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2018年4月

'18 プレイオフ西準決勝 対ジャズ(ゲーム1)

シンキ「こんにちは。ウルブズとのシリーズを突破したロケッツ。次のシリーズの相手はジャズですね。プレイオフでジャズと対戦するのは久しぶりなんじゃないですか。」
 
キャット「90年代は結構何回も対戦していたんだけど、2000年以降は意外にも対戦してないな。両チームとも好調なシーズンがそれほどなかったからだろう。」
 
シンキ「オラジュワンさんの頃は、ジャズとの対戦成績はどうでしたか?」
 
キャット「94年に優勝した時は西決勝で対戦して、4勝1敗で順当に勝ちぬけたが、翌年は苦戦。ロケッツのシード順が低かったこともあって1回戦からの対戦だったんだが、追い込まれてからドリームとグライドが2人とも40得点するなどして振り切った時は飛び上がって喜んだね。しかしここがロケッツのピークで、それ以降は勝ててないな。あ、ごめん。ヤオの時に対戦してたね。負けたシリーズだから忘れてたよ。」
 
シンキ「笑 それではゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ポール、アリーザ、タッカー、カペラの5人。バームーテは復帰するみたいだね。予想より早い復帰でよかった。ジャズはミッチェル、オニール、イングルズ、フェイバーズ、ゴベアの布陣。ルビオはハムストリングの故障で欠場。」
 
キャット「序盤は両チームともそれなりに加点していたが、ロケッツが若干優勢に見えた(12-7) ポールのジャンパーが決まると、タッカーのナイスディフェンスから速攻になり、ポールからアリーザのスリーへ繋がって、ジャズはタイムアウトを要求する(17-10) タイムアウト後もロケッツのオフェンスは好調。カペラの連続ダンクなどでリードを拡げるが(21-12)、ジャズも控えのクラウダーのスリーがよさそうだ(21-15) ここで復帰したバームーテがコートへ入り、カペラもネネと交代。そのネネはディフェンス面で貢献。ブロックなどでジャズの加点を止めている間に、ロケッツはハーデンがスリーを決め、さらにアイソレーションプレイでゴベアとのミスマッチを、あっさりドライブからレイアップに成功(26-15) 残り3分切って、ロケッツはハーデンをベンチへ下げるが、ポールがチームを引っ張り、スリーとミドルジャンパーで加点すると、バームーテのスリーもお膳立てしてリードを拡げたんだ(34-21) 第1Qはロケッツが13点リードして終了。」
 
キャット「第2Qもロケッツのペース。まずゴードンからアリーザへパスが通って加点すると、好調ポールのスリーもあって、ロケッツのリードが拡がってきた(39-21) ミッチェルのいない時間帯、ルビオを欠くジャズはハーフコートオフェンスに苦戦中で、ようやく速攻から加点していたよ。元スターターのアンダーソンも出ていたが、エクセムのディフェンスを振り切れないヘタレ振りで、すぐカペラと交代していた。3分経過してハーデンもコートへ。ジャズはイングルズが存在感を発揮し、カペラのブロックを交わすジャンパーに続き、ポールを交わすドライブからの加点もして追いすがる(44-29) だがロケッツはハーデンがアイソレーションプレイでコーナーからスリーを決めると、タッカーが体を張ってクラウダーのドライブを阻止。次のポゼッションでポールとカペラのピックアンドロールがきれいに決まり、ロケッツが20点のリードを取ると、ジャズは当然タイムアウトを要求してきたね(49-29) タイムアウト後のジャズはクラウダーのスリーにミッチェルのドライブが決まるなど、それなりに加点してきたが、ロケッツもハーデンがドライブからゴベアを惑わせる絶妙のロブパスをカペラへ出すなど、オフェンスの停滞はなく、再びジャズはタイムアウトを要求するに至ったんだ(53-35) タイムアウト後、ジャズは連続ターンオーバーも、ハーデンが愛嬌を見せて得点差は変わらず。しかし残り3分を切るとロケッツ怒涛の攻撃が始まったんだ。まずハーデンがゴベアのディフェンスを惑わせる絶妙のパスをカペラへ出すと、そのカペラが再びダンクでフィニッシュに成功。次のポゼッションでもハーデンはフェイバーズとのミスマッチを活かす、得意のステップバックスリーでこの日20得点目の加点へ。ジャズはミッチェルがアリーザの密着マークにあってボールが回らず、迷ったエクセムはカペラにスチールされ、このチャンスをロケッツはスムーズなボール回しから、タッカーが得意のコーナースリーを決める。早くリズムを取り戻したいジャズは、ミッチェルが始めからボールを持ってドライブを仕掛けるが、ロケッツのタフディフェンスに阻まれロケッツの速攻に。ポールがディフェンダーを引き付ける絶妙のパスをコーナーにいるタッカーへナイスパス。これもタッカーは沈めて、ロケッツは約1分半で11-0のランに成功! 一気にロケッツのリードは27点になったんだ(64-37) 結局前半はロケッツが25点リードして終了となったね(64-39)」
 
シンキ「前半で25点のリードですか! ロケッツの強さだけが目立った前半だったんじゃないでしょうか。」
 
キャット「ジャズはハーデンに翻弄されているね。ロケッツはスリーも好調だし、ディフェンシブなジャズ相手に前半だけで64得点。今日は負ける要素がないんじゃないかな。」
 
シンキ「では後半もお願いします。」
 
キャット「第3Q序盤、ロケッツはまずアリーザがスリーを決めると、ハーデンもタフショットとなるスリーを決め、点差はほとんど変わらずゲームは流れたが(70-44)、ジャズもイングルズがさすがのゲーム巧者ぶりを見せて食らいついていた。ルビオを欠くジャズは、ミッチェルからオフェンスを始めるシーンが目立ち、新人らしからぬミッチェルはその期待に応えようと厳しいマークにあいながら奮闘中。ドライブからファールをもらってフリースローを決めたり、カペラのブロックを食らいながらも、タイムアウト後にアリーザを振り切ってドライブに成功し、さらに速攻からダンクも披露していたね(73-56) 残り10分切ったあたりくらいから、ロケッツは若干停滞気味になり、加点のペースが鈍っていたが、そろそろ始動するかとばかりに、ハーデンがマークマンのオニールを翻弄するようなジャンパーをかるーく決めると、次のポゼッションでも今度はバークスのマークを楽しむように、アイソレーションプレイからステップバックスリーを決める(78-56) また20点以上離されたジャズは、果敢にスリーを狙ってくるが入らない。もうこうなると手の付けられないロケッツのオフェンスを象徴するように、ゴードンのレイトパスからタッカーが楽にレイアップで加点。ジャズはタイムアウトを取るしかなかったんだ(80-56) タイムアウト後にロケッツはカペラからアンダーソンへチェンジ。前半の挽回をしたいアンダーソンだったが、ミッチェルの動きに翻弄され付いて行けず、エクセムにはフィニッシュされ、オフェンスでも見せ場は全くなかった。ロケッツも終盤、ポールのターンオーバーから速攻を連続で出されるなど、8-0のランを食らって一時15点まで点差が縮まるが、ラストプレイでポールがしっかりスリーを決めて終了。第3Qが終わってロケッツ18点リードとなった(86-68)」
 
キャット「第4Qも序盤はジャズのペース。カペラが相変わらずフリースローを2本落とすと、好調クラウダーにスリーを食らい、さらに今度はシュートを躊躇したゴードンのパスミスから速攻で加点されてしまって、ロケッツのリードは13点に(86-73) 危機感を感じたダントーニは、早めにハーデンをコートへ戻す。ロケッツファンも感心するミッチェルがドライブから加点して、ロケッツのリードは11点になってしまったが(86-75)、ロケッツにはこの男ハーデンがいる。最初のドライブこそ阻まれたが、次のドライブではしっかりとフリースローを獲得。次のポゼッションでもフリースローを獲得すると、その次のポゼッションではスリーを決める(92-77) ジャズはゴベアがスクリーンプレイから得点を狙うが、ポールのディフェンスに阻まれていて、リズムはロケッツの方に傾いたように見える。それでも今日のジャズは速攻でうまく加点していて、なかなかロケッツは突き放せない状況だったね(94-79) 残り7分切ってロケッツはタイムアウトを要求。ラストの締めに入ったんだ。まずハーデンとカペラのラインが決まって加点するが、ジャズもゴベアのオフェンシブリバウンドから加点や、クラウダーのカウントプレイで必死に抵抗を試みる(98-83) 残り5分半にミッチェルが足首を捻り、一時ベンチへ下がった。これでジャズのオフェンスも停滞するかと思いきや、またロケッツは速攻を出されてしまい、なかなか突き放せいまま時間は過ぎて行ったんだ(98-85) ミッチェルはコートに戻ったが、それでもロケッツはハーデンがこの日41得点目となるスリーを決めて、再び18点差に戻すことに成功(103-85) 終盤に入ってもロケッツはハーデンとカペラのラインや、カペラが2本ともフリースローを決めるなど、15点前後の点差をキープしてゲームをコントロール。残り1分切ると、主力を下げてローテ外の選手達に出番を譲ったよ。最終スコアは110-96。このシリーズの初戦はまずロケッツが順当に勝利を収めたんだ。」
 
ロケッツ(1-0)
ハーデン 37分 41点、8R、7A、1S、3TO FG12/26 3pFG7/12 FT10/11
ポール 32分 17点、4R、6A、4S、7TO FG7/14 3pFG3/6
カペラ 36分 16点、12R(4OR)、1A、1S、1B FG7/13 FT2/4
アリーザ 33分 8点、3R FG3/6 3pFG2/4
タッカー 35分 15点、6R、1S FG6/8 3pFG3/5
ゴードン 31分 7点、3R、4A、1S FG0/6 3pFG0/2 FT7/9
バームーテ 21分 3点、3R、1S、1B FG1/5 3pFG1/2
アンダーソン 9分 0点、1R、1S FG0/1
ネネ 4分 0点、2R、2B FG0/2
グリーン 1分 3点 3pFG1/1
ジョー(出番なし)
 
ジャズ(0-1)
ミッチェル 39分 21点、3R、5A、4TO FG9/22 3pFG1/7 FT2/2
イングルズ 32分 15点、6R、5A、1S、1B、4TO FG6/11 3pFG1/3 FT2/4
ゴベア 35分 11点、9R(4OR) FG4/4 FT3/6
オニール 29分 4点、3R、4A、4S FG2/5 3pFG0/2
フェイバーズ 26分 5点、2R、2S、2B FG2/5 FT1/2
クラウダー 33分 21点、5R、1A、2S FG8/13 3pFG5/7
エクセム 15分 9点、1R、1A、3TO FG3/5 FT3/4
バークス 17分 6点、6R、3A FG2/9 3pFG0/2
ネト 8分 4点、1R FG2/2
ジュレブコ 6分 0点、1R
 
シンキ「後半は多少点差が詰まりましたが、前半の貯金がモノを行った完勝と言ったところでしょうか。」
 
キャット「前半に25点のリードは大きいよ。後半もそれなりに加点が続いていたから、一気に点差を詰められることもなかったし、ロケッツファンは余裕を持っての観戦だったんじゃないかな。まあ完勝と言っていいと思う。」
 
