シンキ「こんにちは。このところ圧勝続きのロケッツですが、今日は東地区を3年連続で制しているキャブスが相手です。今季調子がイマイチとはいえ、侮れない相手ですよね。」
キャット「アービングを放出し、トンプソンは1か月離脱が決定。またトーマスも離脱が続いている状況だからね。相変わらずレブロンは頑張っているが、NBAはそんなに甘くないと言ったところなんだろう。」
シンキ「ロケッツもポールが欠場ですが、このゲームも勝って、そろそろ連勝街道に入って欲しいと思ってますよ。ではゲームの方をお願いします。」
キャット「スターターはロケッツがおなじみの5人。先日故障したバームーテは、無理せず休養するようだ。キャブスはレブロン、クラウダー、ラブ、JRスミス、シャンパート。新加入のローズは故障の様子見のため欠場とのことだ。」
キャット「序盤は両チームとも加点を繰り返す互角の展開。レブロンが豪快なダンクを決めて会場がざわついた。キャブスはスリーも好調で、ラブに続きJRスミスも決めてリードを取った(12-18) だがロケッツのスリーも入っていて、ネネのユーロステップからの加点で追いつくと、タッカーのスリーで逆転に成功(21-18) キャブスは流れを変えるため、控えに降格しているウェイドを投入する。だが攻撃の手を緩めないロケッツは、ネネがアグレッシブに攻めてフリースローをもらうと、アリーザの速攻も決まる15-0のランを披露!(27-18) レブロンはドライブ時にアリーザの足を踏んで足首を捻ったが、タイムアウト後も引き続きコートへ。中盤を過ぎてもロケッツのペースは続き、タッカーの加点でリードはさらに拡がったが(29-18)、キャブスもレブロンが個人技からようやく加点してリズムに乗ってきた(31-25) だが終盤に入るとロケッツは再びブーストし、ハーデンのスリーが決まると、ラストプレイでアンダーソンがナイスオフェンシブリバウンドからの加点に成功させ、再び11点にリードを拡げて第1Qは終了となったよ(36-25)」
シンキ「いい感じの立ち上がりを見せたようですね。今日も控えメンバーを出せるように点差を付けてください。お願いします。」
キャット「第2Q序盤のハーデンのいない時間帯。故障欠場中のバームーテの替わりにブラウンがコートへ。まずロケッツはタッカーのスチールからアンダーソンのスリーが決まると、ゴードンのスリーも決まって、リードを17点に拡げたよ(42-25) その後もロケッツはアンダーソンからゴードンへパスが繋がるカウントプレイを決めるが、キャブスもグリーンが怒涛の連続加点でロケッツに待ったを掛ける(45-34) しかしオフェンス好調のロケッツはゴードンが2本のスリー、カペラのナイスフィニッシュで簡単に17点差へ戻したんだ(53-36) 溜らずキャブスはタイムアウトを要求へ。キャブスはレブロンをコートへ戻すと、すぐにペイント内から加点してきた。ロケッツもカペラのナイスパスでアリーザがレイアップを決めるが、今日絶好調のグリーンが勢いを保ち続けるかのような多彩なオフェンスで加点を続け、さすがにやられすぎを感じたダントーニはタイムアウトを要求してきたよ(55-43)」
シンキ「グリーンはキャブスに行ったんでしたね。もうすっかりジャニーマンになってしまいましたが、このゲームでは存在感を発揮しているようですね。」
キャット「タイムアウト後にハーデンを戻したロケッツだったが、グリーンの勢いがレブロンに伝わったのか連続加点で追いすがると(55-49)、火付け役のグリーンが、ハーデンを交わすユーロステップからのダンクを決めてきた(57-53) リードがなくなってきたロケッツは焦りが出てきたのか、効率の悪いシュートを選択していて、フリースローで何とか加点するも、タフショットを打たされるシーンが目立ってくる。終盤に入っても、キャブスは速攻からレブロンが決めると、ドライブからパワープレイにも成功し逆転は目の前に(61-59) その後もキャブスはフリースロー4本で難なく逆転に成功すると、レブロンの猛攻にロケッツは加点を許し続けてしまったね。それでも第1Qの貯金があって、何とか2点差で前半は終了となったよ(65-67)」
シンキ「振り出しに戻った感じですかね。やはりキャブス相手に圧勝は難しいと言うことでしょうか。では後半にまた逆転しましょう。お願いします。」
