2021年6月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 2017年9月 | トップページ | 2017年11月 »

2017年10月

'17~'18 第8戦 対シクサーズ(ホーム)

シンキ「こんにちは。グリズリーズ戦にまた敗れたロケッツですが、それでもここまで5勝2敗とそれなりの成績を残しております。今日のゲームはホームコートでのシクサーズ戦になりますね。」
 
キャット「前回の対戦はゴードンのブザービーターで際どく勝利したな。エンビードだけでなく、シモンズが加わったシクサーズは、もう侮れないチームになったと思っているから、何とか彼らをストップして勝利したいもんだよ。」
 
シンキ「では早速ゲームの方をお願いします。」
 
キャット「ロケッツのスターターはハーデン、ゴードン、アリーザ、アンダーソン、カペラ。ゴードンは復帰したよ。シクサーズはベイレス、シモンズ、コビントン、サリッチ、エンビード。ベテランシューターのレディックは、腰の痛みでマブス戦に続き欠場となった。」
 
キャット「序盤まずシクサーズが簡単に6点を先取。ロケッツもハーデンがジャンパーを決めるが(2-6)、オフェンスのリズムが悪いロケッツはミスが目立ち、速攻を出されるなど立ち上がりはシクサーズが優勢だった(9-14) しかし中盤前に若干調子が出てきたロケッツは、タイムアウト後にハーデンのスリーが決まってゲームはタイに(16-16) ここで逆転に向かいたいロケッツだったが、再びミスが出てしまってリズムに乗り切れず、10-3のランを食らってしまった(19-26) 終盤に入ってバームーテのスリーが決まるなど、ロケッツのオフェンスは改善してきたが、シクサーズも外からのシュートが決まり始め、フリースローでの加点もあり、結局第1Qは二桁のリードを奪われて終了となった(27-37)」
 
シンキ「出だしの悪さを解消したいですよ。では前半の続きもお願いします。」
 
キャット「第2Qに入ってもなかなか流れに乗れないロケッツ。サリッチに加点されビハインドが拡がるが(32-44)、アンダーソンのスリーが決まると、カペラがアミール・ジョンソンのダンクをブロックし、ゴードンのドライブも決まって調子が出てきた(37-44) だがシモンズのミドルが決まっているシクサーズのリズムも良くて、なかなか追いつかないままゲームは中盤へ(37-48) しかし地力に勝るロケッツはここからスパーク。ゴードンの2本のスリー、ハーデンとカペラのホットラインが決まるなど、点差をジワジワ詰めてきたよ(51-53) 終盤に入ってシクサーズもサリッチのスリーでリードをキープし、シモンズとエンビードのラインも決まって再び突き放すが(51-58)、ロケッツもアンダーソンがスリーを決めて第2Qも残り1分弱に(54-58) 各チーム2回のポゼッションは決められなかったが、ロケッツは終了間際にゴードンがスチールからのダンクを決め、ビハインドを2点にして前半を終えたね(56-58)」
 
前半のスタッツ
ロケッツ FG17/37(45.9%) 3pFG7/24 FT15/18 9A 10TO
シクサーズ FG23/45(51.1%) 3pFG5/13 FT7/9 17A 9TO
 
ハーデン 15P 3R 6A 4TO FG4/9 FT6/7
ゴードン 15P FG5/11 3pFG3/9
アンダーソン 9P FG3/6 3pFG2/5
カペラ 6P 7R FG2/2
アリーザ 2P 2S FG1/4
 
シモンズ 12P 3R 7A 3TO FG5/8
エンビード 12P 3R FG4/6
サリッチ 12P 4R FG5/10
ルワウカバロ 11P FG4/6
 
シンキ「内容的にはどちらが優勢ですかね?」
 
キャット「シクサーズだと思う。攻守ともに効率的なプレイをしているよ。ロケッツはもっとスリーが入らないと、後半も苦しい展開が予想されると思う。」
 
シンキ「では後半戦をお願いします。」
 
キャット「第3Q序盤はシモンズが強さを見せる。サイズを活かしたドライブでアリーザを翻弄。エンビードとの逆ホットラインも決めてシクサーズがリードをキープ(60-66) ディフェンスから活路を見いだしたいロケッツは、ローテーションディフェンスが機能して24秒バイオレーションを奪って反撃開始。カペラのカウントプレイや、アリーザのスチールからのダンクでオフェンスは良くなってきたが、シクサーズはスリーが好調で、ロケッツは追いつけそうで追いつけない歯がゆい展開のままゲームは中盤へ(70-77) タイムアウト後にもスリーを決められてしまい、ロケッツのビハインドは再び二桁になってしまったよ(70-80) ロケッツはなかなかスリーが決まらない展開で、シクサーズには内外角でうまくオフェンスをされてしまっている。この調子では敗戦も視野に入らなければならない状態となっているよ。ゲームは第3Q残り4分切った(73-82)」
 
シンキ「前回の対戦のように逆転しましょう。お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後もロケッツはタフショットを打たされ、アンダーソンも決めないといけないスリーを外す状態。それでもシクサーズは甘さを見せて、イージーレイアップを外すなど、何とか助かっている感じに見える。ハーデンはスリーを決めたが、ターンオーバーを犯し、ネネももったいないプレイでエンビードに加点されるなど、ゲームは完全にシクサーズのペースだ。これは厳しいゲームになったね。第3Qが終了して12点のビハインド(80-92)」
 
シンキ「まだ諦める段階ではないと思います。残りの12分で逆転しましょう。お願いします。」
 
キャット「第4Qまずバームーテのスチールからゴードンがスリーを決め、いい感じのスタートを切ったロケッツだったが、アリーザが相変わらず入らない。ベイレスにドライブから加点されてシクサーズは二桁のリードをキープ(83-94) だが連敗はしたくないロケッツは、バームーテがローポストからカウントプレイを決めると、ようやくアリーザのスリーが入り、点差を詰めてきた(89-96) 速攻からバームーテの加点で8-0のランが決まって、危機感を持ったシクサーズは休んでいたエンビードを投入へ。勝ちたいシクサーズはシモンズ、エンビードがチームを引っ張ってリードをキープしてゲームは中盤へ入ったよ(93-100) 残り7分ほど。」
 
シンキ「先日みたいに勝ちましょう。お願いします。」
 
キャット「ハーデンをコートへ戻したロケッツ。ターンオーバーからマコネルにまたスリーを決めれて再びビハインドは二桁に(93-103) ハーデンの個人技は決まらず、苦しい展開になってきたが、タッカーがフリースローを決めると、速攻からカペラのパスをコーナーからスリーを決めてくれた! シクサーズはタイムアウトを要求へ。残り5分弱で5点シクサーズがリード中(98-103)」
 
シンキ「手に汗握ってきましたよ。シーズン60勝を目指すロケッツですからね。連敗は厳禁です。お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後にシクサーズはバックコートバイオレーション。このチャンスをロケッツはモノにしたかったが、ゴードンからカペラへのパスは繋がらずシクサーズボールに。シクサーズのポゼッションは失敗し、再びロケッツボールになると、ハーデンのボール所持からアリーザのスリーは外れるが、エンビードがスクリーン時にファール。カペラが1本フリースローを決めて、着実に点差を詰めてきたよ(99-103) 残り4分切ったところで、再びシクサーズはタイムアウトを要求してきた。」
 
シンキ「前回に逆転負けを食らっていますからシクサーズは慎重ですね。ホームコートのロケッツファンを喜ばせてください。お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後に、シモンズがアリーザを交わしドライブからカウントプレイに成功させる(99-106) だが焦らないロケッツはハーデンがしっかりとファールをもらってフリースローへ。その2本目を落としてしまうが、カペラがナイスオフェンシブリバウンド! ここで今度はロケッツがタイムアウトを要求へ 残り3分半。」
 
シンキ「さあ逆転だ。お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後にゴードンがスリーを決める! シクサーズのポゼッションはハーデンがナイススチールからの速攻でファールをもらった! 今度はしっかりと2本決めて、ロケッツのビハインドは1点に(105-106) 直後のプレイでもハーデンはエンビードからスチールに成功し、速攻からカペラへパスを通すが、カペラは難しいポジションからのレイアップになってしまい落としてしまう。このチャンスをシクサーズは確実にエンビードのポストプレイで突き放すと、焦ってきたロケッツはスリーを外してしまい、速攻からシモンズにダンクを食らってしまったよ(105-110) 残り1分20秒ほど。」
 
シンキ「カペラの逆転レイアップのミスが何とも痛いですね。でもまだ分かりませんよ。お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後のハーデンのドライブは入らず、敗戦が見えてきてしまった。シモンズのフリースローは外れまくるが、ロケッツもスリーが全く入らない状態で、ジエンドに・・・ 結局107-115でシクサーズが勝利した。チーム成績などは以下の通り。」
 
ロケッツ(5-3) 27 29 24 27 107
シクサーズ(3-4)37 21 34 23 115
 
ロケッツ FG33/83(39.8%) 3pFG13/47(27.7%) FT28/38 35R 17A 15TO
シクサーズ FG44/80(55.0%) 3pFG10/24(41.7%) FT17/24 48R 27A 19TO
 
ハーデン 38分 29点、4R、7A、4S、1B、7TO FG8/21 3pFG3/7 FT10/12
ゴードン 37分 25点、2A、4TO FG8/18 3pFG5/14 FT4/4
カペラ 31分 12点、15R(4OR)、2A、1S、1B FG4/6 FT4/7
アンダーソン 35分 11点、3R FG4/11 3pFG2/9
アリーザ 37分 7点、3R、3A、2S FG3/12 3pFG1/9
タッカー 31分 5点、5R、2A、2S FG1/6 3pFG1/5
バームーテ 21分 11点、2R、2S FG4/7 3pFG1/2
ネネ 10分 7点、3R、1B FG1/2 FT5/9
控えはタッカー、バームーテ、ネネのみ出場。
 
シモンズ 39分 24点、7R、9A、5TO FG10/15 FT4/9
エンビード 25分 22点、9R、5A、2S、1B、3TO FG9/12 FT4/6
サリッチ 31分 14点、6R FG6/14 3pFG2/6
ベイレス 40分 10点、5R、5A、4TO FG3/6 3pFG2/5
コビントン 34分 5点、8R、2A、4S、1B、3TO FG2/8 3pFG1/4
マコネル 26分 11点、3R、5A、1S、2B FG4/7 3pFG3/3
ロワウカバロ 17分 17点 FG4/7 3pFG2/3 FT7/7
アミール・ジョンソン 21分 12点、10R、2S FG6/10
 
シンキ「残念な結果となり、連敗してしまいましたね。この敗戦を受け入がたいロケッツファンは多いんじゃないですかー」
 
キャット「でも数字だけ見るとシクサーズの完勝だよ。ロケッツはスリーが入らず、ディフェンスでも効率よく加点されてしまったからね。今日のところはシクサーズの強さを認めないといけない。エンビードにシモンズが加わったシクサーズは、もう簡単に勝てるチームではなくなっているよ。」
 
シンキ「スリーの確率が低いのはなぜですかね?」
 
キャット「相手に若干読まれている部分はあると思うんだけど、ワイドオープンでも外していたからね。ちょっとよく分からないな。個人的には入らないスリーを狙うよりは、確実にミドルのジャンパーを決めた方がいいんじゃないかと思うんだけど、ここら辺はダントーニのスタイルなんだろう。」
 
シンキ「この敗戦で連敗。シーズン60勝へピンチです。」
 
キャット「まあ今の調子だと、頑張っても55勝くらいだろうな。ポールが帰ってきてどれだけ変わるかだよ。それまでは辛抱だ。」
 
シンキ「分かりました。では最後に何かありますか?」
 
キャット「エンビードがいいのは分かっているんだけど、シモンズがこれだけやるとは驚きだよ。アリーザを翻弄してたし、シューティングが良くなってくれば、末恐ろしい存在になるぞ。さすがレブロンと比較されただけのことはある。今季の新人王はもうこの時点で彼で決まりだと思ってるし、オールスターに選ばれてもおかしくないよ。素晴らしいを通り越してグレートな選手だ。」
 
シンキ「ロケッツも彼のような活きのいい若手が欲しいですね。次はアウェイでニックス戦となります。それでは今日はありがとうございました。次回も宜しくお願いします。」

'17~'18 第7戦 対グリズリーズ(アウェイ)

シンキ「こんにちは。昨日のホーネッツ戦は比較的余裕のある勝利となりましたが、今日は前回の対戦で敗れているグリズリーズが相手です。アウェイ連戦となりますし、厳しいゲームが予想されますが、前回のリベンジをしたいので、頑張って欲しいです。」
 
キャット「ロケッツは今日のゲーム前に、先日契約したカナーンを解雇した。昨日のゲームでブラウンが存在感のあるプレイをしていて、使えることが分かったのが解雇の要因だと思う。控えに同じタイプの選手を2人もいらないからね。」
 
シンキ「カナーンは結局試運転のみで終了となってしまいましたか。ちょっと寂しいですが、NBAの厳しさを思うと仕方ないですかね。」
 
キャット「ホント短い期間だったな。もっとチャンスを与えたかったんだけどね。この経験が他チームに行っても活きることを願っているよ。」
 
シンキ「ですね。カナーンには今後の健闘を祈りたいと思いますよ。ではゲームの方をお願いします。」
 
キャット「ロケッツのスターターはハーデン、アリーザ、バームーテ、アンダーソン、カペラ。アリーザとネネは今日から復帰。だがゴードンは体調が悪く欠場となった。グリズリーズはコンリー、ハリソン、エニス3世、マーティン、ガソル。ジャマイカル・グリーンは欠場中。」
 
