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'17 プレイオフ

2017年プレイオフ1回戦 ゲーム5 対サンダー(ホーム)

シンキ「こんにちは。プレイオフ1回戦サンダーとのシリーズは、ロケッツの3勝1敗となってシリーズ突破まで残り1勝です。今日のゲームで決めたいですよね。」
 
キャット「昨季のファイナルのように、3勝1敗から逆転されて落とす例もあるからね。シリーズは勢いが大事な部分あるから、ロケッツとしては今日で決める感じで行かないといけないだろう。頑張ってもらいたいね。」
 
シンキ「では早速ゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツ、サンダーともゲーム1から変わらずゲーム開始。序盤は両チームとのオフェンスのリズムが悪い。ロケッツは相変わらずアンダーソンが決められず、カペラもフィニッシュ出来ないなど、開始5分で4得点のみ。サンダーもロバーソン、オラディポあたりが決められなかった(4-6) それでもサンダーはビバリーが2ファールでベンチへ下がると、ウエストブルックが躍動して連続加点し、またまたサンダーが第1Qの主導権を握ったように見える(4-11) しかしロケッツはタイムアウト後にウエストブルックへダブルチームを仕掛けてターンオーバーを誘うと、ネネがフィニッシュして点差を2点に詰めたんだ(9-11) 残り5分になり、サンダーは慌てずウエストブルックへではなく、ギブソンやアブリネスを絡めたオフェンスを展開しリズムを作ると、ディフェンスでもロバーソンがハーデンのドライブをブロックするなど、中盤以降は若干サンダーが押し気味にゲームを展開したね(11-15) 終盤に入ってもロケッツはルー、ハーデンの加点があったが、全体的にオフェンスのリズムが悪く、ターンオーバーもあり、点差を詰められない。サンダーはアブリネスがスリーを決めるなどの加点もあって、第1Qはロケッツ6点のビハインドで終了したよ(16-22) オフィシャルの微妙な判定に、さすがのレスオーナーも苛立ったのか、残り20秒くらいのところで席を立って抗議していたね。」
 
シンキ「レスオーナーも力が入ってますか! 相変わらず第1Qの入りが悪いのが気になりますが、それでもこのシリーズ3勝してますからね。ここからですよ。ウエストブルック不在の時間帯で逆転ですね。では第2Qもお願いします。」
 
キャット「第2Q出だしサンダーはカンターのローポストから攻めたが、カペラが難なくディフェンスして速攻からルーが加点に成功。調子に乗ったのか、カペラは次のサンダーのオフェンスを豪快にブロックしてロケッツボールに。その後もオラディポが悪いセレクションのシュートを放つなど、サンダーはウエストブルック不在の時間帯に苦戦。タイムアウト後もカペラはカンターのショットをブロックし、オフェンスでもフリースローを4本中3本決めて、しっかり攻守で貢献していたよ(23-24) サンダーもアブリネスがスリーを決めてこの時間帯を何とか凌ごうとするが、アンダーソンが飛べないカンターの上からドライブでフローター気味に押し込むなど、ウエストブルック不在の時間帯(約3分半)で、しっかりロケッツは追いついたね(27-27)」
 
シンキ「このシリーズの見慣れた光景となってますね。続きもお願いします。」
 
キャット「ウエストブルックがコートに戻ったサンダーは、やはり息を吹き返すように加点を続け、再びリードを取るが(27-31)、ロケッツもゴードンがドライブから豪快なダンクに成功して会場を沸かす! 続いてビバリーの自らフォローで再びゲームはタイになった(31-31) その後も両チームともにオフェンスのリズムが良くて、加点を繰り返しているうちにゲームは7分半ほど経過(39-41) タイムアウト後にビバリーがスリーを決めてロケッツがリードを取ると(42-41)、ルーがアブリネスを軽く交わしてカウントプレイに成功する。ディフェンスでもウエストブルックにダブルチーム気味のディフェンスでミスを誘うなど、明らかにロケッツがリズムを取っているように見えた。このチャンスの時間帯を逃さんとばかりに、足首の故障を明らかにしたハーデンが、ロバーソンを交わしてレイアップを決めると、ネネのフィニッシュ、ハーデンのフリースローでの加点もあって、ロケッツはリードを7点に拡げたんだ(51-44) しかし残り1分半、ネネのパスミスでそのリズムも一旦途切れ、ダントーニはタイムアウトで再びリズムを持ち直そうとするが出来ず、第2Qはそのまま終了したよ(51-44)」
 
シンキ「第2Q中盤以降に12-3のランがありましたか! 前半をリードして終えたのはロケッツにとって大きいですよね。」
 
キャット「サンダーのオフェンスのリズムが悪かったね。ロケッツはうまくランを決めたが、欲を言えば二桁リードして前半を終えたかったよ。残り1分切ってから、サンダーにうまく守られたのは気になるね。」
 
シンキ「ところでハーデンは足首を故障していたとのことで、大丈夫ですかね?」
 
キャット「プレイを観ると、それほどの影響はないようには見えるけど、ゲーム3以降はシュートの精度が落ちているようにも見えるからね。まあ他の選手がしっかりフォローすれば大丈夫と思ってる。」
 
シンキ「では後半も宜しくお願いします。」
 
キャット「第3Q出だしにハーデンのジャンパーで点差を拡げたロケッツだったが、アンダーソン、アリーザのスリーが入らないなど、オフェンスのリズムは良くない状況。サンダーもなかなかリズムに乗れず、両チームとも膠着した時間が2分半ほど続いたんだ(54-44) ロバーソンの自らフォローで後半ようやく加点に成功したサンダーは、ギブソンもペイント内からの加点に成功して反撃開始(54-48) しかしオフェンスのリズムがそれなりに出てきたロケッツは、ハーデンのスリーに、果敢にドライブをしてファールをもらったビバリーがフリースロー2本、そしてアリーザの外れたスリーをオフェンシブリバウンドから加点をしてチームを鼓舞! 溜らずドノバンヘッドはタイムアウトを要求したよ(61-50) 第3Q残り7分弱。」
 
シンキ「いい感じの展開になって来ましたね。この調子で行きましょう。お願いします。」
 
キャット「だがこのまま引き下がるサンダーではなく、ウエストブルックが得意のファールをもらうプレイでしっかりフリースローで加点すると、次のポゼッションでギブソンが力強いムーブで加点し、さらにオラディポがコーナーからスリーを決めて、ロケッツのリードは4点に縮まった(61-57) ロケッツはアリーザが不調でシュートを決められず、ルーもドライブをミスるなど、オフェンスのリズムが悪くなっていたが、それでもハーデン得意の3ポイントのファールや、ネネの踏ん張りでリードをキープしていたが、ウエストブルックがロケッツのダブルチーム気味のディフェンスをものともせず、加点を繰り返していて、ロケッツのリードはほとんどなくなったよ(68-67) 第3Q残り約3分半。」
 
シンキ「ロケッツにとって我慢の時間帯でしょうか。ここはディフェンスですよ。お願いします。」
 
キャット「その後もウエストブルックの縦横無尽のオフェンスにロケッツは防戦一方になった。ダントーニはタイムアウトで修正を図るも、アブリネスのドライブからの加点に続き、ウエストブルックが2本のスリーで、ロケッツは一気に逆転され、7点のビハインドになってしまったよ・・・(70-77) 結局約5分間、フィールドゴールを決められず、11-3のランに続き、13-2のランを食らったロケッツが、5点リードされて第3Qは終了したよ(72-77)」
 
シンキ「ちょっと第3Qは失速してしまいましたが、理由は何でしょうか?」
 
キャット「サンダーディフェンスに翻弄されて、いい形のショットが少なかったし、決めたいシュートもことごとく落としていたよ。ビバリーのオフェンシブリバウンドからの加点で、気持ち余裕が生まれたのか、そこからいつもの積極性を感じず、守りに入った感もあるよ。そこをウエストブルックは見逃さなかったね。さすがだよ。」
 
シンキ「逆転出来そうですか?」
 
キャット「第4Q序盤のウエストブルック不在の時間帯にまず追いつこう。そうすればまたロケッツはリズムを取り戻すだろう。大丈夫だ。」
 
シンキ「分かりました。ではシリーズ突破へ最終Qを宜しくどうぞ。」
 
キャット「ロケッツは第4Q、ビバリー、ゴードン、ルー、アンダーソン、カペラ。サンダーはオラディポ、マクダーモット、アブリネス、グラント、ギブソンでスタート。まずビバリーがドライブから加点に成功すると、ルーがフリースローをしっかり決めて、早くもロケッツは1点差に追い上げる(76-77) しかしサンダーもオラディポを中心としたオフェンスを展開し、グラントがディフェンスもヘタレなアンダーソンを問題とせず加点すると、今度は自らオラディポがジャンパーを決めてリードをキープ(81-78) しかしロケッツのオフェンスのリズムは良く、ルーが今度はハーデン張りのスリーポイントのファールをもらって、3本のフリースローを決め、ロケッツは第4Q開始2分経たずにゲームをタイに戻したよ(81-81)」
 
