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’17 プレシーズン

プレシーズンゲーム終了

シンキ「こんにちは。今季期待のロケッツですが、プレシーズンゲーム初戦のサンダーに勝利してからの状況はどうなってますかね?」
 
キャット「2戦目の上海シャークス戦は序盤からゲームの主導権を奪って余裕の勝利で終わった(144-82) 3戦目のニックス戦はポールがお休みも、再建中のニックスをあしらうような快勝だったね(117-95) 4戦目のグリズリーズ戦はさすがに苦戦したが、第3Q中盤以降にゲームの主導権を握ると、第4Qも勢いに乗って主力を下げたグリズリーズを寄せ付けなかったよ(101-89)」
 
キャット「そしてプレシーズンゲーム最終戦となった今日のスパーズ戦。ポールはグリズリーズ戦で多少痛めたヒザを考慮して欠場となった。スパーズのエースであるレナードも同様に欠場。ロケッツは序盤にゴードンの長距離砲がさく裂するなどリードを奪うが、スパーズもパスがよく回っていて追いすがる展開。第2Qに一気のランを出したスパーズが若干優勢も、ロケッツも踏ん張りを見せて前半は3点のビハインドで終了した(51-54) 第3Qに入ってもロケッツは相変わらずパス回りがいいスパーズのオフェンスを止められず、一時10点近いリードを奪われるが、中盤に入ってスリーが決まりだしたロケッツは、15-2のランを披露して逆転に成功する(72-68) だが試合巧者のスパーズは再びリズムを取り戻して終了したね(76-81) 第4Qも劣勢だったロケッツは終盤に見せ場を作ったがそこまで。結局スパーズが勝利してプレシーズンゲーム最終戦は終了となった(97-106)」
 
シンキ「プレシーズンゲームを全勝で終えたかったのですが、スパーズが相手では仕方ないですかね?」
 
キャット「スリーポイントがどれだけ入るかが現状ロケッツの生命線だからね。今日みたいに入らない日は(19/55、28.3%)、ディフェンスでアドバンテージを取れないロケッツでは厳しいゲームになってしまう。」
 
シンキ「レギュラーシーズンへ向けて大丈夫そうですか?」
 
キャット「昨季からコアなメンバーは替わってないから、開幕からそれなりに勝てると思うけど、今日のスパーズみたいに手強い相手になると、ディフェンス力の劣るロケッツは厳しいゲームを強いられるんじゃないかな。ここらへんは新加入のポールがどれだけチームにフィットするかにもよるかもね。」
 
シンキ「そのポールですが、ロケッツのユニフォームを着ての彼はどうですかね?」
 
キャット「まだちょっと連携がうまく行ってないことがあるとはいえ、攻守ともにさすがオールスターというプレイを見せているよ。ただ気になるのは、ロケッツに来てから得意のミドルレンジからのショットがほとんど見られなくなったこと。ダントーニオフェンスの影響なのか、スリーを放つことが非常に目立つね。ハーデンがボールを持つ機会が多いから、それが関係しているのかもしれないが、彼の持ち味をもっと引き出せるように、レギュラーシーズンも試行錯誤を繰り返して行くんじゃないかな。」
 
シンキ「その他の選手についてはどうですか?」
 
キャット「ハーデン、アリーザはよくやってると思う。特にアリーザはシューティングタッチがすごくいいよ。ハーデンもエースとして頑張っていると思う。元ヘッドコーチで、11ゲームでクビになったマクヘイルが彼にケチを付けたが、ハーデンは軽くあしらっていたよ(笑)」
 
シンキ「マクヘイルはひがんでるんじゃないですか。」
 
キャット「よく分からないが、自己顕示欲の強いマクヘイルのことだからそうかもしれない。彼を雇ったGMモーレーは反省してもらいたいよ。」
 
シンキ「モーレーにはアンダーソンに巨額契約をした反省も必要です。」
 
キャット「全くだ。そのアンダーソンだが、ロールプレイヤーとして見るならばよくやっていると思うんだけど、年俸2000万ドルプレイヤーとしてみると全く物足りない。正直何とか彼をトレードできないものかなーって思ってる。2020年のドラフト1巡目指名権を付けて、ブレイザーズのターナーと、新人のコリンズを獲得するプランがESPNに載っていたが、アンダーソンとターナーの2人は最もトレードし難い選手とのことだ(苦笑) 何とかできないものかなー」
 
