シンキ「こんにちは。いよいよNBAも開幕を迎えました。今季のロケッツは昨季と違って期待されていますが、まず注目度の非常に高い開幕戦を勝利で飾ってもらい、ウォリアーズ絶対モードを打ち崩して欲しいと思います。」
キャット「始まったな。個人的には最初の5ゲームくらいまで、とりあえず様子見と言った感じなんだけど、2年前みたいに開幕から3ゲーム連続20点差負けは勘弁して欲しい(苦笑) まあ今季はさすがに大丈夫だと思うけどね。」
シンキ「では早速ゲームの方をお願いします。」
キャット「スターターはロケッツがポール、ハーデン、アリーザ、アンダーソン、カペラ。ネネは明日のキングス戦に備え欠場。ウォリアーズがカリー、トンプソン、デュラント、グリーン、パチューリア。シックスマンのイグダーラは欠場とのことだ。」
キャット「ハーデンがドライブから加点に成功しロケッツが先制するが、ウォリアーズはトンプソンが好調。まずコーナーから気持ちよくスリーを決めると、その後も立て続けにスリーを決めまくる。ロケッツはハーデンが難しいドライブをブロックされたり、カペラがトラベリングをしてしまうなど、流れに乗れず、開始約5分で13点リードされてしまったよ(9-22)」
シンキ「いきなり厳しい展開になってますね。」
キャット「ディフェンスをもっと頑張らないとダメだな。トンプソンに気持ちよく決められすぎているよ。ただカリーはポールの術中にはまって2ファールでベンチへ下がっているのが救いだ。」
シンキ「分かりました。まだまだ時間はありますよ。続きをお願いします。」
キャット「タイムアウト後、ロケッツはポールとカペラを下げて、ゴードンとタッカーをコートへ。アンダーソンのオフェンシブリバウンドとハーデンのレイアップなどで、次第にロケッツはペースを掴む。ディフェンスを修正したロケッツはトンプソンをプレッシャーを掛け、ウォリアーズのオフェンスをストップしている間、ロケッツはゴードンのレイアップが決まる9-2のランを決めて応戦。ウォリアーズは溜らずタイムアウトを要求したよ(18-24)」
キャット「タイムアウト後もロケッツのペース。アンダーソンがオフェンシブリバウンドを踏ん張る頼もしさを見せ、得意のスリーも決めてロケッツはゲームをタイに戻したんだ(24-24) ウォリアーズはトンプソンを封じ込められていたが、新加入のヤングが気持ちよくスリーを決めてきて応戦。ロケッツはアンダーソンも下げてバームーテを投入。ロケッツはドライブからゴードンが豪快なダンクを決めたり、ボーナスフリースローも決めてペースを握っていたが、ウォリアーズはヤングのスリーが止まらない。しかしロケッツも終了間際にハーデンがスリーを決め、1点のビハインドで第1Qは終了したよ(34-35)」
シンキ「前半はトンプソン、後半はヤングにスリーを決められてしまいましたか。」
キャット「トンプソンに4本、ヤングに3本やられてしまった。第1Q後半はトンプソンをしっかり抑えていたんだけどね。ちなみに今のところデュラントは存在感がないね。後半に温存しているのかもしれないな。」
シンキ「分かりました。では第2Qもお願いします。」
キャット「第2Qに入ってもヤングのスリーは止まらず、ロケッツは6点のビハインドとなった(34-40)、ハーデンがベンチの時間帯はポールの出番だが、まだチームに馴染んでないのか、うまくチームを指揮できない。この隙にウォリアーズは得点を重ねて点差は拡がっていく(34-45) ロケッツもゴードンが踏ん張って加点し、ようやくポールからカペラへのアーリウープパスが通って流れを取り戻しつつある状態となって、第2Qの中盤に入ったよ(40-51)」
シンキ「ここは踏ん張らないといけません。ではお願いします。」
キャット「タイムアウト後、ハーデンがコートへ。まずタッカーへナイスパスが通り加点に成功。アンダーソンがハーデンとのピックアンドポップからカリーのファールを誘う。これでカリーは3ファールに。その後もアンダーソンはノビツキー張りのジャンパーを決めるなど好調持続中。しかし眠れる獅子が目覚めたかのように、デュラントが全開モードへ。まずスリーを決めた後、簡単にハーデンを交わしてレイアップを決め、速攻からタッカーのフレイグラントファールをもらうフリースロープレイも決められた(47-60) その後にまたヤングにスリーを決められてしまい、点差はこの日最大となる16点に(47-63) ハーデンはシュート時に昨季までならもらえるファールをもらえず苦戦も、ならばドライブとばかりに加点に成功。フレイグラントファールを取られたタッカーも内外で見せ場を発揮し、何とかロケッツが食い下がっている状況で第2Qも後半へ(54-66)」