シンキ「やはりウエストブルック不在の時間帯はロケッツがペースを握れますね。この調子で行きましょう、お願いします。」
 
キャット「サンダーのポゼッションでカペラがアブリネスのドライブをブロックし、ムトンボのような人差し指を左右に振るポーズをすると、ルーがコートに戻ったロバーソンとの1対1に。彼はドライブからのレイアップがゴールテンディングになってスコアーに成功! 続くサンダーのポゼッションもオラディポがグラントのピックからドライブを仕掛けるが、またしてもカペラが止める! このチャンスにロケッツは、じっくりオフェンスを展開し、ルーが遠目からのスリーに成功! 溜らずドノバンヘッドはタイムアウトを要求したんだ(86-81) 残り9分ほど。」
 
シンキ「オフェンスではルー、ディフェンスではカペラが目立ってますね。ここからウエストブルックが戻ってくるでしょうが、ロケッツも負けたくないですからね。リードをキープでお願いしますよ。」
 
キャット「そのウエストブルックにアダムスを投入したサンダー。まずロケッツはセンターライン付近でウエストブルックにダブルチームで圧力を掛ける。ビバリーに続き、ヘタレなアンダーソンもここでは頑張って、ウエストブルックの動きを止め、彼はタイムアウトを要求という運びに。これでサンダーは残りのタイムアウトが1つだけという事態になってしまい、ますますロケッツ優位に傾いたんだ。そのタイムアウト後、サンダーはアンダーソンの案外なディフェンスを突いてグラントが加点するが、引き続き好調のルーが今度はアシストで魅せ、カペラへナイスパス。カペラは見事ダンクで応えてロケッツはリードをキープ。だがこのまま終わらせるかとばかりに、ウエストブルックがビバリーのタフディフェンスをかいくぐってフリースローからの加点や、グラントへのパスさばきなどでチームを鼓舞(88-87) しかしロケッツは独特のリズムからルーがジャンパーを決めてリードを渡さない! ロケッツファンだけでなく、他のチームのファンも手に汗握るゲームになったんだ。ここでカペラとアンダーソンを下げて、ハーデンとネネが投入したよ。残り7分半。」
 
シンキ「ルーは実に見事ですよ。トレード期限前に彼を獲得して本当に良かったと思います。では勝利への7分半をお願いします。」
 
キャット「サンダーのポゼッションからゲームで、ウエストブルックはビバリーの密着マークにボールを保持出来ずターンオーバー。速攻を出させまいと押し倒すようにビバリーにファールをしたウエストブルックと、ビバリーがトラッシュトークを展開し、両者ともテクニカルファールを取られる非常に熱い展開になって、会場のロケッツファンはさらにヒートアップ。ハーデンのターンオーバーでサンダーのポゼッションになったが、ロケッツは2度もオフェンシブリバウンドを取られながらも、ウエストブルックに加点を許さず、ロバーソンのファールを誘い、これでロケッツはボーナスフリースローに突入へ。ならばとハーデンがドライブから見事に加点に成功したんだ(92-87) 次のサンダーのポゼッションをロケッツはターンオーバーを誘い、速攻からゴードンがスリーを放つが、これは決まらず、ウエストブルックへの微妙なファールで加点を許す(92-89) ゲームを通し、微妙な判定が続いていることもあって、会場のファンはオフィシャルへのコールの不満を大合唱していたよ。ここでビバリーが下がってアリーザを投入へ。残り6分切った。」
 
シンキ「会場のファンも興奮してますかー。当然ですよね。勝ちましょう、お願いします。」
 
キャット「両チームともチームファールが5つを超え、ファールは自動的にフリースローへ。ここでロケッツはハーデンがネネのハイピック&ロールからファールをもらい、着実にフリースローを決めてリードをキープ(97-91) サンダーはウエストブルックがビバリーとのタフマッチアップで体力を消耗してきたのか、シュートの精度が落ちてきた。その隙にロケッツは、今度はルーがアブリネスを出し抜くドライブからネネへナイスパスを出し、ネネはファールをもらってフリースローへ。彼は1本決めて7点差に(98-91) ファールをしたウエストブルックは5ファールになった。残り4分半。」
 
シンキ「勝利は近くなってきましたね。お願いします。」
 
キャット「タイムアウトが残り1回なので、サンダーはプレイ続行。そのポゼッションは2回のオフェンシブリバウンドを取るも、オラディポがロケッツディフェンスの圧力に負けたのか、ウエストブルックのはるか上を通るパスミス! このチャンスにハーデンが得意のドライブでスコアー! ロケッツ9点のリードに(100-91) この後アダムスのフリースローのところでロケッツはタイムアウトを要求へ。残り3分半に。」
 
シンキ「踏ん張りましょう。お願いします。」
 
キャット「アダムスとネネがそれぞれフリースローを1本決め、ロケッツの9点リードは変わらず。ここ4分半フィールドゴールが決まっていないサンダーは、ウエストブルックにボールを託すが、ロケッツはハーデンがディフェンスで見せ場を作ってドライブを止め、オフェンシブリバウンドを3回取られるが、またしてもウエストブルックのドライブは決まらずロケッツボールに! ロケッツはハーデンにマークしているロバーソンよりも、5ファールのウエストブルックがマークしているルーを起点にオフェンス。しかしアダムスの圧力で決まらなかった。ここからロケッツはロバーソンへのハック作戦を始めたんだ。ここでルーからビバリーに交代。残り2分44秒(101-92)」
 
シンキ「いよいよ仕上げの段階に入った感じですかね。お願いします。」
 
キャット「ロケッツの期待通りに2本とも落としたロバーソン。しかしロケッツも時間を使ってオフェンスを展開するもターンオーバーから速攻を出され、ウエストブルックに加点を許す(101-94) ロケッツは次のポゼッションでも時間を使って攻めるも、24秒オーバーのターンオーバーに。残り2分切った。」
 
シンキ「簡単には勝たせてもらえませんね。お願いします。」
 
キャット「タイムアウトを取りたくても取れないサンダー。疲れの見えるウエストブルックがハーデン越しにジャンパーを2回放つがこれも入らない! ロケッツは時間を使ってオフェンスをして決まらなかったが残り時間は1分を切り、早めに攻めたいサンダーはロバーソンがやぶれかぶれのようなスリーを放つが決まらず、ロケッツの勝利は目前に。ここで1本決めれば勝利は間違いなかったのだが、サンダーの闘志にロケッツもオフェンスのリズムが悪くなっていて、こちらもネネがやぶれかぶれのスリーを放つが決まらない。サンダーは最後のチャンスとばかりに速攻から加点に狙うが、パスを選択したロバーソンにファールをするナイスプレイ。ロバーソンは1本落として、ロケッツボールに(101-95) 残り29秒。」
 
シンキ「まだ点差はありますからね。焦らず行きましょう。お願いします。」
 
キャット「ロバーソンのフリースロー後のロケッツのポゼッション。このゲームに負けたら終了のサンダーは、センターラインに掛かる前に、積極的にダブルチーム。この圧力にビバリーがパスミスを犯してしまい、グラントのスリーは外れるが、ウエストブルックがリバウンドから押し込むカウントプレイ。このフリースローを決められると3点差となり、まだまだ分からない展開も、ウエストブルックはわざと外すもロケッツのリバウンド! 残りはハーデンがしっかりフリースローを決めてロケッツが逃げ切ったよ! 最終スコアーは105-99。個人成績は時間上の都合で明日以降で勘弁を。」
 
シンキ「シリーズ突破ですね! 最後に一言いいですか。」
 
キャット「このシリーズは第1Qから劣勢になることが多く、楽なゲームはほとんどなかったが、最終的に逆転勝ちして、ロケッツのチーム力がサンダーに勝った感じのシリーズだったね。シード順から言って、順当と言えばその通りだが、流れ次第でどっちに転ぶかわからないシリーズでもあったと思う。勝てて良かったよ。」
 
シンキ「ありがとうございます。このシリーズはまた振り返ってもらいたいですよ。では遅い時間までお疲れ様でした。次のシリーズまで時間があると思いますが、近いうちにお願いしたいです。今日はどうもでした。」

2017年プレイオフ1回戦 ゲーム3、4 対サンダー(アウェイ)

