'16 プレイオフ1回戦 ゲーム5 対ウォリアーズ
シンキ「こんにちは。ウォリアーズとのシリーズは1勝3敗となり、後がなくなったロケッツですが、今日の第5戦を何とか勝利してホームへ戻りたいですね。」
キャット「だな。厳しいゲームになると思うが、諦めずに頑張って欲しいよね。」
シンキ「では早速ゲームの方をお願いします。」
キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、アリーザ、ディーモー、ハワード。ウォリアーズはリビングストン、トンプソン、バーンズ、グリーン、ボガット。昨日お伝えしたように、カリーは欠場。」
キャット「序盤からウォリアーズペース。いきなりトンプソン、グリーンがスリーを決めて、ビッカースタッフは開始1分弱でタイムアウトを要求(0-6) その後も素早いボール回しからリビングストンがイージーダンクを決め、ウォリアーズは開始から8-0のランを出したんだ(0-8) しかしロケッツもハワードがオフェンシブリバウンドを踏ん張って、セカンドチャンスからハーデンがスリーを決めるなど、追い上げを開始したよ(8-10) だがホームの大声援を味方に付けているウォリアーズは、まずトンプソンが再びスリーを決めて5点リードすると、グリーンのナイスパスからボガットが加点し、バーンズのジャンパーも決まるなど、リズムをキープしていた(10-17) 中盤に入っても、カリーの代役リビングストンが、高さを活かしたムーブでビバリーを翻弄し、速攻からトンプソンの加点も決まって、ロケッツは再びタイムアウトを要求(14-23) ロケッツはここまでハーデンの踏ん張りで何とか食らいついてきたが、中盤を過ぎるとイグダーラのマークに苦しみ、パスアウトしても誰も決められず、ターンオーバーも目立ってきてしまい、その隙にウォリアーズはボガットのフック、トンプソンからリビングストンへ渡るダンク、そしてまたまたトンプソンのスリーが決まってしまい、ロケッツは再びタイムアウトを取るしかなかった(16-30) 結局約5分間フィールドゴールを決められなかったロケッツは、その間に12-0のランを食らい、一時19点のリードを許す体たらくで第1Qが終了したよ(20-37)」
シンキ「出だしからかなり厳しい展開になってしまいましたね。」
キャット「やはりチーム力の差はいかんともしがたいね。ロケッツはハーデンがここまで18得点で、その他のメンバーはたった2得点だ。対するウォリアーズはトンプソンが11得点だが、その他のメンバーもそれなりに加点してる。パス回りがいいからイージーショットに繋がっているし、中盤以降はディフェンスでロケッツを圧倒していたよ。もう後のないロケッツは、次第に拡がっていく点差に、焦ってプレイしていた印象があったね。こういう時こそ若手を使って欲しいんだけどな。」
シンキ「焦らず少しずつ挽回するしかないですよね。では前半の続きをお願いします。」
キャット「序盤は両チームとも加点できない時間帯が続いたが、それでもウォリアーズは控えのスペイツがシュート力のあるところを見せて20点近いリードをキープ(24-41) タイムアウト後、ロケッツはビーズリーのドライブ、速攻からハワードの加点で13点のビハインドに追い上げたが(28-41)、ウォリアーズはスペイツがハワードを封じ込め、グリーンもビーズリーのドライブをブロックすると、オフェンスではラッシュのスリーなどが効率良く決まる7-0のランを披露し、ロケッツのビハインドは再び20点に(28-48) 中盤に入って、ウォリアーズはターンオーバーが目立ってきたが、アリーザのミスなどで流れに乗れず、相変わらずハーデン頼みと言った具合だった(32-48) カリー代役のリビングストンが、手は出しても脚を動かさないハーデンをあっさり交わしてイージーレイアップで加点すると、再び勢いに乗ったウォリアーズが終盤に9-2のランを出してリードを拡げていったよ。結局前半は、ロケッツ22点のビハインドで終了となった(37-59)」
シンキ「カリー不在でもウォリアーズはやはり強いですね。ロケッツはハーデン以外ダメダメですか?」
キャット「アリーザのシュートがさっぱりで、ハワードもリングに当たらないシュートを放るし、スコアラーのビーズリーもウォリアーズのタフなディフェンスに苦戦してる。カリー不在でもディフェンスで相手に対し優位に立てるウォリアーズは、まさに優勝候補と言っていいと思う。彼らには脱帽だよ。後半は若手を存分に使って、来季以降の布石にしてもらった方がいいだろう。ここまでKJはもとより、カペラも出場させてないからね。」
シンキ「昨季のクリッパーズとの第5戦のような奇跡は起こせませんかねー?」
キャット「さすがに今回はきついと思うぞ。あの時はハーデンのいない時間帯で起こしたものだったが、それをまた望むのは酷ってものだ。」
