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2018年8月

さらばアンダーソン

シンキ「こんにちは。どうもご無沙汰しております。7月にFA選手との交渉が解禁になってから1か月ほどでカペラと再契約したロケッツは、8月に入ってようやく念願?のカーメロも無償で獲得に成功。そして8月も終わるこの時期に、こちらも念願?のトレードが成立する予定らしいですね。」

キャット「GMモーレーがどうしても放出したがっていたアンダーソンなんだが、ようやく彼の引き取り先を見つけたようだ。相手はサンズ。やはり単独でのトレードとはいかず、今年のドラフト46位で獲得したメルトンを付ける取引になったよ。獲得要員はPGブランドン・ナイトに、PFマーキーズ・クリスだ。」

シンキ「このトレードはロケッツにとって成功ですかね?」

キャット「ESPN専門家のぺルトン氏によれば、このトレードはロケッツにとって膨れ上がったぜいたく税の支払いを減らす取引のように感じるとのこと。確かに交換相手が同じく不良債権気味のナイトに、若いとはいえ見限られたように思えるクリスだから、ウォリアーズに対抗するための取引とは言い難い。とはいえ、こちらもカーメロ獲得で出場時間の激減が予想されたアンダーソンだからね。ナイトはケガの影響がなく戻ってくれれば、少なくともそれなりにオフェンス面では貢献は出来るだろうから、若いクリスも取ったし、メルトンを失ったとはいえロケッツにとっては悪くないトレードだと思う。」

シンキ「しかし若手の有望株として今年のサマーリーグで見せ場があったメルトンを手放したくはなかったですよ。」

キャット「まあアンダーソン単独で取引出来るほど甘くはない。将来の1巡目指名権を手放さなかっただけよかったと思っている。メルトンはサンズだと結構出場時間をもらえると思うから、彼のことを考えるとよかったんじゃないか。サンズはPG集めの好きなチームだし、見限ったクリスよりも評価が高かったと思える。まあ彼は今年の31位の指名権を使って取れたんだけどね。ちなみにこの取引でロケッツは800万ドルのぜいたく税の支払いを回避できるようだ。」

シンキ「それではまずナイトについてですが、戦力になりますかね?」

キャット「昨季はオフに前十字靭帯損傷の大けがをして全休だから、どれだけ戻っているのか気になるところではあるが、それでもぺルトン氏曰く、彼の一昨季のプレイは、リーグで最も効率の悪い選手の一人だったそうだ。出場時間の割にアシスト数が少なく、さらにディフェンス効率ではリーグ全選手の中で下から5番目と、壊滅的な数字だったそうだ(苦笑) ただサンズのシステムが合わなかった可能性もあるからね。少なくともオフェンス面ではある程度やってくれるんじゃないかとの予想はしたい。伸びしろはもうないかもしれないが、まだ27歳になってないし、少しでもチームに貢献して欲しいよね。」

シンキ「彼の契約はどうなってますか?」

キャット「アンダーソンと同じ残り2年の契約がある。アンダーソンほどもらってないが、彼同様に、プレイとサラリーが釣り合ってない選手なのは間違いないだろう。でも来年は契約最終年だし、少しは動きやすくなったと思うよ。」

シンキ「次にクリスについてはいかがですか。彼は2年前のロッタリーピックされた選手ですよね。」

キャット「2年で見限られちゃったな。でもぺルトン氏曰く、クリスはガード選手にスイッチ出来る運動能力があるとし、実際昨季クリスがスイッチした時に相手に与えた得点は、1回あたり0.8得点。これはアンダーソンの1.0得点よりもかなり上回っている。さらに彼はポールやハーデンのようないわゆるロブパスのうまい選手と組んだことは一度もなく、オフェンス面でもその跳躍力を見せてチームを助けることも可能と言っているよ。」

シンキ「クリスが化けてくれると、カペラのバックアップは問題なくなりますね。」

キャット「だね。彼はバスケを始めてまだ日が浅く、まだ伸びしろはあると思ってる。GMモーレーも、クリスが取れなかったらこの取引をしてないんじゃないかな。それくらいの可能性をロケッツで見せてもらいたい。」