シンキ「こんにちは。先週から始まったサンダーとのプレイオフ1回戦は、ロケッツがホーム連勝でアウェイに乗り込みましたね。」
 
キャット「そうだな。まずゲーム3から報告しておこう。」
 
キャット「第2戦同様、序盤から劣勢のロケッツ。第1Qで7つのターンオーバーに、オフェンシブリバウンドを取られるなど、常に二桁前後のビハインドの状態が続き第2Qにはオラディポのジャンパーで15点のリードを奪われた(25-40) しかしハーデンのドライブが決まるなどしてビハインドを一桁に戻して前半を終えたロケッツ(58-65) 第3Qも勢いそのままハーデンのスリーが決まって遂にロケッツは逆転に成功したんだ(67-65) しかしタイムアウト後に9-0のランを出されて再びリードを奪われると、終盤にウエストブルックにジャンパーを決めれてまたビハインドは二桁に(80-90) 結局第3Q終了して10点のビハインド(83-93) 第4Qの序盤のウエストブルック不在時に7-0のランで3点差に追い上げたロケッツだったが、コートに戻ってきたウエストブルックにやられるなどしてなかなか追いつけない展開になったんだ。それでもゲーム3はそれなりに頑張っていたアンダーソンがドライブから加点して3点差に追い上げ(103-106)、ハーデンの活躍でゲームをタイに戻したんだが(111-111)、アダムスにオフェンシブリバウンドを押し込まれリードを奪われると、ロケッツはハーデンのスリーに勝敗を託したが決まらず、サンダーがこのシリーズ初勝利を挙げたよ。最終スコアーは113-115。」
 
シンキ「残念ながら3連勝はならなかったですかー。」
 
キャット「勝てるゲームではあったんだけど、最後の詰めが甘かったね。まあゲーム的にはホント好ゲームで、見ごたえたっぷりだったから、このゲームで始めてNBA観た人が、これを機会にロケッツファンになってくれたらなーって思った次第だったね。」
 
シンキ「3連勝出来るほどプレイオフは甘くないですね。では今日行われたゲーム4をお願いします。」
 
キャット「ゲーム4もここまでの3ゲーム同様にロケッツはハーデン、ビバリー、アリーザ、アンダーソン、カペラ。サンダーはウエストブルック、オラディポ、ロバーソン、ギブソン、アダムスがスタート。序盤はまずサンダーはこれもゲーム3同様に、ウエストブルックに無理をさせず、ギブソン対アンダーソンのローポストプレイを選択していて、効率よくオフェンスを展開されてしまって、ゲーム4も序盤からロケッツは劣勢の展開に(9-17) タイムアウト後にアンダーソンを下げてゴードンを投入し、ゲーム3終了後にファンと揉めて罰金を食らい、ボールを持つたびに軽いブーイングを受けていたビバリーもルーと交代したロケッツ。しかしロバーソンにうまく守られて速攻を出されて、ロケッツのビハインドは10点になってしまう。だがこちらもカペラと交代していたネネが、ルーのナイスパスをダンクでフィニッシュしてお返し。今日も負けられないサンダーはアブリネスのスリーで再び二桁のリードを取るが(15-26)、タイムアウト後にロケッツはウエストブルック不在をうまく利用する7-0のランで4点のビハインド第1Qは終了したよ(22-26)」
 
シンキ「今日のゲームも序盤から劣勢ですが、何とか4点で済んでますし、これからだと思います。ロケッツとしてはもう少し得点が欲しいところですよね。」
 
キャット「ロバーソンにうまく守られているよ。第1Qだけで4ブロックも食らっちゃった。彼はNBAでも有数のディフェンダーのうちの一人だね。間違いない。」
 
シンキ「では第2Qもお願いします。」
 
キャット「第2Qロケッツは、まずネネの加点で2点のビハインドとするが、オラディポがタフショットを決めると、次のポゼッションで速攻からグラントがダンクを決めて再び突き放すサンダー(24-30) だがファールをもらうのがうまいルーが、3本のフリースローを決めると、今度はフローターを決めて、ロケッツはリズムを取り戻したんだ(29-30) その後ウエストブルックの活躍もあって、サンダーがまた7点リードするが、タイムアウト後に修正するのが今季目立つロケッツは、その通りにゴードンの加点などで盛り返しに成功(36-38) その後もサンダーが突き放すと、ロケッツが追い上げる展開が前半終了まで続いたね。前半はロケッツの4点ビハインドとなった(54-58)」
 
シンキ「リードを奪えない展開ですが、ゲーム2のように、最終的に逆転出来れば問題ありません。」
 
キャット「だね。厳しいゲームだけど、ゲーム3ほどではないよ。どこかでリズムを握ってリードを奪って突き放す展開が理想だよね。」
 
シンキ「では後半もお願いします。」
 
キャット「第3Q序盤はロケッツ劣勢。アンダーソンがフィニッシュ出来ず、今日不調のハーデンがミスをして相手ボールにするなど波に乗れず、サンダーに速攻からの加点や、ペイント内から効率よく加点に成功され、またまた二桁のリードを奪われたよ(54-64) ゲーム3で少し息を吹き返していたアンダーソンのブレーキが続き、カペラもディフェンスでの存在感を出せずにオフェンシブリバウンドを取られてしまうなど苦戦続きの状態で、オラディポに速攻を食らってタイムアウトを要求したダントーニは、危機感を持ったのか、開始3分弱でこの2人をベンチへ下げ、ゴードンとネネを投入したよ(56-68)」
 
シンキ「カペラは仕方ないとしても、アンダーソンはまたヘタレに戻ってしまいましたか。ハーデンも不調のようで大丈夫ですかね?」
 
キャット「ハーデンはここまでFG2/10の6点のみ。スリーは4本ともミスってるね。ロバーソンのマークだけでなく、ダブルチーム気味ディフェンスに、彼本来の力を出していないように見える。でも彼は帳尻を合わせる選手だからね。大丈夫だろう。」
 
シンキ「分かりました。では続きをお願いします。」
 
キャット「タイムアウト後も速攻を食らって14点のビハインドにされると、ターンオーバーもあって流れに乗れないロケッツだったが、今日絶好調のネネがローポストから加点してサンダーのリズムをダウンさせることに成功すると、ビバリーとゴードンがそれぞれ両コーナーからスリーを決める8-0のラン! ドノバンヘッドは溜らずタイムアウトを要求したよ(64-70) 残り約6分。」
 
シンキ「よーし。この8-0のランを大きいですね。このペースで追いつきましょう。お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後もロケッツはネネが自身8本連続フィールドゴール成功となるフィニッシュを決めると、ウエストブルックのミスからルーが速攻で加点。これでロケッツのビハインドは2点になった(68-70) サンダーはロケッツのタフなディフェンスの前に全く加点が出来なくなって、ここはロケッツチャンスと思ったのだが、ネネがスクリーンでのファールを取られ、4ファールでベンチへ下がると流れは一変。フィニッシュ出来ないカペラは、ディフェンスでもアダムスを止められず、約4分半ぶりにサンダーに加点を許す。その後もカペラはほとんど見せ場を作れず、オフェンシブファールをしてアンダーソンと交代となった(68-75) それでも力のあるロケッツは、ウエストブルック不在の時間帯をハーデンの技ありフリースローに、アリーザのスリーで盛り返し、第3Qは4点のビハインドで終了となった(73-77)」
 
シンキ「第3Qはディフェンスが良かったようで、サンダーに19点しか取られていません。やはりディフェンスである程度相手を封じ込めないと、劣勢からの逆転は出来ませんからね。カペラはまだ若いので仕方ないですね。今日はネネが無敵のようですから大丈夫です。では最終Qもお願いします。」
 
キャット「第4Q出だしに、オラディポにジャンパーを食らったロケッツだったが、カンターのローテーションミスを見逃さず、ワイドオープンからアンダーソンがようやくスリーを決める。次のポゼッションでカンターはフィニッシュにミスると、機動力不足からコーナーにいるビバリーに対応できず、ロケッツはようやくゲームをタイも持ち込んだよ(79-79) そのカンターは次のポゼッションでもNBAワーストクラスのディフェンダーであるアンダーソンにフィジカルで負けるヘタレを見せていて、思わず苦笑してしまったね。ルーのカウントプレイでロケッツがリードを奪うと(82-79)、サンダーはカンターとコールを下げ、ウエストブルックにマクダーモットを投入。そのウエストブルックはスリーを決めてサンダーはゲームをタイに戻すと(84-84)、ドライブからグラントへナイスパスを披露してロケッツは溜らずタイムアウトを要求したよ(84-86) 残り8分半。」
 
シンキ「当然ですが、サンダーはウエストブルックがいると別チームになりますね。アウェイ戦なので、何とかリードをキープしていきたかったんですが。まあこれからですね。お願いします。」
 
