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サンダー

'17~'18 第32戦 対サンダー(アウェイ)

シンキ「こんにちは。14連勝後に連敗してしまったロケッツ。今日からアウェイ3連戦が始まります。結構手ごわいチームとの対戦が多いので、連敗継続しないか不安ですよ。」
 
キャット「まあこれだけ勝ってると、少し負けただけでも焦ってくるな(笑) ポールは引き続き欠場となるが、今日はカペラが戻るのは心強いね。ハーデンとカペラがいれば、そう簡単には崩れないと思ってるよ。アウェイ3戦は全部勝ってもらいたい。」
 
シンキ「では本日のサンダー戦をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ゴードン、アリーザ、アンダーソン、カペラ。サンダーは昨季MVPのウエストブルック、ディフェンダーのロバーソン、移籍したジョージ、ロケッツが獲得に熱心だったカーメロ、タフなニュージーランド人のアダムス。」
 
キャット「第1Q序盤のロケッツは、ターンオーバーから速攻を出されると、カーメロにスリーを決められ、開始1分で7点のビハインドに(0-7) カーメロは次のポゼッションでもジャンパーを決めて存在感をアピールする。そのカーメロ獲得へのトレード要員だったアンダーソン。最近のヘタレ振りを象徴するように、1対1ではマークマンを振り切れず、ジャンパーを落としていたよ。それでもロケッツは次第にペースを掴んで来て、まずハーデンからのパスをカペラがダンクで加点すると(4-9)、コーナーからゴードンがスリー、サンダーもジョージのスリーなどで対抗するが、ロケッツはカペラがペイント内で存分に存在感を出す頼もしさを見せて、ロケッツのビハインドは3点になったんだ(11-14) ゲームは中盤に入り、両チームともフリースローでの加点が続いた後、アリーザのレイアップが決まって1点差に追い上げたロケッツ(19-20) サンダーはウエストブルックのジャンパーが不調で落としまくっている隙に、アリーザがカペラからのパスをコーナーからスリーを決め、ロケッツがゲームをタイにすると、速攻からのレイアップも決まって逆転(24-22) 終盤に入ると、途中から出場したネネのジャンパーが決まり、ロケッツは4点リードとするが、サンダーもアダムスのオフェンシブリバウンドで食いつなぎ、ジョージの4ポイントプレイもあって、なかなか突き放せないままゲームは終了となったね。第1Qが終了してロケッツが3点リード(31-28)」
 
シンキ「第1Qは無難な立ち上がりと言ったところでしょうか。ハーデン頼みではなく、カペラやアリーザが存在感を出していますね。」
 
キャット「途中からリード出来たこともあって、ハーデンは第1Q終盤に休めたよ。ポールの替わりに今日もウェバーが出ているが、先日のゲームより良く見える。次の第2Q序盤のハーデンのいない時間帯でどれだけのプレイをするか楽しみだ。キャッチ&シュートが得意なゴードンだから、もっとウェバーにボールを持たせてもいいと思うよ。」
 
シンキ「長いシーズンを乗り切るためには、彼みたいな活きのいい若手に頑張ってもらいたいですよね。では続きをどうぞ。」
 
キャット「第2Q序盤のハーデンのいない時間帯。ウェバーとネネのツーメンゲームはフィニッシュ出来なかったがアンダーソンがしっかりフォロー。これで気を良くしたのか、次のポゼッションではウェバーからのパスをしっかりとスリーを決めたね(36-28) 8点のリードを奪ったロケッツだったが、サンダーもジョージのドライブやグラントのスリーなどで盛り返す(36-34) ここまでしっかりアピールできているウェバーがディフェンスでも見せ場。ナイスヘルプからのスチールや、ローポストでウエストブルックを止める存在感を発揮していたよ(40-38) ゲームは中盤前になり、ここでウェバーはハーデンと交代。そのハーデンはカペラへのナイスバウンドパスを披露(42-38) アンダーソンも最近の不調から立ち直ってきて、まず3本のフリースローを決めると、次のポゼッションでもドライブからカペラへナイスパス。ロケッツはいい感じのプレイを見せていて、ゲームは中盤以降へ(47-40) その後カーメロにスリーを決められるが、ロケッツもハーデンが3本のスリーを決めるなど、7点のリードは変わらず(50-43) だがサンダーもアダムスが相変わらずペイント内で存在感を見せると、終盤に入り好調カーメロがタッカーを翻弄するジャンパーを2本決めるなど、ロケッツのリードはなくなってきた(55-52) ゴードンが2つのターンオーバーを犯している隙に、サンダーは逆転に成功(55-56) その後ここまで不調のウエストブルックにもジャンパーを決められてしまったが、ハーデンがフリースローで凌いで第2Qは終了となった(57-58)」
 
シンキ「いい感じでゲームを進行したようですが、終盤に逆転されてしまいましたか。後半への見通しはどうですかね?」
 
キャット「前半はサンダーにうまく凌がれて、ロケッツのターンオーバーから逆襲されてしまったな。でもゲーム内容は悪くないし、どちらかと言えばロケッツが押しているゲームだよ。後半に一気のランを出してゲームの主導権を握って欲しい。そうなればこのゲームは行けると思うよ。大丈夫だ。」
 
シンキ「頼もしいコメントですね。では後半をお願いします。」
 
キャット「第3Q序盤にまずハーデンからカペラへのパスが通ってロケッツが逆転するも(59-58)、相変わらずシュート好調のカーメロに加点されると、ジョージのスリーも飛び出し、さらにまたゴードンのターンオーバーから速攻で加点されてしまったよ(59-65) ダントーニは溜らずタイムアウトを要求へ。タイムアウト後もターンオーバーから加点され苦しい展開になったが、ロケッツも負けじと6点連取しビハインドを2点に戻したんだ(65-67) その後もハーデンの存在感で追いすがるロケッツは、中盤を過ぎると、ハーデンが再びスリーを決めてゲームを振り出しに戻す(73-73) サンダーもウエストブルックの調子が上がってくるが、ハーデンがドライブからカウントプレイを決めると、カペラへのナイスパス、再び3本のフリースローを得るなどの大車輪が続いてゲームは終盤に入った(80-79) 終盤はアリーザが奮闘。2本のスリーを決めるが、サンダーもグラントの加点やジョージのスリーで抵抗し、結局ゲームはタイで終了となったね(88-88)」
 
シンキ「一気のランを出せず、ゲームは接戦となってますが、アウェイ戦ですから、出来ればリードして第3Qを終えたかったですよ。」
 
キャット「ウエストブルックの調子が上がっているから怖さあるんだけど、こちらもハーデンの調子は良好だからね。クリスマスゲームらしい好ゲームになったと思うよ。第4Qで勝ち切りたいね。」
 
シンキ「では第4Qの勝利を期待しましょう。お願いします。」
 
キャット「第4Qのロケッツはゴードン、ウェバー、アリーザ、タッカー、アンダーソンでスタート。序盤は両チームとも加点に苦しむ時間帯となり、出だしの2分間は膠着したんだが(88-88)、まずその均衡を破ったのはロケッツ。ゴードンがスリーを決めると、ドライブでの加点にも成功して5点リードを奪った(93-88) だがウエストブルックをコートへ戻したサンダーが反撃を開始。まずフリースローで加点すると、コートに戻ったカペラの悪い選択から速攻で加点するカウントプレイに成功(93-93) ゲームをタイに戻したサンダーは、ここから攻守で勢いを増してくる。ゴードンが技ありのファールをもらってフリースローで加点したが、ハーデンとアンダーソンはタフショットを打たされてしまい、ここぞとばかりにウエストブルックがドライブで加点(96-99) 何とかロケッツもゴールテンディング気味のカペラのダンクが決まるが、ジョージにカウントプレイを決められ、ゲームの主導権はサンダーが握ったよ(98-102) 次のポゼッションでもタッカーの悪いパスから速攻になり、加点される寸前も、ジョージのボールハンドリングミスで助かっている始末。カペラのフリースローは1本しか入らず、時計は残り5分を切ったんだ(99-102)」
 
シンキ「やばい展開になってますが、まだ時間がありますので、焦らずまずは追いつきましょう。ではお願いします。」
 
キャット「攻守でリズムが出ないロケッツは、タイムアウト後、ロバーソンにハック作戦を仕掛ける選択を取る。そのロバーソンは4本中2本しか決められず、その隙にロケッツはアリーザとハーデンのツーメンゲームや、ゴードンのフリースローで1点差に追い上げたよ(103-104) だがサンダーはジョージがアグレッシブに攻めてフリースローをもらうと、次のポゼッションでジャンパーを決めて再びロケッツを突き放す(103-108) 何とかロケッツもゴードンがタフショットを決めるが、ウエストブルックのジャンパーを止められず、時間だけが過ぎて行った。残り2分切って、サンダーが5点のリード(105-110)」
 
シンキ「サンダーの加点を止めないことには逆転はありませんよ。ここはディフェンスを頑張りましょう、お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後、ハーデンのドライブで加点し(107-110)、さらにサンダーはターンオーバーからファールをして、ロケッツのチャンス到来も、カペラが2本ともフリースローを外す情けなさを晒す・・・ 結局その後もロケッツは加点出来ずに、ゲームはサンダーの勝利に終わった。最終スコアーは107-112。サンダーはこれで5連勝。ロケッツは3連敗となってしまった。チーム成績などは以下の通り。」
 
ロケッツ(25-7) 31 26 31 19 107
サンダー(19-15) 28 30 30 24 112
 
ロケッツ FG35/81(43.2%) 3pFG12/37(32.4%) FT25/31 38R 23A 13TO
サンダー FG43/79(54.4%) 3pFG8/18(44.4%) FT18/23 40R 21A 14TO
 
ハーデン 39分 29点、8R、14A、2S、1B、1TO FG7/18 3pFG3/11 FT12/14
ゴードン 37分 20点、3R、1A、1S、6TO FG6/13 3pFG3/7 FT5/5
アリーザ 43分 20点、4R、1A FG7/16 3pFG4/12 FT2/2
アンダーソン 30分 11点、5R、2A FG3/7 3pFG2/5 FT3/3
カペラ 30分 19点、10R(5OR)、1A、2S FG9/14 FT1/4
タッカー 29分 2点、4R、1A、4S FG1/4 3pFG0/1
ネネ 14分 6点、3R、1A、2B FG2/7 FT2/3
ウェバー 18分 0点、1R、2A、2S、1B FG0/2 3pFG0/1
タリック、ブラウン、ジョウ・チー、ジャクソンは出番なし。
 
ウエストブルック 37分 31点、6R、11A、3S、5TO FG12/24 3pFG0/1 FT7/8
ジョージ 41分 24点、5R、4A、5TO FG8/15 3pFG4/7 FT4/4
カーメロ 31分 20点、5R FG8/12 3pFG2/4 FT2/2
アダムス 39分 15点、10R(7OR)、1S、3B FG7/9 FT1/1
ロバーソン 28分 8点、4R、5A、4S、2B FG3/4 FT2/4
グラント 19分 9点、2R、1B FG3/6 3pFG1/1 FT2/4
ヒュースティス 18分 3点、3R、1A、2B FG1/3 3pFG1/3
フェルトン 15分 2点、2R、1B FG1/5 3pFG0/2
パターソン(元ロケッツ) 9分 0点、1R、1B FG0/1
アブリネス 3分 0点、2R
 
シンキ「残念ながら3連敗となってしまいましたが、試合後はどんな感じでしたか?」
 
キャット「ため息ついちゃったよ(苦笑) 前半観た限りでは、後半への期待は大きかったんだけど、ウエストブルックが復調し、ジョージにも存在感を見せられてしまって、ロケッツは劣勢を強いられ、結局ウエストブルックとジョージの2枚看板の決め手が上回っての敗戦と言ったところだ。ハーデンも頑張ってたけど、第4Qは4得点のみ。マークが厳しくて、サンダーディフェンスを崩せなかったよ。残念だが、今日のところは完敗なんじゃないかな。」
 
シンキ「やっぱりハーデン頼みは限界ですかね・・・」
 
キャット「もうちょっとオフェンスのオプションを増やさないことには、タフ相手に苦戦必至だと思う。そうなるとやはりポールの復帰待ちになるだろうね。」
 
シンキ「ディフェンスで封じ込めは出来なかったんですかね?」
 
キャット「ここもポールとバームーテ不在が大きいと思う。ディフェンスだけならゴードンよりもウェバーの方がいいと思うんだけど、キャリアを考えると、ゴードンを外す訳にもいかんしね。まあ今日のところは仕方ないよ。」
 
シンキ「でもこれで3連敗。次もアウェイのタフ相手ですからね。このまま負け続ける訳に行きませんよ。」
 
キャット「全くだ。長いシーズンを考慮すると、ポールの復帰を急がせるわけにも行かず、かと言ってこのまま連敗地獄に入るわけにも行かないから、何とか現状の戦力で打開策を見つけ出してもらいたい。ネネが存在感を出せない時には、ジョウ・チーをリムプロテクターとして使うとか、いろいろ考えられるからね。」
 
シンキ「このままではレギュラーシーズンの成績で、ウォリアーズの後塵を拝すことは間違いないでしょう。厳しい局面に立たされてしまってますが、ここは何とか凌いでもらいたいと思います。今日はどうもお疲れ様でした。次回のゲームは中2日でセルティックス戦となりますので、宜しくお願いします。」

2017年プレイオフ1回戦 ゲーム5 対サンダー(ホーム)

シンキ「こんにちは。プレイオフ1回戦サンダーとのシリーズは、ロケッツの3勝1敗となってシリーズ突破まで残り1勝です。今日のゲームで決めたいですよね。」
 
キャット「昨季のファイナルのように、3勝1敗から逆転されて落とす例もあるからね。シリーズは勢いが大事な部分あるから、ロケッツとしては今日で決める感じで行かないといけないだろう。頑張ってもらいたいね。」
 
シンキ「では早速ゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツ、サンダーともゲーム1から変わらずゲーム開始。序盤は両チームとのオフェンスのリズムが悪い。ロケッツは相変わらずアンダーソンが決められず、カペラもフィニッシュ出来ないなど、開始5分で4得点のみ。サンダーもロバーソン、オラディポあたりが決められなかった(4-6) それでもサンダーはビバリーが2ファールでベンチへ下がると、ウエストブルックが躍動して連続加点し、またまたサンダーが第1Qの主導権を握ったように見える(4-11) しかしロケッツはタイムアウト後にウエストブルックへダブルチームを仕掛けてターンオーバーを誘うと、ネネがフィニッシュして点差を2点に詰めたんだ(9-11) 残り5分になり、サンダーは慌てずウエストブルックへではなく、ギブソンやアブリネスを絡めたオフェンスを展開しリズムを作ると、ディフェンスでもロバーソンがハーデンのドライブをブロックするなど、中盤以降は若干サンダーが押し気味にゲームを展開したね(11-15) 終盤に入ってもロケッツはルー、ハーデンの加点があったが、全体的にオフェンスのリズムが悪く、ターンオーバーもあり、点差を詰められない。サンダーはアブリネスがスリーを決めるなどの加点もあって、第1Qはロケッツ6点のビハインドで終了したよ(16-22) オフィシャルの微妙な判定に、さすがのレスオーナーも苛立ったのか、残り20秒くらいのところで席を立って抗議していたね。」
 
シンキ「レスオーナーも力が入ってますか! 相変わらず第1Qの入りが悪いのが気になりますが、それでもこのシリーズ3勝してますからね。ここからですよ。ウエストブルック不在の時間帯で逆転ですね。では第2Qもお願いします。」
 
キャット「第2Q出だしサンダーはカンターのローポストから攻めたが、カペラが難なくディフェンスして速攻からルーが加点に成功。調子に乗ったのか、カペラは次のサンダーのオフェンスを豪快にブロックしてロケッツボールに。その後もオラディポが悪いセレクションのシュートを放つなど、サンダーはウエストブルック不在の時間帯に苦戦。タイムアウト後もカペラはカンターのショットをブロックし、オフェンスでもフリースローを4本中3本決めて、しっかり攻守で貢献していたよ(23-24) サンダーもアブリネスがスリーを決めてこの時間帯を何とか凌ごうとするが、アンダーソンが飛べないカンターの上からドライブでフローター気味に押し込むなど、ウエストブルック不在の時間帯(約3分半)で、しっかりロケッツは追いついたね(27-27)」
 
