2021年6月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

'16 オフ

ビーズリーをトレード

シンキ「こんにちは。ご無沙汰しております。先月リオ五輪が閉幕したと思ったら、早いもので明日からメディアデーが始まります。来季到来もすぐそこですよ。」
 
キャット「来季の幕開け前に、ロケッツは今季途中からチームに加わり、ある程度インパクトを残していて、来季への契約を更新していたビーズリーを、バックスへトレードすることにしたようだ。交換相手はPGのタイラー・エニスとのことだね。」
 
シンキ「ビーズリーがトレードですか! 交換相手のエニスはどんな感じの選手でしょうかね?」
 
キャット「ESPNアナリストのぺルトン氏によると、来季が3年目になるエニスは、ここ2シーズンで36分換算で平均5.7アシストを記録しているように、プレイメイカーとしての才能を見せているが、バスケットへ切れ込む能力に欠き、3pショットが不安定で(82本打って30.8%)、さらにアンダーサイズのディフェンダーでもあって、NBAで成功するために必要な運動能力を持ち合わせていないとスカウト達は考えているようだね。しかし彼はまだ22歳で、システム次第でブレイクする可能性はあると締めているよ。」
 
シンキ「現状でPGはビバリーと出戻りのプリジオーニしかいませんから、第3のPGとしてはそれなりに信頼できる感じでしょうか?」
 
キャット「まあ1巡目で指名されている選手だし、まだ若いから多少の期待はしていいと思うが、正直言ってラウリーやドラギッチがトレードでロケッツへやって来た時のワクワク感はないな。まあバックアップとしてどれだけチームに貢献出来るかだろう。まずキャンプでプリジオーニとの競争になるね。頑張って欲しい。」
 
シンキ「ビーズリーに関してはどうですか? 彼は今季途中にロケッツへやって来て、かなり目立った活躍をしてましたよね?」
 
キャット「彼は自力で得点出来る選手だったな。それなりに重宝した場面があったし、彼を獲得したのは正解だったと思う。ただデータを見ると、シュート打ちすぎ感は否定出来ず、ディフェンスでも100回のポゼッションで、彼がコートにいる時は、いないときよりも8.7点も多く失点していた事実もある。オフにFAからアンダーソンが加わり、2年目のデッカーもサマーリーグで活躍していたことから、ボクはビーズリーの出場時間がどうなるのか考えていたから、トレードをして弱点のPGを補強したことについては満足しているよ。ビーズリーにとってもミドルトンが長期欠場を余儀なくされたことで、出場時間に恵まれるだろうし、双方にとっていいトレードだったんじゃないかな。そういえばテリーもバックスに加わったから、ロケッツファンにとってバックス戦は楽しみの一つとなりそうだ。」
 
シンキ「そうでしたかー。テリーは所属先が見つかってよかったですね。ちなみにディーモーとジョシュはどうなってますか?」
 
キャット「ディーモーはまだ決まってないんだよ。代理人のBJアームストロングも不快感を表明しているが、なんだかんだ言って、ロケッツへ戻ってくるとボクは思っている。ジョシュの方はさすがに浪人になるかな? 何とか見つけて欲しいんだけど、もうこの時期になるとロスターに枠がないチームが多く、若手と無保証で契約してるチームが大多数だろうから、ジョシュにとっては厳しい状況になってるよね。」
 
シンキ「そうですかー。この状況にめげず、ジョシュにはもうひと花咲かせて欲しいですよ。ところでここまでのロスターをよろしいでしょうかね?」
 
PG:ビバリー、プリジオーニ、エニス
SG:ハーデン、ゴードン、KJ
SF:アリーザ、ブリューワー、デッカー
PF:アンダーソン、ハレル、(ディーモー)
C:カペラ、ネネ、オヌアク
 
シンキ「今年2巡目で指名された中国のゾウ・チーのロスター入りはないんですか?」
 
キャット「ロケッツは今季ゾウ・チーと契約する意向はないようだね。ゾウは来季も中国リーグでプレイすることになるだろう。2巡目で指名してもロスターに加えないことは、あることはあるんだよね。過去にはリューネンや、オーストラリアのニューリーもそうだったな。」
 
シンキ「分かりました。最後になりますが、国内のBリーグが昨日から始まりまして、結構盛り上がったようですが、これについてはいかがですか?」
 
キャット「面白かったよ。演出も派手で、まさにオールスターゲームみたい感じだったな。ゲームも接戦になったし、レベルはともかく、バスケットの醍醐味を味わえたんじゃないかと思う。NBAに負けないくらい盛り上がって欲しいもんだよ。」
 
シンキ「関東での視聴率は5%弱だったようですね。中居クンあたりのジャニーズ系の力が必要ってことですかね?」
 
キャット「広瀬姉妹じゃダメってか(笑) ボクとしては素人の中居にあれこれ言われるのはバスケファンとして不快だから、それだけは遠慮して欲しいと思ってる(苦笑) ジャニタレはバレーだけでいいっしょ。」
 
シンキ「分かりました(笑) それでは明日からメディアデーが始まり、トレーニングキャンプも始まりますので、そろそろ更新を早めて行って欲しいです。宜しくお願いします。」
 
キャット「そうだね。今年は中国でプレシーズンを行うようだし、ダントーニを迎えた新生ロケッツに楽しみがいっぱいだ。強豪をギャフンと言わせるゲームを期待しているよ。」
 
シンキ「今日はありがとうございました。」

リオ五輪 決勝トーナメントへ

シンキ「こんにちは。リオ五輪は男女とも予選リーグが終了し、今日から決勝トーナメントへ入りましたね。」
 
キャット「Aグループ4位で予選を突破した女子日本代表は、今日のアメリカ戦に健闘したんだが、後半失速してしまった。第2Q終盤に2点差に追い上げ、無敵状態のアメリカを本気にさせた感あるね。よく頑張ったよ。」
 
シンキ「残念でしたが、アメリカが強すぎましたかね?」
 
キャット「後半は攻守ともに圧倒されていたよ。日本としてはペースを握れず、ズルズルと行ってしまったな。もう少し選手層が厚ければ、多少は我慢出来ていたと思うんだけど、現状では仕方ないかな。」
 
シンキ「A組で負け知らずで予選トップだったオーストラリアも負けてしまいました。」
 
キャット「好ゲームだったね。次のスペイン対トルコ戦も激戦だったし、アメリカ以外はそれほど差のない力量なんじゃないのかな。そう考えると日本のメダル取りの可能性はあったと思う。あのオーストラリア戦が悔やまれるよな。」
 
シンキ「決勝トーナメントを優位に進めるためにも、予選は3位以内で入りたかったですよね。今更ですが思ってしまいます。」
 
キャット「まあそこまで考えられるくらい、女子日本代表のレベルが上がってきたということは喜ばしいことだ。もう40年以上、五輪が遠ざかっている男子とは比較するまでもないな(苦笑)」
 
シンキ「その男子ですが、明日から決勝トーナメントが始まります。いつものようにNBA選手で固めたアメリカ代表ですが、女子代表と違って苦戦続きですよね。」
 
キャット「それでもしっかり勝利しているから、ボクはなんだかんだ言ってアメリカが優勝すると思ってる。アテネの時は予選から負けていて、結局3位で終わったんだけど、チーム状態を象徴するかのように、出場時間が与えられない選手がベンチでふんぞり返っていたよね。やっぱりケミストリーがうまく行っていないと、いくらメンバーを揃えても、そう簡単には勝てないと思うよ。」
 
シンキ「今回はレブロンやカリー、そしてハーデンなど、出場を辞退する選手が多く、また以前ほどモチベーションが上がってないのが苦戦の理由ですかね?」
 
キャット「それはあるね。無償でやってることもあるし、他の国は打倒アメリカ代表を目標に上位進出を目指しているからな。アルゼンチンなんか老体に鞭を打つかのように、元ロケッツのスコラや、スパーズのジノビリ、元NBAのノシオニが母国のために頑張っているよ。」
 
シンキ「出来ればロケッツに再加入したプリジオーニもプレイして欲しかったです。」
 
キャット「もう39歳のプリ爺は勘弁してやってくれよ(笑) ここで無理すると、さすがにロケッツでのプレイに支障が出るだろうからな。」
 
シンキ「分かりました(笑) 最後にロケッツの情報は何かありますか。」
 
キャット「特にないな(苦笑) ディーモーの音沙汰もないんだけど、元ロケッツで途中で解雇されたローソンもないぞ。あれだけ実績があった選手も1年見せ場がないと、移籍先もままならないのがNBAの厳しさだよね。当たり前だけど毎年活きのいい新人が入ってくるし、見ていてホント楽しいよ。これだから、生き残った選手は称賛に価するだけのサラリーをもらっていいと思う。」
 