キャット「タイムアウト後にゴードンとアンダーソンを下げ、ハーデンとネネをコートに戻したロケッツ。まずルーのスリーで再びリードを取ったロケッツだったが、その後スリーは決まらず点差を拡げられない。ビバリーはウエストブルック相手にタフに頑張っていたが、MVP最右翼のウエストブルックはそれでもフリースローにスリーを決めてきてチームをリードしていたよ(89-90) 残り5分半にルーが技ありのファールをもらって3本のフリースローを決め、再びロケッツがリードを奪うと(92-90)、ハーデンからのパスをネネが10本連続となるフィールドゴールを決めるダンク! だがウエストブルックも躍動するかのようなカウントプレイで追いすがる! ゲーム3同様に、非常に熱い展開になったんだよ。残り4分半。」
 
シンキ「バスケットの面白さが詰まっているゲームですね! このゲームはロケッツ勝ちましょう。お願いします。」
 
キャット「ロケッツのポゼッションはハーデンがナイスドライブから加点に成功すると、ダントーニはここまでのシリーズで9本連続でフリースローを落としているロバーソンへファールを指示。いわゆるハック作戦が開始されたんだよ。」
 
シンキ「ハック・ア・ロバーソンですか。」
 
キャット「そう。これは妙技だなと思った次第だよ。ディフェンスで脅威になっているロバーソンをコートから追い出せば、ロケッツは有利な展開に持ち込めるからね。」
 
キャット「ロバーソンはそのフリースローは8本中2本しか決めれらず、ロケッツは予定通りにロバーソンをベンチへ追いやった。しかし残り3分、ウエストブルックの奮闘が続いてロケッツはリードをキープしていたが、常に僅差という状態は変わらず(103-100) 残り2分半。」
 
シンキ「いやー、まじで最高ですよこれ(笑) どちらに転ぶかわからない好ゲームですよ。今日は勝ちましょう。お願いします。」
 
キャット「次のポゼッションでロケッツは、ビバリーがオープン気味のスリーを外したが、ネネがウエストブルックとのリバウンド争いからティップインみたいな形でスコアー! その次のサンダーがオラディポのスリーが決まったので、このネネの加点は大きかったよ(105-103)」
 
シンキ「ネネはツキもあるんじゃないですかー。お願いします。」
 
キャット「残り2分切って、会場のサンダーファンは総立ち。その雰囲気の中、ハーデンはボールを保持して時間を使ってビバリーのスリーを演出するが決まらず、だがリバウンド争いでロケッツボールになり、ネネがファールをもらった! ネネはフリースローを1本決めて点差は3点に(106-103) そのネネは次のサンダーのポゼッションでナイスディフェンスでウエストブルックのミスを誘う! このチャンスをハーデンは見逃さず、フリースローライン付近からオラディポを交わすジャンパーを決めた! 残り41.8秒で5点ロケッツがリード。ドノバンヘッドはタイムアウトを要求へ(108-103)」
 
シンキ「次のディフェンスを頑張れば勝利は近いです。お願いします。」
 
キャット「そのディフェンスはウエストブルックに2本のタフショットを強要させてロケッツボールに。残り30秒切っていたので、勝利を確信したロケッツファンは多かったと思うが、何を思ったのか、ハーデンはそのままゴール下へ攻め込んでターンオーバーをする失態・・・ このチャンスにフリースローをもらったアダムスは、2本目のフリースローをわざと外してリバウンドを取り、ウエストブルックがその期待に応えるようにスリーを決めて、ロケッツのリードは1点になってしまったよ・・・(108-107) 残り18.4秒。」
 
キャット「しかしサンダーもファールをせず、ロケッツはゴードンからアリーザ、そしてネネへ渡って、シュート態勢に入ったところでファールをする失態! 今日無敵のネネが外すはずもなく、カウントプレイに成功して勝負あり。ロケッツが敵地で貴重な1勝を挙げたよ! 最終スコアーは113-109。個人成績は以下の通りに。」
 
ロケッツ(3-1)
FG37/85(43.5%) 3pFG11/35(31.4%) FT28/33(84.8%)
45R(13OR) 19A 13S 2B 19TO
ハーデン 39分 16点、7R、8A、1S、7TO FG5/16 3pFG0/7 FT6/7
ビバリー 27分 6点、0R、3A、5S、3TO FG2/13 3pFG2/8
アリーザ 43分 14点、5R、3A、3S FG4/8 3pFG3/5 FT3/3
アンダーソン 20分 9点、3R、1S FG2/5 3pFG1/3 FT4/4
カペラ 18分 4点、5R、1A FG2/5
ネネ 25分 28点、10R(4OR)、1A、1S FG12/12 FT4/7
ゴードン 36分 18点、8R、1A、2B FG5/13 3pFG4/7 FT4/5
ルー 32分 18点、7R、2A、2S FG5/13 3pFG1/5 FT7/7
ハレル、デッカー、トロイ、ブラウンは出場なし
 
サンダー(1-3)
FG42/85(49.4%) 3pFG7/19(36.8%) FT18/32(56.3%)
40R(10OR) 20A 10S 14B 17TO
ウエストブルック 39分 35点、14R、14A、3S、1B、5TO FG10/28 3pFG3/8 FT12/13
オラディポ 39分 15点、4R、2A、2S、2B FG7/10 3pFG1/3
ロバーソン 38分 13点、4R、2S、5B、3TO FG5/9 3pFG1/2 FT2/12
ギブソン 22分 6点、2R、1A、1S FG2/5 FT2/2
アダムス 37分 18点、7R(4OR)、2A、3B FG8/10 FT2/5
マクダーモット 19分 5点、1R FG2/6 3pFG1/3
グラント 14分 10点、3R FG5/5
アブリネス 15分 5点、2R FG2/4 3pFG1/2
カンター 8分 2点、2R、1B FG1/5
コール 9分 0点 FG0/3
シングラー、サボニス、コリソンは出場なし
 
シンキ「やりましたね! これは大きい1勝です!」
 
キャット「だな。アウェイで1勝するのが目標だったから、本当に良かったと思う。ハラハラドキドキの展開で、ゲーム的にも見ごたえタップリだったね。NBAは最高だよ。もう人生の一部だよな(笑)」
 
シンキ「今日はネネの尽きますかね? 28得点のダブルダブルですよ!」
 
キャット「そうだよね。カペラやハーデンの不調を見事にカバーしてくれたよ。ちなみに彼はヤオと同期なんだけど、そのヤオと違って地味ではあるけれどもチームには欠かせない選手として認知されている存在。そんな彼がプレイオフという大舞台で脚光を浴びるのは嬉しい限りだよ。ヒザの状態もあって連戦は難しいんだけど、プレイオフは連戦がないのもいいんだろうね。」
 
シンキ「この勝利でシリーズに王手しました。次のゲーム5で勝負を決めたいですよね。」
 
キャット「もちろんだ。サンダーに勢いを付けさせたくないよ。ロケッツとしては次でシリーズを突破しないといけないだろう。」
 
シンキ「分かりました。次のゲーム5はあさってになりますね。ホームコートでファンの前に勝利を飾りたいです。それでは今日はお疲れ様でした。次のゲームも宜しくお願いします。」

2017年プレイオフ1回戦 ゲーム2 対サンダー(ホーム)

シンキ「こんにちは。第3シードでプレイオフを迎えたロケッツ。1回戦の相手サンダーに初戦は圧勝と、幸先良いスタートを切りましたね。今日のゲーム2も当然勝利を期待してますよ。」
 
キャット「初戦はほぼ思い通りのゲームを展開できたな。サンダーも手強いチームだから、今日のゲームはいろいろと修正してくると思うが、チーム力は明らかにロケッツが上回っているからね。自分たちのプレイに集中すれば、今日のゲームも大丈夫だと思っている。」
 
シンキ「では早速ゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、アリーザ、アンダーソン、カペラ。サンダーはウエストブルック、オラディポ、ロバーソン、ギブソン、アダムス。両チームとも初戦と同じスターターとなった。」
 
キャット「第1Qにまず主導権を握ったのはサンダー。アダムスからパスを受けたロバーソンのダンクで先制すると、ギブソンのフック、ウエストブルックからアダムスへ渡るダンクなど、初戦と打って変わって出だし好調(4-10) ロケッツはアンダーソンのスリーが相変わらず決まらず、ターンオーバーから速攻を出されるなど、ダントーニは4分半経過したところでタイムアウトを要求したね(4-16) その後はハーデンの3本のフリースローに、ネネが初戦同様に躍動するなど、ロケッツオフェンスの調子は上がってきたのだが(11-20)、ウエストブルックのジャンパーが冴えていて点差は思ったほど詰まらないままゲームは終盤へ(13-26) 終盤に入ってもアンダーソンのスリーは入らず、ロケッツファンもヤキモキしただろうが、残り4分前から出場していたルーが、まずスリーを決めると、今度はドライブと、立て続けに加点に成功してロケッツを奮い立たせてたね(20-32) 彼はラストプレイでもスリーを決めて、第1Qは劣勢の展開も、ルーの働きもあってビハインドは9点で済んだよ(26-35)」
 
