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'17 オフ

カーメロはサンダーへ

シンキ「こんにちは。ようやくカーメロの行先が決定したようですね。ロケッツは獲得出来ず終了となりました。」
 
キャット「サンダーのカンター、マクダーモット、ドラフト2巡目指名権と交換だそうだ。これでやっとロケッツファンも落ち着けたんじゃないかな(笑)」
 
シンキ「獲得を目指していたロケッツは残念でしたが、ロケッツファンはどんな感じに思ってますかね?」
 
キャット「まあ仕方ないって感じだろう。アンダーソン以外を取引に指名すれば、おそらくすんなり決まっていたと思うんだけど、今のカーメロにそれだけの価値はないからね。現有戦力を落としてまで獲得する必要はないから、これで良かったと思ってる。」
 
シンキ「ニックス側からすると、アンダーソンよりカンターの方が魅力があったんですね。」
 
キャット「カンターの方が4歳若いし(25歳)、契約もアンダーソンより1年短い。同じく25歳のマクダーモットも付けてくれれば、どうしてもカーメロを放出したいニックスにとっては、アンダーソンより当然魅力あるよ。」
 
シンキ「カンターはサンダー愛を示していましたが、非情のトレードとなってしまいましたね。」
 
キャット「ビジネスは非情だな。カンターはローポストスコアラーとして得点の取り方を知っている選手だが、ディフェンスが危ういし、現代のトランジションゲーム向きの選手じゃない。実際ロケッツとのプレイオフではほとんど出番がなかったよ。それでもニックスはアンダーソンよりはマシと思って獲得した感じだろうね。カンターもアンダーソン同様に、サラリーをもらいすぎの選手だが、まだ若く、あと2年で契約が切れるのが大きいよ。」
 
シンキ「アンダーソンは完全に不良債権化してしまいましたかね?」
 
キャット「残念ながらそんな感じだね。これについてはGMモーレーはしっかりと責任を取ってもらいたい。せっかく無理してポールを獲得したのに、その次が続かないのは行き詰ってる証拠だ。もっとしっかりとプランを持ってれば、アンダーソンと馬鹿げた契約を結ぶことはなかったはずだよ。」
 
シンキ「GMモーレーへの信頼感は薄れつつあります。」
 
キャット「だね。ハーデンのトレードをまとめた功績は大きいが、最近はマクヘイルを契約延長の翌年にすぐ解雇したり、アンダーソンへの契約といい、失敗が目立つよね。リン獲得もそうだし、ハワードのトレードを躊躇したのも失敗だと思ってる。」
 
シンキ「それでもロケッツはウエスト上位の位置に付けてます。」
 
キャット「ハーデン獲得の恩恵だよ。これはホント大きかった。彼がロケッツに来る前は、万年5割をウロウロしていたからね。毎年ドラフト指名権が14位付近だったよな。」
 
シンキ「これでスッキリしたロケッツファンも多いでしょうが、来週からトレーニングキャンプが始まり、本格的始動の季節がやってきました。ところでロスターは今のところどうなってますか?」
 
契約組(完全保証) 13人
ポール、ハーデン、アリーザ、アンダーソン、カペラ、 ゴードン、タッカー、バームーテ、ネネ、トロイ、タリック、オヌアク、ジョウ・チー
 
契約組 5人
テイラー、ロング、オリバー、クォーターマン、クリス・ジョンソン
 
2ウェイ契約 1人
ジャクソン
 
未契約 2人
ハーテンスタイン、ブラウン
 
シンキ「カーメロ問題(笑)が決着付いたので、その動向次第だった選手の移動もあるんじゃないですか。」
 
キャット「サラリー釣り合わせ要員だったオリバーとクォーターマンはカットされるかもしれない。個人的にはキャンプには出させてやって欲しいと思う。ハーテンスタインの動きもそろそろあるんじゃないかな。彼の伸びしろには期待しているよ。」
 
シンキ「ですね。では最後に何かありますか?」
 
キャット「虫の知らせかどうか分からないが、気になって目覚めたんだけど、サンダーならトレード要員がいるからここかなって思って確認したらやはりそうなってたね。やっとこれで一息つけるロケッツファンもいるんじゃないかな(苦笑)」
 
シンキ「それでは今季スタートもすぐそこです。これからも宜しくお願いします。今日はどうもお疲れでした。」

カーメロ、トレード先を追加か?

シンキ「こんにちは。ロケッツのメディアデーまであと3日になりましたね。引き続きカーメロの情報をお願いしたいと思います。」
 
キャット「カーメロの自信の理由はこれだったのか、トレード先にキャブスやサンダーなどを追加したとの噂がある。それでもロケッツが第1候補なのは変わらないみたいだけどね。」
 
シンキ「キャットさんの取引予想にあったバックスは手を引いちゃったんですかね?」
 
キャット「分からない。まだいい条件を引き出そうと交渉を重ねているのかもしれないから何とも言えないところだよ。」
 
シンキ「どうしてもカーメロが欲しいなら、ロケッツはやっぱり不良債権のアンダーソンではなく、別の選手でオファーするしかないんじゃないですか?」
 
キャット「そうかもしれないね。でもそこまでして今のカーメロを獲得する理由がないと思う。今の彼はアンダーソンをオフェンス面でアップグレードしたくらいの選手だからね。だが個人的には来季レブロンを呼び込む布石になると思うので、カーメロは獲得したいんだけど、それにはアンダーソンの契約を処理するしかない。ロケッツにとっては厳しい展開だよ。ここらへんはGMモーレーも分かっていると思う。」
 
シンキ「今後の展開を予想してもらえますか?」
 
キャット「アンダーソンで取引出来てるなら、とっくにカーメロは獲得出来ていると思うから、ロケッツが彼をどうしても欲しいなら、トレード要員をアンダーソン以外に拡げるしかないだろう。まあ今のカーメロが取れなくても、ロケッツは別に困らないと言えば困らないから、無理することないんだけど、来季のことを考えると、アンダーソンの契約の処理はしておきたいね。これはモーレーの責任だから、しっかりと行ってもらいたいよ。」
 
シンキ「奮起したアンダーソンが、今季飛躍するシナリオはないですかね?」
 
キャット「まずないな。プレイオフになると、レギュラーシーズン以上に相手に研究されているのか、存在感をなくすシーンが多くてね。スパーズ戦では2ゲームでスターターを外されてたくらいだよ。現状では控えのインスタントスコアラー程度の役割が彼には合ってる。あのもらいすぎるサラリーを考えると、リンをトレードに出したような感じで、ドラフト指名権を付けるなり、付加価値を付けないと引き取ってくれないかもね。もちろん奮起を期待したいんだけど、難しいと思うぞ。」
 
シンキ「分かりました。 まだ何かロケッツ関連のニュースはないですか?」
 
キャット「サマーリーグで存在感を見せたクリス・ジョンソンがキャンプ要員として契約したよ。年齢は27歳だし、即インパクトを残せないとすぐに落とされるのは間違いないと思う。現状厳しいと思うが最後まで健闘して欲しいよね。」
 
シンキ「ですね。今日は元ロケッツ関連のニュースはなしですか?」
 
キャット「忘れてたけど、元ロケッツのチャック・ヘイズが、チームスカウトに就任したよ。彼はドラフト外からスターターにのし上がったんだけど、サイズ不足で過小評価された感じだっただけで、ローポストのディフェンス力はNBAでも上位に位置していたと思う。彼のような選手を発掘してもらいたいよね。」
 