シンキ「アンダーソン問題が今後に引きずることがないといいのですが、逆にルーキー契約が終了間近のカペラについてはどうですかね?」
 
キャット「期待以上とは言えないが、成長を感じるプレイを見せている。フリースローもかなりうまくなってるしね。ボールハンドリングに課題があり、ディフェンスでもっと存在感を出して欲しいけど、ホント彼はよくやっているよ。それと彼との契約延長なんだが、来季への柔軟性を考えて、ロケッツは彼を制限付きFAにさせると思う。ESPNの記事によれば、年俸1500万ドル以下ならお買い得とのことだ。」
 
シンキ「昨季から加入したゴードン、ネネは順調ですかね?」
 
キャット「いい感じだよ。特にゴードンは自分の形で放った時のスリーはほとんど決めているね。さすがスリーポイントコンテストの王者だけのことはある。ネネも体調管理をしっかりしているみたいだし、年俸分は働いてくれるだろう。」
 
シンキ「新加入組みも気になりますが、タッカー、バームーテ、タリック、そしてジョウ・チーなどの状況をお願いします。」
 
キャット「タッカーは出来る範囲のことをやっているね。サイズの割にリバウンドを取れるから、勝負所のスモールラインナップでも出番あるだろう。バームーテはシュートが入ってる。ドライブからダンクも見舞えるし、安定した控えの戦力だよ。タリックは今日のゲームから復帰。ネネの状態次第でプレイタイムも増えるからね。準備しとけって感じかな(笑) ジョウ・チーは短時間のプレイで見せ場を作ってる。外からのシュートを安定して決められることを証明できれば、アンダーソンのプレイ時間は次第に減って行くと思う。彼のサイズはディフェンス面で有効になるからね。」
 
シンキ「分かりました。ではプレシーズンゲーム終了とのことで、ロスターの状況もお願いします。」
 
キャット「今日のゲーム前にロケッツはテイラー、クォーターマン、クリス・ジョンソン、そして途中からキャンプに参加したデ・パウラを解雇して、ロスターは現在16人。そのうちジャクソンは2ウェイ契約なので、開幕へのロスター15人に絞られたよ。」
 
スターター 5人
ポール、ハーデン、アリーザ、アンダーソン、カペラ
控え(ローテ入り) 5人
ゴードン、タッカー、バームーテ、ネネ、タリック
控え 5人
ジョウ・チー、トロイ、オヌアク、ブラウン、オリバー
2ウェイ契約 1人
ジャクソン
 
キャット「ブラウンは昨季同様、しぶとく残った感じか。オリバーは故障をして1か月ほど欠場となる。それから新たにロケッツはダニュエル・ハウスJrと契約した。彼はまだ今季のキャンプで、どこのチームにも所属していないから、このまま解雇してGリーグ傘下のヴァイパーズへ送るためだろう。そういえば富樫もマブスと同じような契約をしてたな。」
 
シンキ「ありがとうございます。元ロケッツ関連のニュースはありますかね?」
 
キャット「元ロケッツではNBAに戻りたがっているジョシュが、ユーロのチームでプレシーズンゲームに出場してる。少し確認してみたが、ちょっと厳しそうだよ。ロールプレイヤーの動きが出来ない彼に、現状NBAでは居場所がないと思う。それから同じスミスで、元ロケッツになり得たジョシュアだが、Bリーグ京都でプレイしていて奮闘中。体の幅を存分に使ってゴール下で存在感を出してる。元日本代表である伊藤の踏ん張りにイラついたのか、ものすごいパワーで吹っ飛ばしたシーンもあったよ(笑)」
 
シンキ「あの楽天の巨漢アマダーみたいに乱闘騒ぎを起こしちゃいけません。」
 
キャット「バスケだと逃げ場が限られるからな(苦笑) 収拾がつかなくなるよね。気を付けてもらいたい。」
 
シンキ「ですね。それでは最後に何かありますか?」
 
キャット「プレシーズンゲームを観た限り、今季のロケッツも昨季同様に50勝以上はするだろう。故障なくポールとハーデンのコンビが全開となれば60勝の目も見えてくるかもしれない。だがウォリアーズは相当に強く、スパーズもまだまだ健在だからね。今季の優勝は厳しいかもしれないが、夢を見させてもらいたいと思ってる。」
 
シンキ「今日はどうもお疲れ様でした。」

プレシーズンゲーム初戦 対サンダー(アウェイ)