キャット「序盤はロケッツがリズムを作る。カペラのフィニッシュなどでリードを取った(12-4) アンダーソンのスリーも決まっていて、ここまでのロケッツオフェンスはかなりいい感じに見え、グリズリーズも修正のためタイムアウトを要求へ(15-8) 中盤に入ってもロケッツのオフェンスはリズムが良く、再びアンダーソンのスリー、ハーデンのドライブなどでリードをキープするが、グリズリーズも元ロケッツである控えパーソンズの調子がすこぶる良くて突き放せない(27-23) 控えのエヴァンスにもスリーを決められて溜らずダントーニはタイムアウトを要求したよ(27-26) その後もグリズリーズの流れが良くて一時逆転されてしまうが、ロケッツはハーデンがスリーを決めるなど、結局2点リードして第1Qは終了となった(32-30)」
 
シンキ「さすがにグリズリーズは手ごわいようで、突き放せず終了となりましたか。第2Q以降に期待しましょう。お願いします。」
 
キャット「第2Qのスタートはハーデン、ゴードンのいない時間帯。ブラウン、タッカー、バームーテ、アンダーソン、カペラがコートへ。序盤はアンダーソンのスリー、ブラウンのフローター気味の加点、カペラのフリースローでオフェンスのリズムは出来ていたが、その後うまく対応してきたグリズリーズに追い上げられる。カペラがオフェンシブファールを取られてベンチへ下がると、今日は早めにハーデンをコートへ戻してきた(40-38) 中盤以降になってもロケッツはグリズリーズディフェンスに抑えられてしまい、その隙に着々と加点を続けたグリズリーズが14-1のランを出して一気に7点リードした(40-47) ロケッツはハーデンがフリースローを決めて落ち着きを取り戻したかったが、アリーザのレイアップはリングに嫌われ、ネネもオフェンシブファールを取られるなど、一向に改善する兆しが見えないままゲームは終盤へ(42-49) ようやく連続でフィールドゴールが決まって点差を詰めるが、シュートクロックすれすれでシュートを打たされる場面も目立っていたよ。それでも最後に速攻が決まって、ロケッツは何とか5点のビハインドで踏ん張ったね(49-54)」
 
前半のスタッツ
ロケッツ FG17/37(45.9%) 3pFG7/19 FT8/10 20R 12A 10TO
グリズリーズ FG21/44(47.7%) 3pFG8/18 FT4/5 15R 14A 4TO
 
ハーデン 14P 2R 7A FG4/9 FT5/6
アンダーソン 15P 2R 3pFG5/9
カペラ 8P 6R FG3/4
アリーザ 3P
控え合計9P
 
パーソンズ 10P
ガソル 3P 2R 5A FG1/6
コンリー 6P 3A FG3/7
エニス3世 8P FG3/3 3pFG2/2
控え合計28P
 
シンキ「第2Qはグリズリーズが優勢でしたか。相手のディフェンスを打ち破らない限り、ロケッツに勝ち目はないんじゃないですか。」
 
キャット「とにかくリズムが悪い。ゴードンがいないのも痛いね。でもディフェンスで何とか踏ん張っているから、後半にリズムが出てくれば、何とかなっていいと思ってる。期待しているよ。」
 
シンキ「後半で逆転ですね。ではお願いします。」
 
キャット「後半開始早々、ロケッツは24秒オーバーのバイオレーション。次のポゼッションも時間がなく、カペラがスリーを放つがエアボールとなる非常に悪いリズムだった。しかしロケッツディフェンスもうまくグリズリーズをストップし、そのリズムがオフェンスへ波及してきた。アリーザの4ポイントプレイなど9-0のランに成功してロケッツは逆転したよ(58-54) しかしもったいないターンオーバーから流れは若干グリズリーズへ傾き、ゲームはタイになって中盤を迎えた(58-58)」
 
シンキ「何とかいいリズムをキープしてください。お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後、ロケッツはハーデンの活躍で逆転に成功するが、グリズリーズは控えから出てきたパーソンズが相変わらず外さない。おそらくゾーンに入っているのだろう。3本のスリーを決められてしまったよ(63-68) ブルックスから速攻でカウントプレイも決められてしまい、危機感を持ったダントーニはタイムアウトを要求(63-71) タイムアウト後、ハーデンを休ませたロケッツはターンオーバーから始まり、パーソンズに今度はドライブからダンクを披露される始末・・・ その後もひどいオフェンスが続くが、何とかコーナーからブラウンがスリーを決め、今日好調のアンダーソンも続いてロケッツは踏ん張りを見せる(69-74) しかしフリースローでジワジワ離され、パーソンズがロケッツファンが呆れるくらい外さず、結局9点のビハインドで終了となったよ(72-81)」
 
シンキ「今日のゲームも厳しそうですか?」
 
キャット「厳しいね。8割方負けを覚悟してる。さすがにポールだけでなく、ゴードンもいないのはきついよ。ハーデンの大車輪に期待したいがどうだろう。」
 
シンキ「まだ12分ありますので、お願いします。」
 
キャット「第4Q序盤もイージーレイアップで加点される厳しい展開。だがようやくパーソンズがシュートを落とすと、アリーザが3本のフリースローを決めて点差を一桁に戻す(75-83) しかしグリズリーズの優勢は変わらず、その後も着々と加点され、イージーダンクまでやられる始末。ロケッツはタイムアウトを要求するしかなかった(76-90) 残り約9分。」
 
シンキ「厳しそうですが、最後まで諦めてはいけません。お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後にハーデンとカペラがコートへ。グリズリーズに見事なアーリウープを決められ、ロケッツはスリーを打たされる展開になり、さすがに観戦するのもつらくなってきたよ(苦笑) ハーデンの個人技も決まらず、刻々と時間が過ぎていく(77-92) 次のポゼッションでもハーデンはエアボール。アウェイ連戦で疲れもあるのだろう。もうこの辺で諦めてもいい感じに見えるね。簡単に加点されて点差はさらに拡がったよ(77-96) しかしまだ残り6分もあるのでダントーニは諦めず、主力をベンチへ下げない。オフェンスではほとんどハーデンに託すが決まらず、カペラがストレスを発散するかのようなダンクを決めるが、点差は全く詰まらない状態だね(79-98) さすがに残り3分弱でダントーニは諦めたよ。最終スコアーは89-103でロケッツの完敗に終わった。ゲーム成績は以下の通り。」
 
ロケッツ(5-2)  32 17 23 17 89
グリズリーズ(5-1)30 25 26 22 103
 
ロケッツ FG29/76(38.2%) 3pFG14/38(36.8%) FT17/21 43R 18A 17TO
グリズリーズ FG40/85(47.1%) 3pFG14/33(42.4%) FT9/12 41R 26A 9TO
 
ハーデン 34分 20点、4R、8A、2S、3TO FG6/18 3pFG2/9 FT6/7
アリーザ 36分 10点、7R、5A、3TO FG2/6 3pFG2/4 FT4/4
バームーテ 34分 0点、2R、3A FG0/4 3pFG0/2
アンダーソン 37分 22点、7R、2B、2TO FG7/12 3pFG7/11 FT1/2
カペラ 22分 12点、12R(3OR)、1A、1S、1B、2TO FG5/8 FT2/2
タッカー 28分 3点、4R、3TO FG1/3 3pFG0/2
ブラウン 22分 11点、0R、0A、1S、1TO FG4/13 3pFG3/7
ネネ 15分 4点、1R、1A、2TO FG2/5
タリック、ジャクソン、トロイ、ジョウ・チーも3分ほど出場
 
コンリー 26分 8点、3R、3A、1B 0TO FG4/10 3pFG0/3
ガソル 32分 6点、7R、5A、1S、4B、3TO FG1/8 3pFG0/2 FT4/6
エニス3世 32分、8点、7R(3OR)、3A FG3/9 3pFG2/4
マーティン 22分 10点、3R、2S、3TO FG4/5 FT2/4
ハリソン 14分 5点、1R、1A FG2/6
パーソンズ 19分 24点、1R、1A、1S FG9/11 3pFG6/8
ブルックス(新人45位) 29分 6点、5R、3A、2S FG2/7 3pFG1/4
チャルマーズ 25分 15点、2R、4A、2S FG6/10 3pFG2/4
エヴァンス 24分 14点、7R、4A FG5/12 3pFG2/5
ライト 13分 6点、4R、1B FG3/5
 
シンキ「今季2度目の対戦でしたが、返り討ちにあってしまいましたか。今度は前回と違って完敗でしたね。」
 
キャット「今日はちょっと条件が悪かったよ。後半のシュート成功率が3割程度では勝てるわけがない。フィールドゴールを全く決められない時間帯もあって、グリズリーズペースでゲームを進行させてしまったよ。」
 
シンキ「元ロケッツのパーソンズにはかなりやられてしまいました。」
 
キャット「彼は故障の影響で連戦日は休養に当て、出場時間も20分ほどに限られているんだが、今日はそんな限られた時間の中、最高のパフォーマンスを披露したね。もうゾーンに入っているかのようなプレイを見せていて、少なくとも今日は年俸分の働きはしたんじゃないかな。まあロケッツファンとしては複雑な心境だけどね(苦笑)」
 
シンキ「こんなゲームですが、何か収穫はありましたかね?」
 
キャット「ブラウンはあまりプレイ時間を与えない方がいいかもしれないよ(笑) シュート優先になっていて、入っているときはいいんだけど、入らないとマイナス面の方が大きいと思う。彼のミスショットから何回も速攻を出されていたよ。まあ使える時だけ使う感じでいいんじゃないかな。ジャクソンもいるしね。」
 
シンキ「今日の敗戦は悔しいんですが、まだあと2回対戦がありますからね。今度こそリベンジしましょう。最後に何かありますか?」
 
キャット「この完敗だからね。あまり悔しくない(苦笑) 気を取り直して次のゲームを頑張って行こう。まあこんなゲーム見せられると、早くポール帰ってきてくれないかなーって思うけどね。」
 
シンキ「次のゲームはまたシクサーズになります。今度はホームゲームになりますね。では今日はお疲れ様でした。次回も宜しくお願いします。」

'17~'18 第6戦 対ホーネッツ(アウェイ)

シンキ「こんにちは。シクサーズ戦をゴードンのブザービーターで勝利したロケッツ。ここまで4勝1敗と順当に勝ち星を積み重ねてますが、今日のホーネッツ戦はどうでしょうか。カペラ対ハワードが楽しみですよ。」
 
キャット「ポール離脱で心配したが、さすがにハーデンがいることもあって安定しているよ。この調子で行ってもらいたい。まあいろいろと修正はあると思うけどね。」
 
シンキ「ではゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ゴードン、バームーテ、アンダーソン、カペラ。ポール、アリーザ、ネネは欠場。ホーネッツはウォーカー、元ロケッツのラム、ギルクリスト、マービン・ウィリアムス、ハワード。」
 
キャット「まずマービン・ウィリアムスとアンダーソンのスリーからゲームが始まる。序盤はオフェンシブリバウンドからの加点を許すケースが目立つが、ロケッツはアンダーソンが絶好調。3本目のスリーも決めてゲームをリードする(9-8) しかしカペラがハワードを止めきれず、2つ目のファールをコールされてしまった。バームーテが頑張ってペイント内を守っていたが、カペラはファールを恐れ無理できない状況をうまく攻めたホーネッツが逆転しリードを取る(11-17) 中盤に入ってもロケッツはハワード対策のためカペラをコートへ。ハーデンのナイスディフェンスで次第に点差を詰めるが、オフェンスのリズムが悪い状態は変わらず。ディフェンスでもハワードのうまさでカペラは3ファールになってしまった。だが地力のあるロケッツはここから巻き返す。バームーテのナイスプレイで1点差に詰めると、タイムアウト後ローテを外れたジャクソンに代わってコートへ入ったブラウンのスリーが決まるなど調子が出てくる(24-25) しかし逆転までは至らず、第1Qは3点のビハインドで終了となった(27-30)」
 
シンキ「今のところカペラ対ハワードは、ハワードに軍配が上がっているみたいですね。ブラウンもカナーンやジャクソンとの競争に負けないように頑張って欲しいですよ。では第2Qもお願いします。」
 
キャット「第2Qのハーデンのいない時間帯も引き続きブラウンはコートへ。序盤でタリックも3ファールになってしまい、ロケッツはバームーテをセンターに配置するスモールラインナップへ移行する。ゴードンがスリーを決めるも、ロケッツはインサイドから加点出来ず苦しいオフェンスが続くが、ホーネッツオフェンスもミスが目立ち点差はほとんど変わらず。その隙にアンダーソンとタッカーが続けてスリーを決めて逆転に成功したよ(36-33) タイムアウト後もゴードンがスリーを決めてリードを6点に拡げ、ディフェンスではバームーテがカミンスキーをストップすると、ブラウンが個人技で加点し首脳陣へアピール。ロケッツ8点リードで中盤へ入ったね(43-35) タイムアウト後にハワードがコートへ。ロケッツは引き続きスモールラインナップで勝負する。バームーテ、タッカーが体を張ってディフェンスすると、オフェンスでもペイントから加点に成功し、このゲーム最大となる10点のリードを取った(47-37) 残り3分半を過ぎると、タッカーに代わりカペラがコートへ。ハワードのマークはアンダーソンが担当したが、ハワードは自滅気味のトラベリングでロケッツボール。だがその腹いせをカペラに晴らし、4つ目のファールでカペラは再びベンチへ下がったよ。ようやくフリースローを2本決めたハワードは満面の笑みを見せるが、アンダーソンを押し倒す相変わらずの醜態を見せてロケッツがリードを拡げたね。ハーデンの活躍で一時15点差になったが、ホーネッツも盛り返し、結局前半が終了してロケッツが10点リードとなった(56-46)」
 