シンキ「それでは次回も宜しくお願いします。今日はお疲れ様でした。」

来季の日程が発表

シンキ「こんにちは。リオ五輪真っ盛りですが、NBAでは来季の日程が発表になったようですね。」
 
キャット「そうなんだ。ロケッツは10月26日のアウェイでの開幕レイカーズ戦を皮切りに、最初の8ゲームで5連戦を含む7ゲームがアウェイ戦の厳しい日程となっていて、11月から12月に掛けてもアウェイ5連戦があるし、中盤にも再びアウェイ5連戦が組まれてる。今季よりもタフな日程になったなというのが感想だよね。」
 
シンキ「今季は開幕から3連敗。そこから4連勝も、再び連敗街道に入って、4勝7敗になった時点でマクヘイルがクビになりましたよね。来季その二の舞は避けて欲しいですよ。」
 
キャット「負けた内容が悪すぎたし、マクヘイルも急速に信頼を失って、あっさりクビになった感じだけど、今までのコーチングからすると当然の処置で、GMモーレーも一緒に責任取れよってボクは思っちゃう。さすがに来季は開幕から調子が出なくても、雇ったばかりのダントーニだからな。多少の我慢はするだろう。」
 
シンキ「その試練の8ゲームの見通しはどんな感じですか?」
 
キャット「個人的には4勝4敗くらいで行けると思ってるんだけど、今季のことがあるから確信は全くない(苦笑) まず開幕のレイカーズ戦をしっかり取って勢いを付けたいよね。」
 
シンキ「分かりました。ところでFAになっているディーモー、テリー、ジョシュの情報はありますか?」
 
キャット「今のところ動きは全くないね。契約のこともあるからディーモーはリオに参加してないし、故障の影響がなければ、とっくにまとまっていたかと思うと、ちょっとかわいそうに思える。テリー、ジョシュは厳しい状況だね。テリーは年齢の問題があるし、ジョシュはフィットするチームが見当たらない感じに見えるよ。」
 
シンキ「テリーはともかく、まだ30歳のジョシュはこのままNBAから消えていくには惜しい選手ですよ。今季途中から再びロケッツに戻ってきましたが、3月に入るとずっと出番がなく干されていましたよね。彼はまだNBAでプレイ出来ると思います。」
 
キャット「ボクもそう思うんだけど、いかんせんシュート成功率が悪すぎるよね。それなりにスリーが入るのはTジョーンズと一緒だけど、彼の場合フリースローが入らないし、年齢的にも旬が過ぎた感じに思える。実際往年の爆発的な跳躍力が見られなくなってるよ。」
 
シンキ「もしかして無保証でキャンプから若手と競い合うなんてことはないですよね。解散決定のSMAP中居クンだって、若手ピン芸人あたりと司会業を争いたくないと思ってますよ。」
 
キャット「笑 歌えない踊れない中居の将来が不憫ってか。まあそれはいいとしてジョシュはプライドあるから、そんな契約を結ぶくらいなら引退を選択すると思うよ。彼はまだプレイ出来るから、何とかいい契約を結んで欲しいよね。」
 
シンキ「最後になりますが、リオ五輪の女子日本代表は3勝2敗で予選リーグを終え、見事決勝トーナメント進出を成し遂げましたね。」
 
キャット「残念ながら4位通過となったが、予選で3勝したのは見事だと思う。まあ決勝トーナメントは初戦でアメリカ戦が有力となり、メダル獲得の可能性は低くなったと思うが、3大会ぶりの五輪だし、自分たちの出来ることをしっかりやって6位入賞を成し遂げれば十分だよ。今回はそれだけの期待を持てるチームになってるね。」
 
シンキ「アメリカ相手に一泡吹かせたいですよ。」
 
キャット「アメリカは得失点差が30を超えてるチームで、ちょっと力が抜けているからなー。普通に考えれば善戦すれば上出来だと思うけど、応援してるファンが、そんな気持ちじゃいけないよね(苦笑)」
 
シンキ「男子の大会に出場しているゾウ・チーを確認はしましたか。」
 
キャット「申し訳ないが、時間の都合でスタッツだけになってる。今日は女子日本代表に、男子のブラジル対アルゼンチン戦を観戦したんだが、来季から加わるネネが存在感を発揮していたぞ。今後のロケッツの飛躍を考えれば、カペラを鍛えた方がいいのは間違いないが、ネネがロケッツに与える影響力はかなりあるんじゃないかな。」
 
シンキ「分かりました。それではまた次回も宜しくお願いします。」

ロスター考察

シンキ「こんにちは。お久しぶりになります。NBAは本格的オフに突入してますが、リオ五輪が行われていますし、バスケファンは退屈しませんよね。」
 
キャット「ロケッツからは今年のドラフト2巡目で指名されたゾウ・チーが中国代表チームでプレイしている。アメリカ代表だと、元ロケッツのラウリーが頑張っているよ。アルゼンチン代表ではスコラに、1年限りの在籍とはいえデルフィノが出場してる。オフに再びロケッツと契約したプリジオーニは出てないな。」
 
シンキ「プリジーが戻ってきますか!」
 
キャット「FAのテリーとは再契約せず、元ロケッツのプリジオーニを選んだようだね。ロケッツは同じくFAのジョシュとも再契約しない方針で、今年の2巡目37位で指名されたオヌアクと3年ミニマムでの契約が成立したので、保証ありのアクティブロスターは現在14人となっているよ。それから今季途中から加入したビーズリーについては、来季のサラリーも保証するとのことだ。ロケッツは彼を戦力として必要と判断したのだろう。ちなみにクオリファイオファーを出さず、戦力外の烙印を押されたように、制限なしのFAになっていたTジョーンズは、ペリカンズと最低年俸の1年契約を結んだね。ボクの予想通りで、1から出直しって感じになったな。まだ若いし、自分がチームのために何が出来るのか理解出来れば、彼はまだまだやれると思うから健闘を祈りたい。」
 
PG2人:ビバリー、プリジオーニ
SG3人:ハーデン、ゴードン、KJ
SF4人:アリーザ、ブリューワー、ビーズリー、デッカー
PF2人:アンダーソン、ハレル
C3人:カペラ、ネネ、オヌアク
 
シンキ「あと一人分の枠がありますが、制限付きのFAになっているディーモーと、前出のゾウ・チーがいます。今後の展開を予想してくれますか?」
 
キャット「まともに予想すれば、交渉解禁から1か月経っても契約がまとまっていないディーモーに、他のチームが魅力的なオファーを出すとは考えにくい。ロケッツも無償でディーモーを手放したくないはずだから、彼は来季の1年はロケッツに残留し、来年無制限のFAになることを選択すると思っている。ゾウ・チーはロスターに食い込めず、来季は中国リーグに残るんじゃないかな。個人的にはDリーグで鍛えたいと思っているんだけどね。」
 
シンキ「そのゾウ・チーですが、リオでのプレイはどうなんですか?」
 
キャット「まだアメリカとのエキシビジョンゲームでのハイライトしか観ていないので恐縮なんだけど、チラッと見た限り、バスケットボールIQの高さはあるが、フィジカル面とスピードに不安が見えたよ。ロッタリーで指名されながら、NBAで結果を残せなかったイ・ジャンリャンの例もあるから、2巡目指名だし、正直言って過度な期待はできないと思っているんだが、そのサイズとスキルは魅力的だよ。だからDリーグでどれだけやれるのかロケッツファンとしては見てみたいよね。」
 
シンキ「15人しかロスターに入れませんからね。難しいところではあります。ちなみにサマーリーグからロケッツと無保証の契約した選手はいますか?」
 
キャット「今のところPGのペイトン2世など、3人の選手と契約したようだね。2年前にタリックが無保証契約からロスターに残ったくらいだから注目したいよ。」
 
シンキ「最後になりますが、リオ五輪では女子日本代表が予想外の健闘を見せて2連勝と、世界と全く戦えない男子とは対照的な活躍を見せてますよね。」
 
キャット「だよね(苦笑) 女子は予想外ではなく、ある程度予想できた連勝だよ。世代交代がうまく行って、高さのある渡嘉敷がいる今の日本代表は過去最強だと思う。12年前にリバウンドを圧倒され、ほとんどワンサイドで負けたブラジル相手に完勝に近いゲームを見て、目が潤んじゃったのはボクだけじゃないと思うよ。」
 