シンキ「ハーデンがさすがのプレイでロケッツをリードしましたね。今日は41得点ですか。この数字に驚きはないんですが、彼はホントすごい選手ですよね。」
 
キャット「ハーデンは完全にゲームを支配していたよ。彼がいる限り、ロケッツはジャズに対してアドバンテージを握れる。48分間、彼をストップし続けることは不可能に近いから、スナイダーヘッドも頭の痛いところだと思うよ。」
 
シンキ「ポールの方はちょっとミスが多かったようですが、シュートの精度は良かったみたいですね。」
 
キャット「ちょっとくだらないミスが目立ってしまったな。まあ彼もミスするときはあるでしょう。それでもシュートの精度が良かったし、ディフェンスでもさすがのプレイを見せていて、やはり彼はスター選手だなーと感じた次第だよ。」
 
シンキ「ジャズの方はミッチェルは存在感を出していたようですが、やはりルビオ不在が響いた感じでしょうかね。」
 
キャット「レギュラーシーズンもこんな感じの勝ち方が多かったから何とも言えないけど、ルビオ不在でチームのスタイルが変更したのは影響してるんじゃないかな。ミッチェルは新人離れしているが、まだロケッツ相手にゲームを支配するには経験がなさすぎると思うよ。」
 
シンキ「バームーテが復帰して、ロケッツはスターターの5人に加え、ゴードンとバームーテが控えのメインでプレイしてますが、次のゲーム2もこれで行きますかね。」
 
キャット「今後もネネとアンダーソンを10分未満に抑え、あとは7人のローテで行くと思うよ。オフェンスが冴えないジョーはベンチで応援要員、グリーンもけが人が出ない限りローテから外れると思う。やはりバームーテのディフェンス力の方が、チームによりフィットするからね。」
 
シンキ「分かりました。次のゲームは中2日になりますね。次のホームゲームです。」
 
キャット「次のホームもしっかり勝って、ゲーム3と4のどちらかを勝ってホームに戻ればいい。そうすればウルブズとのシリーズみたいに4勝1敗で勝ち抜けるだろう。それから他のゲームの確認しておくか。」
 
西地区
ウォリアーズ1-0ペリカンズ
ロケッツ1-0ジャズ
 
東地区
キャブス4-3ペイサーズ→キャブスはラプターズと対戦へ
セルティックス0-0シクサーズ
 
シンキ「西はウォリアーズが順当に勝ち抜けると思いますが、東はどうなりますかね。」
 
キャット「キャブスは何とか1回戦を突破したが、レブロンが疲労困憊していて、次のラプターズ戦は厳しそうに思う。セルティックスも7戦で何とか勝ち抜けたが、次のシクサーズは手ごわそうだよ。なのでラプターズとシクサーズが東決勝へ行くと予想だね。」
 
シンキ「シクサーズは数年前まで20勝も出来ないチームでしたが、この飛躍振りには驚かされますね。」
 
キャット「ドラフトで当たり続けたからな。チームの核になる選手が2人も取れれば、そりゃ強くなるよ。ジャズの飛躍もミッチェル抜きにして語れないし、もちろんロケッツもカペラの成長力がなければここまで強くなってない。若手の成長力はホント侮れないよ。」
 
シンキ「今日はどうもお疲れ様でした。次回もよろしくお願いいたします。」

次の対戦相手はジャズに決定

シンキ「こんにちは。ウルブズとのシリーズを制し、次なるラウンドへ進んだロケッツですが、対戦相手はジャズに決定しましたね。」
 
キャット「ジャズとサンダーのシリーズはゲーム6でジャズが勝利して決着が付いたよ。そのゲーム6はとても見ごたえのあるゲームだったんだが、ボクはジャズを応援してた。なぜかというと1日も早く次のラウンドを始めたかったからね(笑)」
 
シンキ「日程はもう出ましたか?」
 
キャット「ゲーム2以降は今日のセルティックス対バックス戦の結果次第だったんだけど、セルティックスが勝利してこの日程になった。」
 
ロケッツ対ジャズの日程(日本時間)
ゲーム1 30日(月) 4:30
ゲーム2 5月3日(木) 9:00
ゲーム3 5日(土) 11:30
ゲーム4 7日(月) 9:00
ゲーム5 9日(水)、ゲーム6(金)、ゲーム7(火)
 
シンキ「ありがとうございます。早速明日からゲーム1が始まりますね。」
 
キャット「ロケッツは中3日、ジャズは中1日のゲームになり、しかもロケッツのホームゲーム。ロケッツはバームーテが復帰間近となっている一方で、ジャズはサンダー戦で負傷したルビオが欠場するようだから、状況だけ見れば、間違いなくロケッツが優勢だ。それからウルブズの時と同様に、RPMの数値を出しておこう。」
 
ロケッツ(65勝17敗)
プレイオフ平均出場時間、ORPM、DRPM トータルRPM
スターター
ポール 32.4分 5.57 1.29 6.86
ハーデン 35.8分 6.84 -0.38 6.46
カペラ 30.8分 -0.71 2.89 2.18
アリーザ 34.6分 0.72 0.77 1.49
タッカー 26.8分 0.02 0.83 0.85
控え
ゴードン 31.0分 3.08 -0.69 2.39
ネネ 11.8分 -0.65 3.49 2.84
グリーン 18.4分 -0.02 -0.54 -0.56
アンダーソン 15.3分 0.69 -1.43 -0.74
バームーテ     -0.62 2.42 1.80
ジョー 8.3分 -3.16 -0.89 -4.05
 
ジャズ(48勝34敗)
ゴベア 35.5分 -1.27 5.49 4.22
イングルズ 35.5分 2.27 1.25 3.52
ミッチェル 38.7分 1.73 0.66 2.39
ルビオ 30.2分 0.36 1.77 2.13
フェイバーズ 32.8分 -0.63 1.03 0.40
控え
クラウダー 27.5分 -0.73 -1.18 -1.91
オニール 18.0分 -0.80 2.09 1.29
エクセム 9.3分 -1.02 -0.48 -1.50
ジェレブコ 6.3分 0.41 0.18 0.59
バークス 5.5分 -0.90 -1.67 -2.57
 
シンキ「ジャズの選手もロケッツの選手同様に、トータルRPMの数値が高い選手が多いですね。ロケッツと違うのはディフェンスでプラスに出てる選手が目立ってます。」
 
キャット「特にゴベアは圧倒的な数値を記録してる。ジャズのディフェンシブ効率はNBA2位で、ロケッツのオフェンシブ効率はNBA2位。なのでこのシリーズはロケッツのオフェンス対ジャズのディフェンスという図式だと思うよ。」
 
シンキ「シリーズの見通しについてはいかがですか?」
 
キャット「ジャズはディフェンスに特化したチームだが、オフェンス面でも新人のミッチェルにゲーム巧者のイングルズがいるから全く侮れないチームだと思うが、ロケッツには今季のMVPは間違いないハーデンに、攻守で歴代トップ10PGに入るであろうポールがいる。彼らはピックアンドロールからゴベアをアウトサイドへおびき出し、ミスマッチから得点を重ねるプレイを量産するだろう。もちろんジャズのオフェンスを封じるディフェンス力を備えているロケッツだから、このシリーズもウルブズと同様、2敗をせずに制すると見ている。ルビオがシリーズを通して出場できない状態ならば、控えの弱いジャズは疲労が続いて、レギュラーシーズン同様のスイープもあり得るんじゃないかな。」
 
シンキ「ジャズは手ごわいチームでしょうが、今季のロケッツには絶対的な自信を持っているということでしょうか。明日からのシリーズを楽しみにしましょう。ところで現在のプレイオフ状況はどうなってますか?」
 
西地区
準決勝 ウォリアーズ1-0ペリカンズ
 
東地区
第1シード ラプターズ4-2ウィザーズ
第2シード セルティックス4-3バックス
第3シード シクサーズ4-1ヒート
第4シード キャブス3-3ペイサーズ
 
キャット「西は準決勝が始まって、王者ウォリアーズの初戦は圧勝に終わったよ。ボクも前半で観るのをやめちゃったくらいだったね。ペリカンズはウォリアーズと相性が悪そうだから、やっぱりブレイザーズの方が良かったんじゃないかとすら思っちゃったよ(笑) キャブスはゲーム7までもつれてる。ゲーム6の状態を見ると、明日のゲーム7で負けて終わっても驚けないし、勝っても次のラプターズとのシリーズで終了するんじゃないかな。まあレブロンがいるからまだ分からないとは思うけど。」
 
シンキ「サンダーは補強をしまくっても1回戦負けですから、今度はどう動きますかね? カーメロもトレード先はやっぱりロケッツだけに絞っておくんだったって後悔してるかもしれません。」
 
キャット「まあしてるだろうね(苦笑) でも現状のカーメロはグリーンとほぼ同じレベルの選手なんじゃないかと思ってるから、今のロケッツに入っても、それほど出番がないかもしれない(苦笑) でもカーメロ自身は衰えたとはいえ、まだ主力級の選手としてプレイしたいみたいだから、今のウェイドみたいな役割を受け入れないと、どこのチームにも居場所がない可能性がある。まあ彼のそのキャリアを考えると、ちょっと寂しくなるわな。」
 
シンキ「今日はどうもありがとうございました。明日からのシリーズがとても楽しみですね。まずはホームで先勝と行きましょう。それでは明日もよろしくお願いいたします。」

'18 プレイオフ1回戦 対ウルブズ(ゲーム5)

シンキ「こんにちは。プレイオフ1回戦のウルブズ戦もゲーム5ですね。ここまでロケッツが3勝1敗。シリーズ突破まで残り1勝となってます。今日はホームゲームですので、ここで決めたいですね。」
 
キャット「ゲーム3を見ても分かる通り、ウルブズは予想以上に手ごわい相手だよ。でもロケッツには総合力だけでなく、2人のスターパワーがあるからね。このゲーム5で決めてくれると思ってる。期待したいね。」
 