シンキ「このシリーズの見慣れた光景となってますね。続きもお願いします。」
 
キャット「ウエストブルックがコートに戻ったサンダーは、やはり息を吹き返すように加点を続け、再びリードを取るが(27-31)、ロケッツもゴードンがドライブから豪快なダンクに成功して会場を沸かす! 続いてビバリーの自らフォローで再びゲームはタイになった(31-31) その後も両チームともにオフェンスのリズムが良くて、加点を繰り返しているうちにゲームは7分半ほど経過(39-41) タイムアウト後にビバリーがスリーを決めてロケッツがリードを取ると(42-41)、ルーがアブリネスを軽く交わしてカウントプレイに成功する。ディフェンスでもウエストブルックにダブルチーム気味のディフェンスでミスを誘うなど、明らかにロケッツがリズムを取っているように見えた。このチャンスの時間帯を逃さんとばかりに、足首の故障を明らかにしたハーデンが、ロバーソンを交わしてレイアップを決めると、ネネのフィニッシュ、ハーデンのフリースローでの加点もあって、ロケッツはリードを7点に拡げたんだ(51-44) しかし残り1分半、ネネのパスミスでそのリズムも一旦途切れ、ダントーニはタイムアウトで再びリズムを持ち直そうとするが出来ず、第2Qはそのまま終了したよ(51-44)」
 
シンキ「第2Q中盤以降に12-3のランがありましたか! 前半をリードして終えたのはロケッツにとって大きいですよね。」
 
キャット「サンダーのオフェンスのリズムが悪かったね。ロケッツはうまくランを決めたが、欲を言えば二桁リードして前半を終えたかったよ。残り1分切ってから、サンダーにうまく守られたのは気になるね。」
 
シンキ「ところでハーデンは足首を故障していたとのことで、大丈夫ですかね?」
 
キャット「プレイを観ると、それほどの影響はないようには見えるけど、ゲーム3以降はシュートの精度が落ちているようにも見えるからね。まあ他の選手がしっかりフォローすれば大丈夫と思ってる。」
 
シンキ「では後半も宜しくお願いします。」
 
キャット「第3Q出だしにハーデンのジャンパーで点差を拡げたロケッツだったが、アンダーソン、アリーザのスリーが入らないなど、オフェンスのリズムは良くない状況。サンダーもなかなかリズムに乗れず、両チームとも膠着した時間が2分半ほど続いたんだ(54-44) ロバーソンの自らフォローで後半ようやく加点に成功したサンダーは、ギブソンもペイント内からの加点に成功して反撃開始(54-48) しかしオフェンスのリズムがそれなりに出てきたロケッツは、ハーデンのスリーに、果敢にドライブをしてファールをもらったビバリーがフリースロー2本、そしてアリーザの外れたスリーをオフェンシブリバウンドから加点をしてチームを鼓舞! 溜らずドノバンヘッドはタイムアウトを要求したよ(61-50) 第3Q残り7分弱。」
 
シンキ「いい感じの展開になって来ましたね。この調子で行きましょう。お願いします。」
 
キャット「だがこのまま引き下がるサンダーではなく、ウエストブルックが得意のファールをもらうプレイでしっかりフリースローで加点すると、次のポゼッションでギブソンが力強いムーブで加点し、さらにオラディポがコーナーからスリーを決めて、ロケッツのリードは4点に縮まった(61-57) ロケッツはアリーザが不調でシュートを決められず、ルーもドライブをミスるなど、オフェンスのリズムが悪くなっていたが、それでもハーデン得意の3ポイントのファールや、ネネの踏ん張りでリードをキープしていたが、ウエストブルックがロケッツのダブルチーム気味のディフェンスをものともせず、加点を繰り返していて、ロケッツのリードはほとんどなくなったよ(68-67) 第3Q残り約3分半。」
 
シンキ「ロケッツにとって我慢の時間帯でしょうか。ここはディフェンスですよ。お願いします。」
 
キャット「その後もウエストブルックの縦横無尽のオフェンスにロケッツは防戦一方になった。ダントーニはタイムアウトで修正を図るも、アブリネスのドライブからの加点に続き、ウエストブルックが2本のスリーで、ロケッツは一気に逆転され、7点のビハインドになってしまったよ・・・(70-77) 結局約5分間、フィールドゴールを決められず、11-3のランに続き、13-2のランを食らったロケッツが、5点リードされて第3Qは終了したよ(72-77)」
 
シンキ「ちょっと第3Qは失速してしまいましたが、理由は何でしょうか?」
 
キャット「サンダーディフェンスに翻弄されて、いい形のショットが少なかったし、決めたいシュートもことごとく落としていたよ。ビバリーのオフェンシブリバウンドからの加点で、気持ち余裕が生まれたのか、そこからいつもの積極性を感じず、守りに入った感もあるよ。そこをウエストブルックは見逃さなかったね。さすがだよ。」
 
シンキ「逆転出来そうですか?」
 
キャット「第4Q序盤のウエストブルック不在の時間帯にまず追いつこう。そうすればまたロケッツはリズムを取り戻すだろう。大丈夫だ。」
 
シンキ「分かりました。ではシリーズ突破へ最終Qを宜しくどうぞ。」
 
キャット「ロケッツは第4Q、ビバリー、ゴードン、ルー、アンダーソン、カペラ。サンダーはオラディポ、マクダーモット、アブリネス、グラント、ギブソンでスタート。まずビバリーがドライブから加点に成功すると、ルーがフリースローをしっかり決めて、早くもロケッツは1点差に追い上げる(76-77) しかしサンダーもオラディポを中心としたオフェンスを展開し、グラントがディフェンスもヘタレなアンダーソンを問題とせず加点すると、今度は自らオラディポがジャンパーを決めてリードをキープ(81-78) しかしロケッツのオフェンスのリズムは良く、ルーが今度はハーデン張りのスリーポイントのファールをもらって、3本のフリースローを決め、ロケッツは第4Q開始2分経たずにゲームをタイに戻したよ(81-81)」
 
シンキ「やはりウエストブルック不在の時間帯はロケッツがペースを握れますね。この調子で行きましょう、お願いします。」
 
キャット「サンダーのポゼッションでカペラがアブリネスのドライブをブロックし、ムトンボのような人差し指を左右に振るポーズをすると、ルーがコートに戻ったロバーソンとの1対1に。彼はドライブからのレイアップがゴールテンディングになってスコアーに成功! 続くサンダーのポゼッションもオラディポがグラントのピックからドライブを仕掛けるが、またしてもカペラが止める! このチャンスにロケッツは、じっくりオフェンスを展開し、ルーが遠目からのスリーに成功! 溜らずドノバンヘッドはタイムアウトを要求したんだ(86-81) 残り9分ほど。」
 
シンキ「オフェンスではルー、ディフェンスではカペラが目立ってますね。ここからウエストブルックが戻ってくるでしょうが、ロケッツも負けたくないですからね。リードをキープでお願いしますよ。」
 
キャット「そのウエストブルックにアダムスを投入したサンダー。まずロケッツはセンターライン付近でウエストブルックにダブルチームで圧力を掛ける。ビバリーに続き、ヘタレなアンダーソンもここでは頑張って、ウエストブルックの動きを止め、彼はタイムアウトを要求という運びに。これでサンダーは残りのタイムアウトが1つだけという事態になってしまい、ますますロケッツ優位に傾いたんだ。そのタイムアウト後、サンダーはアンダーソンの案外なディフェンスを突いてグラントが加点するが、引き続き好調のルーが今度はアシストで魅せ、カペラへナイスパス。カペラは見事ダンクで応えてロケッツはリードをキープ。だがこのまま終わらせるかとばかりに、ウエストブルックがビバリーのタフディフェンスをかいくぐってフリースローからの加点や、グラントへのパスさばきなどでチームを鼓舞(88-87) しかしロケッツは独特のリズムからルーがジャンパーを決めてリードを渡さない! ロケッツファンだけでなく、他のチームのファンも手に汗握るゲームになったんだ。ここでカペラとアンダーソンを下げて、ハーデンとネネが投入したよ。残り7分半。」
 
シンキ「ルーは実に見事ですよ。トレード期限前に彼を獲得して本当に良かったと思います。では勝利への7分半をお願いします。」
 
キャット「サンダーのポゼッションからゲームで、ウエストブルックはビバリーの密着マークにボールを保持出来ずターンオーバー。速攻を出させまいと押し倒すようにビバリーにファールをしたウエストブルックと、ビバリーがトラッシュトークを展開し、両者ともテクニカルファールを取られる非常に熱い展開になって、会場のロケッツファンはさらにヒートアップ。ハーデンのターンオーバーでサンダーのポゼッションになったが、ロケッツは2度もオフェンシブリバウンドを取られながらも、ウエストブルックに加点を許さず、ロバーソンのファールを誘い、これでロケッツはボーナスフリースローに突入へ。ならばとハーデンがドライブから見事に加点に成功したんだ(92-87) 次のサンダーのポゼッションをロケッツはターンオーバーを誘い、速攻からゴードンがスリーを放つが、これは決まらず、ウエストブルックへの微妙なファールで加点を許す(92-89) ゲームを通し、微妙な判定が続いていることもあって、会場のファンはオフィシャルへのコールの不満を大合唱していたよ。ここでビバリーが下がってアリーザを投入へ。残り6分切った。」
 
シンキ「会場のファンも興奮してますかー。当然ですよね。勝ちましょう、お願いします。」
 
キャット「両チームともチームファールが5つを超え、ファールは自動的にフリースローへ。ここでロケッツはハーデンがネネのハイピック&ロールからファールをもらい、着実にフリースローを決めてリードをキープ(97-91) サンダーはウエストブルックがビバリーとのタフマッチアップで体力を消耗してきたのか、シュートの精度が落ちてきた。その隙にロケッツは、今度はルーがアブリネスを出し抜くドライブからネネへナイスパスを出し、ネネはファールをもらってフリースローへ。彼は1本決めて7点差に(98-91) ファールをしたウエストブルックは5ファールになった。残り4分半。」
 
シンキ「勝利は近くなってきましたね。お願いします。」
 
キャット「タイムアウトが残り1回なので、サンダーはプレイ続行。そのポゼッションは2回のオフェンシブリバウンドを取るも、オラディポがロケッツディフェンスの圧力に負けたのか、ウエストブルックのはるか上を通るパスミス! このチャンスにハーデンが得意のドライブでスコアー! ロケッツ9点のリードに(100-91) この後アダムスのフリースローのところでロケッツはタイムアウトを要求へ。残り3分半に。」
 
シンキ「踏ん張りましょう。お願いします。」
 
キャット「アダムスとネネがそれぞれフリースローを1本決め、ロケッツの9点リードは変わらず。ここ4分半フィールドゴールが決まっていないサンダーは、ウエストブルックにボールを託すが、ロケッツはハーデンがディフェンスで見せ場を作ってドライブを止め、オフェンシブリバウンドを3回取られるが、またしてもウエストブルックのドライブは決まらずロケッツボールに! ロケッツはハーデンにマークしているロバーソンよりも、5ファールのウエストブルックがマークしているルーを起点にオフェンス。しかしアダムスの圧力で決まらなかった。ここからロケッツはロバーソンへのハック作戦を始めたんだ。ここでルーからビバリーに交代。残り2分44秒(101-92)」
 
シンキ「いよいよ仕上げの段階に入った感じですかね。お願いします。」
 
キャット「ロケッツの期待通りに2本とも落としたロバーソン。しかしロケッツも時間を使ってオフェンスを展開するもターンオーバーから速攻を出され、ウエストブルックに加点を許す(101-94) ロケッツは次のポゼッションでも時間を使って攻めるも、24秒オーバーのターンオーバーに。残り2分切った。」
 
シンキ「簡単には勝たせてもらえませんね。お願いします。」
 
キャット「タイムアウトを取りたくても取れないサンダー。疲れの見えるウエストブルックがハーデン越しにジャンパーを2回放つがこれも入らない! ロケッツは時間を使ってオフェンスをして決まらなかったが残り時間は1分を切り、早めに攻めたいサンダーはロバーソンがやぶれかぶれのようなスリーを放つが決まらず、ロケッツの勝利は目前に。ここで1本決めれば勝利は間違いなかったのだが、サンダーの闘志にロケッツもオフェンスのリズムが悪くなっていて、こちらもネネがやぶれかぶれのスリーを放つが決まらない。サンダーは最後のチャンスとばかりに速攻から加点に狙うが、パスを選択したロバーソンにファールをするナイスプレイ。ロバーソンは1本落として、ロケッツボールに(101-95) 残り29秒。」
 
シンキ「まだ点差はありますからね。焦らず行きましょう。お願いします。」
 
キャット「ロバーソンのフリースロー後のロケッツのポゼッション。このゲームに負けたら終了のサンダーは、センターラインに掛かる前に、積極的にダブルチーム。この圧力にビバリーがパスミスを犯してしまい、グラントのスリーは外れるが、ウエストブルックがリバウンドから押し込むカウントプレイ。このフリースローを決められると3点差となり、まだまだ分からない展開も、ウエストブルックはわざと外すもロケッツのリバウンド! 残りはハーデンがしっかりフリースローを決めてロケッツが逃げ切ったよ! 最終スコアーは105-99。個人成績は時間上の都合で明日以降で勘弁を。」
 
シンキ「シリーズ突破ですね! 最後に一言いいですか。」
 
キャット「このシリーズは第1Qから劣勢になることが多く、楽なゲームはほとんどなかったが、最終的に逆転勝ちして、ロケッツのチーム力がサンダーに勝った感じのシリーズだったね。シード順から言って、順当と言えばその通りだが、流れ次第でどっちに転ぶかわからないシリーズでもあったと思う。勝てて良かったよ。」
 
シンキ「ありがとうございます。このシリーズはまた振り返ってもらいたいですよ。では遅い時間までお疲れ様でした。次のシリーズまで時間があると思いますが、近いうちにお願いしたいです。今日はどうもでした。」

2017年プレイオフ1回戦 ゲーム3、4 対サンダー(アウェイ)

シンキ「こんにちは。先週から始まったサンダーとのプレイオフ1回戦は、ロケッツがホーム連勝でアウェイに乗り込みましたね。」
 
キャット「そうだな。まずゲーム3から報告しておこう。」
 
キャット「第2戦同様、序盤から劣勢のロケッツ。第1Qで7つのターンオーバーに、オフェンシブリバウンドを取られるなど、常に二桁前後のビハインドの状態が続き第2Qにはオラディポのジャンパーで15点のリードを奪われた(25-40) しかしハーデンのドライブが決まるなどしてビハインドを一桁に戻して前半を終えたロケッツ(58-65) 第3Qも勢いそのままハーデンのスリーが決まって遂にロケッツは逆転に成功したんだ(67-65) しかしタイムアウト後に9-0のランを出されて再びリードを奪われると、終盤にウエストブルックにジャンパーを決めれてまたビハインドは二桁に(80-90) 結局第3Q終了して10点のビハインド(83-93) 第4Qの序盤のウエストブルック不在時に7-0のランで3点差に追い上げたロケッツだったが、コートに戻ってきたウエストブルックにやられるなどしてなかなか追いつけない展開になったんだ。それでもゲーム3はそれなりに頑張っていたアンダーソンがドライブから加点して3点差に追い上げ(103-106)、ハーデンの活躍でゲームをタイに戻したんだが(111-111)、アダムスにオフェンシブリバウンドを押し込まれリードを奪われると、ロケッツはハーデンのスリーに勝敗を託したが決まらず、サンダーがこのシリーズ初勝利を挙げたよ。最終スコアーは113-115。」
 
シンキ「残念ながら3連勝はならなかったですかー。」
 
キャット「勝てるゲームではあったんだけど、最後の詰めが甘かったね。まあゲーム的にはホント好ゲームで、見ごたえたっぷりだったから、このゲームで始めてNBA観た人が、これを機会にロケッツファンになってくれたらなーって思った次第だったね。」
 
