カペラと再契約出来るか?
シンキ「こんにちは。ポールとの再契約合意に成功したロケッツですが、次に重要なのは成長著しいカペラとの再契約合意ですよね。」
キャット「全くだ。もう市場に残っているFA選手の中で、一番の大物はカペラと言っていいだろう。何とか残留出来るように働きかけていると思うが、ESPNのレポートではこんなことが書いてあったよ。」
レポート
カペラは市場に残っている選手達の中で、ただ一人マックス契約を結べる可能性を持った選手。しかし残念ながら、現在それだけの契約を結べる枠を持ったチームはホークスとブルズしかおらず、両チームとも彼にオファーシートを差し出す雰囲気を見せていない。なので彼がロケッツから大型契約を勝ち取るための唯一の方法は、ロケッツから480万ドルのクオリファイオファーを受け入れ、来年無制限のFAになって再びトライすることであろう。
妥協点を提示するならば、5年1億2200万ドルで合意すること。これはマックス契約から毎年約450万ドル少ないだけである。これでロケッツはぜいたく税の支払いを毎年少なく抑えることが出来ると同時に、カペラ自身もクオリファイオファーの提示額と、来季に他のチームから4年のマックス契約を合わせた額以上の金額を獲得出来る。
キャット「こんな感じだね。ボクもこの意見に賛成だ。まだ伸びしろを見せているカペラをここで絶対に手放す訳には行かない。ここは妥協点を見つけて決着を付けてもらいたいね。」
シンキ「GMモーレーは策士ですから、何とか彼のサラリーを抑えて、チームを強くしていこうという気持ちは分かりますが、昨年の段階で契約延長していれば、こんなことにはならなかったんじゃないですかね?」
キャット「レブロンを狙っていた節もあり、サラリー枠を空けておきたかったんだろうが、ここ数年ロケッツは余程の選手でなければドラフトで獲った生え抜きの選手と再契約せずに、トレードで手放してきたか、使えずお払い箱にしてきたかのどちらかだったからね。」
2015年 新人デッカー、ハレル→両者とも2017年にトレードで放出
2014年 新人カペラ→現在制限付きFA、ニック・ジョンソン→1年でトレードへ
2013年 新人キャナーン→2年目のシーズン中にトレードへ
2012年 新人ラム→開幕前にトレードへ、ホワイト→1年で放出、Tジョーンズ→4年で放出、モティユナス→故障でトレード破談後、4年で結局放出
2011年 新人モリス→2年目のシーズン中にトレードへ、パーソンズ→3年目終了後にマブスのオファーシートにマッチせず放出
2010年 新人パターソン→3年目のシーズン中にトレードへ
2009年 新人バディンガー→3年目終了後にドラフト1巡目指名権と交換するトレードへ
キャット「パーソンズだけは再契約の可能性があったんだけど、マブスが提示した条件が厳しすぎてマッチを諦めた経緯がある。まあ今となっては彼を引き留めなかったことで、4年間ロケッツに多大な貢献をしてくれたアリーザを獲得出来たから良かったんだけどね。ちなみに今のパーソンズは不良債権になってるよ(苦笑)」
シンキ「話は変わりますが、現段階でのロスターをお願いします。」
PG ポール(再契約)、カーター・ウィリアムス(新加入)、メルトン(新人)
SG ハーデン、ゴードン、アーロン・ジャクソン(保証なし)
SF タッカー、グリーン(再契約)、エドワーズ(新人)
PF アンダーソン、ジョウチー(保証なし)
C ネネ、オヌアク
FA カペラ(制限付き)、バームーテ、ジョー、タリック、RJハンター、マーケル・ブラウン
キャット「新人2人(まだ未契約だが)を含む、保証付きの契約選手は現在11人。カペラと契約延長をして、530万ドルのミッドレベル契約で1人獲得すると13人になる。残り2人はジョーあたりと新人をもう一人入れるかもしれないね。まあアンダーソンの契約をどうにか出来れば、また違った感じになるだろうが、さすがに買い取ってくれるチームはないだろう。」
シンキ「バームーテとの再契約はありませんかね?」
キャット「カーター・ウィリアムスを獲得したことで、バームーテとの再契約はなくなったとボクは見てるんだ。カーター・ウィリアムスはオフェンスに難があるが、PGにしてはサイズがあり、そのディフェンス能力はリーグ平均を上回る選手。故障の多い選手だが、彼はまだ若いし(26歳)、新人王を獲得した頃の輝きを少しでも取り戻してくれれば、プレイオフでも使える選手になれると思う。実際2年前のロケッツ戦でやられた記憶があるし、それが今回の獲得に繋がった可能性もあるだろう。」
シンキ「ところでアリーザの後釜はどうしましょうか?」
キャット「ピストンズからFAになっているスイングマンのエニス三世に興味を示しているとのうわさもあるが、ミッドレベルの契約を活用して、何とかプレイオフでも使えそうな選手を取ってもらいたいよ。もちろんジャズから買い取った新人エドワーズにも密かに期待しているんだ。」
シンキ「分かりました。ウォリアーズは盤石な補強を果たし、レブロンが加わったレイカーズも台頭してきそうですから、ロケッツも負けてられませんよ。それでは今日はどうもありがとうございました。次回も宜しくお願いします。」
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コメント
この記事へのコメントは終了しました。
キャットさんこんばんは。
新しいオーナーは勝つためならいくらでも払うとか言っといて実は渋ってるんですかね?もしカペラにQOで契約されたら来年確実に出ていかれるので早くまとめて欲しいですよ。ネネも年ですしオフェンス面もディフェンス面でも代えのきかない選手だと思ってます。なにより唯一のスター候補、大切にして欲しいです。
ルークとの契約はなさそうですか...昨年大活躍も肩の怪我が致命傷でしたかね。ウイングが足りないのでどうするんですかね?
現地ファンサイトではMINを出たがってるバトラー取れだのカペラゴードン複数ドラフト一巡目でレナード取れだのコメントが目立ちます。どちらも無理だと思いますがこのままカズンズ加えたDubsと差が開くのは勘弁ですからなんとかいい補強して欲しいです。しかし動きが遅い...
投稿: OT | 2018年7月 6日 (金) 20時30分
OTさん、こんにちは。
カペラとマックス契約を結ぶと仮定すると、ぜいたく税のラインが2000万ドルもオーバーしてしまうので、ここまでオーバーすると支払う税も大きくなりますから、さすがに渋っているんだと思います。
やはりアンダーソンの契約がネックですよね。これがなければまとまっているんじゃないかと思ってます。
レナードに関しては、いろいろと噂があるようですね。いくらなんでも来季にいるかどうかも分からない選手に、大盤振る舞いは止めて欲しいです。
投稿: キャット | 2018年7月 7日 (土) 00時39分