シンキ「では早速ゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターは両チームともゲーム1から変わらずに開始。序盤はウルブズが優勢だったが、カペラがタウンズのフックをブロックすると、そのまま機動力を活かす速攻からの加点で会場が盛り上がる(8-6) 中盤前にティーグの連続加点でウルブズが逆転するが、ロケッツもカペラがフィニッシュを繰り返す好調振りを見せ、付かず離れずの展開が続いたよ(16-14) 終盤に差し掛かっても同様の展開が続き、結局第1Qは25-26のロケッツ1点のビハインドで終了へ。第2Q序盤のハーデンのいない時間帯、もう後がないウルブズはこの時間帯にリードを拡げようと、バトラーとタウンズをコートへ戻す。その2人のツーメンゲームなどで加点するが、ロケッツもポールのパスからゴードンのスリーや、カペラがドリーム張りのスピンムーブで加点するなど、点差はほとんど動かない(30-30) だがウルブズはローズがコーナースリーを決めると、フリースローでの加点もあって、若干ペースを握ったように見える(35-33) ロケッツは残り9分半あたりから、フィールドゴールが決まらない時間帯が長く、その隙にウルブズは今日好調のティーグの加点や、クロフォードのスリーが決まり、ロケッツはリズムを変えるためタイムアウトを要求へ(37-44) タイムアウト後にローズのスリーが決まって、10点のビハインドになったロケッツだったが(37-47)、カペラがオフェンシブリバウンドからフィニッシュに成功し、約3分半ぶりにフィールドゴールに成功すると、シュートの好調振りをアピールするかのように、タッカーがほぼ真正面からスリーを決めて追いすがる(42-49) しかしゲーム3以降、本来の動きが戻っているタウンズが、アグレッシブに攻めて加点するなど、ウルブズも必死に抵抗している状態だ(42-51) だが地力に勝るロケッツはここからランに成功。アリーザの2本のフリースローとスリーで、早めにウルブズはタイムアウトを要求するが、次のロケッツのポゼッションでもゴードンがスリーを決めて、残り3分前にはほぼイーブンに持ち込んだよ(50-51) 終盤に入って逆転したいロケッツだったが、ハーデンがまだ不調で加点出来ない。ウルブズはタウンズがロケッツのダブルチームに苦しみながらも加点を続け、結局前半はロケッツ4点のビハインドで終了となった(55-59)」
 
シンキ「ここまではゲーム4同様に様子見と言った感じでしょうか。第3Qでアジャストしてくると思いますから全く心配していませんよ。」
 
キャット「前半はハーデンがFG2/9の5点、ポールがFG1/7の2点止まり。それでもカペラやアリーザの活躍もあって、ほぼイーブンの点差で終えているからね。後半は2人ともやってくれるだろうから大丈夫だろう。」
 
キャット「その第3Qはまずポールが加点に成功すると、ハーデンもスリーを決めて、ロケッツはリズム良くオフェンスをしていた(60-61) ウルブズもタウンズが存在感を出していたが、ロケッツも好調持続のタッカーがコーナースリーを決めて逆転に成功したよ(63-61) 次のウルブズのポゼッションは、ポールのタイトなディフェンスに、ハーデンのローポストディフェンスが効いて、ギブソンのエアボールを誘うと、ポールがそのまま持ち込んでペイント内から得意のジャンパーを決めた。もう後がないウルブズは当然タイムアウトを要求したね(65-61) タイムアウト後、ウルブズはタウンズがインサイドで踏ん張ってファールをもらいフリースローを決めると、ロケッツのターンオーバーからカペラがペイント内でティーグにファール。このコールの笛が遅かったこともあって、ダントーニもオフィシャルに食って掛かっていたよ(65-64) その後両チームともシュートが決まらず、若干停滞したんだが、ギブソンがペイントから加点し、再びウルブズが逆転に成功したね(65-66) だが残り7分弱から、まずハーデンがカペラのハイスクリーンをうまく使ったスリーを決めると、次のポゼッションでもギブソンのディフェンスを交わしてドライブすると、豪快なダンクを披露する! このダンクに勢いを感じたウルブズは、再びタイムアウトを要求へ(70-66) しかしタイムアウト後もハーデンの勢いは止まらない。タウンズからダブルチームでボールを離させ、ウィギンズに外からのスリーを打たせ外れると、ハーデンが手本を示すかのように躊躇なくスリーを打って決める! 次のポゼッションでもハーデンは、カペラとのピックアンドロールからナイスパス。カペラもナイスフィニッシュに成功し、ロケッツの猛攻は続いたね(75-68) カペラはディフェンスでも存分に存在感を発揮。まるで覚醒したかのようにウルブズのシュートを防いでいたよ。そしてさらにカペラはオフェンシブリバウンドからルーズボールをつなぎ、アリーザのコーナースリーへ! これでロケッツのリードは二桁に乗った(78-68) ウルブズはターンオーバーが続き加点出来ない! これを見逃すまいとハーデンがドライブからカウントプレイに成功! ロケッツファンもハーデンに惜しみなくMVPコールを送っていたよ(81-68) 終盤に入ってもハーデンの勢いは衰えない。ドライブから芸術的なフックパスでコーナーにいるタッカーへナイスパス。今日絶好調のタッカーはギブソンのチェックを振り切ってスリーを決めた! 次のプレイでウルブズは、ロケッツの怒涛の攻撃にフラストレーションを溜めたクロフォードがポールへ悪質なファール。このプレイでテクニカルフリースローをもらったロケッツは、約5分半で25-4のランを決めたんだよ(85-70) 終盤にウィギンズの加点もあって11点リードになったが、ロケッツが完全にゲームの主導権を奪った第3Qとなったね(85-74)」
 
キャット「第4Qウルブズはバトラーの右膝の状態を考慮してベンチで休ませ、タウンズも勝負所に備えており、全員ベンチメンバーがスタートしていた。ロケッツはポール、アリーザ、グリーン、ゴードン、アンダーソンでスタート。序盤ウルブズはジェーンが消極的なプレイでミスマッチを活かせず、ローズはレイアップを外して頭を抱えていた。ロケッツはゴードンが積極的なプレイでレイアップを決めると、負けたくないローズは、気合の入ってないジェーンに喝を入れるようにスクリーンに来いと指示。クロフォードのスリーも決まらず、ロケッツはさらに点差を拡げるチャンス到来だったんだ。しかしポールのスリーは不調で決まらない。だがウルブズもジェーンがワイドオープンのジャンパーもミスして加点出来ない。あれだけサラリーをもらっても俺はロールプレイヤーと割り切り、チームのために尽くしているアンダーソンが、危なっかしいながらボールをつなぎ、時間ぎりぎりでスリーを決めたロケッツのリードは16点に(90-74) ウルブズもようやくクロフォードが加点に成功するが、ポールがあっさりペイント内から効率よく加点すると、ティボドーは溜らずタイムアウトへ(92-76) 当日のデーゲームで大谷所属のエンゼルスを下し、今季4勝負けなしの投手バーランダーが夫人のアップトンとコートサイドで観戦する中、ロケッツは締めにハーデン、少し遅れてカペラをコートへ。ウルブズもタウンズとティーグを戻してきた。中盤前にロケッツはタフショットを打たされたり、スリーが決まらないなど、若干停滞するが、ウルブズもローズとウィギンズが連続でスリーをミスするなど、点差はほどんど変わらない(94-80) ロケッツはポールが得意のプルアップジャンパーでリズムを取り戻すと、ハーデンがカペラへナイスディッシュ(98-82) 中盤に入りウルブズも元MVPの意地を見せるようにローズが加点するが、リズムを取り戻したロケッツはハーデンがドライブから加点すると、カペラの機動力を活かすナイスバウンドパスも披露(103-84) ウルブズも必死に抵抗を見せるが、ゴードンのスリーが決まってロケッツのリードは20点に(108-88) それでもウルブズは諦めず、2本のスリーを決めて14点差に戻すと、ロケッツはウルブズに敬意を示すかのようにタイムアウトを要求したよ(108-94) しかしタイムアウト後、ロケッツはタッカーのコーナースリーに、カペラのイージー加点であっさり点差を戻すと(112-94)、残り3分弱、ウルブズは白旗を上げるようにタウンズをベンチへ下げたよ。最終スコア122-104でロケッツがゲーム5を勝利し、通算4勝1敗でこのシリーズを制したんだ。ゲームが終わると両チームとも健闘を称えあっていたよ。ポールとクロフォードも元チームメイトだけあって、何もわだかまりはなかったね。このシリーズはロケッツの強さ以上に、ウルブズの健闘ぶりが目に付いたシリーズだったと思う。」
 
ロケッツ(4-1)
ハーデン 38分 24点、5R、12A、2S、2B、3TO FG8/21 3pFG4/11 FT4/4
ポール 34分 12点、5R、9A、0TO FG6/16 3pFG0/8
カペラ 33分 26点、15R、1A、1B FG12/14 FT2/4
アリーザ 38分 16点、4R、3A FG5/11 3pFG4/7 FT2/2
タッカー 33分 15点、3R、2A FG5/8 3pFG5/7
ゴードン 32分 19点、1R、1S、1B FG5/11 3pFG3/7 FT6/7
ネネ 10分 2点、2R FG1/2 FT0/2
アンダーソン 10分 5点、3R、1A FG2/3 3pFG1/2
グリーン 9分 3点、2R、1B FG1/2 3pFG1/2
ジョー(出番なし)
 
ウルブズ(1-4)
タウンズ 36分 23点、14R、4A、1B FG9/14 3pFG1/2 FT4/4
バトラー 30分 8点、5R、5A、1S、1B FG4/10 3pFG0/1
ティーグ 37分 17点、4R、7A FG6/14 3pFG3/5
ウィギンズ 37分 14点、4R FG5/14 3pFG1/4 FT3/6
ギブソン 23分 10点、2R FG5/7
ローズ 24分 12点、2A FG3/7 3pFG2/3
クロフォード 26分 20点、2R、2A FG8/10 3pFG2/3
ジェーン 13分 0点、4R
ジョーンズ 11分 0点、3A
 
シンキ「ヨッシャー! まずは順当にウルブズとのシリーズを突破しましたね! シリーズは4勝1敗でしたが、ゲーム2以外は、前半ほぼイーブンでの折り返しと、ウルブズも力のあるところを見せたと思います。」
 
キャット「前半はウルブズの出方を伺っていたところがあったにせよ、彼らも65勝したロケッツ相手に、よく食らいついていたと思うね。それでも後半で一気に持ってかれるケースが多く、ウルブズはロケッツとの決め手の差を感じたシリーズだったんじゃないかな。まあ彼らは若い選手が多いし、これからまだ強くなるだろう。この西地区で勝ち切るのはとてもタフだが、あのウォリアーズだって最初は勝てなかったんだ。このシリーズがウルブズにとって今後に繋がることを願ってるよ。」
 
シンキ「ロケッツはハーデンとポールの2枚看板が活躍するのは想定内でしょうが、ビックマンのカペラが想像以上にタウンズ相手にやってくれましたよね。」
 
キャット「彼はすごいねー。攻守ともにロケッツになくてはならない選手だよ。ドリームから教わっているから上達も速いのかな。所々で見せるプレイなんか、ドリームを彷彿させるものがあるよ。彼はまだ23歳。ちょっと気が早いがウォリアーズのペイント内を圧倒してもらいたいね。」
 
シンキ「アリーザだけでなく、今日はタッカーも絶好調でしたね。」
 
キャット「ことごとくコーナースリーを決めていたね。もちろんディフェンスでイニシアティブを握れるしとても頼りになる。2人ともチームに欠かせないね。」
 
シンキ「控えではゴードンが安定してスコアしてますし、ネネやアンダーソン、そしてグリーンも控えを休ませるには十分な働きをしてくれています。」
 
キャット「ゴードン以外は、レギュラーシーズンより出場時間が短い中、よくゲームにフィットしていると思う。文句ひとつ言わず、チームのために貢献してくれて、とてもありがたいよね。」
 