シンキ「3連勝出来るほどプレイオフは甘くないですね。では今日行われたゲーム4をお願いします。」
 
キャット「ゲーム4もここまでの3ゲーム同様にロケッツはハーデン、ビバリー、アリーザ、アンダーソン、カペラ。サンダーはウエストブルック、オラディポ、ロバーソン、ギブソン、アダムスがスタート。序盤はまずサンダーはこれもゲーム3同様に、ウエストブルックに無理をさせず、ギブソン対アンダーソンのローポストプレイを選択していて、効率よくオフェンスを展開されてしまって、ゲーム4も序盤からロケッツは劣勢の展開に(9-17) タイムアウト後にアンダーソンを下げてゴードンを投入し、ゲーム3終了後にファンと揉めて罰金を食らい、ボールを持つたびに軽いブーイングを受けていたビバリーもルーと交代したロケッツ。しかしロバーソンにうまく守られて速攻を出されて、ロケッツのビハインドは10点になってしまう。だがこちらもカペラと交代していたネネが、ルーのナイスパスをダンクでフィニッシュしてお返し。今日も負けられないサンダーはアブリネスのスリーで再び二桁のリードを取るが(15-26)、タイムアウト後にロケッツはウエストブルック不在をうまく利用する7-0のランで4点のビハインド第1Qは終了したよ(22-26)」
 
シンキ「今日のゲームも序盤から劣勢ですが、何とか4点で済んでますし、これからだと思います。ロケッツとしてはもう少し得点が欲しいところですよね。」
 
キャット「ロバーソンにうまく守られているよ。第1Qだけで4ブロックも食らっちゃった。彼はNBAでも有数のディフェンダーのうちの一人だね。間違いない。」
 
シンキ「では第2Qもお願いします。」
 
キャット「第2Qロケッツは、まずネネの加点で2点のビハインドとするが、オラディポがタフショットを決めると、次のポゼッションで速攻からグラントがダンクを決めて再び突き放すサンダー(24-30) だがファールをもらうのがうまいルーが、3本のフリースローを決めると、今度はフローターを決めて、ロケッツはリズムを取り戻したんだ(29-30) その後ウエストブルックの活躍もあって、サンダーがまた7点リードするが、タイムアウト後に修正するのが今季目立つロケッツは、その通りにゴードンの加点などで盛り返しに成功(36-38) その後もサンダーが突き放すと、ロケッツが追い上げる展開が前半終了まで続いたね。前半はロケッツの4点ビハインドとなった(54-58)」
 
シンキ「リードを奪えない展開ですが、ゲーム2のように、最終的に逆転出来れば問題ありません。」
 
キャット「だね。厳しいゲームだけど、ゲーム3ほどではないよ。どこかでリズムを握ってリードを奪って突き放す展開が理想だよね。」
 
シンキ「では後半もお願いします。」
 
キャット「第3Q序盤はロケッツ劣勢。アンダーソンがフィニッシュ出来ず、今日不調のハーデンがミスをして相手ボールにするなど波に乗れず、サンダーに速攻からの加点や、ペイント内から効率よく加点に成功され、またまた二桁のリードを奪われたよ(54-64) ゲーム3で少し息を吹き返していたアンダーソンのブレーキが続き、カペラもディフェンスでの存在感を出せずにオフェンシブリバウンドを取られてしまうなど苦戦続きの状態で、オラディポに速攻を食らってタイムアウトを要求したダントーニは、危機感を持ったのか、開始3分弱でこの2人をベンチへ下げ、ゴードンとネネを投入したよ(56-68)」
 
シンキ「カペラは仕方ないとしても、アンダーソンはまたヘタレに戻ってしまいましたか。ハーデンも不調のようで大丈夫ですかね?」
 
キャット「ハーデンはここまでFG2/10の6点のみ。スリーは4本ともミスってるね。ロバーソンのマークだけでなく、ダブルチーム気味ディフェンスに、彼本来の力を出していないように見える。でも彼は帳尻を合わせる選手だからね。大丈夫だろう。」
 
シンキ「分かりました。では続きをお願いします。」
 
キャット「タイムアウト後も速攻を食らって14点のビハインドにされると、ターンオーバーもあって流れに乗れないロケッツだったが、今日絶好調のネネがローポストから加点してサンダーのリズムをダウンさせることに成功すると、ビバリーとゴードンがそれぞれ両コーナーからスリーを決める8-0のラン! ドノバンヘッドは溜らずタイムアウトを要求したよ(64-70) 残り約6分。」
 
シンキ「よーし。この8-0のランを大きいですね。このペースで追いつきましょう。お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後もロケッツはネネが自身8本連続フィールドゴール成功となるフィニッシュを決めると、ウエストブルックのミスからルーが速攻で加点。これでロケッツのビハインドは2点になった(68-70) サンダーはロケッツのタフなディフェンスの前に全く加点が出来なくなって、ここはロケッツチャンスと思ったのだが、ネネがスクリーンでのファールを取られ、4ファールでベンチへ下がると流れは一変。フィニッシュ出来ないカペラは、ディフェンスでもアダムスを止められず、約4分半ぶりにサンダーに加点を許す。その後もカペラはほとんど見せ場を作れず、オフェンシブファールをしてアンダーソンと交代となった(68-75) それでも力のあるロケッツは、ウエストブルック不在の時間帯をハーデンの技ありフリースローに、アリーザのスリーで盛り返し、第3Qは4点のビハインドで終了となった(73-77)」
 
シンキ「第3Qはディフェンスが良かったようで、サンダーに19点しか取られていません。やはりディフェンスである程度相手を封じ込めないと、劣勢からの逆転は出来ませんからね。カペラはまだ若いので仕方ないですね。今日はネネが無敵のようですから大丈夫です。では最終Qもお願いします。」
 
キャット「第4Q出だしに、オラディポにジャンパーを食らったロケッツだったが、カンターのローテーションミスを見逃さず、ワイドオープンからアンダーソンがようやくスリーを決める。次のポゼッションでカンターはフィニッシュにミスると、機動力不足からコーナーにいるビバリーに対応できず、ロケッツはようやくゲームをタイも持ち込んだよ(79-79) そのカンターは次のポゼッションでもNBAワーストクラスのディフェンダーであるアンダーソンにフィジカルで負けるヘタレを見せていて、思わず苦笑してしまったね。ルーのカウントプレイでロケッツがリードを奪うと(82-79)、サンダーはカンターとコールを下げ、ウエストブルックにマクダーモットを投入。そのウエストブルックはスリーを決めてサンダーはゲームをタイに戻すと(84-84)、ドライブからグラントへナイスパスを披露してロケッツは溜らずタイムアウトを要求したよ(84-86) 残り8分半。」
 
シンキ「当然ですが、サンダーはウエストブルックがいると別チームになりますね。アウェイ戦なので、何とかリードをキープしていきたかったんですが。まあこれからですね。お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後にゴードンとアンダーソンを下げ、ハーデンとネネをコートに戻したロケッツ。まずルーのスリーで再びリードを取ったロケッツだったが、その後スリーは決まらず点差を拡げられない。ビバリーはウエストブルック相手にタフに頑張っていたが、MVP最右翼のウエストブルックはそれでもフリースローにスリーを決めてきてチームをリードしていたよ(89-90) 残り5分半にルーが技ありのファールをもらって3本のフリースローを決め、再びロケッツがリードを奪うと(92-90)、ハーデンからのパスをネネが10本連続となるフィールドゴールを決めるダンク! だがウエストブルックも躍動するかのようなカウントプレイで追いすがる! ゲーム3同様に、非常に熱い展開になったんだよ。残り4分半。」
 
シンキ「バスケットの面白さが詰まっているゲームですね! このゲームはロケッツ勝ちましょう。お願いします。」
 
キャット「ロケッツのポゼッションはハーデンがナイスドライブから加点に成功すると、ダントーニはここまでのシリーズで9本連続でフリースローを落としているロバーソンへファールを指示。いわゆるハック作戦が開始されたんだよ。」
 
シンキ「ハック・ア・ロバーソンですか。」
 
キャット「そう。これは妙技だなと思った次第だよ。ディフェンスで脅威になっているロバーソンをコートから追い出せば、ロケッツは有利な展開に持ち込めるからね。」
 
キャット「ロバーソンはそのフリースローは8本中2本しか決めれらず、ロケッツは予定通りにロバーソンをベンチへ追いやった。しかし残り3分、ウエストブルックの奮闘が続いてロケッツはリードをキープしていたが、常に僅差という状態は変わらず(103-100) 残り2分半。」
 
シンキ「いやー、まじで最高ですよこれ(笑) どちらに転ぶかわからない好ゲームですよ。今日は勝ちましょう。お願いします。」
 
キャット「次のポゼッションでロケッツは、ビバリーがオープン気味のスリーを外したが、ネネがウエストブルックとのリバウンド争いからティップインみたいな形でスコアー! その次のサンダーがオラディポのスリーが決まったので、このネネの加点は大きかったよ(105-103)」
 
シンキ「ネネはツキもあるんじゃないですかー。お願いします。」
 
キャット「残り2分切って、会場のサンダーファンは総立ち。その雰囲気の中、ハーデンはボールを保持して時間を使ってビバリーのスリーを演出するが決まらず、だがリバウンド争いでロケッツボールになり、ネネがファールをもらった! ネネはフリースローを1本決めて点差は3点に(106-103) そのネネは次のサンダーのポゼッションでナイスディフェンスでウエストブルックのミスを誘う! このチャンスをハーデンは見逃さず、フリースローライン付近からオラディポを交わすジャンパーを決めた! 残り41.8秒で5点ロケッツがリード。ドノバンヘッドはタイムアウトを要求へ(108-103)」
 
シンキ「次のディフェンスを頑張れば勝利は近いです。お願いします。」
 
キャット「そのディフェンスはウエストブルックに2本のタフショットを強要させてロケッツボールに。残り30秒切っていたので、勝利を確信したロケッツファンは多かったと思うが、何を思ったのか、ハーデンはそのままゴール下へ攻め込んでターンオーバーをする失態・・・ このチャンスにフリースローをもらったアダムスは、2本目のフリースローをわざと外してリバウンドを取り、ウエストブルックがその期待に応えるようにスリーを決めて、ロケッツのリードは1点になってしまったよ・・・(108-107) 残り18.4秒。」
 
キャット「しかしサンダーもファールをせず、ロケッツはゴードンからアリーザ、そしてネネへ渡って、シュート態勢に入ったところでファールをする失態! 今日無敵のネネが外すはずもなく、カウントプレイに成功して勝負あり。ロケッツが敵地で貴重な1勝を挙げたよ! 最終スコアーは113-109。個人成績は以下の通りに。」
 
ロケッツ(3-1)
FG37/85(43.5%) 3pFG11/35(31.4%) FT28/33(84.8%)
45R(13OR) 19A 13S 2B 19TO
ハーデン 39分 16点、7R、8A、1S、7TO FG5/16 3pFG0/7 FT6/7
ビバリー 27分 6点、0R、3A、5S、3TO FG2/13 3pFG2/8
アリーザ 43分 14点、5R、3A、3S FG4/8 3pFG3/5 FT3/3
アンダーソン 20分 9点、3R、1S FG2/5 3pFG1/3 FT4/4
カペラ 18分 4点、5R、1A FG2/5
ネネ 25分 28点、10R(4OR)、1A、1S FG12/12 FT4/7
ゴードン 36分 18点、8R、1A、2B FG5/13 3pFG4/7 FT4/5
ルー 32分 18点、7R、2A、2S FG5/13 3pFG1/5 FT7/7
ハレル、デッカー、トロイ、ブラウンは出場なし
 
サンダー(1-3)
FG42/85(49.4%) 3pFG7/19(36.8%) FT18/32(56.3%)
40R(10OR) 20A 10S 14B 17TO
ウエストブルック 39分 35点、14R、14A、3S、1B、5TO FG10/28 3pFG3/8 FT12/13
オラディポ 39分 15点、4R、2A、2S、2B FG7/10 3pFG1/3
ロバーソン 38分 13点、4R、2S、5B、3TO FG5/9 3pFG1/2 FT2/12
ギブソン 22分 6点、2R、1A、1S FG2/5 FT2/2
アダムス 37分 18点、7R(4OR)、2A、3B FG8/10 FT2/5
マクダーモット 19分 5点、1R FG2/6 3pFG1/3
グラント 14分 10点、3R FG5/5
アブリネス 15分 5点、2R FG2/4 3pFG1/2
カンター 8分 2点、2R、1B FG1/5
コール 9分 0点 FG0/3
シングラー、サボニス、コリソンは出場なし
 
シンキ「やりましたね! これは大きい1勝です!」
 
キャット「だな。アウェイで1勝するのが目標だったから、本当に良かったと思う。ハラハラドキドキの展開で、ゲーム的にも見ごたえタップリだったね。NBAは最高だよ。もう人生の一部だよな(笑)」
 
シンキ「今日はネネの尽きますかね? 28得点のダブルダブルですよ!」
 
キャット「そうだよね。カペラやハーデンの不調を見事にカバーしてくれたよ。ちなみに彼はヤオと同期なんだけど、そのヤオと違って地味ではあるけれどもチームには欠かせない選手として認知されている存在。そんな彼がプレイオフという大舞台で脚光を浴びるのは嬉しい限りだよ。ヒザの状態もあって連戦は難しいんだけど、プレイオフは連戦がないのもいいんだろうね。」
 
シンキ「この勝利でシリーズに王手しました。次のゲーム5で勝負を決めたいですよね。」
 
キャット「もちろんだ。サンダーに勢いを付けさせたくないよ。ロケッツとしては次でシリーズを突破しないといけないだろう。」
 
シンキ「分かりました。次のゲーム5はあさってになりますね。ホームコートでファンの前に勝利を飾りたいです。それでは今日はお疲れ様でした。次のゲームも宜しくお願いします。」

2017年プレイオフ1回戦 ゲーム2 対サンダー(ホーム)

シンキ「こんにちは。第3シードでプレイオフを迎えたロケッツ。1回戦の相手サンダーに初戦は圧勝と、幸先良いスタートを切りましたね。今日のゲーム2も当然勝利を期待してますよ。」
 
キャット「初戦はほぼ思い通りのゲームを展開できたな。サンダーも手強いチームだから、今日のゲームはいろいろと修正してくると思うが、チーム力は明らかにロケッツが上回っているからね。自分たちのプレイに集中すれば、今日のゲームも大丈夫だと思っている。」
 
シンキ「では早速ゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、アリーザ、アンダーソン、カペラ。サンダーはウエストブルック、オラディポ、ロバーソン、ギブソン、アダムス。両チームとも初戦と同じスターターとなった。」
 
キャット「第1Qにまず主導権を握ったのはサンダー。アダムスからパスを受けたロバーソンのダンクで先制すると、ギブソンのフック、ウエストブルックからアダムスへ渡るダンクなど、初戦と打って変わって出だし好調(4-10) ロケッツはアンダーソンのスリーが相変わらず決まらず、ターンオーバーから速攻を出されるなど、ダントーニは4分半経過したところでタイムアウトを要求したね(4-16) その後はハーデンの3本のフリースローに、ネネが初戦同様に躍動するなど、ロケッツオフェンスの調子は上がってきたのだが(11-20)、ウエストブルックのジャンパーが冴えていて点差は思ったほど詰まらないままゲームは終盤へ(13-26) 終盤に入ってもアンダーソンのスリーは入らず、ロケッツファンもヤキモキしただろうが、残り4分前から出場していたルーが、まずスリーを決めると、今度はドライブと、立て続けに加点に成功してロケッツを奮い立たせてたね(20-32) 彼はラストプレイでもスリーを決めて、第1Qは劣勢の展開も、ルーの働きもあってビハインドは9点で済んだよ(26-35)」
 
シンキ「第1Qはビハインドで終了しましたが、初戦も2点リードされてましたからね。ここからだと思います。ちなみに今日のルーは当たっているみたいで、出番も多くなるんじゃないですかね?」
 