シンキ「ホント嬉しい限りですよね。この調子で予選を突破してもらいたいです。テレビはバレーボールよりバスケを優先させて欲しいものですよ。」
 
キャット「まあバレーボールは歴史があるからね。仕方ないんじゃないかな。バスケはその歴史をこれから作ってこうじゃないの! ゲーム的にも最初から最後まで全く気の抜けないゲームで、バスケの面白さが満載だったぞ。」
 
シンキ「はい。それでは次回も宜しくお願いします。その次回はいつになりますか(笑)」
 
キャット「まあ早いうちにやりたいね。時間があれば、中国戦のゲームを見てゾウ・チーをもっと確認したいと思ってる。ロケッツが交渉権を持っているスペインのリュルも確認したいね。」
 
シンキ「分かりました。リオもやっぱりバスケですかね(笑) それでは今日はお疲れ様でした。」

サマーリーグ トーナメント初戦 対ウォリアーズ

シンキ「こんにちは。サマーリーグも中盤戦に入り、今日からトーナメント戦が始まりますね。ロケッツは最初の3ゲームを1勝2敗で終え、第22シードに入り、初戦はウォリアーズとの対戦になりました。」
 
キャット「今日のゲームに勝てば、明日は第1シードのラプターズが相手になる。2年前のように決勝まで残れば、あと4ゲーム観られるから、サマーリーグとはいえ、個人的には勝ちにこだわって欲しいと思ってる。もちろん育成も大事だけどね。」
 
シンキ「分かりました。それではゲームの方をお願いします。」
 
キャット「スターターはロケッツが昨日同様に、デッカー、KJ、ハレル、オヌアク、テイラー。ビーズリーは今日も出ないね。ベンチにいないから、もうお役御免したのかな? ウォリアーズはパトリック・マカウ(今年のドラフト38位)、トーマス・ウォークアップ(23歳、ステファンFオースティン大出身)、オグジェン・カズミッチ(26歳、元契約組)、ダリオン・アトキンス(23歳、バージニア大出身)、ロイス・オニール(23歳、ベイラー大出身)。ダミアン・ジョーンズ(今年のドラフト30位)は欠場。」
 
キャット「序盤はウォリアーズのペース。ロケッツがスリーを3本落としている間に、しっかり2本決めて、まず6点のリードを奪う(4-10) しかしロケッツもKJが連続スリーを決めて同点に追いつくと、彼はリバウンドからオヌアクへ矢のようなロングパスにも成功してロケッツが逆転したんだ(12-10) その後また逆転されるが、引き続きKJは見せ場タップリで豪快なブロックも披露していた。結局第1Qはロケッツ3点のビハインドで終了(18-21) 第2Q序盤にKJ、デッカーの連続スリーに、ハレルのドライブが成功したロケッツが再びリードを奪うが、ウォリアーズも控えラウリーやサイクスのスリーなどで巻き返す。中盤は両チームともリズムに乗れない時間帯が続くも、終盤に入ってウォリアーズがマカウのスリーで再びリードを奪うと、さらにアトキンスのオフェンシブリバウンドからの加点などで、一気に11-0のランに成功して前半が終了。結局ロケッツは10点差付けられて終わってしまったよ(34-44)」
 
シンキ「前半の終盤に一気に崩れてしまいましたね。後半に巻き返しましょう。お願いします。」
 
キャット「後半に入ってもウォリアーズのペースは続き、デッカーのパスミスからあっさり加点されると、今度は速攻からイージーレイアップまでやられ、溜らずロケッツはタイムアウトを要求(36-51) タイムアウト後、KJのジャンパーに、オヌアクからハレルにパスが通るなど、ロケッツはそれなりにオフェンスのリズムが出てきたが、ガード陣が相変わらずスクリーンに引っ掛かっていて、思うようにディフェンスが機能せず、再びオフェンスが停滞してきたロケッツは、中盤過ぎて17点のビハインドに戻されてしまい、ボクも焦りを感じ始めたんだよ(苦笑) だがここからロケッツの猛攻撃が始まる。まずゲインズがドライブからダンクを披露すると、今度はKJがマカウを出し抜いて豪快にダンクに成功。止まらないロケッツはウィルチェーのスリーも決まり、ウォリアーズは溜まらずタイムアウトを要求してきた(49-59) サマーリーグのヘッドコーチもしているスティーブ・カーが、ゲームそっちのけでファンと記念撮影などをしている隙に、ロケッツは攻撃の手を緩めず、ハレルがコーナーからスリーを決めて、ビハインドを一桁にすると、再びウィルチェーがスリーを決め、ロケッツはリズムをキープし、ディフェンスでもハレルが豪快なブロックでハッスル。直後のオフェンスでも、KJからのナイスパスをハレルがフィニッシュするカウントプレイに成功し、中盤からの約4分で16-2のランに成功したロケッツが、ビハインドを6点戻し第4Qを迎える形になった(58-64)」
 
シンキ「レギュラーシーズン並みの緊張感が出てきましたかね(笑) このゲーム勝ちましょう。それでは最終Qもお願いします。」
 
キャット「第4Qに入り、スピードに戸惑っているのか、ここまでターンオーバーやファールが目立っていたオヌアクが攻守両面で活躍。まずブロックを決めると、ティップインにも成功してロケッツファンを喜ばす。ウォリアーズはラウリーが独特なスリーのフォームでこの日2本目のスリーを決めるが、ロケッツも負けじとKJがユーロステップからの加点に成功し、ロケッツは離されずに追いすがる(64-67) KJは再びユーロステップからドライブに狙い、今度はファールをもらってしっかりフリースローを決め、遂にビハインドは1点になったんだ(66-67) ゲームは中盤に入ってきたよ。」
 
シンキ「もうウォリアーズには負けたくないですよ。トーナメント戦ですし、勝つのみです。お願いします。」
 
キャット「相変わらずデッカーのスリーが不安定だったが、オヌアクがオフェンシブリバウンドに絡んでロケッツボールに。このプレイがフリーマンのスリーを生んだ! ロケッツが第2Q以来のリードを奪ったんだよ(69-67)」
 
シンキ「熱くなってきましたね。お願いします。」
 
キャット「その後、ウォリアーズはスクリーナーをうまく使ってジャンパーを決めてきたが、ロケッツもKJのナイスパスでデッカーが加点に成功。ゲームは一進一退の好ゲームになったんだ(71-71)」
 
シンキ「なんだか緊張してきましたよ。お願いします。」
 
キャット「残り3分弱からフリースローを3本決められて、再び3点のビハインドに戻されたロケッツだったが、今日絶好調のKJが今度はベースラインから、新人マカウに試練を与えるかのような豪快なダンクをカウントで決めた! これで再びゲームはタイに(74-74)」
 
シンキ「行けますよこのゲーム。お願いします。」
 
キャット「再びウォリアーズに加点され、ロケッツはリングに嫌われ決められず、ハレルのスリーはエアボールになるなど、残り時間は1分を切った。必死にディフェンスをするロケッツを出し抜くように、ベースラインからマカウが飛んできたが、ここでハレルがブロック! 残り22秒でロケッツボールになったんだ。しかしKJが焦ったのかターンオーバーに・・・ すぐファールをして時間を止めたよ(74-76)」
 
シンキ「まだ諦める時間帯じゃありません。大丈夫です。お願いします。」
 
キャット「サイクスが冷静に2本決めて点差は4点になるも(74-78)、フリーマンがすぐファールをもらってフリースローをしっかり決め、再び点差は2点に(76-78) 残り11秒で再びファールをするも、サイクスが外してくれず、ロケッツは窮地に立たされてしまった。結局4点差でロケッツは敗戦。残念ながらトーナメント初戦敗退に終わったよ・・・」
 
シンキ「悔しいですが、これはサマーリーグです。負けた内容より、楽しめた内容だったと切り替えましょう。」
 
キャット「だよね。ちょっとガックリ来ちゃったが、まあサマーリーグだからね。でも昨年同様の初戦敗退で気持ちは萎えてるよ(苦笑)」
 
シンキ「とりあえず個人成績をいいですかね。」
 
ロケッツ(1-3)
チーム成績 FG40.3%(25/62)、3pFG34.6%(9/26)、FT17/20、39R、18A、16TO
サム・デッカー 30分 7点、6R、1A、FG2/8、3pFG1/4
KJ・マクダニエル 34分 25点、9R、4A、3S、2B、FG8/12、3pFG3/5、FT6/7
モントレゼル・ハレル 32分 16点、1R、1A、2B、FG6/15、3pFG1/6、FT3/3
チナヌ・オヌアク 25分 4点、7R、3S、6PF、FG2/4
アイザイア・テイラー 15分 2点、5A、FG0/3
カイル・ウィルチェー 20分 6点、6R、FG2/5、3pFG2/4
トレイ・フリーマン 25分 6点、5R、5A、FG1/7
ケニー・ゲインズ 19分 10点、4R、FG4/8、3pFG1/4
マイケル・ビーズリー、ゲイリー・ペイトン2世は欠場
 
