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'16 プレイオフ

'16 プレイオフ1回戦 ゲーム5 対ウォリアーズ

シンキ「こんにちは。ウォリアーズとのシリーズは1勝3敗となり、後がなくなったロケッツですが、今日の第5戦を何とか勝利してホームへ戻りたいですね。」

キャット「だな。厳しいゲームになると思うが、諦めずに頑張って欲しいよね。」

シンキ「では早速ゲームの方をお願いします。」

キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、アリーザ、ディーモー、ハワード。ウォリアーズはリビングストン、トンプソン、バーンズ、グリーン、ボガット。昨日お伝えしたように、カリーは欠場。」

キャット「序盤からウォリアーズペース。いきなりトンプソン、グリーンがスリーを決めて、ビッカースタッフは開始1分弱でタイムアウトを要求(0-6) その後も素早いボール回しからリビングストンがイージーダンクを決め、ウォリアーズは開始から8-0のランを出したんだ(0-8) しかしロケッツもハワードがオフェンシブリバウンドを踏ん張って、セカンドチャンスからハーデンがスリーを決めるなど、追い上げを開始したよ(8-10) だがホームの大声援を味方に付けているウォリアーズは、まずトンプソンが再びスリーを決めて5点リードすると、グリーンのナイスパスからボガットが加点し、バーンズのジャンパーも決まるなど、リズムをキープしていた(10-17) 中盤に入っても、カリーの代役リビングストンが、高さを活かしたムーブでビバリーを翻弄し、速攻からトンプソンの加点も決まって、ロケッツは再びタイムアウトを要求(14-23) ロケッツはここまでハーデンの踏ん張りで何とか食らいついてきたが、中盤を過ぎるとイグダーラのマークに苦しみ、パスアウトしても誰も決められず、ターンオーバーも目立ってきてしまい、その隙にウォリアーズはボガットのフック、トンプソンからリビングストンへ渡るダンク、そしてまたまたトンプソンのスリーが決まってしまい、ロケッツは再びタイムアウトを取るしかなかった(16-30) 結局約5分間フィールドゴールを決められなかったロケッツは、その間に12-0のランを食らい、一時19点のリードを許す体たらくで第1Qが終了したよ(20-37)」

シンキ「出だしからかなり厳しい展開になってしまいましたね。」

キャット「やはりチーム力の差はいかんともしがたいね。ロケッツはハーデンがここまで18得点で、その他のメンバーはたった2得点だ。対するウォリアーズはトンプソンが11得点だが、その他のメンバーもそれなりに加点してる。パス回りがいいからイージーショットに繋がっているし、中盤以降はディフェンスでロケッツを圧倒していたよ。もう後のないロケッツは、次第に拡がっていく点差に、焦ってプレイしていた印象があったね。こういう時こそ若手を使って欲しいんだけどな。」

シンキ「焦らず少しずつ挽回するしかないですよね。では前半の続きをお願いします。」

キャット「序盤は両チームとも加点できない時間帯が続いたが、それでもウォリアーズは控えのスペイツがシュート力のあるところを見せて20点近いリードをキープ(24-41) タイムアウト後、ロケッツはビーズリーのドライブ、速攻からハワードの加点で13点のビハインドに追い上げたが(28-41)、ウォリアーズはスペイツがハワードを封じ込め、グリーンもビーズリーのドライブをブロックすると、オフェンスではラッシュのスリーなどが効率良く決まる7-0のランを披露し、ロケッツのビハインドは再び20点に(28-48) 中盤に入って、ウォリアーズはターンオーバーが目立ってきたが、アリーザのミスなどで流れに乗れず、相変わらずハーデン頼みと言った具合だった(32-48) カリー代役のリビングストンが、手は出しても脚を動かさないハーデンをあっさり交わしてイージーレイアップで加点すると、再び勢いに乗ったウォリアーズが終盤に9-2のランを出してリードを拡げていったよ。結局前半は、ロケッツ22点のビハインドで終了となった(37-59)」

シンキ「カリー不在でもウォリアーズはやはり強いですね。ロケッツはハーデン以外ダメダメですか?」

キャット「アリーザのシュートがさっぱりで、ハワードもリングに当たらないシュートを放るし、スコアラーのビーズリーもウォリアーズのタフなディフェンスに苦戦してる。カリー不在でもディフェンスで相手に対し優位に立てるウォリアーズは、まさに優勝候補と言っていいと思う。彼らには脱帽だよ。後半は若手を存分に使って、来季以降の布石にしてもらった方がいいだろう。ここまでKJはもとより、カペラも出場させてないからね。」

シンキ「昨季のクリッパーズとの第5戦のような奇跡は起こせませんかねー?」

キャット「さすがに今回はきついと思うぞ。あの時はハーデンのいない時間帯で起こしたものだったが、それをまた望むのは酷ってものだ。」

シンキ「分かりました。それでは後半戦も宜しくお願いします。」

キャット「序盤はまずディーモーの連続加点で、ロケッツが17点差に追い上げると、今季の最優秀コーチに選ばれたカーが、用心深くタイムアウトを要求(42-59) タイムアウト後に修正を図ったウォリアーズは、ディフェンスからリズムを掴みに掛かってきた。ロケッツはオフェンシブリバウンドを踏ん張るも、その次のショットを決めきれず、フリースローをポロポロと落としている始末。中盤前にボガットがファールトラブルでベンチへ下がるが、オフェンスでトンプソンがスリーを決め、高さを活かしたリビングストンのジャンパーも決まって、再びロケッツのビハインドは20点を超えた(45-69) ウォリアーズの勢いは、中盤に差し掛かっても衰えず、トンプソンがマークするアリーザをあざ笑うかのようなスリーを連発! 残り5分半、ロケッツは呆然とタイムアウトを要求するしかなかったよ(47-78)」

シンキ「もう若手を出していいんじゃないですかね? それにしてもトンプソンは凄いですね。恐れ入りました。」

キャット「クレイ恐るべしって感じだよ。あれだけのシューターがロッタリー後半で取れるんだから、やはり今季はプレイオフを逃して、ロッタリー指名権を保持した方が良かったと思えるよね。全くGMモーレーは失敗続きだよ。」

シンキ「とりあえず続きもいいですかね?」

キャット「オーケー。タイムアウト後はロケッツも単発でシュートは決まっていたが、ウォリアーズもリズム良くオフェンスしていて、点差はほとんど動かなかったよ。トンプソンは途中でベンチへ下がって戦況を見守っていたね。結局ロケッツ30点のビハインドで終了したよ(59-89)」

シンキ「第4Qは若手を使いましょう。お願いします。」

キャット「だよね。だが第4Qのスターターはハーデン、テリー、ブリューワー、ビーズリー、ハワード。ウォリアーズはバルボサ、ラッシュ、バーンズ、イグダーラ、スペイツ。」

シンキ「若手を出しませんか?」

キャット「これから出てくるよ(苦笑) 第4Qは大量リードもあって、ウォリアーズは淡々をプレイしていた。ロケッツはそれなりに加点していたが、ほとんど点差は変わらず、残り5分弱になってハワード以外をベンチへ下げ、若手が出て来たよ。ハレルは存在感を示せなかったが、カペラは才能のあるところを見せていたね。結局33点差付けられ、81-114で敗戦。シリーズはウォリアーズが4勝1敗で勝ち抜けとなった。」