前半のスタッツ
ロケッツ FG18/46(39.1%) 3pFG11/32(34.4%) FT9/9
ホーネッツ FG15/48(31.3%) 3pFG7/17(41.2%) FT9/15
 
ハーデン 16P 4R 6A 3TO FG4/8 FT6/6
ゴードン 10P 2A 4TO FG3/12 3pFG2/9
バームーテ 4P 4R 2S 2B
アンダーソン 12P 3pFG4/10
カペラ 3P 4R
 
ハワード 10P 9R FG4/8 FT2/8
ウォーカー 12P FG3/10
ラム 9P FG3/7
 
シンキ「地力の違いを見せるように逆転してきましたね。頼もしい限りです。ハワードは相変わらずですか(笑)」
 
キャット「感情を表に出し過ぎなんだよね(笑) こんな彼だから、アンダーソンがマークした方がいいと思う。昨季カズンズに癇癪起こさせたこともあるからね。」
 
シンキ「では後半戦もお願いします。」
 
キャット「後半はカペラをコートへ入れる。そのカペラはディフェンスでハワードを止めきれず、連続加点を許してしまうが、ハワードと違い冷静なカペラは、ギルクリストからの悪質なファールをもらっても怒らない。だが彼はペイント内で残念なオフェンシブファールをもらってベンチへ下がってしまった。ロケッツはホーネッツの速攻を受けて2点差に詰められるが、バームーテの攻守に渡る活躍に、アンダーソンのスリーが決まって8点差へ戻す(62-54) ロケッツはハワードにオフェンシブリバウンドからのカウントプレイを許すとタリックを投入。バームーテ、タリックの存在感のあるディフェンス、ハーデンのドライブからの加点、ゴードンのスリーなど、ロケッツが優勢にゲームを進めて中盤が過ぎた(72-62)」
 
シンキ「今日のカペラは厄日ですかね。でもロケッツは攻守で優勢のようで、このペースで行きましょう。では続きをお願いします。」
 
キャット「タイムアウト後、ホーネッツがリズムを取る。ロケッツはタフショットを打たされるケースが目立ってきた。タリックは5ファールでベンチに下がり、タッカーがフロントから体を張ってハワードを守るディフェンスをする。終盤に入ってタイムアウト後、ウォーカーが加点を繰り返し、ロケッツはスムーズなオフェンスが出来ず苦戦も、ゴードンとハーデンが個人技で応戦しリードを保ったよ。ロケッツ4点リードで第4Qへ(78-74)」
 
シンキ「詰められてしまいましたね。大丈夫でしょうか?」
 
キャット「中盤以降はホーネッツの流れだったね。でもロケッツはそれなりに凌いでた。第4Qにリズムを取り戻せば大丈夫だと思う。安心していいよ。」
 
シンキ「よかったです。では第4Qもお願いします。」
 
キャット「ロケッツはモンクに加点され2点差にされるが、ブラウンがドライブに成功すると、ゴードンの加点もあって6点差に戻した(82-76) その後もカペラの攻守での存在感に、ゴードンのスリーも決まって11点差に(87-76) 9-0のランを食らったホーネッツは溜らずタイムアウトを要求する。残り9分弱。」
 
シンキ「調子が出てきたようですね。このペースでお願いします。」
 
キャット「タイムアウト後にモンクにスリーを決められるが、ロケッツもバームーテからカペラへ渡るダンクや、ゴードンのスリーが決まって二桁のリードをキープ(92-82) 中盤前にハーデンがコートへ戻ってきた。カペラは5ファールでベンチへ退き、スモールラインナップに移行。ホーネッツはオフェンシブリバウンドを踏ん張り加点に繋げるが、ロケッツもアンダーソンがウォーカーをブロックでストップすると、オフェンスでもカウントプレイを見せて存在感をアピール。残り5分となってロケッツはタイムアウトを要求しラストの締めに掛かった(95-84)」
 
シンキ「勝利は近そうですね。ではラスト5分をしっかり締めましょう。お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後にホーネッツはラムが踏ん張りを見せるが、ロケッツは時間を使ってオフェンスを繰り返し、ディフェンスでもハワードへハック作戦を敢行してペースを握らせない。結局残り2分半を切って15点までリードは拡がった(104-89) ホーネッツは仕方なくタイムアウトを要求してハワードを下げるが時すでに遅し。109-93でロケッツが順当勝利したよ。ゲーム成績を以下の通り。」
 
ロケッツ(5-1) 27 29 22 31 109
ホーネッツ(2-3) 30 16 28 19 93
 
ロケッツ FG38/85(44.0%) 3pFG22/57(37.5%) FT11/13 51R 21A 15TO
ホーネッツ FG33/88(37.5%) 3pFG11/29(37.9%) FT16/28 44R 16A 9TO
 
ハーデン 37分 27点、10R、11A、1S、5TO FG8/18 3pFG4/10 FT7/8
ゴードン 39分 26点、2R、2A、5TO FG9/22 3pFG6/16 FT2/3
バームーテ 41分 12点、8R、2A、2S、3B FG5/8 3pFG2/4
アンダーソン 34分 21点、6R、1B FG7/16 3pFG6/15 FT1/1
カペラ 17分 7点、6R、1B、5PF FG3/3 FT1/1
タッカー 37分 9点、13R、2A、1B FG3/10 3pFG3/6
ブラウン 26分 7点、4R、3A、1S FG3/8 3pFG1/6
タリック 9分 0点、2R、5PF FG0/0
控えはタッカー、ブラウン、タリックが出場
 
ハワード 32分 19点、16R(7OR)、2A、1S、1B FG7/13 FT5/15
ウォーカー 39分 26点、3R、5A、1TO FG8/22 3pFG4/6 FT6/6
ラム 30分 20点、3R、3A FG8/16 3pFG3/6
ギルクリスト 14分 4点、7R FG2/4
マービン・ウィリアムス 26分 3点、2R FG1/3
カミンスキー 30分 8点、4R FG3/11 3pFG1/5
モンク 28分 10点、3R、2A FG3/9 3pFG2/7
ベイコン 29分 1点、4R FG0/6 3pFG0/4
オブライアント 14分 2点、2R FG1/4
 
シンキ「カペラはハワードに完敗と言った感じですが、チームは完勝でしたかね?」
 
キャット「まあ順当と言えば順当だな。所々で点差を詰められるシーンもあったんだけど、危ないなーっていう感じはなかったよ。勝利を疑うことなく、落ち着いて観戦できたね。」
 
シンキ「ハーデンとゴードンはいつも通りの安定感を見せてますが、今日はバームーテ、アンダーソン、そしてタッカーと、わき役陣が目立ってますね。」
 
キャット「そうだね。3人とも攻守で存在感があった。特にバームーテは素晴らしいね。彼がいなかったら今のロケッツももっと苦戦してる。ホント頼もしい存在だよ。」
 
シンキ「それからジャクソン、カナーンとプレイ時間を争っているブラウンが結果を出しましたね。これについては。」
 
キャット「彼には経験があるから、さすがに見せ場は作れるね。チームに残しておいてよかったよ。これなら少なくともジャクソンは心おきなくGリーグへ送れそうだ。」
 
シンキ「元ロケッツのハワードはどうでしたか?」
 
キャット「存在感のあるプレイを見せてはいるんだけど、以前よりそれがチームの勝利へ結びつかなくなってるよ。相変わらずフリースローは入らないし、それほど怖い存在ではないよね。まあ彼の性格を考えると、今日はカペラとの対戦に勝って満足してるんじゃないかな(笑)」
 
シンキ「分かりました。明日は再びグリズリーズ戦になりますね。今度はアウェイ戦ですがリベンジをお願いしたいですよ。」
 
キャット「全くだね。ディビジョンライバルだし、連敗はしなくないよ。今度はしっかり勝ち切って欲しいね。」
 
シンキ「それでは明日もお願いします。今日はどうもお疲れ様でした。」

'17~'18 第5戦 対シクサーズ(アウェイ)

シンキ「こんにちは。今日からアウェイ戦が多くなりますが、今季優勝を目指すロケッツとしてはそんなこと言ってられません。今日の相手は若手の多いシクサーズですね。」
 
キャット「若い選手が台頭してきたシクサーズは、そろそろドアマットから脱出出来そうだね。エンビード対カペラ、タリックが楽しみだし、ここまでインパクトを残している大物候補シモンズのプレイにも注目したいね。」
 
シンキ「ですね。それではゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ゴードン、バームーテ、アンダーソン、カペラ。既報通りにアリーザとネネは欠場。高さ対策でバームーテを起用してきたね。シクサーズはレディック、ベイレス、元ロケッツのコビントン、昨年のドラ1だが、ほぼ新人のシモンズ、大黒柱のエンビード。今年ドラ1のフルツは肩の故障で3ゲーム欠場するようだ。」
 
キャット「第1Q序盤はシクサーズのペース。まずエンビードがローポストから加点するカウントプレイで先制すると、シモンズも高さを活かして効率よくペイント内から加点する。ロケッツはアンダーソンのジャンパーが決まってから、フィールドゴールを決められない時間帯が続き、ハーデンのターンオーバーからレディックにスリーを食らい、溜らずロケッツはタイムアウトを要求へ(8-15) タイムアウト後、ロケッツはハーデンの連続ドライブなどで追いすがるが、もったいないミスが出て流れを掴めない。その間にシクサーズはベイレスが確実にワイドオープンからスリーを決めてリードを拡げに掛かる。先日契約したカナーンが早速登場も今のところ見せ場なし。終盤にエンビードが強烈なダンクを叩き込むが、ロケッツはタリックがアグレッシブに攻めてエンビードを3ファールに追い込む好プレイや、ディフェンスでも存在感を見せ、アンダーソンも2本のスリーを決めるなど追い上げ、結局第1Qはロケッツ2点のビハインドで終了となった(31-33)」
 
シンキ「カナーンが早速出場ですか。ポール不在を感じさせないプレイを期待したいですよ。では続きをお願いします。」
 
キャット「第2Q序盤のハーデンのいない時間帯。ロケッツは簡単にジャスティン・アンダーソンから2本のスリーを決められ、怒ったダントーニはタイムアウトを要求(31-39) カナーン獲得も、ロケッツは引き続きジャクソンをローテに起用するが、こちらもほぼ見せ場なし。ロケッツはアンダーソンのスリーが好調だが、彼以外はスリーが入らない状態で、インサイドから加点を狙うが、シクサーズディフェンスに阻まれて思うように追い上げられないまま残り6分ほどに(38-46) しかしタイムアウト後、ロケッツはスパーク。カペラのフィニッシュに繋がる連携プレイが面白いように決まってリズムに乗ると、ディフェンスでもバームーテが存在感のあるプレイを見せるなどしてシクサーズの加点を防ぎ、ラストではハーデンがしっかりとスリーを決めてロケッツが逆転に成功。前半はロケッツ2点のリードで終了となったね(56-54)」
 
前半のスタッツ
ロケッツ FG22/40(55.0%) 3pFG6/15(40.0%) FT6/7 21R 13A 10TO
シクサーズ FG22/51(43.1%) 3pFG8/24(33.3%) FT2/5 20R 14A 5TO
 
ハーデン 15P 9A 5TO FG7/12 FT0/0
ゴードン 7P 3A FG2/8 3pFG1/5
カペラ 10P 12R FG4/6
バームーテ 4P 3B
アンダーソン 11P FG4/6 3pFG3/5
 
エンビード 9P 3PF FG4/6 
シモンズ 8P 5A FG4/12
レディック 5P FG2/5 3pFG1/4
コビントン 13P 5R FG5/10 3pFG3/7
マコネル 4P 5R 5A 4S FG2/4
 
シンキ「地力の差が出来てた感じですかね。後半はリズムに乗って突き放して欲しいですよ。後半もお願いします。」
 
キャット「後半は、ロケッツがゴードンのスリーで先制する。シクサーズもレディックの加点で追いすがるが、ロケッツオフェンスは前半中盤から続いてリズムがいい。バームーテの加点や、カペラのオフェンシブリバウンドからの加点で突き放すチャンスに。しかしここ1本が決まらずシクサーズはタイムアウトで修正へ(63-60) その修正が効いて、ロケッツのくだらないミスもあり、一気に逆転されてしまったよ・・・(63-67) 今度はロケッツがタイムアウトを要求。タイムアウト後にジャクソンが出てきたが、攻守ともに足を引っ張るプレイですぐベンチへ逆戻り。中盤を過ぎると、タリックがエンビード相手に見せ場を発揮してロケッツがリズムに乗ってくるが、ハーデンが相変わらずのターンオーバーから速攻を食らうなど、依然としてシクサーズのリードが続く(71-76) しかしここまでファールのコールに甘かったオフィシャルが、ようやくしっかりとコールしてくれて、ゴードンが5本のフリースローを決めるなど、ロケッツが追い上げ第3Qは終わった(79-80)」
 
シンキ「アウェイ戦ですので、出来ればリードをキープする方向で後半は戦いたかったのですが、シクサーズも意地があるのか頑張ってますね。では第4Qもお願いします。」
 
キャット「勝利への危機意識を持ったロケッツは、現状使えないジャクソンではなく、ハーデンをそのままコートに。第4Qもいきなりオフィシャルはミス。エンビードのダブルドリブルを見逃し、コビントンのスリーに繋がってしまう。リズムに乗れないロケッツは放つスリーがことごとく外れ、その隙にシクサーズはエンビードのスリーなどで一気にリードを拡げてきた(79-88) しかしロケッツもこのまま引き下がるはずもなく、カペラのナイスディフェンスなどでリズムを作り、ゴードンのスリーが決まって追い上げ開始。だがホームの声援を受けてシクサーズは踏ん張りリードをキープ(85-93) 残り7分半。」
 