キャット「今日のルーは調子良さそうだ。彼の調子次第で、ハーデンを無理させる場面は減ってくると思うからね。ロケッツはサンダーと違ってベンチが信頼出来るから、その差をうまく利用出来たらいいと思う。」
 
シンキ「では前半の続きをお願いします。」
 
キャット「第2Qのスタートはビバリー、ルー、ゴードン、アリーザ、カペラ。第2Qに入ってもルーはいきなりドライブを決めると、再びドライブから加点する好調振り。しかしターンオーバーから速攻を決められ、カンターにもオフェンシブリバウンドから加点されるなど、ロケッツのビハインドは変わらなかった(32-41) それでもロケッツオフェンスの好調は続き、速攻からビバリーの加点、またまたルーがランニングジャンパーも決めると、さらにビバリーがコーナーからスリーを決めて、ロケッツは開始4分ほどで3点差に巻き返す(40-43) しかしサンダーも控えのマクダーモットがゾーンに入ったかのように連続加点を決め、ウエストブルックもドライブから加点するなど、再びロケッツのビハインドは二桁になってしまった。修正のため、ダントーニはタイムアウトを要求したよ(44-55) 残り6分弱。」
 
シンキ「どうも今日は劣勢の展開になってしまってますが、理由は何ですかね?」
 
キャット「ディフェンスだね。今日はオフェンシブリバウンドを取られているし、ターンオーバーからイージーレイアップされるケースも目につく。まずはしっかりスクリーンアウトしてリバウンドを確保したいね。」
 
シンキ「分かりました。では第2Qの続きもお願いします。」
 
キャット「タイムアウト後、ハーデンがコートへ。そのハーデンはいきなりネネにナイスパスを披露してロケッツの反撃開始。ゴードンがスリーを決めると、今度はハーデンが得意のドライブから加点して、ロケッツのビハインドは6点になるが(51-57)、再びターンオーバーから速攻を出されると、次のポゼッションでもターンオーバーから、ロバーソンのイージーレイアップに繋がってしまい、イマイチ波に乗り切れないままゲームは終盤へ(54-64) タイムアウト後、ビバリーが24秒スレスレのジャンパーを決めて、ロケッツは再び流れを呼び戻し、ハーデンがドライブからフリースローをもらう技ありを続けると、カペラへのパスも繋がって、ビハインドを6点に押し戻して前半は終了。62-68で後半へ突入となったんだ。」
 
シンキ「一時3点差まで追い上げたようですが、サンダーも手強いのか、また離されてしまいましたが、また追い上げたように、どこかで追いつけるような予感がしますが、観た感じはどうですかね?」
 
キャット「ウエストブルックが好調で、ここで1本欲しいところでは決めている状況だね。まあオラディポあたりが来てないから仕方ないだろうけど、後半も同様に決められるほど、今のロケッツディフェンスは弱くないと思う。大丈夫だ。」
 
シンキ「分かりました。では後半もお願いします。」
 
キャット「後半立ち上がりのロケッツはピリッとしない立ち上がり。好調のハーデン、ビバリーだけでなく、相変わらずアンダーソンのスリーが来ない。ターンオーバーも目立って、速攻からウエストブルックにフリースローを与えたり、ロバーソンのイージーレイアップなどで、ロケッツのビハインドは再び二桁を越えた(64-75) しかしロケッツがこのまま引き下がるはずもなく、カペラのカウントプレイに、絶不調アンダーソンがドライブから珍しくダンクを披露して追いすがる展開に(68-75) 3分ほど経過したところだ。」
 
シンキ「まだ我慢の時間帯が続いているようですね。アンダーソンもようやく決めましたし、得意のスリーを期待したいところですよ。では続きもお願いします。」
 
キャット「タイムアウト後、やはりウエストブルックが一本決めて突き放すと、さらにもう一本決めて、再びロケッツのビハインドは二桁になった(68-79) もちろんMVP争いをしているハーデンも負けじと得意のフリースローを連発で決め、ゴードンのドライブも決まって、ロケッツは再び5点差とするが(74-79)、グラントにフリースローを1本決められた後、ターンオーバーからサンダーのポゼッションで、この日11本目となるオフェンシブリバウンドを奪われてしまい、このセカンドチャンスから再びウエストブルックにジャンパーを決められた。その後、アンダーソンがまたしてもスリーを外すと、またまたウエストブルックに今度はスリーを決められて、ロケッツのビハインドは12点になってしまったよ(74-86) 次のポゼッション以降もターンオーバーを連発していて、さすがにこれではこのゲームやばいのではないかと感じた次第だった。残り2分半ほど。」
 
シンキ「追いつけそうで追いつけない展開ですよね。ここは早めに追いつきたいところですよ。では続きをお願いします。」
 
キャット「タイムアウト後、やはりこの男が頼りとばかりにハーデンがスリーを決める。サンダーはここまでほとんど休んでいなかったウエストブルックをベンチへ下げてオラディポを投入したが、これが完全に裏目に出てしまい、そのオラディポはリングにも当たらない早打ちショットをすると、次のポゼッションでもクリストンが苦し紛れのスリーを外す。その隙にロケッツはゴードン、ルーと立て続けにドライブから加点したよ! 7-0のランに成功したロケッツビハインドは再び5点となったんだ。慌ててドノバンヘッドはタイムアウトを要求するが、その後もロケッツはハーデンが連続加点する、リズムのいいプレイをして第3Qは終了。ロケッツ3点のビハインド。86-89で第4Qへ突入する。」
 
シンキ「ウエストブルック不在時に、ロケッツは素晴らしいプレイをしましたか! これなら第4Qに逆転出来そうですね。」
 
キャット「出来ると思う。サンダーはウエストブルックがいないと、決め手不足は明白だよね。まあ二桁点差付けていたから、ドノバンヘッドはディフェンスを頑張って残りの2分半を乗り切ろうとしたんだろうけど、そう甘くはなかったね。でもウエストブルックを休ませるタイミングはここしかなかったと思うよ。」
 
シンキ「分かりました。では勝利への第4Qをお願いします。」
 
キャット「第4Qのスターターはロケッツがビバリー、ルー、ゴードン、アリーザ、ネネ。サンダーはウエストブルック、オラディポ、シングラー、マクダーモット、アダムス。まず今日好調のマクダーモットのスリーが決まり、ウエストブルックのフリースローも決まって、再びサンダーが8点のリードを奪う(86-94) ロケッツもビバリーのフローターで盛り返すと、マクダーモットのスリーがようやく外れ、しかもインサイドディフェンスで存在感を出しているアダムスが、ネネへ不用意なコンタクトをして5ファールを取られた。このファールでアダムスはベンチへ下がり、ほとんどプレイしていないサボニスをコートへ。」
 
シンキ「アダムスをベンチへ下げたのは大きいですよね。」
 
キャット「大きいね。これでガード陣はドライブしやすくなるってところだよ。ロケッツもネネからカペラに交代し、終盤のためにネネを温存する手はずは予定通り。そのカペラはシングラーのショットをブロックしてロケッツのポゼッションになると、ビバリーのドライブが決まってロケッツは再び4点のビハインドに迫る(90-94) その後カペラはペイント内からフィニッシュに失敗するが、ディフェンスではウエストブルックのドライブをブロックして自らフォローしたり、オラディポのドライブを狂わせるなど、随所に存在感を見せていたよ。第4Q約3分経過してロケッツのビハインドは3点(91-94)」
 
シンキ「カペラのディフェンスが効いてるみたいですね。この調子です。まだ追いつけてませんが、まだまだ時間はあるので大丈夫ですよ。では続きもお願いします。」
 
キャット「タイムアウト後のロケッツの布陣はビバリー、ゴードン、ルー、アンダーソン、カペラ。サンダーはウエストブルック、オラディポ、マクダーモット、グラント、カンター。まずゴードンがうまくペイント内へ切れ込んで加点に成功し、ロケッツのビハインドは1点になる(93-94) サンダーはウエストブルックがワイドオープン気味のマクダーモットにパスをせず、自らジャンパーを放つが決まらず、彼は次のオフェンスでも速攻に近いオフェンスからドライブを狙うもカペラに遮られ決まらなかった。ロケッツはこのチャンスを逃すはずはなく、コーナーにいたビバリーからワイドオープンのゴードンへパスを出して見事ゴードンは期待に応えるスリーを決める! 10-0のランに成功したロケッツは、このゲーム初めてリードを奪ったね(96-94) サンダーはウエストブルックの個人技ですぐに追いつくが、ロケッツはゴードンがカペラのスクリーンを使ったハーデン張りのドライブからスリーラインにいるルーにキックアウトし、好調ルーは難なくスリーを決めた! これでロケッツのリードは3点になったよ(99-96) 残り7分半ほど。」
 
シンキ「よーし。ようやくリードを奪い、突き放しに掛かるような連続スリーですか! このペースで行っちゃいましょう。お願いします。」
 
キャット「サンダーも負けじとウエストブルックからパスを受けたカンターのフィニッシュで1点差に迫る(99-98) リバウンド時にカペラがファールをしてプレイが止まると、ロケッツはゴードンとカペラを下げ、ハーデンとネネをコートへ戻してきた。サンダーのポゼッションはウエストブルックがスリーを放つが、疲れがあるのかショートして外れロケッツゴールに。しかしロケッツもルーの遠目からのスリーは外れ、このチャンスにウエストブルックはルーへポストアップ気味から少し態勢を崩しながらもフェイスアップジャンパーを決めて、またサンダーがリードを奪い返したんだ(99-100) だが休養十分のハーデンはユーロステップでペイント内にいたカンターを子供扱いするドライブに成功して、再びロケッツがリードを取った(101-100) 次のサンダーのポゼッションはウエストブルックのジャンパーはエアボールに。ここでタイムアウトでプレイは止まった。残り6分切った。」
 
シンキ「手に汗握る展開になってますが、見通しはいかがですかね?」
 
キャット「さすがの超人ウエストブルックも疲れを見せ始めてきたぞ。ロケッツはハーデンの調子がいいし、ゴードン、ルーの控えもしっかり期待に応えている。リードをキープできると信じてるよ。」
 
シンキ「分かりました。では残り6分をお願いします。」
 
キャット「タイムアウト後のロケッツの布陣はハーデン、ビバリー、アリーザ、アンダーソン、ネネ。サンダーはウエストブルック、オラディポ、ロバーソン、グラント、ギブソン。サンダーのポゼッションから始まったプレイは、ハーデンがウエストブルックに対するファールを犯し、4ファールになったが、ウエストブルックのジャンパーは外れ、ロケッツのポゼッションに。このオフェンスをハーデンが、ロバーソン相手にスリーを決めて、ロケッツは4点に差を拡げたよ(104-100) その後ロバーソンのスリーは外れ、ロケッツもハーデンのパスミスでサンダーボールに。このチャンスを決めたいウエストブルックだったが、もう足に来ているのかペイント内からもスリーも決められない。しかしロバーソンがナイスフォローで点差は2点になった(104-102) ロケッツはこのリードを守ろうと、ハーデンがじっくり時間を掛けてスリーを放つが決めきれず、ウエストブルックの速い攻めをファールで止めて、5ファールになってしまう。残り4分切った。」
 
シンキ「疲れの見えているウエストブルックですが、彼は超人です。ここから決めまくるかもしませんから怖いですね。何とか突き放しに掛かりたいものですよ。では残り4分をお願いします。」
 
キャット「ウエストブルックのドライブを防いだロケッツは、次のポゼッションでハーデンがマークマンを引き付けてから完全ワードオープンだったアンダーソンにパスを出す。シューターのアンダーソンは当然躊躇なくスリーを放つがやはり入らず、会場のロケッツファンの落胆する声が聞こえたよ(苦笑) このリバウンド争いでファールをされたウエストブルックはしっかりフリースローを2本とも決めて、再びゲームはタイに(104-104) このフリースローの最中にアンダーソンはゴードンと交代したよ。」
 
シンキ「またタイゲームになっちゃいましたか。それにしてもアンダーソンはヘタレ状態が続きますよね。」
 
キャット「今日なんかリバウンドもさっぱりだからね。ゲームに出てても存在感がほとんどないんだから嫌になっちゃう。こんな時はオールラウンドなデッカーの方が断然使えるんだよね。参ったよ。」
 
シンキ「まあゲームはまだ終わってません。ここからですね。お願いします。」
 
キャット「ウエストブルックのフリースローの後、ロケッツのオフェンスはハーデンがファールをもらって2本ともフリースロー決め、再びロケッツがリードを奪うと(106-104)、ウエストブルックのタフショットは外れ、ネネが体を張ってリバウンドを取り、ロケッツはチャンス到来。このチャンスにトップオブザキーからパスを受けたゴードンが、ドライブからビバリーへ的確なパスを出し、コーナーからビバリーが見事にスリーを沈めたよ! 次のサンダーのポゼッションはウエストブルックのスリーは外れて、ボールはコート外へ出てロケッツボールに。ここでサンダーはタイムアウトを要求となった(109-104) 残り2分9秒。」
 
シンキ「もう勝利は近いんじゃないですかー。ウエストブルックも落としまくってるみたいですし、これは行けますよ。では勝利への残り2分をお願いします。」
 
キャット「タイムアウト後のロケッツはハーデンがじっくりボールをキープして時間を使って、シュートクロック残り7秒からネネのスクリーンを使ってドライブを仕掛けて、45度にいるゴードンへキックアウト。そのパスをゴードンは確実にスリーを決めて期待に応えた! 残り2分を切って焦るサンダーはウエストブルックはドライブからパスを選択するも、オラディポは決められず、オフェンシブリバウンドからのセカンドチャンスも、ウエストブルックはファール狙いのスリーを放つが当然決まらず、このプレイでディフェンスの戻りが遅れたサンダーの隙をついて、ビバリーがゴードンへロングパス。これが見事に決まってロケッツのリードは10点となったんだ(114-104) 残り1分22秒でドノバンヘッドはタイムアウトを要求した。」
 
シンキ「もう勝利は目前となりましたね。」
 
キャット「だな。ウエストブルックの放ったスリーはファールぽかったし、そのことでドノバンヘッドはオフィシャルに抗議していたよ。ボクもファールに見えたけどコールはなかったね。ありがたかった(笑)」
 
シンキ「笑。ではラストの締めをお願いしますよ。」
 
キャット「サンダーのオフェンスからゲームは始まり、最初のサイドラインからウエストブルックへのパスで、ワンタッチがありながらバックラインを超えたのに、オフィシャルは笛を吹かずにゲームは続行。そのオフェンスをウエストブルックはスリーを決めてロケッツのリードは7点になると、このプレイで動揺したのか、ハーデンは時間を使ってドライブするもロバーソンにブロックされてしまう。このチャンスを活かすのがウエストブルックで、ファールをもらってプレイは止まったよ。ダントーニは激しくオフィシャルに抗議していたね。残り49秒(114-107)」
 
シンキ「今度はサンダー寄りのコールですか。先ほどのプレイの折り合いを付けた訳ではありませんよね?」
 
キャット「さっきのは微妙なプレイだけど、今回のは明らかなバックコートバイオレーションだよ。これはひどい。点差も点差だからダントーニも怒りまくっていたよね。当たり前だよ。」
 
シンキ「でもオフィシャルのミスもゲームの一部ですから仕方ありません。まだリードしていますし、気持ちを切り替えてプレイしましょう。お願いします。」
 
キャット「ウエストブルックのフリースローは1本ミス。しかしロケッツはボール運びに手間取り、センターライン付近でスチールされてしまう。だが頼みのウエストブルックがスリーを決められず、時間は刻々と流れてロケッツが4点差で逃げ切ったよ! 最終スコアーは115-111。これでこのシリーズ、ロケッツは連勝。個人成績は以下の通りに。」
 
