぎからのスパーズは、もうやりたい放題だったよ。ディフェンス崩壊って感じで、見てるこっちも呆れちゃったよ。」

シンキ「とりあえず第4Qもお願いします。」

キャット「一応頑張って見るか(苦笑) 点差が点差なんで、このQ主力はもうお休み。序盤はロケッツはテリーのスリーが2本決まってペースを握ったんだけど、さすがにスパーズはタイムアウトを要求して修正すると、また点差は離れて行ったんだ。中盤以降も加点されまくったロケッツが、結局31点の大差で敗戦(99-130) 連勝は3でストップしたよ。ここまで通算成績は25勝23敗となった。スパーズはこれで39勝7敗。」

シンキ「順当負けですかね・・・」

キャット「ダンカン不在だから、もう少しやるかと思ったらこれもんだからね(苦笑) 何か逆に気持ちのいい敗戦だったよ。」

シンキ「笑 次のゲームはあさってになりまして、サンダー戦となってます。アウェイですね。」

キャット「次も厳しいと思うが、少なからず可能性はあると思うから、頑張って欲しいよね。当たり前だけど。」

シンキ「最後に何かありますか?」

キャット「クリッパーズのグリフィンが用具係を殴って、右手をケガした前代未聞の不祥事は置いとくとして(笑)、ウォリアーズがまた調子を上げてきたんだけど、この調子なら72勝どころか、75勝に到達出来るんじゃないかと思うようになってきたんだ。」

シンキ「75勝ですか!?」

キャット「そう。先日対戦したスパーズを完璧に粉砕し、キャブスにもアウェイで圧倒した今のウォリアーズは近年まれに見る強さなんじゃないかな。あとスパーズとサンダー戦を合計6ゲーム残しているんだが、ここを1敗で抑えること出来れば、72勝越えは当然として、75勝も視野に入ると思っているんだよ。」

シンキ「主力のケガが心配ではありますが、ここまでまだ4敗ですからね。75勝へは、あと3敗は出来ますし、あり得ない数字じゃないですよね。」

キャット「そうなんだよ。今のカリーはあのジョーダンと比較出来るくらいの選手になってるし、トンプソン、グリーンもオールスター常連になりそうな気配あるからな。そんなに歳を取っているチームではないし、当分の間勝ち続けて王朝を築く可能性はあり得るぞこりゃ。」

シンキ「我がロケッツはどう対処して行けばいいんでしょうか・・・」

キャット「うーん。ウォリアーズが弱体化するのを待つしかないか(苦笑) 少なくとも今のロケッツに勝ち目はほとんどないからね。思い切って将来のために動いてもいいような気がするよ。まあ対抗したい気持ちもあるが、今日のスパーズ戦観たら、気持ちがそちらの方へ行ってしまうよね(笑)」

シンキ「分かりました。もう一度聞きます。ウォリアーズは今季何勝しますか?」

キャット「74勝すると思う。74勝8敗でフィニッシュだ。不測の事態でもない限り、優勝もウォリアーズで決まりだよ。」

シンキ「今日はどうもお疲れ様でした。次のサンダー戦も宜しくお願いします。」

ボックススコアー

今季第35戦 対スパーズ

シンキ「こんにちは。今日もお疲れ様です。3連敗で調子のでないロケッツですが、今日はアウェイで強豪スパーズとの対戦になります。クリスマスゲームに勝利してますから、ここも勝って連敗脱出して欲しいところですよ。」

キャット「ホームでは滅法強いスパーズだから、クリスマスゲームで勝利しているとはいえ、苦戦は免れないだろう。前半を食らいついて、後半どれだけ勝負が出来るかだろうね。」

シンキ「それではゲームの方をお願いします。」

キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、アリーザ、カペラ、ハワードのおなじみ5人。今日はディーモーが腰の痛みで、ソートンがフィアンセが出産とのことで欠場となっている。スパーズはパーカー、グリーン、レナード、オルドリッジ、ダンカン。」