シンキ「こんにちは。いよいよ今季初ゲームの開催ですね。レギュラーシーズンへ向けて、幸先のいいスタートを切りたいですよ。」
 
キャット「故障からタッカーが復帰し、各選手の状態チェックだけでなく、チーム内の連携など、プレシーズンゲームとはいえロケッツにとって大切なゲームだと思う。特にハーデンとポールのコンビネーションはゲームを通じて上がっていくだろうからね。」
 
シンキ「ですね。ではゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがポール、ハーデン、アリーザ、アンダーソン、カペラと予想通りの布陣。対するサンダーは、ウエストブルックの替わりにフェルトンが先発。残りの4人は予想通りとなった。」
 
キャット「ゲームは第1Q序盤はロケッツが優勢も、直前にサンダー入りしたカーメロを止められず逆転を許す展開になった。しかしロケッツはハーデンの4ポイントプレイに、ゴードンとアンダーソンのスリーが決まって再逆転し第1Qは終了(27-25) 第2Qに入るとロケッツは得意のスリーポイントを連発で決めて一気に突き放すが、サンダーもタルサ市民の声援もあって盛り返して前半は終了したよ(59-52) 第3Qに入ってもロケッツはリズム良くゲームを展開して、点差も再び二桁を超えた。サンダーは早々と先発組をベンチへ下げるが、もっと調整したいロケッツはスターターを残してプレイしていたね。第4Qはプレシーズンゲーム特有の、ロスター入りを争う選手達が主にプレイという形でゲームは終わったよ。最終スコアーは104-97でロケッツの勝利で終わった。個人成績は以下の通りに。」
 
ロケッツ(1-0)
ハーデン 29分 16点、5R、10A、3S、2B、7TO FG5/16 3pFG3/12 FT3/5
ポール 24分 11点、2R、7A、2S、0TO FG2/5 3pFG2/5 FT5/6
アリーザ 26分 18点、1R、1S、1B FG6/9 3pFG5/7 FT1/1
アンダーソン 19分 10点、1R FG3/7 3pFG3/7 FT1/2
カペラ 26分 9点、5R(2OR)、1A FG4/8 FT1/1
控え
ゴードン 24分 21点、1R、1S FG7/12 3pFG6/8 FT1/1
バームーテ 26分 8点、7R、1B FG2/3 3pFG2/3 FT2/2
タッカー 23分 5点、7R、1A、1S、2B FG2/6 3pFG1/4
ジョウ・チー 5分 3点、2R、2B、4PF FG1/1 3pFG1/1
トロイ、テイラー、ブラウン、クリス・ジョンソンも出場
ネネは休養、タリックは体調が悪く欠場
 
サンダー(0-1)
カーメロ 20分 19点、4R、1S FG7/13 3pFG3/5 FT2/3
ジョージ 26分 15点、5R、2A、1S、1B FG6/13 3pFG1/3 FT2/3
アダムズ、フェルトン、ロバーソンで合計15点、7R
控え
グラント 10点、キャナーン(元ロケッツ) 11点、3R、6Aなどが出場
 
シンキ「幸先のいいスタートを切ったようですが、内容的にはどんな感じでしたかね?」
 
キャット「初戦としては良かったんじゃないかな。サンダーはウエストブルックが欠場。またカーメロやジョージなど新加入組が多いこともあって、チームケミストリーがまだまだという感じに見えたから、勝利は当然だと思う。今日はシューティングも良かったしね。」
 
シンキ「ハーデンとポールのコンビは機能していましたか?」
 
キャット「数年前、ハーデンがローソンとコンビを組んでた時は、どうも感触がイマイチで、それはレギュラーシーズンに入っても変わらなかったが、さすがにポールとは息が合っているように見えたし、実際数字にも表れている。いきなりポールのスチールから、ハーデンのスポットアップでのスリーが決まったよ。基本的に2人がコートにいる時は、ポールが起点になってたが、ハーデン1人のときは昨季のような感じの役割をこなしていたね。PGの控えが決まってないことから、ゴードンがボール運びをしていた時間帯もあって、ダントーニもいろいろ思案しているんだろう。」
 
シンキ「ポールとハーデンのコンビは大丈夫そうですかね?」
 
キャット「大丈夫だと思うぞ。ポールは歴代PGの中でも確実にトップ10に入る選手。やはりローソンとは格が違うと言ったところだよ。彼の攻守に渡る活躍は本当に素晴らしいの一言に尽きるね。PGとしてターンオーバーを抑え、無駄打ちせず、チームメイトを活かすことに関してはハーデン以上だと思う。彼が健康に過ごせれば、ロケッツのシーズン50勝は堅いんじゃないかな。」
 