シンキ「ジャクソンはやはりまだ難しそうですかね。ここで点差を詰めましょう。お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後、カペラのナイスフィニッシュで5点差に追い上げるが、シクサーズもエンビードのジャンパーで突き放す。今日のハーデンはボールハンドリングを誤るシーンが目立つが、何とかゴードンのスリーに繋がって点差を詰めると、ディフェンスでもエンビードへのダブルチームが効果的に決まってミスを誘い、速攻からバームーテのダンクが決まったロケッツが、点差を3点に詰めてきたよ(92-95) シクサーズは当然タイムアウトを要求へ。残り5分半ほど。」
 
キャット「タイムアウト後、レディックに連続加点され、オフェンスでもターンオーバーが出るなどロケッツは厳しい展開に(92-100) ハーデンがフリースローをもらうも、その後もリズムを取り戻したシクサーズはエンビードのジャンパーが決まって再びリードを8点に。ロケッツはゴードンのフリースローで6点差に戻したが、残り3分半を切ってしまった(96-102)」
 
シンキ「まだ時間はあるので、流れをロケッツへ戻したいですよ。お願いします。」
 
キャット「この残り3分半が勝負と判断したのか、シクサーズ、ロケッツがそれぞれタイムアウトを要求する。タイムアウト後に注目が集まったが、シクサーズはシモンズのドライブからの加点に成功。ロケッツの方は時間を使わされハーデンの苦し紛れのスリーは入らず、ここでほぼ勝利の方向はシクサーズかと思ったが、詰めの甘いシクサーズの隙をつくように、ロケッツは残り2分を切ってカペラが攻守に渡る存在感を見せ、ハーデンのカウントプレイも決まったロケッツが2点差に詰める(102-104) ラスト6.4秒でロケッツボールのタイムアウトへ。手に汗握る展開になったな。」
 
シンキ「確実に2ポイントで延長へ行くか、スリーで逆転を狙うかですね。どちらでもいいのでお願いします。」
 
キャット「慎重を期して2回のタイムアウトを使ったロケッツ。ラストプレイをハーデンに託したかったが思うようにいかず、厳しいマークでシュート態勢に入れないハーデン。これは苦しいかと思ったが、残り数秒でコーナーにいるゴードンへ何とかパスが通ると、ここまでややシュート不調だったゴードンは、エンビードのチェックをフェイクで交わして冷静にスリーを放つと、ブザーと同時に見事にリングに吸い込まれるブザービーター!!! ロケッツが苦しいゲームを勝利して、ベンチメンバーともども歓喜に沸いていたよ! 最終スコアーは105-104。最終成績は以下の通り。」
 
ロケッツ(4-1) 31 25 23 26 105
シクサーズ(1-4)33 21 26 24 104
 
チーム成績
ロケッツ FG36/75(48.0%) 3pFG12/39(30.8%) FT21/24 40R 22A 19TO
シクサーズ FG43/97(44.3%) 3pFG12/36(33.3%) FT6/10 43R 29A 14TO
 
ハーデン 39分 27点、3R、13A、1S、3B、8TO FG10/20 3pFG2/8 FT5/5
ゴードン 40分 29点、4R、5A FG7/20 3pFG5/16 FT10/12
バームーテ 36分 8点、3R、1S、3B FG4/8 3pFG0/3
アンダーソン 37分 14点、1R、1S、1B FG5/11 3pFG4/9
カペラ 32分 16点、20R(6OR)、2A、1S、4B FG7/9 FT2/2
タッカー 32分 3点、5R、4S FG1/4 3pFG1/3
タリック 12分 8点、3R、2A、2S、2B、5PF FG2/2 FT4/5
ジャクソン 8分 0点、0A、1S、3TO
カナーン 4分 0点、1R FG0/1
控えはタッカー、タリック、ジャクソン、カナーンが出場
 
レディック 34分 22点、5R、4A FG9/16 3pFG3/8
ベイレス 31分 9点、2R、2A FG3/11 3pFG2/5
コビントン 36分 20点、6R、2S FG8/18 3pFG4/12
シモンズ 34分 14点、7R、9A、3S、1B、4TO FG7/17 3pFG0/1 FT0/2
エンビード 25分 21点、6R、3A、1S、2B、3TO FG8/13 3pFG1/2 FT4/5
マコネル 28分 6点、5R、9A、6S、2TO FG3/8 3pFG0/1
ジャスティン・アンダーソン 19分 8点、3R FG3/7 3pFG2/5
サリッチ 17分 0点、2R FG0/1
アミール・ジョンソン 16分 4点、7R(4OR)、3B FG2/6
オカフォーは出番なし
 
シンキ「ゴードンの見事なブザービーターでロケッツは連敗を免れましたね。これで5戦消化して4勝。このペースで行きましょう。」
 
キャット「だな。今季レギュラーシーズン60勝を目指すロケッツにとって、連敗は避けたいから本当に良かったと思う。残り3分ほどでは負けたかなって思ったんだけど、残り2分以降のディフェンスで踏ん張れたのが大きかったよ。やはり勝負所ではディフェンスがカギになるな。」
 
シンキ「今日の殊勲者はもちろんゴードンですが、カペラもエンビード相手に16点、20Rのパフォーマンスは素晴らしいですね。」
 
キャット「エンビードみたいに、今のところ自力で加点出来る選手じゃないんだが、高さのあるプレイでロケッツオフェンスに必要な存在になっている。リバウンドも見事で、特にオフェンシブリバウンドには必ずと言っていいほど飛び込んでいるから結果も出てる。4年目の今季はさらに飛躍しそうだね。頼もしい存在だ。」
 
シンキ「タリックもファールトラブルに見舞われながら、エンビード相手によく頑張ったんじゃないですかー」
 
キャット「タリックとエンビードは大学時代のチームメイトだからね。負けたくなかったんじゃないかな。攻守で随所に存在感があったよ。これならネネも無理することなさそうだ。」
 
シンキ「それからカナーンも早速出番がありました。」
 
キャット「今日は顔見せ程度だったけど、ジャクソンがイマイチの状態が続いているので、おそらく次戦以降はもっと出番が増えると思う。せっかくロケッツに復帰したんだ。ここは一発見せ場を作ってもらいたい。頼むぞって感じだよ。」
 
シンキ「ところでシクサーズはエンビードに続き、シモンズが新人らしからぬプレイでチームを牽引しているようですね。」
 
キャット「まだシュート力が弱いので、パスをさばくか、ドライブから加点を狙うかといった感じなんだけど、あのサイズにしてはボールハンドリングがうまく、パスセンスもある。成長してくると間違いなく手強い存在になりそうだよ。まだ成績に直結していないが、シクサーズは必ず伸びてくるチームになるね。」
 
シンキ「分かりました。それでは最後になりますが、何かありますかね?」
 
キャット「ロケッツファンにもうひとつビックニュースだ。元ロケッツでファンの多いジョシュ・スミスがNBAに復帰したよ! チームはペリカンズだ。故障者が出てロスターに空きが生まれたのが大きかったね。」
 
シンキ「ジョシュがNBAに復帰ですか! ここまで干されまくって、いつの間にか消えていなくなる典型的な選手のように思いましたが、まだ拾ってくれるチームがあったんですね。ロケッツファンとして嬉しい限りですよ。」
 
キャット「この調子でディーモー、Tジョーンズも復帰と行きたいだろうが、そう甘くはないだろうな。でもジョシュ復帰は嬉しいね。ペリカンズ戦が楽しみになったよ。」
 
シンキ「次のゲームはあさってのホーネッツ戦になります。ハワードが在籍していますが、これについては?」
 
キャット「1年でホークスを追い出されてホーネッツへ移ったんだけど、結構今季はリバウンド面で貢献しているようだね。だがフリースローが相変わらずだし、もうESPNランク100位以下に落ち込んだ彼に浮上はないだろう。どう成長著しいカペラの養分になるのか楽しみだ(笑)」
 
シンキ「ですね(笑) カペラ対ハワードが楽しみです。もうひとつ最後に日本のプロ野球ドラフトについて一言(笑)」
 
キャット「木田GM補佐が引いたね~ あやかりたい。巨人時代からずっとファンだったので嬉しいよ。」
 
シンキ「ありがとうございました。では次のホーネッツ戦もお願いします。今日はお疲れ様でした。」

第3戦、第4戦の結果など

シンキ「こんにちは。開幕からアウェイ連勝と幸先いいスタートとなりましたが、第3戦目からはホーム連戦でしたね。」
 
キャット「まずホームコートでの開幕戦だった第3戦のマブス戦は、第1Qからロケッツがペースを握り、第3Q終了までに30点以上点差を付ける圧勝劇だった(107-91) 再建中のマブスが相手なので順当勝利と言っていいだろう。新人のスミスJrは故障で欠場だったのが残念だったね。次の第4戦はグリズリーズが相手。第1Qからロケッツが終始リードしていたのだが、ペースを掴んでいた訳ではなく、第4Qに逆襲を食らって敗戦となってしまった(90-98) 終盤はインサイドを封じ込まれ、外からのシュートを余儀なくされていたよ。ハーデンがチャルマーズを突き飛ばすなど、ちょっとフラストレーションが溜って苛立っていたな。まあこの敗戦は今後の課題として前向きに捉えたいね。」
 
シンキ「サッカーのネイマールも突き飛ばしていましたね。まあそれはいいとして、グリズリーズはウォリアーズにも勝っていますし、今季も侮れない相手になりますよ。」
 
キャット「ガソルが健在だし、コンリーもさすがのプレイを見せている。特にガソルは現時点でナンバーワンのセンターだろう。ここで一本欲しい時に頼りになる選手だ。カペラも頑張っていたんだが、攻守でオールラウンドなガソルには及ばなかったね。」
 
シンキ「カペラはまだ若いのでこれからもっと上達しますよ。さてポールが故障でお休みしているようですが、状態はどんな感じなんですか?」
 
キャット「プレシーズンゲームのグリズリーズ戦で痛めた左ひざの状態を考えて、3週間ほどの欠場となりそうなんだ。ポールが欠場中は、2ウェイ契約のジャクソンをローテに加えたが、まだ見せ場を作るまでには至らなかったこともあって、ロケッツは新たに元ロケッツのPGカナーンとの契約に至ったよ。契約内容は無保証のミニマム契約とのことだ。」
 
シンキ「カナーンはキャンプ中はサンダーに所属していましたが、カットされてFAになっていましたよね。残っていてよかったですよ。ロスターも一人分の空きが功を奏した感じです。」
 
キャット「プレシーズンゲームでのロケッツ戦ではかなり目立っていたよ。さすがに経験を積んで、以前よりたくましくなった感じがするね。明日のシクサーズ戦から早速出番があるかもしれない。楽しみだね。」
 
シンキ「ポール以外の選手は大丈夫ですよね?」
 
キャット「グリズリーズ戦で左足をねんざしたアリーザが、明日のシクサーズ戦の出場微妙とのことだ。またネネもアキレス腱の状態のため欠場が濃厚だ。健康を維持するのもシーズンを乗り切るために必要なことなんだけど、ここにきて相次ぐ離脱は痛いので、急ぐ必要はないとはいえ、出来るだけ早く戻ってきてもらいたいよね。」
 
シンキ「アリーザが欠場となると、スターターは誰になりますかね?」
 
キャット「おそらくタッカーだろう。トロイとオヌアクがGリーグへ行ったから、ベンチメンバーも限られる。次から6戦中5戦がアウェイ戦だからね。何とか乗り切って欲しいよ。」
 
シンキ「分かりました。その他情報はありますか?」
 
キャット「ロケッツはカナーンだけでなく、2ウェイ契約でPGブリアンテ・ウェバーと契約したよ。ディフェンスに定評のある選手のようだ。ちなみに彼は今季レイカーズのキャンプに参加していたがカットされている。オフェンスのカナーン、ディフェンスのウェバーと言ったところかな。」
 
シンキ「どちらが優勢ですかね?」
 
キャット「そりゃカナーンでしょ。彼の方がそれなりに実績があるからね。カナーンのシュート力には期待しているよ。」
 
シンキ「では最後に何かありますかね?」
 
キャット「次のグリズリーズ戦にはリベンジしたい。彼らとは何だか1か月以内に4回も対戦があるんだよ(苦笑) 残りの3戦は全部勝ちたいね。」
 
シンキ「今日はどうもありがとうございました。次回も宜しくお願いします。」

'17~'18 第2戦 対キングス(アウェイ)

シンキ「こんにちは。今季のウォリアーズとの開幕戦を見事逆転勝利で飾ったロケッツ。今日の相手はアウェイでのキングスになります。ウォリアーズと比べるとグッとチーム力が落ちますが、ロケッツはアウェイ連戦になりますし、キングスも開幕戦は気合が入っていると思いますので気を抜けません。」
 
キャット「昨日のウォリアーズ戦は素晴らしい勝利だったが、あくまで82ゲーム中の1ゲーム。レギュラーシーズンは長いよ。今日のゲームもしっかり勝って、開幕から連勝街道に行ってもらいたいね。」
 
シンキ「ではゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ゴードン、アリーザ、アンダーソン、カペラ。ポールはユニフォームを着ているが、左ひざの状態を考慮して欠場となった。キングスはジョージ・ヒル、ヒールド、新人ジャスティン・ジャクソン、ラビシエ、コーリースタイン。グリズリーズから移籍したランドルフは欠場。」
 