シンキ「第1Qはビハインドで終了しましたが、初戦も2点リードされてましたからね。ここからだと思います。ちなみに今日のルーは当たっているみたいで、出番も多くなるんじゃないですかね?」
 
キャット「今日のルーは調子良さそうだ。彼の調子次第で、ハーデンを無理させる場面は減ってくると思うからね。ロケッツはサンダーと違ってベンチが信頼出来るから、その差をうまく利用出来たらいいと思う。」
 
シンキ「では前半の続きをお願いします。」
 
キャット「第2Qのスタートはビバリー、ルー、ゴードン、アリーザ、カペラ。第2Qに入ってもルーはいきなりドライブを決めると、再びドライブから加点する好調振り。しかしターンオーバーから速攻を決められ、カンターにもオフェンシブリバウンドから加点されるなど、ロケッツのビハインドは変わらなかった(32-41) それでもロケッツオフェンスの好調は続き、速攻からビバリーの加点、またまたルーがランニングジャンパーも決めると、さらにビバリーがコーナーからスリーを決めて、ロケッツは開始4分ほどで3点差に巻き返す(40-43) しかしサンダーも控えのマクダーモットがゾーンに入ったかのように連続加点を決め、ウエストブルックもドライブから加点するなど、再びロケッツのビハインドは二桁になってしまった。修正のため、ダントーニはタイムアウトを要求したよ(44-55) 残り6分弱。」
 
シンキ「どうも今日は劣勢の展開になってしまってますが、理由は何ですかね?」
 
キャット「ディフェンスだね。今日はオフェンシブリバウンドを取られているし、ターンオーバーからイージーレイアップされるケースも目につく。まずはしっかりスクリーンアウトしてリバウンドを確保したいね。」
 
シンキ「分かりました。では第2Qの続きもお願いします。」
 
キャット「タイムアウト後、ハーデンがコートへ。そのハーデンはいきなりネネにナイスパスを披露してロケッツの反撃開始。ゴードンがスリーを決めると、今度はハーデンが得意のドライブから加点して、ロケッツのビハインドは6点になるが(51-57)、再びターンオーバーから速攻を出されると、次のポゼッションでもターンオーバーから、ロバーソンのイージーレイアップに繋がってしまい、イマイチ波に乗り切れないままゲームは終盤へ(54-64) タイムアウト後、ビバリーが24秒スレスレのジャンパーを決めて、ロケッツは再び流れを呼び戻し、ハーデンがドライブからフリースローをもらう技ありを続けると、カペラへのパスも繋がって、ビハインドを6点に押し戻して前半は終了。62-68で後半へ突入となったんだ。」
 
シンキ「一時3点差まで追い上げたようですが、サンダーも手強いのか、また離されてしまいましたが、また追い上げたように、どこかで追いつけるような予感がしますが、観た感じはどうですかね?」
 
キャット「ウエストブルックが好調で、ここで1本欲しいところでは決めている状況だね。まあオラディポあたりが来てないから仕方ないだろうけど、後半も同様に決められるほど、今のロケッツディフェンスは弱くないと思う。大丈夫だ。」
 
シンキ「分かりました。では後半もお願いします。」
 
キャット「後半立ち上がりのロケッツはピリッとしない立ち上がり。好調のハーデン、ビバリーだけでなく、相変わらずアンダーソンのスリーが来ない。ターンオーバーも目立って、速攻からウエストブルックにフリースローを与えたり、ロバーソンのイージーレイアップなどで、ロケッツのビハインドは再び二桁を越えた(64-75) しかしロケッツがこのまま引き下がるはずもなく、カペラのカウントプレイに、絶不調アンダーソンがドライブから珍しくダンクを披露して追いすがる展開に(68-75) 3分ほど経過したところだ。」
 
シンキ「まだ我慢の時間帯が続いているようですね。アンダーソンもようやく決めましたし、得意のスリーを期待したいところですよ。では続きもお願いします。」
 
キャット「タイムアウト後、やはりウエストブルックが一本決めて突き放すと、さらにもう一本決めて、再びロケッツのビハインドは二桁になった(68-79) もちろんMVP争いをしているハーデンも負けじと得意のフリースローを連発で決め、ゴードンのドライブも決まって、ロケッツは再び5点差とするが(74-79)、グラントにフリースローを1本決められた後、ターンオーバーからサンダーのポゼッションで、この日11本目となるオフェンシブリバウンドを奪われてしまい、このセカンドチャンスから再びウエストブルックにジャンパーを決められた。その後、アンダーソンがまたしてもスリーを外すと、またまたウエストブルックに今度はスリーを決められて、ロケッツのビハインドは12点になってしまったよ(74-86) 次のポゼッション以降もターンオーバーを連発していて、さすがにこれではこのゲームやばいのではないかと感じた次第だった。残り2分半ほど。」
 
シンキ「追いつけそうで追いつけない展開ですよね。ここは早めに追いつきたいところですよ。では続きをお願いします。」
 
キャット「タイムアウト後、やはりこの男が頼りとばかりにハーデンがスリーを決める。サンダーはここまでほとんど休んでいなかったウエストブルックをベンチへ下げてオラディポを投入したが、これが完全に裏目に出てしまい、そのオラディポはリングにも当たらない早打ちショットをすると、次のポゼッションでもクリストンが苦し紛れのスリーを外す。その隙にロケッツはゴードン、ルーと立て続けにドライブから加点したよ! 7-0のランに成功したロケッツビハインドは再び5点となったんだ。慌ててドノバンヘッドはタイムアウトを要求するが、その後もロケッツはハーデンが連続加点する、リズムのいいプレイをして第3Qは終了。ロケッツ3点のビハインド。86-89で第4Qへ突入する。」
 
シンキ「ウエストブルック不在時に、ロケッツは素晴らしいプレイをしましたか! これなら第4Qに逆転出来そうですね。」
 
キャット「出来ると思う。サンダーはウエストブルックがいないと、決め手不足は明白だよね。まあ二桁点差付けていたから、ドノバンヘッドはディフェンスを頑張って残りの2分半を乗り切ろうとしたんだろうけど、そう甘くはなかったね。でもウエストブルックを休ませるタイミングはここしかなかったと思うよ。」
 
シンキ「分かりました。では勝利への第4Qをお願いします。」
 
キャット「第4Qのスターターはロケッツがビバリー、ルー、ゴードン、アリーザ、ネネ。サンダーはウエストブルック、オラディポ、シングラー、マクダーモット、アダムス。まず今日好調のマクダーモットのスリーが決まり、ウエストブルックのフリースローも決まって、再びサンダーが8点のリードを奪う(86-94) ロケッツもビバリーのフローターで盛り返すと、マクダーモットのスリーがようやく外れ、しかもインサイドディフェンスで存在感を出しているアダムスが、ネネへ不用意なコンタクトをして5ファールを取られた。このファールでアダムスはベンチへ下がり、ほとんどプレイしていないサボニスをコートへ。」
 
シンキ「アダムスをベンチへ下げたのは大きいですよね。」
 
キャット「大きいね。これでガード陣はドライブしやすくなるってところだよ。ロケッツもネネからカペラに交代し、終盤のためにネネを温存する手はずは予定通り。そのカペラはシングラーのショットをブロックしてロケッツのポゼッションになると、ビバリーのドライブが決まってロケッツは再び4点のビハインドに迫る(90-94) その後カペラはペイント内からフィニッシュに失敗するが、ディフェンスではウエストブルックのドライブをブロックして自らフォローしたり、オラディポのドライブを狂わせるなど、随所に存在感を見せていたよ。第4Q約3分経過してロケッツのビハインドは3点(91-94)」
 