キャット「序盤は両チームともシュートの決まらない時間帯が続いたんだが、2分半経ってロケッツがカペラの連続ブロックで勢いに乗り、オフェンスで流れを掴むことに成功。12-0のランを決めたロケッツが先制した形になった(12-3) しかしタイムアウト明けにしっかり修正するのがスパーズのいいところ。グリーンのスリーが3本決まるなどして、今度はスパーズが11-2のランを出し、中盤にゲームはタイになったんだ(14-14) 中盤以降はロケッツが速攻からの加点などで応戦し、スパーズもオルドリッジが連続加点するなど譲らず、結局第1Qはロケッツの2点のビハインドで終了となった(27-29)」

シンキ「第1Q終わった感じでどうでしょうか?」

キャット「まあまあかな。先日のウォリアーズ戦よりはいいよ。スリーを5本決められているから、そこのところの修正をしっかりすれば、今日も好勝負出来ると思うよ。」

シンキ「それでは続きをお願いします。」

キャット「第2Qも序盤は両チームともリズムが取れず、ゲームは停滞したんだ。それでもリードは終始スパーズが握っていたよ(39-42) 中盤に入って、ビバリー、ハーデンのガード陣から、ハワード、カペラへとナイスパスが通ってリズムに乗って来たロケッツが、9-1のランを出して逆転に成功するが(48-43)、終盤に入るとディフェンスを強化したスパーズにロケッツはタフなショットが続いてしまう。その隙にスパーズはレナードを中心に効率のいいオフェンスを展開。ロケッツは防戦一方と言った感じで逆転されてしまったよ。結局10-2のランを含む、約4分で17得点取られたロケッツが、5点のビハインドで終了となった(55-60)」

シンキ「いい感じで逆転しましたが、終盤は攻守で防戦一方でしたか。」

キャット「しっかり修正するのがスパーズの強みだよね。このままズルズル行ってしまうのか、それとも踏ん張って第4Q勝負になるのか、それは第3Q次第と言っていいだろう。」

シンキ「ですね。では後半戦をお願いします。」

キャット「第3Q序盤にスパーズはミスが多く、ロケッツはアリーザのスリー、ビバリーからハワードへ渡るカウントプレイなどで追い上げてきた(63-65) 中盤前の段階では、どちらかというとスパーズペースでゲームは進行していたんだが、ロケッツもビバリーがタフショットを決めるなどして点差はそのまま(67-70) しかし残り6分半、ポポビッチは何やっているだとばかりにタイムアウトを取ってチームに渇を入れると、ようやく本来のスパーズを取り戻してタフなディフェンスを披露。ロケッツはボール回しから苦戦しミス連発して、シュートもまともに打てない時間帯が続いてしまった。その間スパーズは猛攻撃を開始し、ロケッツディフェンスはなすすべなく点差は離れていったよ。結局ポポビッチの渇から26-5のランを食らったロケッツは、24点のビハインドとなり、ほぼ勝敗は決したんだ(72-96)」

シンキ「ズルズル行ってしまいましたか・・・」

キャット「ロケッツはまともなシュートはほとんどなかったからね。ホント醜かったよ。こんな感じだとプレイオフ出ても勝てないのは明白だから、もう若手に切り替えて、来季以降のためのシーズンにしてもいいかなって思えてきたよ。」

シンキ「ちょっと残念ですが、とりあえず最後までお願いします。」

キャット「もういいだろう。結局点差はほぼ変わらず、103-121で敗戦に終わった。まあ順当負けだろうね。これで4連敗。今季16勝19敗となってしまったか・・・」

シンキ「情けないですが、現状の力の差ですかね・・・」

キャット「やはり第3Qで終わっちゃったな。まあ前半終わる頃のプレイ見ていれば、ある程度の予想は付いたんだけどね。」

シンキ「スパーズの強さは何ですかね?」

キャット「バランスがいいんだよ。力抜いてもそれなりのプレイが出来るし、攻守のバランスがすばらしいよね。」

シンキ「また聞いちゃいますが、今後のロケッツはどうしましょうか?」

キャット「とりあえず連敗がまだ続くなら考えよう(苦笑) それまではこのままでいいと思う。まだ今季半分も経過していないからね。」

シンキ「分かりました。最後に何かありますかね?」

キャット「明けましておめでとうございます。本年もこのブログを宜しくお願いします。」

シンキ「笑 次はあさってのアウェイでのジャズ戦になりますので、こちらの方もお願いします。」

ボックススコアー