ウォリアーズ(2-2)
チーム成績 FG38.5%(25/65)、3pFG47.4%(9/19)、FT21/26、38R、16A、15TO
パトリック・マカウ 33分 13点、4R、3A、FG3/9、3pFG3/6、FT4/5
ロイス・オニール 29分 15点、6R、2S、FG6/11
ダリオン・アトキンス 24分 12点、6R、2A、FG5/9
オグジェン・カズミッチ 26分 5点、10R、4A、FG1/2
トーマス・ウォークアップ 20分 4点、3R、3A、FG2/8
ケイファー・サイクス 22分 17点、5S、FG4/12
デビット・ラウリー 18分 6点、5R、FG2/3、3pFG2/2
AJ・イングリッシュ 10分 2点、FG1/4
ロバート・カーター 9分 2点、FG0/5
ウィンストン・シェパード 10分 4点、FG1/2
 
シンキ「今日は負けましたが、KJは躍動しましたね。」
 
キャット「彼はこのレベルだと力上位だね。攻守両面でロケッツをリードしてるし、もうお役御免でもいいんじゃないかと思うくらいだよ(笑) ただレギュラーシーズンだと、ロスター的にはゴードンが加わり、また控えの控えになりそうな感じなんだよね。SFにはアリーザとブリューワーがいるし、彼らのどちらかをトレードしない限り、宝の持ち腐れになりかねないな。」
 
キャット「KJはまだ伸びしろがあるから、もっと使って鍛えて欲しいよ。ディフェンスは安定しているし、シューティングもだいぶ良くなってきたから、思い切ってアリーザからKJにスターターを替えてもいいんじゃないかと思うくらいだ。ただサイズ的にはSGがいいんだけどね。」
 
シンキ「デッカーはどうでしたか? 今日は得点が一桁に終わってますよね。」
 
キャット「彼の課題はシューティングだよ。ドライブから得点も取れ、トランジションゲームも出来る。ディフェンスは平均レベルだが、チームの戦力になれる才能はあるからね。1年目は故障に泣いたが、2年目はその才能を存分に伸ばし、パーソンズと比較できるレベルになってくれると、ロケッツの選手層もグンと厚みを増すよ。」
 
シンキ「ハレルとオヌアクはどんな感じでしたか?」
 
キャット「ハレルは無駄にスリーを狙うより、ミドルレンジからのジャンパーを確実に決めた方がいいんじゃないかな。スリーはコーナー限定にするとかの方がいいと思う。彼はまだ22歳で、運動能力はあるし、流れを変えるプレイが出来る選手でもあるから、期待しているロケッツファンは多いと思うよ。オヌアクは出だしこそスムーズさを欠いたが、次第に慣れてきたのか、少しずつまともになってきた感あるよ。相変わらずファールが多いが、これは経験を積めば解決できるからね。」
 
シンキ「さて今日の敗戦でトーナメント初戦敗退が決定しましたが、まだゲームはあるんですよね?」
 
キャット「あと1ゲームあるんだ。あさってになるよ。相手はバックスだ。」
 
シンキ「分かりました。最終戦は勝ちたいですよね。」
 
キャット「最後は勝利で締めて欲しいよ。それにしても今日の負けはやっぱり悔しいね(笑)」
 
シンキ「ありがとうございました。あさっての最終戦も宜しくお願いします。」

サマーリーグ第3戦 対Dリーグ選抜

シンキ「こんにちは。昨日は気持ちのいい逆転勝利でしたが、今日はどうでしょうか? 相手はDリーグ選抜チームです。このチームはNBAにあと一歩の選手達の集まりなんですか?」
 
キャット「今年は昨年のサビートみたいな、それなりにNBA経験のある選手はいないが、今季Dリーグで新人賞を受賞したクイン・クックがメンバーに入っているように、Dリーグでもそれなりに実績を残している選手が選抜されている。まあ選抜チームだから当たり前なんだが、NBA入りするには年齢がネックになってる部分あるかもね。」
 
シンキ「元ロケッツ組っていますかね?」
 
キャット「ロケッツで昨年のサマーリーグのメンバーとしてベンチ入りして、今季はロケッツ傘下のヴァイパーズでプレイしていたジャロン・ジョンソンが登録されているよ。ちなみに元ヴァイパーズにはジャレン・ジョンソンもいて、Dリーグで修行中だったニック・ジョンソンもいたからややこしかったな(苦笑)」
 
シンキ「ローソントレードで放出された、キャットさんの期待していたニックはどこ行っちゃったんですかね?」
 
キャット「あの後ナゲッツを解雇され、その後Dリーグプレイしていたよ。今年もマジックのサマーリーグでベンチへ入ってる。出来ればニックと対戦したいね(笑)」
 
シンキ「ですね。それではゲームの方をお願いします。」
 
キャット「ロケッツのスターターはデッカー、KJ、ハレル、オヌアク、テイラー。ビーズリーは今日も出場しないようだ。ペイトン2世は一応ベンチで戦況を見守っている状況だね。Dリーグ選抜はツー・ホロウェイ(26歳、ザビエル大出身)、パトリック・クリストファー(28歳、カリフォルニア大出身)、ブランドン・フィールズ(27歳、ネバダ大出身)、ジュエル・ライト(26歳、テキサス州立大出身)、タリブ・ザンナ(25歳、ピッツバーグ大出身)。」
 
キャット「第1Q序盤はロケッツのペース。契約組のデッカー、ハレル、Kjが躍動し、さらにスターターに格上げされたテイラーのミドルが決まって13-7でロケッツが主導権を握った。その後もウィルチェーとデッカーのコンビプレイなどでロケッツはリズムをキープするが、Dリーグ選抜も控えから出てきた元ロケッツ(サマーリーグのみ)のジャロン・ジョンソンが、古巣へ恩返しとばかりにスリーを連発。さらにクイン・クックにスリーを決められたロケッツは、結局リードを3点に挽回されて第1Qが終了(26-23) 第2Qに入ると、両チームともフィールドゴールを決められない時間帯が続き、ようやく中盤過ぎに得点が動いたのだが、ロケッツはボールの回りが悪く、その隙にDリーグ選抜はフリースローを着実に決めるなどして逆転に成功。前半は41-43で終了となった。」
 
シンキ「嫌な終わり方ですが、まだ前半ですからね。それでは後半もお願いします。」
 
キャット「後半に入り、始めこそデッカーのカウントプレイが決まったり、ハレルのスリー、KJの自らフォーローする加点などで均衡したゲームだったんだが、中盤に入ると、Dリーグ選抜が猛攻撃を開始。まずジャロン・ジョンソンがベースラインからカウントプレイを決めてリードを4点にすると、フィールズ、ホロウェイにジャンパーを決められて、溜らずロケッツはタイムアウトを要求。しかしDリーグ選抜の勢いは止まらず、ジャロンがこの日3本目のスリーを決めるなど、4分弱の間に16-0のランを食らってしまい、一気に17点差が付いてしまう・・・(52-69) ロケッツはリードを取り戻そうと、焦ってプレイしていて、個人プレイに走っていた感じに見えたし、ターンオーバーが多く、エアボールも出る始末で、中盤からは完全にDリーグ選抜のペースだったね。結局このQは15点のビハインドで終了(56-71) 第4Qは入ってもDリーグ選抜はベンチ陣の活躍で得点差を20に拡げる展開に。ロケッツもデッカーがスリーを決めるなど、一時13点差まで挽回したが、今日絶好調のジャロンがフォーローアップダンクを決めて突き放し、結局18点の大差でロケッツは敗戦に終わった。最終スコア―は71-89。」
 
シンキ「うーん、ジャロンにやられましたかー。彼はロケッツのロスターに呼ぶべきでしたよ。」
 
キャット「今日はホント目立っていたね。昨年よりも成長している感じだよ。NBAレベルではサイズ不足は否めないけど、それなりの結果を残して行けば、まだ24歳と若いだけに、NBA入りのチャンスも巡ってくるかもしれないね。頑張ってもらいたい。」
 