シンキ「まずは1回戦を突破しましたが、まだ次の西準決勝の日程は出てませんか?」
 
キャット「まだジャズ対サンダーの決着が付いてないんだ。現状はこんな感じだよ。」
 
西地区
第1シード ウォリアーズ4-1スパーズ
第2シード ロケッツ4-1ウルブズ
第3シード ブレイザーズ0-4ペリカンズ
第4シード サンダー2-3ジャズ
 
東地区
第1シード ラプターズ3-2ウィザーズ
第2シード セルティックス3-2バックス
第3シード シクサーズ4-1ヒート
第4シード キャブス3-2ペイサーズ
 
キャット「サンダーが25点のビハインドをひっくり返して勝利し、シリーズはゲーム6にもつれ込んだんだ。まだジャズが有利な状況だと思うが、ウエストブルックとジョージの2人のスターパワーにやられる可能性もあるから、まだ分からないかもしれない。」
 
シンキ「個人的にはどちらがいいですかね?」
 
キャット「総合力のジャズか、スターパワーのサンダーと言ったところだが、ロケッツとしてはサンダーが1勝3敗から勝ち抜けて乗り込んでくる方が、ゲーム6を勝って乗り込んでくるジャズよりも怖いかもしれない。まあどちらにしてもタフな相手には違いないから、ウルブズ戦以上に締めてかからないといけないだろうね。まあそれでもボクを含めて、ロケッツファンは勝利を信じて疑ってないと思うよ。」
 
シンキ「まだあと3回シリーズを勝たないといけませんから、優勝への道のりは遠いですね。山場はまだまだと言ったところでしょうか。ところで山と言えば今話題のあの人ですよね。」
 
キャット「山口メンバーってか(笑) 同じ飲酒関連とはいえ、未成年を誘って強制わいせつだから草彅以下だよね。どうしようもない。同じ5人でもバスケみたいに交代できないし、残ったメンバーが気の毒になるわな。」
 
シンキ「巨匠アラーキーも告発されてますし、時代の流れもあるのかもしれません。」
 
キャット「なんか初犯じゃなさそうな雰囲気あるよな。酒乱がヒドイみたいだから、いつかこんなことしでかすと思った人もいるんじゃないかな。」
 
シンキ「話題が飛んで恐縮しました。ロケッツはシリーズ突破に浮かれることなく、気を引き締めて次のシリーズへ行って欲しいですね。」
 
キャット「次のゲームは来週になりそうなんだけど、他のゲームの状況も報告するつもりだよ。特にキャブス戦はホント面白いぞ。」
 
シンキ「分かりました。それでは今日はどうもありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします。」

'18 プレイオフ1回戦 対ウルブズ(ゲーム3,4)

シンキ「こんにちは。プレイオフ1回戦のウルブズ戦は、ホーム連勝でアウェイ戦に入りましたね。」
 
キャット「ゲーム1は接戦になったが、ゲーム2は前半にランを決めて、余裕の展開での勝利。この感じでアウェイ戦も突破してもらいたい。」
 
キャット「そのアウェイ戦のゲーム3は一昨日行われた。ロケッツは劣勢の展開ながら、前半を1点のビハインドで折り返したんだが、第3Qの中盤あたりからジワジワ引き離されてしまい、第3Q終了時は二桁のビハインドを背負う(75-87) 第4Qにはウルブズに6本のスリーを食らうなど、結局16点差で敗北したよ(105-121)」
 
ロケッツ(2-1)
ハーデン 36分 29p、7R、7A FG9/21 3pFG3/8 FT8/10
ポール 30分 17p、3A FG7/11
カペラ 27分 7p、11R FG3/6 FT1/6
アリーザ 34分 6p、4R 3pFG2/5
タッカー 23分 4p、5R FG1/6
ゴードン 34分 15p FG5/16
グリーン(21分、10p)、アンダーソン(18分、12p)、ネネ(11分、4p)、ジョー(出番なし)
 
ウルブズ(1-2)
タウンズ(18p、16R)、バトラー(28p、7R、5A)、ウィギンズ(20p、5R、5A)、ティーグ(23p、8A)、ローズ(17p)
 
シンキ「ウルブズも意地を見せましたかー」
 
キャット「第3Qはウルブズの出方をうかがっていたのか、それともなめていたのか分からないが、とにかくダントーニがタイムアウトを取らず、様子を見ている時間帯が長く感じたよ。まあホームで連勝しているし、スイープで勝つより、今後のシリーズを考えての采配だったのかもしれないが、観ているロケッツファンは歯がゆかったと思う。」
 
シンキ「アウェイで1回負けるのは想定していたのかもしれませんね。では今日のゲーム4はどうでしたか。」
 
キャット「ゲーム4も前半はほぼイーブンで終了したが(50-49)、第3Qに入ると出だしからロケッツがスパーク。最初の3分で11-0のランを決めると(61-49)、残り8分からも12-0のランを出して、一気に点差は20点を超えたんだ(77-54) これでも物足りないのか、ロケッツはさらに残り5分あたりからハーデンの連続スリーを皮切りに、終盤ゴードンが連続スリーを決めるまで23得点を記録。第3Qが終わってみれば合計50得点取っていて、点差も30点を超えてたよ(100-69) 第4Qもそれなりにまとめたロケッツが19点差で勝利(119-100) シリーズ突破へあと1勝となったんだ。」
 
ロケッツ(3-1)
ハーデン 33分 36p、4R、3A、4S、1TO FG12/26 3pFG5/11 FT7/7
ポール 34分 25p、6R、6A、5S、1TO FG9/17 3pFG3/5
カペラ 32分 14p、17R(7OR)、3A、4B FG6/11
アリーザ 33分 15p、2R、3A FG4/10 3pFG3/8
タッカー 24分 3p、4R
ゴードン 30分 18p、5R FG6/14 3pFG4/10
グリーン(16分2p)、アンダーソン(17分0p)、ネネ(14分4p)、ジョー(2分2p)
 
ウルブズ(1-3)
タウンズ(22p、15R)、バトラー(19p、9R、5A)、ウィギンズ(14p)、ローズ(17p)
 
シンキ「いやー、力の差を見せつけましたかね。それにしても12分で50得点はスゴイですよ。」
 
キャット「ウルブズファンが気の毒になったよ(笑) もう呆れてたんじゃないかな。ロケッツファンもビックリの12分だったと思う。ちなみに56年前のプレイオフでレイカーズが51得点というのがあるようだ。それからこのQでハーデンが記録した22得点は、ドリームが95年に記録した18点を抜いて、フランチャイズ記録になったみたいだね。」
 
シンキ「ゾーンに入った時のロケッツを止められるチームはいないんじゃないですかね。それを牽引するハーデンの力は素晴らしいです。」
 
キャット「ハーデンもそうだが、ポールも素晴らしかった。最初の20点は、2人で全得点を挙げている。この第3Qはロケッツファンの記憶に残ると思うよ。」
 
シンキ「さて他のプレイオフ1回戦もゲーム4を消化してます。ここまでの結果はどうなってますか?」
 
西地区
第2シード ウォリアーズ3-1スパーズ
第3シード ブレイザーズ0-4ペリカンズ(ペリカンズは西準決勝へ)
第4シード サンダー1-3ジャズ
 
東地区
第1シード ラプターズ2-2ウィザーズ
第2シード セルティックス2-2バックス
第3シード シクサーズ3-1ヒート
第4シード キャブス2-2ペイサーズ
 
キャット「ウォリアーズは1回負けたが、次はあっさり勝って突破するだろう。ペリカンズには驚かされたね。これだから短期決戦は怖いよ。サンダーは初戦勝った後に3連敗と苦戦中。まだ分からないと思うけど、ちょっと厳しくなった感じだね。今日のゲームなんか荒れ模様の展開だったよ。同じ対戦が続くとこうなるシリーズもあるわな(苦笑)」
 
キャット「東は西よりもつれてるね。ラプターズもセルティックスもアウェイで連敗。シクサーズはアウェイ連勝であと1勝でシリーズ突破へ。キャブスはホント危なっかしいゲームやってるよ。どのシリーズも1回戦から白熱してるね。」
 
シンキ「ロケッツの次の対戦はサンダーではなくジャズが濃厚ですかね?」
 
キャット「まだ一波乱ありそうにも思うんだけど、ジャズの方がバランスが取れてる感じがするから、もうあと1勝で突破だし、ジャズで決まりそうに思う。まあどちらが出てきてもロケッツが次のシリーズも勝つよ。」
 
シンキ「その前にウルブズとのゲーム5が残ってます。あさってが対戦日ですね。ホームコートでその勇姿を見せてもらいましょう。それでは今日はお疲れ様でした。次回もよろしくお願いします。」

'18 プレイオフ1回戦 対ウルブズ(ゲーム2)

シンキ「こんにちは。ウルブズとのシリーズになったプレイオフ1回戦のゲーム1は、苦戦しながらも勝利し、まず1勝を獲得したロケッツですが、今日のゲーム2はどうでしょうか。今回もホームゲームです。」
 
キャット「ゲーム1が接戦になったから、今日のゲーム2は緩むことなくプレイ出来そうに思うので、レギュラーシーズンみたいに得点差の付くゲームになると思ってる。まあロケッツの出来次第だろうけどね。前回みたいにシュート不調なら、また接戦もあるだろう。」
 
シンキ「では早速ゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはゲーム1同様に、ロケッツはハーデン、ポール、アリーザ、タッカー、カペラ。前回欠場したアンダーソンは、前日の練習には参加したようだが、まだ100%でないとのことで、今日のゲームも欠場となった。ウルブズもスターターは変わらず、バトラー、ティーグ、ウィギンズ、ギブソン、タウンズ。」
 
キャット「ゲーム1と違って、今日の出だしはウルブズが優勢。ティーグのドライブで先制すると、ウィギンズのドライブやティーグのカウントプレイでまず5点リードした(2-7) ロケッツもハーデンがドライブからカウントプレイをもらってリズムに乗りたかったが、ゲーム1同様にスリーが入らず、ペースはウルブズが握っていたよ。バトラーのスピンムーブにタウンズのスリーでウルブズは8点にリードを拡げる(6-14) しかしカペラがオフェンシブリバウンドを踏ん張って加点すると、アリーザのスリーが決まって追い上げ開始(11-16) だがハーデンのドライブがウルブズディフェンスに阻まれ決まらず、ゴードンのスリーも依然入らない。その隙にウルブズはタウンズのミスショットをウィギンズがフォローし、さらに速攻からギブソンが楽にダンクを決め、再びウルブズのリードは8点になったんだ(12-20) その後もハーデンはジェーンにブロックを食らい、ここまでターンオーバーも目立つなど、イマイチの状態でのプレイになってる。第1Qも終盤に入ったが、相変わらずロケッツのシューティングは状態が悪い。グリーンのスリーは入らず、ゴードンのスリーも入らず、ジョーのジャンパーも当然入らない(苦笑) しかしロケッツはディフェンスでウルブズの加点を抑えることに成功していて、オフェンスの状態をカバーしていたよ(16-22) 結局残り約4分半からポールのスリー以外、両チームともフィールドゴールが決まらないまま終了となった(18-23)」
 