シンキ「力の差を見せつけられたシリーズでしたが、それでも1勝出来ましたし、それなりのプレイもあってプレイオフに出場した価値があったんじゃないですかね?」

キャット「1勝とは言っても、後半の追い上げを食らって、判定ミスがなければ負けていたゲームだったし、若手もほとんど使わず、負けゲームはほぼワンサイドだからね。ここ数年、ウォリアーズとの対戦はこんな感じが多かったから、ほとんど進歩のないままシリーズが終わってしまった感がぬぐえないよ。正直、プレイオフ出場で得たものはなく、ロッタリー指名権を逃した方が痛いと思う。今後に響くことは間違いないな。」

シンキ「まあいろいろあると思いますが、今日のゲームで今季終了です。長いシーズン、選手や関係者一同にはお疲れ様って言いたいですよね。」

キャット「そうだね。今季の体たらくを我慢強く観戦していたロケッツファンにもお疲れ様って言いたいよ(苦笑) まあ長く観ていると、こういうシーズンもあるよね。今後にこの失敗を活かしてもらいたいよ。」

シンキ「そうですね。さて今後のご予定については何か計画されてるんですかね?」

キャット「ドラフト1巡目指名権がないんだけど、ドラフト関係の情報や、ロケッツ今季の総括などを予定しているよ。FA情報やサマーリーグはもちろん、今年はオリンピックもあるし、オフもいろいろとやって行きたいと思ってる。」

シンキ「分かりました。今季はレギュラーシーズン82ゲームだけでなく、プレイオフ5ゲームに、プレシーズンゲームも詳細を報告していただきまして感謝してます。完全制覇しましたね。」

キャット「途中で途切れたくなかったからね(苦笑) 今季は頑張ったよ。」

シンキ「はい(笑) それでは今季はどうもありがとうございました。オフシーズンも宜しくお願いします。ちなみに今季の優勝チームはどこになると思われますか?」

キャット「カリー不在でもウォリアーズは戦えるからね。順当ならウォリアーズが優勝するよ。まっとうな予想で恐縮だけど(苦笑)」

シンキ「分かりました。ロケッツ敗戦でもまだまだプレイオフは続きますから、そちらも注目して行きたいですよ。では今日もどうもお疲れ様でした。」

ボックススコアー

明日の第5戦、カリーは再び欠場へ

シンキ「こんにちは。ホームで行われた第4戦は、後半にカリーが不在ながらも、リズムに乗れずに大差で負けてしまい、シリーズ3敗目となってロケッツは後がなくなってます。明日の第5戦の見通しについてはいかがですかね?」

キャット「ディーモーが転んで濡れたフロアーに、カリーが不運にも脚を滑らせてヒザを痛めてしまったんだが、検査の結果、最低2週間の欠場が決定したようだ。靱帯損傷とのことだが、幸いにも程度は軽く、プレイオフ中の復帰は可能みたいだね。」

シンキ「カリーにとっては不運なケガとなってしまいましたが、カンファレンスファイナルには間に合いそうで、ウォリアーズファンもとりあえずホッとしているんじゃないですか。ロケッツファンはどうなんでしょう?」

キャット「今季のカリーは神がかったプレイをしていたし、そのプレイがロケッツ戦で観られないのは残念だと思うよ。確かにカリー不在で、ロケッツも少しはチャンスが出て来たとは思うけどね。」

シンキ「しかし第4戦では、そのカリー不在の後半に大差を付けられてしまいました。」

キャット「そうだな。代理エースのトンプソンが絶好調で、グリーンなども存在感を発揮していたし、ハーデン頼みのロケッツは防戦一方だった。正直言ってカリー不在でも、ロケッツがこのシリーズを突破するための力量は、ウォリアーズよりも劣ると考えて間違いないから、第5戦はアウェイ戦ということを考えると、次のゲームはかなり厳しい戦いが強いられると思っている。その逆境を跳ね返せるのか注目したいね。」

シンキ「カリーの替わりにスターターを務めるのは誰ですか?」

キャット「第2戦と第3戦同様に、元ロケッツのショーン・リビングストンになるんじゃないかな。彼にはかなりやられているぞ。ロケッツは彼に振り回されているようにも見えるからね。」

シンキ「リビングストンはショーンKではなくショーンLでしたか。ちなみに彼の個人成績を見ますと、ロケッツで挙げたシーズンがありません。彼の元ロケッツという肩書きは偽称ですか?」

キャット「笑 彼はゲーム中に大ケガを負って、1シーズン棒に振っていた翌年、ロケッツのキャンプに保証有りの契約で参加していたんだよ。ボクは実績のある彼がチームに残ると思っていたんだが、当時キャンプメンバーで、現在海外でプレイしているウェイファーが存在感を発揮して、結局彼はロケッツに残れなかったんだ。まあ本家のショーンKも聴講生だったみたいだから、似ていると言えば似ているな(苦笑)」

シンキ「笑 冗談はさておき、そのリビングストンは見事な復活を遂げましたよね。」

キャット「そうだな。やはり才能があるよね。彼はハワードと同年代なんだけど、1位指名がほぼ確実だったハワードの、次の2位で指名される可能性があるとの評価だったんだよ(4位で指名)。長身から繰り出すボールハンドリングの良さと、パスセンスの高さに加え、NBAでもトップクラスのローポストスキルを持っている選手。カリーとは違った意味でやっかいな選手だと思う。それにしてもウォリアーズは、いいベテランを補強するよね。生え抜きのカリー、トンプソン、グリーンを支える、ベテランのイグダーラ、ボガット、リビングストンなどをFAで加える理想的なチームだよ。ロケッツは主力のほとんどが外様構成だからね。伸びしろが違うよ。」

シンキ「分かりました。明日のゲームがロケッツ今季ラストになるかもしれませんが、思いっきりやって欲しいですよね。それでは最後に何かありますか?」

キャット「あのマクヘイルがキングスの次期コーチ候補になってるんだってさ(笑)」

シンキ「ホントですか!? キングスも焼きが回りましたかね?」

キャット「笑 一応ロケッツでは勝率自体良かったから、そこに注目したんだろう。まだ候補の一人だから決定ではないんだけどね。キングスはここ10年で8人もコーチが替わってる迷走振りを見せている。もういい加減チームリーダーを替えた方がいいんじゃないかな。」

シンキ「プレイオフを逃したチームは、早くもコーチ探しに活発な動きを見せてますよね。ロケッツはプレイオフを戦っていることもあり、出遅れた感ありますよ。」

キャット「だね。プレイオフを逃したウィザーズは、元ロケッツ選手で元サンダーヘッドコーチのブルックスを招聘し、同様のウルブズも元ロケッツのアシスタントコーチで、ブルズへ移籍して成功したティボドーと契約したね。来季も現代理コーチのビッカースタッフで行くならまだしも、交代するつもりなら出遅れ感は間違いなくあるよ。」

シンキ「もしビッカースタッフが交代となると、誰がロケッツのコーチとして適任でしょうか?」

キャット「実績も大事だが、若手の生え抜きをしっかり鍛え上げられるようなコーチに来てもらいたいよ。生え抜きを鍛え、20年常勝スパーズを支えているポポビッチから学ぼうと、ホークスがその門下生のビューデンホルツァーを招聘して成功しているように、リードアシスタントコーチのメッシーナも熱い視線を注がれているようだ。スパーズにはサマーリーグでチームを優勝へ導いた女性のベッキー・ハモンもいるよね。」