シンキ「どんな選手でも引退が待ってますよね。ヘイズも第2の人生を充実させて欲しいですよ。最後に引退と言えば安室奈美恵ですが、これについては?」
 
キャット「いとこがアムラーやってたよ(笑) その頃触られたりされたとか言ってたな。中居みたいなやつがいるんだろう。」
 
シンキ「中居クンは紳士です。みのもんたじゃないですよ。」
 
キャット「笑 まあ安室の与えた影響は絶大だよな。いとこの娘の名前も奈美恵だし(笑) NBAだと優勝しないと勝者として認められないのが厳しいところだけど、ハーデンはカーメロやレブロンに頼ることなく、ロケッツを優勝へ導いて欲しいのが正直なところだね。難しいと思うが期待はしてる。」
 
シンキ「話題がそれましたが、しっかりとまとめてくれて恐縮です(苦笑) それでは引き続きカーメロ情報等を宜しくお願いします。それでは今日はお疲れ様でした。」

カーメロ、ロケッツ入りへ自信

シンキ「こんにちは。今日もありがとうございます。何だかロケッツファンには刺激的な題名ですが進展がありましたか?」
 
キャット「ニューヨークの地元紙によると、カーメロはロケッツ入りに自信を見せているとのことだよ。5日後のメディアデーまでには、決着が付いているかもしれない。」
 
シンキ「アンダーソンの引き取り先が見つかったんですかね?」
 
キャット「以前バックスが引き取るような噂があったんだけど、もしそうならこういった取引になるんじゃないかな。」
 
ロケッツ獲得 カーメロ(ニックスから)
ニックス獲得 ヘンソン、パーカー(ともにバックスから)、テイラー(ロケッツから)
バックス獲得 アンダーソン、ロング、クォーターマン(全員ロケッツから)
 
キャット「ロケッツはアンダーソンの契約を処分しつつ、カーメロを獲得するベストな取引。ニックスはヘンソンの契約を引き受けるも、若いパーカーを獲得出来る。バックスはヘンソンの契約を処分しつつ、ニックスからドラフト指名権をもらうことで釣り合いが取れると思う。」
 
シンキ「バックスは若いパーカーをトレードに出しますかね?」
 
キャット「ボクもそう思うんだ(苦笑) だがフランチャイズ選手として、すでにトップ10選手に成長したアデトクンボがいるし、故障から本格復帰のミドルトン(ESPNランク35位)もいる。また2年目のメイカーはまだ20歳だ。今季終了後に制限付きFAになることが予想されるパーカーに、大金を出すならトレードに出しても不思議ではないと思う。」
 
シンキ「それでもバックスはアンダーソンを欲しがりますかね?」
 
キャット「彼はサラリーが高いだけで、選手としての能力はあるよ。バックスは若手が多いチームでもあり、ベテラン選手を加えてチームを活性化させることはよくあることだ。」
 
シンキ「もしバックスがアンダーソンを引き取ってくれると、ロケッツとしてはホント助かりますよね。」
 
キャット「だね。単純に戦力がアップするだけでなく、来季にレブロンを迎え入れる態勢を整えることが出来る。打倒ウォリアーズへ向けてGMモーレーも大忙しだな。」
 
シンキ「でもこの噂が破談になるかどうか考えると怖いですよ(笑)」
 
キャット「この取引はボクの予想でもあり、あんまり期待しすぎない方がいいだろうね。でもカーメロが自信を持っていることから察して、おそらく交渉の最終段階には入っていると思ってる。指名権をどうするか決めてるのかもね。」
 
シンキ「分かりました。メディアデーまでの5日間は目が離せないですよ。それでは引き続き情報をお願いしたいです。今日もお疲れ様でした。」

ロスターを考察する

シンキ「こんにちは。今季の開幕まであと1か月を切りましたね。ここにきて駆け込み需要があるのか、他チームがFA選手との契約をまとめるニュースが入ってますが、カーメロ獲得を目指しているロケッツの情報はどうなってますかね?」
 
キャット「アンダーソンを引き取ってくれる第3のチームが見つからない状況なのか、全く音沙汰がないね。9月に入って一時バックスがアンダーソンを獲得する噂があったんだけど、ガセネタだったのか、その後カーメロ獲得に関する噂はないよ。困ったもんだね。」
 
シンキ「もうこの際、カーメロは諦めていいんじゃないですかね?」
 
キャット「ボクもそう思うんだけど、GMモーレーはおそらく来季のことを考えていて、何とかアンダーソンのサラリー枠を削除し、ハーデン、ポールに次ぐ、第3の大物を獲得したいんだろうと推測してる。」
 
シンキ「昨年払い過ぎたアンダーソンの尻拭いをしている感じですかね(苦笑)」
 
キャット「モーレーも失敗したって思ってるよ。せめて3年契約だったら良かったんだけど、4年だからな。ESPNランク100位の選手が、あと3年6000万ドルも残っているんじゃ、何か付加価値でも付けないとどこのチームも欲しがらないだろう。ホント頭が痛いよ。」
 
シンキ「ところでアンダーソンはそのまま残留という形になると、ロスター関係はどうなりますかね?」
 
キャット「とりあえず今のところはこんな感じだろう。」
 
スターター 5人
PG ポール 残1年 2427万ドル RPM 7.92(ORPM 5.16 DRPM 2.76)
SG ハーデン 残5年 2830万ドル RPM 4.81(6.38 -1.57)
SF アリーザ 残1年 742万ドル RPM 1.93(0.86 1.07)
PF アンダーソン 残3年 1958万ドル RPM 1.51(1.63 -0.12)
C カペラ ☆残1年 233万ドル RPM -0.35(-1.47 1.12)
 
控え(ローテ予想) 4人
SG ゴードン 残3年 1294万ドル RPM 1.03(1.51 -0.48)
SF タッカー 残4年 759万ドル RPM 1.09(-0.69 1.78)
PF バームーテ 残1年 212万ドル RPM 0.76(-1.56 2.32)
C ネネ 残3年 348万ドル RPM 2.31(-1.31 3.62)
 
控え(ローテ外 契約組) 4人
C タリック 残1年 329万ドル
SF トロイ 残3年 147万ドル
PF ジョウ・チー 残4年 82万ドル
C オヌアク 残2年 131万ドル
 
控え(キャンプ組予定) 7人
PG テイラー、PG ブラウン(未契約)、PG ジャクソン(2ウェイ契約)、F オリバー、PF ロング、SG クォーターマン、FC ハーテンスタイン(契約すれば)
 
シンキ「スターター組、ローテ組、契約組の13人は決定と見ていいですね。あと2人は誰が入りますか?」
 
キャット「分からない(苦笑) 他チームから解雇された選手を入れる可能性もあるからね。現段階では何とも言えない。まあセルティックスを解雇されてFAになっていたジャクソンは2ウェイ契約だからね。彼は間違いなく残るよ。」
 
シンキ「2ウェイ契約ってどんな契約ですかね?」
 
キャット「3年目までの選手が結べる契約で、通常の15人以外の枠(2名まで)に入れる。元々ジャクソンは昨年2巡目(45位)指名選手としては異例の高額契約を結んだ選手(4年550万ドル)で、ロスター枠の関係で完全補償の1年を切ると解雇されてしまったが、まだ23歳だし、ロケッツ関係者はまだ伸びると判断したんだと思うぞ。」
 
シンキ「ハーテンスタインはどうなりますかね?」
 
キャット「ジョウ・チー、オヌアクはまずGリーグ行きだと思うんだ。そこでハーテンスタインとも契約してGリーグへ送ると、ビックマン3人も送ることになってしまい、効率が悪くなるとGMモーレーは思っているのかもしれないな。そこでハーテンスタインにはユーロに残って鍛えた方が得策と考えても不思議はない。個人的には3人の中で一番素材のいいハーテンスタインはGリーグで鍛えるべきだと思うけどね。」
 