シンキ「ディフェンス勝負になってますか。ここで抜け出すと一気にアドバンテージが取れそうですね。では続きをお願いします。」
 
キャット「第2Qのハーデンのいない時間帯に、ロケッツはポール、ゴードン、グリーン、ジョー、カペラでスタート。まずウルブズはローズが加点し、約5分ぶりくらいにフィールドゴールを成功させるが、ロケッツもゴードンがドライブからのイージーレイアップで加点すると(20-25)、いくら落としても自信を持って打っているグリーンが、躊躇することなくスリーを打って決めてきた。グリーンに触発されたのか、シュートが入らないシーンが目立っているジョーもジャンパーに成功し、ロケッツのオフェンス状態は快方に向かっていたね(25-27) 次のポゼッションで速攻からポールがイージーバスケットで加点し、同点に追いついたロケッツ(27-27) ウルブズはティーグが時間ぎりぎりで加点するが、ロケッツのディフェンスに苦しんでいるのは明らかな感じだった。ロケッツはポールのドライブからジョーへキックアウトし、コーナーにいるゴードンにボールが渡る。ワイドオープンになったゴードンは、さすがにきっちりとスリーを決めて、ロケッツが遂に逆転に成功する(30-29) すぐフリースロー1本で同点になるが、オフェンスが完全に復調したロケッツは、ポールがローズを翻弄するドライブからのレイアップを決めると、グリーンのスリーも決まって、溜らずティボドーはタイムアウトを要求したよ(35-30) こうなるともう押せ押せのロケッツ。タイムアウト後も得意のやりたい放題の時間帯に! 第2Qにタウンズの加点を許さなかったネネが、今度はローズのドライブもブロックすると、再びグリーンのスリーに繋がったんだ。さらにハーデンのフリースローも決まる10-0のランに成功したが、攻撃の手を緩めないロケッツはさらにハーデンが技ありのフリースローを3本決めると、またしてもグリーンが今度はコーナーからスリーに成功! 16-0のランに成功したロケッツが、前半でゲームの主導権を奪ったよ(46-30) 終盤近くなって、ようやくウルブズも加点が続いたが、ロケッツもアリーザがスリーを決めたり、ポールがローポストから加点に成功するなど、二桁のリードをキープしたロケッツが、前半を15点リードして折り返したんだ(55-40)」
 
シンキ「ロケッツ得意のランが出ましたね! これなら今日は余裕のある展開になりそうですよ。では後半もお願いします。」
 
キャット「第3Qに入ってもロケッツはいきなりチャージ! ハーデンのスリーを皮切りに、タッカーのコーナースリー、速攻でアリーザがイージーダンクを決めると、2分弱しか経過していなかったが、ティボドーはタイムアウトを要求する(63-42) タイムアウト後も再びアリーザが速攻からレイアップを決め、さらにポールがワイドオープンでスリーをあっさり決めるなど、ウルブズファンもお手上げ状態に(68-44) それでもギブソンが加点して食い下がるが、今日不調のハーデンに替わってポールが、ナイスパスをタッカーへさばき、コーナースリーに成功(71-46) だが中盤に入ってロケッツは得点が止まる。スリーがことごとく外れるが、それでもディフェンスで簡単に加点を許さない。ハーデンがギブソンを止めたり、ネネがバトラーをナイスブロックするなど、加点が止まった時間帯をしっかり凌いでいたよ(71-53) ようやくロケッツは4分半ぶりに加点に成功すると、カペラの豪快なブロックからグリーンのレイアップに繋がったり、ポールがファンタスティックなフローターで会場を沸かせて、ほぼゲームの行方は見えてきたね。第3Qが終了してロケッツは22点リードして終了した(80-58)」
 
シンキ「今季のロケッツの強さはディフェンスの向上を抜きにして語れませんよね。では第4Qはサクッとお願いします。」
 
キャット「第4Qはポールショウだった。まずカペラのダンクを演出すると、自らスリーを決める(85-60) その後もドライブを連発で決めると、アリーザのスリーも演出し、ウルブズはタイムアウトを要求するしかなかったよ(94-65) ウルブズは不調のタウンズを第3Q中盤からベンチへ下げ、ジェーンを使っていたが、ほとんど効果を感じなかったね。残り3分半でガベージタイムへ突入すると、オヌアクがパスセンスを披露したり、ジョウチーが加点に成功して、会場は盛り上がっていた。結局ロケッツは20点差で勝利し、このシリーズの2勝目を飾ったよ。最終スコアは102-82。」
 
ロケッツ(2-0)
ハーデン 31分 12点、4R、7A、3S、3B、3TO FG2/18 3pFG1/10 FT7/8
ポール 30分 27点、3R、8A、3S、1B、1TO FG10/18 3pFG3/5 FT4/4
カペラ 29分 8点、16R(4OR)、1A、1B FG4/6
アリーザ 35分 15点、5R、1A、1S FG5/14 3pFG3/10 FT2/4
タッカー 23分 6点、2R、1B FG2/6 3pFG2/5 FT0/1
ゴードン 29分 9点、4R FG3/13 3pFG2/10 FT1/2
グリーン 26分 21点、12R、1A、1B FG7/17 3pFG5/12 FT2/2
ジョー 16分 2点、2R、2A FG1/3
ネネ 12分 0点、4R、1A、2B FG0/0
オヌアク 3分 0点、1R、1A FG0/0
ジョウチー 3分 2点、1R FG1/1
アーロン・ジャクソン 3分 0点 FG0/0
 
ウルブズ(0-2)
バトラー 25分 11点、4R、2A、3TO FG3/6 3pFG1/1 FT4/4
ティーグ 19分 8点、1R、1A 1TO FG3/7 3pFG0/1 FT2/3
タウンズ 24分 5点、10R、1B FG2/9 3pFG1/3 FT0/2
ウィギンズ 31分 13点、8R、3A FG6/14 3pFG0/3 FT1/2
ギブソン 23分 8点、5R FG3/4
ジョーンズ 29分 2点、5R、3A FG1/5
クロフォード 29分 8点、4R、2A FG3/9 3pFG0/2 FT2/3
ジェーン 24分 2点、6R、3B FG1/8 3pFG0/2
ビエリツァ 19分 16点、8R、2A、2S FG5/9 3pFG2/4 FT4/5
ローズ 17分 9点、1R、1A FG4/9 3pFG1/1
 
シンキ「ハーデンが絶不調ながら、ロケッツの圧勝でしたね。今日はハーデンの分はポールが頑張った感じですかね?」
 
キャット「ハーデンは16本のシュートを外していたんだけど、ディフェンス面でチームの勝利に貢献していたと思う。彼のディフェンスでの向上は目を見張るものがあるよ。特にローポストでミスマッチになってもしっかり防いでくれるからね。第4Qはジェーンのダンクをブロックしてたな。彼はバスケットボールセンスのある選手だよ。ゲーム1は不調だったポールだが、さすがに今日は魅せたね。これが彼本来の出来だと思う。ゲームを支配していたよ。ホント彼はすごい選手だね。」
 
シンキ「まだアリーザとゴードンのシュートタッチは良くないですが、それでもゲーム1よりは良くなってます。」
 
キャット「結構ギブソンのチェックなど、それなりにマークされていたからな。まあそろそろコンスタントに決めてくると思う。全く心配してないよ。」
 
シンキ「次のゲームはアウェイ戦になりますがこれについては?」
 
キャット「力の差は明らかだから、ロケッツは自分達のプレイをすれば大丈夫だと思う。シリーズは流れが大切だから、2勝していても気が抜けないので、スイープで決めるくらいの気持ちで戦って欲しいと思う。」
 
シンキ「ところで他のゲームも盛り上がってますが、気になるところはありますかね。」
 
キャット「やっぱりキャブスでしょ。あの危なっかしさが面白い(笑) レブロン46点でも第4Qに粘られてるからなー。7戦まで行きそうだよね。とりあえずここまでの結果はこうなってる。」
 
西地区
第1シード ロケッツ2-0ウルブズ
第2シード ウォリアーズ2-0スパーズ
第3シード ブレイザーズ0-2ペリカンズ
第4シード サンダー1-1ジャズ
 
東地区
第1シード ラプターズ2-0ウィザーズ
第2シード セルティックス2-0バックス
第3シード シクサーズ1-1ヒート
第4シード キャブス1-1ペイサーズ
 
シンキ「第3シードのブレイザーズがいきなりホームで連敗してますが、巻き返せますかね?」
 
キャット「巻き返してくると思うよ。このまま終わらないと思うけどなー。」
 
シンキ「西も東も第1第2シードは順当にホーム連勝ですね。それでは次回のゲーム3も中2日となりますので、よろしくお願いします。今日はどうもお疲れ様でした。」

'18 プレイオフ1回戦 対ウルブズ(ゲーム1)

シンキ「こんにちは。昨日から始まったNBAのプレイオフですが、いよいよ今日はロケッツの出番です。楽しみですね。」
 
キャット「ハーデンが加入してから、ロケッツは毎シーズンプレイオフに出続けているんだが、今年は第1シードを取ったこともあって、ロケッツファンの熱気も例年以上だと思う。その期待に応えるように、ホームのファンの前で、まず1勝をお願いしたいね。」
 
シンキ「分かりました。では早速ゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ポール、アリーザ、タッカー、カペラ。アンダーソンは欠場で、バームーテもこのシリーズには出場しない。ウルブズはティーグ、バトラー、ウィギンズ、ギブソン、タウンズのベストメンバー。」
 
キャット「まず序盤はロケッツのペース。ハーデンからのパスをアリーザがリバースレイアップで加点すると、ディフェンスでタッカーがバトラーの加点を止めるブロック。次のポゼッションでもハーデンはカペラへナイスディッシュで、ロケッツが4点リードした(4-0) その後もロケッツはカペラが苦手のフリースローを2本とも決めると、またハーデンとのラインからダンクを決める(8-4) ナイスパス連発のハーデン、今度は自ら決めに掛かる。得意のスリーに、技ありのフリースローをもらっていたよ(13-4) カペラがまたフリースローを2本とも決めるサプライズもあって、ロケッツのリードは二桁を超えた(15-4) ハーデンとカペラが存分に存在感を発揮していたが、対照的にポールはパスミスを連発していて、ちょっと不安定な立ち上がりだったよ。ローポストから組み立てるウルブズはロケッツにダブルチームで対抗され、シュートを打たされるなど中盤まで苦しんでいたが、父が元ロケッツのウィギンズが、グリーンを交わすジャンパーを決めると、ギブソンのイージーショットも決まって追い上げ開始(17-10) ロケッツはスリーが入らずスローダウンしている間、ウルブズにタウンズのペイントから加点されると、ボーナスフリースローを決められ、1点差に追い上げられた(21-20) しかしここまで目立たなかったポールが、得意のフリースローは1本落とすも、終盤にしっかりスリーを決めると、今度は速攻からネネへナイスパス。結局第1Qはロケッツが6点リードして終了となった(27-21)」
 