シンキ「劣勢を何とか挽回して欲しいですよ。」
キャット「タイムアウト後もタッカーがいい。デュラントへのプレッシャーでトラベリングを誘う。オフェンシブリバウンドは残念ながら奪えなかったが、よく食らいついている印象。タッカーがコートにいる時はディフェンスが機能していて、ウォリアーズは明らかにペースダウンしてきた。10-1のランに成功したロケッツは点差を8点に戻す(59-67) その後元ロケッツのショーンLことリビングストンに加点されるが、ロケッツもタッカーがスリーも決めて、前半はロケッツ9点のビハインドで終了となったよ(62-71)」
前半のスタッツ
ロケッツ FG23/48(48.9%) 3pFG8/21 FT8/11 22R 12A 7TO
ウォリアーズ FG23/41(56.1%) 3pFG11/17 FT14/15 19R 20A 7TO
個人スタッツ
ハーデン 18P(FG6/14) 6A 3TO
ポール 2P(FG1/4) 5R 4A 0TO
アンダーソン 7P(FG3/6) 5R
タッカー 15P(FG5/6) 2R
ゴードン 11P(FG4/8)
トンプソン 11P
カリー 5P
デュラント 10P
グリーン 7P 8A
ヤング 20P
シンキ「ハーデンはいつも通りに活躍しているみたいですが、新加入のポールがいけませんね。でもタッカーは頑張っていて良かったと思います。」
キャット「ちょっとまだポールはダントーニスタイルに馴染んでないのか、まだ機能しているとは言い難い状況だね。でも彼はキャリアがあるから、次第に慣れていくと思ってる。後半は速攻で加点されないように気を付けたいね。」
シンキ「では後半に逆転しましょう。お願いします。」
キャット「第3Qも出だしから点の取り合いになった。ノーガードの打ち合い状態と言った感じで、両チームともスリーを決めまくっていたよ(72-82) ロケッツはカペラがイマイチもそれなりに存在感を出している。アンダーソンはいい感じのシューティングタッチだね。タイムアウト後、ハーデンもスリーを決めて点差を一桁へ戻すが、ウォリアーズのオフェンスも止まらない。ミスマッチを突くパチューリアのレイアップ、4ファールでもコートにいるカリーのミドルなど点差は再び二桁へ(75-88) 中盤に入りロケッツはポール、アリーザ、カペラを下げてゴードン、タッカー、バームーテを投入。リズムに乗りたいロケッツだったが、ウォリアーズは手ごわく点差は詰まらない。トンプソンの存在感は薄れるも、デュラントが本領発揮してきて、グリーンが攻守でチームプレイをするなど、ロケッツは苦しい時間帯に入ってしまったよ(82-97) 第3Qも残り3分切った。」
シンキ「15点差くらいなら、まだまだ全然わかりませんよ。キャットさんは弱気の虫が出る癖があるみたいですが、諦めたらダメです。ここは勝利を信じて応援しましょう。お願いします。」
キャット「タイムアウト後もグリーンは新人ベルのアーリウープパスをお膳立て。彼は素晴らしい選手だよ。しかしロケッツもゴードンが積極的に攻めて加点に成功し、何とか流れを戻そうとするが、ウォリアーズもグリーンがチームを引っ張り、結局ロケッツ13点のビハインドで終了となった(88-101)」
シンキ「ここまでの戦いを見ての見通しはどんな感じですか?」
キャット「ウォリアーズは強いし、そう簡単には勝てないと思うんだけど、今日のゲームだけ見ると、スモールラインナップになるとインサイドのディフェンスがもろくて、ここが付け入る隙かなーって思う。点差はあるが、ハイスコアゲームだから、13点くらいは気にならない。まだチャンスあると思うよ。頑張って欲しい。」
シンキ「気持ちで負けないようにしたいですよね。ここからが勝負ですよ。では最終の第4Qをお願いします。」
キャット「第4Q序盤からロケッツがスパーク!! ポールの攻守に渡るプレイでロケッツがリズムを取ると、ワイドオープンからバームーテがスリー、そしてゴードンが速攻からレイアップを決める7-0のラン! たまらずウォリアーズはタイムアウトを要求したよ(95-101) 残り10分以上。」
シンキ「勝利の2文字以外、頭に入れたらいけませんよ。行けます。お願いします。」