ロケッツ(2-0)
FG38/78(48.7%) 3pFG11/29(37.9%) FT28/37(75.7%)
37R(5OR) 20A 5S 8B 13TO
ハーデン 37分 35点、4R、8A、1S、7TO FG7/17 3pFG3/7 FT18/20
ビバリー 34分 15点、6R、4A、1S FG6/9 3pFG2/4 FT1/2
アリーザ 40分 4点、4R、1A、1S、1B FG2/5 3pFG0/1
アンダーソン 29分 4点、3R、1B FG1/8 3pFG0/7 FT2/2
カペラ 23分 7点、10R(3OR)、1A、4B FG3/8 FT1/3
ゴードン 30分 22点、4R、2A、1B FG8/14 3pFG3/6 FT3/4
ルー 21分 21点、1R、2A、1S FG8/14 3pFG3/4 FT2/2
ネネ 25分 7点、5R、2A、1S、1B FG3/3 FT1/4
デッカーは故障のため欠場。ハレル、トロイ、ブラウンは出場せず。
 
サンダー(0-2)
FG40/97(41.2%) 3pFG7/30(23.3%) FT24/28(85.7%)
48R(17OR) 20A 9S 12B 7TO
ウエストブルック 41分 51点、10R、13A、4S、1B、4TO FG17/43 3pFG2/11 FT15/18
オラディポ 41分 11点、9R、3A、1S FG4/13 3pFG1/7 FT2/2
ロバーソン 37分 12点、8R(7OR)、2S、3B FG6/12 3pFG0/3
ギブソン 21分 8点、5R FG3/6 FT2/2
アダムス 27分 5点、7R(3OR)、1A、1S、2B FG2/3 FT1/2
グラント 26分 9点、5R、1S、2B FG2/4 3pFG1/2 FT4/4
マクダーモット 14分 11点、1R FG4/5 3pFG3/4
シングラー 10分 0点、1R FG0/1
カンター 8分 4点、1R、3B FG2/4
クリストン 7分 0点、3A FG0/3 3pFG0/2
アブリネス 4分 0点 FG0/1
サボニス 2分 0点 FG0/1
コリソンは出場なし
 
シンキ「苦戦はしましたが、最後は勝利を飾ることが出来て嬉しいですよ。勝因はなんですか?」
 
キャット「今日の勝因はウエストブルックの失速に助けられたことだろうね。正直言って今日のゲームはオフェンシブリバウンドを取られていたし、ターンオーバーから速攻を出されることが目立ったし、スリーも第3Q終盤まで4本しか決められなかったから、内容的には負けてもおかしくなかったと思う。ウエストブルックを温存出来るくらいのチーム力がなかったサンダーの力負けと言えばそうかもしれないけどね。」
 
シンキ「そのウエストブルックですが、終盤にシュートが入らなくなったのはなぜですかね?」
 
キャット「ロケッツのディフェンスが良くなってきたのは事実だと思うが、さすがにシュートをあれだけ打って、走って飛んでじゃ、消耗の激しいプレイオフではきついんじゃないかな。フィールドゴールの本数が43はやはり多すぎると思うよ。」
 
シンキ「全体的にチーム力の差となって表れているのはベンチだと思いますが、これについてはいかがですか?」
 
キャット「ロケッツはゴードン、ルー、ネネが存分に存在感を発揮して3人合計して50得点、対するサンダーはマクダーモットは好調だったが、控え全体で24得点と、明らかに差を感じるな。ロケッツは計算できるベンチ陣を配していて、ここでサンダーに対してアドバンテージがあるのは明らかだよ。この差がチーム力に影響しているのは間違いないね。」
 
シンキ「初戦にシュートが不調だったハーデンも復調してますし、第3戦以降も期待が持てますか?」
 
キャット「彼はプロだからね。心配はしてないよ。次のゲームからアウェイ戦になるから、当然気は抜けないが、まず望み通りに連勝したことで気持ちも楽だから、気持ちよく自分たちのプレイが出来れば大丈夫だと思っているよ。」
 
シンキ「今日はどうも遅くまでありがとうございます。次のゲームはあさってになります。引き続きゲームの詳細を宜しくお願いします。それでは今日はどうもお疲れ様でした。」

レギュラーシーズン第73戦 対サンダー(ホーム)

シンキ「こんにちは。連日の更新をありがとうございます。今日はプレイオフでの対戦もあり得るサンダーとの対戦になりますね。今季はここまで2勝1敗とロケッツがリードしておりますが、いずれも3点差以内の接戦ですから、今日もきわどいゲームが予想されます。ハーデン対ウエストブルックも楽しみですよ。」
 
キャット「サンダーとは常に接戦になってるが、ゲームを観た限りでは、ロケッツの方がチーム力があると思ってる。今日のゲームはプレイオフへ向けて、その差を見せつけて欲しいと思っているんだよ。」
 
シンキ「ですね。それでは早速ゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、ゴードン、アリーザ、カペラ。アンダーソンは先日のペリカンズ戦でカズンズと接触して故障。2週間の欠場を余儀なくされたよ。まあプレイオフ前には戻ってこれるのが幸いと言ったところだね。サンダーはウエストブルック、オラディポ、ロバーソン、アダムスに、ブルズからトレードでやってきたギブソン。」
 
キャット「序盤はまずロケッツがペイント内から効率よく得点して一気に9点のリードを奪う(9-0) サンダーはタイムアウト後にギブソンの加点などで盛り返すが、ロケッツはアリーザが連続スリーを決めて、リズムよくプレイしていたよ(15-5) その後もハーデンからカペラへのホットラインが決まったが、サンダーもウエストブルックが本領を発揮してきてゲームは中盤過ぎに(17-13) ビバリーと交代したルーがドライブから加点すると、負けじとハーデンもドライブから豪快なダンク! その後もハーデンは得意のスリーポイントのファールをもらって3本ともフリースローを決めていたね(25-20) ゲームは終盤に入り、両チームとも加点を繰り返す展開が続いたが、ルーのスリーが決まったロケッツが6点のリードで第1Qを終えたよ(37-31)」
 
シンキ「いい感じのスタートが切れた感じですかね。このペースで行きましょう。では続きもお願いします。」
 
キャット「第2Qはビバリー、ルー、ゴードン、デッカー、ネネでスタートしたロケッツ。ルーとゴードンがペイント内から加点して、リードを再び二桁に乗せると、今日好調のルーがコーナーからスリーを決め、さらにネネがスチールから自ら速攻でハーデン張りのユーロステップを見せてスコアー! サンダーは溜らずタイムアウトを要求する(46-37) タイムアウト後、オラディポの踏ん張りで何とかこらえていたサンダーだったが、デッカーが仲のいいアンダーソンの分までやってやろうとばかりに、アグレッシブにゴール下へドライブして加点するカウントプレイを連発! 中盤に入ってハーデンがコートに戻ると、さっそくスリーを決めてロケッツのリードは16点に(60-44) さらにデッカーもスリーを決めるなど、ロケッツがやりたい放題の時間帯が続いたんだよ(65-46) 結局終盤に入ってもその勢いは衰えることはなく、前半はロケッツが20点のリードで終了したんだ(79-59)」
 
シンキ「おお。接戦が予想されましたが、今日はだいぶ点差が付きましたね。その理由とは何ですか?」
 
キャット「オフェンスが絶好調だよ。アンダーソン不在を全く感じさせないシュート力を見せつけている感じだね。ここまでアリーザが4本、ルーが4本のスリーを決めている。ボール回りも良くて、ハーデン以外からのパスも冴えている印象あるよ。」
 
シンキ「引き続き同様に行きたいですね。それでは後半戦もお願いします。」
 
キャット「第3Q序盤はハーデンのドライブが決まって20点のリードをキープも、アダムスのカウントプレイや、オフェンシブリバウンドから加点されるなど、ロケッツは8-0のランを食らってしまい、ダントーニはタイムアウトを要求したよ(82-70) ここでしっかり修正するのが今季のロケッツの強さなのか、ゴードンがスリーを決めてリズムを作ると、今度は第3Q始めから出場していたネネがペイント内から加点(87-72) 続いてゴードンが再びスリーを決めて溜らずサンダーはタイムアウトを取るが、そのゴードンはゾーンに入ったかのように、またまたスリーを決めたんだ(93-75) 中盤以降もロケッツの勢いは全く衰えず、結局リードを25点まで拡げて第3Qは終了したね(113-88)」
 
シンキ「今日は大丈夫ですね。では残りはサクッとお願いしますよ。」
 
キャット「第4Qはサンダーも踏ん張って、一時8点差まで追い上げられたが、危なっかしい場面はなくて、結局12点差でロケッツの勝利。最終スコアーは137-125。チーム力を考えると順当勝ちだと思うよ。個人成績は以下の通りに。」
 
ロケッツ(51-22) FG50/79(63.3%) 3pFG20/39(51.3%) FT17/21 36R 32A
ハーデン 36分 22点、5R、12A、5TO FG8/15 3pFG2/8 FT4/5
ビバリー 28分 0点、2R、5A、1S、5TO FG0/6 3pFG0/4
ゴードン 36分 24点、2R、1A FG7/13 3pFG4/9 FT6/6
アリーザ 37分 24点、6R、6A、3S、1B FG9/11 3pFG6/8
カペラ 22分 11点、9R、1S、2B FG5/6 FT1/2
ルー 31分 31点、3R、4A FG11/15 3pFG7/8 FT2/2
ネネ 26分 17点、4R、3A、2S、1B FG7/9 FT3/4
デッカー 24分 8点、5R、1A FG3/4 3pFG1/1
ハレル、ブラウン、ウィルチェー、トロイ・ウィリアムスは出番なし
 
サンダー(41-31) FG47/94(50.0%) 3pFG11/30(36.7%) FT20/28 42R(16OR) 27A
ウエストブルック 39分 39点、11R、13A、5TO FG13/24 3pFG3/9 FT10/16
 
シンキ「やりました。プレイオフで対戦も考えられるチームだけに、ここは気持ちいい勝利を期待しましたが、その通りになりましたね。」
 
キャット「ちょっとオフェンシブリバウンドを取られていたが、それでもロケッツのシュート成功率が6割を超えていて、内容的には完勝だったように感じるよ。今日のハーデンはいつもより黒子に徹していたように見えたんだが、ゲーム展開に余裕を感じられたので、無理をする必要もなかったんだろう。味方のシュートが好調だったこともあるけどね。」
 
シンキ「アンダーソン不在の影響はありましたか? 稀勢の里みたいに出てこれなかったんですかね。」
 
キャット「笑 今無理しても仕方ないよ。今日はルー、ゴードン、アリーザのシュートが好調だったし、デッカーも良かったからね。不在の影響は見受けられなかったな。」
 
シンキ「分かりました。さて次もホームで、今季3度目になるウォリアーズとの対戦になりますね。大一番です。」
 
キャット「ウォリアーズはデュラント離脱後に一時負けが増えていたんだが、また盛り返してきたからね。面白いゲームになりそうだよ。楽しみだ!」
 
シンキ「それでは最後に何かありますか?」
 
キャット「今日は高校野球を録画して観たんだが、実況がNHKらしくなかったんで、副音声でもあるのかなーって確認しちゃったよ(笑) ちなみに今日のロケッツ戦は全国放送だった関係なのか、ロケッツ専属解説者のグライドは会場から観戦。50年史を飾る代表選手としてセレモニーを受けていたね。」
 
シンキ「ドレクスラーさんも今季のロケッツには期待しているんじゃないですかー。残り9ゲームをしっかり締めて、プレイオフへ向かいたいですね。それではあさってのウォリアーズ戦も宜しくお願いします。今日はどうもお疲れ様でした。」

レギュラーシーズン第11戦 対サンダー(アウェイ)

シンキ「こんにちは。早いもので今日で開幕から11ゲーム目に入ります。本日の相手は最近4連敗中のサンダーですね。アウェイ戦になりますが、プレイオフを争うチームなので、ここは勝ちたいですよ。」
 
キャット「全くだ。今日から西のライバルチームと4日で3ゲームあるんだが、2ゲームは勝ちたいと思っているんだ。もちろんここで勝って明日のホーム戦に臨みたいよ。」
 
シンキ「それでは早速ゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ゴードン、アリーザ、アンダーソン、カペラ。サンダーはオフに契約延長したオールスターのラッセル・ウエストブルック、今季移籍し、4年8400万ドルでサンダーと契約延長した3年前のドラ2位ビクター・オラディーポ、ディフェンスピカイチのアンドレ・ロバーソン、父が元有名NBA選手で今年ドラ11位のルーキー ドマンタス・サボニス、センターは4年1億ドルで契約延長し、日本のアニメにハマっているニュージーランド人のスティーブン・アダムス。」
 
キャット「第1Q序盤はサンダーのペース。まずアダムスのレイアップで先制すると、ハーデンのターンオーバーから速攻、次にオラディーポのジャンパーが決まって6点リード(6-0) ロケッツもハーデンのレイアップに、カペラのティップインで応戦するが(4-8)、サンダーのリズムを止めることが出来ず、ウエストブルックの速攻にオラディーポのスリーなどが決まったサンダーが二桁リードを奪ったよ(6-17) ダントーニは溜らずタイムアウトを要求。タイムアウト後もオラディーポにドライブを決められてしまったロケッツだが、オフェンスのボール回りは良くなってリズムが出てきた。まずアンダーソンがスリーを決めると、ハーデンからカペラへのパスが繋がり(13-21)、中盤に入ってもサンダーのミスに乗じて攻撃の手を緩めず、デッカーのスリーが決まるなど、ロケッツは10-0のランを披露した(18-21) しかし目の覚めたサンダーは連続スリーで再び盛り返す(18-27) ロケッツも負けじとアリーザが2本のスリーに、デッカーも今日2本目のスリーを決める好調振りを発揮し、ハーデンもロバーソンのディフェンスに苦しみながら、フリースローで加点していったロケッツは、第1Qに突き放されずについて行けたよ。結局第1Qは6点のビハインドで終了となった(32-38)」
 
シンキ「オフェンスは良くなってきたみたいですが、得点を取られすぎてるようですね。」
 
キャット「ペースが速いね。また両チーム合計9本のスリーを決めていることもあるだろう。セカンドユニットが出る第2Qは若干落ち着くんじゃないかな。」
 
シンキ「分かりました。では前半の続きをお願いします。」
 
キャット「第2Qでいきなりカペラがフリースローをもらう。彼は自信を持って2本とも決め、チームにエナジーを与えると、控えエニスのスチールから速攻が決まり、ゴードンのイージーバスケットも決まったロケッツがゲームをタイに戻したんだ(38-38) サンダーのタイムアウト後もロケッツはオラディーポのターンオーバーから速攻が決まって逆転に成功(40-38) サンダーはオラディーポがボールを支配していたが、ウエストブルックがベンチでオフェンスのリズムが悪く、ようやく3分経過してフィールドゴールが決まっていたね。ロケッツはここで突き放すチャンスだったが、カペラのブロックが決まるも、ボールがサンダーに渡り、11月に移籍してきた元NBAハーベイ・グラントの息子で、おじが元ブルズのホーレス・グラントのジュラミー・グラントにスリーを決められた(43-43) ロケッツはエニスが好調で存在感を存分に出していてリードをキープしたが(49-45)、中盤前にサンダーはウエストブルックをコートへ戻すと、オフェンスのリズムが良くなりゲームはタイになったよ(54-54) 残り5分半でハーデンをコートに戻したロケッツ。すぐにネネへのナイスパスを披露し再び逆転するも、もったいないパスミスをする悪い癖が出るなど、ロケッツは流れに乗れない。サンダーもウエストブルックが速攻から魅せるターンオーバーを犯したり、アダムスが何でもないレイアップを外すなど、こちらもリズムに乗れないままゲームは膠着し終盤へ突入(59-61) 終盤もハーデンはロバーソンの徹底マークなどもあって、得意のレイアップを外すが、ネネがよくフォローして、結局ロケッツは前半2点のビハインドで終了となった(63-65)」
 
シンキ「前半は2点差に追い上げたので、後半へつながったんじゃないですかね。アウェイ戦なので、出来れば第3Qで主導権を握りたいですよ。」
 
キャット「だね。ハーデンがここまで思うような働きが出来ていないんだけど、後半に帳尻を合わせてくる選手だから期待を持ってる。ロケッツは第2Q中盤過ぎからスリーが決まってないから、ここをしっかり決めて、かつディフェンスを強固にしてディフェンシブリバウンドを確実に取り、相手の得点を止めることが出来れば、一気のランを出せると思う。ここまでサンダーのフィールドゴールは59.5%。さすがにこれはやられすぎだからね。」
 