シンキ「まあここからですね。では第2Qもどうぞ。」
 
キャット「第2Qのハーデンのいない時間帯。出だしでロケッツはことごとくスリーを落としてリードを縮められる(29-27) ネネはまたカウントプレイで存在感を発揮するが、ゴードンのスリーはまたしても入らない。残り8分半でハーデンがコートへ戻ってきた。ロケッツはクロフォードにスリーを決められ、このゲーム初めてリードを奪われたが(32-33)、慌てないロケッツはハーデンとカペラのラインが決まりリズムを渡さない。ウルブズも大黒柱のバトラーがタフスリーを決めて再逆転へ(34-36) だがロケッツも絶好調のカペラがティップインを決めて追いすがり、ゲームは中盤へ入ったんだ(36-36) タイムアウト後、カペラはローズのドライブをブロックすると、速攻から機動力を存分にアピールかのようなアーリウープを決めた! カペラは次の次のポゼッションでも、ドライブでユーロステップからスコア! ウルブズはタイムアウトを要求したよ(42-38) タイムアウト後もロケッツはカペラとタッカーがディフェンスで翻弄し、ウルブズの得点は止まる。その隙にロケッツはカペラがオフェンシブリバウンドから加点すると、今度はハーデンがスリーを決めたんだ(47-38) 11-0のランを決めたロケッツは、ここで一気にゲームの主導権を握るチャンスだったが、ローズがさすがに元MVPだけあって意地の加点を繰り返し、何とかウルブズは食いつないでいるように見える(50-42) アリーザのコーナースリーは決まらず、またローズに加点されると、カペラがもったいないファールをしてしまい、バトラーに3本のフリースローを決められて前半は終了(54-47) ロケッツが7点リードで後半勝負となったんだ。」
 
シンキ「いい感じのランで一気に点差を拡げるチャンスでしたが、ウルブズもさすがに手強いですね。では後半もお願いします。」
 
キャット「第3Qは序盤からウルブズがリズムを掴む。まずウィギンズがカウントプレイに成功させると、ディフェンスでもロケッツにタフショットを打たせることに成功中。ギブソンにもカウントプレイを決められ、ロケッツのリードは1点になってしまったよ(54-53) ポールはまたタフショットを打たされ、シュート不調のアリーザはフリースローも2本落とす始末。バトラーのスリーが決まって、またウルブズが逆転したんだ(54-56) しかし目が覚めたのか、ようやくタッカーが得意のコーナースリーで再逆転に成功(57-56) しかしウルブズのオフェンスも衰えず、ウィギンズに続き、苦手なはずのティーグにもスリーを決められ、ロケッツのビハインドは4点になってしまったね(58-62) だがNBAトップの勝率を誇るロケッツがこのまま引き下がるはずもなく、ポールがフローターを決めると、タッカーとアリーザは相変わらずスリーを外すが、グリーンがロングツーを決めて追いすがり(62-63)、次のポゼッションでハーデンがローズを出し抜く4ポイントプレイを決め、またロケッツは逆転に成功したよ(66-65) 速攻からカペラがダンクを決めると、さすがにこの流れを嫌ったティボドーはタイムアウトを要求したね(68-65) 終盤もアリーザのスリーは入らず、ウルブズにまた逆転を許すが(68-70)、再びスイッチの入ったハーデンがドライブから豪快なダンクを披露しゲームはタイに(70-70) しかしポールがまだブレーキで加点出来ず、またしてもパスミスをするなど精彩を欠いていた。だがハーデンだけは絶好調で、スリーに続き、ローズを嘲笑うかのようなドライブからカウントプレイを決めてチームを鼓舞していたよ。第3Q終了してロケッツが4点リードした(76-72)」
 
シンキ「接戦になってますが、ハーデンの決め手があるので勝利を疑うロケッツファンはいないと思いますよ。では第4Qもお願いします。」
 
キャット「第4Qのスタートはロケッツがハーデン、ポール、ゴードン、グリーン、ネネ。ウルブズがティーグ、バトラー、クロフォード、ウィギンズ、ジェーン。まずゴードンがやっとこさスリーを決めて、ロケッツのリードは7点に(79-72) しかしウルブズもクロフォードのコーナースリーで食らいつく展開(79-75) 不調が続くポールだが、タフショットを決めて10得点目を記録。その後ウルブズはジェーンがロングツーを決めると、グリーンがハングタイムを活かすようなドライブでの加点、何気にフリースローがうまいジェーンがしっかりと2本決めると、ポールのミドルを決め、両チームとも加点が続く展開となったんだ(85-81) クロフォードの時間ぎりきりのスリーが決まって追いすがるウルブズ(85-84) ロケッツは突き放したかったが、ポールのナイススチールを活かせずターンオーバーしたり、ゴードンがまたスリーを外すなど、どうもリズムが掴めないままゲームは中盤へ(残り6分49秒) タイムアウト後にフリースローを決められ、ロケッツは逆転を許すが、ゴードンがスリーがダメならと、ペイント内から加点に成功(87-86) 残り6分弱になって、1分ほど休んでいたハーデンがポールと交代してコートへ。そのハーデンがフローターで加点すると、攻守でリズムが悪くなっていたウルブズはタイムアウトを要求へ(89-86) タイムアウト後、ウルブズはロケッツのディフェンスに苦しみ加点出来ない。このチャンスを活かすのが今季のロケッツの強さで、まずハーデンがドライブから加点すると、ゴードンがウィギンズからスチール、これがハーデンのスリーに繋がった! ロケッツ9-0のランに成功し、残り4分半、ゲームの主導権を奪った瞬間だった。溜らずティボドーはタイムアウトを要求へ(94-86)」
 
シンキ「攻守でロケッツがウルブズを凌駕してきましたかね。このまま行きましょう、お願いします。」
 
キャット「ウルブズもティーグのフリースローで追いすがるが、もう止まらないハーデンが得意のステップバックからスリーを決めると、ドライブからフィンガーロールのレイアップで加点! ウルブズもティーグが加点を繰り返すが、ハーデンがカペラへナイスパス(101-93) ここまでベンチで休んでいたポールがアリーザと交代してコートへ。しかしいきなりドライブ時にボールを手放すミスをしていたね。ハーデンがフリースローをもらって1本決めたところでタイムアウトへ(102-95) 残り1分半」
 
シンキ「さあラストをしっかり締めましょう、お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後にハーデンがフリースローを外すが、ここで珍事発生。リバウンドをタウンズが取るが、もう一本あるかと思ってオフィシャルにボールを渡そうとして、これをオフィシャルが拒否(笑) ここで選手全員これが2本目であると気が付いたかのように動きだしたが、ウルブズの方が一足早く速攻を出して加点したよ。なんか呆気にとられてしまって、ボクも騙されてしまっていたね。この加点で5点差にされたロケッツだったが、その後はポールがまたまたパスミスをするなど、危なっかしい場面がありながらも、ウルブズのラストショットをしっかりディフェンス。ロケッツが3点差で初戦を飾ったよ。最終スコアは104-101。」
 
ロケッツ(1-0)
ハーデン 41分 44点、4R、8A、2S、3TO FG15/26 3pFG7/12 FT7/9
ポール 34分 14点、3R、4A、2S、6TO FG5/14 3pFG1/6 FT3/4
カペラ 34分 24点、12R(5OR)、3B FG10/15 FT4/4
アリーザ 33分 3点、5R、2S FG1/6 3pFG0/4 FT1/4
タッカー 31分 3点、2B 3pFG1/5
ゴードン 30分 7点、2A FG3/10 3pFG1/7
グリーン 20分 4点、7R FG2/5 3pFG0/3
ネネ 11分 5点、3R FG2/2
ジョー 7分 0点
 
ウルブズ(0-1)
バトラー 36分 13点、5R、3A、2S FG4/11 3pFG2/5 FT3/3
ティーグ 29分 15点、9R、8A FG4/9 3pFG1/4 FT6/7
タウンズ 40分 8点、12R(4OR) FG3/9 FT2/4
ウィギンズ 32分 18点、6R FG7/15
ギブソン 32分 9点、6R FG4/6
ローズ 24分 16点、4A FG7/14
クロフォード 26分 15点 FG4/11 3pFG3/7
ジェーン 8分 7点 FG2/3 FT3/4
ジョーンズ 7分 0点
ビエリツァ 6分 0点
 
シンキ「苦戦しましたが、まずは幸先よいスタートを切ったんじゃないですか?」
 
キャット「ロケッツはレギュラーシーズンの最後は消化試合が多く、ウルブズは緊張感のあるゲームが続いていたこともあり、思った以上に苦戦してしまった感があるね。だが大差で勝っても、僅差で勝っても1勝は1勝。この勝利でむしろ緊張感が出てきただろうから、力量的に見てもスイープの可能性が高まったんじゃないかな。」
 
シンキ「今日はハーデン以外の選手のスリーがことごとく落ちてますが、これについては。」
 
キャット「ウルブズがよく守っていたこともあるけど、ワイドオープンでも外していたからなー。まあこういう日もあるということだ。それでも勝利したことの方が大きいと思う。」
 
シンキ「ポールは不調でしたが、これについては。」
 
キャット「ロケッツへ移籍して初のプレイオフだから、柄にもなく緊張したのかな。まあ次のゲームから本領を発揮してくれるだろう、大丈夫だ。」
 
シンキ「今日は前半はカペラ、後半はハーデンがチームをリードした感じですかね?」
 
キャット「相手がタウンズということで、カペラは気合が入っていたと思う。ハーデンとの相性も抜群だし、苦手のフリースローもしっかり決めてきたね。ドライブでの動きもなんかドリームに似てる雰囲気あるよ。彼はまだまだ伸びしろがあるから、ホント楽しみな選手だよね。」
 
キャット「ハーデンはゾーンに入ると止まらないな。この決め手がある限り、ロケッツはどこのチームとやっても引けを取らないね。今日はMVPに価する活躍を存分に見せてくれたよ。頼もしいね。」
 
シンキ「さて次のゲーム2は中2日になりますね。ここもしっかりと頂きたいですよ。」
 
キャット「ディフェンスで封じ込め、次はしっかりスリーを決めれば、今度はレギュラーシーズンみたいな展開になると思ってる。ちょっと今日は外しすぎだからね。」
 
シンキ「ありがとうございました。今日はどうもお疲れ様でした。」

明日からウルブズとのシリーズへ

シンキ「こんにちは。今日からプレイオフが始まりましたが、前年優勝のウォリアーズは順当に勝利。東も第1シードのラプターズは苦戦しつつも、第4Qに振り切って勝利してます。ただ西の第3シードであるブレイザーズが接戦を落としましたね。」
 
キャット「スパーズは弱いな(苦笑) 今年もまたスイープされて終わりそうだ。ブレイザーズはガードコンビの不調が響いたけど、力はあるから巻き返してくると思う。彼らならウォリアーズを消耗させることが出来るチーム。応援しているロケッツファンもそれなりにいるだろう。それから東は順当だったね。ラプターズとシクサーズが早い段階で勝ち抜けると見た。」
 