シンキ「日本のベッキーは開店休業状態ですが、こちらのベッキーさんは引く手あまたですかね?」

キャット「笑 どうだか知らないけど、彼女に来てもらいたいと考えているロケッツファンはいると思うぞ。ビッカースタッフになっても若手をあまり使わないし、相変わらずハーデン依存からの脱却が出来ていないのが実情。今の現状を考えると、ボクもコーチ交代という方向性で行ってもいいように思えてきたね。まあまずその前にモーレーを何とかして欲しいけど。」

シンキ「分かりました。今日はどうもありがとうございました。明日のゲームを楽しみにしてますので,宜しくお願いします。」

'16 プレイオフ1回戦 ゲーム4 対ウォリアーズ

シンキ「こんにちは。第3戦を勝利しスイープを免れたロケッツ。今日の第4戦も勝てば、シリーズがより面白くなりますよね。」

キャット「全くだ。ロケッツに失うものはないから、個人的には勝ち負けより、思い切ってプレイしてくれればいいと思っている。あの最強ブルズと比較されている今のウォリアーズは、この8位ロケッツとのシリーズに苦戦となると、それだけで汚点となってしまうから大変だよ(苦笑)」

シンキ「ですね(笑) それでは早速ゲームの方をお願いします。」

キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、アリーザ、ディーモー、ハワード。ウォリアーズはカリー、トンプソン、バーンズ、グリーン、ボガット。カリーはゲーム1以来の出場となった。」

キャット「立ち上がりは若干ロケッツが優勢。ディーモーのナイスパスからハワードのダンク、ビバリーのスピンムーブからの加点などで、ロケッツがまず3点リードした(8-5) ウォリアーズは復帰したカリーのスリーが決まっていなかったが、ロケッツのターンオーバーからそのカリーがカウントプレイを決めると、勢いに乗ってグリーン、トンプソンと立て続けにスリーで加点する9-1のラン。これに堪らずビッカースタッフはタイムアウトを要求したよ(9-14) ペースを握ったウォリアーズは中盤に入り、トンプソンのスリーや、ボガットのイージーダンクなどでリードを保つ(13-21) 終盤に入ってもロケッツはリズムを掴めず、連続ターンオーバーからイグダーラにスリーを決められ、ビハインドは10点になってしまうが(17-27)、カリーがベンチへ下がると、ロケッツは攻守で流れに乗ってきて、ディフェンスではカペラのブロック、オフェンスではビーズリーの加点が面白いように続いたよ。終了間際にはハーデンのブザービーターのスリーが決まって、ロケッツは12-2のランに成功。結局第1Qはタイで終えることが出来たんだ(29-29)」

シンキ「第1Qは一時10点のビハインドも、控えのビーズリーが機能したのか、ゲームを戻してくれましたね。」

キャット「カリーがベンチへ引っ込んだのが大きい。彼はここまでまだ3得点なんだが、彼がコートにいることで、ウォリアーズは攻守ともリズムが出てくる。特にトンプソンはプレイしやすくなってるよ。」

シンキ「この調子で前半を食らいつきたいですね。では続きをお願いします。」

キャット「第2Q序盤は両チームとも点の取り合いも、ロケッツはローポストのビーズリーを起点に、ハーデンからハワードへ渡るダンクや、速攻からブリューワーのフォローもあって、開始2分でロケッツが逆転に成功する(39-36) タイムアウト後もロケッツはハワードが攻守に躍動し、ペイントエリアで優位に立っているロケッツが7点のリードを奪ったんだよ(43-36) ウォリアーズもボガットをコートへ戻し修正を図ると、カリーとの連携プレイで加点が続き追いすがってきた(43-41) 中盤に入り、ロケッツはアリーザのフリースローに、ハーデンの速攻からのダンクで再び7点のリードを奪うが(50-43)、イジーリへのハック作戦が裏目に出たのか、攻守でリズムに乗れなくなってきてしまい、その隙にウォリアーズはカリーを休ませ終盤に備えると、その後バーンズとイグダーラが連続でスリーを決め、ロケッツは9-0のランを食らい逆転されてしまった(50-52) しかしロケッツもフリースローで追い上げ、結局この第2Qもイーブンに終わり、前半はタイで終了となった(56-56) ちなみに最後にロケッツが速攻を出すプレイで、ディーモーがハーデンの脚に引っかかってコケて、その部分のフロアが汗で濡れたところにカリーが不運にも脚を滑らせてしまったよ。このプレイでカリーはヒザを負傷したようだ。」

シンキ「カリーはまた故障ですか。ゲームの方はロケッツ一時7点リードと、いい感じの前半だったと思いますが、後半への見通しはどうですかね?」

キャット「これはチャンスあるね。攻守ともにウォリアーズに負けてないよ。停滞する時間をいかに抑えるかがポイントだろう。ホームの声援も力強いよね。」

シンキ「ハワードが存在感を発揮して、ハーデンもいるロケッツは、今のウォリアーズにとっても手強いチームなのかもしれませんね。それでは後半戦も宜しくお願いします。」

キャット「後半のスタートはカリーではなくリビングストン。カリー不在をよそに、ウォリアーズはトンプソン、グリーンのオールスターコンビがスリーを決めて、7点のリードを奪い、堪らずロケッツはタイムアウトを要求(57-64) タイムアウト後に、ボガットが連続ファールでベンチへ退くが、リビングストンがベースラインからイージーダンクで加点するなど、ウォリアーズはリズムをキープしていた(59-66) ロケッツもディーモーがスリーを決めて追いすがるが、ウォリアーズはグリーンがスリーを含む8点連取の活躍でロケッツを突き放しに掛かると(65-74)、今度はトンプソンの連続スリーも決まって、ロケッツはこの日最大となる13点のリードを許してしまったんだ(67-80) 中盤に入り、流れを変えたいロケッツはタイムアウトで修正を図る。しかしハーデンとビーズリーのツーメンゲームが中心のオフェンスとなってしまい、相手に読まれることが多く、タフショットを打たされるケースが目立っていたよ。それでも何とかビハインドを10点弱で踏ん張っていたが(74-86)、ウォリアーズはこの日絶好調のトンプソンが、第3Qに4本目となるスリーを決めると、終盤には速攻からイグダーラ、そしてスペイツのロングパスからグリーンが楽に速攻を決めて、ロケッツは11-2のランを食らって第3Qが終了。結局21点までビハインドを拡げられてしまったんだ(76-97)」

シンキ「厳しい展開となってしまいましたね・・・」

キャット「うーん。10点以上リードされてリズムが完全に崩れてしまったね。チームで戦っているウォリアーズに、個で戦っているロケッツと言った感じだよ。これじゃ勝ち目はないよね。」

シンキ「見通しは暗そうですが、何とか第4Qに奇跡の逆転をお願いしたいですよ。」

キャット「そうだな。第4Qのスタートはハーデン、テリー、アリーザ、ディーモー、ハワード。ビバリーは第2Qに右足を捻挫して後半は出場していない。序盤からロケッツのオフェンスは苦戦。ハーデンのファールを誘うスリーは不発、ハワードはオフェンシブチャージを取られ、アリーザはタフショットを打たされて2分経過したよ(78-97) ウォリアーズはクラークがスリーを決めて、再びエンジン点火すると、今度はイグダーラが速攻からの加点に続き、スリーも決めて、ウォリアーズのリードは25点に拡がった(80-105) ロケッツはハーデンがイグダーラのナイスディフェンスに苦しみ、リングにも当たらないショットを放ったり、ハワードがスペイツに体を張られてリズムに乗れず、ゲームは中盤へ(84-109) ボガットが6つめのファールで退場となるが、ウォリアーズは控え陣が加点して余裕の展開になってきた(85-111) ロケッツもKJやハレルを投入して、エナジーを注入するが、ウォリアーズは控えのラッシュがプレイオフ記録となるチーム21本目のスリーを決めて、ロケッツのビハインドは31点に拡がったよ(90-121) 結局94-121で第4戦は完敗に終わってしまったんだ。」

