シンキ「こんにちは。ここまで8連勝中のロケッツ。アウェイ3連戦の最後はカギとなるブレイザーズが相手ですね。これは注目です。」
キャット「ここまでブレイザーズは3連敗中で、勝率も5割弱と波に乗り切れてないが、リラード、マッカラムのガードコンビはNBAでもトップクラスだし、彼らは手強いチームほど力を発揮するからね。ロケッツはこれまでのように第3Qまでに勝負を決めることはないだろう。でもロケッツがしっかりと普段通りにやれば負けないと思っている。期待しているよ。」
シンキ「では早速ゲームをお願いします。」
キャット「スターターはロケッツがいつもの5人。ブレイザーズはリラード、マッカラム、アミヌ、ターナー、レナード。ヌルキッチ、ハークレスは故障で欠場となった。」
キャット「第1Q序盤はブレイザーズ自慢のガードコンビが得点力を見せてリードを奪うが(4-8)、ロケッツもハーデンが好調で得点を重ね、中盤前に追いついたよ(14-14) しかしブレイザーズのシュートは落ちず、アミヌに続き、早くもリラードにこの日4本目のスリーを決められてしまった(16-20) 中盤に入りロケッツはハーデンからカペラへのアーリウープパスが通り加点すると、そのカペラはオフェンシブリバウンドからの加点にも成功して追い上げる(20-22) だがブレイザーズはマッカラムが存在感を見せつけるようにスリーを決めるが、ロケッツも故障個所の左目を守るサングラスのようなゴーグルを着けて復帰したネネが、ハーデンからのパスを豪快にダンクするなど、両チームとも加点が続く展開となった(26-29) 終盤に入るとロケッツは、デービスのフリースローミスからオフェンシブリバウンドを奪取後に加点され、さらにコナートンに切れ込まれてレイアップで加点されるなど、控え陣にやられてしまい点差を付けられる(26-33) だがこの大事なゲームを落としたくないロケッツは、ハーデンをそのままコートに出し続け、彼はこの日早くも17得点目となるスリーを決めて応戦する(31-33) だがブレイザーズもマッカラムがユーロステップから加点するなど、結局ロケッツは6点ビハインドで第1Qが終了となったね(31-37)」
シンキ「さすがにブレイザーズは手ごわいようで、ちょっと得点を取られてますが、今季のロケッツはしっかり修正できますからね。大丈夫でしょう。では続きをお願いします。」
キャット「第2Q序盤のハーデンのいない時間帯。まずアンダーソンがポールからのパスでスリーを狙うが、すぐチェックが来て入らず。ならばとばかりに次のポゼッションでポールがドライブで加点する(33-37) リラードを警戒するロケッツは、アリーザやバームーテをマークに付けるが、見事なパスをさばいて加点を続け、ブレイザーズのリードは続く(39-46) ロケッツはアリーザがスリーを決めるが、その後警戒されているアンダーソンがオフェンシブファールを連発してリズムに乗れず、その隙にブレイザーズはリラードのステップバックジャンパーでロケッツのビハインドは8点になってしまったよ(42-50) 中盤前になってハーデンが登場も流れはブレイザーズ。レナードのジャンパーで10点差に(44-54) しかしこのまま引き下がるロケッツではなく、ポールがフローターで加点後にリラードにこの日5本目のスリーを決められるが、ロケッツはポールのパスからカペラがファールをもらってフリースローを1本決めると、次のディフェンスでタフショットを打たせることに成功したんだ。以降のポゼッションでも、すっかりロケッツに馴染んできたポールが攻守で存在感を発揮し、さらにハーデンが得意のドライブでのパワープレイでレナードからファールをもらうカウントプレイに成功(52-57) その後もブレイザーズはロケッツディフェンスに苦戦していて、その隙にロケッツはハーデンの加点が続く10-0のランを披露。ゲームはほぼタイになったね(56-57) 終盤に入ると、ブレイザーズもリズムが出てきて、それなりに加点してきたが、ロケッツもハーデンが絶好調でゲームはタイになった(62-62) ロケッツは前半に追いついて後半へ入ったよ。」
シンキ「前半で追いつきましたね。やはりディフェンスから10-0のランを出せましたが、後半への見通しはどうですか?」