キャット「第1Q序盤は両チームとも得点が入らず膠着していたが、ハーデンからのパスをカペラがダンクを決めて均衡が破れると、キングスも移籍組のヒルを中心にオフェンスを展開し、オフェンシブリバウンドからの得点を重ねてきた。ロケッツはお得意のスリー攻撃で応戦し、ハーデンのドライブからカペラへのパスが再び通るなど、オフェンスのリズムは次第に良くなる(13-9) 中盤になるとネネ、タッカー、バームーテがコートへ。キングスもドラフト5位の新人ディアロン・フォックスが登場し、ドライブから得点を決めるとキングスファンが大歓声を上げる。中盤を過ぎると、ロケッツはネネにボールが渡るシーンが多くなって、それなりに得点を決めていたよ。第1Qはロケッツが26-25と1点リードして終了となった。」
 
シンキ「順調な立ち上がりですかね?」
 
キャット「まあ第1Qはこんなもんでしょう。第2Qのハーデンのいない時間帯をどう乗り切るかだね。」
 
シンキ「では第2Qもお願いします。」
 
キャット「ロケッツはハーデンのいない時間帯に2ウェイ契約のジャクソンを起用してきた。そのジャクソンはいきなりダブルチームされてボールを出せず、仕方なくタイムアウトを取る。ロケッツは昨日のゲームの疲れからなのか、ゴール回りのショットが決めきれないケースが目立つ。キングスは移籍組の40男になったカーターのスリー、元ロケッツのテンプルのフリースローなどで逆転に成功する(26-32) しかしロケッツもタッカーとゴードンがスリーを決めるなどあっさり逆転し(34-32)、ロケッツディフェンスが機能し始めると、キングスは無理なショットが目立ち始め、エアボールまで出る始末に。中盤前にアンダーソンとカペラがコートへ。カペラはオフェンシブリバウンドを連続で取り、ロケッツはそれなりのリズムでゲームは中盤へ(38-34) ハーデンがコートへ戻ったロケッツは、ここで一気のランへ行きたいところだが、アンダーソンとハーデンのスリーが入らず、アリーザも得意のコーナーからスリーを決められない。その隙に新人のフォックスが抜群のスピードを活かした加点に成功するなど、ゲームはタイになってしまったよ(40-40) しかし決め手に欠くキングスはその後が続かない。地力の違いを見せつけるように、ロケッツは再びリードを拡げてきたんだ(48-40) 結局前半はロケッツが4点リードして終了となった(52-48)」
 
前半のスタッツ
ロケッツ FG16/43(38.1%) 3pFG6/24 FT14/14 26R 10A 7TO
キングス FG20/48(40.4%) 3pFG4/12 FT4/4 23R 8A 5TO
 
個人成績
ハーデン 13P(FG3/11、3pFG1/6) 5A 0TO
カペラ 14P(FG6/6) 9R
ゴードン 8P(FG3/10、3pFG2/6)
アンダーソン 5P(3pFG1/5)
アリーザ 0P(FG0/4、3pFG0/3)
タッカー 6P(3pFG2/3)
バームーテ 2P 3R
ネネ 4P
 
コーリースタイン 10P(FG5/8) 4R
ラビシエ 8P(FG3/7) 4R
ヒールド 2P(FG1/6) 4R
ヒル 5P(FG2/3)
フォックス 10P(FG5/10) 3R 3A
カーター 6P(3pFG2/3)
 
シンキ「カペラ以外はシュート成功率がすこぶる低いですが、それでもリードして終わりましたね。その理由は何でしょうか?」
 
キャット「キングスのシュート成功率も低いからだ。若い選手が多いから波があるが、新人のフォックスは線は細くて粗削りだがスピードがあって、連戦で疲れの残るロケッツは止めるのに多少苦戦しているように見える。後半はロケッツのシュート成功率が上がってくれば、次第に点差は拡がって行くと思うよ。」
 
シンキ「では後半もお願いします。」
 
キャット「第3Qに入ってもカペラはシュートを外さない。ペイントから連続でフィニッシュしてリードを拡げに掛かり、ようやくアンダーソンとゴードンのスリーが決まって、ロケッツのリードは二桁になった(62-52) しかしキングスも若手に負けるかとばかりに、ヒルが踏ん張りを見せる加点で応戦。ロケッツはエースのハーデンのスリーがさっぱりで、一気のランを畳みかけることが出来ず、その隙にキングスはコーリースタインがインサイドで存在感を出すなど、ロケッツは突き放せないままゲームは中盤戦に(64-58) タイムアウト後、ロケッツはタッカー、バームーテを投入する。キングスは前半からミスマッチを突くオフェンスを展開中で、ヒールドがカペラ越しに2本連続ショットを決めて追いすがると、彼はトップオブザキーからのスリーに続き、45度からのスリーも決める大車輪。ロケッツは溜らずタイムアウトを要求へ(68-68) 残り3分半。」
 
シンキ「大丈夫ですかねー。ちょっと心配になってきましたよ。」
 
キャット「アウェイ戦だし、リードされる状況にはなりたくないな。もうちょっとシュートが決まって欲しいよ。」
 
シンキ「続きもお願いします。」
 
キャット「タイムアウト後も呆れるくらいスリーが入らず、ロケッツはドライブから加点を狙うが、ゴードンがコーリースタインにブロックを食らうなど、なかなか思うようにオフェンス出来ない。その隙にキングスもスリーで逆転を狙ってきたが、これも入らず、ゲームは多少膠着したよ。残り1分切って、ようやくゴードンがスリーを決めたが、ラストプレイでディフェンスのミステイクでイージーダンクを食らってしまい、結局3点リードで終了となったね(75-72)」
 
シンキ「ホント心配になってきましたよ。第4Qはどうなります?」
 
キャット「ここは辛抱強くディフェンスを頑張るしかないな。乗せると怖いヒールド、フォックスには徹底マークをお願いしたいね。」
 
シンキ「では最終Qをお願いします。」
 
キャット「第4Q のハーデンのいない時間帯、第2Q同様ジャクソンが担当。まずキングスはフォックスの豪快なダンクで1点差に追い上げる(75-74) ロケッツはゴードン起点からオフェンスを仕掛け、ネネがナイスフォローのカウントプレイで加点すると、今度はゴードンがさすがのプレイでフリースローを連続でもらう(81-76) ゴードンは手を切って少し出血したので一時ゲームは中断もすぐ再開。ディフェンスでもネネが存在感を発揮し、リズムはロケッツへ傾いてきたよ。ここでロケッツはタイムアウト要求へ。残り8分半。」
 
シンキ「そろそろスパークしてください。お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後、ハーデン、カペラがコートへ。そのハーデンはようやくスリーを決めてロケッツは突き離しに掛かると思いきや、キングスもクーフォスがインサイドのディフェンスで踏ん張りを見せるなど、ロケッツは思うように加点出来ない。しかしディフェンスで凌いできたロケッツは、ようやくエースのハーデンが当たってきたよ。彼は再びスリーを決めて、ロケッツのリードは10点になった(89-79) 残り約6分。」
 
シンキ「このペースで行きましょう。お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後にアリーザ、アンダーソンがコートへ。ハーデンはこのQ3本目のスリーを決めるが、ロケッツはイージーミスからコーリースタインにレイアップを食らうと、ここを境にキングスがリズムを掴んできた(94-88) その後ロケッツも若干持ち直してゲームは終盤へ。残り2分16秒でロケッツボールのタイムアウト(96-90)」
 
シンキ「逃げ切りをお願いしましょう。」
 
キャット「ロケッツはカペラを下げ、タッカーを投入へ。キングスは連係ミスでターンオーバーも、ロケッツのオフェンスも繋がりが悪く、ハーデンのシュートも入らない。その間キングスは加点に成功し、ロケッツのリードは3点になってしまう。しかし直前のフリースローでコートに戻ってきたカペラが、ハーデンのアーリウープパスを見事フィニッシュに成功!! これは素晴らしいプレイだ。キングスはタイムアウトを取るしかなかった(98-93) 残り28.7秒。」
 
シンキ「ディフェンスですね。お願いします。」
 
キャット「キングスはすぐにヒルがドライブからファールをもらい、フリースローを2本決める(98-95) 時間は26秒ほどしかなかったので、ファールゲームに突入かと思いきや、ゴールラインからパスをゴードンがはじかれキングスボールの判定。しかしオフィシャルのレビューで覆って、ゴードンへのファールコールに代わる。しっかりとゴードンはフリースローを決める(100-95) しかし諦めないキングスはヒールドがタフショットを決めて再び3点差に(100-97) その後ハーデンがフリースローを1本外すも、ヒルも1本外して点差は変わらず、ここまで存在感の薄かったアンダーソンだが、しっかりとフリースローだけは決めたよ(103-98) 結局ロケッツが105-100で逃げ切って勝利。楽な勝ち方ではなかったが、アウェイ連戦を連勝出来て満足だ。チーム成績などは以下の通り。」
 
ロケッツ(2-0) 26 26 23 30 105
キングス(0-1) 25 23 24 28 100
 
チーム成績
ロケッツ FG33/83(39.8%) 3pFG12/45(26.7%) FT27/29 44R 19A 14TO
キングス FG42/88(47.7%) 3pFG8/23(34.8%) FT8/10 42R 19A 17TO
 
ハーデン 38分 27点、3R、9A、2S、2TO FG8/21 3pFG4/14 FT7/8
ゴードン 35分 25点、4R、3A、3TO FG7/23 3pFG4/13 FT7/8
アリーザ 32分 2点、2R、2A FG0/6 3pFG0/5 FT2/2
アンダーソン 26分 10点、5R FG2/7 3pFG2/7 FT4/4
カペラ 28分 22点、17R(5OR)、1A、3S、1B FG10/12 FT2/2
タッカー 29分 6点、2R、1A、1B、3TO FG2/3 3pFG2/3
バームーテ 24分 4点、4R FG1/4 3pFG0/2 FT2/2
ネネ 18分 9点、4R、1A、1S FG3/5 FT3/3
ジャクソン 10分 0点、3R、2A、1S、1B FG0/2 3pFG0/1
控えはタッカー、バームーテ、ネネ、ジャクソンのみ出場
 
ヒールド 33分 19点、5R、4A、1S FG8/17 3pFG3/7
ヒル 32分 16点、3R、3A、4TO FG6/11 3pFG1/2 FT3/4
ジャクソン(新人) 19分 5点、2R FG2/5
ラビシエ 33分 12点、10R、5TO FG5/9
コーリースタイン 32分 21点、10R、3B FG10/15
フォックス(新人) 24分 14点、4R、5A、3TO FG7/15 3pFG0/2
テンプル(元ロケッツ) 30分 5点、3A、4S FG1/7 3pFG1/6
カーター 14分 6点、2A FG2/3 3pFG2/3
クーフォース 18分 2点、6R、1B FG1/4
 
シンキ「開幕のウォリアーズ戦に続き、ロケッツはキングス戦も勝利。これでアウェイ戦連勝となりましたね。どこらへんで勝利を意識しましたか?」
 
キャット「ハーデンからカペラへ渡ったダンクで大丈夫だろうと思った。まあそれでもファールゲームは最後まで分からないからね。順当勝利とはいえ、楽ではなかったな。」
 
シンキ「苦戦の原因はシュート成功率の低さですかね?」
 
キャット「よくこの成功率で勝ったと思うよ。大体ロケッツはスリーが入らない時は負けパターンなんだけどね。相手が再建中のキングスとはいえ、それなりにディフェンスを踏ん張れたのが勝因だろう。キングスもよく頑張ったんじゃないかな。」
 
シンキ「そんな中、カペラがFG10/12の22点と大車輪ですね。17Rも素晴らしいですよ。」
 
キャット「相手がコーリースタインやクーフォスだから、経験を積んでいるカペラにはやりやすかったのかもしれない。まるでインサイドを支配しているかのような活躍だったね。欲を言えばペイント内だけでなく、ミドルのジャンパーも入るようになれば、ハイポストから様々なオフェンスパターンを作れるんだけど、まあそれでソフトになっちゃう選手もいるから、このままでもいいのかもしれないが、彼の才能を考えると、ドリームみたいに万能な選手を目指して欲しいという気持ちもあるね。」
 
シンキ「なんだかんだでハーデンは27点、9Aはさすがですね。ゴードンも2戦とも20点オーバーです。」
 
キャット「安定しているよね。ゴードンはハーデンのいない時間帯のキープレイヤーだし、故障に気を付けてシーズンを乗り切ってもらいたいよ。」
 
シンキ「それから今日のアンダーソンはダメな日でしたかね? アリーザも数字は取れてません。」
 
キャット「存在感があまり感じなかったけど、まあ昨日の疲れもあったんだろうね。次のゲームに頑張ってくれればオーケーだよ。」
 
シンキ「控えではタッカー、バームーテにネネは堅実に働いてくれたようですが、ジャクソンは無得点です。彼は使えますかね?」
 
キャット「可もなく不可もなくって感じかな。フィジカルは悪くないし、NBAで生き残れそうな才能は感じるが、現状ではまだ修行が必要かもしれないね。Gリーグでどれだけ成長出来るかだろう。」
 
シンキ「分かりました。それでは最後に何かありますか?」
 
キャット「とにかく故障だけには気を付けて欲しいね。ポールだけでなく、すでにセルティックスのヘイワードが離脱し、リンも右ひざを故障。ミロティッチはポーティスのパンチを食らって病院送りなんてジョークにもならないことも起きている。今季は連戦が少なくなっているとはいえ、疲労が抜けないままプレイすると故障が起きる確率が高いだろうから、この長いシーズンをうまく乗り切るために、プレイ時間を管理するのも大事だね。」
 
シンキ「次のゲームは中2日のマブス戦になります。ホーム開幕戦ですね。ここも勝利し、開幕から突っ走りたいですよ。それでは今日はお疲れ様でした。次回も宜しくお願いします。」

'17~'18 開幕戦 対ウォリアーズ(アウェイ)