シンキ「それでは個人成績をお願いします。」
 
ロケッツ(1-2)
チーム成績 FG36.1%(26/72)、3pFG30.8%(8/26)、FT11/21、34R、14A、18TO
サム・デッカー 26分 11点、3R、6A、FG5/11、3pFG1/3
KJ・マクダニエル 28分 15点、7R、1A、1S、3B、FG5/11、3pFG2/5
モントレゼル・ハレル 31分 18点、8R、2A、2S、FG6/13、FT5/11
チナヌ・オヌアク 18分 0点、2R、5PF、FG0/1
アイザイア・テイラー 21分 7点、1A、4PF、FG3/8
カイル・ウィルチェー 14分 3点、3R、FG1/7、3PFG1/6
トレイ・フリーマン 21分 7点、4R、FG3/8
ケニー・ゲインズ 17分 5点、FG2/5、3pFG1/3
トンエ・ジェキリ 7分 2点、2R、FG1/3
メルビン・ジョンソン 8分 3点、FG1/4、3pFG1/3
クリス・ウォーカー 9分 0点、2R、4PF
グレイシン・バクマンヤ 2分 0点
マイケル・ビーズリー、ゲイリー・ペイトン2世は欠場
 
Dリーグ選抜(2-1)
チーム成績 FG42.3%(30/71)、3pFG28.0%(7/25)、FT22/30、341R、13A、11TO
ジュエル・ライト 25分 19点、7R、3TO、FG6/10、FT7/11
ブランドン・フィールズ 28分 13点、5R、3A、FG5/7
ツー・ホロウェイ 22分 4点、3A、2S、FG2/5
パトリック・クリストファー 19分 2点、4R、2S、FG1/8、3pFG0/5
タリブ・ザンナ 14分 5点、5R、FG2/6
ジャロン・ジョンソン 21分 18点、8R、2A、FG6/12、3pFG3/8
レジー・ハーン 21分 15点、3R、2S、FG5/8、3pFG3/6
ジャブリル・タラウィック 22分 8点、3S、2B、FG1/8、FT6/6
クイン・クック 11分 4点、FG1/3
チャールズ・ジャクソン 6分 2点、2B
ナンナ・エグウー 12分 0点、5R
 
シンキ「ありがとうございます。ロケッツで一番目立っていた選手は誰ですか?」
 
キャット「どの選手もインパクトに欠けていたからね。探すのは難しいんだけど、一人挙げるとすればKJだろうね。相変わらずオールラウンドなプレイを披露していたよ。デッカーもそれなりだったんだけど、もうちょっと外からのシュートを決めたいな。」
 
シンキ「インサイドのハレル、オヌアクはどうでしたか?」
 
キャット「ハレルももう少しシュート力が欲しいよね。フリースローをポロポロ落としているし、スリーも今日は1本決めたが、エアボール気味のスリーもあり、まだまだ安定してないよ。オフにはたっぷりシューティングの練習をしてもらいたいね。オヌアクはほぼ見せ場なしだったよ・・・ このレベルでこれだと、来季の戦力としては全く計算出来ないと思う。カペラみたいに急成長を遂げれば別だが、来季はほぼDリーグ生活になると思う。体格はいいし、まだ19歳だから、2年目以降に戦力になれるよう頑張って欲しい。」
 
シンキ「契約組以外の選手はどうでしたか? 昨日活躍したベンチ陣は、今日精彩を欠いたみたいですが。」
 
キャット「ここ2ゲーム、スリーの正確さを披露していたウィルチェーは、今日はダメだったね。さすがDリーグの経験者相手には、楽に打たせてもらえなかったよ。運動能力で出し抜けるタイプではないし、味方がどれだけ引き付けて、シューティングのスペースを取れるかがカギになる選手だと思う。それからフリーマンは1対1を狙いすぎていて、もう少し頭を使ったプレイが出来ないと、良くてDリーグ生活だと思ったね。今日はそんな感じかな。個人的にはジェキリが観ていて面白いんだよ。運動能力がありそうでトロいからさ(笑)」
 
シンキ「こういうところはサマーリーグならではですね。Dリーグ選抜で見どころのあった選手は誰ですか?」
 
キャット「もうジャロンで決まりでしょ(笑) 元ロケッツってこともあって注目しちゃうよね(笑) 今日は見せ場タップリで面白かったよ。なんだか分からんが嬉しくなっちゃったくらいだ(笑)」
 
シンキ「ここらへんも勝敗があまり気にならないサマーリーグならではでしょうか。トーナメント前の3ゲームを1勝2敗で終えたロケッツですが、この後の日程はどうなってますか?」
 
キャット「明日のゲームが終了してから決まるから、次のロケッツ戦は早くてもあさって以降になるよ。さすがにトーナメント戦に入るとビーズリーを使ってくるのかな。楽しみだよね。」
 
シンキ「若手の成長も大事ですが、ロケッツが勝つシーンも観たいですからね。それでは最後に何かありますか?」
 
キャット「スパーズのダンカンが引退だそうだ。パウ・ガソルも入ったし、もうお役御免と判断したんだろう。最近の彼は、年々チームでの存在感が薄れていったが、サンダーとのプレイオフではさらに低下していたからね。さすがにもう潮時だと思う。あと1年でコービーと同じ同一チーム20年在籍の快挙だったんだけど、そんなことは彼には関係ないのかもしれないな。」
 
シンキ「彼は歴史に名を刻む選手ですよね。」
 
キャット「優勝5回、MVP2回など、輝かしい記録を残す、近年でもまれな選手だと思う。チームメイトにも恵まれたよね。偉大な選手はいい選手に恵まれるんだよ。ハーデンもそうなってもらいたいもんだ。」
 
シンキ「ですよね。19年間お疲れさまと言いたいですよ。それでは次回も宜しくお願いします。」
 
キャット「最後にFA選手の状況をまとめておこう。」
 
ホークス:ジャレット・ジャックと1年ベテランミニマムで契約
 
ネッツ:グレイビス・バスケスと1年契約
 
ヒート:ウェイン・エリントンと2年1200万ドルで契約、ジェームス・ジョンソンと1年400万ドルで契約、ウドニス・ハスレムと1年400万ドルで契約、ウィリー・リードと2年契約
 
ペリカンズ:ティム・フレイザーと2年400万ドルで再契約
 
ブレイザーズ:メイヤー・レナードと4年4100万ドルで再契約、ネッツがオファーシートにサインした制限付きFAのアラン・クラブの4年7500万ドルにマッチ
 
ラプターズ:ジャレッド・サリンジャーと1年600万ドルで契約

サマーリーグ第2戦 対キングス

シンキ「こんにちは。今日はサマーリーグ第2戦ですが、昨日ロケッツはハーデンと新契約による契約延長を発表しましたね。」
 
キャット「新契約は4年1億1810万ドルとのことだ。相次ぐスターの移籍で、GMモーレーは危機感を持ったのだろうが、今のロケッツの状態を考えると、この新契約が即素晴らしいとは言えないところが悩ましいところだね(苦笑)」
 
シンキ「ロケッツはもうハーデンと心中ですか?」
 
キャット「少なくともチームの顔としてプレイしてもらうって感じだろう。まあ彼はオールスター常連にふさわしい活躍はしているよ。」
 
シンキ「キャットさん的にはこの新契約をどう感じてますか?」
 
キャット「サラリーが高騰している現在、この契約内容は、ディフェンス面に不安があるとはいえ、彼のチームにおける存在感を考えると妥当な額だと思うんだが、彼がチームリーダーでプレイオフに勝てるのかを考えると、この契約延長は微妙に思えてしまうんだよね(苦笑) 個人的には彼にはサンダー時代のように、番手でのプレイが合っているような気がするよ。まあ彼はまだ26歳だし、これから進化を遂げる可能性もあり得るから、ロケッツファンとしてはそこに期待したい限りだよ。」
 
シンキ「分かりました。それではサマーリーグのキングス戦をお願いします。」
 
キャット「ロケッツのスターターは、デッカー、ハレル、KJ、ペイトン2世、オヌアク。今日はビーズリーはベンチスタートとなった。キングスはウィリー・カイリー・スタイン(昨年のドラフト8位)、ジョージオス・パパヤニス(今年のドラフト13位)、マラチ・リチャードソン(今年のドラフト22位)、デビット・ストックトン(24歳、ゴンザガ大出身)、レテン・オバソハン(23歳、アラバマ大出身)。」
 
キャット「ゲームは序盤から淡々と流れて中盤に入っていったが、まず抜け出したのはロケッツの方で、ハレルの連続オフェンシブリバウンドで流れを掴み、ウィルチャーが今日も好調振りを披露するかのようなスリーを連発で決めるなど、第1Qはロケッツが5点のリードを取った(23-18) 第2Q序盤もロケッツが優勢だったが、ターンオーバーを連発して流れが悪くなると、キングスは外からのシュートが決まりだし、ロケッツは中盤に逆転を許す展開。その後速攻が連続で決まって再逆転するも、ストックトンの攻守に渡る活躍に、リチャードソンのスリー、スタインの躍動感あふれるプレイが決まるなど、結局3点のビハインドになって前半は終了となった(38-41)」
 