シンキ「カペラには☆マークが付いてますが、これはなんでしょうか?」
 
キャット「開幕前に契約を延長する権利があり、延長しなければ、今季終了後に制限付きFAになるだろうからね。他の選手とは違う契約だから、とりあえず☆を付けておいた。」
 
シンキ「カペラとは契約延長しますかね?」
 
キャット「たぶんしないと思うよ。今季終了後に制限付きFAになると思う。」
 
シンキ「カペラはキープしないといけませんよね。」
 
キャット「もちろん。ただ今契約延長してしまうと、サラリー枠を圧迫して、来年に大物FAが取れなくなってしまうから、GMモーレーは大物の動向を見てから再契約、または他チームのオファーをマッチするだろう。」
 
シンキ「現状だとカペラはどれくらいの契約を手に入れそうなんですか?」
 
キャット「ESPN来年のFA選手ランキングで、同期のドラ1、2のウィギンズ、パーカーよりも上だよ。今季の活躍次第ではマックス契約も十分にあり得そうだよね。もちろん彼にはそれくらいの飛躍を期待したいよ。彼の1年目から3年目までの成長曲線を見ると、今季はさらに良くなると思ってる。」
 
シンキ「ところで現メンバーであのウォリアーズに対抗出来ますかね?」
 
キャット「ボクは今のウォリアーズは、ジョーダンのいたブルズを超えてると見てるから、余程のことがない限り、今季はウォリアーズが優勝するだろうと思ってる。今季はアウェイ連戦が減ってるし、70勝以上はすると思うよ。もしかすると75勝に行っちゃうかもしれない(苦笑) そんなチームに対抗出来るところあるかね。ポールとハーデンのコンビは強力だが、現状フロントコートが頼りないし、カペラが大きく飛躍して、何とか対抗できるレベルまで行ける感じだと思う。まあ頑張って欲しいとは思っているけどね。」
 
シンキ「また弱気の虫が出てしまってますが、ウォリアーズに対抗する方法を考えたいですよ。」
 
キャット「とりあえず何でもいいからアンダーソンの契約を処分して、カーメロを獲得し、空いたサラリー枠で、来年レブロンを獲得する。これでやっとウォリアーズに太刀打ちできる戦力が整うだろうと、おそらくGMモーレーもこれを考えてるはずだ。」
 
シンキ「レブロンクラスになると移籍は容易ではないと思いますが、ロケッツが獲れますかね?」
 
キャット「親友のポール、カーメロに優勝をプレゼントしたいという大義名分があれば、彼はロケッツへ来るよ(笑) まあうまく行くとは限らないけど、少しでも夢を見させて欲しいよね。」
 
シンキ「分かりました。では最後に何かありますか?」
 
キャット「ユーロバスケはスロベニアがセルビアを破って初優勝を決めたんだけど、大会MVPには元ロケッツのドラギッチが選ばれた。彼はロケッツにドラフト指名権付き(ディーモーを指名)でやってきた選手。交換相手はグリズリーズから獲ったラウリーが成長し、控えに降格していた元MIPのブルックス。しばらくは控えだったんだけど、ラウリーが故障で離脱すると、彼は水を得た魚のような活躍をし始めて、ラウリー復帰後も彼はスターターを譲らなかったね。そんな彼もFAになるとニックスでブレイクしたリンを優先したロケッツに別れを告げるようにサンズへ復帰。マクヘイルと相性の悪かったラウリーはトレードに出されて獲得したドラフト指名権でハーデンを獲得出来たんだよね。」
 
シンキ「それにしてもドラギッチがこれほど成長するとは思いませんでしたよ。」
 
キャット「彼は思いっきりがいいよね。自信を持ってるし、もちろんNBAレベルで通用する下地があったな。ヨキッチもそうだけど、2巡目で指名されたユーロの選手はホント侮れないよ。ハーテンスタインも彼みたいに飛躍して欲しいね。」
 
シンキ「ですね。それでは今日はありがとうございました。」

今季開幕まであと1か月

シンキ「こんにちは。お久しぶりです。今季の開幕まで、あと1か月ほどに迫りました。オフにポールを獲得して期待も昨季以上なので楽しみですよ。」
 
キャット「欲を言えば、ポール以外にあと1人オールスタークラスの選手が欲しかったけど、トレードチップが限られているロケッツだから出来なかったな。」
 
シンキ「誰が欲しかったんですか?」
 
キャット「ジョージが第一候補で、その次にイグダーラだ。ジョージは仕方ないとしても、ウォリアーズの戦力ダウンになるイグダーラは確保したかった。だがサラリー枠が限られている状況ではどうしようもなかったね。」
 
シンキ「前回から半月ほど間隔があいてますから、ロケッツ関連のニュースをお願いしたいと思います。」
 
・ヒューストンの実業家ティルマン・フェルティッタ氏がロケッツを22億ドルで買収
 
・ハーデンが相手はウォリアーズのみと発言
 
・ユーロバスケ ドイツ代表に選出されているハーテンスタインがリトアニア戦で見せ場
 
・元ロケッツのT-Macことトレーシー・マグレディが殿堂入り
 
・元ロケッツのテリーがバックスと1年の再契約
 
・元ロケッツのサビートがBリーグの横浜ビー・コルセアーズと契約
 
・元ロケッツのマーカス・モリス(現セルティックス) 暴行容疑の裁判が開始へ
 
・渦中のカーメロがESPNの最新ランキング(64位)に激怒
 
キャット「こんな感じかな。ロケッツ以外では楽天がウォリアーズと今季から試験的に導入したユニフォームスポンサーとなったニュースがあったよ。」
 
シンキ「Bリーグではたくさんありますよね。」
 
キャット「そうだね。ユーロではかなりの大きさの広告もあるな。もうお尻に付けるしかスペースがないチームがあったりしてね。」
 
シンキ「そのユーロですが、ハーテンスタインの見せ場があったようで嬉しいですよ。」
 
キャット「負けたとはいえ、NBAのバランチュナスや、元ロケッツのディーモーのいるリトアニア相手に、シュルーダーからのアーリウープパスをフィニッシュしたり、ディフェンスでも見事なブロックを決めるなど、15分で10点・4Rの活躍だった。ちなみにドイツ代表は準々決勝でスペインに負けてベスト8止まりだったね。」
 
シンキ「19歳としては頑張っているんじゃないですか?」
 
キャット「素材はいいよね。これからどれだけ伸びるかだよ。ホント楽しみな選手だ。」
 
シンキ「これだとカーメロ獲得の駒にはしたくありませんよ。」
 
キャット「全くだ。もう全盛期を過ぎて、ニックスからほぼ戦力外通告されている選手に将来の資産は渡したくないね。契約買取によって放出するまで待ってもいいかもしれない。」
 
シンキ「そのカーメロはESPNの最新ランキングに激怒したようですが、キャットさんの見解はいかがなもんですか?」
 
キャット「カーメロはルーキーシーズンから14季連続平均20得点以上を記録し、通算でも24000得点挙げているから、彼が激怒する理由も分からなくないが、ディフェンス面を含めた総合評価という視点で見ると、あながち低すぎるとは思っていない。一昨季まで2.0以上をキープしていたRPMの数値も昨季はほぼ0になっていて、平均的な選手に成り下がった印象がある。まあそれでも得意のオフェンスではまだリーグ平均以上はキープしているから、アンダーソンをアップグレードしたいロケッツとしては当然欲しいよね。」
 
シンキ「そのアンダーソンはどんな感じですかね?」
 
キャット「ESPNランキングは100位(昨年は89位)だった。昨年より順位は落ちているが、彼は昨季のRPMの数値はカーメロより上で、特にディフェンス面では彼にしてはよく頑張っているように見える(-0.12)。まあオフェンスだけ見れば当然カーメロに軍配は上がるけどね。」
 