シンキ「こんにちは。いよいよNBAも開幕を迎えました。今季のロケッツは昨季と違って期待されていますが、まず注目度の非常に高い開幕戦を勝利で飾ってもらい、ウォリアーズ絶対モードを打ち崩して欲しいと思います。」
 
キャット「始まったな。個人的には最初の5ゲームくらいまで、とりあえず様子見と言った感じなんだけど、2年前みたいに開幕から3ゲーム連続20点差負けは勘弁して欲しい(苦笑) まあ今季はさすがに大丈夫だと思うけどね。」
 
シンキ「では早速ゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがポール、ハーデン、アリーザ、アンダーソン、カペラ。ネネは明日のキングス戦に備え欠場。ウォリアーズがカリー、トンプソン、デュラント、グリーン、パチューリア。シックスマンのイグダーラは欠場とのことだ。」
 
キャット「ハーデンがドライブから加点に成功しロケッツが先制するが、ウォリアーズはトンプソンが好調。まずコーナーから気持ちよくスリーを決めると、その後も立て続けにスリーを決めまくる。ロケッツはハーデンが難しいドライブをブロックされたり、カペラがトラベリングをしてしまうなど、流れに乗れず、開始約5分で13点リードされてしまったよ(9-22)」
 
シンキ「いきなり厳しい展開になってますね。」
 
キャット「ディフェンスをもっと頑張らないとダメだな。トンプソンに気持ちよく決められすぎているよ。ただカリーはポールの術中にはまって2ファールでベンチへ下がっているのが救いだ。」
 
シンキ「分かりました。まだまだ時間はありますよ。続きをお願いします。」
 
キャット「タイムアウト後、ロケッツはポールとカペラを下げて、ゴードンとタッカーをコートへ。アンダーソンのオフェンシブリバウンドとハーデンのレイアップなどで、次第にロケッツはペースを掴む。ディフェンスを修正したロケッツはトンプソンをプレッシャーを掛け、ウォリアーズのオフェンスをストップしている間、ロケッツはゴードンのレイアップが決まる9-2のランを決めて応戦。ウォリアーズは溜らずタイムアウトを要求したよ(18-24)」
 
キャット「タイムアウト後もロケッツのペース。アンダーソンがオフェンシブリバウンドを踏ん張る頼もしさを見せ、得意のスリーも決めてロケッツはゲームをタイに戻したんだ(24-24) ウォリアーズはトンプソンを封じ込められていたが、新加入のヤングが気持ちよくスリーを決めてきて応戦。ロケッツはアンダーソンも下げてバームーテを投入。ロケッツはドライブからゴードンが豪快なダンクを決めたり、ボーナスフリースローも決めてペースを握っていたが、ウォリアーズはヤングのスリーが止まらない。しかしロケッツも終了間際にハーデンがスリーを決め、1点のビハインドで第1Qは終了したよ(34-35)」
 
シンキ「前半はトンプソン、後半はヤングにスリーを決められてしまいましたか。」
 
キャット「トンプソンに4本、ヤングに3本やられてしまった。第1Q後半はトンプソンをしっかり抑えていたんだけどね。ちなみに今のところデュラントは存在感がないね。後半に温存しているのかもしれないな。」
 
シンキ「分かりました。では第2Qもお願いします。」
 
キャット「第2Qに入ってもヤングのスリーは止まらず、ロケッツは6点のビハインドとなった(34-40)、ハーデンがベンチの時間帯はポールの出番だが、まだチームに馴染んでないのか、うまくチームを指揮できない。この隙にウォリアーズは得点を重ねて点差は拡がっていく(34-45) ロケッツもゴードンが踏ん張って加点し、ようやくポールからカペラへのアーリウープパスが通って流れを取り戻しつつある状態となって、第2Qの中盤に入ったよ(40-51)」
 
シンキ「ここは踏ん張らないといけません。ではお願いします。」
 
キャット「タイムアウト後、ハーデンがコートへ。まずタッカーへナイスパスが通り加点に成功。アンダーソンがハーデンとのピックアンドポップからカリーのファールを誘う。これでカリーは3ファールに。その後もアンダーソンはノビツキー張りのジャンパーを決めるなど好調持続中。しかし眠れる獅子が目覚めたかのように、デュラントが全開モードへ。まずスリーを決めた後、簡単にハーデンを交わしてレイアップを決め、速攻からタッカーのフレイグラントファールをもらうフリースロープレイも決められた(47-60) その後にまたヤングにスリーを決められてしまい、点差はこの日最大となる16点に(47-63) ハーデンはシュート時に昨季までならもらえるファールをもらえず苦戦も、ならばドライブとばかりに加点に成功。フレイグラントファールを取られたタッカーも内外で見せ場を発揮し、何とかロケッツが食い下がっている状況で第2Qも後半へ(54-66)」
 
シンキ「劣勢を何とか挽回して欲しいですよ。」
 
キャット「タイムアウト後もタッカーがいい。デュラントへのプレッシャーでトラベリングを誘う。オフェンシブリバウンドは残念ながら奪えなかったが、よく食らいついている印象。タッカーがコートにいる時はディフェンスが機能していて、ウォリアーズは明らかにペースダウンしてきた。10-1のランに成功したロケッツは点差を8点に戻す(59-67) その後元ロケッツのショーンLことリビングストンに加点されるが、ロケッツもタッカーがスリーも決めて、前半はロケッツ9点のビハインドで終了となったよ(62-71)」
 
前半のスタッツ
ロケッツ FG23/48(48.9%) 3pFG8/21 FT8/11 22R 12A 7TO
ウォリアーズ FG23/41(56.1%) 3pFG11/17 FT14/15 19R 20A 7TO
 
個人スタッツ
ハーデン 18P(FG6/14) 6A 3TO
ポール 2P(FG1/4) 5R 4A 0TO
アンダーソン 7P(FG3/6) 5R
タッカー 15P(FG5/6) 2R
ゴードン 11P(FG4/8)
 
トンプソン 11P
カリー 5P
デュラント 10P
グリーン 7P 8A
ヤング 20P
 
シンキ「ハーデンはいつも通りに活躍しているみたいですが、新加入のポールがいけませんね。でもタッカーは頑張っていて良かったと思います。」
 
キャット「ちょっとまだポールはダントーニスタイルに馴染んでないのか、まだ機能しているとは言い難い状況だね。でも彼はキャリアがあるから、次第に慣れていくと思ってる。後半は速攻で加点されないように気を付けたいね。」
 
シンキ「では後半に逆転しましょう。お願いします。」
 
キャット「第3Qも出だしから点の取り合いになった。ノーガードの打ち合い状態と言った感じで、両チームともスリーを決めまくっていたよ(72-82) ロケッツはカペラがイマイチもそれなりに存在感を出している。アンダーソンはいい感じのシューティングタッチだね。タイムアウト後、ハーデンもスリーを決めて点差を一桁へ戻すが、ウォリアーズのオフェンスも止まらない。ミスマッチを突くパチューリアのレイアップ、4ファールでもコートにいるカリーのミドルなど点差は再び二桁へ(75-88) 中盤に入りロケッツはポール、アリーザ、カペラを下げてゴードン、タッカー、バームーテを投入。リズムに乗りたいロケッツだったが、ウォリアーズは手ごわく点差は詰まらない。トンプソンの存在感は薄れるも、デュラントが本領発揮してきて、グリーンが攻守でチームプレイをするなど、ロケッツは苦しい時間帯に入ってしまったよ(82-97) 第3Qも残り3分切った。」
 
シンキ「15点差くらいなら、まだまだ全然わかりませんよ。キャットさんは弱気の虫が出る癖があるみたいですが、諦めたらダメです。ここは勝利を信じて応援しましょう。お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後もグリーンは新人ベルのアーリウープパスをお膳立て。彼は素晴らしい選手だよ。しかしロケッツもゴードンが積極的に攻めて加点に成功し、何とか流れを戻そうとするが、ウォリアーズもグリーンがチームを引っ張り、結局ロケッツ13点のビハインドで終了となった(88-101)」
 
シンキ「ここまでの戦いを見ての見通しはどんな感じですか?」
 
キャット「ウォリアーズは強いし、そう簡単には勝てないと思うんだけど、今日のゲームだけ見ると、スモールラインナップになるとインサイドのディフェンスがもろくて、ここが付け入る隙かなーって思う。点差はあるが、ハイスコアゲームだから、13点くらいは気にならない。まだチャンスあると思うよ。頑張って欲しい。」
 
シンキ「気持ちで負けないようにしたいですよね。ここからが勝負ですよ。では最終の第4Qをお願いします。」
 
キャット「第4Q序盤からロケッツがスパーク!! ポールの攻守に渡るプレイでロケッツがリズムを取ると、ワイドオープンからバームーテがスリー、そしてゴードンが速攻からレイアップを決める7-0のラン! たまらずウォリアーズはタイムアウトを要求したよ(95-101) 残り10分以上。」
 
シンキ「勝利の2文字以外、頭に入れたらいけませんよ。行けます。お願いします。」
 
キャット「そうだな。タイムアウト後、いきなりカリーのターンオーバー! バームーテがドライブから加点するが、依然としてヤングが好調キープ。その後バームーテは再び加点する素晴らしさを披露。アンダーソンもナイスディフェンスを見せて、チームを助けると、こちらも好調ゴードンが果敢にドライブを仕掛けスコアー! ここでオフィシャルの1人が選手と当たって治療を受ける中断に入った(101-104) 残り9分切った。」
 
シンキ「オフィシャルも大変ですね。選手もそうですが、故障だけは避けたいですよ。では続きをお願いします。」
 
キャット「ここでグリーンが先ほど左ひざを捻ったんだが、その状態が入り、今日のゲームはもう出場しないとのこと。彼の状態は心配ではあるが、ロケッツにとってはラッキーかもしれない。」
 
キャット「このチャンスを活かしたいロケッツだったが、ウォリアーズはディフェンスで凌ぐ。デュラントのブロックに続き、コートに戻ってきたトンプソンもブロック。その直後の速攻で、トンプソンは自分の形でスリーを放つと、きれいにリングに吸い込まれて行ったよ。たまらずダントーニはタイムアウトを要求へ(101-109) 残り6分弱。」
 
シンキ「まだチャンスあります。大丈夫です。お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後、カペラが存在感を発揮する。堅実にペイント内から加点に成功し、ロケッツは追い上げを図ってきた(105-109) その後もロケッツはリズム良く加点を続けるが、ウォリアーズもカリーが切れのあるプレイで次々とボールをリングの中へ(112-118) 残り5分を切ってロケッツはまだ連携がしっくり行っていないポールをベンチへ下げてゴードンを投入すると、残り4分にはカペラを下げて、休ませていたアリーザも投入。まずタッカーがスリーを決めてロケッツは3点差に追い上げる(115-118) 王者の余裕なのか、焦らないウォリアーズはデュラントをベンチで休ませていて、カリーがセットオフェンスからスリーを狙うが、これは決まらずロケッツボールに。ロケッツはハーデンがお得意の1対1からのドライブで、コーナーへパスを出し、タッカーはスリーを放つが決まらず。残り3分切って、手に汗握る展開になったんだ。」
 
シンキ「ここからですよ。お願いします。」
 
キャット「ロケッツは積極果敢にボールへアタックしてスチールを狙うが、フリーになったルーニーにファール。彼は1本フリースローを決めて点差は4点に(115-119) ここでデュラントがコートへ戻る。ロケッツは直後のオフェンスでボールを取られそうになるが、うまいことアンダーソンがパスを出し、シュートクロックぎりぎりでアリーザがスリーを決めた! これで1点差に(118-119) ウォリアーズはタイムアウトを要求したよ。残りほぼ2分。」
 
シンキ「開幕からすごいゲームになりましたね! これは勝ちたいですよ。お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後、ロケッツはアンダーソンからバームーテがコートへ。ウォリアーズはルーニーから交代したマカウがカリーのナイスムーブに、デュラントからのナイスパスをコーナーからスリーを決めて、ロケッツは4点差に戻された。しかし諦めることを知らないロケッツは、ハーデンがカリーをあざ笑うかのようにドライブから簡単にレイアップを成功させる。直後にオフィシャル判定に入り、先ほどのマカウのショットは2ポイントに変更になった(120-121) グリーンを失ったウォリアーズは、攻撃パターンがカリーとデュラントのツーメンゲームに中心になって、ここを読んだゴードンがうまく対応してロケッツボールに! このチャンスにロケッツは当然のごとくハーデンのアイソレーションプレイを選択。ドライブしてペイント内からカリー越しにジャンパーを放つもゴールに嫌われるが、バームーテがナイスオフェンシブリバウンド。このチャンスにゴードンがスリーを放つも外れるが、体を張ったプレイでタッカーがリバウンド争い時にファールをもらった! 今日フリースローを4本中2本外していたタッカーだったが、ここは冷静に2本とも沈めて、ついにロケッツはリードを奪ったんだよ! 残り44秒(122-121)」
 
シンキ「開幕戦からすごいことになってますね! ズバリ勝ちましょう。お願いします。」
 
キャット「ウォリアーズはタイムアウトを取らずプレイは続行。カリーに対し、アリーザとタッカーの2人が厳しいディフェンスをして、カリーのパスミスを誘った!! このチャンスにハーデンはじっくりと時間を使う。タッカーのスクリーンを使わず、アイソレーションからスリーを狙うが、これは決まらず、タッカーのファールで時間は止まった。残り10.6秒でウォリアーズボールから。」
 