シンキ「それとフリースローの上達が著しくなっているカペラが、またまた2本とも決めましたか。もうサプライズではなくなって、エナジーを与える状況にならないかもしれませんよね。これについては(笑)」
 
キャット「まじめに練習している成果がようやく出てきたようだね。ヘラヘラしてまるで進歩がなかったハワードとは大違いだよ(笑) もうこれだけ入ってくると、カペラにハック作戦をするチームが出てくれないかって思っちゃう。ここで決めればさらに自信になるからね。エナジーの件は、アンダースローのオヌアクがいるから問題ないよ。大丈夫だ(笑)」
 
シンキ「分かりました。それでは後半戦もお願いします。」
 
キャット「第3Q序盤からロケッツの猛攻。まず素早いボール回しでアリーザがイージーレイアップを決めると、そのアリーザがカウントプレイを決めてロケッツが逆転(68-65) ディフェンスでもカペラがリムプロテクター振りを披露して速攻に繋がり、ハーデンがスコアーしたよ。4連敗中のサンダーも負けられるかとばかりにオラディーポのスリーなどで再び振り出しに戻すが(70-70)、ロケッツの勢いは止まらず、アンダーソンのスリーに、速攻からゴードンが加点。ここまでのハーデンはドライブするもロバーソンのディフェンスを振り切れず、得意のレイアップをミスることが目立っているが、今季さらに磨きに掛かっているアシスト力を存分に見せつけ、この日10アシスト目になるパスに成功。溜らずサンダーはタイムアウトを要求したんだ(77-70) タイムアウト後、ロケッツは若干シューティングが悪くなったが、それでもカペラの圧力にロバーソンがペイント内で決めきれず、アダムスのフックも止めるなど、ロケッツはリードをキープしていたよ(81-74) アンダーソンのスリーが決まってロケッツは10点のリードを奪うことに成功すると(86-76)、サンダーはベンチに下がっていたオラディーポを、ここまでオフェンスでチームの足かせになっていたロバーソンと交代して、より攻撃モードに。中盤以降にリズムが悪くなっていたロケッツは、ハーデン、アンダーソンと立て続けてシュートを外すが、サンダーもアダムスのミスなどで流れに乗れず、ロケッツはリードをキープ(90-80) しかし終盤受け身になったロケッツはもったいない得点を許してしまい、結局点差は5点になって第3Qは終了となった(90-85)」
 
シンキ「終盤は残念でしたが、全体的にいい感じの第3Qでしたね。この調子で第4Qも乗り切りましょう。ではお願いします。」
 
キャット「ロケッツ第4Qのスタートはエニス、ゴードン、ブリューワー、デッカー、カペラ。序盤ロケッツはエニスとデッカーのツーメンゲームから連続加点に成功してリードをキープするが、サンダーも2013年ドラ32位で、今季3年1700万ドルで契約したスペイン代表のアレックス・アブリネスのスリーや、最終ロスターを勝ち取ったセマジ・クリストンのスリーで応戦(96-92) ロケッツはエニスのボールキープからキックバックし、外からのシュートを狙うが決まらず、タイムアウト後にカンターのイージーレイアップが決まって2点差とされる(96-94) しかしコートに出てきたウエストブルックのショットをゴードンがブロックし、カペラも的確なディフェンスでロケッツを助けるなど、次第にリズムを取り戻してきたんだ。残り7分弱にスターターに戻したロケッツは、ハーデンがローポストからの加点に続き、カペラへのアーリウープパスを披露。残り約6分半、サンダーは溜らずタイムアウトを要求したよ(100-94)」
 
シンキ「リードをキープしましょう。では続きをお願いします。」
 
キャット「タイムアウト後のロケッツのオフェンスは大苦戦。アンダーソンのスリーが決まらず、アリーザも得意のコーナーからのスリーが決まらず、その間にオフェンシブリバウンドからウエストブルックにスリーを決められリードは3点に(100-97) その後もロケッツは受け身になっていて、完全にリズムを崩してしまって、時間ぎりぎりのタフショットを打たされていたよ。それでもサンダーはセットオフェンスが思うようにいかず、ロケッツは何とかリードをキープしていたが、今日好調のオラディーポにスリーを食らってゲームはタイになってしまった(100-100) オフェンスのリズムが悪いロケッツは、頼みのハーデンで勝負も、ロバーソンのディフェンスの前にエアボールを打たされてしまい、気分を良くしたロバーソンはウエストブルックからのパスをアーリウープ。ロケッツは逆転されてしまったよ(100-102) 約4分半の間、全く得点が取れない状況で終盤を迎える形になった。残り1分43秒。ダントーニはもっと早くタイムアウトを取って欲しかったな。」
 
シンキ「アウェイでこの展開はよくないですよね。残り2分切ってますし、ここはディフェンス1本でお願いします。」
 
キャット「タイムアウト後もロケッツのオフェンスは精彩を欠き、ことごとくシュートを落として万事休す・・・ 結局ラストに焼け石に水的なゴードンのスリーが決まっただけだったよ。最終スコアーは103-105。まあ終盤はサンダーもターンオーバーが多くて、ロケッツは勝つチャンスはあったんだけどまあ仕方ないね。第4Q中盤以降はロケッツの弱点が出たゲームだった。接戦を制したサンダーは4連敗でストップ。個人成績は以下の通りに。」
 
ロケッツ(6-5) FG40/92(43.5%) 3pFG14/40(35.0%) FT9/14(64.3%) 47R(12OR) 25A 10S 4B 16TO
ハーデン 37分 13点、7R(3OR)、13A、3S、6TO FG4/16 3pFG1/5 FT4/7
ゴードン 39分 13点、5R、4A FG5/20 3pFG3/12
アリーザ 37分 11点、7R、3A、4S FG4/11 3pFG2/9
アンダーソン 33分 14点、3R FG5/13 3pFG4/9
カペラ 28分 13点、14R(4OR)、3B FG5/8 FT3/4
ネネ 20分 11点、5R、5TO FG5/8
デッカー 19分 10点、2R、2A、1S FG4/5 3pFG2/2
ブリューワー 17分 9点、2R FG4/6 3pFG1/2
エニス 11分 9点、2R、2A FG4/5 3pFG1/1
アクティブロスターのハレル、KJマクダニエル、ブラウンは出番なし。ビバリーは明日のブレイザーズ戦で復帰予定。
 
サンダー(7-5) FG40/84(47.6%) 3pFG12/25(48.0%) FT13/14(92.9%) 44R(5OR) 25A 7S 7B 16TO
ウエストブルック 36分 30点、7R、9A、2S、6TO FG9/20 3pFG2/4 FT10/11
オラディーポ 40分 29点、10R、5A、2S、3TO FG12/28 3pFG5/7
ロバーソン 32分 4点、7R、4A、1S、1B FG2/11 3pFG0/5
サボニス 28分 8点、3R、2A FG4/5 3pFG0/1
アダムス 33分 6点、6R、3B FG3/7
ジェラミー・グラント(11月に加入) 19分 8点、3R、1A、1B FG3/6 3pFG2/3
エネス・カンター(オフェンス選手) 15分 8点、7R、1A、2B FG3/6 FT2/2
アレックス・アブリネス(23歳スペイン代表) 15分 7点 FG2/4 3pFG2/3
セマジ・クリストン(保証金20万ドル) 14分 5点、2TO FG2/4 3pFG1/1
ジョフォリー・ラバーニャ(カペラと仲がいい) 4分 0点、1R FG0/2
ニック・コリソン(チーム一筋13年目) 3分 0点 FG0/0
アンソニー・モロー(31歳シューター) 1分 0点 FG0/1
アクティブロスターのカイル・シングラー(昨年オフに5年2500万ドルで契約)は出場なし。9月に右足を骨折し手術を受けた2年目のキャメロン・ペインは順調に回復しているようだが、復帰時期は未定とのこと。
 
シンキ「10点リードしながら逆転負けをする、残念な結果となりましたが、ゲームを終えた感想をお願いします。」
 
キャット「ロケッツの弱点がモロに出たゲームだったよ。勝負所になってリズムが悪くなると、ハーデン頼みのロケッツは何もできなかったな。そのハーデンは終始ロバーソンのディフェンスに苦しみ、ドライブからフリースローをもらうこともままならなかったからね。ハーデンがドライブしてキックアウトし、外からのシュートを放るワンパターンのオフェンスは相手にとって読みやすいよ。特に終盤はカペラをベンチへ下げてるから尚更だ。サンダーもウエストブルック中心だったが、それでもオラディーポが存在感を見せていたよ。まあ彼らもターンオーバーが目立っていたから、勝ってもおかしくなかったとは思うけどね。この敗戦を教訓にロケッツは前進してもらいたい。」
 
シンキ「ですね。まだシーズンは始まったばかりですから、これからですよ。ハーデンの調子にロケッツの勝敗が左右されないくらい、充実したラインナップを形成したいんですが、今日は結構控えが頑張ったんじゃないですかー。」
 
キャット「デッカーが大学時代の同僚でホーネッツのカミンスキーに刺激を受けてるのか、最近はかなり存在感をアピールしているよ。今日の出来を考えたら、勝負所はアンダーソンではなく、彼を使った方がよかったと思えるくらい。エニスも今日はかなり良かった。デッカーとのツーメンゲームは機能していたし、ドライブだけでなく、外からのシュートも入っていたね。これならビバリーが戻ってきても出番を与えたくなるな。」
 
シンキ「不調の続いたブリューワーも今日は見せ場があったようですね。良かったです。」
 
キャット「やっとスリーが入ったよ(笑) 彼がベンチからある程度存在感を見せてくれると、ロケッツは攻守ともにやりやすくなる。速攻で加点を狙えるし、ディフェンスでも相手を悩ませてくれるしね。」
 
シンキ「ネネも頑張っているみたいですが、ちょっとターンオーバーが多いですね。」
 
キャット「パスミスが目立ったよ。スクリーン時のオフェンシブファールもいけないな。だが彼なりにチームには貢献しているからね。大目に見ようじゃないの。」
 
シンキ「ありがとうございます。ハーデンはロバーソンに完敗し、悔しいでしょうが、まだ対戦はありますからね。新生ロケッツはこれからですよ。さてサンダーに関してですが、デュラントがいなくなってどうですかね?」
 
キャット「ロケッツみたいなチームだな(笑) ロケッツがハーデン頼みなら、サンダーはウエストブルック頼みだよね。今日はオラディーポが活躍したからいいが、長いシーズン、彼一人に頼っているようだと、プレイオフ争いが限界だろうな。まあロケッツも同じ状況なので何ともいえないが(苦笑)」
 
シンキ「それでもディフェンダーのロバーソンや、23歳のアダムス、ルーキーのサボニスなど、活きのいい若手がいるので楽しみはあるんじゃないですかー」
 
キャット「でもやはりデュラントのようなチームを変えられる選手の存在は大きいし、彼が抜けた穴はどうにもならないよ。個人的にはデュラントはサンダーに残留して、ウォリアーズとの競争を観たかったんだけどね。まあこればっかりは本人の問題だからどうにもならないな(笑)」
 
シンキ「ちなみにアダムスはオタクでしたか(笑)」
 
キャット「今年オフにプライベートで日本に来たようだね。アキバでも行ったのかな。実を言うとボクの親戚にしずかちゃんがいるんだよ。前の声優さんだけど。彼が知ったらボクに親近感沸きそうだよね(笑)」
 
シンキ「ホントですか! 先日スネ夫が亡くなり、ジャイアンもすでに天国へ。肝心のドラえもんは痴ほう症ですからねー。しずかちゃんの状態が気になりますよ。大丈夫ですか?」
 
キャット「あと10年は大丈夫だ(笑) まあそんなことはいいとして、明日のゲームは今日の反省も大事だけど、アニメでも観てリフレッシュし、引きずらないで望んで欲しいと思っている。」
 
シンキ「明日はホームでのブレイザーズ戦になりますね。連敗はしたくありませんから、ここは勝ってもらいましょう。それでは今日はどうもありがとうございました。明日も宜しくお願いしますね。」

今季第77戦 対サンダー

シンキ「こんにちは。今日はホームでサンダー戦となります。残り6ゲームですので、しっかりと締めて欲しいですよね。」

キャット「今季もあと6ゲームか。もちろんプレイオフ進出すれば、まだゲームは続くんだけど、一シーズン82ゲームが一区切りだからね。ちょっと寂しくなるな。」

シンキ「ですね。でも1年中ゲームやってる訳にも行きませんよ(笑)」

キャット「約半年の間、ゲームが続くんだからな。ホント大変だよね。」

シンキ「はい。それではゲームの方をお願いします。」

キャット「オーケー。スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、アリーザ、ディーモー、ハワード。サンダーはウエストブルック、ロバーソン、デュラント、イバカ、アダムス。」

キャット「序盤の2分半、ロケッツはシュートが決まらず4点リードされたんだが(0-4)、サンダーのターンオーバーを誘発して流れを掴み、アリーザのスリーを皮切りに、速攻での加点、ハーデンのジャンパーも決まってロケッツが逆転に成功した(11-8) ビバリーが2ファールでベンチへ下がっても、ロケッツはハーデンのスリー、ディーモーのフックなどでリードを渡さず(17-10) 中盤に入って、サンダーはフリースローをもらっての加点が続き、ジワジワ点差を縮めてきたが(19-17)、ロケッツもハーデンのカウントプレイなどで応戦(21-19) 終盤に入ると、カペラに替わって15ゲーム振りにジョシュが出場してきたよ。そのジョシュはドライブからの加点やスリーを決めて、ロケッツはリードをキープ出来たよ。第1Qはロケッツが5点リードして終了したんだ(31-26)」

シンキ「おお。やっとジョシュが出て来ましたか! ラスト6ゲームでロケッツでの花道を飾れますかね?」

キャット「どうだろう(笑) まあ今のところはいい感じでプレイしていたね。引き続き注目はしたいよ。」

シンキ「楽しみですね。では前半の続きをお願いします。」

キャット「第2Q序盤も第1Q同様にオフェンスに苦しみ、最初の3分半でハワードのダンクのみの加点だったので、サンダーに逆転を許したんだ(33-36) タイムアウト後、ハーデンのスリーが決まって追い付くと、ハワードのオフェンシブリバウンドからの加点や、アリーザのスリーが決まるなどして、ロケッツは再び逆転したよ(43-40) その後また追い付かれるが、ロケッツはハーデンのフリースローに、ビバリーのタフショットで決めたスリーで突き放す展開に(50-43) だが終盤に入ると、サンダーもウエストブルックが勝負強さを見せて、結局サンダーが1点のリードを取って終了となった(52-53)」

シンキ「リードが入れ替わる好勝負になっているようですね。後半への見通しはどんな感じですか?」

キャット「今日はターンオーバーが比較的少なく、ディフェンスもそれなりに機能しているように見えるから、最終Qまでもつれる形になると思うよ。どちらが勝つかは、最後の2分がカギになるんじゃないかな。面白くなってきたね。」

シンキ「勝敗も大事ですが、好ゲームを見せてファンを楽しませるのも大事ではありますからね。それでは後半戦も宜しくお願いします。」

キャット「後半序盤はアリーザの加点などでほぼタイゲームだったが、2分経過したあたりからデュラントの連続スリーが決まって、ロケッツは6点のビハインドになってしまう(57-63) タイムアウト後も、ハワードが4ファールへベンチへ下がり、サンダーのボール回しに翻弄されて加点を許し、ハーデンのスリーはエアボールになるなど、リズムを失ったロケッツは、12点リードされてしまったんだ(57-69) しかし速攻からハーデンが加点すると、今度はスリーも決めてリズムを掴みに掛かると(62-69)、中盤からガデロックを投入してエナジーを注入してきた。ロケッツはカペラのブロックが決まるなど、ディフェンスが良くなってきて、それがオフェンスにも波及。ビーズリーの加点に続いて、カペラのカウントプレイ、ハーデンのドライブも決まり、ロケッツは2点のビハインドまで挽回したよ(69-71) 終盤に入ってサンダーも、カンターがペイント内でしぶとく加点したり、シングラーがフリースローを冷静に決めるなど、リードを渡さなかったが(72-77)、ロケッツもガデロックとカペラのツーメンゲームからの加点などで追いすがり、オフェンシブリバウンドからハーデンのジャンパーが決まって、残り1分、ロケッツは逆転に成功! ラストプレイでデュラントに3本のフリースローを決められ再逆転されてしまうが、この第3Qは実りの多いQだったと思う(80-82)」

