シンキ「今日のゲームも残念な結果に終わってしまいました。」
キャット「接戦に持ち込んだとはいえ負けは負けだからなぁ。とても悔しいよ。」
シンキ「序盤から離されることなく食らいついていて、今日のゲームはやってくれるかと思ったのですが・・・ 前半から振り返ってもらえますか?」
キャット「第1戦と違って序盤からロケッツはうまくゲームをコントロールしていたね。スターターを初戦で見所がなかったPFのスミスからPGのビバリーに代えたのが功を奏していた印象あるよ。」
キャット「イバカのブロックを恐れずにドライブから得点を重ねていたし、ビバリーがウエストブルックを挑発するかのようなプレイをして彼を苛立たせていたよね。」
シンキ「それでもイバカには6ブロックされていますが・・・」
キャット「彼のブロックを恐れていたら消極的なプレイしか出来ず、そうなるとシリーズ敗退は目に見えているからね。イバカにブロックに行かせてそのシュートが外れても、その後のリバウンドを取ってゲームを優位に進めようとの意志が感じられたよ。」
キャット「第2Qの連続ターンオーバーが痛かったとはいえ、前半はウエストブルックをファールトラブルである程度封じ込め、リバウンドでは優位に立っていたこともあり、55-57と2点ビハインドで持ちこたえたな。ここまでは合格だよね。」
シンキ「後半に入ってリンが故障し、デルフィノが初めから出てきました。」
キャット「今日のビバリーの出来を考えると、リンよりもデルフィノの方がシュートがうまいからそれほど心配はしてなかったけど、終わってみると終盤に強いリンがいなかったのは痛かったかもしれないな。」
キャット「後半に入って何とかロケッツも点差が開かないように大事にプレイしていたんだけど、ビバリーが連続ファールでベンチへ下がると、途中加入のブルックスがダメダメだったこともあり、第3Q半ばすぎで一気に点差を9点の拡げられてしまった。」
シンキ「9点でも痛かったですか?」
キャット「そりゃサンダーは一気に加点するだけの爆発力のあるチームだからね。ベンチが溜まらずタイムアウト取ったのもうなずけるよ。」
キャット「その後はビバリーを戻して彼とハーデン、アシックなどが奮闘して、何とか最後は6点のビハインドまで巻き返して第3Qが終了したね。」
シンキ「第4Qはいきなり最初の2分半くらいで点差を拡げられました。」
キャット「15点のビハインドになってしまったな。ここで諦めかけたロケッツファンも多かったんじゃないかな(苦笑)」
シンキ「キャットさんも諦めかけました?」
キャット「第3Q終盤で見せていた2-3のゾーンディフェンスが効果的だったからね。まだ時間もタップリあったからそんなことはなかったよ。」
キャット「タイムアウト後にビバリーのスリーと、ハーデンのドライブからアシックがフィニッシュして10点差に追い上げ、デルフィノのスリーも決まって溜まらずサンダーはタイムアウトを要求してたな。」
シンキ「タイムアウト後もサンダーはロケッツのディフェンスに攻めあぐみ、3連続でターンオーバーを犯すなどして流れは依然としてロケッツにありましたよね。」
キャット「この段階で残り時間がもっと少なければよかったんだけど。まだ6分近くはあったからなぁー。ここらへんはコーチの腕でもあるんだけどね。」
シンキ「アシックのリバウンドもよかったですよね。」
キャット「さっきも言ったけどわざとイバカにブロックに行かせて空いたスペースに、うまく飛び込んでいたよ。サンダーはマーティンと一緒に、ハーデン対策でセフォロシャを使っていたからリバウンドが甘くなっていたしね。」
シンキ「ハーデンのドライブで91-91に追いついて、またサンダーはタイムアウトを要求しました。」
キャット「この段階で残り5分くらい。追いついたのはいいんだけど、まだ時間はあったからね。このタイムアウトでサンダーに修正されると厳しい展開になるんじゃないかとドキドキしてたな。」
シンキ「タイムアウト後はどうでしたか?」
キャット「マッチアップ気味のゾーンディフェンスで外からのシュートを強要させていたよね。ウエストブルックが俺俺モードに入ったのもロケッツとしてはラッキーだったよ。」
シンキ「デルフィノのスリーが決まってロケッツが残り3分弱で95-91と4点リードしました。」
キャット「21-2のランは実に見事だったよ。ただ残り3分もあれば簡単に逆転できるからね。ここからが本当の勝負だったんだ。」
キャット「次のプレイで遂にインサイドでイバカに得点を取られたでしょ。あれで流れが変わらなければいいなーと思ったんだけど。」
キャット「リードを奪ってロケッツは勝ちに焦ったのか、いらないプレイをしてしまい、次のサンダーの攻撃でウエストブルックに切れ込まれてフリースローを与えてしまった。」
シンキ「勝負の分かれ目でしたか?」
キャット「勢いがつくと止められないのがサンダーだからね。ロケッツのタイムアウト後にサンダーはマーティンに代えてパーキンスを戻したのもよかった。彼のスクリーンは強力だからデュラントがシュートを打ちやすくなってたよ。」
シンキ「パーキンスはリバウンドも取ってましたね。」
キャット「早くパーキンスをコートに戻しておけば、サンダーはもっと楽に勝てたんじゃないかと思うね。結果論かもしれないけど。」
シンキ「パーキンスはファールぎりぎりのプレイで、セフォロシャのスリーをお膳立てしてました。」
キャット「あのようなお膳立てが出来るプレイが終盤に入ると効いてくるんだよ。サンダーの強さは各自何をすればいいのかを理解出来ているところだよね。まぁウエストブルックがたまに暴走したりはするけど(笑)」
シンキ「これで残り1分、97-101と4点のビハインドになってしまいました。」
キャット「ここからまた流れを取り戻すには厳しい残り時間だよね。」
シンキ「結局後はファールゲームを余儀なくされ、残念ながら102-105でロケッツは破れ、アウェイ連戦は2連敗で終了しました。」
キャット「このような接戦に負けたのは悔しいよね。第3Q終盤にゾーンディフェンスが効果的だということが分かっていたんだから、第4Qの早い段階から使わずにせめて中盤まで温存するとか作戦はあったと思うんだけど、15点のビハインドになっていたからなぁー。使わざるを得なかったのは分かる。でもそうなる前にもう少し手を打って欲しかったな。」
シンキ「マクヘイルヘッドコーチの作戦ミスですか?」
キャット「接戦で負けたゲームはほとんどコーチの責任だからね。選手はよく頑張ったと思うよ。」
シンキ「ビバリーは本当によくやってましたよね。」
キャット「ビックリだよね。物怖じしていないというか、オールスターのウエストブルックを挑発するくらいだもん(笑) まだ伸びると思うから実に楽しみな選手だよ。シクサーズのホリデーくらいまで成長して欲しい気分だ。」
シンキ「シリーズ第3戦はあさってになります。」
キャット「今日のゲームで作戦次第ではあるが、ある程度サンダーオフェンスを封じ込めることが確認できたからね。次の第3戦を勝てる可能性はあると思うよ。ただ相手も研究してくるだろうから甘くはないだろうけどね。」
シンキ「期待してますよ。」
キャット「ロケッツは負けて元々なんだから、ここは一つでも多く勝利してやろうみたいな気持ちでいいんじゃないの。とにかく相手にとって不足はないから全力で挑めば、それなりの結果は付いてくると思うよ。」
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