シンキ「いよいよ明日はロケッツの出番です。」
 
キャット「だな。まずは幸先の良いスタートを切ってもらいたい。参考になると思うので、レギュラーシーズンのRPMの数値を確認しておこうか。」
 
ロケッツ(65勝17敗)
平均出場時間、ORPM、DRPM トータルRPM
スターター
ポール 31.8分 5.56 1.38 6.94
ハーデン 35.4分 7.01 -0.60 6.41
カペラ 27.9分 -0.79 2.98 2.19
アリーザ 33.9分 0.92 0.38 1.30
タッカー 27.8分 0.24 0.78 1.02
控え
ゴードン 31.2分 2.98 -0.56 2.42
ネネ 14.6分 -0.60 3.41 2.81
グリーン 22.7分 0.37 -0.07 0.30
ジョー 21.9分 -3.16 -0.89 -4.05
アンダーソン 26.1分 0.68 -1.17 -0.49
バームーテ 25.6分 -0.86 2.63 1.77
タリック 10.5分 -2.91 0.60 -2.31
 
ウルブズ(47勝35敗)
スターター
バトラー 36.7分 3.54 2.52 6.06
タウンズ 35.6分 3.83 0.44 4.27
ティーグ 33.0分 1.39 -0.63 0.76
ギブソン 33.3分 -0.14 0.44 0.30
ウィギンズ 36.3分 0.22 -1.69 -1.47
控え
ジョーンズ 17.9分 2.40 2.34 4.74
ビエリツァ 20.5分 -0.13 1.43 1.30
ジェーン 16.9分 -2.28 -1.00 -3.28
ローズ 16.8分 -1.82 -1.77 -3.59
クロフォード 20.7分 -0.15 -5.36 -5.51
 
シンキ「ありがとうございます。ロケッツはポールとハーデン、ウルブズはバトラーとタウンズが群を抜いてますね。しかしロケッツはカペラとゴードンに加え、ネネの数値もいいですし、アリーザとタッカーも攻守で平均を上回ってますから、ディフェンダーのバームーテを欠くロケッツですが、総合的に見ても優位はゆるぎないと言ったところでしょうか。」
 
キャット「ポールとハーデンのゲームを支配する力は絶大だね。ロケッツは彼らのうち一人をコートにおけて、さらに控えがウルブズ以上に充実しているから、間違いなくこのシリーズはロケッツ優勢と考えていいだろう。ポールとハーデンが得意のアイソレーションからのプレイで、タウンズを早めにファールでつぶし、バトラーを疲れさせれば、ロケッツは早い段階で楽な展開に持ち込めると思う。」
 
シンキ「ところでシーズン終盤にお休みしていたアンダーソンですが、プレイオフには間に合いそうなんですか?」
 
キャット「五分五分みたいだね。もし彼が欠場となれば、ロケッツはゴードン、ネネ、グリーン、そしてジョーで回すと思う。ジョーは数値を見ても分かる通り、往年の活躍を見せてないけど、彼には経験があるからね。主力を休ませる役割はまだ出来る(笑) 大丈夫だ。」
 
シンキ「分かりました。それでは明日が楽しみですね。今日はどうもお疲れ様でした。」

今季65勝17敗でレギュラーシーズン終了

シンキ「こんにちは。昨年の10月中旬から始まった今季のレギュラーシーズン。オールスター休みをはさみながら、約半年の間に82ゲーム消化しましたが、ロケッツは今季の目標だった60勝を74ゲーム目に達成し、最終的に65勝するという歴史に残るシーズンになりましたよね。」
 
キャット「昨季に55勝したし、オフにはポールが加入したので、それなりに勝てるとは考えていて、60勝を達成できる可能性はあると予想していたが、まさか65勝もするとは思わなかったよ。ほとんどのロケッツファンも同様の考えなんじゃないかな。フランチャイズ記録も突破し、これでプレイオフも勝ち抜いて優勝出来れば、ロケッツ栄光の歴史に名を刻むだけでなく、NBAの歴史にも名を刻むことになるだろう。過去の優勝チームとの比較も当然行われるだろうね。」
 
シンキ「ロケッツは24年前、オラジュワンさんが大車輪の活躍でチームを初優勝へ導くと、翌年もドレクスラーさんの電撃加入もあって2連覇を達成しました。その時との違いは何でしょう?」
 
キャット「初優勝した時に、当時のフランチャイズ記録だった58勝を達成したんだけど、ソニックス(現サンダー)はそれ以上の63勝だったかな、それくらい勝っていて、ロケッツは第2シードでの優勝だった。大本命の第1シードで優勝するのは、ロケッツファン長年の夢だと思うよ。」
 
シンキ「その第1シードでプレイオフを迎えるロケッツですが、初戦の相手はウルブズに決まりましたね。これについては?」
 
キャット「レギュラーシーズン最終戦でウルブズがナゲッツを延長戦の末に下し、同率のペリカンズとサンダーも同最終戦に勝利したため、ウルブズが第8シードに収まったな。相手はどこでもいいと思っていたが、初戦の相手は気になるもので、ナゲッツが勝てばスパーズが第8シードまで落ちてくる可能性の方を気に入っていたんだが、そうはならなかったね(笑)」
 
シンキ「スパーズの方がウルブズよりも組みやすいとのことですか?」
 
キャット「単純に昨年のリベンジをしたかっただけだ(笑) 組みやすいという観点で見ても、経験があるとはいえ、伸びしろのないスパーズの方がいいかなとも思うよ。まあどっちでもロケッツはいつものプレイをすれば大丈夫だ。」
 
シンキ「ちなみにウルブズとはレギュラーシーズン4戦して負けなしですね。プレイオフでもスイープ出来ますかね?」
 
キャット「そんなに甘くないとは思うんだけど、チーム力を考えると、スイープの可能性はもちろんあるし、普通に予想すれば4勝1敗で突破できると思う。2回は負けないと思うよ。先日のレイカーズ戦でバームーテが負傷し、どうやらウルブズとのシリーズは出られないようだが、それでもロケッツにはジョーやグリーンがいるからね。大丈夫だろう。」
 
シンキ「バームーテは大丈夫ですかね?」
 
キャット「以前負傷した右肩をやってしまったね。消化試合でケガはホントもったいないんだけど、見方を替えれば、ウォリアーズとのカンファレンスファイナルあたりで戻ってきて、チームに勢いを与えてくれれば、それがロケッツの強みになる可能性がある。個人的には大丈夫だと思っているよ。ロケッツのチーム力を見せて欲しいね。」
 
シンキ「話が前後しますが、レギュラーシーズンのラスト4ゲームはどんな感じでしたか?」
 
キャット「かなり緩んでいたよ(苦笑) ブレイザーズ戦は最終的に勝利したとはいえ、終盤にあり得ないミス連発で17点差を追いつかれていたし、その後のサンダー戦やレイカーズ戦も淡々をプレイしている感じで、相手を出し抜くような気迫が感じられなかった。最終戦のキングス戦はさすがにタッカー以外の主力を休ませたよ。今季初出場のオヌアクも登場したね。ジョウチーもそれなりに頑張っていたよ。今日契約したばかりのアーロン・ジャクソンなんか、ユニフォームに名前がない状態でプレイしてた(苦笑) ウォリアーズが急速に失速したので、ロケッツの消化試合も多くなってしまったからね。仕方ない面があるな。」
 
シンキ「プレイオフはどういう布陣で行きますかね? 故障中のアンダーソンも気になります。」
 
キャット「ハーデン、ポール、アリーザ、タッカー、カペラのスターター5人に、シックスマンのゴードンは鉄板の布陣。7人目以降にバームーテの替わりにグリーン、ジョーが出番をもらう形になるな。もちろんネネがカペラをしっかりフォローするだろう。アンダーソンはスモールラインナップ時のカペラの控えになると予想してる。」
 
シンキ「プレイオフの1回戦はウルブズに決定しましたが、カンファレンスセミファイナル以降はどうなりますかね?」
 
キャット「西は順当にロケッツとウォリアーズが対決すると思う。ウォリアーズはさすがに例年通りいかずに苦戦はするだろうが勝ち上がってくるよ。東は59勝したラプターズが本命とは言えず、キャブス、セルティックス、シクサーズにもチャンス十分だね。特にシクサーズが勝ち上がってきても驚きがないくらいだよ。それくらい彼らは充実してる。第3シードに入ったし、第2シードのアービングを失ったセルティックスを退けるんじゃないかな。キャブス対シクサーズが東のカンファレンスファイナルで対決すると予想しよう。ファイナルはロケッツ対キャブスで、ロケッツが勝利して優勝するよ。期待してる。プレイオフ1回戦の日程が出たね。」
 
ロケッツ戦 プレイオフ1回戦の日程(日本時間)
16(月)10:00 第1戦 対ウルブズ(ホーム)
19(木)10:30 第2戦 対ウルブズ(ホーム)
22(日)8:30 第3戦 対ウルブズ(アウェイ)
24(火)9:00 第4戦 対ウルブズ(アウェイ)
26(木)第5戦、28(土)第6戦、30(月)第7戦
 
キャット「第5戦以降は予定となってる。それからプレイオフ全組み合わせも報告しておくか。」
 
西地区
第2シード ウォリアーズ 対 第7シード スパーズ
第3シード ブレイザーズ 対 第6シード ペリカンズ
第4シード サンダー 対 第5シード ジャズ
 
東地区
第1シード ラプターズ 対 第8シード ウィザーズ
第2シード セルティックス 対 第7シード バックス
第3シード シクサーズ 対 第6シード ヒート
第4シード キャブス 対 第5シード ペイサーズ
 
シンキ「ありがとうございます。消化試合もようやく終わりましたし、これからが本番ですね。プレイオフが楽しみですよ。優勝出来ると信じてます。それでは今日はお疲れ様でした。」

'17~'18 第78戦 対ウィザーズ(ホーム)

シンキ「こんにちは。先日のスパーズ戦に敗れて連勝が止まったロケッツ。レギュラーシーズンは残り5ゲーム残っていますが、NBA勝率トップが確定してますから、消化試合という感じになってます。」
 
キャット「プレイオフへ向けてうまく調整して欲しい。まあ今日はポールが戻ってくるし、ホームゲームでもあるからね。大丈夫だろう。」
 
シンキ「では本日のウィザーズ戦をお願いします。」
 
キャット「アリーザは休養を取り、バームーテがスターターで出場へ。そのバームーテはいきなりスチールを決めて、速攻からカペラのダンクで先制したロケッツ。カペラはハーデンとのラインも決めると、今度はブロックも披露し、これが速攻でバームーテのイージーレイアップに繋がった。元ロケッツで優勝メンバーの一人であるウィザーズのブルックスヘッドは溜らずタイムアウトを要求へ(8-2) タイムアウト後に同点に追いつかれたものの、ロケッツはディフェンスの甘いゴータットを狙い撃ちするかのように、得点を重ねて行ったね(17-12) ウィザーズもビールがスリーを決めるなど、離されずに食らいついていたが(22-18)、残り5分弱からコートへ入ったネネが存在感を出すと、ゴードン、ハーデン、グリーンがそれぞれスリーを決めて、ロケッツは突き放すことに成功(35-22) 第1Qは11点リードして終了となった(35-24) 第2Qはいきなりアンダーソンが足を痛めてロッカールームへ下がる。最近のアンダーソンは存在感を出せていないので奮起を期待したいところだ。先日のサンズ戦でサヨナラブザービーターを決めたグリーンは、カペラのキャッチミスをフォローするかのようなスリーを決めて、存在感をバリバリ出していたよ(39-28) ウィザーズもスコットが連続加点して追いすがるが(41-33)、タッカーがすぐ得意のコーナースリーで再びリードは二桁へ(44-33) フィニッシュ時に顔を叩かれ痛そうにしていたカペラがオフェンシブリバウンドを取るなど奮闘し、ハーデンとのラインを決めるなど、ロケッツのリードは16点になったんだ(52-36) タイムアウト後もロケッツのオフェンスは止まらない。ハーデンがステップバックジャンパーのあと、超絶ドライブにも成功。さらに技ありのフリースロー3本に続き、ステップバックスリーにも成功する大車輪(62-40) ハーデンは早くも20得点目を記録中だ。終盤に入ってもハーデンの勢いは衰えず、相手ディフェンダーを3人交わし、4人目がファールで止め圧巻プレイもあったよ。結局前半はロケッツが22点リードを取って終了となった(71-49)」
 