シンキ「後半戦もお願いします。」
 
キャット「後半は両チームとも雑なプレイが多く、フィールドゴールが決められない展開に。それでもロケッツはキングスがエアボールを連発している間に、着実にフリースローを決めて同点に追いついた(41-41) その後ロケッツは再びリードを許すが、終盤に出場してきたウィルチャーがこの日3本目のスリーを決めてゲームをタイに戻すと、彼はタイムアウト後にタフショットもねじ込む充実振りを披露し、彼に触発されたのか、ベンチから出てきたフリーマンが連続ジャンパーを決めるなどして、ロケッツは3点のリードで第4Qを迎えることが出来たんだ。第4Qに入って序盤は膠着していたが、ロケッツはまずゲインズがスリーを決めると、オヌアクのフォローが決まり、キングスは溜らずタイムアウトを要求。しかし流れは依然としてロケッツが握り、デッカーの速攻からの加点でロケッツのリードは10点に拡がる(66-56) 中盤に入っても、キングスが即席チームの影響なのか下らないミスを連発している間に、ハレルがパワープレイを決めて、ゲインズのスリーに続き、速攻からデッカーが強烈なダンクを叩き込む! キングスは残り4分弱、スタインのミドルでようやく第4Q初得点を挙げるが、16-2のランに成功したロケッツが、その後しっかり締めてサマーリーグ初勝利を飾ったんだ。最終スコア―は85-73。」
 
シンキ「逆転勝利でしたか! サマーリーグとはいえ興奮したんじゃないですかー」
 
キャット「気持ちよかったよ(笑) 第4Qの押せ押せモードの時は、思わず声が大きくなったね。一気のランの要因はやはりディフェンスだったな。ハレルがアクティブに動き、ベンチから出てきたゲインズがチームに喝を与えてくれたよ。」
 
シンキ「ビーズリーは出場しなかったようですが、若手にチャンスを与えた感じですかね?」
 
キャット「そんな感じだろう。まあトーナメント戦には出てくると思うぞ。個人成績は以下の通りとなったよ。」
 
ロケッツ(1-1)
チーム成績 FG42.3%(33/78)、3pFG23.3%(7/30)、FT12/17、47R、18A、16TO
サム・デッカー 27分 19点、7R、FG9/16、3pFG0/5
KJ・マクダニエル 27分 10点、4R、3A、3S、3B、FG3/11、3pFG1/5
モントレゼル・ハレル 26分 14点、6R、3A、FG4/7
ゲイリー・ペイトン2世 11分 6点、3R、FG2/6
チナヌ・オヌアク 19分 2点、9R、FG1/3
アイザイア・テイラー 23分 8点、5A、6PF、FG3/7
カイル・ウィルチェー 25分 11点、6R、FG4/10、3PFG3/5
トレイ・フリーマン 17分 6点、FG3/9
ケニー・ゲインズ 15分 6点、4A、FG2/7、3pFG2/6
トンエ・ジェキリ 10分 4点、5R、FG2/2
マイケル・ビーズリーは欠場
 
キングス(0-2)
チーム成績 FG36.9%(24/65)、3pFG50.0%(5/10)、FT20/26、39R、12A、17TO
ウィリー・カイリー・スタイン 27分 11点、6R、3S、2B、FG3/11、FT5/6
マラチ・リチャードソン 31分 20点、7R、3TO、FG6/12、3pFG3/4、FT5/9
ジョージオス・パパヤニス 18分 8点、5R、FG4/7
レテン・オバソハン 33分 10点、6R、3S、2B、FG3/11
デビッド・ストックトン 25分 14点、5A、3S、FG4/7、FT5/6
スカル・ラビシエー(今ドラフト28位) 23分 4点、5R、FG2/7
ジョシュ・ハギンズ 13分 2点 FG1/2
エルギン・クック 14分 4点、3TO、FG1/6
アダム・ウッドベリー 10分 0点、3R
デュア・デューカン(契約組) 4分 0点
ルーク・ミトロビッチ 2分 0点
アイザイア・カズンズ(今年のドラフト59位)は欠場
 
シンキ「ゲーム内容は控えが頑張った感じですかね?」
 
キャット「そうだね。キングスの控えの得点は10得点のみ、対するロケッツは35得点。この差が勝敗に影響したのは間違いないと思う。まあロケッツはペイトンが前半で退いたから、ベンチ陣がその穴を存分に埋めてくれた感じになったな。」
 
シンキ「ペイトンは故障ですか?」
 
キャット「地元紙によると、スポーツヘルニアを患っているようで、残念ながら残りのゲームは欠場するようだ。今日は積極的に攻めていて好感を持ったんだけどね。もうちょっと見てみたかったが、彼はキャンプに呼ばれると思うし、ロスターに残れなくてもDリーグで経験を積めば、才能はあるからNBAに上がれる可能性はあるんじゃないかな。健闘を祈りたいよね。」
 
シンキ「今日のゲームもデッカーが良かったみたいですね。彼以外の契約組もそれなりの成績を残していますが、どんな感じでしたか?」
 
キャット「デッカーは自信を持ってプレイしているように見える。速攻から頻繁にフィニッシュを決める走力があり、ドライブを仕掛けてファールをもらえるサイズと運動能力もある。もちろんNBAレベルではそう甘くないと思うが、才能があるのは間違いないからね。2年目の彼には目が離せないんじゃないかな。課題はシュート力だね。その他の契約組であるハレルとKJについては、さすがにこのレベルだと存在感があるよね。2人とも攻守でチームをリードしていたよ。特にKJはせっかくリーズナブルな契約を結んでいるんだから、もっと彼を育てる方向で行ってもらいたい。彼は使いながら良くなる選手だよ。それから新人のオヌアクは、プレイが雑で、まだ時間が掛かりそうに思う。それでも二桁近いリバウンドを取れるように能力はあるね。1年目はDリーグでじっくり鍛えて欲しい。」
 
シンキ「契約組以外の選手はどうでしたか? 今日もウィルチャーが良かったみたいで、フリーマンやゲインズも出場時間をもらってます。」
 
キャット「ウィルチェーはホントにシュートうまいよ。彼のシュート力をデッカーにあればなーって思うくらい。彼はサイズもあるから、このレベルだとスムーズだよね。ただ運動能力は平均以下で、NBAのスピードについて行けるのか不安がある。ここをうまく克服するようだと、念願のNBA入りも見えてくるかもしれないな。またフリーマン、ゲインズに関しては今日は良かった。フリーマンはピックを使って効率良くジャンパーを決めていたね。ゲインズは攻守で活躍していて、今日のゲームの隠れMVPだと思うよ。彼らみたいなドラフト外組は、夢のNBA入りのために、数少ないチャンスをモノにして行くしかないからね。厳しい競争だと思うが、エンジョイしながら頑張ってもらいたいよ。」
 
シンキ「最後にキングスに関してはどうでしたか?」
 
キャット「まずスタインはまだ粗削りだが、しっかりしたスキルを持っていて、身体能力もあるから、ハイレベルなロールプレイヤーになっても驚けないと思う。それから今年のドラフト組に関して、まずパパヤニスはデカいね。まだ19歳だし、チームとしてはマーク・ガソルのように育ってもらいたいんだろう。リチャードソンは堅実な選手。ベリネリを放出して獲得した選手なんだが、長い目で見ると、アップグレードした感じになるかもしれない。最後にラビシエーについては、1巡目で指名する選手ではないように感じるのだが、ハイスクール時代にかなり評価の高かった選手なので、その潜在能力を買った感じになるのかな。まあどの選手も言えることだけど、これからどれだけ伸びるかだよね。」
 
シンキ「ありがとうございます。次のゲームは明日にDリーグ選抜チームが相手になります。」
 
キャット「昨年もDリーグ選抜と対戦していて、そのときは元ロケッツで使い物にならなかったサビートがいたんだけど、今回はもういないようだ。ドラフトでハーデンの1つ前に指名された選手も、ここまで差がつくと少し不憫に思えるよな(笑)」
 
シンキ「今日もお疲れ様でした、それでは明日も宜しくお願いします。」

サマーリーグ初戦 対ホークス

シンキ「こんにちは。今日からベガスサマーリーグが始まりますね! ロケッツ初戦の相手はホークスとなってます。」
 
キャット「楽しみだよ。サマーリーグといえ久しぶりのロケッツ戦だからね。今年はビーズリーのような実績者が入っているし、出来るだけ多くゲームを観たいから、若手の登竜門とはいえ、勝ちにこだわってもらいたいと思ってる。」
 
