シンキ「こんにちは。今季期待のロケッツですが、プレシーズンゲーム初戦のサンダーに勝利してからの状況はどうなってますかね?」
キャット「2戦目の上海シャークス戦は序盤からゲームの主導権を奪って余裕の勝利で終わった(144-82) 3戦目のニックス戦はポールがお休みも、再建中のニックスをあしらうような快勝だったね(117-95) 4戦目のグリズリーズ戦はさすがに苦戦したが、第3Q中盤以降にゲームの主導権を握ると、第4Qも勢いに乗って主力を下げたグリズリーズを寄せ付けなかったよ(101-89)」
キャット「そしてプレシーズンゲーム最終戦となった今日のスパーズ戦。ポールはグリズリーズ戦で多少痛めたヒザを考慮して欠場となった。スパーズのエースであるレナードも同様に欠場。ロケッツは序盤にゴードンの長距離砲がさく裂するなどリードを奪うが、スパーズもパスがよく回っていて追いすがる展開。第2Qに一気のランを出したスパーズが若干優勢も、ロケッツも踏ん張りを見せて前半は3点のビハインドで終了した(51-54) 第3Qに入ってもロケッツは相変わらずパス回りがいいスパーズのオフェンスを止められず、一時10点近いリードを奪われるが、中盤に入ってスリーが決まりだしたロケッツは、15-2のランを披露して逆転に成功する(72-68) だが試合巧者のスパーズは再びリズムを取り戻して終了したね(76-81) 第4Qも劣勢だったロケッツは終盤に見せ場を作ったがそこまで。結局スパーズが勝利してプレシーズンゲーム最終戦は終了となった(97-106)」
シンキ「プレシーズンゲームを全勝で終えたかったのですが、スパーズが相手では仕方ないですかね?」
キャット「スリーポイントがどれだけ入るかが現状ロケッツの生命線だからね。今日みたいに入らない日は(19/55、28.3%)、ディフェンスでアドバンテージを取れないロケッツでは厳しいゲームになってしまう。」
シンキ「レギュラーシーズンへ向けて大丈夫そうですか?」
キャット「昨季からコアなメンバーは替わってないから、開幕からそれなりに勝てると思うけど、今日のスパーズみたいに手強い相手になると、ディフェンス力の劣るロケッツは厳しいゲームを強いられるんじゃないかな。ここらへんは新加入のポールがどれだけチームにフィットするかにもよるかもね。」
シンキ「そのポールですが、ロケッツのユニフォームを着ての彼はどうですかね?」
キャット「まだちょっと連携がうまく行ってないことがあるとはいえ、攻守ともにさすがオールスターというプレイを見せているよ。ただ気になるのは、ロケッツに来てから得意のミドルレンジからのショットがほとんど見られなくなったこと。ダントーニオフェンスの影響なのか、スリーを放つことが非常に目立つね。ハーデンがボールを持つ機会が多いから、それが関係しているのかもしれないが、彼の持ち味をもっと引き出せるように、レギュラーシーズンも試行錯誤を繰り返して行くんじゃないかな。」
シンキ「その他の選手についてはどうですか?」
キャット「ハーデン、アリーザはよくやってると思う。特にアリーザはシューティングタッチがすごくいいよ。ハーデンもエースとして頑張っていると思う。元ヘッドコーチで、11ゲームでクビになったマクヘイルが彼にケチを付けたが、ハーデンは軽くあしらっていたよ(笑)」
シンキ「マクヘイルはひがんでるんじゃないですか。」
キャット「よく分からないが、自己顕示欲の強いマクヘイルのことだからそうかもしれない。彼を雇ったGMモーレーは反省してもらいたいよ。」
シンキ「モーレーにはアンダーソンに巨額契約をした反省も必要です。」
キャット「全くだ。そのアンダーソンだが、ロールプレイヤーとして見るならばよくやっていると思うんだけど、年俸2000万ドルプレイヤーとしてみると全く物足りない。正直何とか彼をトレードできないものかなーって思ってる。2020年のドラフト1巡目指名権を付けて、ブレイザーズのターナーと、新人のコリンズを獲得するプランがESPNに載っていたが、アンダーソンとターナーの2人は最もトレードし難い選手とのことだ(苦笑) 何とかできないものかなー」