シンキ「実力通りの完敗というか、後半は完全に力負けと言った感じになってしまいましたね。残念です。」

キャット「そうだね。カリー不在になった後半は、さらにロケッツがチャージするのではないかと思ったんだけど、そう甘くなかったな(苦笑) カリー抜きでも、ウォリアーズはトンプソン、グリーンの生え抜きオールスターコンビに、控え陣もイグダーラを中心に充実している。さすがに今のロケッツに連敗はあり得ないって感じだったのかもしれないな。ロケッツはチームとして戦ってないよ。ハーデン頼みのオフェンスを脱却しない限り、プレイオフでは勝てないと思うぞ。」

シンキ「分かりました。次の第5戦はアウェイでのゲームになりますね。」

キャット「3日後に行われるよ。またカリー不在になるケースも考えられるが、それでもタフな相手なのは今日のゲームで分かったと思う。厳しいゲームが予想されるも、相手の動揺を誘うくらいの激しいプレイを期待してる。食らいついてロケッツ魂を見せてもらいたい。」

シンキ「そうですね。ロケッツは負けて元々なので思いっきりやりましょう! それでは次のゲームも宜しくお願いします。今日はどうもありがとうございました。」

ボックススコアー

ハーデンのラストショットは判定ミス

シンキ「こんにちは。昨日は終盤に逆転されながらも、ハーデンの劇的なステップバックジャンパーが決まって3連敗を免れたロケッツですが、その判定はミスだったようですね。」

キャット「そうなんだ(笑) NBAが正式に認めたよ。マークマンのイグダーラは適正なポジションで守っていたんだが、その彼をスペースを作るために払いのけたハーデンのプレイは、オフェンシブファールとの判定が正しかったとのことだよ。ボクも何度か観たけど、あれはファールだったね(笑)」

シンキ「ロケッツにとっては大きな判定ミスでした。」

キャット「全くだ。これがオフェンシブファールだったら、ロケッツはほぼ負け確定だっただろうからな。ホームコートアドバンテージは大きいよ(笑)」

シンキ「ウォリアーズファンは怒り心頭なんじゃないですかね?」

キャット「どうだろう。試合終了間際の判定は、本当に難しいからなー。ウォリアーズにとってはアウェイ戦だったし、諦めの部分が大きいんじゃないかな。勝手なこと言っちゃうけどね(笑) まあ残り2分切ってからの判定ミスは、このハーデンのプレイだけではなく、それ以外にも4つあったとのことだから、ここまで来るとしっかりしてくれって言いたくなるけど(苦笑)」

シンキ「そんなにあったんですか。」

キャット「ほとんどロケッツ有利な判定ばかりだよ(笑) まあこれくらいハンデがないと、今のロケッツはウォリアーズに歯が立たないよなー。」

シンキ「苦笑 今度はウォリアーズだけでなく、オフィシャルも修正してくると思うので、ロケッツにとっては苦しい第4戦になりそうですが、見通しはどうですかね?」

キャット「普通にやったって苦しいのに、次はカリーが戻ってくるみたいだからね。ロケッツは8位でプレイオフに進出したチームなんだし、負けて元々だから、思い切ったプレイをしてくれればそれでいいよ。個人的にはもっと若手を使って欲しいんだけどね。」

シンキ「分かりました。最後に何かありますかね?」

キャット「いろいろあるんだけど、ロケッツファンが気になるのは、ハーデンのラストショットを決めた時の、ベンチの反応かな(笑) 笑顔で飛び出すディーモー、飛び上がるカペラ、興奮気味のジョシュをよそに、ハワードは少し苦々しい表情で、Tジョーンズなんか無表情だもんな(苦笑)」

シンキ「コービーに嫉妬したシャックみたいなもんですかね(笑)」

キャット「レベルが違うと思うが、そんな感じかな。」

シンキ「ジョシュは干されてもチームの勝利を信じてやまない精神の持ち主なんですね。まさにチームプレイヤーですよ。残りのゲームも頑張って欲しいです。これから干されるであろう中居クンも喜んでますよ。」

キャット「笑 ジョシュはうまく使えばまだまだ戦力になると思うから、ホント頑張って欲しいところだよね。」

シンキ「ありがとうございました。それでは次の第4戦も勝ちましょう。」

'16 プレイオフ1回戦 ゲーム3 対ウォリアーズ

シンキ「こんにちは。アウェイで行われたウォリアーズとのシリーズは連敗となりましたが、今日のゲームからホーム連戦となりますので期待したいところです。第2戦に続き、カリーは欠場とのことですね。」

キャット「今日はホームで出来るから、カリー不在でもあるし、このゲームくらいは勝って欲しいよね(苦笑) 頑張って欲しいと思う。」

シンキ「ですね。では早速ゲームの方をお願いします。」

キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、アリーザ、ディーモー、ハワード。ウォリアーズはトンプソン、グリーン、バーンズ、ボガット、リビングストン。第2戦と同じ組み合わせとなった。」

キャット「ロケッツは序盤こそボガットにペイント内を遮られていたが、そのボガットが2ファールでベンチへ下がると、効率良く加点が続き、約5分経過して7点のリードを奪う(15-8) ウォリアーズはフリースローで若干挽回するが、イジーリがペイント付近でフィニッシュに苦戦。その隙にロケッツはハーデン得意の連続加点があって、リードをさらに拡げたよ(26-15) 終盤に入ってもハーデンは好調をキープし、この第1Qはロケッツが13点のリードを取って終了したんだ(31-18)」

シンキ「かなりいい感じの立ち上がりを見せましたね! ディフェンスも冴えているようで、これなら今日は行けそうに思いますがいかがでしょうか?」

キャット「ディフェンスはいいね。タフショットを強要させている。ウォリアーズはさすがにボール回しがいいんだが、ロケッツはペイント内をうまく守って、イージーショットを与えてないよ。ウォリアーズはポロポロとフリースローを落としているのもあるけど、20得点以下に抑えたのは評価出来ると思う。」

シンキ「この調子を持続したいですね。それでは前半の続きをお願いします。」

キャット「ロケッツはハーデンのいない時間帯のところで、アウトサイドからのシュートミスが続き、その間に得点力のある控えのスペイツが2本のスリーを含む8得点の活躍で、ウォリアーズはビハインドを一桁へ戻す(35-26) しかしロケッツもビバリー、ビーズリーのナイスムーブなどでリードは二桁前後を維持していたよ(39-30) 中盤に入ると、ロケッツは面白いようにスリーが決まりだし、一気にリードを17点に拡げたんだ(53-36) 終盤に入って、ウォリアーズはトンプソンを中心に反撃を開始し、イグダーラも攻守で活躍を見せるなど点差を詰めてきた(55-42) ロケッツはハック作戦に遭って、フリースロー4本すべて落としている間に、またスペイツにスリーを決められるなどして前半終了。結局7点差に挽回されて終了となった(55-48)」

シンキ「終盤は12-2のランを食らってしまいましたか。リズムが悪くなると、一気に崩れるロケッツですから一抹の不安はありますが、何とかこのリードを守ってもらいたいところですね。」