シンキ「これでようやくオフの動きは終了した感じになりますかね?」

キャット「そう思う。本当はアンダーソンと交換でヒートのジェームス・ジョンソンや、ホークスのベイズモアなどを狙っていたようなんだけど、さすがに難しくて頓挫したね。でもチーム自体は若返ったから、彼らがワンステップアップしてくれれば、アリーザやバームーテが抜けた穴は埋められると思ってる。何とかウォリアーズを追いかけたいよ。」

シンキ「ですね。最後に何かありますか。最近は日本バスケで不祥事が続いておりますが・・・」

キャット「不適切行為に窃盗と、ホント残念なニュースが続くよね。せっかくBリーグが出来て、2年目も順調に成長しているから、ここでさらに上向いて行って欲しい矢先にコレだから、ボクも本当に悔しいし、呆れかえってしまったよ。まあリーグを代表する選手だけでなく、ベンチウォーマーも全員自覚を持って行動しないといけない。人に見られていることを常に意識して欲しいよね。プロなんだから当然だと思うよ。」

シンキ「今日はどうもありがとうございました。アンダーソンはディフェンス面でいろいろ言われていましたが、オフェンス面ではスリーだけでなく、派手なダンクでチームを鼓舞するなど、ロケッツの一員として忘れられない選手です。昨年でもうトレード要員として名前が挙がりながら腐らずにチームのために尽くしてくれましたね。ボクとしては「ありがとうアンダーソン」と言いたいですよ。それでは次回も宜しくお願いします。」

カペラと再契約、そして・・・

シンキ「こんにちは。ご無沙汰しております。サマーリーグが終了し、いよいよ本格的なオフに突入した感がありますが、そんな中ロケッツはようやくカペラとの再契約に合意したようですね。」

キャット「5年8000万ドルの提示を拒否したカペラだったが、ロケッツ側の提示した5年9000万ドル+1000万ドルのインセンティブ契約を承諾し、来季以降も再びロケッツでプレイする。相場的には4年1億ドルの価値が彼にはあると思われるんだけど、金額的に妥協したのはカペラ側だった感じに見えるね。彼が守銭奴タイプだったら、おそらくまだまだもつれていたはずだ。カペラには感謝してるよ。」

シンキ「カペラは性格も穏やかそうですし、何よりロケッツでプレイしたいんじゃないですか。間違いありません。優勝も視野に入るチームですし、居心地がいいんでしょう。」

キャット「彼は年々成長しているし、オールスタークラスの選手に成長して欲しいと思っている。ドラフト1巡目下位でも彼みたいな選手が獲れるから、やはりドラフト指名権の重要性を感じるね。」

シンキ「そのドラフトですが、46位で指名したメルトンはサマーリーグで活躍したようで、エドワーズもそれなりの存在感を出したようですね。今年のドラフト組は期待できますか?」

キャット「まあ彼らはカペラと違って2巡目指名選手だから、長期高額契約を勝ち取る選手になる確率は低いと思うが、チームをベンチからサポートできる選手にはなれるチャンスがあると思う。特にメルトンは1巡目で指名されてもおかしくないパフォーマンスをサマーリーグで見せていたよ。彼とはまだ未契約なんだが、ポールやハーデンからいろいろ学び取って、1日でも早くチームにインパクトを与えられる選手になって欲しいと思ってる。」

シンキ「ところでその後の動きはありますかね?」

キャット「まずロケッツは昨年2巡目で指名したハーテンスタインと3年契約を結んだよ。おそらく一部保証の契約だと思うが、サマーリーグではその成長力をハッキリと見て取れたから、彼にとっては1年越しにその夢が叶った感じだろうね。そうなると同ポジションで、下手投げのフリースロー以外に成長力がないオヌアクはいらないとのことで、いろいろトレード先を考えたと思われる末に、ようやくマブスとのトレードが成立したよ。まあ引き取ってもらうトレードだから、こちらが付加価値を付けた取引だったけどね。」