キャット「ほぼ互角だね。ロケッツはハーデンが絶好調で助かっているところがあるから、後半はディフェンスで相手を封じ込め、ハーデンやポールに頼らない展開が理想だろう。」
シンキ「では後半もお願いします。」
キャット「第3Qはまずアンダーソンがドライブで加点に成功するが(64-62)、ブレイザーズもターナーが速攻で加点して応戦。しかしロケッツもすぐさまハーデンが加点し逆転すると、カペラもフリースローを1本決めて、ロケッツはオフェンスのリズムが好調。その後もロケッツは攻守でブレイザーズを凌ぎ、リードを拡げるチャンスの時間帯に入ったんだ(72-67) だがブレイザーズはレナードとアリーザがもつれて口論になってから気合が入ってきて、マッカラムのスリーに続き、速攻でのカウントプレイで逆転に成功(72-73) これで流れはブレイザーズに傾いてしまい、ポールのスリーがエアボールになると、レナードがイージーダンクに成功。次のポゼッションでもアンダーソンが決められず、レナードにワイドオープン気味のスリーを決められたよ(72-78) 11-0のランを食らったロケッツだが、このまま離されることはなく、ハーデンがフローターで加点すると、カペラのフリースロー1本とゴードンからのパスをダンクで加点して、ロケッツのビハインドは1点になったんだ(77-78) だが中盤に入ってもブレイザーズは攻守でロケッツを押しまくる。マッカラムのジャンパーに続き、デービスのイージーレイアップ、アミヌのスリーも決まり、リードは6点に拡がると(79-85)、ロケッツはもったいないターンオーバーが目立つようになってしまい、何とかフリースローで加点して凌いでいるように見える(81-88) 終盤に入るとダントーニは勝負はここではないとばかりに、ハーデンをベンチへ下げるが、リラードがスリーを決め、さらに彼にまたしてもスリーを食らって、ロケッツのビハインドは13点に拡がってしまったんだ。ボクも含めてロケッツファンは危機感を抱いてきたと思う(81-94) 結局第3Qはブレイザーズが優勢にゲームを進めて、ロケッツは14点のビハインドと劣勢に立たされ終了となった(84-98)」
シンキ「第3Qはリードして終了して欲しかったんですが、14点のビハインドで迎えてしまいましたか。逆転の見通しはありますかね?」
キャット「あると思う。第3Qは最初の3分くらいまで、ロケッツが押し気味に展開していたよ。リズムが悪くなって一気に点差が拡がったが、終盤はハーデンを温存していたし、彼がコートへ戻ってくれば、また違ったゲームになるだろう。今季のロケッツにしては珍しく接戦になったけど、今後のことを考えれば、いい経験になるんじゃないかな。もちろん逆転を期待してるよ。」
シンキ「負け癖のあるチームのファンには羨ましい限りのコメントですよ(笑) では勝負の第4Qをお願いします。」
キャット「第4Qの出だし、ロケッツはポール、ゴードン、アリーザ、バームーテ、タッカーでスタート。対するブレイザーズはマッカラム、コナートン、レイマン、コリンズ、デービスでスタート。まず最初のディフェンスで、いい感じの24秒タイムオーバーからボールを奪うと、相変わらずシュートスランプが続くゴードンが、ドライブから加点に成功。次のポゼッションでもターンオーバーから速攻を繰り出し、バームーテのスリーはブロックされるが、ポールがうまくフォローして、いいタイミングでゴードンにボールが渡って、さすがの不調ゴードンも得意のポジションだったこともあってスリーを決めたよ(89-98) マッカラム以外のスターターがベンチということもあって、ブレイザーズはぎこちないオフェンスだったが、デービスがオフェンシブリバウンドからダンクを決めて一息ついた模様(89-100) 3分ほど経過してハーデンがコートへ戻り、ゴードンがベンチへ。まずこちらもコート戻ってきたアミヌがスリーを決めるが、ロケッツもポールが個人技で加点に成功して追いすがる(93-103) さらにロケッツは今度はハーデンの個人技からコーナーへいるタッカーへパスアウトすると、しっかりとタッカーはスリーを決めてくれた(96-103) 勢いに乗るロケッツは次のポゼッションでもタッカーのナイスディフェンスからターンオーバーを誘い、ポールの個人技がうまくいかないと見るや、今度はハーデンが個人技でドライブに成功! さすがにお釣りがなくなってきたブレイザーズは、タイムアウトを要求するに至ったよ(98-103) 残り約7分。」
