シンキ「こんにちは。難敵ブレイザーズを下し、アウェイ3連戦を突破した6連勝中のロケッツ。シーズン終盤にはありがたいホーム5連戦となりました。」
キャット「今日その3戦目となったホークス戦が終了したから、それまでの3戦を総括してみよう。」
キャット「まずピストンズ戦から。ポール欠場もあって、第1Qを6点のビハインドで終えたロケッツ。しかし第2Qに入ると、ジョーのミドルやゴードンのコーナースリーが決まって、すぐにゲームはタイに(28-28) ドラモンドがフリースローを外しまくっていたが、終盤に連続加点を食らうなど、一時7点のビハインドを背負ってしまう(41-48) しかしその後盛り返したロケッツは、2点差で前半終了へ(48-50) 後半に入るとグリフィンがハーデンの足を狙うかのような悪質プレイでテクニカルファールをもらっていたが、オフェンスではカウントプレイをもらうなど、ピストンズをリードしていたね(60-60) 第3Qは71-68でロケッツが逆転して終了し、第4Qに入ってもアリーザのスリーやゴードンのフリースローが決まって、ハーデンのいない時間帯でリードを拡げたんだ(76-68) しかしドラモンドにオフェンシブリバウンドを支配され、グリーンのスリーが決まらないロケッツは、ゴードンやアリーザの加点でリードをキープしていたが(86-77)、グリフィンが見えないところで汚いプレイをするなど、勝利への執着心を見せていて、速攻からスリーを食らうなど、4点差に迫られてしまい、ダントーニはタイムアウトを要求(86-82) タイムアウト後、ロケッツはカペラがまたミスをすると、頼みのハーデンが絶不調で、加点が出来ない時間帯が続いてしまい、フリースローで逆転を許してしまったんだ(86-88) ハーデンのドライブがことごとく決まらず、さすがのロケッツファンも敗北のシーンが頭によぎっただろうが、そうはさせまいと、ここまで全試合出場しているタッカーが、残り30秒でオフェンシブリバウンドから加点に成功し、ゲームは延長戦に突入したんだ(88-88)」
キャット「延長戦はカペラを外し、負傷したバームーテの替わりにジョーをスタートさせるスモールラインナップで挑んだロケッツ。この日絶不調のハーデンは次第に調子を上げてきて、ドライブからカウントプレイをもらうと、グリフィンに対しナイスディフェンス。ピストンズはその後もターンオーバーで加点が出来ず、このチャンスにやはりこの男ハーデンが、新人ケナード相手にアイソレーションプレイから得意のファールをもらうスリーで、フリースロー3本に成功(96-90) 締めはこの日の殊勲者タッカーが、オフェンシブリバウンドからのフォローを決めて勝負あり(98-90) 最終スコアは100-96。ロケッツはこの勝利で7連勝を達成したよ。今季成績は58勝14敗。」
ハーデン 21p、8R、5A FG4/20 3pFG0/8 FT13/18
ゴードン 22p、5A FG8/19
カペラ 10p、14R(5OR)
タッカー 10p、8R(4OR)
アリーザ 9p、5R 3pFG3/8
ジョー 11p FG4/11
アンダーソン 7p、7R
グリーン 3p 3pFG1/8
シンキ「危なかったですが、ポール不在、ハーデン不調でも勝利する勝負強さを見せたと思いますよ。それにしてもグリフィンはロケッツに恨みでもあるんですかね?」
キャット「全くだね。ゲーム的にはすごく面白かったよ。こういうハラハラドキドキもたまにはいいもんだ(笑) グリフィンについては、ポールがロケッツに来たのが面白くないんじゃないの。以前のゲームでダントーニともめてたし、ハーデンへのファールは故意じゃないかとすら思ったね。」