シンキ「一時12点のビハインドから、よく追い上げましたよね。その理由は何ですか?」

キャット「エナジー注入が良かったんじゃないかな。ガデロック(ゴデロックから訂正)やカペラ、ビーズリー、KJが躍動していたからね。このペースで第4Qも行ってもらいたいぞ。」

シンキ「ジョシュの出番はありますかね?」

キャット「顔見せで出て来たから今日はもういいでしょう(笑) ベンチからエナジーを注入してくれって感じだよ。」

シンキ「分かりました(笑) それでは勝負の第4Qをお願いします。」

キャット「ロケッツはガデロック、ハーデン、KJ、アリーザ、カペラでスタート。まずKJがスリーを決めて、またまたロケッツが逆転し、ガデロックの加点もあってロケッツが3点リードする(85-82) だがサンダーはデュラントの加点に続き、ウェイターズが落としたフリースローをカンターがフォローする加点などで、再びサンダーが逆転(85-88) すぐさまハーデンがフリースローで挽回するが、サンダーは2枚看板のデュラント、ウエストブルックの加点が続き、ロケッツは6点のビハインドになってタイムアウトを要求したんだ(87-93) そのタイムアウト後に、俺がやらねばとばかりに、ハーデンが連続スリーを決めて、ロケッツがすぐに同点に追い付いた(93-93) だがサンダーはオフェンシブリバウンドから流れを掴みつつあり、再びビハインドは5点に拡がった(95-100) ハワードがアダムスを押すファールでベンチへ下がり、カペラをコートへ戻すと、彼はすぐさまブロックを決める充実振りを披露する。オフェンスではKJのサーカスショットも決まって、ロケッツは残り5分半、ビハインドを3点にしたよ(99-102)」

シンキ「手に汗握る好ゲームになりましたね。勝ちましょう、お願いします。」

キャット「タイムアウト後、ハーデン、デュラントともにスリーをミス。次のオフェンスでハーデンがドライブからフリースローをもらって加点に成功し、ロケッツは1点差に追い上げると、ウエストブルックのシュートは外れ、ビバリーがワイドオープンのスリーをしっかり決めた! これでロケッツが逆転に成功すると(104-102)、続くディフェンスでも奮闘し、サンダーは加点出来ず、ハーデンのステップバックジャンパーも決まったロケッツが4点リードして終盤を迎えたよ(106-102) 残り3分弱でサンダーがタイムアウトを要求。」

シンキ「よし。残り3分しっかり守りましょう。お願いします。」

キャット「ロケッツはこの重要な時間帯に、ハーデン、ビバリー、KJ、アリーザ、カペラで挑む。タイムアウト後、ウエストブルックにドライブを許し加点されて2点差になるが、ロケッツもビバリーのタフショットが決まって再び4点のリードに(108-104) 次のディフェンスで、デュラントのドライブからのランニングジャンパーをカペラがブロック! 次のオフェンスでは決められずも、うまく時間を使ったロケッツは、サンダーのオフェンスのリズムを崩す24秒バイオレーションで再びロケッツボールに。このチャンスにハーデンはカペラとのホットラインを決めて、残り42秒、ロケッツが6点リードしたんだよ(110-104)」

シンキ「おお。勝利はもう目前です。続きをお願いします。」

キャット「タイムアウト後のサンダーのオフェンスはパスミスでターンオーバー! このプレイから速攻を出したロケッツは、ビバリーが勝負を決めるダンク!! この後は、カペラがファールアウトするなどして、少し時間が掛かったが、特に危ない場面はなく逃げ切ったよ。最終スコアーは118-110。ナイスな勝利だったよ。」

シンキ「ブラボー! ロケッツ勝利~、よっしゃー!!」

キャット「勝利の宴じゃ(笑) この逆転勝利は嬉しいぞ。残り5ゲームも頑張ってもらおうじゃないの。」

シンキ「今日の勝因は何ですか? KJがかなり出ていたように思いますが、KJ投入効果ですかね?」

キャット「それはあるよ。もちろん彼だけではなく、カペラやガデロックも見逃せないと思う。そういう意味ではエナジーを注入してくれたジョシュの存在も忘れてはいけないな。」

シンキ「ハーデン以外の選手が躍動する時のロケッツは強いですよね。」

キャット「そうだな。もちろん主役はハーデンなんだけど、脇を固める選手が存在感を発揮すると、チームとしてまとまるからね。」

シンキ「残り5ゲームの見通しについてはどうですか? 今日はマブス、ジャズともに勝利して、ロケッツの西地区9位は変わりませんでした。」

キャット「最終戦まで勝ち続けて6連勝でレギュラーシーズンを終了して欲しいと思う。プレイオフに関しては、ドラフト指名権も欲しいが、今日みたいにカペラやKJを存分に使って、彼らがプレイオフでさらなる伸びしろを発揮するようなら、それにこしたことはないしね。とにかく全力で締めて欲しいよ。」

シンキ「分かりました。最後に何かありますかね。」

キャット「安定感のないロケッツだから、あまり期待していいのか分からないけど、今日みたいなゲームをしてくれると、思わずプレイオフでも期待したくなっちゃうよね(笑) まあそう甘くないと思うが、ラスト5戦を楽しみにしているから、頼むぞって感じかな。それから今日はロケッツのレジェンドである、ケニー・スミスが会場に来てたよ。彼のようなリーダーにハーデンもなって欲しいもんだね。」

シンキ「ですね。それでは次のゲームも宜しくお願いします。」

ボックススコアー

今季第71戦 対サンダー

シンキ「こんにちは。ここまで70ゲーム終わって35勝35敗のイーブンですね。残り12ゲームをしっかりやって行きたいですね。今日の相手はアウェイのサンダー戦です。前のゲームから3日後でしたね。失礼しました。」

キャット「残りの対戦相手を考えると、残り12ゲームもイーブンくらいで終わりそうな予感があるな。まあ今のロケッツは来季を見据え、勝敗より内容の方が大事だと思うから、それほど気にしてないけどね。」

シンキ「先日のホークス戦で、ハワードが接着剤使用の疑惑?が出てますが、これについてはいかがですか?」

キャット「ボクは滑り止めを塗りすぎただけだと思ったんだけど、これが接着剤なら問題あるよね。ホント、ハワードって何かやらかすよな(苦笑) もうカペラ使ってくれって気分だよ。」

シンキ「笑 ではゲームの方をお願いします。」

キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、アリーザ、ディーモー、ハワード。足首の捻挫で心配されたハーデンは出場となった。サンダーはウエストブルック、ロバーソン、デュラント、イバカ、アダムス。」

キャット「序盤はロケッツが優勢。まず懲りずに相変わらずブーイングされているビバリーがスリーを決めると、ハーデンからハワードへのパスが繋がるプレイや、ディーモーのフックもありと、オフェンスは良かったと思う(9-6) しかしサンダーもイバカの踏ん張りで巻き返してきた(12-11) 中盤に入ると、再びハーデンからハワードへ渡る豪快なアーリウープで加点し、続くビバリーがナイススチールから速攻を決めて、ロケッツは流れに乗る(18-14) タイムアウト後もビーズリーの連続加点で7点をリードしたんだ(23-16) その後アリーザのスリーも決まって(27-18)、サンダーのドノバンヘッドコーチは渇を入れるタイムアウトを取ると流れが一変。ハーデンをベンチで休ませているロケッツはオフェンスに苦しみ、その隙にサンダーはデュラントの連続加点などで10-0のランに成功し、結局逆転されて第1Qは終わったよ(27-28)」

シンキ「やはりリード出来ませんでしたか。」

キャット「終盤に一気のランを食らったからね。ハーデンのいない時間帯の対処が相変わらず問題あるな。来季への宿題だ。オフェンス自体はボール回りが良くて、いい感じだったから、まだまだこれからだと思うよ。」

シンキ「前半の続きをお願いします。」

キャット「このQ序盤も、第1Q終盤からの悪い流れを断ち切れず、ウェイターズのジャンパーなどでロケッツは6点のビハインドになってしまった(29-35) ビッカースタッフは危機感を持ってタイムアウトを要求し、その後若干落ち着いたロケッツは、攻守とも次第にリズムが出て来たんだ(39-41) だが中盤に入り、サンダーもイバカのジャンパー、オフェンシブリバウンドからのセカンドチャンスで、しっかりモローがスリーを決めて再びサンダーが突き放す(39-46) ここでサンダーは、明らかにオフェンスのリズムが良くなっていたロケッツを止めるため、カペラへのハックを行ったが、1本決めた後は通常の展開に戻ったよ。そのカペラはハーデンからのパスをナイスフィニッシュを連発し、アリーザのオフェンシブリバウンドからの加点もあって、ロケッツは再びジワジワと追い上げを開始したんだ(48-50) そして終盤にハーデンの連続加点で追い付くと(53-53)、ハーデンがカリー張りのビハインドザバックパスを披露し、アリーザがスリーで加点して逆転したんだ。前半終わって1点リードして後半戦へ突入となったね(56-55)」

シンキ「いい感じになってきましたねー。このゲーム行けそうですか?」

キャット「ハーデンが敵を引きつけてくれるお陰で、だいぶスムーズにオフェンス出来ているよ。ディフェンスもウエストブルック対策にKJを入れるなど、工夫が感じられるし、このゲーム何とかなってもよさそうに感じるね。後半はしっかりとリバウンドを取って、くだらないターンオーバーで自滅しないことだな。期待してる。」

シンキ「そうですかー。では後半戦も宜しくお願いします。」

キャット「後半は序盤からロケッツは3本連続シュートミスするが、サンダーもイバカのジャンパー以外は決まらず、点差はほとんど変わらず(58-58) その後も両チームともターンオーバーが目立って、ゲームは膠着したんだが、ロケッツはディーモーがスリーを決めると、相変わらずトランジションディフェンスが甘いサンダーから、ハーデンが速攻で加点に成功し、ロケッツはリードを5点に拡げたよ(63-58) タイムアウト後、ロケッツはファールが多くなってフリースローを与えてしまう形が多くなり、ウェイターズにスリーを決められて逆転されてしまうが、中盤に入ってロケッツもアリーザの加点に、ビバリーのスリーなどで応戦(70-70) 終盤近くなると、ロケッツはビーズリー、サンダーはウェイターズと、シュート打ちたがり屋さんが目立つ展開で、若干サンダーリードも、ほとんど点差の変動はなかったよ。結局ロケッツは1点にビハインドで第4Q勝負となった(77-78)」

シンキ「好ゲームになってますが、勝てそうですかね?」

キャット「サンダーは第4Qに逆転負けを食らうのが今季12回あり、これはNBA一番らしいから、そこに期待しようじゃないか(笑) 今日のロケッツの出来なら、その望みが叶えられると思うぞ」

シンキ「期待しましょう。それでは第4Qをお願いします。」

キャット「まずブリューワーが速攻を決めてロケッツが逆転するも、カンターがオフェンシブリバウンドからの加点で逆転。その後もリードが入れ替わる、ゲーム的には面白い展開になったよ(86-84) 3分経過しても、その傾向は変わらなかったが、ウエストブルックがリズム良く加点し出すと、流れはサンダーへ傾きつつあったんだ(90-93) しかしビバリーがフローターで加点に成功して、ハーデンが5ファールになるも、ロケッツも必死に巻き返す(92-93) 残り5分半。」

シンキ「好勝負になってますね。出来れば勝ちたいのでお願いします。」

キャット「タイムアウト後、デュラントのフリースローで再び3点差にされるが、ロケッツもハーデンのドライブで加点する。だが乗って来たウエストブルックがジャンパーを決めて、また3点差に(94-97) だがハーデンのフリースローに、ビバリーがワイドオープンでコーナーからしっかりとスリーを決めた! 残り3分ほどで2点ロケッツがリードしたよ(99-97)」

シンキ「終盤に自滅しないようにお願いします。」

キャット「そう。だが直後のディフェンスで、ホークス戦を思い出すようなスローインからの連携ミスで加点されてしまい、ゲームはタイに(99-99) 直後のオフェンスをロケッツはターンオーバーしてしまい、速攻からウエストブルックに強烈なダンクをお見舞いされたよ(101-99) その後もアリーザのスリーが外れ、アダムスのオフェンシブリバウンドからウエストブルックのジャンパーで加点され、ビハインドは4点に拡がったんだ(99-103)」

シンキ「また自滅はご免ですよ。お願いします。」

キャット「ハーデンがドライブからファールをもらい、2点差に詰めるが、デュラントに加点され、続くオフェンスを決めきれないロケッツは、残り30秒ほどで5点のビハインドになってしまったんだよ(101-106)」

シンキ「厳しくなってきましたねー。でもゲームはまだ終わっていません。お願いします。」

キャット「タイムアウト後、テリーがスリーを決めて2点差に迫るが、ディフェンスでプレッシャーを掛けている際に、穴が出来てしまい、ロバーソンに速攻を食らってしまう(104-108) しかしハーデンがタフショットのスリーを決めた! ロケッツはその後すぐファールをして、イバカは1本落としてロケッツはラッキーに。残り11.9秒で2点のビハインドでロケッツはラストショットを迎えるよ(107-109)」

シンキ「おお。舞台は整いましたね。お願いします。」

キャット「好ゲームに終止符を打ったのは、やはりロケッツのターンオーバーだったよ(苦笑) ハーデンがボールを持ち、ハワードへ合わせる作戦も不発に終わり、結局4点差で敗戦・・・ 最終スコアーは107-111だった。好ゲームだったし、勝てるゲームだったんだけどね。悔しいな。」

シンキ「惜しかったですね。でも好ゲームを観戦出来て満足だったんじゃないですか。」

キャット「まあね。勝敗はあまり気にしていないとはいえ、接戦だったし勝ちたかったけど、今のロケッツにそこまで求められないからな。内容自体は良かったと思うよ。ただジョシュとTジョーンズはいいとして、相変わらずカペラ、ハレルの扱いに不満があるから、そこを何とかして欲しいんだけどね。」

シンキ「ジョシュ、Tジョーンズはもう戦力外なんですかね?」

キャット「分からないけど、使うつもりがないなら、2人のうち1人を外して、契約したばかりのゴデロックをアクティブロスターに入れるなりして欲しいよ。ゴデロックが飼い殺しじゃ、いくらなんでも不憫だぞ(苦笑)」

シンキ「これじゃ契約した意味ないですよね。もうジョシュは契約解除でいいんじゃないですかー?」

キャット「もうジョシュは今季限りが決定的だろうから、ビーズリーもほどほどにして、少しは使ってやってもいいとは思うんだけど、とりあえずプレイオフ出場が出来る状況ではあるからね。温情で使う訳にはいかないんだろう。フリースローが入らないのは大きいよ。」

シンキ「歌えない中居クンの将来も気になりますが(笑)、ジョシュの将来も心配になりますよね。残り11ゲームも注目して行きたいと思いますよ。ところでサンダーについてはいかがですか。今日勝って5連勝になりましたが、オールスターブレイク後は9勝8敗と苦戦してますよね。」

キャット「プレイオフで勝ちたいならサンダーと当たりたいよ(笑) 今のサンダーディフェンスならロケッツは攻略しやすいと思うし、何よりウォリアーズとスパーズには勝てる感じがしないからね。だから今後のロケッツは6位に入って欲しいんだよ。7、8位になるなら、プレイオフを逃してもらいたいね(苦笑)」