シンキ「ここまでくると絶対に勝ちたいですよ。お願いします。」
 
キャット「ウォリアーズのラストプレイ。スクリーンを使ってカリーに打たせる作戦がうまく行き、バームーテが振られた隙にスリーを放つが、幸運にもリングにはじかれた! しかしウォリアーズはオフェンシブリバウンドをタップをしてボールをつなぎ、デュラントのもとへ。彼はハーデンのシュートチェックを交わしジャンパーを放つ。このジャンパーは入り、ウォリアーズファンは総立ちになるが、0コンマ何秒かのところでタイムアップの時間切れ!!! ロケッツが見事な逆転勝利で開幕戦を王者からもぎ取ったよ!!!」
 
シンキ「ブラボー!! 王者のウォリアーズから、ロケッツファンもビックリの勝利ですか!! かなり点差が付いた時はもう厳しい感じがしましたが、ロケッツの選手達は諦めませんでしたね。素晴らしい勝利です!!」
 
キャット「いやー、やってくれたな。勝因は第4Qのディフェンス。タッカーを中心に積極的なディフェンスが功を奏したと思う。まあグリーン離脱もあったけどね。よく頑張ったよ。ゲーム成績は以下の通りに。」
 
ロケッツ   34 28 26 34 122
ウォリアーズ 35 36 30 20 121
 
ロケッツ(1-0)
FG47/97(48.5%) 3pFG15/41(36.6%) FT13/19 43R 28A 12TO
ウォリアーズ(0-1)
FG43/80(53.8%) 3pFG16/30(53.3%) FT19/21 41R 34A 17TO
 
ハーデン 36分 27点、6R、10A、3TO FG10/23 3pFG4/9 FT3/4
ポール 33分 4点、8R、11A、2S、1TO FG2/9 3pFG0/4 FT0/0
アリーザ 38分 8点、6R、5A、2S FG3/9 3pFG2/5
アンダーソン 33分 13点、8R FG5/12 3pFG3/8
カペラ 18分 12点、4R FG6/10 FT0/1
ゴードン 29分 24点、2B FG9/16 3pFG0/6 FT6/8
タッカー 29分 20点、6R FG6/9 3pFG4/6 FT4/6
バームーテ 23分 14点、4R FG6/9 3pFG2/3
控えはゴードン、タッカー、バームーテのみ出場
 
デュラント 38分 20点、5R、7A、4B、8TO FG7/15 3pFG2/5 FT4/5
カリー 30分 22点、5R、4A FG8/18 3pFG3/9
トンプソン 38分 16点、6R、3A、2S、2B FG6/14 3pFG4/7
グリーン 28分 9点、11R、13A FG2/6 FT4/4
パチューリア 10分 6点、3R FG2/2
ヤング 26分 23点 FG8/9 3pFG6/7
マカウ 19分 4点 FG2/3
リビングストン 19分 6点、5A FG2/5
ベル(新人) 12分 8点 FG4/5
 
シンキ「今日の勝利は大きいですね。でもポールがクラッチタイムで出場しなかったのは気になります。これについては?」
 
キャット「現状だと、まだハーデンとの息が合ってないんだよ。今日は勝ちにこだわって、とりあえず慣れているハーデンがボールを支配する形を取った感じなんじゃないかな。ポールの実績からすると、今日は数字的には寂しくなったが、まだまだこんなもんじゃないところをこれから見せてくれるだろう。シーズンは始まったばかりだよ。」
 
シンキ「それから今日はタッカーとアンダーソンが良かったんじゃないですか?」
 
キャット「良かったねー。アンダーソンもこれくらいやってくれると、年俸も気にならなくなる。今日はアグレッシブに攻守でペイント内で存在感があったからね。この調子でプレイをお願いしたいよ。それから今日の殊勲者はタッカーで決まりだろう。彼の攻守に渡る存在感がなければ、今日のゲームは絶対に勝てなかった。スモールラインナップでも体を張ってプレイ出来るし、ホント彼はいい補強をだったと思う。故障に気を付けてこれからもチームに貢献して欲しいよね。」
 
シンキ「分かりました。それでは最後に何かありますか?」
 
キャット「今日はタフなゲームになったけど、勝てて本当に良かったよ。劇的な幕切れで、楽天TVで初めてNBAを観た人は、これを皮切りにロケッツファンになって欲しいと思ったくらいだ(笑)」
 
シンキ「開幕戦を勝利で飾ったロケッツですが、明日もゲームがありますので気は抜けません。それでは明日のキングス戦も宜しくお願いします。今日はどうもお疲れ様でした。」

最終ロスター決定

シンキ「こんにちは。プレシーズンゲームが終了し、いよいよ明日からレギュラーシーズンが始まりますね。今季はポールが加入し、さらに強いロケッツを見せてくれると思ってます。明日のウォリアーズ戦が非常に楽しみですよ。」
 
キャット「今季は開幕が2週間ほど早まったから、11月あたりから始まるってイメージがあるボクにとっては、正直まだしっくりこないんだけど(笑) でも選手の疲労回復を考えると、アウェイ連戦を少なくすることは大事だからね。昔の選手は軟弱だなーって思うだろうが。」
 
シンキ「ロケッツは昨季アウェイ5連戦が3回ありましたもんね。」
 
キャット「いきなり開幕から8ゲーム中7ゲームがアウェイ戦だったな(苦笑) 今季はアウェイ4連戦が2回あるくらいだから、多少マシになったと思うが、それでも3連戦が5回あるから気が抜けないよ。控えの選手達にも頑張ってもらわないとね。」
 
シンキ「ですね。ところで最終ロスターが確定したようですが、前回カットされなかったブラウン、オリバーは残ってますか?」
 
キャット「ハウスJrは予想通りにカットされた。彼はおそらくヴァイパーズへ行くだろう。そしてブラウンは残ったが、オリバーは解雇。最終ロスターは以下の通りに。」
 
PG2人 ポール、ブラウン
SG2人 ハーデン、ゴードン
SF4人 アリーザ、タッカー、バームーテ、トロイ
PF2人 アンダーソン、ジョウ・チー
C4人 カペラ、ネネ、タリック、オヌアク
2ウェイ契約1人 ジャクソン
 
シンキ「実質ロスターに2つ空きがありましたが、無保証契約の選手達の中で残ったのはブラウンだけですか。NBAは厳しい世界ですね。」
 
キャット「PGの層が薄いのはブラウンにとって幸運だったな。昨季の中国遠征中、観光で行った万里の長城で落書きをする騒動を起こした時は、すぐに消えるだろうって思ったけど、意外にしぶとく生き残ってる(笑)」
 
シンキ「俺は落書き同様、そう簡単に消えないぜって感じですかね(笑) あと1人ロスターに空きがありますがこれについては?」
 
キャット「おそらくロスターに柔軟性を持たせたいんだろう。2年前に現在Bリーグ京都でプレイしているジョシュアが、ロスター入り寸前でカットされて、1人分の空きがあったんだけど、その空きを使って元ロケッツのヘイズ(現ロケッツフロント)を試していたよ。」
 
シンキ「カットされた無保証の選手達の今後はどうなりますかね?」
 
キャット「ロケッツ傘下のGリーグ、ヴァイパーズへ行ける権利があるよ。もしくは可能なら他のチームと契約するか、海外のチームへ行く選択肢もある。バスケはNBAだけじゃないからね。個人的にはBリーグで素質が開花し、NBAのロスターに入れる選手を見てみたいよ。」
 
シンキ「そういえば昨季Bリーグにいたチルドレスは、今季ナゲッツと契約したそうですが、彼は残ったんですか?」
 
キャット「彼はカットされた。ナゲッツは完全補償契約選手がすでに15人いたから厳しい状況だったんだけど、やはりダメだったね。年齢的にも上がり目ないし仕方ないんじゃないかな。」
 
シンキ「元ロケッツでロスター入りを目指している選手たちも気になります。」
 
キャット「元ロケッツ組では、ラプターズと契約したKJは残ったが、同じくラプターズへ行ったウィルチェーはカットされた。それからサンダーと契約したカナーンもカットされたよ。ロケッツとのプレシーズンゲームでは存在感を出していたんだけどね。」
 
シンキ「分かりました。カットされた選手達は無念でしょうが、まだ若いのでこれからですよ。今後の健闘を祈りたいと思います。それと完全補償契約選手でカットされた選手はいますかね?」
 
キャット「まずキャブスのジェファーソンがトレードされたが、その後解雇され、今日ナゲッツとの契約に合意。キャブスはこのトレードで1300万ドル近いぜいたく税を節約できたようだ。それからグリズリーズのボルドウィンもカットされた。彼は昨年のドラフト1巡目で指名された選手なんだけど、1年で見限られてしまったな。それとジャズのボロンボイもカットへ。彼は昨年2巡目で指名されたが1年でお払い箱となった。NBAは何とも厳しい世界だ。」
 
シンキ「ありがとうございます。今季のロケッツはどれくらい勝てそうですか?」
 
キャット「ダントーニは60勝以上が目標と言ってるんだが、ボクもそれくらいは勝って欲しいと思ってる。昨季も折り返しの41ゲームで31勝していたくらいだから、60勝の可能性は十分にあったんだけど、その後はなかなか連勝街道へ入れず、55勝止まりだったな。今季はポールが加入したし、ケミストリーを強化していけば、フランチャイズレコードタイの58勝は行けると思ってるよ。もちろんエリートチームの証でもある60勝へ到達して欲しいよね。」
 
シンキ「分かりました。それでは最後に何かありますか?」
 
キャット「ルーキー契約を終了間近である4年目の選手達の契約延長期限が今日だったんだが、カペラは予想通りに契約延長せず、オフに制限付きFAになる。ロケッツとしてはサラリー枠に融通性を持たせたかったんだろう。個人的には成長著しいカペラとは契約延長しても良かったと思うんだけど、その後の展開を考えると仕方ないな。ちなみに他の4年目の選手で契約延長した選手は1位のウルブズ、ウィギンズ(マックス契約の5年1億4650万ドル)、3位のシクサーズ、エンビード(マックス契約)、14位のサンズ、ウォーレン(4年5000万ドル)、19位のジャズ、ハリス(4年8400万ドル、保証は7400万ドル)となっている。」
 
シンキ「ありがとうございます。いよいよ明日から開幕戦が始まりますが、長いシーズンになりますので、故障には気を付けてもらいたいと思います。それでは今日はお疲れ様でした。明日の開幕戦も宜しくお願いします。」

プレシーズンゲーム終了

シンキ「こんにちは。今季期待のロケッツですが、プレシーズンゲーム初戦のサンダーに勝利してからの状況はどうなってますかね?」
 
キャット「2戦目の上海シャークス戦は序盤からゲームの主導権を奪って余裕の勝利で終わった(144-82) 3戦目のニックス戦はポールがお休みも、再建中のニックスをあしらうような快勝だったね(117-95) 4戦目のグリズリーズ戦はさすがに苦戦したが、第3Q中盤以降にゲームの主導権を握ると、第4Qも勢いに乗って主力を下げたグリズリーズを寄せ付けなかったよ(101-89)」
 
キャット「そしてプレシーズンゲーム最終戦となった今日のスパーズ戦。ポールはグリズリーズ戦で多少痛めたヒザを考慮して欠場となった。スパーズのエースであるレナードも同様に欠場。ロケッツは序盤にゴードンの長距離砲がさく裂するなどリードを奪うが、スパーズもパスがよく回っていて追いすがる展開。第2Qに一気のランを出したスパーズが若干優勢も、ロケッツも踏ん張りを見せて前半は3点のビハインドで終了した(51-54) 第3Qに入ってもロケッツは相変わらずパス回りがいいスパーズのオフェンスを止められず、一時10点近いリードを奪われるが、中盤に入ってスリーが決まりだしたロケッツは、15-2のランを披露して逆転に成功する(72-68) だが試合巧者のスパーズは再びリズムを取り戻して終了したね(76-81) 第4Qも劣勢だったロケッツは終盤に見せ場を作ったがそこまで。結局スパーズが勝利してプレシーズンゲーム最終戦は終了となった(97-106)」
 
シンキ「プレシーズンゲームを全勝で終えたかったのですが、スパーズが相手では仕方ないですかね?」
 
キャット「スリーポイントがどれだけ入るかが現状ロケッツの生命線だからね。今日みたいに入らない日は(19/55、28.3%)、ディフェンスでアドバンテージを取れないロケッツでは厳しいゲームになってしまう。」
 
シンキ「レギュラーシーズンへ向けて大丈夫そうですか?」
 
キャット「昨季からコアなメンバーは替わってないから、開幕からそれなりに勝てると思うけど、今日のスパーズみたいに手強い相手になると、ディフェンス力の劣るロケッツは厳しいゲームを強いられるんじゃないかな。ここらへんは新加入のポールがどれだけチームにフィットするかにもよるかもね。」
 
シンキ「そのポールですが、ロケッツのユニフォームを着ての彼はどうですかね?」
 
キャット「まだちょっと連携がうまく行ってないことがあるとはいえ、攻守ともにさすがオールスターというプレイを見せているよ。ただ気になるのは、ロケッツに来てから得意のミドルレンジからのショットがほとんど見られなくなったこと。ダントーニオフェンスの影響なのか、スリーを放つことが非常に目立つね。ハーデンがボールを持つ機会が多いから、それが関係しているのかもしれないが、彼の持ち味をもっと引き出せるように、レギュラーシーズンも試行錯誤を繰り返して行くんじゃないかな。」
 
シンキ「その他の選手についてはどうですか?」
 
キャット「ハーデン、アリーザはよくやってると思う。特にアリーザはシューティングタッチがすごくいいよ。ハーデンもエースとして頑張っていると思う。元ヘッドコーチで、11ゲームでクビになったマクヘイルが彼にケチを付けたが、ハーデンは軽くあしらっていたよ(笑)」
 