シンキ「分かりました。プレイオフで勝てなかった元ロケッツのT-Macが殿堂入りですので、カーメロも可能性あるかもしれません。」
 
キャット「そうだね。T-Macは優勝どころかプレイオフでも勝てなかったが、その存在感は絶大だったのか殿堂入りしたね。やはり2回得点王になっているのが大きいのかな。ロケッツファンとしては嬉しいニュースだったな。」
 
シンキ「T-Macはスパーズ戦に35秒で13得点の離れ業が非常に印象にありますよ。」
 
キャット「懐かしいね。ボクもあのゲームは観てた。もう残り1分切ったときは諦めて観るの止めようと思ったくらいだった。ゲームはホント最後まで諦めたらいけないよね。」
 
シンキ「レスオーナー(当時)も興奮したと思います。そのレスさんは、正式にロケッツを売却しましたね。ちょっと寂しくなりますよ。」
 
キャット「だね。昨季のプレイオフではオフィシャルの判定に文句を言って罰金を食らった熱さを見せていたから、正直身売りをするとは思ってなかったけど、うまく売却出来て良かったと思う。新オーナーのフェルティッタ氏は前からロケッツを購入したかったようで、ロケッツファンとしては夢がかなって良かったと思っている。」
 
シンキ「それから元ロケッツのテリーがあと1年やるみたいですね。」
 
キャット「若いチームにとってテリーは頼もしい存在になっているから、バックスとしてももっと早く再契約したかったと思うが、最優先事項ではないから、この時期までずれ込んでしまった感じかな。でもあと1年彼のプレイが観られるのはロケッツファンとして嬉しいよ。頑張ってもらいたいね。」
 
シンキ「対照的に元ロケッツのモリスがNBAでプレイ出来なくなる可能性があるらしいですよね。」
 
キャット「双子の兄マキーフと起こしてしまったようだ。有罪なら懲役刑となるらしいからな。マリファナ所有のランドルフは社会奉仕活動で済んだが、彼の場合はどうなるかな。」
 
シンキ「元ロケッツの話題が続きますが、Bリーグにまた元ロケッツ組が来ますね。今度はサビートですか。」
 
キャット「そのようだ。彼はNBAから消えた後、一時期Dリーグ(現Gリーグ)でプレイしていたが、全く相手にされなかったのか、そこからも消えて消息不明だったんだけど、復帰が日本とは思わなかったよ(苦笑) Dリーグでのプレイを観て、これはもう復帰はないなって思ったんだが、さすがにBリーグだとそれなりにやれると思っている。だが2年目に突入するBリーグも、それなりに外国人のレベルも上がっているだろうからね。ここで通用しないともう居場所がないかもしれない。」
 
シンキ「サビートなら立ってるだけで戦力になるんじゃないですかー(笑)」
 
キャット「とにかく興味深い選手が入ってきたなーって思う。彼がゴール下で無双するようなことになれば、元ロケッツファンとしてはそれなりに嬉しいんだけど、Bリーグのレベルが疑われてしまうし、ちょっと悩ましい感じにはなるね(笑)」
 
シンキ「これでBリーグの元ロケッツ組は京都に入ったジョシュアに、横浜に入ったサビート、それから琉球へ移籍したアームストロングの3人になりますかね。」
 
キャット「言い忘れたんだが、元ロケッツのグレッグ・スミスも今季大阪と契約してる。それからあのスコラもNBAを離れ、今季は中国リーグへ行くことになったよ。」
 
シンキ「日本にはアームストロング、ジョシュア、スミス、サビート、中国にはスコラ、ローソン、Tジョーンズ、ディーモーですか。顔ぶれを見ると、まだ中国リーグの方がレベルが高いのは仕方ないですね。」
 
キャット「Bリーグはまだ2年目だしこれからでしょ。もちろん日本人のレベルが上がらないとどうしようもないから、女子みたいに世界で通用出来るくらいになって欲しいもんだよね。」
 
シンキ「ですね。それでは最後に何かありますかね?」
 
キャット「ロケッツ期待の若手最右翼はもちろんカペラなんだけど、ESPNランキングでは70位まで上昇中(昨年は92位)。今年遂にトップ10入りしたグリーンは、2年目終了時点で120位でしかなかったが、3年目の24歳で大きく飛躍してる(19位) その飛躍をカペラにも期待したいよ。オフェンスではデアンドレ・ジョーダン、ディフェンスでゴベールくらいの存在感を出して欲しいと思ってる。彼はまだ23歳だし、大きく飛躍出来れば、ハーデンの言うウォリアーズへの対抗も現実味を帯びてくるんじゃないかな。」
 
シンキ「ちなみにハーデンとポールの順位はどれくらいですかね?」
 
キャット「ハーデンが8位、ポールが7位で、両者とも昨年と同じだった。ハーデンはディフェンス力の弱さで順位を落としている感じだと思う。まあ2人とも安定しているし、ポールは32歳とはいえ、運動能力に頼ったプレイをしている選手じゃないから、まだまだ期待は大きいね。」
 
シンキ「9月中にメディアデーが始まり、10月からプレシーズンゲームも始まります。引き続きお願いしたいのでよろしくお願いします。今日はお疲れ様でした。」

ユーロバスケ始まる

シンキ「こんにちは。早いものでNBA開幕まで残り1か月半ほどになりましたね。」
 
キャット「あっという間にオフが過ぎ去って行く感じだな。」
 
シンキ「ところで現在ロケッツの地元ヒューストンがハリケーンによる洪水被害にあわれてしまいました。亡くなられた方には謹んでお悔やみ申し上げたいです。また被災された方には一日も早い復興を願わずにいられません。」
 
キャット「その通りだね。ボクも本当に胸が痛いよ。チームを売りに出しているとはいえ、レスオーナーは1000万ドルの寄付をしたし、ロケッツファンでNFL地元テキサンズのJJワットも寄付し、さらに救済基金を立ち上げて目標の400万ドルに到達したよ。もちろんロケッツの選手達もハーデンが10万ドル、ポールが7.5万ドル寄付し、カペラやネネだけでなく、元ロケッツのムトンボやフランシスなども救済に加わったようだね。」
 
シンキ「こういう時こそ助け合いですよね。これがロケッツのケミストリーアップに繋がって、チーム力が上がると嬉しいです。被災された方たちもそう思っていると思います。」
 
キャット「だよね。来季のロケッツはそう意味でも注目だ。ヒューストン市民に優勝をプレゼント出来るように頑張って欲しいよ。」
 
シンキ「ところでカーメロに関してはどうなっているのでしょうか?」
 
キャット「進展はない状況だね。ロケッツが放出出来るものの中に、ニックスが欲しがるものが全くないんだろう。放出候補のアンダーソンより、もっとましなのをオファーしろよって思っているのかもね。」
 
シンキ「アンダーソンはそれなりに堅実にプレイすると思いますが、いかんせんサラリーとプレイレベルが釣り合ってませんもんね。」
 
キャット「いくら戦力外のカーメロでも、不良債権を押し付けられてまで取引するほどニックスはバカじゃないよ(苦笑) これだけ膠着状態が続くと、もう彼はニックスで飼い殺しに合うかもしれない。彼の望みを叶えてあげたいんだけど、ホントどうにかなんないかなー」
 
シンキ「ロケッツは将来の資産を手放すつもりはないということなんでしょうか?」
 
キャット「キャブスからセルティックスへ移籍したアービングのように、まだ若くて、これからキャリアの全盛期を迎えそうな選手なら別だけど、もうニックスを戦力外になっていて、キャリア晩年を迎えつつあるカーメロ獲得のために、貴重な将来の資産を出せないよね。」
 