キャット「後半序盤はまずロケッツのペース。ゴードンのスリーで逆転すると、アリーザがスリーのカウントプレイを決めてリードを5点に(72-67) キャブスもクラウダーのスリーに、JRスミスのイージーレイアップなどで追いすがるが、ロケッツはハーデンが2本のスリーを決めると、カペラがミスマッチから楽に加点して、キャブスは溜らずタイムアウトを要求してグリーンを投入する(81-74) 地力があるキャブスは、JRスミスが存在感をアピールするかのようなスリーを連発すると、ロケッツのミスから速攻を決めて1点差に追い上げる(84-83) ロケッツもゴードンのスチールから速攻でネネがダンクで加点するが、相変わらず好調持続のグリーンにスリーを決められゲームはタイに(87-87) だが終盤に入ってロケッツはゴードンがカウントプレイを決めると、シュートの精度が上がってきたハーデンがスリーを決めるなど突き放しに掛かる(96-89) だがここまですっかり影が薄かったウェイドが連続ジャンパーで追いすがってきたよ。それでもロケッツはフリースローで着々と加点に成功。結局ロケッツ7点リードで第4Qを迎えることになった(100-93)」
シンキ「前半を終えてどうなることかと思いましたが、さすがのロケッツはしっかりと修正してきましたね。あと12分です。このゲームは勝ちたいですよ。」
キャット「もう手に汗かいている状況だ。最近のゲームと違って緊張感があるな。TV向きの試合になってるよ(笑)」
シンキ「ではラストの第4Qもお願いします。」
キャット「第4Q序盤はまずラブがオフェンシブリバウンド時にカペラから肘打ちを食らって目が覚めたのか、スリーを決めてきたが、ロケッツもカペラがお返しのフィニッシュ。さらにハーデンが好調持続のスリーを決めて、危機感を持ったルーヘッドコーチは、すぐさまタイムアウトを要求する(105-96) タイムアウト後にレブロンがペイント内から加点するが、ハーデンが火付け役だったグリーンを止める! これで勢いに乗ったロケッツはハーデンからカペラへのアーリウープに続き、タッカーのスリーが決まって、13点までリードを拡げた(111-98) だがキャブスもレブロンがさすがのスリーを決めると、盟友ウェイドもカペラのブロックを交わすフローター気味のショットを決めて、ゲームは中盤へ入ったよ(111-103) 残り6分半ほど。」
シンキ「速攻から加点を食らって、流れを持って行かれないようにしましょう。お願いします。」
キャット「終盤に備え、キャブスはレブロンをベンチで温存してきた。中盤へ入ると、一転ゲームは膠着状態に。ロケッツはオフェンシブリバウンドを4本連続で奪いながら加点出来ず、キャブスもラブがターンオーバーを犯すなど、両チームともリズムに乗れないまま残り4分を切る(112-103) JRスミスにジャンパーを決められたところで修正を図るためロケッツはタイムアウトを取ったが、その後もオフェンスのリズムが取れず苦戦。その隙にコートへ戻ったレブロンがドライブからのパワープレイで加点に成功すると、ラブのフリースローも決まって、ロケッツのリードは3点になってしまう(112-109) キャブスはラブが6ファール退場となるが、それでも残り2分切って今日絶好調のグリーンがジャンパーを決め、ロケッツはついに1点差まで追い上げを食らったんだ(112-111)」
シンキ「このパターンは第2Q終盤に似てませんか。ここは絶対に死守してください。お願いします。」
キャット「残り1分半を切った大事なロケッツのオフェンス。ハーデンのナイスドライブからのレイアップはショートするが、泥臭いプレイをいとわないタッカーが、シャンパートに競り勝つナイスオフェンシブリバウンドからルーズボールになり、うまいことハーデンにボールが渡ると、カペラへアーリウープパス。これをカウントプレイで決めたカペラは、この大事なフリースローもしっかりと決めてくれたよ!(115-111)」
シンキ「よし。さあこのディフェンスを頑張れば勝利は見えてきます。頼みますよ、お願いします。」
キャット「キャブスはタイムアウトを取らずプレイは続行。そのオフェンスはもちろんレブロンで勝負。一時ボールポゼッションを確認するためゲームが止まるもキャブスボールに。残り1分切ってレブロンは持前のフィジカルなプレイで加点に成功してきた(115-113) ロケッツも当然ハーデンにボールを託す。時間を使ってハーデンは、得意のステップアップからスリーを放つが決まらず。だがタッカーが今度はクラウダーに競り勝つオフェンシブリバウンドを奪取!! 疲れが溜ってきたのか、ハーデンは次のポゼッションでのジャンパーがエアボールになってしまう。だがそのボールは、カペラがちょうど落ちてくるところに落下して、アシストのような形になりカペラがフィニッシュしたよ(117-113) 残り10.7秒。」