シンキ「分かりました。それでは後半戦も宜しくお願いします。」
キャット「序盤はまずディーモーの連続加点で、ロケッツが17点差に追い上げると、今季の最優秀コーチに選ばれたカーが、用心深くタイムアウトを要求(42-59) タイムアウト後に修正を図ったウォリアーズは、ディフェンスからリズムを掴みに掛かってきた。ロケッツはオフェンシブリバウンドを踏ん張るも、その次のショットを決めきれず、フリースローをポロポロと落としている始末。中盤前にボガットがファールトラブルでベンチへ下がるが、オフェンスでトンプソンがスリーを決め、高さを活かしたリビングストンのジャンパーも決まって、再びロケッツのビハインドは20点を超えた(45-69) ウォリアーズの勢いは、中盤に差し掛かっても衰えず、トンプソンがマークするアリーザをあざ笑うかのようなスリーを連発! 残り5分半、ロケッツは呆然とタイムアウトを要求するしかなかったよ(47-78)」
シンキ「もう若手を出していいんじゃないですかね? それにしてもトンプソンは凄いですね。恐れ入りました。」
キャット「クレイ恐るべしって感じだよ。あれだけのシューターがロッタリー後半で取れるんだから、やはり今季はプレイオフを逃して、ロッタリー指名権を保持した方が良かったと思えるよね。全くGMモーレーは失敗続きだよ。」
シンキ「とりあえず続きもいいですかね?」
キャット「オーケー。タイムアウト後はロケッツも単発でシュートは決まっていたが、ウォリアーズもリズム良くオフェンスしていて、点差はほとんど動かなかったよ。トンプソンは途中でベンチへ下がって戦況を見守っていたね。結局ロケッツ30点のビハインドで終了したよ(59-89)」
シンキ「第4Qは若手を使いましょう。お願いします。」
キャット「だよね。だが第4Qのスターターはハーデン、テリー、ブリューワー、ビーズリー、ハワード。ウォリアーズはバルボサ、ラッシュ、バーンズ、イグダーラ、スペイツ。」
シンキ「若手を出しませんか?」
キャット「これから出てくるよ(苦笑) 第4Qは大量リードもあって、ウォリアーズは淡々をプレイしていた。ロケッツはそれなりに加点していたが、ほとんど点差は変わらず、残り5分弱になってハワード以外をベンチへ下げ、若手が出て来たよ。ハレルは存在感を示せなかったが、カペラは才能のあるところを見せていたね。結局33点差付けられ、81-114で敗戦。シリーズはウォリアーズが4勝1敗で勝ち抜けとなった。」
シンキ「力の差を見せつけられたシリーズでしたが、それでも1勝出来ましたし、それなりのプレイもあってプレイオフに出場した価値があったんじゃないですかね?」
キャット「1勝とは言っても、後半の追い上げを食らって、判定ミスがなければ負けていたゲームだったし、若手もほとんど使わず、負けゲームはほぼワンサイドだからね。ここ数年、ウォリアーズとの対戦はこんな感じが多かったから、ほとんど進歩のないままシリーズが終わってしまった感がぬぐえないよ。正直、プレイオフ出場で得たものはなく、ロッタリー指名権を逃した方が痛いと思う。今後に響くことは間違いないな。」
シンキ「まあいろいろあると思いますが、今日のゲームで今季終了です。長いシーズン、選手や関係者一同にはお疲れ様って言いたいですよね。」
キャット「そうだね。今季の体たらくを我慢強く観戦していたロケッツファンにもお疲れ様って言いたいよ(苦笑) まあ長く観ていると、こういうシーズンもあるよね。今後にこの失敗を活かしてもらいたいよ。」
シンキ「そうですね。さて今後のご予定については何か計画されてるんですかね?」
キャット「ドラフト1巡目指名権がないんだけど、ドラフト関係の情報や、ロケッツ今季の総括などを予定しているよ。FA情報やサマーリーグはもちろん、今年はオリンピックもあるし、オフもいろいろとやって行きたいと思ってる。」
シンキ「分かりました。今季はレギュラーシーズン82ゲームだけでなく、プレイオフ5ゲームに、プレシーズンゲームも詳細を報告していただきまして感謝してます。完全制覇しましたね。」
キャット「途中で途切れたくなかったからね(苦笑) 今季は頑張ったよ。」
シンキ「はい(笑) それでは今季はどうもありがとうございました。オフシーズンも宜しくお願いします。ちなみに今季の優勝チームはどこになると思われますか?」
キャット「カリー不在でもウォリアーズは戦えるからね。順当ならウォリアーズが優勝するよ。まっとうな予想で恐縮だけど(苦笑)」
シンキ「分かりました。ロケッツ敗戦でもまだまだプレイオフは続きますから、そちらも注目して行きたいですよ。では今日もどうもお疲れ様でした。」
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