カペラと再契約、そして・・・
シンキ「こんにちは。ご無沙汰しております。サマーリーグが終了し、いよいよ本格的なオフに突入した感がありますが、そんな中ロケッツはようやくカペラとの再契約に合意したようですね。」
キャット「5年8000万ドルの提示を拒否したカペラだったが、ロケッツ側の提示した5年9000万ドル+1000万ドルのインセンティブ契約を承諾し、来季以降も再びロケッツでプレイする。相場的には4年1億ドルの価値が彼にはあると思われるんだけど、金額的に妥協したのはカペラ側だった感じに見えるね。彼が守銭奴タイプだったら、おそらくまだまだもつれていたはずだ。カペラには感謝してるよ。」
シンキ「カペラは性格も穏やかそうですし、何よりロケッツでプレイしたいんじゃないですか。間違いありません。優勝も視野に入るチームですし、居心地がいいんでしょう。」
キャット「彼は年々成長しているし、オールスタークラスの選手に成長して欲しいと思っている。ドラフト1巡目下位でも彼みたいな選手が獲れるから、やはりドラフト指名権の重要性を感じるね。」
シンキ「そのドラフトですが、46位で指名したメルトンはサマーリーグで活躍したようで、エドワーズもそれなりの存在感を出したようですね。今年のドラフト組は期待できますか?」
キャット「まあ彼らはカペラと違って2巡目指名選手だから、長期高額契約を勝ち取る選手になる確率は低いと思うが、チームをベンチからサポートできる選手にはなれるチャンスがあると思う。特にメルトンは1巡目で指名されてもおかしくないパフォーマンスをサマーリーグで見せていたよ。彼とはまだ未契約なんだが、ポールやハーデンからいろいろ学び取って、1日でも早くチームにインパクトを与えられる選手になって欲しいと思ってる。」
シンキ「ところでその後の動きはありますかね?」
キャット「まずロケッツは昨年2巡目で指名したハーテンスタインと3年契約を結んだよ。おそらく一部保証の契約だと思うが、サマーリーグではその成長力をハッキリと見て取れたから、彼にとっては1年越しにその夢が叶った感じだろうね。そうなると同ポジションで、下手投げのフリースロー以外に成長力がないオヌアクはいらないとのことで、いろいろトレード先を考えたと思われる末に、ようやくマブスとのトレードが成立したよ。まあ引き取ってもらうトレードだから、こちらが付加価値を付けた取引だったけどね。」
シンキ「オヌアクは不良債権化してましたか。まあこの2年間、全くチームに貢献出来なかったので仕方ないですね。彼にはマブスで頑張ってもらいましょう。」
キャット「マブスは彼を解雇するんじゃないかな。いくら若く才能がありそうでも、日本のプロ野球みたいに待ってくれないのがNBAの厳しさだよね。このトレードでロケッツはぜいたく税が400万ドル近く削減出来た。ちなみにそのトレードで昨年ポールを獲得した時に手放した、マーティン・リューネンとの交渉権が戻ってきたよ(笑)」
シンキ「それ以外の動きはありますか?」
キャット「サンダーからホークスへトレードされ、その後ホークスからバイアウトされたカーメロが、今日ロケッツと契約をしたようだ。金額は240万ドルの1年契約で、ホークスからバイアウトされる時に失った240万ドルをロケッツから頂く感じでの入団になる。こっちはカペラと違って守銭奴振りを感じるな(苦笑)」
シンキ「やはりカーメロはロケッツ入りしますか!?」
キャット「昨年ならいざ知らず、彼の加入はロケッツファンも賛否両論分かれるだろう。だがアリーザを失ったロケッツが、彼の獲得に向かうのは分からないでもない。エニスやカーター・ウィリアムスを獲得して若返ったとはいえ、バームーテも失ってベンチ陣の層が若干落ちてるし、頼りになるベテランを加えたいという願望は理解出来る。サンダーでは持ち味が活きなかったが、もしかするとロケッツでフィットする可能性もあるからね。」
シンキ「でもカーメロはスターターでないと嫌がってますし、今や完全にジャニーマン化しているハワードみたいに、ベンチでふてくされても困りますよ。」
キャット「まあ幸いアリーザが抜けてスターターのポジションは空いてるし、親友のポールや、ハーデンとも仲がいいみたいだから、うまいことやって欲しいと思ってる。なんだかんだ言ってカーメロが当たれば、相手チームもロケッツをさらに脅威に感じることは間違いないし、ここらへんはダントーニに任せてみようと思っているんだ。」
シンキ「ですね。ここでロスターの確認をお願いします。」
スターター:ポール、ハーデン、タッカー、カーメロ、カペラ
控え(コア):ゴードン、エニス、グリーン、カーター・ウィリアムス、ネネ
控え(コア以外):アンダーソン、ハーテンスタイン、ジョウチー、エドワーズ
キャット「現状の契約中の選手は14人で、おそらくあと一人の枠にメルトンを使うと思うが、もしかすると、完全不良債権のアンダーソンとパックしてトレードに出す可能性も捨てきれないだろう。」
シンキ「やはりアンダーソンは戦力外ですかね?」
キャット「だと思うよ。カーメロが入ったし、使う場面があるか疑わしい。プレイオフで使えないことは分かったし、レギュラーシーズンだったら、若いジョウチーやエドワーズを試すなどした方がいいと思う。サラリーもべらぼうに高いし、GMモーレーも彼をどう取引するか日々考えているんじゃないかな。まあ己の失敗なんだから責任を取って早く処理してもらいたいよね。」
シンキ「取引するとしたら、どんな感じでしょうか?」
キャット「若手2人(ドラフト指名権含む)を一緒に与える取引だろう。アンダーソン+メルトンの交渉権+将来のドラフト1巡目指名権あたりで何とか聞く耳を持ってくれるチームが現れるかもしれない。まあメルトンを手放すのは惜しいから、単独でトレード出来ればいいんだけど無理だよね・・・」
シンキ「バイアウトはありませんか?」
キャット「それはないと思う。来年になれば翌年に契約が切れるということで、現状のアンダーソンでも価値が上がるからね(笑)」
シンキ「分かりました。その他何かありますか?」
キャット「日本期待の渡邊がグリズリーズと2ウェイ契約結んだね。まあこの契約は使えないと分かったらすぐに解除される厳しい契約。正直厳しいと思うんだけど、諦めずにサプライズを見せて欲しいと思ってるよ。」
シンキ「元ロケッツのリンだって、ドラフト外から這い上がって来ましたから、彼にもそうなってもらいたいですよ。それでは本日はどうもありがとうございました。次回も宜しくお願いします。」
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