シンキ「ちなみに前回、ハーテンスタインの交渉権を放出すればニックスも考慮するかもしれないとおっしゃいましたが、彼はまだロケッツと契約してませんよね?」
 
キャット「まだ彼とは未契約だね。彼の代理人は、さっさと契約して来季はGリーグ(前Dリーグ)で経験を積ませて欲しいらしい。ロスターの関係で、チームは彼をユーロで鍛える選択も考慮しているようだ。もちろん放出要員として考えていないならだけど。個人的には彼はGリーグで鍛えた方がいいと思っている。カペラも最初はユーロで鍛える方針だったが、ロスターに余裕があってDリーグからスタートし、そこでグングン伸びたからね。彼の伸びしろを考えると、より経験になるところでプレイした方がいいと思う。」
 
シンキ「彼は現在ユーロバスケに出場中ですよね。」
 
キャット「一応これが今日の本題なんだけど、前置きが長くなってしまった(笑) 彼はアメリカ生まれなんだけど、国籍はドイツ。もう初戦は行われていて、まだ19歳の彼に出番はなかったね。年配選手の経験の方が上で、ホークスのシュルーダーがいるから、それなりにドイツは勝てそうだからね。まあそれでもハーテンスタインは出番があると思ってる。彼のポテンシャルの高さを考えると、ここでチャンスをもらうようじゃないとダメなんじゃないかな。」
 
シンキ「彼の持ち味は何でしょうか?」
 
キャット「彼はサイズ、運動能力、スキルと、すべてNBAレベルで通用するスペックがある。その才能は元ロケッツのディーモーに匹敵するものがあるし、運動能力は彼より上かもしれない。バスケットボールセンスがあって、現在でもパス能力は唸らせるものを持っているよ。まだ19歳で伸びしろ次第では、スタータークラスになれる可能性を感じるね。」
 
シンキ「そのユーロバスケにはいろいろな選手が出ているかと思いますが、一番注目の選手は誰でしょうか?」
 
キャット「もうNBAで確固たる地位を確立している元ロケッツのドラギッチ、ガソル兄弟や、スタータークラスとして定着している前出のシュルーダー、ルビオ、ポルジンギス、フォニエ、パチューリア、バランチュナス、加えて若手のサリッチ、ベンダー、エルナンゴメスなど、ホントたくさんいるんだけど、NBAスカウト達はスロベニアのルーク・ドンシッチに注目が集まっている。彼は来年のドラフトで1位指名される可能性のある選手だ。」
 
シンキ「ユーロからも高いレベルの選手が出てくるようになってますね。アジアからはほとんど出ないのが悲しくなるくらいですよ。そう言えば八村の評価はどんな感じになってますか?」
 
キャット「先月、ESPNのドラフト専門家がランキングを発表したんだが、八村はドラフト圏外だったね。まだカレッジで実力を証明してないから仕方ない。これからランキングに入れるような活躍を願ってるよ。ちなみにドンシッチは現在4位だったね。」
 
シンキ「分かりました。それでは最後にトレードが成立したアービングの件についてお伺いしたいと思います。」
 
キャット「トーマスの故障の影響があって、完全には成立していなかったんだけど、キャブスは彼より、ネッツが保持していた来年のドラフト1巡目指名権の方が欲しがっていたみたいで、若干の付加価値を付けてあっさり成立となった。個人的には来年のネッツはそれなりにやれると見ているから、キャブスはジョーカー引いたなと思っているんだけどね。」
 
シンキ「ネッツの指名権だと、ここ2年の成績を見る限り、かなり高い指名順位になりそうですが。」
 
キャット「でも来季は若手の有望株であるラッセルが加わり、さらにラプターズから実績のある元ロケッツのキャロルと、ブレイザーズからどうしても欲しかったクラブも獲得出来たのは大きいと思う。ラッセルと一緒に移籍したモズコフも、それなりにやれるだろうし、今の東のレベルならプレイオフ圏内に入っても驚けない。ラッセルは若くてまだ伸びしろがある。彼のようなクラスの選手は普通なら獲れないよ。ネッツもツキが回って来たと思ってる。」
 
シンキ「セルティックスはアービングを獲得し、東を制する勢いを感じますが、実際のところどうなんでしょうか?」
 
キャット「アービング獲得で戦力アップは確実だが、まだまだウォリアーズとは勝負にならないし、キャブスにも勝てないかもしれない。地元ボストンの記者によると、セルティックスは数年後ではなく、最大7年後を視野に入れているとのことで、ウォリアーズ王朝の次を狙っているらしい。まあウォリアーズの現有戦力を見ると、白旗上げる気持ちもよく分かるよね(苦笑)」
 
シンキ「でもそんなにうまく行きますかね?」
 
キャット「すべては若手の成長に尽きると思う。前にも言ったが、5年前にウォリアーズが今の王朝を築くと予想した専門家はほとんど、いや一人もいなかったんじゃないかな。2年連続MVPを取ったカリーを筆頭に、トンプソン、グリーンがオールスター選手に成長。そして王朝の仕上げにFAでデュラント獲得と、まさに理想的なチームに仕上がっているよね。」
 
シンキ「そう考えるとロケッツは32歳のポールを獲得し、33歳のカーメロ獲得も狙っていますから心配になってきます。」
 
キャット「ロケッツはハーデン時代にウォリアーズに挑もうって作戦なんだろう。ハーデンほどの選手がいるときに、あの王朝を倒してやるって気持ちは評価できる。何とか倒して欲しいと思っているんだけど、まだスパーズも息をしているだろうし、一筋縄ではいかないだろうがチャレンジ精神は買うよ。」
 
シンキ「ズバリロケッツはウォリアーズに対抗出来ますかね?」
 
キャット「可能性はあると思っているが、相当低いことは間違いない。ハーデンとポールがチームをワンランク、いやそのもう一段階上げて、若手の生え抜きカペラが急成長を見せるくらいじゃないとダメだろう。加えてサマーリーグで見せ場タップリだったトロイが大化けするとかして欲しいんだけどね。」
 
シンキ「遅くまでありがとうございました。まだオフですが、引き続きお願いしたいと思います。今日はどうもお疲れ様でした。」

オフの動き

シンキ「こんにちは。ご無沙汰してます。前回から約1か月振りになりましたね。」
 
キャット「だな。とりあえずここまでのロケッツ関連の動きなどを箇条書きにしてみるか。」
 
・来季の日程が決定し、ロケッツは開幕戦でウォリアーズと対戦
 
・ロケッツとニックスがカーメロ関連の交渉を再開
 
・ビバリーがロケッツへトレード要求をしてた
 
・元ロケッツのKJマクダニエルがラプターズと契約
 
・元ロケッツのカイル・ウェルチェーがラプターズと契約
 
・元ロケッツのローソン、テレンス・ジョーンズ(Tジョーンズ)、モティユナス(ディーモー)が中国リーグへ
 
・2年前のロケッツのキャンプ要員だったジョシュア・スミスがBリーグ京都と契約
 
・18日に元SMAPの中居が45歳の誕生日を迎える
 
キャット「まあこんな感じかな。今日の朝刊を観たら伝言板のページが中居ファンのおめでとうで埋め尽くされててびっくりしたから、ファンのシンキ君のために伝えておいたよ(笑)」
 
シンキ「ありがとうございます。ちなみに中居クンはFAでしたが、残留が決定しましたね。これについては?」
 
キャット「笑 他の3人が無所属になってしまうのは忍びないな。この男は打算を働かせているなって感じだよ。」
 
シンキ「いろいろあるんですよ。人気者はつらいですね。さて本題に行きましょうか。」
 
キャット「まずは来季の日程が出たんだけど、ロケッツは開幕戦で王者のウォリアーズと対戦することになった。今季から5日で4ゲームの強行日程がなくなった代わり、開幕日が10日ほど早まったことも伝えておくよ。」
 