シンキ「カペラのディフェンスが効いてるみたいですね。この調子です。まだ追いつけてませんが、まだまだ時間はあるので大丈夫ですよ。では続きもお願いします。」
 
キャット「タイムアウト後のロケッツの布陣はビバリー、ゴードン、ルー、アンダーソン、カペラ。サンダーはウエストブルック、オラディポ、マクダーモット、グラント、カンター。まずゴードンがうまくペイント内へ切れ込んで加点に成功し、ロケッツのビハインドは1点になる(93-94) サンダーはウエストブルックがワイドオープン気味のマクダーモットにパスをせず、自らジャンパーを放つが決まらず、彼は次のオフェンスでも速攻に近いオフェンスからドライブを狙うもカペラに遮られ決まらなかった。ロケッツはこのチャンスを逃すはずはなく、コーナーにいたビバリーからワイドオープンのゴードンへパスを出して見事ゴードンは期待に応えるスリーを決める! 10-0のランに成功したロケッツは、このゲーム初めてリードを奪ったね(96-94) サンダーはウエストブルックの個人技ですぐに追いつくが、ロケッツはゴードンがカペラのスクリーンを使ったハーデン張りのドライブからスリーラインにいるルーにキックアウトし、好調ルーは難なくスリーを決めた! これでロケッツのリードは3点になったよ(99-96) 残り7分半ほど。」
 
シンキ「よーし。ようやくリードを奪い、突き放しに掛かるような連続スリーですか! このペースで行っちゃいましょう。お願いします。」
 
キャット「サンダーも負けじとウエストブルックからパスを受けたカンターのフィニッシュで1点差に迫る(99-98) リバウンド時にカペラがファールをしてプレイが止まると、ロケッツはゴードンとカペラを下げ、ハーデンとネネをコートへ戻してきた。サンダーのポゼッションはウエストブルックがスリーを放つが、疲れがあるのかショートして外れロケッツゴールに。しかしロケッツもルーの遠目からのスリーは外れ、このチャンスにウエストブルックはルーへポストアップ気味から少し態勢を崩しながらもフェイスアップジャンパーを決めて、またサンダーがリードを奪い返したんだ(99-100) だが休養十分のハーデンはユーロステップでペイント内にいたカンターを子供扱いするドライブに成功して、再びロケッツがリードを取った(101-100) 次のサンダーのポゼッションはウエストブルックのジャンパーはエアボールに。ここでタイムアウトでプレイは止まった。残り6分切った。」
 
シンキ「手に汗握る展開になってますが、見通しはいかがですかね?」
 
キャット「さすがの超人ウエストブルックも疲れを見せ始めてきたぞ。ロケッツはハーデンの調子がいいし、ゴードン、ルーの控えもしっかり期待に応えている。リードをキープできると信じてるよ。」
 
シンキ「分かりました。では残り6分をお願いします。」
 
キャット「タイムアウト後のロケッツの布陣はハーデン、ビバリー、アリーザ、アンダーソン、ネネ。サンダーはウエストブルック、オラディポ、ロバーソン、グラント、ギブソン。サンダーのポゼッションから始まったプレイは、ハーデンがウエストブルックに対するファールを犯し、4ファールになったが、ウエストブルックのジャンパーは外れ、ロケッツのポゼッションに。このオフェンスをハーデンが、ロバーソン相手にスリーを決めて、ロケッツは4点に差を拡げたよ(104-100) その後ロバーソンのスリーは外れ、ロケッツもハーデンのパスミスでサンダーボールに。このチャンスを決めたいウエストブルックだったが、もう足に来ているのかペイント内からもスリーも決められない。しかしロバーソンがナイスフォローで点差は2点になった(104-102) ロケッツはこのリードを守ろうと、ハーデンがじっくり時間を掛けてスリーを放つが決めきれず、ウエストブルックの速い攻めをファールで止めて、5ファールになってしまう。残り4分切った。」
 
シンキ「疲れの見えているウエストブルックですが、彼は超人です。ここから決めまくるかもしませんから怖いですね。何とか突き放しに掛かりたいものですよ。では残り4分をお願いします。」
 
キャット「ウエストブルックのドライブを防いだロケッツは、次のポゼッションでハーデンがマークマンを引き付けてから完全ワードオープンだったアンダーソンにパスを出す。シューターのアンダーソンは当然躊躇なくスリーを放つがやはり入らず、会場のロケッツファンの落胆する声が聞こえたよ(苦笑) このリバウンド争いでファールをされたウエストブルックはしっかりフリースローを2本とも決めて、再びゲームはタイに(104-104) このフリースローの最中にアンダーソンはゴードンと交代したよ。」
 
シンキ「またタイゲームになっちゃいましたか。それにしてもアンダーソンはヘタレ状態が続きますよね。」
 
キャット「今日なんかリバウンドもさっぱりだからね。ゲームに出てても存在感がほとんどないんだから嫌になっちゃう。こんな時はオールラウンドなデッカーの方が断然使えるんだよね。参ったよ。」
 
シンキ「まあゲームはまだ終わってません。ここからですね。お願いします。」
 
キャット「ウエストブルックのフリースローの後、ロケッツのオフェンスはハーデンがファールをもらって2本ともフリースロー決め、再びロケッツがリードを奪うと(106-104)、ウエストブルックのタフショットは外れ、ネネが体を張ってリバウンドを取り、ロケッツはチャンス到来。このチャンスにトップオブザキーからパスを受けたゴードンが、ドライブからビバリーへ的確なパスを出し、コーナーからビバリーが見事にスリーを沈めたよ! 次のサンダーのポゼッションはウエストブルックのスリーは外れて、ボールはコート外へ出てロケッツボールに。ここでサンダーはタイムアウトを要求となった(109-104) 残り2分9秒。」
 
シンキ「もう勝利は近いんじゃないですかー。ウエストブルックも落としまくってるみたいですし、これは行けますよ。では勝利への残り2分をお願いします。」
 
キャット「タイムアウト後のロケッツはハーデンがじっくりボールをキープして時間を使って、シュートクロック残り7秒からネネのスクリーンを使ってドライブを仕掛けて、45度にいるゴードンへキックアウト。そのパスをゴードンは確実にスリーを決めて期待に応えた! 残り2分を切って焦るサンダーはウエストブルックはドライブからパスを選択するも、オラディポは決められず、オフェンシブリバウンドからのセカンドチャンスも、ウエストブルックはファール狙いのスリーを放つが当然決まらず、このプレイでディフェンスの戻りが遅れたサンダーの隙をついて、ビバリーがゴードンへロングパス。これが見事に決まってロケッツのリードは10点となったんだ(114-104) 残り1分22秒でドノバンヘッドはタイムアウトを要求した。」
 
シンキ「もう勝利は目前となりましたね。」
 
キャット「だな。ウエストブルックの放ったスリーはファールぽかったし、そのことでドノバンヘッドはオフィシャルに抗議していたよ。ボクもファールに見えたけどコールはなかったね。ありがたかった(笑)」
 
シンキ「笑。ではラストの締めをお願いしますよ。」
 
キャット「サンダーのオフェンスからゲームは始まり、最初のサイドラインからウエストブルックへのパスで、ワンタッチがありながらバックラインを超えたのに、オフィシャルは笛を吹かずにゲームは続行。そのオフェンスをウエストブルックはスリーを決めてロケッツのリードは7点になると、このプレイで動揺したのか、ハーデンは時間を使ってドライブするもロバーソンにブロックされてしまう。このチャンスを活かすのがウエストブルックで、ファールをもらってプレイは止まったよ。ダントーニは激しくオフィシャルに抗議していたね。残り49秒(114-107)」
 
シンキ「今度はサンダー寄りのコールですか。先ほどのプレイの折り合いを付けた訳ではありませんよね?」
 
キャット「さっきのは微妙なプレイだけど、今回のは明らかなバックコートバイオレーションだよ。これはひどい。点差も点差だからダントーニも怒りまくっていたよね。当たり前だよ。」
 
シンキ「でもオフィシャルのミスもゲームの一部ですから仕方ありません。まだリードしていますし、気持ちを切り替えてプレイしましょう。お願いします。」
 
キャット「ウエストブルックのフリースローは1本ミス。しかしロケッツはボール運びに手間取り、センターライン付近でスチールされてしまう。だが頼みのウエストブルックがスリーを決められず、時間は刻々と流れてロケッツが4点差で逃げ切ったよ! 最終スコアーは115-111。これでこのシリーズ、ロケッツは連勝。個人成績は以下の通りに。」
 
ロケッツ(2-0)
FG38/78(48.7%) 3pFG11/29(37.9%) FT28/37(75.7%)
37R(5OR) 20A 5S 8B 13TO
ハーデン 37分 35点、4R、8A、1S、7TO FG7/17 3pFG3/7 FT18/20
ビバリー 34分 15点、6R、4A、1S FG6/9 3pFG2/4 FT1/2
アリーザ 40分 4点、4R、1A、1S、1B FG2/5 3pFG0/1
アンダーソン 29分 4点、3R、1B FG1/8 3pFG0/7 FT2/2
カペラ 23分 7点、10R(3OR)、1A、4B FG3/8 FT1/3
ゴードン 30分 22点、4R、2A、1B FG8/14 3pFG3/6 FT3/4
ルー 21分 21点、1R、2A、1S FG8/14 3pFG3/4 FT2/2
ネネ 25分 7点、5R、2A、1S、1B FG3/3 FT1/4
デッカーは故障のため欠場。ハレル、トロイ、ブラウンは出場せず。
 