キャット「基本的にディフェンスはいいから、最終Qまで好勝負出来るんじゃないかな。確かにリズムを崩すと怖いから気をつけないといけないんだが、簡単には修正できないからなー。今日はチャンスなので、頑張って欲しいよね。」

シンキ「はい。では後半戦もお願いします。」

キャット「ディーモーのスリーで再びリードを二桁へ乗せたロケッツ(58-48) 序盤はそのディーモーがグリーンからオフェンシブチャージをもらうプレイなどで、ウォリアーズにリズムを渡さずリードをキープしていたが、オフェンスではターンオーバーが出てしまい、その後リビングストンの加点、ボガットのフォローもあって6点差に迫られた(62-56) しかしここから頼りになるハーデンが4ポイントプレイを決めると、ドライブも成功させて、再びロケッツが12点にリードを拡げると、カーヘッドコーチは堪らずタイムアウトを要求した(68-56) 中盤に入ってロケッツはスリーが決まらず、グリーンとトンプソンのツーメンゲームや、絶好調スペイツの加点などもあって、ウォリアーズが再び点差を詰めてくる(72-62) 終盤ロケッツはハーデン起点からそれなりのプレイを見せるが、スペイツを止められず、結局6点差に迫られて終了。残り12分の戦いになった(78-72)」

シンキ「リードしておりますが、この点差だと逆転されても驚けなくなりましたね。」

キャット「そうだね(苦笑) 何とかリズムを保ってリードをキープ出来れば、大丈夫そうな感じはするんだが、今季のロケッツは予想以上に崩れる時があるからな。残り12分だから踏ん張って欲しいよね。」

シンキ「ですね。では最終Qをお願いします。」

キャット「勝負の第4Qは、まずビーズリーが加点に成功してロケッツが8点リードするが(80-72)、ウォリアーズはリビングストンが高さを使った技巧的なプレイを見せて追いすがり、3分経過してロケッツは1点差になってしまう(81-80) タイムアウト後、ロケッツはディフェンスが機能し出して、ウォリアーズのショットを6本連続防ぐ間に、大黒柱のハーデンが、スリーとフリースローで加点する7-0のランに成功。これでロケッツは中盤に入り、再び8点のリードを奪ったんだ(88-80)」

シンキ「今日のゲームは行けるんじゃないですかー。お願いします。」

キャット「しかし粘るウォリアーズも控えのクラークがスリーを決めて5点差とする。ロケッツもディーモーがお返しのスリーを決めて、再びリードを8点にするが(91-83)、その後ターンオーバーやシュートミスがあって、ウォリアーズにイージーレイアップをやられてしまい、残り4分切って4点差に迫られてしまったよ(91-87)」

シンキ「ここからが勝負ですね。お願いします。」

キャット「タイムアウト後、ビバリーからハーデンへ渡る豪快なダンクで再びエンジン点火したのもつかの間、グリーンのフリースローで再び4点差とされると、ウォリアーズのハック作戦に遭って、またハワードが決められず、リズムに乗って来たウォリアーズは、イグダーラがコーナーからスリーを決め、残り3分切って再び1点差にされてしまったんだよ(93-92)」

シンキ「ここは踏ん張りどころですね。リードを守りましょう、お願いします。」

キャット「ハワードを下げてビーズリーをコートへ出したロケッツ。ここから両チームとも決めきれず、時間は残り1分半となった(93-92) 踏ん張りたいロケッツだったが、控えのクラークが躊躇なくドライブから加点に成功して、遂にロケッツは逆転を許してしまったんだよ(93-94) 次のオフェンスでアリーザがタフショットを打たされ、ボールはウォリアーズ。残り1分切った。」

シンキ「ホームだし、ここは逆転でお願いします。」

キャット「ウォリアーズオフェンスはリビングストンがジャンパーを放つがミス。このリバウンド争いでビーズリーがファールをもらい、フリースローを冷静決めた! これでロケッツが再び逆転に成功したよ(95-94) 残り41秒。」

シンキ「手に汗握る好ゲームになりましたね。残り41秒ディフェンスですね。お願いします。」

キャット「ウォリアーズは代理エースのトンプソンに託すが、スリーは外れてロケッツボールに! ロケッツは約10秒ボールを保持してゲームは止まった。残り14.4秒でエンドラインからのスローインに(95-94)」

シンキ「カリー不在は助かってますね。このゲーム行けますよ。お願いします。」

キャット「ロケッツはラストのタイムアウトを使い切って慎重になるが、アリーザがまさかのパスミスでウォリアーズボールに・・・ このパスミスから速攻でクラークに決められ、まさかの逆転を許してしまったんだよ(95-96)」

シンキ「うわー。でもまだ時間は残ってます。ハーデンがいますから大丈夫です!」

キャット「そう。そのハーデンが残り数秒でイグダーラを交わすジャンパーを決めて、再びロケッツがリードしたよ!! ラストのウォリアーズオフェンスは、ボールが手に付かずターンオーバー。これで勝負あり!!! 第4Qに一時逆転されたが、ようやくロケッツがこのシリーズに勝利を収めたよ。最終スコアーは97-96。」

シンキ「よーし!! 最後は危なかったですが、ハーデンがやってくれましたね。これでスイープは逃れました。」

キャット「だね(笑) 今日はホームでやれたから、カリー不在のハンデもより活かせたと思う。ただ勝負にこだわり、若手をほとんど起用することなかったのは、個人的にはちょっと残念だと思った。今後のことを考えると、若手を起用しつつ、勝つのが理想的だからね。」

シンキ「とりあえず1勝して、これでシリーズも分からなくなってきましたかね?」

キャット「いやー無理でしょ(苦笑) 今日のゲームくらいが精一杯だよ。今日はカリー不在の上、トンプソンのスリーが1本も決まらず不調だったのがロケッツの勝因だと思う。まともにやったら勝ち目はないと思うぞ。控えも含めて、ウォリアーズの方がメンツ揃っているからね。」

シンキ「でも次のゲームもホームでやれますから、ここも勝つと少しは希望が見えてきますよ。」

キャット「さすがに次のゲームは、ウォリアーズも序盤からしっかりプレイしてくると思うから、そう甘くないと思うぞ。まあロケッツには頑張って欲しいけどね。」

シンキ「はい。ロケッツはアンチウォリアーズファンのためにも頑張らないといけません。それでは今日はありがとうございました。次のゲームは3日後になりますね。こちらも宜しくお願いします。」

ボックススコアー

'16 プレイオフ1回戦 ゲーム2 対ウォリアーズ

シンキ「こんにちは。ウォリアーズとのプレイオフ初戦は、26点差を付けられての完敗でしたが、今日の第2戦はどうでしょうか? 本日もアウェイ戦になります。」

キャット「今日のゲームは、カリーが足首の捻挫で欠場となったんだよ。これで少しはまともなゲームが出来そうに思うがどうだろうか(苦笑)」

シンキ「カリーのいないウォリアーズはどんな感じでしょうかね?」

キャット「ウォリアーズはカリーがいなくても十分に強いよ。60勝近く勝てる力を持っているんじゃないかな。トンプソン、グリーンの生え抜きオールスターコンビに、ボガット、イグダーラのベテラン勢がうまく調和しているから、ロケッツはカリーがいなくても、このゲーム勝ち切るのは難しいと思っている。まあハンデは頂いたから、何とか接戦には持ち込んでもらいたいな(苦笑)」

シンキ「笑 それではゲームの方をお願いします。」

キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、アリーザ、ディーモー、ハワード。ディーモーは第1戦でグリーン相手にタフなところを見せていたから、再びスターターに抜擢されたな。ウォリアーズはトンプソン、グリーン、バーンズ、ボガット、リビングストン。」