シンキ「アンダーソン問題が今後に引きずることがないといいのですが、逆にルーキー契約が終了間近のカペラについてはどうですかね?」
キャット「期待以上とは言えないが、成長を感じるプレイを見せている。フリースローもかなりうまくなってるしね。ボールハンドリングに課題があり、ディフェンスでもっと存在感を出して欲しいけど、ホント彼はよくやっているよ。それと彼との契約延長なんだが、来季への柔軟性を考えて、ロケッツは彼を制限付きFAにさせると思う。ESPNの記事によれば、年俸1500万ドル以下ならお買い得とのことだ。」
シンキ「昨季から加入したゴードン、ネネは順調ですかね?」
キャット「いい感じだよ。特にゴードンは自分の形で放った時のスリーはほとんど決めているね。さすがスリーポイントコンテストの王者だけのことはある。ネネも体調管理をしっかりしているみたいだし、年俸分は働いてくれるだろう。」
シンキ「新加入組みも気になりますが、タッカー、バームーテ、タリック、そしてジョウ・チーなどの状況をお願いします。」
キャット「タッカーは出来る範囲のことをやっているね。サイズの割にリバウンドを取れるから、勝負所のスモールラインナップでも出番あるだろう。バームーテはシュートが入ってる。ドライブからダンクも見舞えるし、安定した控えの戦力だよ。タリックは今日のゲームから復帰。ネネの状態次第でプレイタイムも増えるからね。準備しとけって感じかな(笑) ジョウ・チーは短時間のプレイで見せ場を作ってる。外からのシュートを安定して決められることを証明できれば、アンダーソンのプレイ時間は次第に減って行くと思う。彼のサイズはディフェンス面で有効になるからね。」
シンキ「分かりました。ではプレシーズンゲーム終了とのことで、ロスターの状況もお願いします。」
キャット「今日のゲーム前にロケッツはテイラー、クォーターマン、クリス・ジョンソン、そして途中からキャンプに参加したデ・パウラを解雇して、ロスターは現在16人。そのうちジャクソンは2ウェイ契約なので、開幕へのロスター15人に絞られたよ。」
スターター 5人
ポール、ハーデン、アリーザ、アンダーソン、カペラ
控え(ローテ入り) 5人
ゴードン、タッカー、バームーテ、ネネ、タリック
控え 5人
ジョウ・チー、トロイ、オヌアク、ブラウン、オリバー
2ウェイ契約 1人
ジャクソン
キャット「ブラウンは昨季同様、しぶとく残った感じか。オリバーは故障をして1か月ほど欠場となる。それから新たにロケッツはダニュエル・ハウスJrと契約した。彼はまだ今季のキャンプで、どこのチームにも所属していないから、このまま解雇してGリーグ傘下のヴァイパーズへ送るためだろう。そういえば富樫もマブスと同じような契約をしてたな。」
シンキ「ありがとうございます。元ロケッツ関連のニュースはありますかね?」
キャット「元ロケッツではNBAに戻りたがっているジョシュが、ユーロのチームでプレシーズンゲームに出場してる。少し確認してみたが、ちょっと厳しそうだよ。ロールプレイヤーの動きが出来ない彼に、現状NBAでは居場所がないと思う。それから同じスミスで、元ロケッツになり得たジョシュアだが、Bリーグ京都でプレイしていて奮闘中。体の幅を存分に使ってゴール下で存在感を出してる。元日本代表である伊藤の踏ん張りにイラついたのか、ものすごいパワーで吹っ飛ばしたシーンもあったよ(笑)」
シンキ「あの楽天の巨漢アマダーみたいに乱闘騒ぎを起こしちゃいけません。」
キャット「バスケだと逃げ場が限られるからな(苦笑) 収拾がつかなくなるよね。気を付けてもらいたい。」
シンキ「ですね。それでは最後に何かありますか?」
キャット「プレシーズンゲームを観た限り、今季のロケッツも昨季同様に50勝以上はするだろう。故障なくポールとハーデンのコンビが全開となれば60勝の目も見えてくるかもしれない。だがウォリアーズは相当に強く、スパーズもまだまだ健在だからね。今季の優勝は厳しいかもしれないが、夢を見させてもらいたいと思ってる。」
シンキ「今日はどうもお疲れ様でした。」
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