シンキ「それでは早速ゲームの方をお願いします。」
 
キャット「ロケッツのスターターはビーズリー、デッカー、ハレル、KJの契約組4人に、ドラフト外で契約したペイトン2世(23歳、オレゴン州立大出身)。ホークスはデアンドレ・ベンブリー(今年のドラフト21位)、ブランドン・アシュレー(21歳、アリゾナ大出身)、エディー・タバレス(一昨年のドラフト43位)、ケビン・ペンゴス(23歳、ゴンザガ大出身)、ラマー・パターソン(一昨年のドラフト48位)。」
 
キャット「前半はロケッツが優勢だった。第1Q序盤からビーズリーがオールラウンドなプレイを披露し、中盤までに14-7でリードした。ホークスはスクリーンを使ってピックアンドポップからシュートを放つが決まらず、ボールが手につかずターンオーバーを繰り返すなど流れに乗れず、第1Qはロケッツは22-10で12点リードしたよ。第2Qに入ると、ロケッツは控えから出場しているウィルチャー(23歳、ゴンザガ大出身)がスリーを決めるなどリードをキープしたが、ホークスもリズムが出てきて、ロケッツは2点差に追い上げられた(26-24) だがロケッツは故障から復帰したデッカーが存在感を発揮して再び突き放すなど、結局前半は44-37で7点リードして終了したよ。」
 
シンキ「サマーリーグなんで後半も一気にお願いします。」
 
キャット「後半に入るとホークスは、契約組タバレスの高さを活かすプレイなどで点差を詰めに掛かる。ロケッツはターンオーバーが目立ち始めリズムに乗れない時間帯が続き、その隙にホークスはベンブリーを中心に流れに乗り、ペンゴスのスリーが2本決まるなどして、残り3分半切ってロケッツは54-54と追いつかれてしまう。その後もロケッツは今年のドラフト44位、フランス人の19歳イサイア・コーディネーにスリーを決められるなど、ホークスの外からのシュートを止められず、結局19-4のランを食らって56-63と7点リードされて第3Qは終了となった。」
 
キャット「第4Qはタバレスにオフェンシブリバウンドを取られる展開から始まり、中盤に入ってもリズムを掴めないロケッツは、セカンドユニットからスターターに戻してきた。しかし頼みのビーズリーのシュートタッチが悪く、ペイトン2世がチームの足を引っ張るなどして厳しい状況になってしまったよ。結局終盤は選手交代し、勝利より育成を優先。結局5点差でロケッツの敗戦に終わった。最終スコア―は78-83。」
 
シンキ「残念な結果となってしまいましたが、サマーリーグですのでオーケーですよ(笑)」
 
キャット「だよね。まあ楽しめたし、いいでしょ。個人成績を以下の通りだ。」
 
ロケッツ(0-1)
チーム成績 FG35.1%(26/74)、3pFG31.3%(10/32)、FT16/23、34R、14A、16TO
マイケル・ビーズリー 21分 7点、9R、3A、2S、FG3/15
サム・デッカー 26分 18点、4R、3TO、FG6/9、3pFG2/4
KJ・マクダニエル 29分 15点、2R、3A、2S、FG3/14、3pFG1/7、FT8/8
モントレゼル・ハレル 24分 6点、5R、2B、6PF、FG2/7
ゲイリー・ペイトン2世 23分 3点、6R、5A、3TO、FG1/2
チナヌ・オヌアク 19分 3点、3R、2S、1B、FG1/3
アイザイア・テイラー 21分 0点、2A、FG0/2
カイル・ウィルチェー 17分 13点、2R、FG5/11、3PFG3/9
トレイ・フリーマン 12分 5点、3R、FG2/7
ケニー・ゲインズ 10分 8点、FG3/4、3pFG2/3
 
ホークス(1-0)
チーム成績 FG44.3%(27/61)、3pFG43.5%(10/23)、FT19/31、34R、16A、19TO
デアンドレ・ベンブリー 27分 14点、6R、4A、FG4/9、FT5/7
ケビン・ペンゴス 23分 16点、4R、FG5/8、3pFG2/4
ブランドン・アシュレー 25分 6点、8R、3TO、FG2/6
エディー・タバレス 23分 7点、8R、1B、FG2/3
ラマー・パターソン 25分 5点、6A、4TO、FG2/6
マット・カステロ 22分 9点、6R、6PF、FG4/9
ブライス・コットン 17分 14点、7R、FG5/11、3PFG4/6
イサイア・コーディネー 16分 5点、FG2/4
レジー・レディング 14分 5点
ステファン・ラスメ(33歳) 8分 2点
タウリン・プリンス(今年のドラフト12位)は欠場
 
シンキ「ビーズリーはシュートタッチが良くなかったようですが、デッカーが持ち味を発揮したようで、さすがに才能はあるみたいですね。」
 
キャット「そうだね。第4Qに速攻からダンクを披露したし(その後足を痛めたのかベンチへ下がったが)、ユーロステップからスコアーしたり、スリーの精度も良くて、さすがに昨年1巡目で指名された選手だね。1年目はほとんどプレイ出来なかったから、2年目となる来季は期待しているので楽しみだよ。ケガには気を付けて欲しいね。」
 
シンキ「他の契約組であるハレル、KJ、オヌアクはどうでしたか?」
 
キャット「まずハレルは昨年のインパクトを考えると、今日のゲームは比較的大人しかったが、それでも会場を沸かせるブロックを披露したり、それなりに見せ場はあったと思う。シューティングが不安定だから、この課題を克服できるように取り組んで欲しい。KJも同様で、もっとコンスタントに決めたいよね。彼はオールラウンドにプレイ出来るから、使い勝手のいい選手になれる才能を持っている。伸びて欲しいよ。新人のオヌアクに関しては、今日のゲームを観た限り、まだNBAレベルにはないと思う。タバレスに翻弄されていたし、オフェンス面ではローポストからのターンランドジャンパーは良かったが、NBAレベルだと決められないんじゃないかな。まあこれからどれだけ成長するかだね。身体能力はあるので、それなりの期待はしていいと思う。ちなみに彼はフリースローを下から放るスタイルなんだけど、1本決めて会場は沸いていたよ(笑)」
 
シンキ「その他の選手はどうでしたか?」
 
キャット「ペイトン2世はパス回しとディフェンスはそれなりに良かったと思うが、ドライブから得点を狙えないね。外からのシュートも自信がないのか、ほとんど打たなかったように、オフェンス面で課題があるな。大事なところでいらないファールもしていたし、偉大な父に少しでも近づくには、相当な成長を見せないとダメだと思う。それからちょっと狙いすぎな部分はあったが、シュート力のあるところを見せたウィルチェーは良かった。昨年出場したウォーカーの出場はなかったな。」
 
シンキ「ありがとうございました。ホークスの選手で目立った選手は誰ですかね?」
 
キャット「今年のドラフト21位で入団したベンブリーだね。オールラウンドな選手で、特にパスセンスはありそうだ。ディフェンスも出来るし、1年目からローテーションに入るかもしれないね。それから19歳のコーディネーも才能あるね。彼は運動能力があるよ。もっと体に筋肉を付けて当たり負けしない体になれば、プレイの幅も拡がるんじゃないかな。」
 
シンキ「次のゲームはあさってのキングス戦ですね。」
 
キャット「トーナメント戦までの2ゲームをしっかり勝って行きたいもんだね。今度はビーズリーが決めるでしょ。大丈夫だ!」
 
シンキ「それでは最後に、今日決定したFA選手契約の詳細をお願いします。」
 
ウォリアーズ:ジェームス・マイケル・マカドゥと1年ミニマムで再契約
 
クリッパーズ:マリース・スペイツと2年ミニマムで契約
 
ヒート:デリック・ウィリアムスと1年500万ドルで契約
 
シンキ「今日はお疲れ様でした。次のゲームも宜しくお願いします。」

FA交渉7日目

シンキ「こんにちは。今日でいわゆるモラトリアム期間が終了し、各選手合意した契約内容での入団が続々決定してますね。」
 
キャット「そうだね。まだ決まってないFA選手もそれなりにいるんだけど、ロケッツからは制限付きFAのディーモーを含む、Tジョーンズ、ジョシュ、テリーの去就が残ってる。」
 