サンダー(0-2)
FG40/97(41.2%) 3pFG7/30(23.3%) FT24/28(85.7%)
48R(17OR) 20A 9S 12B 7TO
ウエストブルック 41分 51点、10R、13A、4S、1B、4TO FG17/43 3pFG2/11 FT15/18
オラディポ 41分 11点、9R、3A、1S FG4/13 3pFG1/7 FT2/2
ロバーソン 37分 12点、8R(7OR)、2S、3B FG6/12 3pFG0/3
ギブソン 21分 8点、5R FG3/6 FT2/2
アダムス 27分 5点、7R(3OR)、1A、1S、2B FG2/3 FT1/2
グラント 26分 9点、5R、1S、2B FG2/4 3pFG1/2 FT4/4
マクダーモット 14分 11点、1R FG4/5 3pFG3/4
シングラー 10分 0点、1R FG0/1
カンター 8分 4点、1R、3B FG2/4
クリストン 7分 0点、3A FG0/3 3pFG0/2
アブリネス 4分 0点 FG0/1
サボニス 2分 0点 FG0/1
コリソンは出場なし
 
シンキ「苦戦はしましたが、最後は勝利を飾ることが出来て嬉しいですよ。勝因はなんですか?」
 
キャット「今日の勝因はウエストブルックの失速に助けられたことだろうね。正直言って今日のゲームはオフェンシブリバウンドを取られていたし、ターンオーバーから速攻を出されることが目立ったし、スリーも第3Q終盤まで4本しか決められなかったから、内容的には負けてもおかしくなかったと思う。ウエストブルックを温存出来るくらいのチーム力がなかったサンダーの力負けと言えばそうかもしれないけどね。」
 
シンキ「そのウエストブルックですが、終盤にシュートが入らなくなったのはなぜですかね?」
 
キャット「ロケッツのディフェンスが良くなってきたのは事実だと思うが、さすがにシュートをあれだけ打って、走って飛んでじゃ、消耗の激しいプレイオフではきついんじゃないかな。フィールドゴールの本数が43はやはり多すぎると思うよ。」
 
シンキ「全体的にチーム力の差となって表れているのはベンチだと思いますが、これについてはいかがですか?」
 
キャット「ロケッツはゴードン、ルー、ネネが存分に存在感を発揮して3人合計して50得点、対するサンダーはマクダーモットは好調だったが、控え全体で24得点と、明らかに差を感じるな。ロケッツは計算できるベンチ陣を配していて、ここでサンダーに対してアドバンテージがあるのは明らかだよ。この差がチーム力に影響しているのは間違いないね。」
 
シンキ「初戦にシュートが不調だったハーデンも復調してますし、第3戦以降も期待が持てますか?」
 
キャット「彼はプロだからね。心配はしてないよ。次のゲームからアウェイ戦になるから、当然気は抜けないが、まず望み通りに連勝したことで気持ちも楽だから、気持ちよく自分たちのプレイが出来れば大丈夫だと思っているよ。」
 
シンキ「今日はどうも遅くまでありがとうございます。次のゲームはあさってになります。引き続きゲームの詳細を宜しくお願いします。それでは今日はどうもお疲れ様でした。」

2017年プレイオフ1回戦 ゲーム1 対サンダー(ホーム)

シンキ「こんにちは。今日はロケッツのプレイオフ初戦です。相手はサンダーですね。1回戦でのサンダー戦は4年ぶりになります。」
 
キャット「いよいよ始まるな。4年前はいきなり3連敗と劣勢も、その後連勝してホームに戻ったんだが、昨季11ゲームでクビになったマクヘイルのヘボ采配で、残念ながらシリーズ敗退となったよね。今季はロケッツの方が格上という形になっているし、その時の借りを返そうと意気込んでるロケッツファンは多いんじゃないかな。」
 
シンキ「その時からロケッツもだいぶメンバーが代わりましたよね。」
 
キャット「ハーデンとビバリーしかいないな。でも当然だがロケッツファンはそのままだからね。その気持ちは強いと思うぞ。ちなみにそのシリーズのマクヘイル采配にボクは頭にきちゃってねー(苦笑) 大声出し過ぎて声が出なくなってしまい、病院へ行ったんだよ。1週間くらいかすれ声だった。いい歳コイて興奮しちゃったよね(笑) まあプレイオフは熱くなっちゃうわな。」
 
シンキ「レギュラーシーズンはいわばプレイオフへの準備みたいな感じですからね。ここからが本番ですよ。それではゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、アリーザ、アンダーソン、カペラのベストメンバー。対するサンダーはウエストブルック、オラディポ、ロバーソン、ギブソン、アダムス。」
 
キャット「第1Q序盤からロケッツは全開! まずカペラのナイスフィニッシュで先制すると、ハーデンのスリーはエアボールになるも、しっかりセカンドチャンスからビバリーがスリーを決める(5-0) その後もビバリーはスリーを決めると、再びセカンドチャンスからアリーザのダンクに繋がったよ(10-3) しかしハーデンのシュートタッチがイマイチで、フリースローを2本とも外してしまう。その隙にウエストブルックが本領を発揮してきて点差は4点に(14-10) 流れに乗るサンダーは、ギブソンの加点に続き、ウエストブルックが素晴らしいスピードで速攻を出し、ファールをもらってフリースローを2本とも決め、ゲームはタイになったんだ(14-14)」
 
シンキ「序盤から白熱した展開ですね。では続きをお願いします。」
 
キャット「中盤に入ってもハーデンのシューティングは不調なのか、またスリーをエアボールするなど加点出来ず、残り6分過ぎてタイムアウト後にゴードン、ルー、ネネを投入したロケッツ。ここでエースのハーデンは切り替えたのか、まずネネへのナイスパスを披露すると、果敢にドライブをして加点に成功(18-15) その後ハーデンは再びスリーにチャレンジするが決まらず、サンダーにリードを奪われたが(18-21)、ドライブから活路を見いだし、ネネも存在感を出すなど、ロケッツは食らいついていたよ(23-24) 終盤に速攻を出されるなどして、一時6点のビハインドになったが、焦らないハーデンは積極果敢にドライブから連続加点に成功して第1Qは終了したよ(27-29)」
 
シンキ「第1Qは2点のビハインドで終了でしたか。ハーデンのシューティングが不調みたいでちょっと気がかりですが、大丈夫ですかね?」
 
キャット「フリースローも落としているからな。ロバーソンのディフェンスに手を焼いているように見えるが、ラストのドライブはうまく交わしていたよ。大丈夫だ。」
 
シンキ「では第2Qもお願いします。」
 
キャット「第2Qのスタートはビバリー、ルー、ゴードン、アンダーソン、ネネ。まずロケッツはビバリーのフリースローに、ネネのダンクで逆転に成功する(30-29) サンダーはウエストブルック不在の時間帯のキープレイヤーであるカンターにボールを集め、連続加点に成功し、再びサンダーがリードを取ったんだ(34-37) ここでネネからカペラに交代。そのカペラはいきなりナイスフィニッシュに成功すると、ディフェンスでもカンターをブロックで止めて存在感を出していたよ。ルーのタフショットが決まって、またロケッツはリードを取る(38-37) 3分半経過し、カペラがゴール下の接触プレイで一時コートを離れ、依然としてスリーが決まらないなど、中々リズムに乗れないロケッツだったが、アンダーソンがオフェンシブリバウンドを踏ん張るなど、サンダーを乗せずにゲームは中盤へ。タイムアウト後にハーデンの登場となった(40-39)」
 
シンキ「今は我慢の時間帯でしょうか。続きをお願いします。」
 
キャット「タイムアウト後にウエストブルックにスリーを決められるが、慌てないロケッツはハーデンがカンターを軽く交わしてドライブから加点に成功すると、今度はロバーソンを交わすドライブで今度はカウントプレイを奪う(44-42) しかし再びフリースローを落とすなど、まだシュートタッチは良くないようだ。ロケッツはコートに戻ったカペラのオフェンシブリバウンドからゴードンがコーナーからスリーを決めると、再びハーデンが今度はオラディポを交わすドライブに成功し、ロケッツはリードを5点に拡げる(49-44) しかし離されまいとするサンダーは、ロバーソンがこの日3本目のスリーを決めて応戦し、ウエストブルックにアダムスの加点で再度サンダーがリードを奪った(51-52) ロケッツはタイムアウトで修正へ。残り2分半ほど。」
 