キャット「まずロケッツはディーモーのフックで先制すると、そのディーモーが再び技ありフックを見せるなどしてリズムを取った(6-3) しかしウォリアーズもグリーンがフォローからの加点を決めて反撃開始。そのグリーンは何度もやらせるかとばかりに、ディーモーにタフショットを強要させる。ディフェンスからリズムを掴んだウォリアーズが、オフェンスでもハーデンを難なく交わしてバーンズがイージーダンクを決め、相変わらずオフェンシブリバウンドから加点されてしまったロケッツは、あっさり逆転を許し、堪らずタイムアウトを要求したよ(6-11) タイムアウト後もターンオーバーから速攻を決められてしまうが、途中から入ったジョシュがスリーを決めて、ロケッツも食いつなぐ(11-15) 中盤に入り、ウォリアーズはトンプソンが2ファールでベンチへ下がるが、頼りになるイグダーラが立て続けにスリーを決めるなどして、ウォリアーズ優勢は変わらず(13-23) しかし終盤に入ると、ロケッツも好調ジョシュが再びスリーを決め、ハーデンの活躍などもあって点差を縮めてきた(22-25) その後イグダーラに3本目のスリーを決められたが、ロケッツもジョシュが負けじと、こちらも3本目のスリーを決めて、結局ロケッツ3点のビハインドで終了となったね(30-33)」

シンキ「今日も劣勢のようですが、点差はそれほどないので、これなら希望通りの接戦には持ち込めるんじゃないですかね?」

キャット「ジョシュに助けられているよ。これ以上離されたくない場面でのスリーを決めてくれている。これなら何とかまともなゲームが出来そうだよ。」

シンキ「ジョシュは飼い殺しを経験されて、一回り成長しましたかね?」

キャット「このまま見せ場もない状況になると、オフにどこのチームからもオファーをもらえない可能性があるからな。彼も必死だと思う。頑張って欲しいよね。」

シンキ「ですね。では前半の続きをお願いします。」

キャット「序盤にテリーのスリーにビバリーのフリースローが決まって、ロケッツはゲームをタイに戻したんだが(35-35)、再びイグダーラにスリーを決められると、またオフェンシブリバウンドから加点を許してリズムに乗りきれない(37-40) それでもブーイングを受けながらもビバリーが連続加点を決めて、何とかロケッツは離されずに付いていったよ(42-46) その後ロケッツはターンオーバーを連発するが、ウォリアーズも決めきれず、ゲームは中盤戦へ(44-48) ハーデンがスリーで技ありのファールをもらい、3本のフリースローを冷静に決めるが、3つ目のファールを犯してしまってベンチへ下がると、決め手を失ったロケッツの加点が止まってしまい、この隙にウォリアーズはトンプソンを中心に、オフェンシブリバウンドからの加点などでリードを拡げに掛かったよ(49-58) 危機感を持ったビッカースタッフは、終盤にハーデンをコートへ戻し、フリースローを決めて加点していたが、それでもロケッツはまたターンオーバーを連発してリズムに乗れず、イグダーラに攻守で活躍されるなど点差は縮まらず(53-64) その後何とかハーデンがフリースローをもらって決めてくれたお陰で、ビハインドはとりあえず10点を切って前半が終了したよ(58-66)」

シンキ「劣勢は変わらないようですが、後半への見通しはどんな感じですかね?」

キャット「第2Q中盤からフィールドゴールを2本しか決められず、何とかハーデンの個人技で食いつないでいる状況だ。ディフェンスも終盤はそれなりに頑張っていたとはいえ、トンプソンには前半で20点取られているからね。相変わらずオフェンシブリバウンドも取られているし、正直言ってこのゲーム厳しいと思う。可能性があるとすれば、やはりエナジー注入だよね。リズムを作って一気のランを出したいところだよ。そのためにはもっと若手を使って欲しいと思う。KJは今のところベンチ生活で、カペラもほとんど出場していない。もっとビッカースタッフは考えてもらいたいと思うよ。今のままじゃ敗色濃厚は明らかだからね。」

シンキ「分かりました。それでは後半戦も宜しくお願いします。」

キャット「序盤はディーモーがグリーンのディフェンスに翻弄されるなどしてリズムに乗れず、ディフェンスでも相変わらずオフェンシブリバウンドを取られてしまい、ロケッツのビハインドは12点に拡がった(58-70) その後ウォリアーズは雑なプレイが出始めたが、ロケッツは多少巻き返すも一気のランを出すまでリズムはなかった(63-70) ウォリアーズはエース代理のトンプソンにボールを集め、カリー抜きのゲームプランを試しているように感じられた。その期待にそれなりに応えていたトンプソンは連続加点をするなど、ロケッツに流れを渡さず、ゲームは終盤に入っていったよ(73-79) その後テリーのスリーが決まり、ロケッツは一時3点差まで挽回したが、今一歩詰めが甘くてスペイツに加点されてしまい、結局7点のビハインドで第3Qは終了となった(79-86)」

シンキ「点差は一桁なので、展開次第で何とかなっても良さそうに思いますが、いかがですか?」

キャット「第3Qはウォリアーズの単純なミスがあったとはいえ、ディフェンスがそれなりに機能していて、第3Qを20失点に抑えることが出来たんだけど、ウォリアーズもバランス良くディフェンスでオフェンスのミスを挽回出来るチームだからね。点差以上に開きがある感じに見えるよ。第4Qに一気のランを食らうとゲームが終わってしまう可能性があるから、何とか終盤まで頑張って欲しいんだがどうだろうか。」

シンキ「そうですか。では最終Qもお願いします。」

キャット「序盤こそハーデンの個人技などで点差を3点まで詰めたロケッツだったが(85-88)、タイムアウト後に、ロケッツはファールからことごとくフリースローで加点されてリズムを握られると、ボガットのナイスディフェンスからグリーン→リビングストンと渡るプレイも食らい、危惧された11-1のランを出されてしまったよ(86-99) ビッカースタッフは堪らずタイムアウトを要求するが、ウォリアーズの流れは止められず、ハワードが相変わらずフラストレーションをぶつけるように、トンプソンをヘッドロックするかのようなファールをしていた(苦笑) そのハワードはボガットにブロックを食らい、グリーンとのリバウンドにも競り負け、6つ目のファールをして退場となったよ。これて残り4分、15点のビハインドになり、ほぼ勝敗は決したね(90-105) 結局ロケッツは9点差で敗戦に終わり、このシリーズは連敗となった。最終スコアーは106-115。」

シンキ「案の定、このような結果になってしまいましたかー。カリー不在でもこの結果ですから、やはり力の差は歴然と考えていいんでしょうかね?」

キャット「もうちょっとハンデが欲しかったよ(苦笑) 外様構成ではここまでが限界だろうな。このような結果を見せつけられると、やはりロッタリー指名権の方が良かったと思えてしまう。GMモーレーは何を思っているのかな(苦笑)」

シンキ「笑 ウォリアーズはカリーがいなくても十分やっていけますかね?」

キャット「少なくともロケッツ戦にカリーは必要ないよ(苦笑) 彼不在でもスパーズはともかく、サンダーやキャブスにも勝てる力あると思う。トンプソンがエース級の実力者だし、グリーンとボガットのディフェンス力と、控えにいるイグダーラの存在が大きい。それにしてもウォリアーズはいいチームだと思うよ。正直うらやましいね。」