キャット「次のペリカンズ戦もポールは欠場。不調だったピストンズ戦と打って変わって序盤からハーデンが絶好調で、ドライブやミドル、カペラとのラインを決めるなど、ロケッツが開始4分ほどで二桁のリードを取る(14-4) ペリカンズはロンドとミロティッチが欠場し、デービスもカペラにブロックされるなど、ロケッツはさらにリードを拡げに掛かったよ(21-6) この第1Qのロケッツはスリーの精度が良くなかったが、それでもハーデンのドライブやゴードンのレイアップが決まるなど、13点リードを取って終了したね(29-16) 第2Qに入って、ハーデンのいない時間帯にスリーの精度が上がってきた。まずゴードンがスリーを決めると、直後にスチールからアンダーソンのスリーに繋がる(35-18) 次のポゼッションではタッカーが珍しくローポストからオフェンスし、点差もあってか余裕が感じられたんだ。その後もロケッツはジョーがローポストから加点すると、タッカーが得意のコーナースリーを決め、ロケッツのリードは20点を超えた(42-20) ペリカンズはタイムアウトを取って出直しを図るが、ロケッツは中盤も着々と加点に成功してリードは拡がる(51-26) デービスはまたカペラにブロックされるが、2回目にパワーダンクでお返しして吠えていたよ。終盤に入っても、ロケッツはハーデンが連続でスリーを決めるなど、リードを27点まで拡げて、ほぼ前半で決着が付いた感じだった(64-37)」
キャット「第3Qはペリカンズが若干盛り返してきて(66-48)、ムーアがゴードンを押してテクニカルファールをもらうなどがありながらも、ペースが落ちずに加点を続け、ロケッツのリードは14点まで縮まる(72-58) しかし余裕を持って対処するロケッツは、ハーデンの加点が続くと、今度はジョーがコーナースリーを決め、さらにここまでさっぱりだったグリーンもコーナースリーで加点するなど、結局第3Qは22点リードして終了へ(83-61) 第4Qに入っても、カペラのフィニッシュに続き、アンダーソンが豪快なワンハンドダンクを決めて、ロケッツベンチやファンも大喜びするなど、20点前後のリードを保ってゲーム終了。最終スコアは114-91。この勝利でロケッツはフランチャイズ記録となる59勝目を達成したんだ。今季成績は59勝14敗。」
ハーデン 27p、6R、8A、9TO FG11/24
ゴードン 19p、4A FG7/13
カペラ 18p、16R、6B FG9/12
アリーザ 8p、5R
タッカー 3p、4R FG1/5
アンダーソン 16p 3pFG4/8
グリーン 14p 3pFG3/8
ジョー 9p、5R FG4/6
シンキ「フランチャイズ記録を達成しましたね! ペリカンズ相手で苦戦も考えられましたが、終わってみれば前半で決着が付いた感じでしたか。」
キャット「ペリカンズはロンドとミロティッチを欠いていたからね。さすがにポール抜きでも問題なかったな。まあ順当勝利だと思うよ。フランチャイズ記録はホント嬉しいよ。58勝した当時は優勝しているからね。当然今季も期待してる。」
シンキ「ですね。ロケッツはカペラがデービス相手に奮闘してます。アンダーソンも久しぶりのダンクで沸かせましたか(笑)」
キャット「カペラの活躍にダントーニもアメージングとコメントしてたね。ロケッツ今季の飛躍はカペラの成長抜きにして語れない。今のカペラは攻守で欠かせない選手になってるよ。アンダーソンは控えに降格しても文句を言わずに黙々と自分の出来ることに集中している。たまに見せるダンクは必見モノだね(笑)」
キャット「そして今日行われたホークス戦。引き続きポールとバームーテは欠場となった。ホークスもシュルーダーが欠場。今日のゲームも出だしからロケッツがリードを取る。ホークスも元ロケッツのテイラーが成長している自分を見てくれとばかりに、最初の7得点をすべて挙げていたよ(19-9) NBA東地区最弱のホークスが相手ということもあるのか、今日のハーデンは味方を活かすアシストに徹しているように見えたね。アリーザへのパスが決まって、早くもアシスト6つを記録してた(24-15) 中盤から欠場のアンダーソンの替わりにネネがコートへ。そのネネは早速フィニッシュに成功。