シンキ「いよいよロケッツは本領を発揮してきましたかね。ハーデンとポールは互いの個人技でロケッツをリードしてますか。では逆転しましょう。お願いします。」
キャット「リラードをコートへ戻したタイムアウト明けのブレイザーズは、パスを回してマッカラムがいい感じのドライブを繰り出すが、タッカーがうまくファールで止めてくれた。このフリースローを1本落としてファールは成功(98-104) ロケッツは次のオフェンスでハーデン以外の4人がコーナー付近に集まり、ペイント内にスペースを作ると、ハーデンが鋭いドライブで再び加点に成功する(100-104) もうこうなると止まらないハーデン。次のポゼッションではスリーを決めて、ついにロケッツのビハインドは1点になった(103-104) 残り約6分。」
シンキ「やはりロケッツはハーデンのチームですね。逆転は時間の問題でしょう。ではお願いします。」
キャット「攻守でロケッツに押されているブレイザーズは、リラードとマッカラムの個人技に頼らざるを得なくなっていたが、そのマッカラムがトラベリング気味のドリブルからジャンパーを決めて加点に成功(103-106) さすがのハーデンも次のレイアップは落とすが、ディフェンスが機能していて、アリーザがナイススチールから速攻になり、ハーデンがミスマッチからドライブを仕掛け、ボンレーを子供扱いにするように転ばせるレイアップを披露! ハーデンに対してなす術のないブレイザーズは再びタイムアウトを要求したよ(105-106) 残り5分切った。」
シンキ「さすがに個人技のレベルはハーデンには適いませんね。そろそろ逆転しましょう。ではお願いします。」
キャット「ロケッツはバームーテに替えてゴードンがコートに。タイムアウト明けのブレイザーズのオフェンスから。スモールラインナップを敷くロケッツを突きたいブレイザーズだったが、タッカーが体を張って止めていて、仕方なくリラードがタフショットのスリーを打たされるが、さすがに今日好調のリラードは決めてきた(105-109) 次のポゼッションではポールの出番。個人技で1対1からリラードを交わしレイアップに成功(107-109) 明らかにロケッツの方が楽に加点しているので、逆転はすぐそこだと思われる。ブレイザーズは決め手を欠き、時間を使わされていたが、ポールのスチールからの速攻になり、パスがアリーザに渡ってスリーに成功! ロケッツは遂に逆転に成功したんだ(110-109) 逆転され焦ったのか、リラードがすぐさまドライブに行くが決まらず、ポールのパスから走りこんできたタッカーがレイアップに成功! ロケッツのリードは3点になったよ(112-109) 残り3分弱。」
シンキ「流れがいいようですから、この流れを渡さないようにすれば、勝利は見えてくると思います。ではどうぞ。」
キャット「引き続きブレイザーズはオフェンスに苦戦。何とかボンレーが時間ぎりぎりにジャンパーを決めたが、完全にペースはロケッツに見える(112-111) 次のロケッツのオフェンスはポールの個人技。リラードとの1対1からドライブを仕掛ける。いいタイミングでアミヌがフォローに行くが、その直前にタッカーへナイスパス!! タッカーのフィニッシュに繋がったんだよ(114-111) しかしホームの声援を受けてブレイザーズも意地を見せ、マッカラムがアリーザのスチールをうまく防ぎジャンパーに成功(114-113) 諦めないブレイザーズにダントーニはここでタイムアウトを使ってきた。残り2分弱。」
シンキ「予想されたような好ゲームになりましたね。会場のお客さん達も喜んでいると思いますが、ここはロケッツ勝利でお願いします。」