シンキ「いきなりウォリアーズ戦ですか。それだけ注目されているってことですよね。頑張って欲しいですよ。」
 
キャット「ESPNの予想だと、来季も今季同様に55勝との予想なんだが、個人的には60勝を超えて欲しいと思っているし、出来ればウォリアーズよりも高い勝率でレギュラーシーズンを終えて欲しいね。かなり難しいかもしれないが、絶対に不可能って感じではないからね。」
 
シンキ「ハーデンとポールのコンビに期待ですかね。」
 
キャット「この2人がどれだけロケッツを牽引出来るかだよね。もちろん若いカペラの伸びしろにも期待してるし、チームケミストリーがアップして行けば、来季もプレイオフは堅いだろう。」
 
シンキ「それからカーメロについてはどうなりますかね?」
 
キャット「もうカーメロはロケッツ以外でプレイしたくないようなんだ。ニックスも彼を構想から外しているから、ロケッツがそれなりの見返りを用意すれば、すんなりカーメロのロケッツ入りは実現するだろう。だがロケッツはアンダーソンを放出要員にしているからね。これじゃなかなか進展しないよ。」
 
シンキ「アンダーソンとじゃ釣り合いが取れませんもんね。」
 
キャット「ロケッツはアンダーソンを欲しがる第3のチームを探しているようだけど、その引き取り先が見つからないらしい。まあ残り3年で6000万ドルの契約が残る彼に興味を示すチームはほとんどないだろうな。」
 
シンキ「ではカーメロ獲得は難しそうですかね?」
 
キャット「現状では付加価値でも付けないと難しいと思う。ほとんど不良債権化しているアンダーソンで取引しようってのは虫が良すぎるよ(苦笑)」
 
シンキ「でも他の選手は出したくありませんから困ってしまいます。」
 
キャット「若いとは言ってもジョウ・チー、オヌアクは実績がなくて、ドラフト時の評価も大したことないから、トレードチップとして難しい。だから出せそうな選手はアリーザくらいなんだけど、ロケッツは彼を放出しない方針みたいだからね。まあアリーザの重要性を考えれば当たり前と言えば当たり前なんだけど。」
 
シンキ「そうなるとやはりトレードは難しく、カーメロはニックスで飼い殺しになりますかね?」
 
キャット「まだ分からないよ。おそらくロケッツは今年のドラフト2巡目で指名したハーテンスタインの交渉権をトレードチップとして使うかもしれないし、もう一つ将来のドラフト指名権を使う可能性はある。事実ハーテンスタインとはまだ契約を結んでいないしね。」
 
シンキ「ハーテンスタインはトレードチップになりえますかね?」
 
キャット「彼は今ドラフトで1巡目で指名されそうな選手とのことで、会場へ招待されていた選手。サマーリーグでのプレイを見てわかる通り、おそらくワークアウトで失敗して指名順を落としたのだろう。しかしカペラだってナイキフープサミットで振るわず、25位まで落としての指名だったが、今はご覧の通りになってるからね。ハーテンスタインの伸びしろはジョウ・チーやオヌアクより確実に上だろうから、彼はトレードチップになり得ると思うよ。」
 
シンキ「ではズバリ、カーメロ獲得するにあたって、こちらの放出要員はどんな感じになりますか?」
 
キャット「アンダーソン、ハーテンスタインの交渉権、2020年のドラフト1巡目指名権、それからサラリー釣り合わせのための無保証の選手だね。これなら何とか成立出来る可能性はある。正直言って資産を出し過ぎって感じに思うが、こうでもしないと今のカーメロでも取れないよ。」
 
シンキ「ハーテンスタインだけでも痛いのに、3年後の指名権まで持ってかれるのは痛いですよ。」
 
キャット「全くだ。でもこれくらい出さないと釣り合いが取れないと思う。まあ今のカーメロに将来の資産を出してまで獲得する価値があるのかは疑問だし、成立しないならそれでもいいんじゃないかなと思っている次第だね。個人的にはロケッツ入りしたいカーメロの願いをかなえてあげたいんだけどね。」
 
シンキ「分かりました。引き続き情報をお願いします。それからビバリーがトレード要求していたんですね。驚きました。」
 
キャット「今季はディフェンスでファーストチームに選ばれたし、もっと重要な役割を担いたいと思うようになったんじゃないかな。年齢的にも今がピークだろうし、チームを替えてリフレッシュしたかったと思う。キャブスのアービングもそんな感じだろう。」
 
シンキ「トレード要求での移籍になりましたが、今までのビバリーの貢献度を考えると、彼には感謝しかないですよ。」
 
キャット「だね。ロケッツファンの多くは彼を称賛していると思う。彼がトヨタセンターに帰ってきたら、おそらくスタンディングオベーションで迎えるんじゃないかな。」
 
シンキ「それから元ロケッツ戦士たちの所属先が決まってますね。」
 
キャット「ローソン、Tジョーンズ、ディーモーは数年前まで、それなりにコアな役割を担ってきたんだけど、ローソンとTジョーンズは移籍を繰り返して、その都度評価を落としたのか、今オフにNBAでの移籍先が見つからず。ディーモーはケガの影響もあって、中国へ移籍してしまったな。個人的にはちょっと寂しいよ。」
 
シンキ「若いKJとウィルチェーは所属が決まってます。」
 
キャット「KJはこれが最後のチャンスだと思う。ここで結果を出さなければおそらく次はないだろう。もうディフェンスだけに集中する感じで、自分の運動能力を過大評価せず、相手の動きをよく観察してプレイして欲しい。チームが彼に求めるのは、安定したディフェンスだよ。ウィルチェーはクリッパーズを解雇されたが拾われて良かったと思う。まだ彼は自分の才能を見せてないからね。どれだけやれるのか楽しみだよ。」
 
シンキ「それからあのジョシュアがBリーグに来ますか。」
 
キャット「2年前にロケッツのロスターに入る寸前まで行ったんだけど、Dリーグ(現Gリーグ)のヴァイパーズでそれほど見せ場を作れず、サマーリーグでも尻すぼみのような感じに見えたから、体重の問題もあるし、NBAレベルでは厳しいと思ったよね。まあバスケはNBAだけでやってるわけじゃないし、あのサイズで大暴れすれば、日本のファンはゾッコンになるかもしれない。」
 
シンキ「楽天アマダーとの共演もあり得ますかね(笑)」
 
キャット「あるんじゃないの(笑) 彼がBリーグでかなりの存在感を示せば、当然あの体型だからね。それなりに注目されると思うよ。日本で新しい夢を掴んでもらいたい。サマーリーグではユニフォームを忘れたのか、背番号のないのを着ていたから、Bリーグではそんなことないようにしないとね。」
 
シンキ「ですね(笑) そう言えばBリーグには元ロケッツのアームストロングもいます。」
 
キャット「彼は今季、千葉から琉球へ移籍したな。ほとんどディフェンス選手なんだけど、Bリーグであのサイズは脅威だよ。琉球を一段階上げて欲しいよね。」
 
シンキ「分かりました。早いもので8月も終わりそうですが、引き続き情報等をお願いします。それでは今日はお疲れ様でした。」

トロイと再契約など

シンキ「こんにちは。FA選手との交渉が解禁されて3週間ほど経過しましたが、もうビックネームはほとんどいなくなりましたね。」
 
キャット「ガソルとジノビリもスパーズと再契約したし、あとは制限付きFAがメインになるな。ロケッツはFAになっていたトロイと再契約したよ。」
 
シンキ「サマーリーグでの活躍も大きかったですかね?」
 
キャット「それもあると思う。彼は十分NBAレベルでプレイ出来る選手だよ。まだ22歳と若いし、ドラフト外からの選手でも、元ロケッツでシクサーズで開花したコビントンのように、鍛えればスターターを張れるだけの素材だと思う。少なくともローテ入り出来る能力は持っているよ。」
 