シンキ「笑 次のゲームは明日ですね。ホームでのジャズ戦になります。」

キャット「ロケッツはもちろん、ジャズにとっても大事なゲームになるね。好ゲームを期待してる。」

シンキ「分かりました。それでは今日はお疲れでした。また明日も宜しくお願いします。」

ボックススコアー

今季第49戦 対サンダー

シンキ「こんにちは。一昨日スパーズに大敗したロケッツ。今日の相手はこれまた強敵サンダーとの対戦ですね。アウェイ戦になりますが頑張って欲しいですよ。それからオールスターのリザーブ選手が発表され、我らのハーデンが選手されました。これで4年連続です。また1、2年目の選手が出場するライジングスターには、カペラが選ばれました。これも喜ばしいことですよね。」

キャット「この間のスパーズ戦はボロボロだったからな。今日も強敵になるが、しっかり自分達のバスケットが出来れば、それなりの戦いは出来ると思うんだけどね。またオールスターに関しては、ハーデンが順当に選出されたな。もう常連と言っていいんじゃない。ずっと常連だったハワードは落選となったが、まだオールスターに選ばれてもいいくらいの成績は残せているとは思うから、もう当落線上の選手になってしまったとはいえ、これから返り咲けるように精進して欲しいよ。それからカペラも楽しみだよね。」

シンキ「それではゲームの方をお願いします。」

キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、ブリューワー、アリーザ、ハワード。引き続きスモールラインナップを敷いてるね。また、DリーグでプレイしていたハレルとKJは、今日のゲームからロケッツに合流してる。サンダーはウエストブルック、ウェイターズ、デュラント、イバカ、アダムス。」

キャット「序盤から中盤まで、両チームともシュートが決まらずに、ロースコアーの展開となったんだ(9-11) ロケッツは中盤にシュートが全く入らない時間帯があったが、サンダーもワイドオープンのシュートをことごとく落としていて、残り5分半になって、ようやくロケッツが二桁の得点に乗せたんだが、中盤過ぎると、ジョシュがアダムスを交わすフックを決めて逆転に成功すると(14-13)、今度はスリーも決めてリズムに乗ってきたんだ。堪らずサンダーはタイムアウトを要求して修正を図るが、今度は好調アリーザのスリーが決まってロケッツが7点のリードを奪ったよ(20-13) サンダーは終盤にウエストブルック、デュラントの加点で巻き返してきたが、ロケッツもハーデンの加点などでリードをキープ。第1Qは29-22と7点リードして終了したよ。」

シンキ「いい感じの立ち上がりですね。このペースで行きましょう。」

キャット「サンダーはほとんどペイント内からの得点だよ。外からのシュートが不調のようだね。だがゲームが経過するとおそらく決めてくるからな。爆発的なオフェンス力を持っているサンダーだから、得点差はないようなものだと思う。」

シンキ「ですね。では前半の続きをお願いします。」

キャット「第2Q序盤からロケッツは加点に苦しむサンダーを尻目に、ジョシュのスリーやハワードのオフェンシブリバウンドからの加点が成功し、第2Q開始3分でゲームの主導権を握った感じに(36-27) タイムアウト明けにサンダーはウエストブルックのミドルやイージーダンクで追い上げるが、ロケッツもハーデンがスリーや、カペラのディフェンスなどでいいムード(43-33) 中盤に入ってもロケッツのペースは変わらず、二桁前後の点差をキープしていたんだが、オーガスティンにスリーを決められて6点差にされると、速攻も決められてしまい、点差は次第に詰まってきたんだ(53-49) 終盤に入ってハワードへ故意のファールを仕掛けたサンダー。しっかりと決めたいハワードだったが、この日さっぱり入らず(11本中2本)、最近好調だっただけに、ボクも思わず首を捻ってしまったよ(苦笑) 結局前半は3点リードで折り返すことになった(58-55)」

シンキ「好ゲームになりましたね。」

キャット「スパーズ戦はほぼ前半で終わってたからな。今日のゲームは見応えあって楽しいよ。出来れば勝利して欲しいね。」

シンキ「目立っている選手は誰ですかね?」

キャット「ハーデンだよ(19得点)。サンダーはウエストブルックだね(22得点)。デュラントもアリーザのマークを嫌がっているように見えるが、それでも16得点。やはりオールスター選手は違うな。」

シンキ「分かりました。では後半戦もお願いします。」

キャット「後半は前半開始同様、両チームとも加点出来ない展開が続いたよ。サンダーがフィールドゴールを成功させたのは、後半開始2分弱経ってからだった(60-58) ハーデンはサンダーのスイッチディフェンスに、デュラントはアリーザのディフェンスに苦労していたね。ゲームとは違うところで、アダムスがハワードへ小さなちょっかいを出し続けているのを気になっていたんだが、そのハワードは挑発に乗ってしまって大きくこづき、2度目のテクニカルファールで退場になってしまった(苦笑)」

シンキ「またやらかしましたか(苦笑)」

キャット「フリースローも入ってなかったし、フラストレーションが貯まっていたんだろう。アダムスはNBAでも有数のダーティープレイヤーの一人。相手の術中に嵌っちゃいかんよね。まあカペラがいるし大丈夫でしょ。」

キャット「ゲームの方はアリーザのナイススチールからブリューワーが速攻で加点。そのプレイでウエストブルックがブリューワーの顔面を叩く明らかなファールがありながら、オフィシャルはファールを取らずにゲーム続行。これにロケッツが抗議し、リプレイを確認するなど、ゲームは一時中断したんだ(66-63)  その後のハーデンのファールもあったんだけど、今日のコールはサンダー寄りなのは間違いないね。ファールのコールも遅くてねー。中盤に入っもほぼタイゲームが続く展開だったが、終盤に入り、ハーデンが加点出来ず、速攻を決められるなど8-0のランを食らってしまったロケッツが、6点のビハインドで第4Qを迎えることになったよ(83-89)」

シンキ「逆転されてしまいましたが、最終的に勝利の方向でお願いしたいですよ。」

キャット「当たり前だね。結構白熱している好ゲームになってるし、ロケッツファンのためにも勝って欲しいよ。終盤の危険な時間帯を、何とか6点のビハインドで抑えたのが、第4Qに活きてくるといいと思う。」

シンキ「分かりました。それでは最終Qをお願いします。」

キャット「離されたくないロケッツだったが、序盤にモローのスリーなどで加点されてしまい、二桁のリードを許してしまった(86-96) ロケッツはカペラのブロックなど、ディフェンスから活路を見いだそうとするが、アリーザ、ローソンと決められず、頼みのハーデンも苦戦していたので、中々点差は縮められなかったよ(92-101) それでも中盤にハーデンのカウントプレイ、ハーデンからカペラへのカウントプレイでロケッツは追いすがる(98-103) ここで畳み掛けるように一気のランを出したかったが、逆にイージーレイアップや、オフェンシブリバウンドからの加点、そしてデュラントにスリーを決められる9-0のランを食らってしまって残り3分半、ほぼ勝敗は決したんだ(98-112) その後ロケッツは早めにプレシャーを掛けるディフェンスでリズムを作り、ウエストブルックがミスっていて、フリースローも落としている間に6点差まで迫ったんだけど、結局最後は逃げ切られてしまったよ。最終スコアーは108-116。まあスパーズ戦の大敗を考えると、よく頑張ったんじゃないかな。勝ちたかったけどね。」

シンキ「残念ですが、アウェイ戦ですし、仕方ないですかね?」

キャット「だよね。今のロケッツにアウェイでサンダーに勝てと言われても、ちょっと厳しいのは分かっていたから、これだけの勝負が出来れば、まあロケッツファンも満足とは言わないが、納得はしているんじゃないかな。ハワードはちょっと残念だったけどね(苦笑)」

シンキ「これで25勝24敗ですか。このペースだと43勝39敗くらいでフィニッシュですかね?」

キャット「まあそんな感じかな。トレード期限までに動くかどうかで、また変わってくるかもしれないが、予想としてはそんなところだろう。プレイオフとか考えず、今後に繋がる戦い方をして欲しいよね。」

シンキ「次戦は明日になります。ホームでのウィザーズ戦です。」

キャット「ホームだし勝たないといけないな。気持ちのいい勝利をお願いしたいよ。」

シンキ「今日はどうもお疲れ様でした。明日も宜しくお願いしますね。」

ボックススコアー

今季第4戦 対サンダー

シンキ「こんにちは。今日もお疲れ様です。開幕から3連敗のロケッツは、本日ホームでサンダーを迎えますが、勝算の方はどうですかね?」

キャット「ホームだし、本来の力を出せれば好勝負出来ると思うんだけどなー。最近のゲームを観ていると自信を失っているようにも見えるから、まずこのゲームから出直す感じでプレイして欲しいよ。」

シンキ「サンダーの新コーチは、ブリューワーの恩師であるビリー・ドノバンですよね。」

キャット「前から噂には挙がっていたんだけど、ようやく今季からNBAで指揮を取ることになったな。フロリダ大を2連覇に導いた実績をプロでも発揮できるか注目だね。」

シンキ「それではサンダー戦の詳細をお願いします。」

キャット「ロケッツのスターターは、ハーデン、ローソン、ソートン、アリーザ、ハワード。サンダーはウエストブルック、ロバーソン、デュラント、イバカ、アダムスの布陣。ベストメンバーだね。まず序盤はロケッツがローソンのパスからアリーザがフィニッシュ、コーナーからソートンのスリーに速攻まで決まって7点連取。好スタートを切ったんだ。ロケッツはディフェンスでサンダーにプレッシャーを掛けていて、絶対に連敗を止めてやるんだという気合いを感じたね(11-5)」

シンキ「連敗中ですし、相手はサンダーですから気合いも入るでしょう。」

キャット「タイムアウト開けの中盤から、サンダーはウエストブルックの鋭いドライブから得点を重ねてきた。ロケッツもハーデンのミドルショットなどで対抗するが、サンダーは終盤にデュラントのスリーが決まるなど、15-2のランに成功して、あっという間にロケッツを逆転したよ。結局第1Qは5点のビハインドで終了となった(21-26)」

シンキ「ウエストブルックを止められませんか。」

キャット「だね。もうサンダーはデュラントのチームというより、ウエストブルックのチームになってるよ。パスもいいし、ちょっと止められない感じだね。タイプは違うけど、カリー同様手の付けられない選手になってる。余談だが、彼も高校時代に評価の高くない選手だったんだよな。伸びしろは大事だね。」

シンキ「ハーデンのスリーに関してはどうですかね?」

キャット「ここまで2本ともダメだった。これでスリー成功率が9%まで下降したよ。これっておそらくNBAワーストだと思うぞ。普段なら打つ場面で躊躇していたし、メンタルな部分から修正しないと、どうにもならないかもしれないな。」

シンキ「前半の続きをお願いします。」

キャット「第2Qの序盤、サンダーはセカンドユニット中心のメンバーで戦っていたんだが、そのエースであるウェイターズがチームをリードしてサンダー優勢だった。ロケッツはスモールラインナップが影響してか、オフェンシブリバウンドを取られて得点に結びつけられるケースが目立っていたよ。中盤前にロケッツは9-0のランを食らって12点リードされるが、ハーデンがコートに戻ってくるとリズムが良くなって必死に対抗していた。しかしデュラントのスリーが連続で決まるなど、このQも終始サンダーが優位に立っていて、終盤にハーデンがやっとスリーを決めるが、結局11点リードされて前半が終わったよ(54-65)」

シンキ「後半戦への見通しについてはいかがですか?」

キャット「11点リードされているが、サンダーはミスが目立つし、ハーデンがようやく復調の兆しが見えてきたように感じるから、サンダーのオフェンスをある程度ストップ出来れば、少なからずチャンスはあるように思うんだけど、ここ最近のゲームがゲームだからなー(苦笑)」

シンキ「それでは後半戦もお願いします。」

キャット「序盤はウエストブルックにかき回され15点までリードを拡げられたが、そのウエストブルックに続き、ディフェンシブストッパーのロバーソンが相次いで4つ目のファールを犯し、ベンチへ退くことが余儀なくされると状況は一変。ロケッツはハーデン中心のオフェンスから得点が決まりだし、18-4のランに成功したんだ。サンダーは司令塔がオーガスティンになって、オフェンスの精彩を欠いてしまい、24秒バイオレーションを何度も取られていたよ。その隙をロケッツは逃さず、ハーデンからのパスをコーナーにいたビバリーが冷静にスリーを決めて遂にロケッツは逆転に成功! 第3Qは28-14と圧倒したロケッツが3点リードして最終Qへ突入したよ(82-79)」

シンキ「遂に今季初勝利が見えてきましたね。第4Qもお願いします。」

キャット「今季初勝利を目指すロケッツだったが、サンダーのウエストブルックを止められず逆転を許してしまったんだ(87-89) ロケッツはオフェンスでもイバカに連続でブロックで止められるなどして停滞気味になっていた。しかし今日のロケッツは、ハーデンがコートへ戻ってくると、ホームのファンの声援に支えられて次第にペースを掴んだんだ。ここまでチームにフィットせずに苦しんでいたローソンも、彼本来のプレイでロケッツを支えていたよ。中盤からはまさに一進一退の好ゲームになり、ボクも手に汗握る展開になったよ(92-93)」

シンキ「当然ですが、出来れば勝ちたいですよね。」

キャット「この状況から抜け出したのはロケッツだった。ハーデンがドライブから得点すると、次のプレイでサンダーがミス。ここをハーデンは逃さずに躊躇なくスリーを狙って決めた! しかしサンダーも2枚看板のウエストブルック、デュラントがチームを引っ張り追い付く展開に(97-97) もう負けたくないロケッツはローソンの個人技で再びリードすると、今度はアリーザがスリーを決めて、残り5分切って3点のリードをしたよ(102-99)」

シンキ「このような展開になると決め手の勝負になりますね。やはりハーデン頼みでしょうか。」

キャット「今季はローソンが加わって、チームオフェンスのオプションは増えているからね。ハーデン頼みでは限界があるから、今後を考えてローソンを絡ませた連携プレイをやって欲しいと思ったよね。まあそれはさておき、サンダーもファールをもらってフリースローを決めて追いすがるが、ローソンがドライブで加点に成功しリードを拡げる(104-100) その後ハーデンがスリーを決めて、ロケッツは逃げ切りに成功したんだ! 最終スコアーは110-105」

シンキ「やりましたね! 今季初勝利です! 一時14点ビハインドをよく逆転しましたよね。」

キャット「第3Qでペースを握ったのが大きいね。あの18-4のランがなければ、今日のゲームは負けていたんじゃないかな。ハーデンが復調傾向だったのも大きいし、ローソンもそれなりにフィットしてきた感あるのも良かったな。」

シンキ「ハワードはどうでしたか?」

キャット「なんかロールプレイヤーっぽくなってきたけど(苦笑)、それなりにチームに貢献していたよ。やはり彼がいるとサンダーはインサイドで得点しづらくなってたしね。」

シンキ「ハーデンは完全復調と見ていいですかね?」

キャット「まだ不安定なんだけど、それでも前3戦よりは間違いなく良かったね。ハーデン頼みから脱却しないと、プレイオフでは勝てないと思うから、その意味ではローソンがフィットしてきた方がボク的には目に付いたよね。」

シンキ「そのローソンについてはどうですか?」

キャット「やはり力あるよ。ドライブからパスをさばける選手だし、自らフィニッシュも出来るしね。ハーデン・ローソンのコンビが完璧にフィットすれば、まだロケッツはチームとしての伸びしろはあると思っているから、今後もそこらへんに期待しながら観ていきたいよ。」

シンキ「相手のサンダーに関してはどうでしたか?」

キャット「ウエストブルックがいいよね。でもミスが目立ってたから、そこを突けば何とかなるかもしれないな。でも止めるのが難しい選手であることには変わりないよ。デュラントは故障前よりもパフォーマンスが落ちている感じがしたね。それでも29得点するんだから凄いんだけど(苦笑)」

シンキ「次のゲームはあさってホームでのマジック戦になりますね。最後に何かありますか?」

キャット「ようやく初勝利を飾れて嬉しいんだけど、ホッとしたというのも事実ではある(苦笑) 今の調子では優勝どころかプレイオフ1回戦を勝ち抜くことさえ難しいと思うから、レギュラーシーズンを通してチーム力を向上させていき、プレイオフでピークになるように仕上げてもらいたいね。」

シンキ「今日はどうもありがとうございました。次回も宜しくお願いします。」

ボックススコアー