キャット「タイムアウト明けのロケッツのオフェンス。ロケッツは引き続きリラード相手の1対1を仕掛ける。今度は俺の出番とばかりに、ハーデンが鋭いドライブから加点に成功し、ファールももらうカウントプレイに成功!! フリースローもしっかり決めて、ロケッツのリードは4点に(117-113) しかしリラードもやり返すようなドライブで加点し、再びワンポゼッションゲームになったんだ(117-115) だがハーデンのドライブが冴えわたって、再びレイアップで加点! 次のポゼッションでリラードのシュートが外れると、もうブレイザーズに逆転する力は残ってなかったよ。最終スコアーは124-117でロケッツの勝利に終わった。チーム成績などは以下の通り。」
ロケッツ(20-4) 31 31 22 40 124
ブレイザーズ(13-12)37 25 36 19 117
ロケッツ FG40/75(53.3%) 3pFG10/25(40.0%) FT34/42 35R 14A 12TO
ブレイザーズ FG45/88(51.1%) 3pFG18/41(43.9%) FT9/12 33R 19A 15TO
ハーデン 37分 48点、8R、3A、3S、2TO FG16/29 3pFG4/7 FT12/14
ポール 35分 26点、3R、7A、2S、3TO FG8/14 3pFG1/4 FT9/10
アリーザ 34分 13点、2R、4S FG4/7 3pFG3/4 FT2/2
アンダーソン 17分 2点、1R、1A FG1/4 3pFG0/2
カペラ 22分 11点、10R、2A、1S FG4/5 FT3/6
ゴードン 30分 12点、2R、1A、1S FG2/6 3pFG1/5 FT7/8
タッカー 31分 8点、3R、2S FG3/4 3pFG1/2 FT1/2
バームーテ 24分 0点、5R、2B FG0/2 3pFG0/1
ネネ 10分 4点、1R FG2/4
タリック、ブラウン、ジャクソンは出番なし。
リラード 38分 35点、4R、6A、1S、5TO FG11/23 3pFG9/16 FT4/4
マッカラム 39分 28点、2R、4A、1S FG11/21 3pFG2/8 FT4/5
アミヌ 32分 15点、5R、2A、1B FG5/10 3pFG5/8
ターナー 27分 4点、4R、2A、1S FG2/5
レナード 20分 12点、4R、2A FG5/6 3pFG1/1 FT1/1
コナートン 25分 8点、1R FG4/10 3pFG0/5
コリンズ(新人ドラ10位) 19分 5点、2R、3B FG2/5 3pFG1/2
デービス 15分 8点、9R(3OR)、1S、1B FG4/4 FT0/2
レイマン 15分 0点、2R FG0/3 3pFG0/1
ボンレー 12分 2点、2A FG1/1
シンキ「ヨッシャー! 苦戦はしましたが、ロケッツは第4Qに逆転に成功し勝利。これで9連勝を達成しました!」
キャット「第3Qに14点のビハインドで終了した時は、さすがに敗戦も少し頭によぎったんだけど(苦笑)、大丈夫だって自分に言い聞かせてたね。その期待に応えてくれて最高の気分だ。」
シンキ「やっぱりハーデンとポールがいるのが大きいですね。」
キャット「ポールがいることで、ハーデンもオフェンスで休める時間帯があるのが大きいんじゃないかな。最後までドライブのスピードが落ちてなかったよ。」
シンキ「ディフェンスでもスモールラインナップが機能していたみたいで、ダントーニもオフェンスだけじゃないところを見せていて、こちらも頼もしい限りです。」
キャット「タッカーが本当にディフェンスのキーマンとして活躍中だよ。もちろんアリーザやポールを中心に、全員がバランス良く動き回っているのが大きいのもあるな。」
シンキ「もうこの勢いは止まりませんかね。アウェイ3連戦を無事に突破して、次からはホーム7連戦が続きます。」
キャット「まあ今日のゲームはうまく行ったが、スパーズみたいにディフェンスのいいチームには、今回のハーデンとポールの個人技からの1対1がうまく通用するのか分からない。まだまだ優勝への道のりは長いと思うが、今日のような経験を通して、少しでもチームを成熟させて、プレイオフに乗り込んで欲しいと思ってる。」
シンキ「今日は大変どうもお疲れ様でした。次のゲームはあさってのペリカンズ戦となってます。それでは次回も宜しくお願いします。」
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