シンキ「これでロスター枠はどうなってますか?」
 
キャット「現在保証付きの契約をしている選手が13人で、残りの5人のうち4人が無保証契約、1人が部分保証の契約という状況だね。」
 
保証あり
PG:ポール
SG:ハーデン、ゴードン
SF:アリーザ、タッカー、バームーテ、トロイ
PF:アンダーソン、ジョウ・チー
C:カペラ、ネネ、タリック、オヌアク
 
保証なし(部分保証含む)
ロング、オリバー、クオーターマン、テイラー、ユソフ
 
その他
ブラウン、ハーテンスタイン
 
シンキ「ハーテンスタインとは契約を結ばないんですかね?」
 
キャット「サマーリーグを観た限り、来季はNBAレベルでのプレイは難しそうなんだよ。ならば彼と契約してロスター枠を使うより、海外で鍛えるという選択肢も考えられるね。まだ19歳だし、鍛えればモノになりそうな逸材ではあるよ。ビックマンにしてはパスセンスがあるから、同じ2巡目で指名され、現在ナゲッツに欠かせない選手になっているヨキッチみたいになってくれると、ホント嬉しいんだけどね。」
 
シンキ「もしこのまま行くとしたら、ローテ入りする選手はどんな感じですか?」
 
キャット「ポール、ハーデン、アリーザ、アンダーソン、カペラでスタートし、控えからゴードン、タッカー、バームーテ、ネネが出てくる感じになるんじゃないかな。」
 
シンキ「ところでロケッツ入りを模索していると思われるカーメロについてはどうなってますかね?」
 
キャット「今のところ進展はないな。カーメロはトレード拒否権を持っているから、その移籍先は限られるし、ニックス側が納得できる取引をしないといけないこともあって、交渉は長引いているよね。まあおそらく移籍先を増やせないか、彼に持ち掛けているんじゃないかな。」
 
シンキ「長引きそうですね。」
 
キャット「ロケッツ側としては、カーメロは欲しいけど、見返りはこれだけだよって態度でいいと思う。カーメロの気持ちはもうニックスにはないから、ニックス側にどうしても放出するしかない状況に追い込んでもらいたい(笑)」
 
シンキ「キャブスのアービングがトレードを要求しているという噂も影響ありますかね?」
 
キャット「ニックスは指名権+カーメロで、アービング獲得を模索との噂があるが、カーメロはもうキャブスよりロケッツを優先したいらしいんだよね。もしかしてレブロンに俺は来年ロケッツに行くから、今年うちには来るなって言われてたりして(笑)」
 
シンキ「レブロンも合流しますか!」
 
キャット「その可能性もあると思っちゃうのが最近のNBAだよ(笑) 2人ともキャリア終盤に差し掛かっているし、同じチームでプレイしたいと思っているのは間違いないからな。親友のポールもいるしね。個人的には生え抜きを育てて、プレイオフチームに成長させ、優勝を目指すのが王道だと思っているんだが、大物引き抜きによる優勝も観てみたい気持ちがある。」
 
シンキ「カーメロの動向には引き続き注目ですね。ではそれ以外に情報はありますか?」
 
キャット「レスオーナーがロケッツを売却するとのことだ。ロケッツ史50年のうち、ほぼ半数がレスオーナーの時代で、ドリームの大車輪で2連覇を達成したことが記憶に新しいよ。」
 
シンキ「ロケッツ自体は変わらないですよね。」
 
キャット「チームを別の場所に移すオーナーもいるけど、ヒューストンは大きい街だし、このままだと思うよ。」
 
シンキ「ありがとうございます。最後に何かありますか?」
 
キャット「FIBAのU19世界選手権が今月行われたんだけど、大会MVPに輝いたRJバレットがすごくてビックリしたんだよ。ここ10年でベストの選手かもしれない。予定通りなら2年後のドラフトで1位指名されるはずだ。」
 
シンキ「日本の八村塁は頑張っていますかね?」
 
キャット「この大会はここ10年で、その後ドラフト指名される選手がカリー、トンプソン、ヨキッチなど、80人出場しているんだが、八村はそんな選手達に続くかもしれない。専門家のスカウティングレポートを要約すると、彼は203㎝の身長だけでなく、7フィートを超えるウイングスパンに、手が大きく、骨格も力強さがある。オフェンスではボールハンドリングなどの課題はあるが、ジャンプショットの精度が明らかに上がっているし、ディフェンスではどこのポジションも守れる選手とのことだ。今後が楽しみになるな。」
 
シンキ「ちなみにドラフト専門家のチャドさんはどう評価してますかね?」
 
キャット「今のところ圏外というか、全く載っていないんだが、この大会での活躍で、彼のレーダーに掛かったと思うよ。ボクも随時チェックしていこうと思ってる。」
 
シンキ「分かりました。それでは今後も宜しくお願いします。今日はお疲れ様でした。」

バームーテと契約合意

シンキ「こんにちは。今日もどうもです。カーメロ獲得を目指していると思われるロケッツですが、彼ではなく、バームーテとの契約に合意しましたね。」
 
キャット「1年のベテランミニマムでの契約だそうだ。彼はクリッパーズから来季の契約オプションを破棄してFAになったんだけど、先月ロケッツ入りしたポールに引き抜かれたかのようにこちらへ来たね。」
 
シンキ「バームーテはどんな選手ですか?」
 
キャット「今年31歳になるキャリア9年の選手で、ディフェンスのスペシャリストだ。フォワードのポジションを2つ守れて、ウイングの選手も守れる万能性がある。2012年にヒザの手術を受けてから、その能力は落ちてきていると見られているが、逆にオフェンスはスリーの確率が今季キャリア最高を記録するなど成長を見せているよ。」
 
シンキ「ロケッツの弱点であるディフェンスを強化しつつ、ベンチの層も厚みを増してきた感ありますね。ところでこの契約の意図するところはなんでしょうか?」
 
キャット「単純にアンダーソンのヘタレディフェンスを補うためなのか、アリーザをトレードチップとして使うための補強なのか、正直言ってどうなのかは分からないが、彼が攻守でチームに貢献できる選手なのは間違いないからね。いい補強をしたなと思う。彼はベテランミニマムでの契約とはいえ、スターターを任せられるだけの選手だよ。」
 
シンキ「ところでカーメロの件については進展してますか?」
 
キャット「今のところないな。もうカーメロはニックスでプレイするより、ロケッツでプレイしたいと思っているだろうから、ロケッツファンのボクとしては、彼の願いをかなえてあげたいよ(笑) もし彼を獲得してもいい方向へ行くとは限らないが、ウォリアーズみたいな強大なチームに対抗するためには、アタックしないとダメだと思う。交換要員はアンダーソンで手を打って欲しいんだけどね。なんとかならないかな。」
 
シンキ「もうアンダーソンは不要ですかね?」
 
キャット「カーメロ取れれば出番は減るし、バームーテのディフェンス力の方が、ロケッツの助けになりそうだから、まあ不要というか、より必要とされるチームに行った方が、彼のためになると思うよね。」
 
シンキ「昨年彼と契約した4年8000万ドルはGMモーレーのミスですかね?」
 
キャット「今年のFA選手でアンダーソン以上の契約をした選手は、カリー(5年約2億ドル)、デュラント(2年5300万ドル)、ガリナーリ(3年6500万ドル)、グリフィン(5年1億7300万ドル)、ヘイワード(4年1億2800万ドル)、ホリデー(5年1億5300万ドル)、イバカ(3年6500万ドル)、ラウリー(3年1億ドル)、ミルサップ(3年9000万ドル)、レディック(1年2300万ドル)で、他チームに移籍したFA選手で4年の契約をした選手はヘイワード、ハーダウェイ(4年7100万ドル)、オレイニック(4年5000万ドル)、ロケッツと契約したタッカー(4年3200万ドル)のみ。タッカーはラプターズが提示した3年3000万ドルに対抗するために4年にしたのが理由で、ヘイワードはオールスター選手、ハーダウェイとオレイニックは2人とも20台半ばの選手だ。今年の相場を見ても、当時28歳のアンダーソンと4年、しかも総額8000万ドルはどう考えても高いよね。」
 