シンキ「オヌアクは不良債権化してましたか。まあこの2年間、全くチームに貢献出来なかったので仕方ないですね。彼にはマブスで頑張ってもらいましょう。」

キャット「マブスは彼を解雇するんじゃないかな。いくら若く才能がありそうでも、日本のプロ野球みたいに待ってくれないのがNBAの厳しさだよね。このトレードでロケッツはぜいたく税が400万ドル近く削減出来た。ちなみにそのトレードで昨年ポールを獲得した時に手放した、マーティン・リューネンとの交渉権が戻ってきたよ(笑)」

シンキ「それ以外の動きはありますか?」

キャット「サンダーからホークスへトレードされ、その後ホークスからバイアウトされたカーメロが、今日ロケッツと契約をしたようだ。金額は240万ドルの1年契約で、ホークスからバイアウトされる時に失った240万ドルをロケッツから頂く感じでの入団になる。こっちはカペラと違って守銭奴振りを感じるな(苦笑)」

シンキ「やはりカーメロはロケッツ入りしますか!?」

キャット「昨年ならいざ知らず、彼の加入はロケッツファンも賛否両論分かれるだろう。だがアリーザを失ったロケッツが、彼の獲得に向かうのは分からないでもない。エニスやカーター・ウィリアムスを獲得して若返ったとはいえ、バームーテも失ってベンチ陣の層が若干落ちてるし、頼りになるベテランを加えたいという願望は理解出来る。サンダーでは持ち味が活きなかったが、もしかするとロケッツでフィットする可能性もあるからね。」

シンキ「でもカーメロはスターターでないと嫌がってますし、今や完全にジャニーマン化しているハワードみたいに、ベンチでふてくされても困りますよ。」

キャット「まあ幸いアリーザが抜けてスターターのポジションは空いてるし、親友のポールや、ハーデンとも仲がいいみたいだから、うまいことやって欲しいと思ってる。なんだかんだ言ってカーメロが当たれば、相手チームもロケッツをさらに脅威に感じることは間違いないし、ここらへんはダントーニに任せてみようと思っているんだ。」

シンキ「ですね。ここでロスターの確認をお願いします。」

スターター:ポール、ハーデン、タッカー、カーメロ、カペラ
控え(コア):ゴードン、エニス、グリーン、カーター・ウィリアムス、ネネ
控え(コア以外):アンダーソン、ハーテンスタイン、ジョウチー、エドワーズ

キャット「現状の契約中の選手は14人で、おそらくあと一人の枠にメルトンを使うと思うが、もしかすると、完全不良債権のアンダーソンとパックしてトレードに出す可能性も捨てきれないだろう。」

シンキ「やはりアンダーソンは戦力外ですかね?」

キャット「だと思うよ。カーメロが入ったし、使う場面があるか疑わしい。プレイオフで使えないことは分かったし、レギュラーシーズンだったら、若いジョウチーやエドワーズを試すなどした方がいいと思う。サラリーもべらぼうに高いし、GMモーレーも彼をどう取引するか日々考えているんじゃないかな。まあ己の失敗なんだから責任を取って早く処理してもらいたいよね。」

シンキ「取引するとしたら、どんな感じでしょうか?」

キャット「若手2人(ドラフト指名権含む)を一緒に与える取引だろう。アンダーソン+メルトンの交渉権+将来のドラフト1巡目指名権あたりで何とか聞く耳を持ってくれるチームが現れるかもしれない。まあメルトンを手放すのは惜しいから、単独でトレード出来ればいいんだけど無理だよね・・・」

シンキ「バイアウトはありませんか?」

キャット「それはないと思う。来年になれば翌年に契約が切れるということで、現状のアンダーソンでも価値が上がるからね(笑)」

シンキ「分かりました。その他何かありますか?」

キャット「日本期待の渡邊がグリズリーズと2ウェイ契約結んだね。まあこの契約は使えないと分かったらすぐに解除される厳しい契約。正直厳しいと思うんだけど、諦めずにサプライズを見せて欲しいと思ってるよ。」

シンキ「元ロケッツのリンだって、ドラフト外から這い上がって来ましたから、彼にもそうなってもらいたいですよ。それでは本日はどうもありがとうございました。次回も宜しくお願いします。」

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