シンキ「マクヘイルはひがんでるんじゃないですか。」
 
キャット「よく分からないが、自己顕示欲の強いマクヘイルのことだからそうかもしれない。彼を雇ったGMモーレーは反省してもらいたいよ。」
 
シンキ「モーレーにはアンダーソンに巨額契約をした反省も必要です。」
 
キャット「全くだ。そのアンダーソンだが、ロールプレイヤーとして見るならばよくやっていると思うんだけど、年俸2000万ドルプレイヤーとしてみると全く物足りない。正直何とか彼をトレードできないものかなーって思ってる。2020年のドラフト1巡目指名権を付けて、ブレイザーズのターナーと、新人のコリンズを獲得するプランがESPNに載っていたが、アンダーソンとターナーの2人は最もトレードし難い選手とのことだ(苦笑) 何とかできないものかなー」
 
シンキ「アンダーソン問題が今後に引きずることがないといいのですが、逆にルーキー契約が終了間近のカペラについてはどうですかね?」
 
キャット「期待以上とは言えないが、成長を感じるプレイを見せている。フリースローもかなりうまくなってるしね。ボールハンドリングに課題があり、ディフェンスでもっと存在感を出して欲しいけど、ホント彼はよくやっているよ。それと彼との契約延長なんだが、来季への柔軟性を考えて、ロケッツは彼を制限付きFAにさせると思う。ESPNの記事によれば、年俸1500万ドル以下ならお買い得とのことだ。」
 
シンキ「昨季から加入したゴードン、ネネは順調ですかね?」
 
キャット「いい感じだよ。特にゴードンは自分の形で放った時のスリーはほとんど決めているね。さすがスリーポイントコンテストの王者だけのことはある。ネネも体調管理をしっかりしているみたいだし、年俸分は働いてくれるだろう。」
 
シンキ「新加入組みも気になりますが、タッカー、バームーテ、タリック、そしてジョウ・チーなどの状況をお願いします。」
 
キャット「タッカーは出来る範囲のことをやっているね。サイズの割にリバウンドを取れるから、勝負所のスモールラインナップでも出番あるだろう。バームーテはシュートが入ってる。ドライブからダンクも見舞えるし、安定した控えの戦力だよ。タリックは今日のゲームから復帰。ネネの状態次第でプレイタイムも増えるからね。準備しとけって感じかな(笑) ジョウ・チーは短時間のプレイで見せ場を作ってる。外からのシュートを安定して決められることを証明できれば、アンダーソンのプレイ時間は次第に減って行くと思う。彼のサイズはディフェンス面で有効になるからね。」
 
シンキ「分かりました。ではプレシーズンゲーム終了とのことで、ロスターの状況もお願いします。」
 
キャット「今日のゲーム前にロケッツはテイラー、クォーターマン、クリス・ジョンソン、そして途中からキャンプに参加したデ・パウラを解雇して、ロスターは現在16人。そのうちジャクソンは2ウェイ契約なので、開幕へのロスター15人に絞られたよ。」
 
スターター 5人
ポール、ハーデン、アリーザ、アンダーソン、カペラ
控え(ローテ入り) 5人
ゴードン、タッカー、バームーテ、ネネ、タリック
控え 5人
ジョウ・チー、トロイ、オヌアク、ブラウン、オリバー
2ウェイ契約 1人
ジャクソン
 
キャット「ブラウンは昨季同様、しぶとく残った感じか。オリバーは故障をして1か月ほど欠場となる。それから新たにロケッツはダニュエル・ハウスJrと契約した。彼はまだ今季のキャンプで、どこのチームにも所属していないから、このまま解雇してGリーグ傘下のヴァイパーズへ送るためだろう。そういえば富樫もマブスと同じような契約をしてたな。」
 
シンキ「ありがとうございます。元ロケッツ関連のニュースはありますかね?」
 
キャット「元ロケッツではNBAに戻りたがっているジョシュが、ユーロのチームでプレシーズンゲームに出場してる。少し確認してみたが、ちょっと厳しそうだよ。ロールプレイヤーの動きが出来ない彼に、現状NBAでは居場所がないと思う。それから同じスミスで、元ロケッツになり得たジョシュアだが、Bリーグ京都でプレイしていて奮闘中。体の幅を存分に使ってゴール下で存在感を出してる。元日本代表である伊藤の踏ん張りにイラついたのか、ものすごいパワーで吹っ飛ばしたシーンもあったよ(笑)」
 
シンキ「あの楽天の巨漢アマダーみたいに乱闘騒ぎを起こしちゃいけません。」
 
キャット「バスケだと逃げ場が限られるからな(苦笑) 収拾がつかなくなるよね。気を付けてもらいたい。」
 
シンキ「ですね。それでは最後に何かありますか?」
 
キャット「プレシーズンゲームを観た限り、今季のロケッツも昨季同様に50勝以上はするだろう。故障なくポールとハーデンのコンビが全開となれば60勝の目も見えてくるかもしれない。だがウォリアーズは相当に強く、スパーズもまだまだ健在だからね。今季の優勝は厳しいかもしれないが、夢を見させてもらいたいと思ってる。」
 
シンキ「今日はどうもお疲れ様でした。」

プレシーズンゲーム初戦 対サンダー(アウェイ)

シンキ「こんにちは。いよいよ今季初ゲームの開催ですね。レギュラーシーズンへ向けて、幸先のいいスタートを切りたいですよ。」
 
キャット「故障からタッカーが復帰し、各選手の状態チェックだけでなく、チーム内の連携など、プレシーズンゲームとはいえロケッツにとって大切なゲームだと思う。特にハーデンとポールのコンビネーションはゲームを通じて上がっていくだろうからね。」
 
シンキ「ですね。ではゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがポール、ハーデン、アリーザ、アンダーソン、カペラと予想通りの布陣。対するサンダーは、ウエストブルックの替わりにフェルトンが先発。残りの4人は予想通りとなった。」
 
キャット「ゲームは第1Q序盤はロケッツが優勢も、直前にサンダー入りしたカーメロを止められず逆転を許す展開になった。しかしロケッツはハーデンの4ポイントプレイに、ゴードンとアンダーソンのスリーが決まって再逆転し第1Qは終了(27-25) 第2Qに入るとロケッツは得意のスリーポイントを連発で決めて一気に突き放すが、サンダーもタルサ市民の声援もあって盛り返して前半は終了したよ(59-52) 第3Qに入ってもロケッツはリズム良くゲームを展開して、点差も再び二桁を超えた。サンダーは早々と先発組をベンチへ下げるが、もっと調整したいロケッツはスターターを残してプレイしていたね。第4Qはプレシーズンゲーム特有の、ロスター入りを争う選手達が主にプレイという形でゲームは終わったよ。最終スコアーは104-97でロケッツの勝利で終わった。個人成績は以下の通りに。」
 
ロケッツ(1-0)
ハーデン 29分 16点、5R、10A、3S、2B、7TO FG5/16 3pFG3/12 FT3/5
ポール 24分 11点、2R、7A、2S、0TO FG2/5 3pFG2/5 FT5/6
アリーザ 26分 18点、1R、1S、1B FG6/9 3pFG5/7 FT1/1
アンダーソン 19分 10点、1R FG3/7 3pFG3/7 FT1/2
カペラ 26分 9点、5R(2OR)、1A FG4/8 FT1/1
控え
ゴードン 24分 21点、1R、1S FG7/12 3pFG6/8 FT1/1
バームーテ 26分 8点、7R、1B FG2/3 3pFG2/3 FT2/2
タッカー 23分 5点、7R、1A、1S、2B FG2/6 3pFG1/4
ジョウ・チー 5分 3点、2R、2B、4PF FG1/1 3pFG1/1
トロイ、テイラー、ブラウン、クリス・ジョンソンも出場
ネネは休養、タリックは体調が悪く欠場
 
サンダー(0-1)
カーメロ 20分 19点、4R、1S FG7/13 3pFG3/5 FT2/3
ジョージ 26分 15点、5R、2A、1S、1B FG6/13 3pFG1/3 FT2/3
アダムズ、フェルトン、ロバーソンで合計15点、7R
控え
グラント 10点、キャナーン(元ロケッツ) 11点、3R、6Aなどが出場
 
シンキ「幸先のいいスタートを切ったようですが、内容的にはどんな感じでしたかね?」
 
キャット「初戦としては良かったんじゃないかな。サンダーはウエストブルックが欠場。またカーメロやジョージなど新加入組が多いこともあって、チームケミストリーがまだまだという感じに見えたから、勝利は当然だと思う。今日はシューティングも良かったしね。」
 
シンキ「ハーデンとポールのコンビは機能していましたか?」
 
キャット「数年前、ハーデンがローソンとコンビを組んでた時は、どうも感触がイマイチで、それはレギュラーシーズンに入っても変わらなかったが、さすがにポールとは息が合っているように見えたし、実際数字にも表れている。いきなりポールのスチールから、ハーデンのスポットアップでのスリーが決まったよ。基本的に2人がコートにいる時は、ポールが起点になってたが、ハーデン1人のときは昨季のような感じの役割をこなしていたね。PGの控えが決まってないことから、ゴードンがボール運びをしていた時間帯もあって、ダントーニもいろいろ思案しているんだろう。」
 
シンキ「ポールとハーデンのコンビは大丈夫そうですかね?」
 
キャット「大丈夫だと思うぞ。ポールは歴代PGの中でも確実にトップ10に入る選手。やはりローソンとは格が違うと言ったところだよ。彼の攻守に渡る活躍は本当に素晴らしいの一言に尽きるね。PGとしてターンオーバーを抑え、無駄打ちせず、チームメイトを活かすことに関してはハーデン以上だと思う。彼が健康に過ごせれば、ロケッツのシーズン50勝は堅いんじゃないかな。」
 
シンキ「ハーデンはさすがの活躍を見せたようですが、ターンオーバーが多いのが気になります。」
 
キャット「彼はギャンブル的なパスを出すことがあるし、ドライブからボールを失うことが目立つな。もちろんポールと役割が違うから、ターンオーバーが彼より多くなるのは仕方ない部分あるんだけど、もうちょっと抑えてもらわないといけないだろう。」
 
シンキ「それから今日はスリーポイントが好調でしたが、やはりポール加入の効果ですかね?」
 
キャット「いやー今日はサンダーのディフェンスが甘かったと思うから何とも言えないな。さすがに昨季までいたロールプレイヤーを4人も放出して、さらにウエストブルックに元ロケッツで今季からサンダー入りしたパターソンも欠場ときてる。とはいえ、ゾーンに入った時のゴードンのシュート力には目を見張るものがあるね。今季も期待していいと思う。」
 
シンキ「さらなる成長が期待されるカペラはどうでしたか?」
 
キャット「彼をロールプレイヤーとして見るならば、今日の出来は悪くないと思うが、スター候補として期待しているロケッツファンの目からすると、今日の出来は物足りないね。もっとアグレッシブに攻めてもいいかもしれない。それから気迫を感じさせるプレイを期待したいね。ジャンプボールでも絶対勝ってやるんだという気持ちは大事だと思うぞ。」
 
シンキ「それからトレード要員だったアンダーソンについてはどうですか?」
 
キャット「彼の課題はディフェンスの改善なんだけど、いきなりカーメロ相手に無双食らっててガックリさせられたよ(苦笑) まあそれでもオフェンス面ではチームに貢献しているからね。費用対効果の悪い選手だが、自分の出来る範囲のことはしっかりやれる選手だと思う。むしろカーメロみたいに調子の悪い日でもシュートを打ちまくるタイプじゃないし、ベンチへ下げてもふてくされないから、扱いやすいという面を考えれば、無理にカーメロを取るより良かったかもしれない。」
 
シンキ「控えはどうでしたか? 新加入組が多いですよね。」
 
キャット「ゴードンはケガに気を付ければO.K. 新加入組については、タッカーの獲得は正解だったと思う。サイズはないが重厚感のある体つきで、相手を力強くディフェンスしていたよ。リバウンドも取れるし、かなり重宝すると思う。時間帯によっては、インサイドの選手も守れるし、ボクは18分くらいの出場時間と予想したが、24分以上出ても驚けないね。それからバームーテはタッカーほどのディフェンスでの存在感はなかったが、的確にスリーを決めていて、こちらも確実にローテに入ると思った次第。ローテ入りを目指す選手で一番印象に残った選手はルーキーのジョウ・チー。サンダーの控え相手とはいえ、サマーリーグと違って役割が限定されている状況が良かったのか、彼の持ち味であるサイズと機動力が活きる展開になってたよ。ファールは多かったが、ここらへんは慣れれば修正出来るからね。30分以上出場する選手ではないし問題ないだろう。」
 
キャット「それ以外の控えはさっぱりだったと思う。トロイもこれでは怖くて使えないと思ったくらい。テイラーも同様で、ブラウンもシュート力だけだからなー。あと2人ロスターに残れる枠があるとはいえ、今後のゲーム次第では、他チームを解雇された選手の獲得に向かう可能性もあり得ると思うよ。奮起を期待したいね。」
 
シンキ「ありがとうございます。次のゲームはあさっての上海シャークス戦になります。」
 
キャット「プレシーズンならではのゲームだし、勝敗度外視で楽しみたいよ。」
 
シンキ「最後に何かありますか?」
 
キャット「元ロケッツのマイク・ジェームスが、アシスタントコーチであるルーカスの部下になったよ。それから日本期待の八村塁が、2019年のドラフト候補としてESPNに載ってたね。現在では22位になってる。素材の高さは間違いないので、どれだけその才能を開花させらえるかだよね。楽しみだよ。」
 
シンキ「NBA開幕まで残り2週間ですが、日本ではBリーグが始まり、今週からは女子のWリーグも始まりますね。バスケファンの季節がやってきたと言った感じでしょうか。それでは今日はお疲れ様でした。次のゲームもよろしくお願いします。」

« 2017年9月 | トップページ | 2017年11月 »