シンキ「ハーデンはホント素晴らしいですね。今季のMVPは間違いないでしょう。では後半もどうぞ。」
 
キャット「まず後半ロケッツはポールとカペラのラインで加点。ウィザーズはビールが4ファールでベンチへ下がるが、ここまで存在感の薄い病み上がりのウォールがジャンパーを決めるなど9-0のランを出して食い下がる(73-58) しかしカペラの攻守に渡る活躍でリズムを取り戻したロケッツは、幾分不調のポールもスリーを決め、ハーデンにしては珍しいキャッチ&シュートからのコーナースリーで、リードは再び二桁へ(83-63) 中盤以降もそれなりのリズムでプレイしたロケッツは、結局20点のリードをキープして第3Qを終えたんだ(95-75) 第4Qは一時13点差まで詰められはしたが(104-91)、グリーンのハングタイムや、ハーデンの連続ステップバックスリー、カペラの豪快なダンクなど、再び20点近くまで点差を戻し、残り3分半でガベージタイムへ突入(116-97) ロケッツは63勝目を挙げたゲームになったよ。最終スコアは120-104。」
 
ハーデン 38p、10R、9A FG12/18 3pFG5/8 FT9/10
ポール 8p、6A FG3/11
カペラ 21p、10R、2B FG9/10
バームーテ 9p、6S FG4/6
タッカー 5p、5R、4A FG2/5
グリーン 16p、2S 3pFG4/8
ゴードン 9p、3A FG3/12
ネネ 7p、8R FG2/5 FT3/7
ジョー 5p FG2/5
アンダーソン 5分 0p
 
シンキ「最近のサンズ戦やスパーズ戦のような緩さを見せず、アリーザを休ませつつ完勝と、まさにダントーニの手腕が冴えたゲームとなりましたね。」
 
キャット「そうだね。こんな感じで残りの4ゲームを消化出来ればいいんじゃないかな。プレイオフへ向けて、万全の態勢で臨んで欲しいと思ってる。」
 
シンキ「ハーデンは相変わらずの支配力を見せてます。」
 
キャット「すごいよねー。彼を信じて応援すれば大丈夫だと思ってる。是非ともロケッツに優勝をもたらせて欲しいよ。頼むぞって感じだ。」
 
シンキ「ところでアンダーソンは大丈夫ですかね? ケガだけでなく、最近はどうも精彩を欠いているようですが。高額サラリーをもらっている選手としては、ちょっと情けないですよ。」
 
キャット「左足首をねんざしたようだね。復帰してからまだ本調子ではないが、目標のプレイオフに標準を合わせればいいと思っている。今無理しても仕方ない。プレイオフで彼のシュート力が必要になる時は必ずあるはずだよ。今は我慢の時だね。サラリー云々はこの際考えないようにしてる。プレイオフでチームのために貢献してくれれば問題ないよ。」
 
シンキ「分かりました。最後にプレイオフ1回戦はどこと対戦したいですか。今の感じだとジャズ、ペリカンズ、ウルブズ、もしくはナゲッツあたりになりそうですね。」
 
キャット「スパーズやサンダーとはやりたくないロケッツファンもいると思うが、ボクはどこでもいいと思ってる。今季のロケッツの強さを信じているからね。ハーデンとポールを中心にチーム一丸で戦えば、問題なく1回戦は突破出来るだろう。」
 
シンキ「レギュラーシーズンも残り4ゲームですね。それでは今日もお疲れ様でした。次回も宜しくお願いします。」

第76戦(対サンズ)、第77戦(対スパーズ)の総括

シンキ「こんにちは。レギュラーシーズンも佳境に入り、プレイオフ進出を争っているチームにとっては落とせないゲームが続いておりますが、早々と進出を決めたロケッツは、ウォリアーズの失速もあって、西地区トップの座も獲得しています。」
 
キャット「東もラプターズがセルティックスに敗れたことにより、ロケッツの全体トップが確定。ファイナルまですべてのラウンドでホームコートアドバンテージを獲得となったよ。もちろんこれで確実に勝ち上がれる保証はどこにもないけれど、今季のロケッツはホームでの勝率がいいし、第7戦までもつれ込んだ時は、やはりホームの大声援をバックに戦えるのは何とも心強いね。今季はロケッツのシーズン。是非とも優勝を勝ち取ってもらいたい。」
 
シンキ「とりあえずレギュラーシーズンはあと7ゲームありますが、どうやって戦っていきますかね?」
 
キャット「適度に主力を休ませながら、万全な状態でプレイオフへ入って行きたい。ただあまり緩みすぎると、緩んだままプレイオフへ入って行くのはまずいからね。当然故障にも気を付けないといけないし、ここらへんはヘッドコーチの腕が試されると思うよ。」
 
キャット「まず今季第76戦のサンズ戦は、その緩みが出たゲーム。第1Qからシュートが決まらず、最初の8本を連続で落とす始末だったよ。それでもカペラのフィニッシュが決まるなど、とりあえず3点差で第1Qは終了へ(22-25) 第2Qに入っても弱小サンズを見くびるようにハーデンはベンチで待機。サンズは元ロケッツのサマーリーグでプレイしていたビックアランことアラン・ウィリアムスがポストから連続で加点に成功し、またこちらも今季ロケッツ傘下のGリーグヴァイパーズでプレイしていたハウスJRがスリーを決めると、期待の新人であるジャクソンがカウントプレイを決め、ロケッツのビハインドは13点になってしまったんだ(34-47) 結局17点までリードを拡げられ前半は終了(40-57)」
 
キャット「後半に入って、さすがにロケッツのオフェンスは良くなってきたが、まだモチベーションが上がらないのか、ディフェンスが甘く、失点を許すシーンが目立って点差は詰まらず、中盤に入ると元ロケッツのダニエルズが、絶好調振りをアピールするかのようにスリーを決めまくって、ロケッツのビハインドは21点に拡がってしまったんだ(50-71) さすがに本気を出して来たロケッツは、終盤にジョーの連続加点で追いかけ、11点差に詰めて第3Qは終了へ(75-86) 第4Qに入ってもロケッツは加点を続け、13連敗中のサンズにジワジワとプレッシャーを掛ける(83-89) 中盤にハーデンがドライブを決めると、タッカーのコーナースリーが決まって、ようやく1点差に迫ったんだ(90-91) しかしもう負けは御免だとばかりに、小柄なユリスが存在感を発揮し、ロケッツは一転ピンチになったんだ(97-101) だが残り12秒にハーデンが意地のスリーを決めて、ゲームはタイになり、サンズはジャクソンがジャンパーを決めるが、残り1.4秒のスローインから、グリーンがブザービーターとなるコーナースリーを決めて、ロケッツが劇的な勝利を収めたんだよ。最終スコア104-103。今季成績は62勝14敗。」
 
ハーデン 28p、8R、10A 3pFG1/8 FT11/17
タッカー 18p 3pFG5/7
グリーン 15p 3pFG4/11
アリーザ 9p、4R、4A 3pFG1/6
カペラ 6p、8R、3B
ジョー 16p、6R、3A FG5/10
バームーテ 7p
アンダーソン 3p
 
シンキ「スリーだよ! グリーンだよ! って感じですよ。これで11連勝達成です。」
 
キャット「グリーンラベルで乾杯したくなるゲームだったね(笑) 今日のロケッツディフェンスはサンズを侮りまくっていて、気持ちも入ってなかったから、正直負けは覚悟していたんだが、さすがに第4Qからエンジンを掛けてきたよ。まあホームでNBA最弱のサンズに大接戦の末に勝利と、全く褒められたゲームではないが、消化試合と考えると仕方ない面はあるね。」
 
キャット「こんな調子だから、今日のスパーズ戦はさすがに厳しかった。第1Qは一本もスリーが入らず(0/8)、17点しか取れずに終了(17-26) この時期になってもプレイオフ進出が決定していないスパーズは気持ちが入っていて、ゲイがパワーダンクを決めるなど、ロケッツは完全に劣勢モードに。しかもタッカーとグリーンが故障かと思わせるヒヤッとするシーンもあって、ゲームよりそちらの方が気になってしまったロケッツファンの方が多かったと思う。前半は8点のビハインドで終了(38-46) 後半に入って、ロケッツはゴードンがドライブを決めて4点差に迫るが(50-54)、タイムアウトでしっかり流れを変えたスパーズは再びリードを拡げ、一時12点差まで拡がるなど、結局第3Qは9点のビハインドで終了へ(66-75) 第4Qはさらにひどくなり、中盤前に16点のビハインドを背負い、さらに残り5分で20点差にまで拡げられ、さすがに万事休す。残り2分弱には、ナッシュと入れ替わるように10日間契約を結んだクォーターマンが出場へ。最終スコアは83-100だった。今季成績は62勝15敗。」
 
ハーデン 25p、8A 3pFG1/6
ゴードン 18p FG7/15
カペラ 11p、10R、2B FT5/6
アリーザ 7p FG2/7
タッカー 3p 3pFG1/6
グリーン 11p、8R FG3/8
バームーテ 2p FG1/5
ジョー 0p FG0/4
アンダーソン 2p FG1/5
 
シンキ「連勝はストップしてしまいましたが、この敗戦は今後に影響を及ぼすことはないので、問題ないと思いますよ。」
 
キャット「まあそう思うんだけど、先ほども言った通り、あまり緩みすぎると、プレイオフに影響するからね。そこらへんは残りの5ゲームで調整して欲しいと思う。若手がそれなりにいれば、思い切ってベテラン勢を休ませる手もあるんだけど、ジョウチーやオヌアクあたりをゲームに出すと、試合にならないからなー(苦笑)」
 
シンキ「残りの5ゲームはホーム3連戦の後に、アウェイ連戦となってます。」
 
キャット「ホーム3連戦はしっかりやって、残りのアウェイ戦はサンズ戦みたいに後半から帳尻を合わせる感じでいいかもしれない。まあまた別の意味で調整が難しいな。残り5ゲームは我慢だね。」
 
シンキ「他のプレイオフを争っているチームからするとうらやましい限りでしょうが、これは今季最高勝率を飾るロケッツの特権でしょう。それでは今日はどうもお疲れ様でした。次回も宜しくお願いします。」

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