シンキ「ディーモーはまだ調整中なんですかね?」
 
キャット「2月に故障が原因でトレードが破談になったからな。これがなければ、彼ほどの選手なら数多くのチームが手を挙げてると思う。」
 
シンキ「Tジョーンズ、ジョシュ、テリーはどうなりますかね?」
 
キャット「ジョシュは厳しい状況だね。テリーもまだ引退する気ないようだが、所属先が見つからず引退に追い込まれる可能性はあると思う。Tジョーンズはまだ若いし、低い年俸でどこか所属先が見つかると思うよ。」
 
シンキ「ここで現時点でのロスターを確認してみましょう。」
 
G:ハーデン、ビバリー、ゴードン、KJ
SF:アリーザ、ブリューワー、ビーズリー、デッカー
PF:アンダーソン、ハレル、ゾウ・チー(新人)
C:カペラ、ネネ、オヌアク(新人)
 
シンキ「現状でも14人ですか。ガデロックの名前が見当たりませんが、彼もFAでしたっけ?」
 
キャット「ロケッツは彼の契約を更新しないようだ。今月までに解雇すれば、来季のサラリーを保証しない契約のようだね。だから今月中に彼はFAになると思うよ。」
 
シンキ「シーズン途中でロケッツに加入したガデロックでしたが、残念な結果になりましたか。」
 
キャット「まあね。ホントNBAは厳しいところだよ。年齢的にはちょっと不利だが、今後の健闘を祈りたいよね。」
 
シンキ「それでは今日決定した契約内容をお願いします。」
 
ネッツ:制限付きFAのアラン・クラブと4年7500万ドルのオファーシートにサイン
 
マブス:アルゼンチンのニコラス・ブルシーノと3年契約
 
ピストンズ:制限付きFAのボバン・マヤノビッチと3年2100万ドルのオファーシートにサイン
 
ウォリアーズ:イアン・クラークと1年の再契約
 
レイカーズ:マルセロ・ヘルタスと2年の再契約
 
ヒート:ロドニー・マグルーダーと3年契約
 
ブレイザーズ:フェスタス・イジーリと2年1500万ドルで契約
 
スパーズ:マヌ・ジノビリと再契約、ドウェイン・デッドモンと2年600万ドルで契約
 
ウィザーズ:マーカス・ソートン(元ロケッツ)と1年ミニマムで契約
 
シンキ「さて明日からベガスサマーリーグが始まりますが、ロケッツ初戦の対戦相手はホークスとなってます。」
 
キャット「楽しみだよ。契約組ではビーズリー、ハレル、デッカー、オヌアク、KJが出場予定で、ドラフト外組ではペイトン2世、アイザイア・テイラー、クリス・ウォーカーなどがロスターに入ってる。」
 
シンキ「昨年は契約組で出場したのはハレルだけでしたよね。」
 
キャット「そう。だからあまり勝てずの終わってしまったな。一昨年は契約組が力を発揮してサマーリーグ決勝まで勝ち残ったんだけど、今年はビーズリーが出るし、いいところまで行けるんじゃないの。」
 
シンキ「若手とは言えないビーズリーが出る理由はなんでしょうか?」
 
キャット「スコアラーがいないからじゃないのかな。ビーズリーをハーデンに見立てて、ハレル、オヌアクあたりにレギュラーシーズンを想定した動きをさせたいのかもしれないよ。故障からの復活を図る2年目デッカーにも注目したいね。」
 
シンキ「そういえばクリス・ウォーカーは去年もいましたよね。」
 
キャット「彼はその後ロケッツ傘下のDリーグであるヴァイパーズに所属していたね。まだ若いし、どれだけ成長したのか見るのが楽しみだ。」
 
シンキ「分かりました。それでは最後に何かありますか?」
 
キャット「サマーリーグは若手の登竜門だから、勝敗はあまり関係ないんだけど、2年前に制度が変わって、勝てば勝つほど試合が増えるから、ロケッツ戦をたくさん観たいボクとしては、当たり前だがどんどん勝って欲しいと思っている。頼むぞロケッツって感じだよ(笑)」
 
シンキ「明日が楽しみですね。それでは今日はお疲れさまでした。」

FA交渉6日目 ロケッツはネネと合意

シンキ「こんにちは。今日でFA選手との交渉も6日目に入りましたが、ロケッツは新たに選手を加えたようですね。」
 
キャット「ロケッツはウィザーズからFAになっていたCのネネを獲得したよ。数日前からインサイドの選手の獲得に向かうのではないかという噂があって、具体的にはマジックのデュエイン・デッドモンの名前が出ていたのだが、ロケッツは経験のあるベテランのネネを選んだようだね。」
 
シンキ「彼はヤオと同期ですよね。キャットさん的に、この動きは評価しますか?」
 
キャット「いい動きだと思う。ハワードを失ったロケッツのインサイドは、カペラ(22歳)、ハレル(22歳)、新人オヌアク(19歳)と経験の浅い若手が多いから、15年のキャリアを持つネネはロケッツにバランスを与えると思う。彼の持ち味であるポストスキル、ノーマークの選手を見つけるバスケットIQの高さ、タフなディフェンスなどは、若い選手達のお手本にもなるよ。短所は故障が多いことかな。」
 
シンキ「専門家の見方はどんな感じでしょうか?」
 
キャット「ぺルトン氏の見解によると、キャリアのある彼は、スパーズみたいなチームと契約した方が理想としつつも、ロケッツの新ヘッドであるダントーニのシステムに、驚くくらいフィットするかもしれないと予想している。その理由として彼はピックアンドロールからのフィニッシュを得意としている点を挙げているよ。」
 
シンキ「契約内容はどんな感じですか?」
 
キャット「単年契約の290万ドルだ。ネネと契約しても、まだロケッツにはサラリー枠に900万ドルの空きがあるね。」
 
シンキ「制限付きFAのディーモーは帰って来ますかね?」
 
キャット「ネネとはタイプが異なるし、彼はまだ進化出来るプレイヤーだから、個人的には再契約という運びになってもらいたいと考えてるよ。」
 
シンキ「それでは今日の合意一覧をお願いします。」
 
キャブス:リチャード・ジェファーソンと2年500万ドルで再契約合意
 
サンズ:リアンドロ・バルボサと2年800万ドルで契約合意
 
ホーネッツ:ブライアン・ロバーツと1年ミニマムで契約合意
 
ブルズ:ドウェイン・ウェイドと2年4700万ドルで契約合意
 
ロケッツ:ネネと1年290万ドルで契約合意
 
ウルブズ:ブランドン・ラッシュと1年350万ドルで契約合意
 
ペリカンズ:ランストン・ギャロウェイと契約合意
 
シンキ「生え抜きのオールスター常連で、ヒートを3度優勝へ導いたウェイドがブルズを選択しましたかー。デュラントだけでなく、今年は大物の移籍が目立ちますね。」
 
キャット「ヒートは2年4000万ドルを提示していたようだが、ウェイド側が拒否したようだ。今の彼は全盛期ほど動けないとしても、ラプターズとのシリーズを見てわかる通り、まだまだ支配力はあるからね。38歳のノビツキーが2年4000万ドルだから、彼はもう34歳とはいえ、これくらいはもらってもいいんじゃないかな。」
 
シンキ「分かりました。最後になりますが、日本代表の結果はどうだったんですか?」
 
キャット「チェコに87-71で敗戦し、次の準決勝へ進めず、リオ五輪出場は消えたよ。ラトビア戦と比べて内容は良かったみたいだが、それでも16点差の敗戦だから、やはり勝ち切るまでは相当困難と見てよさそうに思う。」
 
シンキ「ちなみに4強に残ったチームはどこでしょうか?」
 
キャット「セルビアラウンドは、地元セルビア、プエルトリコ、ラトビア、チェコ。この中から1チームがリオへ行ける。ちなみにイタリアラウンドは地元イタリア、クロアチア、ギリシャ、メキシコ。フィリピンラウンドはまだ予選が終わってないが、カナダ、トルコ、フランス、ニュージーランドの出場は決定したよ。各予選会でユーロのチームはすべて予選を突破した一方、アジア勢は全敗、アフリカ勢で地力のあるアンゴラでも予選敗退となったね。この予選会が始まってから全敗のアジア勢にとって、ユーロの壁、世界の壁はとてつもなく厚いと言っていいと思う。」
 
シンキ「なんでもそうですが、世界で戦えないと軽く見られちゃいますよね・・・」
 
キャット「バスケットは身体能力ありきじゃないと、競い合うスタートラインに立てない感じあるからね。もうここらへんは海外の血を求めるしかないとボクは思ってる。」
 
シンキ「分かりました。今日もお疲れ様です。引き続きの更新をお願いします。」