終盤はハーデンが速攻からドライブを決めて加点すると、アリーザも速攻からスリーを決めたね(33-18) この加点でアリーザは早くも14得点目。第2Q序盤は両チームともフィールドゴールが1本しか決まらない重いスタートだったが、先に立ち直ったのはロケッツの方で、ジョーからのパスをタッカーがスリーで加点すると、ゴードンのブロックから速攻でグリーンがレイアップを決める。さらにホークスのターンオーバーからグリーンがスリーで加点し、溜らずホークスはタイムアウトを要求へ(44-23) その後ホークスは必死に抵抗を試みて反撃するが、ロケッツも黒子に徹しているハーデンがアシストパスでチームを牽引。この第2Qも5アシストを記録したハーデンの活躍などで、前半はロケッツが24点のリードを取り、ペリカンズ戦同様に決着が付いた感じになったんだ(69-45)」
キャット「余裕のあるロケッツは、第3Q序盤にカペラからハーデン、そしてカペラへ渡る変則プレイで加点に成功。元ロケッツであるハワードを手放して再建モードに入っているホークスは、得点差を気にすることなく、若手が伸び伸びとプレイをしてように見えた(78-62) 若干リードが詰まったこともあったのか、ここまで一桁得点だったハーデンがいつものアタックモードに入る。コーナースリーを皮切りに、次から次へと加点を続け、グリーンの派手なアーリウープまで飛び出したロケッツが、リードを20点に戻して第3Qが終了したんだ(94-74) 第4Qは残り3分半からジョウチーと2ウェイ契約のハンターをコートに出す余裕も見せたね。この勝利で9連勝を達成したロケッツは、レギュラーシーズンの目標であった60勝へ到達したよ! 最終スコアは118-99。今季成績は60勝14敗となった。」
ハーデン 18p、10R、15A FG6/15 3pFG1/7
ゴードン 22p、4A FG8/13
カペラ 14p、8R、2B FG7/9
アリーザ 14p 3pFG4/11
タッカー 12p 3pFG4/9
グリーン 25p、7R FG10/15 3pFG5/10
ジョー 9p、4R、4A FG3/9
ネネ 15分 2p、3R
シンキ「レギュラーシーズンの目標であった60勝に到達しましたね。見事です!」
キャット「いやー、まさか74ゲーム目で達成するとは思わなかったよ。74ゲームまでに60勝を達成したチームは18回あるんだけど、そのうち11回は優勝しているようなんだ。もちろんプレイオフでは最大の敵であるウォリアーズがいるし、ウエストの強豪を倒していかないといけないから、まだ全く気を抜けないんだけど、少なくともこれまでのチーム同様に、優勝へのチャンスは確実にあるだろう。これだけ勝っていると、期待しない方がおかしいよ(笑)」
シンキ「ですよね。ちなみに今季はどれだけ勝てそうですか?」
キャット「もうこのまま勝ち続けて欲しいと思っているが、ウォリアーズがけが人続出で失速しているから(54勝19敗)、早い段階で勝率トップを確保できそうな感じなんだよ。なのでラスト数試合は主力を下げる可能性はあるから何とも言えないなー。」
シンキ「分かりました。ところでバイアウト後に契約したブレンダン・ライトが解雇されたようですね。」
キャット「どうもヒザの状態が悪く、プレイオフに入っても戻れないとのことで、結局解雇という寂しい形となってしまった。元々ケガが多い選手ではあったんだけど、プレイオフではパートタイマーとして頑張ってくれると思ってたが、まあ仕方ないよね。空いた1つの席にはルブライアン・ナッシュと10日間契約と結んだよ。ちなみにナッシュはBリーグの前身の一つだったbjリーグの福島でプレイしてたよ。出番があるといいんだけど、今のロケッツの状態を考えるとどうだろうか。」
シンキ「レギュラーシーズンも残り8ゲームですね。今日はどうもお疲れ様でした。また宜しくお願い致します。」
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