シンキ「ハーデンはさすがの活躍を見せたようですが、ターンオーバーが多いのが気になります。」
 
キャット「彼はギャンブル的なパスを出すことがあるし、ドライブからボールを失うことが目立つな。もちろんポールと役割が違うから、ターンオーバーが彼より多くなるのは仕方ない部分あるんだけど、もうちょっと抑えてもらわないといけないだろう。」
 
シンキ「それから今日はスリーポイントが好調でしたが、やはりポール加入の効果ですかね?」
 
キャット「いやー今日はサンダーのディフェンスが甘かったと思うから何とも言えないな。さすがに昨季までいたロールプレイヤーを4人も放出して、さらにウエストブルックに元ロケッツで今季からサンダー入りしたパターソンも欠場ときてる。とはいえ、ゾーンに入った時のゴードンのシュート力には目を見張るものがあるね。今季も期待していいと思う。」
 
シンキ「さらなる成長が期待されるカペラはどうでしたか?」
 
キャット「彼をロールプレイヤーとして見るならば、今日の出来は悪くないと思うが、スター候補として期待しているロケッツファンの目からすると、今日の出来は物足りないね。もっとアグレッシブに攻めてもいいかもしれない。それから気迫を感じさせるプレイを期待したいね。ジャンプボールでも絶対勝ってやるんだという気持ちは大事だと思うぞ。」
 
シンキ「それからトレード要員だったアンダーソンについてはどうですか?」
 
キャット「彼の課題はディフェンスの改善なんだけど、いきなりカーメロ相手に無双食らっててガックリさせられたよ(苦笑) まあそれでもオフェンス面ではチームに貢献しているからね。費用対効果の悪い選手だが、自分の出来る範囲のことはしっかりやれる選手だと思う。むしろカーメロみたいに調子の悪い日でもシュートを打ちまくるタイプじゃないし、ベンチへ下げてもふてくされないから、扱いやすいという面を考えれば、無理にカーメロを取るより良かったかもしれない。」
 
シンキ「控えはどうでしたか? 新加入組が多いですよね。」
 
キャット「ゴードンはケガに気を付ければO.K. 新加入組については、タッカーの獲得は正解だったと思う。サイズはないが重厚感のある体つきで、相手を力強くディフェンスしていたよ。リバウンドも取れるし、かなり重宝すると思う。時間帯によっては、インサイドの選手も守れるし、ボクは18分くらいの出場時間と予想したが、24分以上出ても驚けないね。それからバームーテはタッカーほどのディフェンスでの存在感はなかったが、的確にスリーを決めていて、こちらも確実にローテに入ると思った次第。ローテ入りを目指す選手で一番印象に残った選手はルーキーのジョウ・チー。サンダーの控え相手とはいえ、サマーリーグと違って役割が限定されている状況が良かったのか、彼の持ち味であるサイズと機動力が活きる展開になってたよ。ファールは多かったが、ここらへんは慣れれば修正出来るからね。30分以上出場する選手ではないし問題ないだろう。」
 
キャット「それ以外の控えはさっぱりだったと思う。トロイもこれでは怖くて使えないと思ったくらい。テイラーも同様で、ブラウンもシュート力だけだからなー。あと2人ロスターに残れる枠があるとはいえ、今後のゲーム次第では、他チームを解雇された選手の獲得に向かう可能性もあり得ると思うよ。奮起を期待したいね。」
 
シンキ「ありがとうございます。次のゲームはあさっての上海シャークス戦になります。」
 
キャット「プレシーズンならではのゲームだし、勝敗度外視で楽しみたいよ。」
 
シンキ「最後に何かありますか?」
 
キャット「元ロケッツのマイク・ジェームスが、アシスタントコーチであるルーカスの部下になったよ。それから日本期待の八村塁が、2019年のドラフト候補としてESPNに載ってたね。現在では22位になってる。素材の高さは間違いないので、どれだけその才能を開花させらえるかだよね。楽しみだよ。」
 
シンキ「NBA開幕まで残り2週間ですが、日本ではBリーグが始まり、今週からは女子のWリーグも始まりますね。バスケファンの季節がやってきたと言った感じでしょうか。それでは今日はお疲れ様でした。次のゲームもよろしくお願いします。」