シンキ「よっしゃ! もう勝利は目前ですね。ラストをしっかり締めてください。」
キャット「タイムアウト後のキャブスオフェンス。レブロンがパワープレイからレイアップを狙うが、後ろから来たカペラがナイスブロック!! ラストをしっかり締めたロケッツが、4点差で逃げ切って勝利を収めたよ。最終スコアーは117-113。チーム成績などは以下の通り。」
ロケッツ(9-3) 36 29 35 17 117
キャブス(5-7) 25 42 26 20 113
ロケッツ FG36/77(46.8%) 3pFG16/46(34.8%) FT29/36 45R(17OR) 21A 22TO
キャブス FG45/81(55.6%) 3pFG12/27(44.4%) FT11/14 26R 24A 19TO
ハーデン 43分 35点、11R、13A、5S、1B、5TO FG8/21 3pFG6/14 FT13/14
ゴードン 40分 20点、2R、2S、5TO FG7/16 3pFG4/11 FT2/2
アリーザ 43分 17点、4R、2A、2S FG5/13 3pFG3/11 FT4/5
アンダーソン 34分 5点、4R(3OR)、3A、1S FG2/7 3pFG1/5
カペラ 31分 19点、13R(6OR)、1A、4B、5TO FG7/9 FT5/9
タッカー 29分 11点、9R(6OR)、1S FG4/7 3pFG2/5 FT1/2
ネネ 15分 10点、2R、3TO FG3/4 FT4/4
ブラウン 5分 0点、2A FG0/0
控えはタッカー、ネネ、ブラウンが出場。
レブロン 40分 33点、4R、7A、1S、1B、9TO FG15/24 3pFG1/4 FT2/3
クラウダー 24分 3点、5R、2A、1S、3TO FG1/2 3pFG1/1
ラブ 29分 17点、6R、4A、1S、6PF FG5/12 3pFG3/6 FT4/4
JRスミス 32分 13点、1R、1A、1S、 FG5/11 3pFG3/8
シャンパート 33分 7点、1R、5A、1S FG3/6 3pFG1/3
グリーン 38分 27点、5R、2A、3S FG11/15 3pFG2/3 FT3/3
ウェイド 20分 8点、2R、2A、1S FG3/7 FT2/4
コーバー 18分 3点、2R FG1/3 3pFG1/2
フライ 7分 2点、1A FG1/1
シンキ「見事な勝利ではなかったと思いますが、第2Qの劣勢をしっかりと後半に修正できたようですね。」
キャット「第2Qはゾーンに入っていたグリーンに手こずってしまったね。パーソンズにやられたグリズリーズ戦を思い出したが、今回は後半ある程度抑えたのが勝因の一つに挙げられると思う。レブロンにやられるのは想定内だからね。」
シンキ「トリプルダブルを達成したハーデンの活躍は素晴らしいですが、わき役のタッカーやカペラの活躍も見逃せませんね。」
キャット「2人で12本のオフェンシブリバウンドを奪取したな。キャブスはトンプソン離脱でペイント内が手薄になっていたし、スモールラインナップの時間帯が多くて、リバウンドを取るのに苦労していたよ。ロケッツはその弱点をうまく突いた感じだったね。」
シンキ「この勝利で4連勝達成です。連勝街道へ向けて難敵グリズリーズ戦が待ってます。」
キャット「次こそ勝ちたいよ(笑) ホームゲームだし、プレイオフのような気持ちでプレイしてもらいたい。」
シンキ「ですね。では最後になりますが、何かありますか?」
キャット「Gリーグが11月から開幕して、ロケッツ傘下のバイパーズのゲームが始まったんだけど、今年のドラフト2巡目で指名したハーテンスタインがプレイしているんだよ。2ウェイ契約はジャクソンとウェバーで決まっているので、未契約組に分類されると思うが、せっかくGリーグでプレイ出来てるんだから、しっかり成長力を見せて欲しいと思っているんだ。」
シンキ「今のところどうなんですか?」
キャット「短いプレイ時間ながら、それなりの結果を残している(平均5点、5R) まあこれからどれだけ伸びるかだな。期待の選手なので注目しているよ。」
シンキ「ちなみに他の選手はどうですかね?」
キャット「さすがにトロイが水を得た魚のような活躍をしている。ジョウ・チーも頑張っているね。ウェバーやオヌアクも健闘しているようだ。道のりは厳しいと思うが、NBAレベルで活躍できるくらい育って欲しいよ。」
シンキ「どうもありがとうございます。では次回のグリズリーズ戦は完勝しましょう。今日はどうもお疲れ様でした。」
最近のコメント