シンキ「シリーズも連敗となりましたが、次のゲームからはホームコートで出来ますから、少しは挽回して欲しいのですが、勝算はありますかね?」

キャット「厳しいと思う。今のロケッツのシステムは、ほとんどハーデン頼みになっているんだが、彼が思うように得点出来ない状況だからね。ドライブするとボガットとグリーンにうまく遮られて、外ではタフなイグダーラにマンツーマンで守られ、思うようにスリーも決められない。ロケッツディフェンスも相変わらず翻弄されているし、これで勝てって言われても無理だろう。スイープされて出直しが濃厚だと思うよ。」

シンキ「それならいっそのこと若手を鍛える場にして欲しいところですね。」

キャット「そうなんだよ。カペラ、KJ、ハレルあたりにチャンスを与えてもらいたい。若手の成長なしに、チームの成長はないよ。ハワードはここまでよくやってくれたから、もうお役ご免でカペラに機会を譲ってやって欲しい。」

シンキ「それでは最後に何かありますか?」

キャット「やはりロッタリー指名権が欲しかったと思う。この指名権でトップ3を引き当てる確率と、ウォリアーズとのシリーズを突破出来る確率のどちらが高いかと言われれば、トップ3指名権の方が高いのは今日のゲームを観ればよく分かるだろう。もう外様構成は限界だから、GMモーレーに引導を渡し、新しい体制で新生ロケッツが観たいものだ。このシリーズがその契機になってくれれば、今年のロッタリー指名権をフイにした価値があるんじゃないかな。」

シンキ「ありがとうございます。次の第3戦は3日後になりますね。カリーは出てくるかどうか分かりませんが、ロケッツは若手を使いつつ、全力で力を出し切って欲しいですよ。それでは今日はお疲れ様でした。次戦も宜しくお願いします。」

ボックススコアー

'16 プレイオフ1回戦 対ウォリアーズ

シンキ「こんにちは。レギュラーシーズン終了もつかの間、今日からプレイオフが開幕しましたね。最終戦に勝ち、8位に滑り込んだロケッツですが、相手は昨季王者のウォリアーズになります。」

キャット「負けて元々だから、思い切ってやって欲しいし、今後のことを考えて、若手に経験を積ませて欲しいよ。」

シンキ「では早速ゲームの方をお願いします。」

キャット「スターターはロケッツがハーデン、ビバリー、ブリューワー、アリーザ、ハワード。ウォリアーズのスタイルに合わせて、ビッカースタッフはディーモーからブリューワーを持ってきたね。ウォリアーズはカリー、トンプソン、バーンズ、グリーン、ボガットのベストメンバー。ちなみにロケッツのアクティブロスターの中に、Tジョーンズの名前がない。もう彼は完全に戦力外確定となったな。オフには制限なしのFAになってチームを去ることが決定的になった訳だ。これもGMモーレーの失敗だろう。」

キャット「序盤は両チームともシュートが入らず、ターンオーバーも多くて、開始2分半は無得点だったよ。その均衡を破ったのは今季もMVPが確実なカリー。素早いリリースからスリーを決めて、まずウォリアーズが先制したよ.(0-3) その後グリーンにもスリーを決められ、ロケッツは堪らずタイムアウト要求。ロケッツはハワードがローポストから加点して、ようやく得点が入るが(4-9)、ウォリアーズはリズムに乗って来て、グリーンのドライブを許したロケッツは7点のビハインドになってしまう(4-11) 中盤になってビバリーのタイトなディフェンスに、カリーがエキサイトしてダブルテクニカルファールを宣告されるが、ウォリアーズのリズムは変わらず、攻守ともに押され気味のロケッツは、単発でビーズリーやハーデンのジャンパーが決まる程度で、相変わらずオフェンシブリバウンドを許すなど、ロケッツのビハインドはみるみる拡がったよ(10-25) 終盤もウォリアーズオフェンスを防げず、結局18点のビハインドで終了となった(15-33)」

シンキ「力の差がモロに出ちゃってる感じですかね?」

キャット「序盤はそれなりにディフェンスが機能していたと思うんだけど、オフェンスのリズムが悪くて、それがディフェンスの低下を招いた感じかな。オフェンシブリバウンドを取られてるし、もう少し何とかしないと、またまたワンサイドで終わってしまうぞ。ここは一息付く第2Qで挽回してもらいたい。」

シンキ「ですね。それでは第2Qもお願いします。」

キャット「序盤ウォリアーズはスペイツが無駄打ちしている間にジョシュが奮闘し、ロケッツはそれなりに点差を詰めて、ウォリアーズは修正のためタイムアウトを要求(23-38) その後もトンプソンが不調なのかシュートが入らず、ロケッツはテリーがジャンパーを決めて13点のビハインドまで追い上げるが(27-40)、ウォリアーズはリビングストン、ボガットが立て続けにブロックを決めて、ディフェンスからリズムを掴んで来た(27-42) ロケッツはビバリーが3ファールでベンチへ下がり、ハワードがボールを手に付かず、ゴールテンディングをしてしまうなど、足を引っ張っていて、ハーデンもタフショットを打たされていて失速していった。中盤を過ぎ、再びエンジンが掛かってウォリアーズは、カリーがスリーを決めて、リードを再び20点にすると、ハーデンのディフェンスをあざ笑うかのようにトンプソンがドライブからイージーレイアップを決め、さらに速攻からカリー、ハーデンからスチールを決めたカリーのパスから速攻で加点するなど、14-3のランを食らったロケッツは、26点のビハインドになってしまったよ(30-56) 終盤にはハーデンが強引なドライブからオフェンシブファールを取られ、4ファールでベンチへ下がってしまうなど、最後までリズムに乗れず、結局27点の大差を付けられて前半は終了したんだ(33-60)」

シンキ「力の差があるのは分かっていましたが、ここまでリードされるとは思いませんでしたよ。さすがにウォリアーズは強いですね。」

キャット「残念だけど、今のロケッツが適う相手じゃなさそうだな。ハーデンはタイトなディフェンスの前にここまで4得点だし、ハワードなんか勝手にやらせておけって感じだもん(苦笑) やはり外様構成の限界だよ。もう若手を存分に使うなりして、来季以降に標準を合わせてもらいたいと思った次第だ。」

シンキ「相性の悪さもありますかね?」

キャット「あるかもしれないな。昨季からほとんどワンサイドで負けてるからね。まあ今のウォリアーズが段違いに強いってのもあるとは思うけど。あのジョーダン率いるブルズと対戦させてみたいよ。かなりの勝負をすると思うぞ。NBAファンの夢だな。」

シンキ「そんなに強いウォリアーズですから、少しでも善戦してくれればいいと思いますよ。若手をもっと使って欲しいですよね。それではとりあえず後半戦もお願いします。」

キャット「後半もロケッツはハワードのフックがエアボールになるなど、一向とリズムに乗れなかったが、ウォリアーズも大量リードもあってか、雑なプレイが目立ち始め、さらに前半に足首を痛めたカリーがベンチへ下がり、ロッカールームへ移動。天敵がいなくなってすっきりしたのか、ハーデンが面白いようにスリーを決めて、それなりにロケッツが追い上げて来たよ(52-71) 中盤過ぎでもロケッツはKJのブロックでトンプソンの加点を防ぎ、オフェンスではハーデンはまたまたスリーを決めて、16点のビハインドまで追い上げたが、終盤はロケッツも雑なプレイが出てしまって、結局22点のビハインドで第3Qが終了となったよ(60-82)」