キャット「そうだな。タイムアウト後、いきなりカリーのターンオーバー! バームーテがドライブから加点するが、依然としてヤングが好調キープ。その後バームーテは再び加点する素晴らしさを披露。アンダーソンもナイスディフェンスを見せて、チームを助けると、こちらも好調ゴードンが果敢にドライブを仕掛けスコアー! ここでオフィシャルの1人が選手と当たって治療を受ける中断に入った(101-104) 残り9分切った。」
シンキ「オフィシャルも大変ですね。選手もそうですが、故障だけは避けたいですよ。では続きをお願いします。」
キャット「ここでグリーンが先ほど左ひざを捻ったんだが、その状態が入り、今日のゲームはもう出場しないとのこと。彼の状態は心配ではあるが、ロケッツにとってはラッキーかもしれない。」
キャット「このチャンスを活かしたいロケッツだったが、ウォリアーズはディフェンスで凌ぐ。デュラントのブロックに続き、コートに戻ってきたトンプソンもブロック。その直後の速攻で、トンプソンは自分の形でスリーを放つと、きれいにリングに吸い込まれて行ったよ。たまらずダントーニはタイムアウトを要求へ(101-109) 残り6分弱。」
シンキ「まだチャンスあります。大丈夫です。お願いします。」
キャット「タイムアウト後、カペラが存在感を発揮する。堅実にペイント内から加点に成功し、ロケッツは追い上げを図ってきた(105-109) その後もロケッツはリズム良く加点を続けるが、ウォリアーズもカリーが切れのあるプレイで次々とボールをリングの中へ(112-118) 残り5分を切ってロケッツはまだ連携がしっくり行っていないポールをベンチへ下げてゴードンを投入すると、残り4分にはカペラを下げて、休ませていたアリーザも投入。まずタッカーがスリーを決めてロケッツは3点差に追い上げる(115-118) 王者の余裕なのか、焦らないウォリアーズはデュラントをベンチで休ませていて、カリーがセットオフェンスからスリーを狙うが、これは決まらずロケッツボールに。ロケッツはハーデンがお得意の1対1からのドライブで、コーナーへパスを出し、タッカーはスリーを放つが決まらず。残り3分切って、手に汗握る展開になったんだ。」
シンキ「ここからですよ。お願いします。」
キャット「ロケッツは積極果敢にボールへアタックしてスチールを狙うが、フリーになったルーニーにファール。彼は1本フリースローを決めて点差は4点に(115-119) ここでデュラントがコートへ戻る。ロケッツは直後のオフェンスでボールを取られそうになるが、うまいことアンダーソンがパスを出し、シュートクロックぎりぎりでアリーザがスリーを決めた! これで1点差に(118-119) ウォリアーズはタイムアウトを要求したよ。残りほぼ2分。」
シンキ「開幕からすごいゲームになりましたね! これは勝ちたいですよ。お願いします。」
キャット「タイムアウト後、ロケッツはアンダーソンからバームーテがコートへ。ウォリアーズはルーニーから交代したマカウがカリーのナイスムーブに、デュラントからのナイスパスをコーナーからスリーを決めて、ロケッツは4点差に戻された。しかし諦めることを知らないロケッツは、ハーデンがカリーをあざ笑うかのようにドライブから簡単にレイアップを成功させる。直後にオフィシャル判定に入り、先ほどのマカウのショットは2ポイントに変更になった(120-121) グリーンを失ったウォリアーズは、攻撃パターンがカリーとデュラントのツーメンゲームに中心になって、ここを読んだゴードンがうまく対応してロケッツボールに! このチャンスにロケッツは当然のごとくハーデンのアイソレーションプレイを選択。ドライブしてペイント内からカリー越しにジャンパーを放つもゴールに嫌われるが、バームーテがナイスオフェンシブリバウンド。このチャンスにゴードンがスリーを放つも外れるが、体を張ったプレイでタッカーがリバウンド争い時にファールをもらった! 今日フリースローを4本中2本外していたタッカーだったが、ここは冷静に2本とも沈めて、ついにロケッツはリードを奪ったんだよ! 残り44秒(122-121)」
シンキ「開幕戦からすごいことになってますね! ズバリ勝ちましょう。お願いします。」
キャット「ウォリアーズはタイムアウトを取らずプレイは続行。カリーに対し、アリーザとタッカーの2人が厳しいディフェンスをして、カリーのパスミスを誘った!! このチャンスにハーデンはじっくりと時間を使う。タッカーのスクリーンを使わず、アイソレーションからスリーを狙うが、これは決まらず、タッカーのファールで時間は止まった。残り10.6秒でウォリアーズボールから。」
シンキ「ここまでくると絶対に勝ちたいですよ。お願いします。」