シンキ「まあ誰でもミスはあるので仕方ないですよ。さて最後に今後の動きを予想してもらえますか?」
 
キャット「おそらくカーメロはロケッツに来ると思う。生涯ロケッツを宣言したハーデンは表向きカーメロ獲得について、神のみぞ知るとか言っているが、裏では獲得に猛プッシュしてそうだし、GMモーレーも獲得に意欲的だろうからね。問題の交換要員は、おそらくアンダーソンではまとまらないから、何かの付加価値を付けるなりしてトレードは成立すると思ってる。このハーデン時代に優勝出来るかどうか分からないが、出来る限りアタックして、打倒ウォリアーズを目指して欲しいよね。」
 
シンキ「ですね。ロケッツは初優勝から20年以上経過してますし、最近はプレイオフ常連になってますから、期待しているロケッツファンのためにも、ここはひとつアタックして欲しいと思いますよ。それでは今日はお疲れ様でした。」

カーメロの心はロケッツか?

シンキ「こんにちは。サマーリーグはまだ行われていますが、ロケッツはホークスに負けて終了したみたいですね。」
 
キャット「3年前はトーナメント戦を勝ち上がって、決勝まで駒を進めたんだけど、最近は2015年から3年連続初戦敗退となって残念な状況が続いてしまっているな。勝敗はあまり関係ないとはいえ、ちょっと寂しいよね。」
 
シンキ「若手の登竜門であるサマーリーグは、ドラフトで指名されなかった選手も多数出てますが、今年のロケッツにコレだって言う選手はいましたかね?」
 
キャット「2年前はビックアランことアラン・ウィリアムス(今オフにサンズと再契約)、昨年は無保証契約からキャンプインして生き残ったカイル・ウィルチェー(クリッパーズへトレード)がいたけど、今年は彼らのような存在感を見せた選手はいなかったね。」
 
シンキ「ドラフト漏れから這い上がった選手に元ロケッツのタリック・ブラックがいますが、彼が再びロケッツのユニフォームを着るみたいですね。嬉しいですよ。」
 
キャット「そうだね! タリックは3年前、無保証のキャンプ要員としてロケッツと契約したが、プレシーズンゲームから存在感をいかんなく発揮し、最終ロスターに残った選手。だがジョシュがピストンズを解雇されてロケッツに加わった時に、ロスター枠を空けるために仕方なく手放した選手なんだ。もったいないことをしたなーって当時思ったものだよ。」
 
シンキ「ルーキー時代からタリックは活躍してましたよね。」
 
キャット「彼はNBAレベルで通用するビックマンとしてのサイズ、運動能力に欠けるとの判断で、ドラフトでの指名が見送られたが、その判断は間違いだったと彼は証明したと思う。彼はまさしく掘り出し物だったんだ。」
 
シンキ「そういえば、彼はカペラと同期入団でしたね。」
 
キャット「入団当時はタリックの方が実力は上だったな。でも素材がいいカペラはDリーグ(現Gリーグ)で鍛えられてグングン伸び、今では不動のスターターになってる。タリックはネネのさらに控えになると思うが、彼ほどの選手がベンチで控えていると思うと頼もしいよね。ネネの健康問題もあるし、彼は思った以上に出番があるかもしれないぞ。」
 
シンキ「タリックと契約した意図は何でしょうか?」
 
キャット「サマーリーグでのオヌアクの出来を見ると、まだ時間が掛かると判断したんだと思う。オヌアクはリバウンド力は現段階でもタリックに引けを取らないと思っているが、オフェンスでのフィニッシュ力が物足りず、リムプロテクトの部分も同様だからね。素材はタリックよりもオヌアクの方があるだろうが、まだNBAレベルでは未知数だ。なので保険の意味でタリックと契約したと思うよ。」
 
シンキ「分かりました。タリックと契約したことで、ルーキーのハーテンスタインは確実にGリーグ行きですかね?」
 
キャット「まだ19歳だし、1年目は下部リーグで鍛えた方が無難だと思う。カペラも1年目の大部分はそこで鍛えたし、より強くなって2年目以降に戦力になってくれればと思っているんだ。」
 
シンキ「ジョウ・チーに関してはどうですかね?」
 
キャット「サマーリーグを観た限り、まだNBAレベルでは厳しいと思うぞ。ロケッツ首脳陣は期待を持っているようだが、個人的にはGリーグでどれだけやれるか試した方が無難だと思う。」
 
シンキ「さてここから本題に入りたいと思います(笑) ロケッツ入りが噂されながら、トレード交渉が進まず、ニックス残留に傾いたと思われたカーメロですが、本人はロケッツに入りたいようで、交渉を進めて欲しいと懇願しているとの噂がありますが、これについては?」
 
キャット「個人的にはカーメロに来てもらいたいと思っている。ただこちらも現時点での戦力をダウンさせずに、将来の資産も出来るだけ保持する形で来てもらいたい。」
 
シンキ「そんな都合よく物事は運ばないと思いますが・・・」
 
キャット「だから滞っているんだよ。正直言って、ポール獲得でトレードチップの多くを失ったロケッツが、ニックスを満足させることの出来る取引を持ち掛けることは難しいのが実情だ。でもそこを何とかまとめるのがGMの腕だと思う。」
 
シンキ「ニックス側もカーメロの希望をかなえてあげたいと思っているでしょうから、何とかまとまる可能性もあるんじゃないですかね?」
 
キャット「可能性はあるよ。ロケッツとしてはカーメロを獲得したいし、ニックスとしてはカーメロを放出したい。そのカーメロはロケッツ入りしたいと、トレードが進む条件は揃っているからね。」
 
シンキ「カペラをトレードの駒に使えば、間違いなく進展しそうですよね。」
 
キャット「カペラを放出したら戦力ダウンは歴然だよ。ウォリアーズに対抗するためには、カペラがさらに伸びしろを発揮することが必要不可欠だからね。今季は随分フリースローもうまくなったし、ローポストからのオフェンスも上達したが、その才能を考えると、さらなる進化を期待してるんだ。先日も言ったが、生え抜きの成長なしに、チャンピオンシップを取ることは出来ないよ。タリックを取ったとはいえ、カペラをトレードに出す馬鹿げた取引をさすがにGMモーレーはしないと思う。」
 
シンキ「でもコーチ・マクヘイルと契約延長後の翌年にクビにしたり、昨年アンダーソンと割に合わない長期高額契約を結んでしまうなど、GMモーレーは失敗が目立ちますからねー。ちょっと不安がありますよ。ところでもしカーメロ獲得となった場合、ロケッツはウォリアーズに対抗出来ますかね?」
 
キャット「ポール獲得で、ハーデンと組むバックコートコンビは、ケミストリー次第でウォリアーズのカリー、トンプソンのコンビに対抗出来る可能性は十分あると思う。問題はフロントコートなんだが、カーメロを獲得出来れば、アリーザとタッカーを合わせて、攻守でデュラントに対抗出来るかもしれない。あとはカペラがグリーンに対抗できる伸びしろを見せれば、今よりもその差はグッと縮まると思う。ロケッツの控えには、イグダーラ並みに存在感を見せるゴードンもいるしね。」
 
シンキ「今後も目が離せませんね。それでは今日はどうもありがとうございました。」

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