シンキ「サンダーもさすがに手強いですね。では前半の残りをお願いします。」
 
キャット「タイムアウト後、アンダーソンのスリーは相変わらず決まらなかったが、カペラがペイント内からサーカスショットを成功させるカウントプレイ! その後サンダーのターンオーバーから速攻でアリーザがフィニッシュし、ロケッツはリズムを作ると、ようやくハーデンがジャンパーを決め、アンダーソンのナイスフォローも飛び出すなど、終盤に8-2のランを出したロケッツが5点のリードを取って前半は終了となったよ(59-54)」
 
シンキ「第2Qも一進一退の攻防も、終盤にランを出したロケッツリードして前半が終了しましたか。ここまで観てどんな感じですかね?」
 
キャット「いいよ。スリーがほとんど入ってないんだけど、ハーデンのドライブが素晴らしく、オフェンシブリバウンドも好調なので、効率良くペイント内から加点が出来ている。ディフェンスもウエストブルック対策がうまく行っていて、いいタイミングでヘルプに入り、サンダーのオフェンスを錯乱している。今日はミスも少ないし、後半にシュートが入ってくれば、次第にリードを拡げてくるんじゃないかな。落ち着いてプレイすれば勝利出来るはずだよ。」
 
シンキ「頼もしいコメントですね。それでは後半も宜しくお願いします。」
 
キャット「後半はいきなりハーデンのスリーが決まり、続く速攻からビバリーのフローターも決まって、危機感を持ったサンダーは、開始2分経たずにドノバンヘッドはタイムアウトを要求へ(64-54) このままやらせるかとばかりにウエストブルックがスリーで応戦するが、ビバリーが体を張ってウエストブルックからオフェンシブチャージを奪う。リズムを渡したくないサンダーは、アダムスがスクリーンからのフィジカルプレイで、ビバリーをコートへ倒すなど必死にプレイしていたが、ロバーソンのスリーが入らなくなり、オラディポもさっぱりなど、サンダーもリズムに乗れ切れないまま5分経過する(67-62) 約4分フィールドゴールの成功がなかったロケッツだったが、ハーデンのパスからビバリーがスリーを決めると、ハーデンのスチールから再びビバリーへパスを出し、その期待に応えるように、またビバリーはスリーを決めたよ! サンダーはタイムアウトを要求へ(73-62) 残り6分弱。」
 
シンキ「点差が付いてきましたね! このペースで20点差に行きましょうよ。では続きをお願いします。」
 
キャット「タイムアウト後のロケッツは、まずディフェンスで積極的なダブルチームからターンオーバーを誘発するなど、ゲームの主導権を奪った感じに。オフェンスでもゴードンのスリーに続き、ネネのフィニッシュなど、ハーデン以外の選手も躍動して、点差は二桁をキープしていた(83-70) 残り2分半に、今度はハーデンがカンターを翻弄する究極のドライブに成功! これにはハーデン自身も興奮したようで、得意のクッキングポーズを披露していたよ。結局第3Qはロケッツが15点リードして終了したんだ(89-74)」
 
シンキ「よーし。このペースで行っちゃいましょう。第4Qもお願いします。」
 
キャット「第4Qのスタートはビバリー、ゴードン、ルー、アンダーソン、カペラ。ロケッツはビバリーが好調をキープして加点に成功し、カペラのダンクを演出させるナイスパスも披露するなど絶好調。サンダーはウエストブルック不在中、オラディポとカンターがシュートを放つが、ロケッツのタイトなディフェンスの前にタフショットを強要されて加点出来ず(94-76) サンダーはウエストブルックをコートへ戻すが、カペラにブロックを食らってリズムの乗り切れないまま時間は過ぎて行った。タイムアウト後にルーのフリースローに、速攻から自らのフォローもあってリードは20点に拡がったよ(98-78)」
 
シンキ「さすがに勝敗は決しましたかね。続きもお願いします。」
 
キャット「その後もロケッツはビバリーからカペラへのアーリウープ、コートへ戻ったハーデンのスリー、そしてカペラの個人技からの見事なフックも決まり、ロケッツのやりたい放題の時間帯は続き、ラストはすっかりシュートタッチを戻したハーデンが再びスリーを決めて、ロケッツのリードは28点に拡がったよ(108-80) 結局4分前にサンダーは白旗を上げるようにウエストブルックをベンチへ下げ、ロケッツの勝利は確定となった。最終スコアーは118-87。個人成績は以下の通りに。」
 
ロケッツ(1-0)
FG45/91(49.5%) 3pFG10/33(30.3%) FT18/26(69.2%)
56R(14OR) 21A 8S 3B 11TO
ハーデン 34分 37点、7R、9A、3S、2TO FG13/28 3pFG3/11 FT8/11
ビバリー 26分 21点、10R、3A、2S、2TO FG8/13 3pFG4/6 FT1/2
アリーザ 32分 4点、4R、2A、2TO FG2/4 3pFG0/1
アンダーソン 38分 4点、12R(3OR)、1A、1S FG1/6 3pFG0/4 FT2/2
カペラ 25分 14点、7R(3OR)、2A、1S、2B FG7/9 FT0/1
ゴードン 29分 8点、2R、2A、1S FG3/8 3pFG2/5
ルー 26分、11点、4R、2A FG3/11 3pFG0/3 FT5/7
ネネ 19分 15点、5R(3OR)、1B FG7/8 FT1/1
ハレル 4分 1点、2R FT1/2
トロイ 4分 0点、2R FG0/1 3pFG0/1
ブラウン 4分 3点、1R FG1/3 3pFG1/2
デッカーは故障のため欠場
 
サンダー(0-1)
FG30/81(37.0%) 3pFG9/29(31.0%) FT18/23(78.3%)
41R(7OR) 19A 8S 6B 15TO
ウエストブルック 34分 22点、11R、7A、2S、9TO FG6/23 3pFG3/11 FT7/8
オラディポ 32分 6点、4R、3A、1S、2B FG1/12 3pFG0/6 FT4/4
ロバーソン 35分 18点、7R、1A、2S、3B FG7/10 3pFG4/6
ギブソン 21分 5点、1R、1A FG2/4
アダムス 28分 6点、5R、1A、1S、1B FG3/6 FT0/2
グラント 27分 10点、5R FG5/9
アブリネス 20分 0点、1R、2A FG0/2 3pFG0/2
カンター 16分 8点、3R FG3/7 FT2/2
クリストン 14分 5点、2R、2A FG2/2 3pFG1/1
サボニス 4分 4点、2R FG0/2 FT4/4
コール 6分 0点 FG0/2
マクダーモット 3分 3点 FG1/2 3pFG1/1
コリソンは出場せず
 
シンキ「前半はシーソーゲームの展開でしたが、後半にロケッツが突き放しに成功してからは、リードを常にキープしていて、試合内容的には完勝と言っていいですかね?」
 
キャット「前半のシュートタッチが悪い中でも、リードして終了したからね。二桁点差が付いてからは、ほぼ追いつかれる不安はなかったと思う。まあ完勝と言っていいだろう。」
 
シンキ「今日の勝因は何でしょうか?」
 
キャット「ディフェンスが良かったよ。ダブルチームに入るタイミングが良かったし、全員体を張ってプレイしていた。当たり前だけどレギュラーシーズン以上に気合いも入っていたしね。シュートも後半に入ってきたし、チーム力の差がモロに出たゲームだったよ。」
 
シンキ「ハーデンは後半にシュートが入るようになってきましたし、インサイドのカペラ、ネネも存分に存在感を発揮してますね。アンダーソンもシュートが入らぬならとリバウンドを頑張っていたようですし、ビバリーはウエストブルックをマークしながら、この数字ですから素晴らしいの一言に尽きますよ。」
 
キャット「全くだね。今日のMVPはビバリーなんじゃないかな。ハーデン以上に目立っていた感あるよ。彼がこれだけやってくれると、ウォリアーズにも対抗出来る期待が出てくるよね。この調子を持続して欲しいよ。」
 
シンキ「それでは最後にこのシリーズの見通しをお願いします。」
 
キャット「サンダーも力を持っているチームだから、今日の完勝振りで余裕を感じてる暇はない。しっかり準備して次のゲームに挑んで欲しい。カリーのコメントじゃないけど、勝利を目指すこと以上に、自分達のプレイに集中すればいい。そうすればチーム力から言って、サンダーとのシリーズに負けることはないと思ってる。」
 
シンキ「ありがとうございます。次回は3日後になりますね。再びホームゲームとなります。今日は遅くまでどうもありがとうございました。引き続きお願いしますね。」