キャット「ウォリアーズのラストプレイ。スクリーンを使ってカリーに打たせる作戦がうまく行き、バームーテが振られた隙にスリーを放つが、幸運にもリングにはじかれた! しかしウォリアーズはオフェンシブリバウンドをタップをしてボールをつなぎ、デュラントのもとへ。彼はハーデンのシュートチェックを交わしジャンパーを放つ。このジャンパーは入り、ウォリアーズファンは総立ちになるが、0コンマ何秒かのところでタイムアップの時間切れ!!! ロケッツが見事な逆転勝利で開幕戦を王者からもぎ取ったよ!!!」
シンキ「ブラボー!! 王者のウォリアーズから、ロケッツファンもビックリの勝利ですか!! かなり点差が付いた時はもう厳しい感じがしましたが、ロケッツの選手達は諦めませんでしたね。素晴らしい勝利です!!」
キャット「いやー、やってくれたな。勝因は第4Qのディフェンス。タッカーを中心に積極的なディフェンスが功を奏したと思う。まあグリーン離脱もあったけどね。よく頑張ったよ。ゲーム成績は以下の通りに。」
ロケッツ 34 28 26 34 122
ウォリアーズ 35 36 30 20 121
ロケッツ(1-0)
FG47/97(48.5%) 3pFG15/41(36.6%) FT13/19 43R 28A 12TO
ウォリアーズ(0-1)
FG43/80(53.8%) 3pFG16/30(53.3%) FT19/21 41R 34A 17TO
ハーデン 36分 27点、6R、10A、3TO FG10/23 3pFG4/9 FT3/4
ポール 33分 4点、8R、11A、2S、1TO FG2/9 3pFG0/4 FT0/0
アリーザ 38分 8点、6R、5A、2S FG3/9 3pFG2/5
アンダーソン 33分 13点、8R FG5/12 3pFG3/8
カペラ 18分 12点、4R FG6/10 FT0/1
ゴードン 29分 24点、2B FG9/16 3pFG0/6 FT6/8
タッカー 29分 20点、6R FG6/9 3pFG4/6 FT4/6
バームーテ 23分 14点、4R FG6/9 3pFG2/3
控えはゴードン、タッカー、バームーテのみ出場
デュラント 38分 20点、5R、7A、4B、8TO FG7/15 3pFG2/5 FT4/5
カリー 30分 22点、5R、4A FG8/18 3pFG3/9
トンプソン 38分 16点、6R、3A、2S、2B FG6/14 3pFG4/7
グリーン 28分 9点、11R、13A FG2/6 FT4/4
パチューリア 10分 6点、3R FG2/2
ヤング 26分 23点 FG8/9 3pFG6/7
マカウ 19分 4点 FG2/3
リビングストン 19分 6点、5A FG2/5
ベル(新人) 12分 8点 FG4/5
シンキ「今日の勝利は大きいですね。でもポールがクラッチタイムで出場しなかったのは気になります。これについては?」
キャット「現状だと、まだハーデンとの息が合ってないんだよ。今日は勝ちにこだわって、とりあえず慣れているハーデンがボールを支配する形を取った感じなんじゃないかな。ポールの実績からすると、今日は数字的には寂しくなったが、まだまだこんなもんじゃないところをこれから見せてくれるだろう。シーズンは始まったばかりだよ。」
シンキ「それから今日はタッカーとアンダーソンが良かったんじゃないですか?」
キャット「良かったねー。アンダーソンもこれくらいやってくれると、年俸も気にならなくなる。今日はアグレッシブに攻守でペイント内で存在感があったからね。この調子でプレイをお願いしたいよ。それから今日の殊勲者はタッカーで決まりだろう。彼の攻守に渡る存在感がなければ、今日のゲームは絶対に勝てなかった。スモールラインナップでも体を張ってプレイ出来るし、ホント彼はいい補強をだったと思う。故障に気を付けてこれからもチームに貢献して欲しいよね。」
シンキ「分かりました。それでは最後に何かありますか?」
キャット「今日はタフなゲームになったけど、勝てて本当に良かったよ。劇的な幕切れで、楽天TVで初めてNBAを観た人は、これを皮切りにロケッツファンになって欲しいと思ったくらいだ(笑)」
シンキ「開幕戦を勝利で飾ったロケッツですが、明日もゲームがありますので気は抜けません。それでは明日のキングス戦も宜しくお願いします。今日はどうもお疲れ様でした。」
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