シンキ「カリーが抜けると、ウォリアーズは別チームになってしまう感じですか?」

キャット「少なくともオフェンスでは別チームだね。カリーの脅威はスリーだけじゃなく、ドライブからパスもさばけ、さらに良いスクリーナーにもなるからな。それでもディフェンスでグリーン、ボガット、バーンズなどがいるウォリアーズ優位は、全く揺るがないと思う。」

シンキ「はい。では後半の続きをお願いします。」

キャット「ロケッツはカペラのカウントプレイに、速攻からKJがドライブで加点に成功し、ロケッツのリズムが良くなったのを確認したカーヘッドコーチはタイムアウトを要求(66-84) タイムアウト後、ウォリアーズはスペイツが面白いように加点に成功して、ロケッツは再び20点以上リードされたんだ(66-88) タイムアウト明けにハーデン、ハワード、アリーザの外様3人衆が出て来たが、ハワードがフラストレーションをぶつけるようなファールをしてから、グリーンがその報復とばかりにディーモーを何気に押し倒すなど、ゲームは荒れ模様となったよ(苦笑) 結局中盤以降も点差はほとんど変わらず、結局26点の大差を付けられてロケッツは敗戦となった。最終スコアーは78-104。」

シンキ「順当負けだと思いますが、何か収穫はありましたかね?」

キャット「KJが良かったよ。バーンズを苦しめていたディフェンスに加え、オフェンスでもシュートはイマイチだったんだが、才能のあるところを見せていた。彼が入るとチームディフェンスが良くなる感じもあるから、次のゲームからブリューワーではなく、彼をスターターで起用して欲しいところだね。あとはカペラもリバウンド頑張っていたし、この二人をスターターで起用し、来季以降へのステップにしたいところだ。」

シンキ「ハワードは控えにしますか。」

キャット「もういいでしょう。相変わらずフラストレーションをくだらないファールで発散してるし、フリースローも入らない。チームにとって足かせになっているハワードを長く使う理由はないよ。生え抜きカペラの将来性は高いものがあるから、せっかくロッタリー指名権をフイにしてまで進出したプレイオフなんだし、たくさん経験を積ませたいと思ってる。」

シンキ「分かりました。第2戦の見通しはどんな感じですかね?」

キャット「足首を痛めたカリーが、第2戦の出場が微妙らしいんだ。なので前半からリズムを掴めば、それなりのゲームは出来ると思うよ。でもウォリアーズはディフェンスでロケッツより優位に立てるからね。勝ち切るまでは難しいと思ってる。」

シンキ「次のゲームはあさってになりますね。残り3戦、それなりのゲームを見せて欲しいと思いますよ。それでは今日はお疲れさまでした。次戦も宜しくお願いします。」

キャット「せめてあと4戦はやって欲しいな(苦笑)」

ボックススコアー

明日からプレイオフ開幕

シンキ「こんにちは。レギュラーシーズンが終了し、明日からプレイオフが開幕しますが、最終戦に勝利して滑り込んだロケッツの、初戦の相手はウォリアーズですね。」

キャット「昨季の1位ウォリアーズ対2位ロケッツで西地区ファイナルを戦ったんだが、今回はロケッツが8位での再戦になったよね。生え抜きを中心に、今季NBA最多勝利を更新するなど、伸びしろタップリのウォリアーズを尻目に、ロケッツは外様中心で、昨季から勝ち星を大きく減らしてる状況。昨季でさえ5回やって1回しか勝てなかったことを考えると、今回は4戦すべて負けて終わる現実味が高いと言わざるを得ないな。」

シンキ「昨季のプレイオフで出場していなかったビバリーとディーモーがいますが、これについてはいかがですかね?」

キャット「それはあると思うが、ウォリアーズもパワーアップしてる。今季は3回対戦して、1回目はマクヘイルの解雇前ということもあってボロ負け、2回目はシーズン半ばにカリー欠場でもホームで勝てず、3回目は善戦までって感じだったな。」

シンキ「とりあえず日程をよろしいですか?」

キャット「オーケー。」

第1戦(アウェイ) 17日(日)4:30
第2戦(アウェイ) 19日(火)11:30
第3戦(ホーム) 22日(金)10:30
第4戦(ホーム) 25日(月)4:30
日時は日本時間

シンキ「ありがとうございます。第5戦以降は出ていないんですか?」

キャット「それはロケッツが1回勝ってからでいいでしょ(笑)」

シンキ「分かりました(笑) ロケッツがシリーズを優位に進める秘策って何かないんですかねー。このままあっさり4戦で終了だと、やっぱりロッタリー指名権の方が良かったってなっちゃいますよね。」

キャット「まだシリーズが始まってないぞ(苦笑) まあ4戦で終わると予想する専門家が大多数だから、負けて元々で当たって砕けろじゃないけど、若手を存分に使うなりして、少しでもウォリアーズから焦りを引き出したいよね。初戦でそれなりのプレイを見せて欲しいと思っている。アウェイ2連敗は覚悟しているから、その後のホーム2連戦を何とか2勝して欲しい。そうなればロケッツにも勢いが出てくるだろうから、このシリーズは面白くなる。リズムに乗った時のロケッツはそれなりに強いことは今季のゲームで分かっているから、リズム次第で、もしかするとこのシリーズもつれ込めるのではないかと淡い期待を持っているんだけど、どうだろう(笑)」

シンキ「笑 とりあえず明日のゲームを楽しみにしましょう。」

キャット「そうだな。楽しみだよね。せっかくロッタリー指名権をフイにしてまでプレイオフに進んだんだから、ある程度やって欲しいと思っているよ。」

シンキ「分かりました。話題を替えてコービーについてですが、60得点を挙げてレイカーズを勝利へ導き、感動のラストゲームを飾りましたよね。」

キャット「ドラマみたいだったな。やっぱりここらへんはハリウッドだなーって思ったよ(笑) 演出も見事で、コービーもその期待に応えるような出来映えだったと思う。相手役がジャズってのも良かった(笑)」

シンキ「笑 ジャズはロケッツが勝利し、プレイオフ進出が絶えてましたからね。」

キャット「コービーは持ってるよなー。レイカーズ一筋20年。その内優勝5回。MVPや得点王など、様々な記録を打ち立て、NBAを去る姿に思わずボクも感動してしまった。晩年はブクブク太って、チームをたらい回しにされたシャックとは対照的だよね。」

シンキ「コービーはもうバスケットしないんですかね?」

キャット「もうNBAを引退しただけで、やらないとは言ってないからな。来季から始まるBリーグは猛プッシュして欲しいところだよ。日本でなら100点取れるでしょ。」

シンキ「100点ですか! さすがにそれは難しいんじゃないですかねー」

キャット「でもラストゲームで60点だぞ。毎ゲーム、俺様コービーやってれば、どこかで100点取れる感じがするのはボクだけかな(笑)」

シンキ「今はどれだけボールを保持しても、文句言われませんもんね。可能性はあるかもしれません。そろそろお時間が迫って来ました。最後に何かありますか?」

キャット「九州地方で地震が続いているが、亡くなられた方達にはご冥福を申し上げたい。合わせて被災された方達にはお見舞いを申し上げたいと思う。正直言ってつらいんだけど、前を向くしかないよね。ロケッツのゲームを観られるだけで本当にありがたい気持ちで一杯だよ。」

シンキ「自然の猛威には太刀打ち出来ません。何でもそうですが、気持ちをしっかり持って行きたいと思っております。それでは明日のゲームを楽しみにしているので、宜しくお願いします。」